JPH04260865A - 四輪操舵車の後輪転舵装置 - Google Patents

四輪操舵車の後輪転舵装置

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Publication number
JPH04260865A
JPH04260865A JP4047591A JP4047591A JPH04260865A JP H04260865 A JPH04260865 A JP H04260865A JP 4047591 A JP4047591 A JP 4047591A JP 4047591 A JP4047591 A JP 4047591A JP H04260865 A JPH04260865 A JP H04260865A
Authority
JP
Japan
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rear wheel
steering
wheel steering
control valve
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP4047591A
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English (en)
Inventor
Hirotetsu Sonoda
園田 博鐡
Tadaaki Fujii
藤井 忠晃
Toshiro Yoda
敏郎 與田
Hisayuki Takahashi
高橋 久幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd, Isuzu Motors Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舵取り操作により後輪
を前輪に連動して逆方向に転舵させることで低速時にお
ける小回り性を得るために用いて好適な四輪操舵車にお
ける後輪転舵装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、後輪を前輪の操舵量(転舵量)に
応じて逆方向あるいは同方向に転舵させることで、低速
走行時の小回り性を向上させたり、中、高速走行時の走
行安定性を向上させ得る四輪操舵車が注目を集めている
。たとえば低速走行時には大きな操舵角をもって前輪操
舵が行なわれるが、このとき前、後輪の転舵方向を逆位
相(逆方向操舵)とすることで、車輌旋回半径が最小と
なり旋回(小回り)性能が向上するもので、特にトラッ
クのように車長の長い車輌等に適用して好適である。 この種の四輪操舵車における後輪転舵装置としては、た
とえば特開昭59−128054号公報、特開昭59−
143769号公報、実開昭61−53271号公報、
特開昭61−67665号公報等に示される油圧式装置
を始め、従来から種々の構造を有するものが提案されて
いる。特に、油圧式装置では、後輪を転舵させるための
油圧シリンダの左、右室に対しサーボ弁等により所定圧
力に制御された油圧を選択的に供給することで、後輪を
所要の方向に転舵させ得るものであり、前、後輪を連結
軸等で機械的に連結してなる機械式装置に比べて動作的
にも、また構造的にも自由度が大きい等の利点をもつも
のであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置では、構造面からも動作性能面からも、まだ
まだ一長一短があり、実用化にあたって改良の余地が残
されている。たとえばこの種の後輪転舵装置には、構成
部品点数を必要最小限とし、また各部をユニット化する
ことで加工性や組立性を向上させ製造コスト等を低減し
、さらに油圧配管や電気配線等も効率よくしかも整列し
て配設でき、しかも各種駆動制御も簡単かつ適切に行な
え、フェール時に対しての対策も充分であること等が望
まれている。そして、このような要請のなかで必要とさ
れることに、舵取り操作に伴なう前輪の転舵動作に連動
して後輪を所要の状態で転舵させるための制御系構造が
ある。特に、後輪を前輪の転舵動作に伴なって転舵させ
る場合に、前輪側での転舵変位量に応じて後輪転舵用変
位伝達制御手段によって所要の遊びストロークをもって
後輪側に伝達される回転変位で後輪転舵用制御バルブを
