JPH0411083B2 - - Google Patents

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JPH0411083B2
JPH0411083B2 JP63179926A JP17992688A JPH0411083B2 JP H0411083 B2 JPH0411083 B2 JP H0411083B2 JP 63179926 A JP63179926 A JP 63179926A JP 17992688 A JP17992688 A JP 17992688A JP H0411083 B2 JPH0411083 B2 JP H0411083B2
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wedge
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shaped
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明はセメント、合成樹脂、粘土等により成
形品を製造するための内型に係り、特に、内型の
据え付け、成形品の取り出しを容易にした拡縮自
在な内型に関する。
〔従来の技術〕
従来、成形品を製造する際に用いる内型は、成
形品取り出しを容易にするため、分解・組立て可
能にボルト締結された複数の部材から構成された
ものが知られている。しかし、かかる従来の内型
を分解・組立てする際には、作業者が該内型内に
てボルト解放・締結作業を行なわねばならず、ま
た、細かく分解した内型を何度かに分けて抜き取
る必要があり、作業性が極めて悪いという問題が
あつた。
そこで、例えば、特公昭58−20764号公報記載
の如く、上から下へ縮幅するくさび形型枠部材
(以後縮幅型枠という)と、上から下へ拡幅する
くさび形型枠部材(以後拡幅型枠という)とを滑
動面にて連接した拡縮自在な内型が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記拡縮自在な内型においては、成
形品製造後、該成形品を取り出す際には外型を離
脱した後に、拡幅型枠をクレーンで吊り上げるこ
とにより内型と成形品とを密着させて、該成形品
を内型ごと他の場所へ移動し、その後縮幅型枠を
クレーンで吊り上げて内型を縮幅せしめて抜き取
つていた。こうして抜き取られた内型、再び成形
品を製造すべく、所定の位置へ移動され、拡幅型
枠が底型上に接地された後、縮幅型枠を自重にて
落下せしめ、最後に該縮幅型枠に設けられた貫通
ボルトを締め付けて底型上に据え付けられてい
た。
そのため、内型を抜き取る際に必要な広い作業
スペースを要し、該作業スペースをカバーするこ
とができる様にクレーンを配設する必要があり大
規模な設備を必要とするという問題があつた。ま
た、成形品と内型とを同時に吊り上げるため、ク
レーンに対する負荷が大きくなり、成形品のみを
吊り上げるに比し吊り上げ能力の大きなクレーン
を必要とするという問題があつた。
さらに、成形品は内型と密着されて吊り上げら
れる際に、内側より押圧される状態となるため、
成形品にき裂が入る等の損傷が起こつたり、場合
によつては成形品が破裂するという恐れもあつ
た。特に、脆弱な成形材料例えば、粘土等を用い
て成形品を製造する場合にはかかる成形品の損傷
により生産性が低下するという問題が考えられ
た。
また、成形品取り出し後に再び内型を据え付け
る際にはクレーン操作、位置決め作業には熟練を
要し、また、最終的に貫通ボルトを締め付けねば
ならず、生産性向上の上で問題があつた。つま
り、縮幅型枠を所定位置にセツトしただけでは、
単に自重で立つているだけで安定性に欠けるた
め、これを貫通ボルトで固定しなければならなか
つたのである。これは、この縮幅型枠と拡幅型枠
とにより内型を形成するという構成を採用したた
め避けることのできない問題である。加えて、こ
の内型では、筒状成形品製造には使用できるもの
の、箱状成形品製造には使用できないという問題
