JPH0212782B2 - - Google Patents
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- JPH0212782B2 JPH0212782B2 JP56053450A JP5345081A JPH0212782B2 JP H0212782 B2 JPH0212782 B2 JP H0212782B2 JP 56053450 A JP56053450 A JP 56053450A JP 5345081 A JP5345081 A JP 5345081A JP H0212782 B2 JPH0212782 B2 JP H0212782B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- pressure receiving
- pistons
- valve
- hydraulic
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/26—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、二連式マスタシリンダを使用して、
制動油圧回路を互いに独立した二系統に構成して
なる、車両の制動装置における制動油圧制御装
置、特に、後輪の制動油圧として、前輪の制動油
圧より減圧した油圧を供給するようにした、制動
油圧制御装置に関するものである。
制動油圧回路を互いに独立した二系統に構成して
なる、車両の制動装置における制動油圧制御装
置、特に、後輪の制動油圧として、前輪の制動油
圧より減圧した油圧を供給するようにした、制動
油圧制御装置に関するものである。
従来、車両の制動装置としては、第1図に示す
ように、互いに対角線上に位置して組をなす前、
後輪ブレーキBf,Br′及びBf′,Brの油圧作動部
に、二連式マスタシリンダMの出力側から延出す
る互いに独立した第1及び第2流路L1,L2を各
別に接続する形成のものがある。また、更に両前
輪ブレーキBf,Bf′にそれぞれ二つの油圧作動部
を設け、両前輪ブレーキBf,Bf′に第1及び第2
流路L1,L2の両者を接続するようにしたものも
ある。そして、このような制動装置においては、
強度の制動時に各後輪制動油圧を同系統の前輪制
動油圧に対して一定の比率で自動的に減圧して、
車体の前傾により後輪荷重が減少しても効率のよ
い制動が得られるようにするために、第1及び第
2流路L1,L2が後輪ブレーキBr,Br′に至る途中
に共通の制動油圧制御装置Cが設けられている。
ように、互いに対角線上に位置して組をなす前、
後輪ブレーキBf,Br′及びBf′,Brの油圧作動部
に、二連式マスタシリンダMの出力側から延出す
る互いに独立した第1及び第2流路L1,L2を各
別に接続する形成のものがある。また、更に両前
輪ブレーキBf,Bf′にそれぞれ二つの油圧作動部
を設け、両前輪ブレーキBf,Bf′に第1及び第2
流路L1,L2の両者を接続するようにしたものも
ある。そして、このような制動装置においては、
強度の制動時に各後輪制動油圧を同系統の前輪制
動油圧に対して一定の比率で自動的に減圧して、
車体の前傾により後輪荷重が減少しても効率のよ
い制動が得られるようにするために、第1及び第
2流路L1,L2が後輪ブレーキBr,Br′に至る途中
に共通の制動油圧制御装置Cが設けられている。
ところで、このような共通の制御装置Cには、
制動油圧回路の一方の系統が故障した場合、他方
の系統により後輪も前輪とともに強力に制動され
るように、バイパス機能を持たせることが必要で
ある。
制動油圧回路の一方の系統が故障した場合、他方
の系統により後輪も前輪とともに強力に制動され
るように、バイパス機能を持たせることが必要で
ある。
本発明は、簡単な構成によりこのようなバイパ
ス機能を持たせた、車両の制動装置における制動
油圧制御装置を得ることを目的とするものであ
る。
ス機能を持たせた、車両の制動装置における制動
油圧制御装置を得ることを目的とするものであ
る。
この目的を達成するために、本発明は、第1及
び第2流路の途中に共通のハウジングを介装し、
そのハウジング内のシリンダ孔に左右一対の受圧
ピストンを摺合して、これら受圧ピストンの内端
側に、前記第1及び第2流路の上流に各別に連通
する第1及び第2入力油圧室を、また、外端側
に、前記両流路の下流に各別に連通する第1及び
第2出力油圧室をそれぞれ形成し、各受圧ピスト
ンの各出力油圧室側の受圧面積を各入力油圧室側
の受圧面積より大とするとともに、各隣接する
入、出力油圧室間を、閉じばねによりそれぞれ外
方へ付勢されて前記各受圧ピストンの外方摺動限
で開弁し内方摺動時に閉弁するバルブを介して連
