JPH03263B2 - - Google Patents
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- JPH03263B2 JPH03263B2 JP9313086A JP9313086A JPH03263B2 JP H03263 B2 JPH03263 B2 JP H03263B2 JP 9313086 A JP9313086 A JP 9313086A JP 9313086 A JP9313086 A JP 9313086A JP H03263 B2 JPH03263 B2 JP H03263B2
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- pistons
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Landscapes
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、タンデム式マスタシリンダを使用し
て、制動油圧回路を互いに独立した二系統に構成
した車両の制動装置における制動油圧制御装置に
関し、特にマスタシリンダの出力油圧を左右一対
の後輪ブレーキに各別に供給する第1及び第2流
路の途中に介装した共通のハウジングと;このハ
ウジングに形成されたシリンダ孔に摺合し、各外
端側に、前記第1及び第2流路の下流にそれぞれ
連通する第1及び第2出力油圧室を画成する左右
一対の受圧ピストンと;この各受圧ピストンに形
成されたそれぞれ同径の小シリンダ孔に摺合し、
各外端側に、前記第1及び第2流路の上流にそれ
ぞれ連通する第1及び第2入力油圧室を画成する
バルブ移動ピストンと;各受圧ピストン及びバル
ブ移動ピストンと当接し得、これらのピストンの
移動限を規定する左右一対のスペーサと;このス
ペーサ間に縮設された共通の調圧ばねと;各隣接
する前記入,出力油圧室間を連連通するように前
記各受圧ピストンに形成された連通孔と;前記各
受圧ピストンの摺動によりこの連通孔を開閉する
とともに、前記バルブ移動ピストンの所定の距離
以上の移動によつて移動され、この連通孔を開放
状態に保つバルブと;を備えた車両の制動油圧制
御装置の改良に関する。
て、制動油圧回路を互いに独立した二系統に構成
した車両の制動装置における制動油圧制御装置に
関し、特にマスタシリンダの出力油圧を左右一対
の後輪ブレーキに各別に供給する第1及び第2流
路の途中に介装した共通のハウジングと;このハ
ウジングに形成されたシリンダ孔に摺合し、各外
端側に、前記第1及び第2流路の下流にそれぞれ
連通する第1及び第2出力油圧室を画成する左右
一対の受圧ピストンと;この各受圧ピストンに形
成されたそれぞれ同径の小シリンダ孔に摺合し、
各外端側に、前記第1及び第2流路の上流にそれ
ぞれ連通する第1及び第2入力油圧室を画成する
バルブ移動ピストンと;各受圧ピストン及びバル
ブ移動ピストンと当接し得、これらのピストンの
移動限を規定する左右一対のスペーサと;このス
ペーサ間に縮設された共通の調圧ばねと;各隣接
する前記入,出力油圧室間を連連通するように前
記各受圧ピストンに形成された連通孔と;前記各
受圧ピストンの摺動によりこの連通孔を開閉する
とともに、前記バルブ移動ピストンの所定の距離
以上の移動によつて移動され、この連通孔を開放
状態に保つバルブと;を備えた車両の制動油圧制
御装置の改良に関する。
(2) 従来の技術
かかる制動油圧制御装置は、特開昭57−175451
号公報に開示されている。
号公報に開示されている。
(3) 発明が解決しようとする問題点
上記公報に開示された制動油圧制御装置では、
左右のバルブを閉弁方向に付勢する一対の弁ばね
の反発力によりバルブ移動ピストンの中立位置に
保持するようにしているので、その中立位置の確
保のためには弁ばねのセツト荷重を可成り大きく
設定しなければならない。しかし、そのようにす
ると、バルブの開弁圧力が高くなるので、制動解
除時に、出力油圧室の油圧によるバルブの開弁を
因難にする弊害を伴う。
左右のバルブを閉弁方向に付勢する一対の弁ばね
の反発力によりバルブ移動ピストンの中立位置に
保持するようにしているので、その中立位置の確
保のためには弁ばねのセツト荷重を可成り大きく
