JPH0321535B2 - - Google Patents
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- JPH0321535B2 JPH0321535B2 JP1040459A JP4045989A JPH0321535B2 JP H0321535 B2 JPH0321535 B2 JP H0321535B2 JP 1040459 A JP1040459 A JP 1040459A JP 4045989 A JP4045989 A JP 4045989A JP H0321535 B2 JPH0321535 B2 JP H0321535B2
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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- C07C51/42—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/42—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C51/487—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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-
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はd−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸及びl−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸を分割して実質的に
d−2−((6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に富んだ生成物を製造する方法に関する。 d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸は米国特許第3904682号明細書に記載さ
れた公知の抗炎症剤、鎮痛剤及び解熱剤である。
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の製造方法は米国特許第3651106;
3652683;3658858;3658863;3663584;
3904682;3904683;及び3975432号に記載されて
いる。 要約すれば、本発明の方法はd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸及び1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の混合物またはその可溶性塩の混合物をN−R−
D−グルカミンまたはその塩で分割し、実質的に
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に富んだ生成物、すなわち製薬学的に活性
な薬剤を生成させることからなる。ここで、Rは
炭素原子2〜36個、好ましくは2〜18個を有する
アルキル、または炭素原子3〜8個を有するシク
ロアルキルである。公知の化学的合成後に生ずる
如きd及び1−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸のラセミ混合物が本発明の分割
法に対する現在の好適な出発物質である。 本明細書において用いる「アルキル」なる語に
は、炭素原子2〜36個を有する直鎖状及び分枝鎖
状の炭化水素が含まれる。代表的なアルキル基に
はエチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、n−ヘキシル、n−オクチ
ル、n−ドデシル、n−オクタデシル、n−ドコ
サニル、n−ヘキサトリコンタニル等が含まれ
る。 本明細書において用いる「シクロアルキル」な
る語には、炭素原子3〜8個を有する環式脂肪族
炭化水素基が含まれる。代表的なシクロアルキル
基にはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシ
ル、シクロヘプチル及びシクロオクチルが含まれ
る。シクロアルキル基の中で、シクロヘキシルが
好ましい。 本発明の範囲内で好適な分割剤(resolving
agent)はN−n−プロピル−D−グルカミン、
N−n−ブチル−D−グルカミン及びN−n−オ
クチル−D−グルカミンである。 本発明が意図する分割は、分割剤によるd−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の分割剤との塩及び1−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の分割剤との塩の間に
溶解度の明確な差異を有する不活性有機溶媒中に
て、一般に室温もしくは周囲温度及び一般に用い
た溶媒の還流温度までの昇温間で行われる。d−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の分割剤(例えばN−n−プロピル−D−グル
カミン、N−n−ブチル−D−グルカミンまたは
N−n−オクチル−D−グルカミンとの塩は、溶
媒に対する溶解性が1−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の該分割剤との塩より
も明らかに小さくなければならず、従つてその加
熱した溶液を冷却した際、一般に周囲温度または
室温に冷却した際、d−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸のかかる分割剤との塩
が主としてこの溶液から晶出するであろう。適当
な溶媒には、水、C1〜C10の一価アルコール例え
ばメタノール、エタノール、n−プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、
ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−エチル
ヘキサノール、ベンジルアルコール、フルフリル
アルコール等、C2〜C6の二価アルコール例えば
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコ
ール、1,3−プロピレングリコール等、C3〜
C4の三価アルコール例えばグリセリン等、C3〜
C11のケトン例えばアセトン、アセチルアセトン、
エチルメチルケトン、ジエチルケトン、ジ−n−
プロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジイソ
ブチルケトン等が含まれる。他の溶媒にはエチル
グリコール及びジエチレングリコールのモノ−及
びジ(低級)アルキルエーテル、ジメチルスルホ
キシド、スルホラン、ホルムアミド、ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン、ピリジン、
ジオキサン、ジメチルアセタミド等が含まれる。
C1〜C3アルコール例えばメタノール及びイソプ
ロパノール、殊にメタノールが好適な溶媒であ
る。加えた物質の全てを溶解させるために、必要
に応じて、溶媒に十分な水を加えることができ
る。 出発物質〔即ち、d−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸及び1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸またはその
可溶性混合物〕を分割剤の存在下において昇温下
に、一般に約60℃〜約100℃または溶媒の還流温
度範囲に加熱し、溶媒に加えた全ての物質を溶解
させる。必要に応じて、溶媒を、全ての物質が溶
解するまで、昇温下に保持することができる。こ
の溶液を必要な時間昇温下に保持した後、これを
周位温度に徐々に冷却する。冷却工程中に、好ま
しくはd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸の塩及び分割剤〔例えばN−n−プ
ロピル−D−グルカミンによるd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩〕の種
結晶を入れる。生ずる結晶性の沈殿物はd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
分割剤との塩に富んでいる。溶液に対する最終温
度は殊に考慮して選ばれるが、しかし一般に温度
差が高収率の結晶を得るために十分であるように
選ばれる。結晶化しつつある混合物を結晶化が終
了するまで、通常約30分ないし約数時間ほど低温
に保持することができる。生ずる結晶性沈殿物は
別し、そして洗浄する。 この段階で得られる結晶性物質〔即ちd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
分割剤との塩に富んだ物質〕を、過して分離し
そして洗浄した後、水に加え、そして必要に応じ
て加熱して結晶性物質を再溶解させることができ
る。水に可溶性であるN−R−D−グルカミンに
対しては、得られる溶液を例えば硫酸もしくは塩
酸の如き無機酸または酢酸の如き有機酸で酸性に
し、かくして得られる結晶性沈殿物を過によつ
て分離し、洗浄しそして乾燥する。こうして実質
的にd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に富んだ白色結晶性の生成物が得られ
る。また、水に不溶性であるN−R−D−グルカ
ミンに対しては、d−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸のかかる分割剤との塩に
富んだ物質を、強塩基例えば水酸化カリウムまた
は10よりも大きいpKa値を有する他の強塩基で処
理して塩を離脱させ、次いで分割剤を別し、
液を例えば塩酸もしくは硫酸の如き無機酸または
酢酸の如き有機酸で酸性にし、過し、洗浄しそ
して乾燥した後、実質的にd−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ白色結
晶性の生成物を生成させることができる。 d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸を得るためにd−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸の分割剤との塩に富
んだ物質を開裂させる前に、一般に該富んだ塩物
質を更に溶媒物質に再溶解し、溶媒を所望(通常
昇温)の温度に加熱し、生ずる溶液に、d−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
分割剤との塩の種結晶を入れ、生ず溶液を冷却し
て、1回またはそれ以上再結晶を行うことが望ま
しい。更にこの各再結晶ごとに再結晶した物質中
のd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸の分割剤との塩の割合が増加する。本発
明の範囲内でN−n−プロピル−D−グルカミ
ン、N−n−ブチル−D−グルカミン及びN−n
−ヘキシル−D−グルカミンが殊に適当な分割剤
である。その理由は、生ずる結晶性生成物の再溶
解そして酸化の前に1回のみの再結晶段階によ
り、約97〜99%程度の純度を有する生成物、d−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸を得ることができるからである。 しかしながら、ここではN−n−オクチル−D
−グルカミンが好適な分割剤である。その理由
は、N−n−オクチル−D−グルカミンの使用に
より、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸のN−n−オクチル−D−グルカミ
ンとの塩が過によつて容易に回収でき、十分に
高い光学的純度のd−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸が開裂段階前の1回また
はそれ以上の再結晶を要とせずに得ることでき、
そして分割剤を過によつて直接且つ高純度で
(約97〜98%程度)回収することできるからであ
る。加えて、この開裂はアルカリ性または酸化条
件下で行うことできる。アルカリ開裂はN−n−
オクチル−D−グルカミンの沈殿を生じ、一方、
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸はアルカリ媒質の溶液に残る。酸開裂はd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の沈殿を生じ、一方、N−n−オクチル−D
−グルカミンは酸媒質の溶液中に残る。 N−n−オクチル−D−グルカミンは実質的に
水に不溶性であり、かくして水系から高収率で該
グルカミンを回収できる。またRが少なくとも6
個の炭素原子を有するアルキル、例えばRが炭素
原子6〜18個を有するアルキルである本発明の他
の分割剤についても上記と同様である。 1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸またはN−R−D−グルカミン酸(但
し、Rは上に定義した通りである)に富んだ物質
を処理して1−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸を回収することができ、次にこ
のものを公知の方法に従つてラセミ化し、d−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の高含有量を有する物質を生成させことができ
る。例えばダイソン(Dyson)による米国特許第
3686183号参照。この物質は単独で或いは他のd,
1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸と組合せて循環させ、本発明の分割法に対
する追加の出発物質にすることができる。 本発明に従つて用いる分割剤の量〔分割される
d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に対するモル基準〕は約50%乃至100
%間の範囲である。しかしながら、d−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸による
そのより不溶性な塩を生成させるために約50%
〔分割されるd,1−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸に対するモル基準〕のみの
分割剤が必要である場合、分割剤の残りは(一般
に約40〜50モル%までの程度)必要に応じて、例
えばアルカリ金属水酸化物例えば水酸化ナトリウ
ムもしくは水酸化ナトリウムの如き無機塩基、ま
たはトリエチルアミン、トリエタノールアミン、
トリブチルアミン等の如き有機第三級アミンを含
めてより安価な塩基に置き替えることができる。 d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸及び1−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸の単離により生ずる水性母液
は、例えば酸性化段階で用いた酸による分割剤の
塩を含有している。かかる母液を無機塩基で処理
し、N−R−D−グルカミンによる対応する不溶
性塩を生成させることができ、例えば水酸化カル
シウムの懸濁液で処理して対応するカルシウム塩
を沈殿させ、このものを別することができる。
液を昇温下にて真空下で濃縮乾固させ、まず全
ての塩、例えば濃縮工程の初期段階中に生ずるカ
ルシウム塩を除去する。残渣を溶媒の還流温度ま
たは昇温下で適当な溶媒に溶解し、次に室温に冷
却し、そうして結晶性沈殿物として分割剤が得ら
れ、このものを単独でまたは新たな物質と組合せ
て本発明の分割法に再使用することができる。ま
た、分割剤をアニオン交換樹脂の使用によつて回
収し、そして再使用に再循環させることができ
る。 また、「d−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸及び1−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸の混合物」なる語に
はそれらの塩を含むものとし、この塩は本発明の
分割法に用いる溶媒に可溶性である。かかる塩に
は例えば対応するナトリウム塩、カリウム塩、リ
チウム塩等が含まれる。かかる塩はd及び1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の混合物の溶液に塩基例えば水酸化ナトリウムま
たは水酸化カリウムの如きアルカリ金属水酸化物
の添加によつて製造することができる。生ずるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸及び1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸塩の混合物は、N−R−D−グルカ
ミンと反応してd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸の塩を生じるような分割剤
の使用により、本発明に従つて分割することがで
きる。適当なグルカミン塩には例えば塩酸塩及び
酢酸塩が含まれる。他の塩にはプロピオン酸塩、
酪酸塩、イソ酪酸塩、硫酸塩、硝酸塩等が含まれ
る。従つて「N−R−D−グルカミン」(但し、
Rは上に定義した通りである)なる語にはその塩
を含むものとし、このものはd及び1−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の混合
物の適当な塩と共に用いた場合、意図する分割を
与える。 d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸のN−R−D−グルカミン塩は抗炎症
剤、鎮痛及び/または解熱剤、血小板凝固阻止
剤、繊維素溶解剤として、並びに平滑筋弛緩剤と
して有用である。また上記の塩は月経困難症の処
置にも有用であ、そして閉経期後の症状を軽減す
る際の薬剤である。 従つて、かかる塩は炎症例えば骨格筋、骨格関
節及び他の組織の炎症々状の如き炎症の処置及び
除去、例えばリウマチ、振盪症(concussion)、
裂傷、関節炎、骨折、外傷後の症状及び痛風の処
置に有用である。上記の症状に炎症を伴なう痛み
及び発熱があ場合には、かかる塩はこれらの症状
並びに炎症の軽減に有用である。 適当な製薬学的組成物として上記塩の投与は、
炎症、痛みまたは発熱の処置に対する薬剤投与の
許容される方法によつて行うことができる。かく
してこの投与は例えば錠剤、坐薬、丸剤、カプセ
ル剤、粉剤、溶液、懸濁剤、クリーム、ローシヨ
ン、軟膏等の如き固体、半固体または液体の投与
形態、好ましくは正確な投薬量の1回の投与に適
する単位投与形態で経口的、非経腸的(例えば注
射による如く)または局部的であることができ
る。かかる製薬学的組成物には普通の製薬学的担
体物質または賦形剤及びd−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸によるN−R−D
−グルカミンの塩が含まれ、そして加えて、他の
医学的薬剤、製剤、担体物質、補助剤等を含ませ
ることができる。 好適な投与方法は有利な1日当りの投薬量を用
いる経口投与であり、この投薬量は苦痛の程度に
従つて調節することができる。一般に上記の塩2
mg〜20mg/Kg体重の1日当りの投薬量を用いる。
かかる経口投与に対しては、製薬学的に許容し得
る無毒性の組成物は通常用いられる賦形剤例えば
製薬学的等級のマンニトール、ラクトース、殿
粉、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウムサツ
カリン、タルク、セルロース、グルコース、サツ
カロース、炭酸マグネシウム等を配合してつくら
れる。かかる組成物は溶液、懸濁剤、錠剤、丸
剤、カプセル剤、粉剤、徐放性調製物等の形態で
ある。 担体物質として例えばポリプロピレングリコー
ルの如きポリアルキレングリコールを用いて坐薬
を製造することができる。液体の製薬学的に投与
可能な組成物は例えば上記の塩及び担体物質例え
ば水、塩水、水性デキストロース、グリセリン、
エタノール等中の任意の製薬学的補助剤を溶解、
分散等に付し、こうして溶液または懸濁液を生成
させて製造することができる。必要に応じてまた
投与する製薬学的組成物には少量の無毒性の補助
性質例えば湿潤剤または乳化剤、PH緩衝剤例えば
酢酸ナトリウム、ソルビタンモノラウレート、ト
リエタノールアミンオレエート等を含ませること
ができる。 かかる投与形態を製造する実際の方法は公知で
あるか、或いは当業者にとつては明かであろう;
例えばレミングトン(Remingron)著、Phar−
maceutical Sciences,Mack Publishing
Company,Easton,Pennsylvannia、第14版、
1970、参照。投与すべき組成物はいずれにしても
上記方法に従つて処理する特定の症状の軽減に際
して製薬学的に有効量の1種もしくはそれ以上の
上記塩を含むものである。 また上記の塩は子宮平滑筋弛緩剤であり、医学
的見知から母体及び/または胎児に対して妊娠の
終末が有利またはより有利であるとみなされるま
で、母体及び/または胎児のために妊娠した哺乳
動物の妊娠を維持する際の薬剤として有用であ
る。しかしながらある場合には、例えば分娩がす
でに始つた場合(即ち母体が子宮収縮を感知した
場合、特に満期に近い場合)には、上記塩の投与
は不定期間で妊娠状態を維持し得ないことを理解
すべきである。むしろかかる場合には、妊娠はた
ぶんやや長びき、この要因は母体及び/または胎
