JPH0430977B2 - - Google Patents
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- JPH0430977B2 JPH0430977B2 JP61247349A JP24734986A JPH0430977B2 JP H0430977 B2 JPH0430977 B2 JP H0430977B2 JP 61247349 A JP61247349 A JP 61247349A JP 24734986 A JP24734986 A JP 24734986A JP H0430977 B2 JPH0430977 B2 JP H0430977B2
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は磁気記録用二軸延伸ポリエステルフイ
ルムに関し、更に詳しくは優れた電磁変換性、表
面平坦性及び走行性に加え、光透過率の低い磁気
記録用二軸延伸ポリエステルフイルムに関する。 <従来技術> ポリエステルフイルムは、磁気テープ用途、電
気用途など種々な用途に用いられる。磁気テープ
用途、就中ビデオテープ用途においては、近年、
高密度記録に向い、電磁変換特性を向上させるた
めに平滑なフイルム表面が要求されると共に、デ
ツキにおけるテープの走行性、耐摩耗性及び耐久
性の向上のために摩擦係数の低いことが要求され
ている。これと同時に、これら磁気テープに用い
る強磁性粉末はますます微粉末化している。磁性
粉が微粉末化されると、波長の長い光は磁性粉に
よつて散乱されにくくなり光透過率が高くなる。
このため、非磁性支持体と磁気記録層の光透過率
の差を利用して終端検出を行なう磁気記録媒体で
は、光透過率を下げる必要がある。従来、磁気記
録層中に帯電防止剤、研磨剤等の有色の無機微粉
末を含有させて、光透過率を下げていたが、この
方法は他方で電磁変換特性、ヘツド摩耗等の面で
限界があつた。 そこで、ベースフイルムの光透過率を下げるこ
とが検討され、ポリエステルフイルムにカーボン
ブラツク等の遮光剤を含有させることが提案され
ている。しかし、光透過率を低くするのに充分な
量のカーボンブラツクを用いるとポリエステルフ
イルムの表面が粗面化し、該粗面化に起因して磁
気塗料を塗布後の表面が粗れ、電磁変換特性が悪
化する傾向がある等の問題が新たに生じる。この
問題を改善する方法としてカーボンブラツクの分
散を良くするための分散剤が検討されている。し
かし、フイルム表面の平坦性を満足できるものは
未だ見出されていないのが現状である。 <発明の目的> 本発明者は、表面平坦性が更に改善され、かつ
遮光性に優れた二軸延伸ポリエステルフイルムを
得るべく研究した結果、光吸収能の高い、特定一
次粒径のカーボンブラツクと光学的屈折率の高い
不活性固体微粒子とを組合せて用いると、これら
の相乗作用によつてカーボンブラツク量を少なく
しても充分な遮光性を発現できることを見出し、
本発明に到達した。 本発明の目的は、優れた電磁変換特性、表面平
坦性及び走行性に加え、光透過率の低い磁気記録
用二軸延伸ポリエステルフイルムを提供すること
にある。 <発明の構成・効果> 本発明の目的は、本発明によれば、平均一次粒
径0.04〜0.2μmのカーボンブラツク(A)0.5〜2.5重
量%と平均粒径0.1〜0.5μmの、光学的屈折率1.8
以上の不活性固定微粒子(B)0.05〜2.0重量%を分
散含有せしめた二軸延伸ポリエステルフイルムで
あつて、該フイルムの波長900nmにおける光線
透過率が30%以下であり、かつ表面粗さが0.007
〜0.024μmであることを特徴とする磁気記録用二
軸延伸ポリエステルフイルムによつて達成され
る。 本発明におけるポリエステルとは芳香族ジカル
ボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを
主たるグルコール成分とするポリエステルであ
る。かかるポリエステルは実質的に線状であり、
そしてフイルム形成性特に溶融成形によるフイル
ム形成性を有する。芳香族ジカルボン酸として
