JPH0428347B2 - - Google Patents

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JPH0428347B2
JPH0428347B2 JP1277936A JP27793689A JPH0428347B2 JP H0428347 B2 JPH0428347 B2 JP H0428347B2 JP 1277936 A JP1277936 A JP 1277936A JP 27793689 A JP27793689 A JP 27793689A JP H0428347 B2 JPH0428347 B2 JP H0428347B2
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water
guide
dough
tray
permeable film
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JP1277936A
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Makoto Shiba
Hiroshi Hoshino
Akira Hoshino
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Frontier Engineering Co Ltd
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Frontier Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は蒲鉾等の練り製品をこれに通電するこ
とによつてジユール熱により加熱するようにした
練り製品の加熱装置に関する。
(従来の技術) 蒲鉾、竹輪或いは魚肉ソーセージ等の練り製品
は、通常魚肉を食塩と共にすり潰して形成したペ
ーストを、それぞれの製品に応じた形状に成形し
た後に、製品つまり食品の保形と殺菌を行なうた
めに加熱している。この加熱には、多くの場合蒸
煮法が用いられており、水蒸気によつて製品を加
熱するようにしている。この方式では、加熱に時
間を要することから、短時間で所望の加熱を行な
うべく、練り製品に通電してジユール熱によつて
加熱する方式が、例えば特公昭55−48789号公報
に示されるように採用されつつある。
(発明が解決しようとする課題) この方式の加熱装置にあつては、電極間に練り
製品を保持した状態で電極を用いて、導電性を有
する製品を通電するようにしており、電極と製品
との直接接触を避けるべく、製品は透水性の袋等
によつて覆うようにしたり、電極と製品との間に
透水性の膜を介在させるようにしている。これに
より、通電時に製品の中に含まれる塩分を含む水
分が前記袋や膜に浸透して電極間で通電が可能と
なると共に、製品の一部が電極に付着することが
防止されることになる。
上述したジユール熱を用いた加熱方式によつ
て、蒲鉾等の練り製品を高能率で量産し得る技術
を開発すべく、種々の実験をした結果、練り製品
と電極との直接接触を避けるための膜における水
分含有率が、高品質の加熱を行なう上で重要であ
ることが判明した。これまでは、通電に際して電
極を練り製品に押付けて、練り製品に含まれる水
分が膜内に浸透することで、通電を可能とするこ
とを試みていたが、この方式では、量産効率を高
めるべく、多数の練り製品に同時に通電すると、
各々の練り製品全体に渡り均一な電流密度での通
電がなされないことがあつた。
本発明は蒸気従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、多数の練り製品を同時に所望の温
度までジユール熱を利用して加熱し得るようにす
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、所定の間
隔置きに複数の練り製品が載置されたトレイをほ
ぼ水平方向に搬送自在に支持するガイドの両側
に、前記練り製品の全ての端面に接触する電極板
を前記トレイの側面に対して接近離反移動自在に
装着し、前記ガイドの両側に、前記練り製品の端
面と前記電極板との間を上方に向けて移動する透
水性フイルムを備え、前記透水性フイルムに水分
を補給する給水部を前記ガイドの両側に設け、前
記電極板が前記透水性フイルムを介して前記練り
製品の端面に接触する前に、前記透水性フイルム