作動制御するとともに、この制御バルブに後輪側舵取り
リンク機構の動きをフィードバックするフィードバック
用ケーブルやそのケーブル巻取り機構等を、他の機構部
との関係や外的要素等を始めとする種々の条件を考慮し
て適切な位置に効率よく組み合わせて配設すること等が
必要とされており、これらの点を満足し得る何らかの対
策を講じることが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置は、前輪
側での転舵動作に連動する後輪転舵用変位伝達手段から
の回転変位入力に応じて後輪側油圧源から後輪転舵用パ
ワーシリンダへの油圧通路を切換え制御し後輪側舵取り
リンク機構を転舵制御する回転式の後輪転舵用制御バル
ブと、この制御バルブに対しその出力軸に同軸上に配置
されるフィードバック軸上に軸支されて後輪側舵取りリ
ンク機構の動きをフィードバックするフィードバックケ
ーブルの巻取り用プーリとこの巻取りプーリをケーブル
の巻取り方向に付勢する戻りばねとからなるケーブル巻
取り機構を備えてなり、このケーブル巻取り機構を、後
輪転舵用制御バルブと共に、ハウジングボディ内部に収
納して配設するようにしたものである。
【0005】
【作用】本発明によれば、後輪の転舵制御を行う制御バ
ルブに対し後輪側舵取りリンク機構の動きをフィードバ
ックすることにより適切なバルブ動作を得るためのフィ
ードバックケーブルの巻取り機構を、この制御バルブと
共にハウジングボディ内に内設することで、車輌走行時
等における小石等の衝突や水、泥等の冠水による腐食な
どといった外部環境による悪影響から保護し、フィード
バック系や制御バルブによる所要の後輪転舵制御動作を
確保し得るものである。
【0006】
【実施例】図1ないし図10は本発明に係る四輪操舵車
の後輪転舵装置の一実施例を示し、本実施例では図9に
示したように前、後輪転舵用舵取リンク機構(後輪側の
みを符号1で示し前輪側は図示を省略している)をそれ
ぞれ油圧式パワーシリンダ2,3による独立駆動形式と
し、かつ前輪側の転舵変位情報のみを油圧信号として後
輪転舵駆動系に伝達させるとともに、後輪側転舵変位(
パワーシリンダ3のロッド移動量)をフィードバックケ
ーブル4で制御系(後述する後輪転舵用制御バルブ11
)にフィードバックする信号系5を装備してなる構成に
よる後輪転舵装置10について説明する。ここで、6,
7は前、後輪側パワーシリンダ2,3に圧油を供給する
ためのオイルポンプ、8はオイルタンクで、前輪側ポン
プ6からの圧油は油圧配管6aで前輪側パワーシリンダ
2に導かれ戻り配管6bでオイルタンク8に還流される
という周知の前輪側動力舵取装置が構成される。また、
9は車載バッテリであり、さらに図9中油圧配管は二重
線で、電気配線は一本の実線で示している。なお、オイ
ルポンプ6,7としては、図示しない自動車エンジンで
同時に駆動される二連式ポンプを例示したが、これに限
定されず、前、後輪を独立した油圧系で構成するもので
もよい。
【0007】また、本実施例装置10は、舵取り操作に
伴なう前輪側での転舵変位情報を後輪側を転舵制御する
ための後輪転舵用制御バルブ機構部11に所要の遊び(
不感帯)をもって選択的に伝達する後輪転舵用変位伝達
制御手段として、図10に示した特性曲線から明らかな
ように、舵取りハンドルが中立位置から一定角度以内で
操舵されている間は回転伝達を行わず、それ以上操舵さ
れたときに所定の特性をもって回転変位を送出するよう
に構成された不感帯リンク機構等による変位伝達制御機
構12を用いている。なお、この変位伝達制御機構12
には、舵取りハンドルの操舵方向および操舵状態を検出
するための操舵検出スイッチSW1,SW2が付設され
、かつこれらのスイッチSW1,SW2のオン・オフに
より操舵方向表示ランプ13a,13bが点灯すること
で、運転席等で前、後輪の操舵方向表示を行えるように
なっている。ここで、これらの操舵検出スイッチSW1
,SW2は、ハンドル操作角が直進状態(中立位置)か
ら約300度以内でオフし、それ以上操舵されたときに
それぞれオンするように構成されている。また、図9に
示したバッテリ9から本発明を特徴づける後輪転舵装置
10に至る電気回路において、符号14は運転者が走行
中に異常を感じた時に後輪転舵装置10を手動にて強制
的にオフし前輪のみの2WS状態とするためのエマージ
