JPH04214246A - 光記録媒体用基板製造用ローラーの製造方法 - Google Patents

光記録媒体用基板製造用ローラーの製造方法

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JPH04214246A
JPH04214246A JP41004590A JP41004590A JPH04214246A JP H04214246 A JPH04214246 A JP H04214246A JP 41004590 A JP41004590 A JP 41004590A JP 41004590 A JP41004590 A JP 41004590A JP H04214246 A JPH04214246 A JP H04214246A
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JP
Japan
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stamper
roller
manufacturing
belt
optical recording
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Pending
Application number
JP41004590A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshino
斉 芳野
Hirofumi Kamitakahara
上高原 弘文
Hisanori Hayashi
林 久範
Osamu Shikame
修 鹿目
Tetsuya Sato
哲也 佐藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光記録媒体用の透明基板
を連続的に製造するためのローラーの製造方法に関する
。
【0002】
【従来の技術】従来、各種情報の記録には、磁気テープ
、磁気ディスク等の磁気材料、各種半導体メモリー等が
主として用いられてきた。このような磁気材料、半導体
メモリーは、情報の書き込み及び読み出しが容易に行え
るという利点を有する半面、情報の内容を容易に改ざん
されたり、また高密度記録ができないという問題があっ
た。かかる問題を解決するために、多種多様の情報を効
率よく取り扱う手段として、光記録媒体による光学的情
報記録方法が提案され、そのための光学的情報記録担体
、記録再生方法、記録再生装置が提案されている。かか
る情報記録担体としての光記録媒体は、一般にレーザー
光を用いて情報記録担体上の光記録層の一部を揮散させ
るか、反射率の変化を生じさせるか、あるいは変形を生
じさせて、光学的な反射率や透過率の差によって情報を
記録し、あるいは再生を行なっている。この場合、光記
録層は情報を書き込まれた後、「書いた後に直読する」
ことのできる、いわゆる、 DRAW(ダイレクト リ
ードアフター  ライト)媒体であり高密度記録が可能
であり、また追加書き込みも可能であることから、情報
の記録・保存媒体として有効である。
【0003】図5は従来の光記録媒体(光ディスク、光
カード)の模式的断面図である。同図において、11は
透明基板、12はトラック溝部、13は光記録層、14
はスペーサー、15は接着層、16は保護基板である。 情報の記録・再生は透明基板11及びトラック溝部12
を通して光学的に書き込みと送り出しを行う。この際、
トラック溝部部12の微細な凹凸を利用してレーザー光
の移相差によりトラッキングを行なえるようにしてある
。上述したような、従来のビデオディスク、オーディオ
ディスクなどでは、熱可塑性樹脂であるポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)やポリカーボネート樹脂(PC)を、情
報が記録されている成型ロールで加熱押圧して情報また
はプリフォーマットパターンを転写して基板を連続成型
している(特開昭56−86721)。あるいは、その
他の方法としては、射出成型法を用いて枚葉で成型する
方法も用いられている。連続成型する時の成型ローラー
の製造方法としては、ローラーにパターンを直接形成す
る方法と、枚葉のパターンを形成したスタンパー(コマ
)を作製して、接着剤などを用いてローラーに接着など
の方法で固定する方法(特公昭50−11518)およ
び磁力や吸着、機械的な方法で枚葉のスタンパーをロー
ラーに固定する方法(実公昭53−15825、実開昭
