JPH04260868A - 四輪操舵車の後輪転舵装置 - Google Patents
四輪操舵車の後輪転舵装置Info
- Publication number
- JPH04260868A JPH04260868A JP4047891A JP4047891A JPH04260868A JP H04260868 A JPH04260868 A JP H04260868A JP 4047891 A JP4047891 A JP 4047891A JP 4047891 A JP4047891 A JP 4047891A JP H04260868 A JPH04260868 A JP H04260868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- rear wheel
- cable
- control valve
- wheel steering
- Prior art date
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- Pending
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舵取り操作により後輪
を前輪に連動して逆方向に転舵させることで低速時にお
ける小回り性を得るために用いて好適な四輪操舵車にお
ける後輪転舵装置の改良に関する。
を前輪に連動して逆方向に転舵させることで低速時にお
ける小回り性を得るために用いて好適な四輪操舵車にお
ける後輪転舵装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、後輪を前輪の操舵量(転舵量)に
応じて逆方向あるいは同方向に転舵させることで、低速
走行時の小回り性を向上させたり、中、高速走行時の走
行安定性を向上させ得る四輪操舵車が注目を集めている
。たとえば低速走行時には大きな操舵角をもって前輪操
舵が行なわれるが、このとき前、後輪の転舵方向を逆位
相(逆方向操舵)とすることで、車輌旋回半径が最小と
なり旋回(小回り)性能が向上するもので、特にトラッ
クのように車長の長い車輌等に適用して好適である。 この種の四輪操舵車における後輪転舵装置としては、た
とえば特開昭59−128054号公報、特開昭59−
143769号公報、実開昭61−53271号公報、
特開昭61−67665号公報等に示される油圧式装置
を始め、従来から種々の構造を有するものが提案されて
いる。特に、油圧式装置では、後輪を転舵させるための
油圧シリンダの左、右室に対しサーボ弁等により所定圧
力に制御された油圧を選択的に供給することで、後輪を
所要の方向に転舵させ得るものであり、前、後輪を連結
軸等で機械的に連結してなる機械式装置に比べて動作的
にも、また構造的にも自由度が大きい等の利点をもつも
のであった。
応じて逆方向あるいは同方向に転舵させることで、低速
走行時の小回り性を向上させたり、中、高速走行時の走
行安定性を向上させ得る四輪操舵車が注目を集めている
。たとえば低速走行時には大きな操舵角をもって前輪操
舵が行なわれるが、このとき前、後輪の転舵方向を逆位
相(逆方向操舵)とすることで、車輌旋回半径が最小と
なり旋回(小回り)性能が向上するもので、特にトラッ
クのように車長の長い車輌等に適用して好適である。 この種の四輪操舵車における後輪転舵装置としては、た
とえば特開昭59−128054号公報、特開昭59−
143769号公報、実開昭61−53271号公報、
特開昭61−67665号公報等に示される油圧式装置
を始め、従来から種々の構造を有するものが提案されて
いる。特に、油圧式装置では、後輪を転舵させるための
油圧シリンダの左、右室に対しサーボ弁等により所定圧
力に制御された油圧を選択的に供給することで、後輪を
所要の方向に転舵させ得るものであり、前、後輪を連結
軸等で機械的に連結してなる機械式装置に比べて動作的
にも、また構造的にも自由度が大きい等の利点をもつも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置では、構造面からも動作性能面からも、まだ
まだ一長一短があり、実用化にあたって改良の余地が残
されている。たとえばこの種の後輪転舵装置には、構成
部品点数を必要最小限とし、また各部をユニット化する
ことで加工性や組立性を向上させ製造コスト等を低減し
、さらに油圧配管や電気配線等も効率よくしかも整列し
て配設でき、しかも各種駆動制御も簡単かつ適切に行な
え、フェール時に対しての対策も充分であること等が望
まれている。そして、このような要請のなかで必要とさ
れることに、舵取り操作に伴なう前輪の転舵動作に連動
して後輪を所要の状態で転舵させるための制御系構造が
ある。特に、後輪を前輪の転舵動作に伴なって転舵させ
る場合に、前輪側での転舵変位量に応じて後輪転舵用変
位伝達制御手段によって所要の遊びストロークをもって
後輪側に伝達される回転変位で後輪転舵用制御バルブを
作動制御するとともに、この制御バルブに後輪側舵取り
リンク機構の動きをフィードバックするフィードバック
用ケーブルやそのケーブル巻取り機構、このケーブルに
よるフィードバックを制御バルブ側に選択的に接続する
ためのクラッチ機構、さらに急操舵時に後輪側での遅れ
が制御バルブ側に直接フィードバックされるのを防ぐた
めの遅れ吸収スプリング機構等を効率よく組み合わせて
付設することが必要とされるものであり、これらの点を
考慮し前述した要請を満足し得る何らかの対策が必要と
されている。
た従来装置では、構造面からも動作性能面からも、まだ
まだ一長一短があり、実用化にあたって改良の余地が残
されている。たとえばこの種の後輪転舵装置には、構成
部品点数を必要最小限とし、また各部をユニット化する
ことで加工性や組立性を向上させ製造コスト等を低減し
、さらに油圧配管や電気配線等も効率よくしかも整列し
て配設でき、しかも各種駆動制御も簡単かつ適切に行な
え、フェール時に対しての対策も充分であること等が望
まれている。そして、このような要請のなかで必要とさ
れることに、舵取り操作に伴なう前輪の転舵動作に連動
して後輪を所要の状態で転舵させるための制御系構造が
ある。特に、後輪を前輪の転舵動作に伴なって転舵させ
る場合に、前輪側での転舵変位量に応じて後輪転舵用変
位伝達制御手段によって所要の遊びストロークをもって
後輪側に伝達される回転変位で後輪転舵用制御バルブを
作動制御するとともに、この制御バルブに後輪側舵取り
リンク機構の動きをフィードバックするフィードバック
用ケーブルやそのケーブル巻取り機構、このケーブルに
よるフィードバックを制御バルブ側に選択的に接続する
ためのクラッチ機構、さらに急操舵時に後輪側での遅れ
が制御バルブ側に直接フィードバックされるのを防ぐた
めの遅れ吸収スプリング機構等を効率よく組み合わせて
付設することが必要とされるものであり、これらの点を
考慮し前述した要請を満足し得る何らかの対策が必要と
されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置は、前輪
側での転舵動作に応じて伝達される回転変位によって後
輪側油圧源からの油圧通路を切換え制御し後輪側舵取り
リンク機構を転舵制御する後輪転舵用パワーシリンダを
作動させる回転式の後輪転舵用制御バルブと、この制御
バルブの出力軸とその同軸上に配置されるフィードバッ
ク軸との間に介在されこれら両軸を相対的に回転変位可
能な状態で連結し舵取り操作に対する後輪側での転舵遅
れを吸収するための遅れ吸収スプリング機構と、このス
プリング機構と制御バルブとの間に介在され両者を選択
的に連結する負作動型クラッチ機構と、フィードバック
軸上で回動変可能に軸支され制御バルブに対し後輪側舵
取りリンク機構の動きをフィードバックするフィードバ
ックケーブルの一端が接続される巻取り用プーリを有す
るケーブル巻取り機構と、この巻取り機構をケーブル巻
取り方向に付勢する戻りばねと、この戻りばねおよびケ
ーブルのいずれかが失陥したときに生じるケーブル巻取
り機構での動きに連動して作動され失陥信号を送出する
