JPH033092Y2 - - Google Patents

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JPH033092Y2
JPH033092Y2 JP4751384U JP4751384U JPH033092Y2 JP H033092 Y2 JPH033092 Y2 JP H033092Y2 JP 4751384 U JP4751384 U JP 4751384U JP 4751384 U JP4751384 U JP 4751384U JP H033092 Y2 JPH033092 Y2 JP H033092Y2
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power hydraulic
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circuit
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用アンチスキツド装置、特に、
クローズド型の液圧ブレーキブースタにより作動
を助勢されるブレーキマスタシリンダとホイルブ
レーキシリンダとを接続する液圧回路をブレーキ
マスタシリンダ側液圧回路部分とホイルブレーキ
シリンダ側液圧回路部分とに選択的に分断するた
めのカツトバルブと、車輪がロツクに近い状態と
なるブレーキ液圧の最高値以上のパワー液圧を蓄
積するアキユムレータと、前記ホイルブレーキシ
リンダ側液圧回路部分の液圧により往動されかつ
前記パワー液圧により復動されてその往動及び復
動により前記カツトバルブを閉鎖及び開放させる
とともに前記ホイルブレーキシリンダ側液圧回路
部分の容積を増大及び復元させる調圧ピストン
と、この調圧ピストンの一側に形成されて前記パ
ワー液圧が付与されるパワー液圧作用室と前記ア
キユムレータを接続するパワー液圧回路中に介装
されて車輪がロツクに近い状態となつたとき前記
パワー液圧作用室内のパワー液圧を排除しかつ他
の状態のとき前記パワー液圧作用室内にパワー液
圧を付与する切換弁と、パワー液圧を受けて作動
するピストンを有してパワー液圧が設定値よりも
低いとき前記ブレーキマスタシリンダとホイルブ
レーキシリンダとを前記カツトバルブを介さずに
連通させ且つパワー液圧が設定値以上のとき前記
ブレーキマスタシリンダとホイルブレーキシリン
ダとの前詰連通を遮断するバイパスバルブを備え
た車両用アンチスキツド装置に関する。
〔技術的課題〕
上記した車両用アンチスキツド装置において
は、車輪がロツクに近い状態となつたときには前
記パワー液圧作用室内のパワー液圧が排除される
ものの、他の状態のときには前記パワー液圧作用
室内にパワー液圧が付与される。ところで、ブレ
ーキ操作している時間はその他の時間に比較して
極めて短く、前記パワー液圧作用室内には通常パ
ワー液圧が付与され、調圧ピストンに装着される
シール部材にはパワー液圧による大きな負荷が作
用する。このため、かかる負荷を低減する必要が
ある。また、上記した車両用アンチスキツド装置
においては、当該装置の小型化を図る上で、クロ
ーズド型の液圧ブレーキブースタの液圧源として
アキユムレータ内のパワー液圧を利用することが
望ましい。しかしながら、アキユムレータ内のパ
ワー液圧がクローズド型の液圧ブレーキブースタ
に直接付与されるようにすると、液圧ブレーキブ
ースタのシール部に常時大きな負荷が作用し耐久
性上好ましくない。
〔考案の目的〕 本考案は、かかる考察に基づいてなされたもの
で、その目的は調圧ピストンに装着されるシール
部材の負荷の低減を図ることができるとともに、
液圧ブレーキブースタにおけるシール部の負荷の
低減を図ることができる車両用アンチスキツド装
置を提供することにある。
〔考案の構成〕
かかる目的を達成するために、本考案において
は、上記した車両用アンチスキツド装置におい
て、前記パワー液圧回路から分岐したパワー液圧
分岐回路を通して前記液圧ブレーキブースタにパ
ワー液圧が付与されるようにして該液圧ブレーキ
ブースタがパワー液圧によつて作動されるように
するとともに、該液圧ブレーキブースタにおいて
