JPH0343504B2 - - Google Patents

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JPH0343504B2
JPH0343504B2 JP58211925A JP21192583A JPH0343504B2 JP H0343504 B2 JPH0343504 B2 JP H0343504B2 JP 58211925 A JP58211925 A JP 58211925A JP 21192583 A JP21192583 A JP 21192583A JP H0343504 B2 JPH0343504 B2 JP H0343504B2
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JP
Japan
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clutch
hydraulic oil
wall
gear
sleeve
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Morio Kiuchi
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、自動車の動力伝達装置に関する。 (従来技術) 自動車の動力伝達装置は、その自動車が例えば
フロントエンジン・フロントドライブタイプのも
のにあつては、その中心軸が車幅方向に延びるよ
うに配置するのが有利である。ところが、車幅に
は限度があるため、動力伝達装置の軸方向の長さ
はできるだけ短かい方が望ましく、このため上記
軸方向長さを短縮する提案が種々なされている。
例えば、特開昭52−44371号の動力伝達装置にお
いては、2つのクラツチを半径方向に順次配列し
たり、各装置の部品、部材をできるだけ兼用する
ことにより、軸方向長を短縮するようにしてい
る。ところが、この公開特許公報に記載された動
力伝達を含む従来の動力伝達装置においては、上
記クラツチのクラツチドラムを入力軸に対して周
方向に回転しないように取り付けるスプライン部
に対して、該クラツチドラムをガタがないように
回転可能に指示するブツシユ部をいかなる位置に
配置すべきかについては記載がない。仮に、スプ
ライン部とブツシユ部とを軸方向に並列して配置
すると、同公報記載の装置が本来目的としている
ところの軸方向長さの短縮が十分には達成できな
い。 さらに、仮に軸方向長の短縮を図ることができ
るように各構成要素を配列できたとしても、ブツ
シユ部の配置も当然変わつているのでクラツチド
ラムの位置決めをどのように行うかの問題が残
る。 また、一般的にはクラツチ作動用オイルのオイ
ル通路がクラツチドラム近辺に設けられており、
前記公開特許公報にはこのオイル通路に対するシ
ールをどのようにするかという点については触れ
られていないが、軸方向長の短縮を図るためには
このオイル通路に対するシールを適切に行うこと
が必要になる。 (発明の目的) 本発明は、従来装置より軸方向長さを短縮する
ことができ、かつ構造がコンパクトな自動車の動
力伝達装置を提供することを目的とするものであ
る。 (発明の構成) 本発明による自動車の動力伝達装置は、クラツチ
に入力を行う入力軸からプラネタリギヤ装置への
動力伝達を断続するクラツチ装置を備え、該クラ
ツチ装置のクラツチドラム基部はその軸心が前記
入力軸の軸心と同一とされる円筒状の内側壁およ
び外側壁を有しトランスミツシヨンケース側壁に
向けて開口する断面コの字状とされ、前記トラン
スミツシヨンケース側壁に前記内側壁と外側壁と
の間に位置する円筒状のスリーブが設けられ、前
記内側壁は、その内面において前記入力軸にスプ
ライン結合されており、前記スリーブは、該スリ
ーブと前記内側壁の外面との間に配されたブツシ
ユを介して該クラツチドラム基部を支持してお
り、前記外側壁にはクラツチ作動用オイルの作動
油通路が形成され、この作動油通路と対向して前
記スリーブの外面に作動油通路が開口しており、
前記作動油通路が開口するスリーブの外面にシー
ルリングが設けられており、前記スプラインが設
けられたスプライン部と、前記ブツシユが設けら
れたブツシユ部と、前記シールリングが設けられ
たシールリング部とが、前記入力軸の軸線方向に
おいておのおの重なり合うよう前記入力軸の半径
方向に順次配列されていることを特徴とする。 (発明の効果) 以上説明した構造の自動車の動力伝達装置にお
いては、クラツチドラムの基部を断面形状が
「コ」の字状になるように構成するとともに、こ
のクラツチドラム基部にスプライン部、ブツシユ