設定しなければならない。しかし、そのようにす
ると、バルブの開弁圧力が高くなるので、制動解
除時に、出力油圧室の油圧によるバルブの開弁を
因難にする弊害を伴う。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもの
で、バルブの開弁特性に悪影響を与えることな
く、バルブ移動ピストンを中立位置に保持し得る
簡単有効な前記制動油圧制御装置を提供すること
を目的とする。
で、バルブの開弁特性に悪影響を与えることな
く、バルブ移動ピストンを中立位置に保持し得る
簡単有効な前記制動油圧制御装置を提供すること
を目的とする。
B 発明の構成
(1) 問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、スペー
サの外端に、受圧ピストン及び調圧ばね間に挟持
されるフランジ部を設け、このフランジ部の外側
面に対向する肩部を前記受圧ピストンの内周及び
バルブ移動ピストンの外周にそれぞれ設け、この
両肩部と前記フランジ部との間に、この両肩部に
当接する円板部及びこの円板部から切起こされて
フランジ部に圧接する弾発片とからなる中立ばね
を介装したことを特徴とする。
サの外端に、受圧ピストン及び調圧ばね間に挟持
されるフランジ部を設け、このフランジ部の外側
面に対向する肩部を前記受圧ピストンの内周及び
バルブ移動ピストンの外周にそれぞれ設け、この
両肩部と前記フランジ部との間に、この両肩部に
当接する円板部及びこの円板部から切起こされて
フランジ部に圧接する弾発片とからなる中立ばね
を介装したことを特徴とする。
(2) 作用
中立ばねを設けることにより、バルブの開弁特
性を変えることなく、バルブ移動ピストンを中立
位置に保持することができる。
性を変えることなく、バルブ移動ピストンを中立
位置に保持することができる。
しかも、中立ばねの円板部は、受圧ピストン及
びバルブ移動ピストンの各肩部に当接してバルブ
移動ピストンの中立位置を規定する座金の役割を
果すので、それ専用の座金は不要である。
びバルブ移動ピストンの各肩部に当接してバルブ
移動ピストンの中立位置を規定する座金の役割を
果すので、それ専用の座金は不要である。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、第1図において、二連式マスタシリン
ダMはタンデム型に構成され、ブレーキペダル1
の作動時に、シリンダ内の前後一対のピストン2
1,22が、それぞれ第1及び第2出力ポートP1,
P2から第1及び第2流路L1,L2へ圧油を給送し
得るようになつている。この圧油は、前輪ブレー
キBf,Bf′及び制動油圧制御装置Cに導かれるよ
うになつている。
明すると、第1図において、二連式マスタシリン
ダMはタンデム型に構成され、ブレーキペダル1
の作動時に、シリンダ内の前後一対のピストン2
1,22が、それぞれ第1及び第2出力ポートP1,
P2から第1及び第2流路L1,L2へ圧油を給送し
得るようになつている。この圧油は、前輪ブレー
キBf,Bf′及び制動油圧制御装置Cに導かれるよ
うになつている。
制動油圧制御装置Cのハウジング3は、一端を
開放したシリンダ孔4を有し、このシリンダ孔4
の開放端はねじ栓5により閉鎖されている。この
シリンダ孔4には、互いに同径の二個の受圧ピス
トン61,62が摺合している。各受圧ピストン6
1,62には、互いに同径の小シリンダ孔71,72
が形成されており、これらの小シリンダ孔71,
72には、互いに背面を当接し合うバルブ移動ピ
ストン81,82がそれぞれ摺合している。両受圧
ピストン61,62間には、スペーサ91,92を介
して、共通1個の調圧ばね10が縮設されてい
る。これらのスペーサ91,92は、その外端に受
圧ピストン61,62と調圧ばね10との間で挟持
されるフランジ部9aをそれぞれ有し、各フラン
ジ部9aの外端面に対向して受圧ピストン61,
62の内周及びバルブ移動ピストン81,82の外
周には肩部6a,8aがそれぞれ形成される。こ
れらの肩部6a,8aとフランジ部9aとの間に
は中立ばね111,112が介装される。各中立ば
ね111,112は第2図に示すように、前記両肩
部6a,8aに当接する円板部11aと、この円
板部11aから切起こされてフランジ部9aに圧
接する複数の弾発片11bとから構成される。