50−9568、同57−164839)が用いられて
いる。 その他、樹脂型を用いて紫外線硬化型樹脂によるCDお
よびCD−ROMの製造法が提案されている(WO88
/03311)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のビデオディスク、オーディオディスクな
どの方法と異なって、光ディスク、光カード、光テープ
などの光記録媒体では、オーディオディスクなどよりも
パターンの精度が微細であるために、レーザー描画装置
のフォトリソ関係の装置を用いることが必要である。ロ
ーラーにパターンを直接形成する方法では、ローラーの
表面は精度良く加工することはできるが、円筒状のロー
ラーの表面に精度良くパターンを描画または転写するの
は困難である。その他に、一般に金属材料からなるロー
ルに直接パターンが形成されているために、金属ローラ
ー表面が汚れたり、傷がついたりした時にローラーごと
交換しなければならず、コストがかかるという問題があ
った。
【0005】スタンパーをローラーに接着などにより固
定する方法では、一枚毎にスタンパーを作ることができ
るため、平面のスタンパーをフォトリソを用いてパター
ン精度良く作製することができる。しかしながら、これ
らのスタンパーは一般に金属材料から形成されているた
めに、スタンパーをローラーに沿わせて曲げる加工を施
してから固定を行なわなければならないが、ローラーの
曲面と合うように曲げ加工を施すことは困難であり、そ
のためにローラーの表面精度には自ずと限界があった。
【0006】特開昭56−87203号公報には20〜
80μm厚の金属製スタンパーをシリンダー(紫外線硬
化樹脂を用いたディスク製造用ローラー)に接着剤また
は両面テープにより端部より順次異物および空気が封入
しないように貼り付けていく、あるいはスタンパーの両
端部をシリンダーにネジ止めする方法が示されているが
、具体的な貼り付け方法や貼り付け精度は開示されてい
ない。
【0007】WO88/03311号公報には樹脂スタ
ンパーを用いて紫外線硬化樹脂により連続的にディスク
を製造する方法が示されている。しかしながら、樹脂ス
タンパーのローラーへの固定方法は開示されていない。 また、樹脂スタンパーを用いるとスタンパーの製造コス
トが低くなる、あるいはスタンパー自体が柔らかいので
ローラーに沿わせて固定するのが容易になるなどの利点
を有するものの、樹脂スタンパーは耐久性、耐熱性が金
属スタンパーに比較して悪く、寿命が短いという問題点
がある。
【0008】いずれの場合も、成形に用いるロール状ス
タンパーの表面精度が悪いか不均一であると、押出し成
形時に十分な加圧が得られないために、微細なパターン
が精度良く転写されなかったり、特に透明樹脂材料とし
てポリカーボネートなどを用いた場合には、複屈折のム
ラとなって現われるために、品質を低下させてしまうと
いう問題点があった。
【0009】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、スタンパーをローラーに表面精度良く
貼り付ける方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、レーザ
ービームなどの光ビームの照射によって、反射率、透過
率などの光学特製を変化させて、情報の記録、再生を行
なう光記録媒体で、プリフォーマットつき透明基板を、
ローラー状の型を用いて形成を行なってプリフォーマッ
トつき透明基板を連続的に製造する方法において、(1
) 記録すべき情報に対応した凹凸パターンが形成され
たスタンパーを、ローラーと、端部または中央部からベ
ルト状の固定治具を用いてスタンパーを平ら、またはロ
ーラーよりも大きな曲率の状態で、ゆっくりとローラー
と接触させる工程、 (2) スタンパーとローラーをベルトで締めながら、
スタンパーとローラーの接触部より、順次ローラーとス
タンパーを密着させてスタンパー全面をローラー面と接
触させる工程、 (3) 必要に応じてスタンパーとローラーをしごいて
密着性を良くしながら、前記ローラーと接触させたスタ
ンパーを一定の圧力で押さえてローラーとスタンパーを
密着させる工程 とを含んでなる光記録媒体用基板製造用ローラーの製造
方法である。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】図1〜図3は本発明の光記録媒体用基板製
造用ローラーの製造方法の実施態様を示す概略図である
。図1(a)〜(d)に示すように、スタンパー2がベ
ルト3の上に乗せられている。スタンパー2の乗ったベ