部及びシールリング部を半径方向に順に配列した
ので、動力伝達装置の軸方向長を短縮することが
可能になる。 さらに、クラツチドラム基部自体を断面「コ」
の字状に形成することによつて次の二つの効果を
得る。 クラツチドラム基部の内側壁はブツシユを介
してクラツチドラムを支持するためのスリーブ
の内面に直接支持される。これにより、クラツ
チドラムが回転による遠心力を受けてもクラツ
チドラムの半径方向の位置決めを正確に維持す
ることが可能である。 このの効果に付随して、スリーブ外面とク
ラツチドラム基部の外側壁との間の相対的位置
関係を確実に規定することができ、これらの間
に設けられるシールリングのシール性能を良好
に保つことができるとともにシールリングの耐
久性を確保することもできる。 (実施例) 以下、添付図面を参照しつつ本発明の好ましい
実施例による自動車の動力伝達装置について説明
する。 第1図は、本発明の実施例による自動車の動力
伝達装置を概略的に示す骨子図である。 この第1図において符号1は、入力軸であるエ
ンジン(図示せず)のクランク軸を示し、このク
ランク軸1と同軸にトルクコンバータ2および多
段変速歯車装置10がエンジン側から順次配置さ
れている。上記トルクコンバータ2は、ポンプ
3、タービン4およびステータ5を備えており、
ポンプ3は、クランク軸1に固定されている。ス
テータ5は、一方向クラツチ6を介して上記多段
変速歯車装置10のケース11と一体の固定軸7
上で回転する。上記一方向クラツチ6は、ステー
タ5をポンプ3と同方向の回転は許すが、逆転は
許さない作用をなすものである。 多段変速歯車装置10は、基端が上記クランク
軸1に固定され、先端が該多段変速歯車装置の中
央を貫通して延び、該装置の側壁に配置されたオ
イルポンプPを駆動するため、該ポンプに連結さ
れた中央軸12を備えている。この中央軸12の
外方には、基端が上記トルクコンバータ2のター
ビン4に連結され、先端が上記多段変速歯車装置
10の上記側壁まで延び、この側壁に回転自在に
支持された中空のタービンシヤフト13が設けら
れている。このタービンシヤフト13上には、ラ
ビニヨ型プラネタリギヤユニツト14が設けられ
ており、このプラネタリギヤユニツト14は、小
径サンギヤ15、この小径サンギヤ15のエンジ
ンから遠い側の側方に配置された大径サンギヤ1
6、ロングピニオギヤ17、シヨートピニオンギ
ヤ18およびリングギヤ19からなつている。こ
のプラネタリギヤユニツト14のエンジンから遠
い側の側方には、第一および第二のクラツチ装置
20,21が並列して配置されている。上記第一
のクラツチ装置20は、第一のワンウエイクラツ
チ22を介して上記小径サンギヤ15とタービン
シヤフト13の間の動力伝達を断続するものであ
る。一方、上記第二のクラツチ装置21は、上記
第一のクラツチ装置20と並列で上記小径サンギ
ヤ15とタービンシヤフト13の間の動力伝達を
断続するものである。上記第二のクラツチ装置2
1の半径方向外方には、第一のブレーキ装置23
が配置されている。この第一のブレーキ装置23
は、バンドブレーキであり、上記大径サンギヤ1
6に連結されたブレーキドラム23aとこのブレ
ーキドラムに掛けられたブレーキバンド23を有
する。上記第一のクラツチ装置20の半径方向外
方であつて、かつ上記第一のブレーキ装置23の
側方には、第三のクラツチ装置24が配置されて
おり、この第三のクラツチ装置24は、上記第一
のブレーキ装置23のブレーキドラム23aを介
して上記大径サンギヤ16とタービンシヤフト1
3の間の動力伝達の断続を行なうものである。 上記プラネタリギヤユニツト14の半径方向外
方には、該プラネタリギヤユニツト14のキヤリ
ヤ14aと多段変速歯車装置10のケース10a
とを係脱する第二のブレーキ装置25が配置され
ている。上記第一および第二のブレーキ装置23
および25の間には、該第二ブレーキ装置25と
並列で上記キヤリヤ14aとケース10aとを係
脱する第二のワンウエイクラツチ装置26が配置
されている。上記プラネタリギヤユニツト14の
エンジン側の側方には、該プラネタリギヤユニツ
トのキヤリヤ14aと上記タービンシヤフト13
の間の動力伝達を断続する第四のクラツチ装置2
7が配置されている。この第四のクラツチ装置2
7のエンジン側の側方には、リングギヤ19に連
結されたアウトプツトギヤ28が配置されてい
る。なお、図中符号29は、タービンシヤフト1
3とクランクシヤフト1をトルクコンバータ2を
介さずに直結するためのロツクアツプクラツチを
示す。 次に第2図を参照して本動力伝達装置を構成す
る以上の各装置の構造について説明する。 第二のクラツチ装置21 この第二のクラツチ装置21は、断面形状がほ
