JPH0360860B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0360860B2 JPH0360860B2 JP1565987A JP1565987A JPH0360860B2 JP H0360860 B2 JPH0360860 B2 JP H0360860B2 JP 1565987 A JP1565987 A JP 1565987A JP 1565987 A JP1565987 A JP 1565987A JP H0360860 B2 JPH0360860 B2 JP H0360860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- flame
- phenolic resin
- retardant
- prepreg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、常温打抜き加工性、難燃性、耐熱
性、電気特性を高度に必要とする難燃性フエノー
ル樹脂積層板の製造法に関する。 従来の技術 最近、民生機器に於いて、電気絶縁基板として
難燃性フエノール樹脂積層板を使用する率が増加
する中で、高品質、且す低価格の要求が益々高く
なつてきている。 高度な電気特性を持つ難燃性フエノール樹脂積
層板を得る為には、積層成形するプリプレグの作
製段階に於いて、基材への熱硬化性樹脂の含浸乾
燥工程を下塗りと上塗りの2度繰返す方法があ
る。従来、フエノール樹脂初期縮合物とメラミン
樹脂を混合した下塗り樹脂を基材に含浸乾燥後、
更に上塗り樹脂として難燃剤及び難燃樹脂を配合
した油変性フエノール樹脂ワニスを含浸乾燥して
プリプレグを作製していた。 発明が解決しようとする問題点 従来法に於いては難燃性を確保(UL−94−V
−O)する為に、下塗り樹脂はフエノール樹脂初
期縮合物とメラミン樹脂の混合樹脂を使用し、更
に上塗り樹脂にはブロム化エポキシ樹脂等の難燃
性樹脂とテトラブロモビスフエノールA、トリフ
エニルホスフエート等のブロム化合物やリン化合
物等の難燃剤が多量に含有されていた為、得られ
た積層板の層間密着性が弱く、常温打抜き加工
性、耐熱性が悪くなり、更に高価になつている。 従つて、本発明は、常温打抜き性、耐熱性が良
好で安価な難燃性フエノール樹脂積層板を提供す
る事を目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記の目的を達成するためになされ
たもので、フエノール樹脂初期縮合物とメラミン
樹脂を混合した下塗り樹脂を基材に含浸乾燥せし
める第1工程、難燃樹脂を含有する油変性フエノ
ール樹脂に固形分換算で五酸化アンチモンゾルを
2〜20重量%含有する上塗り樹脂を前記第1工程
を経た基材に含浸乾燥せしめる第2工程を経てプ
リプレグを作成し、これを積層成形する事を特徴
とするものである。 作 用 本発明は、上記の特徴を有することにより、常
温打抜き加工性、難燃性、耐熱性、及び電気特性
を高度に必要とする難燃性フエノール樹脂積層板
が得られる。即ち、従来の方法では、上塗り樹脂
中の難燃剤の含有率が多い為、積層板の層間密着
が弱く常温打抜き加工性及び耐熱性を低下させる
原因になつていた。従つて、難燃効果の大きい五
酸化アンチモンゾルを添加することにより上塗り
樹脂中のブロム、リン系難燃剤と共に難燃樹脂を
もその使用を減少出来、且つ積層板の透明性も保
持出来る。 但し、五酸化アンチモンゾルが上塗り樹脂中の
2重量%未満では、難燃性(UL−94V−O)を
確保し、ブロム系、リン系の難燃剤の使用を減少
出来る丈の効果は得られなかつた。又、上塗りの
樹脂中の20重量%を越える量を添加すると積層板
が不透明になり、品質上の問題がある。好ましい
量としては、3〜10重量%である。 実施例 次に、本発明の実施例を比較例、従来例と共に
説明する。 () 桐油変性フエノール樹脂の製造 クレゾール366g、桐油450g、パラトルエン
スルホン酸0.47gをコンデンサー付フラスコに
仕込み撹拌しながら80℃で90分間反応し、更に
フエノール307g、86%パラホルム280g、25%
アンモニア水21gを投入し、4時間反応させた
後、減圧下で約1時間脱水を行い、メタノール
362g、トルエン356gを加え冷却した。この樹
脂の不揮発分は50%であつた。 () 難燃樹脂の製造 ブロム化エポキシ樹脂628gとジイソプロピ