ルト3を、平のまま、または少し曲げてローラー1に接
触させる。その時には、スタンパー2も同じように平ら
、またはローラー1よりも大きな曲率でローラーと接触
させる。その結果、両者は接触部4で一直線または一点
で接触する。両者を接触部4で接触させたまま、ベルト
3をローラー1を巻くように接触部4から順次、スタン
パー2の全面をローラー1と密着させる。この時にはス
タンパー2とローラー1の間に、空気や異物を巻き込ま
ないようにすることが大切である。スタンパー2の全面
がローラー1と接触したら、ベルト3をさらに締め上げ
てスタンパー2とローラー1の接触部が一定の圧力で押
し合うようにして両者を固定する。このような一連の工
程で、ベルト3を締めると空気を巻き込まないように密
着させることができる。このとき、スタンパー2の表面
の凹凸が最大値で30μm以内の精度でローラー1の上
に密着させることが可能である。
【0013】前記紫外線・電子線硬化樹脂を用いた成型
や、押出し成型において必要とされている表面精度は3
0μm以内であり、本発明はこの要求を満たすことが可
能である。
【0014】本発明においては好ましい圧力は、ローラ
ー1とスタンパー2の材質にもよるが、0.1kg/c
m2以上10kg/cm2以下である。押し圧が小さい
とスタンパー2とローラー1の密着性が良くなく、スタ
ンパー2にうねりが生じてしまい、押し圧が大きいとロ
ーラー1やスタンパー2に変形を生じてしまう。また押
し圧の場所むらは、スタンパーを精度良くローラー1に
固定するためにはできるだけ小さくする必要がある。好
ましくは、押し圧の場所むらの発生はスタンパー2の全
面で10%以下、より好ましくは1%以下である。押し
圧のむらを小さくするためには、締める時に支え具6を
ローラー1と平行に保つこと、スタンパー2の端の剛性
によるむらを防ぐために、ベルト3とスタンパー2の間
にシリコンシート、ゴムシートのような弾性体を挟むこ
となどが効果的である。
【0015】次に密着させたローラー1とスタンパー2
を固定する。固定の方法は、接着剤や粘着剤を用いてス
タンパー2の全面または端部などの一部を貼り合わせる
方法、ハンダや低融点金属を用いてスタンパー2の全面
または端部などの一部を接合する方法、スタンパー2の
両端部をネジ、はめ込みなどの機械的な方法で固定する
方法など、いずれの方法でも良いが、接合したスタンパ
ー2の表面の凹凸が最大値で30μm以内に固定されて
いることが必要である。
【0016】さらに図1(e)に示すように、スタンパ
ー2とローラー1をベルト3で軽く締めた状態で、加圧
部5でスタンパー2の上をベルト3の上から扱くことに
よってローラー1とスタンパー2の密着性をより良くす
ることができる。
【0017】図2は図1の固定プロセスを実現するため
のベルト3を含む固定治具の構成を示す図である。 (a)は系内に支点を持たせた構成である。シャフトネ
ジ7を締めることによって支え具6がベルト3を引っ張
って締める。支え具6はシャフトネジ7で支えてもよく
、またローラー1の軸で支えてもよい。使用方法として
はスタンパー2を乗せたベルト3を最初は緩めておいて
、段々とベルト3を締めてローラー1とスタンパー2を
接触させる。接触後はベルト3をシャフトネジ7で締め
てローラー1とスタンパー2を密着させる。
【0018】(b)は(a)の変形で、支え具6の一部
を曲げてスタンパー2をベルト3に設置して、その後支
え具6を真っ直にしてベルト3を締める。ベルト3の巻
き付け方法は(a)に示すように、ローラー1の外周半
分をしめる180度から(c)に示すように浅い角度ま
でいずれの角度でも用いることができる。浅い角度の方
が特にスタンパー2が大きい場合に、ローラー1と接触
させる時の密着性が良いが、治具が大きくなるためにス
タンパー2の大きさによって選択することが必要である
。
【0019】(d)はローラー1とスタンパー2を軽く
密着させた後、加圧部5でベルト3の上から扱いてロー
ラー1とスタンパー2の間に入った空気などを追い出し
て、より密着性を良くすることができるようにしたもの
である。この時の加圧は 0.1kg/cm2以上10
kg/cm2以下の間で自由に選択できるが、ベルト3
の押し圧よりも高い圧力で加圧することが密着性向上の
ために好ましい。
【0020】(e)は系外に支点を持たせた構成である
。ローラー1とベルト3はそれぞれ独立に支点を持って
おり、図1で示したプロセスを実現するためには、ベル
ト3の上にスタンパー2を設置して、ベルト3を巻き取
りローラー8で両側から引っ張る、あるいはローラー1
