JPH0364508B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0364508B2 JPH0364508B2 JP3536084A JP3536084A JPH0364508B2 JP H0364508 B2 JPH0364508 B2 JP H0364508B2 JP 3536084 A JP3536084 A JP 3536084A JP 3536084 A JP3536084 A JP 3536084A JP H0364508 B2 JPH0364508 B2 JP H0364508B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- aqueous solution
- hydroxide
- bile
- purification method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Steroid Compounds (AREA)
Description
本発明はウルソデオキシコール酸、ケノデオキ
シコール酸または3α−ヒドロキシ−7−ケトコ
ラン酸の精製方法に関する。さらに詳しくは、そ
れら胆汁酸中に不純物として含まれるリトコール
酸に代表されるモノヒドロキシ胆汁酸(ただし、
3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸を除く。以
下同様。)およびコラン酸に代表されるヒドロキ
シ基を持たない胆汁酸(以下、ノンヒドロキシ胆
汁酸という。)等を選択的に除去する方法に関す
る。 ウルソデオキシコール酸およびケノデオキシコ
ール酸は胆石溶解剤、利胆剤として有用であり、
3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸はこれらの
製造中間体として有用である。ウルソデオキシコ
ール酸、ケノデオキシコール酸および3α−ヒド
ロキシ−7−ケトコラン酸は、例えばコール酸
(3α,7α,12α−トリヒドロキシ−5β−コラン酸)
を出発原料として製造し、その際それぞれの製造
工程に由来する副生成物、例えばリトコール酸
(3α−ヒドロキシ−5β−コラン酸)、コラン酸、
7α(または7β)−ヒドロキシコラン酸、3α,7α−
ジヒドロキシ−12−ケトコラン酸および未反応コ
ール酸などが残存し、それらの分離精製が非常に
困難とされてきた。特にリトコール酸は好ましく
ない毒性を有しているため効率よく除去すること
が望まれている。 従来公知のウルソデオキシコール酸またはケノ
デオキシコール酸の精製方法を大別するとエス
テル化またはアシル化して再結晶あるいはカラム
クロマトグラフイーをおこなう方法(特開昭52−
153954、同52−153955、同52−156851)、有機
溶剤から直接再結晶する方法(化学実験学第10
巻、495頁、1943年、特開昭52−139053、同53−
137945、同55−79398、同56−32498)、アルカ
リ金属を用いる方法(特開昭49−95955、同50−
126654)などである。しかし、これらは操作の簡
便さ、収率、精製純度などの点で必ずしも満足さ
れるものではなかつた。また、本発明者らは先に
粗製胆汁酸の精製法として、水に溶けにくい有機
溶剤とアルカリ水溶液を用いる二相抽出法による
操作方法について出願したが(特開昭58−
113202)、さらに研究を行なつた結果、モノヒド
ロキシ胆汁酸およびノンヒドロキシ胆汁酸(これ
らは環内に、二重結合を有するものを含む。)を
選択的、特異的かつ効率よく分離除去する方法を
見出だし、ここに発明を完成した。 モノヒドロキシ胆汁酸としてはリトコール酸、
7α−ヒドロキシコラン酸、7β−ヒドロキシコラ
ン酸、3β−ヒドロキシコラン酸等が挙げられ、
ノンヒドロキシ胆汁酸としてはコラン酸等であ
り、その他水酸基が脱離して生成する環内に二重
結合を有する胆汁酸も含む(以下、これらを不純
物胆汁酸と総称する。)これらの不純物胆汁酸は
単独または2種以上混在していてもよい。不純物
胆汁酸のうちリトコール酸は毒性を有しており、
またケノデオキシコール酸またはウルソデオキシ
コール酸の通常の製造工程においてリトコール酸
が1%前後副生することが避け難いので、これを
0.1%以下に効率よく除く精製方法が望まれてい
る。本発明はリトコール酸をはじめ上記の不純物
胆汁酸を選択的、特異的に除去する方法を提供す
る。 次に、本発明方法を説明する。 リトコール酸、コラン酸等の不純物胆汁酸を含
有する粗製胆汁酸を1.0〜1.5倍モル量、好ましく
