JPH0378548B2 - - Google Patents

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JPH0378548B2
JPH0378548B2 JP61160541A JP16054186A JPH0378548B2 JP H0378548 B2 JPH0378548 B2 JP H0378548B2 JP 61160541 A JP61160541 A JP 61160541A JP 16054186 A JP16054186 A JP 16054186A JP H0378548 B2 JPH0378548 B2 JP H0378548B2
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JP
Japan
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pilot
valve
pressure
port
refrigerant
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Shotaro Wakita
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0378548B2 publication Critical patent/JPH0378548B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は冷凍装置用パイロツト形四路切換弁
に関するものである。
(従来の技術) 冷暖兼用の空気調和機等においては、その冷媒
回路内に四路切換弁を介設し、この四路切換弁の
切換作動によつて、冷房と暖房との冷媒循環サイ
クルの切換えが可能と成されているが、実公昭55
−53825号公報には、パイロツト電磁弁が主弁に
付設されている冷凍装置用パイロツト形四路切換
弁の具体的な構造の例が示されている。第3図に
その四路切換弁の全体構成を示しており、同図の
ように、主弁101の弁本体102は第1、第
2、第3、第4通路103,105,106,1
07を有している。上記第1通路103と第2通
路105とはそれぞれ圧縮機108の吐出配管1
09と吸込配管110に、一方上記第3通路10
6と第4通路107とは液管111によつて互い
に接続された利用側熱交換器112と熱源側熱交
換器113とにそれぞれ接続されている。上記液
管111には減圧器135が介設されている。一
方、上記弁本体102内には、軸方向に摺動自在
で略お椀形状をした弁体114が配置されてお
り、この弁体114が図のように右側位置に位置
するとき、第1通路103と第3通路106、及
び第2通路105と第4通路107の連通状態
が、また左側に位置するとき、第1通路103と
第4通路107、及び第2通路105と第3通路
106の連通がそれぞれ得られるのである。この
ような弁体114の軸方向切換移動を行なうため
に、弁体114にはその軸方向両端部側にそれぞ
れピストン115,116が連結されており、こ
れらのピストン115,116と各端面との間の
パイロツト圧力室117,118の高低圧力状態
を切換えることにより、弁体114の切換移動を
行なうのである。そして、上記圧力状態を切換え
るために、パイロツト電磁弁100が設けられて
おり、このパイロツト電磁弁100の弁本体12
1には、前記吸込配管110に低圧管122によ
り接続された低圧導入口123と、この低圧導入
口123を挟んで第1及び第2通口125,12
6が穿設されている。そして、内部には、2つの
弁部129a,129bを有するパイロツト弁体
129が配置されており、パイロツト弁体129
が、電磁コイル132に通電せずに、バネ133
により、同図のように左側の位置に位置するとき
は、弁部129a側が開弁、弁部129b側が閉
弁となされて第1通口125が低圧導入口123
と連通し、一方、通電して右側に移動したときに
