JPH04178444A - 高難燃性樹脂組成物 - Google Patents

高難燃性樹脂組成物

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JPH04178444A
JPH04178444A JP30462890A JP30462890A JPH04178444A JP H04178444 A JPH04178444 A JP H04178444A JP 30462890 A JP30462890 A JP 30462890A JP 30462890 A JP30462890 A JP 30462890A JP H04178444 A JPH04178444 A JP H04178444A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、官能基を含むポリオレフィン系樹脂またはそ
の組成物、無機難燃剤、硬化性樹脂および/または金属
もしくは金属化合物で被覆された赤リンからなる難燃性
樹脂組成物に関するものであり、より詳しくは、高度の
難燃性を存するとともに、燃焼時にハロゲンガスなどの
有毒ガスの発生や加水分解によるホスフィンガスなどの
有臭有毒ガスの発生がなく、安全性、可撓性、耐熱性、
機械的特性、電気的特性などに優れるもので、屋内外で
使用される射出成形品や押出成形品等の成形向けとして
利用することができる難燃性樹脂組酸物に関するもので
ある。
[従来技術] ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂は物理的性質および化学的性質に優れているので押出
成形、射出成形1回転成形、吹込成形などにより、フィ
ルム、シート、パイプ、容器等に成形され種々の用途に
用いられている。
しかしこれらポリオレフィン系樹脂は易燃性であること
がら難燃化することが強く要望されている。
従来、ポリオレフィン系樹脂を難燃化するための方法と
しては、該ポリオレフィン系樹脂にハロゲン系難燃剤ま
たはリン系難燃剤等の有機難燃剤を含有させる方法が一
般的であるが、最近においてはこれら有機難燃剤に代わ
り無機難燃剤が使用されるようになってきている。
例えば、ポリオレフィン系樹脂に水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム等の無機系難燃剤を配合して難燃化
し、ハロゲンフリーで無公害化する方法が盛んに行われ
ている。また更に高度に難燃化をするために難燃助剤と
して赤リンを配合することも提案されている。
しかし、該組成物に赤リンを配合することによって難燃
性は向上するが、耐寒性(耐低温脆化性)と耐熱水性が
大幅に悪化するばかりでなく、赤リンは水と反応して存
臭有毒なホスフィンガスの発生を伴う加水分解反応が起
こるという問題点を存しており、安全上好ましくない。
また上記水と反応することによる膏臭育毒なホスフィン
ガスの発生を改善するために、赤リンを有機および/ま
たは無機の材料により被覆した多くの改良赤リンが提案
されている(米国特許第2635953号明細書、特開
昭51−105996号公報、同52−125489号
公報、米国特許第2835953号公報、特開昭81−
111324号公報、同E33−134507号公報、
同63−230510号公報、同64−24008号公
報、特開平1−28E1909号公報、同2−1075
12号公報、同2−111609号公報、同2−111
610号公報、同2−111811号公報)。
さらにこれらの改良赤リンをエポキシ樹脂、ポリオレフ
ィン等の可燃性樹脂に配合した難燃性樹脂組成物も多数
提案されている(特開昭61−130370号公報、同
8l−15274E3号公報、同63−95286号公
報、同63−15E3860号公報)。
しかし、このような改質赤リン単に添加しても前記耐寒
性(耐低温脆化性)や耐熱水性は改善されない。
また、昨今の難燃化製品の厳しい要求から、製品の機械
的強度はもちろんのこと、高度の難燃化(高難燃性、炭
化層の形成等)が要求され、赤リンの配合の他に無機難
燃剤の増量を余儀なくされている。このような無機難燃
剤の添加量の増加は、一方では機械的強度、加工性等の
低下をもたらすのみでなく可撓性、耐寒性等を著しく損