があつた。
発明の構成 本発明はかかる問題点を解決すべく、鋭意工夫
の末になされたものであつて、以下の構成を採用
したものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明の要旨とするところは、 底型上に設置され、上から下へ縮幅する第1の
くさび形型枠部材と、上から下へ拡幅する第2の
くさび形型枠部材とを備え、 該第1のくさび形型枠部材と該第2のくさび形
型枠部材とが互いに滑動可能な滑動面を介して連
接され、両くさび形型枠部材の上下方向相対位置
関係を変更することにより拡縮自在な内型におい
て、 上記第1のくさび形型枠部材の重心を通る鉛直
線上で該第1のくさび形型枠部材と連結され、該
第1のくさび形型枠部材を底型に対して鉛直方向
に押し上げもしくは引き上げると共に鉛直方向に
引き下げもしくは押し下げることのできるアクチ
ユエータを、上記底型の中心に直接又は介在物を
介して取り付けたことを特徴とする内型にある。
〔作用〕
本発明の内型によれば、底型上に据え付ける際
には、上記アクチユエータにより、上記第1のく
さび形型枠部材を下方へ移動させることにより第
1のくさび形型枠部材と第2のくさび形型枠部材
を拡幅方向へ移動し、内型を成形品製造可能な状
態にすることができる。この際、第2のくさび形
型枠部材は当初より底型上に接地されており、後
述の縮幅の際にも、底型に対し、所定の範囲内
で、水平方向に摺動するので、底型上での位置決
めを要さない。
次に、成形品が製造されると、上記アクチユエ
ータにより第1のくさび形型枠部材を上方へ移動
させることにより内型を縮幅せしめる。その結
果、成形品と内型との間にはすきま間ができ、成
形品を容易に取り出すことができる。この際、第
2のくさび形型枠部材は、底型上に接地されたま
ま内型縮幅方向へ移動されており、成形品取り出
し後に上述の如くアクチユエータにより第1のく
さび形型枠部材を下方へ移動すれば、再び内型は
拡幅されて成形品製造可能な状態となる。ここ
で、内型を再び成形品製造可能な状態にするにあ
たり、第2のくさび形型枠部材は上述の如く底型
上に接地した状態のままであるため、何ら位置決
めをせずとも、底型上を再び拡幅位置へと確実に
移動するのである。
ここで、アクチユエータは、第1のくさび形型
枠部材を押し上げと引き下げ(もしくは引き上げ
と押し下げ)とを積極的になし得る構成のもので
あり、底型の中心において第1のくさび形型枠部
材の重心に直接鉛直方向の押し上力げ力及び引き
下げ力(もしくは引き上げ力及び押し下げ力)を
作用させる構成であるから、ワイヤ吊りの場合の
様な型の揺れが発生するおそれがない。
従つて、本発明の内型によれば、安定的に上下
動を行わせることができる。
また、本発明では積極的な引き下げ(もしくは
押し下げ)ができることにより、第1のくさび形
型枠部材を底型にしつかりと引き付けて(もしく
は押し付けて)おくことができ、内型の自動的な
位置合わせと固定が可能である。従つて、貫通ボ
ルトで固定するといつた構成を採用することな
く、内型を底型に対して適正な位置に安定的にセ
ツトすることができる。
尚、本発明の内型を箱状成形品を製造するのに
使用すれば、箱状成形品は第1のくさび形型枠部
材の上昇分だけ底型上から押しあげられており、
成形品取り出しの際には底型と成形品とを離型さ
せる必要がなく、極めて容易に成形品を取り出せ
るのである。
〔実施例〕
次に、本発明の一実施例につき、図面に基づい
て説明する。
第1図、第2図には本発明の内型を内部に収納
した型枠全体を、第3図イ〜ハには底型を、第4
図イ,ロには拡幅状態の内型を、第5図イ,ロに
は縮幅状態の内型を、第6図イ〜ハには移動側板
を、第7図イ,ロには型枠上部の間隔を調節する
間隔調節部材を、第8図には移動側板下部の固定
機構を示す。
本実施例はボツクスカルバート水路用セメント
成形品の成形型枠に本発明の内型を適用したもの
であり、成形型枠1は底型10と、底型10上に
設置された内型30と、内型30を囲む様に底型