開放したシリンダ孔4を有し、このシリンダ孔4
の開放端はねじ栓5により閉鎖されている。この
シリンダ孔4には、互いに同径の二個の受圧ピス
トン61,62が摺合している。各受圧ピストン6
1,62には、互いに同径の小シリンダ孔71,72
が形成されており、これらの小シリンダ孔71,
72には、互いに背面を当接し合うバルブ移動ピ
ストン81,82がそれぞれ摺合している。両受圧
ピストン61,62間には、スペーサ91,92を介
して、共通1個の調圧ばね10が縮設されてい
る。これらのスペーサ91,92は、その外端に受
圧ピストン61,62と調圧ばね10との間で挟持
されるフランジ部9aをそれぞれ有し、各フラン
ジ部9aの外端面に対向して受圧ピストン61,
62の内周及びバルブ移動ピストン81,82の外
周には肩部6a,8aがそれぞれ形成される。こ
れらの肩部6a,8aとフランジ部9aとの間に
は中立ばね111,112が介装される。各中立ば
ね111,112は第2図に示すように、前記両肩
部6a,8aに当接する円板部11aと、この円
板部11aから切起こされてフランジ部9aに圧
接する複数の弾発片11bとから構成される。
両小シリンダ孔71,72には、バルブ移動ピス
トン81,82の各外端により第1及び第2入力油
圧室131,132が、また、シリンダ孔4の両端
部には両受圧ピストン61,62の外端により第1
及び第2出力油圧室141,142が、それぞれ画
成されており、各受圧ピストン61,62の各出力
油圧室141,142側の受圧面積は各入力油圧室
131,132側の受圧面積より大となつている。
これらの第1及び第2入力油圧室131,132に
は流入ポート151,152を介して前記第1及び
第2流路L1,L2の上流が、また第1及び第2出
力油圧室141,142には流出ポート161,1
62を介して両流路L1,L2の下流がそれぞれ常時
連通するように接続されている。
トン81,82の各外端により第1及び第2入力油
圧室131,132が、また、シリンダ孔4の両端
部には両受圧ピストン61,62の外端により第1
及び第2出力油圧室141,142が、それぞれ画
成されており、各受圧ピストン61,62の各出力
油圧室141,142側の受圧面積は各入力油圧室
131,132側の受圧面積より大となつている。
これらの第1及び第2入力油圧室131,132に
は流入ポート151,152を介して前記第1及び
第2流路L1,L2の上流が、また第1及び第2出
力油圧室141,142には流出ポート161,1
62を介して両流路L1,L2の下流がそれぞれ常時
連通するように接続されている。
小シリンダ孔71,72の端壁には、隣接する
入,出力油圧室131,141間及び132,142
間をそれぞれ連通する連通孔171,172が形成
されており、この連通孔171,172をバルブ1
81,182の外端にそれぞれ突設した開弁棒19
1,192が貫通し得るようになつている。
入,出力油圧室131,141間及び132,142
間をそれぞれ連通する連通孔171,172が形成
されており、この連通孔171,172をバルブ1
81,182の外端にそれぞれ突設した開弁棒19
1,192が貫通し得るようになつている。
各バルブ181,182とバルブ移動ピストン8
1,82との間には弁ばね201,202がそれぞれ
縮設されており、通常はバルブ181,182の開
弁棒191,192がシリンダ孔4の端壁及びねじ
栓5の内端にそれぞれ当接して、各受圧ピストン
61,62の外方摺動限でバルブ181,182を開
弁位置に保持するようになつている。受圧ピスト
ン61,62が内方に移動して、小シリンダ孔71,
72の端壁にバルブ181,182が着座すると、
連通孔171,172は閉塞される。
1,82との間には弁ばね201,202がそれぞれ
縮設されており、通常はバルブ181,182の開
弁棒191,192がシリンダ孔4の端壁及びねじ
栓5の内端にそれぞれ当接して、各受圧ピストン
61,62の外方摺動限でバルブ181,182を開
弁位置に保持するようになつている。受圧ピスト
ン61,62が内方に移動して、小シリンダ孔71,
72の端壁にバルブ181,182が着座すると、
連通孔171,172は閉塞される。
各バルブ181,182の内端にはコネクタ21
1,212がそれぞれ一体に連設されている。これ
