JPH0412094B2 - - Google Patents
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- JPH0412094B2 JPH0412094B2 JP22554983A JP22554983A JPH0412094B2 JP H0412094 B2 JPH0412094 B2 JP H0412094B2 JP 22554983 A JP22554983 A JP 22554983A JP 22554983 A JP22554983 A JP 22554983A JP H0412094 B2 JPH0412094 B2 JP H0412094B2
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Description
本発明は、煙成分を透過させる包装フイルム、
とくに食用品包装フイルムに関する。本発明はま
た、包装され、くん製された食品に関する。 煙成分を透過させる包装フイルムは知られてい
る。たとえばくん製ソーセージの製造において、
家畜の腸が用いられている。動物の腸の性質が
色々であるので、それらの使用は近代的な詰め込
み及び包装法の観点では大きな問題がある。また
動物の腸は、煙透過性のソーセージ包装材の需要
をまかなうために十分多量に常に入手できる訳で
はない。 食料のための煙透過性包装材として知られるフ
イルムの別のタイプは、総て又は部分的にセルロ
ースから成る。そのようなタイプのフイルムもま
た、欠点を持つ。もしそれが吸湿性の可塑剤を含
むなら、それはソーセージ包装材としてのみ加工
できる。セルロースに基づくムイルムの別の欠点
は、それらが作られるプロセスに関係する。その
プロセスにおいてセルロースは、ビスコース法す
なわちアルカリ化、硫化、カ性ソーダへの溶解、
酸凝固浴中への紡糸、脱硫、洗滌、可塑剤添加及
び乾燥によつてフイルムへとされる。この方法の
欠点は、それが多くの中間化学薬品の使用を必要
とし、大気及び廃水の汚染の問題を起すことであ
る。セルロースのソーセージ包装材の別の欠点
は、それが高められた温度での殺菌に耐えること
ができないことである。 また食品包装フイルムのための出発物質とし
て、合成物質たとえばポリアミド、ポリエステル
及びポリビニリデンクロライドが提案されてい
る。西独国特許出願公告2431076明細書は、ポリ
エステル及びポルアルキレングリコールから構成
されるポリエステルブロツクコポリマーのフイル
ムを開示する。包装フイルムのために、90:10〜
40:6の範囲の重量比のポリテトラメチレンテレ
フタレートとポリテトラメチレンオキサイドのブ
ロツクコポリマーを用いることが好ましい。英国
特許1496368明細書は、ポリエステルとブロツク
コポリエステルから作られたポリマー混合物から
作られた食品包装フイルムを開示する。このブロ
ツクコポリエステルは、硬い(結晶性の)セグメ
ントたとえばテトラメチレンテレフタレート残基
と柔い(非結晶性の)セグメントたとえばポリエ
チレンオキサイド残基から構成される。ポリマー
混合物は0.5〜10重量%の非結晶性成分を含む。
オランダ国特許7317788明細書は、肉及びソーセ
ージの包装に適する熱可塑性合成樹脂の多層筒状
フイルムを開示する。二層の形の場合、フイルム
はポリエステルエラストマーの外側層と水不可透
過性ポリマーの内側層から成ることができる。こ
れら合成包装フイルムの欠点は、それらが全く又
は殆んど煙成分を透過させないことである。従つ
てそれらは、包装された状態でくん製されるべき
食品の包装フイルムとしては使用に適さない。そ
れらはとくに、くん製ソーセージの包装材として
の使用に適さない。これら公知のフイムルの欠点
が本発明により解消される。 本発明は、上述したタイプのフイルムが総て又
は主に、エステル結合を介して頭尾結合された繰
返しの長鎖及び短鎖エステル単位から構成される
熱可塑性コポリエステルから成り、上記長鎖エス
テル単位は式 に対応し、上記短鎖エステル単位は式 に対応し、(ここでR1は600〜6000の範囲の分子
量及び2.0〜2.7の酸素に対する炭素の原子比を持
つポリ(アルキレンオキサイド)グリコールから
末端ヒドロキシル基を除いた後に残る二価の残基
であり、R2は250より大きくない分子量を持つジ
オールからヒドロキシル基を除いた後に残る二価
の残基であり、R3はジカルボン酸からカルボキ
シル基を除いた後に残る二価の残基であり、但し
上記長鎖エステル単位はコポリエステルの20〜60
重量%を占め、R3基の少くとも70%は1,4−
フエニレン残基であり、フイルムのフエノール値
は少くとも20mg/m2であること)を特徴とする。 本発明において「長鎖エステル単位」とは、長
鎖グリコールとジカルボン酸の反応生成物中に存
在する単位を云う。本発明に従う生成物中の長鎖
グリコールは、600〜6000の範囲の分子量を持つ
ポリ(アルキレンオキサイド)グリコールであ
り、エポキシエタンから誘導された単位を主に含
み、従つて酸素に対する炭素の原子比は2.0〜2.7
である。酸素に対する炭素の原子比とは、R1基
の総ての中に存在する炭素原子の総数の、該基の
中の酸素原子の総数に対する比を云う。長鎖グリ
コールが総てポリ(エチレンオキサイド)グリコ
ールより成ることが好ましい。ある場合には、第
二のポリ(アルキレンオキサイド)グリコール単
位が存在することが望ましいことでありうる。一
般にこの第二のグリコールは、長鎖エステル単位
の40モル%未満、より好ましくは20モル%未満を
なす。長鎖エステル単位のための第二のモノマー
の代表的なものは1,2−及び1,3−エポキシ
プロパン、1,2−エポキシブタン及びテトラヒ
ドフランである。ポリ(アルキレンオキサイド)
グリコール中で用いられる第二のモノマーに係ら
ず、本発明に従うコポリエステルのポリ(アルキ
レンオキサイド)グリコール基中の炭素:酸素の
比は2.7より高くてはならず、煙に対する透過性
はこのコポリエステルから形成されたフイルムの
フエノール値が少くとも20mg/m2であるような程
度でなければならない。この要件が満たされる限
り、ポリ(エチレンオキサイド)グリコールと第
二のポリ(アルキレンオキサイド)グリコールた
とえばポリ(1,2−プロピレンオキサイド)グ
リコール又はポリ(テトラメチレンオキサイド)
グリコールの混合物を用いることができる。2.0
〜2.7の炭素:酸素比とは、ポリ(アルキレンオ
キサイド)グリコールから末端ヒドロキシル基を
除いた後に残る残基について言う。 本発明において「短鎖エステル単位」とは、
250より大きくない分子量を持つジオールとジカ
ルボン酸の反応生成物中に存在する単位を云う。
短鎖エステル単位中に組み込まれるジオールとし
て、非環式、脂環式及び芳香族ジヒドロキシ化合
物を挙げることができる。2〜4個の炭素原子を
持つ脂肪族ジオールを用いることが好ましい。
1,4−ブタンジオールが特に好ましい。ジオー
ルの代りに、エステル形成性の対応する誘導体を
用いることができる。その場合、分子量について
の要件はジオールのみに関し、その誘導体に関す
るものではない。 本発明のコポリエステルを作るために前述の長
鎖グリコール及び低分子量ジオールと反応させら
れるジカルボン酸は、低分子量の、即ち300より
小さい分子量を持つ脂肪族、環状脂肪族又は芳香
族ジカルボン酸である。 本発明において「ジカルボン酸」という言葉
は、グリコール及びジオールと反応してコポリエ
ステルポリマーを形成するにおいて実質上ジカル
ボン酸のように挙動する二つの官能性カルボキシ
ル基を持つジカルボン酸の酸等価物を包含する。
この等価物としては、エステル及びエステル形成
性誘導体たとえば酸ハロゲン化合物及び無水物が
挙げられる。分子量の要件は酸に関するものであ
つて、その等価エステル又はエステル形成性誘導
体に関するものではない。ジカルボン酸は、コポ
リエステルポリマーの形成及び本発明に従うフイ
ルムにおけるポリマーの使用を実質上妨げない任
意の置換基又はその組合せを含みうる。芳香族ジ
カルボン酸、とくにフエニレンジカルボン酸の使
用が好ましい。コポリエステル中に組み込まれる
ジカルボン酸の少くとも70モル%がテレフタル酸
であることが重要である。すなわち前述の式にお
けるR3基の少くとも70%は1,4−フエニレン
基である。好ましくはR3基の100%が1,4−フ
エニレン残基である。 本発明のフイルムのコポリエステルは、20〜60
重量%の長鎖エステル単位を含む。本発明のフイ
ルムがジメチルテレフタレート、1,4−ブタン
ジオール及び800〜4000の範囲の分子量を持つポ
リ(エチレンオキサイド)グリコールから作られ
たコポリエステルから作られていることが好まし
い。本発明のコポリエステルは、慣用のエステル
交換反応によつて作ることができる。好ましい手
順は、テレフタル酸ジメチルエステルをポリ(エ
チレンオキサイド)グリコール及びモル的過剰の