なうという問題が生じ改善を求められている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記の点に鑑み、鋭意検討してなされたもので
あって、可撓性、耐熱性、耐水性(耐熱水性を含む)、
耐寒性、機械的特性、電気的特性などに優れ、特に安全
上の問題がないハロゲンフリーの無公害型の高度に難燃
化されたポリオレフィン系樹脂組成物を提供するもので
あり、特に赤リンから発生する有毒なホスフィンガスが
抑制された高度の難燃性樹脂組成物を提供することを目
的とするものである。
[課題を解決する手段] 本発明の請求項(1)の発明は、 (1)(A)a:カルボン酸基、カルボン酸エステル基
または酸無水基含有モノマー、b:エポキシ葺合をモノ
マー、c:ヒドロキシル基含有モノマー、dニアミノ基
含有モノマー、e:アルケニル環状イミノエーテル誘導
体、f:多官能モノマーから選ばれた少な(とも1種の
官能基を含むポリオレフィン系樹脂またはその樹脂組成
物100重量部、 (B)無機難燃剤  30〜200重量部、(C)硬化
性樹脂および/または金属もしくは金属化合物で被覆さ
れた赤リン 0.1〜15重量部 からなる高難燃性樹脂組成物である。
以下本発明を具体的に説明する。
本発明の官能基含有ポリオレフィン系樹脂またはその樹
脂組成物とは、a:カルボン酸基、カルボン酸エステル
基または酸無水基含有モノマー、b:エポキシ基含有モ
ノマー、C:ヒドロキシル基含有モノマー、dニアミノ
基含有モノマー、e:アルケニル環状イミノエーテル誘
導体、f:多官能モノマーから選ばれた少なくとも1種
の官能基を含むポリオレフィン系樹脂またはその樹脂組
成物である。
上記少なくとも1種の官能基を含むポリオレフィン系樹
脂とは、ポリレフインと上記モノマーの少なくとも1種
との2元または多元共重合体、ポリオレフィン系樹脂に
該モノマーの少なくとも1種をグラフトしたグラフト変
性体またはポリオレフィン系樹脂に該モノマーの少なく
とも1種を含浸させた熱可塑性樹脂組成物を包含するも
のであるが、操作が簡便で、か゛つ効果的で、安価な方
法であることからグラフト変性体が最も好ましい。 上
記モノマーの少なくとも1種をポリオレフィン系樹脂に
グラフト変性するときには架橋剤の存在下に、無溶媒ま
たは溶媒中で行うことが望ましい。
該架橋剤としては、ヒドロペルオキシド、ジアルキルペ
ルオキシド、ジアシルペルオキシド、ペルオキシエステ
ル、ケトンペルオキシド等の有機過酸化物;ジヒドロ芳
香族化合物;ジクミル化合物;硫黄等の加硫剤から選ば
れた少なくとも1種が挙げられる。
上記ジヒドロ芳香族化合物としては、l、2−ジヒドロ
ベンゼン、!、2−ジヒドロナフタレン、9.10−ジ
ヒドロフェナントレン、2,2.4−トリメチル−1,
2−ジヒドロキノリン等が挙げられる。
またジクミル化合物としては、2,3−ジメチル−2,
3−ジフェニルブタン、2,3−ジエチル−2゜3−ジ
フェニルブタン、2,3−ジメチル−2,3−ジ(P−
メチルフェニル)ブタン、2,3−ジメチル−2,3−
ジ(ブロモフェニル)ブタン等が挙げられる。
上記官能基を含むポリオレフィン系樹脂中のモノマー含
有量は0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜15
重量%の範囲で存在していることが望ましく、高濃度の
マスターバッチを未変性のポリオレフィン系樹脂で希釈
して調整してもよい。
上記官能基aのカルボン酸基、カルボン酸エステル基ま
たは酸無水基含有モノマーとは、マレイン酸、フマル酸
、シトラコン酸、イタコン酸等のα、β−不飽和ジカル
ボン酸;アクリル酸、メタクリル酸、フラン酸、クロト
ン酸、ビニル酢酸、ペンテン酸等の不飽和モノカルボン
酸;あるいはこれらα、β−不飽和ジカルボン酸または
不飽和モノカルボン酸のエステルまたは無水物が挙げら
れる。
上記官能基すのエポキシ基含有モノマーとしては、アク
リル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、イタコン
酸モノグリシジルエステル、ブテントリカルボン酸モノ
グリシジルエステル、ブテントリカルボン酸ジグリシジ
ルエステル、ブテントリカルボン酸トリグリシジルエス
テル−クロロアリル、マレイン酸、クロトン酸、フマー
ル酸等のグリシジルエステル類またはビニルグリシジル
エーテル、アリルグリシジルエーテル、グリシジルオキ
