JPH0336062B2 - - Google Patents
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- JPH0336062B2 JPH0336062B2 JP22807383A JP22807383A JPH0336062B2 JP H0336062 B2 JPH0336062 B2 JP H0336062B2 JP 22807383 A JP22807383 A JP 22807383A JP 22807383 A JP22807383 A JP 22807383A JP H0336062 B2 JPH0336062 B2 JP H0336062B2
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Description
〔〕 発明の背景
技術分野
本発明は新規の難燃性樹脂組成物に関する。
詳しくは、ポリフエニレンエーテルまたはそれ
と他の高分子物質との混合物と、ビシクロリン酸
エステル化合物とからなる熱的性質に優れた難燃
性樹脂組成物に関する。 ポリフエニレンエーテル樹脂は優れた機械的性
質、熱的性質を有し、また、自己消火性を有する
ため、エンジニアリングプラスチツクスとして注
目されている。 しかし、ポリフエニレンエーテル樹脂の難燃性
は必ずしも充分なものとは云えず、また、ポリフ
エニレンエーテル樹脂単独では成形加工性が著し
く悪いために、実際上はスチレン系樹脂(特公昭
43−17812号公報参照)をはじめ各種樹脂とブレ
ンドして成形加工性を改良して使われている。こ
のため、ポリフエニレンエーテル樹脂自体が有す
る自己消火性が損われ、ポリフエニレンエーテル
樹脂単独よりも著しく燃えやすくなるという欠点
を有しており、難燃性の改良が望まれている。 先行技術 このような欠点を改良する目的で、芳香族ホス
フエート化合物、例えば、トリフエニルホスフエ
ートが難燃剤として使用されている。 しかしながら、トリフエニルホスフエートは可
塑剤としても働くため、難燃性が付与されると同
時に、熱変形温度が低下するという別の問題がで
てくる。 そのため、現在のところ、ポリフエニレンエー
テル樹脂組成物の難燃化法に関し、満足すべきも
のはないのが実状である。 〔〕 発明の概要 目 的 本発明者らは、従来の難燃化技術の欠点を改良
すべく、各種の難燃化法の検討を行い、ビシクロ
リン酸エステル化合物を添加することにより、熱
的性質を低下させることなく難燃化できることを
見い出し、本発明に到達した。 本発明は、ポリフエニレンエーテル樹脂の難燃
化を目的とするものであり、ポリフエニレンエー
テル樹脂あるいは、ポリフエニレンエーテル樹脂
とポリフエニレンエーテル樹脂の欠点である成形
性を改良するためにブレンドされる高分子物質と
の任意の割合のポリフエニレンエーテル樹脂組成
物にビシクロリン酸エステル化合物を添加するこ
とにより本目的を達成しようとするものである。 要 旨 従つて、本発明によるポリフエニレンエーテル
樹脂組成物は (a) ポリフエニレンエーテル、または、ポリフエ
ニレンエーテルと他の高分子物質との混合物か
らなる樹脂100重量部に対して (b) 一般式 〔式中、Xは炭素数1〜8のアルコキシ基又は
フエノキシ基を表わす。〕 で示されるビシクロリン酸エステル化合物0.1〜
20重量部を添加したポリフエニレンエーテル樹脂
組成物である。 効 果 本発明のポリフエニレンエーテル樹脂組成物は
難燃性を付与すると共に従来の公知の難燃化方法
と比較して難燃剤添加による熱的性質の低下が少
ない。 〔〕 発明の具体的説明 (1) 樹脂 本発明において使用されるポリフエニレンエ
ーテルとしては米国特許第3306874号、第
3306875号、第3257357号および第3257358号明
細書を含めた多くの刊行物に記載されている。 中でも好ましいポリフエニレンエーテルは一
般式 の循環構造単位を有する重合体である。式中一
つの単位の酸素エーテル原子は次の隣接単位の
ベンゼン核に接続しており、nは正の整数で少
なくとも50であり、Qは水素、ハロゲン、三級
α−炭素原子を有しない炭化水素基、ハロゲン
原子とフエニル核の間に少なくとも2個の炭素
原子を有するハロ炭化水素基、炭化水素オキシ
基、およびハロゲン原子とフエニル核の間に少
なくとも2個の炭素原子を有するハロ炭化水素