ブタンジオールと共に触媒の存在下で加熱し、続
いてエステル交換で形成されたメタノールを留去
することを包含する。この手順は、低分子量のプ
レポリマーの製造を結果する。このプレポリマー
はまた、別の方法ででも作ることができる。たと
えば長鎖グリコールを触媒の存在下で高又は低分
子量短鎖エステルホモポリマー又はコポリマーと
反応させることができる。短鎖エステルホモポリ
マー又はコポリマーは、前述したようにジメチル
エステルと低分子量ジオールから、又は遊離酸と
ジオールアセテートからエステル交換により作る
ことができる。あるいは短鎖エステルコポリマー
は、たとえば適当な酸、無水物又は酸クロライド
とジオールとの直接エステル化又は他の方法たと
えば酸と環状エーテル又は炭酸エステルとの反応
により作ることができる。得られたプレポリマー
は次に、過剰の短鎖ジオールの蒸留によつて高分
子量にされる。このプロセスは重縮合として知ら
れる。この蒸留の間に追加的エステル交換が起つ
て、分子量を増加させ、コポリエステル単位の配
置をランダム化する。この重縮合において触媒を
用いることが好ましい。プレポリマーの重縮合
は、遊離された低分子量ジオールを除去するため
に減圧下又は不活性ガス流中で、細かくした固体
プレポリマーを加熱することによつて固相ででも
実施できる。本発明のコポリエステルは、慣用の
安定化剤を含めることにより熱又ば紫外線に対し
て安定化できる。また他の添加剤も、それらが機
械的特性、煙の透過性及び他の使用特性に不都合
な悪影響を持たない限り、使用できる。 上述のコポリエステルは、自体公知の方法で本
発明の包装フイルムへと加工される。フイルム製
造の方法は、なかんずくKirk−Othmer、
Encyclopedia of Chemical Technology、Vol.9
(1966)、第220〜244頁に記載されている。本発明
のフイルムは円筒形又は平らなシート状であるこ
とができる。公知のフイルムブローイングプロセ
スにより作られる円筒形が好ましい。本発明に従
う円筒形フイルムは、くん製ソーセージ用の包装
材として用いるのに極めて適している。本発明に
従う平らなフイルムは食品加工業者などに提供さ
れ、彼らが包装する食品の小分けと同時に望む形
にされる。本発明に従うフイルムの厚さは、フイ
ルムの意図する用途に応じて選択される。厚さは
一般に、1〜300μm、好ましくは5〜100μmの
範囲である。それからフイルムが作られるコポリ
エステルの組成の他に、その厚さが煙の透過性を
程度を決める因子の一つである。また厚さは、フ
イルムの機械的特性にとつて極めて決定的であ
る。一般に所与のコポリエステル組成において、
フイルムの厚さの増大とともに煙の透過性が減少
しそして強度は増加する。フイルム厚さが一定と
して、コポリエステル中の長鎖エステル単位の含
量の増加とともに煙の透過性は一般に増大する。
煙成分に対するある特定の透過性を得るために
は、フイルムの厚さ及びフイルムを作るコポリエ
ステルの組成を互に適合させることが必要であ
る。本発明の範囲内において当業者は煙透過性及
び機械的性能に関する限り、意図する最終用途の
ための最適特性をもたらすようにフイルム厚さと
コポリエステル組成の選択を行えるであろう。煙
成分に対して極めて満足に透過性であり、優れた
機械的特性を持つ、かつまたソーセージ包装材の
ようなその用途に要する他の特性の総てを持つフ
イルムが、5〜100μmの範囲のフイルム厚さ及
びポリブチレンテレフタレートと800〜4000の範
囲の分子量を持つポリ(エチレンオキサイド)グ
リコール30〜45重量%から成るコポリエステルよ
り得られる。 本発明のフイルムは延伸されても延伸されなく
てもよい。ある用途、とくにソーセージ包装材の
ためには、延伸フイルムを用いることが好まし
い。フイルムが延伸される場合、それは高められ
た温度でいく分の収縮を示すであろう。80℃の水
中で3時間の処理の後に、長手方向及び横方向の
双方における収縮は好ましくは5%より大、より
好ましくは10%より大である。ソーセージの詰め
込み、くん製、殺菌及び冷却の連続的プロセス段
階後に、フイルムの収縮力は、何らのしわ寄りが
なく張つたソーセージ包装を形成するように働
く。本発明のフイルムは、一軸又は二軸延伸する
ことができる。二軸延伸するのが好ましい。一軸
又は二軸延伸は、自体公知の方法で実施できる。
すなわち二軸延伸円筒形フイルムは、ブローフイ
ルム押出し及び続いて1.5〜6の長手方向及び横
方向の比で二軸延伸により作ることができる。た
とえばいわゆる自体公知の膨脹バブル法を用い、
ガス充填延伸バブルを用いることができる。延伸
は、任意の適当な温度たとえば60〜100℃で実施
できる。 本発明のフイルムは、煙成分に対して適当に透
過性である。食品、とくに肉及びソーセージをく
ん製するプロセスにおいて、煙の成分が食品内に
侵入して、それに特別の色と香りを与える。従つ
てソーセージの包装材として用いられる包装フイ
ルムは、特定の煙成分に対して有効に透過性でな
ければならない。煙透過性の尺度は、フイルムの
フエノール値である。この量は、円筒形フイルム
に水を入れ、それを標準条件下でくん製プロセス
に付すことにより実験的に測定される。次の段階
は、フイルムを通過して水中に移行したフエノー
ルの量を測定することである。このテストで得ら
れたデータから、mg/m2の単位で示されるフエノ
ール値が計算できる。本発明のフイルムは、少く
とも20のフエノール値に対応する煙成分に対する
透過性を持つ。フイルムのフエノール値が少くと
も50であることが好ましい。組成及び厚さに依存
して本発明のフイルムは1000まで又はそれ以上の
フエノール値を持つうる。フエノール値はとく
に、煙のうちの香りを決める成分の尺度である。
官能試験によると、フエノール値の大きさは、く
ん製された肉製品の煙の香りの強さと平行関係に
ある。20より小さいフエノール値を持つ包装材を
与えられたソーセージは、通常実際に行われてい
る条件下でくん製した後に、不十分な強さの煙の
香りを示す。香りを決める成分の他に、煙は色を
決める成分を含む。それは、くん製製品に好まし
い褐色の煙色を与える。褐色でないことが問題な
い又はむしろ望ましい場合には、色決定成分に対
する透過性が限られているフイルムを用いること
ができる。色決定成分は主にアルデヒドであると
考えられる。本発明は、色決定成分に対するフイ
ルムの透過性の尺度としてアルデヒド値を用い
る。フエノール値の測定の手順におけると同様
に、それは標準条件下でフイルムを通過するアル
デヒドの透過速度を測定して決められる。アルデ
ヒド値はmg/m2単位で示される。本発明のフイル
ムの組成と厚さに依存して、そのアルデヒド値は
850〜100000の範囲又はそれ以上でありうる。本
発明のフイルムの好ましいアルデヒド値は3000以
上である。 本発明の特に好ましい実施態様においては、フ
イルムは、ポリブチレンテレフタレート及び800
〜4000の範囲の分子量を持つポリ(エチレンオキ
サイド)グリコール30〜45重量%から成るコポリ
エステルから作られ、フイルムのフエノール値は
50〜500であり、アルデヒド値は3000〜50000、厚
さは5〜100μmであり、フイルムは二軸延伸さ
れる。 煙成分に対する透過性は、フエノール値及びア
ルデヒド値のみでなく、酸値によつても特徴づけ
できる。酸値は、後述する標準条件下で行われる
くん製プロセスに付したフイルムを通過して移行
した酸性煙成分の量を示す。酸値は、0.1Nの
NaOHと指示薬としてのフエノールフタレイン
を用いてくん製した水を滴定して測定される。酸
値はmg/m2単位で示される。組成及び厚さに依存
して本発明のフイルムは200〜50000の範囲又はそ
れ以上の酸値を持つ。酸値が少くとも300、特に
少くとも500であることが好ましい。 本発明のフイルムは、食品とくに包装された状
態でくん製される食品を包装するのに極めて適し
ている。本発明のフイルムは公知のセルロースフ
イルムに比べて下記の利点を持つ:使用前に水に
浸す必要がない;熱可塑性なので熔接できる;殺
菌できる;及びその製造は少しの中間化学薬品を
必要とするのみであり、環境に対して有害でな
い。本発明のフイルムは公知の合成フイルムに比
べて、煙成分に対して優れて透過性であり、くん
製される食品の包装フイルムとして用いるのに極
めて適しているという大きな利点を持つ。本発明
のフイルムは、くん製ソーセージの包装材として
用いるのに特に適している。 フエノール値、アルデヒド値及び酸値は、下記
の標準手順で測定される。測定されるフイルムは
円筒形である。平らなフイルムは、熔接によつて
予め円筒形にされる。円筒が、平らにしたとき約
10cmの幅、約40cmの長さを持つことが好ましい。
円筒は20℃の水を満たされ、その後それは両端で
結ばれる。得られた水のソーセージを下記のくん
製処理に付す。このソーセージを、約1m2の内部
床面積と約2mの高さを持つ、いわゆるシングル
トローリー型のくん製室(Atoms、