は等モル量のアルカリを含む水溶液に溶解し、こ
の水溶液中に、不純物胆汁酸に対し0.1〜15.0倍
モル量の下式で示される第4級のアンモニウム塩 〔式中、R1,R2,R3およびR4は同一または異な
つて炭素数1〜30個のアルキル基またはアラルキ
ル基を示し(ただし、R1,R2,R3,R4のうち少
なくとも1つは炭素数3以上のアルキル基または
アラルキル基であり、また、
シコール酸または3α−ヒドロキシ−7−ケトコ
ラン酸の精製方法に関する。さらに詳しくは、そ
れら胆汁酸中に不純物として含まれるリトコール
酸に代表されるモノヒドロキシ胆汁酸(ただし、
3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸を除く。以
下同様。)およびコラン酸に代表されるヒドロキ
シ基を持たない胆汁酸(以下、ノンヒドロキシ胆
汁酸という。)等を選択的に除去する方法に関す
る。 ウルソデオキシコール酸およびケノデオキシコ
ール酸は胆石溶解剤、利胆剤として有用であり、
3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸はこれらの
製造中間体として有用である。ウルソデオキシコ
ール酸、ケノデオキシコール酸および3α−ヒド
ロキシ−7−ケトコラン酸は、例えばコール酸
(3α,7α,12α−トリヒドロキシ−5β−コラン酸)
を出発原料として製造し、その際それぞれの製造
工程に由来する副生成物、例えばリトコール酸
(3α−ヒドロキシ−5β−コラン酸)、コラン酸、
7α(または7β)−ヒドロキシコラン酸、3α,7α−
ジヒドロキシ−12−ケトコラン酸および未反応コ
ール酸などが残存し、それらの分離精製が非常に
困難とされてきた。特にリトコール酸は好ましく
ない毒性を有しているため効率よく除去すること
が望まれている。 従来公知のウルソデオキシコール酸またはケノ
デオキシコール酸の精製方法を大別するとエス
テル化またはアシル化して再結晶あるいはカラム
クロマトグラフイーをおこなう方法(特開昭52−
153954、同52−153955、同52−156851)、有機
溶剤から直接再結晶する方法(化学実験学第10
巻、495頁、1943年、特開昭52−139053、同53−
137945、同55−79398、同56−32498)、アルカ
リ金属を用いる方法(特開昭49−95955、同50−
126654)などである。しかし、これらは操作の簡
便さ、収率、精製純度などの点で必ずしも満足さ
れるものではなかつた。また、本発明者らは先に
粗製胆汁酸の精製法として、水に溶けにくい有機
溶剤とアルカリ水溶液を用いる二相抽出法による
操作方法について出願したが(特開昭58−
113202)、さらに研究を行なつた結果、モノヒド
ロキシ胆汁酸およびノンヒドロキシ胆汁酸(これ
らは環内に、二重結合を有するものを含む。)を
選択的、特異的かつ効率よく分離除去する方法を
見出だし、ここに発明を完成した。 モノヒドロキシ胆汁酸としてはリトコール酸、
7α−ヒドロキシコラン酸、7β−ヒドロキシコラ
ン酸、3β−ヒドロキシコラン酸等が挙げられ、
ノンヒドロキシ胆汁酸としてはコラン酸等であ
り、その他水酸基が脱離して生成する環内に二重
結合を有する胆汁酸も含む(以下、これらを不純
物胆汁酸と総称する。)これらの不純物胆汁酸は
単独または2種以上混在していてもよい。不純物
胆汁酸のうちリトコール酸は毒性を有しており、
またケノデオキシコール酸またはウルソデオキシ
コール酸の通常の製造工程においてリトコール酸
が1%前後副生することが避け難いので、これを
0.1%以下に効率よく除く精製方法が望まれてい
る。本発明はリトコール酸をはじめ上記の不純物
胆汁酸を選択的、特異的に除去する方法を提供す
る。 次に、本発明方法を説明する。 リトコール酸、コラン酸等の不純物胆汁酸を含
有する粗製胆汁酸を1.0〜1.5倍モル量、好ましく
は等モル量のアルカリを含む水溶液に溶解し、こ
の水溶液中に、不純物胆汁酸に対し0.1〜15.0倍
モル量の下式で示される第4級のアンモニウム塩 〔式中、R1,R2,R3およびR4は同一または異な
つて炭素数1〜30個のアルキル基またはアラルキ
ル基を示し(ただし、R1,R2,R3,R4のうち少
なくとも1つは炭素数3以上のアルキル基または
アラルキル基であり、また、
【式】は窒素を
含む複素環を形成してもよい。)、Xは水酸基また
はハロゲン原子を示す。〕 及び水と層分離し得る有機溶剤を加え、得られ
た混合液を5〜10分間撹拌する。液が2層に分離
するまで静置したのち水層を分取する。この操作
によつて、はじめアルカリ塩を形成していた不純