は、例えばテレフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、イソフタル酸、ジフエニルエタンジカルボン
酸、ジフエニルジカルボン酸、ジフエニルエーー
テルジカルボン酸、ジフエニルスルホンジカルボ
ン酸、ジフエニルケトンジカルボン酸、アンスラ
センジカルボン酸等をあげることができる。脂肪
族グリコールとしては、例えばエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレング
リコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメ
チレングリコール、デカメチレングリコールの如
き炭素数2〜10のポリメチレングリコールあるい
はシクロヘキサンジメタノールの如き脂環族ジオ
ール等をあげることができる。 本発明において、ポリエステルとしては例えば
アルキレンテレフタレート及び/又はアルキレン
ナフタレートを主たる構成成分とするものが好ま
しく用いられる。 かかるポリエステルのうちでも例えばポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
はもちろんのこと、例えば全ジカルボン酸成分の
80モル%以上がテレフタル酸及び/又はナフタレ
ンジカルボン酸であり、全グリコール成分の80モ
ル%以上がエチレングリコールである共重合体が
特に好ましい。その際全酸成分の20モル%以下の
ジカルボン酸は上記芳香族ジカルボン酸であるこ
とができ、また例えばアジピン酸、セバチン酸の
如き脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサン−1,
4−ジカルボン酸の如き脂環族ジカルボン酸等で
あることができる。また、全グリコール成分の20
モル%以下は、エチレングリコール以外の上記グ
リコールであることができ、あるいは例えばハイ
ドロキノン、レゾルシン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパンの如き芳香族ジオー
ル;1,4−ジヒドロキシメチルベンゼンの如き
芳香環を含む脂肪族ジオール;ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコールの如きポリアルキレングリコ
ール(ポリオキシアルキレングリコール)等であ
ることもできる。 また、本発明におけるポリエステルには、例え
ばヒドロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸;ω
−ヒドロキシカプロン酸の如き脂肪族オキシ酸等
のオキシカルボン酸に由来する成分を、ジカルボ
ン酸成分およびオキシカルボン酸成分の総量に対
し20モル%以下で含有するものも包含される。さ
らに本発明におけるポリエステルには実質的に線
状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2モル
%以下の量で、3官能以上のポリカルボン酸又は
ポリヒドロキシ化合物、例えばトリメリツト酸、
ペンタエリスリトール等を共重合したものをも包
含される。 かかるポリエステルとしては、O−クロロフエ
ノール中の溶液として35℃で測定して求めた固有
粘度0.4〜0.8のものが好ましい。 本発明においては、ポリエステル中に平均一次
粒径0.04〜0.2μmのカーボンブラツク(A)を0.5〜
2.5重量%、および平均粒径0.1〜0.5μmの屈折率
1.8以上の不活性固体微粒子(B)を0.05〜2.0重量%
均一に分散含有させる。これにより、カーボンブ
ラツク含有量が少ない場合でも充分な遮光性を得
ることができる。この充分な遮光性を発現する理
由は明瞭ではないが、光学的屈折率の高い不活性
固体微粒子は光散乱能が高く、これと光吸収能の
高いカーボンブラツクとの相乗作用によるものと
考えられる。 このカーボンブラツク(A)は、時に限定はされな
いが、ケツチエンブラツク、サーマルブラツク、
チヤンネルブラツク、フアーネスブラツク、アセ