児のいずれにも有利であり得る。 また上記の塩は分娩の開始期を遅らせるか、ま
たは延期させる際の薬剤としても有用である。本
明細書において用いる「分娩の開始期を遅らせ
る」なる節は、子宮収縮が始まる前のいずれかの
時点で上記塩の1種の投与に起因する分娩遅延を
含むものとする。かくして上記の節は妊娠初期
(即ち胎児が「生育」する前)の流産防止並びに
早期分娩を遅らせることを含むものであり、この
語は時には、胎児が「生育」しているものとみな
される妊娠後に経験する早期分娩について用いら
れる。いずれの場合にも、薬剤を予防剤として投
与し、かかる投与は分娩の開始を防止する傾向が
ある。この投与は特発性流産、堕胎または早期分
娩(即ち満期前の分娩)の経験をもつ婦人を処理
する際に有用である。またかかる投与は、妊娠が
母体及び/または胎児にとつて有利であるとみな
される時期よりも前に終了する臨床的前兆がある
場合にも有用である。 本明細書において用いる「分娩を延期する」な
る節は、子宮筋収縮が始つた後に上記塩の1種の
投与に起因する分娩遅延を包含するものとする。
収縮が始つた場合、妊娠期間内での時期、収縮の
はげしさ及びいかに長期間収縮が起こるかを含め
て、患者の症状は達成される結果に影響を及ぼす
であろう。例えばこの効果は収縮の強さ及び/ま
たは持続期間が減じられる(分娩の行為が「延
長」されるか、または完全に収縮を止めることが
できる。いずれの場合においても、効果は妊娠期
間を延長することであるが、上記の如く、患者の
症状に応じて、効果は僅かであるが、或いは適当
な状況下ではいくぶん大きい。かかる投与によ
り、特発性流産を防止すること、母体に対してよ
り容易に及び/または痛みを少なくして分娩を起
こさせるか、またはより適当な時期及び/または
場所で分娩を起こさせることができる。 動物に対しては、出産が極めて容易に取扱うこ
とができる場合には、ある時期またはほぼ同一時
期に起こさせるか、或いは所望の時期及び/また
は場所で起こさせるために、妊娠した動物の群か
ら分娩を同時に行わせるのに上記の処置を利用す
ることができる。 全ての場合に、投与は、母体及び胎児に対して
最も有利になるように、最良及び/または受容さ
れた医学(または獣医学)診療と一致すべきであ
る。例えば投与は満期後に、胎児が子宮内で死亡
するほど長く連続すべきではない。 本発明の実施に際しては、上記塩または該塩を
含んでなる製薬学的組成物の1種の治療上有効量
を当該分野においては普通の且つ受容される公知
の方法を介して妊娠した動物に投与する。この塩
は単独でまたは上に定義した如き他の化合物の1
種もしくはそれ以上或いは他の薬剤、担体物質、
補助剤等との配合物として投与することできる。
かかる1種もしくはそれ以上の塩または組成物
を、抗炎症剤等の活性物質として上記の如き投与
形態において経口的または非経口的に(経口、腟
もしくは子宮用錠剤または坐薬等を含めて)投与
することができる。投与は1日当り1回或いは1
日を通して定時的に3もしくは4回までの少量投
薬量であることができる。勿論、投与する塩の実
際の量はこの特定の用途に対する相対活性度に依
存する。 以下の記述は当業者にとつて本発明を更に明確
に理解しそして実施可能にするために示したもの
である。この記述は本発明の範囲を限定するもの
とみなすべきではなく、単なる説明及び代表例で
ある。 製造 1 メタノール140ml及び水30ml中のD−グルコー
ス18g、水中の70%エチルアミン20ml並びにラネ
ーニツケル1gを60℃にて2時間160psiで水素に
より処理した。この溶液を過して触媒を除去
し、溶媒を低圧下で濃縮し、沈殿物をメタノール
50mlに溶解し、得られた溶液を過し、冷却し、
沈殿物としてN−エチル−D−グルカミン〔融点
132〜134℃;〔α〕D−15.4゜(水)〕15.5gを得た。 製造 2 メタノール140ml及び水40mlの中のD−グルコ
ース18g、n−プロピルアミン20ml並びにラネー
ニツケル1gを60℃にて2時間160psiで水素によ
り処理した。水40mlを加えて沈殿物を溶解させ、
この溶液を過して触媒を除去し、溶媒を低圧下
で濃縮し、残渣をメタノール100mlに溶解し、生
じた溶液を冷却し、沈殿物としてN−n−プロピ
ル−D−グルカミン〔融点141〜143℃;〔α〕D−
15.2゜(水)〕14.6gを得た。 製造 3 D−グルコース9gをイソプロピルアミン9g
と2時間混合し、エタノール5mlを加え、この混
合物を一夜撹拌した。過剰量のイソプロピルアミ
ン及びエタノールを低圧下で除去し、残渣をメタ
ノール180mlに溶解し、木炭に担持させた5%パ
ラジウム1g及び水素(176psi)にて50℃で一夜
処理した。メタノール溶液を過して触媒を除去
し、低圧下で濃縮し、得られた残渣をエタノール
から再結晶させ、N−イソプロピル−D−グルカ
ミン〔融点134〜136℃;〔α〕D−13.15゜(水)〕5.7
gを得た。 製造 4 D−グルコース18gをn−ブチルアミン21.9g
及びメタノール180mlと共に1時間還流下で混合
し、過剰量のn−ブチルアミン及びメタノールを
低圧下で除去し、残渣をメタノール180mlに溶解
し、木炭に担持させた5%パラジウム1.5g及び
水素(180psi)により60℃で一夜処理した。この
溶液を過して触媒を除去し、低圧下で濃縮し、
得られた残渣をエタノールから再結晶させ、N−
n−ブチル−D−グルカミン〔融点129〜131℃;
〔α〕D−14.30゜(水)〕13.3gを得た。 製造 5 メタノール140ml及び水40ml中のD−グルコー
ス18g、イソブチルアミン22g並びにラネーニツ
ケル1gを60℃で2時間160psiで水素により処理
した。この溶液を過して触媒を除去し、−10℃
で一夜貯蔵し、沈殿物が得られ、このものを過
によつて回収した。N−イソブチル−D−グルカ
ミン〔融点138〜143℃;〔α〕D−18.8゜(ジメチルス
ルホキシド)〕6.6gが得られた。 製造 6 メタノール140ml及び水40ml中のD−グルコー
ス18g、シクロヘキシルアミン9.9g並びにラネ
ーニツケル1gを60℃にて2時間160psiで水素に
より処理した。この溶液を過して触媒を除去
し、−10℃で一夜貯蔵し、沈殿物が得られ、この
ものを過によつて回収した。N−シクロヘキシ
ル−D−グルカミン〔融点144〜146℃;〔α〕D−
20.4゜(ジメチルスルホキシド)〕2.35gが得られ
た。 製造 7 メタノール140ml及び水40ml中のD−グルコー
ス18g、n−オクチルアミン−25ml並びにラネー
ニツケル1gを60℃にて3時間160psiで水素によ
り処理した。この反応混合物をジクロロメタン
300mlでスラリにし、生じた沈殿物のほとんどを
溶解させ、過して触媒を除去し、低圧下で濃縮
し、N−n−オクチル−D−グルカミン〔融点
120〜122℃;〔α〕D−16.6゜(ジメチルスルホキシ
ド)〕9.2gを得た。 製造 8 メタノール140ml及び水40ml中のD−グルコー
ス18g、n−ドデシルアミン18.5g並びにラネー
ニツケル1gを60℃にて2時間160psiで水素によ
り処理した。この溶液を過して触媒を除去し、
−10℃で一夜貯蔵した。生じた沈殿物(20.35g)
を過して回収した。メタノール200ml中の上記
沈殿物10g及びラネーニツケル1gを60℃にて
180psiの水素で一夜処理した。次に水素による還
元を180psi及び105℃で更に3.5時間続けた。反応
混合物を加熱して生じた沈殿物を溶解させ、過
して触媒を除去した。この反応混合物を室温に冷
却し、この温度に2時間保持し、過し、N−n
−ドデシル−D−グルカミン〔融点122〜125℃;
〔α〕D−14.0゜(ジメチルスルホキシド)〕4.59gを
得た。 製造 9 グルコース18.0g及びn−オクタデシルアミン
27.0gをメタノール500ml中でほぼ60時間撹拌し
た。生じた沈殿物を捕集し、メタノール約250ml
で洗浄し、次に真空下にて(わずかに窒素を流し
ながら)約53℃で乾燥し、こうして捕集した物質
39.5gを得た。このもの20gをイソプロパノール
200ml中で炭素に担持させた5%パラジウム0.5g
と混合し、50℃にて水素(300psi)で一夜処理し
た。生じた沈殿を、溶媒を加熱することにより溶
解させた。反応混合物をセライトを通して過
し、触媒を除去し、そして冷却し、N−n−オク
タデシル−D−グルカミン(融点124〜126℃)
1.5gを得た。このもの0.4gを加熱イソプロパノ
ール20mlに溶解し、過しそして冷却し、精製さ
れたN−n−オクタデシル−D−グルカミン〔融
点123〜126℃;〔α〕D−10.6゜(ピリジン)〕0.36g
を得た。 製造 10 グルコース18.0g及びn−ヘキシルアミン10.1
gをメタノール145ml中にて室温でほぼ60時間撹
拌した。この反応混合物を木炭に担持させた5%
パラジウム1.0gと混合し、45〜50℃にて
(100psi)で一夜処理した。生じた沈殿物を捕集
し、メタノール200mlに再溶解し、セライトを通
して過し、触媒を除去し、そして冷却し、沈殿
物としてN−n−ヘキシル−D−グルカミン〔融
点125〜126℃;〔α〕D−18.6゜(ジメチルスルホキシ
ド)〕15.03gを得た。 実施例 1 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール35ml中の
トリエチルアミン1.01g(0.5当量)と共にほぼ
溶媒の還流温度に加熱してd,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−エチル−D−グルカミン2.09g(0.5当
量)を加え、この溶液を室温(即ち約20〜23℃)
に冷却し、N−エチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質(融点153〜161℃)4.42g
を得た。後者の試料を約80℃に加熱した水約25ml
に溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理し、
この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿
し、このものを過によつて回収した(〔α〕D+
27.7゜(クロロホルム)〕。 N−エチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−プロピオン酸の塩に富んだ
物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温度で、イソプロ
パノール19.5ml及び水1.5mlに溶解した。この溶
液を室温に冷却し、再結晶された塩(融点167〜
169℃)0.65gを得た。この物質を前記節に示し
た如く塩化水素酸で処理し、d−2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質
〔〔α〕D+56.0゜(クロロホルム)〕を更に得た。 実施例 2 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール30ml及び
水1.5ml中にトリエチルアミン1.01g(0.5当量)
と共に溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を溶解させた。N−エチル−D−グルカミン2.09
gを加え、この溶液を室温に冷却し、N−エチル
−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質
(融点149〜156℃)4.32gを得た。後者の試料を
約80℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸性になる
まで塩化水素酸で処理し、この時点でd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に
富んだ物質が溶液から沈殿し、このものを過に
よつて回収した(〔α〕D+35.9゜)。 N−エチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温度
で、5%イソプロパノール20ml及び水1.0mlに溶
解し、この溶液を室温に冷却し、最初に結晶した
物質(融点167〜168℃)0.70gを得た。後者の試
料を上記節に述べた如くして塩化水素酸で処理
し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に富んだ物質(〔α〕D+55.4゜)を更に
得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
エチル−D−グルカミンによるd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富ん
だ物質〕0.50gを溶媒のほぼ還流温度で、5%水
性イソプロパノール10ml及び0.5mlに溶解した。
この溶液を室温に冷却し、第2の再結晶物質(融
点169〜170℃)0.43gを得た。後者の試料を本実
施例の第1節に述べた如く塩化水素酸で処理し、
更にd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸(〔α〕D+62.0゜)に富んだ物質を得た。 上記節による第2の再結晶した物質〔即ちN−
エチル−D−グルカミンによるd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に更に
富んだ物質〕0.33gを、溶媒のほぼ還流温度で、
5%水性イソプロパノール12ml及び水1.0mlに溶
解した。この溶液を室温に冷却し、第3の再結晶
した物質0.27gを得た。このものを本実施例の第
1節に述べた如く塩化水素酸で処理し、実質的に
純粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(〔α〕D+67.1゜)を得た。 実施例 3 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gを変性エタノール23ml中のト
リエチルアミン0.5gと共に、溶媒のほぼ還流温
度に加熱し、d,1−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸を溶解させた。N−エチ
ル−D−グルカミン1.05gを加え、この溶液に少
量のd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸の塩の種結晶を加え、次に室温に冷却
し、N−エチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質(融点157〜160℃)1.95gを得
た。後者の試料を約80℃に加熱した水約25mlに溶
解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理し、この
時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、こ
のものを過によつて回収した(〔α〕D+38.1゜)。 N−エチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質1.0gを、溶媒のほぼ還流温度で、
変性エタノール15mlに溶解した。この溶液を徐々
に冷却し、N−エチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩の少量の種結晶を入れ、次いで更に室温
に冷却し、過によつて回収した後、N−エチル
−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質
(融点167〜168℃)0.65gを得た。後者の試料を
約80℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸性になる
まで塩化水素酸で処理し、この時点でd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に
富んだ物質が溶液から沈殿し、このものを過に
よつて回収した(〔α〕D+61.6゜)。 実施例 4 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール35ml中の
トリエチルアミン1.01g(0.5当量)と共に溶媒
のほぼ還流温度に加熱してd,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−n−プロピル−D−グルカミン2.23g
(0.5当量)を加え、この溶液を室温に冷却し、N
−n−プロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質(融点173〜175℃)4.68gを得
た。後者の試料を約80℃に加熱した水約25mlに溶
解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理し、この
時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、こ
のものを過によつて回収した(〔α〕D+46.4゜)。 N−n−プロピル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、イソプロパノール19.5ml及び水2.5mlに溶
解した。この溶液を室温に冷却して再結晶した塩
(融点180〜181℃)0.82gを得た。この物質を前
記の節に述べた如く塩化水素酸で処理し、実質的
に純粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(〔α〕D+68.0゜)を得た。 実施例 5 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール35ml中の
トリエチルアミン1.01g(0.5当量)と共に溶媒
のほぼ還流温度に加熱してd,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−イソプロピル−D−グルカミン2.23g
(0.5当量)を加え、この溶液を室温に冷却し、N
−イソプロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質4.43gを得た。後者の試料を約80
℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸性になるまで
塩化水素酸で処理し、この時点でd−2−(6−
メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ
物質が溶液から沈殿し、このものを過して回収
した(〔α〕D+28.8゜)。 N−イソプロピル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、5%水性イソプロパノール21mlに溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、再結晶した塩0.85
gを得た。このものを上記節に述べた如く塩化水
素酸で処理し、更にd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質を得た
(〔α〕D+42.7゜)。 実施例 6 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール30ml及び
水1.5ml中のトリエチルアミン1.01g(0.5当量)
と共に、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸を溶解させた。N−イソプロピル−D−グルカ
ミン2.23gを加え、この溶液を室温に冷却し、N
−イソプロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質(融点146〜148゜)4.38gを得た。
後者の試料を約80℃に加熱した水約25mlに溶解
し、酸性になるまで塩化水素酸で処理し、この時
点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、この
ものを過して回収した(〔α〕D+26.9゜)。 N−イソプロピル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、5%水性イソプロパノール20mlに溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、最初の再結晶され
た物質(融点151〜152℃)0.76gを得た。後者の
試料を上記節に述べた如く塩化水素酸で処理し、
更にd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸(〔α〕D+53.2゜)に富んだ物質を得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
イソプロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質〕0.50gを、溶媒のほぼ還流温度
で、5%水性イソプロパノール10mlに溶解した。
この溶液を室温に冷却し、第2の再結晶した物質
(融点153〜154℃)0.43gを得た。後者の試料を
本実施例の第一節に述べた如く塩化水素酸で処理
し、更にd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸に富んだ物質(〔α〕D+53.2゜)を得
た。 上記節による第二の再結晶した物質〔即ちN−
イソプロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に更に富んだ物質〕0.32gを、溶媒のほぼ還流
温度で、5%水性イソプロパノール10mlに溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、第三の再結晶物質