らコネクタ211,212の内端は、バルブ移動ピ
ストン81,82が所定の距離l2だけ内方へ移動し
たとき、そのピストン81,82の外端に設けられ
たストツパ221,222と係合するようになつて
いる。この距離l2は、バルブ181,182の開弁
位置から閉弁位置までに受圧ピストン61,62が
移動する距離l1より大きく、且つこの距離l1と、
バルブ移動ピストン81,82が中立位置から中立
ばね111,112の円板部11aを介してスペー
サ91,92のフランジ部9aに当接する位置まで
移動する距離l3との和よりも小さく設定される。
即ち、 l1<l2<l1+l3 とされる。
1,212がそれぞれ一体に連設されている。これ
らコネクタ211,212の内端は、バルブ移動ピ
ストン81,82が所定の距離l2だけ内方へ移動し
たとき、そのピストン81,82の外端に設けられ
たストツパ221,222と係合するようになつて
いる。この距離l2は、バルブ181,182の開弁
位置から閉弁位置までに受圧ピストン61,62が
移動する距離l1より大きく、且つこの距離l1と、
バルブ移動ピストン81,82が中立位置から中立
ばね111,112の円板部11aを介してスペー
サ91,92のフランジ部9aに当接する位置まで
移動する距離l3との和よりも小さく設定される。
即ち、 l1<l2<l1+l3 とされる。
ハウジング3の、調圧ばね10を収容する中間
部の側壁には排出孔23が設けられ、この排出孔
23は通常ゴム栓24によつて閉塞されている。
このゴム栓24は、受圧ピストン61,62及びバ
ルブ移動ピストン81,82周りのシール部材が万
一損傷して入力油圧室131,132から作動油が
漏洩した場合、その作動油の圧力により破裂また
は離脱するようになつており、その破裂または離
脱によれば、漏洩した作動油が排出孔23から外
部に流出するので、上記シール部材の損傷を、マ
スタシリンダMのリザーバにおける油面の異状低
下として検知することができる。
部の側壁には排出孔23が設けられ、この排出孔
23は通常ゴム栓24によつて閉塞されている。
このゴム栓24は、受圧ピストン61,62及びバ
ルブ移動ピストン81,82周りのシール部材が万
一損傷して入力油圧室131,132から作動油が
漏洩した場合、その作動油の圧力により破裂また
は離脱するようになつており、その破裂または離
脱によれば、漏洩した作動油が排出孔23から外
部に流出するので、上記シール部材の損傷を、マ
スタシリンダMのリザーバにおける油面の異状低
下として検知することができる。
次に、この実施例の作用について説明すると、
マスタシリンダMの非作動時には、左右の両受圧
ピストン61,62はともに調圧ばね10のセツト
荷重により第1図に示す外方摺動限に押圧され、
バルブ181,182はそれぞれ開弁していて、第
1及び第2入,出力油圧室131,141間及び1
32,142間はそれぞれ連通状態にある。また、
バルブ移動ピストン81,82は、中立ばね111,
112の円板部11aが弾発片11bの反発力を
もつて受圧ピストン61,62及びバルブ移動ピス
トン81,82の両肩部6a,8aに当接すること
により、中立位置に保持されている。
マスタシリンダMの非作動時には、左右の両受圧
ピストン61,62はともに調圧ばね10のセツト
荷重により第1図に示す外方摺動限に押圧され、
バルブ181,182はそれぞれ開弁していて、第
1及び第2入,出力油圧室131,141間及び1
32,142間はそれぞれ連通状態にある。また、
バルブ移動ピストン81,82は、中立ばね111,
112の円板部11aが弾発片11bの反発力を
もつて受圧ピストン61,62及びバルブ移動ピス
トン81,82の両肩部6a,8aに当接すること
により、中立位置に保持されている。
ここでブレーキペダル1を操作すると、マスタ
シリンダMの出力油圧が第1及び第2流路L1,
L2の各下流まで伝達され、前,後輪ブレーキBf,
Bf′及びBr,Br′が同時に作動する。
シリンダMの出力油圧が第1及び第2流路L1,
L2の各下流まで伝達され、前,後輪ブレーキBf,
Bf′及びBr,Br′が同時に作動する。
そして、マスタシリンダMの出力油圧の上昇に
伴い、第1及び第2入,出力油圧室131,141
及び132,142内の圧力も上昇するが、その圧