その作動時にパワー液圧が供給される作動液室内
の液圧がパイロツト液圧回路を通して前記バイパ
スバルブのピストンに作用するようにし、且つ前
記パワー液圧回路の分岐点より前記アキユームレ
ータ側の液圧回路中にブレーキペダルの踏込及び
解除により同パワー液圧回路を開放及び閉鎖し閉
鎖時に前記パワー液圧作用室内のパワー液圧と前
記パワー液圧分岐回路内のパワー液圧を排除する
第2切換弁を介装した。
〔考案の作用・効果〕
これにより、本考案においては、当該車両用ア
ンチスキツド装置を作動可能な状態としておく必
要のないブレーキベダルの解除時、パワー液圧回
路を閉鎖し、アキユムレータ内のパワー液圧がパ
ワー液圧作用室や液圧ブレーキブースタに付与さ
れないようにすることができる。従つて、調圧ピ
ストンに装着されるシール部材の負荷の低減を図
ることができるとともに、液圧ブレーキブースタ
におけるシール部の負荷の低減を図ることがで
き、シール部材や液圧ブレーキブースタの耐久性
を大巾に向上させることができる。また、本考案
においては、液圧ブレーキブースタの作動液室内
の液圧がパイロツト液圧回路を通して前記バイパ
スバルブのピストンに作用するようにしてあるた
め、同ピストンに装着されるシール部材の負荷を
も低減することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて設明
する。
第1図は本実施例の概略を示すもので、左前ホ
イルブレーキシリンダ11のブレーキ液圧と、右
前ホイルブレーキシリンダ12のブレーキ液圧
と、左右後ホイルブレーキシリンダ13,14の
ブレーキ液圧とを各々独立に制御するようにした
ものである。アンチスキツド装置20は、左前車
輪の回転数を検出するセンサ31、右前車輪の回
転数を検出するセンサ32、左右後車輪の回転数
に相当するものとして変速機15の出力軸回転数
を検出するセンサ33と、モジユール40と、ア
クチユエータ50を備えている。
アクチユエータ50は、リザーバ51、高圧ポ
ンプ52、電動機53、アキユムレータ54、切
換弁55、ソレノイドバルブ56A・56B,5
7A・57B,58A58B、カツトバルブ−ピ
ストン部59,60,61、バイパスバルブ6
2,63,64、圧力スイツチ65を備えてい
る。
リザーバ51は、クローズド型の液圧ブレーキ
ブースタ17により作動を助勢されるブレーキマ
スタシリンダ16から各ホイルブレーキシリンダ
11〜14に至る液圧回路内のブレーキ液と同一
のものをパワー液圧媒体として貯える。高圧ポン
プ52は電動機53により作動されてリザーバ5
1内のパワー液圧媒体をアキユムレータ54に対
して圧送する。アキユムレータ54内のパワー液
圧が設定値よりも低い場合は圧力スイツチ65が
オフで、この旨の信号がモジユール40に送ら
れ、モジユール40は電動機53の駆動回路をオ
ンとする。高圧ポンプ52の作動によりアキユム
レータ54内のパワー液圧が設定値に達すると圧
力スイツチ65がオンとなり、モジユール40は
圧力スイツチ65がオンとなつてから設定時間電
動機53を回転させた後電動機53の駆動回路を
オフとする。これにより、アキユムレータ54内
には設定値から前記設定時間高圧ポンプ52が作
動されることにより略一定圧だけ更に昇圧した値
に亘る範囲のパワー液圧が蓄えられる。前記設定
値はブレーキ時において車輪がロツクに近い状態
となる最高ブレーキ液圧にセツトされる。この最
高ブレーキ液圧は路面が最も滑りにくい状態にて
車輪がロツクに近い状態となるブレーキ液圧を言
う。
切換弁55はカツトバルブ−ピストン部59,
60,61とアキユムレータ54を接続するパワ
ー液圧回路の各パワー液圧回路P1,P2,P3
に分岐される前の回路P0中に介装されていて、
ブレーキペダル18の踏込により生ずるブレーキ
マスタシリンダ16の液圧が設定値より高くなつ
たとき同回路P0を開放して各パワー液圧回路P
1,P2,P3をアキユムレータ54に接続し、
ブレーキマスタシリンダ16の液圧が設定値より
低くなつたとき同回路P0を閉じて各パワー液圧
回路P1,P2,P3をリザーバ51に接続す
る。前記設定値は、比較的低い値であつて、車両