ェンシースイッチ、15は後述するケーブル・戻りばね
失陥検出手段としての検出スイッチ、16は後輪転舵用
舵取りリンク機構1を構成するパワーシリンダ3側に付
設され後輪の中立位置をオフ信号として検出する中立位
置検出スイッチ、17は後述する負作動型クラッチ機構
への通電電流制御を行なうためのノーマルクローズタイ
プのリレースイッチである。さらに、18は後輪転舵用
オイルポンプ7からの油圧配管7aと後述する制御バル
ブからの戻り配管7bとの間のバイパス路を開閉するノ
ーマルオープンタイプのバイパスバルブで、このバイパ
スバルブ18は、バッテリ9からの通電によってソレノ
イドがオンすることでバイパス路が閉じられるとともに
、前記エマージェンシースイッチ14やケーブル・戻り
ばね失陥検出用スイッチ15等がオフされて通電がなく
なることでバイパス路を開放し、後輪転舵を行わない2
WS状態となるように構成されている。
【0008】さて、本発明によれば、上述した変位伝達
制御手段から伝達される回転変位によって後輪側を転舵
制御するための後輪転舵用制御バルブ機構部11を、図
1などから明らかなように、前記変位伝達制御機構12
で得られた変位量に応じて後輪側油圧源であるオイルポ
ンプ7からの油圧通路の切換え制御を行ない前記後輪転
舵用パワーステアリング3を作動させる回転式の後輪転
舵用制御バルブ20と、この後輪転舵用制御バルブ20
に対しその入、出力軸21,22に同軸上に配置される
フィードバック軸23上に軸支されて後輪側舵取りリン
ク機構1の動きをフィードバックするフィードバック信
号系5を構成するフィードバックケーブル4の巻取り用
プーリ27とこの巻取りプーリ27をケーブル4の巻取
り方向に付勢する戻りばね29とからなるケーブル巻取
り機構28を備えてなり、このケーブル巻取り機構28
を、後輪転舵用制御バルブ20と共に、ハウジングボデ
ィ(31A,31B;32)の内部に、収納して配設し
たところに特徴を有している。ここで、本実施例では、
上述した制御バルブ20およびケーブル巻取り機構28
を組み込んだボディ内でこれらの機構部間に、制御バル
ブ20側の出力軸22とフィードバック軸23との間に
介在されこれら両軸22,23を相対的に回転変位可能
な状態で連結することで舵取り操作に対する後輪側での
転舵遅れを吸収するための遅れ吸収スプリング機構25
と、この遅れ吸収スプリング機構25と前記制御バルブ
20との間に介在され両者を選択的に連結する負作動型
クラッチ機構26とを、共に組み込んで配設した場合を
示している。また、前記ケーブル巻取り機構28の一部
には、前記戻りばね29やケーブル4のいずれかが失陥
したときに生じる該ケーブル巻取り機構28での動きに
連動して作動され失陥信号を送出するケーブル・戻りば
ね失陥検出手段30が付設されている。そして、このよ
うな本実施例構成によれば、後輪転舵用制御バルブ20
、負作動型クラッチ機構26、遅れ吸収スプリング機構
25、ケーブル巻取り機構28、ケーブル・戻りばね失
陥検出手段30を、制御バルブ20の入、出力軸21,
22およびフィードバック軸23と同一軸線上に並設し
てユニット化することで、装置全体の構成の簡素化や変
位伝達の確実化を図り、さらに該機構ユニットの組立性
や車輌への組込み性等をも向上させるようにしている。
【0009】このような本実施例で例示した後輪転舵装
置10を構成するユニット化された後輪転舵用制御バル
ブ機構部11の概略構成を図1ないし図4等を用いて簡
単に説明すると、31A,31Bはその間に筒状部材3
2を介在させた状態で該バルブ機構部11を構成するハ
ウジングボディ、33はハウジングボディ31A側の端
部にねじ止めして付設された前記バルブ20を構成する
ロータ34およびスリーブ35(出力軸22に一体に形
成されている)が内設されるとともにポンプポート36
、タンクポート37等に至る油圧通路が形成されている
バルブボディで、また上述した油圧通路の一部はハウジ
ングボディ31A側に形成されている出力ポート38,
39に選択的に接続されるように構成されている。 なお、図中Pは前記ポンプ7、Tは前記タンク8、C1
,C2は後輪側のパワーシリンダ3の左、右両側室であ
る。また、図中40は入、出力軸21,22間を相対的
に回動変位可能に連結するトーションバーである。そし
て、このような制御バルブ20が、舵取り操作に応じて
