JPH04106144U - 歯車潤滑機構 - Google Patents

歯車潤滑機構

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JPH04106144U
JPH04106144U JP2347291U JP2347291U JPH04106144U JP H04106144 U JPH04106144 U JP H04106144U JP 2347291 U JP2347291 U JP 2347291U JP 2347291 U JP2347291 U JP 2347291U JP H04106144 U JPH04106144 U JP H04106144U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 歯車機構において油潤滑が困難な場所への歯
車潤滑を可能とする。 【構成】 潤滑すべき歯車21の側面に、円筒状の油溜
23aを成形した油受23を同心一体に設け、この油溜
から軸方向に潤滑すべき歯面に複数個の油孔25をあ
け、入口側より出口側が回転中心より遠い距離となるよ
うに穿設して、遠心力により油を遠く離れた歯面に送り
込むことができて充分な潤滑を行わせうる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は歯車歯面への潤滑が困難な歯車配置において好適な歯車潤滑機構に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来歯車の潤滑は各種の機構が知られている。例えば第1の機構は図2に示す ように、歯車箱1の底部に油溜2を設けて潤滑すべき歯車3の一部分を潤滑油の 中に浸しておき、歯車の回転で歯面全体が潤滑油の中を通ることによって潤滑さ れる。 第2の機構は図3に示すように潤滑すべき歯車4の上部位に外部より油路5若 しくは油溝などによって潤滑油を歯面に自然滴下又はポンプ等により圧送して噴 射させて潤滑している。 第3の機構は図4に示すように歯車軸承本体部分6にグリス7等の潤滑油を充 填密封してその中を歯車8が回転し潤滑される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
第1の機構では潤滑油溜が必要であり複数個の歯車がある場合その径が異なる のが普通であって同じ程度に充分な潤滑が行われない。また複雑な機構上或いは 歯車軸が水平でない場合には油溜が設定でき難いなどの問題がある。 第2の機構では油管を配置するための空間や構造を設計的に確保しなければな らない。また送油する場合はポンプ等の送油装置が必要となりコスト高となる問 題がある。 第3の機構ではグリスを充填するための構造的な制約が大きく、高速回転には 不向きであるなどの問題がある。
【0004】 本考案は従来の技術のこのような問題点に鑑みなされたもので、その目的とす るところは従来技術では潤滑困難であった限られた場所へ配置した歯車への潤滑 を可能とし歯車機構や歯車配置場所の制限が減少し機械全体のコンパクト化及び 潤滑装置の低コスト化をなしうる歯車潤滑機構を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案は、潤滑しようとする歯車の側面に円筒状 油溜を形成する油受けを同心に一体回転可能に取付け、該油溜より歯車歯面に油 を供給する油孔を歯面側が同歯車軸心より遠くなるように穿設してなり、油受の 油を遠心力により遠く離れた歯面に送るものである。
【0006】
【作用】
歯車が回転されると一体回転する油受の潤滑油は遠心力により歯車内部の油孔 に送られ油孔出口が入口より回転中心より遠い距離にあるので、油孔通過中も遠 心力が作用して圧送ポンプを要せず遠く離れた噛合い歯面に充分な潤滑を行う。
【0007】
【実施例】
以下図1にもとづき説明する。 例えばマシニングセンタの主軸頭に装着されるアタッチメント主軸台11には 補助主軸頭12が両側の軸受13によって旋回可能に軸承されている。補助主軸 頭12には補助主軸15が軸受16によって補助主軸頭12の旋回中心と直角方 向で回転可能に軸承されているとともに傘歯車17が取付けられている。
【0008】 補助主軸頭12にはまた補助主軸15の軸心と直角方向両側に中間軸18が突 設されていてその両端が軸受19で回転可能にアタッチメント主軸台11のブラ ケットに軸承され、図示しない割出駆動機構によって主軸15が180°反転割 出されるようになっている。
【0009】 中間軸18上には軸受20により補助主軸15の傘歯車17と噛合う傘歯車2 1bが一端に刻設され、他端に平歯車21aが刻設された歯車21が回転可能に 軸承されている。平歯車21aはアタッチメント主軸台11に軸承された図示し ない本機の主軸に噛み合う駆動歯車群から回転が伝達される平歯車22に噛み合 っている。そして歯車21の平歯車21a側端面には円筒状の油溜部23aを形 成した油受23が同心に止ビスで取付けられている。油溜部23aは歯車21の 回転による遠心力で油が外方に寄せられたときに散逸しない形状であることが必 要であって、本例では油溜部断面が鍵形に形成されている。
【0010】 この油溜部23aの同一円周上に複数個の油孔が開口され、この開口より油孔 25が傘歯車21bの歯面に向けて複数本軸方向に穿孔されている。そして油孔 入口25aに対し出口25bは中間軸18の中心より遠い距離となっている。そ して油受23の下側には油を供給する油管26が設けられている。 さらにアタッチメント主軸台11の平歯車21aの下部位には油溜り27が形 成されており、潤滑油を供給する油管28が取付けられいる。そしてこの油溜り 27に平歯車21aの一部分が浸っている。
【0011】 このように構成されたものにおいて、図示しない主軸が回転されると油圧ポン プ等で油管26及び28に送油される。 補助主軸の回転は平歯車22に伝達され平歯車21a,傘歯車21bを介して 傘歯車17が回転されることにより工具を装着した補助主軸15が回転される。 歯車21の回転にともない油受23も一体に回転されるので潤滑油は遠心力に よって油溜部23aの奥に押され油孔25の各入口25aより油孔25に送られ る。油孔自体が入口より出口の方が回転中心より遠い距離にあるので油孔通過中 も遠心力が働きとどこおることなく出口25bより遠く離れた傘歯車21bの噛 合面に供給される。一方平歯車21aは油溜り27の中を通ることによって潤滑 される。
【0012】
【考案の効果】
上述のように構成したので本考案は以下の効果を奏する。 構造上歯車箱外壁部に配管穴を設けることが不可能な場合でも送油潤滑が充分 に行われる。また送油管を通す空間の省略により省空間の機械設計が可能となっ て機械のコンパクト化が実現されうる。さらに遠心力により送油するので送油装 置が不要で遠い場所へも可能である。したがってアタッチメント主軸台等のコス ト低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の機構断面図である。
【図2】従来の油溜通過潤滑方式を示す図である。
【図3】従来の滴下型潤滑方式を示す図である。
【図4】従来の注入グリス潤滑方式を示す図である。
【符号の説明】
11 アタッチメント主軸台 12 補助主軸頭 15 補助主軸 17 傘歯車 18 中間軸 21,22 歯車 23 油受 23a,27 油溜り 25 油孔 26,28 油管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑しようとする歯車の側面に円筒状油
    溜を形成する油受けを同心に一体回転可能に取付け、該
    油溜より歯車歯面に油を供給する油孔を歯面側が同歯車
    軸心より遠くなるように穿設してなり、油受の油を遠心
    力により遠く離れた歯面に送ることを特徴とする歯車潤
    滑機構。
JP2347291U 1991-02-25 1991-02-25 歯車潤滑機構 Expired - Fee Related JPH088059Y2 (ja)

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JPH088059Y2 JPH088059Y2 (ja) 1996-03-06

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