オキシ基からなる群より選択した一価置換基を
示す。 これ等ポリフエニレンエーテルは、スチレン
グラフト共重合体等、変性されたものを用いる
こともできる。 ポリフエニレンエーテルの代表的な例として
は、ポリ(2,6−ジラウリル−1,4−フエ
ニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジフエニル
−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2,
6−ジメトキシ−1,4−フエニレン)エーテ
ル、ポリ(2,6−ジエトキシ−1,4−フエ
ニレン)エーテル、ポリ(2−メトキシ−6−
エトキシ−1,4−フエニレン)テーテル、ポ
リ(2−エチル−6−ステアリルオキシ−1,
4−フエニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジ
クロロ−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−フエニル−1,4−フエニ
レン)エーテル、ポリ(2,6−ジベンジル−
1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2−エ
トキシ−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2−クロロ−1,4−フエニレン)エーテル、
ポリ(2,5−ジブロモ−1,4−フエニレ
ン)エーテルおよび同等物がある。上記一般式
に相当するポリフエニレンエーテルの例は前述
した米国特許明細書に見い出すことができる。 本発明の目的のため、特に好ましいポリフエ
ニレンエーテルの群は酸素エーテル原子に対す
る二つのオルソ位にアルキル置換基を有するも
の、即ちオルソ位の各Qがアルキル基、最も好
ましくは炭素原子1〜4のアルキル基を有する
上記一般式のポリフエニレンエーテルを含む。
この群の代表的な例にはポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フエニレン)エ
ーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,
4−フエニレン)エーテル、ポリ(2−メチル
−6−プロピル−1,4−フエニレン)エーテ
ル、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フエ
ニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プ
ロピル−1,4−フエニレン)エーテル等があ
る。 本発明に対し最も好ましいポリフエニレンエ
ーテル樹脂は、ポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フエニレン)エーテルである。 上記ポリフエニレンエーテル樹脂に、下記に
示すポリフエニレンエーテル樹脂にブレンドす
る他の高分子物質を混合したポリフエニレンエ
ーテル組成物を用いることができる。 ポリフエニレンエーテル樹脂にブレンドする
他の高分子物質としては、 ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、スチ
レン−ブタジエン共重合物、アクリロニトリル
−スチレン共重合物、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合物、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポ
リカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ナイロン、スチレングラフトポリエチレ
ン、スチレングラフトポリプロピレン、スチレ
ングラフトポリアクリロニトリルスチレン共重
合物、スチレングラフトポリアクリロニトリル
ブタジエンスチレン共重合物、スチレングラフ
トポリイソブテンなどがあり、これらの中では
芳香族系の化合物の高分子物質が好適であり、
好ましくは、ポリスチレンまたは耐衝撃性ポリ
スチレン等のポリフエニレンエーテル樹脂と相
溶性を有するスチレン系高分子、あるいはスチ
レングラフトポリオレフイン等のポリフエニレ
ンエーテル樹脂と親和性の高いスチレン変性高
分子が用いられ、また、これらとゴム質高分子