10の四方に配設された外型50と、底型10に
配設され、内型30を拡縮作動するアクチユエー
タ70とからなる。
底型10は平行に配設されたレール部材11
a,11bと、レール部材11a,11bの中央
にH型に配置された桁部材13a〜13cと、桁
部材13a〜13cの上に載置された、第3図ハ
に示す如き断面形状の底型枠14とからなる。底
型枠14は、第3図イの如く平面八角形状の開口
部を有する底板15と、底板15の辺縁に垂直に
設けられた内外の側板17a,17bと、側板1
7a,17b上に設けられ、成形品100の下端
に嵌合用段部を形成すべく折曲された天板19と
からなる略口の字状の枠である。尚、内側板17
aの上部全周にはパツキング材を嵌合するための
溝21aが設けてあり、外側板17bはレール部
材11a,11bと直交する辺の上部に同様の溝
21bが設けてある。また、天板19はレール部
材11a,11bと平行な辺において外型50を
構成する側板51a,51bの下端と連結されて
いる。
内型30は、対向して配設された一対の上から
下へ縮幅する第1のくさび形型枠部材31a,3
1bと、第1のくさび形型枠部材31a,31b
と隣りあわせに配設された一対の上から下へ拡幅
する第2のくさび形型枠部材33a,33bとか
らなり、各くさび形型枠部材間には滑動面が形成
されている。即ち、第1のくさび形型枠部材31
a,31bの両側端縁には滑動板35a〜35d
が内型30の内部へ向かい周面36a,36bに
垂直に突設されており、同様に第2のくさび形型
枠部材33a,33bには滑動板37a〜37d
が設けられ、各滑動板35a〜35d、37a〜
37dにより滑動面が形成されている。
ここで、滑動板37a〜37dには中心線上に
各4個の細長いスライド孔39が設けてあり、滑
動板8a〜35c及び滑動板37a〜37cを貫
通し、スライド孔39内を摺動するスライド片4
1が滑動板35a〜35cの所定位置に各4個ボ
ルト締結により固着されている。スライド片41
の貫通側端部には摺動ローラ43が各々設けられ
て滑動板37a〜37c上を摺動自在とされてい
る。
またアクチユエータ70は第4図ロに示す如
く、桁部材13c上にボルト締結されて内型10
の中心に配設されている。アクチユエータ70は
油圧シリンダであり、ロツド71の上端を第1の
くさび形型枠部材31a,31b間にリンク45
を介して配設されたアーム部材47の中心部下面
に揺動自在にピン接合されている。尚、アクチユ
エータ70への油圧の供給は図示省略したが桁部
材13a又は13bに設けた開口孔より成形型枠
1の外部へ導設された油圧管を介して油圧源より
供給される。
次に、外型50につき説明する。外型50は、
前述の如く底型10に下端を連結された側板51
a,51bと、レール部材11a,11bに沿つ
て移動可能な移動側板51c,51dとからな
る。
移動側板51c,51dは板材52からなり、
下部には各2個の車輪53を備える下部枠55が
左右に設けられており、下部枠55の端部には
各々支柱57が立設されている。支柱57上部に
は、支柱間に差し渡される様に配設された揺動軸
59を備え、揺動軸59の端部には揺動レバー6
1が設けられている。揺動軸59は第6図ロの如
く、支柱57の中心部分にて切断された状態とな
つており、該切断部は揺動軸59に対して偏心す
る偏心軸63にて接続されている。
偏心軸63にはリンク65の一端が軸支されて
おり、リンク65の他端は板材52の所定位置に
て軸支されている。また、板材52は補強材によ
り適当に補強されているが、図示の如く、下部に
非補強部67を備えている。非補強部67は後述
の如く、揺動レバー61を操作した場合にはヒン
ジ部として作用する。
尚、側板51a,51bも、車輪53の構成を
除き、移動側板51c,51dと同様の構成であ
る。また、各側板51a〜51dの上部には成形
品100により水路を形成する際に成形品同士が
嵌合する様に成形品100の上端に嵌合段部を形
成するための上型80が設けられている。
内型30の上端部には間隔調節部材90が配設
