JPH04295406A - 耐熱・耐候性抗菌性組成物 - Google Patents
耐熱・耐候性抗菌性組成物Info
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- JPH04295406A JPH04295406A JP3058956A JP5895691A JPH04295406A JP H04295406 A JPH04295406 A JP H04295406A JP 3058956 A JP3058956 A JP 3058956A JP 5895691 A JP5895691 A JP 5895691A JP H04295406 A JPH04295406 A JP H04295406A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は新規な抗菌性組成物お
よびその製造方法に関し、シリカゲルを母体とし、抗菌
性金属で置換されたアルミノ珪酸塩層を有する抗菌性組
成物であって、特定量の組成物中のイオン交換可能な金
属の量を有する耐熱・耐候性抗菌性組成物およびその製
造方法に関する。
よびその製造方法に関し、シリカゲルを母体とし、抗菌
性金属で置換されたアルミノ珪酸塩層を有する抗菌性組
成物であって、特定量の組成物中のイオン交換可能な金
属の量を有する耐熱・耐候性抗菌性組成物およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機系の抗菌剤や防カビ剤としては、P
CP(pentachlorophenol),PCM
X(p−chloro−m−xylenol),Pre
ventol A−3〔N−(trichlorom
ethylthio)Phthalimide〕,Pr
eventol A−4〔N−N−dimethyl
−N′−phenyl−(N′−fluoro−met
hylthio)−sulfamide,organo
tin compounds(有機錫化合物),
vinyzene(ベントロン社),TBZ(メルク社
),OBPA(10,10′−oxybispheno
larsine),TBZ(メルク社)等を始めとして
多数知られている。しかしながら、これらの有機系抗菌
剤の多くは抗菌スペクトルの巾が狭く汎用性に欠け、自
から用途が特定の細菌やカビ類に限定される欠点があっ
た。また多くの有機系抗菌剤は耐熱性に乏しく、例えば
加熱下に高分子体に練り込んで、これを抗菌〜殺菌化す
る際に、分解したり、蒸発損失を招いたり、その上高分
子体の物性や色調に経時変化をきたすばかりでなく抗菌
〜殺菌効果を減少させる場合もあった。前記の問題点に
加えて,有機系の抗菌剤の多くは一般に毒性が大で、安
全性にかける面も指摘されていた。
CP(pentachlorophenol),PCM
X(p−chloro−m−xylenol),Pre
ventol A−3〔N−(trichlorom
ethylthio)Phthalimide〕,Pr
eventol A−4〔N−N−dimethyl
−N′−phenyl−(N′−fluoro−met
hylthio)−sulfamide,organo
tin compounds(有機錫化合物),
vinyzene(ベントロン社),TBZ(メルク社
),OBPA(10,10′−oxybispheno
larsine),TBZ(メルク社)等を始めとして
多数知られている。しかしながら、これらの有機系抗菌
剤の多くは抗菌スペクトルの巾が狭く汎用性に欠け、自
から用途が特定の細菌やカビ類に限定される欠点があっ
た。また多くの有機系抗菌剤は耐熱性に乏しく、例えば
加熱下に高分子体に練り込んで、これを抗菌〜殺菌化す
る際に、分解したり、蒸発損失を招いたり、その上高分
子体の物性や色調に経時変化をきたすばかりでなく抗菌
〜殺菌効果を減少させる場合もあった。前記の問題点に
加えて,有機系の抗菌剤の多くは一般に毒性が大で、安
全性にかける面も指摘されていた。
【0003】従来より公知の有機系抗菌剤に見られる前
記したような問題点を解決するために、本発明者の一人
は抗菌スペクトル巾の大きい且つ安全性の高い、結晶質
のアルミノ珪酸塩(ゼオライト)や非晶質のアルミノ珪
酸塩を母体とする無機系の抗菌剤の使用を提案した(特
公昭63−54013号,特公平1−32254号、特
公平2−46620号、特開昭60−181002号)
。
記したような問題点を解決するために、本発明者の一人
は抗菌スペクトル巾の大きい且つ安全性の高い、結晶質
のアルミノ珪酸塩(ゼオライト)や非晶質のアルミノ珪
酸塩を母体とする無機系の抗菌剤の使用を提案した(特
公昭63−54013号,特公平1−32254号、特
公平2−46620号、特開昭60−181002号)
。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の無機系の抗菌剤
は抗菌スペクトル巾が広く、従って汎用性も大である。 また、それの抗菌能も優れており、抗菌〜殺菌効果が長
期に亘って持続される長所がある。しかしながら無機系
の抗菌剤例えば抗菌性ゼオライトの母体構造にもとづく
耐熱・耐候(光)性の弱点を改善する問題は未解決であ
った。即ち、光照射時の抗菌性ゼオライトの耐候性を改
善したり、これを各種のポリマーに混合して使用する場
合に得られる抗菌〜抗菌性ポリマーの色調の経時変化を
抑えたりまたそれを軽減する必要があった。このために
前記の抗菌〜殺菌性ポリマーの製造工程で、各種の添加
剤、例えば安定剤、耐候剤、酸化防止剤、改質材、増白
剤、UV(紫外線)吸収剤、顔料等の使用が試みられて
いる。また抗菌性ゼオライト自身やこれを含有するポリ
マーの耐熱性をより大にするために、アルカリ土類金属
等の2価金属化合物の併用も試みられている。しかしな
がら、かかる対策は上記の問題点を解決するための最良
の方法とは云えず、多くの未解決の問題を残している。 従って現状の問題を解決するために新たな手段が必要で
ある。
は抗菌スペクトル巾が広く、従って汎用性も大である。 また、それの抗菌能も優れており、抗菌〜殺菌効果が長
期に亘って持続される長所がある。しかしながら無機系
の抗菌剤例えば抗菌性ゼオライトの母体構造にもとづく
耐熱・耐候(光)性の弱点を改善する問題は未解決であ
った。即ち、光照射時の抗菌性ゼオライトの耐候性を改
善したり、これを各種のポリマーに混合して使用する場
合に得られる抗菌〜抗菌性ポリマーの色調の経時変化を
抑えたりまたそれを軽減する必要があった。このために
前記の抗菌〜殺菌性ポリマーの製造工程で、各種の添加
剤、例えば安定剤、耐候剤、酸化防止剤、改質材、増白
剤、UV(紫外線)吸収剤、顔料等の使用が試みられて
いる。また抗菌性ゼオライト自身やこれを含有するポリ
マーの耐熱性をより大にするために、アルカリ土類金属
等の2価金属化合物の併用も試みられている。しかしな
がら、かかる対策は上記の問題点を解決するための最良
の方法とは云えず、多くの未解決の問題を残している。 従って現状の問題を解決するために新たな手段が必要で
ある。
【0005】本発明は公知の無機系の抗菌剤、例えば抗
菌性ゼオライトに見られるような耐熱・耐候性面の弱点
を改善するために、抗菌剤の母体構造を根本的にかえた
新規な無機系抗菌剤を提供するものである。
菌性ゼオライトに見られるような耐熱・耐候性面の弱点
を改善するために、抗菌剤の母体構造を根本的にかえた
新規な無機系抗菌剤を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、組成物中
の主としてアルカリ金属である、イオン交換可能な金属
の存在量を減少させることにより、組成物の耐熱・耐候
性が改良されることを見いだし、本発明を完成するに至
った。
の主としてアルカリ金属である、イオン交換可能な金属
の存在量を減少させることにより、組成物の耐熱・耐候
性が改良されることを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0007】すなわち、本発明はシリカゲルの細孔表面
に銀および任意に他の抗菌性金属で置換されたアルミノ
珪酸塩層を有する抗菌性組成物であって、組成物中の、
イオン交換可能な金属の量が、一定量以下であることを
特徴とする、シリカゲルを母体とする耐熱・耐候性抗菌
性組成物を提供するものである。
に銀および任意に他の抗菌性金属で置換されたアルミノ
珪酸塩層を有する抗菌性組成物であって、組成物中の、
イオン交換可能な金属の量が、一定量以下であることを
特徴とする、シリカゲルを母体とする耐熱・耐候性抗菌
性組成物を提供するものである。
【0008】本発明により得られる抗菌性組成物は、公
知のものに比較して抗菌ないし殺菌性に優れ、その一般
細菌やカビ類の殺菌速度が大きく、耐熱・耐候性にもす
ぐれ、また分散性においても優れるという効果を有する
。
知のものに比較して抗菌ないし殺菌性に優れ、その一般
細菌やカビ類の殺菌速度が大きく、耐熱・耐候性にもす
ぐれ、また分散性においても優れるという効果を有する
。
【0009】請求項1記載の発明は、シリカゲルの細孔
表面に銀および任意に他の抗菌性金属で置換されたアル
ミノ珪酸塩層を有する抗菌性組成物であって、組成物中
の、主としてアルカリ金属であるイオン交換可能な金属
の量が、無水基準で該組成物の1g当たり2.57ミリ
モル以下で、好ましくは2.0ミリモル以下であること
を特徴とする、シリカゲルを母体とする耐熱・耐候性抗
菌性組成物に関する。本発明において、イオン交換可能
なアルカリ金属は、好ましくはリチウム、ナトリウム、
カリウムおよびこれらの混合物からなる群より選ばれる
。これらは、複数種類の抗菌性金属イオンを含む塩類混
合液によりイオン交換を実施し、複数種類の抗菌性金属
で置換された抗菌性組成物を調整することにより得られ
るが、別法として、銀含有抗菌性組成物と他の抗菌性金
属を含有した抗菌性組成物とを個別に調製し、これらを
混合使用してもよい。
表面に銀および任意に他の抗菌性金属で置換されたアル
ミノ珪酸塩層を有する抗菌性組成物であって、組成物中
の、主としてアルカリ金属であるイオン交換可能な金属
の量が、無水基準で該組成物の1g当たり2.57ミリ
モル以下で、好ましくは2.0ミリモル以下であること
を特徴とする、シリカゲルを母体とする耐熱・耐候性抗
菌性組成物に関する。本発明において、イオン交換可能
なアルカリ金属は、好ましくはリチウム、ナトリウム、
カリウムおよびこれらの混合物からなる群より選ばれる
。これらは、複数種類の抗菌性金属イオンを含む塩類混
合液によりイオン交換を実施し、複数種類の抗菌性金属
で置換された抗菌性組成物を調整することにより得られ
るが、別法として、銀含有抗菌性組成物と他の抗菌性金
属を含有した抗菌性組成物とを個別に調製し、これらを
混合使用してもよい。
【0010】また、抗菌性金属により置換された後の本
発明にかかる組成物は、無水基準で少なくとも0.3c
m3 /gの細孔容積と少なくとも100m2 /g以
上であって、好ましくは500m2 /g以下、より好
ましくは400m2 /g以下の比表面積を有すること
が望ましい。かかる物性値を有する組成物を用いれば、
細菌やカビ類に対する反応速度が一段と増大し、これら
の死滅率がより向上するという効果が得られる。尚、比
表面積の測定はBET法により行った。以下、本明細書
中で特に記載のない場合は同様である。
発明にかかる組成物は、無水基準で少なくとも0.3c
m3 /gの細孔容積と少なくとも100m2 /g以
上であって、好ましくは500m2 /g以下、より好
ましくは400m2 /g以下の比表面積を有すること
が望ましい。かかる物性値を有する組成物を用いれば、
細菌やカビ類に対する反応速度が一段と増大し、これら
の死滅率がより向上するという効果が得られる。尚、比
表面積の測定はBET法により行った。以下、本明細書
中で特に記載のない場合は同様である。
【0011】抗菌性金属の置換率は少なくとも0.04
当量分率であることが好ましい。ここで置換率とは、抗
菌金属の当量数/抗菌性組成物の有する全交換容量によ
り表される。2種以上の抗菌性金属が使用される場合に
は、抗菌性金属の総量が0.04当量分率以上であるよ
うにすればよい。また、置換率は0.95当量分率以下
であることが好ましい。
当量分率であることが好ましい。ここで置換率とは、抗
菌金属の当量数/抗菌性組成物の有する全交換容量によ
り表される。2種以上の抗菌性金属が使用される場合に
は、抗菌性金属の総量が0.04当量分率以上であるよ
うにすればよい。また、置換率は0.95当量分率以下
であることが好ましい。
【0012】抗菌性金属としては、銀を必須に含み、必
要に応じ他の抗菌性金属を併用することができる。好ま
しくは、前記他の抗菌性金属は、銅、亜鉛、水銀、錫、
鉛、ビスマス、カドミウム、およびクロムからなる群よ
り選ばれる。
要に応じ他の抗菌性金属を併用することができる。好ま
しくは、前記他の抗菌性金属は、銅、亜鉛、水銀、錫、
鉛、ビスマス、カドミウム、およびクロムからなる群よ
り選ばれる。
【0013】また、本発明にかかる抗菌性組成物をポリ
マーと混合することにより、耐候性に優れた抗菌性ポリ
マー組成物をうることができる。この際、抗菌性組成物
の量はポリマー組成物全体に対して0.01〜25重量
%であることが好ましい。
マーと混合することにより、耐候性に優れた抗菌性ポリ
マー組成物をうることができる。この際、抗菌性組成物
の量はポリマー組成物全体に対して0.01〜25重量
%であることが好ましい。
【0014】本発明にかかる抗菌性組成物は、以下の方
法により調製される。
法により調製される。
【0015】すなわち、シリカゲルをアルカリ溶液およ
びアルミン酸塩溶液で処理することにより、シリカゲル
の活性な細孔表面にアルミノ珪酸塩よりなる無抗菌層を
有し、該層中のイオン交換可能な金属が主としてアルカ
リ金属であって、その量が反応生成物の無水基準で1g
当たり2.6ミリモル以下であるような生成物を得、前
記無抗菌層のイオン交換可能な金属を銀および任意に他
の抗菌性金属とイオン交換させることにより、シリカゲ
ルを母体とする耐熱・耐候性抗菌性組成物が得られる。
びアルミン酸塩溶液で処理することにより、シリカゲル
の活性な細孔表面にアルミノ珪酸塩よりなる無抗菌層を
有し、該層中のイオン交換可能な金属が主としてアルカ
リ金属であって、その量が反応生成物の無水基準で1g
当たり2.6ミリモル以下であるような生成物を得、前
記無抗菌層のイオン交換可能な金属を銀および任意に他
の抗菌性金属とイオン交換させることにより、シリカゲ
ルを母体とする耐熱・耐候性抗菌性組成物が得られる。
【0016】母体のシリカゲル形状については特に限定
はない。粉末、粒子、破砕品または成型品(ビーズ、ペ
レット等)何れでもよいが、後述の化学処理における反
応性の面より見て、細かい形状のものがより好まれる。 さらにシリカゲルの物性面を考慮すれば、それの内部に
無数の細孔が発達しており、細孔径および比表面積(S
SA)の値が何れも大きい多孔質のものが望ましい。細
孔容積(P.V.)は0.3cm2 /g(無水基準)
以上であることが好ましく、0.4cm3 /g以上の
ものはより望ましい。細孔径はできるだけ大きいものが
望ましく、好ましくは50Å以上、より好ましくは70
Å以上である。また、シリカゲルのSSAは少なくとも
100m2 /gのものが望ましく、200m2 /g
以上(何れも無水基準)のものはより好適である。
はない。粉末、粒子、破砕品または成型品(ビーズ、ペ
レット等)何れでもよいが、後述の化学処理における反
応性の面より見て、細かい形状のものがより好まれる。 さらにシリカゲルの物性面を考慮すれば、それの内部に
無数の細孔が発達しており、細孔径および比表面積(S
SA)の値が何れも大きい多孔質のものが望ましい。細
孔容積(P.V.)は0.3cm2 /g(無水基準)
以上であることが好ましく、0.4cm3 /g以上の
ものはより望ましい。細孔径はできるだけ大きいものが
望ましく、好ましくは50Å以上、より好ましくは70
Å以上である。また、シリカゲルのSSAは少なくとも
100m2 /gのものが望ましく、200m2 /g
以上(何れも無水基準)のものはより好適である。
【0017】前記のアルカリ溶液としてはNaOH,K
OH,LiOHのようなアルカリ金属の水酸化物の溶液
が用いられる。処理は、pHを例えば8.4〜13.5
の範囲に保持して、常温ないし加温下で行われる。
OH,LiOHのようなアルカリ金属の水酸化物の溶液
が用いられる。処理は、pHを例えば8.4〜13.5
の範囲に保持して、常温ないし加温下で行われる。
【0018】また、アルミン酸塩溶液としては、例えば
NaAlO2 ,KAlO2 ,LiAlO2 のよう
なアルカリ金属のアルミン酸塩溶液が使用できる。また
、アルミン酸塩の代わりに、アルミニウム化合物と過剰
の強アルカリを反応させて得られるアルミン酸塩溶液も
勿論使用可能である。
NaAlO2 ,KAlO2 ,LiAlO2 のよう
なアルカリ金属のアルミン酸塩溶液が使用できる。また
、アルミン酸塩の代わりに、アルミニウム化合物と過剰
の強アルカリを反応させて得られるアルミン酸塩溶液も
勿論使用可能である。
【0019】かかる化学処理を実施することにより、主
としてシリカゲルの細孔表面に存在するシリカ(SiO
2 )はアルカリやアルミン酸塩溶液と反応して、その
結果、イオン交換可能なアルカリ金属を主として含有す
るアルミノ珪酸塩より実質的になる無抗菌層が細孔表面
を中心にして形成される。この場合、無抗菌層中のイオ
ン交換可能なアルカリ金属の総量を、無水の無抗菌性組
成物1g当り2.6ミリモル以下に調整せしめることが
好ましい。
としてシリカゲルの細孔表面に存在するシリカ(SiO
2 )はアルカリやアルミン酸塩溶液と反応して、その
結果、イオン交換可能なアルカリ金属を主として含有す
るアルミノ珪酸塩より実質的になる無抗菌層が細孔表面
を中心にして形成される。この場合、無抗菌層中のイオ
ン交換可能なアルカリ金属の総量を、無水の無抗菌性組
成物1g当り2.6ミリモル以下に調整せしめることが
好ましい。
【0020】アルカリ金属の量は、アルミン酸塩の濃度
、反応時間および反応温度により調節することができ、
これらの条件を適宜選択することによりアルカリ金属の
量を2.6ミリモル以下にすることができる。
、反応時間および反応温度により調節することができ、
これらの条件を適宜選択することによりアルカリ金属の
量を2.6ミリモル以下にすることができる。
【0021】シリカゲルの細孔表面に形成される無抗菌
層は、細孔表面に存在するシリカゲル母体と極めて安定
に結合しておりこれの離脱は殆んど起らない。この無抗
菌層は非晶質および/または結晶質のアルミノ珪酸塩よ
り構成されている。無抗菌層の形成のための上述の反応
が常温で行われる場合は非晶質が大部分であり、一方上
述の反応が加温下で行われる場合は、例えば60°〜7
0℃の加温下の反応では、非晶質と結晶質のアルミノ珪
酸塩が混在して生成する。無抗菌層の化学式は、次の一
般式で表わされる。
層は、細孔表面に存在するシリカゲル母体と極めて安定
に結合しておりこれの離脱は殆んど起らない。この無抗
菌層は非晶質および/または結晶質のアルミノ珪酸塩よ
り構成されている。無抗菌層の形成のための上述の反応
が常温で行われる場合は非晶質が大部分であり、一方上
述の反応が加温下で行われる場合は、例えば60°〜7
0℃の加温下の反応では、非晶質と結晶質のアルミノ珪
酸塩が混在して生成する。無抗菌層の化学式は、次の一
般式で表わされる。
【0022】
xM2/n O・Al2 O3 ・ySiO2 ・zH
2 Oここにxおよびyは、それぞれ金属酸化物および
二酸化珪素の係数を、nはMの原子価を、またZは水の
分子数を表わす。Mは、主としてLi,Na,Kのよう
なアルカリ金属であるイオン交換可能な金属であり、さ
らに1価のNH4 + (アムモニウムイオン)、2価
のMg,Ca,Sr,Mn、Ni,Co等やFe(2ま
たは3価)等が少量存在していても差支えない。シリカ
ゲルの細孔表面に形成される無抗菌層の厚さおよび組成
は、シリカゲル原料物質の物性やそれの使用量、アルカ
リ濃度、アルミン酸塩の添加量、反応温度および反応時
間等の因子を適当にかえることにより、調節することが
できる。
2 Oここにxおよびyは、それぞれ金属酸化物および
二酸化珪素の係数を、nはMの原子価を、またZは水の
分子数を表わす。Mは、主としてLi,Na,Kのよう
なアルカリ金属であるイオン交換可能な金属であり、さ
らに1価のNH4 + (アムモニウムイオン)、2価
のMg,Ca,Sr,Mn、Ni,Co等やFe(2ま
たは3価)等が少量存在していても差支えない。シリカ
ゲルの細孔表面に形成される無抗菌層の厚さおよび組成
は、シリカゲル原料物質の物性やそれの使用量、アルカ
リ濃度、アルミン酸塩の添加量、反応温度および反応時
間等の因子を適当にかえることにより、調節することが
できる。
【0023】前述の化学処理を行って得られたシリカゲ
ル母体の細孔表面に無抗菌層を保持した反応生成物(中
間生成物)は、水洗されて、固相に存在する過剰のアル
カリ塩類成分は除去される。
ル母体の細孔表面に無抗菌層を保持した反応生成物(中
間生成物)は、水洗されて、固相に存在する過剰のアル
カリ塩類成分は除去される。
【0024】前記の無抗菌層は、前述したように、母体
のシリカゲルと安定に結合しており、水洗等によりそれ
の構成成分であるナトリウム、アルミニウム、シリカ等
の溶出は全く起らない特徴がある。次いで抗菌(または
殺菌)金属イオンのイオン交換を行って、抗菌(または
殺菌)層の形成が行われる。つまり、殺菌作用を有する
銀イオン含有液または銀イオンと銅、亜鉛、水銀、錫、
鉛、ビスマス、カドミウムおよびクロムからなる抗菌金
属群より選ばれた少なくとも1種の金属イオンを含む塩
類の中性ないし微酸性液を用いて、前記の無抗菌層を有
する反応生成物は処理される。前記の銀イオン含有液と
しては、例えばAgNO3 ,AgClO4 ,酢酸銀
等が挙げられ、一方銀イオンと他の抗菌金属イオンとを
