JPH0331168B2 - - Google Patents
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- JPH0331168B2 JPH0331168B2 JP58012961A JP1296183A JPH0331168B2 JP H0331168 B2 JPH0331168 B2 JP H0331168B2 JP 58012961 A JP58012961 A JP 58012961A JP 1296183 A JP1296183 A JP 1296183A JP H0331168 B2 JPH0331168 B2 JP H0331168B2
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
本発明は有機ゲルマニウム化合物を主剤とする
癌用薬剤に関する。 従来、有機ゲルマニウム化合物は薬理活性の面
で近年著るしく注目されて来て居り、特公昭49−
2964号、特開昭48−61431号、特公昭46−21855
号、特公昭46−2498号等の特許公報に開示されて
いるが、これらの特許公報にその製法が開示され
ている有機ゲルマニウム化合物は、
(GeCH2CH2CO2H)2O3で示される低分子化合物
である。 これに対し、本発明者は、有機ゲルマニウム化
合物の薬理活性に注目し、上記式(GeCH2CH2
−CO2H)2O3で示される低分子化合物以外の有機
ゲルマニウム化合物の合成に鋭意研究を重ねた結
果ここに新規有機ゲルマニウム化合物を見い出し
有機ゲルマニウム重合体を完成するに至り、これ
を特願昭53−21992号(特公昭57−53800号)に開
示した。 更に本発明者は、この有機ゲルマニウム化合物
が癌に特に優れた薬効を示すことを見出した。 この有機ゲルマニウム重合体は、毒性が極めて
低く、急性毒性は経口投与でラツトについての
LD50が10000mg/Kg以上―これ以上の量を投与す
ることは、物理的に、即ちラツトの胃容積によつ
て制限され不可能である―である。この重合体が
経口投与または注射によつて癌に対しての明確な
優れた抗腫瘍効果を挙げることが確認された。こ
の重合体を成人の治療に用いる場合の有効投与量
は10mg〜1000mgである。 以上の如き優れた効果を示す有機ゲルマニウム
重合体は、一般式()または() (≡GeCH2−CH2−COOH)oO1.5o () 又は 〔式中、nは3以上の整数である。〕 で表わされそして以下の如き特徴的な物性: (a) 赤外線吸収スペクトル.バンド 大きい吸収バンド;800cm-1,900cm-1および
1700cm-1の各付近 比較的大きい吸収バンド:560cm-1,705cm-1,
760cm-1,780cm-1,1250cm-1,1350cm-1お
よび1400cm-1の各付近(但し、1400cm-1付
近の吸収バンドはダブレツトである) (b) ラマンスペクトル.バンド 大きい吸収バンド;456cm-1 比較的大きい吸収バンド;382cm-1,618cm-1,
720cm-1;901cm-1,1170cm-1,1276cm-1お
よび1425cm-1 (c) 粉末X線回析スペクトル.バンド 大きい回析ピーク;6.58゜ 比較的大きな回析ピーク;11.63゜,13.82゜,
18.36゜,21.18゜および22.41゜ (d) 示差熱分析 ピーク開始点237℃、ピーク頂点256℃そして
ピーク終了点276℃;熱量ΔH=59.4m cal/
mg を示す水溶性の重合体である(この重合体は、本
発明と同一の出願人の先願の特公昭57−53800号
に更に詳細に開示されている)。 本発明に従つて用いる水溶性有機ゲルマニウム
重合体の製造例を反応式により示すと以下の如く
になる: GeO2HX ――――――→ H3PO2又は M2HPO2GeX2HX HGeX3H++GeX- 3 (1) (Mは、金属又はアンモニウムイオンでありそ
してXはハロゲン原子である) HGeX3 ↓↑ H++GeX- 3 +CH2=CH−COOH ()→ X3GeCH2−CH2COOH () (2) X3GeCH2−CH2COOHH2O ――――→ 有機溶媒低分子重合体 (3) 以下上記の反応式(1),(2)及び(3)に基づいて本発
明の化合物の製造例を詳説する。 二酸化ゲルマニウムは、ハロゲン化水素酸中で