力が一定値に達すると、受圧ピストン61,62の
内外側の受圧面積の差により各受圧ピストン61,
62に作用する差動油圧が、調圧ばね10の設定
荷重よりも大となり、受圧ピストン61,62は、
それぞれ調圧ばね10を圧縮しながら内方へ移動
する。
伴い、第1及び第2入,出力油圧室131,141
及び132,142内の圧力も上昇するが、その圧
力が一定値に達すると、受圧ピストン61,62の
内外側の受圧面積の差により各受圧ピストン61,
62に作用する差動油圧が、調圧ばね10の設定
荷重よりも大となり、受圧ピストン61,62は、
それぞれ調圧ばね10を圧縮しながら内方へ移動
する。
この間、左右の入力油圧室131,132間に多
少とも圧力差が生じると、それに応じてバルブ移
動ピストン81,82が図示の中立位置から中立ば
ね111,112の弾発片11bを変形させながら
圧力の低い側へ僅かに移動し、両入力油圧室13
1,132の圧力の平衡化を図る。バルブ移動ピス
トン81,82は、このような移動中も、弁ばね2
01,202により各バルブ181,182を外方へ
押圧し、開弁棒191,192をシリンダ孔4の端
壁及びねじ栓5の内端との当接状態に保持する。
少とも圧力差が生じると、それに応じてバルブ移
動ピストン81,82が図示の中立位置から中立ば
ね111,112の弾発片11bを変形させながら
圧力の低い側へ僅かに移動し、両入力油圧室13
1,132の圧力の平衡化を図る。バルブ移動ピス
トン81,82は、このような移動中も、弁ばね2
01,202により各バルブ181,182を外方へ
押圧し、開弁棒191,192をシリンダ孔4の端
壁及びねじ栓5の内端との当接状態に保持する。
したがつて、各受圧ピストン61,62が距離l1
だけ内方に移動したとき、バルブ181,182が
連通孔171,172を閉じる。その結果、この間
は出力油圧室141,142内の油圧、すなわち後
輪の制動油圧の増加が止められる。
だけ内方に移動したとき、バルブ181,182が
連通孔171,172を閉じる。その結果、この間
は出力油圧室141,142内の油圧、すなわち後
輪の制動油圧の増加が止められる。
更にマスタシリンダMの出力油圧が上昇する
と、入力油圧室131,132内の圧力が上昇し
て、各受圧ピストン61,62を外方へ押動する。
したがつて、バルブ181,182は再び開き、出
力油圧室141,142内の圧力を増加させる。こ
の圧力がある値に達すると、受圧ピストン61,
62が再び作動して、連通孔171,172が閉塞
され、その圧力の上昇が止められる。このような
作用の繰り返しによつて、各後輪の制動油圧は、
マスタシリンダMの出力油圧を一定の比率で減圧
したものとされる。
と、入力油圧室131,132内の圧力が上昇し
て、各受圧ピストン61,62を外方へ押動する。
したがつて、バルブ181,182は再び開き、出
力油圧室141,142内の圧力を増加させる。こ
の圧力がある値に達すると、受圧ピストン61,
62が再び作動して、連通孔171,172が閉塞
され、その圧力の上昇が止められる。このような
作用の繰り返しによつて、各後輪の制動油圧は、
マスタシリンダMの出力油圧を一定の比率で減圧
したものとされる。
一方、前輪ブレーキBf,Bf′にはマスタシリン
ダMの出力油圧が直接作用するので、前輪の制動
油圧は、マスタシリンダMの出力油圧の上昇に伴
つて急速に増加する。こうして、強度に制動をか
けたとき車体が前傾して下向き荷重が増大する側
の前輪に対してはそのブレーキBf,Bf′を強力
に、荷重が減少する側の後輪に対してはそのブレ
ーキBr,Br′を弱めに作動することになるので、
各車輪にスキツドを生じさせることなく、効率の
よい制動を行うことができる。
ダMの出力油圧が直接作用するので、前輪の制動
油圧は、マスタシリンダMの出力油圧の上昇に伴
つて急速に増加する。こうして、強度に制動をか
けたとき車体が前傾して下向き荷重が増大する側
の前輪に対してはそのブレーキBf,Bf′を強力
に、荷重が減少する側の後輪に対してはそのブレ
ーキBr,Br′を弱めに作動することになるので、
各車輪にスキツドを生じさせることなく、効率の
よい制動を行うことができる。
次に、制動油圧回路のいずれか一方の系統、例
えば第2流路L2側が故障して、後輪ブレーキ
Br′の油圧作動部に制動油圧が加わらなくなつた
