JPH04260870A - 四輪操舵車の後輪転舵装置 - Google Patents
四輪操舵車の後輪転舵装置Info
- Publication number
- JPH04260870A JPH04260870A JP4048091A JP4048091A JPH04260870A JP H04260870 A JPH04260870 A JP H04260870A JP 4048091 A JP4048091 A JP 4048091A JP 4048091 A JP4048091 A JP 4048091A JP H04260870 A JPH04260870 A JP H04260870A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear wheel
- steering
- wheel steering
- power cylinder
- neutral position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舵取り操作により後輪
を前輪に連動して逆方向に転舵させることで低速時にお
ける小回り性を得るために用いて好適な四輪操舵車にお
ける後輪転舵装置の改良に関する。
を前輪に連動して逆方向に転舵させることで低速時にお
ける小回り性を得るために用いて好適な四輪操舵車にお
ける後輪転舵装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、後輪を前輪の操舵量(転舵量)に
応じて逆方向あるいは同方向に転舵させることで、低速
走行時の小回り性を向上させたり、中、高速走行時の走
行安定性を向上させ得る四輪操舵車が注目を集めている
。たとえば低速走行時には大きな操舵角をもって前輪操
舵が行なわれるが、このとき前、後輪の転舵方向を逆位
相(逆方向操舵)とすることで、車輌旋回半径が最小と
なり旋回(小回り)性能が向上するもので、特にトラッ
クのような車長の長い車輌等に適用して好適である。 この種の四輪操舵車における後輪転舵装置としては、た
とえば特開昭59−128054号公報、特開昭59−
143769号公報、実開昭61−53271号公報、
特開昭61−67665号公報等に示される油圧式装置
を始め、従来から種々の構造を有するものが多数提案さ
れている。このような後輪転舵装置において特に油圧式
のものは、後輪を転舵させるための油圧シリンダ左、右
室に対しサーボ弁等により所定圧力に制御された油圧を
選択的に供給することで、後輪を所要の方向に転舵させ
得るものであり、前、後輪を連結軸等で機械的に連結し
てなる機械式装置に比べて動作的にも、また構造的にも
自由度が大きい等の利点をもつものであった。
応じて逆方向あるいは同方向に転舵させることで、低速
走行時の小回り性を向上させたり、中、高速走行時の走
行安定性を向上させ得る四輪操舵車が注目を集めている
。たとえば低速走行時には大きな操舵角をもって前輪操
舵が行なわれるが、このとき前、後輪の転舵方向を逆位
相(逆方向操舵)とすることで、車輌旋回半径が最小と
なり旋回(小回り)性能が向上するもので、特にトラッ
クのような車長の長い車輌等に適用して好適である。 この種の四輪操舵車における後輪転舵装置としては、た
とえば特開昭59−128054号公報、特開昭59−
143769号公報、実開昭61−53271号公報、
特開昭61−67665号公報等に示される油圧式装置
を始め、従来から種々の構造を有するものが多数提案さ
れている。このような後輪転舵装置において特に油圧式
のものは、後輪を転舵させるための油圧シリンダ左、右
室に対しサーボ弁等により所定圧力に制御された油圧を
選択的に供給することで、後輪を所要の方向に転舵させ
得るものであり、前、後輪を連結軸等で機械的に連結し
てなる機械式装置に比べて動作的にも、また構造的にも
自由度が大きい等の利点をもつものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置では、構造面からも動作性能面からも、まだ
まだ一長一短があり、実用化にあたって改良の余地が残
されている。たとえばこの種の後輪転舵装置には、構成
部品点数を必要最小限とし、各部の加工性や組立性等を
向上させて製造コスト等を低減し、さらに油圧配管や電
気配線等も効率よく配設でき、しかも各種駆動制御も適
切に行なえるとともに、中、高速走行時における直進走
行性や雪路等の低摩擦路での走行安定性を確保し、必要
時にのみ後輪転舵系を作動可能な状態とし常時は二輪操
舵状態を確保することが望まれ、さらに油圧系、電気系
などのフェール時において後輪を転舵不能な状態に確実
にロックし得る対策も充分であること等が望まれている
。特に、このような要請のなかで必要とされることに、
低速走行時において舵取操作に伴なう前輪の転舵動作に
連動して後輪を適切に転舵させ得るとともに、中、高速
走行時やフェール時における動作上での信頼性や安全性
をも確保してなる後輪転舵制御系を構成することがあり
、このような点を考慮し前述した要請を満足し得る何ら
かの対策を講じることが望まれる。たとえば油圧式の後
輪転舵装置において後輪転舵駆動系での失陥による駆動
力消失や後輪転舵制御系での命令伝達系で失陥などが生
じたフェール時に後輪を不転舵状態に保持しなければな
らないことがある。このような油圧失陥などを始めとす
るフェール時において問題となることは、後輪を直進状
態(中立位置)で確実にロックし、その状態を維持し得
るような構成を採用することである。すなわち、後輪を
転舵可能に支持する舵取リンク機構によれば、後輪は自
由に転舵可能な状態となるために、この後輪側舵取リン
ク機構に対し中立位置への復帰力を与えるとともにこの
中立位置でロックするための何らかの機構が、後輪を転
舵させない2WS走行時や上述したフェール時などにお
いて安全性を確保するうえで必要とされる。このため、
従来から後輪転舵装置において後輪を常に中立位置に復
帰させ得る付勢力をセンタリングスプリング機構などで
作用させ、常時はこれに打ち勝つ力を与えて転舵させる
といった手法が採用されているが、実用面で問題が大き
い。すなわち、後輪を中立位置に復帰させるためには大
きな付勢力が必要とされる一方、これに打ち勝って後輪
を転舵させるには不必要な力を必要としエネルギ効率の
点からロスとなってしまう。また、上述したスプリング
機構などでは、油圧系失陥時等が生じた際に後輪が転舵
状態から急激に中立位置に復帰し、走行安定性を確保す
るうえで問題となるものであり、これらの問題点を解決
することが必要とされている。
た従来装置では、構造面からも動作性能面からも、まだ
まだ一長一短があり、実用化にあたって改良の余地が残
されている。たとえばこの種の後輪転舵装置には、構成
部品点数を必要最小限とし、各部の加工性や組立性等を
向上させて製造コスト等を低減し、さらに油圧配管や電
気配線等も効率よく配設でき、しかも各種駆動制御も適
切に行なえるとともに、中、高速走行時における直進走
行性や雪路等の低摩擦路での走行安定性を確保し、必要
時にのみ後輪転舵系を作動可能な状態とし常時は二輪操
舵状態を確保することが望まれ、さらに油圧系、電気系
などのフェール時において後輪を転舵不能な状態に確実
にロックし得る対策も充分であること等が望まれている
。特に、このような要請のなかで必要とされることに、
低速走行時において舵取操作に伴なう前輪の転舵動作に
連動して後輪を適切に転舵させ得るとともに、中、高速
走行時やフェール時における動作上での信頼性や安全性
をも確保してなる後輪転舵制御系を構成することがあり
、このような点を考慮し前述した要請を満足し得る何ら
かの対策を講じることが望まれる。たとえば油圧式の後
輪転舵装置において後輪転舵駆動系での失陥による駆動
力消失や後輪転舵制御系での命令伝達系で失陥などが生
じたフェール時に後輪を不転舵状態に保持しなければな
らないことがある。このような油圧失陥などを始めとす
るフェール時において問題となることは、後輪を直進状
態(中立位置)で確実にロックし、その状態を維持し得
るような構成を採用することである。すなわち、後輪を
転舵可能に支持する舵取リンク機構によれば、後輪は自
由に転舵可能な状態となるために、この後輪側舵取リン
ク機構に対し中立位置への復帰力を与えるとともにこの
中立位置でロックするための何らかの機構が、後輪を転
舵させない2WS走行時や上述したフェール時などにお
いて安全性を確保するうえで必要とされる。このため、
従来から後輪転舵装置において後輪を常に中立位置に復
帰させ得る付勢力をセンタリングスプリング機構などで
作用させ、常時はこれに打ち勝つ力を与えて転舵させる
といった手法が採用されているが、実用面で問題が大き
い。すなわち、後輪を中立位置に復帰させるためには大
きな付勢力が必要とされる一方、これに打ち勝って後輪
を転舵させるには不必要な力を必要としエネルギ効率の
点からロスとなってしまう。また、上述したスプリング
機構などでは、油圧系失陥時等が生じた際に後輪が転舵
状態から急激に中立位置に復帰し、走行安定性を確保す
るうえで問題となるものであり、これらの問題点を解決
することが必要とされている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置は、後輪
転舵用パワーシリンダの側方に並設され後輪側舵取リン