含有する液としてはAgNO3 ,AgClO4 また
は酢酸銀等と、Cu(NO3 )2 ,Zn(NO3
)2 ,ZnSO4 ,SnSO4 ,Zn(ClO4
)2 ,Cu(ClO4 )2 ,Cd(ClO4
)2 ,酢酸亜鉛、酒石酸銅、クエン酸カドミウム等の
抗菌金属を含有する塩類を組合せた液が例示される。上
述のような抗菌金属(Ag+ )の単独または銀イオン
と他の抗菌金属イオンを含有する溶液を用いて、アルミ
ノ珪酸塩よりなる層中のイオン交換可能な金属(M)を
、常温または加温下で、イオン交換させて、所定量の抗
菌金属を、イオン結合により層に固定させて抗菌層を形
成せしめる工程を実施して本発明のシリカゲルを母体と
する抗菌性組成物が調製される。 前述の抗菌金属イオンを含有する溶液中には、無抗菌性
の1価、2価および多価の金属イオンが共存していても
差支えない。すなわち、抗菌層の形成に際してイオン交
換時に抗菌性金属イオンが主体で、これと無抗菌性の金
属イオンの少量がアルミノ珪酸塩層にイオン結合されて
も、後者の存在は抗菌ないし殺菌層の効果を妨るもので
はないのでそれの共存は許容される。抗菌金属イオンの
置換率はそれを含む塩類溶液の濃度や組成、共存する無
抗菌性塩類があれば、それの存在量により、またイオン
交換時の反応時間や温度等により支配される。これらの
条件を適当に選択することにより、抗菌層中の抗菌金属
の存在量を無水の抗菌性組成物中に0.04〜0.95
当量分率の好ましい範囲に保つことは容易にできる。ま
た本組成物の耐熱・耐候性に及ぼすナトリウム等のアル
カリ金属の存在量を無水基準で組成物1g当たり2.5
7ミリモル以下に保つことも本発明では容易である。
のシリカゲルと安定に結合しており、水洗等によりそれ
の構成成分であるナトリウム、アルミニウム、シリカ等
の溶出は全く起らない特徴がある。次いで抗菌(または
殺菌)金属イオンのイオン交換を行って、抗菌(または
殺菌)層の形成が行われる。つまり、殺菌作用を有する
銀イオン含有液または銀イオンと銅、亜鉛、水銀、錫、
鉛、ビスマス、カドミウムおよびクロムからなる抗菌金
属群より選ばれた少なくとも1種の金属イオンを含む塩
類の中性ないし微酸性液を用いて、前記の無抗菌層を有
する反応生成物は処理される。前記の銀イオン含有液と
しては、例えばAgNO3 ,AgClO4 ,酢酸銀
等が挙げられ、一方銀イオンと他の抗菌金属イオンとを
含有する液としてはAgNO3 ,AgClO4 また
は酢酸銀等と、Cu(NO3 )2 ,Zn(NO3
)2 ,ZnSO4 ,SnSO4 ,Zn(ClO4
)2 ,Cu(ClO4 )2 ,Cd(ClO4
)2 ,酢酸亜鉛、酒石酸銅、クエン酸カドミウム等の
抗菌金属を含有する塩類を組合せた液が例示される。上
述のような抗菌金属(Ag+ )の単独または銀イオン
と他の抗菌金属イオンを含有する溶液を用いて、アルミ
ノ珪酸塩よりなる層中のイオン交換可能な金属(M)を
、常温または加温下で、イオン交換させて、所定量の抗
菌金属を、イオン結合により層に固定させて抗菌層を形
成せしめる工程を実施して本発明のシリカゲルを母体と
する抗菌性組成物が調製される。 前述の抗菌金属イオンを含有する溶液中には、無抗菌性
の1価、2価および多価の金属イオンが共存していても
差支えない。すなわち、抗菌層の形成に際してイオン交
換時に抗菌性金属イオンが主体で、これと無抗菌性の金
属イオンの少量がアルミノ珪酸塩層にイオン結合されて
も、後者の存在は抗菌ないし殺菌層の効果を妨るもので
はないのでそれの共存は許容される。抗菌金属イオンの
置換率はそれを含む塩類溶液の濃度や組成、共存する無
抗菌性塩類があれば、それの存在量により、またイオン
交換時の反応時間や温度等により支配される。これらの
条件を適当に選択することにより、抗菌層中の抗菌金属
の存在量を無水の抗菌性組成物中に0.04〜0.95
当量分率の好ましい範囲に保つことは容易にできる。ま
た本組成物の耐熱・耐候性に及ぼすナトリウム等のアル
カリ金属の存在量を無水基準で組成物1g当たり2.5
7ミリモル以下に保つことも本発明では容易である。
【0025】前述の方法で調製されたシリカゲルを母体
とする本発明の抗菌性組成物は水洗されて固相に存在す
る過剰の抗菌塩類等は除去され、次いで水洗品は100
℃付近で乾燥される。本組成物の使途により含水率を低
減する必要がある場合は、減圧乾燥を実施するか、また
は200℃〜350℃に加熱温度を高めて水分を除去す
ればよい。さらに本組成物をさらに微粉末にする必要が
ある場合は、粉砕機を選択してそれの微細化を実施すれ
ばよい。
とする本発明の抗菌性組成物は水洗されて固相に存在す
る過剰の抗菌塩類等は除去され、次いで水洗品は100
℃付近で乾燥される。本組成物の使途により含水率を低
減する必要がある場合は、減圧乾燥を実施するか、また
は200℃〜350℃に加熱温度を高めて水分を除去す
ればよい。さらに本組成物をさらに微粉末にする必要が
ある場合は、粉砕機を選択してそれの微細化を実施すれ
ばよい。
【0026】前記の物性値を有するシリカゲル素材は極
めて多孔性で、それの細孔表面は非常に活性で反応性に
富んでいる。かかる物性を有するシリカゲルの化学処理
を実施して、本願においてはアルミノ珪酸塩よりなる無
抗菌層を母体内部の細孔表面に形成させ次いで、それに
記述したような抗菌(または殺菌)金属をイオン交換に
より安定保持させ、抗菌化して抗菌(または殺菌)層を
形成させる。この場合、前記の素材を使用することによ
り反応に関与する種々の化学種(chemical
species)や金属イオンの拡散が迅速に行われて
、化学反応がシリカゲルの細孔表面で円滑に進行する利
点がある。さらにかかる物性を有するシリカゲルを原料
として使用することにより、最終的に得られる本発明の
抗菌性組成物中の銀や他の抗菌金属はシリカゲルの細孔
表面に形成されるアルミナ珪酸塩よりなる層に好ましい
状態でほゞ均質に分布され、それの解離により生成する
抗菌〜殺菌性金属イオンの細孔内の拡散は、極めて迅速
に行われて、上記の抗菌〜殺菌金属イオンと菌類の接触
面積が大きい状態で作用し、菌類の増殖の抑制や死滅が
効率よく実施されるものである。また、本抗菌性組成物
の表面における細菌やカビ類の吸着力は、公知の抗菌性
ゼオライトより、より強力である。そのために優れた抗
菌〜殺菌作用を本抗菌組成物は発揮する。
めて多孔性で、それの細孔表面は非常に活性で反応性に
富んでいる。かかる物性を有するシリカゲルの化学処理
を実施して、本願においてはアルミノ珪酸塩よりなる無
抗菌層を母体内部の細孔表面に形成させ次いで、それに
記述したような抗菌(または殺菌)金属をイオン交換に
より安定保持させ、抗菌化して抗菌(または殺菌)層を
形成させる。この場合、前記の素材を使用することによ
り反応に関与する種々の化学種(chemical
species)や金属イオンの拡散が迅速に行われて
、化学反応がシリカゲルの細孔表面で円滑に進行する利
点がある。さらにかかる物性を有するシリカゲルを原料
として使用することにより、最終的に得られる本発明の
抗菌性組成物中の銀や他の抗菌金属はシリカゲルの細孔
表面に形成されるアルミナ珪酸塩よりなる層に好ましい
状態でほゞ均質に分布され、それの解離により生成する
抗菌〜殺菌性金属イオンの細孔内の拡散は、極めて迅速
に行われて、上記の抗菌〜殺菌金属イオンと菌類の接触
面積が大きい状態で作用し、菌類の増殖の抑制や死滅が
効率よく実施されるものである。また、本抗菌性組成物
の表面における細菌やカビ類の吸着力は、公知の抗菌性
ゼオライトより、より強力である。そのために優れた抗
菌〜殺菌作用を本抗菌組成物は発揮する。
【0027】本発明にかかる抗菌性組成物は、記述の特
性を有するシリカゲル素材をアルカリ溶液とアルミン酸
塩溶液で、化学処理してシリカゲル母体の細孔表面に無
抗菌層を形成させ、次いで前記の無抗菌層を抗菌化して
抗菌層を形成させることにより得ることができる。
性を有するシリカゲル素材をアルカリ溶液とアルミン酸
塩溶液で、化学処理してシリカゲル母体の細孔表面に無
抗菌層を形成させ、次いで前記の無抗菌層を抗菌化して
抗菌層を形成させることにより得ることができる。
【0028】本願のシリカゲルを母体とした抗菌性組成
物の有する細孔の大きさは、公知のアルミノ珪酸塩系の
抗菌剤に比較してより大きいので、本組成物の解離にも
とづく殺菌性の金属イオンは孔内を拡散して容易に菌類
と接触しやすい状態になる。一方公知のアルミノ珪酸塩
を母体とする抗菌性組成物、例えば抗菌性ゼオライトに
おいては、それの細孔径が小さいので、解離した殺菌性
の金属イオンの拡散に時間がかかり、場合によっては、
菌類との接触が不可能になることもあった。従って、多
孔質のアルミノ珪酸塩粒子を用いて見かけの比表面積を
増大させても実質的に殺菌金属と菌とが接触しうる面積
はさして増大せず、抗菌性能も期待されるほどには増大
しなかった。つまり、殺菌金属が母体の表面に存在して
いても菌と接触できないデッドスペースが存在しててい
たのである。
物の有する細孔の大きさは、公知のアルミノ珪酸塩系の
抗菌剤に比較してより大きいので、本組成物の解離にも
とづく殺菌性の金属イオンは孔内を拡散して容易に菌類
と接触しやすい状態になる。一方公知のアルミノ珪酸塩
を母体とする抗菌性組成物、例えば抗菌性ゼオライトに
おいては、それの細孔径が小さいので、解離した殺菌性
の金属イオンの拡散に時間がかかり、場合によっては、
菌類との接触が不可能になることもあった。従って、多
孔質のアルミノ珪酸塩粒子を用いて見かけの比表面積を
増大させても実質的に殺菌金属と菌とが接触しうる面積
はさして増大せず、抗菌性能も期待されるほどには増大
しなかった。つまり、殺菌金属が母体の表面に存在して
いても菌と接触できないデッドスペースが存在しててい
たのである。
【0029】本発明がかる抗菌性組成物ではこのような
ことはなく、母体の表面に存在するすべての殺菌金属が
菌と接触可能であり、有効に作用する。
ことはなく、母体の表面に存在するすべての殺菌金属が
菌と接触可能であり、有効に作用する。
【0030】さらに、本発明では母体たるシリカゲルを
殺菌金属で置換されたアルミノ珪酸塩で被覆しているの
で、内部に存在し菌と接触することのない、いわば無駄
な殺菌金属の量は大巾に減少した。
殺菌金属で置換されたアルミノ珪酸塩で被覆しているの
で、内部に存在し菌と接触することのない、いわば無駄
な殺菌金属の量は大巾に減少した。
【0031】以上の二つの要因のために、殺菌金属の有
効利用率、すなわち、使用した金属に対する表面に存在
する金属の割合が著しく向上し、少ない使用量で優れた
抗菌性能を得ることができる。
効利用率、すなわち、使用した金属に対する表面に存在
する金属の割合が著しく向上し、少ない使用量で優れた
抗菌性能を得ることができる。
【0032】本発明にかかるシリカゲルを母体とする抗
菌性組成物の耐熱性ならびに耐候(光)性は、公知の有
機または無機系の抗菌剤に比較して、極めて優れている
という特徴を有する。本抗菌性組成物は熱的に非常に安
定であり、例えばポリマーに本抗菌性組成物を加熱下に
練り込(kneading)んで、抗菌化する際に、通
常使用される、100°〜300℃の温度域でも、本抗
菌性組成物は安定である。さらに500℃付近に昇温し
ても本組成物は依然構造的に安定であり、その上前記の
温度域では本抗菌性組成物の抗菌ないし殺菌能は全く劣
化しない。
菌性組成物の耐熱性ならびに耐候(光)性は、公知の有
機または無機系の抗菌剤に比較して、極めて優れている
という特徴を有する。本抗菌性組成物は熱的に非常に安
定であり、例えばポリマーに本抗菌性組成物を加熱下に
練り込(kneading)んで、抗菌化する際に、通
常使用される、100°〜300℃の温度域でも、本抗
菌性組成物は安定である。さらに500℃付近に昇温し
ても本組成物は依然構造的に安定であり、その上前記の
温度域では本抗菌性組成物の抗菌ないし殺菌能は全く劣
化しない。
【0033】本抗菌性組成物の耐熱性が高い原因は下記
の理由によると考えられる。本組成物のシリカゲルを母
体として、それの無数の細孔表面に形成される抗菌(ま
たは殺菌)層の抗菌金属は均一に分布されており、それ
はシリカゲルの骨格を形成している3次元構造中に存在
する過大なシリカによる隠蔽(cover)された状態
になっているので、本組成物の耐熱性や耐候性は驚く程
増大するものである。前述のように、無抗菌層に存在す
るアルカリ金属の存在量を組成物1g当たり2.6ミリ
モル以下に保持する理由は、アルカリ金属をできるだけ
最少限に保って、最終的に得られる本抗菌性組成物の耐
熱性の向上はもとより、それの耐候性をより増大させる
ためである。最終的に得られる抗菌性組成物中のアルカ
リ金属量が過大になると、アルカリ金属イオンの加水分
解により生成するアルカリ等により抗菌性組成物の物性
に影響を与える。例えば銀を含有する抗菌性組成物で、
その中のアルカリ金属量が多いものを各種エネルギーの
光で照射した場合照射量の増大とともに耐候性を悪化さ
せて色調等の経時変化を惹起する要因に連がるので本願
発明ではアルカリ金属の存在量を上記のように限定して
いる。かかる限定値以下のアルカリ金属を含有する無抗
菌層を保持した中間組成物を本願の方法で抗菌化して最
終的に抗菌性組成物を調製した場合は、これの抗菌層に
共存しているアルカリ金属、成分は少量であるので耐候
性に及ぼす影響は封殺されてしまう利点がある。さらに
、このようにして得られる低分子量のアルカリ金属を抗
菌層に保持した本抗菌性組成物を各種のポリマーと混合
して、加熱下に、抗菌性ポリマーを調製した場合、ポリ
マー組成物の耐候性は、従来の無機系の抗菌剤に比較し
て、著しく向上し、従来のY′Eab* 値に見られる
ように、光照射時の経時変化も殆んど問題にならない程
度に減少することが判明した。従って、公知の無機系の
抗菌剤、例えば抗菌性ゼオライトを使用して抗菌性ポリ
マー調製時に添加される各種の添加剤も、本願発明の抗
菌剤の使用によりポリマーの種類によっては殆んど不要
になるか、または極く微量の添加で済む利点がある。
の理由によると考えられる。本組成物のシリカゲルを母
体として、それの無数の細孔表面に形成される抗菌(ま
たは殺菌)層の抗菌金属は均一に分布されており、それ
はシリカゲルの骨格を形成している3次元構造中に存在
する過大なシリカによる隠蔽(cover)された状態
になっているので、本組成物の耐熱性や耐候性は驚く程
増大するものである。前述のように、無抗菌層に存在す
るアルカリ金属の存在量を組成物1g当たり2.6ミリ
モル以下に保持する理由は、アルカリ金属をできるだけ
最少限に保って、最終的に得られる本抗菌性組成物の耐
熱性の向上はもとより、それの耐候性をより増大させる
ためである。最終的に得られる抗菌性組成物中のアルカ
リ金属量が過大になると、アルカリ金属イオンの加水分
解により生成するアルカリ等により抗菌性組成物の物性
に影響を与える。例えば銀を含有する抗菌性組成物で、
その中のアルカリ金属量が多いものを各種エネルギーの
光で照射した場合照射量の増大とともに耐候性を悪化さ
せて色調等の経時変化を惹起する要因に連がるので本願
発明ではアルカリ金属の存在量を上記のように限定して
いる。かかる限定値以下のアルカリ金属を含有する無抗
菌層を保持した中間組成物を本願の方法で抗菌化して最
終的に抗菌性組成物を調製した場合は、これの抗菌層に
共存しているアルカリ金属、成分は少量であるので耐候
性に及ぼす影響は封殺されてしまう利点がある。さらに
、このようにして得られる低分子量のアルカリ金属を抗
菌層に保持した本抗菌性組成物を各種のポリマーと混合
して、加熱下に、抗菌性ポリマーを調製した場合、ポリ
マー組成物の耐候性は、従来の無機系の抗菌剤に比較し
て、著しく向上し、従来のY′Eab* 値に見られる
ように、光照射時の経時変化も殆んど問題にならない程
度に減少することが判明した。従って、公知の無機系の
抗菌剤、例えば抗菌性ゼオライトを使用して抗菌性ポリ
マー調製時に添加される各種の添加剤も、本願発明の抗
菌剤の使用によりポリマーの種類によっては殆んど不要
になるか、または極く微量の添加で済む利点がある。
【0034】さらに、実施例で詳細に説明するように、
本発明にかかる抗菌性組成物は公知の無機系抗菌剤に見
られない驚異的な抗菌〜殺菌力を示し、細菌やカビ類に
対する死滅速度は極めて大きい。それの使用量も従来の
抗菌剤と同じ効果を挙げるためにはより少量で済む長所
がある(抗菌力の評価試験データ参照)。
本発明にかかる抗菌性組成物は公知の無機系抗菌剤に見
られない驚異的な抗菌〜殺菌力を示し、細菌やカビ類に
対する死滅速度は極めて大きい。それの使用量も従来の
抗菌剤と同じ効果を挙げるためにはより少量で済む長所
がある(抗菌力の評価試験データ参照)。
【0035】本発明はさらに、前述した耐熱・耐候性抗
菌性組成物とポリマーから主としてなる耐候性に優れた
抗菌性ポリマー組成物を提供する。本発明にかかる抗菌
性組成物の含量はポリマー組成物全体に対して0.01
〜25重量%であることが好ましい。
菌性組成物とポリマーから主としてなる耐候性に優れた
抗菌性ポリマー組成物を提供する。本発明にかかる抗菌
性組成物の含量はポリマー組成物全体に対して0.01
〜25重量%であることが好ましい。
【0036】本発明にかかる抗菌性ポリマー組成物に使
用されるポリマーとしては非ハロゲン化有機ポリマーお
よびハロゲン化有機ポリマーの両方が本発明では使用可
能である。非ハロゲン化有機ポリマーとは合成あるいは
半合成の非ハロゲン有機ポリマーであって特に限定され
るものではない。例えばポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニ
ル アルコール、ポリカーボネート、ポリアセタール
、ABS樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリウレタ
ンエラストマー、ポリエステルエラストマー等の熱可塑
性合成高分子、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂等の熱硬化性合成ポリマー、レーヨン、キュプラ
、アセテート、トリアセテート等の再生又は半合成ポリ
マー等が挙げられる。強力な抗菌〜殺菌効果を必要とす
る場合には、例えばポリマー組成物の表面積の大きい成
型体、例えば発泡体、ネット、繊維等の成型体に加工す
ることが好ましい。かかる見地から好ましいのは有機ポ
リマーまたは繊維形成性のポリマーであって、例えばナ
イロン6、ナイロン66、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンおよびこれらの共重合体等の合成ポリマー、レーヨン
、キュプラ、アセテート、トリアセテート等の再生、ま
たは半合成ポリマーが例示される。一方本発明で使用さ
れるハロゲン化有機ポリマーも特に限定されるものでは
ないが、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビリニデン等
が示される。
用されるポリマーとしては非ハロゲン化有機ポリマーお
よびハロゲン化有機ポリマーの両方が本発明では使用可
能である。非ハロゲン化有機ポリマーとは合成あるいは
半合成の非ハロゲン有機ポリマーであって特に限定され
るものではない。例えばポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニ
ル アルコール、ポリカーボネート、ポリアセタール
、ABS樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリウレタ
ンエラストマー、ポリエステルエラストマー等の熱可塑
性合成高分子、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂等の熱硬化性合成ポリマー、レーヨン、キュプラ
、アセテート、トリアセテート等の再生又は半合成ポリ
マー等が挙げられる。強力な抗菌〜殺菌効果を必要とす
る場合には、例えばポリマー組成物の表面積の大きい成
型体、例えば発泡体、ネット、繊維等の成型体に加工す
ることが好ましい。かかる見地から好ましいのは有機ポ
リマーまたは繊維形成性のポリマーであって、例えばナ
イロン6、ナイロン66、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンおよびこれらの共重合体等の合成ポリマー、レーヨン
、キュプラ、アセテート、トリアセテート等の再生、ま
たは半合成ポリマーが例示される。一方本発明で使用さ
れるハロゲン化有機ポリマーも特に限定されるものでは
ないが、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビリニデン等
が示される。
【0037】シリカゲルを母体とした耐熱・耐候性抗菌
性組成物のポリマーへの添加混合の時期および方法は、
本発明に於ては、特に限定されるものではない。例えば
原料モノマーに混合後に重合する方法、反応中間体に混
合後に重合する方法、重合終了時のポリマーに混合する
方法、ポリマーペレットと混合または予めシリカゲルを
母体とした抗菌性組成物を含有するポリマーのマスター
バッチを試作しておき、後にこれを成型する方法、成型
用ドープ例えば紡糸原液への混合する方法等がある。本
明細書においては、これを総称して単に「ポリマーと混
合または添加混合する」と云う。使用するポリマーの物
性、工程上の特徴等を考慮して適切な方法を採用すれば
よいが、一般の場合は、成型直前に混合する方法が望ま
しい。しかしながらシリカゲルを母体とした抗菌性組成
物の分散をより好ましくするために、モノマーに混合す
る場合もある。また抗菌性組成物をポリマーに添加する
前に、予め乾燥または熱処理を、記述のように、実施す
れば好適である。抗菌性組成物の所要量をポリマーに添
加混合する場合は、用いるポリマーの特性に応じて雰囲
気(空気等の酸化性雰囲気又はN2 ,CO2 等の不
活性ガス雰囲気)、混合時の温度や混合時間等を好まし
い条件に保持すればよい。シリカゲルを母体とした抗菌
性組成物の割合は、ポリマー組成物全重量に対して0.
