JPH036129Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH036129Y2 JPH036129Y2 JP1984156372U JP15637284U JPH036129Y2 JP H036129 Y2 JPH036129 Y2 JP H036129Y2 JP 1984156372 U JP1984156372 U JP 1984156372U JP 15637284 U JP15637284 U JP 15637284U JP H036129 Y2 JPH036129 Y2 JP H036129Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- clamping pieces
- wire
- clamping
- electric wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本案は、例えば電信柱から屋内へ電話線を引き
込むときに、空中部分での電話線のたるみを防
ぎ、且つ、屋内への引き込み口や電信柱からの分
岐部分の所で当該電話線に掛かるストレスを一部
負担することにより電話線を損傷から守るため等
に用いられる電線の引留め具に関する。
込むときに、空中部分での電話線のたるみを防
ぎ、且つ、屋内への引き込み口や電信柱からの分
岐部分の所で当該電話線に掛かるストレスを一部
負担することにより電話線を損傷から守るため等
に用いられる電線の引留め具に関する。
<従来の技術>
本案に最も近いと思われる従来のこの種引留め
具としては、実公昭56−28821号公報に開示され
たものがある。
具としては、実公昭56−28821号公報に開示され
たものがある。
この引留め具は、先端が連結部材で連結され、
他端が自由端となつた一対の金属製の挟持部材を
平行に有しており、両挟持部材の間には、電線を
長さに沿つて挿入するための電線挿入溝が形成さ
れている。
他端が自由端となつた一対の金属製の挟持部材を
平行に有しており、両挟持部材の間には、電線を
長さに沿つて挿入するための電線挿入溝が形成さ
れている。
この挟持部材は矢板部材とも呼ばれるが、それ
は、一対のこうした挟持部材の外側面相互が、共
に先端から後端自由端に行くに従つて互いに次第
に離れていくように幅広テーパ状に傾斜し、従つ
て全体として見ると鏃(やじり)の格好をしてい
るからである。
は、一対のこうした挟持部材の外側面相互が、共
に先端から後端自由端に行くに従つて互いに次第
に離れていくように幅広テーパ状に傾斜し、従つ
て全体として見ると鏃(やじり)の格好をしてい
るからである。
一対の矢板部材の外側には、やはり、その内側
面が先端から後端に行くに従つて幅広テーパ状に
なつているCの字状断面の金属製枠体部材が嵌ま
り付いている。
面が先端から後端に行くに従つて幅広テーパ状に
なつているCの字状断面の金属製枠体部材が嵌ま
り付いている。
この枠体部材は一対の矢板部材の外形に沿つて
長さ方向に摺動可能となつており、また、最幅広
部分としての後端からは、金属ワイヤを細長いル
ープ状に折り返した取手が伸出している。
長さ方向に摺動可能となつており、また、最幅広
部分としての後端からは、金属ワイヤを細長いル
ープ状に折り返した取手が伸出している。
こうした構成において一対の矢板部材の間の電
線挿入溝に電線をその長さに沿つて挿入した後、
矢板部材の外に嵌まり付いている枠体部材を矢板
部材の幅広な方に向かつて相対的に動かすと、当
該一対の矢板部材は互いに連結された先端を支点
として後端近傍部分の両側壁が互いに相寄るよう
に偏倚し、ために電線挿入溝も後端に行くほど幅
狭となつて電線に圧迫力を加え、この圧迫力で電
線を引留めるようになる。
線挿入溝に電線をその長さに沿つて挿入した後、
矢板部材の外に嵌まり付いている枠体部材を矢板
部材の幅広な方に向かつて相対的に動かすと、当
該一対の矢板部材は互いに連結された先端を支点
として後端近傍部分の両側壁が互いに相寄るよう
に偏倚し、ために電線挿入溝も後端に行くほど幅
狭となつて電線に圧迫力を加え、この圧迫力で電
線を引留めるようになる。
<考案が解決しようとする問題点>
上記従来例においては、その構成から顕かなよ
うに、電線の引留め作業乃至締め付け作業を行な
うと、当初は平行であつた矢板部材間の間隔が先
端から後端に向かつて逆テーパとなる。換言すれ