ク機構を中立位置に復帰させるセンタリングスプリング
およびその両側ボディ部からなるセンタリングスプリン
グ機構部と、その両側ボディ部に一端が枢支される第1
のリンクとパワーシリンダのピストンロッド両端側に一
端が枢支される第2のリンクとこれらを連結するととも
に各リンクの枢支点間を結ぶ線分を死点越えするように
構成される連結ピンからなる左、右デッドロックポイン
ト機構部と、その連結ピン(連結点)をシリンダ左、右
室に給送される圧油によって死点越えさせるように作動
されるプランジャを有する左、右ロック解除用シリンダ
機構と、センタリングスプリング機構部で両側ボディ部
間での相対的な直線移動位置によって後輪転舵状態を検
知する中立位置検出手段を備えてなる構成としたもので
ある。
ために本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置は、後輪
転舵用パワーシリンダの側方に並設され後輪側舵取リン
ク機構を中立位置に復帰させるセンタリングスプリング
およびその両側ボディ部からなるセンタリングスプリン
グ機構部と、その両側ボディ部に一端が枢支される第1
のリンクとパワーシリンダのピストンロッド両端側に一
端が枢支される第2のリンクとこれらを連結するととも
に各リンクの枢支点間を結ぶ線分を死点越えするように
構成される連結ピンからなる左、右デッドロックポイン
ト機構部と、その連結ピン(連結点)をシリンダ左、右
室に給送される圧油によって死点越えさせるように作動
されるプランジャを有する左、右ロック解除用シリンダ
機構と、センタリングスプリング機構部で両側ボディ部
間での相対的な直線移動位置によって後輪転舵状態を検
知する中立位置検出手段を備えてなる構成としたもので
ある。
【0005】
【作用】本発明によれば、常時は前輪側の転舵動作に伴
ってパワーシリンダにより後輪を所要の状態で転舵させ
得るとともに、2WSやフェール時には後輪を中立位置
に復帰させるとともにその状態をデッドロックポイント
機構部による死点越えで確実なロック状態を維持し、か
つその状態をセンタリングスプリング機構部に付設した
中立位置検出手段にて確実に検知し得るものである。ま
た、本発明によれば、後輪転舵用パワーシリンダへの圧
油の給送によって後輪転舵要求を感知し、これによりロ
ック解除用シリンダ機構を作動させてデッドロックポイ
ント機構部のロックを外し、後輪を転舵可能な状態とし
得るものである。
ってパワーシリンダにより後輪を所要の状態で転舵させ
得るとともに、2WSやフェール時には後輪を中立位置
に復帰させるとともにその状態をデッドロックポイント
機構部による死点越えで確実なロック状態を維持し、か
つその状態をセンタリングスプリング機構部に付設した
中立位置検出手段にて確実に検知し得るものである。ま
た、本発明によれば、後輪転舵用パワーシリンダへの圧
油の給送によって後輪転舵要求を感知し、これによりロ
ック解除用シリンダ機構を作動させてデッドロックポイ
ント機構部のロックを外し、後輪を転舵可能な状態とし
得るものである。
【0006】
【実施例】図1ないし図13は本発明に係る四輪操舵車
の後輪転舵装置の一実施例を示し、本実施例では図12
に示したように前、後輪転舵用舵取リンク機構(後輪側
のみを符号1で示し前輪側は図示を省略している)をそ
れぞれ油圧式パワーシリンダ2,3による独立駆動形式
とし、かつ前輪側の転舵変位情報のみを油圧信号として
後輪転舵駆動系に伝達させるとともに、後輪側転舵変位
(パワーシリンダ3のロッド移動量)をフィードバック
ケーブル4で制御系(後述する後輪転舵用制御バルブ1
1)にフィードバックする信号系5を装備してなる構成
による後輪転舵装置10について説明する。ここで、6
,7は前、後輪側パワーシリンダ2,3に圧油を供給す
るためのオイルポンプ、8はオイルタンクで、前輪側ポ
ンプ6からの圧油は油圧配管6aで前輪側パワーシリン
ダ2に導かれ戻り配管6bでオイルタンク8に還流され
るという周知の前輪側動力舵取装置が構成される。また
、9は車載バッテリであり、さらに図12中油圧配管は
二重線で、電気配線は一本の実線で示している。なお、
オイルポンプ6,7としては、図示しない自動車エンジ
ンで同時に駆動される二連式ポンプを例示したが、これ
に限定されず、前、後輪を独立した油圧系で構成するも
のでもよい。
の後輪転舵装置の一実施例を示し、本実施例では図12
に示したように前、後輪転舵用舵取リンク機構(後輪側
のみを符号1で示し前輪側は図示を省略している)をそ
れぞれ油圧式パワーシリンダ2,3による独立駆動形式
とし、かつ前輪側の転舵変位情報のみを油圧信号として
後輪転舵駆動系に伝達させるとともに、後輪側転舵変位
(パワーシリンダ3のロッド移動量)をフィードバック
ケーブル4で制御系(後述する後輪転舵用制御バルブ1
1)にフィードバックする信号系5を装備してなる構成
による後輪転舵装置10について説明する。ここで、6
,7は前、後輪側パワーシリンダ2,3に圧油を供給す
るためのオイルポンプ、8はオイルタンクで、前輪側ポ
ンプ6からの圧油は油圧配管6aで前輪側パワーシリン
ダ2に導かれ戻り配管6bでオイルタンク8に還流され
るという周知の前輪側動力舵取装置が構成される。また
、9は車載バッテリであり、さらに図12中油圧配管は
二重線で、電気配線は一本の実線で示している。なお、
オイルポンプ6,7としては、図示しない自動車エンジ
ンで同時に駆動される二連式ポンプを例示したが、これ
に限定されず、前、後輪を独立した油圧系で構成するも
のでもよい。
【0007】また、この実施例装置10は、舵取り操作
に伴なう前輪側での転舵変位情報を後輪側を転舵制御す
るための後輪転舵用制御バルブ機構部11に所要の遊び
(不感帯)をもって選択的に伝達する後輪転舵用変位伝
達制御手段として、舵取りハンドルが中立位置から一定
角度以内で操舵されている間は回転伝達を行わず、それ
以上操舵されたときに所定の特性をもって回転変位を送
出するように構成された不感帯リンク機構等による変位
伝達制御機構12を用いている。なお、この変位伝達制
御機構12には、舵取りハンドルの操舵方向および操舵
状態を検出するための操舵検出スイッチSW1,SW2
が付設され、かつこれらのスイッチSW1,SW2のオ
ン・オフにより操舵方向表示ランプ13a,13bが点
灯することで、運転席等で前、後輪の操舵方向表示を行
えるようになっている。ここで、これらの操舵検出スイ
ッチSW1,SW2は、ハンドル操作角が直進状態(中
立位置)からたとえば約300度以内でオフし、それ以
上操舵されたときにそれぞれオンするように構成される
。 また、図12に示したバッテリ9から後輪転舵装置10
に至る電気回路において、符号14は運転者が走行中に
異常を感じた時に後輪転舵装置10を手動にて強制的に
オフし前輪のみの2WS状態とするためのエマージェン
シースイッチ、15は後述するケーブル・戻りばね失陥
検出手段としての検出スイッチ、16は後輪転舵用舵取
りリンク機構1を構成するパワーシリンダ3側に付設さ
れ後輪の中立位置をオフ信号として検出する中立位置検
出スイッチ、17は後述する負作動型クラッチ機構への
通電電流制御を行なうためのノーマルクローズタイプの
リレースイッチである。さらに、18は後輪転舵用オイ
ルポンプ7からの油圧配管7aと後述する制御バルブか
らの戻り配管7bとの間のバイパス路を開閉するノーマ
ルオープンタイプのバイパスバルブで、このバイパスバ
ルブ18は、バッテリ9からの通電によってソレノイド
がオンすることでバイパス路が閉じられるとともに、前
記エマージェンシースイッチ14やケーブル・戻りばね
失陥検出用スイッチ15等がオフされて通電がなくなる
ことでバイパス路を開放し、後輪転舵を行わない2WS
状態となるように構成されている。
に伴なう前輪側での転舵変位情報を後輪側を転舵制御す
るための後輪転舵用制御バルブ機構部11に所要の遊び
(不感帯)をもって選択的に伝達する後輪転舵用変位伝
達制御手段として、舵取りハンドルが中立位置から一定
角度以内で操舵されている間は回転伝達を行わず、それ
以上操舵されたときに所定の特性をもって回転変位を送
出するように構成された不感帯リンク機構等による変位
伝達制御機構12を用いている。なお、この変位伝達制
御機構12には、舵取りハンドルの操舵方向および操舵
状態を検出するための操舵検出スイッチSW1,SW2
が付設され、かつこれらのスイッチSW1,SW2のオ
ン・オフにより操舵方向表示ランプ13a,13bが点
灯することで、運転席等で前、後輪の操舵方向表示を行
えるようになっている。ここで、これらの操舵検出スイ
ッチSW1,SW2は、ハンドル操作角が直進状態(中
立位置)からたとえば約300度以内でオフし、それ以
上操舵されたときにそれぞれオンするように構成される
。 また、図12に示したバッテリ9から後輪転舵装置10
に至る電気回路において、符号14は運転者が走行中に
異常を感じた時に後輪転舵装置10を手動にて強制的に
オフし前輪のみの2WS状態とするためのエマージェン
シースイッチ、15は後述するケーブル・戻りばね失陥
検出手段としての検出スイッチ、16は後輪転舵用舵取
りリンク機構1を構成するパワーシリンダ3側に付設さ
れ後輪の中立位置をオフ信号として検出する中立位置検
出スイッチ、17は後述する負作動型クラッチ機構への