あるいは樹脂状高分子が併用される。 これらの高分子物質はポリフエニレンエーテ
ルに対して1〜99重量%、好ましくは20〜80重
量%の量比で混合される。 (2) ビシクロリン酸エステル化合物 本発明においてポリフエニレンエーテルにブ
レンドされるビシクロリン酸エステル化合物は
一般式 〔式中、Xは炭素数1〜8のアルコキシ基又は
フエノキシ基を表わす。〕 で示され、一般式 〔式中、Xは炭素数1〜8のアルコキシ基又は
フエノキシ基を表わす。〕 で示されるトリメチロールエタン誘導体とオキ
シ三塩化リンの反応により得られる。 ビシクロリン酸エステル化合物の代表的な例
としては、2,6,7−トリオキサ−1−ホス
ホビシクロ〔2,2,2〕オクタン−4−メト
キシメチル−1−オキシド、2,6,7−トリ
オキサ−1−ホスホビシクロ〔2,2,2〕オ
クタン−4−エトキシメチル−1−オキシド、
2,6,7−トリオキサ−1−ホスホビシクロ
〔2,2,2〕オクタン−4−フエノキシメチ
ル−1−オキシドおよび同等物がある。 本発明に用いるビシクロリン酸エステル化合
物の添加量は、ポリフエニレンエーテル、また
は、ポリフエニレンエーテルと他の高分子物質
との混合物100重量部に対し、0.1〜20重量部、
好ましくは1〜10重量部である。添加量が0.1
重量部未満では難燃効果が発現せず、20重量部
以上では、物性低下が著しく、実用上問題とな
る。 (3) ブレンド方法 本発明の難燃性のポリフエニレンエーテル樹
脂組成物を得るためのブレンド方法としては、
一般に可塑剤、安定剤、着色剤等をブレンドす
る際に用いられる種々の方法を適用することが
できる。 例えば、押出機、プラストミル等のいわゆる
一般の混合機を使用し得る。 具体的にはスクリユー径25mmの押出機を用
い、シリンダー温度240〜330℃、スクリユー回
転数20〜40回転/分で押出すことにより、目的
とする難燃性のポリフエニレンエーテル樹脂組
成物を得ることができる。あるいは溶融部セル
の温度を240〜330℃に保つたプラストミルにて
20〜40回転/分のスクリユー回転数で5〜15分
間溶融混合することによつても可能である。 実施例 1 組成物の製造 固有粘度0.50dl/g(25℃クロロホルム中にて
測定)のポリ(2,6−ジメチル−1,4−フエ
ニレン)エーテル50重量部と高衝撃ポリスチレン
(旭ダウ社製、475D)50重量部および、2,6,
7−トリオキサ−1−ホスホビシクロ〔2,2,
2〕オクタン−4−メトキシメチル−オキシド5
重量部を250℃に保つたプラストミルにて40回
転/分のスクリユー回転速度で10分間溶融混合を
行つて、目的とする難燃性のポリフエニレンエー
テル樹脂組成物を得た。 このポリフエニレンエーテル樹脂組成物の燃焼
試験結果および熱変形温度を以下に示す如き方法
で測定し、その結果を第1表および第1図に示
す。 燃焼試験 本発明の難燃性樹脂組成物の難燃性を判定する
方法は、米国のUL規格Subject94に準じて次のよ
うに行つた。 長さ6インチ、巾1/2インチ、厚さ1/16インチ
の試験片を空気の動いていない部屋で上端部から
垂直方向に据え付け、次に3/4インチの長さのブ
ルーフレームを出すように調節したブンゼンバー
ナーの炎を試験片下端よりあてる。バーナーの炎
を10秒間試験片の下端にあてた後バーナーを除去
し、バーナーの除去後の燃焼時間を記録する(第
1回着火燃焼時間)。 消炎後直ちに試験片の下端に同様な方法で再び
バーナーの炎を10秒間あて、再度消炎するまでの
時間を記録する(第2回着火燃焼時間)。 また、試験片の下方1フイートのところに綿を
置き、試験中火のついた樹脂の滴下による綿の着
火性についても記録する。 以上のような試験を5本の試験片について行な
い、最高燃焼時間が30秒以内、平均燃焼時間が25
秒以内で、5本の試験片中5本とも綿を着火させ
なければ94VE−、5本のうち1本でも綿を着
火させれば94VE−と判定する。最高燃焼時間
10秒以内、平均燃焼時間5秒以内で5本の試験片
中5本とも綿を着火させなければ94VE−0とす
る。 さらに5本の平均燃焼時間が25秒以上か最高燃
焼時間が30秒以上であれば94HBと判定する。 従つて上述の説明から明らかなように、難燃性
の順にならべれば94VE−0、94VE−、94VE
−、94HBとなる。 熱変形温度 ASTM−D−648に準じ、下記のようにして測
定した。 即ち、長さ126mm巾12.6厚さ6.3mmの試験片に