変位伝達制御機構12からの回転変位により所要の状態
に切換え作動されることで、後輪転舵用パワーシリンダ
3による後輪転舵制御を所要の状態で行えるように構成
されている。ここで、上述した制御バルブ20を構成す
る入、出力軸21,22やロータ34、スリーブ35等
を始めとする構成部品として、従来から一般に用いられ
る前輪側動力舵取装置用の回転式流路切換弁に用いる部
品を転用して用いると、実用面で有利である。
【0010】一方、上述したハウジングボディ31B内
で前記フィードバック軸23上には、図4、図7および
図8等から明らかなように、前述したように後輪側の転
舵状態をフィードバックするためのフィードバックケー
ブル4の一端が連結されて該ケーブル4を巻取り可能な
状態とする本発明を特徴づけるケーブル巻取り機構28
を構成する巻取り用プーリ27が、回転可能な状態で軸
支されるとともに、この巻取り用プーリ27と回転方向
において連結可能なフィードバック伝達用プレート41
が、該プーリ27に隣接してフィードバック軸23上に
固定されている。そして、この伝達用プレート41は、
戻りばね29によりプーリ27に対してのケーブル巻取
り方向に付勢されている。この伝達用プレート41は、
図7に示すように、周方向の二ヶ所に形成された円弧状
の切欠き41a,41aを有し、この切欠き41a,4
1a内に前記巻取り用プーリ27から軸線方向に突設さ
れている係合ピン42,42を係入させることで、伝達
プレート41とプーリ27との間での左右方向の回転伝
達を行えるように構成され、かつフィードバック軸23
上で戻りばね29により付勢される伝達用プレート41
を介して巻取り用プーリ27に、ケーブル4に常に張力
を与える方向に付勢力を作用させ、該ケーブル4のたる
みをなくすように構成されている。また、この巻取り用
プーリ27と伝達用プレート41とは、その内部に掛け
渡して設けられたケーブル4または戻りばね29の失陥
検出促進ばね43で該失陥時にプーリ28とプレート4
1との間にこのばね43により相対的な回動変位を生じ
、これら間での係合手段である係合ピン42が切欠き4
1a内でケーブル4の巻取り方向とは反対側に移動する
ようになっている。なお、このばね43は、前記戻りば
ね29よりも弱い付勢力をもつように構成されている。 そして、このようなフィードバックケーブル4の巻取り
機構28によれば、制御バルブ20と共にハウジングボ
ディ内に内設され、該巻取り機構28が外部に露呈しな
い状態とされているため、車輌走行時等における小石等
の衝突や水、泥水等の冠水による腐食などといった外部
環境による悪影響から保護し、これによりフィードバッ
ク信号系5や制御バルブ20による所要の後輪転舵制御
動作を確保し得るという利点を奏する。すなわち、この
ようなフィードバック信号系5の制御バルブ20側への
接続部構造としては、本出願人が先に提案した、たとえ
ば特願平1−297546号等に示されるような構造、
つまりバルブハウジングから外部に延設されたフィード
バック軸上に、一方向に付勢した状態で、フィードバッ
クレバーを設け、これにフィードバックケーブルを連結
する等が一般には考えられるが、このようにすると、こ
のフィードバックレバーが常に外部に露出した状態とさ
れ、上述した不具合を避けられないもので、本発明はこ
のような問題を一掃した点でその利点は大きい。また、
レバーに代えてプーリ構造を採用しているために、ケー
ブルからのフィードバック力の伝達を安定して適切かつ
確実に行えるもので、この点でも利点は大きい。ここで
、上述した巻取り用プーリ27は、図8から明らかなよ
うに、伝達用プレート41側にフランジ部44を有する
筒状体45と、この筒状体45の他端に複数の止めねじ
47でねじ止め固定されるフランジ46とからなり、筒
状体45の外周部の一部に凹設して形成された円弧溝4
5aとこれに連続してフランジ部44に穿設された円孔
44aに、ケーブル4先端の係止ロッド部4aを差し込
んで係止させ、この状態でフランジ46をねじ止めする
ことで、ケーブル4の一端をプーリ27側に固定するよ
うになっている。また、図1や図7において符号48は
該プーリ27の回転方向の位置を、この制御バルブ機構
部11の組立時において制御バルブ20等との相対的な
位置関係を保って一時的に係止するための仮止めピンで