は、弁部129a側が閉弁、弁部129b側が開
弁となされて第2通口126が低圧導入口123
と連通する。そして、上記第1通口125が前記
主弁101の左側パイロツト圧力室117に、ま
た第2通口126が右側パイロツト圧力室118
にそれぞれパイロツト配管119,120により
接続されているのである。そこで、圧縮機108
を駆動し、吐出配管109側に高圧冷媒圧力が、
一方吸込配管110側に低圧冷媒圧力が作用して
いるときに、上記電磁コイル132に通電する
と、吸込配管110の低圧圧力が右側パイロツト
圧力室118に導入され、このことにより、弁体
114を右側に移動させる力が生じるのである。
一方、パイロツト電磁弁100をOFFにした場
合、左側パイロツト圧力室117に低圧が導入さ
れ、このことにより、弁体114は左側へと切換
移動される。このような弁体114の切換移動に
よつて、利用側熱交換器112と熱源側熱交換器
113とを流れる冷媒の方向が切換わり、このこ
とによつて、冷房運転と暖房運転との切換えがな
されるのである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように従来装置における四路切換弁にお
いては、パイロツト電磁弁への通電作動の必要な
冷媒循環サイクル、例えば暖房サイクルで運転を
行なう場合には、その運転の間中、通電しておく
必要があつた。また、暖房運転停止時に、圧縮機
を停止し、その後上記パイロツト電磁弁への通電
をOFFにした時には、パイロツト電磁弁はバネ
力により冷房サイクル側位置に房り、このとき冷
媒配管内には圧縮機停止後もある程度高低差圧状
態が保持されているために、主弁も冷房サイクル
側位置に切換移動する。この時、高圧側と低圧側
とが主弁内で瞬時的に混合するので衝撃音を発す
るという問題もあつた。
この発明は、上記した従来の問題点を解決する
ためになされたものであつて、その目的は、パイ
ロツト電磁弁への通電作動を必要とする側の冷媒
循環サイクルへの切換えが要求されるときにの
み、パイロツト電磁弁に短時間通電し、非通電時
には状態保持形式の、したがつて、省電力化とコ
イル寿命の向上が図れると共に、運転停止時に切
換音の生じない冷凍装置用パイロツト形四路切換
弁を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこで、この発明の冷凍装置用パイロツト形四
路切換弁は、一対の通路6,8と他の対をなす通
路9,10との各対間の連通状態の切換えが二つ
のパイロツト圧力室21,22における高低圧力
の切換えにより可能な主弁1と、圧縮機4の運転
に伴う冷媒回路内の低圧発生部7と上記主弁1の
各パイロツト圧力室21,22との連通状態を切
換えるパイロツト電磁弁2とを有する冷凍装置用
パイロツト形四路切換弁であつて、上記パイロツ
ト電磁弁2のパイロツト弁本体40に、上記冷媒
回路内の低圧発生部7と接続される第1通口42
と、上記各パイロツト圧力室21,22にそれぞ
れ接続される第2、第3通口43,44とを穿設
すると共に、上記パイロツト弁本体40内にパイ
ロツト弁体49を配置し、このパイロツト弁体4
9の通電による移動時に上記第1通口42に第3
通口44を連通させ、一方、通電停止状態での付
勢手段52による復帰時に上記第1通口42に第
2通口43を切換連通させるべく構成し、さら
に、上記主弁1の連通状態の切換えに要する値以
上の高低圧力差が上記冷媒回路内に生じていると
きには、上記通電による移動側へ位置している上
記パイロツト弁体49に作用する上記第1通口4
2側の冷媒圧力による復帰方向への力と、上記第
2通口43側の冷媒圧力による移動方向への力と
の合力が、上記付勢手段52による復帰力よりも
大きくなるよう構成している。
(作用) 上記のように構成されたこの発明の冷媒装置用
パイロツト形四路切換弁においては、例えば冷房
時の冷媒循環サイクル側でパイロツト電磁弁2へ
の通電が必要であるように構成した装置について
説明すると、パイロツト電磁弁2への通電によつ