シエチルビニルエーテル、スチレン−p−グリシジルエ
ーテルなどのグリシジルエーテル類;p−グリシジルス
チレンなどが挙げられるが、特に好ましいものとしては
メタクリル酸グリシジル、アリルグリシジルエーテルを
挙げることができる。
上記官能基Cのヒドロキシル基含有モノマーとしては、
1−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記官能基dのアミノ基自存モノマーとしては、ジメチ
ルアミンエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(
メタ)アクリレート等の3級アミノ基含有モノマーが挙
げられる。
上記官能基eのアルケニル環状イミノエーテル誘導体と
しては、以下の構造式で表される物であり、 ここでnは1.2及び3であり、好ましくは2及び3、
より好ましくは2である。またR11R2、R3、Rは
それぞれCI −C12の不活性なアルキル基及び/ま
たは水素を示し、アルキル基にはそれぞれ不活性な置換
基があってもよい。
ここでいう不活性とはグラフト反応やその生成物の機能
に悪影響を及ぼさないことを意味する。
またRはすべて同一である必要はない。好ましくは、R
t =R2=H,R3=HあるいはM e 、R=Hす
なわち、2−ビニル及び/または2−イソプロペニル−
2−オキサゾリン、2−ビニル及び/マたは2−イソプ
ロペニル−5,6−シヒドロー4H−1,3−オキサジ
ンである。これらは単独でも混合物でもよい。
この中でも特に2−ビニル及び/または2−イソフロベ
ニル−2−オキサゾリンが好ましい。
fl官能モノマーとしては、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ジエチレングリコールジメタクリレート等に代表さ
れる多官能性メタクリレートモノマー類、ジビニルベン
ゼン、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレー
ト、ビニルブチラード等に代表される多官能性ビニルモ
ノマー類、N + N ’ −−一フェニレンビスマレ
イミドN N1F−エチレンビスマレイミドに代表され
るビスマレイミド類、P−キノンジオキシム等のジオキ
シム類等が挙げられる。
上記ポリオレフィン系樹脂としては、超低密度ポリエチ
レン、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エ
チレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体ゴム、エチレン−ブテン−1共重合
体ゴムなどのオレフィン系ゴム、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などのエチレン−ビニルエステル共重合体、エ
チレン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体
などのエチレン−α、β−カルボン酸またはその誘導体
との共重合体などのエチレン系(共)重合体、ポリプロ
ピレン、プロピレン−エチレン共重合体などのポリプロ
ピレン系重合体、ポリブテン系重合体等が挙げられる。
これらの中でも超低密度ポリエチレン(VLDPE)、
高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度
ポリエチレン(LLDPE)などの密度が0.8B 〜
0.94 g/cm3のエチレン(共)重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体ゴム(EPR)、エチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合体コム(EPDM)、エチレン
−ブテン−1共i1体ゴムなどのオレフィン系ゴム、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのエチレン
−ビニルエステル共重合体、エチレン−(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル共重合体などのエチレン−α、β
−カルボン酸またはその誘導体との共重合体などの軟質
ポリオレフィン系重合体およびこれらを主成分とする軟