通し、前記両受圧ピストン間に共通の第1調圧ば
ねを縮設し、前記第1及び第2入力油圧室に両端
を臨ませるバルブ移動ピストンを前記両受圧ピス
トンの小シリンダ孔に摺合し、このバルブ移動ピ
ストンの中央部に相対向する一対の肩部を形成
し、この各肩部とそれに隣接する前記各受圧ピス
トンの内端部とに離間可能に当接する一対の座金
を設け、この両座金間に前記第1調圧ばねより弱
い共通の第2調圧ばねを縮設し、前記バルブ移動
ピストン及び前記バルブを軸方向に所定の遊びを
存して相互に連結し、前記バルブ移動ピストンが
前記第1及び第2入力油圧室間の圧力差に応じて
中立位置から所定距離以上移動したとき、その移
動方向と反対側の前記バルブを開弁するようにし
たことを特徴とする。
び第2流路の途中に共通のハウジングを介装し、
そのハウジング内のシリンダ孔に左右一対の受圧
ピストンを摺合して、これら受圧ピストンの内端
側に、前記第1及び第2流路の上流に各別に連通
する第1及び第2入力油圧室を、また、外端側
に、前記両流路の下流に各別に連通する第1及び
第2出力油圧室をそれぞれ形成し、各受圧ピスト
ンの各出力油圧室側の受圧面積を各入力油圧室側
の受圧面積より大とするとともに、各隣接する
入、出力油圧室間を、閉じばねによりそれぞれ外
方へ付勢されて前記各受圧ピストンの外方摺動限
で開弁し内方摺動時に閉弁するバルブを介して連
通し、前記両受圧ピストン間に共通の第1調圧ば
ねを縮設し、前記第1及び第2入力油圧室に両端
を臨ませるバルブ移動ピストンを前記両受圧ピス
トンの小シリンダ孔に摺合し、このバルブ移動ピ
ストンの中央部に相対向する一対の肩部を形成
し、この各肩部とそれに隣接する前記各受圧ピス
トンの内端部とに離間可能に当接する一対の座金
を設け、この両座金間に前記第1調圧ばねより弱
い共通の第2調圧ばねを縮設し、前記バルブ移動
ピストン及び前記バルブを軸方向に所定の遊びを
存して相互に連結し、前記バルブ移動ピストンが
前記第1及び第2入力油圧室間の圧力差に応じて
中立位置から所定距離以上移動したとき、その移
動方向と反対側の前記バルブを開弁するようにし
たことを特徴とする。
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、二連式マスタシリンダMは、第2図に
示すようにタンデム型に構成され、ブレーキペダ
ル1の作動時に、シリンダ内の前後一対のピスト
ン21,22が、それぞれ第1及び第2出力ポート
P1,P2から第1及び第2流路L1,L2へ圧油を給
送し得るようになつている。この圧油は、前輪ブ
レーキBf,Bf′及び制動油圧制御装置Cに導かれ
るようになつている。
明すると、二連式マスタシリンダMは、第2図に
示すようにタンデム型に構成され、ブレーキペダ
ル1の作動時に、シリンダ内の前後一対のピスト
ン21,22が、それぞれ第1及び第2出力ポート
P1,P2から第1及び第2流路L1,L2へ圧油を給
送し得るようになつている。この圧油は、前輪ブ
レーキBf,Bf′及び制動油圧制御装置Cに導かれ
るようになつている。
制動油圧制御装置Cは左右対称に構成されてお
り、その左右のハウジング31,32は、フランジ
41,42を介してボルト5及びナツト6により互
いに接合されている。ハウジング31,32には、
シリンダ孔71,72と、それより大径の大径孔8
1,82とが形成されており、各シリンダ孔71,
72には互いに同径の受圧ピストン91,92がそ
れぞれ摺合している。各受圧ピストン91,92に
は同径の小シリンダ孔101,102が形成されて
おり、これらの小シリンダ孔101,102には、
互いに背面を当接し合うバルブ移動ピストン11
1,112がそれぞれ摺接している。両受圧ピスト
ン91,92間には共通の強い第1調圧ばね12が
縮設され、また、両バルブ移動ピストン111,
112間には、各ピストン111,112の肩部1
31,132と、小シリンダ孔101,102の内外
側肩部141,142及び151,152とにそれぞ
れ当接し得る座金161,162を介して、比較的
弱い1個の第2調圧ばね17が縮設されている。
り、その左右のハウジング31,32は、フランジ
41,42を介してボルト5及びナツト6により互
いに接合されている。ハウジング31,32には、
シリンダ孔71,72と、それより大径の大径孔8
1,82とが形成されており、各シリンダ孔71,
72には互いに同径の受圧ピストン91,92がそ
れぞれ摺合している。各受圧ピストン91,92に
は同径の小シリンダ孔101,102が形成されて
おり、これらの小シリンダ孔101,102には、
互いに背面を当接し合うバルブ移動ピストン11
1,112がそれぞれ摺接している。両受圧ピスト