ケーブル・戻りばね失陥検出手段を、制御バルブの入、
出力軸およびフィードバック軸と同一軸線上に並設する
ようにしたものである。
ために本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置は、前輪
側での転舵動作に応じて伝達される回転変位によって後
輪側油圧源からの油圧通路を切換え制御し後輪側舵取り
リンク機構を転舵制御する後輪転舵用パワーシリンダを
作動させる回転式の後輪転舵用制御バルブと、この制御
バルブの出力軸とその同軸上に配置されるフィードバッ
ク軸との間に介在されこれら両軸を相対的に回転変位可
能な状態で連結し舵取り操作に対する後輪側での転舵遅
れを吸収するための遅れ吸収スプリング機構と、このス
プリング機構と制御バルブとの間に介在され両者を選択
的に連結する負作動型クラッチ機構と、フィードバック
軸上で回動変可能に軸支され制御バルブに対し後輪側舵
取りリンク機構の動きをフィードバックするフィードバ
ックケーブルの一端が接続される巻取り用プーリを有す
るケーブル巻取り機構と、この巻取り機構をケーブル巻
取り方向に付勢する戻りばねと、この戻りばねおよびケ
ーブルのいずれかが失陥したときに生じるケーブル巻取
り機構での動きに連動して作動され失陥信号を送出する
ケーブル・戻りばね失陥検出手段を、制御バルブの入、
出力軸およびフィードバック軸と同一軸線上に並設する
ようにしたものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、前輪側での舵取り操作に伴な
う回転変位にて後輪転舵用制御バルブを作動させ、後輪
転舵用パワーシリンダへの流路切換えを行なうことによ
り、後輪を所要の状態で転舵動作させるとともに、後輪
転舵側舵取りリンク機構の動きを、フィードバックケー
ブルによって前記制御バルブの軸線方向に並設されてい
るケーブル巻取り機構に伝達し、この巻取り機構からフ
ィードバック軸、遅れ吸収スプリング機構、負作動型ク
ラッチ機構を介して制御バルブ側に必要に応じて伝達し
、所要の状態での後輪転舵制御を行えるものである。
う回転変位にて後輪転舵用制御バルブを作動させ、後輪
転舵用パワーシリンダへの流路切換えを行なうことによ
り、後輪を所要の状態で転舵動作させるとともに、後輪
転舵側舵取りリンク機構の動きを、フィードバックケー
ブルによって前記制御バルブの軸線方向に並設されてい
るケーブル巻取り機構に伝達し、この巻取り機構からフ
ィードバック軸、遅れ吸収スプリング機構、負作動型ク
ラッチ機構を介して制御バルブ側に必要に応じて伝達し
、所要の状態での後輪転舵制御を行えるものである。
【0006】
【実施例】図1ないし図10は本発明に係る四輪操舵車
の後輪転舵装置の一実施例を示し、本実施例では図9に
示したように前、後輪転舵用舵取リンク機構(後輪側の
みを符号1で示し前輪側は図示を省略している)をそれ
ぞれ油圧式パワーシリンダ2,3による独立駆動形式と
し、かつ前輪側の転舵変位情報のみを油圧信号として後
輪転舵駆動系に伝達させるとともに、後輪側転舵変位(
パワーシリンダ3のロッド移動量)をフィードバックケ
ーブル4で制御系(後述する後輪転舵用制御バルブ11
)にフィードバックする信号系5を装備してなる構成に
よる後輪転舵装置10について説明する。ここで、6,
7は前、後輪側パワーシリンダ2,3に圧油を供給する
ためのオイルポンプ、8はオイルタンクで、前輪側ポン
プ6からの圧油は油圧配管6aで前輪側パワーシリンダ
2に導かれ戻り配管6bでオイルタンク8に還流される
という周知の前輪側動力舵取装置が構成される。また、
9は車載バッテリであり、さらに図9中油圧配管は二重
線で、電気配線は一本の実線で示している。なお、オイ
ルポンプ6,7としては、図示しない自動車エンジンで
同時に駆動される二連式ポンプを例示したが、これに限
定されず、前、後輪を独立した油圧系で構成するもので
もよい。
の後輪転舵装置の一実施例を示し、本実施例では図9に
示したように前、後輪転舵用舵取リンク機構(後輪側の
みを符号1で示し前輪側は図示を省略している)をそれ
ぞれ油圧式パワーシリンダ2,3による独立駆動形式と
し、かつ前輪側の転舵変位情報のみを油圧信号として後
輪転舵駆動系に伝達させるとともに、後輪側転舵変位(
パワーシリンダ3のロッド移動量)をフィードバックケ
ーブル4で制御系(後述する後輪転舵用制御バルブ11
)にフィードバックする信号系5を装備してなる構成に
よる後輪転舵装置10について説明する。ここで、6,
7は前、後輪側パワーシリンダ2,3に圧油を供給する
ためのオイルポンプ、8はオイルタンクで、前輪側ポン
プ6からの圧油は油圧配管6aで前輪側パワーシリンダ
2に導かれ戻り配管6bでオイルタンク8に還流される
という周知の前輪側動力舵取装置が構成される。また、
9は車載バッテリであり、さらに図9中油圧配管は二重
線で、電気配線は一本の実線で示している。なお、オイ
ルポンプ6,7としては、図示しない自動車エンジンで
同時に駆動される二連式ポンプを例示したが、これに限
定されず、前、後輪を独立した油圧系で構成するもので
もよい。
【0007】また、本実施例装置10は、舵取り操作に
伴なう前輪側での転舵変位情報を後輪側を転舵制御する
ための後輪転舵用制御バルブ機構部11に所要の遊び(
不感帯)をもって選択的に伝達する後輪転舵用変位伝達
制御手段として、図10に示した特性曲線から明らかな
ように、舵取りハンドルが中立位置から一定角度以内で
操舵されている間は回転伝達を行わず、それ以上操舵さ
れたときに所定の特性をもって回転変位を送出するよう
に構成されている不感帯リンク機構等による変位伝達制
御機構12を用いている。なお、この変位伝達制御機構
12には、舵取りハンドルの操舵方向および操舵状態を
検出するための操舵検出スイッチSW1,SW2が付設
され、かつこれらのスイッチSW1,SW2のオン・オ
フにより操舵方向表示ランプ13a,13bが点灯する
ことで、運転席等で前、後輪の操舵方向表示を行えるよ
うになっている。ここで、これらの操舵検出スイッチS
W1,SW2は、ハンドル操作角が直進状態(中立位置
)から約300度以内でオフし、それ以上操舵されたと
きにそれぞれオンするように構成されている。また、図
9に示したバッテリ9から本発明を特徴づける後輪転舵
装置10に至る電気回路において、符号14は運転者が
走行中に異常を感じた時に後輪転舵装置10を手動にて
強制的にオフし前輪のみの2WS状態とするためのエマ
ージェンシースイッチ、15は後述するケーブル・戻り
ばね失陥検出手段としての検出スイッチ、16は後輪転
舵用舵取りリンク機構1を構成するパワーシリンダ3側
に付設され後輪の中立位置をオフ信号として検出する中
立位置検出スイッチ、17は後述する負作動型クラッチ
機構への通電電流制御を行なうためのノーマルクローズ
タイプのリレースイッチである。さらに、18は後輪転
舵用オイルポンプ7からの油圧配管7aと後述する制御
バルブからの戻り配管7bとの間のバイパス路を開閉す
るノーマルオープンタイプのバイパスバルブで、このバ
イパスバルブ18は、前記バッテリ9からの通電によっ
てソレノイドがオンすることでバイパス路が閉じられる
とともに、前記エマージェンシースイッチ14やケーブ
ル・戻りばね失陥検出用スイッチ15等がオフされて通
電がなくなることでバイパス路を開放し、後輪転舵を行
わない2WS状態となるように構成されている。
伴なう前輪側での転舵変位情報を後輪側を転舵制御する
ための後輪転舵用制御バルブ機構部11に所要の遊び(
不感帯)をもって選択的に伝達する後輪転舵用変位伝達
制御手段として、図10に示した特性曲線から明らかな
ように、舵取りハンドルが中立位置から一定角度以内で
操舵されている間は回転伝達を行わず、それ以上操舵さ
れたときに所定の特性をもって回転変位を送出するよう
に構成されている不感帯リンク機構等による変位伝達制
御機構12を用いている。なお、この変位伝達制御機構
12には、舵取りハンドルの操舵方向および操舵状態を
検出するための操舵検出スイッチSW1,SW2が付設
され、かつこれらのスイッチSW1,SW2のオン・オ