されている。間隔調節部材90は内型30の上端
部に一端を揺動可能に軸支されたロツド91と、
ロツド91の自由端にナツトにより螺着された押
えアーム93と、押えアーム93の自由端に揺動
可能に軸支された締付けアーム95とからなる。
押えアーム93は図示の如くロツド91の軸心に
対し上方へ偏心して設けられ、自由端を該軸心よ
り下方になる様に屈曲されたへの字状を呈してお
り、締付アーム95は該屈曲された先端に、支軸
97の中心がロツド部材91の軸心より下方にな
る様に軸支されている。また、締付アーム95の
自由端には図示の如く外型50の上端部に設けら
れた引掛棒99を引掛ける切欠部101が設けら
れ、支軸97側端部には揺動レバー103が設け
られている。
切欠部101は第7図イに示す如く、引掛棒9
9を引掛けた後、締付アーム95を間隔調節方向
(図示反時計方向)へ揺動することにより押えア
ーム93と締付アーム95とにより引掛棒99を
ロツド91の軸心上にて挾持可能に設けられてい
る。
次に、成形型枠1により成形品100を製造
し、取り出す際の手順に従つて各構成により実現
される作用につき説明する。
まず成形型枠1の組立てにつき説明すると、上
述の如く、底型10は中心に略口の字状の凹入部
分を有しており、該凹入部分内に内型30が収ま
り、内型30外壁面と底型枠14の内側板17a
とがパツキング材を介して密着されることにより
内型30が成形品100製造可能な状態にされ
る。このとき、アクチユエータ70は、第1のく
さび形型枠部材31a,31bを下方へ移動する
様作用しており、該下方への移動に伴ない、滑動
面35a〜35d、37a〜37dを介して第2
のくさび形型枠部材33a,33bが拡幅方向へ
移動される。この際、第2のくさび形型枠部材3
3a,33bは、予じめ桁部材13a〜13c上
に接地した状態であり、アクチユエータ70は底
型10の中心に設置されているため、何ら位置合
せをすることなく底型枠14に密着する位置へ移
動される。ここで、底型10の底部に該当する部
分を桁部材13a〜13cにて構成したことによ
り、第2のくさび形型枠部材33a,33bの接
地面積が小さいため拡縮移動の際の接地部の摩擦
力が小さく、上述の動作が円滑に実行される。
次に、外型50が組み立てられる。移動側板5
1c,51dが所定の位置まで移動され、隣り合
う側板同士がクランプ109により締付けられ
る。この際、各側板51a〜51dは第6図イに
て実線で示される如く底型10に対して垂直とな
る様にされた状態にて締付け組立てられる。尚、
この際に、第6図イの矢印方向へ揺動レバー61
を揺動し、図示二点鎖線の如く移動側板51dを
傾斜させた状態にて側板51a,51bと隣接す
る位置まで移動し、その後、揺動レバー61を図
示反矢印方向へ揺動することにより、側板51
a,51b間に上型80を圧入せしめて位置合せ
することができる。上型80は、第2図に示す如
く、各側板51a〜51d上部にて両側端をテー
パ状に形成されており、上記手順にて側板51a
〜51dを組立てれば、隣り合う上型80同士の
作用により容易に位置合せができる。
また、移動側板51c,51dの下部は、第8
図に示す如く、間隔調節部材90と同様の締付け
部材110を備えており、同様の構成については
ロツド91に対しロツド111の如く、第7図
イ,ロに示す部材番号に20を加えた番号を付し
て示しており、詳しい説明は省略する。尚、間隔
調節部材90と異り、ロツド111の図示右端は
下枠55に設けられたスライド部材125に、ピ
ン127を介して摺動自在にされており、締付ア
ーム115は切欠部を有さず、直接引掛棒119
に軸支されている。そして、締付けの際には揺動
レバー113が図示矢印方向へ揺動されることに
より、ピン127がスライド部材125上を摺動
し、底型枠14下部に設けられたフツク129へ
導かれ、フツク129と引掛棒119との間を締
付ける様に構成されている。
以上の如くして底型10、内型30、外型50
が所定位置に組立てられると、間隔調節部材90