ン91,92間には共通の強い第1調圧ばね12が
縮設され、また、両バルブ移動ピストン111,
112間には、各ピストン111,112の肩部1
31,132と、小シリンダ孔101,102の内外
側肩部141,142及び151,152とにそれぞ
れ当接し得る座金161,162を介して、比較的
弱い1個の第2調圧ばね17が縮設されている。
そして、両小シリンダ孔101,102には、バ
ルブ移動ピストン111,112の各外端により第
1及び第2入力油圧室181,182が、また、両
シリンダ孔71,72には、受圧ピストン91,92
の各外端により第1及び第2出力油圧室191,
192がそれぞれ画成され、これらの第1及び第
2入力油圧室181,182には流入ポート201,
202を介して前記第1及び第2流路L1,L2の上
流が、また、第1及び第2出力油圧室191,1
92には流出ポート211,212を介して両流路
L1,L2の下流がそれぞれ常時連通するように接
続されている。
ルブ移動ピストン111,112の各外端により第
1及び第2入力油圧室181,182が、また、両
シリンダ孔71,72には、受圧ピストン91,92
の各外端により第1及び第2出力油圧室191,
192がそれぞれ画成され、これらの第1及び第
2入力油圧室181,182には流入ポート201,
202を介して前記第1及び第2流路L1,L2の上
流が、また、第1及び第2出力油圧室191,1
92には流出ポート211,212を介して両流路
L1,L2の下流がそれぞれ常時連通するように接
続されている。
小シリンダ孔101,102の端壁には、隣接す
る入、出力油圧室181,191間及び182,1
92間をそれぞれ連通する連通孔221,222が
設けられており、この連通孔211,212をバル
ブ231,232の外端にそれぞれ突設した開弁棒
241,242が貫通し得るようになつている。各
バルブ231,232とバルブ移動ピストン111,
112との間には閉じばね251,252がそれぞ
れ縮設されており、通常はバルブ231,232の
開弁棒241,242がシリンダ孔71,72の端壁
に当接して、各受圧ピストン91,92の外方摺動
限でバルブ231,232を開弁位置に保持するよ
うになつている。受圧ピストン91,92が内方に
移動して、小シリンダ孔101,102の端壁とバ
ルブ231,232とが当接すると、連通孔221,
222は閉塞される。
る入、出力油圧室181,191間及び182,1
92間をそれぞれ連通する連通孔221,222が
設けられており、この連通孔211,212をバル
ブ231,232の外端にそれぞれ突設した開弁棒
241,242が貫通し得るようになつている。各
バルブ231,232とバルブ移動ピストン111,
112との間には閉じばね251,252がそれぞ
れ縮設されており、通常はバルブ231,232の
開弁棒241,242がシリンダ孔71,72の端壁
に当接して、各受圧ピストン91,92の外方摺動
限でバルブ231,232を開弁位置に保持するよ
うになつている。受圧ピストン91,92が内方に
移動して、小シリンダ孔101,102の端壁とバ
ルブ231,232とが当接すると、連通孔221,
222は閉塞される。
各バルブ231,232の内端には、それぞれコ
ネクタ261,262が取り付けられている。これ
らのコネクタ261,262の内端は、バルブ移動
ピストン111,112が所定の距離l2だけ内方に
移動したとき、そのピストン111,112の外端
に設けられたストツパ271,272と係合するよ
うになつている。この距離l2は、バルブ231,
232の開弁位置から閉弁位置までに受圧ピスト
ン91,92が移動する距離l1より大きく、この距
離l1と、小シリンダ孔101,102に対して座金
161,162が移動し得る距離l3との和より小さ
くされている。
ネクタ261,262が取り付けられている。これ
らのコネクタ261,262の内端は、バルブ移動
ピストン111,112が所定の距離l2だけ内方に
移動したとき、そのピストン111,112の外端
に設けられたストツパ271,272と係合するよ
うになつている。この距離l2は、バルブ231,
232の開弁位置から閉弁位置までに受圧ピスト
ン91,92が移動する距離l1より大きく、この距
離l1と、小シリンダ孔101,102に対して座金
161,162が移動し得る距離l3との和より小さ
くされている。
ハウジング31,32の接合部には、外部に連通
する小孔28が設けられており、この接合部の内
側には、外部からの塵埃の侵入を防止するシール
リング29が設けられている。このシールリング
29は、内部から外部への作動油等の流出は許容
するものであつて、受圧ピストン91,92とシリ