て第1通口42と第3通口44とが連通する側へ
パイロツト弁体49は移動し、このとき圧縮機4
が運転されて冷媒回路内に高低圧力差が発生して
いると、上記パイロツト電磁弁2における各通口
42,43,44の連通状態に応じて、主弁1の
各パイロツト圧力室21,22へ上記高圧及び低
圧圧力が作用し、その圧力状態に応じた主弁1内
の連通状態の切換え、例えば冷房サイクルを与え
る切換えがなされる。その後、パイロツト電磁弁
2への通電を停止してパイロツト弁体9への電磁
力を解除した場合、パイロツト弁体49へは付勢
手段52による復帰力と共に、各通口42,4
3,44に導入されている冷媒圧力が作用してい
るが、第2通口43側の冷媒圧力による力(通電
による移動側方向へ作用する力)が、第3通口4
4と連通している第1通口42側の冷媒圧力によ
る力(復帰方向に作用する力)と上記付勢手段5
2による復帰力との和よりも大きくなるように成
されているので、パイロツト弁体49は復帰移動
することなく、その位置に保持されることとな
る。したがつて主弁1の各パイロツト圧力室2
1,22における高低圧力状態もそのまま保持さ
れて連通状態の切換わりは生じず、冷房運転が継
続されることとなる。そして圧縮機4を停止して
冷媒回路内の高低圧力差が次次第に低下し、これ
に伴つて上記パイロツト弁体49に作用する冷媒
圧力による力が低下し、付勢手段52の復帰力よ
り小さくなつたときにパイロツト弁体49は通電
停止側へ復帰移動されるのである。しかしなが
ら、このときの冷媒圧力状態は、主弁1の連通状
態の切換えに要する値より小さくなつているため
に、主弁1の各パイロツト圧力室21,22の高
低圧力状態が切換わつても、主弁1内の連通状態
の切換わりは生じない。このような切換作動状態
によつて、上記例では例えば冷房運転を開始する
ときにのみ圧縮機4の起動時に短時間通電するこ
とにより冷媒サイクルの切換えが得られ、その後
は通電の必要はなく、このことにより、省電力化
とコイル寿命の向上が図れ、また運転停止時にも
主弁1における連通状態の切換わりは生じないの
で、切換音が発生するということもないのであ
る。
(実施例) 次に、この発明の冷凍装置用パイロツト形四路
切換弁の具体的な実施例について、図面を参照し
つつ詳細に説明する。
第1図は、この発明の一実施例における冷凍装
置用パイロツト形四路切換弁を冷媒配管系統と共
に示す全体構成図であり、同図のように、冷凍装
置用パイロツト形四路切換弁を冷媒循環サイクル
の切換え機能を有する主弁1と、その切換え作動
を行なうためのパイロツト電磁弁2とにより構成
している。
まず、主弁1の構成について説明すると、円筒
形状の弁本体3には、相対向する側面の略中央部
にそれぞれ対をなす第1、第2通路6,8が、ま
た上記第2通路8を軸方向に挟んで他の対をなす
第3、第4通路9,10がそれぞれ設けられてお
り、上記第1通路6は圧縮機4の吐出配管5に、
また第2通路8は吸込配管7に、さらに第3通路
9と第4通路10とは熱源側熱交換器12と利用
側熱交換器14とに、第1ガス管11と第2ガス
管13とによつてそれぞれ接続されている。上記
熱源側熱交換器12と利用側熱交換器14とは、
キヤピラリチユーブにより構成された減圧器15
の介設された液管16により互いに接続されてい
る。一方、上記弁本体3内には、上記第1〜第4
通路6,8,9,10を連通する流路17が穿設
されており、この流路17内への上記第2〜第4
通路8,9,10の各開口部側は、平面弁座18
として形成されており、この平面弁座18上に弁
体19が摺接されている。この弁体19は、上記
並設されている第2〜第4通路8,9,10の各
開口のうちの2開口を覆い得る軸方向長さを有す
ると共に、その摺動面側には上記覆われた2開口
を連通させる凹部20が形成されており、また、
上記摺動面と反対の側は上記凹部20に沿う曲面
として形成され、第1通路6の開口とは離間して
おり、したがつて、この弁体19が、第1図のよ
うに、右側に位置するときには第1通路6と第3