ぼコの字状のクラツチドラム基部21aを有する
クラツチドラム21bを備えている。上記クラツ
チドラム基部21aは、その内側壁21a1がその
内周面において上記タービンシヤフト13にスプ
ラインSpによつて結合されて、該タービンシヤフ
ト13と共に回転できるようになつている。ケー
ス11の端壁11aの内面の中央部には、スリー
ブ11bが突設されており、このスリーブ11b
の先端は図に示すようにして上記クラツチドラム
基部21a内に延びて、該クラツチドラム基部2
1aひいてはクラツチドラム21bを回転可能に
支持している。上記クラツチドラム基部21aの
内側壁21a1の外周面と上記スリーブ11bの間
にはブツシユBが設けられており、このブツシユ
Bによつてクラツチドラム21bの回転中のセン
タリングが行なわれるようになつている。 上記クラツチドラム21bの内方には、クラツ
チハブ21cが配されており、このクラツチハブ
21cは、小径サンギヤ15にスプライン結合さ
れた支持部21dによつて一体的に支持されてい
る。上記クラツチドラム21bとクラツチハブ2
1cは、それぞれ交互に配置されたクラツチデイ
スク21eを支持している。支持部21aの内部
には、この支持部21の内壁の輪郭に応じた形状
で、断面がほぼコの字状であるピストン21fが
嵌合している。このピストン21fと支持体21
aの間には、作動油室21gが形成されており、
この作動油室21gへの作動油の供給を制御する
ことによつて、上記クラツチデイスク21eを押
し、あるいは解除して、第二のクラツチ装置21
の係合、離脱を行なうようになつている。 上記ケース11の端壁11aおよびスリーブ1
1b内には、上記ポンプPから作動油が供給され
る作動油通路11cが形成されている。この作動
油通路11cは、スリーブ11bの外周面に形成
された開口11d,11e,11fにおいて開口
している。スリーブ11bの外周面の開口11
d,11e,11fの両側には、それぞれの開口
あるいは通路間を密封状態でセパレートするた
め、リング溝11gが形成され、この溝11g内
にシールリング11hが嵌合されている。このシ
ールリング11hは、図に示されているようにス
プラインSp、ブツシユBとともに半径方向に順次
配列されている。上記クラツチドラム基部21a
の外側壁21a2には、上記開口11eを介して上
記作動油室21gを上記作動油通路11cに連通
する作動油通路21hが形成されている。 なお、図から明瞭なように、クラツチハブ21
cの支持部21dの基部は、第一ワンウエイクラ
ツチ22のインナレースを構成している。 第一クラツチ装置20 上記第二のクラツチ装置21のピストン21f
は、この第一のクラツチ装置20のクラツチドラ
ム20aおよびこのクラツチドラム20aを一体
的に支持する支持部20bを兼ている。クラツチ
ドラム20aの内方には、クラツチハブ20cが
配されており、このクラツチハブ20cは、基部
が上記ワンウエイクラツチ22のアウタレースを
構成する支持部20dよつて一体的に支持されて
いる。上記クラツチドラム20aとクラツチハブ
20cは、それぞれ交互に配されたクラツチデイ
スク21eを支持している。支持部20bの内部
には、ピストン20fが嵌合されており、このピ
ストン20fと支持部20bの間には作動油室2
0gが形成されている。この作動油室20gへの
作動油の供給を制御することによつて、上記クラ
ツチデイスク20eを押し、あるいは解除して、
第一のクラツチ装置20の係合、離脱を行なうよ
うになつている。上記クラツチドラム基部21a
の外側壁21a2には、上記スリーブ11bに形成
された開口11dを介して上記作動油室20gを
上記作動油通路11cに連通する作動油通路20
iが形成されている。なお、図中符号20hは、
第1および第2のクラツチ装置20,21のピス
トン20f,21fのためのリターンスプリング
を示すものである。 第三のクラツチ装置24 この第三のクラツチ装置24は、上記支持部2
1aと一体であつてほぼ逆L字形の支持部24a
によつて一体的に支持されたクラツチドラム24
bを備えている。このクラツチドラム24bの内
方には、これと対向してクラツチハブ24cが配
置されており、このクラツチハブ24cは、第一
のブレーキ装置23のブレーキドラム23aの延
長部で形成されている。クラツチドラム24bお
よびクラツチハブ24cは、それぞれ交互に配設
されたブレーキデイスク24dを支持している。
支持部24aの内部には、ピストン24eが嵌合
されており、このピストン24eと支持部24a
の間には、作動油室24fが形成されている。こ
の作動油室24fへの作動油の供給を制御するこ