とする。このときブレーキペダル1を操作する
と、マスタシリンダMの出力油圧は第1流路L1
のみによつて伝達され、第1入力油圧131内の
圧力は上昇するが、第2入力油圧室132内の圧
力は上昇しない。そのため、バルブ移動ピストン
81,82はともに図の右方向に移動し、左側のバ
ルブ移動ピストン81が中立ばね111の円板部1
1aを介してスペーサ91のフランジ部9aに当
接する。そして、バレブ移動ピストン81は、そ
の移動に伴いスペーサ91を介して調圧ばね10
を圧縮する。
えば第2流路L2側が故障して、後輪ブレーキ
Br′の油圧作動部に制動油圧が加わらなくなつた
とする。このときブレーキペダル1を操作する
と、マスタシリンダMの出力油圧は第1流路L1
のみによつて伝達され、第1入力油圧131内の
圧力は上昇するが、第2入力油圧室132内の圧
力は上昇しない。そのため、バルブ移動ピストン
81,82はともに図の右方向に移動し、左側のバ
ルブ移動ピストン81が中立ばね111の円板部1
1aを介してスペーサ91のフランジ部9aに当
接する。そして、バレブ移動ピストン81は、そ
の移動に伴いスペーサ91を介して調圧ばね10
を圧縮する。
その結果、受圧ピストン61には調圧ばね10
による押圧力が加わらなくなるので、このピスト
ン61は、この内外側からの差動圧力により内方
へ移動する。
による押圧力が加わらなくなるので、このピスト
ン61は、この内外側からの差動圧力により内方
へ移動する。
バルブ移動ピストン81,82が所定の距離l2だ
け右方へ移動すると、その外端のストツパ221
がコネクタ211の内端と係合し、バルブ18を
内方へ移動させる。距離l2はl1+l3より小さく設
定されているから、この間においてバルブ181
は小シリンダ孔71の端壁から離れており、開弁
状態を保持している。
け右方へ移動すると、その外端のストツパ221
がコネクタ211の内端と係合し、バルブ18を
内方へ移動させる。距離l2はl1+l3より小さく設
定されているから、この間においてバルブ181
は小シリンダ孔71の端壁から離れており、開弁
状態を保持している。
こうしてバルブ移動ピストン81、バルブ18
1、受圧ピストン61は、スペーサ91の内端が他
方のスペーサ92の内端に当接する位置まで、内
方へ移動する。
1、受圧ピストン61は、スペーサ91の内端が他
方のスペーサ92の内端に当接する位置まで、内
方へ移動する。
バルブ移動ピストン81が最も内方、即ち第1
図で右方へ移動して、各スペーサ91,92の内端
が互いに当接した状態では、受圧ピストン61も
その内端をスペーサ91のフランジ部9aに当接
させる位置まで移動しているが、このときストツ
パ221がコネクタ211の内端に係合しているの
で、バルブ181は連通孔171を開放し続ける。
したがつて、マスタシリンダMの出力油圧はその
まま第1出力油圧室141に伝達され、第1流路
L1側の系統の後輪は、前輪と同じ強さで制動さ
れることになる。すなわち、この制動油圧制御装
置Cは、一方の系統が故障したとき、他方の系統
について後輪の制動油圧を減圧することなく、こ
の制御装置Cを設けていないときと同様に作動さ
せるので、この制動油圧制御装置Cにはバイパス
機能が付与されたことになる。
図で右方へ移動して、各スペーサ91,92の内端
が互いに当接した状態では、受圧ピストン61も
その内端をスペーサ91のフランジ部9aに当接
させる位置まで移動しているが、このときストツ
パ221がコネクタ211の内端に係合しているの
で、バルブ181は連通孔171を開放し続ける。
したがつて、マスタシリンダMの出力油圧はその
まま第1出力油圧室141に伝達され、第1流路
L1側の系統の後輪は、前輪と同じ強さで制動さ
れることになる。すなわち、この制動油圧制御装
置Cは、一方の系統が故障したとき、他方の系統
について後輪の制動油圧を減圧することなく、こ
の制御装置Cを設けていないときと同様に作動さ
せるので、この制動油圧制御装置Cにはバイパス
機能が付与されたことになる。
制動を解除すべくマスタシリンダMを不作動状
態に戻せば、それに伴い入力油圧室131,132
は減圧するので、このとき受圧ピストン61,62
が内方移動位置にあつてバルブ181,182が閉
弁していれば、出力油圧室141,142の油圧が
