JPH0363530B2 - - Google Patents
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- JPH0363530B2 JPH0363530B2 JP57046599A JP4659982A JPH0363530B2 JP H0363530 B2 JPH0363530 B2 JP H0363530B2 JP 57046599 A JP57046599 A JP 57046599A JP 4659982 A JP4659982 A JP 4659982A JP H0363530 B2 JPH0363530 B2 JP H0363530B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- drug
- copolymer
- sensitive adhesive
- alkali metal
- Prior art date
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Description
本発明は治療用接着テープもしくはシートに関
する。 基材に、治療用薬剤を混入させた感圧性接着剤
層が薄層状に設けられた硬膏剤である治療用接着
テープもしくはシートを皮膚に貼付け、感圧性接
着剤層から滲出する薬剤により局所治療を行なう
ことが、従来の密封包帯治療法(ODT療法)に
代る新たな治療方法として注目されている。 このような治療用接着テープもしくはシートに
要求される性能は、感圧性接着剤が皮膚に対し強
い刺激を与えないこと、皮膚に貼付しやすく剥す
に際して糊残りや過度な接着力により苦痛を与え
ないこと、感圧性接着剤と薬剤との間の相互化学
作用がないこと、薬効が充分得られるように薬剤
が粘着剤中から表面に滲出しやすいこと等であ
る。 従来はこの目的に供する感圧性接着剤として、
カルボキシル基を有する単量体とアクリル酸エス
テル又は(及び)メタクリル酸エステルを共重合
成分とする共重合体からなるものが使用され、こ
の感圧性接着剤層に薬剤を含有させているが、薬
剤として酸性で不安定なものが使用れた場合に
は、熱により極めて速く薬剤が変質したり、有色
薬剤では変色が見られたりする他、内部凝集力が
不足して貼着後これを引剥した際に貼着面に感圧
性接着剤が付着する(糊残留)現象をきたすおそ
れがあつた。 本発明はかゝる欠点を解消することを目的とし
てなされたものであり、その要旨とするところ
は、基材に、薬剤を含有する感圧性接着剤層が設
けられた硬膏剤である治療用接着テープもしくは
シートにおいて、感圧性接着剤が(A)カルボキシル
基を1乃至2個有するα,β不飽和カルボン酸
0.1乃至20重量%と、(B)アクリル酸エステル又は
(及び)メタクリル酸エステルとを共重合成分と
して含有する水不溶性共重合体であつて、該共重
合体におけるカルボキシル基がアルカリ金属又は
(及び)アルカリ士類金属の塩とされていること
を特徴とする、治療用接着テープもしくはシート
に存する。 次に本発明治療用接着テープもしくはシートに
ついて更に詳細に説明する。 本発明における基材としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、軟質ポリ塩化ビニル、セロハン等の可撓性を
有する材質が好適であり、基材の厚みとしては
0.02乃至0.15mmの範囲が好ましい。 前記基材には必要に応じ感圧性接着剤との密着
力を高めるために、コロナ放電処理、プラズマ処
理、下塗剤塗工等が施される。 感圧性接着剤は、(A)カルボキシル基を1乃至2
個有するα,β不飽和カルボン酸と、(B)アクリル
酸エステル又は(及び)メタクリル酸エステルと
を共重合成分として含有する水不溶性共重合体か
らなる。 前記(A)成分としては、例えばアクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸
等が好適であり、共重合成分量としては0.1乃至
20重量%とされる。 前記(B)成分としては、エステル残基として例え
ばメチル基、エチル基プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル
基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、n−
ヘキシル基、2−メチルペンチル基、3−メチル