通路9、及び第2通路8と第4通路10がそれぞ
れ連通する第1通路状態が、一方、図より左側の
位置に位置するときには第1通路6と第4通路1
0、及び第2通路8と第3通路9がそれぞれ連通
する第2連通状態が与えられることとなる。
また、上記弁本体3内には、上記流路17を挟
んで軸方向両側にパイロツト圧力室21,22が
設けられており、これらのパイロツト圧力室2
1,22内には、軸方向移動自在に略同径のピス
トン23,24がそれぞれ配置されている。そし
て、これらのピストン23,24と上記弁体19
とは連結部材25で連結されている。したがつ
て、上記各パイロツト圧力室21,22での圧力
に高低差がある場合に、その差圧による力が上記
各ピストン23,24に作用し、例えば第1図に
おいて、右側のパイロツト圧力室22の方が左側
のパイロツト圧力室21よりも高くなつた場合に
は、両ピストン23,24と共に、弁体19が左
側に移動され、このことにより、上記第1連通状
態から、第2連通状態への切換えがなされるので
ある。なお、上記各ピストン23,24には、上
記流路17側と各パイロツト圧力室21,22側
とを連通する絞り孔27,28がそれぞれ穿設さ
れており、また各パイロツト圧力室21,22の
各端部を覆う端板29,30には、上記各パイロ
ツト圧力室21,22にそれぞれ開口するパイロ
ツトポート31,32が設けられている。
次にパイロツト電磁弁2の構成について説明す
ると、パイロツト弁本体40の軸心方向に穿設さ
れているパイロツト流路41には、第1通口42
と、この第1通口42を挟んで軸方向両側に第2
通口43及び第3通口44とが穿設されており、
上記パイロツト流路41内には、上記第1通口4
2と第2通口43との間に第1弁座45が、また
第1通口42と第3通口44との間には第2弁座
46がそれぞれ形成されている。そして上記第
1、第2弁座45,46に接離し得る第1、第2
弁部47,48を有するパイロツト弁体49が配
置されている。このパイロツト弁体49は、電磁
弁ユニツト50に連結されており、電磁コイル5
1に通電することにより、パイロツト弁体49は
右側に移動されて、第1弁部47が第1弁座45
に当接すると共に、第2弁部48は第2弁座46
より離反し、このことにより第1通口42に第3
通口44が連通する連通状態が得られる。一方、
上記電磁コイル51への通電を停止すると、付勢
手段として設けているリターンバネ52のバネ力
によりパイロツト弁体49は、図の位置より左側
に復帰移動する。この位置では、第1弁部47は
第1弁座45より離反して第1通口42に第2通
口43が連通する共に、第2弁部48が第2弁座
46に当接して、第3通口44は第1通口42よ
り遮断されることとなる。そして、上記第1通口
42は低圧管55により前記吸込配管7に、また
第2通口43と第3通口44とは前記主弁1の各
パイロツトポート31,32にパイロツト配管5
7,58により、それぞれ接続されている。
このように主弁1とパイロツト電磁弁2とを接
続したときに、上記パイロツト電磁弁2における
第1弁座45の口径と、リターンバネ52のバネ
力とにより、次のような復帰移動が得られるよう
に成されている。すなわち、電磁コイル51に通
電して、パイロツト弁体49が右側に移動してい
る時には、パイロツト流路41内においては、第
1弁部47が当接している第1弁座45の箇所で
圧力が区画されており、第2通口43側では、圧
縮機4から吐出される高圧冷媒の圧力が主弁1に
おける左側ピストン23の絞り孔27、左側パイ
ロツト圧力室21、左側パイロツト配管57をそ
れぞれ経由して作用しており、一方、第3通口4
4と連通している第1通口42側では低圧管55
を介して低圧状態にある吸込配管7の圧力と略同
等となつている。以上のことからパイロツト弁体
49には第2通口43側の高圧圧力と、第1通口
42側の低圧圧力との差圧値と、第1弁座45の
口径面積との積に相当する力が第1弁座45にお
ける閉弁方向に作用している。この閉弁力を越え