をベルト3の方向に動かす、または両方の操作を同時に
行ない、スタンパー2とローラー1を接触させ、接触後
は巻き取りローラー8でベルト3を両側に引っ張って締
めることにより、スタンパー2とローラー1が加圧され
て密着される。
【0021】図3にはスタンパーをネジなどで固定する
ために加工穴9を設けた構成の例を示す。ローラー1と
スタンパー2を密着させた後、ベルト3にも受けた加工
穴9からネジなどでスタンパー2をローラー1に固定す
る。
【0022】本発明の製造方法におけるスタンパー2は
、一般にCD(コンパクトディスク)などにに用いられ
ている製法をもとに作製することができる。具体的には
、ガラス原盤にレジストを塗布して、パターンを露光、
現像してからニッケルをスパッターで成膜して、電鋳し
て所定の厚さまでニッケルを析出させる。こうして得ら
れた第二原盤をファーザーとして第三原盤(マザー)お
よび孫スタンパーを作製しても良い。その他の方法とし
ては、剛性を持った基板にフォトリソなどの方法でパタ
ーンを形成して、そのパターンをレジストにして該剛性
を持った基板を湿式または乾式エッチングで必要な深さ
までパターンの溝を形成する方法を用いることもできる
。いずれの方法を用いる場合も、本発明の製造方法では
、大判を用いて、一枚のスタンパーに複数個の凹凸パタ
ーンを形成しても良い。スタンパーの大きさはパターン
を必要個数形成できる大きさであればいずれの大きさで
も用いることができるが、好ましくは1インチ角以上で
、ローラーの外周一周分以下である。形状は丸、角、楕
円のいずれの形状でも用いることができる。スタンパー
の厚さは用いる成形ローラーに必要な機械的強度、耐久
性が得られる厚さであり、10μm〜20mmが好まし
く、特に0.1〜1mmが好ましい。必要に応じてスタ
ンパーの表面に窒化チタンなどの硬化膜を割れない厚さ
で形成したり、シリコンなどの保護層を形成することも
できる。さらに、必要に応じてスタンパーの裏面に保護
層を裏打ちすることも可能である。
【0023】本発明の製造方法に用いるローラーは、硬
度が高く、熱伝導率の良いものであればどのような材料
でも用いることができるが、たとえば、鉄、クロム鋼な
どの金属、金属合金、金属化合物、ガラス、セラミック
スなどを用いることができる。ローラー表面の加工処理
としては、脱錆、脱脂、水分を除去して研磨する。表面
精度は成形する光記録媒体の面精度とほぼ同じか、また
はそれよりも良い面精度であることが必要である。好ま
しい面精度は1S以下で、より好ましい面精度は0.1
S以下である。また必要に応じて表面に窒化チタンなど
の硬化層、シリコンなどの保護層を形成することもでき
るし、クロムメッキなどのメッキを施すことも可能であ
る。
【0024】本発明の製造方法に用いるベルト3は、伸
びなどの変形が起こりにくく、スタンパーとローラーを
締め上げることのできる材料であれば、いずれの材料で
も用いることができるが、例えば、ステンレス、鉄、ク
ロム鋼などの金属材料、金属化合物をベルト状に圧延し
たものを用いることができる。ベルトの厚さは、スタン
パーとローラーを前記した0.1〜10kg/cm2の
圧力で締め上げる時のベルトの張力が数百kg〜数千k
gになるために、その張力に耐え得る厚さが必要である
。好ましくは0.1〜10mm厚が好ましい。ベルトの
幅はスタンパーよりも5〜20%広い幅である。必要に
応じてスタンパーと接触する面にテフロンなどの樹脂を
コーティングしたり、シリコンやゴムシートを張り付け
ても良い。
【0025】本発明の製造方法でスタンパーをローラー
に固定する方法は、接着剤や粘着剤を用いて、スタンパ
ーの全面または端部などの一部をはり合わせる方法、は
んだや低融点金属を用いてスタンパーの全面または端部
などの一部を接合する方法、スタンパーの両端部をネジ
、はめ込みなどの機械的な方法で固定する方法等、自由
に選択して用いることができる。
【0026】接着剤または粘着剤を用いる場合には、接
着剤または粘着剤をスタンパーまたはローラーのいずれ
かまたは両方の接触面の全面または一部に塗布して、図
1で説明したように両者を密着させる。密着時の圧力で
スタンパーの外側に接着剤または粘着剤がはみ出さない
厚さに塗布するのが良い。外側にはみ出すと、はみ出し
た接着剤または粘着剤が厚くクッションになってしまい
、スタンパーに十分な押し圧を加えることができず、密
着性良くスタンパーをローラーに張り合わせることがで
きなくなる。接着剤または粘着剤の塗布方法としては、
一般に印刷分野で用いられている方法、例えば、グラビ