ペンチル基、2−エチルブチル基、n−オクチル
基、イソオクチル基、2−エチルヘキシル基、ノ
ニル基、n−デシル基、ラウリル基等を有するも
のが使用される。 そして特に好適なアクリル酸エステルとしては
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
イソブチルアクリレート、イソアミルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オク
チルアクリレート、ラウリルアクリレート等であ
り、又メタクリル酸エステルとしては、メチルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタク
リレート、ラウリルメタクリレート等である。 共重合体としては前記(A),(B)成分の他に、(C)こ
れらと共重合可能な他の単量体を共重合成分とし
て含有することができる。 前記(C)成分としては、例えばアクリルアミド、
酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレ
ン、ブタジエン、イソプレン、等が使用に適す
る。 前記(A),(B)成分を共重合成分とする共重合体、
又は、前記(A),(B)成分の他に(C)これらと共重合可
能な他の単量体を共重合成分とする共重合体を得
るには、通常のラジカル重合触媒、例えばアゾビ
ス系化合物、過酸化系化合物を用いることにより
溶液重合、エマルジヨン重合、懸濁重合等を行な
えばよいが、後工程となる薬剤の混合、溶解工程
を考えると溶液重合が最適である。例えば反応容
器内に、前記(A),(B)成分及び必要に応じて(C)成分
を加え、酢酸エチル等の溶媒を加えて約60重量%
濃度の溶液となし、反応容器内の雰囲気を窒素ガ
スで置換し、撹拌しながら昇温し、60乃至80℃の
温度において、ラジカル発生触媒を同じ溶媒によ
つて溶解した溶液を滴下するか分割注入し、粘度
の上昇に応じて溶媒のみを追加しながら粘度を抑
制し、10乃至20時間で重合を完了する。 かくして得られる共重合体は、そのまゝでは治
療用接着テープもしくはシートの感圧性接着剤と
して不満足なものとしかならない。その理由は、
かゝる共重合体は内部凝集力が不足したものとな
り貼着後これを引剥した際に貼着面に感圧性接着
剤が付着する(糊残留)現象をきたすおそれがあ
ること、薬剤には酸性で不安定なものが使用され
ることが多いが共重合体はカルボキシル基を有す
るので60〜80℃程度の熱により変質したり、有色
薬剤では変色したりしやすいこと等の問題点を有
するからである。 このために本発明では、前記共重合体における
カルボキシル基をアルカリ金属又は(及び)アル
カリ士類金属の塩とするものである。アルカリ金
属、アルカリ士類金属としては、例えばナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等が使
用される。 又、アルカリ金属又は(及び)アルカリ士類金
属の塩とするには、前記共重合体に例えば水酸化
リチウム、ナトリウムエチラート、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、酸
化マグネシウム、水酸化カルシウム等を適宜加熱
条件下に接触させればよい。 前記共重合体のカルボキシル基は80モル%以上
が、アルカリ金属又は(及び)アルカリ士類金属
の塩とされるのが好ましい。これは80モル%より
も少量の場合には、薬剤として酸性に不安定なも
のが使用されていると熱を受けたりした際に変色
したり有色薬剤の変色を生じたりしやすいものと
なり、又共重合体の内部凝集力も不充分なものと
なりやすいからである。 薬剤としては、例えばサリチル酸ナトリウム、
メフエナミン酸、フルフエナミン酸、アセチルサ
リチル酸、インドメタシン等が使用される。薬剤
の量は、感圧性接着剤層の厚み、薬剤の種類等に
より異なるが、感圧性接着剤層1cm2当り1μg〜
5mgの範囲が好適である。 感圧性接着剤は基材に塗布、乾燥され、次いで
剥離性シートをロール等を通して圧着するか、又
は、先に剥離性シートの面上に感圧性接着剤の溶
液を塗布、乾燥し、ロールを通して基材を粘着面
上に圧着することにより、感圧性接着剤層が保護
された治療用接着テープもしくはシートが得られ
る。 本発明によれば、感圧性接着剤が前記(A),(B)成
分を共重合成分として含有する共重合体であつ
て、該共重合体におけるカルボキシル基がアルカ