を制動させるためにブレーキペダル18を踏込ん
だときにはパワー液圧回路P0が必ず開放される
値にセツトされる。またパワー液圧回路P0は液
圧ブレーキブースタ17にパワー液圧分岐回路P
4を介して接続されていて、液圧ブレーキブース
タ17がパワー液圧によつて作動されるようにな
つている。
ソレノイドバルブ56A,57A、及び58A
は、モジユール40により作動を制御されてカツ
トバルブ−ピストン部59,60及び61にそれ
ぞれアキユムレータ54のパワー液圧を給排する
もので、各々同一の構造であり、3ボート2位置
切換弁の機能を果す。ソレノイドバルブ56A,
57A、及び58Aは通常はスプリングの力でア
キユムレータ54のパワー液圧をカツトバルブ−
ピストン部59,60及び61にそれぞれ供給す
る位置を占める。ソレノイドバルブ56A,57
A及び58Aのソレノイドに励磁がされると、各
ソレノイドバルブは各カツトバルブ−ピストン部
をアキユムレータ54から遮断しリザーバ51に
連通させた位置を占める。
ソレノイドバルブ56B,57B、及び58B
は、各パワー液圧回路P1,P2,P3中に各バ
ルブ56A,57A,58Aと直列に介装された
絞り弁であつて、各々同一の構造であり、通常は
スプリングの力で各パワー液圧回路P1,P2,
P3を絞る位置を占め、またモジユール40によ
り各ソレノイドに励磁されると各パワー液圧回路
P1,P2,P3を開く位置を占める。
カツトバルブ−ピストン部59,60,61は
アキユムレータ54より切換弁55及びソレノイ
ドバルブ56A,56B,57A,57B,58
A・58Bを通して設定値以上のパワー液圧が供
給される場合、ブレーキマスタシリンダ16側液
圧回路部分Pa1,Pb1とホイルブレーキシリン
ダ側液圧回路部分Pa2,Pb2,Pb3とを互いに
連通させ、且つホイルブレーキシリンダ側液圧回
路の容積を最小にした状態とするもので、各々同
一の構造である。また、カツトバルブ−ピストン
部59,60,61はソレノイドバルブ56A,
57A,58Aの作動によりリザーバ51に連通
された場合、ブレーキ液圧により作動してオイル
ブレーキシリンダ側液圧回路部分Pa2,Pb2,
Pb3とブレーキマスタシリンダ側液圧回路部分
Pa1,Pb1とを分断し、且つホイルブレーキシ
リンダ側液圧回路部分Pa2,Pb2,Pb3の容積
を増大させてブレーキ液圧を減圧する。
バイパスバルブ62,63,64は高圧ポンプ
52や電動機53の故障等により必要なパワー液
圧が発生されていない場合、カツトバルブ−ピス
トン部59,60,61がブレーキマスタシリン
ダ側液圧回路部分とホイルブレーキシリンダ側液
圧回路部分を分断してしまい、ブレーキマスタシ
リンダ16からカツトバルブ−ピストン部59,
60,61を介してホイルブレーキシリンダ1
1,12,13,14へのブレーキ液圧供給が不
可能となることに対処するためのもので、各々同
一の構造であり、液圧ブレーキブースタ17から
パイロツト液圧回路P5を通して設定値以上のパ
イロツト液圧が付与されている時にはバイパス通
路Pa3,Pb4,Pb5を閉じているが、付与され
るパイロツト液圧が設定値よりも低い時にはスプ
リングの力又はこれとブレーキマスタシリンダ側
液圧回路部分からの液圧で作動してバイパス通路
Pa3,Pb4,Pb5を開き、ブレーキ作用を保証
する。
モジユール40は、ブレーキ時、センサ31,
32,33からの信号を解析して左前輪、右前
輪、後車輪の回転状態を各々個別に探知し、列え
ば左前輪がロツクに近い状態になつた時、ソレノ
イドバルブ58A,58Bを励磁してカツトバル
ブ−ピストン部61に供給していたパワー液圧を
全てリザーバ51へ排出させ、カツトバルブ−ピ
ストン部61の作動によりホイルブレーキシリン
ダ側液圧回路部分Pb3のブレーキ液圧が連続的
に低下することによつて左前輪の回転が十分に回
復した時にはソレノイドバルブ58Aを消磁して
再びカツトバルブ−ピストン部61にパワー液圧
を供給し、カツトバルブ−ピストン部61の作動
によりホイルブレーキシリンダ側液圧回路部分
Pb3のブレーキ液圧を再び上昇させる。このブ
レーキ液圧再上昇行程においては、モジユール4