物胆汁酸は疎水性の第4級アンモニウムと塩の交
換を受け、第4級アンモニウム塩と疎水性のイオ
ン対化合物を優先的に形成するので有機溶媒層に
選択的に移行し水層から除去される。粗製胆汁酸
の純度に応じてこの操作を1〜3回行う。有機溶
剤とアルカリ水溶液の量は0.8:1.0〜1.0:9.0
(v/v)が好ましい。分取した水溶液中に微量
の有機溶剤が残存するときは必要に応じて蒸溜に
より除去する。次いで、水溶液中に希塩酸、希硫
酸などの酸を加えて酸性化すると目的胆汁酸が沈
殿する。 本発明において使用されるアルカリとしては水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモ
ニウム等の水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸アンモニウム等の炭酸アルカ
リ、モノエタノールアミン、ピペラジン、ピペリ
ジン、ピリジン等の有機塩基が挙げられる。又、
前記の式で示される第4級アンモニウム塩は、具
体的に、水酸化テトラプロピルアンモニウム、水
酸化テトラブチルアンモニウム、水酸化テトラペ
ンチルアンモニウム、水酸化テトラヘキシルアン
モニウム、水酸化テトラヘプチルアンモニウム、
水酸化トリオクチルメチルアンモニウム、水酸化
セチルトリメチルアンモニウム、水酸化ベンジル
トリメチルアンモニウム、水酸化ベンジルトリエ
チルアンモニウム、水酸化フエネチルトリメチル
アンモニウム、水酸化スチリルトリメチルアンモ
ニウム、水酸化1−ラウリルピリジニウム、水酸
化1ラウリル−4−ピコリニウム、水酸化トリエ
イコシルメチルアンモニウム、水酸化テトラアコ
ンチルアンモニウム、塩化テトラヘプチルアンモ
ニウム、塩化1−ラウリル−4−ピコリウム、塩
化ベンジルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジ
ルトリブチルアンモニウムなどである。水と層分
離し得る有機溶剤としてはn−ブタノール、sec
−ブタノール、n−アミルアルコール、n−ヘキ
サン等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル類、メチルイソブチルケトン等のケ
トン類、エチルエーテル、イソプロピルエーテ
ル、n−ブチルエーテル、アニソール、エチレン
グリコールジブチルエーテル等のエーテル類、ク
ロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素等のハ
ロゲン化炭化水素類、ベンゼン、シクロヘキサ
ン、n−ヘキシン等の炭化水素類の単独または混
合溶媒であり、混合溶媒として使用するのが好ま
しい。 以下に本発明の精製方法を実施例をもつて説明
する。ただし、各実施例中の不純物胆汁酸の含量
はガスクロマトグラフイー(日立163型ガスクロ
マトグラフイー。内部標準にコラン酸またはコー
ル酸を使用。)及び薄層クロマトグラフイー〔シ
リカゲル60(メルク社製)、展開溶媒は酢酸エチ
ル:シクロヘキサン:氷酢酸(50:13:3)〕に
よつて測定した。 実施例 1 リトコール酸0.5%、7β−ヒドロキシコラン酸
0.3%、ケノデオキシコール酸1.0%を含有するウ
ルソデオキシコール酸100gを水酸化ナトリウム
10.2g(等モル量)を含有する水溶液3に溶解
し、この水溶液に水酸化トリオクチルメチルアン
モニウム3.47g(純度85%、不純物胆汁酸に対し
て3.59倍モル量)及びシクロヘキサン−sec−ブ
タノール(8:2)の混合溶媒1を加え5分間
撹拌した。液が2層に分離するまで静置してから
下層の水層を分取した。再び水層に水酸化トリオ
クチルメチルアンモニウム2.31g(不純物胆汁酸
に対して2.39.倍モル量)及びシクロヘキサン−
sec−ブタノール(8:2)の混合溶媒を1を
加えて前記と同様の操作を行い水層を分取した。
次いで、液量が2.7になるまで濃縮して水溶液
中に微量に存在する有機溶媒を除去し、この水溶
液中に0.1規定硫酸を滴下すると無定形固体が沈
殿した。これをろ取し、水洗し、乾燥してウルソ
デオキシコール酸94.5g(回収率94.5%)を得
た。リトコール酸は0.04%、7β−ヒドロキシコラ
ン酸は0.01%以下に減少し、ケノデオキシコール
酸は1.0%であつた。 実施例 2 リトコール酸0.4%、7α−ヒドロキシコラン酸
0.2%、3α,7α−ジヒドロキシ−12−ケトコラン
酸2.5%、コール酸0.5%を含有するケノオキシコ
ール酸300gを水酸化カリウム45.3g(等モル量)
を含有する水溶液9に溶解し、この水溶液に水
酸化テトラペンチルアンモニウム4.83g(不純物