01〜25重量%の範囲が好ましい。上記の下限値より
、少ない範囲では一般細菌や真菌に対する抗菌〜殺菌力
が不充分な場合が多く、また上記の上限値以上では、既
に抗菌〜殺菌力は飽和してしまい添加量を増やしても抗
菌〜殺菌効果はさほど向上しない場合がある。さらに、
添加量があまりに多いとポリマー組成物の物性が悪化す
るという問題が生じる場合もある。
性組成物のポリマーへの添加混合の時期および方法は、
本発明に於ては、特に限定されるものではない。例えば
原料モノマーに混合後に重合する方法、反応中間体に混
合後に重合する方法、重合終了時のポリマーに混合する
方法、ポリマーペレットと混合または予めシリカゲルを
母体とした抗菌性組成物を含有するポリマーのマスター
バッチを試作しておき、後にこれを成型する方法、成型
用ドープ例えば紡糸原液への混合する方法等がある。本
明細書においては、これを総称して単に「ポリマーと混
合または添加混合する」と云う。使用するポリマーの物
性、工程上の特徴等を考慮して適切な方法を採用すれば
よいが、一般の場合は、成型直前に混合する方法が望ま
しい。しかしながらシリカゲルを母体とした抗菌性組成
物の分散をより好ましくするために、モノマーに混合す
る場合もある。また抗菌性組成物をポリマーに添加する
前に、予め乾燥または熱処理を、記述のように、実施す
れば好適である。抗菌性組成物の所要量をポリマーに添
加混合する場合は、用いるポリマーの特性に応じて雰囲
気(空気等の酸化性雰囲気又はN2 ,CO2 等の不
活性ガス雰囲気)、混合時の温度や混合時間等を好まし
い条件に保持すればよい。シリカゲルを母体とした抗菌
性組成物の割合は、ポリマー組成物全重量に対して0.
01〜25重量%の範囲が好ましい。上記の下限値より
、少ない範囲では一般細菌や真菌に対する抗菌〜殺菌力
が不充分な場合が多く、また上記の上限値以上では、既
に抗菌〜殺菌力は飽和してしまい添加量を増やしても抗
菌〜殺菌効果はさほど向上しない場合がある。さらに、
添加量があまりに多いとポリマー組成物の物性が悪化す
るという問題が生じる場合もある。
【0038】次に本発明にかかる抗菌性ポリマー組成物
に好適に用いられる耐熱・耐候性抗菌性組成物の粒子径
等について述べる。その粒子径については何ら制限を加
えるものではないが、用途によっては当然に好ましい範
囲がある。例えば20〜100メッシュの大きさを有す
る抗菌性組成物粒子はポリマーの混合に使用可能である
が、さらにポリマーへより均質な分散をさせるためには
さらに粒子径の細かい、例えば200〜300mesh
の粒子または微細な数μm〜数十μmの粒子を使用すれ
ばよい。抗菌性組成物粒子の粒径の調節は、出発原料の
シリカゲルの粒子径を選択するか、または調製されたシ
リカゲルを母体とする抗菌性組成物の微細化を、使用目
的に応じて粉砕機を選択して実施すればよい。本発明に
かかる抗菌性ポリマー組成物が厚みのある成型体の形で
ある場合、例えば各種の容器、パイプ、粒状体あるいは
太デニールの繊維等へ適用する場合はシリカゲルを母体
とする抗菌性組成物の粒子径は例えば数十μm、あるい
は数百μm以上でもよく、一方細デニールの繊維やフィ
ルムに成型する場合は粒子径がより小さい方が望ましく
、例えば衣料用繊維の場合は7μm以下に粒子径を保つ
ことが望ましい。
に好適に用いられる耐熱・耐候性抗菌性組成物の粒子径
等について述べる。その粒子径については何ら制限を加
えるものではないが、用途によっては当然に好ましい範
囲がある。例えば20〜100メッシュの大きさを有す
る抗菌性組成物粒子はポリマーの混合に使用可能である
が、さらにポリマーへより均質な分散をさせるためには
さらに粒子径の細かい、例えば200〜300mesh
の粒子または微細な数μm〜数十μmの粒子を使用すれ
ばよい。抗菌性組成物粒子の粒径の調節は、出発原料の
シリカゲルの粒子径を選択するか、または調製されたシ
リカゲルを母体とする抗菌性組成物の微細化を、使用目
的に応じて粉砕機を選択して実施すればよい。本発明に
かかる抗菌性ポリマー組成物が厚みのある成型体の形で
ある場合、例えば各種の容器、パイプ、粒状体あるいは
太デニールの繊維等へ適用する場合はシリカゲルを母体
とする抗菌性組成物の粒子径は例えば数十μm、あるい
は数百μm以上でもよく、一方細デニールの繊維やフィ
ルムに成型する場合は粒子径がより小さい方が望ましく
、例えば衣料用繊維の場合は7μm以下に粒子径を保つ
ことが望ましい。
【0039】本発明の耐候性を有する抗菌性ポリマー組
成物は、以下のような通常用いられる他の成分を含有し
ていても差支えない。例えば重合触媒、安定剤、耐候(
光)剤、配合剤、抗酸化剤、活性剤、つやけし剤、発泡
剤、難燃剤、改質剤、増白剤、顔料(着色剤)、無機お
よび有機フィラーおよび各種の可塑剤、滑剤を必要によ
り添加していも差支えない。また液体や有機溶剤を含有
していてもよい。また本発明にかかる抗菌性ポリマー組
成物を成型体として利用する場合、それの形状や大きさ
は特に限定されるものではない。成型体に対する抗菌〜
殺菌力の付与は、ポリマー全体に、また必要に応じて、
ポリマーに対して、部分的に行ってもよい。本発明の殺
菌性を有するポリマー組成物が成型体にあるとき、それ
の殺菌力は主として成型体の表面付近の抗菌性組成物に
左右されると考えられるので、例えば成型体を多層構造
として、その外層を抗菌〜殺菌化することも考えられる
。繊維の場合は、公知のコンジュゲート紡糸技術を利用
して芯一さや断面糸のさや成分に本発明の抗菌性ポリマ
ー組成物を使用することも可能である。
成物は、以下のような通常用いられる他の成分を含有し
ていても差支えない。例えば重合触媒、安定剤、耐候(
光)剤、配合剤、抗酸化剤、活性剤、つやけし剤、発泡
剤、難燃剤、改質剤、増白剤、顔料(着色剤)、無機お
よび有機フィラーおよび各種の可塑剤、滑剤を必要によ
り添加していも差支えない。また液体や有機溶剤を含有
していてもよい。また本発明にかかる抗菌性ポリマー組
成物を成型体として利用する場合、それの形状や大きさ
は特に限定されるものではない。成型体に対する抗菌〜
殺菌力の付与は、ポリマー全体に、また必要に応じて、
ポリマーに対して、部分的に行ってもよい。本発明の殺
菌性を有するポリマー組成物が成型体にあるとき、それ
の殺菌力は主として成型体の表面付近の抗菌性組成物に
左右されると考えられるので、例えば成型体を多層構造
として、その外層を抗菌〜殺菌化することも考えられる
。繊維の場合は、公知のコンジュゲート紡糸技術を利用
して芯一さや断面糸のさや成分に本発明の抗菌性ポリマ
ー組成物を使用することも可能である。
【0040】以下、実施例により本発明をより詳細に説
明するが、これらの実施例は、例示にすぎず、本発明の
範囲はこれにより制限を受けるものではない。
明するが、これらの実施例は、例示にすぎず、本発明の
範囲はこれにより制限を受けるものではない。
【0041】実施例
最初に、本発明にかかる抗菌性組成物を得るために用い
られる中間組成物の製造について述べる。
られる中間組成物の製造について述べる。
【0042】参考例−1
参考例−1は本発明の耐熱・耐候性抗菌性組成物を調製
する前段階で、シリカゲル母体の細孔表面にアルミノ珪
酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物の調製例に関
するものである。
する前段階で、シリカゲル母体の細孔表面にアルミノ珪
酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物の調製例に関
するものである。
【0043】B型シリカゲル(20〜40mesh;S
iO2 純分,99.8%以上)の乾燥品約170gに
対して約350mlの脱塩水が添加され、得られた混合
物は均質なシリカゲルスラリーとするため攪拌された。 次いで前記のスラリー液に対して、うすい水酸化ナトリ
ウム溶液が加えられて、それのpHは9.6に保持され
た。さらに0.3M NaAlO2 を含有する水溶
液約330mlが上記に添加され、液温を24°〜25
℃に保持して約10時間に亘って攪拌が実施された。反
応終了後、濾過が行われ得られた固相は水洗された。こ
の場合の水洗は濾液のpHが9.7に到達するまで行わ
れた。次いで、水洗を終了した固相は100°〜110
℃で乾燥されて、シリカゲル母体の細孔表面にアルミノ
珪酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物が得られた
。
iO2 純分,99.8%以上)の乾燥品約170gに
対して約350mlの脱塩水が添加され、得られた混合
物は均質なシリカゲルスラリーとするため攪拌された。 次いで前記のスラリー液に対して、うすい水酸化ナトリ
ウム溶液が加えられて、それのpHは9.6に保持され
た。さらに0.3M NaAlO2 を含有する水溶
液約330mlが上記に添加され、液温を24°〜25
℃に保持して約10時間に亘って攪拌が実施された。反
応終了後、濾過が行われ得られた固相は水洗された。こ
の場合の水洗は濾液のpHが9.7に到達するまで行わ
れた。次いで、水洗を終了した固相は100°〜110
℃で乾燥されて、シリカゲル母体の細孔表面にアルミノ
珪酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物が得られた
。
【0044】参考例−2
参考例−2は本発明の耐熱・耐候性抗菌性組成物を調製
する前段階で、シリカゲル母体の細孔表面にアルミノ珪
酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物の調製例に関
するものである。但し本例の調製条件は参考例−1のそ
れと異なる。
する前段階で、シリカゲル母体の細孔表面にアルミノ珪
酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物の調製例に関
するものである。但し本例の調製条件は参考例−1のそ
れと異なる。
【0045】本例で使用されたシリカゲル素材は参考例
−1と同一である。シリカゲルの乾燥品170gに対し
て約330mlの脱塩水が添加され、得られた混合物は
均質なシリカゲルスラリーとするために攪拌された。上
記に対して、うすい水酸化ナトリウム溶液が添加されて
、スラリー含有液のpHは9.49に保持された。次い
で、前記スラリー含有液に対して、水酸化ナトリウムと
水酸化アルミニウムの反応により得られたアルミン酸ナ
トリウム溶液約400ml(NaAlO2 として約6
0g含有液)が添加され、得られた内容物は、24°〜
25℃の温度下で、約8時間に亘って攪拌された。固相
の反応生成物が沈降された後、濾過が実施された。次い
で固相は水洗された。この場合の水洗は固相のpHが9
.8に到達するまで行われた。水洗品は100°〜11
0℃で乾燥されて、シリカゲル母体の細孔表面にアルミ
ノ珪酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物が得られ
た。 参考例−3 参考例−3は本発明の耐熱・耐候性抗菌性組成物を調製
する前段階で、シリカゲル母体の細孔表面にアルミノ珪
酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物の調製例に関
するものである。但し本例の調製条件は参考例−1およ
び参考例−2のそれと異なるものであり、高温下で反応
が実施された。
−1と同一である。シリカゲルの乾燥品170gに対し
て約330mlの脱塩水が添加され、得られた混合物は
均質なシリカゲルスラリーとするために攪拌された。上
記に対して、うすい水酸化ナトリウム溶液が添加されて
、スラリー含有液のpHは9.49に保持された。次い
で、前記スラリー含有液に対して、水酸化ナトリウムと
水酸化アルミニウムの反応により得られたアルミン酸ナ
トリウム溶液約400ml(NaAlO2 として約6
0g含有液)が添加され、得られた内容物は、24°〜
25℃の温度下で、約8時間に亘って攪拌された。固相
の反応生成物が沈降された後、濾過が実施された。次い
で固相は水洗された。この場合の水洗は固相のpHが9
.8に到達するまで行われた。水洗品は100°〜11
0℃で乾燥されて、シリカゲル母体の細孔表面にアルミ
ノ珪酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物が得られ
た。 参考例−3 参考例−3は本発明の耐熱・耐候性抗菌性組成物を調製
する前段階で、シリカゲル母体の細孔表面にアルミノ珪
酸塩よりなる無抗菌層を有する中間組成物の調製例に関
するものである。但し本例の調製条件は参考例−1およ
び参考例−2のそれと異なるものであり、高温下で反応
が実施された。
【0046】本例で使用されたシリカゲル素材は参考例
−1と同一である。シリカゲルの乾燥品170gに対し
て、約350mlの脱塩水が添加されて得られた混合物
は均質シリカゲルスラリーとするため攪拌された。次い
で前記の混合物に対して、うすい水酸化ナトリウム溶液
が加えられ、スラリー含有液のpHは9.6に調節され
た。前記に対してNaAlO2 として40gを含有す
るアルミン酸ナトリウム水溶液が400ml添加された
後、液温を60℃±0.1℃に保持して、6時間に亘っ
て攪拌が実施された。固相の反応生成物が沈降された後
濾過が行われ、得られた固相は水洗された。この場合、
水洗は濾液のpHが9.8付近に到達するまで実施され
、次いで水洗品は100°〜110℃で乾燥されて、シ
リカゲル母体の細孔表面にアルミノ珪酸塩よりなる無抗
菌層を有する中間組成物が得られた。
−1と同一である。シリカゲルの乾燥品170gに対し
て、約350mlの脱塩水が添加されて得られた混合物
は均質シリカゲルスラリーとするため攪拌された。次い
で前記の混合物に対して、うすい水酸化ナトリウム溶液
が加えられ、スラリー含有液のpHは9.6に調節され
た。前記に対してNaAlO2 として40gを含有す
るアルミン酸ナトリウム水溶液が400ml添加された
後、液温を60℃±0.1℃に保持して、6時間に亘っ
て攪拌が実施された。固相の反応生成物が沈降された後
濾過が行われ、得られた固相は水洗された。この場合、
水洗は濾液のpHが9.8付近に到達するまで実施され
、次いで水洗品は100°〜110℃で乾燥されて、シ
リカゲル母体の細孔表面にアルミノ珪酸塩よりなる無抗
菌層を有する中間組成物が得られた。
【0047】参考例−1〜3で得られたシリカゲルの細
孔表面に無抗菌層を有する中間組成物の少量は350℃
付近にて減圧加熱されて無水物とされた。次いで、それ
の2〜3gが精秤されて、これは加温されたうすい硝酸
溶液(2〜2.5NHNO3 )で処理されて、固相に
存在するナトリウムおよびアルミニウムは水溶液相に溶
出された。溶出液中の前記金属は原子吸光法により定量
されて第1表記載の結果が得られた。
孔表面に無抗菌層を有する中間組成物の少量は350℃
付近にて減圧加熱されて無水物とされた。次いで、それ
の2〜3gが精秤されて、これは加温されたうすい硝酸
溶液(2〜2.5NHNO3 )で処理されて、固相に
存在するナトリウムおよびアルミニウムは水溶液相に溶
出された。溶出液中の前記金属は原子吸光法により定量
されて第1表記載の結果が得られた。
【0048】
【0049】参考例−1〜3で得られた、無水の中間組
成物中のナトリウムおよびアルミニウムの含有量並びに
両者のモル比を表−1に記載した。これらの金属は何れ
も無抗菌層に存在している。ナトリウム(イオン交換可
能の金属)の存在量は、中間組成物中何れも6%以下で
あり、これはナトリウム量が無水の該組成物1g当たり
2.6ミリモル以下に相当することを示している。
成物中のナトリウムおよびアルミニウムの含有量並びに
両者のモル比を表−1に記載した。これらの金属は何れ
も無抗菌層に存在している。ナトリウム(イオン交換可
能の金属)の存在量は、中間組成物中何れも6%以下で
あり、これはナトリウム量が無水の該組成物1g当たり
2.6ミリモル以下に相当することを示している。
【0050】既述したように、最終的に得られる抗菌性
組成物の耐熱・耐候性抗性を優れたものにするためには
、中間組成物の無抗菌層中のアルカリ金属を一定量以下
に抑える必要がある。前述の参考例1〜3の中間組成物
では、何れも、好ましい範囲にアルカリ金属量は入って
いる。
組成物の耐熱・耐候性抗性を優れたものにするためには
、中間組成物の無抗菌層中のアルカリ金属を一定量以下
に抑える必要がある。前述の参考例1〜3の中間組成物
では、何れも、好ましい範囲にアルカリ金属量は入って
いる。
【0051】実施例−1
実施例−1は殺菌作用を有する銀イオンをアルミノ珪酸
塩よりなる層にイオン結合により安定に固定せしめたシ
リカゲルを母体とする耐熱・耐候性抗菌性組成物の調製
法に関するものである。
塩よりなる層にイオン結合により安定に固定せしめたシ
リカゲルを母体とする耐熱・耐候性抗菌性組成物の調製
法に関するものである。
【0052】本実施例においては、参考例−1で調製さ
れた中間組成物が使用された。すなわち上記の中間組成
物の乾燥品100gに対して硝酸銀水溶液(約60g
AgNO3 /l H2 O)が添加された。得ら
れた混合液のpHは4.1に調整され、次いで60℃に
加温され、同温度に約3時間、攪拌された。前述のイオ
ン交換反応が終了した後、濾過が行われ、次いで得られ
た固相は水洗された。この際の水洗は固相に存在する過
剰の銀イオンが除去されるまで実施された。引続き固相
は100°〜110℃で乾燥されてシリカゲルを母体と
する耐熱・耐候性抗菌性組成物が調製された。
れた中間組成物が使用された。すなわち上記の中間組成
物の乾燥品100gに対して硝酸銀水溶液(約60g
AgNO3 /l H2 O)が添加された。得ら
れた混合液のpHは4.1に調整され、次いで60℃に
加温され、同温度に約3時間、攪拌された。前述のイオ
ン交換反応が終了した後、濾過が行われ、次いで得られ
た固相は水洗された。この際の水洗は固相に存在する過
剰の銀イオンが除去されるまで実施された。引続き固相
は100°〜110℃で乾燥されてシリカゲルを母体と
する耐熱・耐候性抗菌性組成物が調製された。
【0053】本実施例で得られた抗菌性組成物のSSA
およびPVは、それぞれ322m2 /gおよび0.6
8cm3 /g(何れも無水基準)であった。また本抗
菌性組成物中の銀およびナトリウム量はそれぞれ5.2
0%と1.23%(無水基準)であった。この銀及びナ
トリウムの量はそれぞれ0.47及び0.53当量分率
に相当する。前記の銀量は無水の抗菌性組成物100m
2 当たり、0.15ミリモル銀に相当する。これは、
抗菌性組成物中の銀含有量とそれのSSA値より容易に
算出される。なお前述の銀は抗菌層に、イオン結合によ
り安定に固定されて存在することはいうまでもない。得
られたサンプルを以後サンプルS−2と呼ぶ。さらに、
サンプル−S−1,S−3及びS−5が、参考例−1で
得られた中間組成物を使用し、硝酸銀溶液の濃度が異な
る他は同様の方法により調整された。また、抗菌金属と
して銀及び亜鉛を含むサンプルS−4が参考例−1で得
られた中間組成物を使用し、硝酸銀−硝酸亜鉛混合液と
のイオン交換を実施して、抗菌層に銀と亜鉛を固定する
ことにより調整された。
およびPVは、それぞれ322m2 /gおよび0.6
8cm3 /g(何れも無水基準)であった。また本抗
菌性組成物中の銀およびナトリウム量はそれぞれ5.2
0%と1.23%(無水基準)であった。この銀及びナ
トリウムの量はそれぞれ0.47及び0.53当量分率
に相当する。前記の銀量は無水の抗菌性組成物100m
2 当たり、0.15ミリモル銀に相当する。これは、
抗菌性組成物中の銀含有量とそれのSSA値より容易に
算出される。なお前述の銀は抗菌層に、イオン結合によ
り安定に固定されて存在することはいうまでもない。得
られたサンプルを以後サンプルS−2と呼ぶ。さらに、
サンプル−S−1,S−3及びS−5が、参考例−1で
得られた中間組成物を使用し、硝酸銀溶液の濃度が異な
る他は同様の方法により調整された。また、抗菌金属と
して銀及び亜鉛を含むサンプルS−4が参考例−1で得
られた中間組成物を使用し、硝酸銀−硝酸亜鉛混合液と
のイオン交換を実施して、抗菌層に銀と亜鉛を固定する
ことにより調整された。
【0054】実施例−2,3
実施例−2および3は殺菌作用を有する、それぞれ銅イ
オンと亜鉛イオンをアルミノ珪酸塩よりなる層にイオン
結合により安定に固定せしめたシリカゲルを母体とする
耐熱・耐候性抗菌性組成物の調製法に関するものである
。
オンと亜鉛イオンをアルミノ珪酸塩よりなる層にイオン
結合により安定に固定せしめたシリカゲルを母体とする
耐熱・耐候性抗菌性組成物の調製法に関するものである
。
【0055】実施例2および3においては参考例−1で
調製された中間組成物が使用された。前記の中間組成物
の乾燥品約30gに対して、0.4M CuSO4
溶液160ml(実施例−2)または0.38M Z
nSO4溶液150ml(実施例−3)が添加され、得
られた混合液のpHは、何れも3.9に調整された。次
いで液温は25℃に保持されて、約4時間に亘る攪拌が
行われてイオン交換反応が実施された。引続き濾過が行
われ、得られた固相は水洗された。この場合の水洗は固
相に存在する銅イオン(実施例−2)または亜鉛イオン
(実施例−3)がなくなるまで行われた。水洗終了後、
固相は100°〜110℃にて乾燥されて本発明にかか
るシリカゲルを母体として、それの細孔表面に銅イオン
または亜鉛イオンの抗菌金属イオンを保持する抗菌層を
有する本発明の耐熱・耐候性抗菌性組成物が調製された