チレンブラツク等が好ましい。また、カーボンブ
ラツクは凝集が起き易いので分散剤を添加し、ボ
ールミル、サンドミル等により均一分散さてて用
いることが好ましい。分散剤としてはポリビニル
ピロリドンが好ましく用いられる。 カーボンブラツクの平均一次粒径が0.2μmを越
えると、カーボンブラツクによりフイルム表面が
著しく粗れるようになり、好ましくない。またカ
ーボンブラツクの平均一次粒径が0.04μmより小
さくなると、分散剤を使用しても凝集が起き易く
なり、これによる表面粗れが発生して好ましくな
い。これらの点から、カーボンブラツクの平均一
次粒径は0.06〜0.2μmであることが好ましい。 また、カーボンブラツクの添加量が0.5重量%
より少なくなると遮光性が不充分となり、また
2.5重量%を越えると、凝集が発生するようにな
り、更に凹凸が正起され表面が粗くなるので、好
ましくない。カーボンブラツクの添加量は0.7〜
2.0重量%が好ましく、0.8〜1.5重量%が特に好ま
しい。 さらに、光学的屈折率1.8以上の不活性固体微
粒子(B)としては、特に限定はされないが、二酸化
チタン、黒色酸化鉄(四三酸化鉄)、酸化亜鉛、
カドミウムイエロー、リトポン(硫化亜鉛、硫酸
パリウム共沈混合体)などが好ましく例示され
る。かかる不活性固体微粒子の平均粒径は0.10〜
0.50μmの範囲、さらに0.15〜0.40μmの範囲、特
に0.20〜0.35μmの範囲にあると好ましい。 不活性固体微粒子の平均粒径が大きすぎると、
フイルム表面の粗さが大となり、例えば磁気テー
プとしたときの電磁変換特性が悪くなり、またカ
ーボンブラツクとの相乗効果による遮光性向上も
充分でないので、好ましくない。また平均粒径が
小さすぎると、凝集が発生し易くなり、粗大突起
が生じて、例えばテープとしたときにドロツプア
ウト(信号欠落)となる原因になるので、好まし
くない。 本発明においては、カーボンブラツク(A)の含有
量に対する光学的屈折率1.8以上の不活性固体微
粒子(B)の含有量の比(重量比:B/A)が下記式 0.05≦(B/A)≦0.8 を満足することが好ましい。この重量比(B/
A)が大きくなりすぎても、小さくなりすぎて
も、光学的屈折率の高い不活性固体微粒子(B)とカ
ーボンブラツク (A)との相互作用が小さくなるた
めか、充分な遮光性を得るためには(A+B)の
合計の含有量が多くなつてしまい、表面が粗れて
好ましくない。重量比(B/A)は0.1以上0.6以
下が好ましく、0.15以上0.4以下がさらに好まし
い。 本発明においては、ポリエステルフイルムに、
磁気テープとしたときの走行性、耐久性等を賦与
する目的で、カーボンブラツク(A)及び光学的屈折
率1.8以上の不活性固体微粒子(B)の他に、滑剤と
しての不活性粒子(C)を含有させることが好まし
い。かかる不活性粒子は平均粒径0.1〜1.2μmの
ものが好ましく、この量は0.03〜1重量%が好ま
しい。 ここで言う“不活性粒子”はカーボンブラツク
(A)及び光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子
(B)以外の常温で固体のもの、例えば有機酸の金属
塩、無機物等を意味する。好ましい不活性粒子(C)
としては、二酸化ケイ素(水和物、ケイ藻土、
ケイ砂、石英等を含む)、アルミナ、SiO2分
を30重量%以上含有するケイ酸塩(例えば非晶質
或いは結晶質の粘土鉱物、アルミノシリケート化
合物(焼成物や水和物を含む)、温石綿、ジルコ
ン、フライアツシユ等)、Mg、Zn及びZrの酸
化物、Ca及びBaの硫酸塩、Li、Na及びCa
のリン酸塩(1水素塩や2水素塩を含む)、Li、
Na及びKの安息香酸塩、Ca、Ba、Zn及びMn
のテレフタル酸塩、Mg、Ca、Ba、Zn、Cd、
Pb、Sr、Mn、Fe、Co及びNiのチタン酸塩、
Ba及びPbのクロム酸塩、Ca及びMgの炭酸塩、
ガラス(例えばガラス粉、ガラスビーズ等)、
ホタル石、およびZnSが例示される。特に好
ましく用いられるものとして、無水ケイ酸、含水