入力油圧室131,132の油圧よりも相対的に高
くなるが、このような入,出力油圧室131,1
41間および132,142間の圧力差によりバル
ブ181,182が開弁されて連通孔171,172
を開放する。その結果、出力油圧室141,142
も減圧して後輪ブレーキBr,Br′の作動を解除す
ることができる。
態に戻せば、それに伴い入力油圧室131,132
は減圧するので、このとき受圧ピストン61,62
が内方移動位置にあつてバルブ181,182が閉
弁していれば、出力油圧室141,142の油圧が
入力油圧室131,132の油圧よりも相対的に高
くなるが、このような入,出力油圧室131,1
41間および132,142間の圧力差によりバル
ブ181,182が開弁されて連通孔171,172
を開放する。その結果、出力油圧室141,142
も減圧して後輪ブレーキBr,Br′の作動を解除す
ることができる。
この場合、バルブ181,182の開弁圧力を決
定する弁ばね201,202のセツト荷重は中立ば
ね111,112に関係なく設定し得るので、バル
ブ181,182に良好な開弁特性を与えることが
できる。
定する弁ばね201,202のセツト荷重は中立ば
ね111,112に関係なく設定し得るので、バル
ブ181,182に良好な開弁特性を与えることが
できる。
尚、上記実施例において、バルブ移動ピストン
81,82と左右に分割したが、組立上の問題がな
ければ、これを一体のものとすることもできる。
81,82と左右に分割したが、組立上の問題がな
ければ、これを一体のものとすることもできる。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、スペーサの外端
に、受圧ピストン及び調圧ばね間に挟持されるフ
ランジ部を設け、このフランジ部の外側面に対向
する肩部を受圧ピストンの内周及びバルブ移動ピ
ストンの外周にそれぞれ設け、この両肩部と前記
フランジ部との間に、この両肩部に当接する円板
部及びこの円板部から切起こされてフランジ部に
圧接する弾発片とからなる中立ばねを介装したの
で、この中立ばねにより、バルブの開弁特性を変
えることなくバルブ移動ピストンを中立位置に保
持することができる。
に、受圧ピストン及び調圧ばね間に挟持されるフ
ランジ部を設け、このフランジ部の外側面に対向
する肩部を受圧ピストンの内周及びバルブ移動ピ
ストンの外周にそれぞれ設け、この両肩部と前記
フランジ部との間に、この両肩部に当接する円板
部及びこの円板部から切起こされてフランジ部に
圧接する弾発片とからなる中立ばねを介装したの
で、この中立ばねにより、バルブの開弁特性を変
えることなくバルブ移動ピストンを中立位置に保
持することができる。
しかも、この中立ばねの円板部は、受圧ピスト
ン及びバルブ移動ピストンの各肩部に当接してバ
ルブ移動ピストンの中立位置を規定する座金とし
て機能するので、それ専用の座金は不要であり、
部品点数の増加を極力抑えて構造の簡素化に寄与
し得る。
ン及びバルブ移動ピストンの各肩部に当接してバ
ルブ移動ピストンの中立位置を規定する座金とし
て機能するので、それ専用の座金は不要であり、
部品点数の増加を極力抑えて構造の簡素化に寄与
し得る。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は制動油圧制御装置を自動車の制動油圧回路と共
に示した縦断面図、第2図は制動油圧制御装置に
おける中立ばねの斜視図である。 Br,Br′……後輪ブレーキ、C……制動油圧制
御装置、M……マスタシリンダ、3……ハウジン
グ、4……シリンダ孔、61,62……受圧ピスト
ン、6a……肩部、71,72……小シリンダ孔、
81,82……バルブ移動ピストン、8a……肩
部、91,92……スペーサ、9a……フランジ
部、10……調圧ばね、111,112……中立ば
ね、11a……円板部、11b……弾発片、13
1,132……第1,第2入力油圧室、141,1
42……第1,第2出力油圧室、151,152…
…流入ポート、161,162……流出ポート、1
71,172……連通孔、181,182……バル
ブ、191,192……開弁棒、201,202……
弁ばね、211,212……コネクタ、221,2
22……ストツパ。
は制動油圧制御装置を自動車の制動油圧回路と共