フにより操舵方向表示ランプ13a,13bが点灯する
ことで、運転席等で前、後輪の操舵方向表示を行えるよ
うになっている。ここで、これらの操舵検出スイッチS
W1,SW2は、ハンドル操作角が直進状態(中立位置
)から約300度以内でオフし、それ以上操舵されたと
きにそれぞれオンするように構成されている。また、図
9に示したバッテリ9から本発明を特徴づける後輪転舵
装置10に至る電気回路において、符号14は運転者が
走行中に異常を感じた時に後輪転舵装置10を手動にて
強制的にオフし前輪のみの2WS状態とするためのエマ
ージェンシースイッチ、15は後述するケーブル・戻り
ばね失陥検出手段としての検出スイッチ、16は後輪転
舵用舵取りリンク機構1を構成するパワーシリンダ3側
に付設され後輪の中立位置をオフ信号として検出する中
立位置検出スイッチ、17は後述する負作動型クラッチ
機構への通電電流制御を行なうためのノーマルクローズ
タイプのリレースイッチである。さらに、18は後輪転
舵用オイルポンプ7からの油圧配管7aと後述する制御
バルブからの戻り配管7bとの間のバイパス路を開閉す
るノーマルオープンタイプのバイパスバルブで、このバ
イパスバルブ18は、前記バッテリ9からの通電によっ
てソレノイドがオンすることでバイパス路が閉じられる
とともに、前記エマージェンシースイッチ14やケーブ
ル・戻りばね失陥検出用スイッチ15等がオフされて通
電がなくなることでバイパス路を開放し、後輪転舵を行
わない2WS状態となるように構成されている。
【0008】さて、本発明によれば、上述した変位伝達
制御手段から伝達される回転変位によって後輪側を転舵
制御するための後輪転舵用制御バルブ機構部11を、図
1などから明らかなように、前記変位伝達制御機構12
で得られた変位量に応じて後輪側油圧源であるオイルポ
ンプ7からの油圧通路の切換え制御を行ない前記後輪転
舵用パワーステアリング3を作動させる回転式の後輪転
舵用制御バルブ20と、この制御バルブ20の入、出力
軸21,22とその同軸上に配置されるフィードバック
軸23との間に介在されこれら両軸21,22を相対的
に回転変位可能な状態で連結することにより舵取り操作
に対する後輪側での転舵遅れを吸収するための遅れ吸収
スプリング機構25と、この遅れ吸収スプリング機構2
5と前記制御バルブ20との間に介在され両者を選択的
に連結する負作動型クラッチ機構26と、前記フィード
バック軸23上で回動変位可能に軸支され前記制御バル
ブ20に対し後輪側舵取りリンク機構1の動きをフィー
ドバック信号系5によりフィードバックするフィードバ
ックケーブル4の一端が接続されている巻取り用プーリ
27を有するケーブル巻取り機構28と、この巻取り機
構28をケーブル4の巻取り方向に付勢する戻りばね2
9と、この戻りばね29および前記ケーブル4のいずれ
かが失陥したときに生じる前記ケーブル巻取り機構28
での動きに連動して作動され失陥信号を送出するケーブ
ル・戻りばね失陥検出手段30とによって構成したとこ
ろに特徴を有している。そして、このような構成におい
て、上述した後輪転舵用制御バルブ20、負作動型クラ
ッチ機構26、遅れ吸収スプリング機構25、ケーブル
巻取り機構28、ケーブル・戻りばね失陥検出手段30
を、制御バルブ20の入、出力軸21,22およびフィ
ードバック軸23と同一軸線上に並設し、ユニット化す
ることで、装置全体の構成の簡素化や変位伝達の確実性
等を図れ、またこのような機構ユニットの組立性や車輌
への組込み性等の面でも優れており、実用上での利点は
大きい。
制御手段から伝達される回転変位によって後輪側を転舵
制御するための後輪転舵用制御バルブ機構部11を、図
1などから明らかなように、前記変位伝達制御機構12
で得られた変位量に応じて後輪側油圧源であるオイルポ
ンプ7からの油圧通路の切換え制御を行ない前記後輪転
舵用パワーステアリング3を作動させる回転式の後輪転
舵用制御バルブ20と、この制御バルブ20の入、出力
軸21,22とその同軸上に配置されるフィードバック
軸23との間に介在されこれら両軸21,22を相対的
に回転変位可能な状態で連結することにより舵取り操作
に対する後輪側での転舵遅れを吸収するための遅れ吸収
スプリング機構25と、この遅れ吸収スプリング機構2
5と前記制御バルブ20との間に介在され両者を選択的
に連結する負作動型クラッチ機構26と、前記フィード
バック軸23上で回動変位可能に軸支され前記制御バル
ブ20に対し後輪側舵取りリンク機構1の動きをフィー
ドバック信号系5によりフィードバックするフィードバ
ックケーブル4の一端が接続されている巻取り用プーリ
27を有するケーブル巻取り機構28と、この巻取り機
構28をケーブル4の巻取り方向に付勢する戻りばね2
9と、この戻りばね29および前記ケーブル4のいずれ
かが失陥したときに生じる前記ケーブル巻取り機構28
での動きに連動して作動され失陥信号を送出するケーブ
ル・戻りばね失陥検出手段30とによって構成したとこ
ろに特徴を有している。そして、このような構成におい
て、上述した後輪転舵用制御バルブ20、負作動型クラ
ッチ機構26、遅れ吸収スプリング機構25、ケーブル
巻取り機構28、ケーブル・戻りばね失陥検出手段30
を、制御バルブ20の入、出力軸21,22およびフィ
ードバック軸23と同一軸線上に並設し、ユニット化す
ることで、装置全体の構成の簡素化や変位伝達の確実性
等を図れ、またこのような機構ユニットの組立性や車輌
への組込み性等の面でも優れており、実用上での利点は
大きい。
【0009】ここで、本実施例で例示した後輪転舵装置
10を構成するユニット化された後輪転舵用制御バルブ
機構部11の概略構成を図1ないし図4等を用いて簡単
に説明すると、31A,31Bはその間に筒状部32を
介在させた状態で該バルブ機構部11を構成するユニッ
トボディ、33はユニットボディ31A側の端部にねじ
止めして付設された前記バルブ20を構成するロータ3
4およびスリーブ35(出力軸22に一体に形成されて
いる)が内設されるとともにポンプポート36、タンク
ポート37等に至る油圧通路が形成されているバルブボ
ディで、また上述した油圧通路の一部はユニットボディ
31Aの一部に形成されている出力ポート38,39に
選択的に接続されるように構成されている。なお、図中
Pは前記ポンプ7、Tは前記タンク8、C1,C2は後
輪側のパワーシリンダ3の左、右両側室である。また、
図中40は入、出力軸21,22間を相対的に回動変位
可能に連結するトーションバーである。そして、このよ
うな制御バルブ20が、舵取り操作に応じて変位伝達制
御機構12からの回転変位により所要の状態に切換え作
動されることにより、後輪転舵用パワーシリンダ3によ
る後輪転舵制御を所要の状態で行えるように構成されて
いる。ここで、上述した制御バルブ20を構成する入、
出力軸21,22やロータ34、スリーブ35等を始め
とする構成部品として、従来から一般に用いられる前輪
側動力舵取装置用の回転式流路切換弁に用いる部品を転
用して用いると、実用面で有利である。
10を構成するユニット化された後輪転舵用制御バルブ
機構部11の概略構成を図1ないし図4等を用いて簡単
に説明すると、31A,31Bはその間に筒状部32を
介在させた状態で該バルブ機構部11を構成するユニッ
トボディ、33はユニットボディ31A側の端部にねじ
止めして付設された前記バルブ20を構成するロータ3
4およびスリーブ35(出力軸22に一体に形成されて
いる)が内設されるとともにポンプポート36、タンク
ポート37等に至る油圧通路が形成されているバルブボ
ディで、また上述した油圧通路の一部はユニットボディ
31Aの一部に形成されている出力ポート38,39に
選択的に接続されるように構成されている。なお、図中
Pは前記ポンプ7、Tは前記タンク8、C1,C2は後
輪側のパワーシリンダ3の左、右両側室である。また、
図中40は入、出力軸21,22間を相対的に回動変位
可能に連結するトーションバーである。そして、このよ
うな制御バルブ20が、舵取り操作に応じて変位伝達制
御機構12からの回転変位により所要の状態に切換え作