ルホスフエート23.2gをフラスコに仕込み80℃
で3時間反応後、更にジアミノジフエニルメタ
ンを24.8g投入し80℃で1時間反応し冷却を行
い、これにトリフエニルホスフエートを142g
添加溶解する。 () 積層板の製造 上記で得た樹脂を第1表に示す配合割合(重
量%)で五酸化アンチモンゾル(有機溶媒分
散)と混合して上塗り樹脂を調製した。まず、
フエノール樹脂初期縮合物とメラミン樹脂を混
合した下塗り樹脂(フエノール樹脂初期縮合
物/メラミン樹脂=70/30)を11ミルスのクラ
フト紙に含浸乾燥させ樹脂量10〜15重量パーセ
ントの塗工紙を得た。更にこの塗工紙に第1表
の上塗り樹脂を含浸乾燥させ、樹脂量48〜51重
量パーセントのプリプレグを作製した。このプ
リプレグを所定枚数とプリプレグの片側表面に
銅箔を積層し、160℃、100Kg/cm2の加熱加圧下
で60分間成形し、1.6mm厚の片面銅張積層板を
得た。 この銅張積層板の特性試験結果を第2表に示
す。
性、電気特性を高度に必要とする難燃性フエノー
ル樹脂積層板の製造法に関する。 従来の技術 最近、民生機器に於いて、電気絶縁基板として
難燃性フエノール樹脂積層板を使用する率が増加
する中で、高品質、且す低価格の要求が益々高く
なつてきている。 高度な電気特性を持つ難燃性フエノール樹脂積
層板を得る為には、積層成形するプリプレグの作
製段階に於いて、基材への熱硬化性樹脂の含浸乾
燥工程を下塗りと上塗りの2度繰返す方法があ
る。従来、フエノール樹脂初期縮合物とメラミン
樹脂を混合した下塗り樹脂を基材に含浸乾燥後、
更に上塗り樹脂として難燃剤及び難燃樹脂を配合
した油変性フエノール樹脂ワニスを含浸乾燥して
プリプレグを作製していた。 発明が解決しようとする問題点 従来法に於いては難燃性を確保(UL−94−V
−O)する為に、下塗り樹脂はフエノール樹脂初
期縮合物とメラミン樹脂の混合樹脂を使用し、更
に上塗り樹脂にはブロム化エポキシ樹脂等の難燃
性樹脂とテトラブロモビスフエノールA、トリフ
エニルホスフエート等のブロム化合物やリン化合
物等の難燃剤が多量に含有されていた為、得られ
た積層板の層間密着性が弱く、常温打抜き加工
性、耐熱性が悪くなり、更に高価になつている。 従つて、本発明は、常温打抜き性、耐熱性が良
好で安価な難燃性フエノール樹脂積層板を提供す
る事を目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記の目的を達成するためになされ
たもので、フエノール樹脂初期縮合物とメラミン
樹脂を混合した下塗り樹脂を基材に含浸乾燥せし
める第1工程、難燃樹脂を含有する油変性フエノ
ール樹脂に固形分換算で五酸化アンチモンゾルを
2〜20重量%含有する上塗り樹脂を前記第1工程
を経た基材に含浸乾燥せしめる第2工程を経てプ
リプレグを作成し、これを積層成形する事を特徴
とするものである。 作 用 本発明は、上記の特徴を有することにより、常
温打抜き加工性、難燃性、耐熱性、及び電気特性
を高度に必要とする難燃性フエノール樹脂積層板
が得られる。即ち、従来の方法では、上塗り樹脂
中の難燃剤の含有率が多い為、積層板の層間密着
が弱く常温打抜き加工性及び耐熱性を低下させる
原因になつていた。従つて、難燃効果の大きい五
酸化アンチモンゾルを添加することにより上塗り
樹脂中のブロム、リン系難燃剤と共に難燃樹脂を
もその使用を減少出来、且つ積層板の透明性も保
持出来る。 但し、五酸化アンチモンゾルが上塗り樹脂中の
2重量%未満では、難燃性(UL−94V−O)を
確保し、ブロム系、リン系の難燃剤の使用を減少
出来る丈の効果は得られなかつた。又、上塗りの
樹脂中の20重量%を越える量を添加すると積層板
が不透明になり、品質上の問題がある。好ましい
量としては、3〜10重量%である。 実施例 次に、本発明の実施例を比較例、従来例と共に
説明する。 () 桐油変性フエノール樹脂の製造 クレゾール366g、桐油450g、パラトルエン
スルホン酸0.47gをコンデンサー付フラスコに
仕込み撹拌しながら80℃で90分間反応し、更に
フエノール307g、86%パラホルム280g、25%
アンモニア水21gを投入し、4時間反応させた
後、減圧下で約1時間脱水を行い、メタノール
362g、トルエン356gを加え冷却した。この樹