通電電流制御を行なうためのノーマルクローズタイプの
リレースイッチである。さらに、18は後輪転舵用オイ
ルポンプ7からの油圧配管7aと後述する制御バルブか
らの戻り配管7bとの間のバイパス路を開閉するノーマ
ルオープンタイプのバイパスバルブで、このバイパスバ
ルブ18は、バッテリ9からの通電によってソレノイド
がオンすることでバイパス路が閉じられるとともに、前
記エマージェンシースイッチ14やケーブル・戻りばね
失陥検出用スイッチ15等がオフされて通電がなくなる
ことでバイパス路を開放し、後輪転舵を行わない2WS
状態となるように構成されている。
【0008】また、上述した変位伝達制御手段から伝達
される回転変位によって後輪側を転舵制御するための後
輪転舵用制御バルブ機構部11は、図13から明らかな
ように、前記変位伝達制御機構12で得られた変位量に
応じて後輪側油圧源であるオイルポンプ7からの油圧通
路の切換え制御を行ない前記後輪転舵用パワーステアリ
ング3を作動させる回転式の後輪転舵用制御バルブ20
と、この後輪転舵用制御バルブ20に対しその入、出力
軸21,22に同軸上に配置されるフィードバック軸2
3上に軸支されて後輪側舵取りリンク機構1の動きをフ
ィードバックするフィードバック信号系5を構成するフ
ィードバックケーブル4の巻取り用プーリ27とこの巻
取りプーリ27をケーブル4の巻取り方向に付勢する戻
りばね29とからなるケーブル巻取り機構28とを備え
ている。さらに、上述した制御バルブ20、ケーブル巻
取り機構28を組み込んだボディ内でこれらの機構部間
に、制御バルブ20側の出力軸22とフィードバック軸
23との間に介在されこれら両軸22,23を相対的に
回転変位可能な状態で連結することで舵取り操作に対す
る後輪側での転舵遅れを吸収するための遅れ吸収用スプ
リング機構25と、この遅れ吸収用スプリング機構25
と前記制御バルブ20との間に介在され両者を選択的に
連結する負作動型クラッチ機構26とが、共に組み込ま
れて配設されている。なお、前記ケーブル巻取り機構2
8の一部には、前記戻りばね29やケーブル4のいずれ
かが失陥したときに生じる該ケーブル巻取り機構28で
の動きに連動して作動され失陥信号を送出するケーブル
・戻りばね失陥検出手段30が付設されている。そして
、これら後輪転舵用制御バルブ20、負作動型クラッチ
機構26、遅れ吸収用スプリング機構25、ケーブル巻
取り機構28、ケーブル・戻りばね失陥検出手段30を
、制御バルブ20の入、出力軸21,22およびフィー
ドバック軸23と同一軸線上に並設してユニット化する
と、装置全体の構成の簡素化や変位伝達の確実化を図り
、さらに該機構ユニットの組立性や車輌への組込み性等
をも向上させ得るものである。
される回転変位によって後輪側を転舵制御するための後
輪転舵用制御バルブ機構部11は、図13から明らかな
ように、前記変位伝達制御機構12で得られた変位量に
応じて後輪側油圧源であるオイルポンプ7からの油圧通
路の切換え制御を行ない前記後輪転舵用パワーステアリ
ング3を作動させる回転式の後輪転舵用制御バルブ20
と、この後輪転舵用制御バルブ20に対しその入、出力
軸21,22に同軸上に配置されるフィードバック軸2
3上に軸支されて後輪側舵取りリンク機構1の動きをフ
ィードバックするフィードバック信号系5を構成するフ
ィードバックケーブル4の巻取り用プーリ27とこの巻
取りプーリ27をケーブル4の巻取り方向に付勢する戻
りばね29とからなるケーブル巻取り機構28とを備え
ている。さらに、上述した制御バルブ20、ケーブル巻
取り機構28を組み込んだボディ内でこれらの機構部間
に、制御バルブ20側の出力軸22とフィードバック軸
23との間に介在されこれら両軸22,23を相対的に
回転変位可能な状態で連結することで舵取り操作に対す
る後輪側での転舵遅れを吸収するための遅れ吸収用スプ
リング機構25と、この遅れ吸収用スプリング機構25
と前記制御バルブ20との間に介在され両者を選択的に
連結する負作動型クラッチ機構26とが、共に組み込ま
れて配設されている。なお、前記ケーブル巻取り機構2
8の一部には、前記戻りばね29やケーブル4のいずれ
かが失陥したときに生じる該ケーブル巻取り機構28で
の動きに連動して作動され失陥信号を送出するケーブル
・戻りばね失陥検出手段30が付設されている。そして
、これら後輪転舵用制御バルブ20、負作動型クラッチ
機構26、遅れ吸収用スプリング機構25、ケーブル巻
取り機構28、ケーブル・戻りばね失陥検出手段30を
、制御バルブ20の入、出力軸21,22およびフィー
ドバック軸23と同一軸線上に並設してユニット化する
と、装置全体の構成の簡素化や変位伝達の確実化を図り
、さらに該機構ユニットの組立性や車輌への組込み性等
をも向上させ得るものである。
【0009】このようにユニット化された後輪転舵用制
御バルブ機構部11の概略構成を図13等を用いて簡単
に説明すると、31A,31Bはその間に筒状部材32
を介在させた状態で該バルブ機構部11を構成するハウ
ジングボディ、33はハウジングボディ31A側の端部
にねじ止めして付設された前記バルブ20を構成するロ
ータ34およびスリーブ35(出力軸22に一体に形成
されている)が内設されるとともにポンプポート36、
タンクポート37等に至る油圧通路が形成されているバ
ルブボディで、また上述した油圧通路の一部はハウジン
グボディ31A側に形成されている出力ポート38,3
9に選択的に接続されるように構成されている。なお、
図中Pは前記ポンプ7、Tは前記タンク8、C1,C2
は後輪側のパワーシリンダ3の左、右両側室である。ま
た、40は入、出力軸21,22間を相対的に回動変位
可能に連結するトーションバーである。そして、この制
御バルブ20が、舵取り操作に応じて変位伝達制御機構
12からの回転変位により所要の状態に切換え作動され
ることで、後輪転舵用パワーシリンダ3による後輪転舵
制御を所要の状態で行えるように構成されている。
御バルブ機構部11の概略構成を図13等を用いて簡単
に説明すると、31A,31Bはその間に筒状部材32
を介在させた状態で該バルブ機構部11を構成するハウ
ジングボディ、33はハウジングボディ31A側の端部
にねじ止めして付設された前記バルブ20を構成するロ
ータ34およびスリーブ35(出力軸22に一体に形成
されている)が内設されるとともにポンプポート36、
タンクポート37等に至る油圧通路が形成されているバ
ルブボディで、また上述した油圧通路の一部はハウジン
グボディ31A側に形成されている出力ポート38,3
9に選択的に接続されるように構成されている。なお、
図中Pは前記ポンプ7、Tは前記タンク8、C1,C2
は後輪側のパワーシリンダ3の左、右両側室である。ま
た、40は入、出力軸21,22間を相対的に回動変位
可能に連結するトーションバーである。そして、この制
御バルブ20が、舵取り操作に応じて変位伝達制御機構
12からの回転変位により所要の状態に切換え作動され
ることで、後輪転舵用パワーシリンダ3による後輪転舵
制御を所要の状態で行えるように構成されている。
【0010】一方、上述したボディ31B内でフィード
バック軸23上には、図13から明らかなように、後輪
側の転舵状態をフィードバックするためのケーブル4の
一端が連結されて該ケーブル4を巻取り可能な状態とす
るケーブル巻取り機構28を構成する巻取り用プーリ2
7が、回転可能な状態で軸支されるとともに、この巻取
り用プーリ27と回転方向において連結可能なフィード
バック伝達用プレート41が、該プーリ27に隣接して
フィードバック軸23上に固定されている。そして、こ
の伝達用プレート41は、戻りばね29によりプーリ2
7に対してのケーブル巻取り方向に付勢されている。な
お、43は巻取り用プーリ27と伝達用プレート41の
内部に掛け渡して設けられたケーブル4または戻りばね
29の失陥検出促進ばねである。他方、上述したケーブ
ル巻取り機構部28の側方には、プーリ27内側部分で
軸線方向に移動可能な可動部材50と、これに連結され
他端が前記ケーブル・戻りばね失陥検出用スイッチ15
に選択的に接触される接触子51が配設され、これによ
りケーブル・戻りばね失陥検出手段30が構成されてい
る。これらケーブル4の巻取り機構28やケーブル・戻
りばね失陥検出手段30の動作等についての詳細な説明
は省略する。さらに、上述した制御バルブ機構部11に
おいて、フィードバック系が接続されるフィードバック
軸23と制御バルブ20側の出力軸22との間には、こ
れらの部材間を相対的に回転変位可能に連結するコイル
スプリング63による遅れ吸収用スプリング機構25と
両部材間での回転伝達を選択的に行なう周知の負作動型
クラッチ機構26とが介在して設けられているが、その
詳細な説明は省略する。ここで、この負作動型クラッチ
機構26は、ケーブル4の伸び等といった経時的な変化
を解消し、制御バルブ20の中立位置状態と後輪側の中
立位置状態との間に生じるずれを解消するためのもので
あり、ハンドルが中立状態にあったり、前輪のみの2W
Sのときに、このクラッチ機構26を通電してオンする
ことでクラッチ断としたり、4WSのときに、クラッチ
機構26をオフすることでクラッチ継とされる。
バック軸23上には、図13から明らかなように、後輪
側の転舵状態をフィードバックするためのケーブル4の
一端が連結されて該ケーブル4を巻取り可能な状態とす