動されることにより、後輪転舵用パワーシリンダ3によ
る後輪転舵制御を所要の状態で行えるように構成されて
いる。ここで、上述した制御バルブ20を構成する入、
出力軸21,22やロータ34、スリーブ35等を始め
とする構成部品として、従来から一般に用いられる前輪
側動力舵取装置用の回転式流路切換弁に用いる部品を転
用して用いると、実用面で有利である。
【0010】一方、上述した入、出力軸21,22と同
軸上に配置されるフィードバック軸23上には、図4、
図7および図8等からも明らかなように、前述したよう
に後輪側の転舵状態をフィードバックするためのフィー
ドバックケーブル4の一端が連結されて該ケーブル4を
巻取り可能な状態とするケーブル巻取り機構28を構成
する巻取り用プーリ27が、回転可能な状態で軸支され
るとともに、この巻取り用プーリ27と回転方向におい
て連結可能なフィードバック伝達用プレート41が、該
プーリ27に隣接してフィードバック軸23上に固定さ
れている。そして、この伝達用プレート41は、戻りば
ね29によりプーリ27に対してのケーブル巻取り方向
に付勢されている。この伝達用プレート41は、図7に
示すように、周方向の二ヶ所に形成された円弧状の切欠
き41a,41aを有し、この切欠き41a,41a内
に前記巻取り用プーリ27から軸線方向に突設されてい
る係合ピン42,42を係入させることで、伝達プレー
ト41とプーリ27との間での左右方向の回転伝達を行
えるように構成され、かつフィードバック軸23上で戻
りばね29により付勢される伝達用プレート41を介し
て巻取り用プーリ27に、ケーブル4に常に張力を与え
る方向に付勢力を作用させ、該ケーブル4のたるみをな
くすように構成されている。また、この巻取り用プーリ
27と伝達用プレート41とは、その内部に掛け渡して
設けられたケーブル4または戻りばね29の失陥検出促
進ばね43で該失陥時にプーリ28とプレート41との
間にこのばね43により相対的な回動変位を生じ、これ
ら間での係合手段である係合ピン42が切欠き41a内
でケーブル4の巻取り方向とは反対側に移動するように
なっている。なお、このばね43は、前記戻りばね29
よりも弱い付勢力をもつように構成されている。ここで
、巻取り用プーリ27は、図8から明らかなように、伝
達用プレート41側にフランジ部44を有する筒状体4
5と、この筒状体45の他端に複数の止めねじ47でね
じ止め固定されるフランジ46とからなり、筒状体45
の外周部の一部に凹設して形成された円弧溝45aとこ
れに連続してフランジ部44に穿設された円孔44aに
、ケーブル4先端の係止ロッド部4aを差し込んで係止
させ、この状態でフランジ46をねじ止めすることで、
ケーブル4の一端をプーリ27側に固定するようになっ
ている。また、図1や図7において符号48は該プーリ
27の回転方向の位置を、この制御バルブ機構部11の
組立時において制御バルブ20等との相対的な位置関係
を保って一時的に係止するための仮止めピンである。一
方、上述したケーブル巻取り機構部28の側方には、プ
ーリ27の内側部分に軸線方向に移動可能な状態で保持
される可動部材50と、この可動部材50に回転可能に
連結され他端が前記ケーブル・戻りばね失陥検出用スイ
ッチ15に選択的に接触される接触子51が配設され、
これによりケーブル・戻りばね失陥検出手段30が構成
されている。ここで、図中52は前記可動部材50から
プーリ27側に突設され、巻取り用プーリ27の筒状体
45を貫通して常時は図4に示すように伝達用プレート
41の端面に当接して軸線方向の動きが係止される失陥
検出ピンで、この状態で前記スイッチ15をオン状態に
保つとともに、ケーブル4または戻りばね29等に失陥
が生じ、伝達用プレート41に対しプーリ27および可
動部材50が相対的に回動することで前記伝達用プレー
ト41の端面上での失陥検出ピン52の当接位置が変化
し、その変位位置に穿設されている該ピン52よりも大
径な係合孔53,53に該ピン52が係合することによ
り、可動部材50さらに接触子51が軸線方向に移動す
ることで、スイッチ15がオフ状態とされ、ケーブル・
戻りばね失陥検出を行って前記バイパスバルブ18を開
動作させ得るように構成されている。また、上述した戻
りばね29のばね力は、ケーブル4での張力に等しく設
定され、かつ前記失陥検出促進ばね43のばね力は前記
戻りばね29のばね力よりも小さく設定されている。な
お、図4等において54はユニットボディ31Bの開口
端を閉塞しスイッチ15等が組み付けられる閉塞プレー
ト、55は接触子51をスイッチ15から離れる方向に
付勢するばね手段である。このようなケーブル巻取り機
構部28およびケーブル・戻りばね失陥検出手段30に
よれば、伝達用プレート41が図7において反時計方向
に回転しようとすると、係止ピン42,42と切欠き4
1a,41aのいずれか一方が係合し、プーリ27に対
しても同方向への回転トルクが作用し、これによりケー
ブル4に引っ張り力が働くため、後輪転舵用パワーシリ
ンダ3側に負荷として作用する。そして、これにより制
御バルブ20部分でも相対的な回転変位が生じ、パワー
シリンダ3側に圧油が流れ、後軸側が移動し、これによ
ってケーブル4も上述した引っ張り方向に移動すること
から、上述したプレート41、プーリ27も一体となっ
て図中反時計方向に回転する。また、プレート41が図
7中時計方向に回転しようとすると、戻りばね29が負
荷となり、制御バルブ20部分に相対的な回転変位が生
じ、パワーシリンダ3に圧油が導かれ、後軸が移動し、
ケーブル4もプーリ27からの繰り出し方向に動き、そ
の結果プーリ27、プレート41が一体となって図中時
計方向に回転する。そして、このような通常状態でのケ
ーブル巻取り機構部28では、プーリ27、プレート4
1が一体に回転するが、ケーブル4あるいは戻りばね2
9に失陥状態が生じると、プーリ27とプレート41と
の間に相対的な回転変位が生じることになる。すなわち
、ケーブル4が失陥すると、ケーブル4の張力が0とな
り、戻りばね29のばね力によって、プレート41とプ
ーリ27が移動するが、これと同時にプーリ27は、失
陥検出促進ばね43によりさらに移動することになり、
これにより係合ピン42の切欠き41aの一方の側縁に
対する係合状態が解除されることになる。つまり、プレ
ート41とプーリ27との間で相対変位が生じることに
なり、その結果失陥検出スイッチ15がオフとなり、バ
イパスバルブ18への電気回路が遮断され、後輪転舵系
が不動作状態となり、2WSとなる。また、戻りばね2
9が失陥すると、ケーブル4に作用する張力によってプ
ーリ27が移動することになるが、このときプレート4
1は失陥検出促進ばね43により通常その位置状態を維
持する。したがって、これらの間には相対的な変位が生
じ、これにより上述したと同様にスイッチ15が働いて
2WSとなる。なお、プレート41の移動方向によって
は、制御バルブ20が作動し、圧油が後輪側に送られて
後軸を動かすが、このときその動きがフィードバックさ
れ、これによる相対変位によって、失陥状態の検出を行
い、2WSとすることが可能となる。そして、このよう
にケーブル4のフィードバックを行う巻取り機構28と
、これに併設されケーブル・戻りばね失陥検出手段30
とを、制御バルブ機構部11のユニット内に組み込んで
、制御バルブ20と一体的に構成することにより、外部
からの影響を受けないようにし、しかもこれによるフィ
ードバック系を制御バルブ20と関連付けて組立てるこ
とが可能で、これによりこの制御バルブ20部分での動
作制御を適切に行えるという利点がある。特に、このよ
うな後輪転舵状態の制御バルブ20へのフィードバック
を行うケーブル4や戻りばね29の失陥状態の検出は、
後輪転舵系において、油圧回路をバイパスバルブ18に
てバイパスし、後輪を不転舵状態にし、前輪のみの2W
S状態となるようにするうえで必要となるところである
。
軸上に配置されるフィードバック軸23上には、図4、
図7および図8等からも明らかなように、前述したよう
に後輪側の転舵状態をフィードバックするためのフィー