0がソレノイドバルブ58Bに対して励磁と消磁
とを交互に繰り返し、以てブレーキ液圧の上昇速
度を制御して左前輪が再びロツクに近い状態とな
ることをなるべく避ける。
次にアクチユエータ50及び液圧ブレーキブー
スタ17の詳細な構造を第2図〜第4図により説
明する。第2図はアクチユエータ50における切
換弁55の構造を示し、第3図はアクチユエータ
50におけるソレノイドバルブ58A,58B、
カツトバルブ−ピストン部61、バイパスバルブ
64とブレーキマスタシリンダ16と液圧ブレー
キブースタ17等の構造を示し、第4図はアクチ
ユエータ50における高圧ポンプ52、アキユム
レータ54及び圧力スイツチ65等の構造を示し
ている。なお、ソレノイドバルブ56A・56
B,57A・57B、カツトバルブ−ピストン部
56,60、バイパスバルブ62,63の詳細な
構造は、第3図に示したソレノイドバルブ58
A,58B、カツトバルブ−ピストン部61、バ
イパスバルブ64の詳細な構造と第1図に示した
略図から容易に理解できると思われるので説明は
省略する。
第2図において、切換弁55はアクチユエータ
50のボデー66(これはブレーキマスタシリン
ダ16や液圧ブレーキブースタ17のボデーと一
体的である)に設けたシリンダ66a内に配置さ
れたバルブシート55a、シール部材55b、ボ
ール状バルブ55c、圧縮スプリング55d、バ
ルブスプール55e、圧縮スプリング55f、リ
テーナ55g、シール部材55h、スプール55
i、圧縮スプリング55j、ピストン55k、リ
ング形カツプシール55を備えている。シリン
ダ66aはその両端をプラグ67,68により密
閉されていて、アキユムレータ54に連通するポ
ート66a1と、各ソレノイドバルブ56A,5
7A,58Aに連通するポート66a2と、リザ
ーバ51に連通するポート66a3と、ブレーキ
マスタシリンダ16に連通するポート66a4を
備えている(第1図参照)。而して、切換弁55
においては、ポート66a4に設定値より低い液
圧が作用するとき、各構成部材は第2図の図示位
置にあつて、ポート66a2がボール状バルブ5
5cによりポート66a1との連通を遮断され且
つバルブシート55aに設けた径方向の孔、バル
ブスプール55eに設けた軸方向の孔、スプール
55iに設けた軸方向の孔と径方向の孔を通して
ポート66a3に連通している。また、ポート6
6a4に設定値より高い液圧が作用するとき、ピ
ストン55kとスプール55iが圧縮スプリング
55jに抗して移動してスプール55iの軸方向
の孔がバルブスプール55eのボールにより閉じ
られ、更にバルブスプール55eが圧縮スプリン
グ55f及びボル状バルブ55cに作用する力に
抗して移動してボール状バルブ55cがバルブシ
ート55aのシート部から離される。従つて、ポ
ート66a2がポート66a3との連通を遮断さ
れるとともにポート66a1に連通する。
第3図において、カツトバルブ−ピストン部6
1とバイパスバルブ64はプラグ69により開口
を密閉したボデー66のシリンダ66b内に同軸
的に配置されている。カツトバルブ−ピストン部
61はシリンダ66b内に設けたバルブシート6
1a,シール61b、バルブ室61c、ボール状
バルブ61d、圧縮スプリング61e、ピストン
61f、ブレーキ液圧作用室61g、パワー液圧
作用室61h、ブレーキ液圧用リング形カツプシ
ール61i、パワー液圧用リング形カツプシール
61j、バツクアツプリング61k、シール61
を備えている。バルブ室61cはバルブシート
61aに設けた径方向の孔と環状溝とボデー66
に設けた通孔66cを通してブレーキマスタシリ
ンダ16の後方液室16aに連通している。ま
た、バイパスバルブ64は、バルブシート64
a・64b、シール64c、バルブ室64d、ボ
ール状バルブ64e、共用されている圧縮スプリ
ング61e、ピストン64f、ブレーキ液圧作用
室64g、パイロツト液圧作用室64h、シール
リング64iを備えている。ブレーキ液圧作用室
64gはバルブシート64b・61aに設けた軸
方向の孔を通してカツトバルブ−ピストン部61
のブレーキ液圧作用室61gに連通し、またバル
ブ室64dはバルブシート64bに設けた径方向