次亜リン酸又はその塩(金属塩又はアンモニウム
塩であるのが好ましい。)で還元されて、ゲルマ
ニウム原子は、2価になり、二ハロゲン化ゲルマ
ニウムを生ずるが、このものは、ゲルマニウム原
子が4価である三ハロゲン化水素ゲルマニウムと
ハロゲン化水素酸中で平衡にある。そして、この
三ハロゲン化水素ゲルマニウムも水溶液中で反応
式(1)の右末端に示した解離型と平衡にあると考え
られている(反応式(1)参照)。この反応液は、水
で希釈することにより、ハロゲルマニウム−リン
酸コンプレツクスを単離することができるので、
この平衡系にリン酸の寄与も考えられる。 この様にして生成されたゲルマニウム試薬に分
極したアクリル酸 CH2=CH−COOH () を加えると、白色結晶の一般式 X3GeCH2−CH2COOH () (Xは、上記に記載の通り。) で表わされる化合物が高収率で生じる(反応式(2)
参照)。 本発明の化合物は、前述の如き特徴的な物性
(赤外線吸収スペクトル.バンド、ラマンスペク
トル.バンド、粉末X線スペクトル.バンドおよ
び示差熱分析)を示す。これらは、後記の通り、
従来より公知の(GeCH2CH2COOH)2O3―例え
ば、特公昭53−7960号の実施例1の化合物―と別
異な新規化合物であることを明らかにしている。 次に本有機ゲルマニウム重合体の前述の如き薬
理効果を具体的に説明する。この為に使用した有
機ゲルマニウム重合体は次の如き合成法で作られ
る。 3−オキシゲルミルプロピオン酸低分子重合体の
製造例 水と混じ合う溶媒であるアセトン1.3に252g
(1モル)の3−トリクロロゲルミルプロピオン
酸を溶解させ、この溶液に水1.3を撹拌しなが
ら加える。白色の毛状結晶が析出するが反応液は
一昼夜放置して後、吸収して結晶を取する。得
られた結晶はアセトンの溶媒でよく洗滌し、減圧
下乾燥する。白色針状晶の低分子重合体が144g
(85%収率)得られた。又、アセトンの代りに他
の水と混じ合う溶媒(例えば、エタノール、メタ
ノール、セロソルブ、アセトニトリル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
グライム、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド等)を用いても同様に低分子重合体が高
収率で得られている。更に、水と混じり合わない
溶媒(例えば、クロロホルム、メチレンクロリ
ド、四塩化炭素、ベンゼン、エーテル等)を溶媒
として用いて低分子重合体を得ることもでき、こ
の場合には、3−トリクロロゲルミルプロピオン
酸の溶液を水と良く振盪すると、低分子重合体が
析出した。この低分子重合体の結晶は、320℃以
下では分解も溶融もしない。この生成物の元素分
析値は以下の通りである: 理論値(%):炭素(C);21.24、水素(H);2.97ゲル
マニウム(Ge);42.79 測定値(%):炭素(C);21.10、水素(H);3.02ゲル
マニウム(Ge);42.5。 この様にして製造された本発明の低分子重合体
の粉末X線回析スペクトル、赤外線吸収スペクト
ル、ラマンスペクトル、示差熱分析をそれぞれ第
6図,第8図,第11図および第13図に示す。
低分子重合体は、水に比較的に良く溶け、水に対
する溶解度は約1g/100ml(25℃)であつた。 低分子重合体が公知化合物と構造上相違するも
のであることを説明する為に、特公昭53−7960号
の実施例1の(GeCH2CH2COOH)2O3なる公知
化合物の粉末X線回析スペクトル(第7図)、赤
外吸収スペクトル(第9図)、ラマンスペクトル
(第12図)および示差熱分析(第14図)並び
にこの公知化合物と本発明の重合体との差スペク
トル(第10図)を測定し、そして以下の通り本
発明の重合体と公知化合物との差異を確認した: (イ) 赤外吸収スペクトル 第8図と第9図との比較および第10図から、
両化合物の構造上の相異が明らかである。 950cm-1以下の吸収は主にGe−O−Geに基づく
吸収で、その大きな相異は重合体構造の相異を示
している。 (ロ) ラマンスペクトル 第11図と第12図とを比較すると、前者は
456cm-1に最大吸収ピークを示し、後者は449cm-1
にそれを示している。両者は、明らかに構造上、
相異している。 (ハ) 粉末X線回析スペクトル 第6図と第7図とを比較してみると、両者スペ