ドバックケーブル4の一端が連結されて該ケーブル4を
巻取り可能な状態とするケーブル巻取り機構28を構成
する巻取り用プーリ27が、回転可能な状態で軸支され
るとともに、この巻取り用プーリ27と回転方向におい
て連結可能なフィードバック伝達用プレート41が、該
プーリ27に隣接してフィードバック軸23上に固定さ
れている。そして、この伝達用プレート41は、戻りば
ね29によりプーリ27に対してのケーブル巻取り方向
に付勢されている。この伝達用プレート41は、図7に
示すように、周方向の二ヶ所に形成された円弧状の切欠
き41a,41aを有し、この切欠き41a,41a内
に前記巻取り用プーリ27から軸線方向に突設されてい
る係合ピン42,42を係入させることで、伝達プレー
ト41とプーリ27との間での左右方向の回転伝達を行
えるように構成され、かつフィードバック軸23上で戻
りばね29により付勢される伝達用プレート41を介し
て巻取り用プーリ27に、ケーブル4に常に張力を与え
る方向に付勢力を作用させ、該ケーブル4のたるみをな
くすように構成されている。また、この巻取り用プーリ
27と伝達用プレート41とは、その内部に掛け渡して
設けられたケーブル4または戻りばね29の失陥検出促
進ばね43で該失陥時にプーリ28とプレート41との
間にこのばね43により相対的な回動変位を生じ、これ
ら間での係合手段である係合ピン42が切欠き41a内
でケーブル4の巻取り方向とは反対側に移動するように
なっている。なお、このばね43は、前記戻りばね29
よりも弱い付勢力をもつように構成されている。ここで
、巻取り用プーリ27は、図8から明らかなように、伝
達用プレート41側にフランジ部44を有する筒状体4
5と、この筒状体45の他端に複数の止めねじ47でね
じ止め固定されるフランジ46とからなり、筒状体45
の外周部の一部に凹設して形成された円弧溝45aとこ
れに連続してフランジ部44に穿設された円孔44aに
、ケーブル4先端の係止ロッド部4aを差し込んで係止
させ、この状態でフランジ46をねじ止めすることで、
ケーブル4の一端をプーリ27側に固定するようになっ
ている。また、図1や図7において符号48は該プーリ
27の回転方向の位置を、この制御バルブ機構部11の
組立時において制御バルブ20等との相対的な位置関係
を保って一時的に係止するための仮止めピンである。一
方、上述したケーブル巻取り機構部28の側方には、プ
ーリ27の内側部分に軸線方向に移動可能な状態で保持
される可動部材50と、この可動部材50に回転可能に
連結され他端が前記ケーブル・戻りばね失陥検出用スイ
ッチ15に選択的に接触される接触子51が配設され、
これによりケーブル・戻りばね失陥検出手段30が構成
されている。ここで、図中52は前記可動部材50から
プーリ27側に突設され、巻取り用プーリ27の筒状体
45を貫通して常時は図4に示すように伝達用プレート
41の端面に当接して軸線方向の動きが係止される失陥
検出ピンで、この状態で前記スイッチ15をオン状態に
保つとともに、ケーブル4または戻りばね29等に失陥
が生じ、伝達用プレート41に対しプーリ27および可
動部材50が相対的に回動することで前記伝達用プレー
ト41の端面上での失陥検出ピン52の当接位置が変化
し、その変位位置に穿設されている該ピン52よりも大
径な係合孔53,53に該ピン52が係合することによ
り、可動部材50さらに接触子51が軸線方向に移動す
ることで、スイッチ15がオフ状態とされ、ケーブル・
戻りばね失陥検出を行って前記バイパスバルブ18を開
動作させ得るように構成されている。また、上述した戻
りばね29のばね力は、ケーブル4での張力に等しく設
定され、かつ前記失陥検出促進ばね43のばね力は前記
戻りばね29のばね力よりも小さく設定されている。な
お、図4等において54はユニットボディ31Bの開口
端を閉塞しスイッチ15等が組み付けられる閉塞プレー
ト、55は接触子51をスイッチ15から離れる方向に
付勢するばね手段である。このようなケーブル巻取り機
構部28およびケーブル・戻りばね失陥検出手段30に
よれば、伝達用プレート41が図7において反時計方向
に回転しようとすると、係止ピン42,42と切欠き4
1a,41aのいずれか一方が係合し、プーリ27に対
しても同方向への回転トルクが作用し、これによりケー
ブル4に引っ張り力が働くため、後輪転舵用パワーシリ
ンダ3側に負荷として作用する。そして、これにより制
御バルブ20部分でも相対的な回転変位が生じ、パワー
シリンダ3側に圧油が流れ、後軸側が移動し、これによ
ってケーブル4も上述した引っ張り方向に移動すること
から、上述したプレート41、プーリ27も一体となっ
て図中反時計方向に回転する。また、プレート41が図
7中時計方向に回転しようとすると、戻りばね29が負
荷となり、制御バルブ20部分に相対的な回転変位が生
じ、パワーシリンダ3に圧油が導かれ、後軸が移動し、
ケーブル4もプーリ27からの繰り出し方向に動き、そ
の結果プーリ27、プレート41が一体となって図中時
計方向に回転する。そして、このような通常状態でのケ
ーブル巻取り機構部28では、プーリ27、プレート4
1が一体に回転するが、ケーブル4あるいは戻りばね2
9に失陥状態が生じると、プーリ27とプレート41と
の間に相対的な回転変位が生じることになる。すなわち
、ケーブル4が失陥すると、ケーブル4の張力が0とな
り、戻りばね29のばね力によって、プレート41とプ
ーリ27が移動するが、これと同時にプーリ27は、失
陥検出促進ばね43によりさらに移動することになり、
これにより係合ピン42の切欠き41aの一方の側縁に
対する係合状態が解除されることになる。つまり、プレ
ート41とプーリ27との間で相対変位が生じることに
なり、その結果失陥検出スイッチ15がオフとなり、バ
イパスバルブ18への電気回路が遮断され、後輪転舵系
が不動作状態となり、2WSとなる。また、戻りばね2
9が失陥すると、ケーブル4に作用する張力によってプ
ーリ27が移動することになるが、このときプレート4
1は失陥検出促進ばね43により通常その位置状態を維
持する。したがって、これらの間には相対的な変位が生
じ、これにより上述したと同様にスイッチ15が働いて
2WSとなる。なお、プレート41の移動方向によって
は、制御バルブ20が作動し、圧油が後輪側に送られて
後軸を動かすが、このときその動きがフィードバックさ
れ、これによる相対変位によって、失陥状態の検出を行
い、2WSとすることが可能となる。そして、このよう
にケーブル4のフィードバックを行う巻取り機構28と
、これに併設されケーブル・戻りばね失陥検出手段30
とを、制御バルブ機構部11のユニット内に組み込んで
、制御バルブ20と一体的に構成することにより、外部
からの影響を受けないようにし、しかもこれによるフィ
ードバック系を制御バルブ20と関連付けて組立てるこ
とが可能で、これによりこの制御バルブ20部分での動
作制御を適切に行えるという利点がある。特に、このよ
うな後輪転舵状態の制御バルブ20へのフィードバック
を行うケーブル4や戻りばね29の失陥状態の検出は、
後輪転舵系において、油圧回路をバイパスバルブ18に
てバイパスし、後輪を不転舵状態にし、前輪のみの2W
S状態となるようにするうえで必要となるところである
。
【0011】また、上述した制御バルブ機構部11によ
れば、上述したフィードバック系が接続されるフィード
バック軸23と制御バルブ20側の出力軸22との間に
、遅れ吸収スプリング機構25と負作動型クラッチ機構
26とを介在させて設けている。これを詳述すると、遅
れ吸収スプリング機構25は、図1および図3から明ら
かなように、フィードバック軸23上に設けられるフラ
ンジ状部材60と、前記フィードバック軸23および出
力軸22上に回転可能に設けられるスリーブ軸61上に
これに対向して設けられるフランジ状部材62との間で
これらを周方向において所定以上の荷重が作用したとき
に、相対的に回転変位可能な状態で連結するコイルスプ
リング63を備えている。そして、このコイルスプリン