の孔と環状溝を通してボデー66のポート66d
に連通していて、ポート66dはホイルブレーキ
シリンダ側液圧回路部分Pb3を通して左前ホイ
ルブレーキシリンダ11に連通している。
而して、バイパスバルブ64においては、パイ
ロツト液圧作用室64hに設定値(この値は液圧
ブレーキブースタ17の作動に応じて変化する
が、ブレーキマスタシリンダ16にて生じる液圧
よりブレーキペダル18に作用する反力に相当す
る分だけ常に高い)以上のパイロツト液圧が作用
する限りピストン64fがバルブ64eをバルブ
シート64aに着座させ、バルブシート64aの
内孔からバルブ室64dへのブレーキ液流入をス
トツプさせるとともにバルブ室64dをブレーキ
液圧作用室64gを介してカツトバルブ−ピスト
ン部61のブレーキ液圧作用室61gに連通させ
る。また、パイロツト液圧作用室64hに作用す
るパイロツト液圧が設定値より低くなると、カツ
トバルブ−ピストン部61においてブレーキ液圧
によりピストン61fが往動(左動)されてバル
ブ61dがバルブシート61aに着座することに
先行して、スプリング61eの力又はこれとバル
ブ64e乃至はピストン64fに作用するブレー
キ液圧により、ピストン64fが右動されてバル
ブ64eがバルブシート64aから離脱されてバ
ルブシート64aの内孔からバルブ室64dへの
ブレーキ液流入を許容し、且つバルブ64eがバ
ルブシート64bに着座してバルブ室64dから
ブレーキ液圧作用室64gへのブレーキ液逆流を
ストツプする。
また、カツトバルブ−ピストン部61において
は、そのパワー液圧作用室61hに設定値以上の
パワー液圧が作用している場合にはピストン61
fが61dをバルブシート61aから離脱させて
バルブ室61cからブレーキ液圧作用室61gへ
のブレーキ液流入を許容させ、且つピストン61
fがバルブシート61aに当接してブレーキ液圧
作用室61gの容積を最小に保持する。パワー液
圧作用室61hがリザーバ51に連通された場
合、ブレーキ液圧作用室61gのブレーキ液圧に
よりピストン61fが往動し、バルブ61dがバ
ルブシート61aに着座してバルブ室61cから
ブレーキ液圧作用室61gへのブレーキ液流入を
ストツプし、且つブレーキ液圧作用室61gの容
積を増大してブレーキ液圧を低下させる。
ソレノイドバルブ58A,58Bは、左右方向
の筒状ケース58aと、このケース58aの左端
に嵌合したエンドカバー兼用の固定鉄心58b
と、ケース58aの右端に嵌合した磁性体製エン
ドカバー58cと、ボビン58dに巻かれたコイ
ル58eと、ボビン58fに巻かれたコイル58
gと、両ボビン58d,58f間に介在させたプ
レート58hと、圧縮スプリング58iにより右
方向へ付勢され且つコイル58eの励磁時には左
方向へ吸引される可動鉄心58jと、この可動鉄
心58j内に嵌合固定されたバルブ支持体58k
と、このバルブ支持体58kの左右両端に固着さ
れたボール状バルブ58l,58mと、圧縮スプ
リング58nにより右方向へ付勢され且つコイル
58gの励磁時には左方向へ吸引される可動鉄心
58oと、ポデー66eの孔66eに右端部を液
密に嵌入固定されたバルブシート58pを備えて
いる。エンドカバー58cはボデー66の孔に液
密にねじ込まれて液圧室58qを形成する。この
液圧室58qはカツトバルブ−ピストン部61の
パワー液圧作用室61hに孔66fを通して連通
している。
而して、ソレノイドバルブ58Aにおいては、
コイル58eが励磁されない時、スプリング58
iにより可動鉄心58jが右方向へ押動され、バ
ルブ58mがバルブシート58pに着座して両可
動鉄心58j,58o間に形成される液圧室58
rをボデー66のリザーバ連通路66gから遮断
し、且つバルブ58lが固定鉄心58bのバルブ
シート部58sから離脱し液圧室58rをバルブ
支持体58kと可動鉄心58j間に形成した通孔
や固定鉄心58bに設けたオリフイス58tを通
してボデー66内のパワー液圧導入路66hに連
通する。またコイル58eが通電された時、可動
鉄心58jが左方へ吸引され、バルブ58lがバ
ルブシート58sに着座し、且つバルブ58mが
バルブシート58pから離脱して、液圧室58r