ば電線の引留め完了後、当該電線に加わる半径方
向内方への圧迫力は、その長さ位置毎に異なり、
先端から後端に行くに従つて強いものとなる。
うに、電線の引留め作業乃至締め付け作業を行な
うと、当初は平行であつた矢板部材間の間隔が先
端から後端に向かつて逆テーパとなる。換言すれ
ば電線の引留め完了後、当該電線に加わる半径方
向内方への圧迫力は、その長さ位置毎に異なり、
先端から後端に行くに従つて強いものとなる。
というよりも寧ろ、実質的には、電線挿入溝が
最も幅狭となる最後端部近傍のみの略ゞ一個所で
当該電線を圧迫挟持するようになる。
最も幅狭となる最後端部近傍のみの略ゞ一個所で
当該電線を圧迫挟持するようになる。
こうした局部的な圧力の発生は勿論望ましくな
い。本来ならば電線に掛かるストレスを低減しな
ければならない筈のこの種引留め具が、逆に挟持
した電線に局部的なストレスを与えるように作用
してしまうからである。
い。本来ならば電線に掛かるストレスを低減しな
ければならない筈のこの種引留め具が、逆に挟持
した電線に局部的なストレスを与えるように作用
してしまうからである。
本考案はこうした従来例の欠点を解消するべく
成されたもので、一対の挟持片間に挟持された電
線に対し、当該挟持片の長さに沿つてできるだけ
均一な挟持力を与え得るように図つたものであ
る。これは換言すれば、従来における“点”によ
る保持から、“線”による保持に変えることを意
味する。
成されたもので、一対の挟持片間に挟持された電
線に対し、当該挟持片の長さに沿つてできるだけ
均一な挟持力を与え得るように図つたものであ
る。これは換言すれば、従来における“点”によ
る保持から、“線”による保持に変えることを意
味する。
<問題点を解決するための手段>
本考案は、上記目的を達成するため、第一の部
材上に長さを持つて形成された一対の挟持片の間
の電線挿入溝に電線をその長さに延つて挿入した
後、第二の部材を被せ、該一対の挟持片を該第二
の部材に形成された空間部内に収めた上で、該第
二の部材を相対的に第一の部材に対して長さ方向
に摺動させ、該第二の部材の上記空間部にあつて
対向する一対の内側面で上記挟持片の一対の外側
面を互いに相寄る方向に押圧し、もつてこの押圧
力で上記電線挿入溝の溝幅を狭めて電線を挟持す
る電線の引留め具であつて; 上記一対の挟持片は、上記長さ方向の一端側の
下縁の一部においてのみ、上記第一の部材に固定
されることにより、他端は自由端、上縁は自由縁
となつていると共に; 電線を挿入する以前における該一対の挟持片の
外側面及び内側面は、上記長さ方向の上記一端か
ら上記他端に向かい互いに相寄るように先細り状
にテーパ付けられていて、該一対の挟持片の上記
内側面間に形成される上記電線挿入溝の溝幅も、
上記一端側から上記他端側に向け先細りテーパ状
に幅狭となつている一方; 該一対の挟持片を収める上記第二部材の空間部
の一対の内側面相互も、長さ方向の一端から他端
に向かい互いに相寄るようにテーパ付けられてい
ることを特徴とする電線の引留め具を提供する。
材上に長さを持つて形成された一対の挟持片の間
の電線挿入溝に電線をその長さに延つて挿入した
後、第二の部材を被せ、該一対の挟持片を該第二
の部材に形成された空間部内に収めた上で、該第
二の部材を相対的に第一の部材に対して長さ方向
に摺動させ、該第二の部材の上記空間部にあつて
対向する一対の内側面で上記挟持片の一対の外側
面を互いに相寄る方向に押圧し、もつてこの押圧
力で上記電線挿入溝の溝幅を狭めて電線を挟持す
る電線の引留め具であつて; 上記一対の挟持片は、上記長さ方向の一端側の
下縁の一部においてのみ、上記第一の部材に固定
されることにより、他端は自由端、上縁は自由縁
となつていると共に; 電線を挿入する以前における該一対の挟持片の
外側面及び内側面は、上記長さ方向の上記一端か
ら上記他端に向かい互いに相寄るように先細り状
にテーパ付けられていて、該一対の挟持片の上記
内側面間に形成される上記電線挿入溝の溝幅も、
上記一端側から上記他端側に向け先細りテーパ状
に幅狭となつている一方; 該一対の挟持片を収める上記第二部材の空間部
の一対の内側面相互も、長さ方向の一端から他端
に向かい互いに相寄るようにテーパ付けられてい
ることを特徴とする電線の引留め具を提供する。
<作用>
以上のように構成された本考案の電線引留め具
は次のような作用を営む。
は次のような作用を営む。
先づ、一対の挟持片の間に電線の引留めるべき