るケーブル巻取り機構28を構成する巻取り用プーリ2
7が、回転可能な状態で軸支されるとともに、この巻取
り用プーリ27と回転方向において連結可能なフィード
バック伝達用プレート41が、該プーリ27に隣接して
フィードバック軸23上に固定されている。そして、こ
の伝達用プレート41は、戻りばね29によりプーリ2
7に対してのケーブル巻取り方向に付勢されている。な
お、43は巻取り用プーリ27と伝達用プレート41の
内部に掛け渡して設けられたケーブル4または戻りばね
29の失陥検出促進ばねである。他方、上述したケーブ
ル巻取り機構部28の側方には、プーリ27内側部分で
軸線方向に移動可能な可動部材50と、これに連結され
他端が前記ケーブル・戻りばね失陥検出用スイッチ15
に選択的に接触される接触子51が配設され、これによ
りケーブル・戻りばね失陥検出手段30が構成されてい
る。これらケーブル4の巻取り機構28やケーブル・戻
りばね失陥検出手段30の動作等についての詳細な説明
は省略する。さらに、上述した制御バルブ機構部11に
おいて、フィードバック系が接続されるフィードバック
軸23と制御バルブ20側の出力軸22との間には、こ
れらの部材間を相対的に回転変位可能に連結するコイル
スプリング63による遅れ吸収用スプリング機構25と
両部材間での回転伝達を選択的に行なう周知の負作動型
クラッチ機構26とが介在して設けられているが、その
詳細な説明は省略する。ここで、この負作動型クラッチ
機構26は、ケーブル4の伸び等といった経時的な変化
を解消し、制御バルブ20の中立位置状態と後輪側の中
立位置状態との間に生じるずれを解消するためのもので
あり、ハンドルが中立状態にあったり、前輪のみの2W
Sのときに、このクラッチ機構26を通電してオンする
ことでクラッチ断としたり、4WSのときに、クラッチ
機構26をオフすることでクラッチ継とされる。
【0011】以上の構成による後輪転舵装置10におい
て後輪転舵制御は、次のようにして行われる。すなわち
、エンジン始動によってポンプ6,7から圧油が前輪側
および後輪側の転舵系に給送され、通常走行時には前輪
側の制御バルブ、後輪側の制御バルブ20またはバイパ
スバルブ18を介してタンク8に戻る循環路が構成され
る。この状態において、舵取りハンドルがいずれかの方
向に操舵され、前輪側の舵取りリンク機構が前輪側の制
御バルブによる流路切換え機能にて圧油が前輪側パワー
シリンダ2のいずれかのシリンダ室に送られ、前輪が操
舵方向に所要の状態で転舵される。一方、前輪側での操
舵角度が一定角度以上となった時点で操舵検出スイッチ
SW1,SW2のいずれかがオンし、これによりバイパ
スバルブ18がオンし、後輪転舵用の流路が構成され、
また制御バルブ機構部11内で負作動型クラッチ26へ
の通電が停止され、クラッチ継の状態となることで、4
WSの準備状態となる。この状態で前輪側の転舵角度が
それ以上となり、後輪転舵用変位伝達制御機構12から
の回転変位によって後輪側の制御バルブ20が、その入
、出力軸21,22間に生じる相対的な回転変位による
ロータ34とスリーブ35との流路切換えによって、後
輪側の舵取りリンク機構1側の後輪転舵用パワーシリン
ダ3のいずれかのシリンダ室に圧油が給送されることに
なる。このとき、ケーブル巻取り機構28ではケーブル
4側または戻りばね29側が負荷となり、これによりフ
ィードバック軸23、スリーブ軸61、アーマチュア部
材71を介して制御バルブ20における入、出力軸21
,22間に、トーションバー40のねじりによる相対的
回転変位を生じさせることは言うまでもない。また、こ
れと同時に、ロック解除用シリンダ機構が給送される圧
油によって作動され、後述する後輪中立位置ロック機構
としてのデッドロックポイント機構部82,82を解除
動作させ、そのいずれか一方側のロック状態を解除する
。そして、このロック解除後に、パワーシリンダ3の働
きにより、後輪側舵取りリンク機構1が作動され、後輪
を所要の方向に転舵制御する。この後輪転舵状態は、ケ
ーブル4により上述した巻取り機構28から制御バルブ
20側にフィードバックされている。一方、上述した操
舵状態から舵取りハンドルを所定角度戻すと、この動き
は制御バルブ20に伝わり、後輪側の転舵状態のフィー
ドバックとの関係において制御される圧油の流れに基づ
いて後輪側の舵取りリンク装置1が戻り方向に転舵制御
される。そして、後輪が中立位置状態となると、デッド
ロックポイント機構部82,82により後輪がロックさ
れるとともに、中立位置検出スイッチ16がオフする。 さらに、舵取りハンドルが中立位置に戻されると、操舵
検出スイッチがオフし、バイパスバルブ18への通電が
停止されるとともに、負作動型クラッチ26への通電が
行われ、クラッチ断の状態となり、2WSの状態となる
。
て後輪転舵制御は、次のようにして行われる。すなわち
、エンジン始動によってポンプ6,7から圧油が前輪側
および後輪側の転舵系に給送され、通常走行時には前輪
側の制御バルブ、後輪側の制御バルブ20またはバイパ
スバルブ18を介してタンク8に戻る循環路が構成され
る。この状態において、舵取りハンドルがいずれかの方
向に操舵され、前輪側の舵取りリンク機構が前輪側の制
御バルブによる流路切換え機能にて圧油が前輪側パワー
シリンダ2のいずれかのシリンダ室に送られ、前輪が操
舵方向に所要の状態で転舵される。一方、前輪側での操
舵角度が一定角度以上となった時点で操舵検出スイッチ
SW1,SW2のいずれかがオンし、これによりバイパ
スバルブ18がオンし、後輪転舵用の流路が構成され、
また制御バルブ機構部11内で負作動型クラッチ26へ
の通電が停止され、クラッチ継の状態となることで、4
WSの準備状態となる。この状態で前輪側の転舵角度が
それ以上となり、後輪転舵用変位伝達制御機構12から
の回転変位によって後輪側の制御バルブ20が、その入
、出力軸21,22間に生じる相対的な回転変位による
ロータ34とスリーブ35との流路切換えによって、後
輪側の舵取りリンク機構1側の後輪転舵用パワーシリン
ダ3のいずれかのシリンダ室に圧油が給送されることに
なる。このとき、ケーブル巻取り機構28ではケーブル
4側または戻りばね29側が負荷となり、これによりフ
ィードバック軸23、スリーブ軸61、アーマチュア部
材71を介して制御バルブ20における入、出力軸21
,22間に、トーションバー40のねじりによる相対的
回転変位を生じさせることは言うまでもない。また、こ
れと同時に、ロック解除用シリンダ機構が給送される圧
油によって作動され、後述する後輪中立位置ロック機構
としてのデッドロックポイント機構部82,82を解除
動作させ、そのいずれか一方側のロック状態を解除する
。そして、このロック解除後に、パワーシリンダ3の働
きにより、後輪側舵取りリンク機構1が作動され、後輪
を所要の方向に転舵制御する。この後輪転舵状態は、ケ
ーブル4により上述した巻取り機構28から制御バルブ
20側にフィードバックされている。一方、上述した操
舵状態から舵取りハンドルを所定角度戻すと、この動き
は制御バルブ20に伝わり、後輪側の転舵状態のフィー
ドバックとの関係において制御される圧油の流れに基づ
いて後輪側の舵取りリンク装置1が戻り方向に転舵制御
される。そして、後輪が中立位置状態となると、デッド
ロックポイント機構部82,82により後輪がロックさ
れるとともに、中立位置検出スイッチ16がオフする。 さらに、舵取りハンドルが中立位置に戻されると、操舵
検出スイッチがオフし、バイパスバルブ18への通電が
停止されるとともに、負作動型クラッチ26への通電が
行われ、クラッチ断の状態となり、2WSの状態となる
。
【0012】また、上述した後輪転舵装置10において
、後輪転舵用の舵取りリンク機構1の側部で前述した制
御バルブ20から後輪転舵用パワーシリンダ3の左、右
室3a,3bに至る油圧配管等からなる油圧通路80a
,80bの途中には、図1や図12等から明らかなよう
に、油圧失陥時に後輪を中立位置側にのみ復旧転舵させ
るような油圧制御を行なうための油圧失陥チェックバル
ブ機構81が設けられている。この油圧失陥チェックバ
ルブ機構81を、図1、図6および図7等で説明すると
、左、右油圧通路80a,80b途中でシリンダ室3a
,3b側からの圧油の流れを阻止するように配置された
左、右一対のチェックバルブ90,91と、常時はこれ
ら各チェックバルブ90,91のボール90a,91a
と非係合状態を維持するようにばね92a,93aによ
り付勢されるとともにその係合端92b,93bが係合
したときには各チェックバルブ90,91を強制的に開
動作させる左、右プランジャ92,93と、これら各プ
ランジャ92,93の反係合端側に形成される室92c
,93cに互いに相対向する側の油圧通路80b,80
a中の圧力を導く左、右パイロット通路94b,94a
と、各油圧通路80a,80b途中から分岐されそれぞ
れのチェックバルブ90,91を迂回してパワーシリン
ダ左、右室3a,3bのエンド部に開口して接続される
左、右バイパス通路95a,95bと、これらのパイパ
ス通路95a,95bの各シリンダ室3a,3bへの開
口端を油圧失陥時に閉塞可能な状態でパワーシリンダ3
のピストンロッド96上に摺動自在に設けられた左、右
弁プレート97,98とから構成している。なお、99
a,99bはピストンロッド96上に設けられているピ