ある。一方、上述したケーブル巻取り機構部28の側方
には、プーリ27の内側部分に軸線方向に移動可能な状
態で保持される可動部材50と、この可動部材50に回
転可能に連結され他端が前記ケーブル・戻りばね失陥検
出用スイッチ15に選択的に接触される接触子51が配
設され、これによりケーブル・戻りばね失陥検出手段3
0が構成されている。ここで、図中52は前記可動部材
50からプーリ27側に突設され、巻取り用プーリ27
の筒状体45を貫通して常時は図4に示すように伝達用
プレート41の端面に当接して軸線方向の動きが係止さ
れる失陥検出ピンで、この状態で前記スイッチ15をオ
ン状態に保つとともに、ケーブル4または戻りばね29
等に失陥が生じ、伝達用プレート41に対しプーリ27
および可動部材50が相対的に回動することで前記伝達
用プレート41の端面上での失陥検出ピン52の当接位
置が変化し、その変位位置に穿設されている該ピン52
よりも大径な係合孔53,53に該ピン52が係合する
ことにより、可動部材50さらに接触子51が軸線方向
に移動することで、スイッチ15がオフ状態とされ、ケ
ーブル・戻りばね失陥検出を行って前記バイパスバルブ
18を開動作させ得るように構成されている。また、上
述した戻りばね29のばね力は、ケーブル4での張力に
等しく設定され、かつ前記失陥検出促進ばね43のばね
力は前記戻りばね29のばね力よりも小さく設定されて
いる。なお、図4等において54はハウジングボディ3
1Bの開口端を閉塞しスイッチ15等が組み付けられる
閉塞プレート、55は接触子51をスイッチ15から離
れる方向に付勢するばね手段である。このようなケーブ
ル巻取り機構部28およびケーブル・戻りばね失陥検出
手段30によれば、伝達用プレート41が図7において
反時計方向に回転しようとすると、係止ピン42,42
と切欠き41a,41aのいずれか一方が係合し、プー
リ27に対しても同方向への回転トルクが作用し、これ
によりケーブル4に引っ張り力が働くため、後輪転舵用
パワーシリンダ3側に負荷として作用する。そして、こ
れにより制御バルブ20部分でも相対的な回転変位が生
じ、パワーシリンダ3側に圧油が流れ、後軸側が移動し
、これによってケーブル4も上述した引っ張り方向に移
動することから、上述したプレート41、プーリ27も
一体となって図中反時計方向に回転する。また、プレー
ト41が図7中時計方向に回転しようとすると、戻りば
ね29が負荷となり、制御バルブ20部分に相対的な回
転変位が生じ、パワーシリンダ3に圧油が導かれ、後軸
が移動し、ケーブル4もプーリ27からの繰り出し方向
に動き、その結果プーリ27、プレート41が一体とな
って図中時計方向に回転する。そして、このような通常
状態でのケーブル巻取り機構部28では、プーリ27、
プレート41が一体に回転するが、ケーブル4あるいは
戻りばね29に失陥状態が生じると、プーリ27とプレ
ート41との間に相対的な回転変位が生じることになる
。すなわち、ケーブル4が失陥すると、ケーブル4の張
力が0となり、戻りばね29のばね力によって、プレー
ト41とプーリ27が移動するが、これと同時にプーリ
27は、失陥検出促進ばね43によりさらに移動するこ
とになり、これにより係合ピン42の切欠き41aの一
方の側縁に対する係合状態が解除されることになる。つ
まり、プレート41とプーリ27との間で相対変位が生
じることになり、その結果失陥検出スイッチ15がオフ
となり、バイパスバルブ18への電気回路が遮断され、
後輪転舵系が不動作状態となり、2WSとなる。 また、戻りばね29が失陥すると、ケーブル4に作用す
る張力によってプーリ27が移動することになるが、こ
のときプレート41は失陥検出促進ばね43により通常
その位置状態を維持する。したがって、これらの間には
相対的な変位が生じ、これにより上述したと同様にスイ
ッチ15が働いて2WSとなる。なお、プレート41の
移動方向によっては、制御バルブ20が作動し、圧油が
後輪側に送られて後軸を動かすが、このときその動きが
フィードバックされ、これによる相対変位によって、失
陥状態の検出を行い、2WSとすることが可能となる。 そして、このようにケーブル4のフィードバックを行う
巻取り機構28と、これに併設されケーブル・戻りばね
失陥検出手段30とを、制御バルブ機構部11のユニッ