リ金属又は(及び)アルカリ士類金属の塩とされ
ているので、感圧性接着剤は適当な内部凝集力を
有するものとなり粘着面への糊残留を生じないも
のとなり、又薬剤の滲出性が良好なものとなる。
更に薬剤として酸に対し不安定なものが使用され
ても熱による変質や変色をきたすのが防がれ、又
感圧性接着剤層の表面に薬剤が析出したりするこ
とがないものとなる。 実施例 1 2−エチルヘキシルメタクリレート 55g n−ブチルアクリレート 38g エチルアクリレート 4g アクリル酸 2.5g 上記各成分を反応容器に入れ、触媒としてアゾ
ビスイソブチロニトリル0.5g、溶剤として酢酸
エチルを加え、70℃で溶液重合し、固形分が40重
量%の共重合体溶液を得た。 次いで上記の共重合体溶液100gに酢酸エチル
50gを加えて均一に溶解し、これにナトリウムエ
チラート0.898gを酢酸エチル10g、エタノール
10gの混合液に均一分散させたものを加えた。次
いで70℃で1時間加熱しながら撹拌を行ない、更
にナトリウムエチラートの0.68重量%酢酸エチル
−エタノール溶液を10g滴下した。30分間撹拌を
継続した後、水を10mlを加え、PH値を測定したと
ころ、7.77であつた。また共重合体のカルボキシ
ル基は80モル%以上がナトリウム塩になつてい
た。 次いでこの感圧性接着剤溶液(固形分25.4%)
に薬剤としてインドメタシン2.54gを混合し、得
られた溶液をポリエチレンフイルム上に塗布し、
70℃で20分間乾燥し、治療用接着テープを得た。
この治療用接着テープの、感圧性接着剤層の厚み
は63.5μmであり、皮膚に貼着したところ剥れも
なく、又貼着後引剥す際の痛みも生じなかつた。 この治療用接着テープは製造した直後と、60℃
で7日間放置した後の薬剤の変色の有無、薬剤の
感圧性接着剤との相溶性、薬剤の感圧性接着剤層
からの滲出性薬剤の変質の有無を判定した結果を
第1表に示す。 尚薬剤の変色の有無は、感圧性接着剤層の色調
の変化から判定した。又薬剤滲出性は治療用接着
テープから直径66mmの円形試験片を打抜き、メタ
ノール25ml、水25mlの混合液中に24時間浸漬し、
薬剤を抽出し、抽出された薬剤量を液体クロマト
グラフイーにかけて定量した。又薬剤の変質の有
無は、液体クロマトグラフイーにおいて標準薬物
と同じピークを有するか否かにより判定した。
する。 基材に、治療用薬剤を混入させた感圧性接着剤
層が薄層状に設けられた硬膏剤である治療用接着
テープもしくはシートを皮膚に貼付け、感圧性接
着剤層から滲出する薬剤により局所治療を行なう
ことが、従来の密封包帯治療法(ODT療法)に
代る新たな治療方法として注目されている。 このような治療用接着テープもしくはシートに
要求される性能は、感圧性接着剤が皮膚に対し強
い刺激を与えないこと、皮膚に貼付しやすく剥す
に際して糊残りや過度な接着力により苦痛を与え
ないこと、感圧性接着剤と薬剤との間の相互化学
作用がないこと、薬効が充分得られるように薬剤
が粘着剤中から表面に滲出しやすいこと等であ
る。 従来はこの目的に供する感圧性接着剤として、
カルボキシル基を有する単量体とアクリル酸エス
テル又は(及び)メタクリル酸エステルを共重合
成分とする共重合体からなるものが使用され、こ
の感圧性接着剤層に薬剤を含有させているが、薬
剤として酸性で不安定なものが使用れた場合に
は、熱により極めて速く薬剤が変質したり、有色
薬剤では変色が見られたりする他、内部凝集力が
不足して貼着後これを引剥した際に貼着面に感圧
性接着剤が付着する(糊残留)現象をきたすおそ
れがあつた。 本発明はかゝる欠点を解消することを目的とし
てなされたものであり、その要旨とするところ
は、基材に、薬剤を含有する感圧性接着剤層が設
けられた硬膏剤である治療用接着テープもしくは
シートにおいて、感圧性接着剤が(A)カルボキシル
基を1乃至2個有するα,β不飽和カルボン酸
0.1乃至20重量%と、(B)アクリル酸エステル又は
(及び)メタクリル酸エステルとを共重合成分と
して含有する水不溶性共重合体であつて、該共重
合体におけるカルボキシル基がアルカリ金属又は
(及び)アルカリ士類金属の塩とされていること
を特徴とする、治療用接着テープもしくはシート
に存する。 次に本発明治療用接着テープもしくはシートに
ついて更に詳細に説明する。 本発明における基材としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、軟質ポリ塩化ビニル、セロハン等の可撓性を