クトルは回析角度の異なる位置にピークを示し全
く異なる結晶構造をとつていることを示してい
る。 (ニ) 示差熱分析 第13図と第14図とを比較してみると、前者
は、後記の如く、1つだけの吸熱ピークを示すの
に対し後者は2つの吸熱ピークを示し又この温度
も異なるところから両物質の結晶構造は異なるこ
とが判る。 製剤化は、この重合体が水溶性である為に、一
般的な注射液あるいは賦形剤および/または滑沢
剤を用いることによつて通例の如く行なうことが
できる。 以下の実施例にて、上記製造例で得られた有機
ゲルマニウム化合物を使用して抗腫瘍効果に対す
る薬理効果を実証し、本発明を更に詳細に説明す
る。 抗腫瘍効果: (1) エールリツヒ癌への薬効 エールリツヒ癌の7.5×106個細胞(1匹当
り)を10匹のマウスに静脈内注射し、72時間後
より10日間、1日量100mg/Kg経口投与した。
結果を第1表に示す。
癌用薬剤に関する。 従来、有機ゲルマニウム化合物は薬理活性の面
で近年著るしく注目されて来て居り、特公昭49−
2964号、特開昭48−61431号、特公昭46−21855
号、特公昭46−2498号等の特許公報に開示されて
いるが、これらの特許公報にその製法が開示され
ている有機ゲルマニウム化合物は、
(GeCH2CH2CO2H)2O3で示される低分子化合物
である。 これに対し、本発明者は、有機ゲルマニウム化
合物の薬理活性に注目し、上記式(GeCH2CH2
−CO2H)2O3で示される低分子化合物以外の有機
ゲルマニウム化合物の合成に鋭意研究を重ねた結
果ここに新規有機ゲルマニウム化合物を見い出し
有機ゲルマニウム重合体を完成するに至り、これ
を特願昭53−21992号(特公昭57−53800号)に開
示した。 更に本発明者は、この有機ゲルマニウム化合物
が癌に特に優れた薬効を示すことを見出した。 この有機ゲルマニウム重合体は、毒性が極めて
低く、急性毒性は経口投与でラツトについての
LD50が10000mg/Kg以上―これ以上の量を投与す
ることは、物理的に、即ちラツトの胃容積によつ
て制限され不可能である―である。この重合体が
経口投与または注射によつて癌に対しての明確な
優れた抗腫瘍効果を挙げることが確認された。こ
の重合体を成人の治療に用いる場合の有効投与量
は10mg〜1000mgである。 以上の如き優れた効果を示す有機ゲルマニウム
重合体は、一般式()または() (≡GeCH2−CH2−COOH)oO1.5o () 又は 〔式中、nは3以上の整数である。〕 で表わされそして以下の如き特徴的な物性: (a) 赤外線吸収スペクトル.バンド 大きい吸収バンド;800cm-1,900cm-1および
1700cm-1の各付近 比較的大きい吸収バンド:560cm-1,705cm-1,
760cm-1,780cm-1,1250cm-1,1350cm-1お
よび1400cm-1の各付近(但し、1400cm-1付
近の吸収バンドはダブレツトである) (b) ラマンスペクトル.バンド 大きい吸収バンド;456cm-1 比較的大きい吸収バンド;382cm-1,618cm-1,
720cm-1;901cm-1,1170cm-1,1276cm-1お
よび1425cm-1 (c) 粉末X線回析スペクトル.バンド 大きい回析ピーク;6.58゜ 比較的大きな回析ピーク;11.63゜,13.82゜,
18.36゜,21.18゜および22.41゜ (d) 示差熱分析 ピーク開始点237℃、ピーク頂点256℃そして
ピーク終了点276℃;熱量ΔH=59.4m cal/
mg を示す水溶性の重合体である(この重合体は、本
発明と同一の出願人の先願の特公昭57−53800号
に更に詳細に開示されている)。 本発明に従つて用いる水溶性有機ゲルマニウム
重合体の製造例を反応式により示すと以下の如く
になる: GeO2HX ――――――→ H3PO2又は M2HPO2GeX2HX HGeX3H++GeX- 3 (1) (Mは、金属又はアンモニウムイオンでありそ
してXはハロゲン原子である) HGeX3 ↓↑ H++GeX- 3 +CH2=CH−COOH ()→ X3GeCH2−CH2COOH () (2) X3GeCH2−CH2COOHH2O ――――→ 有機溶媒低分子重合体 (3) 以下上記の反応式(1),(2)及び(3)に基づいて本発
明の化合物の製造例を詳説する。 二酸化ゲルマニウムは、ハロゲン化水素酸中で