がパワー液圧導入路66hから遮断されリザーバ
連通路66gに連通する。
また、ソレノイドバルブ58Bにおいては、コ
イル58gが励磁されない時、スプリング58n
により可動鉄心58oが右方向へ押動され、可動
鉄心58oの右端とスリーブ58uに設けた孔に
よつて形成される絞り通路58vが絞られた状態
とされる。またコイル58gが通電された時、可
動鉄心58oが左方へ吸引され、絞り通路58v
が開かれる。この絞り通路58vは液圧室58q
に直接連通するとともに、可動鉄心58oとバル
ブシート58p間に形成した通孔を通して液圧室
58rに連通している。
液圧ブレーキブースタ17は、ボデー66のシ
リンダ66i内にブレーキマスタシリンダ16と
同軸的に配置されていて、ブレーキマスシリンダ
16の後方ピストンと一体のパワーピストン17
a、プラグ17b(パワーピストン17aに圧入
嵌合されている)、ポペツトバルブ17c、シー
ルリング17d、環状液室17e、圧縮スプリン
グ17f、スプリング収容室17g、押動ピスト
ン17h、圧縮スプリング17i、スプリング収
容室17j、スリーブ17k、クリツプ17l、
リテーナ17m、クリツプ17n、作動液圧室1
7o等を備えている。環状液室17eは、パワー
ピストン17aに設けた径方向の孔と軸方向に延
びる溝を通して通路66jに連通していて、通路
66jはパワー液圧分岐回路P4連通している。
また、スプリング収容室17jはパワーピストン
17aに設けた径方向の孔と軸方向に延びる溝を
通してブレーキマスタシリンダ用リザーバ19に
連通し、作動液圧室17oはパイロツト液圧回路
P5を通してパイロツト液圧作用室64hに連通
している。なお、ブレーキマスタシリンダ用リザ
ーバ19とリザーバ51は連通接続されている。
而して、液圧ブレーキブースタ17において
は、ブレーキペダル18が解除されている時、押
動ピストン17hが図示位置にあつてポペツトバ
ルブ17cから離れていて、作動液圧室17oが
押動ピストン17hに設けた径方向の孔と軸方向
の孔を通してスプリング収容室17jに連通する
とともに、スプリング収容室17gがポペツトバ
ルブ17cの内孔を通してスプリング収容室17
jに連通している。また、ブレーキペダル18が
踏み込まれて押動ピストン17hのシート部がポ
ペツトバルブ17Cに当接し、同ポペツトバルブ
17cが左方へ押動れてパワーピストン17aの
シート部から離れると、環状液室17eがスプリ
ング収容室17g、ポペツトバルブ17cの内
孔、押動ピストン17hの軸方向の孔及び径方向
の孔を通して作動液圧室17oに連通する。従つ
て、この時には作動液圧室17oにパワー液圧が
供給され、パワーピストン17aが左動されると
ともに作動液圧室17o内の液圧がパイロツト液
圧回路P5を通してパイロツト液圧室64hに付
与される。
第4図において高圧ポンプ52は、ボデー66
のシリンダ66k内にてベアリングにより軸受け
されたカム軸52aと、このカム軸52aとシリ
ンダ66kの開口部との間をシールするシール部
材52bと、ボデー66のシリンダ66l内にて
支持体52cにより往復動自在に支持されたプラ
ンジヤ52dと、プラグ70と支持体52c間の
ポンプ室52e内にてプランジヤ52dに支持さ
れたリテーナ52fとプラグ70間に介装された
圧縮スプリング52gと、カム軸52aの偏心部
上に取付けられてプランジヤ52dと係合する軸
受52hを備えている。カム軸52aはボデー6
6に固定された直流電動機53の回転軸53aと
連結され、電動機53によりカム軸52aが回転
されることによりプランジヤ52dがポンプ室5
2eを出入りする。ポンプ室52eはボデー66
の吸込み通路66mに連通する。この通路66m
内にはユニオンプラグ71の内端をバルブシート
とする吸込み用チエツクバルブ72が組み込まれ
ており、ユニオンプラグ71はホース73により
リザーバ51の底部のアウトレツト51aに連通
する。なお、リザーバ51はボデー66のポート
66a3やリザーバ連通路66gに連通するイン
レツト(図示省略)を有する。またポンプ室52
eはボデー66の吐出通路66nと連通し、この