18.6Kg/cm2の曲げ応力を加えた状態で試験片を毎
分2℃で昇温させ、たわみ量が0.254mmに達した
時の温度として求めた。 実施例 2 第1表に示す混合割合で、実施例−1と同様の
実験を行つた。結果を第1表および第1図に示
す。 比較例 1、2、3 難燃剤としてトリフエニルホスフエートを用い
第1表に示す混合割合で実施例1と同様の実験を
行つた。結果を第1表および第1図に示す。 比較例 4 難燃剤を添加せずに実施例1と同様の実験を行
つた。結果を第1表および第1図に示す。 比較例 5、6 実施例1と同様の実験を表1に示す混合割合で
実施した。結果を第1表および第1図に示す。 実施例 3 実施例1で用いた高衝撃ポリスチレンの代り
に、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体(日本合成ゴム社 JIS−15)を用い、第
2表に示す混合割合で、実施例1と同様の実験を
行つた。結果を第2表に示す。 実施例 4、5 実施例1で用いた2,6,7−トリオキサ−1
−ホスホビシクロ〔2,2,2〕オクタン−4−
メトキシメチル−1−オキシドの代りに第2表に
示した各種のビシクロリン酸エステル化合物を用
い、第2表に示す混合割合で、実施例1と同様の
実験を行つた。結果を第2表に示す。
と他の高分子物質との混合物と、ビシクロリン酸
エステル化合物とからなる熱的性質に優れた難燃
性樹脂組成物に関する。 ポリフエニレンエーテル樹脂は優れた機械的性
質、熱的性質を有し、また、自己消火性を有する
ため、エンジニアリングプラスチツクスとして注
目されている。 しかし、ポリフエニレンエーテル樹脂の難燃性
は必ずしも充分なものとは云えず、また、ポリフ
エニレンエーテル樹脂単独では成形加工性が著し
く悪いために、実際上はスチレン系樹脂(特公昭
43−17812号公報参照)をはじめ各種樹脂とブレ
ンドして成形加工性を改良して使われている。こ
のため、ポリフエニレンエーテル樹脂自体が有す
る自己消火性が損われ、ポリフエニレンエーテル
樹脂単独よりも著しく燃えやすくなるという欠点
を有しており、難燃性の改良が望まれている。 先行技術 このような欠点を改良する目的で、芳香族ホス
フエート化合物、例えば、トリフエニルホスフエ
ートが難燃剤として使用されている。 しかしながら、トリフエニルホスフエートは可
塑剤としても働くため、難燃性が付与されると同
時に、熱変形温度が低下するという別の問題がで
てくる。 そのため、現在のところ、ポリフエニレンエー
テル樹脂組成物の難燃化法に関し、満足すべきも
のはないのが実状である。 〔〕 発明の概要 目 的 本発明者らは、従来の難燃化技術の欠点を改良
すべく、各種の難燃化法の検討を行い、ビシクロ
リン酸エステル化合物を添加することにより、熱
的性質を低下させることなく難燃化できることを
見い出し、本発明に到達した。 本発明は、ポリフエニレンエーテル樹脂の難燃
化を目的とするものであり、ポリフエニレンエー
テル樹脂あるいは、ポリフエニレンエーテル樹脂
とポリフエニレンエーテル樹脂の欠点である成形
性を改良するためにブレンドされる高分子物質と
の任意の割合のポリフエニレンエーテル樹脂組成
物にビシクロリン酸エステル化合物を添加するこ
とにより本目的を達成しようとするものである。 要 旨 従つて、本発明によるポリフエニレンエーテル
樹脂組成物は (a) ポリフエニレンエーテル、または、ポリフエ
ニレンエーテルと他の高分子物質との混合物か
らなる樹脂100重量部に対して (b) 一般式 〔式中、Xは炭素数1〜8のアルコキシ基又は
フエノキシ基を表わす。〕 で示されるビシクロリン酸エステル化合物0.1〜
20重量部を添加したポリフエニレンエーテル樹脂
組成物である。 効 果 本発明のポリフエニレンエーテル樹脂組成物は
難燃性を付与すると共に従来の公知の難燃化方法
と比較して難燃剤添加による熱的性質の低下が少
ない。 〔〕 発明の具体的説明 (1) 樹脂 本発明において使用されるポリフエニレンエ
ーテルとしては米国特許第3306874号、第
3306875号、第3257357号および第3257358号明
細書を含めた多くの刊行物に記載されている。 中でも好ましいポリフエニレンエーテルは一
般式 の循環構造単位を有する重合体である。式中一
つの単位の酸素エーテル原子は次の隣接単位の
ベンゼン核に接続しており、nは正の整数で少