次亜リン酸又はその塩(金属塩又はアンモニウム
塩であるのが好ましい。)で還元されて、ゲルマ
ニウム原子は、2価になり、二ハロゲン化ゲルマ
ニウムを生ずるが、このものは、ゲルマニウム原
子が4価である三ハロゲン化水素ゲルマニウムと
ハロゲン化水素酸中で平衡にある。そして、この
三ハロゲン化水素ゲルマニウムも水溶液中で反応
式(1)の右末端に示した解離型と平衡にあると考え
られている(反応式(1)参照)。この反応液は、水
で希釈することにより、ハロゲルマニウム−リン
酸コンプレツクスを単離することができるので、
この平衡系にリン酸の寄与も考えられる。 この様にして生成されたゲルマニウム試薬に分
極したアクリル酸 CH2=CH−COOH () を加えると、白色結晶の一般式 X3GeCH2−CH2COOH () (Xは、上記に記載の通り。) で表わされる化合物が高収率で生じる(反応式(2)
参照)。 本発明の化合物は、前述の如き特徴的な物性
(赤外線吸収スペクトル.バンド、ラマンスペク
トル.バンド、粉末X線スペクトル.バンドおよ
び示差熱分析)を示す。これらは、後記の通り、
従来より公知の(GeCH2CH2COOH)2O3―例え
ば、特公昭53−7960号の実施例1の化合物―と別
異な新規化合物であることを明らかにしている。 次に本有機ゲルマニウム重合体の前述の如き薬
理効果を具体的に説明する。この為に使用した有
機ゲルマニウム重合体は次の如き合成法で作られ
る。 3−オキシゲルミルプロピオン酸低分子重合体の
製造例 水と混じ合う溶媒であるアセトン1.3に252g
(1モル)の3−トリクロロゲルミルプロピオン
酸を溶解させ、この溶液に水1.3を撹拌しなが
ら加える。白色の毛状結晶が析出するが反応液は
一昼夜放置して後、吸収して結晶を取する。得
られた結晶はアセトンの溶媒でよく洗滌し、減圧
下乾燥する。白色針状晶の低分子重合体が144g
(85%収率)得られた。又、アセトンの代りに他
の水と混じ合う溶媒(例えば、エタノール、メタ
ノール、セロソルブ、アセトニトリル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
グライム、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド等)を用いても同様に低分子重合体が高
収率で得られている。更に、水と混じり合わない
溶媒(例えば、クロロホルム、メチレンクロリ
ド、四塩化炭素、ベンゼン、エーテル等)を溶媒
として用いて低分子重合体を得ることもでき、こ
の場合には、3−トリクロロゲルミルプロピオン
酸の溶液を水と良く振盪すると、低分子重合体が
析出した。この低分子重合体の結晶は、320℃以
下では分解も溶融もしない。この生成物の元素分
析値は以下の通りである: 理論値(%):炭素(C);21.24、水素(H);2.97ゲル
マニウム(Ge);42.79 測定値(%):炭素(C);21.10、水素(H);3.02ゲル
マニウム(Ge);42.5。 この様にして製造された本発明の低分子重合体
の粉末X線回析スペクトル、赤外線吸収スペクト
ル、ラマンスペクトル、示差熱分析をそれぞれ第
6図,第8図,第11図および第13図に示す。
低分子重合体は、水に比較的に良く溶け、水に対
する溶解度は約1g/100ml(25℃)であつた。 低分子重合体が公知化合物と構造上相違するも
のであることを説明する為に、特公昭53−7960号
の実施例1の(GeCH2CH2COOH)2O3なる公知
化合物の粉末X線回析スペクトル(第7図)、赤
外吸収スペクトル(第9図)、ラマンスペクトル
(第12図)および示差熱分析(第14図)並び
にこの公知化合物と本発明の重合体との差スペク
トル(第10図)を測定し、そして以下の通り本
発明の重合体と公知化合物との差異を確認した: (イ) 赤外吸収スペクトル 第8図と第9図との比較および第10図から、
両化合物の構造上の相異が明らかである。 950cm-1以下の吸収は主にGe−O−Geに基づく
吸収で、その大きな相異は重合体構造の相異を示
している。 (ロ) ラマンスペクトル 第11図と第12図とを比較すると、前者は
456cm-1に最大吸収ピークを示し、後者は449cm-1
にそれを示している。両者は、明らかに構造上、