ア印刷、ロール印刷、スクリーン印刷、バーコート、オ
フセット印刷などいずれの方法を用いても行なうことが
できる。また、接着剤や粘着剤の種類によっては固定時
に加熱しても良い。
【0027】ハンダや低融点金属を用いて接合する場合
にも、同様にローラーとスタンパーのいずれかまたは両
方の接触面上にハンダや低融点金属を溶融させて形成す
るか、または、ローラーとスタンパーの間にハンダや低
融点金属の箔・シートなどを挟んでから両者を密着させ
て加熱することにより両者を固定することができる。
【0028】スタンパーの両端部をネジ、はめ込みなど
により機械的に固定する方法では、図3のようにあらか
じめ加工穴9を設けたベルト3を用いて、スタンパーを
ローラーに密着させた後、前記加工穴9を通してネジな
どにより固定することができる。
【0029】本発明の方法により製造されたローラーを
用いて従来の押出し成型、あるいは紫外線・電子線硬化
樹脂法により特性の良い光記録媒体用基板を安価に製造
することができる。得られた光記録媒体用基板は光記録
層または反射層、その他必要に応じて保護層などを設け
て光記録媒体となる。これらの方法または材料は一般に
光記録媒体に用いられているものを自由に選択して用い
ることができる。本発明の方法により製造されたローラ
ーは、例えば、光ディスク、光カード、光テープ、光コ
イン等あらゆる光記録媒体の基板の製造に用いることが
できる。
【0030】
【作用】本発明の方法は、ローラーにスタンパーを一直
線あるいは一点で接触させた後、ベルトで締めあげて全
面を均等の圧力で密着させるために、面精度が良好な光
記録媒体用基板の製造用ローラーを提供できる。
【0031】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細に説明するが
、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではな
い。
【0032】実施例1 φ5インチのガラス板(旭硝子製)上にフォトレジスト
を塗布して、レーザー露光機(松下電器)でパターンを
形成して現像し、ニッケルをスパッターとして導電化処
理後、ニッケル電鋳、裏面研磨して、ピッチ12μm、
幅2.4μm、深さ3000Åの平行溝が形成されたφ
110mmのニッケル製スタンパー(厚さ150μm)
を作製した。得られたスタンパーの裏面全面に、接着剤
(ソニーケミカル社製、SC55)をバーコートを用い
て15μmの厚さに塗布した。このスタンパーを厚さ1
mm、幅130mmのステンレス(SUS304)製の
ベルトの中央部に厚さ2mmのシリコンシート(東レシ
リコン、SE1184U)を間に挟んで設置した。この
ベルトを図2(a)の構成の固定治具に適用し、スタン
パーを、表面に1μmの厚さにクロムメッキして0.5
Sの精度に研磨された外径300mm、長さ400mm
の鉄製ロールにスタンパーの中央部から接触させた。こ
のとき、まずベルトを平らにのばしたままスタンパーを
設置し、両者を平らに保ったままローラーに接触させた
。それからベルトを少しずつ曲げてベルトと支え具とを
固定した。この時スタンパーはスタンパーに形成された
プリフォーマットパターンがローラーの回転方向と平行
になるように設置された。その後、支え具がローラーと
1度以内の平行を保つように水準計で確認しながらシャ
フトネジをゆっくり締めて、スタンパーの裏面全面がロ
ーラーに密着するようにし、トルクレンチを用いてスタ
ンパーの全面で押し圧0.7kg/cm2になるように
ベルトを締めあげた。締めあげたまま室温で14時間放
置した後、ベルトを緩めはずしたところ、スタンパーが
ローラーと全面にわたって接着された。ローラー外周部
の凹凸を、アンリツ社製、光マイクロレーザー変位計で
測定したところ、スタンパー前面で凹凸は最大値で30
μmであった。
【0033】実施例2 実施例1と同じ操作によりベルトに設置したスタンパー
をローラーに密着させ、シャフトネジを少し締めて押し
圧0.2kg/cm2で固定した。次に図2(d)に示
すように直径400mmの金属製ローラー5を用いて、
圧力1.0kg/cm2でベルトの上からスタンパーの
上を往復させながら扱いて、ローラーとスタンパーを密
着させた。それからシャフトネジをさらに締めあげて、
実施例1と同じ押し圧0.7kg/cm2でスタンパー
の全面を加圧したまま、実施例1と同じように室温で1
4時間放置した。ベルトを外してみると、実施例1と同
様に、スタンパーはローラーと全面にわたって接着され
ていた。ローラーの外周部の凹凸を実施例1と同様に測