とによつて、上記クラツチデイスク24dを押圧
し、あるいは解除して、第三のクラツチ装置20
の係合、離脱を行なうようになつている。上記作
動油室24fを上記スリーブ11bに形成した開
口11fを介して作動油通路11cに連通するた
め、上記クラツチドラム基部21aの外側壁21
a2には作動油通路24hが、またクラツチドラム
21bと支持部24aの間には作動油通路24i
が、それぞれ形成されている。 この第三のクラツチ装置24は、更にピストン
24eのためのダイヤフラムタイプのリターンス
プリング24gを備えている。なお、この第三の
クラツチ装置24においてダイヤフラムタイプの
リターンスプリングを用いるのは、このダイヤフ
ラムタイプのものは薄く、大きなスペースを必要
としないからである。 第四のクラツチ装置27 この第四のクラツチ装置27は、上記タービン
シヤフト13にスプライン結合され、断面形状が
ほぼ逆コ字状の支持部27aに一体的に支持され
たクラツチドラム27bを備えている。このクラ
ツチドラム27bの内方には、クラツチハブ27
cが配されており、このクラツチハブ27cは、
プラネタリギヤユニツト14のキヤリヤ14aに
支持されている。上記クラツチドラム27bおよ
びクラツチハブ27cは、それぞれ交互に配置さ
れたブレーキデイスク27dを支持している。支
持部27aの内部には、板金加工で形成されたピ
ストン27eが嵌合している。このピストン27
eと支持部27aの間には、作動油室27fが形
成されており、この作動油室27fへの作動油の
供給を制御することによつて、上記クラツチデイ
スク27dを押圧し、あるいは解除して、第四の
クラツチ装置27の係合、離脱を行なうようにな
つている。この第四のクラツチも、上記、第三の
クラツチ装置24と同様ダイヤフラムタイプのリ
ターンスプリング27gを備えている。 第一のブレーキ装置23 この第一のブレーキ装置23のブレーキドラム
23aは、大径サンギヤ16に一体的に支持され
た支持部23cによつて支持されている。従つ
て、この第一のブレーキ装置23が作動すると、
上記大径サンギヤ16は固定されるようになつて
いる。 第二のブレーキ装置25 この第二のブレーキ装置25は、デイスクタイ
プのブレーキであり、そのブレーキドラム25a
はプラネタリギヤユニツト14のキヤリヤ14a
に一体的に固着された支持部25bによつて支持
されている。従つて、この第二のブレーキ装置2
3が作動すると、上記キヤリヤ14aが固定され
るようになつている。 多段変速歯車装置10の機能 以上説明した構造の多段変速歯車装置10は、
それ自体で前進4段、後進1段の変速段を有し、
第一、第二、第三および第四のクラツチ装置2
0,21,24および27、および第一および第
二のブレーキ装置23および25を適宜作動させ
ることにより所要の変速段を得ることができる。
以上の構成において、各変速段とクラツチ、ブレ
ーキの作動関係を下表に示す。
【表】 ここで、以下第一および第二のワンウエイクラ
ツチ22および26の作用について説明する。 第二のワンウエイクラツチ26 このワンウエイクラツチ26は、1速時のキヤ
リヤ14aの逆転防止と1→2変速時および2→
1変速時の変速タイミングを取る作用をなすもの
である。 上の表からも解かるように、1速時にはキヤリ
ヤ14aの逆転が阻止され、2速時にはキヤリヤ
14aが正転可能とされ、かつ大径サンギヤ16
が固定されなければならない。このため、1−2
変速時には、キヤリヤ14をフリーにする手段と
大径サンギヤ16を固定する手段すなわち第一の
ブレーキ装置23を作動させる必要がある。上記
キヤリヤ14をフリーにする手段がバンドブレー
キであるとすると、まずキヤリヤ14aをフリー
とした後に、大径サンギヤ16の固定を行なわな
ければならないため、一時的にニユートラル状態
となり、タイムラグが生じる。一方、本装置のよ
うに、上記手段としてワンウエイクラツチを使用
した場合は、このワンウエイクラツチの作用によ
り、大径サンギヤ16を固定した瞬間にキヤリヤ
14aがフリーとなつて正転するためタイムラグ
がなく、良好なタイミングで変速を行なうことが
できる。 一方、キヤリヤ14aが正転し、リングギヤ1
9が2速のスピードで回転している2速の状態か
ら1速に変速する際に、キヤリヤ14aを固定す
ると、そのときリングギヤ19の回転は2速時に
比べてキヤリヤ14aの回転分だけ低くなろうと
する。このため、バンドブレーキでキヤリヤ14
aを無条件にかつ一気に固定すると変速シヨツク
が生じてしまう。この変速シヨツクを防止するに
は、エンジン回転が1速の回転に上昇するか、あ
るいは車速が下がるかするまで待つて変速を行な