により内型30と外型50との間隔が所定に維持
される。尚、図示省略したが、本実施例において
間隔調節部材は各くさび形型枠部材31a,31
b,33a,33bの角部に各2個ずつ、計8個
設けてあり、各側板51a〜51dは内型30に
対してそれぞれ2箇所にて所定間隔を維持可能と
されている。
次に、第4図イ,ロに基づき、成形品100の
製造、取り出しにつき説明する。
まず、上述の如くして組立てられた成形型枠1
の成形空間内にセメント等の成形材料が注入され
る。その後、所定時間経過して成形材料が固化し
成形品100が第4図ロの如く製造される。
次に、間隔調節部材90、クランプ109、締
付部材110がすべて解放状態とされ、移動側板
51c,51dが成形品100取り出し可能位置
へと移動される。この際、上型80と成形品10
0の頂部面が、また、板材52と成形品100の
側面が互いに密着している。そこで、上記移動を
容易ならしめるために、予じめ揺動レバー61を
操作して非補強部67を中心に板材52を傾倒さ
せて上述の密着状態を解消した後に移動側板51
c,51dを成形品100取り出し可能位置へと
移動するのである。また、他の側板51a,51
bも、同様に傾倒されることにより、成形品10
0と外型50との密着状態が解消される。
続いて、アクチユエータ70を駆動して、アー
ム47を上方へ押し上げることにより、リンク4
5にてアーム47と連接された各第1くさび形型
枠部材31a,31bが上方に押し上げられる。
これに伴ない、スライド片43はスライド孔39
の上端へ移動し、滑動面の傾斜分に相当する量だ
け、第2のくさび形型枠部材33a,33bが内
型30の中心方向へ向い移動される。同時に、第
1のくさび形型枠部材31a,31b同士もリン
ク45の作用により接近方向へ移動し、内型30
は全体としてアクチユエータ70を中心に縮幅状
態となる。その結果、成形品100と内型30と
の間にはすきまが形成され、成形品100はクレ
ーン等により容易に取り出される。
その後、再び成形品を製造する場合には、上述
の成形型枠1の組立て手順に従い、アクチユエー
タ70、移動側板51c,51d、揺動レバー6
1が操作され、間隔調節部材90、クランプ10
9、締付部材110により所定の位置関係に各型
が容易、かつ、確実に組立てられる。
ここで、本実施例において採用した間隔調節部
材90の作用効果につき第9図イ〜ハ及び第10
図に基づいてさらに詳しく説明する。
間隔調節部材90は上述の如く構成されている
ことにより、型枠間の間隔調節に際して、まず第
9図イに示す如く引掛棒99を切欠部101にて
引掛けた後に、図示反時計方向に揺動レバー10
3を操作する。すると、外型50は内型30へ近
接する方向へ移動される。第9図ロに示す如く、
ロツド91の支軸と締付アーム95の支軸97
と、引掛棒99とが一直線上になる位置まで揺動
レバー103が揺動されたときに内型30と外型
50との間隔は最も小さくなる。その後、さらに
揺動レバー103を操作し、第9図ハの如く、引
掛棒が図示D−D線の上方に位置して押えアーム
93と締付アーム95との間に挾持されることと
なる。ここで、第9図イの状態から同ロの状態へ
と揺動レバー103が操作されることにより、外
型50は内型30に対し、一旦最接近位置へと引
き寄せられた後に、最終的に締付けられる際には
図示の如く△dだけ押し戻されることとなる。
また、クランプ109を揺動して隣合う側板同
士51a〜51dを外から内側へ押し付けて互い
の垂直辺同士を強く接触させる。
この結果、間隔調節部材90の作用により側板
51a〜51dの上部はその位置より内側へは入
り込めず、クランプ109の作用により側板51
a〜51dの中央部はその位置よりも外側へ広が
ることがない。
そして、外型50と内型30の間にセメント等
が注入された場合の外型50に作用する力関係を
表示するならば、第10図の様になる。
即ち、外型50は、セメントの圧力pにより外
部へ押し広げようとする力を受けるが、中央部で
はクランプ109による広がり防止と共に内側へ