るバネ力をリターンバネ52が有していなけれ
ば、電磁コイル51の通電を停止してもパイロツ
ト弁体49は復帰移動しないこととなる。そこ
で、この実施例では、圧縮機4を停止して、吐出
配管5側での高圧冷媒圧力と、吸込配管7側での
低圧冷媒圧力との圧力差が次第に低下していき、
その過程において主弁1の各パイロツト圧力室2
1,22の高低圧力状態を切換えても弁体19の
切換移動を成し得ない差圧値より小さくなつた時
に、パイロツト弁体49が、上記パイロツト流路
41内において同様に低下してきた差圧による閉
弁力に打ち勝つてリターンバネ52のバネ力によ
り復帰移動するように成されているのである。5
3はこのような復帰作動状態調整用の調整ばねで
ある。なお、第1図のように、圧縮機4の吐出配
管5と液管16とにはデフロスト用電磁弁60の
介設されたデフロストバイパス配管61が接続さ
れている。
以上のように構成された上記実施例の作動状態
について次に説明する。まず、第1図のように主
弁1における弁体19が右側、すなわち前記第1
連通状態位置にあり、パイロツト電磁弁2の電磁
コイル51に通電し、圧縮機4の運転を開始す
る。このとき圧縮機4から吐出される冷媒は、図
中実線矢印方向に循環して圧縮機4に返流され、
利用側熱交換器14は蒸発器として作用して外部
より吸熱し、したがつて冷房運転としての冷媒循
環サイクルが形成されている。このとき、主弁1
の各パイロツト圧力室21,22には、圧縮機1
から吐出され、吐出配管5、第1通路6を通して
流路17内に流入する高圧ガス冷媒の高圧圧力が
各ピストン23,24に設けてある絞り孔27,
28を通して作用する。一方、上記左側パイロツ
ト圧力室21に接続されているパイロツト配管5
7は、パイロツト電磁弁2のパイロツト弁体49
の第1弁部47によりその流通路は遮断されてお
り、したがつて、上記左側パイロツト圧力室21
は流路17内の高圧圧力と同一圧力に維持され
る。一方、第2弁体48は第2弁座46より離反
しており、このことにより、第1通口42と第3
通口44とが連通し、したがつて、右側のパイロ
ツト圧力室22は右側のパイロツト配管58、低
圧管55を通して、低圧状態にある吸込配管7に
連通している。したがつて、右側のパイロツト圧
力室22を経由して高圧の流路17から低圧の吸
込配管7に向かう冷媒流れが生ずるが、高圧の流
路17と、右側のパイロツト圧力室22との間に
は絞り孔28により流体抵抗が存在しているの
で、この絞り孔28において圧力降下が生じ、し
たがつて、右側のパイロツト圧力室22は低圧状
態となるのである。以上のことから、両パイロツ
ト圧力室21,22間には圧力差が生じており、
これがそれぞれ各ピストン23,24に作用し、
差圧方向の右側へと弁体19を付勢しているので
ある。ここでパイロツト電磁弁2への通電を停止
してパイロツト弁体49を右側に吸引していた電
磁力を解除した場合、パイロツト弁体49には、
リターンバネ52による左側方向へのバネ力と共
に、パイロツト流路41内に導入される冷媒の圧
力が作用している。圧縮機4を定常運転中のこの
冷媒の作用力は、前述したように、リターンバネ
52による復帰力よりも大きいので、電磁コイル
51の通電停止後もパイロツト弁体49の切換移
動は生じず、したがつて、冷房運転を継続するこ
とができるのである。
次に、上記の動作状態から、圧縮機4を停止し
た場合の作動状態について説明する。圧縮機4を
停止すると、それまで冷媒配管内に生じていた高
低圧力は時間経過と共に次第に均圧化され、差圧
は小さくなつていくこととなるが、この差圧低下
の過程で、差圧によるパイロツト弁体49への作
用力よりもリターンバネ52の復帰力の方が大き
くなつた時に、パイロツト弁体49は復帰移動さ
れて各通口42,43,44の連通状態が切換わ
る。しかしながら、前述したように、このとき主
弁1の各パイロツト圧力室21,22における高
低圧力状態が切換わつても、その差圧値では弁体
19の軸方向切換移動を生じ得ないように成され
ているので、主弁1においては停止後も停止前の