グ63は、スリーブ軸61の外周部に遊嵌して巻回して
配置されその両端部が前記両側のフランジ状部材60,
62側に係止されることで、そのばね力による弾発力を
もって常時は一体的に回転変位可能に構成され、その設
定以上の変位が、たとえば急操舵時の後輪側での転舵遅
れ等によって生じたときに、フィードバック軸23とス
リーブ軸61間での相対的な回動変位が可能となるよう
にし、これによりこのスリーブ軸61を制御バルブ20
側の出力軸22に選択的に連結するための負作動型クラ
ッチ機構26でのすべりなどを防止し得るプリセット角
の大きいトーションバーのような機能を果たす。ここで
、この遅れ吸収スプリング機構25において、そのコイ
ルスプリング63の両端部は、図3および図5から明ら
かなように、ほぼ平行して放射方向に延設され、この延
設部63a,63bが、前記フランジ状部材60,62
から平行して突設された係止ピン64,65を周方向両
側から挟み込むように配置されることで、両フランジ状
部材60,62間を弾性的に一体化している。そして、
この実施例では、該スプリング延設部63a,63b部
分での係止ピン64,65との接触部分での点接触や摺
動動作による摩耗やばね力の安定した動作特性を保証す
るために、図5および図6から明らかなように、該係止
ピン64,65を保持する凹溝67b,67cを有しか
つスプリング延設部63a,63bが嵌挿される貫通孔
67aを有する受け部材67を用い、耐摩耗性等を向上
させ得るようにしている。また、負作動型クラッチ機構
26は、ユニットボディ31Aの一部に設けられた励磁
コイル70と、これに選択的に吸引されるようにして前
記出力軸22上で軸線方向にのみ摺動可能に設けられた
アーマチュア部材71とを備え、このアーマチュア部材
71の一部に一体的に設けた歯部71aが、前記スリー
ブ軸61側の歯部61aに噛合うことで出力軸22と前
記スリーブ軸61を介してフィードバック軸23を連結
するように構成している。すなわち、この負作動型クラ
ッチ機構26は、ケーブル4の伸び等といった経時的な
変化を解消し、制御バルブ20の中立位置状態と後輪側
の中立位置状態との間に生じるずれを解消するためのも
のであり、ハンドルが中立状態にあったり、前輪のみの
2WSのときに、このクラッチ機構26を通電してオン
することでクラッチ断としたり、4WSのときに、クラ
ッチ機構26をオフすることでクラッチ継とされる。こ
こで、このクラッチ機構26は、ケーブル4の経時的変
化に伴なう伸びや、制御バルブ20、後輪転舵用パワー
シリンダ3間の距離変化による等に伴なう制御バルブ2
0とパワーシリンダ3との中立位置ずれを補正するため
のものである。ところで、このようなクラッチ機構26
として本発明では、負作動型のものを用いているが、こ
れは一般的な正作動型のものでは、後輪転舵状態でイグ
ニッションキースイッチをオフとすると、クラッチ断と
なり、制御バルブ20とパワーシリンダ3との位相関係
が、トーションバーのねじれ角分ずれてしまうもので、
このようなイグニッションがオフのときでも、クラッチ
継となる負作動型を用いることが望ましいものである。
れば、上述したフィードバック系が接続されるフィード
バック軸23と制御バルブ20側の出力軸22との間に
、遅れ吸収スプリング機構25と負作動型クラッチ機構
26とを介在させて設けている。これを詳述すると、遅
れ吸収スプリング機構25は、図1および図3から明ら
かなように、フィードバック軸23上に設けられるフラ
ンジ状部材60と、前記フィードバック軸23および出
力軸22上に回転可能に設けられるスリーブ軸61上に
これに対向して設けられるフランジ状部材62との間で
これらを周方向において所定以上の荷重が作用したとき
に、相対的に回転変位可能な状態で連結するコイルスプ
リング63を備えている。そして、このコイルスプリン
グ63は、スリーブ軸61の外周部に遊嵌して巻回して
配置されその両端部が前記両側のフランジ状部材60,
62側に係止されることで、そのばね力による弾発力を
もって常時は一体的に回転変位可能に構成され、その設
定以上の変位が、たとえば急操舵時の後輪側での転舵遅
れ等によって生じたときに、フィードバック軸23とス
リーブ軸61間での相対的な回動変位が可能となるよう
にし、これによりこのスリーブ軸61を制御バルブ20
側の出力軸22に選択的に連結するための負作動型クラ
ッチ機構26でのすべりなどを防止し得るプリセット角
の大きいトーションバーのような機能を果たす。ここで
、この遅れ吸収スプリング機構25において、そのコイ
ルスプリング63の両端部は、図3および図5から明ら
かなように、ほぼ平行して放射方向に延設され、この延
設部63a,63bが、前記フランジ状部材60,62
から平行して突設された係止ピン64,65を周方向両
側から挟み込むように配置されることで、両フランジ状
部材60,62間を弾性的に一体化している。そして、
この実施例では、該スプリング延設部63a,63b部
分での係止ピン64,65との接触部分での点接触や摺
動動作による摩耗やばね力の安定した動作特性を保証す
るために、図5および図6から明らかなように、該係止
ピン64,65を保持する凹溝67b,67cを有しか
つスプリング延設部63a,63bが嵌挿される貫通孔
67aを有する受け部材67を用い、耐摩耗性等を向上
させ得るようにしている。また、負作動型クラッチ機構
26は、ユニットボディ31Aの一部に設けられた励磁
コイル70と、これに選択的に吸引されるようにして前
記出力軸22上で軸線方向にのみ摺動可能に設けられた
アーマチュア部材71とを備え、このアーマチュア部材
71の一部に一体的に設けた歯部71aが、前記スリー
ブ軸61側の歯部61aに噛合うことで出力軸22と前
記スリーブ軸61を介してフィードバック軸23を連結
するように構成している。すなわち、この負作動型クラ
ッチ機構26は、ケーブル4の伸び等といった経時的な
変化を解消し、制御バルブ20の中立位置状態と後輪側
の中立位置状態との間に生じるずれを解消するためのも
のであり、ハンドルが中立状態にあったり、前輪のみの
2WSのときに、このクラッチ機構26を通電してオン
することでクラッチ断としたり、4WSのときに、クラ
ッチ機構26をオフすることでクラッチ継とされる。こ
こで、このクラッチ機構26は、ケーブル4の経時的変
化に伴なう伸びや、制御バルブ20、後輪転舵用パワー
シリンダ3間の距離変化による等に伴なう制御バルブ2
0とパワーシリンダ3との中立位置ずれを補正するため
のものである。ところで、このようなクラッチ機構26
として本発明では、負作動型のものを用いているが、こ
れは一般的な正作動型のものでは、後輪転舵状態でイグ
ニッションキースイッチをオフとすると、クラッチ断と
なり、制御バルブ20とパワーシリンダ3との位相関係
が、トーションバーのねじれ角分ずれてしまうもので、
このようなイグニッションがオフのときでも、クラッチ
継となる負作動型を用いることが望ましいものである。
【0012】なお、上述した後輪転舵装置10において
、後輪転舵用の舵取りリンク機構1には、図9から明ら
かなように、上述した制御バルブ20から後輪転舵用パ
ワーシリンダ3の左、右室に至る油圧配管80a,80
bの途中に、油圧失陥時の不具合を解決するための油圧
失陥チェックバルブ機構81が設けられるとともに、該
リンク機構1を常時は中立位置でロックし後輪を不転舵
状態に維持するための左、右デッドロックポイント機構
部による中立位置ロック機構82、このロック機構82
,82のデッドロックを前記油圧配管80a,80b中
の圧油にて外すためのロック解除用シリンダ機構(図示
せず)、後輪を中立位置状態に復帰させるためのセンタ
リングスプリング機構部83、後輪が中立位置にあるか
否かを検出するための中立位置検出スイッチ16などが
付設されているが、その詳細な説明は省略する。
、後輪転舵用の舵取りリンク機構1には、図9から明ら
かなように、上述した制御バルブ20から後輪転舵用パ
ワーシリンダ3の左、右室に至る油圧配管80a,80
bの途中に、油圧失陥時の不具合を解決するための油圧