ストン96aの両側に配置され左、右弁プレート97,
98を軸線方向両側に付勢するばね、96b,96cは
これらのばねによって付勢される弁プレート97,98
の移動を中立状態においてシリンダ3のエンド部に当接
した状態で係止する係止リングである。また、本実施例
では、前記チェックバルブ90,91を有する油圧通路
80a,80bも、シリンダ3のエンド部に開口させて
設けた場合を示し、この場合これらの通路80a,80
bの開口部が弁プレート97,98により閉塞されない
ように該プレートに連通孔が穿設されている。さらに、
前述したバイパス通路95a,95bは、図2および図
3から明らかなように、パワーシリンダ3を有する後輪
側舵取りリンク機構1を構成するボディ110の一部で
ピストンロッド96を保持する軸孔とは別に軸線方向に
沿って形成した通路孔111によりシリンダ室3a,3
bのエンド部に開口しており、弁プレート97,98に
より閉塞可能に形成されている。また、図1および図6
において120は油圧失陥チェックバルブ機構81を構
成するブロックボディ、121,122は制御バルブ2
0と油圧通路80a,80bを介して接続されるプラグ
、123,124は該油圧通路をパワーシリンダ左、右
室3a,3bに接続するためのプラグで、また左、右バ
イパス通路95a,95bは、図中紙面方向に直交して
設けた図示を省略したプラグからシリンダ左、右室側に
接続されるようになっている。
、後輪転舵用の舵取りリンク機構1の側部で前述した制
御バルブ20から後輪転舵用パワーシリンダ3の左、右
室3a,3bに至る油圧配管等からなる油圧通路80a
,80bの途中には、図1や図12等から明らかなよう
に、油圧失陥時に後輪を中立位置側にのみ復旧転舵させ
るような油圧制御を行なうための油圧失陥チェックバル
ブ機構81が設けられている。この油圧失陥チェックバ
ルブ機構81を、図1、図6および図7等で説明すると
、左、右油圧通路80a,80b途中でシリンダ室3a
,3b側からの圧油の流れを阻止するように配置された
左、右一対のチェックバルブ90,91と、常時はこれ
ら各チェックバルブ90,91のボール90a,91a
と非係合状態を維持するようにばね92a,93aによ
り付勢されるとともにその係合端92b,93bが係合
したときには各チェックバルブ90,91を強制的に開
動作させる左、右プランジャ92,93と、これら各プ
ランジャ92,93の反係合端側に形成される室92c
,93cに互いに相対向する側の油圧通路80b,80
a中の圧力を導く左、右パイロット通路94b,94a
と、各油圧通路80a,80b途中から分岐されそれぞ
れのチェックバルブ90,91を迂回してパワーシリン
ダ左、右室3a,3bのエンド部に開口して接続される
左、右バイパス通路95a,95bと、これらのパイパ
ス通路95a,95bの各シリンダ室3a,3bへの開
口端を油圧失陥時に閉塞可能な状態でパワーシリンダ3
のピストンロッド96上に摺動自在に設けられた左、右
弁プレート97,98とから構成している。なお、99
a,99bはピストンロッド96上に設けられているピ
ストン96aの両側に配置され左、右弁プレート97,
98を軸線方向両側に付勢するばね、96b,96cは
これらのばねによって付勢される弁プレート97,98
の移動を中立状態においてシリンダ3のエンド部に当接
した状態で係止する係止リングである。また、本実施例
では、前記チェックバルブ90,91を有する油圧通路
80a,80bも、シリンダ3のエンド部に開口させて
設けた場合を示し、この場合これらの通路80a,80
bの開口部が弁プレート97,98により閉塞されない
ように該プレートに連通孔が穿設されている。さらに、
前述したバイパス通路95a,95bは、図2および図
3から明らかなように、パワーシリンダ3を有する後輪
側舵取りリンク機構1を構成するボディ110の一部で
ピストンロッド96を保持する軸孔とは別に軸線方向に
沿って形成した通路孔111によりシリンダ室3a,3
bのエンド部に開口しており、弁プレート97,98に
より閉塞可能に形成されている。また、図1および図6
において120は油圧失陥チェックバルブ機構81を構
成するブロックボディ、121,122は制御バルブ2
0と油圧通路80a,80bを介して接続されるプラグ
、123,124は該油圧通路をパワーシリンダ左、右
室3a,3bに接続するためのプラグで、また左、右バ
イパス通路95a,95bは、図中紙面方向に直交して
設けた図示を省略したプラグからシリンダ左、右室側に
接続されるようになっている。
【0013】そして、上述した油圧失陥チェックバルブ
機構81を用いると、常時は前輪側の転舵動作で後輪を
所要の状態で転舵させ得るとともに、油圧失陥時におい
ては、油圧失陥チェックバルブ機構81の働きでシリン
ダ左、右室3a,3bのうち、転舵方向側の室への油圧
通路80aまたは80bは閉塞状態としかつ中立位置側
への室への油圧通路のみを低圧側に開放することで、後
輪の失陥時以上の転舵を不能とするとともに、後輪の中
立位置側への転舵動作を可能とし、接地側からの反力に
より該後輪を緩やかに復旧転舵させて中立位置に復帰さ
せ、該中立位置での後輪のロックを可能とし得るもので
ある。すなわち、この油圧失陥チェックバルブ機構81
は、通常状態ではチェックバルブとして機能し、たとえ
ば前輪側の切り込み動作によってピストンロッド96が
図8中左側に移動しようとすると、高圧油圧つまりポン
プP側が接続される右側のチャックバルブ91が開放さ
れることにより、シリンダ右室3b内に高圧圧力を供給
し、パワーシリンダ3を図中左方に作動させるように構
成されている。一方、タンクT側に接続されるチェック
バルブ90は、上述した高圧側の圧力がプランジャ92
の反係合端側の室92cに導かれることで作動されるプ
ランジャ係合端92bによって強制的に開放され、これ
によりシリンダ左室3aからタンク側への流れを許容し
、タンク側に還流されるようになっている。なお、シリ
ンダ右室3bにおいて弁プレート98は、ピストンロッ
ド96と共に左側に移動し、バイパス通路95bも開放
されて高圧油圧がシリンダ内に導入されている。また、
上述した状態において舵取りハンドルが戻され、制御バ
ルブ20で油圧回路が逆に切換えられると、図9に示さ
れるように、上述したとは逆にシリンダ左室3aがポン
プP側に、右室3bがタンクT側に接続され、所要の転
舵力をピストンロッド96に作用させ得るものである。 この場合には、左側のチェックバルブ90は高圧油圧に
より、右側のチェックバルブ91はプランジャ93によ
り開放されることは容易に理解されよう。勿論、これと
は逆の方向への転舵にあたっては、全く逆の油圧供給状
態でパワーシリンダ3が作動されるものである。一方、
後輪が転舵状態にあり、パワーシリンダ3のピストンロ
ッド96がたとえば図10に示すように図中左側に移動
しているときに、後輪転舵用の油圧回路に油圧失陥が生
じた場合に、セルフアライメントトルク、センタリング
スプリング機構83によるセンタリング力、あるいは後
輪側からのキックバック力等が中立位置への復帰方向に
加わると、シリンダ右室3b内の作動油はチェックバル
ブ91を迂回しているバイパス通路95bを通り、タン
クT側に還流されるとともに、シリンダ左室3aには、
タンクT側からの作動油がチェックバルブ90を開けて
通過することにより供給される。そして、これによりピ
ストンロッド96および後輪は、徐々に中立位置に復帰
することになる。一方、上述した後輪転舵状態での油圧
失陥時に、後輪の転舵方向つまり切り増し方向にキック
バック等の荷重が加わったときには、図11に示したよ
うに、シリンダ左室3aを閉塞状態とし、作動油を封じ
込めることで、該切り増し方向への動きを拘束し得るよ
うになっている。すなわち、ピストン96aが図11に
おいて左側に移動しようとすると、左側の弁プレート9
7が該シリンダ左室3aのエンド部に当接し、前記バイ
パス通路95aを閉塞するとともに、チェックバルブ9
0も閉塞されており、これによりこのシリンダ左室3a
内に作動油が封じ込められてロッド96も移動すること
がなくなり、後輪が切り増しされることはない。勿論、
この状態から中立方向への力が作用すると、上述した図
10の状態となることは容易に理解されよう。このよう
な構成によれば、油圧失陥チェックバルブ機構81をユ
ニット化してコンパクトに構成でき、取付スペースや取
付場所等の自由度が大きくなり、しかも油圧失陥時に動
作する部材、弁プレート97,98やプランジャ92,
93、さらにチェックバルブ90,91等が全て油圧に
よって動作するために、その動作上での信頼性をも大幅
に向上させ得るものである。
機構81を用いると、常時は前輪側の転舵動作で後輪を
所要の状態で転舵させ得るとともに、油圧失陥時におい
ては、油圧失陥チェックバルブ機構81の働きでシリン
ダ左、右室3a,3bのうち、転舵方向側の室への油圧
通路80aまたは80bは閉塞状態としかつ中立位置側
への室への油圧通路のみを低圧側に開放することで、後
輪の失陥時以上の転舵を不能とするとともに、後輪の中
立位置側への転舵動作を可能とし、接地側からの反力に
より該後輪を緩やかに復旧転舵させて中立位置に復帰さ
せ、該中立位置での後輪のロックを可能とし得るもので
ある。すなわち、この油圧失陥チェックバルブ機構81