有する材質が好適であり、基材の厚みとしては
0.02乃至0.15mmの範囲が好ましい。 前記基材には必要に応じ感圧性接着剤との密着
力を高めるために、コロナ放電処理、プラズマ処
理、下塗剤塗工等が施される。 感圧性接着剤は、(A)カルボキシル基を1乃至2
個有するα,β不飽和カルボン酸と、(B)アクリル
酸エステル又は(及び)メタクリル酸エステルと
を共重合成分として含有する水不溶性共重合体か
らなる。 前記(A)成分としては、例えばアクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸
等が好適であり、共重合成分量としては0.1乃至
20重量%とされる。 前記(B)成分としては、エステル残基として例え
ばメチル基、エチル基プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル
基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、n−
ヘキシル基、2−メチルペンチル基、3−メチル
ペンチル基、2−エチルブチル基、n−オクチル
基、イソオクチル基、2−エチルヘキシル基、ノ
ニル基、n−デシル基、ラウリル基等を有するも
のが使用される。 そして特に好適なアクリル酸エステルとしては
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
イソブチルアクリレート、イソアミルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オク
チルアクリレート、ラウリルアクリレート等であ
り、又メタクリル酸エステルとしては、メチルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタク
リレート、ラウリルメタクリレート等である。 共重合体としては前記(A),(B)成分の他に、(C)こ
れらと共重合可能な他の単量体を共重合成分とし
て含有することができる。 前記(C)成分としては、例えばアクリルアミド、
酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレ
ン、ブタジエン、イソプレン、等が使用に適す
る。 前記(A),(B)成分を共重合成分とする共重合体、
又は、前記(A),(B)成分の他に(C)これらと共重合可
能な他の単量体を共重合成分とする共重合体を得
るには、通常のラジカル重合触媒、例えばアゾビ
ス系化合物、過酸化系化合物を用いることにより
溶液重合、エマルジヨン重合、懸濁重合等を行な
えばよいが、後工程となる薬剤の混合、溶解工程
を考えると溶液重合が最適である。例えば反応容
器内に、前記(A),(B)成分及び必要に応じて(C)成分
を加え、酢酸エチル等の溶媒を加えて約60重量%
濃度の溶液となし、反応容器内の雰囲気を窒素ガ
スで置換し、撹拌しながら昇温し、60乃至80℃の
温度において、ラジカル発生触媒を同じ溶媒によ
つて溶解した溶液を滴下するか分割注入し、粘度
の上昇に応じて溶媒のみを追加しながら粘度を抑
制し、10乃至20時間で重合を完了する。 かくして得られる共重合体は、そのまゝでは治
療用接着テープもしくはシートの感圧性接着剤と
して不満足なものとしかならない。その理由は、
かゝる共重合体は内部凝集力が不足したものとな
り貼着後これを引剥した際に貼着面に感圧性接着
剤が付着する(糊残留)現象をきたすおそれがあ
ること、薬剤には酸性で不安定なものが使用され
ることが多いが共重合体はカルボキシル基を有す
るので60〜80℃程度の熱により変質したり、有色
薬剤では変色したりしやすいこと等の問題点を有
するからである。 このために本発明では、前記共重合体における
カルボキシル基をアルカリ金属又は(及び)アル
カリ士類金属の塩とするものである。アルカリ金
属、アルカリ士類金属としては、例えばナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等が使
用される。 又、アルカリ金属又は(及び)アルカリ士類金
属の塩とするには、前記共重合体に例えば水酸化
リチウム、ナトリウムエチラート、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、酸
化マグネシウム、水酸化カルシウム等を適宜加熱