のうち前記電極板と前記練り製品の端面とに接触
する部分に、前記給水部で充分に水分を補給する
ようにした練り製品の加熱装置であり、更に、所
定の間隔置きにそれぞれ複数の練り製品が載置さ
れた複数のトレイを直線状に支持するガイドを有
し、相互に接近離反移動自在となり前記1つのト
レイに載置された全ての前記練り製品の端面に接
触する2つの電極板を有する通電ユニツトを、前
記ガイドに支持される数に前記トレイに対応させ
て前記ガイドに沿つて配置し、前記ガイド板の両
側に、前記練り製品の端面と前記電極板との間を
上方に向けて移動する透水性フイルムを備え、前
記透水性フイルムに水分を補給する給水部を前記
ガイドの両側に設け、全ての前記電極ユニツトの
電極板を相互に接近移動させて前記トレイの全て
に載置された練り製品に同時に通電するようにし
たことを特徴とする練り製品の加熱装置である。
(作用) 所定の間隔置きに複数の練り製品が載置された
トレイに向けて電極を相互に接近させると、それ
ぞれの電極板は練り製品の端面に、透水性フイル
ムを介して接触することになる。透水性フイルム
は、練り製品に接触する前に、給水部で充分に水
分が供給さてた後に、この給水部から上方に引き
上げられることになり、充分に水分を含んだ部分
が練り製品の端面と電極板との間に挾まれること
になり、トレイに載置された全ての蒲鉾には、そ
れぞれ同一の通電条件で通電され、それぞれの蒲
鉾が加熱されることとなる。そして、本発明のよ
うにジユール熱を利用した加熱方式によれば、蒸
気を利用した場合のように練り製品の外部からこ
れを加熱することがなく、練り製品は全体的に加
熱されることになり、食感の良い練り製品が得ら
れる。
また、ガイドはそれぞれ複数の練り製品が載置
されることになる複数のトレイを支持するように
なつており、前記それぞれのトレイに対応して通
電ユニツトと透水性フイルムとが設けられている
ので、複数組のユニツトを作動して、同時にガイ
ド上の練り製品を通電すれば、高能率で練り製品
を加熱することができる。
(実施例) 次に、本発明の実施例に基いて本発明を詳細に
説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例に係る練
り製品の加熱装置の全体を示す概略図であり、こ
の装置は装置本体11とカバー部12とを有して
いる。装置本体11の幅方向中央部には長手方向
に沿つてガイド13が敷設されている。このガイ
ド13によつて、第8図に示すように、複数の練
り製品Tが所定の間隔置きに載置されるようにな
つたトレイ14がこれをほぼ水平方向に搬送自在
に支持されることになる。
この練り製品Tは、図示実施例では、蒲鉾であ
り、魚肉を食塩と共にすり潰して形成したすり身
のペーストに、調味料や澱粉等の副原料を混和
し、長方形の板Pの上に所定の形状に成形されて
いる。このようにして予め成形された蒲鉾Tは、
所定の時間、例えば座らせた後に、本加熱装置で
加熱処理される。この蒲鉾Tは、板Pの両端部か
ら僅かに端部が突き出るような長さとなつて板P
に一体となつている。
加熱装置の装置本体11には、第1図及び第2
図において右端部に形成されたトレイ搬入部15
が形成されており、この部分にまでガイド13が
伸びている。第3図には、このトレイ搬入部15
が示されており、これに示されるように、練り製
品つまり蒲鉾Tが載置されたトレイ14は、その
トレイ搬入部15の部分でガイド13に載置され
る。そして、ガイド13のうち、前記搬入部15
の反対端部には、第1,2図に示すように、トレ
イ排出テーブル16が連なつており、この排出テ
ーブル16の上で空圧シリンダ17によつて、駆
動されるプツシヤー18が横方向に移動するよう
になつている。加熱処理が完了した後の蒲鉾T
は、前記プツシヤー18によつて、排出テーブル
16からトレイ14と共に取出され、排出コンベ
ア19に載せられて装置の外部に排出されること
になる。
前記搬入部15と前記排出テーブル16との間
に伸びるガイド13の長さは、このガイド13に
支持されるトレイ14の数に対応した長さとなつ
ている。このガイド13に所定数のトレイ14が
載置された状態のときに、各々のトレイ14に対
応する位置に加熱用のステージSが構成されるこ
とになる。
ガイド13に支持されるトレイ14の数は、一
度に加熱し得るようにする蒲鉾Tの数によつて任
意の数に設定することが可能であるが、図示する
場合は10個のトレイ14が支持されるようなガイ