ケイ酸、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム
(焼成物、水和物等を含む)、燐酸1リチウム、燐
酸3リチウム、燐酸ナトリウム、燐酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、安息香酸ナトリウム、これら
の化合物の複塩(水和物を含む)、ガラス粉、粘
土(カオリン、ベントナイト、白土等を含む)、
タルク、ケイ藻土等が例示される。 不活性粒子(C)、カーボンブラツク(A)及び不活性
固体微粒子(B)の含有は、それぞれ従来から微粒子
の含有法として知られている方法によつて行なう
ことができる。例えば不活性粒子(C)、カーボンブ
ラツク(A)及び不活性固体微粒子(B)をそれぞれのポ
リエステル製造の反応系例えば反応前、反応中ま
たは反応後に添加することができる。 本発明の二軸延伸ポリエステルフイルムは、そ
の表面粗さ(Ra)が0.007〜0.024μmである必要
がある。この表面粗さ(Ra)が0.024μmを越え
ると、磁気テープとした際の電磁変換特性が悪化
するので好ましくなく、一方0.007μmより小さく
なると、平坦になりすぎて滑り性が悪く、ベース
フイルムの巻取時および加工時にシワが発生した
りするので好ましくない。フイルムの表面粗さ
(Ra)は0.018μm以下0.008μm以上が好ましく、
0.014μm以下0.009μm以上が特に好ましい。 本発明における二軸延伸ポリエステルフイルム
は、波長900nmにおける光線透過率が30%以下
である必要がある。フイルムの光線透過率が高く
なり、遮光性が悪くなると、これを用いて磁気テ
ープとした場合にも光透過率が高くなり、このた
め非磁性支持体と磁気記録層部との光透過率の差
を利用して終端検出を行なう方式では光透過率の
差が小さく、終端検出の検知トラブルを起し易く
なる。波長900nmにおける光線透過率は20%以
下が好ましく、10%以下が特に好ましい。 本発明の二軸延伸ポリエステルフイルムの製造
は、従来から蓄積された製造法に準じて製造する
ことができる。例えば、カーボンブラツク(A)、不
活性固体微粒子(B)及び不活性粒子(C)をそれぞれ所
定量含有するポリエステルを溶融製膜して非晶質
の未延伸フイルムとし、次いで該未延伸フイルム
の二軸方向に延伸し、熱固定し、必要であれば弛
緩熱処理することによつて製造できる。その際、
フイルム表面特性は、例えば不活性固体微粒子
(B)、不活性粒子(C)等の形状、粒径、量等によつ
て、また延伸条件によつて変化するので適宜選択
する。例えば、延伸温度は、1段目延伸温度(例
えば縦方向延伸温度:T1)が(Tg−10)〜(Tg
+45)℃の範囲(但し、Tg:ポリエステルのガ
ラス転移温度)から、2段目延伸温度(例えば横
方向延伸温度:T2)は(T1+10)〜(T1+40)
℃の範囲から選択するとよい。また、延伸倍率は
縦方向の延伸倍率が3.0以上、特に3.5倍以上でか
つ面積倍率が10倍以上、特に12倍以上となる範囲
から選択するとよい。更にまた、熱固定温度は
180〜250℃、更には200〜230℃の範囲から選択す
るとよい。 本発明の二軸延伸ポリエステルフイルムは磁気
記録媒体用、特に高級磁気テープ用として優秀な
特性を有する。 <実施例> 以下、実施例を掲げて本発明を更に説明する。 なお、本発明における種々の物性値及び特性は
以下の如くして測定されたものであり且つ定義さ
れる。 (1) 粒子の平均粒径 (1‐1) カーボンブラツクの平均一次粒径カー
ボンブラツク粉体にクロロホルムを加え、超
音波洗浄機で振動して分散させた後、メツシ
ユにのせて透過型電子顕微鏡で8万倍の倍率
で観察し、一次粒径を読みとり、その平均値
を求める。 (1‐2) カーボンブラツク以外の粒子の平均粒
径 島津製作所CP−50型セントリフユグルパ
テイクル・サイズ・アナライザー
(Centrifugal particle Size Analycer)を
用いて測定した。得れらた遠心沈降曲線を基
に算出した各粒径の粒子とその存在量との累
積曲線から、50マスパーセント(mass
persent)に相当する粒径を読み取り、この