質ポリオレフィン系樹脂またはその組成物が無機難燃剤
や充填剤などの受容性や相溶性などの観点から好ましい
したがって、本発明の組成物を調整する上で最も好まし
い態様は、ベースレジンとして変性および/または未変
性軟質ポリオレフィン系樹脂99〜50重量%とし、変
性および/または未変性結晶性樹脂を1〜50重量%の
範囲で構成されることが望ましい。
上記のような組成とすることにより、ベースレジンの軟
質性樹脂で無機難燃剤の受容を向上させて可撓性、難燃
性等を保持させ、結晶性樹脂によって機械的特性の向上
させると同時に官能基を有する軟質または結晶性樹脂に
よってベースレジンと無機難燃剤とのカップリング効果
や燃焼時のチャー(炭化)層を形成維持することによる
前記超低密度ポリエチレン(VLDPE)とは、密度が
0.86〜(1,910g/cvi3であり、かっ直鎖
状低密度ポリエチレンとエチレン−α−オレフィン共重
合体ゴムとの中間の性状を示すポリエチレンを指す。
例えば密度0.8BO〜0.910 g/cm3、示差
走査熱量測定法(D S C)による最大ピーク温度(
Tm)60℃以上、かつ好ましくは沸騰n−へキサン不
溶分10重量%以上の性状を有する特定のエチレン−α
−オレフィン共重合体であり、少なくともチタンおよび
/またはバナジウムを含有する固体触媒成分と有機アル
ミニウム化合物とからなる触媒を用いて重合され、直鎖
状低密度ポリエチレンが示す高結晶部分とエチレン−α
−オレフィン共重合体ゴムが示す非晶部分とを合わせ持
つ樹脂であって、前者の特徴である機械的強度、耐熱性
などと、後者の特徴であるゴム状弾性、耐低温衝撃性な
どがバランスよく共存しており、本発明に用いるときは
極めてを用である。
該α−オレフィンとしてはプロピレン、ブテン−1,4
−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、
デセン−1、ドデセン−1等を挙げることができる。
オレフィン系ゴムとしては、エチレン−プロピレン−ジ
エンランダム共重合体ゴム、エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体ゴムが特に好ましい。
この二つのゴムは、他のゴム状物質に比べて熱可塑性に
すぐれ、溶融混線による分散が容易であり、SBR,イ
ソプレンゴム、ニトリルゴムあるいはブタジェンゴム等
と比較すると独特の臭気を有しない点、あるいはペレッ
ト状で入手できるために、配合する際の計量や取扱いが
容易であり、かつ組成物製造装置の形式についても選択
の自由度が大きいことなど、操作上の利点を存すること
が挙げられる。
上記エチレン−プロピレン−ジエンランダム共重合体ゴ
ムのジエン成分については、エチリデンノルボルネン、
ジシクロペンタジェン、L 4−シクロへキサジエン等
いずれも使用できる。
またこれらのゴム状物質のムーニー粘度は(MLI+4
100℃)10〜100の範囲のものがよく、好ましく
は(ML1+4100℃)20〜90である。(ML1
+4100℃)10以下のものを使用すると、耐衝撃性
の改良効果がほとんど得られず、  (ML1+410
0℃)100以上の物であると、該無機難燃剤との分散
が悪くなる恐れを生じる。
該プロピレン系あるいはブテン系軟質ポリオレフィンは
チーグラー系触媒を用いて製造されるプロピレン−α−
オレフィンランダム共重合体、ブテン−1−α−オレフ
ィンランダム共重合体などであり低結晶性乃至非結晶性
ポリオレフィンである。
さらに本発明においては、イソブチンゴム、ブタジェン
ゴム、■、2−ポリブタジェンゴム、スチレン−ブタジ
ェンランダム共重合体ゴム、クロロプレンゴム、ニトリ
ルゴム、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重
合体ゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体ゴム等を添加して使用しても良い。
該エチレン−ビニルエステル共重合体は、高圧ラジカル
重合法で製造されるエチレンを主成分とするプロピオン
酸ビニル、酢酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸
ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニル、トリ