胆汁酸に対して3.20倍モル量)及びクロロホルム
−四塩化炭素(1:1)の混合溶媒1を加え5
分間撹拌した。液が2層に分離するまで静置して
から上層の水層を分取した。さらに水酸化テトラ
ペンチルアンモニウム2.4g(不純物胆汁酸に対
して1.59倍モル量)を使用して前記と同様の操作
を2回行つた。分取した水溶液を液量が8にな
るまで減圧濃縮して水溶液中に微量存在する有機
溶媒を除去し、この水溶液中に0.1規定硫酸を滴
下すると無定形固体が沈殿した。これをろ取し、
水洗し、乾燥してケノデオキシコール酸286.5g
(回収率95.5%)を得た。リトコール酸は0.04%、
7α−ヒドロキシコラン酸は0.01%以下に減少し、
3α,7α−ジヒドロキシ−12−ケトコラン酸は2.5
%、コール酸は0.5%であつた。 実施例 3 リトコール酸4.0%、コラン酸2.0%を含有する
3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸2gを炭酸
ナトリウム0.286g(等モル量)を含有する水溶
液50mlに溶解し、この水溶液に水酸化テトラヘプ
チルアンモニウム114.2mg(不純物胆汁酸に対し
て0.824倍モル量)及びn−ブチルエーテル−n
−アミルアルコール(9:1)の混合溶媒25mlを
加え5分間撹拌した。液が2層に分離するまで静
置してから下層の水層を分取した。更に水層につ
いて前記と全く同様の操作を2回行い水層を分取
した。この水溶液中に0.1規定硫酸を滴下すると
無定形固体が沈殿し、これをろ取し、水洗し、乾
燥して3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸1.70g
(回収率85.0%)を得た。リトコール酸は0.1%、
コラン酸は0.05%以下に減少した。 実施例 4 リトコール酸0.5%、7β−ヒドロキシコラン酸
0.3%、ケノデオキシコール酸10.0%を含有する
ウルソデオキシコール酸50gを水酸化ナトリウム
7.66g(1.5倍モル量)を含有する水溶液1.3に
溶解し、この水溶液に水酸化トリオクチルメチル
アンモニウム1.74g(純度85%、不純物胆汁酸に
対して3.60倍モル量)及びn−ヘキサン−n−ブ
タノール(1:1)の混合溶媒0.5を加え5分
間撹拌した。液が2層に分離するまで静置してか
ら下層の水層を分取した。再び水層へ水酸化トリ
オクチルメチルアンモニウム1.16g(不純物胆汁
酸に対して2.41倍モル量)及び前記と同様の混合
溶媒0.5を加えて前記と同様の操作を行い水層
を分取した。分取した水溶液の液量が1.1にな
るまで減圧濃縮して微量存在する有機溶媒を除去
し、この水溶液中に0.1規定塩酸を滴下すると無
定形固体が沈殿した。これをろ取し、水洗し、乾
燥してウルソデオキシコール酸47.25g(回収率
94.5%)を得た。リトコール酸は0.04%、7β−ヒ
ドロキシコラン酸は0.01%以下に減少したケノデ
オキシコール酸は9.9%であつた。 実施例 5 リトコール酸0.3%、7α−ヒドロキシコラン酸
0.3%を含有するケノデオキシコール酸200gをモ
ノエタノールアミン32.84g(等モル量)を含有
する水溶液6に溶解し、この水溶液に塩化テト
ラヘプチルアンモニウム4.36g(不純物胆汁酸に
対して3.07倍モル量)及びクロロホルム−四塩化
炭素(1:1)の混合溶媒1を加え5分間撹拌
した。液が2層に分離するまで静置してから上層
の水層を分取した。さらに水層に塩化テトラヘプ
チルアンモニウム2.18g(不純物胆汁酸に対して
1.53倍モル量)及び前記と同様の混合溶媒1を
加えて前記と同様の操作を2回行つた。分取した
水溶液を液量が5になるまで濃縮した後0.1規
定硫酸を滴下すると無定形固体が沈殿した。これ
をろ取し、水洗し、乾燥してケノデオキシコール
酸190.0g(回収率95.0%)を得た。リトコール
酸は0.03%、7α−ヒドロキシコラン酸は0.01%以
下に減少した。 実施例 6 リトコール酸0.5%、7β−ヒドロキシコラン酸
0.3%、ケノデオキシコール酸1.2%を含有するウ
ロソデオキシコール酸10gを水酸化ナトリウム
1.02g(等モル量)を含有する水溶液300mlに溶
解し、この水溶液に塩化1−ラウリル−4−ピコ
リニウムの30%水溶液760mg(不純物胆汁酸に対
して3.59倍モル量)及びクロロホルム100mlを加
え5分間撹拌した。液が2層に分離するまで静置
してから下層の水層を分取した。再び水層へ塩化
1−ラウリル−4−ピコリニウムの30%水溶液
507mg(不純物胆汁酸に対して2.40倍モル量)及