定したところ、スタンパー全面で、凹凸は最大値で25
μmであった。
【0034】実施例3 実施例1と同じスタンパーに接着剤として日本合成加工
社製、アメックスX−404の2液を十分に混ぜ合わせ
、実施例1と同じ方法で7μmの厚さに塗布した。その
後、スタンパー全体をオーブンに入れて、80℃の温度
下で5分間放置して接着剤をレベリングした。スタンパ
ーをオーブンから取り出して実施例1と同じように接触
、密着させた。実施例1と同じ押し圧、0.7kg/c
m2でスタンパーの全面を加圧したまま、200℃のオ
ーブンに治具全体を入れて10時間放置した。ベルトを
外してみると、実施例1と同様に、スタンパーはローラ
ーと全面にわたって接着されていた。ローラーの外周部
の凹凸を実施例1と同様に測定したところ、スタンパー
全面で、凹凸は最大値で30μmであった。
【0035】実施例4 実施例1と同じスタンパーの裏面に両面接着テープ(住
友スリーエム社製、9460PC)空気が入らないよう
に張り合わせた。そのスタンパーを実施例1と同じロー
ラーに実施例1と同じように接触、密着させた。実施例
1と同じ、押し圧0.7kg/cm2でスタンパーの全
面を加圧したまま、室温で10分間放置した。ベルトを
外してみると、実施例1と同様に、スタンパーはローラ
ーと全面にわたって接着されていた。ローラーの外周部
の凹凸を実施例1と同様に測定したところ、スタンパー
全面で、凹凸は最大値で30μmであった。
【0036】実施例5 実施例1と同じスタンパーの裏面に、1μmの厚さに銅
を電気メッキにより設けた。そのスタンパー裏面にハン
ダをハンダごてで溶かして薄くつけた。そのスタンパー
を実施例1と同じローラーに実施例1と同じように接触
、密着させ、実施例1と同じ押し圧0.7kg/cm2
でスタンパーの全面を加圧したまま、ローラーに400
℃の油を通しながら30分間放置した。ベルトを外して
みると、実施例1と同じように、スタンパーはローラー
の全面にわたってハンダ付けされていた。ローラーの外
周部の凹凸を実施例1と同様に測定したところ、スタン
パー全面で、凹凸は最大値で30μmであった。
【0037】実施例6 実施例1と同じように表面に1μmの厚さにクロムメッ
キして、0.5Sの精度で研磨した外径300mm、長
さ400mmの鉄製ローラーの外周部に図4のように幅
1mm、深さ5mmの矩形の溝を切削で設けた。次に図
3に示すように加工穴9を設けた厚さ1mm、幅130
mmのステンレス製のベルトを用いて、実施例1と同様
にスタンパーを接触、密着させた。押し圧0.7kg/
cm2でスタンパーの全面を加圧したままスタンパーの
両端を前記の溝に曲げ入れてネジで固定した。ベルトを
外してみると、実施例1と同じようにスタンパーはロー
ラーにしっかりと固定されていた。ローラーの外周部の
凹凸を実施例1と同様に測定したところ、スタンパー全
面で、凹凸は最大値で30μmであった。
【0038】実施例7 実施例1と同じように表面に1μmの厚さにクロムメッ
キして、0.5Sの精度で研磨した外径300mm、長
さ400mmの鉄製ローラーの外周部に図4のように幅
1mm、深さ5mmのV形の溝を切削で設けた。次に図
3に示すように加工穴9を設けた厚さ1mm、幅130
mmのステンレス製のベルトを用いて、実施例1と同様
にスタンパーを接触、密着させた。押し圧0.7kg/
cm2でスタンパーの全面を加圧したままスタンパーの
両端を前記の溝に曲げ入れてネジで固定した。ベルトを
外してみると、実施例1と同じようにスタンパーはロー
ラーにしっかりと固定されていた。ローラーの外周部の
凹凸を実施例1と同様に測定したところ、スタンパー全
面で、凹凸は最大値で30μmであった。
【0039】実施例8 実施例1において、スタンパーをピッチ1.6μm、幅
0.6μm、深さ700Åの連続溝が形成されたφ11
0mmのニッケル製スタンパー(厚さ150μm)に代
えた以外は実施例1と同様にして、実施例1と同じロー
ラーにスタンパーを同じ方法で貼り付けた。ローラーの
外周部の凹凸を実施例1と同様に測定したところ、スタ
ンパー全面で、凹凸は最大値で30μmであった。
【0040】実施例9 実施例1で得られたスタンパー付きロールを、押出し成
型機(日立造船、SHT90−32DVG)に取り付け
て、速度=2.3m/分、ダイ温度=250℃、ローラ
ー温度=150℃の条件で、ポリカーボネート(帝人化
成、K−1285)を0.4mmの厚さに押出した。押
出された基板を測定してみたところ、厚さのムラは最大
