JPH0321549B2 - - Google Patents
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- JPH0321549B2 JPH0321549B2 JP16757683A JP16757683A JPH0321549B2 JP H0321549 B2 JPH0321549 B2 JP H0321549B2 JP 16757683 A JP16757683 A JP 16757683A JP 16757683 A JP16757683 A JP 16757683A JP H0321549 B2 JPH0321549 B2 JP H0321549B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optically active
- epoxy
- diol
- diphenyl
- cyclohexanones
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- Epoxy Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は、光学活性を有する2,3−エポキシ
−3−メチルシクロヘキサノン類の製法に関する
ものである。 光学活性な2,3−エポキシ−3−メチルシク
ロヘキサノン類は、医薬品、農薬、香料などの原
料中間体として重要な化合物である。 本発明者らは、光学活性な1,6−ジ(ハロフ
エニル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキサ
ジイン−1,6−ジオールが、種々ラセミ体の優
れた光学分割試薬剤であることを先に知見し、特
願昭58−90077号として特許出願した。その後、
さらに研究を重ねた結果、該ジオールは2,3−
エポキシ−3−メチルシクロヘキサノン類のラセ
ミ体を、極めて効率的に光学分割する作用を有し
ていることを見い出し、本発明の完成に到つた。 すなわち本発明は、2,3−エポキシ−3−メ
チルシクロヘキサノン類のラセミ体と、光学活性
な1,6−ジ(ハロフエニル)−1,6−ジフエ
ニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール
を有機溶媒中で接触させ、得られる前記シクロキ
サノン類の一方の対掌体を包接した前記ジオール
の錯体を分離した後、その包接錯体を分解するこ
とからなる、光学活性な2,3−エポキシ−3−
メチルシクロヘキサノン類の工業的に優れた製法
を提供するものである。 本発明における、2,3−エポキシ−3−メチ
ルシクロヘキサノン類(以下、単にシクロヘキサ
ノン類と呼ぶことがある。)は、次の構造式で示
される。
−3−メチルシクロヘキサノン類の製法に関する
ものである。 光学活性な2,3−エポキシ−3−メチルシク
ロヘキサノン類は、医薬品、農薬、香料などの原
料中間体として重要な化合物である。 本発明者らは、光学活性な1,6−ジ(ハロフ
エニル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキサ
ジイン−1,6−ジオールが、種々ラセミ体の優
れた光学分割試薬剤であることを先に知見し、特
願昭58−90077号として特許出願した。その後、
さらに研究を重ねた結果、該ジオールは2,3−
エポキシ−3−メチルシクロヘキサノン類のラセ
ミ体を、極めて効率的に光学分割する作用を有し
ていることを見い出し、本発明の完成に到つた。 すなわち本発明は、2,3−エポキシ−3−メ
チルシクロヘキサノン類のラセミ体と、光学活性
な1,6−ジ(ハロフエニル)−1,6−ジフエ
ニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール
を有機溶媒中で接触させ、得られる前記シクロキ
サノン類の一方の対掌体を包接した前記ジオール
の錯体を分離した後、その包接錯体を分解するこ
とからなる、光学活性な2,3−エポキシ−3−
メチルシクロヘキサノン類の工業的に優れた製法
を提供するものである。 本発明における、2,3−エポキシ−3−メチ
ルシクロヘキサノン類(以下、単にシクロヘキサ
ノン類と呼ぶことがある。)は、次の構造式で示
される。
【式】
(ただし、式中R1およびR2は、水素原子また
はメチル基を示す。) 該シクロヘキサノン類のラセミ体は、例えばシ
クロヘキセノンをメタノール中でH2O2−NaOH
を用いて、エポキシ化することによつて容易に合
成することができる。 本発明において、分割試薬剤として用いる光学
活性な1,6−ジ(ハロフエニル)−1,6−ジ
フエニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオ
ール(以下、ジアセチレンジオール誘導体と略称
することがある。)は次の構造式で示される。 (ただし、式中Xは塩素、臭素などのハロゲン
原子を示す。)。 該ジアセチレンジオール誘導体は、次の構造を
もつた光学活性な1−0−ハロフエニル−1−フ
エニルプロパルギルアルコールを塩化第一銅、ピ
リジン及び酸素の共存下で有機溶媒(例えばアセ
トン)中でカツプリング反応を行なうことによ