ト内に組み込んで、制御バルブ20と一体的に構成する
ことにより、外部からの影響を受けないようにし、しか
もこれによるフィードバック系を制御バルブ20と関連
付けて組立てることが可能で、これによりこの制御バル
ブ20部分での動作制御を適切に行えるという利点があ
る。特に、このような後輪転舵状態の制御バルブ20へ
のフィードバックを行うケーブル4や戻りばね29の失
陥状態の検出は、後輪転舵系において、油圧回路をバイ
パスバルブ18にてバイパスし、後輪を不転舵状態にし
、前輪のみの2WS状態となるようにするうえで必要と
なるところである。
【0011】また、本実施例では、上述した制御バルブ
機構部11に、フィードバック系が接続されるフィード
バック軸23と制御バルブ20側の出力軸22との間に
、遅れ吸収スプリング機構25と負作動型クラッチ機構
26とを介在させて設けている。これを詳述すると、遅
れ吸収スプリング機構25は、図1および図3から明ら
かなように、フィードバック軸23上に設けられるフラ
ンジ状部材60と、前記フィードバック軸23および出
力軸22上に回転可能に設けられるスリーブ軸61上に
これに対向して設けられるフランジ状部材62との間で
これらを周方向において所定以上の荷重が作用したとき
に、相対的に回転変位可能な状態で連結するコイルスプ
リング63を備えている。そして、このコイルスプリン
グ63は、スリーブ軸61の外周部に遊嵌して巻回して
配置されその両端部が前記両側のフランジ状部材60,
62側に係止されることで、そのばね力による弾発力を
もって常時は一体的に回転変位可能に構成され、その設
定以上の変位が、たとえば急操舵時の後輪側での転舵遅
れ等によって生じたときに、フィードバック軸23とス
リーブ軸61間での相対的な回動変位が可能となるよう
にし、これによりこのスリーブ軸61を制御バルブ20
側の出力軸22に選択的に連結するための負作動型クラ
ッチ機構26でのすべりなどを防止し得るプリセット角
の大きいトーションバーのような機能を果たす。ここで
、この遅れ吸収スプリング機構25において、そのコイ
ルスプリング63の両端部は、図3および図5から明ら
かなように、ほぼ平行して放射方向に延設され、この延
設部63a,63bが、前記フランジ状部材60,62
から平行して突設された係止ピン64,65を周方向両
側から挟み込むように配置されることで、両フランジ状
部材60,62間を弾性的に一体化している。そして、
この実施例では、該スプリング延設部63a,63b部
分での係止ピン64,65との接触部分での点接触や摺
動動作による摩耗やばね力の安定した動作特性を保証す
るために、図5および図6から明らかなように、該係止
ピン64,65を保持する凹溝67b,67cを有しか
つスプリング延設部63a,63bが嵌挿される貫通孔
67aを有する受け部材67を用い、耐摩耗性等を向上
させ得るようにしている。また、負作動型クラッチ機構
26は、ハウジングボディ31Aの一部に設けられた励
磁コイル70と、これに選択的に吸引されるようにして
前記出力軸22上で軸線方向にのみ摺動可能に設けられ
たアーマチュア部材71とを備え、このアーマチュア部
材71の一部に一体的に設けた歯部71aが、前記スリ
ーブ軸61側の歯部61aに噛合うことで出力軸22と
前記スリーブ軸61を介してフィードバック軸23を連
結するように構成している。すなわち、この負作動型ク
ラッチ機構26は、ケーブル4の伸び等といった経時的
な変化を解消し、制御バルブ20の中立位置状態と後輪
側の中立位置状態との間に生じるずれを解消するための
ものであり、ハンドルが中立状態にあったり、前輪のみ
の2WSのときに、このクラッチ機構26を通電してオ
ンすることでクラッチ断としたり、4WSのときに、ク
ラッチ機構26をオフすることでクラッチ継とされる。 ここで、このクラッチ機構26は、ケーブル4の経時的
変化に伴なう伸びや、制御バルブ20、後輪転舵用パワ
ーシリンダ3間の距離変化による等に伴なう制御バルブ
20とパワーシリンダ3との中立位置ずれを補正するた
めのものである。ところで、このようなクラッチ機構2
6として本発明では、負作動型のものを用いているが、
これは一般的な正作動型のものでは、後輪転舵状態でイ
グニッションキースイッチをオフとすると、クラッチ断
となり、制御バルブ20とパワーシリンダ3との位相関