通路内には吐出用チエツクバルブ74が組込まれ
ている。而して、ポンプ室52eからチエツクバ
ルブ74を通して送り出される圧液はボデー66
の圧力スイツチ取付け孔66oを介してボデー6
6のアキユムレータ取付孔66pへ流れる。
圧力スイツチ65は、圧力スイツチ取付け孔6
6oに液密にねじ込まれる導電体製ボデー65a
と、絶縁体製ボデー65bと、液圧感知プランジ
ヤ65cと、このプランジヤ65cに絶縁体を介
して連結された可動接点部材65bと、この可動
接点部材65dがスプリング65eに抗して上方
向へ移動することにより接する固定接点部材65
fを主な構成部材としており、リード線65gは
リテーナ65h−スプリング65e−リテーナ6
5i−可動接点部材65d−固定接点部材65f
−ボデー65aを介してボデー66にアースする
常開構造のものである。アキユムレータ54は、
ガス式のものであつて、内部はダイアフラム54
aによりガス圧室54bと液圧室54cとに区画
されている。
ところで、上記のように構成した本実施例にお
いては、パワー液圧回路P0から分岐したパワー
液圧分岐回路P4を通して液圧ブレーキブースタ
17にパワー液圧が付与されるようにして液圧ブ
レーキブースタ17がパワー液圧によつて作動さ
れるようにするとともに、液圧ブレーキブースタ
においてその作動時にパワー液圧が供給される作
動液室17o内の液圧がパイロツト液圧回路P5
を通して各バイパスバルブ62,63,64のピ
ストン64fに作用するようにし、且つパワー液
圧回路P0の分岐点よりアキユムレータ54側の
液圧回路中にブレーキペダル18の踏込及び解除
によりパワー液圧回路P0を開放及び閉鎖し閉鎖
時に各カツトバルブ−ピストン部59,60,6
1の各パワー液圧作用室61h内のパワー液圧と
パワー液圧分岐回路P4内のパワー液圧を排除す
る切換弁55を介装したので、アンチスキツド装
置20を作動可能な状態としておく必要のないブ
レーキペダル18の解除時、パワー液圧回路P0
を閉鎖し、アキユムレータ54内のパワー液圧が
パワー液圧作用室61hや液圧ブレーキブースタ
17に付与されないようにすることができる。従
つて、各カツトバルブ−ピストン部59,60,
61の各ピストン61fに装着されるパワー液圧
用リング形カツプシール61jのみならず切換弁
55から各パワー液圧作用室61hに至る回路に
おいて用いられている全てのシール部材へのパワ
ー液圧による負荷を大巾に低減することができる
とともに、液圧ブレーキブースタ17におけるシ
ールリング17dの負荷の低減を図ることがで
き、ソレノイドバルブ65A・56B,57A・
57B,58A・58B、カツトバルブ−ピスト
ン部59,60,61及び液圧ブレーキブースタ
17の耐久性を大巾に向上させることができる。
また、液圧ブレーキブースタ17の作動液室17
o内の液圧がパイロツト液圧回路P5を通して各
バイパスバルブ62,63,64のピストン64
fに作用するようにしてあるため、同ピストン6
4fに装着されるシールリング64iの負荷をも
低減することができ、バイパスバルブ62,6
3,64の耐久性をも大巾に向上させることがで
きる。また、ブレーキペダル18の解除時、切換
弁55がパワー液圧回路P0を閉鎖するため、ダ
イアフラム54aを透過してパワー液圧回路P0
内に浸入したアキユムレータ54のガスがパワー
液圧回路P1,P2,P3や各カツトバルブ−ピ
ストン部59,60,61のパワー液圧作用室6
1hや各パワー液圧用リング形カツプシール61
jを通してブレーキ液圧回路内に流入することも
ない。
〔変形例〕
なお、上記実施例においては、ブレーキペダル
18の踏込及び解除によりパワー液圧回路P0を
開放及び閉鎖し閉鎖時に各カツトバルブ−ピスト
ン部59,60,61の各パワー液圧作用室61
h内のパワー液圧とパワー液圧分岐回路P4内の
パワー液圧を排除する切換弁としてブレーキマス
タシリンダ16の液圧によつて作動する切換弁5
5を採用したが、これに代えてブレーキペダル1
8の踏込及び解除によりオン・オフするスイツチ
により作動を制御される3ポート2位置電磁切換
弁を採用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略を示す略図、