失陥チェックバルブ機構81が設けられるとともに、該
リンク機構1を常時は中立位置でロックし後輪を不転舵
状態に維持するための左、右デッドロックポイント機構
部による中立位置ロック機構82、このロック機構82
,82のデッドロックを前記油圧配管80a,80b中
の圧油にて外すためのロック解除用シリンダ機構(図示
せず)、後輪を中立位置状態に復帰させるためのセンタ
リングスプリング機構部83、後輪が中立位置にあるか
否かを検出するための中立位置検出スイッチ16などが
付設されているが、その詳細な説明は省略する。
【0013】以上の構成による後輪転舵装置10におい
て後輪転舵制御は、次のようにして行われる。すなわち
、エンジン始動によってポンプ6,7から圧油が前輪側
および後輪側の転舵系に給送され、通常走行時には前輪
側の制御バルブ、後輪側の制御バルブ20またはバイパ
スバルブ18を介してタンク8に戻る循環路が構成され
る。この状態において、舵取りハンドルがいずれかの方
向に操舵され、前輪側の舵取りリンク機構が前輪側の制
御バルブによる流路切換え機能にて圧油が前輪側パワー
シリンダ2のいずれかのシリンダ室に送られ、前輪が操
舵方向に所要の状態で転舵される。一方、前輪側での操
舵角度が一定角度以上となった時点で操舵検出スイッチ
SW1,SW2のいずれかがオンし、これによりバイパ
スバルブ18がオンし、後輪転舵用の流路が構成され、
また本発明を特徴づける制御バルブ機構部11内で負作
動型クラッチ26への通電が停止され、クラッチ継の状
態となることで、4WSの準備状態となる。この状態で
前輪側の転舵角度がそれ以上となり、後輪転舵用変位伝
達制御機構12からの回転変位によって後輪側の制御バ
ルブ20が、その入、出力軸21,22間に生じる相対
的な回転変位によるロータ34とスリーブ35との流路
切換えによって、後輪側の舵取りリンク機構1側の後輪
転舵用パワーシリンダ3のいずれかのシリンダ室に圧油
が給送されることになる。このとき、ケーブル巻取り機
構28ではケーブル4側または戻りばね29側が負荷と
なり、これによりフィードバック軸23、スリーブ軸6
1、アーマチュア部材71を介して制御バルブ20にお
ける入、出力軸21,22間に、トーションバー40の
ねじりによる相対的回転変位を生じさせることは言うま
でもない。また、これと同時に、ロック解除用シリンダ
機構が給送される圧油によって作動され、後輪中立位置
ロック機構82のデッドロックポイント機構部を解除動
作させ、それぞれのロック状態を解除する。そして、こ
のロック解除後に、パワーシリンダ3の働きにより、後
輪側舵取りリンク機構1が作動され、後輪を所要の方向
に転舵制御する。この後輪転舵状態は、ケーブル4によ
り上述した巻取り機構28から制御バルブ20側にフィ
ードバックされている。一方、上述した操舵状態から舵
取りハンドルを所定角度戻すと、この動きは制御バルブ
20に伝わり、後輪側の転舵状態のフィードバックとの
関係において制御される圧油の流れに基づいて後輪側の
舵取りリンク装置1が戻り方向に転舵制御される。そし
て、後輪が中立位置状態となると、デッドロックポイン
ト機構部による中立位置ロック機構82で後輪がロック
されるとともに、中立位置検出スイッチ16がオフする
。さらに、舵取りハンドルが中立位置に戻されると、操
舵検出スイッチがオフし、バイパスバルブ18への通電
が停止されるとともに、負作動型クラッチ26への通電
が行われ、クラッチ断の状態となり、2WSの状態とな
る。
て後輪転舵制御は、次のようにして行われる。すなわち
、エンジン始動によってポンプ6,7から圧油が前輪側
および後輪側の転舵系に給送され、通常走行時には前輪
側の制御バルブ、後輪側の制御バルブ20またはバイパ
スバルブ18を介してタンク8に戻る循環路が構成され
る。この状態において、舵取りハンドルがいずれかの方
向に操舵され、前輪側の舵取りリンク機構が前輪側の制
御バルブによる流路切換え機能にて圧油が前輪側パワー
シリンダ2のいずれかのシリンダ室に送られ、前輪が操
舵方向に所要の状態で転舵される。一方、前輪側での操
舵角度が一定角度以上となった時点で操舵検出スイッチ
SW1,SW2のいずれかがオンし、これによりバイパ
スバルブ18がオンし、後輪転舵用の流路が構成され、
また本発明を特徴づける制御バルブ機構部11内で負作
動型クラッチ26への通電が停止され、クラッチ継の状
態となることで、4WSの準備状態となる。この状態で
前輪側の転舵角度がそれ以上となり、後輪転舵用変位伝
達制御機構12からの回転変位によって後輪側の制御バ
ルブ20が、その入、出力軸21,22間に生じる相対
的な回転変位によるロータ34とスリーブ35との流路
切換えによって、後輪側の舵取りリンク機構1側の後輪
転舵用パワーシリンダ3のいずれかのシリンダ室に圧油
が給送されることになる。このとき、ケーブル巻取り機
構28ではケーブル4側または戻りばね29側が負荷と
なり、これによりフィードバック軸23、スリーブ軸6
1、アーマチュア部材71を介して制御バルブ20にお
ける入、出力軸21,22間に、トーションバー40の
ねじりによる相対的回転変位を生じさせることは言うま
でもない。また、これと同時に、ロック解除用シリンダ
機構が給送される圧油によって作動され、後輪中立位置
ロック機構82のデッドロックポイント機構部を解除動
作させ、それぞれのロック状態を解除する。そして、こ
のロック解除後に、パワーシリンダ3の働きにより、後
輪側舵取りリンク機構1が作動され、後輪を所要の方向
に転舵制御する。この後輪転舵状態は、ケーブル4によ
り上述した巻取り機構28から制御バルブ20側にフィ
ードバックされている。一方、上述した操舵状態から舵
取りハンドルを所定角度戻すと、この動きは制御バルブ
20に伝わり、後輪側の転舵状態のフィードバックとの
関係において制御される圧油の流れに基づいて後輪側の
舵取りリンク装置1が戻り方向に転舵制御される。そし
て、後輪が中立位置状態となると、デッドロックポイン
ト機構部による中立位置ロック機構82で後輪がロック
されるとともに、中立位置検出スイッチ16がオフする
。さらに、舵取りハンドルが中立位置に戻されると、操
舵検出スイッチがオフし、バイパスバルブ18への通電
が停止されるとともに、負作動型クラッチ26への通電
が行われ、クラッチ断の状態となり、2WSの状態とな
る。
【0014】なお、本発明は上述した実施例構造に限定
されず、後輪転舵装置10各部の形状、構造等を適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。たとえば上述した実施例では、後輪転舵用変位伝達
制御機構12として具体的な開示は省略したが、前輪側
の転舵動作に連動して後輪側への転舵信号が得られるよ
うな構成であればよいもので、種々の変形例が考えられ
よう。
されず、後輪転舵装置10各部の形状、構造等を適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。たとえば上述した実施例では、後輪転舵用変位伝達
制御機構12として具体的な開示は省略したが、前輪側
の転舵動作に連動して後輪側への転舵信号が得られるよ
うな構成であればよいもので、種々の変形例が考えられ
よう。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る四輪操
舵車の後輪転舵装置によれば、舵取り操作に伴なって後
輪転舵用パワーシリンダを選択的に作動させる後輪転舵
用制御バルブと、この制御バルブの出力軸とその同軸上
に配置されるフィードバック軸とを相対的に回転変位可
能な状態で連結する遅れ吸収スプリング機構と、この遅
れ吸収スプリング機構と制御バルブとを選択的に連結す
る負作動型クラッチ機構と、フィードバック軸上に軸支
され制御バルブに対し後輪側舵取りリンク機構の動きを
フィードバックするフィードバックケーブル用の巻取り
用プーリを有するケーブル巻取り機構と、この巻取り機
構をケーブル巻取り方向に付勢する戻りばねと、この戻
りばね、ケーブルのいずれかが失陥したときに生じるケ
ーブル巻取り機構での動きに連動して作動され失陥信号