り、容易に合成することができる。 次に、その合成例を示す。 光学活性な1−0−クロロフエニル−1−フエ
ニルプロパルギルアルコール48gを100mlのアセ
トンと10mlのピリジンの混合液に溶解し、塩化第
一銅86mgを加え、酸素を200ml/時の流量で反応
液に通しながら室温で16時間反応を行なわせる
と、淡青色の結晶が析出する。反応液を除去し、
この結晶をベンゼンに溶解し、これと等容量の12
%塩酸水で洗浄し、更に水洗後、ベンゼン層を芒
硝で乾燥してベンゼンを除去すると、光学活性な
1,6−ジクロロフエニル−1,6−ジフエニル
−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオールの白
色結晶43gが得られる。生成物の融点は175℃、
〔α〕25 Dは−106゜(1%CH3OH)である。 なお、上記の合成出発原料となる光学活性は1
−0−ハロフエニル−1−フエニルプロパルギル
アルコールは本発明者らの先きの出願である特願
昭57−33011号及び特願昭57−164969号明細書に
記載した方法によつて得ることができる。 本発明において、シクロヘキサノン類のラセミ
体は、ジアセチレンジオール誘導体1モルに対し
て、通常1〜10モル使用されるが、包接錯体の晶
析率と分割された目的物のシクロヘキサノン類の
光学純度とを考慮した場合、ジアセチレン誘導体
1モルに対して3〜8モル使用するのが好まし
い。 使用に供される有機溶媒としては、前記シクロ
ヘキサノン類のラセミ体を溶解し、かつ形成した
包接錯体の溶解度の小さいものが良い。 この様な溶剤として、ベンゼン、トルエン、四
塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、酢酸エ
チル、酢酸メチル、石油エーテル、テトラヒドロ
フラン、エチルエーテルなどが挙げられが、包接
錯体の晶析率や分割された目的物の光学純度など
を考慮した場合、エーテル−石油エーテル混合溶
媒(容積比任意)が最も適当な溶剤である。 その溶媒の使用量は、光学活性なジアセチレン
ジオール誘導体1gに対して2〜10mlが好まし
い。 シクロヘキサノン類のラセミ体とジアセチレン
ジオール誘導体との接触は、通常10〜50℃の温度
で、1〜50時間行うのがよい。この接触によつ
て、シクロヘキサノン類のラセミ体のうち一方の
対掌体がジアセチレンジオール誘導体に包装さ
れ、その錯体が晶析する。 晶析した光学活性なジアセチレンジオール誘導
体とシクロヘキサノン類との包接錯体は、集し
た後、カラムクロマトグラフにより分離したり、
また減圧下で加温する事により目的とする光学活
性なシクロヘキサノン類を光学活性なジアセチレ
ンジオール誘導体から分離することができる。そ
の際のカラムクロマトグラフの展開溶媒や蒸留に
よる分離の際の温度が減圧度はシクロヘキサノン
類などの物性に合せて、適宜選択することができ
る。 回収された光学活性ジアセチレンジオール誘導
体は上記の操作処理を行なつてもその光学純度を
損なうことなく再び分割剤として使用する事がで
きる。 なお、もう一方の光学活性なシクロヘキサノン
類を得たい場合には、旋光度の正負が逆である光
学活性ジアセチレンジオール誘導体を分割剤とし
て用いればよく、その分割操作はこれまで述べた
手順と何ら変わらない。 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明
するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定す
るものでないことはいうまでもない。 実施例 1 光学活性な(−)−1,6−ジ(クロロフエニ
ル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキサジイ
ン−1,6−ジオール、〔α〕25 D=−122゜(1%
CH3OH),59gをエーテル−石油エーテルの混
合溶媒(容積比1:2)250mlに溶解させた。こ
の溶液に、61.5gの2,3−エポキシ−3−メチ
ルシクロヘキサノンのラセミ体溶解させ、室温下
で6時間放置したところ、無色の結晶57gが得ら
れた。この結晶をX線回折、熱分析にかけたとこ
ろ、これは光学活性な(−)−1,6−ジ(クロ
ロフエニル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘ
キサジイン−1,6−ジオール1分子に対して、
2分子の2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘ
キサノンが包接された錯体 mp.70〜73℃、〔α〕
25 D=89.3゜(1%CH3OH)、であつた。 この結晶を蒸留釜に入れ、25mmHgの減圧下で
130℃に加温し、光学活性な2,3−エポキシ−
3−メチルシクロヘキサノン、〔α〕25 D=+32.0゜
(1%CH3OH)、光学純度55%、を17.5g得た。 実施例 2 実施例1と全く同様の操作で得られた包接錯体
57gを、エーテル−石油エーテルの混合溶媒(容
積比1:1)300mlで再結晶を2回繰返し、無色
の結晶、mp.72〜73℃、〔α〕25 D=−88.9゜(1%