なくとも50であり、Qは水素、ハロゲン、三級
α−炭素原子を有しない炭化水素基、ハロゲン
原子とフエニル核の間に少なくとも2個の炭素
原子を有するハロ炭化水素基、炭化水素オキシ
基、およびハロゲン原子とフエニル核の間に少
なくとも2個の炭素原子を有するハロ炭化水素
オキシ基からなる群より選択した一価置換基を
示す。 これ等ポリフエニレンエーテルは、スチレン
グラフト共重合体等、変性されたものを用いる
こともできる。 ポリフエニレンエーテルの代表的な例として
は、ポリ(2,6−ジラウリル−1,4−フエ
ニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジフエニル
−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2,
6−ジメトキシ−1,4−フエニレン)エーテ
ル、ポリ(2,6−ジエトキシ−1,4−フエ
ニレン)エーテル、ポリ(2−メトキシ−6−
エトキシ−1,4−フエニレン)テーテル、ポ
リ(2−エチル−6−ステアリルオキシ−1,
4−フエニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジ
クロロ−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−フエニル−1,4−フエニ
レン)エーテル、ポリ(2,6−ジベンジル−
1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(2−エ
トキシ−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2−クロロ−1,4−フエニレン)エーテル、
ポリ(2,5−ジブロモ−1,4−フエニレ
ン)エーテルおよび同等物がある。上記一般式
に相当するポリフエニレンエーテルの例は前述
した米国特許明細書に見い出すことができる。 本発明の目的のため、特に好ましいポリフエ
ニレンエーテルの群は酸素エーテル原子に対す
る二つのオルソ位にアルキル置換基を有するも
の、即ちオルソ位の各Qがアルキル基、最も好
ましくは炭素原子1〜4のアルキル基を有する
上記一般式のポリフエニレンエーテルを含む。
この群の代表的な例にはポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ
(2,6−ジエチル−1,4−フエニレン)エ
ーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,
4−フエニレン)エーテル、ポリ(2−メチル
−6−プロピル−1,4−フエニレン)エーテ
ル、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フエ
ニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プ
ロピル−1,4−フエニレン)エーテル等があ
る。 本発明に対し最も好ましいポリフエニレンエ
ーテル樹脂は、ポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フエニレン)エーテルである。 上記ポリフエニレンエーテル樹脂に、下記に
示すポリフエニレンエーテル樹脂にブレンドす
る他の高分子物質を混合したポリフエニレンエ
ーテル組成物を用いることができる。 ポリフエニレンエーテル樹脂にブレンドする
他の高分子物質としては、 ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、スチ
レン−ブタジエン共重合物、アクリロニトリル
−スチレン共重合物、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合物、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポ
リカーボネート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ナイロン、スチレングラフトポリエチレ
ン、スチレングラフトポリプロピレン、スチレ
ングラフトポリアクリロニトリルスチレン共重
合物、スチレングラフトポリアクリロニトリル
ブタジエンスチレン共重合物、スチレングラフ
トポリイソブテンなどがあり、これらの中では