は、通常状態ではチェックバルブとして機能し、たとえ
ば前輪側の切り込み動作によってピストンロッド96が
図8中左側に移動しようとすると、高圧油圧つまりポン
プP側が接続される右側のチャックバルブ91が開放さ
れることにより、シリンダ右室3b内に高圧圧力を供給
し、パワーシリンダ3を図中左方に作動させるように構
成されている。一方、タンクT側に接続されるチェック
バルブ90は、上述した高圧側の圧力がプランジャ92
の反係合端側の室92cに導かれることで作動されるプ
ランジャ係合端92bによって強制的に開放され、これ
によりシリンダ左室3aからタンク側への流れを許容し
、タンク側に還流されるようになっている。なお、シリ
ンダ右室3bにおいて弁プレート98は、ピストンロッ
ド96と共に左側に移動し、バイパス通路95bも開放
されて高圧油圧がシリンダ内に導入されている。また、
上述した状態において舵取りハンドルが戻され、制御バ
ルブ20で油圧回路が逆に切換えられると、図9に示さ
れるように、上述したとは逆にシリンダ左室3aがポン
プP側に、右室3bがタンクT側に接続され、所要の転
舵力をピストンロッド96に作用させ得るものである。 この場合には、左側のチェックバルブ90は高圧油圧に
より、右側のチェックバルブ91はプランジャ93によ
り開放されることは容易に理解されよう。勿論、これと
は逆の方向への転舵にあたっては、全く逆の油圧供給状
態でパワーシリンダ3が作動されるものである。一方、
後輪が転舵状態にあり、パワーシリンダ3のピストンロ
ッド96がたとえば図10に示すように図中左側に移動
しているときに、後輪転舵用の油圧回路に油圧失陥が生
じた場合に、セルフアライメントトルク、センタリング
スプリング機構83によるセンタリング力、あるいは後
輪側からのキックバック力等が中立位置への復帰方向に
加わると、シリンダ右室3b内の作動油はチェックバル
ブ91を迂回しているバイパス通路95bを通り、タン
クT側に還流されるとともに、シリンダ左室3aには、
タンクT側からの作動油がチェックバルブ90を開けて
通過することにより供給される。そして、これによりピ
ストンロッド96および後輪は、徐々に中立位置に復帰
することになる。一方、上述した後輪転舵状態での油圧
失陥時に、後輪の転舵方向つまり切り増し方向にキック
バック等の荷重が加わったときには、図11に示したよ
うに、シリンダ左室3aを閉塞状態とし、作動油を封じ
込めることで、該切り増し方向への動きを拘束し得るよ
うになっている。すなわち、ピストン96aが図11に
おいて左側に移動しようとすると、左側の弁プレート9
7が該シリンダ左室3aのエンド部に当接し、前記バイ
パス通路95aを閉塞するとともに、チェックバルブ9
0も閉塞されており、これによりこのシリンダ左室3a
内に作動油が封じ込められてロッド96も移動すること
がなくなり、後輪が切り増しされることはない。勿論、
この状態から中立方向への力が作用すると、上述した図
10の状態となることは容易に理解されよう。このよう
な構成によれば、油圧失陥チェックバルブ機構81をユ
ニット化してコンパクトに構成でき、取付スペースや取
付場所等の自由度が大きくなり、しかも油圧失陥時に動
作する部材、弁プレート97,98やプランジャ92,
93、さらにチェックバルブ90,91等が全て油圧に
よって動作するために、その動作上での信頼性をも大幅
に向上させ得るものである。
【0014】さて、本発明によれば、上述した後輪転舵
装置10において、後輪転舵用パワーシリンダ3の側方
に並設され後輪側舵取リンク機構1を中立位置に復帰さ
せるセンタリングスプリング102およびその両側ボデ
ィ部83a,83bからなるセンタリングスプリング機
構部83と、その両側ボディ部83a,83bに一端が
枢支される第1のリンク82a,82aとパワーシリン
ダ3のピストンロッド96(舵取リンク機構のタイロッ
ドを兼ねる)の両端側部分に一端が枢支される第2のリ
ンク82b,82bとこれらを連結するとともに各リン
クの枢支点間を結ぶ線分hを死点越えするように構成さ
れる連結ピン82c,82cからなる左、右デッドロッ
クポイント機構部82,82と、その連結ピン82c,
82c(連結点)をシリンダ左、右室3a,3bに給送
される圧油によって死点越えさせるように作動されるプ
ランジャ100a,100aを有する左、右ロック解除
用シリンダ機構100,100と、センタリングスプリ
ング機構部83で両側ボディ部83a,83b間での相
対的な直線移動位置によって後輪転舵状態を検知する中
立位置検出手段としての中立位置検出スイッチ16を備
えてなる構成としたところに特徴を有している。ここで
、左、右デッドロックポイント機構部82,82におい
て、第1および第2のリンク82a,82bを連結する
連結ピン82cは、図2から明らかなように各リンクの
枢支点間を結ぶ線分hを外向きに乗り越えさせることで
舵取りリンクを構成するピストンロッド96の動きを許
容し後輪転舵を可能とするとともに、常時は図示される
ように連結ピン82cを内向きに死点越えさせて常時は
中立位置でロック状態を保ち、2WS走行時に後輪を不
転舵状態に維持し、中立位置ロック機構としての機能を
発揮し得るようになっている。また、この左、右デッド
ロックポイント機構部82,82のデッドロック状態を
外すために油圧通路80a,80b中の圧油にて作動さ
れるロック解除用シリンダ機構100,100は、ピス
トンロッド96に直交して配置され、その基端部が油圧
通路80a,80b途中に臨みかつ先端部が第1のリン
ク82a,82aの一部に設けられた係合ピン101,
101に当接し該リンク82a,82aを強制的に回動
させて連結ピン82c,82cの死点越えを行えるよう
になっている。さらに、センタリングスプリング機構部
83は、第1のリンク82a,82aが軸支される左、
右ボディ部83a,83b間に介在して設けられ軸線方
向に伸縮自在に構成されるとともにセンタリングスプリ
ング102によってピストンロッド96が左右方向に動
いたときに初期位置つまり中立位置に復帰させることで
後輪を常に中立位置状態に復帰させるようになっており
、その一部で両側部材の相対的位置ずれを生じる部分、
つまりその一方から延設されているロッド部105とこ
れが摺動自在に嵌合されている嵌合孔106部分に、後
輪が中立位置にあるか否かを検出するための中立位置検
出スイッチ16が付設されている。なお、103,10
4は互いに嵌め合わされる左、右両側の筒状部、107
はセンタリングスプリング102周囲を覆う蛇腹状ブー
ツである。なお、上述したセンタリングスプリング10
2は、図4に示した特性図から明らかなように、中立位
置付近でのスプリング力が最大となるように設定されて
いる。そして、このような構成によれば、常時は前輪側
の転舵動作に伴ってパワーシリンダ3により後輪を所要
の状態で転舵させ得るとともに、2WSやフェール時に
は後輪を中立位置に復帰させるとともにその状態を機械
的なロック手段であるデッドロックポイント機構部82
,82による死点越えで確実なロック状態を維持し、か
つその状態をセンタリングスプリング機構部83に付設
した中立位置検出スイッチ16にて確実に検知し得るも
のである。また、後輪転舵用パワーシリンダ3への圧油
の給送によって後輪転舵要求を感知し、これによりロッ
ク解除用シリンダ機構100,100のいずれか一方を
作動させ、後輪転舵が必要となる側のデッドロックポイ
ント機構部82のロックを外し、後輪転舵を所要の状態
で行えるものである。特に、このような構成では、機械
的なロックにより後輪側舵取リンク機構1を不転舵状態
で確実に維持し得るとともに、パワーシリンダ3側への
圧油の供給によって、該ロックを簡単にしかも自動的に
外し、所要の後輪転舵を行える。また、センタリングス
プリング機構部83としては、ばね力を必要最小限に抑
えて所要の機能を得られるばかりでなく、その両側部材
の相対的な動きを、中立位置検出スイッチ16の感知対
象としていることから、確実性の面で優れ、しかも該ス
イッチ16の取付けも簡単でコンパクトに構成できる等
の利点もある。
装置10において、後輪転舵用パワーシリンダ3の側方
に並設され後輪側舵取リンク機構1を中立位置に復帰さ
せるセンタリングスプリング102およびその両側ボデ
ィ部83a,83bからなるセンタリングスプリング機
構部83と、その両側ボディ部83a,83bに一端が
枢支される第1のリンク82a,82aとパワーシリン
ダ3のピストンロッド96(舵取リンク機構のタイロッ
ドを兼ねる)の両端側部分に一端が枢支される第2のリ
ンク82b,82bとこれらを連結するとともに各リン
クの枢支点間を結ぶ線分hを死点越えするように構成さ
れる連結ピン82c,82cからなる左、右デッドロッ
クポイント機構部82,82と、その連結ピン82c,
82c(連結点)をシリンダ左、右室3a,3bに給送
される圧油によって死点越えさせるように作動されるプ
ランジャ100a,100aを有する左、右ロック解除
用シリンダ機構100,100と、センタリングスプリ
ング機構部83で両側ボディ部83a,83b間での相
対的な直線移動位置によって後輪転舵状態を検知する中
立位置検出手段としての中立位置検出スイッチ16を備
えてなる構成としたところに特徴を有している。ここで
、左、右デッドロックポイント機構部82,82におい