Mittelhauser&Walter製、ハンブルグ)内の棒
にぶら下げる。この室は、望む温度と湿度の空気
又は煙を室内に吹き込むことができる空気又は煙
コンデイシヨナーを備えられている。空気又は煙
は、側壁と水ソーセージの間を流れる。空気又は
煙は、くん製されるべきソーセージの回りを上方
に流れ、続いて中心部で吸い出され、空気コンデ
イシヨナーに戻される。空気コンデイシヨナーは
乾湿球温度計で制御され、それによつてそれぞれ
蒸気注入と加熱又は冷却が調節される。煙と空気
は室内に吸い入れられることもできる。余剰の煙
又は空気は、煙突から排出される。煙は、煙発生
装置(たとえばKurtsiefer Masch.und
Apparatenbau KG製、Lohmar、西独)で作ら
れる。その中でオーク木片(2〜4mm)が約340
℃に加熱され、これが煙の発生を伴う。このよう
にして作られた煙は、くん製室内に吸い入れられ
る。くん製は下記のように進められる。最初に水
ソーセージは、煙なしで45℃、85〜90%相対湿度
で30分間予備コンデイシヨニングされる。すなわ
ちソーセージは、均一ないく分湿つた表面を与え
られる。続いて煙がくん製室に入れられ、その中
で同じ室温及び湿度で45分間煙にさらされる。煙
発生装置は機械的な木供給装置を備えられてお
り、従つて時間当り常に同量の煙が吸い入れられ
る。くん製プロセスが終ると水ソーセージをくん
製室から取出し、その長さと直径を測定する。次
の段階は、その水様内容物すなわちくん製した水
の体積の測定である。次にくん製水を褐色ガラス
ビンに移し、下記のように分析する。 フエノール値の測定のために、くん製水の10ml
を、5mlのメタノール、5mlの0.5重量%硼砂及
び50mlの蒸留水から成る分液ロート中の混合物に
加える。得られた溶液に1mlの2,6−ジクロル
キノン−4−クロルイミド溶液(7%エタノール
中0.05重量%)を加える。溶液を1時間放置し、
その後10gのNaClを混合物に溶解する。形成さ
れた青色の化合物を、15mlのブタノール−1で水
性混合物から抽出する。分けられた青色の溶液を
定量的に25ml容量スラスコに移し、ブタノール−
1でマークまで増量する。得られた溶液につい
て、632nmでの吸光を1cmセルで測定する(た
とえば554タイプのPerkin Elmer UV/VIS分光
光度計を用いて)。このように測定された吸光か
ら、軟正グラフを用いて、同じ処理に付されたグ
アヤコール溶液の対応する濃度が読みとられる。
この方法でフエノール含量(くん製水100ml当り
グアヤコールmgで示される)が測定される。先に
測定した水ソーセージの寸法からフエノール値を
計算できる。フエノール値は、上述した標準手順
の条件下で、フイルム1m2当りのグアヤコールmg
として示されるフエノール拡散速度として定義さ
れる。 アルデヒド値の測定のために、10mlのDNPH
剤を20mlのくん製水に加える。DNPH剤は、40
重量/重量%硫酸中の2重量%の2,4−ジニト
ロフエニルヒドラジン溶液である。この剤の添加
後に混合物を沸騰水浴中で20分間加熱する。25ml
の水の添加後に混合物を氷水で30分間冷却する。
形成されたヒドラゾン沈澱物を別し、冷水で洗
い、乾燥し、秤量する。すなわち、くん製水100
ml当りのDNPH誘導体(ヒドラゾン)の含量
(mg)が判る。水ソーセージの寸法から、アルデ
ヒド値を計算できる。アルデヒド値は、前述した
標準手順に従い測定された2,4−ジニトロフエ
ニルヒドラゾンのmgとして示されるカルボニル基
含有化合物の、フイルム1m2当りの拡散速度とし
て定義される。 酸値の測定のために、25mlのくん製水を指示薬
としてフエノールフタレインを用いて
0.1NNaOHで滴定する。結果は、くん製水100ml
当りの酢酸mgとして表現される。水ソーセージの
寸法から、酸値を計算できる。酸値は、前述した
標準手順の条件下でフイルム1m2当りの通過した
酢酸mgで示される酸拡散速度として定義される。 本発明のコポリエステルの相対粘度は、これの
1gをメタクレゾール100g中に溶解し、25℃で
毛管粘度計を用いて流出時間を測定し、そしてこ
れを同様の手順で測定された純溶媒の流出時間で
割ることにより求められる。 本発明を以下の実施例でさらに説明する。 実施例 1 オートクレーブで、ジメチルテレフタレート、
1,4−ブタンジオール及び4000の分子量のポリ
(エチレンオキサイド)グリコールから四種のコ
ポリエステルを作る。これらのコポリエステルの
ポリ(エチレンオキサイド)グリコール含量は、
各々20、30、35及び40重量%である。コポリエス
テルの相対粘度は、各各2.35、2.54、2.67及び
2.48である。同様にジメチルテレフタレート、エ
チレングリコール及び4000の分子量のポリ(エチ
レンオキサイド)グリコールから二種のコポリエ
ステルを作る。コポリエステルのポリ(エチレン
オキサイド)グリコール含量は25及び30重量%、
相対粘度は2.12及び2.15である。 コポリエステルを195℃で3時間、固相で更に
後縮合に付す。ポリ(エチレンオキサイド)グリ
コール(PEG)を20、30、35及び40重量%含み
1,4−ブタンジオールに基づく得られたコポリ
エステルの相対粘度は各々3.50、3.46、3.38、及
び3.21である。PEGを25及び30重量%含みエチレ
ングリコールに基づく得られたコポリエステルの
相対粘度は各々3.78及び3.15である。続いてコポ
リエステルを平らなフイルムへと注形する。さら
に二つの二軸延伸フイルムを作る。このフイルム
は、ジメチルテレフタレート、1,4−ブタンジ
オール及び分子量4000のPEGから上述の方法で
作られたコポリエステルから成る。コポリエステ
ルは30及び35重量%のPEGを含み、オートクレ
ーブから取出された後に各々2.43及び2.90の相対
粘度を持ち、固相での後縮合後に各々3.25及び
3.85の相対粘度を持つ。フイルムは80℃で3×3
の延伸比で二軸延伸される。上述の非延伸フイル
ム及び二軸延伸フイルムを熔接して円筒状フイル
ムとする。この円筒状フイルムは、平らにすると
約10cmの幅及び約40cmの長さを持つ。この円筒状
フイルムを用いて、前述の標準方法に従つてこれ
に水を満して煙の透過性を測定し、そのフエノー
ル値、アルデヒド値及び酸値を求める。比較のた
めに市販のソーセージ包装材、すなわち紙繊維で
強化されたセルロース製のNalo Faser包装材を
テストした。結果を表Aに示す。
とくに食用品包装フイルムに関する。本発明はま
た、包装され、くん製された食品に関する。 煙成分を透過させる包装フイルムは知られてい
る。たとえばくん製ソーセージの製造において、
家畜の腸が用いられている。動物の腸の性質が
色々であるので、それらの使用は近代的な詰め込
み及び包装法の観点では大きな問題がある。また
動物の腸は、煙透過性のソーセージ包装材の需要
をまかなうために十分多量に常に入手できる訳で
はない。 食料のための煙透過性包装材として知られるフ
イルムの別のタイプは、総て又は部分的にセルロ
ースから成る。そのようなタイプのフイルムもま
た、欠点を持つ。もしそれが吸湿性の可塑剤を含
むなら、それはソーセージ包装材としてのみ加工
できる。セルロースに基づくムイルムの別の欠点
は、それらが作られるプロセスに関係する。その
プロセスにおいてセルロースは、ビスコース法す
なわちアルカリ化、硫化、カ性ソーダへの溶解、
酸凝固浴中への紡糸、脱硫、洗滌、可塑剤添加及
び乾燥によつてフイルムへとされる。この方法の
欠点は、それが多くの中間化学薬品の使用を必要
とし、大気及び廃水の汚染の問題を起すことであ
る。セルロースのソーセージ包装材の別の欠点
は、それが高められた温度での殺菌に耐えること
ができないことである。 また食品包装フイルムのための出発物質とし
て、合成物質たとえばポリアミド、ポリエステル
及びポリビニリデンクロライドが提案されてい
る。西独国特許出願公告2431076明細書は、ポリ
エステル及びポルアルキレングリコールから構成
されるポリエステルブロツクコポリマーのフイル
ムを開示する。包装フイルムのために、90:10〜
40:6の範囲の重量比のポリテトラメチレンテレ
フタレートとポリテトラメチレンオキサイドのブ
ロツクコポリマーを用いることが好ましい。英国
特許1496368明細書は、ポリエステルとブロツク
コポリエステルから作られたポリマー混合物から
作られた食品包装フイルムを開示する。このブロ
ツクコポリエステルは、硬い(結晶性の)セグメ
ントたとえばテトラメチレンテレフタレート残基
と柔い(非結晶性の)セグメントたとえばポリエ
チレンオキサイド残基から構成される。ポリマー
混合物は0.5〜10重量%の非結晶性成分を含む。
オランダ国特許7317788明細書は、肉及びソーセ
ージの包装に適する熱可塑性合成樹脂の多層筒状
フイルムを開示する。二層の形の場合、フイルム
はポリエステルエラストマーの外側層と水不可透