びクロロホルム100mlを加え、前記と同様の操作
を行い水層を分取した。次いで、液量が270mlに
なるまで減圧濃縮したのち、水溶液中に0.1規定
塩酸を滴下すると無定形固体が沈殿した。これを
ろ取し、水洗し、乾燥してウルソデオキシコール
酸9.47g(回収率94.7%)を得た。リトコール酸
は0.05%、7β−ヒドロキシコラン酸は0.01%以下
に減少し、ケノデオキシコール酸は1.1%であつ
た。 実施例 7 リトコール酸0.3%、コラン酸0.3%を含有する
ケノデオキシコール酸20gを水酸化カリウム2.86
g(等モル量)を含有する水溶液600mlに溶解し、
この水溶液に塩化ベンジルトリブチルアンモニウ
ムの50%水溶液636mg(不純物胆汁酸に対して
3.13倍モル量)及びクロロホルム−n−ブタノー
ル(8:2)の混合溶媒100mlを加え5分間撹拌
した。液が2層に分離するまで静置してから、上
層の水層を分取した。水層に対して前記と同様の
操作を2回行い水層を分取した。次いで、液量が
550mlになるまで濃縮して、水溶液中に微量存在
する有機溶媒を除去したのち、0.1規定硫酸を滴
下すると無定形固体が沈殿した。これをろ取し、
水洗し、乾燥してケノデオキシコール酸18.7g
(回収率93.5%)を得た。リトコール酸は0.06%、
コラン酸は0.03%に減少した。
はハロゲン原子を示す。〕 及び水と層分離し得る有機溶剤を加え、得られ
た混合液を5〜10分間撹拌する。液が2層に分離
するまで静置したのち水層を分取する。この操作
によつて、はじめアルカリ塩を形成していた不純
物胆汁酸は疎水性の第4級アンモニウムと塩の交
換を受け、第4級アンモニウム塩と疎水性のイオ
ン対化合物を優先的に形成するので有機溶媒層に
選択的に移行し水層から除去される。粗製胆汁酸
の純度に応じてこの操作を1〜3回行う。有機溶
剤とアルカリ水溶液の量は0.8:1.0〜1.0:9.0
(v/v)が好ましい。分取した水溶液中に微量
の有機溶剤が残存するときは必要に応じて蒸溜に
より除去する。次いで、水溶液中に希塩酸、希硫
酸などの酸を加えて酸性化すると目的胆汁酸が沈
殿する。 本発明において使用されるアルカリとしては水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモ
ニウム等の水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸アンモニウム等の炭酸アルカ
リ、モノエタノールアミン、ピペラジン、ピペリ
ジン、ピリジン等の有機塩基が挙げられる。又、
前記の式で示される第4級アンモニウム塩は、具
体的に、水酸化テトラプロピルアンモニウム、水
酸化テトラブチルアンモニウム、水酸化テトラペ
ンチルアンモニウム、水酸化テトラヘキシルアン
モニウム、水酸化テトラヘプチルアンモニウム、
水酸化トリオクチルメチルアンモニウム、水酸化
セチルトリメチルアンモニウム、水酸化ベンジル
トリメチルアンモニウム、水酸化ベンジルトリエ
チルアンモニウム、水酸化フエネチルトリメチル
アンモニウム、水酸化スチリルトリメチルアンモ
ニウム、水酸化1−ラウリルピリジニウム、水酸
化1ラウリル−4−ピコリニウム、水酸化トリエ
イコシルメチルアンモニウム、水酸化テトラアコ
ンチルアンモニウム、塩化テトラヘプチルアンモ
ニウム、塩化1−ラウリル−4−ピコリウム、塩
化ベンジルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジ
ルトリブチルアンモニウムなどである。水と層分
離し得る有機溶剤としてはn−ブタノール、sec
−ブタノール、n−アミルアルコール、n−ヘキ
サン等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル類、メチルイソブチルケトン等のケ
トン類、エチルエーテル、イソプロピルエーテ
ル、n−ブチルエーテル、アニソール、エチレン
グリコールジブチルエーテル等のエーテル類、ク
ロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素等のハ
ロゲン化炭化水素類、ベンゼン、シクロヘキサ
ン、n−ヘキシン等の炭化水素類の単独または混
合溶媒であり、混合溶媒として使用するのが好ま
しい。 以下に本発明の精製方法を実施例をもつて説明
する。ただし、各実施例中の不純物胆汁酸の含量
はガスクロマトグラフイー(日立163型ガスクロ
マトグラフイー。内部標準にコラン酸またはコー
ル酸を使用。)及び薄層クロマトグラフイー〔シ
リカゲル60(メルク社製)、展開溶媒は酢酸エチ
ル:シクロヘキサン:氷酢酸(50:13:3)〕に