。
調製された中間組成物が使用された。前記の中間組成物
の乾燥品約30gに対して、0.4M CuSO4
溶液160ml(実施例−2)または0.38M Z
nSO4溶液150ml(実施例−3)が添加され、得
られた混合液のpHは、何れも3.9に調整された。次
いで液温は25℃に保持されて、約4時間に亘る攪拌が
行われてイオン交換反応が実施された。引続き濾過が行
われ、得られた固相は水洗された。この場合の水洗は固
相に存在する銅イオン(実施例−2)または亜鉛イオン
(実施例−3)がなくなるまで行われた。水洗終了後、
固相は100°〜110℃にて乾燥されて本発明にかか
るシリカゲルを母体として、それの細孔表面に銅イオン
または亜鉛イオンの抗菌金属イオンを保持する抗菌層を
有する本発明の耐熱・耐候性抗菌性組成物が調製された
。
【0056】本願の抗菌性組成物の調製に際して、実施
例−1,2および3では、参考例−1で調製されたシリ
カゲル母体の細孔表面に無抗菌層を有する中間組成物が
使用された。前記中間組成物中のイオン交換可能なナト
リウム含量は2.35%であり、これは無抗菌層に存在
している。かかる低含量のナトリウムを保持した中間組
成物と抗菌性金属、含有液を用いて前記組成物中のナト
リウムイオンとのイオン交換を実施して最終的に得られ
る抗菌性組成物中のナトリウム含有量は、既述したよう
に上記の2.35%より、少なくなることは当然である
。例えば実施例1で得られた耐熱・耐候性抗菌性組成物
中のナトリウムは1.23%(無水基準)であり、これ
は抗菌層に存在することはいうまでもない。かかる低含
量のナトリウムは抗菌性組成物の耐熱性や耐候性の改善
に寄与している。また本願の低含量のナトリウムを含有
してなる抗菌性組成物を含む抗菌性ポリマーの耐候性は
著しく増大する利点がある。実施例2及び3で得られた
サンプルを以後それぞれS−7及びS−6と呼ぶ。
例−1,2および3では、参考例−1で調製されたシリ
カゲル母体の細孔表面に無抗菌層を有する中間組成物が
使用された。前記中間組成物中のイオン交換可能なナト
リウム含量は2.35%であり、これは無抗菌層に存在
している。かかる低含量のナトリウムを保持した中間組
成物と抗菌性金属、含有液を用いて前記組成物中のナト
リウムイオンとのイオン交換を実施して最終的に得られ
る抗菌性組成物中のナトリウム含有量は、既述したよう
に上記の2.35%より、少なくなることは当然である
。例えば実施例1で得られた耐熱・耐候性抗菌性組成物
中のナトリウムは1.23%(無水基準)であり、これ
は抗菌層に存在することはいうまでもない。かかる低含
量のナトリウムは抗菌性組成物の耐熱性や耐候性の改善
に寄与している。また本願の低含量のナトリウムを含有
してなる抗菌性組成物を含む抗菌性ポリマーの耐候性は
著しく増大する利点がある。実施例2及び3で得られた
サンプルを以後それぞれS−7及びS−6と呼ぶ。
【0057】S−7の抗菌性組成物中の銅およびナトリ
ウム含有量はそれぞれ2.04%と0.90%(無水基
準)であった。前記の銅量は無水の抗菌性組成物100
m2 当たり、0.01ミリモル銅に相当する。一方実
施例−3の抗菌性組成物中の亜鉛およびナトリウム含有
量はそれぞれ1.27%と1.45%(無水基準)であ
った。前記の亜鉛量は無水の抗菌性組成物100m2
当たり0.06ミリモル亜鉛に相当する。これらの銅や
亜鉛の抗菌金属は、イオン結合により安定に固定化され
て抗菌層に存在することはいうまでもない。
ウム含有量はそれぞれ2.04%と0.90%(無水基
準)であった。前記の銅量は無水の抗菌性組成物100
m2 当たり、0.01ミリモル銅に相当する。一方実
施例−3の抗菌性組成物中の亜鉛およびナトリウム含有
量はそれぞれ1.27%と1.45%(無水基準)であ
った。前記の亜鉛量は無水の抗菌性組成物100m2
当たり0.06ミリモル亜鉛に相当する。これらの銅や
亜鉛の抗菌金属は、イオン結合により安定に固定化され
て抗菌層に存在することはいうまでもない。
【0058】実施例2及び3で調製される銅や亜鉛を含
有する本発明の抗菌性組成物は、本願においては、通常
銀を含有する抗菌性組成物と併用される。また抗菌金属
を複合した抗菌性組成物(例:Ag−CuやAg−Zn
を複合した組成物)の調製に際しては、既述の方法で無
抗菌層を奏する中間組成物と銀と他の抗菌金属を含む溶
液のイオン交換を実施すればよい。
有する本発明の抗菌性組成物は、本願においては、通常
銀を含有する抗菌性組成物と併用される。また抗菌金属
を複合した抗菌性組成物(例:Ag−CuやAg−Zn
を複合した組成物)の調製に際しては、既述の方法で無
抗菌層を奏する中間組成物と銀と他の抗菌金属を含む溶
液のイオン交換を実施すればよい。
【0059】実施例4
参考例−3で得られた中間組成物(20〜40メッシュ
)の乾燥品約30gに対して水が約100ml添加され
た。得られた混合液は攪拌下に保持されて、それのpH
は約4に調節された。上記の混合液に対して硝酸銀溶液
(3g AgNO3 /80ml H2 O)が加
えられて、イオン交換反応が、室温下で約4時間にわた
って、攪拌下に実施された。次いで常法により得られた
銀を含有する抗菌性組成物の濾過、洗条、乾燥が行われ
た。得られたサンプルを、以後S−8と呼ぶ。サンプル
S−1〜S−8の特性の一覧を表2に示す。
)の乾燥品約30gに対して水が約100ml添加され
た。得られた混合液は攪拌下に保持されて、それのpH
は約4に調節された。上記の混合液に対して硝酸銀溶液
(3g AgNO3 /80ml H2 O)が加
えられて、イオン交換反応が、室温下で約4時間にわた
って、攪拌下に実施された。次いで常法により得られた
銀を含有する抗菌性組成物の濾過、洗条、乾燥が行われ
た。得られたサンプルを、以後S−8と呼ぶ。サンプル
S−1〜S−8の特性の一覧を表2に示す。
【0060】
【0061】次に、得られたサンプルの抗菌性について
の評価を行った。
の評価を行った。
【0062】抗菌力の評価法
抗菌性組成物の抗菌力の評価法として本願では(1)発
育阻止帯の形成試験、(2)最小発育阻止濃度(MIC
)の測定および(3)シエークフラスコ法(SF法繊維
製品衛生加工協議会)による菌数の経時変化の測定が行
われた。なお抗菌力の評価に際して使用された菌株は次
の如きものである。
育阻止帯の形成試験、(2)最小発育阻止濃度(MIC
)の測定および(3)シエークフラスコ法(SF法繊維
製品衛生加工協議会)による菌数の経時変化の測定が行
われた。なお抗菌力の評価に際して使用された菌株は次
の如きものである。
【0063】
Escherichia coli
IFO−12734 Staphy
lococcus aureus IFO−1
2732 Pseudomonas aerugi
nosa IFO−12689 Aspergil
lus niger IFO
−31125 Bacillus subtili
s IFO−13719また培
地としては下記が使用された。
IFO−12734 Staphy
lococcus aureus IFO−1
2732 Pseudomonas aerugi
nosa IFO−12689 Aspergil
lus niger IFO
−31125 Bacillus subtili
s IFO−13719また培
地としては下記が使用された。
【0064】細菌:Mueller Hinton
2(BBL) 真菌:Sabouraud Dextrose A
gar(BBL) (1)発育阻止帯の形成試験 被検物質を100mg/mlの濃度に懸濁しディスク(
disk;直径13mm)にしみこませた。被検菌はリ
ン酸緩衝液(1/15M,pH=7.2)に108
cells/ml遊離させ、その0.1mlをコンラ
ージ棒で分散させ、被検ディスクをその上にはりつけて
阻止帯の形成の有無を調べた。本試験に際して使用され
た菌株や培地は前記の如くである。
2(BBL) 真菌:Sabouraud Dextrose A
gar(BBL) (1)発育阻止帯の形成試験 被検物質を100mg/mlの濃度に懸濁しディスク(
disk;直径13mm)にしみこませた。被検菌はリ
ン酸緩衝液(1/15M,pH=7.2)に108
cells/ml遊離させ、その0.1mlをコンラ
ージ棒で分散させ、被検ディスクをその上にはりつけて
阻止帯の形成の有無を調べた。本試験に際して使用され
た菌株や培地は前記の如くである。
【0065】(2)最小発育阻止濃度(MIC)の測定
(i)細菌の菌液の調製−普通寒天培地で37℃にて1
8時間培養した試験菌体をリン酸緩衝液(1/15M,
pH=7.2)に遊離させ、108 cells/ml
の懸濁液を調製し、適時これを希釈して試験に用いた。
(i)細菌の菌液の調製−普通寒天培地で37℃にて1
8時間培養した試験菌体をリン酸緩衝液(1/15M,
pH=7.2)に遊離させ、108 cells/ml
の懸濁液を調製し、適時これを希釈して試験に用いた。
【0066】(ii)真菌の菌液の調製−ポテトデキス
トロース寒天斜面培地で25℃にて7日間培養した試験
菌の分生子を滅菌0.05%ポリソルベート80を加え
た生理食塩水に遊離させて107 cells/mlの
懸濁液を調製し、適時これを希釈して試験に用いた。
トロース寒天斜面培地で25℃にて7日間培養した試験
菌の分生子を滅菌0.05%ポリソルベート80を加え
た生理食塩水に遊離させて107 cells/mlの
懸濁液を調製し、適時これを希釈して試験に用いた。
【0067】(iii)MICの測定−被検物質をリン
酸緩衝液中に2×104 ppmの濃度になるように懸
濁し、それを2倍希釈し10段階の濃度勾配を作り、各
1mlをシャーレに分注し寒天培地9mlで混釈し固め
、被検菌を画線し48時間後に判定した。なおMICの
測定に際して使用された菌株ならびに培地は前記の如く
である。
酸緩衝液中に2×104 ppmの濃度になるように懸
濁し、それを2倍希釈し10段階の濃度勾配を作り、各
1mlをシャーレに分注し寒天培地9mlで混釈し固め
、被検菌を画線し48時間後に判定した。なおMICの
測定に際して使用された菌株ならびに培地は前記の如く
である。
【0068】(3)菌数の経時変化の測定菌数の経時変
化の測定はシエークフラスコ法(SF法)により実施さ
れた。
化の測定はシエークフラスコ法(SF法)により実施さ
れた。
【0069】(i)真菌の菌液の調製−2項のMIC測
定の(ii)と同一の方法による (ii)細菌の菌液の調製−2項のMIC測定の(i)
と同一の方法による (iii)SF法による試験法−所定量の被検物質を含
むリン酸緩衝液50mlまたは100mlを入れた20
0ml−三角フラスコに対して、試験菌懸濁液を105
または106 cells/mlになるように加えた
。次いで得られた内容物は25℃にて所定時間振とうさ
れて菌数の経時変化の測定が実施された。なおSF法に
よる試験に際しては使用された菌株ならびに培地は前述
の如くである。
定の(ii)と同一の方法による (ii)細菌の菌液の調製−2項のMIC測定の(i)
と同一の方法による (iii)SF法による試験法−所定量の被検物質を含
むリン酸緩衝液50mlまたは100mlを入れた20
0ml−三角フラスコに対して、試験菌懸濁液を105
または106 cells/mlになるように加えた
。次いで得られた内容物は25℃にて所定時間振とうさ
れて菌数の経時変化の測定が実施された。なおSF法に
よる試験に際しては使用された菌株ならびに培地は前述
の如くである。
【0070】阻止帯の形成試験
前記サンプルS−1〜S−4を使用してEscheri
chia coli,pseudomonas a
eruginosa,staphylococcusa
ureusおよびBacillus subtili
sの一般細菌に対して阻止帯の形成試験を行った所、何
れの前記細菌に対しても阻止帯の形成が確認された。一
方真菌としてAsperygillus niger
を用い、抗菌性組成物としてはS−1〜S−4を使用し
て、阻止帯の形成試験を行った所、それの形成が確認さ
れた(表−3参照)。表−3に示したように、P−1検
体(参考例−1;シリカゲル母体の細孔表面に無抗菌層
を有する中間組成物お微粉末)やP−2検体(参考例−
1〜3で使用されたシリカゲル原料素材の微粉末)は何
れも空試験用の検体であり、これらの検体使用時は、細
菌や真菌の阻止帯の形成は見られなかった。
chia coli,pseudomonas a
eruginosa,staphylococcusa
ureusおよびBacillus subtili
sの一般細菌に対して阻止帯の形成試験を行った所、何
れの前記細菌に対しても阻止帯の形成が確認された。一
方真菌としてAsperygillus niger
を用い、抗菌性組成物としてはS−1〜S−4を使用し
て、阻止帯の形成試験を行った所、それの形成が確認さ
れた(表−3参照)。表−3に示したように、P−1検
体(参考例−1;シリカゲル母体の細孔表面に無抗菌層
を有する中間組成物お微粉末)やP−2検体(参考例−
1〜3で使用されたシリカゲル原料素材の微粉末)は何
れも空試験用の検体であり、これらの検体使用時は、細
菌や真菌の阻止帯の形成は見られなかった。
【0071】
【0072】P−1〜S−4:本発明の抗菌性組成物の
微粉末 P−1 :シリカゲル母体の細孔表面に
無抗菌層を有する中間組成物の微粉末(参考例−1)P
−2 :シリカゲル原料素材の微粉末(
参考例1〜3で使用した素材) S−1検体では、無水の抗菌性組成物中の銀含有量は前
者の方が後者より高いにかゝわらず、Escheric
hia coliやPseudomonasaeru
ginosaに対しては、何れの検体でもMIC値は7
.8ppmであり、一方staphylococcus
aureusに対して、S−1およびS−2検体使
用時のMIC値は何れも15.6ppmであった。また
、Aspergillus nigerに対してS−
1およびS−2検体使用時はMIC値は何れも15.6
ppmであった。さらにBacillus subt
ilisに対してS−1検体ではMIC値として7.8
ppmが、またS−2検体では15.6ppmが得られ
た。MIC測定時の誤差を考慮に入れれば、S−1およ
びS−2を使用して細菌や真菌に対して得られたMIC
値は両者検体ではほゞ同じだと考えられる。S−5検体
はS−1およびS−2検体に比較して銀含有量がより少
ない。 従ってS−5検体の細菌や真菌に対するMIC値は、表
−5に記載したように、S−1やS−2を用いて得られ
たMIC値よりも大きな値を示している。なお本発明の
抗菌性組成物のMIC値と比較するため、3種類の公知
の抗菌性ゼオライト(O−1,O−2およびO−3)の
MIC値を表−5に示した。
微粉末 P−1 :シリカゲル母体の細孔表面に
無抗菌層を有する中間組成物の微粉末(参考例−1)P
−2 :シリカゲル原料素材の微粉末(
参考例1〜3で使用した素材) S−1検体では、無水の抗菌性組成物中の銀含有量は前
者の方が後者より高いにかゝわらず、Escheric
hia coliやPseudomonasaeru
ginosaに対しては、何れの検体でもMIC値は7
.8ppmであり、一方staphylococcus
aureusに対して、S−1およびS−2検体使
用時のMIC値は何れも15.6ppmであった。また
、Aspergillus nigerに対してS−
1およびS−2検体使用時はMIC値は何れも15.6
ppmであった。さらにBacillus subt
ilisに対してS−1検体ではMIC値として7.8
ppmが、またS−2検体では15.6ppmが得られ
た。MIC測定時の誤差を考慮に入れれば、S−1およ
びS−2を使用して細菌や真菌に対して得られたMIC
値は両者検体ではほゞ同じだと考えられる。S−5検体
はS−1およびS−2検体に比較して銀含有量がより少
ない。 従ってS−5検体の細菌や真菌に対するMIC値は、表
−5に記載したように、S−1やS−2を用いて得られ
たMIC値よりも大きな値を示している。なお本発明の
抗菌性組成物のMIC値と比較するため、3種類の公知
の抗菌性ゼオライト(O−1,O−2およびO−3)の
MIC値を表−5に示した。
【0073】尚、O−1〜O−3及び後述のO−4,O
−5の特性を表4に示す。
−5の特性を表4に示す。
【0074】
【0075】MICの測定
次に典型的な本発明のシリカゲルを母体とする耐熱・耐
候性抗菌性組成物の最小発育阻止濃度(MIC)の測定
を、既述した方法により、実施して、表−5に記載した
結果が得られた。
候性抗菌性組成物の最小発育阻止濃度(MIC)の測定
を、既述した方法により、実施して、表−5に記載した
結果が得られた。
【0076】
【0077】本発明の抗菌性組成物・・・S−1,S−
2,S−5及びS−8;抗菌性ゼオライト・・・O−1
,O−2及びO−3。
2,S−5及びS−8;抗菌性ゼオライト・・・O−1
,O−2及びO−3。
【0078】表記したように、細菌や真菌に対するMI
C値は、公知の抗菌性ゼオライト(O−1,O−2およ
びO−3)より本発明のシリカゲル母体の細孔表面に抗
菌層を有する耐熱・耐候性抗菌性組成物(S−1,S−
2およびS−5)を使用することにより、より小さくな
る。すなわち、前者に比較して後者はより優れた抗菌剤
である。公知の抗菌性ゼオライトO−3中のAg含量は
3.3%であり、一方本発明の抗菌性組成物S−5中の
Ag含量は、前述したように、1.94%である。Es
cherichia coli,pseudomon
as aeruginosaおよびstaphylo
coccus aureusに対するMIC値は、S
−5の方がO−3を使用したより、より小さくなってい
る。同じようなMIC値の傾向が真菌(Aspergi
llus niger)についても見られ、S−5の
方がO−3使用時よりMIC値は小さくなっている。抗
菌剤中の銀含有量から見ればO−3>S−5であるにか
ゝわらず細菌や真菌に対するMIC値は、予想に反して
、O−3>S−5である。MIC測定例よりわかるよう
に、本発明の抗菌性組成物は公知の抗菌性ゼオライトに
比較して、抗菌能が著しく優れている。かゝる両者の抗
菌能の差異は本質的な両者抗菌剤の構造的差異に起因す
る。
C値は、公知の抗菌性ゼオライト(O−1,O−2およ
びO−3)より本発明のシリカゲル母体の細孔表面に抗
菌層を有する耐熱・耐候性抗菌性組成物(S−1,S−
2およびS−5)を使用することにより、より小さくな
る。すなわち、前者に比較して後者はより優れた抗菌剤
である。公知の抗菌性ゼオライトO−3中のAg含量は
3.3%であり、一方本発明の抗菌性組成物S−5中の
Ag含量は、前述したように、1.94%である。Es
cherichia coli,pseudomon
as aeruginosaおよびstaphylo
coccus aureusに対するMIC値は、S
−5の方がO−3を使用したより、より小さくなってい
る。同じようなMIC値の傾向が真菌(Aspergi
llus niger)についても見られ、S−5の
方がO−3使用時よりMIC値は小さくなっている。抗
菌剤中の銀含有量から見ればO−3>S−5であるにか
ゝわらず細菌や真菌に対するMIC値は、予想に反して
、O−3>S−5である。MIC測定例よりわかるよう
に、本発明の抗菌性組成物は公知の抗菌性ゼオライトに
比較して、抗菌能が著しく優れている。かゝる両者の抗
菌能の差異は本質的な両者抗菌剤の構造的差異に起因す
る。
【0079】菌数の経時変化の測定
さらに両抗菌剤を用いて、種々の条件下で、細菌や真菌
の経時変化(死滅率)の測定が行われた。その結果本発
明の抗菌性組成物と公知の抗菌性ゼオライトでは、驚く
程の顕著の差異が経時変化の測定で見られた。すなわち
前者は後者に比較して殺菌速度が極めて大きいことが、
本発明者により初めて確認された。以下に試験例を示し
て説明する。
の経時変化(死滅率)の測定が行われた。その結果本発
明の抗菌性組成物と公知の抗菌性ゼオライトでは、驚く
程の顕著の差異が経時変化の測定で見られた。すなわち
前者は後者に比較して殺菌速度が極めて大きいことが、
本発明者により初めて確認された。以下に試験例を示し
て説明する。
【0080】
【0081】本発明の抗菌性組成物と公知の抗菌性ゼオ
ライトとの抗菌力を比較する目的で、表−6に示した試
験条件のもとで、SF法によるAspergillus
nigerの経時変化の測定が行われた。表記した
試験−6は対照用であり、抗菌剤を含まぬ空試験に関す
るものである。試験1および2は本発明の抗菌性組成物
の微粉末S−3の使用量を、表記のように保持した試験
であり、何れの試験でもAspergillus n
iger真菌は5分で完全に死滅している。一方試験−
3,4および5は公知の抗菌性ゼオライトO−1の使用
量をかえてAspergillus nigerの菌
数の経時変化を測定したものである。試験−3ではO−
1,50mg/50ml(Ag−1.7mg;Cu=3
.1mg)を使用しているが、20分の経過時のAsp
ergillus nigerの生菌数は5.7×1
05 個/mlまた1時間の経過時では8.1×104
個/mlであり、さらに3時間の経過時では生菌数は
3.9×103 個/ml(死滅率として99.8%に
相当する)である。さらに試験−4では試験−3よりO
−1の使用量を増大した試験(125mg/50ml:
Ag=4.3mg;Cu=7.8mg)を行っているが
、3時間の経過でも試験−3と同様に、Aspergi
llus nigerは依然100%死滅しておらず