ド13の長さとなつている。ただし、ガイド13
を含む装置の中間の部分は図示省略されている。
設定された長さのガイド13の表面には、これの
ほぼ全長に渡り、トレイ案内用の突起20が形成
されており、トレイ14にはこの突起20と係合
する溝21がその下面に、第6図及び第8図に示
されるように長手方向に形成されている。ただ
し、第6図において仮想線20aで示されるよう
に溝21と突起20との凹凸関係を逆に設定し、
トレイ14の下面に突起を形成し、ガイド13に
溝を形成するようにしても良い。そして、それぞ
れのトレイ14には、第8図に示されるように、
蒲鉾T相互を所定の間隔置きに位置決めするため
に、ストツパー22がトレイ14の幅方向に伸び
て形成されている。
前記トレイ搬入部15からガイド13に沿つて
これの下流側にトレイ14を搬送するために、ト
レイ搬入部15内には、第2図に示されるよう
に、押込みシリンダ23が取付けられており、こ
のシリンダ23によつて作動するプツシユロツド
24が、ガイド13に形成された溝13a内を往
復動するようになつている。この溝13aは、第
1図に示されるように、突起20の部分に形成さ
れ、ガイド13の最上流端部の部分に所定の長さ
となつて長手方向の伸びている。
また、1つのトレイ14に載置される蒲鉾Tの
数は、図示実施例では、5つとなつているが、こ
の数もトレイ14の数と同様に、加熱処理能率を
考慮して、8個或いは10個のように、5つよりも
多くしても或いは少なくしても良く、任意の数に
設定することが可能である。
例えば、ガイド13が10個のトレイ14を支持
し得る長さを有していると仮定すると、トレイ1
4の数に対応して、10個の通電ユニツト25がガ
イド13に沿つて装置本体11に配置されること
になる。各々の通電ユニツト25は、第4図及び
第5図に示されるように、1つのトレイ14に載
置された全ての蒲鉾、図示する場合5つの蒲鉾T
の端面に接触する長さを有する長方形の電極板2
6a,26bを有している。これらの電極板26
a,26bは、ガイド13の両側に位置し、相互
にガイド13に向けて接近離反移動自在となつて
いる。この接近離反移動は、第1図に示されるよ
うに空圧シリンダ27によつて行なわれるように
なつている。
各々の通電ユニツト25に隣接させて、フイル
ムユニツト28が配置されており、このフイルム
ユニツト28も通電ユニツト25の数に対応させ
て10個配置されている。それぞれのフイルムユニ
ツト28は、ガイド13の両側の位置であつて、
それぞれ蒲鉾Tの端面と電極板26a,26bと
の間を上方に向けて移動する帯状の透水性フイル
ム29a,29bを有している。それぞれの透水
性フイルム29a,29bとしては、例えばセロ
フアン、紙、布等のように、透水性を有するフイ
ルム材が用いられることになり、電極板26a,
26bの長さとほぼ同様な寸法の幅を有してい
る。また、それぞれの透水性フイルム29a,2
9bは、装置本体11内に位置する供給ロール3
0a,30bから繰り出され、これらの上方に位
置する巻取りロール31a,31bに巻取られ
る。これにより、透水性フイルム29a,29b
は上方に向けて搬送される。
ガイド13の両側には、透水性フイルムの数に
対応した数の相互に独立した給水槽32a,32
bが取付けられている。したがつて、ガイド13
が10個のトレイ14を支持するのであれば、ガイ
ド13の片側に10個ずつの合計20個の給水槽が取
付けられることになる。それぞれの給水槽32
a,32bの中には、給水管43によつて水が供
給されるようになつている。
供給ロール30a,30bから繰り出された透
水性フイルム29a,29bをそれぞれの給水槽
32a,32b内に案内するためにガイド部材3
3,34が設けられると共に、透水性フイルムの
うち給水槽を通過した部分を、蒲鉾の端面から僅
かに離した位置に設定するために位置決め部材3
5,36が設けられている。これらの部材33〜
36を全て回転する部材、つまりローラとしても
良く、回転しない棒状の部材を用いても良い。
尚、上述したそれぞれの部材のうち、符号aが付
された部材は、第1図においては、ガイド13よ
りも上側つまりガイド13に沿うトレイ14の進
行方向右側に位置する部材を示し、符号bが付さ
れた部材は、それぞれ上述とは反対側に位置する
部材を示す。
理解の明確化のために、第1図においては、排
出テーブル16に最も近い位置のステージSに
は、電極ユニツト25を示してフイルムユニツト