よつて測定した。 実施例 1 リトコール酸0.5%、7β−ヒドロキシコラン酸
0.3%、ケノデオキシコール酸1.0%を含有するウ
ルソデオキシコール酸100gを水酸化ナトリウム
10.2g(等モル量)を含有する水溶液3に溶解
し、この水溶液に水酸化トリオクチルメチルアン
モニウム3.47g(純度85%、不純物胆汁酸に対し
て3.59倍モル量)及びシクロヘキサン−sec−ブ
タノール(8:2)の混合溶媒1を加え5分間
撹拌した。液が2層に分離するまで静置してから
下層の水層を分取した。再び水層に水酸化トリオ
クチルメチルアンモニウム2.31g(不純物胆汁酸
に対して2.39.倍モル量)及びシクロヘキサン−
sec−ブタノール(8:2)の混合溶媒を1を
加えて前記と同様の操作を行い水層を分取した。
次いで、液量が2.7になるまで濃縮して水溶液
中に微量に存在する有機溶媒を除去し、この水溶
液中に0.1規定硫酸を滴下すると無定形固体が沈
殿した。これをろ取し、水洗し、乾燥してウルソ
デオキシコール酸94.5g(回収率94.5%)を得
た。リトコール酸は0.04%、7β−ヒドロキシコラ
ン酸は0.01%以下に減少し、ケノデオキシコール
酸は1.0%であつた。 実施例 2 リトコール酸0.4%、7α−ヒドロキシコラン酸
0.2%、3α,7α−ジヒドロキシ−12−ケトコラン
酸2.5%、コール酸0.5%を含有するケノオキシコ
ール酸300gを水酸化カリウム45.3g(等モル量)
を含有する水溶液9に溶解し、この水溶液に水
酸化テトラペンチルアンモニウム4.83g(不純物
胆汁酸に対して3.20倍モル量)及びクロロホルム
−四塩化炭素(1:1)の混合溶媒1を加え5
分間撹拌した。液が2層に分離するまで静置して
から上層の水層を分取した。さらに水酸化テトラ
ペンチルアンモニウム2.4g(不純物胆汁酸に対
して1.59倍モル量)を使用して前記と同様の操作
を2回行つた。分取した水溶液を液量が8にな
るまで減圧濃縮して水溶液中に微量存在する有機
溶媒を除去し、この水溶液中に0.1規定硫酸を滴
下すると無定形固体が沈殿した。これをろ取し、
水洗し、乾燥してケノデオキシコール酸286.5g
(回収率95.5%)を得た。リトコール酸は0.04%、
7α−ヒドロキシコラン酸は0.01%以下に減少し、
3α,7α−ジヒドロキシ−12−ケトコラン酸は2.5
%、コール酸は0.5%であつた。 実施例 3 リトコール酸4.0%、コラン酸2.0%を含有する
3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸2gを炭酸
ナトリウム0.286g(等モル量)を含有する水溶
液50mlに溶解し、この水溶液に水酸化テトラヘプ
チルアンモニウム114.2mg(不純物胆汁酸に対し
て0.824倍モル量)及びn−ブチルエーテル−n
−アミルアルコール(9:1)の混合溶媒25mlを
加え5分間撹拌した。液が2層に分離するまで静
置してから下層の水層を分取した。更に水層につ
いて前記と全く同様の操作を2回行い水層を分取
した。この水溶液中に0.1規定硫酸を滴下すると
無定形固体が沈殿し、これをろ取し、水洗し、乾
燥して3α−ヒドロキシ−7−ケトコラン酸1.70g
(回収率85.0%)を得た。リトコール酸は0.1%、
コラン酸は0.05%以下に減少した。 実施例 4 リトコール酸0.5%、7β−ヒドロキシコラン酸
0.3%、ケノデオキシコール酸10.0%を含有する
ウルソデオキシコール酸50gを水酸化ナトリウム
7.66g(1.5倍モル量)を含有する水溶液1.3に
溶解し、この水溶液に水酸化トリオクチルメチル
アンモニウム1.74g(純度85%、不純物胆汁酸に
対して3.60倍モル量)及びn−ヘキサン−n−ブ
タノール(1:1)の混合溶媒0.5を加え5分
間撹拌した。液が2層に分離するまで静置してか
ら下層の水層を分取した。再び水層へ水酸化トリ
オクチルメチルアンモニウム1.16g(不純物胆汁
酸に対して2.41倍モル量)及び前記と同様の混合
溶媒0.5を加えて前記と同様の操作を行い水層
を分取した。分取した水溶液の液量が1.1にな
るまで減圧濃縮して微量存在する有機溶媒を除去
し、この水溶液中に0.1規定塩酸を滴下すると無
定形固体が沈殿した。これをろ取し、水洗し、乾
燥してウルソデオキシコール酸47.25g(回収率
94.5%)を得た。リトコール酸は0.04%、7β−ヒ
ドロキシコラン酸は0.01%以下に減少したケノデ
オキシコール酸は9.9%であつた。 実施例 5 リトコール酸0.3%、7α−ヒドロキシコラン酸
0.3%を含有するケノデオキシコール酸200gをモ