、生菌数は7.4×102 個/mlである。これは死
滅率99.96%に相当する。さらに試験−5ではO−
1を試験−4より増大して使用(O−1:200mg/
50ml;Ag=6.8mg;Cu=12.4mg;D
av=3μm)しているにもかゝわらず、20分経過時
のAspergillus nigerの生菌数は2
.1×105 個/ml(死滅率87.65%)である
。さらに3時間経過時でも、同菌は完全に死滅しなおら
ず、依然8.9×10個/ml(死滅率99.99%)
生存している。S−3を用いた試験−1では既述のよう
に、抗菌金属(Ag)の含有量は1.6mgである。一
方試験−3において抗菌性ゼオライト(O−1)は抗菌
金属としてAg=1.7mg、Cu=3.1mgを含有
している。両者の試験結果を比較すれば、本発明の抗菌
性組成物は抗菌性ゼオライトより殺菌速度が圧倒的に大
きいことが判明する。 さらに試験−2においては、S−3 250mg/5
0ml(Ag=4mg)が使用され、Aspergil
lus nigerの死滅率は5分で100%である
。一方試験−4のO−1 125mg/50ml(A
g=4.3mg;Cu=7.8mg)を用いた場合は、
上記の真菌は、3時間経過時点で依然7.4×102
個/ml生存しており、
ライトとの抗菌力を比較する目的で、表−6に示した試
験条件のもとで、SF法によるAspergillus
nigerの経時変化の測定が行われた。表記した
試験−6は対照用であり、抗菌剤を含まぬ空試験に関す
るものである。試験1および2は本発明の抗菌性組成物
の微粉末S−3の使用量を、表記のように保持した試験
であり、何れの試験でもAspergillus n
iger真菌は5分で完全に死滅している。一方試験−
3,4および5は公知の抗菌性ゼオライトO−1の使用
量をかえてAspergillus nigerの菌
数の経時変化を測定したものである。試験−3ではO−
1,50mg/50ml(Ag−1.7mg;Cu=3
.1mg)を使用しているが、20分の経過時のAsp
ergillus nigerの生菌数は5.7×1
05 個/mlまた1時間の経過時では8.1×104
個/mlであり、さらに3時間の経過時では生菌数は
3.9×103 個/ml(死滅率として99.8%に
相当する)である。さらに試験−4では試験−3よりO
−1の使用量を増大した試験(125mg/50ml:
Ag=4.3mg;Cu=7.8mg)を行っているが
、3時間の経過でも試験−3と同様に、Aspergi
llus nigerは依然100%死滅しておらず
、生菌数は7.4×102 個/mlである。これは死
滅率99.96%に相当する。さらに試験−5ではO−
1を試験−4より増大して使用(O−1:200mg/
50ml;Ag=6.8mg;Cu=12.4mg;D
av=3μm)しているにもかゝわらず、20分経過時
のAspergillus nigerの生菌数は2
.1×105 個/ml(死滅率87.65%)である
。さらに3時間経過時でも、同菌は完全に死滅しなおら
ず、依然8.9×10個/ml(死滅率99.99%)
生存している。S−3を用いた試験−1では既述のよう
に、抗菌金属(Ag)の含有量は1.6mgである。一
方試験−3において抗菌性ゼオライト(O−1)は抗菌
金属としてAg=1.7mg、Cu=3.1mgを含有
している。両者の試験結果を比較すれば、本発明の抗菌
性組成物は抗菌性ゼオライトより殺菌速度が圧倒的に大
きいことが判明する。 さらに試験−2においては、S−3 250mg/5
0ml(Ag=4mg)が使用され、Aspergil
lus nigerの死滅率は5分で100%である
。一方試験−4のO−1 125mg/50ml(A
g=4.3mg;Cu=7.8mg)を用いた場合は、
上記の真菌は、3時間経過時点で依然7.4×102
個/ml生存しており、
【0082】
【0083】
【0084】完全に死滅していない。抗菌金属の含有量
は試験−4の方が試験−2より多いにかゝわらず、抗菌
能は後者方が遙かに優れている。すなわち後者の試験−
2に使用したS−3の本発明の抗菌性組成物は公知抗菌
性ゼオライトに比較して、殺菌速度が極端に大である驚
くべき事実が本発明者により始めて発見された。
は試験−4の方が試験−2より多いにかゝわらず、抗菌
能は後者方が遙かに優れている。すなわち後者の試験−
2に使用したS−3の本発明の抗菌性組成物は公知抗菌
性ゼオライトに比較して、殺菌速度が極端に大である驚
くべき事実が本発明者により始めて発見された。
【0085】次にシリカゲル母体の細孔表面に抗菌金属
として、亜鉛を含有する抗菌金属を有する耐熱・耐候性
抗菌性組成物の抗菌力の評価試験をSF法によって実施
した。その結果を表−7に表示した。サンプルとしてS
−6が使用され、これはBacillus subt
ilisに対して表記したような殺菌作用を有する。S
−6、50mg/50ml(Zn=0.64mg)では
、上記菌の死滅率は8時間経過時点では96.6%であ
り、一方S−6、250mg/50ml(Zn=3.2
mg)では、同菌に対して、8時間の経過時点で96.
9%の死滅率が得られた。試験−12は対照用であり、
抗菌剤を含まぬ空試験に関するものである。
として、亜鉛を含有する抗菌金属を有する耐熱・耐候性
抗菌性組成物の抗菌力の評価試験をSF法によって実施
した。その結果を表−7に表示した。サンプルとしてS
−6が使用され、これはBacillus subt
ilisに対して表記したような殺菌作用を有する。S
−6、50mg/50ml(Zn=0.64mg)では
、上記菌の死滅率は8時間経過時点では96.6%であ
り、一方S−6、250mg/50ml(Zn=3.2
mg)では、同菌に対して、8時間の経過時点で96.
9%の死滅率が得られた。試験−12は対照用であり、
抗菌剤を含まぬ空試験に関するものである。
【0086】次にサンプルS−7を使用して試験を行っ
た。これもBacillus subtilisに対
して、表記したような殺菌作用を示している。Baci
llus subtilis 7.7×106 個
/ml(初期菌数)を用いたSF試験では、S−7
50mg/50ml(Cu=1.0mg)を使用し、こ
の場合、菌数の経時変化は、それぞれ0.5hrおよび
2hrの経過では3.9×106 個/mlおよび5.
1×102 個/mlであり、前者は死滅率として49
.4%または後者は99.99%である。さらに4時間
の経過時点ではBacillus subtilis
は100%死滅していることが確認された。さらにS−
7の使用量を試験−13のそれより高めた試験−14(
S−7 250mg/50ml;Cu=5.0mg)
では、上記の菌は0.5hr経過時に1.6×106
個/ml(死滅率79.22%)であり、さらに2時間
経過時点では完全に0であることが確認された。なお試
験−15は対照用であり抗菌剤を含まぬ空試験に関する
ものである。
た。これもBacillus subtilisに対
して、表記したような殺菌作用を示している。Baci
llus subtilis 7.7×106 個
/ml(初期菌数)を用いたSF試験では、S−7
50mg/50ml(Cu=1.0mg)を使用し、こ
の場合、菌数の経時変化は、それぞれ0.5hrおよび
2hrの経過では3.9×106 個/mlおよび5.
1×102 個/mlであり、前者は死滅率として49
.4%または後者は99.99%である。さらに4時間
の経過時点ではBacillus subtilis
は100%死滅していることが確認された。さらにS−
7の使用量を試験−13のそれより高めた試験−14(
S−7 250mg/50ml;Cu=5.0mg)
では、上記の菌は0.5hr経過時に1.6×106
個/ml(死滅率79.22%)であり、さらに2時間
経過時点では完全に0であることが確認された。なお試
験−15は対照用であり抗菌剤を含まぬ空試験に関する
ものである。
【0087】次に公知の抗菌性ゼオライトO−3を用い
てStaphylococcusaureusに対する
抗菌試験がSF法により表−9−Aに示した条件のもと
に実施された。試験−20ではO−3粉末(21mg/
100ml;Ag=0.69mg)を使用して上記の菌
の経時変化の測定が行われた。30分の経過時間では生
菌数は1.2×103 個/ml(死滅率としては99
.9%)であり、2時間の経過時には、同菌の死滅率は
100%に達している。次に試験−21ではO−3(6
mg/100ml;Ag=0.20mg)を使用して測
定が行われた。 30分の経過
てStaphylococcusaureusに対する
抗菌試験がSF法により表−9−Aに示した条件のもと
に実施された。試験−20ではO−3粉末(21mg/
100ml;Ag=0.69mg)を使用して上記の菌
の経時変化の測定が行われた。30分の経過時間では生
菌数は1.2×103 個/ml(死滅率としては99
.9%)であり、2時間の経過時には、同菌の死滅率は
100%に達している。次に試験−21ではO−3(6
mg/100ml;Ag=0.20mg)を使用して測
定が行われた。 30分の経過
【0088】
【0089】
【0090】時点ではStaphylococcus
aureusの生菌数は6.1×104 個/ml(
死滅率として97.4%)であり、さらに2時間後には
同菌は完全に死滅している。試験−22は対照用であり
、抗菌剤を含まぬ空試験に関するものである。
aureusの生菌数は6.1×104 個/ml(
死滅率として97.4%)であり、さらに2時間後には
同菌は完全に死滅している。試験−22は対照用であり
、抗菌剤を含まぬ空試験に関するものである。
【0091】同様な試験が本発明の抗菌性組成物(S−
1,S−2およびS−5)を用いて行われた。その結果
を表−9−Bに表示した。試験−23は対照用であり、
抗菌剤を含まぬ空試験に関するものである。試験−25
においては、S−5(10mg/100ml;Ag=0
.19mg)を用いて、staphylococcus
aureusに対する抗菌力の評価がSF法で実施
された。この場合、5分および10分の経過時点では同
菌の生菌数はそれぞれ4.3×103 個/ml(死滅
率として99.7%)と7.2×10個/ml(死滅率
として99.99%)であり、さらに15分の経過時点
では菌は100%死滅していることが確認された。また
S−2(5mg/100ml;Ag=0.26mg)を
使用した。前記と同様な試験では、5分および10分の
経過時点ではstaphtloccus aureu
sの生菌数はそれぞれ1.8×103 個/ml(死滅
率として99.9%)と1.1×10個/ml(死滅率
として99.99%)であり、さらに15分の経過時点
で同菌は100%死滅していることが確認された。
1,S−2およびS−5)を用いて行われた。その結果
を表−9−Bに表示した。試験−23は対照用であり、
抗菌剤を含まぬ空試験に関するものである。試験−25
においては、S−5(10mg/100ml;Ag=0
.19mg)を用いて、staphylococcus
aureusに対する抗菌力の評価がSF法で実施
された。この場合、5分および10分の経過時点では同
菌の生菌数はそれぞれ4.3×103 個/ml(死滅
率として99.7%)と7.2×10個/ml(死滅率
として99.99%)であり、さらに15分の経過時点
では菌は100%死滅していることが確認された。また
S−2(5mg/100ml;Ag=0.26mg)を
使用した。前記と同様な試験では、5分および10分の
経過時点ではstaphtloccus aureu
sの生菌数はそれぞれ1.8×103 個/ml(死滅
率として99.9%)と1.1×10個/ml(死滅率
として99.99%)であり、さらに15分の経過時点
で同菌は100%死滅していることが確認された。
【0092】また抗菌金属含有量を試験−25や試験−
24より増大された試験−23においては、S−1(8
mg/100ml;Ag=0.62mg)抗菌性組成物
の微粉末が使用され、前述と同様な試験がSF法により
実施された。この場合は、表−9−Bに示したように、
僅か5分の経過でstaphyloccus aur
eusは完全に死滅していることが確認された。表−9
−Aと表−9−Bの結果を比較すればシリカゲルの細孔
表面に抗菌金属を含有する抗菌層を保持した本発明の抗
菌性組成物は公知の抗菌性ゼオライトに比較して抗菌能
が圧倒的に優れており、殺菌速度も極めて大であること
は明白である。両抗菌剤中の抗菌金属(Ag)量を同一
量に保持した場合でも本発明の抗菌性能は公知の抗菌性
ゼオライトより遙かに大であることは明白である。かゝ
る両抗菌剤の抗菌能の極端な差異は構造の根本的差異に
もとづくものである。
24より増大された試験−23においては、S−1(8
mg/100ml;Ag=0.62mg)抗菌性組成物
の微粉末が使用され、前述と同様な試験がSF法により
実施された。この場合は、表−9−Bに示したように、
僅か5分の経過でstaphyloccus aur
eusは完全に死滅していることが確認された。表−9
−Aと表−9−Bの結果を比較すればシリカゲルの細孔
表面に抗菌金属を含有する抗菌層を保持した本発明の抗
菌性組成物は公知の抗菌性ゼオライトに比較して抗菌能
が圧倒的に優れており、殺菌速度も極めて大であること
は明白である。両抗菌剤中の抗菌金属(Ag)量を同一
量に保持した場合でも本発明の抗菌性能は公知の抗菌性
ゼオライトより遙かに大であることは明白である。かゝ
る両抗菌剤の抗菌能の極端な差異は構造の根本的差異に
もとづくものである。
【0093】次に一般細菌としてEscherichi
a coliを使用してSF法による抗菌力の評価試
験が実施された。(表−10)。本試験に際しては前述
の本発明の抗菌性組成物S−1およびS−5が使用され
た。また比較目的で、公知の抗菌性ゼオライトとして既
述のO−3粉末が使用された。試験−31においては、
S−5(10mg/100ml;Ag=0.19mg)
が使用され、この場合10分の経過時点で、Esche
richia coliの菌数は4.2×103 個
/ml(死滅率として99.8%)であり、さらに30
分の経過では同菌は完全に死滅していることが確認され
た。 さらに試験−31より抗菌金属(Ag)を増大させた試
験−30では、S−1(8mg/100ml;Ag=0
.62mg)が使用された。この場合10分間の時間経
過では、上記のEscherichia coliは
100%死滅していることが確認された。一方試験−3
2および33では、それぞれO−3が21mg/100
ml(Ag=0.69mg)と6mg/100ml(A
g=0.20mg)使用され、10分経過では生菌数は
それぞれ2.9×105 個/ml(死滅率として87
.4%)と5.7×105 個/ml(死滅率として7
5.2%)であった。なお30分の経過後は、何れの場
合も、Escherichia coliは完全に死
滅していることが確認された。試験−34は対照用であ
り、抗菌剤を含まない空試験に関するものである。抗菌
金属含有量がほぼ同じ、試験−30と試験−32
a coliを使用してSF法による抗菌力の評価試
験が実施された。(表−10)。本試験に際しては前述
の本発明の抗菌性組成物S−1およびS−5が使用され
た。また比較目的で、公知の抗菌性ゼオライトとして既
述のO−3粉末が使用された。試験−31においては、
S−5(10mg/100ml;Ag=0.19mg)
が使用され、この場合10分の経過時点で、Esche
richia coliの菌数は4.2×103 個
/ml(死滅率として99.8%)であり、さらに30
分の経過では同菌は完全に死滅していることが確認され
た。 さらに試験−31より抗菌金属(Ag)を増大させた試
験−30では、S−1(8mg/100ml;Ag=0
.62mg)が使用された。この場合10分間の時間経
過では、上記のEscherichia coliは
100%死滅していることが確認された。一方試験−3
2および33では、それぞれO−3が21mg/100
ml(Ag=0.69mg)と6mg/100ml(A
g=0.20mg)使用され、10分経過では生菌数は
それぞれ2.9×105 個/ml(死滅率として87
.4%)と5.7×105 個/ml(死滅率として7
5.2%)であった。なお30分の経過後は、何れの場
合も、Escherichia coliは完全に死
滅していることが確認された。試験−34は対照用であ
り、抗菌剤を含まない空試験に関するものである。抗菌
金属含有量がほぼ同じ、試験−30と試験−32
【00
94】
94】
【0095】を比較すれば、本発明の抗菌性組成物は公
知の抗菌性ゼオライトより、より優れた抗菌力をEsc
herichia coliに対して発揮することは
明らかである。
知の抗菌性ゼオライトより、より優れた抗菌力をEsc
herichia coliに対して発揮することは
明らかである。
【0096】次に抗菌力の評価試験として真菌を使用し
てSF法による試験が行われた。その結果を表−11お
よび表−12に表示した。表−11および表−12に記
載した抗菌力試験においては、前述の表−6の場合と比
較としてAspergillus nigerの初期
菌数(初期菌数6.1×105 個/ml)及びサンプ
ル種が異なる(表−11)。又、比較して公知の抗菌性
ゼオライトの微粉末についても試験を行った(表−12
)。 試験−41においてはサンプルS−1が使用され、また
試験−42、43および44においては、サンプルS−
2の微粉末が使用された。
てSF法による試験が行われた。その結果を表−11お
よび表−12に表示した。表−11および表−12に記
載した抗菌力試験においては、前述の表−6の場合と比
較としてAspergillus nigerの初期
菌数(初期菌数6.1×105 個/ml)及びサンプ
ル種が異なる(表−11)。又、比較して公知の抗菌性
ゼオライトの微粉末についても試験を行った(表−12
)。 試験−41においてはサンプルS−1が使用され、また
試験−42、43および44においては、サンプルS−
2の微粉末が使用された。
【0097】
【0098】
【0099】表−11に示した試験−41においては、
S−1(68mg/50ml;Ag=5.3mg)が使
用され、Aspergillus nigerは5分
間の経過時点で完全に死滅している。また試験−43に
おいてはS−2(13mg/50ml;Ag=0.7m
g)が使用され、上記菌は5分および10分の経過時点
で生菌数はそれぞれ4.7×104 個/ml(死滅率
として92.3%)と1.6×103 個/ml(死滅
率として99.97%)である。さらに20分経過では
、同菌は完全に死滅していることが確認された。試験−
42においては、S−2(25mg/50ml;Ag=
1.3mg)が使用され上記の菌は5分および10分の
経過時点ではそれぞれ2.0×104 個/ml(死滅
率として99.67%)と1.4×103 個/ml(
死滅率として99.98%)であり、さらに20分経過
では死滅率が100%になることが確認された。一方、
抗菌金属(Ag)含有量が、試験−42および43より
高い試験−44においては、S−2(40mg/50m
l;Ag=2.1mg)が使用され、前記の菌は5分お
よび10分経過でそれぞれ、1.4×103 個/ml
(死滅率として99.98%)と2.1×10個/ml
(死滅率として99.99%)であり、さらに20分後
には完全に死滅していることが確認された。
S−1(68mg/50ml;Ag=5.3mg)が使
用され、Aspergillus nigerは5分
間の経過時点で完全に死滅している。また試験−43に
おいてはS−2(13mg/50ml;Ag=0.7m
g)が使用され、上記菌は5分および10分の経過時点
で生菌数はそれぞれ4.7×104 個/ml(死滅率
として92.3%)と1.6×103 個/ml(死滅
率として99.97%)である。さらに20分経過では
、同菌は完全に死滅していることが確認された。試験−
42においては、S−2(25mg/50ml;Ag=
1.3mg)が使用され上記の菌は5分および10分の
経過時点ではそれぞれ2.0×104 個/ml(死滅
率として99.67%)と1.4×103 個/ml(
死滅率として99.98%)であり、さらに20分経過
では死滅率が100%になることが確認された。一方、
抗菌金属(Ag)含有量が、試験−42および43より
高い試験−44においては、S−2(40mg/50m
l;Ag=2.1mg)が使用され、前記の菌は5分お
よび10分経過でそれぞれ、1.4×103 個/ml
(死滅率として99.98%)と2.1×10個/ml
(死滅率として99.99%)であり、さらに20分後
には完全に死滅していることが確認された。
【0100】表−12に示した抗菌力の評価試験は公知
の抗菌性ゼオライトO−3を用いて実施された。試験−
47においては、O−3(23mg/50ml;Ag=
0.8mg)が使用され、Aspergillus
nigerは1時間および3時間の経過では生菌数が4
.1×105 個/ml(死滅率32.8%)と5.3
×103 個/ml(死滅率として99.1%)であり
、さらに5時間経過時点でも同菌が依然として7.6×
102 個/ml残留(死滅率として99.88%)し
ている。 次に、O−3の使用量を試験−47より増大させた試験
−45(O−3:160mg/50ml;Ag=5.3
mg)および試験−46(O−3:64mg/5ml;
Ag=2.1mg)においては、5時間経過時に生菌数
はそれぞれ6.2×10個/ml(死滅率として99.