部分をその長さに沿つて挿入した後、第二部材の
挟持片受容用の空間部をその幅広な後端側から臨
ませ、一対の挟持片の相寄つている先端側を挿入
するようにし、無理でない程度まで、第二部材の
全体を長さ方向後方に相対的に摺動させる。
部分をその長さに沿つて挿入した後、第二部材の
挟持片受容用の空間部をその幅広な後端側から臨
ませ、一対の挟持片の相寄つている先端側を挿入
するようにし、無理でない程度まで、第二部材の
全体を長さ方向後方に相対的に摺動させる。
この状態は第一、第二両部材の仮組み状態であ
るが、この仮組み状態から、第二部材を相対的に
更に後方に引くと、当該第二部材の空間部を画し
ている両内側面が一対の挟持片を互いに相寄る方
向に押圧する。
るが、この仮組み状態から、第二部材を相対的に
更に後方に引くと、当該第二部材の空間部を画し
ている両内側面が一対の挟持片を互いに相寄る方
向に押圧する。
そしてこの際、当該内側面が挟持片外側面と同
方向にテーパ付けられているため、この押圧作用
はテーパ面でテーパ面を押す格好になり、従つて
一対の挟持片は互いに相寄りながらも、どちらか
と言うと互いに平行になろうとする偏倚を起こ
し、また、各挟持片が上記のようにその長さ方向
の一端側の下縁の一部でのみ第一部材に固定さ
れ、他端は自由端、上縁は自由縁となつているた
めに、このような偏倚を邪魔することがない。
方向にテーパ付けられているため、この押圧作用
はテーパ面でテーパ面を押す格好になり、従つて
一対の挟持片は互いに相寄りながらも、どちらか
と言うと互いに平行になろうとする偏倚を起こ
し、また、各挟持片が上記のようにその長さ方向
の一端側の下縁の一部でのみ第一部材に固定さ
れ、他端は自由端、上縁は自由縁となつているた
めに、このような偏倚を邪魔することがない。
特に、このような一対の挟持片の変形に伴つて
は、それら一対の挟持片の各内側面を溝の側壁と
して形成される電線挿入溝も、当然、当初の先細
りテーパ状の形態(先に行く程、溝幅の狭まる形
態)から全体として縮小されるに際し、その長さ
の全長に亙り、できるだけ均質な溝幅になるべく
変形できる。
は、それら一対の挟持片の各内側面を溝の側壁と
して形成される電線挿入溝も、当然、当初の先細
りテーパ状の形態(先に行く程、溝幅の狭まる形
態)から全体として縮小されるに際し、その長さ
の全長に亙り、できるだけ均質な溝幅になるべく
変形できる。
また、挟持片の上縁も、その長さ方向の全長に
亙つて自由縁であるので、各挟持片はそれらの間
に挟んだ電線の外形状に馴染むように、それぞ
れ、第一部材への下縁一部での固定部分を支点と
して傾くこともできる。
亙つて自由縁であるので、各挟持片はそれらの間
に挟んだ電線の外形状に馴染むように、それぞ
れ、第一部材への下縁一部での固定部分を支点と
して傾くこともできる。
こうした結果、一対の挟持片間の電線挿入溝に
収められた電線にも、挟持片の長さに沿つて局部
的ではなく、略ゞ成体に亘つてかなり均一な押し
挟み力が加えられ、もつて局部的なストレスを発
生させることなく電線挟持力の増強が図れる。
収められた電線にも、挟持片の長さに沿つて局部
的ではなく、略ゞ成体に亘つてかなり均一な押し
挟み力が加えられ、もつて局部的なストレスを発
生させることなく電線挟持力の増強が図れる。
<実施例>
第1〜5図の各図には本考案による電線引留め
具の望ましい一実施例が示されている。
具の望ましい一実施例が示されている。
本実施例の引留め具1は、上下に重なる一対の
部材2,3を有している。本願請求範囲記載上と
の対応を採れば、部材2が第一部材、部材3が第
二部材となるが、便宜的に第1図における図面上
の上下関係に即し、第一部材2を下部材、第二部
材3を上部材と呼ぶ。
部材2,3を有している。本願請求範囲記載上と
の対応を採れば、部材2が第一部材、部材3が第
二部材となるが、便宜的に第1図における図面上
の上下関係に即し、第一部材2を下部材、第二部
材3を上部材と呼ぶ。
下部材2も上部材3も全体的な形状は大体にお
いて矩形を成しており、夫々に備えられる後述の
各構成子共々、適当な材質のプラスチツクにより
形成されている。
いて矩形を成しており、夫々に備えられる後述の
各構成子共々、適当な材質のプラスチツクにより
形成されている。
適当な長さを持つた電線挿入溝22は、下部材
2の下板部20の上に設けられた一対の挟持片2
1,21間の間隔として形成され、当該一対の挟