係が、トーションバーのねじれ角分ずれてしまうもので
、このようなイグニッションがオフのときでも、クラッ
チ継となる負作動型を用いることが望ましいものである
【0012】なお、上述した後輪転舵装置10において
、後輪転舵用の舵取りリンク機構1には、図9から明ら
かなように、上述した制御バルブ20から後輪転舵用パ
ワーシリンダ3の左、右室に至る油圧配管80a,80
bの途中に、油圧失陥時の不具合を解決するための油圧
失陥チェックバルブ機構81が設けられるとともに、該
リンク機構1を常時は中立位置でロックし後輪を不転舵
状態に維持するための左、右デッドロックポイント機構
部による中立位置ロック機構82、このロック機構82
,82のデッドロックを前記油圧配管80a,80b中
の圧油にて外すためのロック解除用シリンダ機構(図示
せず)、後輪を中立位置状態に復帰させるためのセンタ
リングスプリング機構部83、後輪が中立位置にあるか
否かを検出するための中立位置検出スイッチ16などが
付設されているが、その詳細な説明は省略する。
【0013】以上の構成による後輪転舵装置10におい
て後輪転舵制御は、次のようにして行われる。すなわち
、エンジン始動によってポンプ6,7から圧油が前輪側
および後輪側の転舵系に給送され、通常走行時には前輪
側の制御バルブ、後輪側の制御バルブ20またはバイパ
スバルブ18を介してタンク8に戻る循環路が構成され
る。この状態において、舵取りハンドルがいずれかの方
向に操舵され、前輪側の舵取りリンク機構が前輪側の制
御バルブによる流路切換え機能にて圧油が前輪側パワー
シリンダ2のいずれかのシリンダ室に送られ、前輪が操
舵方向に所要の状態で転舵される。一方、前輪側での操
舵角度が一定角度以上となった時点で操舵検出スイッチ
SW1,SW2のいずれかがオンし、これによりバイパ
スバルブ18がオンし、後輪転舵用の流路が構成され、
また本発明を特徴づける制御バルブ機構部11内で負作
動型クラッチ26への通電が停止され、クラッチ継の状
態となることで、4WSの準備状態となる。この状態で
前輪側の転舵角度がそれ以上となり、後輪転舵用変位伝
達制御機構12からの回転変位によって後輪側の制御バ
ルブ20が、その入、出力軸21,22間に生じる相対
的な回転変位によるロータ34とスリーブ35との流路
切換えによって、後輪側の舵取りリンク機構1側の後輪
転舵用パワーシリンダ3のいずれかのシリンダ室に圧油
が給送されることになる。このとき、ケーブル巻取り機
構28ではケーブル4側または戻りばね29側が負荷と
なり、これによりフィードバック軸23、スリーブ軸6
1、アーマチュア部材71を介して制御バルブ20にお
ける入、出力軸21,22間に、トーションバー40の
ねじりによる相対的回転変位を生じさせることは言うま
でもない。また、これと同時に、ロック解除用シリンダ
機構が給送される圧油によって作動され、後輪中立位置
ロック機構82のデッドロックポイント機構部を解除動
作させ、それぞれのロック状態を解除する。そして、こ
のロック解除後に、パワーシリンダ3の働きにより、後
輪側舵取りリンク機構1が作動され、後輪を所要の方向
に転舵制御する。この後輪転舵状態は、ケーブル4によ
り上述した巻取り機構28から制御バルブ20側にフィ
ードバックされている。一方、上述した操舵状態から舵
取りハンドルを所定角度戻すと、この動きは制御バルブ
20に伝わり、後輪側の転舵状態のフィードバックとの
関係において制御される圧油の流れに基づいて後輪側の
舵取りリンク装置1が戻り方向に転舵制御される。そし
て、後輪が中立位置状態となると、デッドロックポイン
ト機構部による中立位置ロック機構82で後輪がロック
されるとともに、中立位置検出スイッチ16がオフする
。さらに、舵取りハンドルが中立位置に戻されると、操
舵検出スイッチがオフし、バイパスバルブ18への通電
が停止されるとともに、負作動型クラッチ26への通電
が行われ、クラッチ断の状態となり、2WSの状態とな
る。
【0014】なお、本発明は上述した実施例構造に限定
されず、後輪転舵装置10各部の形状、構造等を適宜変
形、変更することは自由で、種々の変形例が考えられよ
う。たとえば上述した実施例では、後輪転舵用変位伝達
制御機構12として具体的な開示は省略したが、前輪側
の転舵動作に連動して後輪側への転舵信号が得られるよ