値で50μmであり、十分に小さかった。複屈折を日本
電子光学社製の複屈折測定機にてλ=830nmで測定
したところ、複屈折の値はシングルパスで20nmでば
らつきは少なかった。光透過率(日立製、U−3400
を用いて、λ=830nmにて測定)は89%で十分に
透明であった。面振れ量(カールツァイス社製、三次元
測定機にて測定)はp−pで30μmと十分に小さかっ
た。また、糸引きなどはみられなかった。
【0041】次に上記基板に下記構造式で表わされる光
記録材料を溶剤塗布した。
【0042】
【化1】
【0043】この基板を100mm幅に切断して、保護
基板(0.25mm厚のポリカーボネート(帝人化成製
、パンライト251)を同じ100mm幅に切断したも
の)と50μm厚の接着剤(ヒロダイン、エバフレック
ス7500EXP)を挾んで対向させ、ロールラミネー
ター(大成ラミネーター製、特注品)を用いて、送り速
度0.10m、ロール温度110℃、ロール圧力2.0
kgでロール間に0.5mmの金属製ギャップを挾んで
ラミネートした。最後に86×54mmのカードサイズ
に切断して図5(a)に示すような光カードを作製した
。
【0044】以下の条件で記録再生してみたところ、C
/N比で47dB、ビットエラーレイトは1×10−5
であった。この値は60℃、90%RHの条件で100
0時間保存しても読み取り特性、書き込み特性ともに変
化がなかった。
【0045】 カードの送り速度:記録60mm/秒、再生400mm
/秒記録周波数      :7.65kHz、再生周
波数:51kHz レーザーパワー  :書き込み3.5mW、読み出し0
.2mW、スポット径3μm
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、面精度が良好な光記録
媒体用基板の製造用ローラーを提供することができ、こ
のローラーを用いて作製される基板を用いた光記録媒体
は記録再生共に良好な特性を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタンパーのローラーへの固定方法の
概略断面図。
【図2】本発明の固定方法に用いられる治具の例を示す
概略断面図。
【図3】本発明の固定方法に用いられる治具の他の例を
示す概略断面図および正面図。
【図4】スタンパーのローラーへの固定の一例を示す概
略斜視図。
【図5】従来の光記録媒体の一般的な断面図。(a)光
カード、(b)光ディスク
【符号の説明】
1    ローラー 2    スタンパー 3    ベルト 4    接触部 5    加圧部 6    支え具 7    シャフトネジ 8    巻き取りローラー 9    加工穴 10  止めビス 11  透明基板 12  トラック溝部 13  光記録層 14  スペーサー 15  接着剤層 16  保護基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光ビームの照射によって光学特性を変
    化させて情報の記録・再生を行う光記録媒体で、ローラ
    ー状の型を用いて成形を行ってプリフォーマット付き透
    明基板を連続的に製造可能な光記録媒体用基板製造用ロ
    ーラーを製造するに当たり、 (1) 記録すべき情報に対応した凹凸パターンが形成
    されたスタンパーを、ローラーと、端部または中央部か
    らベルト状の固定治具を用いてスタンパーを平ら、また
    はローラーよりも大きな曲率の状態で、ゆっくりとロー
    ラーと接触させる工程、 (2) スタンパーとローラーをベルトで締めながら、
    スタンパーとローラーの接触部より、順次ローラーとス
    タンパーを密着させてスタンパー全面をローラー面と接
    触させる工程、 (3) 必要に応じてスタンパーとローラーをしごいて
    密着性を良くしながら、前記ローラーと接触させたスタ
    ンパーを一定の圧力で押さえてローラーとスタンパーを
    密着させる工程 とを含んでなる光記録媒体用基板製造用ローラーの製造
    方法。
  2. 【請求項2】  前記スタンパーのローラーへの固定を
    、スタンパーとローラーとの間に接合材料層を設けるこ
    とにより行なうことを特徴とする請求項1記載の製造方
    法。
  3. 【請求項3】  前記スタンパーのローラーへの固定を
    、機械的方法により行なうことを特徴とする請求項1記
    載の製造方法。
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