(融点153〜154℃)0.29gを得た。このものを本
実施例の第一節に述べた如く塩化水素酸で処理
し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に更に富んだ物質(〔α〕D+57.9゜)を
得た。 実施例 7 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gを、溶媒のほぼ還流温度に、
エタノール18ml中のトリエチルアミン1.01g
(0.5当量)と共に加熱し、d,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−n−ブチル−D−グルカミン2.37g及び
追加のエタノール18mlを加え、この溶液を室温に
冷却し、N−n−ブチル−D−グルカミンによる
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の塩に富んだ物質(融点155〜156℃)4.28
gを得た。このもの1.0gを約80℃に加熱した水
約25mlに溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処
理し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から
沈殿し、このものを過によつて回収した(〔α〕
D+27.4゜)。 N−n−ブチル−D−グルカミンによるd−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の塩に富んだ物質3.0gを、触媒のほぼ還流温度
で、エタノール48ml及び水1mlに溶解した。この
溶液を室温に冷却し、再結晶した塩(融点157.5
〜158℃)2.64gを得た。このもの1.0gを上記の
節に述べた如く塩化水素酸で処理し、実質的に純
粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸(〔α〕D+65.8゜)を得た。 実施例 8 水酸化カリウム0.28gをメタノール18mlに溶解
し、d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30g及びN−n−ブチル−D−グ
ルカミン1.18gを加え、このメタノール性溶液を
触媒のほぼ還流温度に加熱してd,1−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解
させた。この溶液を徐々に冷却し、N−n−ブチ
ル−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩の少量の種
結晶を加え、過及び洗浄によつて回収した後、
N−n−ブチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質1.18gを得た。このものを約80℃
に加熱した水15mlに溶解し、酸性になるまで塩化
水素酸で処理し、この時点でd−2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質
0.56gが溶液から沈殿し、このものを過によつ
て回収した(〔α〕D+56.8゜)。 実施例 9 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30g及びトリエチルアミン0.50g
(0.5当量)をアセトン25mlに溶解した。N−n−
ブチル−D−グルカミン1.19gを更にアセトン25
ml中で50℃に加熱した。0.5mlずつで水3.5mlを加
え、N−n−ブチル−D−グルカミンを溶解させ
た。N−n−ブチル−D−グルカミンの溶液を
d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸の溶液に撹拌しながら50℃で加え、次
に室温に冷却してN−n−ブチル−D−グルカミ
ンによるd−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸の塩に富んだ物質(融点157〜158℃)
1.83gを得た。後者の試料を約80℃に加熱した水
約25mlに溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処
理し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から
沈殿し、このものを過によつて回収した(〔α〕
D+6.11゜)。 実施例 10 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール40ml及び
水20ml中のトリエチルアミン1.01g(0.5当量)
と共に、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸を溶解させた。N−イソブチル−D−グルカミ
ン2.37gを加え、この溶液を室温に冷却し、N−
イソブチル−D−グルカミンによるd−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に
富んだ物質(融点150〜152℃)4.53gを得た。後
者の試料を約80℃に冷却した水約25mlに溶解し、
酸性になるまで塩化水素酸で処理し、この時点で
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、このもの
を過によつて回収した(〔α〕D+30.2゜)。 N−イソブチル−D−グルカミンによるd−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温度
で5%水性イソプロパノール20mlに溶解した。こ
の溶液を室温に冷却し、最初に再結晶した物質
(融点154〜156℃)0.85gを得た。後者の試料を
上記節に述べた如く、塩化水素酸で処理し、d−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸に更に富んだ物質(〔α〕D+40.3゜)を得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
イソブチル−D−グルカミンによるd−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に
富んだ物質〕0.80gを溶媒のほぼ還流温度で5%
水性イソプロパノール16mlに溶解した。この溶液
を室温に冷却し、第二の再結晶した物質(融点
156〜157℃)0.77gを得た。後者の試料を本実施
例の第一節に述べた如く塩化水素酸で処理し、d
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸(〔α〕D+47.9゜)に更に富んだ物質を得た。 上記節による第二の再結晶した物質〔即ちN−
イソブチル−D−グルカミンによるd−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に
更に富んだ物質〕0.67gを、溶媒のほぼ還流温度
で、5%水性イソプロパノール16ml及び水1.0ml
に溶解した。この溶液を室温に冷却し、第三の再
結晶した物質(融点157〜158℃)0.39gを得た。
このものを本実施例の第一節に述べた如くして塩
化水素酸で処理し、d−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸(〔α〕D+54.3゜)に更
に富んだ物質を得た。 実施例 11 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.60gをイソプロパノール15ml及び
水0.5ml中のトリエチルアミン0.50g(0.5当量)
と共に溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を溶解させた。この加熱した溶液にN−シクロヘ
キシル−D−グルカミン1.32g(0.5当量)を加
えた際に、直ちに沈殿を生じた。イソプロパノー
ル15ml及び水1.5mlを更に加え、この混合物を溶
媒のほぼ還流温度に加熱して沈殿物を溶解させ
た。この溶液を室温に冷却し、N−シクロヘキシ
ル−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物
質(融点157〜158℃)2.24gを得た。後者の試料
を約80℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸性にな
るまで塩化水素酸で処理し、この時点でd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に
富んだ物質が溶液から沈殿し、このものを過に
よつて回収した(〔α〕D+38.7゜)。 N−シクロヘキシル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質1.00gをほぼ還流温度で5
%水性イソプロパノール20mlに溶解した。この溶
液を室温に冷却し、最初に再結晶した物質(融点
156〜160℃)0.97gを得た。後者の試料を上記節
に述べた如くして塩化水素酸で処理し、d−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
(〔α〕D+51.7゜)に更に富んだ物質を得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
シクロヘキシル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質〕0.20gを5%水性イソプロパノ
ール4mlに溶媒のほぼ還流温度で溶解した。この
溶液を室温に冷却し、第二の再結晶した物質(融
点160〜161℃)0.18gを得た。後者の試料を本実
施例の最初の節に述べた如くして塩化水素酸で処
理し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(〔α〕D+60.3゜)に更に富んだ物質
を得た。 上記節による第二の再結晶した物質〔即ちN−
シクロヘキサン−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に更に富んだ物質〕0.15gを5%水性イソプロ
パノール5mlに溶媒のほぼ還流温度で溶解した。
この溶液を室温に冷却し、第三の再結晶した物質
(融点161〜162℃)0.13gを得た。このものを本
実施例の第一節に述べた如くして塩化水素酸で処
理し、実質的に純粋なd−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸(〔α〕D+65.5゜)を
得た。 実施例 12 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール30ml及び
水1.5ml中のトリエチルアミン1.01g(0.5当量)
と共に溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を溶解した。N−n−オソチル−D−グルカミン
2.93g(0.5当量)を加え、この溶液を室温に冷
却し、N−n−オクチル−D−グルカミンによる
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の塩に富んだ物質(融点139〜140℃)4.42
gを得た。後者の試料を約80℃に加熱した水約25
mlに溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理
し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈
殿し、このものを過によつて回収した(〔α〕D
+54.8゜)。 N−n−オクチル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、イソプロパノール9.5ml及び水0.5mlに溶解
した。この溶液を室温に冷却し、再結晶した塩
(融点140〜141℃)0.85gを得た。この物質を最
初の節に述べた如くして塩化水素酸で処理し、実
質的に純粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸(〔α〕D+65.8゜)を得た。 実施例 13 実施例12の第一節によるN−n−オクチル−D
−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質0.10
g及び水25ml中の水酸化カリウム0.3gを室温で
1時間撹拌した。沈殿物を過によつて分離し
た。液を酸性になるまで塩化水素酸で処理し、
この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿
し、このものを過によつて回収した(〔α〕D+
55.3゜)。 実施例 14 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gをエチレングリコール30ml中
のトリエチルアミン0.50g(0.5当量)と共に90
℃に加熱し、d,1−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸を溶解させた。N−n−
オクチル−D−グルカミン1.47gを加え、この溶
液を40℃に冷却し、N−n−オクチル−D−グル
カミンによるd−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸の塩の種結晶を入れた。この
反応混合物を室温で一夜撹拌し、N−n−オクチ
ル−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩(融点115
〜122℃)に富んだ物質1.47gが得られた。後者
の試料を約80℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸
性になるまで塩化水素酸で処理し、この時点でd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、このものを
過によつて回収した(〔α〕D+65.5゜)。 実施例 15 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gをイソプロパノール15ml及び
水0.75ml中のトリエチルアミン0.50g(0.5当量)
と共に、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸を溶解させた。N−n−ドデシル−D−グルカ
ミン1.75g(0.5当量)を加え、この溶液を室温
に冷却し、N−n−ドデシル−D−グルカミンに
よるd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸の塩に富んだ物質(融点133〜135℃)
2.50gを得た。後者の試料を水酸化カリウム300
mgの存在下において室温で水約25mlに懸濁させ、
60分間室温に保持した。沈殿物を過によつて除
去した。液を酸性になるまで塩化水素酸で処理
し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈
殿し、このものを過によつて回収した(〔α〕D
+56.1゜)。 N−n−ドデシル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、5%水性イソプロパノール20mlに溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、最初の再結晶した
物質0.88g(融点135〜137℃)を得た。後者の試
料を前記の節に述べた如く水酸化カリウムで、次
に塩化水素酸で処理し、d−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質
(〔α〕D+58.9゜を得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
n−ドデシル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質〕0.62gを溶媒のほぼ還流温度で
5%水性イソプロパノール15mlに溶解した。この
溶液を室温に冷却し、第二の再結晶した物質(融
点135〜137℃)0.59gを得た。 上記節による第二の再結晶した物質〔即ちN−
n−ドデシル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に更に富んだ物質〕0.51gを溶媒のほぼ還流温
度で5%水性イソプロパノール10mlに溶解した。 この溶液を室温に冷却し、第三の再結晶した物質
(融点135〜137℃)0.43gを得た。このものを本
実施例の第一節に述べた如くして水酸化カリウム
で、次に塩化水素酸で処理し、d−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を更に富ん
だ物質(〔α〕D+67.6゜)を得た。 実施例 16 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸1.15gをイソプロパノール10ml中の
トリエチルアミン0.25g(0.5当量)と共に溶媒
のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−n−オクタデシル−D−グルカミン1.09
g(0.5当量)を加え、この溶液を熱時過して
やや濁つたものを除去し、いくぶん冷却し、次に
N−n−オクタデシル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩の少量の種結晶を入れ、室温に冷却し、
N−n−オクタデシル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質(融点123〜127℃)1.55g
を得た。後者の試料を水酸化カリウム300mgの存
在下において室温で水約25mlに懸濁させ、この温
度に60分間保持した。沈殿物を過によつて除去
した。液を酸性になるまで塩化水素酸で処理
し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸が溶液から沈殿し、このも
のを過によつて回収した(〔α〕D+57.9゜)。 N−n−オクタデシル−D−グルカミンによる
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の塩に富んだ物質1.0gをイソプロパノー
ル10ml中で溶媒のほぼ還流温度にて撹拌した。こ
の溶液を2時間にわたつて室温に冷却し、最初の
再結晶物質(融点128〜130℃)0.95gを得た。後
者の試料を上記節に述べた如くして水酸化カリウ
ムで、次に塩化水素酸で処理し、d−2−(6−
メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ
物質(〔α〕D+68.1゜)を得た。 実施例 17 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸のナトリウム塩100mgを5%水性イ
ソプロパノール2ml中のN−n−ブチル−D−グ
ルカミンの塩酸塩100mgと共に溶媒のほぼ還流温
度に加熱した。この反応混合物を徐々に冷却し、
少量のN−n−ブチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩の種結晶を入れ、次いで更に室温に冷却
し、過して回収しそして洗浄した後、N−n−
ブチル−D−グルカミンによるd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富ん
だ物質(融点143〜145℃)1.10gを得た。後者の
試料を水に溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で
処理し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液か
ら沈殿し、このものを過によつて回収した
(〔α〕D+54.9゜)。 実施例 18 メタノール中の種々なN−R−D−グルカミン
によるd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸及び1−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸のジアステレオマー塩の
室温及び還流温度での次の表に示した: 【表】 ル
n〓オクチル 1.8 21.1 21.7
n〓ドデシル 0.32 8.7
実施例 19 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gをイソプロパノール40ml及び
水1.0mlのトリエチルアミン0.45g(0.45当量)と
共に約80℃に加熱し、d,1−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させた。
N−n−ヘキシル−D−グルカミン1.46g(0.55
当量)を加え、この溶液を室温に冷却し、N−n
−ヘキシル−D−グルカミンによるd−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に
富んだ物質(融点130〜132℃)2.48gを得た。後
者の試料を室温で水約25mlに懸濁させ、塩化水素
酸で酸性にし、室温で約60分間撹拌した。生じた
沈殿物、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸に富んだ物質を過によつて回収し
た(〔α〕D+37.2゜)。 N−n−ヘキシル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを5%水性イソプロパ