28を図示省略し、それよりも1ステージ分だけ
上流側の部分には、フイルムユニツト28を示
し、電極ユニツト25を省略している。
前記カバー12は、加熱装置内のメインテナン
スのために、装置本体11対して取外し自在とな
つており、更に内部を目視し得るようにアクリル
樹脂等の透明の部材が用いられている。また、透
水性フイルム29a,29bが、巻取りロール3
1a,31bに巻取られることによつて使用不能
となつたならば、これを装置の外部に排出するこ
とになる。したがつて、上述したそれぞれの通電
ユニツト25とフイルムユニツト28を、給水槽
を含めて、1ステージ分だけ一体にモジユール化
し、使用済みの透水性フイルムを外部に排除する
際に、各々のモジユールをガイド13の両側に摺
動させるようにしても良い。その場合には、これ
らのユニツトが図示しない支持板や枠材等によつ
て各ステージ毎に一体となつている。ただし、通
電ユニツト25とフイルムユニツト28とを一体
に摺動するようにして、給水槽をガイド13に固
定するようにしても良い。このガイド13は、装
置内部に型鋼材等からなる枠部材37によつて固
定されている。
第4,5図に示すように、電極板の表面を清掃
するために、布等を有する清掃部材38が電極板
の長さ分のストロークで往復動するようになつて
いる。この往復動は、シリンダを用いて行なつて
も良く、更には無端チエーンを用いても良い。
上述した本発明の加熱装置によつて、蒲鉾を多
数同時に加熱する手順について説明すると、まず
第8図に示されるトレイ14の上に、予め板pの
上に成形された蒲鉾Tを所定数配列する。この配
列方向は、トレイ14に対しては横方向を向くこ
とになり、蒲鉾T相互はそれぞれの両端部がトレ
イ14の側面から僅かに突出して位置決めストツ
パー22により所定の位置に位置決めされた状態
となる。所定の数の蒲鉾Tが載置されたトレイ1
4を、第3図に矢印で示すようにトレイ搬入部1
5に搬入し、ガイド13の上流端にセツトする。
このときには、プツシユロツド24は、図示する
ように後退限位置となつている。この状態のもと
で、シリンダ23を駆動すると、そのトレイ14
はプツシユロツド24によつて所定のストローク
分だけ前進し、カバー12に形成された開口部
(第3図参照)12aから加熱装置内に搬入する
ことになり、トレイ14はその溝21内に入り込
んだガイド13の突起部20によつて案内されて
移動する。この操作を例えば8個のトレイについ
て行ない、ガイド13の上に設定数全てのトレイ
14を支持させる。
この状態のもとでは、トレイ14が各々のステ
ージSに所定の位置で位置決めされることにな
り、各々のトレイ14には、所定の位置に蒲鉾T
が位置決めされているので、高い精度で所定の位
置に蒲鉾が位置決めされることになる。尚、最下
流位置のステージに位置決めされることになるト
レイをその位置で停止させるように、少なくとも
そのステージの端部に、ガイド13の表面に出没
自在となつたストツパーを設けるようにしても良
い。また、各々のトレイ14をガイド13に沿つ
て搬入駆動するために、図示実施例では、シリン
ダ23を用いているが、これに代えて、ボールス
クリユー等の種々の搬送装置を用いることが可能
である。
所定の数のトレイ14がそれぞれの上に蒲鉾が
載置された状態で位置決めされたならば、加熱が
開始される。このときには、各々のシリンダ27
を作動して、各々の通電ユニツト25を構成する
電極板26a,26bを相互に接近移動させる。
すると、第6図において仮想線で示すように、電
極板26a,26bが透水性フイルム29a,2
9bを介して蒲鉾Tの端面に接触することにな
る。それぞれの前進限位置は、板Pの端面に電極
板26a,26bが接触することによつて位置決
めされる。つまり、蒲鉾Tと一体となつた板P
は、電極板26a、26bの位置決め部材として
も機能とすることになる。このように、蒲鉾の板
Pを位置決め部材としても使用するようにしたの
は、装置の製造コストの観点より、電極板26
a,26bを相互に接近離反移動させる駆動源と
して、空圧シリンダ27を使用しているために、
高い精度での位置決めを行ない難いからである。
したがつて、電極板26a,26bを相互に高
い精度で位置決めし得るように、油圧シリンダや
ボールねじ式の駆動装置を用いて電極板を駆動す
るようにすれば、製造コストは高くなるが、蒲鉾
の板Pを電極板の位置決めとして使用しなくても
良い。このように、板Pを位置決め部材として使