過性ポリマーの内側層から成ることができる。こ
れら合成包装フイルムの欠点は、それらが全く又
は殆んど煙成分を透過させないことである。従つ
てそれらは、包装された状態でくん製されるべき
食品の包装フイルムとしては使用に適さない。そ
れらはとくに、くん製ソーセージの包装材として
の使用に適さない。これら公知のフイムルの欠点
が本発明により解消される。 本発明は、上述したタイプのフイルムが総て又
は主に、エステル結合を介して頭尾結合された繰
返しの長鎖及び短鎖エステル単位から構成される
熱可塑性コポリエステルから成り、上記長鎖エス
テル単位は式 に対応し、上記短鎖エステル単位は式 に対応し、(ここでR1は600〜6000の範囲の分子
量及び2.0〜2.7の酸素に対する炭素の原子比を持
つポリ(アルキレンオキサイド)グリコールから
末端ヒドロキシル基を除いた後に残る二価の残基
であり、R2は250より大きくない分子量を持つジ
オールからヒドロキシル基を除いた後に残る二価
の残基であり、R3はジカルボン酸からカルボキ
シル基を除いた後に残る二価の残基であり、但し
上記長鎖エステル単位はコポリエステルの20〜60
重量%を占め、R3基の少くとも70%は1,4−
フエニレン残基であり、フイルムのフエノール値
は少くとも20mg/m2であること)を特徴とする。 本発明において「長鎖エステル単位」とは、長
鎖グリコールとジカルボン酸の反応生成物中に存
在する単位を云う。本発明に従う生成物中の長鎖
グリコールは、600〜6000の範囲の分子量を持つ
ポリ(アルキレンオキサイド)グリコールであ
り、エポキシエタンから誘導された単位を主に含
み、従つて酸素に対する炭素の原子比は2.0〜2.7
である。酸素に対する炭素の原子比とは、R1基
の総ての中に存在する炭素原子の総数の、該基の
中の酸素原子の総数に対する比を云う。長鎖グリ
コールが総てポリ(エチレンオキサイド)グリコ
ールより成ることが好ましい。ある場合には、第
二のポリ(アルキレンオキサイド)グリコール単
位が存在することが望ましいことでありうる。一
般にこの第二のグリコールは、長鎖エステル単位
の40モル%未満、より好ましくは20モル%未満を
なす。長鎖エステル単位のための第二のモノマー
の代表的なものは1,2−及び1,3−エポキシ
プロパン、1,2−エポキシブタン及びテトラヒ
ドフランである。ポリ(アルキレンオキサイド)
グリコール中で用いられる第二のモノマーに係ら
ず、本発明に従うコポリエステルのポリ(アルキ
レンオキサイド)グリコール基中の炭素:酸素の
比は2.7より高くてはならず、煙に対する透過性
はこのコポリエステルから形成されたフイルムの
フエノール値が少くとも20mg/m2であるような程
度でなければならない。この要件が満たされる限
り、ポリ(エチレンオキサイド)グリコールと第
二のポリ(アルキレンオキサイド)グリコールた
とえばポリ(1,2−プロピレンオキサイド)グ
リコール又はポリ(テトラメチレンオキサイド)
グリコールの混合物を用いることができる。2.0
〜2.7の炭素:酸素比とは、ポリ(アルキレンオ
キサイド)グリコールから末端ヒドロキシル基を
除いた後に残る残基について言う。 本発明において「短鎖エステル単位」とは、
250より大きくない分子量を持つジオールとジカ
ルボン酸の反応生成物中に存在する単位を云う。
短鎖エステル単位中に組み込まれるジオールとし
て、非環式、脂環式及び芳香族ジヒドロキシ化合
物を挙げることができる。2〜4個の炭素原子を
持つ脂肪族ジオールを用いることが好ましい。
1,4−ブタンジオールが特に好ましい。ジオー
ルの代りに、エステル形成性の対応する誘導体を
用いることができる。その場合、分子量について
の要件はジオールのみに関し、その誘導体に関す
るものではない。 本発明のコポリエステルを作るために前述の長
鎖グリコール及び低分子量ジオールと反応させら
れるジカルボン酸は、低分子量の、即ち300より
小さい分子量を持つ脂肪族、環状脂肪族又は芳香
族ジカルボン酸である。 本発明において「ジカルボン酸」という言葉
は、グリコール及びジオールと反応してコポリエ
ステルポリマーを形成するにおいて実質上ジカル
ボン酸のように挙動する二つの官能性カルボキシ
ル基を持つジカルボン酸の酸等価物を包含する。
この等価物としては、エステル及びエステル形成
性誘導体たとえば酸ハロゲン化合物及び無水物が
挙げられる。分子量の要件は酸に関するものであ
つて、その等価エステル又はエステル形成性誘導
体に関するものではない。ジカルボン酸は、コポ
リエステルポリマーの形成及び本発明に従うフイ
ルムにおけるポリマーの使用を実質上妨げない任
意の置換基又はその組合せを含みうる。芳香族ジ
カルボン酸、とくにフエニレンジカルボン酸の使
用が好ましい。コポリエステル中に組み込まれる
ジカルボン酸の少くとも70モル%がテレフタル酸
であることが重要である。すなわち前述の式にお
けるR3基の少くとも70%は1,4−フエニレン
基である。好ましくはR3基の100%が1,4−フ
エニレン残基である。 本発明のフイルムのコポリエステルは、20〜60
重量%の長鎖エステル単位を含む。本発明のフイ
ルムがジメチルテレフタレート、1,4−ブタン
ジオール及び800〜4000の範囲の分子量を持つポ
リ(エチレンオキサイド)グリコールから作られ
たコポリエステルから作られていることが好まし
い。本発明のコポリエステルは、慣用のエステル
交換反応によつて作ることができる。好ましい手
順は、テレフタル酸ジメチルエステルをポリ(エ
チレンオキサイド)グリコール及びモル的過剰の
ブタンジオールと共に触媒の存在下で加熱し、続
いてエステル交換で形成されたメタノールを留去
することを包含する。この手順は、低分子量のプ
レポリマーの製造を結果する。このプレポリマー
はまた、別の方法ででも作ることができる。たと
えば長鎖グリコールを触媒の存在下で高又は低分
子量短鎖エステルホモポリマー又はコポリマーと
反応させることができる。短鎖エステルホモポリ
マー又はコポリマーは、前述したようにジメチル
エステルと低分子量ジオールから、又は遊離酸と
ジオールアセテートからエステル交換により作る
ことができる。あるいは短鎖エステルコポリマー
は、たとえば適当な酸、無水物又は酸クロライド
とジオールとの直接エステル化又は他の方法たと
えば酸と環状エーテル又は炭酸エステルとの反応
により作ることができる。得られたプレポリマー
は次に、過剰の短鎖ジオールの蒸留によつて高分
子量にされる。このプロセスは重縮合として知ら
れる。この蒸留の間に追加的エステル交換が起つ
て、分子量を増加させ、コポリエステル単位の配
置をランダム化する。この重縮合において触媒を
用いることが好ましい。プレポリマーの重縮合
は、遊離された低分子量ジオールを除去するため
に減圧下又は不活性ガス流中で、細かくした固体
プレポリマーを加熱することによつて固相ででも
実施できる。本発明のコポリエステルは、慣用の
安定化剤を含めることにより熱又ば紫外線に対し
て安定化できる。また他の添加剤も、それらが機
械的特性、煙の透過性及び他の使用特性に不都合
な悪影響を持たない限り、使用できる。 上述のコポリエステルは、自体公知の方法で本
発明の包装フイルムへと加工される。フイルム製
造の方法は、なかんずくKirk−Othmer、
Encyclopedia of Chemical Technology、Vol.9
(1966)、第220〜244頁に記載されている。本発明
のフイルムは円筒形又は平らなシート状であるこ
とができる。公知のフイルムブローイングプロセ
スにより作られる円筒形が好ましい。本発明に従
う円筒形フイルムは、くん製ソーセージ用の包装
材として用いるのに極めて適している。本発明に
従う平らなフイルムは食品加工業者などに提供さ
れ、彼らが包装する食品の小分けと同時に望む形
にされる。本発明に従うフイルムの厚さは、フイ
ルムの意図する用途に応じて選択される。厚さは
一般に、1〜300μm、好ましくは5〜100μmの
範囲である。それからフイルムが作られるコポリ
エステルの組成の他に、その厚さが煙の透過性を
程度を決める因子の一つである。また厚さは、フ
イルムの機械的特性にとつて極めて決定的であ
る。一般に所与のコポリエステル組成において、
フイルムの厚さの増大とともに煙の透過性が減少
しそして強度は増加する。フイルム厚さが一定と
して、コポリエステル中の長鎖エステル単位の含
量の増加とともに煙の透過性は一般に増大する。
煙成分に対するある特定の透過性を得るために
は、フイルムの厚さ及びフイルムを作るコポリエ
ステルの組成を互に適合させることが必要であ
る。本発明の範囲内において当業者は煙透過性及
び機械的性能に関する限り、意図する最終用途の
ための最適特性をもたらすようにフイルム厚さと
コポリエステル組成の選択を行えるであろう。煙
成分に対して極めて満足に透過性であり、優れた
機械的特性を持つ、かつまたソーセージ包装材の
ようなその用途に要する他の特性の総てを持つフ