の反力F2が生じ、一方、上部では間隔調節部材
90が突つ張り棒の役目をして外向きの反力F1
を作用させ、下端にも外向きの反力F3が作用す
る。これらは釣合関係を保つことになるから、成
形品製造中の外型50の釣合関係は、図示の如く
内に凸の梁の如き関係になるものと考えられる。
この結果、外型50の中央部が膨らむことがな
い。
また、締付アーム95は、いわゆるデツドポイ
ントを越えてセツトされているから、水平方向の
荷重に対して間隔調節部材90の長さが変化する
ことがない。
加えて、クランプ109も水平方向の荷重が加
わつたとしても、これも揺動されることはない。
従つて、締付部材110に過大な荷重が加わつた
り、外型が外へ膨らむことがなく、特に長尺物を
成形する場合には、本実施例に示す如く内外型3
0,50の上部を間隔調節部材90にて締め付け
るのでよく、外型50の外周に膨らみ防止用のバ
ンド等を固定する必要がなく、極めて簡便にして
精度のよい成形品を製造することができる。
以上説明したように、本実施例の成形型枠1に
よれば、アクチユエータ70を底型10の中心に
配設したことにより、各くさび形型枠部材31
a,31b,33a,33bは拡幅時、縮幅時共
に、それぞれが偏心することなく所定位置へ移動
され、円滑に作業できる。また、成形品製造時
に、アクチユエータ70が内型拡幅方向へ作用す
るように若干油圧を加え気味にしておけば、パツ
キング材を介して各くさび形型枠部材31a,3
1b,33a,33bが底型枠14の内側板17
aに密着し、成形材料が内型30内に侵入するの
を確実に防止できる。従つて、上述の密着部は高
精度の加工をしなくてよく、内型製造が簡便とな
つた。さらに、第2のくさび形型枠部材33a,
33bは、常に、底型10上に接地されているた
め、拡縮動作の際に、滑動面がガタついたり、ず
れたりする心配がなく、従来の如く滑動面に凹部
と凸部を形成して嵌合させる必要がなく、やは
り、内型の製造が簡便となつた。その結果、内型
30を簡便かつ確実に成形品製造位置に据え付け
ることができると共に、成形品取り出しが容易で
あり、大能力のクレーンや広い作業スペースを必
要としない。また、底型枠14により移動を規制
されることから、成形品取り出し時に内型30が
誤つて拡幅することがなく、成形品にき裂等の損
傷が生ずることがない。その結果、作業性、生産
性共に向上することができる。
また、外型50を移動側板51c,51dを含
む複数の側板51a〜51dにて構成し、各側板
51a〜51dを揺動レバー61により傾倒位置
と直立位置とを取り得る様構成したことにより、
外型50の離脱操作が極めて容易となり、また、
外型50を組立てる際には、上型80のテーパ部
の存在と共に、簡便かつ正確に位置合わせが可能
である。
さらに、間隔調節部材90により、外型50の
膨らみや、ずれを防止でき、精度よく成形品を製
造することができる。
以上、本発明の一実施例につき説明したが、本
発明は何らこれに限定されるものでなく、その要
旨を逸脱しない範囲の種々なる態様を採用するこ
とができる。
例えば、アクチユエータ70は油圧シリンダに
限らず、電動としてもよい。また、アクチユエー
タ70は底型10の中心に配設しなくてもよく、
例えばアーム47側に配設してもよく、また、底
型10に配設する場合にもアーム47をまたぐ、
例えば門型構造物を設け、該門型構造物の下部よ
りアーム47を引き上げ、押し下げる様に配設し
てもよい。さらに、内型の上面に天板、シート部
材などを配置し、箱状成形物を製造するのに用い
てもよく、その場合には、内型縮幅に伴ない、箱
状成形物を底型からも離脱することができ、取り
出し容易となる。また、第1のくさび形型枠部材
と第2のくさび形型枠部材とは各1つずつにて、
即ち、内型は4分割に限らず、2分割、3分割等
としてもよく、その場合は従来の如くクレーン吊
りではバランスがとれず危険であつたが、本発明
によれば何ら危険はない。さらに、多くの分割と
することもできることはもちろんである。
発明の効果 以上説明した如く、本発明の内型によれば、成