ノール10ml中に溶媒のほぼ還流温度で溶解した。
この溶液を室温に冷却し、最初に再結晶した塩
(融点130〜131℃)0.75gを得た。この物質を上
記節に述べた如く塩化水素酸で処理し、実質的に
純粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(〔α〕D+66.2゜)を得た。 実施例 20 実施例19の第一節からのN−n−ヘキシル−D
−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質1.00
gを水10mlに懸濁させた。水酸化カリウム0.15g
を加え、この混合物を室温で1.5時間撹拌した。
生じた沈殿物を捕集し、水5mlで洗浄し、乾燥
し、N−n−ヘキシル−D−グルカミン(融点
124〜126℃)0.38gを得た。実施例19の第一節に
述べた如くして、液を塩化水素酸で処理し、d
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸を回収した。 実施例 21 実施例19の第一節からのN−n−ヘキシル−D
−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質1.00
gを水8mlに懸濁させた。水酸化カリウム0.15g
を加え、この混合物を室温で45分間撹拌した。生
じた沈殿物を捕集し、水2mlで洗浄し、45℃にて
真空下(いくぶん窒素を通しながら)で乾燥し、
N−n−ヘキシル−D−グルカミン(融点122〜
124℃)0.47gを得た。実施例19の第一節に述べ
た如くして、液を塩化水素酸で処理し、d−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を回収した。 実施例 22 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gを水15ml中のN−n−ヘキシ
ル−D−グルカミン1.46g(0.55当量)と共に約
80℃に加熱した。水酸化カリウム0.17g(0.45当
量)を加え、この溶液のPH値を炭酸カリウムによ
つて8に調節した。この溶液にN−n−ヘキシル
−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸の塩の少量の種結
晶を入れ、そして冷却し、N−n−ヘキシル−D
−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質(融
点125〜127℃)1.25gを得た。 実施例 23 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール60ml中の
トリエチルアミン0.91g(0.45当量)と共に触媒
のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−n−オクチル−D−グルカミン3.22g
(0.55当量)を加え、この溶液をやや冷却し、次
にN−n−オクチル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩の種結晶の少量を加えて沈殿を生じさせ
た。この反応混合物を60℃で1.5時間熟成させ、
一夜室温に冷却し、イソプロパノール20mlで洗浄
した後、N−n−オクチル−D−グルカミンによ
るd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸の塩に富んだ物質(融点138〜139℃)
4.9gを得た。後者の試料を水酸化カリウム300mg
の存在下において室温で水約25mlに懸濁させ、室
温に約60分間保持した。生じた沈殿物を過によ
つて除去した。液を酸性になるまで塩化水素酸
で処理し、この時点でd−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液
から沈殿し、このものを過によつて回収した
(〔α〕D+64.3゜)。 実施例 24 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gを水25ml及び水酸化カリウム
0.60g(0.45当量)と共に70℃で10分間撹拌し
た。N−n−オクチル−D−グルカミン3.22g
(0.55当量)を加え、この溶液を徐々に50℃に冷
却した。N−n−オクチル−D−グルカミンによ
るd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸の塩の少量を加え、この溶液を撹拌しな
がら一夜室温に冷却し、過して回収した後、N
−n−オクチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質(融点138〜140℃)4.0gを得た。
後者の試料を水酸化カリウム300mgの存在下にお
いて室温で水約25mlに懸濁させ、室温に約60分間
保持した。生じた沈殿物を過によつて除去し
た。液を酸性になるまで塩化水素酸で処理し、
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、このもの
を過によつて回収した(〔α〕D+62.9゜)。 実施例 25 実施例24の方法を、水20mlを用いてくり返し行
い、N−n−オクチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質(融点138〜140℃)4.05g
を得た。このものを実施例24に述べた如くして水
酸化カリウム、次に塩化水素酸で処理し、d−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
に富んだ物質(〔α〕D+65.1゜)を得た。 実施例 26 実施例24の方法を、水15mlを用いてくり返し行
い、N−n−オクチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質(融点138〜140℃)4.45g
を得た。このものを実施例24に述べた如くして水
酸化カリウム、次に塩化水素酸で処理し、d−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
に富んだ物質(〔α〕D+63.5゜)を得た。 実施例 27 N−n−オクチル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質44.5gを水445ml中の水酸化
カリウム6.2gで処理した。反応混合物を46℃で
2時間撹拌し、次に撹拌しながら更に1時間にわ
たつて徐々に36℃に冷却した。この反応混合物を
約60時間室温に保持した。 生じた沈殿物を過によつて捕集し、水150ml
で洗浄し、N−n−オクチル−D−グルカミン
(融点121〜123℃)246g(理論量の99%)を得
た。 液を濃塩酸12mlで処理し、細かく濃い沈殿物
を得た。この沈殿物を撹拌しながら更に水350ml
と共に熟成し、次に過し、水で洗浄し、45℃で
乾燥し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(融点147〜150℃)19.4g(理論量
の99%)を得た。 実施例 28 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gをイソプロパノール27.3ml及
び水2.7ml中で、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、
d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸を溶解させた。N−n−オクチル−D
−グルカミン2.93(1.0当量)を加え、この溶液を
室温に冷却し、水性イソプロパノール2mlで洗浄
した後、N−n−オクチル−D−グルカミンによ
るd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸の塩に富んだ物質(融点138.5〜140℃)
2.57gを得た。後者の試料を水酸化カリウム300
mgの存在下において、室温で水約25mlに懸濁さ
せ、室温に約60分間保持した。生じた沈殿物を
過によつて除去した。液を酸性になるまで塩化
水素酸で処理し、この時点でd−2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質
が溶液から沈殿し、このものを過によつて回収
した(〔α〕D+61.7゜)。 実施例 29 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.0Kgをメタノール9.08及びトル
エン0.92の混合物に加えた。この混合物を55℃
に加熱し、N−n−オクチル−D−グルカミン
2.54Kgを加えた。このスラリを還流温度に加熱
し、この温度で全ての固体は溶解した。この混合
物を56℃に冷却し、N−n−オクチル−D−グル
カミンによるd−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸の塩2.5gを加えた。55〜56
℃で1時間熟成した後、このスラリを10℃/時の
速度で25℃に冷却した。N−n−オクチル−D−
グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸の塩の湿つたケーキ3.0
Kgを過によつて回収し、メタノール6.0で洗
浄した。 上記の段階による湿つたケーキを水11.0及び
ヘキサン0.25の混合物に加えた。水酸化カリウ
ム300gを加え、この混合物を50℃に1時間保持
した。このスラリを10℃/時の速度で25℃に冷却
した。沈殿したN−n−オクチル−D−グルカミ
ンを過し、水3で洗浄し、そして乾燥した
(収量:1.11Kg)。 上記段階による合液した液及び洗液をトルエ
ン100ml及び濃塩酸420ml(PH値1.0よりも小)に
加えた。このスラリを70℃に加熱し、1時間熟成
させ、そして10℃/時の速度で25℃に冷却した。
沈殿したd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸を過によつて回収し、水2.0で
洗浄した。この物質は、光学的純度を増加させる
ために更に再結晶を必要とせぬほど十分な純度で
あつた。 上記のd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸をアセトン4.40に溶解し、炭素
22.5gを加えた。この溶液を1時間撹拌し、次に
過した。液をアセトン20で洗浄した。合液
した液及び洗液を真空下で濃縮して約1.0の
容量にし、水400ml中の濃塩酸60mlの溶液を加え、
次いで更に水5.3を加えた。このスラリを20℃
で1時間熟成させ、沈殿したd−2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸を過して回
収し、水5.0で洗浄し、そして乾燥した(収量
838.0g;加えたd,1−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸を基準にして41.9重量
%;融点153.5〜156.0℃;(〔α〕D+66.0゜)。この
再
結晶は、もしあるならば異質の不溶性物質を除去
する目的でのみ行われ、沈殿した生成物の色が改
善される。 上記の段階による液及び洗液を合液し、蒸留
して容量5.5にした。容量5.5を保持するため
に水を加えながら蒸留を続けた。全てのメタノー
ルが留去された際、水1を加え、次に水酸化カ
リウム334gを加えた。この混合物を60℃に冷却
し、少量のN−n−オクチル−D−グルカミンの
種結晶を入れ、25℃に冷却した。沈殿したN−n
−オクチル−D−グルカミンを過によつて回収
し、水1で洗浄し、次いで水4で2回目の洗
浄を行い、そして乾燥した(収量1.31Kg)。全体
のN−n−オクチル−D−グルカミンの回収(即
ち上記段階及び実施例の第二節における段階から
のもの)は2.42Kg(95.2%)であつた。 水酸化カリウム431gを合液した液及び上記
段階による最初の洗液に加え、この混合物を130
℃に加熱した。この溶液を3時間にわたり30psi
下で50℃にに冷却し、トルエン130mlを加え、次
に濃塩酸1.4を添加した。このスラリを80℃に
加熱し、この温度で1時間熟成し、そして10℃/
時の速度で25℃に冷却した。沈殿したd,1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を過によつて回収し、水10で洗浄し、そして
乾燥した(収量:1122g(56.1%)〕。 製造 11 メタノール200ml中のD−グルコース9.0g及び
シクロプロピルアミンの混合物を窒素下にて35℃
で約24時間撹拌した。この混合物に更にシクロプ
ロピルアミン6.0gを加え、次に更に21/2日間撹
拌した。メタノールをストリツピングし、生じた
沈殿物を酢酸エチル50mlでスラリにした。沈殿物
を捕集し、更に酢酸エチル50mlで洗浄した。 後者の物質1.0gをメタノール25mlに溶解し、
木炭に担持させた白金2.00g及び水素(30psi)
により室温で約18時間処理した。この溶液を過
して触媒を除去し、少容量に濃縮し、−10℃で貯
蔵した。メタノールをイソプロパノールと入れ換
え、この溶液を−10℃で貯蔵し、N−n−シクロ
プロピル−D−グルカミンを含む物質(融点125
〜140℃)0.2gを得た。 このものをイソプロパノール5mlに溶解し、加
熱し、過して不溶性物質を除去した。この溶液
を約1〜2mlに濃縮し、上記節で製造した物質の
極めて少量の種を入れ、N−シクロプロピル−D
−グルカミンを含む再結晶物質0.13gを得た〔融
点127〜145℃;テトラメチルシランに対するジメ
チルスルホキシド中のNMRスペクトル〔ppm
(Δ)〕;0.2〜0.4(多重線、シクロプロピル)、0.75
〜0.95(三重線、−CH3)、1.25〜1.6(多重線、−
CH2−)、2.0〜2.1(多重線、N原子に対するシク
ロプロピルプロトンα)、2.35〜2.7(多重線、N
原子に対するメチレンブロトンα)、3.1〜3.6(多
重線、グルコース側鎖におけるプロトン)及び
4.0〜4.6(巾広い吸収帯、50H);〔α〕D−15.7゜(水
中)〕。 製造 12 製造11の第一筋に従つて製造した物質1.0gを
メタノール20mlに溶解し、木炭に担持させた5%
白金1g及び水素(1気圧)で約24時間処理し
た。木炭に担持させた5%白金1.0gを更に加え、
この反応を約24時間更に続けた。この溶液を過
して触媒を除去し、d−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸1.0gを加え、不溶性
塩0.72gが得られ、このものをイソプロパノール
7ml及び水1mlから再結晶した。再結晶した物質
0.61gを捕集し、イソプロパノール3mlで洗浄
し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸のN−シクロプロピル−D−グルカミ
ン塩(融点157〜158℃)を得た。 製造 13 酢酸3ml及びメタノール200ml中のD−グルコ
ース9.0g及びシクロオクチルアミン6.36gを30
℃にて、木炭に担持させた5%白金1.0g及び水
素(120psi)で約24時間処理した。温度を50〜60
℃に上昇させ、この反応を更に8時間続けた。一
夜放置した後、この溶液を過して触媒を除去
し、メタノール100mlで洗浄した。水300ml及び水
酸化カリウム4gを加え、この溶液を濃縮して沈
殿物が得られ、このものを捕集し、そして水で洗
浄した。 沈殿物をメタノール50mlに溶解し、木炭と共に
過し、メタノール50mlで洗浄した。酢酸エチル
100mlを加え、この溶液を少容量に濃縮し、そし
て冷却し、捕集及び酢酸エチル50mlで洗浄後、N
−シクロオクチル−D−グルカミン〔融点133〜
135℃;〔α〕D−18.4゜(ジメチルスルホキシド)〕
4.66gを得た。 実施例 30 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸0.16gを5%水性イソプロパノール
1.6ml中の製造11によN−シクロプロピル−D−
グルカミン0.08gと共に、溶媒のほぼ還流温度に
加熱し、d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸を溶解させた。この溶液を室
温に冷却し、N−シクロプロピル−D−グルカミ
ンによd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸の塩に富んだ物質(融点155〜165
℃)を得た。後者の試料を水約25mlに溶解し、酸
性になるまで塩化水素酸で処理し、この時点でd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質が溶液から沈殿し、このも
のを過によつて回収した(〔α〕D+42.9゜)。 実施例 31 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30をイソプロパノール31.5ml及び
水3.0ml中で、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,
1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸を溶解させた。N−シクロオクチル−D−
グルカミン1.46gを加え、この溶液を室温に冷却
し、N−シクロオクチル−D−グルカミンによる
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の塩に富んだ物質〔融点162〜163℃)1.98
gを得た。後者の試料を水酸化カリウム水溶液約
25mlに溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理
し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈
殿し、このものを過によつて回収(〔α〕D+
32.5゜)。 N−シクロオクチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質1.86gを10%水性イソプロ
パノール40ml中に、溶媒のほぼ還流温度で溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、最初に結晶した物
質(融点165〜168℃)1.19gを得た。後者の試料
を上記節に述べた如くして塩化水素酸で処理し、
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に更に富んだ物質(〔α〕D+47.0゜)を得た。 上記節による最初に結晶した物質1.11gを10%
水性イソプロパノール25mlに、溶媒のほぼ還流温
度で溶解した。この溶液を室温に冷却し、第二の
結晶した物質(融点167〜169℃)0.89gを得た。
後者の試料を本実施例の最初の節に述べた如くし
て塩化水素酸で処理し、d−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸により更に富んだ
物質(〔α〕D+53.2゜)を得た。 実施例 32 下記の各化合物の抗炎症活性を、下記のカラー
ゲニン誘発したラツトの足の炎症試験によつて、
フエニルブタゾンの活性と比較した。 ラツトにおけるカラーゲニン誘発した足の炎症
を用いる抗炎症活性に対する試験 物質及び方法:体重80〜90gの雌ラツトを用い
た。試験物質を1ml水性賦形剤における摂食とし
て経口的に与えた。1時間後、カラーゲニンの1
%溶液(0.9%NaCl中)0.05mlを右後足に注射し
た。この注射により足に炎症を起こした。4時間
後にラツトを殺し、両後足を切断し、別個に秤量
した。 終点:足の大きさの%増加は次の如くして計算
した: 右足の重量−左足の重量/左足の重量×100 上記の試験結果を次の表に集約した: 【表】 実施例 33 上記実施例32に述べたカラーゲニン誘発したラ
ツトの足の炎症試験を、試験物質としてd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
N−シクロプロピル−D−グルカミン塩及びd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸のN−シクロオクチル−D−グルカミン塩を用
いて、くり返し行つた。この試験結果を次の表に
集約した: 【表】 実施例 34 工程成積表:試験物質を水性カルボキシメチル
セルロース懸濁賦形剤に懸濁させた。濃度を20
ml/Kg体重の容量で投与できるように調節した。
マウスの4群(各群は6匹のスイス−ウエブスタ
−〔Swiss−Webster〕雄マウスからなる)を用い
た。各マウス胃管によつて体重1Kg当りd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
N−シクロヘキシル−D−グルカミン塩750mg、
1500mgまたは3000mgのいずれかを1回の経口投薬
量として投与した。(第四の群は対照として用い
た。)投与後、マウスを毎日21日間観察した。 上記の工程成積表を用いて、d−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸のN−シク
ロヘキシル−D−グルカミン塩の急性経口LD50
は3000mg/Kgよりも大であること決定された。 実施例 35 実施例34に述べた工程成積表を、試験物質とし
てd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸のN−n−オクチル−D−グルカミン塩
を用いて、くり返し行つた。上記物質の急性経口
LD50は3000mgよりも大であることが決定された。 実施例 36 【表】 ルカミン塩
トウモロコシ殿粉(ペースト) 20