フルオル酢酸ビニルなどのビニルエステル単量体との共
重合体である。これらの中でも特に好ましいものとして
は、酢酸ビニルを挙げることができる。すなわち、エチ
レン50〜88.5重量%1ビニルエステル0.5〜5
0重量%、他の共重合可能な不飽和単量体0〜49.5
重量%からなる共重合体が好ましい。
該エチレン−α、β−不飽和カルボン酸またはその誘導
体との共重合体としては、エチレン−α、β−不飽和カ
ルボン酸共重合体、エチレン−α、β−不飽和カルボン
酸エステル共重合体、それらの金属塩、アミド、イミド
等が挙げられるが、好ましくは高圧ラジカル重合法で製
造されるエチレン50〜99.6重量%、α、β−不飽
和カルボン酸もしくはエステル0.5〜50重量%、お
よび他の共重合可能な不飽和単量体0〜49.5重量%
からなる共重合体が好ましい。
α、β−不飽和カルボン酸もしくはエステルの具体的な
例としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
フマル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の不飽和
カルボン酸類、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル
、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロ
ピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブ
チル、メタクリル酸−n−ブチル、アクリル酸シクロヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ラウ
リル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、
メタクリル酸ステアリル、マレイン酸モノメチルエステ
ル 酸モノエチルエステル、マレイン酸ジエチルエステル、
フマル酸モノメチルエステル、アクリル酸グリシジル、
メタクリル酸グリシジル等の不飽和カルボン酸エステル
類を挙げることができる。この中でも特に好ましいもの
として(メタ)アクリル酸アルキルエステルを挙げるこ
とができる。更に好ましくはアクリル酸エチルを挙げる
ことができる。
金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩、リチウム塩、アルミニウム塩、マグネシウム塩、亜
鉛塩等が挙げられる。
上記の共重合体の具体例としては、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸
−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸エチル共重
合体、エチレン−メタクリル酸グリシジル共重合体、エ
チレン−メタクリル酸グリシジル−アクリル酸エチル共
重合体などあるいはこれらの金属塩(アイオノマー)等
が挙げられる。これらの共重合体は混合して使用しても
良い。
本発明の(B)成分の無機難燃剤としては、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化ジルコニウム、
塩基性炭酸マグネシウム、ドロマイト、ハイドロタルサ
イト、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、酸化スズの
水和物、硼砂などの無機金属化合物の水和物、ホウ酸亜
鉛、メタホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、炭酸亜鉛、
炭酸マグネシウム−カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸
バリウム、酸化マグネシウム、酸化モリブデン、酸化ジ
ルコニウム、酸化スズ、酸化アンチモン、等が挙げられ
る。これらは1種でも2種以上を併用しても良い。この
中でも特に、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム
、塩基性炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイトからな
る群から選ばれた少なくとも1種が難燃効果が良く、経