連通状態が保持されることとなるのである。した
がつて先の運転サイクルと同じ冷房運転で再起動
する時には圧縮機4の起動時、パイロツト電磁弁
2に通電してパイロツト電磁弁49を右側に移動
し、冷媒配管内に所定の差圧状態が形成される迄
の短時間、上記通電を継続する必要があるが、そ
の他のときは通電の必要はなく、また主弁1内の
連通状態の切換わりは上記操作によつて起動・運
転・停止を通じて生じないのである。
なお、暖房シーズンに入つての暖房サイクルへ
の切換えは、パイロツト電磁弁2へ通電すること
なく圧縮機4を起動することにより、冷媒配管内
の高低差圧の発生の途中で主弁1内の連通状態の
切換えが行なわれ、第1図中、破線矢印方向で示
す冷媒循環サイクルとなつて暖房運転が行なわれ
る。以降パイロツト電磁弁2へ通電せずに起動・
運転・停止することにより、上記冷房サイクル側
の連通状態が保持される。また、暖房運転時に室
外に配置されている熱源側熱交換器12に着霜
し、この除霜操作が必要となつてデフロスト指令
が発生された場合には、前記暖房冷媒循環サイク
ルを継続している状態で第1図のデフロスト用電
磁弁60を開作動し、圧縮機4からの高温吐出ガ
ス冷媒をデフロスト用バイパス配管61を通して
直接熱源側熱交換器12へ供給することにより、
デフロスト運転が行なわれる。
第2図は、上記実施例の操作回路図であり、同
図において、電源ラインA,Bには、第1の接続
配線L1に圧縮機駆動用リレーR1が冷暖切換手
動スイツチS1と温度調節器の温度検出スイツチ
S2とを介して接続されており、冷暖切換スイツ
チS1で冷房側が選択されているときには、上記
温度検出スイツチS2がH側作動のとき(室温が
設定温度より高いとき)に上記圧縮機駆動リレー
R1がON作動して、圧縮機4が運転される。ま
た、冷暖切換スイツチS1で暖房側が選択されて
いるときには、温度検出スイツチS2がH側作動
では圧縮機駆動リレーR1はOFFとなる。この
圧縮機駆動用リレーR1の常開接点R1−1が前
記電磁コイルの通電制御配線12に介設されてお
り、すなわち配線L2においては、2連構成の上
記冷暖切換スイツチS1の冷房側端子に前記パイ
ロツト電磁弁2の電磁コイル51がタイマーTM
の常閉接点TM−1を介して接続されており、し
たがつて、スイツチS1が冷房側に選択されてい
ると、圧縮機駆動用リレーR1がON作動する毎
に、電磁コイル51に通電が開始され、そして、
パイロツト弁体が電磁力により移動した後、通電
を停止してもその移動位置が、保持されることと
なる冷媒配管内の高低圧力差が生じる迄の時間を
見込んで時間設定されているタイマーTMがその
時間経過後、ON作動することにより、接点TM
−1が開となり、電磁コイル51への通電が停止
されるのである。なお接続配線L3はデフロスト
運転時の制御配線であり、除霜制御回路DF内の
着霜量検出スイツチS3が閉成し、これにより前
記のデフロスト用電磁弁60に通電され、これが
開作動し、前述したようなデフロスト運転が行な
われる。
以上の説明のように、従来装置においては、冷
房或いは暖房のいずれかの運転中は、常時パイロ
ツト電磁弁への通電を必要としていたが、上記実
施例においては、パイロツト電磁弁2への通電作
動側の冷媒循環サイクルへの切換えが必要なとき
にのみ、電磁コイルに通電することによつて、切
換えをなし得るのである。したがつて、消費電力
が少なくて済むと共に、電磁コイルの耐久性が向
上し、さらに短時間定格の電磁コイルを使用でき
るため、小型化できることにもなる。また、従来
装置においては、圧縮機の停止と略同時にパイロ
ツト電磁弁への通電を停止する場合には、主弁内
の連通状態が切換わり、このとき、高圧冷媒と低
圧冷媒とが瞬間時に混合するために衝撃音を発生
していたが、上記実施例においては、圧縮機4停
止後に主弁内の切換移動は生じないので、上記の
様な衝撃音は発生しない。
さらに、温度調節に伴う圧縮機のON−OFF制
御運転のような同一冷媒循環サイクルでの間欠運