条件下に接触させればよい。 前記共重合体のカルボキシル基は80モル%以上
が、アルカリ金属又は(及び)アルカリ士類金属
の塩とされるのが好ましい。これは80モル%より
も少量の場合には、薬剤として酸性に不安定なも
のが使用されていると熱を受けたりした際に変色
したり有色薬剤の変色を生じたりしやすいものと
なり、又共重合体の内部凝集力も不充分なものと
なりやすいからである。 薬剤としては、例えばサリチル酸ナトリウム、
メフエナミン酸、フルフエナミン酸、アセチルサ
リチル酸、インドメタシン等が使用される。薬剤
の量は、感圧性接着剤層の厚み、薬剤の種類等に
より異なるが、感圧性接着剤層1cm2当り1μg〜
5mgの範囲が好適である。 感圧性接着剤は基材に塗布、乾燥され、次いで
剥離性シートをロール等を通して圧着するか、又
は、先に剥離性シートの面上に感圧性接着剤の溶
液を塗布、乾燥し、ロールを通して基材を粘着面
上に圧着することにより、感圧性接着剤層が保護
された治療用接着テープもしくはシートが得られ
る。 本発明によれば、感圧性接着剤が前記(A),(B)成
分を共重合成分として含有する共重合体であつ
て、該共重合体におけるカルボキシル基がアルカ
リ金属又は(及び)アルカリ士類金属の塩とされ
ているので、感圧性接着剤は適当な内部凝集力を
有するものとなり粘着面への糊残留を生じないも
のとなり、又薬剤の滲出性が良好なものとなる。
更に薬剤として酸に対し不安定なものが使用され
ても熱による変質や変色をきたすのが防がれ、又
感圧性接着剤層の表面に薬剤が析出したりするこ
とがないものとなる。 実施例 1 2−エチルヘキシルメタクリレート 55g n−ブチルアクリレート 38g エチルアクリレート 4g アクリル酸 2.5g 上記各成分を反応容器に入れ、触媒としてアゾ
ビスイソブチロニトリル0.5g、溶剤として酢酸
エチルを加え、70℃で溶液重合し、固形分が40重
量%の共重合体溶液を得た。 次いで上記の共重合体溶液100gに酢酸エチル
50gを加えて均一に溶解し、これにナトリウムエ
チラート0.898gを酢酸エチル10g、エタノール
10gの混合液に均一分散させたものを加えた。次
いで70℃で1時間加熱しながら撹拌を行ない、更
にナトリウムエチラートの0.68重量%酢酸エチル
−エタノール溶液を10g滴下した。30分間撹拌を
継続した後、水を10mlを加え、PH値を測定したと
ころ、7.77であつた。また共重合体のカルボキシ
ル基は80モル%以上がナトリウム塩になつてい
た。 次いでこの感圧性接着剤溶液(固形分25.4%)
に薬剤としてインドメタシン2.54gを混合し、得
られた溶液をポリエチレンフイルム上に塗布し、
70℃で20分間乾燥し、治療用接着テープを得た。
この治療用接着テープの、感圧性接着剤層の厚み
は63.5μmであり、皮膚に貼着したところ剥れも
なく、又貼着後引剥す際の痛みも生じなかつた。 この治療用接着テープは製造した直後と、60℃
で7日間放置した後の薬剤の変色の有無、薬剤の
感圧性接着剤との相溶性、薬剤の感圧性接着剤層
からの滲出性薬剤の変質の有無を判定した結果を
第1表に示す。 尚薬剤の変色の有無は、感圧性接着剤層の色調
の変化から判定した。又薬剤滲出性は治療用接着
テープから直径66mmの円形試験片を打抜き、メタ
ノール25ml、水25mlの混合液中に24時間浸漬し、
薬剤を抽出し、抽出された薬剤量を液体クロマト
グラフイーにかけて定量した。又薬剤の変質の有
無は、液体クロマトグラフイーにおいて標準薬物
と同じピークを有するか否かにより判定した。
【表】
【表】
比較例 1
実施例1と同じ各成分を用い、実施例1と同様
にして固形分が40重量%の共重合体溶液を得た。 次いでこの共重合体溶液を用いて実施例1と同
様にインドメタシン2.54gを混合し、この溶液を
ポリエチレンフイルム上に塗布し、70℃で20分間
乾燥し治療用接着テープを得た。 この治療用接着テープにおける薬剤は60℃で7
日間放置後変色をきたしていることが、感圧性接
着剤層の色調が暗褐色に変化していることから認
められた。又、実施例1と同様にして薬剤を抽出
し、この抽出液を液体クロマトグラフイーで測定
したところ、製造直後の場合は標準薬物ピークと
何ら変りがなかつたが、60℃で7日間放置後の場
合は、試料ピークが2箇所にあり、明らかに変質
していることが確認された。
にして固形分が40重量%の共重合体溶液を得た。 次いでこの共重合体溶液を用いて実施例1と同