済的にも宵利である。また、二酸化アンチモン、ホウ酸
亜鉛等と併用しても良い。またチャー(炭化)層の形成
を助成するためにホウ酸類、炭素類等を配合することも
奨励される。
上記難燃剤の粒径は種類によって異なるが、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウム等においては平均粒径2
0μm以下が好ましい。
上記難燃剤の量は(A)成分の官能基を含むポリオレフ
ィン系樹脂またはその樹脂組成物100重量部に対して
30〜200重量部、好ましくは40〜150重量部、
更に好ましくは50−140重量部の範囲である。該難
燃剤の量が30重量部未満では難燃効果が小さく、20
0重量部を超えると機械的強度・伸び等が低下し、可撓
性が失われて脆くなり、かつ低温特性も悪化する。
本発明においては上記難燃剤の少なくとも1種を用い、
必要により有機難燃剤と併用してもよい。
また無機充填剤と難燃剤とを併用することにより、難燃
剤の添加量を減少させることもできるし、他の特性を付
与させることもできる。
本発明で用いられる無機充填剤としては、粉粒体、平板
状、針状、球状または中空状および繊維状等が挙げられ
、具体的には、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫
酸カルシウム、珪酸カルシウム、クレー、珪藻土、タル
ク、アルミナ、珪砂、ガラス粉、酸化鉄、金属粉、三酸
化アンチモン、グラファイト、炭化珪素、窒化珪素、シ
リカ、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、カーボンブラッ
クなどの粉粒状充填剤、雲母、ガラス板、セリサイト、
パイロフィライト、アルミフレークなどの金属箔、黒鉛
などの平板状もしくは鱗片状充填剤、シラスバルーン、
軽石などの中空状充填剤、ガラス繊維、炭素繊維、グラ
ファイト繊維、ウィスカー、金属繊維、シリコーンカー
バイト繊維、アスベスト、ウオラストナイトなどの鉱物
繊維等の例を挙げることができる。
これらの無機充填剤の添加量は本発明の組成物100重
量部にたいして、100重量部程度まで適用される。
上記添加量が100重量部を超えると成形品の衝撃強度
等の機械的強度が低下するので好ましくない。
本発明において、前記無機難燃剤もしくは一無機充填剤
等を使用する場合、該難燃剤や充填剤の表面をステアリ
ン酸、オレイン酸、パルミチン酸等の脂肪酸またはその
金属塩、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスま
たはそれらの変性物、有機シラン、有機ボラン、有機チ
タネート等で被覆するなどの表面処理を施すのが好まし
い。
本発明で使用する(C)成分の硬化性樹脂および/また
は金属および金属化合物で被覆された赤リンとは、赤リ
ン粒子の表面をフェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、ポ
リエステル樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、フラン
系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、ポリウレタン樹脂、ケイ素樹脂等の熱硬化性樹
脂で被覆したちの;赤リン粒子の表面をアルミニウム、
鉄、クロム、ニッケル、銅、亜鉛、マンガン、アンチモ
ン、ジルコニウム、チタン等の金属を無電解メツキ等の
方法で金属皮膜で被覆したちの;上記金属の水和酸化物
で被覆したもの等が包含される。
例えばチタン−コバルト系複合水和酸化物、ジルコニウ
ム−コバルト系複合水和酸化物、チタン−アルミ縮合物
系複合水和酸化物などの微細な沈殿を赤リンの粒子表面
に沈積被覆したもの、あるいはチタン−コバルト系複合
水和酸化物、ジルコニウム−コバルト系複合水和酸化物
、チタン−アルミ縮合物系複合水和酸化物、ジルコニウ
ム−アルミ縮合物系複合水和酸化物などとエポキシ樹脂
、フェノール樹脂、メラミン樹脂などの有機樹脂を赤リ
ンの粒子表面に沈積被覆したものは好ましく使用するこ
とができる。
赤リンは平均粒径が5〜30μ−で、かつ粒径が1μ−
以下および100μ冒以上のものの含有率が5重量%以
下であるものが好ましく、赤リンの粒子表面への沈積被
覆量が、チタン−コバルト系などの複合水和酸化物の場