99%)と1.2×102 個/ml(死滅率として9
9.98%)であり、何れの試験においても5時間経過
ではAspergillus nigerは完全に死
滅せずに残存していることが認められた。一方本発明の
抗菌性組成物は20分以内で真菌を完全に死滅せしめて
いる。表−11と表−12の試験結果は本発明の抗菌性
組成物は公知の抗菌性ゼオライトに比較して、極端に性
能が優れており、前者の真菌に対する殺菌速度は後者に
比較できぬ程驚異的に大きいことを示している。かゝる
事実は特記すべき本抗菌性組成物の特徴の一つである。 このような抗菌能の顕著の差異は、既述のように、両者
の根本的な構造の差異による。
の抗菌性ゼオライトO−3を用いて実施された。試験−
47においては、O−3(23mg/50ml;Ag=
0.8mg)が使用され、Aspergillus
nigerは1時間および3時間の経過では生菌数が4
.1×105 個/ml(死滅率32.8%)と5.3
×103 個/ml(死滅率として99.1%)であり
、さらに5時間経過時点でも同菌が依然として7.6×
102 個/ml残留(死滅率として99.88%)し
ている。 次に、O−3の使用量を試験−47より増大させた試験
−45(O−3:160mg/50ml;Ag=5.3
mg)および試験−46(O−3:64mg/5ml;
Ag=2.1mg)においては、5時間経過時に生菌数
はそれぞれ6.2×10個/ml(死滅率として99.
99%)と1.2×102 個/ml(死滅率として9
9.98%)であり、何れの試験においても5時間経過
ではAspergillus nigerは完全に死
滅せずに残存していることが認められた。一方本発明の
抗菌性組成物は20分以内で真菌を完全に死滅せしめて
いる。表−11と表−12の試験結果は本発明の抗菌性
組成物は公知の抗菌性ゼオライトに比較して、極端に性
能が優れており、前者の真菌に対する殺菌速度は後者に
比較できぬ程驚異的に大きいことを示している。かゝる
事実は特記すべき本抗菌性組成物の特徴の一つである。 このような抗菌能の顕著の差異は、既述のように、両者
の根本的な構造の差異による。
【0101】実施例−5
本実施例は本発明の抗菌性組成物の耐熱試験に関するも
のである。試験に際しては、
のである。試験に際しては、
【0102】
【0103】S−2,S−4,S−7及びS−8がサン
プルとして使用された。一方比較目的で公知の抗菌性ゼ
オライトO−3が使用された。
プルとして使用された。一方比較目的で公知の抗菌性ゼ
オライトO−3が使用された。
【0104】前述の検体粉末は、何れも200℃−3h
rs,300℃−3hrs、および450℃−3hrs
、熱処理されて、色調の変化や抗菌能などが調べられた
。表−13のテスト−1および2に見られるように、前
記の熱処理ではS−2およびS−4の構造的異常は認め
られず、これら白色粉末の色調は不変であり、耐熱性が
高いことが判明した。テスト−3ではS−7の青色粉末
が使用されたが熱処理によるこれの色調の変化は認めら
れなかった。一方、テスト−5では公知の抗菌性ゼオラ
イトO−3が使用されたが、これは200℃で3時間に
亘る加熱では白色であり、色調の変化は認められなかっ
た。しかし熱処理を、さらに昇温状態(300℃−3h
rs&450℃−3hrs)で実施した場合は、O−3
検体は灰白色への変色が確認された。一方、テスト4で
は、銀含有量の少ない抗菌性組成物が使用されて、その
耐熱性試験が表記のように実施されたが、加熱に伴う異
常は認められなかった。
rs,300℃−3hrs、および450℃−3hrs
、熱処理されて、色調の変化や抗菌能などが調べられた
。表−13のテスト−1および2に見られるように、前
記の熱処理ではS−2およびS−4の構造的異常は認め
られず、これら白色粉末の色調は不変であり、耐熱性が
高いことが判明した。テスト−3ではS−7の青色粉末
が使用されたが熱処理によるこれの色調の変化は認めら
れなかった。一方、テスト−5では公知の抗菌性ゼオラ
イトO−3が使用されたが、これは200℃で3時間に
亘る加熱では白色であり、色調の変化は認められなかっ
た。しかし熱処理を、さらに昇温状態(300℃−3h
rs&450℃−3hrs)で実施した場合は、O−3
検体は灰白色への変色が確認された。一方、テスト4で
は、銀含有量の少ない抗菌性組成物が使用されて、その
耐熱性試験が表記のように実施されたが、加熱に伴う異
常は認められなかった。
【0105】また、450℃−3hrsの熱処理をし行
った。S−2、およびS−4を用いて、staphyl
occus aureusに対する阻止帯の形成試験
を実施して、それの形成が行われることを確認した。ま
た450℃−3hrsの熱処理を行ったS−7を用いて
、Bacillus subtilisに対する阻止
帯の形成が認められることが確認された。さらに450
℃−3hrsの熱処理をしたS−2検体を用いてMIC
値の測定をEscherichia coli及びs
taphylococcus aureusの2菌種
について実施して、それぞれ7.8ppmおよび15.
6ppmを得た。表−5に示した結果と比較すると、本
発明の抗菌性組成物は、熱処理により耐熱性や抗菌から
劣化しないことは明らかである。
った。S−2、およびS−4を用いて、staphyl
occus aureusに対する阻止帯の形成試験
を実施して、それの形成が行われることを確認した。ま
た450℃−3hrsの熱処理を行ったS−7を用いて
、Bacillus subtilisに対する阻止
帯の形成が認められることが確認された。さらに450
℃−3hrsの熱処理をしたS−2検体を用いてMIC
値の測定をEscherichia coli及びs
taphylococcus aureusの2菌種
について実施して、それぞれ7.8ppmおよび15.
6ppmを得た。表−5に示した結果と比較すると、本
発明の抗菌性組成物は、熱処理により耐熱性や抗菌から
劣化しないことは明らかである。
【0106】本発明のシリカゲル母体の細孔表面に抗菌
層を有する抗菌性組成物は完全に無機質より構成されて
おり、その上抗菌層は骨格を形成しているシリカゲルコ
ーティングされて存在しているので耐熱性はより増大す
る傾向にある。さらに本抗菌性組成物中のナトリウム等
のアルカリ金属は前述のように極端に小さく抑えられて
いるので、加熱時にアルカリ金属の反応生成物が、抗菌
性組成物に及ぼす影響を封殺してしまう。かかる効果に
より、本発明の抗菌性組成物の耐熱性や耐候性は著しく
増大する特徴がある。
層を有する抗菌性組成物は完全に無機質より構成されて
おり、その上抗菌層は骨格を形成しているシリカゲルコ
ーティングされて存在しているので耐熱性はより増大す
る傾向にある。さらに本抗菌性組成物中のナトリウム等
のアルカリ金属は前述のように極端に小さく抑えられて
いるので、加熱時にアルカリ金属の反応生成物が、抗菌
性組成物に及ぼす影響を封殺してしまう。かかる効果に
より、本発明の抗菌性組成物の耐熱性や耐候性は著しく
増大する特徴がある。
【0107】実施例−6−8
本実施例は本発明の抗菌性組成物の耐候(光)性試験に
関するものである。実施例−6の耐候性試験においては
サンプルS−2が使用され、実施例−7及び8の試験に
おいては、サンプルS−7及びS−8の乾燥粉末がそれ
ぞれ使用された。前記の3種の本発明の抗菌性組成物は
加圧成型されて円盤状の試験片(直径30mm;厚さ約
2.5mm)に調製された。
関するものである。実施例−6の耐候性試験においては
サンプルS−2が使用され、実施例−7及び8の試験に
おいては、サンプルS−7及びS−8の乾燥粉末がそれ
ぞれ使用された。前記の3種の本発明の抗菌性組成物は
加圧成型されて円盤状の試験片(直径30mm;厚さ約
2.5mm)に調製された。
【0108】別に、比較試験用の検体として、銀を含有
する抗菌性ゼオライトO−4(NaAgZ;Ag=5.
31%;Z=A型ゼオライトの母体;Dav=3.4μ
m)および銅含有の抗菌性ゼオライトO−5(NaCu
Z;Cu=2.18%;Z=A型ゼオライト母体;Da
v=3.6μm)の乾燥微粉末が使用された。これらの
2種の比較目的用の抗菌性ゼオライトは、何れも、前述
の本発明の抗菌性組成物の成型に準じて円盤状の試験片
(直径30mm;厚さ約2.5mm)とされた。
する抗菌性ゼオライトO−4(NaAgZ;Ag=5.
31%;Z=A型ゼオライトの母体;Dav=3.4μ
m)および銅含有の抗菌性ゼオライトO−5(NaCu
Z;Cu=2.18%;Z=A型ゼオライト母体;Da
v=3.6μm)の乾燥微粉末が使用された。これらの
2種の比較目的用の抗菌性ゼオライトは、何れも、前述
の本発明の抗菌性組成物の成型に準じて円盤状の試験片
(直径30mm;厚さ約2.5mm)とされた。
【0109】前述の方法により調製された本発明の抗菌
性組成物および比較用の抗菌性ゼオライトの検体は両者
同一条件のもとに、太陽光に2ケ月暴露されて、暴露前
後の検体のL* ,a* およびb* 値を測定してΔ
Eab* を求めた(ΔEab* の算出はCIE
1976L* a* b* 表色素〔JIS Z87
29(980)〕参照:ΔEab* =〔(ΔL* )
2 +(Δa* )2 +(Δb* )2 〕1/2
)。測定結果を表−14に記載した。S−2の太陽光暴
露前後のL* 値はそれ
性組成物および比較用の抗菌性ゼオライトの検体は両者
同一条件のもとに、太陽光に2ケ月暴露されて、暴露前
後の検体のL* ,a* およびb* 値を測定してΔ
Eab* を求めた(ΔEab* の算出はCIE
1976L* a* b* 表色素〔JIS Z87
29(980)〕参照:ΔEab* =〔(ΔL* )
2 +(Δa* )2 +(Δb* )2 〕1/2
)。測定結果を表−14に記載した。S−2の太陽光暴
露前後のL* 値はそれ
【0110】
【0111】ぞれ98.1および97.6であり、a*
値はそれぞれ−0.9と0.2であり、さらにb*
値はそれぞれ−1.7と0.5であった。これより算出
されたΔEab* は、標記のように、2.51であっ
た。比較試験−1の抗菌性ゼライトO−4(Ag=5.
31%)検体を使用した暴露試験ではΔEab* は2
1.5であった(暴露前:L* =98.5,a* =
−1.1,b* =−4.4;暴露後:L* =78.
8,a* =2.9,b* =3.2)。S−2とO−
4のΔEab* 値の比較により、本発明の抗菌性組成
物は公知の抗菌性ゼオライトに比較して耐候(光)性が
優れていることは明かである。 また、サンプルのS−8のΔEab* は1.36であ
り、耐候性が優れていることも判明した。
値はそれぞれ−0.9と0.2であり、さらにb*
値はそれぞれ−1.7と0.5であった。これより算出
されたΔEab* は、標記のように、2.51であっ
た。比較試験−1の抗菌性ゼライトO−4(Ag=5.
31%)検体を使用した暴露試験ではΔEab* は2
1.5であった(暴露前:L* =98.5,a* =
−1.1,b* =−4.4;暴露後:L* =78.
8,a* =2.9,b* =3.2)。S−2とO−
4のΔEab* 値の比較により、本発明の抗菌性組成
物は公知の抗菌性ゼオライトに比較して耐候(光)性が
優れていることは明かである。 また、サンプルのS−8のΔEab* は1.36であ
り、耐候性が優れていることも判明した。
【0112】実施例−7では本発明の抗菌性組成物S−
7(Cu=2.04%)検体が使用された。2ケ月間の
日光暴露試験前後のΔEab* は表−14に記載した
ように2.43であり、一方比較試験−2の公知の抗菌
性ゼオライトO−5(Cu=2.18%)検体を使用し
た前記と同様な暴露試験前後のΔEab* は10.4
であった。S−7とO−5のΔEab* の比較より、
前者の本発明の抗菌性組成物は公知の抗菌性ゼオライト
にくらべて耐候(光)性が優れていることは明かである
。
7(Cu=2.04%)検体が使用された。2ケ月間の
日光暴露試験前後のΔEab* は表−14に記載した
ように2.43であり、一方比較試験−2の公知の抗菌
性ゼオライトO−5(Cu=2.18%)検体を使用し
た前記と同様な暴露試験前後のΔEab* は10.4
であった。S−7とO−5のΔEab* の比較より、
前者の本発明の抗菌性組成物は公知の抗菌性ゼオライト
にくらべて耐候(光)性が優れていることは明かである
。
【0113】S−2とO−4中の銀含有量はほゞ等量で
ある。しかるに耐候性は前者の方が後者より、良好であ
る。これは本発明のシリカゲルを母体とする抗菌性組成
物中の抗菌層に存在する銀は、シリカゲルの骨格を形成
しているシリカにより光から遮断されて保護された状態
で存在する。このために銀の光化学反応による色調の変
化を防止していると考えられる。さらに本発明の抗菌性
組成物中のナトリウムは抗菌層中にイオン結合して存在
しており、その存在量はサンプルS−2では、1.23
%、S−7では0.90%であり、極めて微量である。 従って、本発明の抗菌性組成物が太陽光に暴露された際
、ナトリウムの化学反応により、生成するアルカリと一
部の銀や銅等の抗菌金属が反応して水酸化物、塩基性塩
、酸化物等の生成して抗菌性組成物の色調の変化をきた
すのが抑制されると考えられる。一方、O−4及びO−
5中のナトリウム含有量は本願の抗菌性組成物中のそれ
に比較して極端に大である。O−4中のAg含有は5.