第2図は第1図に示したアクチユエータにおける
切換弁の詳細な構造を示す断面図、第3図は第1
図に示したアクチユエータにおけるソレノイドバ
ルブ、カツトバルブ−ピストン部、バイパスバル
ブ及びブレーキマスタシリンダ、液圧ブレーキブ
ースタ等の詳細な構造を示す部分破断断面図、第
4図は第1図に示したアクチユエータにおける高
圧ポンプ、アキユムレータ及び圧力スイツチ等の
詳細な構造を示す部分破断断面図である。 符号の説明、11,12,13,14……ホイ
ルブレーキシリンダ、16……ブレーキマスタシ
リンダ、17……クローズド型の液圧ブレーキブ
ースタ、17o……作動液圧室、18……ブレー
キペダル、20……アンチスキツド装置、50…
…アクチユエータ、54……アキユムレータ、5
5……(第2)切換弁、56A,56B,57
A,57B,58A,58B……ソレノイドバル
ブ(切換弁)、59,60,61……カツトバル
ブ−ピストン部、61d……(カツト)バルブ、
61f……(調圧)ピストン、61h……パワー
液圧作用室、62,63,64……バイパスバル
ブ、64f……ピストン、P0,P1,P2,P
3……パワー液圧回路、P4……パワー液圧分岐
回路、P5……パイロツト液圧回路、Pa1,Pb
1……ブレーキマスタシリンダ側液圧回路部分、
Pa2,Pb2,Pb3……ホイルブレーキシリンダ
側液圧回路部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クローズド型の液圧ブレーキブースタにより作
    動を助勢されるブレーキマスタシリンダとホイル
    ブレーキシリンダとを接続する液圧回路をブレー
    キマスタシリンダ側液圧回路部分とホイルブレー
    キシリンダ側液圧回路部分とに選択的に分断する
    ためのカツトバルブと、車輪がロツクに近い状態
    となるブレーキ液圧の最高値以上のパワー液圧を
    蓄積するアキユムレータと、前記ホイルブレーキ
    シリンダ側液圧回路部分の液圧により往動されか
    つ前記パワー液圧により復動されてその往動及び
    復動により前記カツトバルブを閉鎖及び開放させ
    るとともに前記ホイルブレーキシリンダ側液圧回
    路部分の容積を増大及び復元させる調圧ピストン
    と、この調圧ピストンの一側に形成されて前記パ
    ワー液圧が付与されるパワー液圧作用室と前記ア
    キユムレータを接続するパワー液圧回路中に介装
    されて車輪がロツクに近い状態となつたとき前記
    パワー液圧作用室内のパワー液圧を排除しかつ他
    の状態のとき前記パワー液圧作用室内にパワー液
    圧を付与する切換弁と、パワー液圧を受けて作動
    するピストンを有してパワー液圧が設定値よりも
    低いとき前記ブレーキマスタシリンダとホイルブ
    レーキシリンダとを前記カツトバルブを介さずに
    連通させ且つパワー液圧が設定値以上のとき前記
    ブレーキマスタシリンダとホイルブレーキシリン
    ダとの前記連通を遮断するバイパスバルブを備え
    た車両用アンチスキツド装置において、前記パワ
    ー液圧回路から分岐したパワー液圧分岐回路を通
    して前記液圧ブレーキブースタにパワー液圧が付
    与されるようにして該液圧ブレーキブースタがパ
    ワー液圧によつて作動されるようにするととも
    に、該液圧ブレーキブースタにおいてその作動時
    にパワー液圧が供給される作動液室内の液圧がパ
    イロツト液圧回路を通して前記バイパスバルブの
    ピストンに作用するようにし、且つ前記パワー液
    圧回路の分岐点より前記アキユムレータ側の液圧
    回路中にブレーキペダルの踏込及び解除により同
    パワー液圧回路を開放及び閉鎖し閉鎖時に前記パ
    ワー液圧作用室内のパワー液圧と前記パワー液圧
    分岐回路内のパワー液圧を排除する第2切換弁を
    介装したことを特徴とする車両用アンチスキツド
    装置。
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