ノエタノールアミン32.84g(等モル量)を含有
する水溶液6に溶解し、この水溶液に塩化テト
ラヘプチルアンモニウム4.36g(不純物胆汁酸に
対して3.07倍モル量)及びクロロホルム−四塩化
炭素(1:1)の混合溶媒1を加え5分間撹拌
した。液が2層に分離するまで静置してから上層
の水層を分取した。さらに水層に塩化テトラヘプ
チルアンモニウム2.18g(不純物胆汁酸に対して
1.53倍モル量)及び前記と同様の混合溶媒1を
加えて前記と同様の操作を2回行つた。分取した
水溶液を液量が5になるまで濃縮した後0.1規
定硫酸を滴下すると無定形固体が沈殿した。これ
をろ取し、水洗し、乾燥してケノデオキシコール
酸190.0g(回収率95.0%)を得た。リトコール
酸は0.03%、7α−ヒドロキシコラン酸は0.01%以
下に減少した。 実施例 6 リトコール酸0.5%、7β−ヒドロキシコラン酸
0.3%、ケノデオキシコール酸1.2%を含有するウ
ロソデオキシコール酸10gを水酸化ナトリウム
1.02g(等モル量)を含有する水溶液300mlに溶
解し、この水溶液に塩化1−ラウリル−4−ピコ
リニウムの30%水溶液760mg(不純物胆汁酸に対
して3.59倍モル量)及びクロロホルム100mlを加
え5分間撹拌した。液が2層に分離するまで静置
してから下層の水層を分取した。再び水層へ塩化
1−ラウリル−4−ピコリニウムの30%水溶液
507mg(不純物胆汁酸に対して2.40倍モル量)及
びクロロホルム100mlを加え、前記と同様の操作
を行い水層を分取した。次いで、液量が270mlに
なるまで減圧濃縮したのち、水溶液中に0.1規定
塩酸を滴下すると無定形固体が沈殿した。これを
ろ取し、水洗し、乾燥してウルソデオキシコール
酸9.47g(回収率94.7%)を得た。リトコール酸
は0.05%、7β−ヒドロキシコラン酸は0.01%以下
に減少し、ケノデオキシコール酸は1.1%であつ
た。 実施例 7 リトコール酸0.3%、コラン酸0.3%を含有する
ケノデオキシコール酸20gを水酸化カリウム2.86
g(等モル量)を含有する水溶液600mlに溶解し、
この水溶液に塩化ベンジルトリブチルアンモニウ
ムの50%水溶液636mg(不純物胆汁酸に対して
3.13倍モル量)及びクロロホルム−n−ブタノー
ル(8:2)の混合溶媒100mlを加え5分間撹拌
した。液が2層に分離するまで静置してから、上
層の水層を分取した。水層に対して前記と同様の
操作を2回行い水層を分取した。次いで、液量が
550mlになるまで濃縮して、水溶液中に微量存在
する有機溶媒を除去したのち、0.1規定硫酸を滴
下すると無定形固体が沈殿した。これをろ取し、
水洗し、乾燥してケノデオキシコール酸18.7g
(回収率93.5%)を得た。リトコール酸は0.06%、
コラン酸は0.03%に減少した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粗製胆汁酸に水と層分離し得る有機溶剤、ア
ルカリ水溶液および下式で示される第4級アンモ
ニウム塩 〔式中、R1,R2,R3およびR4は同一または異な
つて炭素数1〜30個のアルキル基またはアラルキ
ル基を示し(ただし、R1,R2,R3,R4のうち少
なくとも1つは炭素数3以上のアルキル基または
アラルキル基であり、また、【式】は窒素を 含む複素環を形成してもよい。)、Xは水酸基また
はハロゲン原子を示す。〕 を加えて撹拌したのち、水溶液層を分取し、分取
した水溶液に酸を加えて胆汁酸を沈澱させること
を特徴とする胆汁酸の精製方法。 2 精製する胆汁酸がウルソデオキシコール酸、
ケノデオキシコール酸または3α−ヒドロキシ−
7−ケトコラン酸である特許請求の範囲第1項記
載の精製方法。 3 粗製胆汁酸中に含まれる不純物胆汁酸がリト
コール酸、コラン酸、7α−ヒドロキシコラン酸
または7β−ヒドロキシコラン酸である特許請求
の範囲第1項記載の精製方法。 4 第4級アンモニウム塩が水酸化トリオクチル
メチルアンモニウム、水酸化テトラペンチルアン
モニウム、水酸化テトラヘプチルアンモニウムま
たは塩化テトラヘプチルアンモニウムである特許
請求の範囲第1項の記載の精製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3536084A JPS60181096A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 胆汁酸の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3536084A JPS60181096A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 胆汁酸の精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60181096A JPS60181096A (ja) | 1985-09-14 |