ンダ孔71,72との間のシール部材301,302
等が摩耗損傷して作動油が大径孔81,82内に流
出した場合、その作動油をシールリング28及び
小孔28を通して外部に流出させ、その故障をマ
スタシリンダMのリザーバにおける油面の異常低
下として検知できるようにしている。
する小孔28が設けられており、この接合部の内
側には、外部からの塵埃の侵入を防止するシール
リング29が設けられている。このシールリング
29は、内部から外部への作動油等の流出は許容
するものであつて、受圧ピストン91,92とシリ
ンダ孔71,72との間のシール部材301,302
等が摩耗損傷して作動油が大径孔81,82内に流
出した場合、その作動油をシールリング28及び
小孔28を通して外部に流出させ、その故障をマ
スタシリンダMのリザーバにおける油面の異常低
下として検知できるようにしている。
次に、この実施例の作用について説明すると、
マスタシリンダMの非作動時には、左右の両受圧
ピストン91,92はともに第1及び第2調圧ばね
12,17の設定荷重により図示の外方摺動限に
押圧され、バルブ231,232はそれぞれ開弁し
ていて、第1及び第2入、出力油圧室181,1
91間及び182,192間はそれぞれ連通状態に
ある。したがつて、ここでブレーキペダル1を操
作すると、マスタシリンダMの出力油圧が第1及
び第2流路L1,L2の各下流まで伝達され、前、
後輪ブレーキBf,Bf′及びBr,Br′が同時に作動
する。このとき、マスタシリンダMのピストン2
1,22の作動時期のずれ等に起因して、第1及び
第2入力油圧室181,182間に多少の圧力差が
生じても、第2調圧ばね17及び左右の座金16
1,162の協働によりバルブ移動ピストン111,
112を所定の中立位置に保持し続けることがで
きる。
マスタシリンダMの非作動時には、左右の両受圧
ピストン91,92はともに第1及び第2調圧ばね
12,17の設定荷重により図示の外方摺動限に
押圧され、バルブ231,232はそれぞれ開弁し
ていて、第1及び第2入、出力油圧室181,1
91間及び182,192間はそれぞれ連通状態に
ある。したがつて、ここでブレーキペダル1を操
作すると、マスタシリンダMの出力油圧が第1及
び第2流路L1,L2の各下流まで伝達され、前、
後輪ブレーキBf,Bf′及びBr,Br′が同時に作動
する。このとき、マスタシリンダMのピストン2
1,22の作動時期のずれ等に起因して、第1及び
第2入力油圧室181,182間に多少の圧力差が
生じても、第2調圧ばね17及び左右の座金16
1,162の協働によりバルブ移動ピストン111,
112を所定の中立位置に保持し続けることがで
きる。
そして、マスタシリンダMの出力油圧の上昇に
伴い、第1及び第2入、出力油圧室181,191
及び182,192内の圧力も上昇するが、その圧
力が一定値に達すると、受圧ピストン91,92の
内外端の受圧面積の差により各受圧ピストン91,
92に作用する差動油圧が、第1及び第2調圧ば
ね12,17の設定荷重より大となり、受圧ピス
トン91,92はそれぞれ調圧ばね12,17を圧
縮しながら内方へ摺動する。一方、このとき各バ
ルブ移動ピストン111,112の外端には略等し
い油圧が加わつているので、これらのピストン1
11,112は移動することはなく、各バルブ23
1,232を閉じばね251,252により外方に押
圧し、開弁棒241,242がシリンダ孔71,72
の端壁に当接した状態を保持する。したがつて、
各受圧ピストン91,92が距離l1だけ内方に移動
したとき、バルブ231,232が連通孔221,
222を閉じる。そして、この間は後輪の制動油
圧は増加しない。このとき、バルブ231,232
の連通孔221,222開口縁への着座圧力は閉じ
ばね251,252のセツト荷重によつて決定され
るので、そのセツト荷重を適度に設定することに
より着座圧力の過度の上昇を抑え、バルブ231,
232等の耐用寿命を延ばすことができる。
伴い、第1及び第2入、出力油圧室181,191
及び182,192内の圧力も上昇するが、その圧
力が一定値に達すると、受圧ピストン91,92の
内外端の受圧面積の差により各受圧ピストン91,
92に作用する差動油圧が、第1及び第2調圧ば
ね12,17の設定荷重より大となり、受圧ピス
トン91,92はそれぞれ調圧ばね12,17を圧
縮しながら内方へ摺動する。一方、このとき各バ
ルブ移動ピストン111,112の外端には略等し
い油圧が加わつているので、これらのピストン1
11,112は移動することはなく、各バルブ23
1,232を閉じばね251,252により外方に押
圧し、開弁棒241,242がシリンダ孔71,72
の端壁に当接した状態を保持する。したがつて、