て、第1および第2のリンク82a,82bを連結する
連結ピン82cは、図2から明らかなように各リンクの
枢支点間を結ぶ線分hを外向きに乗り越えさせることで
舵取りリンクを構成するピストンロッド96の動きを許
容し後輪転舵を可能とするとともに、常時は図示される
ように連結ピン82cを内向きに死点越えさせて常時は
中立位置でロック状態を保ち、2WS走行時に後輪を不
転舵状態に維持し、中立位置ロック機構としての機能を
発揮し得るようになっている。また、この左、右デッド
ロックポイント機構部82,82のデッドロック状態を
外すために油圧通路80a,80b中の圧油にて作動さ
れるロック解除用シリンダ機構100,100は、ピス
トンロッド96に直交して配置され、その基端部が油圧
通路80a,80b途中に臨みかつ先端部が第1のリン
ク82a,82aの一部に設けられた係合ピン101,
101に当接し該リンク82a,82aを強制的に回動
させて連結ピン82c,82cの死点越えを行えるよう
になっている。さらに、センタリングスプリング機構部
83は、第1のリンク82a,82aが軸支される左、
右ボディ部83a,83b間に介在して設けられ軸線方
向に伸縮自在に構成されるとともにセンタリングスプリ
ング102によってピストンロッド96が左右方向に動
いたときに初期位置つまり中立位置に復帰させることで
後輪を常に中立位置状態に復帰させるようになっており
、その一部で両側部材の相対的位置ずれを生じる部分、
つまりその一方から延設されているロッド部105とこ
れが摺動自在に嵌合されている嵌合孔106部分に、後
輪が中立位置にあるか否かを検出するための中立位置検
出スイッチ16が付設されている。なお、103,10
4は互いに嵌め合わされる左、右両側の筒状部、107
はセンタリングスプリング102周囲を覆う蛇腹状ブー
ツである。なお、上述したセンタリングスプリング10
2は、図4に示した特性図から明らかなように、中立位
置付近でのスプリング力が最大となるように設定されて
いる。そして、このような構成によれば、常時は前輪側
の転舵動作に伴ってパワーシリンダ3により後輪を所要
の状態で転舵させ得るとともに、2WSやフェール時に
は後輪を中立位置に復帰させるとともにその状態を機械
的なロック手段であるデッドロックポイント機構部82
,82による死点越えで確実なロック状態を維持し、か
つその状態をセンタリングスプリング機構部83に付設
した中立位置検出スイッチ16にて確実に検知し得るも
のである。また、後輪転舵用パワーシリンダ3への圧油
の給送によって後輪転舵要求を感知し、これによりロッ
ク解除用シリンダ機構100,100のいずれか一方を
作動させ、後輪転舵が必要となる側のデッドロックポイ
ント機構部82のロックを外し、後輪転舵を所要の状態
で行えるものである。特に、このような構成では、機械
的なロックにより後輪側舵取リンク機構1を不転舵状態
で確実に維持し得るとともに、パワーシリンダ3側への
圧油の供給によって、該ロックを簡単にしかも自動的に
外し、所要の後輪転舵を行える。また、センタリングス
プリング機構部83としては、ばね力を必要最小限に抑
えて所要の機能を得られるばかりでなく、その両側部材
の相対的な動きを、中立位置検出スイッチ16の感知対
象としていることから、確実性の面で優れ、しかも該ス
イッチ16の取付けも簡単でコンパクトに構成できる等
の利点もある。
【0015】ところで、上述した実施例における後輪転
舵装置10において、パワーシリンダ3や上述したセン
タリングスプリング機構部83、左、右デッドロックポ
イント機構部82,82等を有する後輪側舵取リンク機
構1は、概略図1に示した状態で各部の中立位置合わせ
が行われて組み立てられている。ここで、注意を要する
ことは、上述したセンタリングスプリング機構部83や
左、右デッドロックポイント機構部82,82等におけ
る中立位置を、パワーシリンダ3、さらにタイロッドと
なるピストンロッド96の中立位置での位置決め調整を
確実に行なうことである。このため、本実施例装置では
、上述した組立状態で各部を中立位置に位置決めすると
ともに、ピストンロッド96の両端側でのエンド部に、
スペーサリング130とその締付けナット131により
調整自在な掛け止め部を設けており、これにより第2の
リンク82bが軸支される部材132に対して軸線方向
での組付け位置を調整可能に固定し得るように構成して
いる。そして、このような構成によれば、デッドロック
ポイント機構部82側とピストンロッド96側との中立
位置での位置決めが簡単にしかも確実に行えるもので、
またその微調整も容易に行え、組立性の面で有利である
等の利点を奏する。一方、上述したデッドロックポイン
ト機構部82において各リンク82a,82bの軸支部
やその連結ピン82cの軸支部分等といった外部に露呈
している回転部分には、その動作上での信頼性を確保す
るうえで防水対策を講じることが必要とされてなってい
る。このため、本実施例装置では、図5に示すような構
造を採用している。これを簡単に説明すると、図中14
0は一端に鍔部を有する回転軸、141はその他端を係
止する係止ピン、142は係止リング、143は回転軸
140に嵌装されたメタルブッシュで、その両端部分に
はOリング144,144が配置されるとともに、該メ
タルブッシュ143にはグリース封入用のニップル部1
43aが形成され、これにより回転軸部分を保護し、防
水性を確保するようになっている。なお、図中145は
軸受部材146と回転軸140との回り止めである。
舵装置10において、パワーシリンダ3や上述したセン
タリングスプリング機構部83、左、右デッドロックポ
イント機構部82,82等を有する後輪側舵取リンク機
構1は、概略図1に示した状態で各部の中立位置合わせ
が行われて組み立てられている。ここで、注意を要する
ことは、上述したセンタリングスプリング機構部83や
左、右デッドロックポイント機構部82,82等におけ
る中立位置を、パワーシリンダ3、さらにタイロッドと
なるピストンロッド96の中立位置での位置決め調整を
確実に行なうことである。このため、本実施例装置では
、上述した組立状態で各部を中立位置に位置決めすると
ともに、ピストンロッド96の両端側でのエンド部に、
スペーサリング130とその締付けナット131により
調整自在な掛け止め部を設けており、これにより第2の
リンク82bが軸支される部材132に対して軸線方向
での組付け位置を調整可能に固定し得るように構成して
いる。そして、このような構成によれば、デッドロック
ポイント機構部82側とピストンロッド96側との中立
位置での位置決めが簡単にしかも確実に行えるもので、
またその微調整も容易に行え、組立性の面で有利である
等の利点を奏する。一方、上述したデッドロックポイン
ト機構部82において各リンク82a,82bの軸支部
やその連結ピン82cの軸支部分等といった外部に露呈
している回転部分には、その動作上での信頼性を確保す
るうえで防水対策を講じることが必要とされてなってい
る。このため、本実施例装置では、図5に示すような構
造を採用している。これを簡単に説明すると、図中14
0は一端に鍔部を有する回転軸、141はその他端を係
止する係止ピン、142は係止リング、143は回転軸
140に嵌装されたメタルブッシュで、その両端部分に
はOリング144,144が配置されるとともに、該メ
タルブッシュ143にはグリース封入用のニップル部1
43aが形成され、これにより回転軸部分を保護し、防
水性を確保するようになっている。なお、図中145は
軸受部材146と回転軸140との回り止めである。
【0016】なお、本発明は上述した実施例構造に限定
されず、後輪転舵装置10各部の形状、構造等を適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。たとえば上述した実施例では、後輪転舵用変位伝達
制御機構12等として具体的な開示は省略したが、前輪
側の転舵動作に連動して後輪側への転舵信号が得られる
ような構成であればよいもので、種々の変形例が考えら
れよう。また、後輪転舵用の制御バルブ20を含めた制
御バルブ機構部11等としても、種々の変形例が考えら
れよう。
されず、後輪転舵装置10各部の形状、構造等を適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。たとえば上述した実施例では、後輪転舵用変位伝達
制御機構12等として具体的な開示は省略したが、前輪
側の転舵動作に連動して後輪側への転舵信号が得られる
ような構成であればよいもので、種々の変形例が考えら
れよう。また、後輪転舵用の制御バルブ20を含めた制
御バルブ機構部11等としても、種々の変形例が考えら
れよう。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る四輪操
舵車の後輪転舵装置によれば、後輪転舵用パワーシリン
ダの側方に並設され後輪側舵取リンク機構を中立位置に
復帰させるセンタリングスプリングおよびその両側ボデ
ィ部からなるセンタリングスプリング機構部と、その両
側ボディ部に一端が枢支される第1のリンクとパワーシ
リンダのピストンロッド両端側に一端が枢支される第2
のリンクとこれらを連結するとともに各リンクの枢支点
間を結ぶ線分を死点越えするように構成される連結ピン
からなる左、右デッドロックポイント機構部と、その連