用しないタイプにあつては、蒲鉾以外の練り製品
に対する通電加熱を行なうことができる。図示実
施例のように、空圧シリンダ27を使用する場合
では、シリンダ27による位置決め誤差を吸収す
るように、電極板26a,26bをそれぞれのシ
リンダ27のロツドに対しては、図示しないばね
部材を介して取付けるようにすることが望まし
い。また、それぞれの電極板26a,26bは帯
状の板となつているので、これらが全て蒲鉾の端
面に確実に接触するように、図示しないガイド部
材によつて、相互に平行度を保ちながら、接近離
反移動する構造にすることが望ましい。
上述のように、電極板26a,26bが蒲鉾T
の端面に接触する前に、巻取りロール31を図示
しないモータ等の駆動手段によつて所定の長さだ
け巻取ることになる。これにより、透水性フイル
ム29a,29bはそれぞれ供給ロール30a,
30bから繰り出されて、上方に搬送移動するこ
とになる。このフイルム29a,29bのうち、
これの上方移動に伴なつて、蒲鉾Tの端面に位置
することになる部分は、その直前まで給水槽32
a,32b内の水に浸されており、充分に水分を
含んでいる。
したがつて、このように充分に水分を含んだ状
態の透水性フイルム29a,29bに対して電極
板26a,26bが接触することになるので、一
対の電極板26a,26bに供給される電流は、
各々の蒲鉾に対して均一な電流となつて流れ、所
定の時間通電することによつて、全ての蒲鉾は所
定の温度に所定の時間加熱されることになる。こ
の温度は80℃程度に加熱されることになるが、そ
の温度と電極板26a,26bが蒲鉾によつて加
熱されて上昇する温度との間には一定の関係があ
るので、電極板26a,26bの少なくとも一方
に例えば熱電対式等の温度センサーを設けて、そ
の温度を検出することによつて、蒲鉾Tの温度を
推測検知することができる。この検出温度に基づ
いて通電停止のタイミングを制御することができ
る。電極板への電流供給装置及び通電制御部は図
示省略している。
蒲鉾はそれに対する通電によつて所望の温度ま
で上昇することから、加熱装置内の空間雰囲気の
温度は、それに連れてある程度上昇することにな
る。このため、例えば8個のトレイ14を順次ガ
イドに沿つて所定のステージにまで搬送する際
に、搬送に要する時間、つまり加熱を始めるまで
に装置内に滞留することになる時間は、ガイド1
3の上流側に位置することになるトレイ14より
も下流側に位置することになるトレイ14の方が
長くなる。したがつて、実際に加熱を全てのトレ
イ14の上の蒲鉾に同時に開始しても、それまで
にガイド13の下流側のステージに位置している
蒲鉾の方が温度が上昇してしまう可能性がある
が、その場合には、上述した温度センサーからの
検出信号によつて通電終了タイミングを、各々の
通電ユニツト25における電極板相互で差を持た
せるようにすれば良い。通電開始前の各々の電極
板26a,26bの温度を全体的に均一にすべ
く、電極板が通電終了後に最も離反した位置にお
いて、電極板26a,26bを冷却するために、
第4図に示されるように、冷却空気を管39から
電極板に吹付けるようにしても良い。
そして、1回の通電が完了した後には、次の新
たな10個のトレイ14が搬送されるまでに、電極
相互を後退位置に戻した状態で、清掃部材38を
電極板26a,26bの表面に沿つて移動するこ
とによつて、それぞれの表面を清掃する。この清
掃操作は、複数回の通電終了後に行なうようにし
ても良い。また、清掃部材38としては、回転ブ
ラシを用いるようにしても良い。
加熱された蒲鉾を外部に排出する際には、新た
にトレイ14つまり未加熱の蒲鉾が載置されたト
レイ14をシリンダ23によつて搬送することに
より、加熱完了後のトレイ14を1つずつ排出テ
ーブル16に搬送し、そこからプツシヤー18に
よつて排出コンベア19の上に搬送する。この上
のトレイ14はこのコンベア19によつて装置の
外部に排出される。加熱後の蒲鉾が排除されたト
レイ14を装置の上流側に戻すために、装置の下
端部内にコンベアを組込むようにしても良い。
第7図は本発明の他の実施例に係る加熱装置の
うち第6図と同様の部分を示す図であり、この場
合には、トレイ14の下端面は平坦となつてお
り、同様にガイド13の上面も平坦となつてい
る。そして、この場合には、給水槽32a,32
bの壁部材がトレイ14の側面に接触してトレイ
14の移動を案内するようにしており、この場合
の方が水位を上方に位置させることができる。ま