持片21,21は一端側から長さ方向に対向する
他端自由端側に行くに従つて互いに相寄るように
テーパ付けられている。
2の下板部20の上に設けられた一対の挟持片2
1,21間の間隔として形成され、当該一対の挟
持片21,21は一端側から長さ方向に対向する
他端自由端側に行くに従つて互いに相寄るように
テーパ付けられている。
その結果、この両挟持片21,21の向かい合
つた内側面間に画された電線挿入溝22も、電線
を挿入する以前の状態では、挟持片の一端側から
他端側に行くに従つて徐々に溝幅を狭めるように
長さ方向に先細り状となつている。
つた内側面間に画された電線挿入溝22も、電線
を挿入する以前の状態では、挟持片の一端側から
他端側に行くに従つて徐々に溝幅を狭めるように
長さ方向に先細り状となつている。
また、挟持片21,21は、後述のように、
夫々の外側面に加えられる力により、内側面相互
の間隔を狭めながらも当該内側面を互いに平行に
揃える方向に変形するが、逆にこうした変形を容
易にするため、この実施例においては当該各挟持
片を上記一端側の一部分23,23にてのみ、下
板部20に固定し、他端は自由端としている。
夫々の外側面に加えられる力により、内側面相互
の間隔を狭めながらも当該内側面を互いに平行に
揃える方向に変形するが、逆にこうした変形を容
易にするため、この実施例においては当該各挟持
片を上記一端側の一部分23,23にてのみ、下
板部20に固定し、他端は自由端としている。
加えて、当該下部材2への固定部分である一部
分23,23のある下縁側に対向する上縁側も、
その長さ方向の全長に亙り、自由縁となつている
ため、これも第5図に即して後述するように、各
挟持片21,21は固定部分23,23を支点と
して傾くこともでき、これが電線の長さ方向に沿
う均質な保持と径の許容性に寄与する。
分23,23のある下縁側に対向する上縁側も、
その長さ方向の全長に亙り、自由縁となつている
ため、これも第5図に即して後述するように、各
挟持片21,21は固定部分23,23を支点と
して傾くこともでき、これが電線の長さ方向に沿
う均質な保持と径の許容性に寄与する。
なお、ここでは、図示の場合に即して、この固
定部乃至支持部23,23がある方を当該一対の
挟持片乃至電線挿入溝の後端部、他端を先端部と
観念する。これは下部材2や上部材3に関してそ
の各々の長さ方向の方向性を指示する際にも同様
とする。
定部乃至支持部23,23がある方を当該一対の
挟持片乃至電線挿入溝の後端部、他端を先端部と
観念する。これは下部材2や上部材3に関してそ
の各々の長さ方向の方向性を指示する際にも同様
とする。
下部材2は更に、後述のように上部材3を重ね
た後、上下両部材を相対的に長さ方向に摺動させ
る際、その運動の案内をする案内部材24を有す
ることが望ましい。この実施例においては、そう
した案内部材を、下板部20の両側から起ち上が
つた各側壁に対しその長さに沿つて内側から横向
きに穿つた溝24,24として構成している。
た後、上下両部材を相対的に長さ方向に摺動させ
る際、その運動の案内をする案内部材24を有す
ることが望ましい。この実施例においては、そう
した案内部材を、下板部20の両側から起ち上が
つた各側壁に対しその長さに沿つて内側から横向
きに穿つた溝24,24として構成している。
上部材3は図示の場合、矩形ブロツク状の外形
33をしているが、その内部には、上記した構成
の下部材2の上に重なつたときに、該下部材2に
設けてある上記一対の挟持片21,21を収める
空間部31がある。そして、この空間部31を画
する一対の向かい合つた内側面32,32も、一
対の挟持片に関して後端から先端に行くに従い互
いに相寄るようにテーパ付けられている。
33をしているが、その内部には、上記した構成
の下部材2の上に重なつたときに、該下部材2に
設けてある上記一対の挟持片21,21を収める
空間部31がある。そして、この空間部31を画
する一対の向かい合つた内側面32,32も、一
対の挟持片に関して後端から先端に行くに従い互
いに相寄るようにテーパ付けられている。
また、ブロツク状の外形部33の両側下部に
は、これも既述した下部材2の案内溝24の中に
摺動可能に、但し望ましくはガタなく嵌まること
のできる被案内部34として、レール状の張り出
し34,34が設けられている。
は、これも既述した下部材2の案内溝24の中に
摺動可能に、但し望ましくはガタなく嵌まること