各受圧ピストン91,92が距離l1だけ内方に移動
したとき、バルブ231,232が連通孔221,
222を閉じる。そして、この間は後輪の制動油
圧は増加しない。このとき、バルブ231,232
の連通孔221,222開口縁への着座圧力は閉じ
ばね251,252のセツト荷重によつて決定され
るので、そのセツト荷重を適度に設定することに
より着座圧力の過度の上昇を抑え、バルブ231,
232等の耐用寿命を延ばすことができる。
更にマスタシリンダMの出力油圧が上昇する
と、入力油圧室181,182内の圧力が上昇し
て、各受圧ピストン91,92を外方へ押動する。
したがつて、バルブ231,232は再び開き、出
力油圧室191,192内の圧力を増加させる。こ
の圧力がある値に達すると、受圧ピストン91,
92が再び作動して、連通孔221,222が閉塞
され、その圧力の上昇を止める。このような作用
の繰り返しによつて、各後輪の制動油圧は徐々に
増加する。
と、入力油圧室181,182内の圧力が上昇し
て、各受圧ピストン91,92を外方へ押動する。
したがつて、バルブ231,232は再び開き、出
力油圧室191,192内の圧力を増加させる。こ
の圧力がある値に達すると、受圧ピストン91,
92が再び作動して、連通孔221,222が閉塞
され、その圧力の上昇を止める。このような作用
の繰り返しによつて、各後輪の制動油圧は徐々に
増加する。
一方、前輪ブレーキBf,Bf′にはマスタシリン
ダMの出力油圧が直接作用するので、前輪制動油
圧はマスタシリンダMの出力油圧の上昇に伴つて
急速に増加する。こうして、強度に制動をかけた
とき、車体が前傾して下向き荷重が増大する側の
前輪に対しては前輪ブレーキBf,Bf′を強力に、
荷重が減少する側の後輪に対しては後輪ブレーキ
Br,Br′を弱めに作動させることになるので、各
車輪にスキツドを生じさせることなく、効果のよ
い制動を行うことができる。
ダMの出力油圧が直接作用するので、前輪制動油
圧はマスタシリンダMの出力油圧の上昇に伴つて
急速に増加する。こうして、強度に制動をかけた
とき、車体が前傾して下向き荷重が増大する側の
前輪に対しては前輪ブレーキBf,Bf′を強力に、
荷重が減少する側の後輪に対しては後輪ブレーキ
Br,Br′を弱めに作動させることになるので、各
車輪にスキツドを生じさせることなく、効果のよ
い制動を行うことができる。
次に、制動油圧回路のいずれか一方の系統、例
えば第2流路L2側が故障して、後輪ブレーキ
Br′の油圧作動部に制動油圧が加わらなくなつた
とする。このときブレーキペダル1を操作する
と、マスタシリンダMの出力油圧は第1流路L1
のみによつて伝達され、第1入力油圧室181内
の圧力は上昇するが、第2入力油圧室182内の
圧力は上昇しない。そのため、バルブ移動ピスト
ン111,112はともに図で右方向に移動し、座
金161は小シリンダ孔101の内側肩部141と
係合する。そして、バルブ移動ピストン111は
受圧ピストン91を内方へ移動させる。バルブ移
動ピストン111が所定の距離l2だけ移動すると、
その外端のストツパ271がコネクタ261の内端
と係合し、バルブ231を内方へ移動させる。距
離l2はl1+l3より小さいので、この間においてバ
ルブ231は小シリンダ孔101の端壁から離れて
おり、開弁状態を保持している。こうして、バル
ブ移動ピストン111、受圧ピストン91、及びバ
ルブ231は、受圧ピストン91の内端が他方の受
圧ピストン92の内端に当接する位置まで、内方
に移動する。
えば第2流路L2側が故障して、後輪ブレーキ
Br′の油圧作動部に制動油圧が加わらなくなつた
とする。このときブレーキペダル1を操作する
と、マスタシリンダMの出力油圧は第1流路L1
のみによつて伝達され、第1入力油圧室181内
の圧力は上昇するが、第2入力油圧室182内の
圧力は上昇しない。そのため、バルブ移動ピスト
ン111,112はともに図で右方向に移動し、座
金161は小シリンダ孔101の内側肩部141と
係合する。そして、バルブ移動ピストン111は
受圧ピストン91を内方へ移動させる。バルブ移
動ピストン111が所定の距離l2だけ移動すると、
その外端のストツパ271がコネクタ261の内端
と係合し、バルブ231を内方へ移動させる。距
離l2はl1+l3より小さいので、この間においてバ
ルブ231は小シリンダ孔101の端壁から離れて
おり、開弁状態を保持している。こうして、バル
ブ移動ピストン111、受圧ピストン91、及びバ
ルブ231は、受圧ピストン91の内端が他方の受
圧ピストン92の内端に当接する位置まで、内方
に移動する。
各受圧ピストン91,92が互いに当接した状態
においては、第1入力油圧室181内の油圧によ