えばよい。しかしながら、キヤリヤ14aの固定
と大径サンギヤ16の解除のタイミングを取るこ
とは、バンドブレーキを用いていたのでは非常に
困難なことである。それに比べ、ワンウエイクラ
ツチを用いた場合は、大径サンギヤ16をフリー
にした後もキヤリヤ14aは2速のスピードで回
転を続けることができ、リングギヤ19と同心ス
ピードとなつたとき初めて小径サンギヤ15から
の駆動力が伝達されるようになり、自動的に2−
1変速時のタイミングを取ることができる。 第一のワンウエイクラツチ22 このワンウエイクラツチ22は、3→4変速時
と4→3変速時の変速タイミングを取る作用をな
すものである。 前記表からも解かるように、3速時には、クラ
ツチ装置21と27が締結して一体回転し、一方
4速時には、クラツチ21が解除されて小径サン
ギヤ15が増速回転し、また大径サンギヤ16が
固定される必要がある。このような条件下で3→
4変速を行なう際に、通常のクラツチのみを用い
る場合は一時的にニユートラル状態が必要である
が、ワンウエイクラツチを用いれば大径サンギヤ
16を固定するだけでその瞬間から小径サンギヤ
15が増速になるため、タイムラブがなく、正確
なタイミングで3→4変速を行なうことができ
る。 一方、4速時には小径サンギヤ15が増速回転
しているため、この4速から3速に変速するに
は、エンジン回転数(入力回転)が上昇するか、
あるいはリングギヤ19の回転(出力回転)が下
がるかするまで小径サンギヤ15の固定を待たな
ければならない。通常のクラツチではこのタイミ
ングを取るのが難しいが、ワンウエイクラツチを
用いれば、入力回転と小径サンギヤ15の回転が
一致したとき、自動的に入力側からの駆動力を伝
達することができ、良好なタイミングで変速を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例による自動車の動力
伝達装置の基本構成を説明する骨子図、第2図
は、第1図に示した多段変速歯車装置の構造を詳
細に示した軸方向断面図、第3図は、第2図に示
した多段変速歯車装置の主要部の詳細を示す拡大
図である。 1……クランク軸、2……トルクコンバータ、
10……多段変速歯車装置、11……ケース、1
1b……スリーブ、11d,11e,11f……
開口、12……中央軸、13……タービンシヤフ
ト、14……プラネタリギヤユニツト、15……
小径サンギヤ、16……大径サンギヤ、20……
第一のクラツチ装置、20a……クラツチドラ
ム、20c……クラツチハブ、20e……クラツ
チデイスク、20f……ピストン、21……第二
のクラツチ装置、21a……クラツチドラム基
部、21b……クラツチドラム、21c……クラ
ツチハブ、21e……クラツチデイスク、21f
……ピストン、22……ワンウエイクラツチ、2
4……第三のクラツチ装置、24b……クラツチ
ドラム、24c……クラツチハブ、24d……ブ
レーキデイスク、24e……ピストン、20i,
21h,24h……作動油通路、B……ブツシ
ユ、Sp……スプライン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クラツチに入力を行う入力軸からプラネタリ
    ギヤ装置への動力伝達を断続するクラツチ装置を
    備え、該クラツチ装置のクラツチドラム基部はそ
    の軸心が前記入力軸の軸心と同一とされる円筒状
    の内側壁および外側壁を有しトランスミツシヨン
    ケース側壁に向けて開口する断面コの字状とさ
    れ、前記トランスミツシヨンケース側壁に前記内
    側壁と外側壁との間に位置する円筒状のスリーブ
    が設けられ、前記内側壁は、その内面において前
    記入力軸にスプライン結合されており、前記スリ
    ーブは、該スリーブと前記内側壁の外面との間に
    配されたブツシユを介して該クラツチドラム基部
    を支持しており、前記外側壁にはクラツチ作動用
    オイルの作動油通路が形成され、この作動油通路
    と対向して前記スリーブの外面に作動油通路が開
    口しており、前記作動油通路が開口するスリーブ
    の外面にシールリングが設けられており、前記ス
    プラインが設けられたスプライン部と、前記ブツ
    シユが設けられたブツシユ部と、前記シールリン
    グが設けられたシールリング部とが、前記入力軸
    の軸線方向においておのおの重なり合うよう前記
    入力軸の半径方向に順次配列されていることを特
    徴とする自動車の動力伝達装置。
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