のできる被案内部34として、レール状の張り出
し34,34が設けられている。
案内部材24と被案内部材34をこの実施例の
ように溝24とレール乃至張り出し34で構成す
ると、上下両部材3,2を組付けた後、これら両
者が上下に外れるのを防止する働きも出る。
ように溝24とレール乃至張り出し34で構成す
ると、上下両部材3,2を組付けた後、これら両
者が上下に外れるのを防止する働きも出る。
上部材3には、電信柱や家屋の電話線引込み口
に設けられたフツクに本引留め具を引掛けて使用
させるための吊手4も設けられる。筌し、唯一、
この吊手4のみがこの実施例における金属製部品
となつていて、金属ワイヤを細長いループ状に折
り返したものとなつている。この吊手の上部材3
への固定方法は、この実施例ではインサート成形
によつている。
に設けられたフツクに本引留め具を引掛けて使用
させるための吊手4も設けられる。筌し、唯一、
この吊手4のみがこの実施例における金属製部品
となつていて、金属ワイヤを細長いループ状に折
り返したものとなつている。この吊手の上部材3
への固定方法は、この実施例ではインサート成形
によつている。
即ち、第5図の断面図に特に良く示されるよう
に、金属ワイヤ4の折返した両端を上部材3の射
出成形鋳型内に入れ、その状態で適当なプラスチ
ツク材料の鋳型内注入を行なつて、上部材3の成
形と共に吊手4の固定が為されるように図つてい
る。
に、金属ワイヤ4の折返した両端を上部材3の射
出成形鋳型内に入れ、その状態で適当なプラスチ
ツク材料の鋳型内注入を行なつて、上部材3の成
形と共に吊手4の固定が為されるように図つてい
る。
上記構成の上下両部材を用いての電線Cの引留
めは次のような操作で行なう。
めは次のような操作で行なう。
先づ、一対の挟持片21,21の間に画される
先細り状の電線挿入溝22内に電線Cの引留める
部分をその長さに沿つて挿入する。この状態では
当該電線挿入溝22の先細り部分が軽く電線Cを
挟圧するように、当該挟持片間隔等の寸法付けを
行なつておくと良い。作業の手を一時的に離して
も電線Cと下部材2との組合いが外れないからで
ある。
先細り状の電線挿入溝22内に電線Cの引留める
部分をその長さに沿つて挿入する。この状態では
当該電線挿入溝22の先細り部分が軽く電線Cを
挟圧するように、当該挟持片間隔等の寸法付けを
行なつておくと良い。作業の手を一時的に離して
も電線Cと下部材2との組合いが外れないからで
ある。
次に、上部材3の挟持片受容用の空間部31を
その幅広な後端側から臨ませ、挟持片21,21
の先端側を挿入するように、被案内部材としての
レール34,34を対応する下部材2側の吊手溝
24,24内に嵌め入れ、無理でない程度まで、
上部材全体を長さ方向後方に相対的に摺動させ
る。
その幅広な後端側から臨ませ、挟持片21,21
の先端側を挿入するように、被案内部材としての
レール34,34を対応する下部材2側の吊手溝
24,24内に嵌め入れ、無理でない程度まで、
上部材全体を長さ方向後方に相対的に摺動させ
る。
この状態は上下両部材の仮組み状態であり、こ
れが第2図に示されている。
れが第2図に示されている。
この仮組み状態から、いざ電線を引留めるとい
う時には、上部材3を下部材2に対し、相対的に
矢印Fで示すように更に引つ張る。
う時には、上部材3を下部材2に対し、相対的に
矢印Fで示すように更に引つ張る。
すると、上部材の空間部31を画している両内
側面32,32が挟持片21,21を互いに相寄
る方向に押圧するようになるが、当該内側面3
2,32は挟持片外側面と同方向に相似形態でテ
ーパ付けられているため、この押圧作用はテーパ
面でテーパ面を押す格好になり、従つて挟持片は
互いに相寄りながらもどちらかと言うと互いに平
行になろうとする偏倚を起こす。
側面32,32が挟持片21,21を互いに相寄
る方向に押圧するようになるが、当該内側面3
2,32は挟持片外側面と同方向に相似形態でテ
ーパ付けられているため、この押圧作用はテーパ
面でテーパ面を押す格好になり、従つて挟持片は
互いに相寄りながらもどちらかと言うと互いに平
行になろうとする偏倚を起こす。
従つて、挟持片の間に画される電線挿入溝22
も、溝幅は縮小されるが先細りの形態は解消され
る方向に変形し、その結果、挟持される電線Cに
も、挟持片の長さに沿つて局部的ではなく、略ゞ
全体的にかなり均一な押し挟み力が加えられるこ