様にインドメタシン2.54gを混合し、この溶液を
ポリエチレンフイルム上に塗布し、70℃で20分間
乾燥し治療用接着テープを得た。 この治療用接着テープにおける薬剤は60℃で7
日間放置後変色をきたしていることが、感圧性接
着剤層の色調が暗褐色に変化していることから認
められた。又、実施例1と同様にして薬剤を抽出
し、この抽出液を液体クロマトグラフイーで測定
したところ、製造直後の場合は標準薬物ピークと
何ら変りがなかつたが、60℃で7日間放置後の場
合は、試料ピークが2箇所にあり、明らかに変質
していることが確認された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基材に、薬剤を含有する感圧性接着剤層が設
けられた硬膏剤である治療用接着テープもしくは
シートにおいて、感圧性接着剤が(A)カルボキシル
基を1乃至2個有するα,β不飽和カルボン酸
0.1乃至20重量%と、 (B)アクリル酸エステル又は(及び)メタクリル酸
エステルとを共重合成分として含有する水不溶性
共重合体であつて、該共重合体におけるカルボキ
シル基がアルカリ金属又は(及び)アルカリ士類
金属の塩とされていることを特徴とする、治療用
接着テープもしくはシート 2 共重合体が前記(A),(B)成分の他に、(C)これら
と共重合可能な他の単量体を共重合成分とするこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の治
療用接着テープもしくはシート 3 共重合体におけるカルボキシル基の80モル%
以上がアルカリ金属又は(及び)アルカリ士類金
属の塩とされていることを特徴とする、特許請求
の範囲第1項又は第2項記載の治療用接着テープ
もしくはシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4659982A JPS58164506A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 治療用接着テ−プもしくはシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4659982A JPS58164506A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 治療用接着テ−プもしくはシ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58164506A JPS58164506A (ja) | 1983-09-29 |
| JPH0363530B2 true JPH0363530B2 (ja) | 1991-10-01 |
Family
ID=12751759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4659982A Granted JPS58164506A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 治療用接着テ−プもしくはシ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58164506A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03127728A (ja) * | 1989-10-13 | 1991-05-30 | Sekisui Chem Co Ltd | 医療用粘着性基剤及びそれを用いた医療用粘着剤層 |
| JP4727839B2 (ja) * | 2001-04-16 | 2011-07-20 | 日東電工株式会社 | 医療衛生用粘着剤組成物および該組成物を用いてなる粘着テープもしくはシート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50140624A (ja) * | 1974-04-30 | 1975-11-11 |
-
1982
- 1982-03-24 JP JP4659982A patent/JPS58164506A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58164506A (ja) | 1983-09-29 |
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