芳香族系の化合物の高分子物質が好適であり、
好ましくは、ポリスチレンまたは耐衝撃性ポリ
スチレン等のポリフエニレンエーテル樹脂と相
溶性を有するスチレン系高分子、あるいはスチ
レングラフトポリオレフイン等のポリフエニレ
ンエーテル樹脂と親和性の高いスチレン変性高
分子が用いられ、また、これらとゴム質高分子
あるいは樹脂状高分子が併用される。 これらの高分子物質はポリフエニレンエーテ
ルに対して1〜99重量%、好ましくは20〜80重
量%の量比で混合される。 (2) ビシクロリン酸エステル化合物 本発明においてポリフエニレンエーテルにブ
レンドされるビシクロリン酸エステル化合物は
一般式 〔式中、Xは炭素数1〜8のアルコキシ基又は
フエノキシ基を表わす。〕 で示され、一般式 〔式中、Xは炭素数1〜8のアルコキシ基又は
フエノキシ基を表わす。〕 で示されるトリメチロールエタン誘導体とオキ
シ三塩化リンの反応により得られる。 ビシクロリン酸エステル化合物の代表的な例
としては、2,6,7−トリオキサ−1−ホス
ホビシクロ〔2,2,2〕オクタン−4−メト
キシメチル−1−オキシド、2,6,7−トリ
オキサ−1−ホスホビシクロ〔2,2,2〕オ
クタン−4−エトキシメチル−1−オキシド、
2,6,7−トリオキサ−1−ホスホビシクロ
〔2,2,2〕オクタン−4−フエノキシメチ
ル−1−オキシドおよび同等物がある。 本発明に用いるビシクロリン酸エステル化合
物の添加量は、ポリフエニレンエーテル、また
は、ポリフエニレンエーテルと他の高分子物質
との混合物100重量部に対し、0.1〜20重量部、
好ましくは1〜10重量部である。添加量が0.1
重量部未満では難燃効果が発現せず、20重量部
以上では、物性低下が著しく、実用上問題とな
る。 (3) ブレンド方法 本発明の難燃性のポリフエニレンエーテル樹
脂組成物を得るためのブレンド方法としては、
一般に可塑剤、安定剤、着色剤等をブレンドす
る際に用いられる種々の方法を適用することが
できる。 例えば、押出機、プラストミル等のいわゆる
一般の混合機を使用し得る。 具体的にはスクリユー径25mmの押出機を用
い、シリンダー温度240〜330℃、スクリユー回
転数20〜40回転/分で押出すことにより、目的
とする難燃性のポリフエニレンエーテル樹脂組
成物を得ることができる。あるいは溶融部セル
の温度を240〜330℃に保つたプラストミルにて
20〜40回転/分のスクリユー回転数で5〜15分
間溶融混合することによつても可能である。 実施例 1 組成物の製造 固有粘度0.50dl/g(25℃クロロホルム中にて
測定)のポリ(2,6−ジメチル−1,4−フエ
ニレン)エーテル50重量部と高衝撃ポリスチレン
(旭ダウ社製、475D)50重量部および、2,6,
7−トリオキサ−1−ホスホビシクロ〔2,2,
2〕オクタン−4−メトキシメチル−オキシド5
重量部を250℃に保つたプラストミルにて40回
転/分のスクリユー回転速度で10分間溶融混合を
行つて、目的とする難燃性のポリフエニレンエー
テル樹脂組成物を得た。 このポリフエニレンエーテル樹脂組成物の燃焼
試験結果および熱変形温度を以下に示す如き方法
で測定し、その結果を第1表および第1図に示
す。 燃焼試験 本発明の難燃性樹脂組成物の難燃性を判定する
方法は、米国のUL規格Subject94に準じて次のよ
うに行つた。 長さ6インチ、巾1/2インチ、厚さ1/16インチ
の試験片を空気の動いていない部屋で上端部から
垂直方向に据え付け、次に3/4インチの長さのブ
ルーフレームを出すように調節したブンゼンバー
ナーの炎を試験片下端よりあてる。バーナーの炎
を10秒間試験片の下端にあてた後バーナーを除去
し、バーナーの除去後の燃焼時間を記録する(第
1回着火燃焼時間)。 消炎後直ちに試験片の下端に同様な方法で再び
バーナーの炎を10秒間あて、再度消炎するまでの
時間を記録する(第2回着火燃焼時間)。 また、試験片の下方1フイートのところに綿を
置き、試験中火のついた樹脂の滴下による綿の着
火性についても記録する。 以上のような試験を5本の試験片について行な
い、最高燃焼時間が30秒以内、平均燃焼時間が25
秒以内で、5本の試験片中5本とも綿を着火させ
なければ94VE−、5本のうち1本でも綿を着
火させれば94VE−と判定する。最高燃焼時間
10秒以内、平均燃焼時間5秒以内で5本の試験片
中5本とも綿を着火させなければ94VE−0とす