とになる。これはもちろん、電線の安定な保持と
ストレスの低減を約束する。
も、溝幅は縮小されるが先細りの形態は解消され
る方向に変形し、その結果、挟持される電線Cに
も、挟持片の長さに沿つて局部的ではなく、略ゞ
全体的にかなり均一な押し挟み力が加えられるこ
とになる。これはもちろん、電線の安定な保持と
ストレスの低減を約束する。
特にこのように、両挟持片が先細りの形態を解
消し、互いにできるだけ平行になるように偏倚で
き、従つて電線挿入溝自体も極力均一な溝幅の縮
小を起こし得るというのは、先にも述べたよう
に、当該各挟持片がその一端側の下縁の一部2
3,23でのみ、下部材に固定され、他端は自由
端となつている構造が大きく寄与している。当該
固定部位23,23を中心として面内回転方向の
偏倚も可能だからである。
消し、互いにできるだけ平行になるように偏倚で
き、従つて電線挿入溝自体も極力均一な溝幅の縮
小を起こし得るというのは、先にも述べたよう
に、当該各挟持片がその一端側の下縁の一部2
3,23でのみ、下部材に固定され、他端は自由
端となつている構造が大きく寄与している。当該
固定部位23,23を中心として面内回転方向の
偏倚も可能だからである。
このようにして、電線Cの引留めを完了した状
態が第3図から第5図に掛けてそれぞれ視点を変
えて示してあるが、その中でも第5図を見ると明
らかなように、各挟持片21,21は、上記のよ
うに面内回転方向の偏倚を起こし得るだけではな
く、各挟持片の上縁が長さ方向の全長に亙り自由
縁となつているため、下部材への固定部位23,
23を支点として傾くこともできる。
態が第3図から第5図に掛けてそれぞれ視点を変
えて示してあるが、その中でも第5図を見ると明
らかなように、各挟持片21,21は、上記のよ
うに面内回転方向の偏倚を起こし得るだけではな
く、各挟持片の上縁が長さ方向の全長に亙り自由
縁となつているため、下部材への固定部位23,
23を支点として傾くこともできる。
この第5図示の場合には、各挟持片21,21
の上縁相互が互いに相寄るように幾らか傾いた状
態で示されているが、このような傾き偏倚も可能
であると、より一層、電線Cの長さ方向の全長に
沿つて当該電線Cの外形状に良く馴染みながらの
安定な保持が行なえ、また、電線の径に対する許
容性も増す。
の上縁相互が互いに相寄るように幾らか傾いた状
態で示されているが、このような傾き偏倚も可能
であると、より一層、電線Cの長さ方向の全長に
沿つて当該電線Cの外形状に良く馴染みながらの
安定な保持が行なえ、また、電線の径に対する許
容性も増す。
尚、図中において、上部材3の下面先端に設け
られている突起35,35は、挟持する電線がか
なり細かつた場合等、挟持片相互が略ゞ密着する
程変形できた結果、上部材3が矢印F方向に引き
抜けてしまい得る状態が起きても、これを防ぐた
めのストツパで、設けてあれば望ましい構成子で
ある。
られている突起35,35は、挟持する電線がか
なり細かつた場合等、挟持片相互が略ゞ密着する
程変形できた結果、上部材3が矢印F方向に引き
抜けてしまい得る状態が起きても、これを防ぐた
めのストツパで、設けてあれば望ましい構成子で
ある。
また、各挟持片21,21の内側面、即ち電線
Cを直接に掴かむ面部分には、この実施例に示す
ように、例えば電線の引抜き方向に対して逆止歯
となるすべり止め25……を付けて置くのも望ま
しい。勿論、他のすべり止め形態を採用しても良
いし、特にはこれを設けなくとも良い。
Cを直接に掴かむ面部分には、この実施例に示す
ように、例えば電線の引抜き方向に対して逆止歯
となるすべり止め25……を付けて置くのも望ま
しい。勿論、他のすべり止め形態を採用しても良
いし、特にはこれを設けなくとも良い。
同様に、作業の際、手のすべりを防いだり、或
いはまた補強のため、上下部材3,2の外側面に
適当な形状、個数のリブ26……,36……を設
ける等しても良い。
いはまた補強のため、上下部材3,2の外側面に
適当な形状、個数のリブ26……,36……を設
ける等しても良い。
更に、案内部材24と被案内部材34とは、こ
れを設けるにしても、上下両部材間で夫々図示と
は逆に転換しても良いし、図示以外の組合関係の
形態によつても良い。
れを設けるにしても、上下両部材間で夫々図示と
は逆に転換しても良いし、図示以外の組合関係の
形態によつても良い。
勿論、必要に応じて引留めた電線Cを外すとき
には、上記引留め作業方向Fとは逆方向に両部材