に示した縦断面図、第2図は制動油圧制御装置に
おける中立ばねの斜視図である。 Br,Br′……後輪ブレーキ、C……制動油圧制
御装置、M……マスタシリンダ、3……ハウジン
グ、4……シリンダ孔、61,62……受圧ピスト
ン、6a……肩部、71,72……小シリンダ孔、
81,82……バルブ移動ピストン、8a……肩
部、91,92……スペーサ、9a……フランジ
部、10……調圧ばね、111,112……中立ば
ね、11a……円板部、11b……弾発片、13
1,132……第1,第2入力油圧室、141,1
42……第1,第2出力油圧室、151,152…
…流入ポート、161,162……流出ポート、1
71,172……連通孔、181,182……バル
ブ、191,192……開弁棒、201,202……
弁ばね、211,212……コネクタ、221,2
22……ストツパ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マスタシリンダの出力油圧を左右一対の後輪
ブレーキに各別に供給する第1及び第2流路の途
中に介装した共通のハウジングと;このハウジン
グに形成されたシリンダ孔に摺合し、各外端側
に、前記第1及び第2流路の下流にそれぞれ連通
する第1及び第2出力油圧室を画成する左右一対
の受圧ピストンと;この各受圧ピストンに形成さ
れたそれぞれ同径の小シリンダ孔に摺合し、各外
端側に、前記第1及び第2流路の上流にそれぞれ
連通する第1及び第2入力油圧室を画成するバル
ブ移動ピストンと;各受圧ピストン及びバルブ移
動ピストンと当接し得、これらのピストンの移動
限を規定する左右一対のスペーサと;このスペー
サ間に縮設された共通の調圧ばねと;各隣接する
前記入、出力油圧室間を連通するように前記各受
圧ピストンに形成された連通孔と;前記各受圧ピ
ストンの摺動によりこの連通孔を開閉するととも
に、前記バルブ移動ピストンの所定の距離以上の
移動によつて移動され、この連通孔を開放状態に
保つバルブと;を備えた車両の制動油圧制御装置
において、 前記スペーサの外端に、前記受圧ピストン及び
調圧ばね間に挟持されるフランジ部を設け、この
フランジ部の外側面に対向する肩部を前記受圧ピ
ストンの内周及びバルブ移動ピストンの外周にそ
れぞれ設け、この両肩部と前記フランジ部との間
に、この両肩部に当接する円板部及びこの円板部
から切起こされてフランジ部に圧接する弾発片と
からなる中立ばねを介装したことを特徴とする、
車両の制動油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9313086A JPS62251263A (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 車両の制動油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9313086A JPS62251263A (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 車両の制動油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62251263A JPS62251263A (ja) | 1987-11-02 |
| JPH03263B2 true JPH03263B2 (ja) | 1991-01-07 |
Family
ID=14073936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9313086A Granted JPS62251263A (ja) | 1986-04-22 | 1986-04-22 | 車両の制動油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62251263A (ja) |
-
1986
- 1986-04-22 JP JP9313086A patent/JPS62251263A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62251263A (ja) | 1987-11-02 |
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