CH3OH)、を18g得た。 この結晶を蒸留釜に入れ、25mmHgの減圧下で
130℃に加温し、光学活性な2,3−エポキシ−
3−メチルシクロヘキサノン、〔α〕25 D=+58.3゜
(1%CH3OH)、光学純度100%、を5.5g得た。 実施例 3 光学活性な(−)−1,6−ジ(クロロフエニ
ル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキサジイ
ン−1,6−ジオール、〔α〕25 D=−122゜(1%
CH3OH)、51gをエーテル−石油エーテルの混
合溶媒(容積比1:2)200mlに溶解させた。こ
の溶液、53gの2,3−エポキシ−3,5−ジメ
チルシクロヘキサノンのラセミ体を溶解させ、室
温下で6時間放置したところ、無色の結晶47gが
得られた。この結晶をX線回折、熱分析にかけた
ところ、光学活性な(−)−1,6−ジ(クロロ
フエニル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキ
サジイン−1,6−ジオール1分子に対して、2
分子の2,3−エポキシ−3,5−ジメチルシク
ロヘキサノンが包接された錯体、mp.116〜118
℃、〔α〕25 D=−125゜(1%CH3OH)、であつた。 この結晶47gを、エーテル−石油エーテルの混
合溶媒(容積比1:1)500mlで再結晶を2回繰
返し、無色の結晶、mp.117〜118℃、〔α〕25 D=−
126゜(1%CH3OH)、を27g得た。 この結晶を蒸留釜に入れ、25mmHgの減圧下で
136℃に加温し、光学活性な2,3−エポキシ−
3,5−ジメチルシクロヘキサノン、〔α〕25 D=−
136゜(1%CH3OH)、光学純度100%、を9g得
た。 実施例 4 光学活性な(−)−1,6−ジ(クロロフエニ
ル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキサジイ
ン−1,3−ジオール、〔α〕25 D=−122゜(1%
CH3OH)、60gをエーテル−石油エーテルの混
合溶媒(容積比1:4)250mlに溶解させた。こ
の溶液に、76.4gの2,3−エポキシ−3,5,
5−トリメチルシクロヘキサノンのラセミ体を溶
解させ、室温下で6時間放置したところ、無色の
結晶55gが得られた。この結晶をX線回折、熱分
析にかけたところ、光学活性な(−)−1,6−
ジ(クロロフエニル)−1,6−ジフエニル−2,
4−ヘキサジイン−1,6−ジオール1分子に対
して、2分子の2,3−エポキシ−3,5,5−
トリメチルシクロヘキサノンが包接された錯体、
mp.133〜135℃、〔α〕25 D=−89.1゜(1%CH3H)、
であつた。 この結晶55gエーテル−石油エーテルの混合溶
媒(容積比1:1)500mlで再結晶を2回繰返し、
無色の結晶、mp、134〜136℃、〔α〕25 D=−88.6゜
(1%CH3OH)、を38g得た。 この結晶を蒸留釜に入れ、5mmHgの減圧下で
70℃に加温し、光学活性な2,3−エポキシ−
3,5,5−トリメチルシクロヘキサノン、〔α〕
25 D=+13.5゜(1%CH3OH)、光学純度100%、を12
g得た。
はメチル基を示す。) 該シクロヘキサノン類のラセミ体は、例えばシ
クロヘキセノンをメタノール中でH2O2−NaOH
を用いて、エポキシ化することによつて容易に合
成することができる。 本発明において、分割試薬剤として用いる光学
活性な1,6−ジ(ハロフエニル)−1,6−ジ
フエニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオ
ール(以下、ジアセチレンジオール誘導体と略称
することがある。)は次の構造式で示される。 (ただし、式中Xは塩素、臭素などのハロゲン
原子を示す。)。 該ジアセチレンジオール誘導体は、次の構造を
もつた光学活性な1−0−ハロフエニル−1−フ
エニルプロパルギルアルコールを塩化第一銅、ピ
リジン及び酸素の共存下で有機溶媒(例えばアセ
トン)中でカツプリング反応を行なうことによ
り、容易に合成することができる。 次に、その合成例を示す。 光学活性な1−0−クロロフエニル−1−フエ
ニルプロパルギルアルコール48gを100mlのアセ
トンと10mlのピリジンの混合液に溶解し、塩化第
一銅86mgを加え、酸素を200ml/時の流量で反応
液に通しながら室温で16時間反応を行なわせる
と、淡青色の結晶が析出する。反応液を除去し、
この結晶をベンゼンに溶解し、これと等容量の12
%塩酸水で洗浄し、更に水洗後、ベンゼン層を芒
硝で乾燥してベンゼンを除去すると、光学活性な
1,6−ジクロロフエニル−1,6−ジフエニル
−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオールの白
色結晶43gが得られる。生成物の融点は175℃、
〔α〕25 Dは−106゜(1%CH3OH)である。 なお、上記の合成出発原料となる光学活性は1
−0−ハロフエニル−1−フエニルプロパルギル
アルコールは本発明者らの先きの出願である特願
昭57−33011号及び特願昭57−164969号明細書に
記載した方法によつて得ることができる。 本発明において、シクロヘキサノン類のラセミ