結ピン(連結点)をシリンダ左、右室に給送される圧油
によって死点越えさせるように作動されるプランジャを
有する左、右ロック解除用シリンダ機構と、センタリン
グスプリング機構部で両側ボディ部間での相対的な直線
移動位置によって後輪転舵状態を検知する中立位置検出
手段を備えてなる構成としたので、簡単な構成にもかか
わらず、常時は前輪側の転舵動作に伴ってパワーシリン
ダにより後輪を所要の状態で転舵させ得るとともに、2
WSやフェール時には後輪を中立位置に復帰させるとと
もにその状態を機械的なデッドロックポイント機構部に
よる死点越えで確実なロック状態を維持し、かつその状
態をセンタリングスプリング機構部に付設した中立位置
検出手段にて確実に検知できるばかりでなく、後輪転舵
用パワーシリンダへの圧油の給送によって後輪転舵要求
を感知することでロック解除用シリンダ機構を作動させ
てデッドロックポイント機構部のロックを簡単に自動的
に外し、後輪を転舵可能な状態とし得るもので、各部の
動作上での信頼性を確保し得るとともに、中立位置ロッ
クを確実に行えることから安全性の面でも優れている等
の種々優れた効果がある。
舵車の後輪転舵装置によれば、後輪転舵用パワーシリン
ダの側方に並設され後輪側舵取リンク機構を中立位置に
復帰させるセンタリングスプリングおよびその両側ボデ
ィ部からなるセンタリングスプリング機構部と、その両
側ボディ部に一端が枢支される第1のリンクとパワーシ
リンダのピストンロッド両端側に一端が枢支される第2
のリンクとこれらを連結するとともに各リンクの枢支点
間を結ぶ線分を死点越えするように構成される連結ピン
からなる左、右デッドロックポイント機構部と、その連
結ピン(連結点)をシリンダ左、右室に給送される圧油
によって死点越えさせるように作動されるプランジャを
有する左、右ロック解除用シリンダ機構と、センタリン
グスプリング機構部で両側ボディ部間での相対的な直線
移動位置によって後輪転舵状態を検知する中立位置検出
手段を備えてなる構成としたので、簡単な構成にもかか
わらず、常時は前輪側の転舵動作に伴ってパワーシリン
ダにより後輪を所要の状態で転舵させ得るとともに、2
WSやフェール時には後輪を中立位置に復帰させるとと
もにその状態を機械的なデッドロックポイント機構部に
よる死点越えで確実なロック状態を維持し、かつその状
態をセンタリングスプリング機構部に付設した中立位置
検出手段にて確実に検知できるばかりでなく、後輪転舵
用パワーシリンダへの圧油の給送によって後輪転舵要求
を感知することでロック解除用シリンダ機構を作動させ
てデッドロックポイント機構部のロックを簡単に自動的
に外し、後輪を転舵可能な状態とし得るもので、各部の
動作上での信頼性を確保し得るとともに、中立位置ロッ
クを確実に行えることから安全性の面でも優れている等
の種々優れた効果がある。
【図1】本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置におい
て特徴とする後輪転舵用パワーシリンダ機構部全体の概
略構成図である。
て特徴とする後輪転舵用パワーシリンダ機構部全体の概
略構成図である。
【図2】図1においてパワーシリンダ部分の要部拡大断
面図である。
面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】センタリングスプリング機構部でのスプリング
特性を示す特性図である。
特性を示す特性図である。
【図5】機械的なデッドロックポイント機構部における
要部断面図である。
要部断面図である。
【図6】図1において油圧失陥チェックバルブ部分の要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図7】油圧失陥チェックバルブと後輪転舵用パワーシ
リンダの概略構成を説明するための図である。
リンダの概略構成を説明するための図である。
【図8】油圧失陥チェックバルブと後輪転舵用パワーシ
リンダの正常動作時の説明図である。
リンダの正常動作時の説明図である。
【図9】油圧失陥チェックバルブと後輪転舵用パワーシ
リンダの正常動作時の動作説明図である。
リンダの正常動作時の動作説明図である。
【図10】油圧失陥チェックバルブと後輪転舵用パワー
シリンダの油圧失陥時の動作説明図である。
シリンダの油圧失陥時の動作説明図である。
【図11】油圧失陥チェックバルブと後輪転舵用パワー
シリンダの油圧失陥時の動作説明図である。
シリンダの油圧失陥時の動作説明図である。
【図12】後輪転舵装置全体の概略構成を示す図である
。
。
【図13】後輪転舵装置における後輪転舵用制御バルブ
機構部の概略断面図である。
機構部の概略断面図である。
1 後輪側舵取りリンク機構
3 後輪転舵用パワーシリンダ
4 フィードバックケーブル
7 後輪側オイルポンプ
8 オイルタンク
10 後輪転舵装置
11 後輪転舵用制御バルブ機構部16
中立位置検出スイッチ 18 バイパスバルブ 20 後輪転舵用制御バルブ 80a 油圧通路 80b 油圧通路 81 油圧失陥チェックバルブ機構82
左、右デッドロックポイント機構部(中立位置ロック機
構) 82a 第1のリンク 82b 第2のリンク 82c 連結ピン 83 センタリングスプリング機構部83a
ボディ部 83b ボディ部 90 チェックバルブ 91 チェックバルブ 96 ピストンロッド 100 ロック解除用シリンダ機構部100a
プランジャ 102 センタリングスプリング105
ロッド部 106 嵌合孔
中立位置検出スイッチ 18 バイパスバルブ 20 後輪転舵用制御バルブ 80a 油圧通路 80b 油圧通路 81 油圧失陥チェックバルブ機構82
左、右デッドロックポイント機構部(中立位置ロック機
構) 82a 第1のリンク 82b 第2のリンク 82c 連結ピン 83 センタリングスプリング機構部83a
ボディ部 83b ボディ部 90 チェックバルブ 91 チェックバルブ 96 ピストンロッド 100 ロック解除用シリンダ機構部100a
プランジャ 102 センタリングスプリング105
ロッド部 106 嵌合孔
Claims (1)
- 【請求項1】 前輪側の転舵動作に伴なって作動され
る後輪転舵用制御バルブを介して後輪側油圧源から選択
的に供給される圧油によって後輪側舵取リンク機構を転
舵制御する後輪転舵用パワーシリンダと、この後輪転舵
用パワーシリンダの側方に並設され後輪側舵取リンク機
構を中立位置に復帰させるセンタリングスプリングおよ
びその両側ボディ部からなるセンタリングスプリング機
構部と、このセンタリングスプリング機構部の両側ボデ
ィ部に一端が枢支されている第1のリンクと前記舵取リ
ンク機構を構成するパワーシリンダのピストンロッド両
端側に一端が枢支されている第2のリンクとこれら両リ
ンクを連結するとともに各リンクの枢支点間を結ぶ線分
を死点越えするように構成されている連結ピンとからな
る左、右デッドロックポイント機構部と、このデッドロ
ックポイント機構部における連結ピンによる連結点を前
記パワーシリンダ左、右室に給送される圧油によって死
点越えさせるように作動されるプランジャを有する左、
右一対のロック解除用シリンダ機構とを備えてなり、前
記センタリングスプリング機構部には、両側ボディ部間
での相対的な直線移動位置によってパワーシリンダでの
動きを検知する中立位置検出手段が付設されていること
を特徴とする四輪操舵車の後輪転舵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048091A JPH04260870A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4048091A JPH04260870A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04260870A true JPH04260870A (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=12581776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4048091A Pending JPH04260870A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04260870A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008074192A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Hitachi Ltd | 車両用後輪操舵装置 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP4048091A patent/JPH04260870A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008074192A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Hitachi Ltd | 車両用後輪操舵装置 |
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