イルムが、5〜100μmの範囲のフイルム厚さ及
びポリブチレンテレフタレートと800〜4000の範
囲の分子量を持つポリ(エチレンオキサイド)グ
リコール30〜45重量%から成るコポリエステルよ
り得られる。 本発明のフイルムは延伸されても延伸されなく
てもよい。ある用途、とくにソーセージ包装材の
ためには、延伸フイルムを用いることが好まし
い。フイルムが延伸される場合、それは高められ
た温度でいく分の収縮を示すであろう。80℃の水
中で3時間の処理の後に、長手方向及び横方向の
双方における収縮は好ましくは5%より大、より
好ましくは10%より大である。ソーセージの詰め
込み、くん製、殺菌及び冷却の連続的プロセス段
階後に、フイルムの収縮力は、何らのしわ寄りが
なく張つたソーセージ包装を形成するように働
く。本発明のフイルムは、一軸又は二軸延伸する
ことができる。二軸延伸するのが好ましい。一軸
又は二軸延伸は、自体公知の方法で実施できる。
すなわち二軸延伸円筒形フイルムは、ブローフイ
ルム押出し及び続いて1.5〜6の長手方向及び横
方向の比で二軸延伸により作ることができる。た
とえばいわゆる自体公知の膨脹バブル法を用い、
ガス充填延伸バブルを用いることができる。延伸
は、任意の適当な温度たとえば60〜100℃で実施
できる。 本発明のフイルムは、煙成分に対して適当に透
過性である。食品、とくに肉及びソーセージをく
ん製するプロセスにおいて、煙の成分が食品内に
侵入して、それに特別の色と香りを与える。従つ
てソーセージの包装材として用いられる包装フイ
ルムは、特定の煙成分に対して有効に透過性でな
ければならない。煙透過性の尺度は、フイルムの
フエノール値である。この量は、円筒形フイルム
に水を入れ、それを標準条件下でくん製プロセス
に付すことにより実験的に測定される。次の段階
は、フイルムを通過して水中に移行したフエノー
ルの量を測定することである。このテストで得ら
れたデータから、mg/m2の単位で示されるフエノ
ール値が計算できる。本発明のフイルムは、少く
とも20のフエノール値に対応する煙成分に対する
透過性を持つ。フイルムのフエノール値が少くと
も50であることが好ましい。組成及び厚さに依存
して本発明のフイルムは1000まで又はそれ以上の
フエノール値を持つうる。フエノール値はとく
に、煙のうちの香りを決める成分の尺度である。
官能試験によると、フエノール値の大きさは、く
ん製された肉製品の煙の香りの強さと平行関係に
ある。20より小さいフエノール値を持つ包装材を
与えられたソーセージは、通常実際に行われてい
る条件下でくん製した後に、不十分な強さの煙の
香りを示す。香りを決める成分の他に、煙は色を
決める成分を含む。それは、くん製製品に好まし
い褐色の煙色を与える。褐色でないことが問題な
い又はむしろ望ましい場合には、色決定成分に対
する透過性が限られているフイルムを用いること
ができる。色決定成分は主にアルデヒドであると
考えられる。本発明は、色決定成分に対するフイ
ルムの透過性の尺度としてアルデヒド値を用い
る。フエノール値の測定の手順におけると同様
に、それは標準条件下でフイルムを通過するアル
デヒドの透過速度を測定して決められる。アルデ
ヒド値はmg/m2単位で示される。本発明のフイル
ムの組成と厚さに依存して、そのアルデヒド値は
850〜100000の範囲又はそれ以上でありうる。本
発明のフイルムの好ましいアルデヒド値は3000以
上である。 本発明の特に好ましい実施態様においては、フ
イルムは、ポリブチレンテレフタレート及び800
〜4000の範囲の分子量を持つポリ(エチレンオキ
サイド)グリコール30〜45重量%から成るコポリ
エステルから作られ、フイルムのフエノール値は
50〜500であり、アルデヒド値は3000〜50000、厚
さは5〜100μmであり、フイルムは二軸延伸さ
れる。 煙成分に対する透過性は、フエノール値及びア
ルデヒド値のみでなく、酸値によつても特徴づけ
できる。酸値は、後述する標準条件下で行われる
くん製プロセスに付したフイルムを通過して移行
した酸性煙成分の量を示す。酸値は、0.1Nの
NaOHと指示薬としてのフエノールフタレイン
を用いてくん製した水を滴定して測定される。酸
値はmg/m2単位で示される。組成及び厚さに依存
して本発明のフイルムは200〜50000の範囲又はそ
れ以上の酸値を持つ。酸値が少くとも300、特に
少くとも500であることが好ましい。 本発明のフイルムは、食品とくに包装された状
態でくん製される食品を包装するのに極めて適し
ている。本発明のフイルムは公知のセルロースフ
イルムに比べて下記の利点を持つ:使用前に水に
浸す必要がない;熱可塑性なので熔接できる;殺
菌できる;及びその製造は少しの中間化学薬品を
必要とするのみであり、環境に対して有害でな
い。本発明のフイルムは公知の合成フイルムに比
べて、煙成分に対して優れて透過性であり、くん
製される食品の包装フイルムとして用いるのに極
めて適しているという大きな利点を持つ。本発明
のフイルムは、くん製ソーセージの包装材として
用いるのに特に適している。 フエノール値、アルデヒド値及び酸値は、下記
の標準手順で測定される。測定されるフイルムは
円筒形である。平らなフイルムは、熔接によつて
予め円筒形にされる。円筒が、平らにしたとき約
10cmの幅、約40cmの長さを持つことが好ましい。
円筒は20℃の水を満たされ、その後それは両端で
結ばれる。得られた水のソーセージを下記のくん
製処理に付す。このソーセージを、約1m2の内部
床面積と約2mの高さを持つ、いわゆるシングル
トローリー型のくん製室(Atoms、
Mittelhauser&Walter製、ハンブルグ)内の棒
にぶら下げる。この室は、望む温度と湿度の空気
又は煙を室内に吹き込むことができる空気又は煙
コンデイシヨナーを備えられている。空気又は煙
は、側壁と水ソーセージの間を流れる。空気又は
煙は、くん製されるべきソーセージの回りを上方
に流れ、続いて中心部で吸い出され、空気コンデ
イシヨナーに戻される。空気コンデイシヨナーは
乾湿球温度計で制御され、それによつてそれぞれ
蒸気注入と加熱又は冷却が調節される。煙と空気
は室内に吸い入れられることもできる。余剰の煙
又は空気は、煙突から排出される。煙は、煙発生
装置(たとえばKurtsiefer Masch.und
Apparatenbau KG製、Lohmar、西独)で作ら
れる。その中でオーク木片(2〜4mm)が約340
℃に加熱され、これが煙の発生を伴う。このよう
にして作られた煙は、くん製室内に吸い入れられ
る。くん製は下記のように進められる。最初に水
ソーセージは、煙なしで45℃、85〜90%相対湿度
で30分間予備コンデイシヨニングされる。すなわ
ちソーセージは、均一ないく分湿つた表面を与え
られる。続いて煙がくん製室に入れられ、その中
で同じ室温及び湿度で45分間煙にさらされる。煙
発生装置は機械的な木供給装置を備えられてお
り、従つて時間当り常に同量の煙が吸い入れられ
る。くん製プロセスが終ると水ソーセージをくん
製室から取出し、その長さと直径を測定する。次
の段階は、その水様内容物すなわちくん製した水
の体積の測定である。次にくん製水を褐色ガラス
ビンに移し、下記のように分析する。 フエノール値の測定のために、くん製水の10ml
を、5mlのメタノール、5mlの0.5重量%硼砂及
び50mlの蒸留水から成る分液ロート中の混合物に
加える。得られた溶液に1mlの2,6−ジクロル
キノン−4−クロルイミド溶液(7%エタノール
中0.05重量%)を加える。溶液を1時間放置し、
その後10gのNaClを混合物に溶解する。形成さ
れた青色の化合物を、15mlのブタノール−1で水
性混合物から抽出する。分けられた青色の溶液を
定量的に25ml容量スラスコに移し、ブタノール−
1でマークまで増量する。得られた溶液につい
て、632nmでの吸光を1cmセルで測定する(た
とえば554タイプのPerkin Elmer UV/VIS分光
光度計を用いて)。このように測定された吸光か
ら、軟正グラフを用いて、同じ処理に付されたグ
アヤコール溶液の対応する濃度が読みとられる。
この方法でフエノール含量(くん製水100ml当り
グアヤコールmgで示される)が測定される。先に
測定した水ソーセージの寸法からフエノール値を
計算できる。フエノール値は、上述した標準手順
の条件下で、フイルム1m2当りのグアヤコールmg
として示されるフエノール拡散速度として定義さ
れる。 アルデヒド値の測定のために、10mlのDNPH
剤を20mlのくん製水に加える。DNPH剤は、40
重量/重量%硫酸中の2重量%の2,4−ジニト
ロフエニルヒドラジン溶液である。この剤の添加
後に混合物を沸騰水浴中で20分間加熱する。25ml
の水の添加後に混合物を氷水で30分間冷却する。
形成されたヒドラゾン沈澱物を別し、冷水で洗
い、乾燥し、秤量する。すなわち、くん製水100
ml当りのDNPH誘導体(ヒドラゾン)の含量