相異している。 (ハ) 粉末X線回析スペクトル 第6図と第7図とを比較してみると、両者スペ
クトルは回析角度の異なる位置にピークを示し全
く異なる結晶構造をとつていることを示してい
る。 (ニ) 示差熱分析 第13図と第14図とを比較してみると、前者
は、後記の如く、1つだけの吸熱ピークを示すの
に対し後者は2つの吸熱ピークを示し又この温度
も異なるところから両物質の結晶構造は異なるこ
とが判る。 製剤化は、この重合体が水溶性である為に、一
般的な注射液あるいは賦形剤および/または滑沢
剤を用いることによつて通例の如く行なうことが
できる。 以下の実施例にて、上記製造例で得られた有機
ゲルマニウム化合物を使用して抗腫瘍効果に対す
る薬理効果を実証し、本発明を更に詳細に説明す
る。 抗腫瘍効果: (1) エールリツヒ癌への薬効 エールリツヒ癌の7.5×106個細胞(1匹当
り)を10匹のマウスに静脈内注射し、72時間後
より10日間、1日量100mg/Kg経口投与した。
結果を第1表に示す。
【表】
第1表から判る様に、有機ゲルマニウム重合
体の投与によつて、明らかな生存日数の延長と
生存マウスの増加が認められた。 (2) ルイスの肺癌に対する効果 ルイスの肺癌細胞を、マウス1匹当り1×
105個皮下に接種し、次の日より5日間、1日
1回有機ゲルマニウム重合体(製造例で得たも
の)を経口投与した。そして腫瘍重量の減少量
を測定した。結果は第2表に示した。
体の投与によつて、明らかな生存日数の延長と
生存マウスの増加が認められた。 (2) ルイスの肺癌に対する効果 ルイスの肺癌細胞を、マウス1匹当り1×
105個皮下に接種し、次の日より5日間、1日
1回有機ゲルマニウム重合体(製造例で得たも
の)を経口投与した。そして腫瘍重量の減少量
を測定した。結果は第2表に示した。
【表】
(3) ラツト腹水肝癌AH66株、AH−44株または
AH−41C株に対する効果 ドン・リユーラツトに腹水肝癌AH66株、
AH−44株またはAH−41株細胞を107個(ラツ
ト1匹当り)静脈内に接種し、3日目より製造
例の有機ゲルマニウム低分子重合体100mg/Kg
を1日1回10日間経口投与した。 その結果、それぞれ第1図,第2図および第
3図に示す如く、生存日数の延長と生存ラツト
の増加がみとめられた。 (4) 人の癌に対する効果 本発明に従う有機ゲルマニウム重合体は、人
の胃癌、肺癌、子宮癌、乳癌、前立腺癌等の各
種の癌に有効であるが、こゝでは肺の腺癌およ
び皮フ癌の肝転位の治療成績を示す。 (A) 肺の腺癌の治療 71才の女性で右上葉が肺腺癌である者に、1
日量30mgづつ3ケ月間投与した。第4図に示す
通り、殆んど癌病巣は消失した。図中、(a)は投
与前の、癌病巣(c)を有した肺を、そして(b)は3
ケ月間投与後の肺を示した略図である。 (B) 皮フ癌の肺転位の治療 69才の男性で頚部皮フ癌の肺転位した者に、
1日量90mgづつ2ケ月間投与した。第5図に示
す通り、殆んど治瘉した。図中、(a)は、投与前
の、肺に転位した皮フ癌(c)を有した肝臓を、そ
して(b)は2ケ月間投与後の肝臓を示した略図で
ある。 (5) サルコーマー180への薬効 2×104個のサルコーマー180細胞(1匹当
り)をマウスの腹腔に移植し、24時間後より5
日間、製造例の有機ゲルマニウム低分子重合体
を混飼法で経口投与した。結果を次の第3表に
示す。
AH−41C株に対する効果 ドン・リユーラツトに腹水肝癌AH66株、
AH−44株またはAH−41株細胞を107個(ラツ
ト1匹当り)静脈内に接種し、3日目より製造
例の有機ゲルマニウム低分子重合体100mg/Kg
を1日1回10日間経口投与した。 その結果、それぞれ第1図,第2図および第
3図に示す如く、生存日数の延長と生存ラツト
の増加がみとめられた。 (4) 人の癌に対する効果 本発明に従う有機ゲルマニウム重合体は、人
の胃癌、肺癌、子宮癌、乳癌、前立腺癌等の各
種の癌に有効であるが、こゝでは肺の腺癌およ
び皮フ癌の肝転位の治療成績を示す。 (A) 肺の腺癌の治療 71才の女性で右上葉が肺腺癌である者に、1
日量30mgづつ3ケ月間投与した。第4図に示す
通り、殆んど癌病巣は消失した。図中、(a)は投
与前の、癌病巣(c)を有した肺を、そして(b)は3
ケ月間投与後の肺を示した略図である。 (B) 皮フ癌の肺転位の治療 69才の男性で頚部皮フ癌の肺転位した者に、