を送出するケーブル・戻りばね失陥検出手段とを、制御
バルブの入、出力軸と同一軸線上に並設するようにした
ので、簡単な構成にもかかわらず、前輪側から後輪側へ
の転舵変位情報の伝達を適切に行ない、車輌の低速走行
時における小回り性等といった操縦性を向上させ得ると
いう種々優れた効果がある。また、本発明によれば、後
輪転舵用制御バルブ、負作動型クラッチ機構、遅れ吸収
スプリング機構、フィードバックケーブル巻取り機構、
ケーブル・戻りばね失陥検出手段を、制御バルブの入、
出力軸と同一軸線上に並べて配設しているので、構成が
簡素化し、車輌への組込み性等の面で優れているばかり
でなく、前輪側から後輪側への転舵情報の伝達と後輪側
からのフィードバック変位伝達などをも適切かつ確実に
行なえる等の利点がある。さらに、本発明では、前、後
輪側の舵取リンク機構を独立駆動方式とし、前輪側に転
舵信号取出し部のみを追加するだけで後輪転舵装置を構
成できるため、各部の構成の簡素化を図り組立性に優れ
組込みスペース面でも自由度も大きく、しかも適切な後
輪転舵状態が得られる等の利点もある。
舵車の後輪転舵装置によれば、舵取り操作に伴なって後
輪転舵用パワーシリンダを選択的に作動させる後輪転舵
用制御バルブと、この制御バルブの出力軸とその同軸上
に配置されるフィードバック軸とを相対的に回転変位可
能な状態で連結する遅れ吸収スプリング機構と、この遅
れ吸収スプリング機構と制御バルブとを選択的に連結す
る負作動型クラッチ機構と、フィードバック軸上に軸支
され制御バルブに対し後輪側舵取りリンク機構の動きを
フィードバックするフィードバックケーブル用の巻取り
用プーリを有するケーブル巻取り機構と、この巻取り機
構をケーブル巻取り方向に付勢する戻りばねと、この戻
りばね、ケーブルのいずれかが失陥したときに生じるケ
ーブル巻取り機構での動きに連動して作動され失陥信号
を送出するケーブル・戻りばね失陥検出手段とを、制御
バルブの入、出力軸と同一軸線上に並設するようにした
ので、簡単な構成にもかかわらず、前輪側から後輪側へ
の転舵変位情報の伝達を適切に行ない、車輌の低速走行
時における小回り性等といった操縦性を向上させ得ると
いう種々優れた効果がある。また、本発明によれば、後
輪転舵用制御バルブ、負作動型クラッチ機構、遅れ吸収
スプリング機構、フィードバックケーブル巻取り機構、
ケーブル・戻りばね失陥検出手段を、制御バルブの入、
出力軸と同一軸線上に並べて配設しているので、構成が
簡素化し、車輌への組込み性等の面で優れているばかり
でなく、前輪側から後輪側への転舵情報の伝達と後輪側
からのフィードバック変位伝達などをも適切かつ確実に
行なえる等の利点がある。さらに、本発明では、前、後
輪側の舵取リンク機構を独立駆動方式とし、前輪側に転
舵信号取出し部のみを追加するだけで後輪転舵装置を構
成できるため、各部の構成の簡素化を図り組立性に優れ
組込みスペース面でも自由度も大きく、しかも適切な後
輪転舵状態が得られる等の利点もある。
【図1】本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置におい
て特徴とする後輪転舵用制御バルブ全体の概略構成を示
す概略断面図である。
て特徴とする後輪転舵用制御バルブ全体の概略構成を示
す概略断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】図1の要部拡大断面図である。
【図5】遅れ吸収スプリング機構のコイルスプリング部
分の詳細図である。
分の詳細図である。
【図6】スプリング端部に付設される受け部材の詳細図
である。
である。
【図7】フィードバックケーブル巻取り機構の詳細図で
ある。
ある。
【図8】ケーブル巻取り用プーリとケーブル端部との接
続状態を説明するための概略分解斜視図である。
続状態を説明するための概略分解斜視図である。
【図9】後輪転舵装置全体の概略構成を示す図である。
【図10】舵取りハンドル側の入力角と制御バルブ作動
角とを示す特性図である。
角とを示す特性図である。
1 後輪側舵取りリンク機構
2 前輪転舵用パワーシリンダ
3 後輪転舵用パワーシリンダ
4 フィードバックケーブル
5 フィードバック信号系
6 前輪側オイルポンプ
7 後輪側オイルポンプ
8 オイルタンク
10 後輪転舵装置
11 後輪転舵用制御バルブ機構部12
後輪転舵用変位伝達制御機構15 ケーブル・戻
りばね失陥検出スイッチ16 中立位置検出スイ
ッチ 18 バイパスバルブ 20 後輪転舵用制御バルブ 21 入力軸 22 出力軸 23 フィードバック軸 25 遅れ吸収スプリング機構 26 負作動型クラッチ機構 27 巻取りプーリ 28 ケーブル巻取り機構 29 戻りばね
後輪転舵用変位伝達制御機構15 ケーブル・戻
りばね失陥検出スイッチ16 中立位置検出スイ
ッチ 18 バイパスバルブ 20 後輪転舵用制御バルブ 21 入力軸 22 出力軸 23 フィードバック軸 25 遅れ吸収スプリング機構 26 負作動型クラッチ機構 27 巻取りプーリ 28 ケーブル巻取り機構 29 戻りばね
Claims (1)
- 【請求項1】 舵取り操作に伴なう前輪側での転舵動
作に連動する後輪転舵用変位伝達手段からの回転変位に
応じて後輪側油圧源からの油圧通路を切換え制御するこ
とにより後輪側舵取りリンク機構を転舵制御する後輪転
舵用パワーシリンダを作動させる回転式の後輪転舵用制
御バルブと、この制御バルブの出力軸とその同軸上に配
置されるフィードバック軸との間に介在されこれら両軸
を相対的に回転変位可能な状態で連結することにより舵
取り操作に対する後輪側での転舵遅れを吸収するための
遅れ吸収スプリング機構と、この遅れ吸収スプリング機
構と前記制御バルブとの間に介在され両者を選択的に連
結する負作動型クラッチ機構と、前記フィードバック軸
上で回動変位可能に軸支され前記制御バルブに対し後輪
側舵取りリンク機構の動きをフィードバックするフィー
ドバックケーブルの一端が接続されている巻取り用プー
リを有するケーブル巻取り機構と、この巻取り機構をケ
ーブルの巻取り方向に付勢する戻りばねと、この戻りば
ねおよび前記ケーブルのいずれかが失陥したときに生じ
る前記ケーブル巻取り機構での動きに連動して作動され
失陥信号を送出するケーブル・戻りばね失陥検出手段と
を備えてなり、前記後輪転舵用制御バルブ、負作動型ク
ラッチ機構、遅れ吸収スプリング機構、ケーブル巻取り
機構、ケーブル・戻りばね失陥検出手段を、前記制御バ
ルブの入、出力軸およびフィードバック軸と同一軸線上
に並設したことを特徴とする四輪操舵車の後輪転舵装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4047891A JPH04260868A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4047891A JPH04260868A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04260868A true JPH04260868A (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=12581727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4047891A Pending JPH04260868A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 四輪操舵車の後輪転舵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04260868A (ja) |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP4047891A patent/JPH04260868A/ja active Pending
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