(mg)が判る。水ソーセージの寸法から、アルデ
ヒド値を計算できる。アルデヒド値は、前述した
標準手順に従い測定された2,4−ジニトロフエ
ニルヒドラゾンのmgとして示されるカルボニル基
含有化合物の、フイルム1m2当りの拡散速度とし
て定義される。 酸値の測定のために、25mlのくん製水を指示薬
としてフエノールフタレインを用いて
0.1NNaOHで滴定する。結果は、くん製水100ml
当りの酢酸mgとして表現される。水ソーセージの
寸法から、酸値を計算できる。酸値は、前述した
標準手順の条件下でフイルム1m2当りの通過した
酢酸mgで示される酸拡散速度として定義される。 本発明のコポリエステルの相対粘度は、これの
1gをメタクレゾール100g中に溶解し、25℃で
毛管粘度計を用いて流出時間を測定し、そしてこ
れを同様の手順で測定された純溶媒の流出時間で
割ることにより求められる。 本発明を以下の実施例でさらに説明する。 実施例 1 オートクレーブで、ジメチルテレフタレート、
1,4−ブタンジオール及び4000の分子量のポリ
(エチレンオキサイド)グリコールから四種のコ
ポリエステルを作る。これらのコポリエステルの
ポリ(エチレンオキサイド)グリコール含量は、
各々20、30、35及び40重量%である。コポリエス
テルの相対粘度は、各各2.35、2.54、2.67及び
2.48である。同様にジメチルテレフタレート、エ
チレングリコール及び4000の分子量のポリ(エチ
レンオキサイド)グリコールから二種のコポリエ
ステルを作る。コポリエステルのポリ(エチレン
オキサイド)グリコール含量は25及び30重量%、
相対粘度は2.12及び2.15である。 コポリエステルを195℃で3時間、固相で更に
後縮合に付す。ポリ(エチレンオキサイド)グリ
コール(PEG)を20、30、35及び40重量%含み
1,4−ブタンジオールに基づく得られたコポリ
エステルの相対粘度は各々3.50、3.46、3.38、及
び3.21である。PEGを25及び30重量%含みエチレ
ングリコールに基づく得られたコポリエステルの
相対粘度は各々3.78及び3.15である。続いてコポ
リエステルを平らなフイルムへと注形する。さら
に二つの二軸延伸フイルムを作る。このフイルム
は、ジメチルテレフタレート、1,4−ブタンジ
オール及び分子量4000のPEGから上述の方法で
作られたコポリエステルから成る。コポリエステ
ルは30及び35重量%のPEGを含み、オートクレ
ーブから取出された後に各々2.43及び2.90の相対
粘度を持ち、固相での後縮合後に各々3.25及び
3.85の相対粘度を持つ。フイルムは80℃で3×3
の延伸比で二軸延伸される。上述の非延伸フイル
ム及び二軸延伸フイルムを熔接して円筒状フイル
ムとする。この円筒状フイルムは、平らにすると
約10cmの幅及び約40cmの長さを持つ。この円筒状
フイルムを用いて、前述の標準方法に従つてこれ
に水を満して煙の透過性を測定し、そのフエノー
ル値、アルデヒド値及び酸値を求める。比較のた
めに市販のソーセージ包装材、すなわち紙繊維で
強化されたセルロース製のNalo Faser包装材を
テストした。結果を表Aに示す。
【表】
実施例 2
ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)と分
子量4000のポリ(エチレンオキサイド)グリコー
ル25重量%から成るブロツクコポリエステルから
作られた50μm及び60μmの厚さの円筒状フイル
ムを、実施例1と同じ手順で作る。本発明に従う
このフイルムを、軽食(luncheon)ソーセージ
及びスライスソーセージのための包装材としてそ
の性能をテストする。比較のために、市販のソー
セージ包装材(Nalo Faser包装材)をテストす
る。ソーセージ包装材の性能は加工の間(詰め込
み、くん製、殺菌及び乾燥)に評価され、また、
その外観、ソーセージの官能特性(煙の香り)及
びひき裂き性が評価される。 軽食ソーセージが加工される条件は下記の通り
である: a 45℃、80%相対湿度(RH)で1時間の予備
加熱、 b 45℃、80%RHで1時間のくん製、 c 湿気なしで45℃で30分間の後乾燥、 d 80℃、100%RHで2.5時間の殺菌、 e 空気で15℃で冷却。 スライスソーセージが加工される条件は下記の
通りである: a ソーセージ肉に2%のNaClを含める、 b 10%NaCl水溶液に26〜27℃で4日間つける、 c 20℃、80%RHで1時間くん製、 d 18℃で3週間乾燥。 下記の結果が得られた: 1 肉を詰められた本発明の円筒状フイルムは、
市販のソーセージ包装材とほとんど変らない。 2 くん製、殺菌及び乾燥の間の性能は、この二
種のソーセージ包装材において同じである。 3 二種のソーセージ包装材の官能テストは、何
らかの有意な結果の差を与えない。 4 本発明のソーセージ包装材に入れられた肉
は、典型的な褐色の煙色を示さない。 5 本発明のソーセージ包装材の引裂性は、市販
のソーセージ包装材のそれと同じか又はより良
い。 実施例 3 (比較例) ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)及び
分子量1000のポリ(テトラメチレンオキサイド)
グリコール35重量%から成るコポリエステルを、
60μm厚さの円筒形フイルムへと加工する。この
円筒形フイルムを、80℃で3×3の延伸比で二軸
延伸する。この円筒形フイルムを調理ソーセージ
のための包装材として用いる。 この円筒形フイルムについて、前述の標準方法
で下記の特性値が得られた: フエノール値 7mg/m2 アルデヒド値 800mg/m2 酸 値 170mg/m2 ソーセーザ包装材に肉製品を積めた後に、得ら
れたソーセージを下記のくん製及び調理プログラ
ムに従つて加工する: a 45℃、85〜95RHで30分間予備コンデイシヨ
ニング、 b 予備コンデイシヨニングと同じ条件下で45分
間くん製、 c 60℃で出来るだけ低い相対湿度で30分間乾
燥、 d 80℃、100%RHで150分間殺菌、 e 水中で冷却。 比較のために、市販の紙繊維包装材を同じやり
方で処理する。コポリエステルソーセージ包装材
は、煙成分に対する透過性が劣ると判つた。テス
トしたソーセージは、僅か1週間煙の香りを示
し、褐色の煙色を示さない。しかし紙繊維包装材
の中のソーセージは、望ましい強い煙の香りと褐
色の煙色の持つ。 実施例 4 ジメチルテレフタレート、1,4−ブタンジオ
ール及び分子量4000のポリ(エチレンオキサイ
ド)グリコールからコポリエステルを作る。ポリ
(エチレンオキサイド)グリコール含量は30重量
%である。固相での後縮合の後にコポリエステル
の相対粘度は3.25である。このコポリエステル
を、二軸延伸して平らなフイルムへと加工する。
フイルムは3.5×3.4の延伸比で二軸延伸される。
延伸温度は80℃である。得られたフイルムは透明
であり、45μmの厚さを持つ。乾燥状態において
フイルムは下記の特性を持つ: 相対粘度 2.90 強度(長手方向) 18N/mm2 強度(横方向) 164N/mm2 モジユラス(長手方向) 170N/mm2 モジユラス(横方向) 217N/mm2 伸度(長手方向) 140% 伸度(横方向) 215% 湿つた状態におけるフイルム強度は、乾燥状態
におけるより10%低い。 熱機械的分析から、フイルムを加熱すると収縮
は60℃で始まることが判つた。90℃において収縮
は10%である。80℃の水中で3時間フイルムを処
理した後に収縮は17%である。30℃、50%RHに
おけるフイルムの水蒸気透過性は、800mg/m2日
である(市販のセロフアン製ソーセージ包装材で
は同じ条件下での水蒸気透過性は200mg/m2日で
ある)。 上述の二軸延伸フイルムを熔接して、50cmの長
さ及び平らにして11cmの幅を持つ円筒とする。得
られた円筒状フイルムを実施例3と同じやり方で
処理し、調理ソーセージの包装材としてくん製及
び調理プログラムに付す。比較のために、80μm
のフイムル厚さの市販のセロフアン筒をも実験で
用いる。加工に問題はなかつた。本発明の円筒形
フイルムは、しわのない張つたソーセージ包装材
を形成することが判つた。褐色の着色は満足なも
のである。香りは、セロフアン中で処理されたソ
ーセージのそれと同様である。くん製ソーセージ
の製造プロセス(詰め込み、くん製、殺菌及び冷
却)において、本発明の二軸延伸コポリエステル
フイルムの挙動と市販のソーセージ包装材のそれ
間の差は全く又は殆どない。
子量4000のポリ(エチレンオキサイド)グリコー
ル25重量%から成るブロツクコポリエステルから
作られた50μm及び60μmの厚さの円筒状フイル
ムを、実施例1と同じ手順で作る。本発明に従う
このフイルムを、軽食(luncheon)ソーセージ
及びスライスソーセージのための包装材としてそ
の性能をテストする。比較のために、市販のソー
セージ包装材(Nalo Faser包装材)をテストす