1日量90mgづつ2ケ月間投与した。第5図に示
す通り、殆んど治瘉した。図中、(a)は、投与前
の、肺に転位した皮フ癌(c)を有した肝臓を、そ
して(b)は2ケ月間投与後の肝臓を示した略図で
ある。 (5) サルコーマー180への薬効 2×104個のサルコーマー180細胞(1匹当
り)をマウスの腹腔に移植し、24時間後より5
日間、製造例の有機ゲルマニウム低分子重合体
を混飼法で経口投与した。結果を次の第3表に
示す。
【表】
有機ゲルマニウム重合体の投与により、生存日
数の著明な延長および生存マウスの増加が認めら
れた。
数の著明な延長および生存マウスの増加が認めら
れた。
第1図,第2図および第3図は、本発明の化合
物を用いた場合の肝がんAH−66株、AH44株お
よびAH41C株のそれぞれによるどんりゆうラツ
トの死亡抑制効果を示すものである。第4図は肺
腺癌患者の本薬物投与前および後の肺を示した略
図である。第5図は肝皮フ癌患者の本薬物投与前
および後の肝臓を示した略図である。第6図は、
本発明の化合物である水溶性低分子重合体の粉末
X線回析スペクトルを示すものである。第7図は
特公昭53−7960号の実施例1の
(GeCH2CH2COOH)2O3(以下、公知化合物と略
す)の粉末X線回析スペクトルを示すものであ
る。第8図は、本発明の化合物である水溶性低分
子重合体の赤外線吸収スペクトルを示すものであ
る。第9図は公知化合物の赤外線吸収スペクトル
を示すものである。第10図は、第8図と第9図
の赤外吸収スペクトル相互の差スペクトルを示す
ものである。第11図は、本発明の化合物である
水溶性低分子重合体のラマンスペクトルを示すも
のである。第12図は公知化合物のラマンスペク
トルを示すものである。第13図は、本発明の化
合物である水溶性低分子重合体の示差熱分析チヤ
ートを示すものである。第14図は公知化合物の
示差熱分析チヤートを示すものである。
物を用いた場合の肝がんAH−66株、AH44株お
よびAH41C株のそれぞれによるどんりゆうラツ
トの死亡抑制効果を示すものである。第4図は肺
腺癌患者の本薬物投与前および後の肺を示した略
図である。第5図は肝皮フ癌患者の本薬物投与前
および後の肝臓を示した略図である。第6図は、
本発明の化合物である水溶性低分子重合体の粉末
X線回析スペクトルを示すものである。第7図は
特公昭53−7960号の実施例1の
(GeCH2CH2COOH)2O3(以下、公知化合物と略
す)の粉末X線回析スペクトルを示すものであ
る。第8図は、本発明の化合物である水溶性低分
子重合体の赤外線吸収スペクトルを示すものであ
る。第9図は公知化合物の赤外線吸収スペクトル
を示すものである。第10図は、第8図と第9図
の赤外吸収スペクトル相互の差スペクトルを示す
ものである。第11図は、本発明の化合物である
水溶性低分子重合体のラマンスペクトルを示すも
のである。第12図は公知化合物のラマンスペク
トルを示すものである。第13図は、本発明の化
合物である水溶性低分子重合体の示差熱分析チヤ
ートを示すものである。第14図は公知化合物の
示差熱分析チヤートを示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 二酸化ゲルマニウムをハロゲン化水素酸中で
次亜リン酸又はその塩で処理して得られたハロゲ
ルマニウムリン酸コンプレツクスをアクリル酸と
反応させて、一般式() X3GeCH2−CH2COOH () 〔式中、Xはハロゲン原子である。〕 で示される化合物、()を得、さらに化合物
()をアセトン又は水と混合する他の有機溶媒
に溶解しそしてこの溶液に水を添加することによ
つて製造され、一般式 (≡GeCH2−CH2−COOH)oO1.5o () 又は 〔式中、nは3以上の整数である。〕 で表わされそして以下の如き特徴的な物性: (a) 赤外線吸収スペクトル・バンド 大きい吸収バンド;800cm-1,900cm-1および
1700cm-1の各付近、 比較的大きい吸収バンド;560cm-1,705cm-1,
760cm-1、780cm-1、1250cm-1、1350cm-1お
よび1400cm-1の各付近(但し、1400cm-1付
近の吸収バンドはダブレツトである)、 (b) ラマンスペクトル・バンド 大きい吸収バンド;456cm-1、 比較的大きい吸収バンド;382cm-1,618cm-1,