つてバルブ移動ピストン111は内方に押圧され、
座金161が小シリンダ孔101の内側肩部141
に当接した状態に保持されるので、バルブ移動ピ
ストン111のストツパ271はコネクタ261の
内端と係合したままの状態に保たれる。したがつ
て、このときバルブ231は連通孔221を開放し
ている。その結果、マスタシリンダMの出力油圧
はそのまま第1出力油圧室191に伝達され、第
1流路L1の系統の前後輪ブレーキBf′,Bf,Brは
同じ強さで作動する。すなわち、この制動油圧制
御装置Cにはバイパス機能が付与される。
においては、第1入力油圧室181内の油圧によ
つてバルブ移動ピストン111は内方に押圧され、
座金161が小シリンダ孔101の内側肩部141
に当接した状態に保持されるので、バルブ移動ピ
ストン111のストツパ271はコネクタ261の
内端と係合したままの状態に保たれる。したがつ
て、このときバルブ231は連通孔221を開放し
ている。その結果、マスタシリンダMの出力油圧
はそのまま第1出力油圧室191に伝達され、第
1流路L1の系統の前後輪ブレーキBf′,Bf,Brは
同じ強さで作動する。すなわち、この制動油圧制
御装置Cにはバイパス機能が付与される。
なお、上記実施例においては、バルブ移動ピス
トン111,112を別体として構成しているが、
加工精度上の問題がなければ、これらを一体のも
のとすることもできる。
トン111,112を別体として構成しているが、
加工精度上の問題がなければ、これらを一体のも
のとすることもできる。
以上のように本発明によれば、第1及び第2流
路の途中に共通のハウジングを介装し、そのハウ
ジング内のシリンダ孔に左右一対の受圧ピストン
を摺合して、これら受圧ピストンの内端側に、前
記第1及び第2流路の上流に各別に連通する第1
及び第2入力油圧室を、また、外端側に、前記両
流路の下流に各別に連通する第1及び第2出力油
圧室をそれぞれ形成し、各受圧ピストンの各出力
油圧室側の受圧面積を各入力油圧室側の受圧面積
より大とするとともに、各隣接する入、出力油圧
室間を、閉じばねによりそれぞれ外方へ付勢され
て前記各受圧ピストンの外方摺動限で開弁し内方
摺動時に閉弁するバルブを介して連通し、前記両
受圧ピストン間に共通の第1調圧ばねを縮設し、
前記第1及び第2入力油圧室に両端を臨ませるバ
ルブ移動ピストンを前記両受圧ピストンの小シリ
ンダ孔に摺合し、このバルブ移動ピストンの中央
部に相対向する一対の肩部を形成し、この各肩部
とそれに隣接する前記各受圧ピストンの内端部と
に離間可能に当接する一対の座金を設け、この両
座金間に前記第1調圧ばねより弱い共通の第2調
圧ばねを縮設し、前記バルブ移動ピストン及び前
記バルブを軸方向に所定の遊びを存して相互に連
結し、前記バルブ移動ピストンが前記第1及び第
2入力油圧室間の圧力差に応じて中立位置から所
定距離以上移動したとき、その移動方向と反対側
の前記バルブを開弁するようにしたので、通常は
効率のよい制動が得られるとともに、制動油圧回
路のいずれか一方の系統が故障した場合、他方の
系統がバイパス機能を果して、後輪をも前輪と同
じ強さで制動させ、後輪の制動力不足を補うこと
ができる。
路の途中に共通のハウジングを介装し、そのハウ
ジング内のシリンダ孔に左右一対の受圧ピストン
を摺合して、これら受圧ピストンの内端側に、前
記第1及び第2流路の上流に各別に連通する第1
及び第2入力油圧室を、また、外端側に、前記両
流路の下流に各別に連通する第1及び第2出力油
圧室をそれぞれ形成し、各受圧ピストンの各出力
油圧室側の受圧面積を各入力油圧室側の受圧面積
より大とするとともに、各隣接する入、出力油圧
室間を、閉じばねによりそれぞれ外方へ付勢され
て前記各受圧ピストンの外方摺動限で開弁し内方
摺動時に閉弁するバルブを介して連通し、前記両
受圧ピストン間に共通の第1調圧ばねを縮設し、
前記第1及び第2入力油圧室に両端を臨ませるバ
ルブ移動ピストンを前記両受圧ピストンの小シリ
ンダ孔に摺合し、このバルブ移動ピストンの中央
部に相対向する一対の肩部を形成し、この各肩部
とそれに隣接する前記各受圧ピストンの内端部と
に離間可能に当接する一対の座金を設け、この両
座金間に前記第1調圧ばねより弱い共通の第2調
圧ばねを縮設し、前記バルブ移動ピストン及び前
記バルブを軸方向に所定の遊びを存して相互に連
結し、前記バルブ移動ピストンが前記第1及び第
2入力油圧室間の圧力差に応じて中立位置から所
定距離以上移動したとき、その移動方向と反対側
の前記バルブを開弁するようにしたので、通常は
効率のよい制動が得られるとともに、制動油圧回
路のいずれか一方の系統が故障した場合、他方の
系統がバイパス機能を果して、後輪をも前輪と同