| JPH0364508B2 true JPH0364508B2 (ja) | 1991-10-07 |
Family
ID=12439713
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3536084A Granted JPS60181096A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 胆汁酸の精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60181096A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100658511B1 (ko) * | 2005-12-12 | 2006-12-19 | 주식회사 대웅제약 | 케노데옥시콜린산의 정제 방법 |
| KR100658512B1 (ko) * | 2005-12-30 | 2006-12-19 | 주식회사 대웅제약 | 케노데옥시콜린산의 정제 방법 |
| CN103360454B (zh) * | 2013-05-06 | 2015-12-09 | 广西大学 | 一种从鹅胆汁中分离提纯鹅去氧胆酸的方法 |
-
1984
- 1984-02-28 JP JP3536084A patent/JPS60181096A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60181096A (ja) | 1985-09-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3122448B2 (ja) | ふっ素化胆汁酸誘導体、その製造方法ならびにそれらを含有する製薬組成物 | |
| JPH061797A (ja) | エチレン系不飽和胆汁酸誘導体、その製法およびプレカーサー | |
| US6764545B2 (en) | Production method of epoxide crystal | |
| JPH0717997A (ja) | タウロコラン酸の製造方法 | |
| US4379093A (en) | Process for preparing high purity ursodeoxycholic acid | |
| JP3746174B2 (ja) | モメタゾンフロエートの製造方法 | |
| EP1960416B1 (en) | Purification process for chenodeoxycholic acid | |
| CN102911235A (zh) | 以鹅去氧胆酸为原料生产高纯度熊去氧胆酸 | |
| JPH0364508B2 (ja) | ||
| JP2009512733A (ja) | シクレソニドの改良された製造法 | |
| JP5107262B2 (ja) | ケノデオキシコール酸の精製方法 | |
| JPH0367080B2 (ja) | ||
| JPH0411557B2 (ja) | ||
| EP0058097B1 (fr) | Nouveau procédé de préparation de 17alpha-hydroxy 17bêta-hydroxyacétyl stéroides et produits intermédiaires correspondants obtenus | |
| JPH07116221B2 (ja) | ウルソデオキシコ−ル酸の製造方法 | |
| US2705232A (en) | Ternorcholanylthiazoles | |
| KR100396113B1 (ko) | 타우로우르소데옥시콜린산의 정제방법 | |
| JPS606699A (ja) | 胆汁酸の精製方法 | |
| CN121319104A (zh) | 一种依普利酮中间体的精制方法 | |
| JPH0753524A (ja) | 2−ブチル−4−クロロイミダゾール−5−カルバルデヒドの製造法 | |
| JPH0416478B2 (ja) | ||
| MXPA00000670A (es) | Proceso para la preparacion de furoato de mometasona |