合は赤リン粒子に対し、全重量当たりTI+Goなどの
金属成分として0.5〜15重量%、同様に有機樹脂に
ついては全重量当たり、0.1〜15重量%が好ましい
上記の赤リンの添加量は(A)成分の官能基を含むポリ
オレフィン系樹脂またはその樹脂組成物100重量部に
対して0.1〜15重量部、好ましくは0.2〜12重
量部の範囲である。該赤リンの量が0.1重量部未満で
は難燃効果が小さく、15重量部を超えても難燃効果が
それ以上は改良されず、物性的にも経済的にも好ましく
ない。 本発明において、本発明の組成物の物性を損な
わない範囲で傷付き白化防止剤として、■鉱油、ワック
ス、パラフィン類、■高級脂肪酸およびそのエステル、
アミドもしくは金属塩、■シリコーン、■多価アルコー
ルの部分的脂肪酸エステルまたは脂肪酸アルコール、脂
肪酸、脂肪酸アミノ、脂肪酸アミド、アルキルフェノー
ルもしくはアルキルナフトールアルキレンオキサイド付
加物の少なくとも1種を添加してもよい。
上記傷付き白化防止剤の配合量は本発明の組成物100
重量部に対して0.05〜20重量部の範囲で添加され
る。
上記傷付き白化防止剤の配合は、耐傷付き白化を防止す
るばかりでなく、組成物の耐酸性向上にも有効である。
本発明の組成物においては、ポリオレフィン系樹脂、難
燃剤、該赤リン、前記の官能基を含むポリオレフィン系
樹脂またはその樹脂組成物、必要に応じて無機充填剤、
添加剤等を配合し、これらを通常のタンブラ−等でトラ
イブレンドして作ったり、あるいはバンバリーミキサ−
1加圧ニーグー、混練押出機、二軸押出機、ロール等の
通常の混線機で溶融混練して均一に分散して製造される
本発明の組成物に対してその使用目的に応じて、有機フ
ィラー、酸化防止剤、有機あるいは無機系顔料・染料、
紫外線防止剤、分散剤、銅害防止剤、中和剤、可塑剤、
核剤等を組成物の成形加工性や物性を阻害しない範囲で
添加しても良い。
本発明においては以下の実施態様を包含する。
(1)前記軟質ポリオレフィンが超低密度ポリエチレン
、エチレン−ビニルエステル共重合体、エチレン−α、
β−不飽和カルボン酸もしくはそのエステル共重合体お
よびその金属塩、オレフィン系ゴム、プロピレン−エチ
レンランダム共重合体、プロピレン−ブテン−1ランダ
ム共重合体からなる群から選択されてなる少なくとも一
種である高難燃性樹脂組成物。
(2)無機系難燃剤が無機金属化合物の水和物である高
難燃性樹脂組成物。
(3)無機金属化合物の水和物が水酸化マグネシウムお
よび/または水酸化アルミニウムである高難燃性樹脂組
成物。
[実施例] 以下、本発明を実施例によって詳しく述べるが、本発明
の要旨を逸脱しない限り、これらの実施例に限定される
ものではない。
[使用樹脂および材料] (A)成分のポリオレフィン系樹脂: A−1:エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA
)  [EA含有量=15重量%、MFR: 0.75
g/10mIn、商品名;白石レタスロンム1150.
日本石油化学軸製コ ム−2:エチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)[M
 F R= 0.8g/10m1n、、商品名;エバフ
レックスV527−4三井デュポンケミカル社轢製コ (a)成分:官能基を含むポリオレフィン系樹脂無水マ
レイン酸変性線状低密度ポリエチレン[密度= 0.9
2g/cm3 、IIIFR:1.0g/10m1in
 、](e)成分:アルケニル環吠イミノエーテル誘導
体 (B)成分の無機難燃剤: B−1:水酸化マグネシウム [商品名;キスマ5B 協和化学■製コB−2=水酸化
アルミニウム [商品名:ハイジライトH−32TX 昭和軽金属翰製] (C)赤リン粒子: C−1:赤リン粒子を71−Go複合水和物で被覆後、
更に硬化性樹脂コーティングしたもの。
[商品名:ヒシガードTP、日本化学■製コ C−2:赤リン粒子を硬化性樹脂で被覆したもの。
[商品名ニッパガード120  UF、燐化学卸製コ C−3=無被覆赤リン [商品名:ヒシガードCP−A15゜ 日本化学■製コ [試料作成法] 第1表に示す配合の組成物をトライブレンドした後、4
0mm0φの押出機を用い樹脂温度200℃で溶融混練
し、ペレタイズした。更に180℃、圧力40Kg/c