じ強さで制動させ、後輪の制動力不足を補うこと
ができる。
しかも、バルブ移動ピストンを中立位置に付勢
する第2調圧ばね、及びバルブを外方へ付勢する
閉じばねをそれぞれ独立して配設したので、各ば
ねにその機能に応じてセツト荷重を与えることに
より、平時においてバルブ移動ピストンを中立位
置に確実に保持すると共に、バルブの着座圧力を
適正にしてその耐用寿命を延ばすことができる。
する第2調圧ばね、及びバルブを外方へ付勢する
閉じばねをそれぞれ独立して配設したので、各ば
ねにその機能に応じてセツト荷重を与えることに
より、平時においてバルブ移動ピストンを中立位
置に確実に保持すると共に、バルブの着座圧力を
適正にしてその耐用寿命を延ばすことができる。
さらに、一対の受圧ピストンに対し第1調圧ば
ねが共通1個、また一対の座金に対して第2調圧
ばねも共通1個で足りるので、構造の簡素化にも
寄与し得るものである。
ねが共通1個、また一対の座金に対して第2調圧
ばねも共通1個で足りるので、構造の簡素化にも
寄与し得るものである。
第1図は車両の制動装置の一例を示す系統線
図、第2図は本発明装置の一実施例を示す要部縦
断平面図である。 Br,Br′……後輪ブレーキ、C……制動油圧制
御装置、M……マスタシリンダ、L1,L2……第
1及び第2流路、31,32……ハウジング、71,
72……シリンダ孔、91,92……受圧ピストン、
101,102……小シリンダ孔、111,112…
…バルブ移動ピストン、161,162……座金、
181,182……第1及び第2入力油圧室、19
1,192……第1及び第2出力油圧室、221,
222……連通孔、231,232……バルブ、2
51,252……閉じばね、261,262……コネ
クタ。
図、第2図は本発明装置の一実施例を示す要部縦
断平面図である。 Br,Br′……後輪ブレーキ、C……制動油圧制
御装置、M……マスタシリンダ、L1,L2……第
1及び第2流路、31,32……ハウジング、71,
72……シリンダ孔、91,92……受圧ピストン、
101,102……小シリンダ孔、111,112…
…バルブ移動ピストン、161,162……座金、
181,182……第1及び第2入力油圧室、19
1,192……第1及び第2出力油圧室、221,
222……連通孔、231,232……バルブ、2
51,252……閉じばね、261,262……コネ
クタ。
Claims (1)
- 1 マスタシリンダMの出力油圧を、第1及び第
2流路L1,L2を通して左右一対の後輪ブレーキ
Br,Br′の油圧作動部に各別に供給するようにし
た車両の制動装置において、前記第1及び第2流
路L1,L2の途中に共通のハウジング31,32を介
装し、そのハウジング31,32内のシリンダ孔7
1,72に左右一対の受圧ピストン91,92を摺合
して、これら受圧ピストン91,92の内端側に、
前記第1及び第2流路L1,L2の上流に各別に連
通する第1及び第2入力油圧室181,182を、
また、外端側に、前記両流路L1,L2の下流に各
別に連通する第1及び第2出力油圧室191,1
92をそれぞれ形成し、各受圧ピストン91,92
の各出力油圧室191,192側の受圧面積を各入
力油圧室181,182側の受圧面積より大とする
とともに、各隣接する入、出力油圧室間を、閉じ
ばね251,252によりそれぞれ外方へ付勢され
て前記各受圧ピストン91,92の外方摺動限で開
弁し内方摺動時に閉弁するバルブ231,232を
介して連通し、前記両受圧ピストン91,92間に
共通の第1調圧ばね12を縮設し、前記第1及び
第2入力油圧室181,182に両端を臨ませるバ
ルブ移動ピストン111,112を前記両受圧ピス
トン91,92の小シリンダ孔101,102に摺合
し、このバルブ移動ピストン111,112の中央
部に相対向する一対の肩部131,132を形成
し、この各肩部131,132とそれに隣接する前
記各受圧ピストン91,92の内端部とに離間可能
に当接する一対の座金161,162を設け、この
両座金161,162間に前記第1調圧ばね12よ
り弱い共通の第2調圧ばね17を縮設し、前記バ
ルブ移動ピストン111,112及び前記バルブ2
31,232を軸方向に所定の遊びを存して相互に
連結し、前記バルブ移動ピストン111,112が
前記第1及び第2入力油圧室181,182間の圧
力差に応じて中立位置から所定距離以上移動した
とき、その移動方向と反対側の前記バルブ231,
232を開弁するようにしたことを特徴とする、
車両の制動装置における制動油圧制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5345081A JPS57167854A (en) | 1981-04-09 | 1981-04-09 | Braking oil pressure control device for vehicle brake system |