る。ソーセージ包装材の性能は加工の間(詰め込
み、くん製、殺菌及び乾燥)に評価され、また、
その外観、ソーセージの官能特性(煙の香り)及
びひき裂き性が評価される。 軽食ソーセージが加工される条件は下記の通り
である: a 45℃、80%相対湿度(RH)で1時間の予備
加熱、 b 45℃、80%RHで1時間のくん製、 c 湿気なしで45℃で30分間の後乾燥、 d 80℃、100%RHで2.5時間の殺菌、 e 空気で15℃で冷却。 スライスソーセージが加工される条件は下記の
通りである: a ソーセージ肉に2%のNaClを含める、 b 10%NaCl水溶液に26〜27℃で4日間つける、 c 20℃、80%RHで1時間くん製、 d 18℃で3週間乾燥。 下記の結果が得られた: 1 肉を詰められた本発明の円筒状フイルムは、
市販のソーセージ包装材とほとんど変らない。 2 くん製、殺菌及び乾燥の間の性能は、この二
種のソーセージ包装材において同じである。 3 二種のソーセージ包装材の官能テストは、何
らかの有意な結果の差を与えない。 4 本発明のソーセージ包装材に入れられた肉
は、典型的な褐色の煙色を示さない。 5 本発明のソーセージ包装材の引裂性は、市販
のソーセージ包装材のそれと同じか又はより良
い。 実施例 3 (比較例) ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)及び
分子量1000のポリ(テトラメチレンオキサイド)
グリコール35重量%から成るコポリエステルを、
60μm厚さの円筒形フイルムへと加工する。この
円筒形フイルムを、80℃で3×3の延伸比で二軸
延伸する。この円筒形フイルムを調理ソーセージ
のための包装材として用いる。 この円筒形フイルムについて、前述の標準方法
で下記の特性値が得られた: フエノール値 7mg/m2 アルデヒド値 800mg/m2 酸 値 170mg/m2 ソーセーザ包装材に肉製品を積めた後に、得ら
れたソーセージを下記のくん製及び調理プログラ
ムに従つて加工する: a 45℃、85〜95RHで30分間予備コンデイシヨ
ニング、 b 予備コンデイシヨニングと同じ条件下で45分
間くん製、 c 60℃で出来るだけ低い相対湿度で30分間乾
燥、 d 80℃、100%RHで150分間殺菌、 e 水中で冷却。 比較のために、市販の紙繊維包装材を同じやり
方で処理する。コポリエステルソーセージ包装材
は、煙成分に対する透過性が劣ると判つた。テス
トしたソーセージは、僅か1週間煙の香りを示
し、褐色の煙色を示さない。しかし紙繊維包装材
の中のソーセージは、望ましい強い煙の香りと褐
色の煙色の持つ。 実施例 4 ジメチルテレフタレート、1,4−ブタンジオ
ール及び分子量4000のポリ(エチレンオキサイ
ド)グリコールからコポリエステルを作る。ポリ
(エチレンオキサイド)グリコール含量は30重量
%である。固相での後縮合の後にコポリエステル
の相対粘度は3.25である。このコポリエステル
を、二軸延伸して平らなフイルムへと加工する。
フイルムは3.5×3.4の延伸比で二軸延伸される。
延伸温度は80℃である。得られたフイルムは透明
であり、45μmの厚さを持つ。乾燥状態において
フイルムは下記の特性を持つ: 相対粘度 2.90 強度(長手方向) 18N/mm2 強度(横方向) 164N/mm2 モジユラス(長手方向) 170N/mm2 モジユラス(横方向) 217N/mm2 伸度(長手方向) 140% 伸度(横方向) 215% 湿つた状態におけるフイルム強度は、乾燥状態
におけるより10%低い。 熱機械的分析から、フイルムを加熱すると収縮
は60℃で始まることが判つた。90℃において収縮
は10%である。80℃の水中で3時間フイルムを処
理した後に収縮は17%である。30℃、50%RHに
おけるフイルムの水蒸気透過性は、800mg/m2日
である(市販のセロフアン製ソーセージ包装材で
は同じ条件下での水蒸気透過性は200mg/m2日で
ある)。 上述の二軸延伸フイルムを熔接して、50cmの長
さ及び平らにして11cmの幅を持つ円筒とする。得
られた円筒状フイルムを実施例3と同じやり方で
処理し、調理ソーセージの包装材としてくん製及
び調理プログラムに付す。比較のために、80μm
のフイムル厚さの市販のセロフアン筒をも実験で
用いる。加工に問題はなかつた。本発明の円筒形
フイルムは、しわのない張つたソーセージ包装材
を形成することが判つた。褐色の着色は満足なも
のである。香りは、セロフアン中で処理されたソ
ーセージのそれと同様である。くん製ソーセージ
の製造プロセス(詰め込み、くん製、殺菌及び冷
却)において、本発明の二軸延伸コポリエステル
フイルムの挙動と市販のソーセージ包装材のそれ
間の差は全く又は殆どない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 煙成分を透過させるフイルムにおいて、該フ
イルムが総て又は主に、エステル結合を介して頭
尾結合された繰返しの長鎖及び短鎖エステル単位
から構成される熱可塑性コポリエステルから成
り、上記長鎖エステル単位は式 に対応し、上記短鎖エステル単位は式 に対応し、(ここでR1は600〜6000の範囲の分子
量及び2.0〜2.7の酸素に対する炭素の原子比を持
つポリ(アルキレンオキサイド)グリコールから
末端ヒドロキシル基を除いた後に残る二価の残基
であり、R2は250より大きくない分子量を持つジ
オールからヒドロキシル基を除いた後に残る二価
の残基であり、R3はジカルボン酸からカルボキ
シル基を除いた後に残る二価の残基であり、但し
上記長鎖エステル単位はコポリエステルの20〜60
重量%を占め、R3基の少くとも70%は1,4−
フエニレン残基であり、フイルムのフエノール値
は少くとも20mg/m2であること)を特徴とするフ
イルム。 2 R2が2〜4個の炭素原子を持つ脂肪族ジオ
ールから誘導されたものである特許請求の範囲第
1項記載のフイルム。 3 R2が1,4−ブタンジオールから誘導され
たものである特許請求の範囲第2項記載のフイル
ム。 4 R1がポリ(エチレンオキサイド)グリコー
ルから誘導されたものである特許請求の範囲第1
項、第2項又は第3項記載のフイルム。 5 R3基の100%が1,4−フエニレン残基であ
る特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一つ
に記載のフイルム。 6 ポリ(アルキレンオキサイド)グリコールの
分子量が800〜4000の範囲にある特許請求の範囲
第1項〜第5項のいずれか一つに記載のフイル
ム。 7 フエノール値が少くとも50mg/m2である特許
請求の範囲第1項〜第6項のいずれか一つに記載
のフイルム。 8 フイルムの厚さが1〜300μmの範囲にある
特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか一つに
記載のフイルム。 9 フイルムのアルデヒド値が少くとも3000であ
る特許請求の範囲第1項〜第8項のいずれか一つ
に記載のフイルム。 10 フイルムの酸値が少くとも200である特許
請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一つに記載
のフイルム。 11 フイルムが平らである特許請求の範囲第1
項〜第10項のいずれか一つに記載のフイルム。 12 フイルムが円筒状である特許請求の範囲第
1項〜第10項のいずれか一つに記載のフイル
ム。 13 フイルムが二軸延伸されている特許請求の
範囲第11項又は第12項記載のフイルム。 14 R1がポリ(エチレンオキサイド)グリコ
ールから誘導されたものであり、R2が1,4−
ブタンジオールから誘導されたものであり、R3
が1,4−フエニレン残基であり、コポリエステ
ル中の長鎖エステル単位の含量が30〜45重量%で
あり、フイルムのフエノール値が50〜500、アル
デヒド値が3000〜50000であり、フイルムの厚さ
が5〜100μmであり、フイルムが二軸延伸され
ている特許請求の範囲第1項〜第13項のいずれ
か一つに記載のフイルム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| NL8204674 | 1982-12-02 | ||
| NL8204674 | 1982-12-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59117530A JPS59117530A (ja) | 1984-07-06 |
| JPH0412094B2 true JPH0412094B2 (ja) | 1992-03-03 |
Family
ID=19840682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58225549A Granted JPS59117530A (ja) | 1982-12-02 | 1983-12-01 | 煙成分透過性のフイルム |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US4514472A (ja) |