31%(無水基準)である。これはA型ゼオライトNa
12〔(AlO2 )12(SiO2 )12〕中のイ
オン交換可能なNa+ をAg+ でイオン交換して銀
置換率(交換率)として約7%転換したに過ぎず、大部
分のナトリウムは抗菌性ゼオライトに残溜しており、こ
の場合には約14%と考えられる。かゝる過剰のナトリ
ウムが抗菌性銀ゼオライト中に存在すると、日光に暴露
した場合、ナトリウムの化学反応により生成するアルカ
リと抗菌金属の銀が反応して前述したような耐候性を悪
化させる不純物の生成により、また銀の光化学反応によ
り抗菌性ゼオライトの耐候性は、暴露期間の増大につれ
て劣化する。
ある。しかるに耐候性は前者の方が後者より、良好であ
る。これは本発明のシリカゲルを母体とする抗菌性組成
物中の抗菌層に存在する銀は、シリカゲルの骨格を形成
しているシリカにより光から遮断されて保護された状態
で存在する。このために銀の光化学反応による色調の変
化を防止していると考えられる。さらに本発明の抗菌性
組成物中のナトリウムは抗菌層中にイオン結合して存在
しており、その存在量はサンプルS−2では、1.23
%、S−7では0.90%であり、極めて微量である。 従って、本発明の抗菌性組成物が太陽光に暴露された際
、ナトリウムの化学反応により、生成するアルカリと一
部の銀や銅等の抗菌金属が反応して水酸化物、塩基性塩
、酸化物等の生成して抗菌性組成物の色調の変化をきた
すのが抑制されると考えられる。一方、O−4及びO−
5中のナトリウム含有量は本願の抗菌性組成物中のそれ
に比較して極端に大である。O−4中のAg含有は5.
31%(無水基準)である。これはA型ゼオライトNa
12〔(AlO2 )12(SiO2 )12〕中のイ
オン交換可能なNa+ をAg+ でイオン交換して銀
置換率(交換率)として約7%転換したに過ぎず、大部
分のナトリウムは抗菌性ゼオライトに残溜しており、こ
の場合には約14%と考えられる。かゝる過剰のナトリ
ウムが抗菌性銀ゼオライト中に存在すると、日光に暴露
した場合、ナトリウムの化学反応により生成するアルカ
リと抗菌金属の銀が反応して前述したような耐候性を悪
化させる不純物の生成により、また銀の光化学反応によ
り抗菌性ゼオライトの耐候性は、暴露期間の増大につれ
て劣化する。
【0114】実施例−9−12 抗菌性ポリマー組成
物の抗菌性評価 被検体が成型されてプレート状、フィルム状またはシー
ト状にある場合に、それの抗菌力試験は噴霧法(スプレ
ー法)により、一方被検体が繊維状(モノフィラメント
)にある場合は前述のシェークフラスコ法により抗菌力
が試験された。噴霧法にかかる細菌及び真菌の菌液の調
整方法は前記の方法と同じである。
物の抗菌性評価 被検体が成型されてプレート状、フィルム状またはシー
ト状にある場合に、それの抗菌力試験は噴霧法(スプレ
ー法)により、一方被検体が繊維状(モノフィラメント
)にある場合は前述のシェークフラスコ法により抗菌力
が試験された。噴霧法にかかる細菌及び真菌の菌液の調
整方法は前記の方法と同じである。
【0115】噴霧法による抗菌力試験は以下の方法によ
った。アルコール綿で洗浄した試験片(形状:50×5
0mm;厚み約1.5mm但しフィルムの場合は厚み3
0μm)の表面に菌液を一定量噴霧し、35℃で所定時
間保存した。測定に際しては試験片上の菌を洗い出し、
この洗い出し液について菌数測定を行った。
った。アルコール綿で洗浄した試験片(形状:50×5
0mm;厚み約1.5mm但しフィルムの場合は厚み3
0μm)の表面に菌液を一定量噴霧し、35℃で所定時
間保存した。測定に際しては試験片上の菌を洗い出し、
この洗い出し液について菌数測定を行った。
【0116】実施例−9
本実施例はシリカゲルの細孔表面に形成された抗菌層に
抗菌金属として銀を保持させた本発明の抗菌性組成物を
含有するポリ塩化ビニルデン(PVDC)成型体の試作
例としてそれの抗菌力評価に関するものである。
抗菌金属として銀を保持させた本発明の抗菌性組成物を
含有するポリ塩化ビニルデン(PVDC)成型体の試作
例としてそれの抗菌力評価に関するものである。
【0117】サンプルS−2はジエット(JET)粉砕
機を用いて平均粒子径(Dav)8μmに微粉末化され
た後、200℃で減圧加熱されて水分は2.6%以下ま
で除去された。上記の処理を経た微細粉末はPVCDに
添加されて前者の含有量は2.0%および3.0%(無
水基準)になるように保持されてから混合された。次い
で混合物は180℃付近に昇温された後、同温度でさら
に混合され均質化され、引続き約23kg/cm2 G
で加圧成型されて約100×100mm(厚さ約1.5
mm)の形状に成型された。成型体は切断されて約50
×50mm(厚さ約1.5mm)の小試験片(PVDC
−1および2)に調製された。なお比較目的で抗菌性組
成物を含有しない、空始点用のPVDC成型体(約10
0×100mm;厚さ約1.5mm)が前記方法に準じ
て試作され、これは切断されて小試験は(PVDC−B
L;約50×50mm;厚さ約1.5mm)に調製され
た。本例で試作された試験片を用いて、噴霧法による抗
菌力試験が実施され、表−15記載の結果が得られた。 本発明の抗菌性組成物2.0%および3.0%を含有す
るPVDCポリマー組成物は、それぞれPVDC−1お
よび2検体に見られるように、Bacillus s
ubtilisに対して優れた殺菌力を示している。す
なわち両検体使用時には、2時間の経過時点で、上記菌
は0であり、完全に死滅している。
機を用いて平均粒子径(Dav)8μmに微粉末化され
た後、200℃で減圧加熱されて水分は2.6%以下ま
で除去された。上記の処理を経た微細粉末はPVCDに
添加されて前者の含有量は2.0%および3.0%(無
水基準)になるように保持されてから混合された。次い
で混合物は180℃付近に昇温された後、同温度でさら
に混合され均質化され、引続き約23kg/cm2 G
で加圧成型されて約100×100mm(厚さ約1.5
mm)の形状に成型された。成型体は切断されて約50
×50mm(厚さ約1.5mm)の小試験片(PVDC
−1および2)に調製された。なお比較目的で抗菌性組
成物を含有しない、空始点用のPVDC成型体(約10
0×100mm;厚さ約1.5mm)が前記方法に準じ
て試作され、これは切断されて小試験は(PVDC−B
L;約50×50mm;厚さ約1.5mm)に調製され
た。本例で試作された試験片を用いて、噴霧法による抗
菌力試験が実施され、表−15記載の結果が得られた。 本発明の抗菌性組成物2.0%および3.0%を含有す
るPVDCポリマー組成物は、それぞれPVDC−1お
よび2検体に見られるように、Bacillus s
ubtilisに対して優れた殺菌力を示している。す
なわち両検体使用時には、2時間の経過時点で、上記菌
は0であり、完全に死滅している。
【0118】
【0119】一方、空試験用のPVDC−BL検体は表
記のように、抗菌力を全く示していない。次に真菌のA
spergillus nigerに対する抗菌力の
評価試験においてPVDC−2検体は2時間の経過時点
で、菌数は3.8×10個/検体に減少しており、これ
は死滅率として99.999%に相当する。従って生菌
数は微量である。さらに5時間経過時の測定では上記の
菌は完全に死滅している。一方空試験用検体PVDC−
BLは全く抗菌力を示さない。
記のように、抗菌力を全く示していない。次に真菌のA
spergillus nigerに対する抗菌力の
評価試験においてPVDC−2検体は2時間の経過時点
で、菌数は3.8×10個/検体に減少しており、これ
は死滅率として99.999%に相当する。従って生菌
数は微量である。さらに5時間経過時の測定では上記の
菌は完全に死滅している。一方空試験用検体PVDC−
BLは全く抗菌力を示さない。
【0120】上記の抗菌力の評価試験よりも、本発明の
抗菌性ポリマー組成物は優れた抗菌〜殺菌力を有するこ
とは明白である。
抗菌性ポリマー組成物は優れた抗菌〜殺菌力を有するこ
とは明白である。
【0121】実施例−10
本実施例はシリカゲルの細孔表面に形成された抗菌層に
抗菌金属として銀を保持させた本発明の抗菌性組成物を
含有するポリ塩化ビニル(PVC)成型体の試作例とそ
れの抗菌力評価に関するものである。
抗菌金属として銀を保持させた本発明の抗菌性組成物を
含有するポリ塩化ビニル(PVC)成型体の試作例とそ
れの抗菌力評価に関するものである。
【0122】サンプルS−2はジエット(JET)粉砕
機を用いてDav=8μmに微粉末化された後、220
℃で減圧加熱されて水分は1.5%以下まで除去された
。上記の処理経を微細粉末はポリ塩化ビニール(以下P
VC)に添加されて成型されPVCシートが調製された
。すなわち、PVC〔チッソ株式会社ニポリットSL(
汎用グレード;重合度1000〕100部に対して可塑
剤DOP50部が
機を用いてDav=8μmに微粉末化された後、220
℃で減圧加熱されて水分は1.5%以下まで除去された
。上記の処理経を微細粉末はポリ塩化ビニール(以下P
VC)に添加されて成型されPVCシートが調製された
。すなわち、PVC〔チッソ株式会社ニポリットSL(
汎用グレード;重合度1000〕100部に対して可塑
剤DOP50部が
【0123】
【0124】加えられ、さらに安定剤、ゲル化促進剤が
少量加えられた後、前記の抗菌性組成物の微粉末が混合
物中で: それぞれ1.95(PVC−1)および3.
1%(PVC−2)になるように添加された。次いで、
混合物は140°〜150℃に加熱され、ミキシングロ
ールを用いて練り込み(kneading)が行われて
均質化された。次に混合物は厚さ約1.5mmのシート
状に成型された。
少量加えられた後、前記の抗菌性組成物の微粉末が混合
物中で: それぞれ1.95(PVC−1)および3.
1%(PVC−2)になるように添加された。次いで、
混合物は140°〜150℃に加熱され、ミキシングロ
ールを用いて練り込み(kneading)が行われて
均質化された。次に混合物は厚さ約1.5mmのシート
状に成型された。
【0125】前記のPVC成型体は切断されて抗菌テス
ト用試験片(約50×50mm;厚さ1.5mm)に調
製された。これを使用して噴霧法による抗菌力の評価試
験が実施された。なお比較目的で抗菌性組成物を含有し
ない空試験用のPVCシートが、前記の抗菌性PVCシ
ート試作に準じて、調製された。これは切断されてPV
C−BL小試験片(約50×50mm;厚さ1.5mm
)とされた。これを使用して、前記の実施例と同様に、
噴霧法による抗菌力評価試験が実施された。
ト用試験片(約50×50mm;厚さ1.5mm)に調
製された。これを使用して噴霧法による抗菌力の評価試
験が実施された。なお比較目的で抗菌性組成物を含有し
ない空試験用のPVCシートが、前記の抗菌性PVCシ
ート試作に準じて、調製された。これは切断されてPV
C−BL小試験片(約50×50mm;厚さ1.5mm
)とされた。これを使用して、前記の実施例と同様に、
噴霧法による抗菌力評価試験が実施された。
【0126】抗菌力の試験結果を表−16に記載した。
本発明の抗菌性組成物を1.9%および3.1%を含有
するそれぞれPVC−1およびPVC−2検体はSta
phylococcus aureus細菌に対して
3時間経過時点の測定では、何れも菌数は0であり、完
全に菌を死滅させることが認められた。なお空試験用の
PVC−BL検体は、前記の細菌に対して、抗菌力を全
く示さない。
するそれぞれPVC−1およびPVC−2検体はSta
phylococcus aureus細菌に対して
3時間経過時点の測定では、何れも菌数は0であり、完
全に菌を死滅させることが認められた。なお空試験用の
PVC−BL検体は、前記の細菌に対して、抗菌力を全
く示さない。
【0127】以上の抗菌力評価試験よりも、本発明の抗
菌性組成物を含有してなるPVCポリマー組成物は顕著
な、好ましい殺菌力を示すことは明らかである。
菌性組成物を含有してなるPVCポリマー組成物は顕著
な、好ましい殺菌力を示すことは明らかである。
【0128】実施例−11
本発明はシリカゲルの細孔表面に形成された抗菌層に抗
菌金属として銀および亜鉛を保持させた本発明の抗菌性
組成物を含有するPP(ポリプロピレン)フィルムの試
作例とそれの抗菌力評価に関するものである。
菌金属として銀および亜鉛を保持させた本発明の抗菌性
組成物を含有するPP(ポリプロピレン)フィルムの試
作例とそれの抗菌力評価に関するものである。
【0129】サンプルS−4の乾燥品が粉砕機を用いて
Dav=6μmに微細化された後、約220℃で減圧加
熱され、含水率が1.5%以下に調整された。前述の処
理を経た抗菌性組成物の微粉末はポリプロピレン(以下
PP)〔チッソ(株)A 4141〕と混合されて、
前者の混合物中の含有量が1.5%(PP−1)および
2.0%(PP−2)になるように保持された。次いで
該混合物はシリンダーの温度を210°〜220℃、ダ
イス出口のそれを約220℃に保持し、またスクリュー
の回転数を25rpmに保持してインフレーション成型
法により厚さ30μmのフィルムに成型された。このP
Pフィルムは切断されて、小試験約50×50mm;厚
さ30μm)とされ、これを用いて抗菌力の評価試験が
行われた。なお比較目的で抗菌性組成物を含有しない空
試験用のPPフィルム(厚さ30μm)が、前記の方法
に準じて試作された。これは切断されてPP−BL小試
験片(約50×50mm;厚さ30μm)とされ、これ
を用いて抗菌力の試験が行われた。
Dav=6μmに微細化された後、約220℃で減圧加
熱され、含水率が1.5%以下に調整された。前述の処
理を経た抗菌性組成物の微粉末はポリプロピレン(以下
PP)〔チッソ(株)A 4141〕と混合されて、
前者の混合物中の含有量が1.5%(PP−1)および
2.0%(PP−2)になるように保持された。次いで
該混合物はシリンダーの温度を210°〜220℃、ダ
イス出口のそれを約220℃に保持し、またスクリュー
の回転数を25rpmに保持してインフレーション成型
法により厚さ30μmのフィルムに成型された。このP
Pフィルムは切断されて、小試験約50×50mm;厚
さ30μm)とされ、これを用いて抗菌力の評価試験が
行われた。なお比較目的で抗菌性組成物を含有しない空
試験用のPPフィルム(厚さ30μm)が、前記の方法
に準じて試作された。これは切断されてPP−BL小試
験片(約50×50mm;厚さ30μm)とされ、これ
を用いて抗菌力の試験が行われた。
【0130】
【0131】試験結果を表−17に示したが、本発明の
抗菌性組成物を1.5%および2.0%含有するそれぞ
れPP−1およびPP−2フィルム検体使用時は、細菌
staphylococcus aureusに対し
て3時間の経過時点で、何れも菌は完全に死滅している
ことが確認された。一方空試験用のPP−BLでは、前
記の細菌に対して、抗菌力は全く見られない。
抗菌性組成物を1.5%および2.0%含有するそれぞ
れPP−1およびPP−2フィルム検体使用時は、細菌
staphylococcus aureusに対し
て3時間の経過時点で、何れも菌は完全に死滅している
ことが確認された。一方空試験用のPP−BLでは、前
記の細菌に対して、抗菌力は全く見られない。
【0132】異常の抗菌力試験よりも本発明の抗菌性組
成物を含有して成るPPポリマー組成物(フィルム)は
、細菌に対して顕著な殺菌力を示すことは明らかである
。
成物を含有して成るPPポリマー組成物(フィルム)は
、細菌に対して顕著な殺菌力を示すことは明らかである
。
【0133】実施例−12
本実施例はシリカゲルの細孔表面に形成された抗菌層に
抗菌金属として銀および銅を保持させた本発明の抗菌性
組成物を含有するHDPE(高密度ポリエチレン)モノ
フィラメント(繊維状)の試作例としてそれの抗菌力評
価に関するものである。
抗菌金属として銀および銅を保持させた本発明の抗菌性
組成物を含有するHDPE(高密度ポリエチレン)モノ
フィラメント(繊維状)の試作例としてそれの抗菌力評
価に関するものである。
【0134】サンプルS−1とS−7の混合物が試料と
して使用された。前記の銀を含有する抗菌性組成物なら
びに銅を含有する抗菌性組成物は、乾燥後、個別的にジ
エット(JET)粉砕機を用いて微粉砕された。Dav
はそれぞれ、5.6μmおよび6.8おであった。次い
で両者の微粉末は220℃で減圧乾燥されて、水分含有
量は何れも1.7%以下に保たれた。上述の処理を経た
2種の抗菌性組成物の微粉末は高密度ポリエチレン(以
下、HDPE)に添加された。すなわち、HDPE−1
においてはS−1及びS−7の添加量はポリマー中、何
れも0.8%になるように、またHDPE−2において
は両者の添加量はポリマー中何れも1.5%になるよう
に調整された。次いで上記の混合物は押出成型(成型条
件;220°±5℃;圧力約100kg/cm2 .G
;滞留時間10〜14分;能力1.5kg/hr;スク
リュー20rpm;押出機のスクリューの長さ(L)と
直径(D)の比L/D≒25)されて抗菌性HDPEモ
ノフィラメントが試作された。試作されたモノフィラメ
ントは約10倍に延伸されて約400デニールのモノフ
ィラメントとされた。一方抗菌剤無添加のHDPEモノ
フィラメントが前記の方法に準じて調製された(HDP
E−BL)。
して使用された。前記の銀を含有する抗菌性組成物なら
びに銅を含有する抗菌性組成物は、乾燥後、個別的にジ
エット(JET)粉砕機を用いて微粉砕された。Dav
はそれぞれ、5.6μmおよび6.8おであった。次い
で両者の微粉末は220℃で減圧乾燥されて、水分含有
量は何れも1.7%以下に保たれた。上述の処理を経た
2種の抗菌性組成物の微粉末は高密度ポリエチレン(以
下、HDPE)に添加された。すなわち、HDPE−1
においてはS−1及びS−7の添加量はポリマー中、何
れも0.8%になるように、またHDPE−2において
は両者の添加量はポリマー中何れも1.5%になるよう
に調整された。次いで上記の混合物は押出成型(成型条
件;220°±5℃;圧力約100kg/cm2 .G
;滞留時間10〜14分;能力1.5kg/hr;スク
リュー20rpm;押出機のスクリューの長さ(L)と
直径(D)の比L/D≒25)されて抗菌性HDPEモ
ノフィラメントが試作された。試作されたモノフィラメ
ントは約10倍に延伸されて約400デニールのモノフ
ィラメントとされた。一方抗菌剤無添加のHDPEモノ
フィラメントが前記の方法に準じて調製された(HDP
E−BL)。
【0135】得られたモノフィラメントの物性は満足す
べきものであり、好ましい充分の強度を示した。このモ
ノフィラメントを使用して、既述のシエークフラスコ法
(SF法)により抗菌力の評価試験が行われ、表−18
に記載した結果が得られた。
べきものであり、好ましい充分の強度を示した。このモ
ノフィラメントを使用して、既述のシエークフラスコ法
(SF法)により抗菌力の評価試験が行われ、表−18
に記載した結果が得られた。
【0136】
【0137】HDPE−1およびHDPE−2検体使用
時は、Escherichia coliに対して2
時間の経過時点の測定で同菌の菌数は0であり、これら
の検体は好ましい殺菌効果を示すことが確認された。一
方空試験用のHDPE−BL(抗菌剤無添加)は前記の
細菌に対して抗菌力は全く認められない。次にHDPE
−2検体使用時は、Aspergillus nig
erに対して、2時間の経過時点で菌数は3.9×10
個/ml(死滅率として99.99%以上)であり、さ
らに8時間の経過では菌は完全に死滅している。一方空
試験用のHDPE−BL検体は上記の真菌に対して抗菌
力を全く示さない。
時は、Escherichia coliに対して2
時間の経過時点の測定で同菌の菌数は0であり、これら
の検体は好ましい殺菌効果を示すことが確認された。一
方空試験用のHDPE−BL(抗菌剤無添加)は前記の
細菌に対して抗菌力は全く認められない。次にHDPE
−2検体使用時は、Aspergillus nig
erに対して、2時間の経過時点で菌数は3.9×10
個/ml(死滅率として99.99%以上)であり、さ
らに8時間の経過では菌は完全に死滅している。一方空
試験用のHDPE−BL検体は上記の真菌に対して抗菌
力を全く示さない。
【0138】以上のSF法による抗菌力試験よりも、本
発明の抗菌性組成物を含有するHDPEモノフィラメン
トは優れた殺菌力を示すことは明かである。
発明の抗菌性組成物を含有するHDPEモノフィラメン
トは優れた殺菌力を示すことは明かである。
【0139】実施例−13
本例は本発明の抗菌性組成物を含有する抗菌性ポリプロ
ピレン成型体の耐候(光)試験に関するものである。
ピレン成型体の耐候(光)試験に関するものである。
【0140】サンプルS−2及びO−4は個別的に減圧
下に加熱(約220℃)されて、何れの試料についても
、含水率は、2%以下に保持された。前記処理を経た抗
菌剤の粉末と粉末状のPP樹脂は一定比率に保持されて
混合物が調製された(表−19参照)。この混合物は約
200℃付近で溶融状態に保持されて均一混合された後
、約23kg/cm2 .Gで加圧成型されてプレート
状成型体(100×100mm;厚さ1.5mm)が試
作された。得られた抗菌性PP成型体は切断されてPP
−3およびPP−4試験片(50×50mm;厚さ1.