| GB8210406A GB2100376B (en) | 1981-04-09 | 1982-04-08 | Hydraulic braking pressure control device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5345081A JPS57167854A (en) | 1981-04-09 | 1981-04-09 | Braking oil pressure control device for vehicle brake system |
Related Child Applications (3)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6992781A Division JPS57167856A (en) | 1981-05-09 | 1981-05-09 | Braking oil pressure control device for vehicle brake system |
| JP7263781A Division JPS57167857A (en) | 1981-05-14 | 1981-05-14 | Braking oil pressure control device for vehicle brake system |
| JP1247882A Division JPS57209451A (en) | 1982-01-28 | 1982-01-28 | Brake oil pressure controller of car |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57167854A JPS57167854A (en) | 1982-10-15 |
| JPH0212782B2 true JPH0212782B2 (ja) | 1990-03-27 |
Family
ID=12943185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5345081A Granted JPS57167854A (en) | 1981-04-09 | 1981-04-09 | Braking oil pressure control device for vehicle brake system |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57167854A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0435283U (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-24 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57175450A (en) * | 1981-04-18 | 1982-10-28 | Nissin Kogyo Kk | Brake oil pressure controller of car brake |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5386976A (en) * | 1977-01-12 | 1978-07-31 | Tokico Ltd | Brake liquid pressure controlling valve |
| JPS5660759A (en) * | 1979-10-24 | 1981-05-25 | Akebono Brake Ind Co Ltd | Hydraulic pressure controller for double piping in car brake system |
-
1981
- 1981-04-09 JP JP5345081A patent/JPS57167854A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0435283U (ja) * | 1990-07-16 | 1992-03-24 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57167854A (en) | 1982-10-15 |
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