形品取り出しが容易であり、成形品製造時及び取
り出し後再び製造するに当たり内型据え付けが極
めて容易かつ正確に行なえる。また、成形品取り
出し用クレーン等は過大な能力を必要とせず、作
業スペースも小さくてすむ。さらに、成形品に対
して、き裂が生じたり、脆弱な成形材料を用いて
も破裂することなく取り出すことができる。その
結果、作業性、生産性を大幅に向上すると共に、
過大な付帯設備を要せず、極めて有益なる効果を
もたらすものである。
また、アクチユエータが、第1のくさび形型枠
部材の押し上げ及び引き下げ(もしくは引き下げ
及び押し上げ)を積極的になし得る構成のもので
あり、底型の中心において第1のくさび形型枠部
材の重心に直接、鉛直方向の押し上力げ力及び引
き下げ力(もしくは引き上げ力及び押し下げ力)
を作用させる構成であるから、ワイヤ吊りの場合
の様な型の揺れが発生するおそれがなく、第1の
くさび形型枠部材を安定的に上下動させることが
できる。そして、第1のくさび形型枠部材を底型
にしつかりと引き付けて(もしくは押し付けて)
おくことができ、内型の自動的な位置合わせと固
定が可能である。従つて、貫通ボルトで固定する
といつた構成を採用することなく、内型を底型に
対して適正な位置に安定的にセツトすることがで
きる。
そして、本発明によれば、特公昭58−20764号
公報記載の内型とは全く異なる成形品の取り扱い
を可能にし、成形品との相対的な関係において内
型が揺れたりして成形品に傷を付けるなどといつ
た不具合が発生することがなく、さらに、底型と
の関係について言えば、クレーンハンドリングに
よる位置決めという面倒な作業を不要にし、かつ
後に貫通ボルトで固定するという面倒な作業をも
不要にすることができるという極めて顕著な作用
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の成形型枠の一部破断正面図、
第2図は同じく一部破断平面図、第3図イは底型
の平面図、同ロはそのA−A断面図、同ハは底型
枠の断面形状を表わす断面図、第4図イ及びロは
成形品製造時の内型の状態を説明する斜視図及び
断面図、第5図イ及びロは同じく成形品取り出し
時の内型の状態を説明する斜視図及び断面図、第
6図イは移動側板の正面図、同ロはその傾倒機構
を説明する要部説明図、同ハはそのB−B断面
図、第7図イ及びロは間隔調節部材を表わす正面
図及び平面図、第8図は締付部材を表わす正面
図、第9図イ〜ハ及び第10図は間隔調節部材の
作用を説明する説明図である。 1…成形型枠、10…底型、30…内型、31
a,31b…第1のくさび形型枠部材、33a,
33b…第2のくさび形型枠部材、35a〜35
d、37a〜37d…滑動板、50…外型、70
…アクチユエータ、80…上型、90…間隔調節
部材、100…成形品、110…締付部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 底型上に設置され、上から下へ縮幅する第1
    のくさび形型枠部材と、上から下へ拡幅する第2
    のくさび形型枠部材とを備え、 該第1のくさび形型枠部材と該第2のくさび形
    型枠部材とが互いに滑動可能な滑動面を介して連
    接され、両くさび形型枠部材の上下方向相対位置
    関係を変更することにより拡縮自在な内型におい
    て、 上記第1のくさび形型枠部材の重心を通る鉛直
    線上で該第1のくさび形型枠部材と連結され、該
    第1のくさび形型枠部材を底型に対して鉛直方向
    に押し上げもしくは引き上げると共に鉛直方向に
    引き下げもしくは押し下げることのできるアクチ
    ユエータを、上記底型の中心に直接又は介在物を
    介して取り付けたことを特徴とする内型。
JP17992688A 1988-07-19 1988-07-19 内型 Granted JPH0229303A (ja)

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