720cm-1,901cm-1,1170cm-1,1276cm-1お
よび1425cm-1、 (c) 粉末X線回析スペクトル・バンド 大きい回析ピーク;650゜ 比較的大きな回析ピーク;11.63゜,13.82゜,
18.36゜,21.18゜および22.41゜ (d) 示差熱分析値 ピーク開始点237℃、ピーク頂点256℃そして
ピーク終了点276℃;熱量ΔH=59.4m cal/
mg を示す水溶性有機ゲルマニウム重合体を主剤とす
る癌用薬剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1296183A JPS5916825A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 有機ゲルマニウム重合体を主剤とする癌用薬剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1296183A JPS5916825A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 有機ゲルマニウム重合体を主剤とする癌用薬剤 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7517779A Division JPS55167222A (en) | 1979-06-16 | 1979-06-16 | Drug for warm-blooded animal comprising organogermanium polymer as main constituent |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5916825A JPS5916825A (ja) | 1984-01-28 |
| JPH0331168B2 true JPH0331168B2 (ja) | 1991-05-02 |
Family
ID=11819848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1296183A Granted JPS5916825A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 有機ゲルマニウム重合体を主剤とする癌用薬剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5916825A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04118734U (ja) * | 1991-04-04 | 1992-10-23 | 東洋電機製造株式会社 | ベース駆動回路の焼損保護回路 |
| US5560925A (en) * | 1993-11-09 | 1996-10-01 | Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. | Method of treating wart |
| JPWO2015020040A1 (ja) * | 2013-08-06 | 2017-03-02 | 国立大学法人九州大学 | 有機酸重合体を有効成分とする癌細胞の生着予防又は生着抑制のための医薬 |
| WO2016104777A1 (ja) * | 2014-12-26 | 2016-06-30 | 国立大学法人九州大学 | がんの処置のための方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS537960B2 (ja) * | 1973-04-03 | 1978-03-23 | ||
| BE834794A (fr) * | 1975-10-23 | 1976-02-16 | Acide 3-trihydroxygermano-propionique |
-
1983
- 1983-01-31 JP JP1296183A patent/JPS5916825A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5916825A (ja) | 1984-01-28 |
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