うな構成であればよいもので、種々の変形例が考えられ
よう。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る四輪操
舵車の後輪転舵装置によれば、前輪側での転舵動作に連
動する後輪転舵用変位伝達手段からの回転変位入力に応
じて後輪側油圧源から後輪転舵用パワーシリンダへの油
圧通路を切換え制御し後輪側舵取りリンク機構を転舵制
御する回転式の後輪転舵用制御バルブと、この制御バル
ブに対しその出力軸に同軸上に配置されるフィードバッ
ク軸上に軸支されて後輪側舵取りリンク機構の動きをフ
ィードバックするフィードバックケーブルの巻取り用プ
ーリとこの巻取りプーリをケーブルの巻取り方向に付勢
する戻りばねとからなるケーブル巻取り機構を備えてな
り、このケーブル巻取り機構を、後輪転舵用制御バルブ
と共に、ハウジングボディ内部に収納して配設するよう
にしたので、簡単な構成にもかかわらず、フィードバッ
クケーブルの巻取り機構を、車輌走行時等における小石
等の衝突や水、泥水等の冠水による腐食などといった外
部環境による悪影響から保護し、これによりフィードバ
ック系や制御バルブによる所要の後輪転舵制御動作を確
保し得るという種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る四輪操舵車の後輪転舵装置におい
て要部となる後輪転舵用制御バルブ機構部全体の概略構
成を示す概略断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】図1の要部拡大断面図である。
【図5】遅れ吸収スプリング機構のコイルスプリング部
分の詳細図である。
【図6】スプリング端部に付設される受け部材の詳細図
である。
【図7】本発明を特徴づけるフィードバックケーブル巻
取り機構の詳細図である。
【図8】ケーブル巻取り用プーリとケーブル端部との接
続状態を説明するための概略分解斜視図である。
【図9】後輪転舵装置全体の概略構成を示す図である。
【図10】舵取りハンドル側の入力角と制御バルブ作動
角とを示す特性図である。
【符号の説明】
1    後輪側舵取りリンク機構 2    前輪転舵用パワーシリンダ 3    後輪転舵用パワーシリンダ 4    フィードバックケーブル 5    フィードバック信号系 6    前輪側オイルポンプ 7    後輪側オイルポンプ 8    オイルタンク 10    後輪転舵装置 11    後輪転舵用制御バルブ機構部12    
後輪転舵用変位伝達制御機構15    ケーブル・戻
りばね失陥検出スイッチ16    中立位置検出スイ
ッチ 18    バイパスバルブ 20    後輪転舵用制御バルブ 21    入力軸 22    出力軸 23    フィードバック軸 25    遅れ吸収スプリング機構 26    負作動型クラッチ機構 27    巻取りプーリ 28    ケーブル巻取り機構 29    戻りばね 30    ケーブル・戻りばね失陥検出手段31A 
 ハウジングボディ 31B  ハウジングボディ 32    筒状部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前輪側での転舵動作に連動する後輪転
    舵用変位伝達手段からの回転変位入力に応じて後輪側油
    圧源から後輪転舵用パワーシリンダへの油圧通路を切換
    え制御し後輪側舵取りリンク機構を転舵制御する回転式
    の後輪転舵用制御バルブと、この後輪転舵用制御バルブ
    に対しその出力軸に同軸上に配置されるフィードバック
    軸上に軸支されて後輪側舵取りリンク機構の動きをフィ
    ードバックするフィードバックケーブルの巻取り用プー
    リとこの巻取りプーリをケーブルの巻取り方向に付勢す
    る戻りばねとからなるケーブル巻取り機構を備えてなり
    、このケーブル巻取り機構を、前記後輪転舵用制御バル
    ブと共に、ハウジングボディ内部に、収納して配設した
    ことを特徴とする四輪操舵車の後輪転舵装置。
JP4047591A 1991-02-13 1991-02-13 四輪操舵車の後輪転舵装置 Pending JPH04260865A (ja)

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