ステアリン酸マグネシウム 0.5
ラクトース、300mgにするために、十分な量 上記の成分を十分に混合し、一本の刻み目をつ
けた錠剤に圧縮した。 実施例 37 【表】 ラクトース、350mgにするために十分な量 上記の成分を十分に混合し、一本の刻み目をつ
けた錠剤に圧縮した。
ル)プロピオン酸及びl−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸を分割して実質的に
d−2−((6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に富んだ生成物を製造する方法に関する。 d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸は米国特許第3904682号明細書に記載さ
れた公知の抗炎症剤、鎮痛剤及び解熱剤である。
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の製造方法は米国特許第3651106;
3652683;3658858;3658863;3663584;
3904682;3904683;及び3975432号に記載されて
いる。 要約すれば、本発明の方法はd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸及び1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の混合物またはその可溶性塩の混合物をN−R−
D−グルカミンまたはその塩で分割し、実質的に
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に富んだ生成物、すなわち製薬学的に活性
な薬剤を生成させることからなる。ここで、Rは
炭素原子2〜36個、好ましくは2〜18個を有する
アルキル、または炭素原子3〜8個を有するシク
ロアルキルである。公知の化学的合成後に生ずる
如きd及び1−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸のラセミ混合物が本発明の分割
法に対する現在の好適な出発物質である。 本明細書において用いる「アルキル」なる語に
は、炭素原子2〜36個を有する直鎖状及び分枝鎖
状の炭化水素が含まれる。代表的なアルキル基に
はエチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、n−ヘキシル、n−オクチ
ル、n−ドデシル、n−オクタデシル、n−ドコ
サニル、n−ヘキサトリコンタニル等が含まれ
る。 本明細書において用いる「シクロアルキル」な
る語には、炭素原子3〜8個を有する環式脂肪族
炭化水素基が含まれる。代表的なシクロアルキル
基にはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシ
ル、シクロヘプチル及びシクロオクチルが含まれ
る。シクロアルキル基の中で、シクロヘキシルが
好ましい。 本発明の範囲内で好適な分割剤(resolving
agent)はN−n−プロピル−D−グルカミン、
N−n−ブチル−D−グルカミン及びN−n−オ
クチル−D−グルカミンである。 本発明が意図する分割は、分割剤によるd−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の分割剤との塩及び1−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の分割剤との塩の間に
溶解度の明確な差異を有する不活性有機溶媒中に
て、一般に室温もしくは周囲温度及び一般に用い
た溶媒の還流温度までの昇温間で行われる。d−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の分割剤(例えばN−n−プロピル−D−グル
カミン、N−n−ブチル−D−グルカミンまたは
N−n−オクチル−D−グルカミンとの塩は、溶
媒に対する溶解性が1−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の該分割剤との塩より
も明らかに小さくなければならず、従つてその加
熱した溶液を冷却した際、一般に周囲温度または
室温に冷却した際、d−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸のかかる分割剤との塩
が主としてこの溶液から晶出するであろう。適当
な溶媒には、水、C1〜C10の一価アルコール例え
ばメタノール、エタノール、n−プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、
ヘキサノール、シクロヘキサノール、2−エチル
ヘキサノール、ベンジルアルコール、フルフリル
アルコール等、C2〜C6の二価アルコール例えば
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコ
ール、1,3−プロピレングリコール等、C3〜
C4の三価アルコール例えばグリセリン等、C3〜
C11のケトン例えばアセトン、アセチルアセトン、
エチルメチルケトン、ジエチルケトン、ジ−n−
プロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジイソ
ブチルケトン等が含まれる。他の溶媒にはエチル
グリコール及びジエチレングリコールのモノ−及
びジ(低級)アルキルエーテル、ジメチルスルホ
キシド、スルホラン、ホルムアミド、ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン、ピリジン、
ジオキサン、ジメチルアセタミド等が含まれる。
C1〜C3アルコール例えばメタノール及びイソプ
ロパノール、殊にメタノールが好適な溶媒であ
る。加えた物質の全てを溶解させるために、必要
に応じて、溶媒に十分な水を加えることができ
る。 出発物質〔即ち、d−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸及び1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸またはその
可溶性混合物〕を分割剤の存在下において昇温下
に、一般に約60℃〜約100℃または溶媒の還流温
度範囲に加熱し、溶媒に加えた全ての物質を溶解
させる。必要に応じて、溶媒を、全ての物質が溶
解するまで、昇温下に保持することができる。こ
の溶液を必要な時間昇温下に保持した後、これを
周位温度に徐々に冷却する。冷却工程中に、好ま
しくはd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸の塩及び分割剤〔例えばN−n−プ
ロピル−D−グルカミンによるd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩〕の種
結晶を入れる。生ずる結晶性の沈殿物はd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
分割剤との塩に富んでいる。溶液に対する最終温
度は殊に考慮して選ばれるが、しかし一般に温度
差が高収率の結晶を得るために十分であるように
選ばれる。結晶化しつつある混合物を結晶化が終
了するまで、通常約30分ないし約数時間ほど低温
に保持することができる。生ずる結晶性沈殿物は
別し、そして洗浄する。 この段階で得られる結晶性物質〔即ちd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
分割剤との塩に富んだ物質〕を、過して分離し
そして洗浄した後、水に加え、そして必要に応じ
て加熱して結晶性物質を再溶解させることができ
る。水に可溶性であるN−R−D−グルカミンに
対しては、得られる溶液を例えば硫酸もしくは塩
酸の如き無機酸または酢酸の如き有機酸で酸性に
し、かくして得られる結晶性沈殿物を過によつ
て分離し、洗浄しそして乾燥する。こうして実質
的にd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に富んだ白色結晶性の生成物が得られ
る。また、水に不溶性であるN−R−D−グルカ
ミンに対しては、d−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸のかかる分割剤との塩に
富んだ物質を、強塩基例えば水酸化カリウムまた
は10よりも大きいpKa値を有する他の強塩基で処
理して塩を離脱させ、次いで分割剤を別し、
液を例えば塩酸もしくは硫酸の如き無機酸または
酢酸の如き有機酸で酸性にし、過し、洗浄しそ
して乾燥した後、実質的にd−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ白色結
晶性の生成物を生成させることができる。 d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸を得るためにd−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸の分割剤との塩に富
んだ物質を開裂させる前に、一般に該富んだ塩物
質を更に溶媒物質に再溶解し、溶媒を所望(通常
昇温)の温度に加熱し、生ずる溶液に、d−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
分割剤との塩の種結晶を入れ、生ず溶液を冷却し
て、1回またはそれ以上再結晶を行うことが望ま
しい。更にこの各再結晶ごとに再結晶した物質中
のd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸の分割剤との塩の割合が増加する。本発
明の範囲内でN−n−プロピル−D−グルカミ
ン、N−n−ブチル−D−グルカミン及びN−n
−ヘキシル−D−グルカミンが殊に適当な分割剤
である。その理由は、生ずる結晶性生成物の再溶
解そして酸化の前に1回のみの再結晶段階によ
り、約97〜99%程度の純度を有する生成物、d−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸を得ることができるからである。 しかしながら、ここではN−n−オクチル−D
−グルカミンが好適な分割剤である。その理由
は、N−n−オクチル−D−グルカミンの使用に
より、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸のN−n−オクチル−D−グルカミ
ンとの塩が過によつて容易に回収でき、十分に
高い光学的純度のd−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸が開裂段階前の1回また
はそれ以上の再結晶を要とせずに得ることでき、
そして分割剤を過によつて直接且つ高純度で
(約97〜98%程度)回収することできるからであ
る。加えて、この開裂はアルカリ性または酸化条
件下で行うことできる。アルカリ開裂はN−n−
オクチル−D−グルカミンの沈殿を生じ、一方、
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸はアルカリ媒質の溶液に残る。酸開裂はd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の沈殿を生じ、一方、N−n−オクチル−D
−グルカミンは酸媒質の溶液中に残る。 N−n−オクチル−D−グルカミンは実質的に
水に不溶性であり、かくして水系から高収率で該
グルカミンを回収できる。またRが少なくとも6
個の炭素原子を有するアルキル、例えばRが炭素
原子6〜18個を有するアルキルである本発明の他
の分割剤についても上記と同様である。 1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸またはN−R−D−グルカミン酸(但
し、Rは上に定義した通りである)に富んだ物質
を処理して1−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸を回収することができ、次にこ
のものを公知の方法に従つてラセミ化し、d−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の高含有量を有する物質を生成させことができ
る。例えばダイソン(Dyson)による米国特許第
3686183号参照。この物質は単独で或いは他のd,
1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸と組合せて循環させ、本発明の分割法に対
する追加の出発物質にすることができる。 本発明に従つて用いる分割剤の量〔分割される
d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に対するモル基準〕は約50%乃至100
%間の範囲である。しかしながら、d−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸による
そのより不溶性な塩を生成させるために約50%
〔分割されるd,1−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸に対するモル基準〕のみの
分割剤が必要である場合、分割剤の残りは(一般
に約40〜50モル%までの程度)必要に応じて、例
えばアルカリ金属水酸化物例えば水酸化ナトリウ
ムもしくは水酸化ナトリウムの如き無機塩基、ま
たはトリエチルアミン、トリエタノールアミン、
トリブチルアミン等の如き有機第三級アミンを含
めてより安価な塩基に置き替えることができる。 d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸及び1−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸の単離により生ずる水性母液
は、例えば酸性化段階で用いた酸による分割剤の
塩を含有している。かかる母液を無機塩基で処理
し、N−R−D−グルカミンによる対応する不溶
性塩を生成させることができ、例えば水酸化カル
シウムの懸濁液で処理して対応するカルシウム塩
を沈殿させ、このものを別することができる。
液を昇温下にて真空下で濃縮乾固させ、まず全
ての塩、例えば濃縮工程の初期段階中に生ずるカ
ルシウム塩を除去する。残渣を溶媒の還流温度ま
たは昇温下で適当な溶媒に溶解し、次に室温に冷
却し、そうして結晶性沈殿物として分割剤が得ら
れ、このものを単独でまたは新たな物質と組合せ
て本発明の分割法に再使用することができる。ま
た、分割剤をアニオン交換樹脂の使用によつて回
収し、そして再使用に再循環させることができ
る。 また、「d−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸及び1−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸の混合物」なる語に
はそれらの塩を含むものとし、この塩は本発明の
分割法に用いる溶媒に可溶性である。かかる塩に
は例えば対応するナトリウム塩、カリウム塩、リ
チウム塩等が含まれる。かかる塩はd及び1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の混合物の溶液に塩基例えば水酸化ナトリウムま
たは水酸化カリウムの如きアルカリ金属水酸化物
の添加によつて製造することができる。生ずるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸及び1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸塩の混合物は、N−R−D−グルカ
ミンと反応してd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸の塩を生じるような分割剤
の使用により、本発明に従つて分割することがで
きる。適当なグルカミン塩には例えば塩酸塩及び
酢酸塩が含まれる。他の塩にはプロピオン酸塩、
酪酸塩、イソ酪酸塩、硫酸塩、硝酸塩等が含まれ
る。従つて「N−R−D−グルカミン」(但し、
Rは上に定義した通りである)なる語にはその塩
を含むものとし、このものはd及び1−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の混合
物の適当な塩と共に用いた場合、意図する分割を
与える。 d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸のN−R−D−グルカミン塩は抗炎症
剤、鎮痛及び/または解熱剤、血小板凝固阻止
剤、繊維素溶解剤として、並びに平滑筋弛緩剤と
して有用である。また上記の塩は月経困難症の処
置にも有用であ、そして閉経期後の症状を軽減す
る際の薬剤である。 従つて、かかる塩は炎症例えば骨格筋、骨格関
節及び他の組織の炎症々状の如き炎症の処置及び
除去、例えばリウマチ、振盪症(concussion)、
裂傷、関節炎、骨折、外傷後の症状及び痛風の処
置に有用である。上記の症状に炎症を伴なう痛み
及び発熱があ場合には、かかる塩はこれらの症状
並びに炎症の軽減に有用である。 適当な製薬学的組成物として上記塩の投与は、
炎症、痛みまたは発熱の処置に対する薬剤投与の
許容される方法によつて行うことができる。かく
してこの投与は例えば錠剤、坐薬、丸剤、カプセ
ル剤、粉剤、溶液、懸濁剤、クリーム、ローシヨ
ン、軟膏等の如き固体、半固体または液体の投与
形態、好ましくは正確な投薬量の1回の投与に適
する単位投与形態で経口的、非経腸的(例えば注
射による如く)または局部的であることができ
る。かかる製薬学的組成物には普通の製薬学的担
体物質または賦形剤及びd−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸によるN−R−D
−グルカミンの塩が含まれ、そして加えて、他の
医学的薬剤、製剤、担体物質、補助剤等を含ませ
ることができる。 好適な投与方法は有利な1日当りの投薬量を用
いる経口投与であり、この投薬量は苦痛の程度に
従つて調節することができる。一般に上記の塩2
mg〜20mg/Kg体重の1日当りの投薬量を用いる。
かかる経口投与に対しては、製薬学的に許容し得
る無毒性の組成物は通常用いられる賦形剤例えば
製薬学的等級のマンニトール、ラクトース、殿
粉、ステアリン酸マグネシウム、ナトリウムサツ
カリン、タルク、セルロース、グルコース、サツ
カロース、炭酸マグネシウム等を配合してつくら
れる。かかる組成物は溶液、懸濁剤、錠剤、丸
剤、カプセル剤、粉剤、徐放性調製物等の形態で
ある。 担体物質として例えばポリプロピレングリコー
ルの如きポリアルキレングリコールを用いて坐薬
を製造することができる。液体の製薬学的に投与
可能な組成物は例えば上記の塩及び担体物質例え
ば水、塩水、水性デキストロース、グリセリン、
エタノール等中の任意の製薬学的補助剤を溶解、
分散等に付し、こうして溶液または懸濁液を生成
させて製造することができる。必要に応じてまた
投与する製薬学的組成物には少量の無毒性の補助
性質例えば湿潤剤または乳化剤、PH緩衝剤例えば
酢酸ナトリウム、ソルビタンモノラウレート、ト
リエタノールアミンオレエート等を含ませること
ができる。 かかる投与形態を製造する実際の方法は公知で
あるか、或いは当業者にとつては明かであろう;
例えばレミングトン(Remingron)著、Phar−
maceutical Sciences,Mack Publishing
Company,Easton,Pennsylvannia、第14版、
1970、参照。投与すべき組成物はいずれにしても
上記方法に従つて処理する特定の症状の軽減に際
して製薬学的に有効量の1種もしくはそれ以上の
上記塩を含むものである。 また上記の塩は子宮平滑筋弛緩剤であり、医学
的見知から母体及び/または胎児に対して妊娠の
終末が有利またはより有利であるとみなされるま
で、母体及び/または胎児のために妊娠した哺乳
動物の妊娠を維持する際の薬剤として有用であ
る。しかしながらある場合には、例えば分娩がす
でに始つた場合(即ち母体が子宮収縮を感知した
場合、特に満期に近い場合)には、上記塩の投与
は不定期間で妊娠状態を維持し得ないことを理解
すべきである。むしろかかる場合には、妊娠はた
ぶんやや長びき、この要因は母体及び/または胎
児のいずれにも有利であり得る。 また上記の塩は分娩の開始期を遅らせるか、ま
たは延期させる際の薬剤としても有用である。本
明細書において用いる「分娩の開始期を遅らせ
る」なる節は、子宮収縮が始まる前のいずれかの
時点で上記塩の1種の投与に起因する分娩遅延を
含むものとする。かくして上記の節は妊娠初期
(即ち胎児が「生育」する前)の流産防止並びに
早期分娩を遅らせることを含むものであり、この
語は時には、胎児が「生育」しているものとみな
される妊娠後に経験する早期分娩について用いら
れる。いずれの場合にも、薬剤を予防剤として投
与し、かかる投与は分娩の開始を防止する傾向が
ある。この投与は特発性流産、堕胎または早期分
娩(即ち満期前の分娩)の経験をもつ婦人を処理
する際に有用である。またかかる投与は、妊娠が
母体及び/または胎児にとつて有利であるとみな
される時期よりも前に終了する臨床的前兆がある
場合にも有用である。 本明細書において用いる「分娩を延期する」な
る節は、子宮筋収縮が始つた後に上記塩の1種の
投与に起因する分娩遅延を包含するものとする。
収縮が始つた場合、妊娠期間内での時期、収縮の
はげしさ及びいかに長期間収縮が起こるかを含め
て、患者の症状は達成される結果に影響を及ぼす
であろう。例えばこの効果は収縮の強さ及び/ま
たは持続期間が減じられる(分娩の行為が「延
長」されるか、または完全に収縮を止めることが
できる。いずれの場合においても、効果は妊娠期
間を延長することであるが、上記の如く、患者の
症状に応じて、効果は僅かであるが、或いは適当