体は、ジアセチレンジオール誘導体1モルに対し
て、通常1〜10モル使用されるが、包接錯体の晶
析率と分割された目的物のシクロヘキサノン類の
光学純度とを考慮した場合、ジアセチレン誘導体
1モルに対して3〜8モル使用するのが好まし
い。 使用に供される有機溶媒としては、前記シクロ
ヘキサノン類のラセミ体を溶解し、かつ形成した
包接錯体の溶解度の小さいものが良い。 この様な溶剤として、ベンゼン、トルエン、四
塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、酢酸エ
チル、酢酸メチル、石油エーテル、テトラヒドロ
フラン、エチルエーテルなどが挙げられが、包接
錯体の晶析率や分割された目的物の光学純度など
を考慮した場合、エーテル−石油エーテル混合溶
媒(容積比任意)が最も適当な溶剤である。 その溶媒の使用量は、光学活性なジアセチレン
ジオール誘導体1gに対して2〜10mlが好まし
い。 シクロヘキサノン類のラセミ体とジアセチレン
ジオール誘導体との接触は、通常10〜50℃の温度
で、1〜50時間行うのがよい。この接触によつ
て、シクロヘキサノン類のラセミ体のうち一方の
対掌体がジアセチレンジオール誘導体に包装さ
れ、その錯体が晶析する。 晶析した光学活性なジアセチレンジオール誘導
体とシクロヘキサノン類との包接錯体は、集し
た後、カラムクロマトグラフにより分離したり、
また減圧下で加温する事により目的とする光学活
性なシクロヘキサノン類を光学活性なジアセチレ
ンジオール誘導体から分離することができる。そ
の際のカラムクロマトグラフの展開溶媒や蒸留に
よる分離の際の温度が減圧度はシクロヘキサノン
類などの物性に合せて、適宜選択することができ
る。 回収された光学活性ジアセチレンジオール誘導
体は上記の操作処理を行なつてもその光学純度を
損なうことなく再び分割剤として使用する事がで
きる。 なお、もう一方の光学活性なシクロヘキサノン
類を得たい場合には、旋光度の正負が逆である光
学活性ジアセチレンジオール誘導体を分割剤とし
て用いればよく、その分割操作はこれまで述べた
手順と何ら変わらない。 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明
するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定す
るものでないことはいうまでもない。 実施例 1 光学活性な(−)−1,6−ジ(クロロフエニ
ル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキサジイ
ン−1,6−ジオール、〔α〕25 D=−122゜(1%
CH3OH),59gをエーテル−石油エーテルの混
合溶媒(容積比1:2)250mlに溶解させた。こ
の溶液に、61.5gの2,3−エポキシ−3−メチ
ルシクロヘキサノンのラセミ体溶解させ、室温下
で6時間放置したところ、無色の結晶57gが得ら
れた。この結晶をX線回折、熱分析にかけたとこ
ろ、これは光学活性な(−)−1,6−ジ(クロ
ロフエニル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘ
キサジイン−1,6−ジオール1分子に対して、
2分子の2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘ
キサノンが包接された錯体 mp.70〜73℃、〔α〕
25 D=89.3゜(1%CH3OH)、であつた。 この結晶を蒸留釜に入れ、25mmHgの減圧下で
130℃に加温し、光学活性な2,3−エポキシ−
3−メチルシクロヘキサノン、〔α〕25 D=+32.0゜
(1%CH3OH)、光学純度55%、を17.5g得た。 実施例 2 実施例1と全く同様の操作で得られた包接錯体
57gを、エーテル−石油エーテルの混合溶媒(容
積比1:1)300mlで再結晶を2回繰返し、無色
の結晶、mp.72〜73℃、〔α〕25 D=−88.9゜(1%
CH3OH)、を18g得た。 この結晶を蒸留釜に入れ、25mmHgの減圧下で
130℃に加温し、光学活性な2,3−エポキシ−
3−メチルシクロヘキサノン、〔α〕25 D=+58.3゜
(1%CH3OH)、光学純度100%、を5.5g得た。 実施例 3 光学活性な(−)−1,6−ジ(クロロフエニ
ル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキサジイ
ン−1,6−ジオール、〔α〕25 D=−122゜(1%
CH3OH)、51gをエーテル−石油エーテルの混
合溶媒(容積比1:2)200mlに溶解させた。こ
の溶液、53gの2,3−エポキシ−3,5−ジメ
チルシクロヘキサノンのラセミ体を溶解させ、室
温下で6時間放置したところ、無色の結晶47gが
得られた。この結晶をX線回折、熱分析にかけた
ところ、光学活性な(−)−1,6−ジ(クロロ
フエニル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキ
サジイン−1,6−ジオール1分子に対して、2
分子の2,3−エポキシ−3,5−ジメチルシク
ロヘキサノンが包接された錯体、mp.116〜118