脂の不揮発分は50%であつた。 () 難燃樹脂の製造 ブロム化エポキシ樹脂628gとジイソプロピ
ルホスフエート23.2gをフラスコに仕込み80℃
で3時間反応後、更にジアミノジフエニルメタ
ンを24.8g投入し80℃で1時間反応し冷却を行
い、これにトリフエニルホスフエートを142g
添加溶解する。 () 積層板の製造 上記で得た樹脂を第1表に示す配合割合(重
量%)で五酸化アンチモンゾル(有機溶媒分
散)と混合して上塗り樹脂を調製した。まず、
フエノール樹脂初期縮合物とメラミン樹脂を混
合した下塗り樹脂(フエノール樹脂初期縮合
物/メラミン樹脂=70/30)を11ミルスのクラ
フト紙に含浸乾燥させ樹脂量10〜15重量パーセ
ントの塗工紙を得た。更にこの塗工紙に第1表
の上塗り樹脂を含浸乾燥させ、樹脂量48〜51重
量パーセントのプリプレグを作製した。このプ
リプレグを所定枚数とプリプレグの片側表面に
銅箔を積層し、160℃、100Kg/cm2の加熱加圧下
で60分間成形し、1.6mm厚の片面銅張積層板を
得た。 この銅張積層板の特性試験結果を第2表に示
す。
【表】
【表】
【表】
発明の効果
上述したように、本発明によれば、第1表及び
第2表から明らかな様に難燃性を保持しながら上
塗り樹脂中のブロム系やリン系の難燃剤と共に難
燃樹脂をも減少出来、油変性フエノール樹脂を増
加する事が可能となつたので、耐熱性、打抜加工
性を改善出来た。また、上塗り樹脂中に五酸化ア
ンチモンゾルを添加する事により、高価なブロ
ム、リン系難燃剤、難燃樹脂が減少出来るため、
コストダウンが出来、工業的価値は極めて大なる
ものである。
第2表から明らかな様に難燃性を保持しながら上
塗り樹脂中のブロム系やリン系の難燃剤と共に難
燃樹脂をも減少出来、油変性フエノール樹脂を増
加する事が可能となつたので、耐熱性、打抜加工
性を改善出来た。また、上塗り樹脂中に五酸化ア
ンチモンゾルを添加する事により、高価なブロ
ム、リン系難燃剤、難燃樹脂が減少出来るため、
コストダウンが出来、工業的価値は極めて大なる
ものである。
Claims (1)
- 1 フエノール樹脂初期縮合物とメラミン樹脂を
混合した下塗り樹脂を基材に含浸乾燥せしめる第
1工程、難燃樹脂を含有する油変性フエノール樹
脂に固形分換算で五酸化アンチモンゾルを2〜20
重量%含有する上塗り樹脂を前記第1工程を経た
基材に含浸乾燥せしめる第2工程を経てプリプレ
グを作製し、このプリプレグを積層成形する事を
特徴とする難燃性フエノール樹脂積層板の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1565987A JPS63183938A (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 難燃性フエノ−ル樹脂積層板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1565987A JPS63183938A (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 難燃性フエノ−ル樹脂積層板の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63183938A JPS63183938A (ja) | 1988-07-29 |
| JPH0360860B2 true JPH0360860B2 (ja) | 1991-09-18 |
Family
ID=11894861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1565987A Granted JPS63183938A (ja) | 1987-01-26 | 1987-01-26 | 難燃性フエノ−ル樹脂積層板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63183938A (ja) |
-
1987
- 1987-01-26 JP JP1565987A patent/JPS63183938A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63183938A (ja) | 1988-07-29 |
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