な状況下ではいくぶん大きい。かかる投与によ
り、特発性流産を防止すること、母体に対してよ
り容易に及び/または痛みを少なくして分娩を起
こさせるか、またはより適当な時期及び/または
場所で分娩を起こさせることができる。 動物に対しては、出産が極めて容易に取扱うこ
とができる場合には、ある時期またはほぼ同一時
期に起こさせるか、或いは所望の時期及び/また
は場所で起こさせるために、妊娠した動物の群か
ら分娩を同時に行わせるのに上記の処置を利用す
ることができる。 全ての場合に、投与は、母体及び胎児に対して
最も有利になるように、最良及び/または受容さ
れた医学(または獣医学)診療と一致すべきであ
る。例えば投与は満期後に、胎児が子宮内で死亡
するほど長く連続すべきではない。 本発明の実施に際しては、上記塩または該塩を
含んでなる製薬学的組成物の1種の治療上有効量
を当該分野においては普通の且つ受容される公知
の方法を介して妊娠した動物に投与する。この塩
は単独でまたは上に定義した如き他の化合物の1
種もしくはそれ以上或いは他の薬剤、担体物質、
補助剤等との配合物として投与することできる。
かかる1種もしくはそれ以上の塩または組成物
を、抗炎症剤等の活性物質として上記の如き投与
形態において経口的または非経口的に(経口、腟
もしくは子宮用錠剤または坐薬等を含めて)投与
することができる。投与は1日当り1回或いは1
日を通して定時的に3もしくは4回までの少量投
薬量であることができる。勿論、投与する塩の実
際の量はこの特定の用途に対する相対活性度に依
存する。 以下の記述は当業者にとつて本発明を更に明確
に理解しそして実施可能にするために示したもの
である。この記述は本発明の範囲を限定するもの
とみなすべきではなく、単なる説明及び代表例で
ある。 製造 1 メタノール140ml及び水30ml中のD−グルコー
ス18g、水中の70%エチルアミン20ml並びにラネ
ーニツケル1gを60℃にて2時間160psiで水素に
より処理した。この溶液を過して触媒を除去
し、溶媒を低圧下で濃縮し、沈殿物をメタノール
50mlに溶解し、得られた溶液を過し、冷却し、
沈殿物としてN−エチル−D−グルカミン〔融点
132〜134℃;〔α〕D−15.4゜(水)〕15.5gを得た。 製造 2 メタノール140ml及び水40mlの中のD−グルコ
ース18g、n−プロピルアミン20ml並びにラネー
ニツケル1gを60℃にて2時間160psiで水素によ
り処理した。水40mlを加えて沈殿物を溶解させ、
この溶液を過して触媒を除去し、溶媒を低圧下
で濃縮し、残渣をメタノール100mlに溶解し、生
じた溶液を冷却し、沈殿物としてN−n−プロピ
ル−D−グルカミン〔融点141〜143℃;〔α〕D−
15.2゜(水)〕14.6gを得た。 製造 3 D−グルコース9gをイソプロピルアミン9g
と2時間混合し、エタノール5mlを加え、この混
合物を一夜撹拌した。過剰量のイソプロピルアミ
ン及びエタノールを低圧下で除去し、残渣をメタ
ノール180mlに溶解し、木炭に担持させた5%パ
ラジウム1g及び水素(176psi)にて50℃で一夜
処理した。メタノール溶液を過して触媒を除去
し、低圧下で濃縮し、得られた残渣をエタノール
から再結晶させ、N−イソプロピル−D−グルカ
ミン〔融点134〜136℃;〔α〕D−13.15゜(水)〕5.7
gを得た。 製造 4 D−グルコース18gをn−ブチルアミン21.9g
及びメタノール180mlと共に1時間還流下で混合
し、過剰量のn−ブチルアミン及びメタノールを
低圧下で除去し、残渣をメタノール180mlに溶解
し、木炭に担持させた5%パラジウム1.5g及び
水素(180psi)により60℃で一夜処理した。この
溶液を過して触媒を除去し、低圧下で濃縮し、
得られた残渣をエタノールから再結晶させ、N−
n−ブチル−D−グルカミン〔融点129〜131℃;
〔α〕D−14.30゜(水)〕13.3gを得た。 製造 5 メタノール140ml及び水40ml中のD−グルコー
ス18g、イソブチルアミン22g並びにラネーニツ
ケル1gを60℃で2時間160psiで水素により処理
した。この溶液を過して触媒を除去し、−10℃
で一夜貯蔵し、沈殿物が得られ、このものを過
によつて回収した。N−イソブチル−D−グルカ
ミン〔融点138〜143℃;〔α〕D−18.8゜(ジメチルス
ルホキシド)〕6.6gが得られた。 製造 6 メタノール140ml及び水40ml中のD−グルコー
ス18g、シクロヘキシルアミン9.9g並びにラネ
ーニツケル1gを60℃にて2時間160psiで水素に
より処理した。この溶液を過して触媒を除去
し、−10℃で一夜貯蔵し、沈殿物が得られ、この
ものを過によつて回収した。N−シクロヘキシ
ル−D−グルカミン〔融点144〜146℃;〔α〕D−
20.4゜(ジメチルスルホキシド)〕2.35gが得られ
た。 製造 7 メタノール140ml及び水40ml中のD−グルコー
ス18g、n−オクチルアミン−25ml並びにラネー
ニツケル1gを60℃にて3時間160psiで水素によ
り処理した。この反応混合物をジクロロメタン
300mlでスラリにし、生じた沈殿物のほとんどを
溶解させ、過して触媒を除去し、低圧下で濃縮
し、N−n−オクチル−D−グルカミン〔融点
120〜122℃;〔α〕D−16.6゜(ジメチルスルホキシ
ド)〕9.2gを得た。 製造 8 メタノール140ml及び水40ml中のD−グルコー
ス18g、n−ドデシルアミン18.5g並びにラネー
ニツケル1gを60℃にて2時間160psiで水素によ
り処理した。この溶液を過して触媒を除去し、
−10℃で一夜貯蔵した。生じた沈殿物(20.35g)
を過して回収した。メタノール200ml中の上記
沈殿物10g及びラネーニツケル1gを60℃にて
180psiの水素で一夜処理した。次に水素による還
元を180psi及び105℃で更に3.5時間続けた。反応
混合物を加熱して生じた沈殿物を溶解させ、過
して触媒を除去した。この反応混合物を室温に冷
却し、この温度に2時間保持し、過し、N−n
−ドデシル−D−グルカミン〔融点122〜125℃;
〔α〕D−14.0゜(ジメチルスルホキシド)〕4.59gを
得た。 製造 9 グルコース18.0g及びn−オクタデシルアミン
27.0gをメタノール500ml中でほぼ60時間撹拌し
た。生じた沈殿物を捕集し、メタノール約250ml
で洗浄し、次に真空下にて(わずかに窒素を流し
ながら)約53℃で乾燥し、こうして捕集した物質
39.5gを得た。このもの20gをイソプロパノール
200ml中で炭素に担持させた5%パラジウム0.5g
と混合し、50℃にて水素(300psi)で一夜処理し
た。生じた沈殿を、溶媒を加熱することにより溶
解させた。反応混合物をセライトを通して過
し、触媒を除去し、そして冷却し、N−n−オク
タデシル−D−グルカミン(融点124〜126℃)
1.5gを得た。このもの0.4gを加熱イソプロパノ
ール20mlに溶解し、過しそして冷却し、精製さ
れたN−n−オクタデシル−D−グルカミン〔融
点123〜126℃;〔α〕D−10.6゜(ピリジン)〕0.36g
を得た。 製造 10 グルコース18.0g及びn−ヘキシルアミン10.1
gをメタノール145ml中にて室温でほぼ60時間撹
拌した。この反応混合物を木炭に担持させた5%
パラジウム1.0gと混合し、45〜50℃にて
(100psi)で一夜処理した。生じた沈殿物を捕集
し、メタノール200mlに再溶解し、セライトを通
して過し、触媒を除去し、そして冷却し、沈殿
物としてN−n−ヘキシル−D−グルカミン〔融
点125〜126℃;〔α〕D−18.6゜(ジメチルスルホキシ
ド)〕15.03gを得た。 実施例 1 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール35ml中の
トリエチルアミン1.01g(0.5当量)と共にほぼ
溶媒の還流温度に加熱してd,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−エチル−D−グルカミン2.09g(0.5当
量)を加え、この溶液を室温(即ち約20〜23℃)
に冷却し、N−エチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質(融点153〜161℃)4.42g
を得た。後者の試料を約80℃に加熱した水約25ml
に溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理し、
この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿
し、このものを過によつて回収した(〔α〕D+
27.7゜(クロロホルム)〕。 N−エチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−プロピオン酸の塩に富んだ
物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温度で、イソプロ
パノール19.5ml及び水1.5mlに溶解した。この溶
液を室温に冷却し、再結晶された塩(融点167〜
169℃)0.65gを得た。この物質を前記節に示し
た如く塩化水素酸で処理し、d−2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質
〔〔α〕D+56.0゜(クロロホルム)〕を更に得た。 実施例 2 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール30ml及び
水1.5ml中にトリエチルアミン1.01g(0.5当量)
と共に溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を溶解させた。N−エチル−D−グルカミン2.09
gを加え、この溶液を室温に冷却し、N−エチル
−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質
(融点149〜156℃)4.32gを得た。後者の試料を
約80℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸性になる
まで塩化水素酸で処理し、この時点でd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に
富んだ物質が溶液から沈殿し、このものを過に
よつて回収した(〔α〕D+35.9゜)。 N−エチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温度
で、5%イソプロパノール20ml及び水1.0mlに溶
解し、この溶液を室温に冷却し、最初に結晶した
物質(融点167〜168℃)0.70gを得た。後者の試
料を上記節に述べた如くして塩化水素酸で処理
し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に富んだ物質(〔α〕D+55.4゜)を更に
得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
エチル−D−グルカミンによるd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富ん
だ物質〕0.50gを溶媒のほぼ還流温度で、5%水
性イソプロパノール10ml及び0.5mlに溶解した。
この溶液を室温に冷却し、第2の再結晶物質(融
点169〜170℃)0.43gを得た。後者の試料を本実
施例の第1節に述べた如く塩化水素酸で処理し、
更にd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸(〔α〕D+62.0゜)に富んだ物質を得た。 上記節による第2の再結晶した物質〔即ちN−
エチル−D−グルカミンによるd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に更に
富んだ物質〕0.33gを、溶媒のほぼ還流温度で、
5%水性イソプロパノール12ml及び水1.0mlに溶
解した。この溶液を室温に冷却し、第3の再結晶
した物質0.27gを得た。このものを本実施例の第
1節に述べた如く塩化水素酸で処理し、実質的に
純粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(〔α〕D+67.1゜)を得た。 実施例 3 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gを変性エタノール23ml中のト
リエチルアミン0.5gと共に、溶媒のほぼ還流温
度に加熱し、d,1−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸を溶解させた。N−エチ
ル−D−グルカミン1.05gを加え、この溶液に少
量のd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸の塩の種結晶を加え、次に室温に冷却
し、N−エチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質(融点157〜160℃)1.95gを得
た。後者の試料を約80℃に加熱した水約25mlに溶
解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理し、この
時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、こ
のものを過によつて回収した(〔α〕D+38.1゜)。 N−エチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質1.0gを、溶媒のほぼ還流温度で、
変性エタノール15mlに溶解した。この溶液を徐々
に冷却し、N−エチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩の少量の種結晶を入れ、次いで更に室温
に冷却し、過によつて回収した後、N−エチル
−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質
(融点167〜168℃)0.65gを得た。後者の試料を
約80℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸性になる
まで塩化水素酸で処理し、この時点でd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に
富んだ物質が溶液から沈殿し、このものを過に
よつて回収した(〔α〕D+61.6゜)。 実施例 4 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール35ml中の
トリエチルアミン1.01g(0.5当量)と共に溶媒
のほぼ還流温度に加熱してd,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−n−プロピル−D−グルカミン2.23g
(0.5当量)を加え、この溶液を室温に冷却し、N
−n−プロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質(融点173〜175℃)4.68gを得
た。後者の試料を約80℃に加熱した水約25mlに溶
解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理し、この
時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、こ
のものを過によつて回収した(〔α〕D+46.4゜)。 N−n−プロピル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、イソプロパノール19.5ml及び水2.5mlに溶
解した。この溶液を室温に冷却して再結晶した塩
(融点180〜181℃)0.82gを得た。この物質を前
記の節に述べた如く塩化水素酸で処理し、実質的
に純粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(〔α〕D+68.0゜)を得た。 実施例 5 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール35ml中の
トリエチルアミン1.01g(0.5当量)と共に溶媒
のほぼ還流温度に加熱してd,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−イソプロピル−D−グルカミン2.23g
(0.5当量)を加え、この溶液を室温に冷却し、N
−イソプロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質4.43gを得た。後者の試料を約80
℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸性になるまで
塩化水素酸で処理し、この時点でd−2−(6−
メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ
物質が溶液から沈殿し、このものを過して回収
した(〔α〕D+28.8゜)。 N−イソプロピル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、5%水性イソプロパノール21mlに溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、再結晶した塩0.85
gを得た。このものを上記節に述べた如く塩化水
素酸で処理し、更にd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質を得た
(〔α〕D+42.7゜)。 実施例 6 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール30ml及び
水1.5ml中のトリエチルアミン1.01g(0.5当量)
と共に、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸を溶解させた。N−イソプロピル−D−グルカ
ミン2.23gを加え、この溶液を室温に冷却し、N
−イソプロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質(融点146〜148゜)4.38gを得た。
後者の試料を約80℃に加熱した水約25mlに溶解
し、酸性になるまで塩化水素酸で処理し、この時
点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、この
ものを過して回収した(〔α〕D+26.9゜)。 N−イソプロピル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、5%水性イソプロパノール20mlに溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、最初の再結晶され
た物質(融点151〜152℃)0.76gを得た。後者の
試料を上記節に述べた如く塩化水素酸で処理し、
更にd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸(〔α〕D+53.2゜)に富んだ物質を得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
イソプロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質〕0.50gを、溶媒のほぼ還流温度
で、5%水性イソプロパノール10mlに溶解した。
この溶液を室温に冷却し、第2の再結晶した物質
(融点153〜154℃)0.43gを得た。後者の試料を
本実施例の第一節に述べた如く塩化水素酸で処理
し、更にd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸に富んだ物質(〔α〕D+53.2゜)を得
た。 上記節による第二の再結晶した物質〔即ちN−
イソプロピル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に更に富んだ物質〕0.32gを、溶媒のほぼ還流
温度で、5%水性イソプロパノール10mlに溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、第三の再結晶物質
(融点153〜154℃)0.29gを得た。このものを本
実施例の第一節に述べた如く塩化水素酸で処理
し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸に更に富んだ物質(〔α〕D+57.9゜)を
得た。 実施例 7 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gを、溶媒のほぼ還流温度に、
エタノール18ml中のトリエチルアミン1.01g
(0.5当量)と共に加熱し、d,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−n−ブチル−D−グルカミン2.37g及び
追加のエタノール18mlを加え、この溶液を室温に
冷却し、N−n−ブチル−D−グルカミンによる
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の塩に富んだ物質(融点155〜156℃)4.28
gを得た。このもの1.0gを約80℃に加熱した水
約25mlに溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処
理し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から
沈殿し、このものを過によつて回収した(〔α〕