| EP (1) | EP0113136B1 (ja) |
| JP (1) | JPS59117530A (ja) |
| AT (1) | ATE30829T1 (ja) |
| CA (1) | CA1226089A (ja) |
| DE (1) | DE3374518D1 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3436682A1 (de) * | 1984-10-05 | 1986-04-10 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Schlauchfoermige verpackungshuelle, insbesondere wursthuelle, auf polyamidbasis |
| US5449318A (en) * | 1994-08-08 | 1995-09-12 | Teepak, Inc. | Regenerated food casing having food release properties due to an internal surface comprising viscose with PEG |
| DE19630236A1 (de) * | 1996-07-26 | 1998-01-29 | Wolff Walsrode Ag | Biaxial gereckte, biologisch abbaubare und kompostierbare Wursthülle |
| US6667082B2 (en) | 1997-01-21 | 2003-12-23 | Cryovac, Inc. | Additive transfer film suitable for cook-in end use |
| DE19830389A1 (de) * | 1998-07-08 | 2000-01-13 | Basf Ag | Folien für luftgetrocknete oder geräucherte Lebensmittel |
| US6589615B1 (en) * | 1999-01-04 | 2003-07-08 | William W. Yen | Thermoplastic food casing |
| US7615270B2 (en) | 2002-11-12 | 2009-11-10 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Films comprising a liquid-absorbant inner layer and an impermeable outer layer |
| US7045566B2 (en) * | 2002-11-12 | 2006-05-16 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Moisture and gas permeable non-porous ionomeric films |
| DE102009009876B4 (de) * | 2009-02-20 | 2012-05-16 | Kuhne Anlagenbau Gmbh | Ein- oder mehrschichtige, räucherbare, lufttrockenbare, schlauchförmige Nahrungsmittelfolie für Lebensmittelverpackungen sowie Verfahren zu deren Herstellung |
| US20110151158A1 (en) * | 2009-05-26 | 2011-06-23 | Stall Alan D | Method of making a food casing |
| KR102191438B1 (ko) * | 2014-08-26 | 2020-12-15 | 에스케이케미칼 주식회사 | 부산물의 함량이 낮은 폴리(트리메틸렌 테레프탈레이트)의 제조 방법 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3766146A (en) * | 1971-03-18 | 1973-10-16 | Du Pont | Segmented thermoplastic copolyester elastomers |
| BE793332A (fr) * | 1972-01-26 | 1973-04-16 | Du Pont | Copolyesters thermoplastiques a segments |
| GB1453621A (en) * | 1972-11-10 | 1976-10-27 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Sterilised food packages |
| GB1443109A (en) * | 1973-06-30 | 1976-07-21 | Toyo Boseki | Film having excellent slip characterisitcs and its production |
| JPS5713469B2 (ja) * | 1974-12-19 | 1982-03-17 | ||
| JPS55164270A (en) * | 1979-06-07 | 1980-12-20 | Kuraray Co Ltd | Laminate |
| DE3013320A1 (de) * | 1980-04-05 | 1981-10-15 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Fuer lebensmittel, insbesondere wurstwaren geeignete schlauchhuelle mit einer klebenaht und verfahren zu ihrer herstellung |
| DE3040279A1 (de) * | 1980-10-25 | 1982-06-16 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Fuer lebensmittel, insbesondere wurstwaren geeignete schlauchhuelle mit einer klebenaht, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung gekruemmter oder ringfoermiger wursthuellen |
| US4364989A (en) * | 1981-03-19 | 1982-12-21 | Rexham Corporation | Snack food packaging material |
-
1983
- 1983-11-21 CA CA000441607A patent/CA1226089A/en not_active Expired
- 1983-11-25 DE DE8383201673T patent/DE3374518D1/de not_active Expired
- 1983-11-25 AT AT83201673T patent/ATE30829T1/de not_active IP Right Cessation
- 1983-11-25 EP EP19830201673 patent/EP0113136B1/en not_active Expired
- 1983-12-01 JP JP58225549A patent/JPS59117530A/ja active Granted
- 1983-12-01 US US06/557,000 patent/US4514472A/en not_active Expired - Fee Related
-
1984
- 1984-12-12 US US06/680,832 patent/US4550025A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3374518D1 (en) | 1987-12-23 |
| ATE30829T1 (de) | 1987-12-15 |
| EP0113136A1 (en) | 1984-07-11 |
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| JPS59117530A (ja) | 1984-07-06 |
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