℃、〔α〕25 D=−125゜(1%CH3OH)、であつた。 この結晶47gを、エーテル−石油エーテルの混
合溶媒(容積比1:1)500mlで再結晶を2回繰
返し、無色の結晶、mp.117〜118℃、〔α〕25 D=−
126゜(1%CH3OH)、を27g得た。 この結晶を蒸留釜に入れ、25mmHgの減圧下で
136℃に加温し、光学活性な2,3−エポキシ−
3,5−ジメチルシクロヘキサノン、〔α〕25 D=−
136゜(1%CH3OH)、光学純度100%、を9g得
た。 実施例 4 光学活性な(−)−1,6−ジ(クロロフエニ
ル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘキサジイ
ン−1,3−ジオール、〔α〕25 D=−122゜(1%
CH3OH)、60gをエーテル−石油エーテルの混
合溶媒(容積比1:4)250mlに溶解させた。こ
の溶液に、76.4gの2,3−エポキシ−3,5,
5−トリメチルシクロヘキサノンのラセミ体を溶
解させ、室温下で6時間放置したところ、無色の
結晶55gが得られた。この結晶をX線回折、熱分
析にかけたところ、光学活性な(−)−1,6−
ジ(クロロフエニル)−1,6−ジフエニル−2,
4−ヘキサジイン−1,6−ジオール1分子に対
して、2分子の2,3−エポキシ−3,5,5−
トリメチルシクロヘキサノンが包接された錯体、
mp.133〜135℃、〔α〕25 D=−89.1゜(1%CH3H)、
であつた。 この結晶55gエーテル−石油エーテルの混合溶
媒(容積比1:1)500mlで再結晶を2回繰返し、
無色の結晶、mp、134〜136℃、〔α〕25 D=−88.6゜
(1%CH3OH)、を38g得た。 この結晶を蒸留釜に入れ、5mmHgの減圧下で
70℃に加温し、光学活性な2,3−エポキシ−
3,5,5−トリメチルシクロヘキサノン、〔α〕
25 D=+13.5゜(1%CH3OH)、光学純度100%、を12
g得た。
Claims (1)
- 1 2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキサ
ノン類のラセミ体と、光学活性な1,6−ジ(ハ
ロフエニル)−1,6−ジフエニル−2,4−ヘ
キサジイン−1,6−ジオールを有機溶媒中で接
触させ、得られる前記シクロヘキサノン類の一方
の対掌体を包接した前記ジオールの錯体を分離し
た後、その包接錯体を分解することを特徴とす
る、光学活性な2,3−エポキシ−3−メチルシ
クロヘキサノン類の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16757683A JPS6058972A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 光学活性な2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキサノン類の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16757683A JPS6058972A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 光学活性な2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキサノン類の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6058972A JPS6058972A (ja) | 1985-04-05 |
| JPH0321549B2 true JPH0321549B2 (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=15852302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16757683A Granted JPS6058972A (ja) | 1983-09-13 | 1983-09-13 | 光学活性な2,3−エポキシ−3−メチルシクロヘキサノン類の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6058972A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0641459B2 (ja) * | 1985-12-13 | 1994-06-01 | ダイソー株式会社 | 複数の不斉炭素を有するエポキシドの光学異性体分離方法 |
| JPH0776218B2 (ja) * | 1985-11-05 | 1995-08-16 | ダイセル化学工業株式会社 | 光学活性環状エ−テル化合物の製造方法 |
-
1983
- 1983-09-13 JP JP16757683A patent/JPS6058972A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6058972A (ja) | 1985-04-05 |
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