D+27.4゜)。 N−n−ブチル−D−グルカミンによるd−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の塩に富んだ物質3.0gを、触媒のほぼ還流温度
で、エタノール48ml及び水1mlに溶解した。この
溶液を室温に冷却し、再結晶した塩(融点157.5
〜158℃)2.64gを得た。このもの1.0gを上記の
節に述べた如く塩化水素酸で処理し、実質的に純
粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸(〔α〕D+65.8゜)を得た。 実施例 8 水酸化カリウム0.28gをメタノール18mlに溶解
し、d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30g及びN−n−ブチル−D−グ
ルカミン1.18gを加え、このメタノール性溶液を
触媒のほぼ還流温度に加熱してd,1−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解
させた。この溶液を徐々に冷却し、N−n−ブチ
ル−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩の少量の種
結晶を加え、過及び洗浄によつて回収した後、
N−n−ブチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質1.18gを得た。このものを約80℃
に加熱した水15mlに溶解し、酸性になるまで塩化
水素酸で処理し、この時点でd−2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質
0.56gが溶液から沈殿し、このものを過によつ
て回収した(〔α〕D+56.8゜)。 実施例 9 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30g及びトリエチルアミン0.50g
(0.5当量)をアセトン25mlに溶解した。N−n−
ブチル−D−グルカミン1.19gを更にアセトン25
ml中で50℃に加熱した。0.5mlずつで水3.5mlを加
え、N−n−ブチル−D−グルカミンを溶解させ
た。N−n−ブチル−D−グルカミンの溶液を
d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸の溶液に撹拌しながら50℃で加え、次
に室温に冷却してN−n−ブチル−D−グルカミ
ンによるd−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸の塩に富んだ物質(融点157〜158℃)
1.83gを得た。後者の試料を約80℃に加熱した水
約25mlに溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処
理し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から
沈殿し、このものを過によつて回収した(〔α〕
D+6.11゜)。 実施例 10 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール40ml及び
水20ml中のトリエチルアミン1.01g(0.5当量)
と共に、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸を溶解させた。N−イソブチル−D−グルカミ
ン2.37gを加え、この溶液を室温に冷却し、N−
イソブチル−D−グルカミンによるd−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に
富んだ物質(融点150〜152℃)4.53gを得た。後
者の試料を約80℃に冷却した水約25mlに溶解し、
酸性になるまで塩化水素酸で処理し、この時点で
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、このもの
を過によつて回収した(〔α〕D+30.2゜)。 N−イソブチル−D−グルカミンによるd−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温度
で5%水性イソプロパノール20mlに溶解した。こ
の溶液を室温に冷却し、最初に再結晶した物質
(融点154〜156℃)0.85gを得た。後者の試料を
上記節に述べた如く、塩化水素酸で処理し、d−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸に更に富んだ物質(〔α〕D+40.3゜)を得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
イソブチル−D−グルカミンによるd−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に
富んだ物質〕0.80gを溶媒のほぼ還流温度で5%
水性イソプロパノール16mlに溶解した。この溶液
を室温に冷却し、第二の再結晶した物質(融点
156〜157℃)0.77gを得た。後者の試料を本実施
例の第一節に述べた如く塩化水素酸で処理し、d
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸(〔α〕D+47.9゜)に更に富んだ物質を得た。 上記節による第二の再結晶した物質〔即ちN−
イソブチル−D−グルカミンによるd−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に
更に富んだ物質〕0.67gを、溶媒のほぼ還流温度
で、5%水性イソプロパノール16ml及び水1.0ml
に溶解した。この溶液を室温に冷却し、第三の再
結晶した物質(融点157〜158℃)0.39gを得た。
このものを本実施例の第一節に述べた如くして塩
化水素酸で処理し、d−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸(〔α〕D+54.3゜)に更
に富んだ物質を得た。 実施例 11 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.60gをイソプロパノール15ml及び
水0.5ml中のトリエチルアミン0.50g(0.5当量)
と共に溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を溶解させた。この加熱した溶液にN−シクロヘ
キシル−D−グルカミン1.32g(0.5当量)を加
えた際に、直ちに沈殿を生じた。イソプロパノー
ル15ml及び水1.5mlを更に加え、この混合物を溶
媒のほぼ還流温度に加熱して沈殿物を溶解させ
た。この溶液を室温に冷却し、N−シクロヘキシ
ル−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物
質(融点157〜158℃)2.24gを得た。後者の試料
を約80℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸性にな
るまで塩化水素酸で処理し、この時点でd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に
富んだ物質が溶液から沈殿し、このものを過に
よつて回収した(〔α〕D+38.7゜)。 N−シクロヘキシル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質1.00gをほぼ還流温度で5
%水性イソプロパノール20mlに溶解した。この溶
液を室温に冷却し、最初に再結晶した物質(融点
156〜160℃)0.97gを得た。後者の試料を上記節
に述べた如くして塩化水素酸で処理し、d−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
(〔α〕D+51.7゜)に更に富んだ物質を得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
シクロヘキシル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質〕0.20gを5%水性イソプロパノ
ール4mlに溶媒のほぼ還流温度で溶解した。この
溶液を室温に冷却し、第二の再結晶した物質(融
点160〜161℃)0.18gを得た。後者の試料を本実
施例の最初の節に述べた如くして塩化水素酸で処
理し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(〔α〕D+60.3゜)に更に富んだ物質
を得た。 上記節による第二の再結晶した物質〔即ちN−
シクロヘキサン−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に更に富んだ物質〕0.15gを5%水性イソプロ
パノール5mlに溶媒のほぼ還流温度で溶解した。
この溶液を室温に冷却し、第三の再結晶した物質
(融点161〜162℃)0.13gを得た。このものを本
実施例の第一節に述べた如くして塩化水素酸で処
理し、実質的に純粋なd−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸(〔α〕D+65.5゜)を
得た。 実施例 12 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール30ml及び
水1.5ml中のトリエチルアミン1.01g(0.5当量)
と共に溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を溶解した。N−n−オソチル−D−グルカミン
2.93g(0.5当量)を加え、この溶液を室温に冷
却し、N−n−オクチル−D−グルカミンによる
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の塩に富んだ物質(融点139〜140℃)4.42
gを得た。後者の試料を約80℃に加熱した水約25
mlに溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理
し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈
殿し、このものを過によつて回収した(〔α〕D
+54.8゜)。 N−n−オクチル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、イソプロパノール9.5ml及び水0.5mlに溶解
した。この溶液を室温に冷却し、再結晶した塩
(融点140〜141℃)0.85gを得た。この物質を最
初の節に述べた如くして塩化水素酸で処理し、実
質的に純粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸(〔α〕D+65.8゜)を得た。 実施例 13 実施例12の第一節によるN−n−オクチル−D
−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質0.10
g及び水25ml中の水酸化カリウム0.3gを室温で
1時間撹拌した。沈殿物を過によつて分離し
た。液を酸性になるまで塩化水素酸で処理し、
この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈殿
し、このものを過によつて回収した(〔α〕D+
55.3゜)。 実施例 14 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gをエチレングリコール30ml中
のトリエチルアミン0.50g(0.5当量)と共に90
℃に加熱し、d,1−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸を溶解させた。N−n−
オクチル−D−グルカミン1.47gを加え、この溶
液を40℃に冷却し、N−n−オクチル−D−グル
カミンによるd−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸の塩の種結晶を入れた。この
反応混合物を室温で一夜撹拌し、N−n−オクチ
ル−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩(融点115
〜122℃)に富んだ物質1.47gが得られた。後者
の試料を約80℃に加熱した水約25mlに溶解し、酸
性になるまで塩化水素酸で処理し、この時点でd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、このものを
過によつて回収した(〔α〕D+65.5゜)。 実施例 15 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gをイソプロパノール15ml及び
水0.75ml中のトリエチルアミン0.50g(0.5当量)
と共に、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,1−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸を溶解させた。N−n−ドデシル−D−グルカ
ミン1.75g(0.5当量)を加え、この溶液を室温
に冷却し、N−n−ドデシル−D−グルカミンに
よるd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸の塩に富んだ物質(融点133〜135℃)
2.50gを得た。後者の試料を水酸化カリウム300
mgの存在下において室温で水約25mlに懸濁させ、
60分間室温に保持した。沈殿物を過によつて除
去した。液を酸性になるまで塩化水素酸で処理
し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈
殿し、このものを過によつて回収した(〔α〕D
+56.1゜)。 N−n−ドデシル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを、溶媒のほぼ還流温
度で、5%水性イソプロパノール20mlに溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、最初の再結晶した
物質0.88g(融点135〜137℃)を得た。後者の試
料を前記の節に述べた如く水酸化カリウムで、次
に塩化水素酸で処理し、d−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質
(〔α〕D+58.9゜を得た。 上記節による最初に再結晶した物質〔即ちN−
n−ドデシル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質〕0.62gを溶媒のほぼ還流温度で
5%水性イソプロパノール15mlに溶解した。この
溶液を室温に冷却し、第二の再結晶した物質(融
点135〜137℃)0.59gを得た。 上記節による第二の再結晶した物質〔即ちN−
n−ドデシル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に更に富んだ物質〕0.51gを溶媒のほぼ還流温
度で5%水性イソプロパノール10mlに溶解した。 この溶液を室温に冷却し、第三の再結晶した物質
(融点135〜137℃)0.43gを得た。このものを本
実施例の第一節に述べた如くして水酸化カリウム
で、次に塩化水素酸で処理し、d−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を更に富ん
だ物質(〔α〕D+67.6゜)を得た。 実施例 16 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸1.15gをイソプロパノール10ml中の
トリエチルアミン0.25g(0.5当量)と共に溶媒
のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−n−オクタデシル−D−グルカミン1.09
g(0.5当量)を加え、この溶液を熱時過して
やや濁つたものを除去し、いくぶん冷却し、次に
N−n−オクタデシル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩の少量の種結晶を入れ、室温に冷却し、
N−n−オクタデシル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質(融点123〜127℃)1.55g
を得た。後者の試料を水酸化カリウム300mgの存
在下において室温で水約25mlに懸濁させ、この温
度に60分間保持した。沈殿物を過によつて除去
した。液を酸性になるまで塩化水素酸で処理
し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸が溶液から沈殿し、このも
のを過によつて回収した(〔α〕D+57.9゜)。 N−n−オクタデシル−D−グルカミンによる
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の塩に富んだ物質1.0gをイソプロパノー
ル10ml中で溶媒のほぼ還流温度にて撹拌した。こ
の溶液を2時間にわたつて室温に冷却し、最初の
再結晶物質(融点128〜130℃)0.95gを得た。後
者の試料を上記節に述べた如くして水酸化カリウ
ムで、次に塩化水素酸で処理し、d−2−(6−
メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ
物質(〔α〕D+68.1゜)を得た。 実施例 17 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸のナトリウム塩100mgを5%水性イ
ソプロパノール2ml中のN−n−ブチル−D−グ
ルカミンの塩酸塩100mgと共に溶媒のほぼ還流温
度に加熱した。この反応混合物を徐々に冷却し、
少量のN−n−ブチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩の種結晶を入れ、次いで更に室温に冷却
し、過して回収しそして洗浄した後、N−n−
ブチル−D−グルカミンによるd−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に富ん
だ物質(融点143〜145℃)1.10gを得た。後者の
試料を水に溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で
処理し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液か
ら沈殿し、このものを過によつて回収した
(〔α〕D+54.9゜)。 実施例 18 メタノール中の種々なN−R−D−グルカミン
によるd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸及び1−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸のジアステレオマー塩の
室温及び還流温度での次の表に示した: 【表】 ル
n〓オクチル 1.8 21.1 21.7
n〓ドデシル 0.32 8.7
実施例 19 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gをイソプロパノール40ml及び
水1.0mlのトリエチルアミン0.45g(0.45当量)と
共に約80℃に加熱し、d,1−2−(6−メトキ
シ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させた。
N−n−ヘキシル−D−グルカミン1.46g(0.55
当量)を加え、この溶液を室温に冷却し、N−n
−ヘキシル−D−グルカミンによるd−2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の塩に
富んだ物質(融点130〜132℃)2.48gを得た。後
者の試料を室温で水約25mlに懸濁させ、塩化水素
酸で酸性にし、室温で約60分間撹拌した。生じた
沈殿物、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸に富んだ物質を過によつて回収し
た(〔α〕D+37.2゜)。 N−n−ヘキシル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質1.00gを5%水性イソプロパ
ノール10ml中に溶媒のほぼ還流温度で溶解した。
この溶液を室温に冷却し、最初に再結晶した塩
(融点130〜131℃)0.75gを得た。この物質を上
記節に述べた如く塩化水素酸で処理し、実質的に
純粋なd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(〔α〕D+66.2゜)を得た。 実施例 20 実施例19の第一節からのN−n−ヘキシル−D
−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質1.00
gを水10mlに懸濁させた。水酸化カリウム0.15g
を加え、この混合物を室温で1.5時間撹拌した。
生じた沈殿物を捕集し、水5mlで洗浄し、乾燥
し、N−n−ヘキシル−D−グルカミン(融点
124〜126℃)0.38gを得た。実施例19の第一節に
述べた如くして、液を塩化水素酸で処理し、d
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸を回収した。 実施例 21 実施例19の第一節からのN−n−ヘキシル−D
−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質1.00
gを水8mlに懸濁させた。水酸化カリウム0.15g
を加え、この混合物を室温で45分間撹拌した。生
じた沈殿物を捕集し、水2mlで洗浄し、45℃にて
真空下(いくぶん窒素を通しながら)で乾燥し、