る。 さらに5本の平均燃焼時間が25秒以上か最高燃
焼時間が30秒以上であれば94HBと判定する。 従つて上述の説明から明らかなように、難燃性
の順にならべれば94VE−0、94VE−、94VE
−、94HBとなる。 熱変形温度 ASTM−D−648に準じ、下記のようにして測
定した。 即ち、長さ126mm巾12.6厚さ6.3mmの試験片に
18.6Kg/cm2の曲げ応力を加えた状態で試験片を毎
分2℃で昇温させ、たわみ量が0.254mmに達した
時の温度として求めた。 実施例 2 第1表に示す混合割合で、実施例−1と同様の
実験を行つた。結果を第1表および第1図に示
す。 比較例 1、2、3 難燃剤としてトリフエニルホスフエートを用い
第1表に示す混合割合で実施例1と同様の実験を
行つた。結果を第1表および第1図に示す。 比較例 4 難燃剤を添加せずに実施例1と同様の実験を行
つた。結果を第1表および第1図に示す。 比較例 5、6 実施例1と同様の実験を表1に示す混合割合で
実施した。結果を第1表および第1図に示す。 実施例 3 実施例1で用いた高衝撃ポリスチレンの代り
に、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体(日本合成ゴム社 JIS−15)を用い、第
2表に示す混合割合で、実施例1と同様の実験を
行つた。結果を第2表に示す。 実施例 4、5 実施例1で用いた2,6,7−トリオキサ−1
−ホスホビシクロ〔2,2,2〕オクタン−4−
メトキシメチル−1−オキシドの代りに第2表に
示した各種のビシクロリン酸エステル化合物を用
い、第2表に示す混合割合で、実施例1と同様の
実験を行つた。結果を第2表に示す。
【表】
【表】
第1図は、本発明実施例及び比較例で得られた
ポリフエニレンエーテル樹脂の耐熱性及び難燃性
を示す図である。
ポリフエニレンエーテル樹脂の耐熱性及び難燃性
を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) ポリフエニレンエーテル、または、ポリ
フエニレンエーテルと他の高分子物質との混合
物からなる樹脂100重量部に対し、 (b) 一般式 〔式中、Xは炭素数1〜8のアルコキシ基又は
フエノキシ基を表わす。〕 で示されるビシクロリン酸エステル化合物0.1
〜20重量部 を添加したポリフエニレンエーテル樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22807383A JPS60120746A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22807383A JPS60120746A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60120746A JPS60120746A (ja) | 1985-06-28 |
| JPH0336062B2 true JPH0336062B2 (ja) | 1991-05-30 |
Family
ID=16870767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22807383A Granted JPS60120746A (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60120746A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2082694A1 (en) * | 1991-12-31 | 1993-07-01 | Richard C. Bopp | Polyphenylene ether resin-containing compositions containing high molecular weight polyethylene resin |
-
1983
- 1983-12-02 JP JP22807383A patent/JPS60120746A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60120746A (ja) | 1985-06-28 |
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