5mm)が調製され、これを用いて耐候性試験が実施さ
れた。すなわち抗菌剤として0.5%を含有する前記の
2種のPP検体は、両者同一条件のもとに、太陽光に2
ケ月間暴露されて、既述の表−14に記載した試験と同
様に暴露前後の検体のL* ,a* およびb* 値よ
りY′Eab* を算出して表−19に記載した結果が
得られた。
下に加熱(約220℃)されて、何れの試料についても
、含水率は、2%以下に保持された。前記処理を経た抗
菌剤の粉末と粉末状のPP樹脂は一定比率に保持されて
混合物が調製された(表−19参照)。この混合物は約
200℃付近で溶融状態に保持されて均一混合された後
、約23kg/cm2 .Gで加圧成型されてプレート
状成型体(100×100mm;厚さ1.5mm)が試
作された。得られた抗菌性PP成型体は切断されてPP
−3およびPP−4試験片(50×50mm;厚さ1.
5mm)が調製され、これを用いて耐候性試験が実施さ
れた。すなわち抗菌剤として0.5%を含有する前記の
2種のPP検体は、両者同一条件のもとに、太陽光に2
ケ月間暴露されて、既述の表−14に記載した試験と同
様に暴露前後の検体のL* ,a* およびb* 値よ
りY′Eab* を算出して表−19に記載した結果が
得られた。
【0141】
【0142】これより本発明の抗菌性組成物を0.5%
含有するPP成型体(PP−3)の耐候性は公知の抗菌
性ゼオライトO−4を0.5%含有するPP成型体(P
P−4)より遙かに優れていることは明かである。前述
したように、本発明のシリカゲルを母体とする抗菌性組
成物中の抗菌層に存在する銀はシリカゲルの骨格を形成
しているシリカゲルにより光より遮断されて保護された
状態で存在している。かゝる本発明の抗菌性組成物はP
Pに均一に分散しており、これを太陽光に暴露した場合
に、銀の光化学反応によるPP成型体の色調の変化を極
力防止している。さらにS−2中のナトリウムは1.2
3%で極めて微量である。このために本発明の抗菌性組
成物を含有するPP検体に存在するナトリウムの化学反
応が抑制されて、PP成型体の耐候性を低下させるのを
防いでいる。一方公知の抗菌性ゼオライトO−4(Na
AgZ)を含有するPP成型体は、光照射の影響を受け
て変色しやすく、2ケ月間照射後の色調の変化は大きい
。
含有するPP成型体(PP−3)の耐候性は公知の抗菌
性ゼオライトO−4を0.5%含有するPP成型体(P
P−4)より遙かに優れていることは明かである。前述
したように、本発明のシリカゲルを母体とする抗菌性組
成物中の抗菌層に存在する銀はシリカゲルの骨格を形成
しているシリカゲルにより光より遮断されて保護された
状態で存在している。かゝる本発明の抗菌性組成物はP
Pに均一に分散しており、これを太陽光に暴露した場合
に、銀の光化学反応によるPP成型体の色調の変化を極
力防止している。さらにS−2中のナトリウムは1.2
3%で極めて微量である。このために本発明の抗菌性組
成物を含有するPP検体に存在するナトリウムの化学反
応が抑制されて、PP成型体の耐候性を低下させるのを
防いでいる。一方公知の抗菌性ゼオライトO−4(Na
AgZ)を含有するPP成型体は、光照射の影響を受け
て変色しやすく、2ケ月間照射後の色調の変化は大きい
。
【0143】作用
本願の抗菌性組成物はシリカゲルを母体としており、こ
れは公知の無機系の抗菌性ゼオライトと化学組成や骨格
構造が全く異なるものである。本願組成物中の抗菌層は
、既述のように、シリカゲル母体の大きな径を有する細
孔表面に形成され、これは極めて安定である。この抗菌
層中の抗菌金属は均一な分布を有し、またその中のアル
カリ金属等の存在量は少量である。上記の抗菌層は、既
述したように、多量の母体中のシリカによって遮蔽され
た状態で存在している。他方、公知の抗菌性ゼオライト
の保持している細孔径は本抗菌性組成物のそれに比較し
てより小さい(例えばA型やX型ゼオライト母体では細
孔径は4Åと10Åである)。従って両抗菌剤の解離に
もとづいて生成する抗菌金属の細孔内拡散速度は、本抗
菌性組成物の方が抗菌性ゼオライトに比較して遙かに大
であり、抗菌剤と細菌との接触面積を考慮すれば、本剤
の方が公知の抗菌剤より遙かに遊離である。また本抗菌
性組成物の活性表面における細菌やカビ類の吸着は公知
の抗菌性ゼオライトの表面におけるよりも大であり、そ
のために本抗菌性組成物はより好ましい抗菌〜殺菌効果
を発揮する。これは、各既述の試験例に見られるように
、本剤は抗菌性ゼオライトに比較しえない程の驚異的な
抗菌効果を発揮していることより確実に確認された。 また、本発明にかかる組成物を使用して公知の抗菌性ゼ
オライトと同一の抗菌効果を挙げるために必要な、組成
物中に含有される抗菌金属量は、抗菌性ゼオライトのそ
れに比して、より少量で済む特徴がある。上述したよう
な両抗菌剤の抗菌能の差異は母体構造の本質的差異にも
とづくものである。すなわち、抗菌性ゼオライトの解離
により生成した抗菌金属イオンもゼオライトの有するマ
クロ孔(macro、pore)やミクロ孔(micr
o pore)を通じて拡散するが、ミクロ孔の径は
極めて小さいために拡散が遅くなり、その結果抗菌性作
用に寄与しない抗菌金属イオンも可成り存在するため、
上記の相違が生ずると考えられる。
れは公知の無機系の抗菌性ゼオライトと化学組成や骨格
構造が全く異なるものである。本願組成物中の抗菌層は
、既述のように、シリカゲル母体の大きな径を有する細
孔表面に形成され、これは極めて安定である。この抗菌
層中の抗菌金属は均一な分布を有し、またその中のアル
カリ金属等の存在量は少量である。上記の抗菌層は、既
述したように、多量の母体中のシリカによって遮蔽され
た状態で存在している。他方、公知の抗菌性ゼオライト
の保持している細孔径は本抗菌性組成物のそれに比較し
てより小さい(例えばA型やX型ゼオライト母体では細
孔径は4Åと10Åである)。従って両抗菌剤の解離に
もとづいて生成する抗菌金属の細孔内拡散速度は、本抗
菌性組成物の方が抗菌性ゼオライトに比較して遙かに大
であり、抗菌剤と細菌との接触面積を考慮すれば、本剤
の方が公知の抗菌剤より遙かに遊離である。また本抗菌
性組成物の活性表面における細菌やカビ類の吸着は公知
の抗菌性ゼオライトの表面におけるよりも大であり、そ
のために本抗菌性組成物はより好ましい抗菌〜殺菌効果
を発揮する。これは、各既述の試験例に見られるように
、本剤は抗菌性ゼオライトに比較しえない程の驚異的な
抗菌効果を発揮していることより確実に確認された。 また、本発明にかかる組成物を使用して公知の抗菌性ゼ
オライトと同一の抗菌効果を挙げるために必要な、組成
物中に含有される抗菌金属量は、抗菌性ゼオライトのそ
れに比して、より少量で済む特徴がある。上述したよう
な両抗菌剤の抗菌能の差異は母体構造の本質的差異にも
とづくものである。すなわち、抗菌性ゼオライトの解離
により生成した抗菌金属イオンもゼオライトの有するマ
クロ孔(macro、pore)やミクロ孔(micr
o pore)を通じて拡散するが、ミクロ孔の径は
極めて小さいために拡散が遅くなり、その結果抗菌性作
用に寄与しない抗菌金属イオンも可成り存在するため、
上記の相違が生ずると考えられる。
【0144】一方、前述の理由にもとづいて、本願抗菌
性組成物の細菌類に対する利用効果は公知の抗菌性ゼオ
ライトより極めて高くなる。実施例に示された試験デー
タは、これを裏付けしている。次に本願抗菌性組成物の
耐熱・耐候性は公知のゼオライト等に比べ非常に優れて
いる。これは本抗菌性組成物中の抗菌層は過大に存在す
るシリカによりコーティング(coating)された
状態にあるためと考えられる。また前記抗菌層中のアル
カリ金属量が極めて少なく抑えられているので、これの
耐候性に及ぼす悪影響を最少限に抑制しているからであ
る。
性組成物の細菌類に対する利用効果は公知の抗菌性ゼオ
ライトより極めて高くなる。実施例に示された試験デー
タは、これを裏付けしている。次に本願抗菌性組成物の
耐熱・耐候性は公知のゼオライト等に比べ非常に優れて
いる。これは本抗菌性組成物中の抗菌層は過大に存在す
るシリカによりコーティング(coating)された
状態にあるためと考えられる。また前記抗菌層中のアル
カリ金属量が極めて少なく抑えられているので、これの
耐候性に及ぼす悪影響を最少限に抑制しているからであ
る。
【0145】本発明のシリカゲルを母体とする耐熱・耐
候性抗菌性組成物の主な特徴や効果を下記に要約する。
候性抗菌性組成物の主な特徴や効果を下記に要約する。
【0146】1.本抗菌性組成物は無機物質より構成さ
れているので有機系の抗菌剤に比較して構造的に安定し
ており、蒸気圧も小さく(不揮発性)、耐熱性も高い特
徴がある。さらに本剤は無臭で、化学的にも安定であり
、毒性も少なく、それの安全性は大である。
れているので有機系の抗菌剤に比較して構造的に安定し
ており、蒸気圧も小さく(不揮発性)、耐熱性も高い特
徴がある。さらに本剤は無臭で、化学的にも安定であり
、毒性も少なく、それの安全性は大である。
【0147】2.本抗菌性組成物は詳述したような独特
の特徴的構成要件を具備しているため、従来の公知の無
機系抗菌剤、例えば抗菌性ゼオライトに比較して耐熱性
ならびに耐候性の点でも非常に優れている。
の特徴的構成要件を具備しているため、従来の公知の無
機系抗菌剤、例えば抗菌性ゼオライトに比較して耐熱性
ならびに耐候性の点でも非常に優れている。
【0148】3.本抗菌性組成物の抗菌ならびに殺菌力
は、公知の無機系抗菌剤に比較して圧倒的に大であり、
且つそれの抗菌スペクトルもより広い。本組成物は公知
の無機系のものに比較してより少量の使用で細菌やカビ
類に対して優れた効果を発揮し、長期に亘り殺菌〜殺菌
効果が持続される利点がある。本組成物の菌類の殺菌速
度は、公知の抗菌性ゼオライトに比較できない程、大で
ある。
は、公知の無機系抗菌剤に比較して圧倒的に大であり、
且つそれの抗菌スペクトルもより広い。本組成物は公知
の無機系のものに比較してより少量の使用で細菌やカビ
類に対して優れた効果を発揮し、長期に亘り殺菌〜殺菌
効果が持続される利点がある。本組成物の菌類の殺菌速
度は、公知の抗菌性ゼオライトに比較できない程、大で
ある。
【0149】4.本組成物の一般細菌類に対する殺菌力
は、公知の無機系のものに比較して、驚異的に大である
。また真菌に対する本剤の殺菌作用は公知の抗菌剤に比
較して驚異的に大である。
は、公知の無機系のものに比較して、驚異的に大である
。また真菌に対する本剤の殺菌作用は公知の抗菌剤に比
較して驚異的に大である。
【0150】5.本組成物の細菌類に対する殺菌速度も
、公知の無機系の剤に比較して極端に大である。両者の
殺菌速度の顕著な差異は母体構造の根本的な相違にもと
づく。 6.本組成物は水に難溶である。本組成物のシリカゲル
母体の細孔表面に形成される抗菌〜殺菌層は母体のゲル
と安定に結合しており、これは勿論水に難溶である。前
記層よりの抗菌金属イオンの放出は徐々に好ましい状態
で行われる。また放出された抗菌金属イオンの細孔内拡
散も速かに行われるので細菌類と抗菌金属イオンの反応
が理想的に実施される特徴がある。
、公知の無機系の剤に比較して極端に大である。両者の
殺菌速度の顕著な差異は母体構造の根本的な相違にもと
づく。 6.本組成物は水に難溶である。本組成物のシリカゲル
母体の細孔表面に形成される抗菌〜殺菌層は母体のゲル
と安定に結合しており、これは勿論水に難溶である。前
記層よりの抗菌金属イオンの放出は徐々に好ましい状態
で行われる。また放出された抗菌金属イオンの細孔内拡
散も速かに行われるので細菌類と抗菌金属イオンの反応
が理想的に実施される特徴がある。
【0151】7.本抗菌性組成物は気相、液相および固
相中に存在する種々の細菌に対して好ましい抗菌ないし
殺菌力を発揮する。
相中に存在する種々の細菌に対して好ましい抗菌ないし
殺菌力を発揮する。
【0152】8.本組成物の粒子径は任意に調節するこ
とが可能であり、且つそれの使用中に微粉化しないので
広汎な用途に対処しやすい利点がある。
とが可能であり、且つそれの使用中に微粉化しないので
広汎な用途に対処しやすい利点がある。
【0153】9.組成物の分散性は良好であり、従って
、各種ポリマーの添加、混合は容易である。また本組成
物の所要量を用いてポリマーを抗菌化させても、殆んど
総てのポリマーの物性を劣化させない特徴がある。
、各種ポリマーの添加、混合は容易である。また本組成
物の所要量を用いてポリマーを抗菌化させても、殆んど
総てのポリマーの物性を劣化させない特徴がある。
【0154】10.本組成物自身それの耐熱・耐候性は
優れているので、これを用いてポリマーを抗菌化して得
られる抗菌ポリマーの物性の経時変化は僅少である。ま
た本抗菌性ポリマーは一般細菌やカビ類に対して長期に
亘り優れた効果を発揮するのみならず防藻効果も大であ
る。
優れているので、これを用いてポリマーを抗菌化して得
られる抗菌ポリマーの物性の経時変化は僅少である。ま
た本抗菌性ポリマーは一般細菌やカビ類に対して長期に
亘り優れた効果を発揮するのみならず防藻効果も大であ
る。
【0155】11.前述したように、本組成物の毒性は
少なく、それの安全性は高い。従ってこれを含有する抗
菌ポリマーの安全性も高い。
少なく、それの安全性は高い。従ってこれを含有する抗
菌ポリマーの安全性も高い。
【0156】12.本組成物を添加・混合しななるポリ
マー自身の抗菌化は勿論であるが、得られる抗菌化ポリ
マーと接触する気相や液相に存在する菌類に対しても、
併せて好ましい抗菌効果を発揮する利点がある。
マー自身の抗菌化は勿論であるが、得られる抗菌化ポリ
マーと接触する気相や液相に存在する菌類に対しても、
併せて好ましい抗菌効果を発揮する利点がある。
【0157】13.本組成物の抗菌力は公知の無機系(
例えば抗菌性ゼオライトに比較して、より優れているの
で、ポリマーに添加・混合して使用する際、同一効果を
挙げるためには前者の使用量は後者のそれより少なくて
済む利点がある。
例えば抗菌性ゼオライトに比較して、より優れているの
で、ポリマーに添加・混合して使用する際、同一効果を
挙げるためには前者の使用量は後者のそれより少なくて
済む利点がある。
Claims (9)
- 【請求項1】 シリカゲルの細孔表面に銀および任意
に他の抗菌性金属で置換されたアルミノ珪酸塩層を有す
る抗菌性組成物であって、組成物中の、主としてアルカ
リ金属であるイオン交換可能な金属の量が、無水基準で
該組成物の1g当たり2.57ミリモル以下であること
を特徴とする、シリカゲルを母体とする耐熱・耐候性抗
菌性組成物。 - 【請求項2】 前記イオン交換可能な金属が、リチウ
ム、ナトリウム、カリウムおよびこれらの混合物からな
る群より選ばれることを特徴とする請求項1記載の抗菌
性組成物。 - 【請求項3】 少なくとも0.3cm3 /gの細孔
容積と少なくとも100m2 /gの比表面積を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の抗菌性組成物
。 - 【請求項4】 抗菌性金属の量が少なくとも0.04
当量分率であることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれか1項記載の抗菌性組成物。 - 【請求項5】 他の抗菌性金属が銅、亜鉛、水銀、錫
、鉛、ビスマス、カドミウム、およびクロムからなる群
より選ばれることを特徴とする請求項1ないし4のいず
れか1項記載の抗菌性組成物。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項記載
の抗菌性組成物とポリマーを含む、耐候性を有する抗菌
性ポリマー組成物。 - 【請求項7】 抗菌性組成物の量が組成物全体に対し
て0.01〜25重量%であることを特徴とする請求項
6記載の抗菌性ポリマー組成物。 - 【請求項8】 1)シリカゲルをアルカリ溶液および
アルミン酸塩溶液で処理し、シリカゲルの活性な細孔表
面にアルミノ珪酸塩よりなる無抗菌層を有し、該層中の
イオン交換可能な金属が主としてアルカリ金属であって
、その量が反応生成物の無水基準で1g当たり2.6ミ
リモル以下であるような生成物を得る工程、および2)
前記無抗菌層のイオン交換可能な金属を銀および任意に
他の抗菌性金属とイオン交換させる工程、を含む請求項
1記載のシリカゲルを母体とする耐熱・耐候性抗菌性組
成物の製造方法。 - 【請求項9】 他の抗菌性金属が銅、亜鉛、水銀、錫
、鉛、ビスマス、カドミウム、およびクロムからなる群
より選ばれることを特徴とする請求項8記載の抗菌性組
成物の製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3058956A JPH0699258B2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 耐熱・耐候性抗菌性組成物 |
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| AU82630/91A AU643314B2 (en) | 1991-03-22 | 1991-08-21 | Antimicrobial composition having resistance to heat and weathers |
| EP91307870A EP0505638B1 (en) | 1991-03-22 | 1991-08-28 | Antimicrobial composition having resistance to heat and weather |
| DE69126520T DE69126520T2 (de) | 1991-03-22 | 1991-08-28 | Antimikrobielle Zusammensetzung mit einer Hitze- und Witterungsbeständigkeit |
| US07/751,969 US5298252A (en) | 1991-03-22 | 1991-08-29 | Antimicrobial composition having resistance to heat and weathers |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3058956A JPH0699258B2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 耐熱・耐候性抗菌性組成物 |
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|---|---|
| JPH04295406A true JPH04295406A (ja) | 1992-10-20 |
| JPH0699258B2 JPH0699258B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=13099293
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3058956A Expired - Fee Related JPH0699258B2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 耐熱・耐候性抗菌性組成物 |
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| JP (1) | JPH0699258B2 (ja) |
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| JP3038133B2 (ja) * | 1995-03-14 | 2000-05-08 | 株式会社萩原技研 | 抗菌性樹脂組成物 |
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| EP1241973B1 (en) | 1999-12-28 | 2007-04-11 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Use-dependent indicator system for absorbent articles |
| US6916480B2 (en) | 1999-12-28 | 2005-07-12 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wiper containing a controlled-release anti-microbial agent |
| US6391925B1 (en) | 2000-01-13 | 2002-05-21 | Ecolab Inc. | Liquid phenolic composition |
| US20030185889A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Jixiong Yan | Colloidal nanosilver solution and method for making the same |
| SE533902C2 (sv) * | 2009-09-22 | 2011-02-22 | Small Particle Technology Gbg Ab | Nanopartiklar av silver |
| CN109096685A (zh) * | 2018-07-18 | 2018-12-28 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种抗菌低voc的abs复合材料及其制备方法 |
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|---|---|---|---|---|
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| JPS6323960A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-02-01 | Zenji Hagiwara | 非晶質アルミノ珪酸塩粒子を含有する高分子体及びその製造方法 |
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1991
- 1991-03-22 JP JP3058956A patent/JPH0699258B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-20 CA CA002049511A patent/CA2049511C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-21 AU AU82630/91A patent/AU643314B2/en not_active Ceased
- 1991-08-28 EP EP91307870A patent/EP0505638B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-28 DE DE69126520T patent/DE69126520T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-08-29 US US07/751,969 patent/US5298252A/en not_active Expired - Fee Related
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