m2、時間10分でプレス成形し、厚さ1mmの試料を
作成し、試験に供した。試験結果を第1表に示す。
赤リン粒子を硬化性樹脂で被覆したもの(C−2)およ
び無被覆赤リン(C−3)を用いて第2表に示す配合の
組成物とし、上記と同様にして試料を作成して試験した
結果を第2表に示す。
[試験法コ (1)引張強度(UTS)および伸び(%)厚さ1m1
1の試料から3号ダンベルで打ち抜いた試験片で、テン
シロンを用いて引張速度200w−/  の速度で測定
した。
(2)低温脆性(JIS  K6760−1981準拠
) 試験片を、温度調節されたイソプロピルアルコール浴に
入れてハンマーで打ち、試験片の50%が破壊される時
の温度を確率的方法で求める。
(3)酸素指数(0,I) JIS  K7201に準拠して行った。
(4)ホスフィン発生量の測定 ペレットをN2ガス中で200℃に加熱し、発生したガ
スを採取してホスフィン濃度を測定した。
(5)耐熱水試験 1mm厚のシートを90℃の温水中に10日間浸漬し、
試料の吸水率(重量増加率)を測定した。
[評硼結果コ 第1表の比較例1に見られるように、赤リンを添加する
ことにより酸素指数は増加するものの、低温脆性、ホス
フィンガスの発生および耐熱水性が大幅に悪化する。
それに対して、本発明の組成物は、酸素指数が向上して
いるばかりでなく、これらが著しく改善されていること
が判る。
[発明の効果コ 上記のように、本発明は(A)特定の官能基を含むポリ
オレフィン系樹脂またはその樹脂組成物、に水酸化アル
ミニウムや水酸化マグネシウム等の(B)無機難燃剤、
(C)硬化性樹脂および/または金属もしくは金属化合
物で被覆された赤リン、あるいは更に必要に応じて各種
の添加剤を配合した難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物
を提供するものであり、高度の難燃性を有するとともに
、燃焼時にハロゲンガスなどの有毒ガスの発生がなく、
また有機および/または無機化合物で被覆された赤リン
を用いたので加水分解によってホスフィンガスなどの有
臭有毒ガスの発生がなく、安全性、可撓性、耐熱性、機
械的特性、電気的特性などに優れているので、屋内や屋
外で使用される射出成形品や押出成形品等の成形向けと
して利用することができる。特に、腐食ガス量を規定し
ている原子力研究所をはじめとした各種発電プラント用
ケーブル、化学、鉄鋼、石油等のプラント用ケーブル、
耐熱電線や一般家屋配線などの高度な難燃性を要求され
る場所で好適に使用される。
また、繊維、電気、電子、自動車、船舶、航空機、建築
、土木等の分野で、パネル、包装梱包資材、電気・電子
部品、自動車部品、家具、家庭用品等として用いること
ができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)a:カルボン酸基、カルボン酸エステル基
    または酸無水基含有モノマー、b:エポキシ基含有モノ
    マー、c:ヒドロキシル基含有モノマー、d:アミノ基
    含有モノマー、e:アルケニル環状イミノエーテル誘導
    体、f:多官能モノマーから選ばれた少なくとも1種の
    官能基を含むポリオレフィン系樹脂またはその樹脂組成
    物100重量部、 (B)無機難燃剤 30〜200重量部、 (C)硬化性樹脂および/または金属もしくは金属化合
    物で被覆された赤リン 0.1〜15重量部 からなる高難燃性樹脂組成物。
  2. (2)官能基を含むポリオレフィン系樹脂中のモノマー
    含有量が0.05〜20重量%である請求項1に記載の
    高難燃性樹脂組成物。
  3. (3)官能基を含むポリオレフィン系樹脂またはその樹
    脂組成物が、変性または未変性の軟質ポリオレフィン系
    樹脂99〜50重量%と未変性または変性結晶性樹脂1
    〜50重量%からなるものである請求項1または2に記
    載の高難燃性樹脂組成物。
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CN114752137A (zh) * 2022-03-22 2022-07-15 金发科技股份有限公司 一种阻燃聚烯烃材料及其制备方法和应用

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