2,3を動かせば良い。
には、上記引留め作業方向Fとは逆方向に両部材
2,3を動かせば良い。
<考案の効果>
本考案のように、一対の挟持片を両側から押圧
するに際し、当該一対の挟持片を共にその長さ方
向の一端でのみ支持した状態で相似形状のテーパ
面でテーパ面を押す構成を採ると、電線の挟持力
が局部的なものにならないで済む。即ち挟持片の
長さの全体に亘つてなるだけ均一な力で挟持する
ことができる。
するに際し、当該一対の挟持片を共にその長さ方
向の一端でのみ支持した状態で相似形状のテーパ
面でテーパ面を押す構成を採ると、電線の挟持力
が局部的なものにならないで済む。即ち挟持片の
長さの全体に亘つてなるだけ均一な力で挟持する
ことができる。
そのため電線に無理を掛けることがないばかり
か、相対的に従来のように一点で保持するよりも
大きな保持力を呈することができる。
か、相対的に従来のように一点で保持するよりも
大きな保持力を呈することができる。
また、本考案の引留め具は、実質的に極めて簡
単な製造工程により得ることができ、上部材も下
部材も、夫々単独では各々に必要な構成子を含め
て一体に成形することができる。従つて従来のも
ののように使用に先立つて予め個別に組立てる必
要もなくなる。
単な製造工程により得ることができ、上部材も下
部材も、夫々単独では各々に必要な構成子を含め
て一体に成形することができる。従つて従来のも
ののように使用に先立つて予め個別に組立てる必
要もなくなる。
勿論、引留め対象となる電線の径の許容性にも
優れている。
優れている。
第1は本考案による電線の引留め具の望ましい
一実施例の一部破砕した分解斜視図、第2図は仮
組み状態下における平面図、第3図は電線の挟持
乃至引留めを完了した状態での要部を破砕した平
面図、第4図は同じく引留め完了後の縦断面図、
第5図は同じく引留め完了後の横断面図、であ
る。 図中、1は全体としての本考案引留め具、2は
第一部材乃至下部材、3は第二部材乃至上部材、
4は吊手、20は下板部、21は挟持片、22は
電線挿入溝、23は挟持片の固定部、24は案内
部材、25はすべり止め、26はリブ、31は挟
持片受容用の空間部、32はその内側面、33は
外形部、34は被案内部材、35は引抜け防止用
の突起、36はリブ、Cは挟持されるべき電線、
Fは相対的な摺動方向、である。
一実施例の一部破砕した分解斜視図、第2図は仮
組み状態下における平面図、第3図は電線の挟持
乃至引留めを完了した状態での要部を破砕した平
面図、第4図は同じく引留め完了後の縦断面図、
第5図は同じく引留め完了後の横断面図、であ
る。 図中、1は全体としての本考案引留め具、2は
第一部材乃至下部材、3は第二部材乃至上部材、
4は吊手、20は下板部、21は挟持片、22は
電線挿入溝、23は挟持片の固定部、24は案内
部材、25はすべり止め、26はリブ、31は挟
持片受容用の空間部、32はその内側面、33は
外形部、34は被案内部材、35は引抜け防止用
の突起、36はリブ、Cは挟持されるべき電線、
Fは相対的な摺動方向、である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 第一の部材上に長さを持つて形成された一対の
挟持片の間の電線挿入溝に電線をその長さに沿つ
て挿入した後、第二の部材を被せ、該一対の挟持
片を該第二の部材に形成された空間部内に収めた
上で、該第二の部材を相対的に第一の部材に対し
て長さ方向に摺動させ、該第二の部材の上記空間
部にあつて対向する一対の内側面で上記挟持片の
一対の外側面を互いに相寄る方向に押圧し、もつ
てこの押圧力で上記電線挿入溝の溝幅を狭めて電
線を挟持する電線の引留め具であつて; 上記一対の挟持片は、上記長さ方向の一端側の
下縁の一部においてのみ、上記第一の部材に固定
されることにより、他端は自由端、上縁は自由縁
となつていると共に; 電線を挿入する以前における該一対の挟持片の
外側面及び内側面は、上記長さ方向の上記一端か
ら上記他端に向かい互いに相寄るように先細り状
にテーパ付けられていて、該一対の挟持片の上記
内側面間に形成される上記電線挿入溝の溝幅も、
上記一端側から上記他端側に向け先細りテーパ状
に幅狭となつている一方; 該一対の挟持片を収める上記第二部材の空間部
の一対の内側面相互も、長さ方向の一端から他端
に向かい互いに相寄るようにテーパ付けられてい