N−n−ヘキシル−D−グルカミン(融点122〜
124℃)0.47gを得た。実施例19の第一節に述べ
た如くして、液を塩化水素酸で処理し、d−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を回収した。 実施例 22 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gを水15ml中のN−n−ヘキシ
ル−D−グルカミン1.46g(0.55当量)と共に約
80℃に加熱した。水酸化カリウム0.17g(0.45当
量)を加え、この溶液のPH値を炭酸カリウムによ
つて8に調節した。この溶液にN−n−ヘキシル
−D−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸の塩の少量の種結
晶を入れ、そして冷却し、N−n−ヘキシル−D
−グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸の塩に富んだ物質(融
点125〜127℃)1.25gを得た。 実施例 23 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gをイソプロパノール60ml中の
トリエチルアミン0.91g(0.45当量)と共に触媒
のほぼ還流温度に加熱し、d,1−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を溶解させ
た。N−n−オクチル−D−グルカミン3.22g
(0.55当量)を加え、この溶液をやや冷却し、次
にN−n−オクチル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩の種結晶の少量を加えて沈殿を生じさせ
た。この反応混合物を60℃で1.5時間熟成させ、
一夜室温に冷却し、イソプロパノール20mlで洗浄
した後、N−n−オクチル−D−グルカミンによ
るd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸の塩に富んだ物質(融点138〜139℃)
4.9gを得た。後者の試料を水酸化カリウム300mg
の存在下において室温で水約25mlに懸濁させ、室
温に約60分間保持した。生じた沈殿物を過によ
つて除去した。液を酸性になるまで塩化水素酸
で処理し、この時点でd−2−(6−メトキシ−
2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液
から沈殿し、このものを過によつて回収した
(〔α〕D+64.3゜)。 実施例 24 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸4.60gを水25ml及び水酸化カリウム
0.60g(0.45当量)と共に70℃で10分間撹拌し
た。N−n−オクチル−D−グルカミン3.22g
(0.55当量)を加え、この溶液を徐々に50℃に冷
却した。N−n−オクチル−D−グルカミンによ
るd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸の塩の少量を加え、この溶液を撹拌しな
がら一夜室温に冷却し、過して回収した後、N
−n−オクチル−D−グルカミンによるd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
塩に富んだ物質(融点138〜140℃)4.0gを得た。
後者の試料を水酸化カリウム300mgの存在下にお
いて室温で水約25mlに懸濁させ、室温に約60分間
保持した。生じた沈殿物を過によつて除去し
た。液を酸性になるまで塩化水素酸で処理し、
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に富んだ物質が溶液から沈殿し、このもの
を過によつて回収した(〔α〕D+62.9゜)。 実施例 25 実施例24の方法を、水20mlを用いてくり返し行
い、N−n−オクチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質(融点138〜140℃)4.05g
を得た。このものを実施例24に述べた如くして水
酸化カリウム、次に塩化水素酸で処理し、d−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
に富んだ物質(〔α〕D+65.1゜)を得た。 実施例 26 実施例24の方法を、水15mlを用いてくり返し行
い、N−n−オクチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質(融点138〜140℃)4.45g
を得た。このものを実施例24に述べた如くして水
酸化カリウム、次に塩化水素酸で処理し、d−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
に富んだ物質(〔α〕D+63.5゜)を得た。 実施例 27 N−n−オクチル−D−グルカミンによるd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸の塩に富んだ物質44.5gを水445ml中の水酸化
カリウム6.2gで処理した。反応混合物を46℃で
2時間撹拌し、次に撹拌しながら更に1時間にわ
たつて徐々に36℃に冷却した。この反応混合物を
約60時間室温に保持した。 生じた沈殿物を過によつて捕集し、水150ml
で洗浄し、N−n−オクチル−D−グルカミン
(融点121〜123℃)246g(理論量の99%)を得
た。 液を濃塩酸12mlで処理し、細かく濃い沈殿物
を得た。この沈殿物を撹拌しながら更に水350ml
と共に熟成し、次に過し、水で洗浄し、45℃で
乾燥し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸(融点147〜150℃)19.4g(理論量
の99%)を得た。 実施例 28 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30gをイソプロパノール27.3ml及
び水2.7ml中で、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、
d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸を溶解させた。N−n−オクチル−D
−グルカミン2.93(1.0当量)を加え、この溶液を
室温に冷却し、水性イソプロパノール2mlで洗浄
した後、N−n−オクチル−D−グルカミンによ
るd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸の塩に富んだ物質(融点138.5〜140℃)
2.57gを得た。後者の試料を水酸化カリウム300
mgの存在下において、室温で水約25mlに懸濁さ
せ、室温に約60分間保持した。生じた沈殿物を
過によつて除去した。液を酸性になるまで塩化
水素酸で処理し、この時点でd−2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸に富んだ物質
が溶液から沈殿し、このものを過によつて回収
した(〔α〕D+61.7゜)。 実施例 29 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.0Kgをメタノール9.08及びトル
エン0.92の混合物に加えた。この混合物を55℃
に加熱し、N−n−オクチル−D−グルカミン
2.54Kgを加えた。このスラリを還流温度に加熱
し、この温度で全ての固体は溶解した。この混合
物を56℃に冷却し、N−n−オクチル−D−グル
カミンによるd−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸の塩2.5gを加えた。55〜56
℃で1時間熟成した後、このスラリを10℃/時の
速度で25℃に冷却した。N−n−オクチル−D−
グルカミンによるd−2−(6−メトキシ−2−
ナフチル)プロピオン酸の塩の湿つたケーキ3.0
Kgを過によつて回収し、メタノール6.0で洗
浄した。 上記の段階による湿つたケーキを水11.0及び
ヘキサン0.25の混合物に加えた。水酸化カリウ
ム300gを加え、この混合物を50℃に1時間保持
した。このスラリを10℃/時の速度で25℃に冷却
した。沈殿したN−n−オクチル−D−グルカミ
ンを過し、水3で洗浄し、そして乾燥した
(収量:1.11Kg)。 上記段階による合液した液及び洗液をトルエ
ン100ml及び濃塩酸420ml(PH値1.0よりも小)に
加えた。このスラリを70℃に加熱し、1時間熟成
させ、そして10℃/時の速度で25℃に冷却した。
沈殿したd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸を過によつて回収し、水2.0で
洗浄した。この物質は、光学的純度を増加させる
ために更に再結晶を必要とせぬほど十分な純度で
あつた。 上記のd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸をアセトン4.40に溶解し、炭素
22.5gを加えた。この溶液を1時間撹拌し、次に
過した。液をアセトン20で洗浄した。合液
した液及び洗液を真空下で濃縮して約1.0の
容量にし、水400ml中の濃塩酸60mlの溶液を加え、
次いで更に水5.3を加えた。このスラリを20℃
で1時間熟成させ、沈殿したd−2−(6−メト
キシ−2−ナフチル)プロピオン酸を過して回
収し、水5.0で洗浄し、そして乾燥した(収量
838.0g;加えたd,1−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸を基準にして41.9重量
%;融点153.5〜156.0℃;(〔α〕D+66.0゜)。この
再
結晶は、もしあるならば異質の不溶性物質を除去
する目的でのみ行われ、沈殿した生成物の色が改
善される。 上記の段階による液及び洗液を合液し、蒸留
して容量5.5にした。容量5.5を保持するため
に水を加えながら蒸留を続けた。全てのメタノー
ルが留去された際、水1を加え、次に水酸化カ
リウム334gを加えた。この混合物を60℃に冷却
し、少量のN−n−オクチル−D−グルカミンの
種結晶を入れ、25℃に冷却した。沈殿したN−n
−オクチル−D−グルカミンを過によつて回収
し、水1で洗浄し、次いで水4で2回目の洗
浄を行い、そして乾燥した(収量1.31Kg)。全体
のN−n−オクチル−D−グルカミンの回収(即
ち上記段階及び実施例の第二節における段階から
のもの)は2.42Kg(95.2%)であつた。 水酸化カリウム431gを合液した液及び上記
段階による最初の洗液に加え、この混合物を130
℃に加熱した。この溶液を3時間にわたり30psi
下で50℃にに冷却し、トルエン130mlを加え、次
に濃塩酸1.4を添加した。このスラリを80℃に
加熱し、この温度で1時間熟成し、そして10℃/
時の速度で25℃に冷却した。沈殿したd,1−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸
を過によつて回収し、水10で洗浄し、そして
乾燥した(収量:1122g(56.1%)〕。 製造 11 メタノール200ml中のD−グルコース9.0g及び
シクロプロピルアミンの混合物を窒素下にて35℃
で約24時間撹拌した。この混合物に更にシクロプ
ロピルアミン6.0gを加え、次に更に21/2日間撹
拌した。メタノールをストリツピングし、生じた
沈殿物を酢酸エチル50mlでスラリにした。沈殿物
を捕集し、更に酢酸エチル50mlで洗浄した。 後者の物質1.0gをメタノール25mlに溶解し、
木炭に担持させた白金2.00g及び水素(30psi)
により室温で約18時間処理した。この溶液を過
して触媒を除去し、少容量に濃縮し、−10℃で貯
蔵した。メタノールをイソプロパノールと入れ換
え、この溶液を−10℃で貯蔵し、N−n−シクロ
プロピル−D−グルカミンを含む物質(融点125
〜140℃)0.2gを得た。 このものをイソプロパノール5mlに溶解し、加
熱し、過して不溶性物質を除去した。この溶液
を約1〜2mlに濃縮し、上記節で製造した物質の
極めて少量の種を入れ、N−シクロプロピル−D
−グルカミンを含む再結晶物質0.13gを得た〔融
点127〜145℃;テトラメチルシランに対するジメ
チルスルホキシド中のNMRスペクトル〔ppm
(Δ)〕;0.2〜0.4(多重線、シクロプロピル)、0.75
〜0.95(三重線、−CH3)、1.25〜1.6(多重線、−
CH2−)、2.0〜2.1(多重線、N原子に対するシク
ロプロピルプロトンα)、2.35〜2.7(多重線、N
原子に対するメチレンブロトンα)、3.1〜3.6(多
重線、グルコース側鎖におけるプロトン)及び
4.0〜4.6(巾広い吸収帯、50H);〔α〕D−15.7゜(水
中)〕。 製造 12 製造11の第一筋に従つて製造した物質1.0gを
メタノール20mlに溶解し、木炭に担持させた5%
白金1g及び水素(1気圧)で約24時間処理し
た。木炭に担持させた5%白金1.0gを更に加え、
この反応を約24時間更に続けた。この溶液を過
して触媒を除去し、d−2−(6−メトキシ−2
−ナフチル)プロピオン酸1.0gを加え、不溶性
塩0.72gが得られ、このものをイソプロパノール
7ml及び水1mlから再結晶した。再結晶した物質
0.61gを捕集し、イソプロパノール3mlで洗浄
し、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プ
ロピオン酸のN−シクロプロピル−D−グルカミ
ン塩(融点157〜158℃)を得た。 製造 13 酢酸3ml及びメタノール200ml中のD−グルコ
ース9.0g及びシクロオクチルアミン6.36gを30
℃にて、木炭に担持させた5%白金1.0g及び水
素(120psi)で約24時間処理した。温度を50〜60
℃に上昇させ、この反応を更に8時間続けた。一
夜放置した後、この溶液を過して触媒を除去
し、メタノール100mlで洗浄した。水300ml及び水
酸化カリウム4gを加え、この溶液を濃縮して沈
殿物が得られ、このものを捕集し、そして水で洗
浄した。 沈殿物をメタノール50mlに溶解し、木炭と共に
過し、メタノール50mlで洗浄した。酢酸エチル
100mlを加え、この溶液を少容量に濃縮し、そし
て冷却し、捕集及び酢酸エチル50mlで洗浄後、N
−シクロオクチル−D−グルカミン〔融点133〜
135℃;〔α〕D−18.4゜(ジメチルスルホキシド)〕
4.66gを得た。 実施例 30 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸0.16gを5%水性イソプロパノール
1.6ml中の製造11によN−シクロプロピル−D−
グルカミン0.08gと共に、溶媒のほぼ還流温度に
加熱し、d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフ
チル)プロピオン酸を溶解させた。この溶液を室
温に冷却し、N−シクロプロピル−D−グルカミ
ンによd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸の塩に富んだ物質(融点155〜165
℃)を得た。後者の試料を水約25mlに溶解し、酸
性になるまで塩化水素酸で処理し、この時点でd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質が溶液から沈殿し、このも
のを過によつて回収した(〔α〕D+42.9゜)。 実施例 31 d,1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)
プロピオン酸2.30をイソプロパノール31.5ml及び
水3.0ml中で、溶媒のほぼ還流温度に加熱し、d,
1−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸を溶解させた。N−シクロオクチル−D−
グルカミン1.46gを加え、この溶液を室温に冷却
し、N−シクロオクチル−D−グルカミンによる
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸の塩に富んだ物質〔融点162〜163℃)1.98
gを得た。後者の試料を水酸化カリウム水溶液約
25mlに溶解し、酸性になるまで塩化水素酸で処理
し、この時点でd−2−(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸に富んだ物質が溶液から沈
殿し、このものを過によつて回収(〔α〕D+
32.5゜)。 N−シクロオクチル−D−グルカミンによるd
−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオ
ン酸の塩に富んだ物質1.86gを10%水性イソプロ
パノール40ml中に、溶媒のほぼ還流温度で溶解し
た。この溶液を室温に冷却し、最初に結晶した物
質(融点165〜168℃)1.19gを得た。後者の試料
を上記節に述べた如くして塩化水素酸で処理し、
d−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸に更に富んだ物質(〔α〕D+47.0゜)を得た。 上記節による最初に結晶した物質1.11gを10%
水性イソプロパノール25mlに、溶媒のほぼ還流温
度で溶解した。この溶液を室温に冷却し、第二の
結晶した物質(融点167〜169℃)0.89gを得た。
後者の試料を本実施例の最初の節に述べた如くし
て塩化水素酸で処理し、d−2−(6−メトキシ
−2−ナフチル)プロピオン酸により更に富んだ
物質(〔α〕D+53.2゜)を得た。 実施例 32 下記の各化合物の抗炎症活性を、下記のカラー
ゲニン誘発したラツトの足の炎症試験によつて、
フエニルブタゾンの活性と比較した。 ラツトにおけるカラーゲニン誘発した足の炎症
を用いる抗炎症活性に対する試験 物質及び方法:体重80〜90gの雌ラツトを用い
た。試験物質を1ml水性賦形剤における摂食とし
て経口的に与えた。1時間後、カラーゲニンの1
%溶液(0.9%NaCl中)0.05mlを右後足に注射し
た。この注射により足に炎症を起こした。4時間
後にラツトを殺し、両後足を切断し、別個に秤量
した。 終点:足の大きさの%増加は次の如くして計算
した: 右足の重量−左足の重量/左足の重量×100 上記の試験結果を次の表に集約した: 【表】 実施例 33 上記実施例32に述べたカラーゲニン誘発したラ
ツトの足の炎症試験を、試験物質としてd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
N−シクロプロピル−D−グルカミン塩及びd−
2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン
酸のN−シクロオクチル−D−グルカミン塩を用
いて、くり返し行つた。この試験結果を次の表に
集約した: 【表】 実施例 34 工程成積表:試験物質を水性カルボキシメチル
セルロース懸濁賦形剤に懸濁させた。濃度を20
ml/Kg体重の容量で投与できるように調節した。
マウスの4群(各群は6匹のスイス−ウエブスタ
−〔Swiss−Webster〕雄マウスからなる)を用い
た。各マウス胃管によつて体重1Kg当りd−2−
(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の
N−シクロヘキシル−D−グルカミン塩750mg、
1500mgまたは3000mgのいずれかを1回の経口投薬
量として投与した。(第四の群は対照として用い
た。)投与後、マウスを毎日21日間観察した。 上記の工程成積表を用いて、d−2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸のN−シク
ロヘキシル−D−グルカミン塩の急性経口LD50
は3000mg/Kgよりも大であること決定された。 実施例 35 実施例34に述べた工程成積表を、試験物質とし
てd−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロ
ピオン酸のN−n−オクチル−D−グルカミン塩
を用いて、くり返し行つた。上記物質の急性経口
LD50は3000mgよりも大であることが決定された。 実施例 36 【表】 ルカミン塩
トウモロコシ殿粉(ペースト) 20
ステアリン酸マグネシウム 0.5
ラクトース、300mgにするために、十分な量 上記の成分を十分に混合し、一本の刻み目をつ
けた錠剤に圧縮した。 実施例 37 【表】 ラクトース、350mgにするために十分な量 上記の成分を十分に混合し、一本の刻み目をつ
けた錠剤に圧縮した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Rが炭素原子2〜36個を有するアルキルまた
は炭素原子3〜8個を有するシクロアルキルであ
る、d及びl−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸のN−R−D−グルカミン塩の
混合物と、d−2−(6−メトキシ−2−ナフチ
ル)プロピオン酸のN−R−D−グルカミン塩が
l−2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピ
オン酸のN−R−D−グルカミン塩よりも溶解性
が小さく、従つて媒体を昇温から冷却した際に該
塩を分別結晶できるような溶媒とからなる分割媒
体。 2 Rが炭素原子2〜18個を有するアルキルまた
はシクロヘキシルである特許請求の範囲第1項記
載の分割媒体。 3 該N−R−D−グルカミンがN−n−オクチ
ル−D−グルカミンである特許請求の範囲第1項
記載の分割媒体。
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