転時においては、主弁1の連通状態はその循環サ
イクル側に停止中も保持されているので、停止時
の冷媒移動が少なく、再起動時の立上りが迅やか
に行なわれることとなる。
なお、この発明の冷凍装置用パイロツト形四路
切換弁は上記実施例に限定されるものではなく、
種々の変更が可能である。例えば主弁1は、各パ
イロツト圧力室21,22をピストン23,24
に設けている絞り孔27,28を介して高圧側に
連通させる構成としたが、絞り孔に替わる高圧連
通手段を外部配管で構成することも可能である。
また、第2図において説明したパイロツト電磁弁
への通電時間を決めるタイマの替わりに、通電に
伴う自己発熱により温度が上昇し、抵抗が増大し
ていく抵抗−時間特性を有する正特性サーミスタ
を使用することもできる。さらに、上記実施例で
は、冷房サイクル側でパイロツト電磁弁に通電作
動させる構成の装置について説明したが、暖サイ
クル側で通電作動させる装置構成にもこの発明の
四路切換弁を適用することが可能である。また、
上記実施例中のデフロスト用バイパス配管を圧縮
機停止後の冷媒配管内の均圧化時間を短縮するた
めに利用することもできる。
(発明の効果) 上記の説明のように、この発明の冷凍装置用パ
イロツト形四路切換弁においては、パイロツト電
磁弁への通電作動側の冷媒循環サイクルへの切換
えが必要なときにのみ、短時間通電することによ
り切換えをなし得、また、通電停止後は移動後の
静止位置が保持されることとなるので、省電力化
及び電磁コイルの電気的寿命の向上が図れると共
に、運転停止時の切換音の発生を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体構成を示す
部分断面図を含む冷媒回路図、第2図は第1図の
装置の操作回路図、第3図は従来装置の全体構成
を示す冷媒回路図である。 1…主弁、2…パイロツト電磁弁、4…圧縮
機、6…第1通路、7…吸込配管(低圧発生部)、
8…第2通路、9……第3通路、10……第4通
路、21,22…パイロツト圧力室、40…パイ
ロツト弁本体、42…第1通口、43…第2通
口、44…第3通口、49…パイロツト弁体、5
2…リターンバネ(付勢手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一対の通路6,8と他の対をなす通路9,1
    0との各対間の連通状態の切換えが二つのパイロ
    ツト圧力室21,22における高低圧力の切換え
    により可能な主弁弁1と、圧縮機4の運転に伴う
    冷媒回路内の低圧発生部7と上記主弁1の各パイ
    ロツト圧力室21,22との連通状態を切換える
    パイロツト電磁弁2とを有する冷凍装置用パイロ
    ツト形四路切換弁であつて、上記パイロツト電磁
    弁2のパイロツト弁本体40に、上記冷媒回路内
    の低圧発生部7と接続される第1通口42と、上
    記各パイロツト圧力室21,22にそれぞれ接続
    される第2、第3通口43,44とを穿設すると
    共に、上記パイロツト弁本体40内にパイロツト
    弁体49を配置し、このパイロツト弁体49の通
    電による移動時に上記第1通口42に第3通口4
    4を連通させ、一方、通電停止状態での付勢手段
    52による復帰時に上記第1通口42に第2通口
    43を切換連通させるべく構成し、さらに、上記
    主弁1の連通状態の切換えに要する値以上の高低
    圧力差が上記冷媒回路内に生じているときには、
    上記通電による移動側へ位置している上記パイロ
    ツト弁体49に作用する上記第1通口42側の冷
    媒圧力による復帰方向への力と、上記第2通口4
    3側の冷媒圧力による移動方向への力との合力
    が、上記付勢手段52による復帰力よりも大きく
    なるよう構成することを特徴とする冷凍装置用パ
    イロツト形四路切換弁。
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