た、ガイド13の上部自体の断面形状を給水槽3
2a,32bを含めた溝を有する形状とするよう
にしても良い。
本発明は蒲鉾と電極板との間に介在することに
なる透水性フイルムに対して、通電開始前に充分
に水分を含ませるために、給水槽で水分が充分に
浸された後に、これを給水槽から上方に引き上げ
ることを基本とする発明であつて、上述した種々
の変形以外に、例えば、各々のトレイ14をシリ
ンダ23ではなく、チエーンコンベア等の搬送手
段によつて搬送するようにする変形例を上げるこ
とも可能である。ただし、チエーンコンベアにお
ける経年変化による位置決め精度の劣化を考慮す
ると、シリンダ23によりトレイ14を搬送する
方式が望ましい。
1度に加熱処理して製造すべき蒲鉾の数によつ
ては、1ステージを構成するそれぞれ1組の通電
ユニツトと、フイルムユニツトと、給水槽とを有
する装置とすることも可能である。また、本発明
は蒲鉾T以外に種々の練り製品の加熱に適用する
ことが可能である。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、練り製品と電
極板との間に介在する透水性フイルムは、給水部
において充分に水分を含んだ状態となつて練り製
品と電極板との間に位置することになるので、電
極板相互間で通電されることになる複数の練り製
品は、透水性フイルムを介して通電不良を発生さ
せることなく、相互に均一の電流が通電され、所
望の温度にまで確実に加熱されることになる。し
たがつて、加熱歩留りが大幅に高まり、能率良く
練り製品を加熱することができる。しかも、練り
製品は、全体的に加熱されることになる結果、食
感の良い良品質となる。
また、それぞれ練り製品が載置されたトレイを
複数ガイドに支持することによつて、量産効率を
大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る練り製品の加
熱装置を示す一部省略平面図、第2図は第1図に
おける−線に沿う断面図、第3図は第1図及
び第2図に示された加熱装置の右端部を示す斜視
図、第4図は第1図における−線に沿う断面
図、第5図は第4図の斜視図、第6図はガイドの
一部を示す断面図、第7図は本発明の他の実施例
に係るガイドの一部を示す断面図、第8図は1つ
の練り製品が載置された状態のトレイを示す斜視
図である。 13……ガイド、14……トレイ、25……通
電ユニツト、26a,26b……電極板、28…
…フイルムユニツト、29a,29b……透水性
フイルム、32a,32b……給水槽(給水部)、
T……練り製品(蒲鉾)、P……板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の間隔置きに複数の練り製品が載置され
    たトレイをほぼ水平方向に搬送自在に支持するガ
    イドの両側に、前記練り製品の全ての端面に接触
    する電極板を前記トレイの側面に対して接近離反
    移動自在に装着し、前記ガイドの両側に、前記練
    り製品の端面と前記電極板との間を上方に向けて
    移動する透水性フイルムを備え、前記透水性フイ
    ルムに水分を補給する給水部を前記ガイドの両側
    に設け、前記電極板が前記透水性フイルムを介し
    て前記練り製品の端面に接触する前に、前記透水
    性フイルムのうち前記電極板と前記練り製品の端
    面とに接触する部分に、前記給水部で充分に水分
    を補給するようにした練り製品の加熱装置。 2 所定の間隔置きにそれぞれ複数の練り製品が
    載置された複数のトレイを直線状に支持するガイ
    ドを有し、相互に接近離反移動自在となり前記1
    つのトレイに載置された全ての前記練り製品の端
    面に接触する2つの電極板を有する通電ユニツト
    を、前記ガイドに支持される数の前記トレイに対
    応させて前記ガイドに沿つて配置し、前記ガイド
    板の両側に、前記練り製品の端面と前記電極板と
    の間を上方に向けて移動する透水性フイルムを備
    え、前記透水性フイルムに水分を補給する給水部
    を前記ガイドの両側に設け、全ての前記電極ユニ
    ツトの電極板を相互に接近移動させて前記トレイ
    の全てに載置された練り製品に同時に通電するよ
    うにしたことを特徴とする練り製品の加熱装置。
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