ること; を特徴とする電線の引留め具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984156372U JPH036129Y2 (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984156372U JPH036129Y2 (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6172030U JPS6172030U (ja) | 1986-05-16 |
| JPH036129Y2 true JPH036129Y2 (ja) | 1991-02-15 |
Family
ID=30714374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984156372U Expired JPH036129Y2 (ja) | 1984-10-18 | 1984-10-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH036129Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100389148B1 (ko) * | 2000-10-11 | 2003-06-25 | 벽산엔지니어링주식회사 | 배선용 클램프 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5085794U (ja) * | 1973-12-11 | 1975-07-22 | ||
| JPS5231017Y2 (ja) * | 1975-06-24 | 1977-07-15 |
-
1984
- 1984-10-18 JP JP1984156372U patent/JPH036129Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6172030U (ja) | 1986-05-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4609171A (en) | Electric wire bundle clamp | |
| US5740640A (en) | Clip for door molding | |
| US4295618A (en) | Device for fixing pipes, rods and other elongated bodies | |
| US5601260A (en) | Engaging structure of retainer | |
| US4526333A (en) | Holding device | |
| US4455715A (en) | Cable clamp | |
| JP3971628B2 (ja) | スプリング付き電気接続コネクタ | |
| JPH0555142B2 (ja) | ||
| US5222701A (en) | Wall mounted support for holding articles | |
| US6243928B1 (en) | Cable and pipe clip | |
| JPH036129Y2 (ja) | ||
| CN101248281B (zh) | 用于将物体安装于车辆壁上的装置及方法 | |
| US4188004A (en) | Cable tie mount and tie for use therewith | |
| JPH0235186B2 (ja) | ||
| JPS6341345Y2 (ja) | ||
| JPH0534905U (ja) | 紐締め具 | |
| KR200435325Y1 (ko) | 전력선 고정용 쐐기형 인장 클램프 | |
| JP2761202B2 (ja) | 衣料用挟み | |
| JPH0240369Y2 (ja) | ||
| JP7755974B2 (ja) | クランプ具 | |
| JPH0553447U (ja) | ビニールシートの固定具 | |
| JPH09242936A (ja) | 電線束クランプ | |
| JPH0622577Y2 (ja) | 自動車ドアのベルトモール用クリップ | |
| JP3008901U (ja) | 曲線引・振止イヤー | |
| JPH0330059Y2 (ja) |