値を上記平均粒子とした(「粒度測定技術」
日刊工業新聞社発行、1975年、頁242〜247参
照)。 (2) 光透過率 島津マルチパーパス自記分光光度計(MPS
−5000)を用い、ベースフイルムの波長900n
mにおける光透過率を測定した。 (3) フイルム表面粗さ(Ra) 中心線平均粗さ:Ra(単位μm)としてJIS
−B0601で定義される値である。(株)小坂研究所
の触針式表面粗さ計(SURFCORDER SE−
30C)を用いて、触針半径:2(μm、測定
圧:0.03g、カツトオフ値:0.25mmの条件下に
フイルム表面粗さ曲線ををかかせ、該フイルム
表面粗さ曲線からその中心線の方向に測定長さ
Lの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心
線をX軸とし、縦倍率の方向をY軸として、粗
さ曲線をY=f(x)で表わしたとき、次の式
で与えられる値(Ra:μm)をフイルム表面
粗さとして定義する。 Ra=1/L∫L 0|f(x)|dx 本発明では、基準長を2.5mmとして5個測定
し、値の大きい方から1個除いた4個の平均値
としてRaを表わした。 (4) 磁気コーテイングフイルムの電磁変換特性
(クロマS/N) フイルム上に、下記組成 Co含有酸化鉄粉末 100重量部 エスレツクA(積水化学製品塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体) 10重量部 ニツポラン2304(日本ポリウレタン製ポリウレ
タンエラストマー) 10重量部 コロネートL(日本ポリウレタン製ポリイソシ
アネート) 5重量部 レシチン 1重量部 メチルエチルケトン 75重量部 メチルイソブチルケトン 75重量部 トルエン 75重量部 添加剤(潤滑剤、シリコン樹脂) 0.15重量部 カーボンブラツク 別途所定量 を持つ磁性粉末塗料をグラビアロールにより塗
布し、ドクターナイフにより磁性塗料層をスム
ージングし、磁性塗料の未だ乾かぬ間に常法に
より磁気配向させ、しかる後オーブンに導いて
乾燥キユアリングする。更にカレンダー加工し
て塗布表面に均一にし、スリツトして約5μの
磁性層を形成した1/2インチ巾の磁気コーテイ
ングテープを作成する。この磁気コーテイング
テープの電磁変換特性(クロマS/N)を下記
の方法において測定する。 市販の家庭用VTRを用いて50%白レベル信
号(100%白レベル信号はピーク;ツー;ピー
クの電圧が0.714ボルトである)に、100%クロ
マレベル信号を重した信号を記録し、その再生
信号をシバソクノイズメーター:タイプ925R
を用いて測定を行なう。クロマS/Nの定義は
シバソクの定義に従い次の通りである。 クロマS/N(dB) =20log{ES(p−p)/EN(rms)} ここでES(p−p)は白レベル信号の再生信
号のピーク ツ ピークの電圧差(p−p)で
ある。 RS(p−p)=0.714V(p−p) また、EN(rms)はクロマレベル信号の再生
信号のピークの電圧の平方根値である。 EN(rms)=AMノイズ実行値電圧(V) (5) ドロツプアウト 上記(4)にて磁性粉末塗料を塗布処理したテー
プ(1/2インチ巾)を市販のドロツプアウトカ
ウンター(例えばシバソクVHO1BZ型)にて
5μsec×10dBのドロツプアウトをカウントし1
分間のカウント数を算出した。 (6) 信号トラブル ポリエステルフイルムをベースとし、常法に
より磁気テープ化し、市販のVHSビデオレコ
ーダにより信号、検知トラブル発生の有′
(○)、無(×)で評価した。 (7) 走行性 前記(4)にて作成したテープを同所に記載の方
法で電磁変換特性を評価すると同時にテープと
走行状態を観察した。 ○……走行状態は良好で問題なし。 △……走行状態に若干斑が見られ、張力も高め
であるが、何とか使用できる。 ×……走行状態が悪く、張力も高く走行に耐え
ない。 実施例 1 エチレングリコール(以下EGと略称する)85
重量部に平均粒径0.58μmの炭酸カルシウム15重
量部を添加した後、混合撹拌を行ないスラリーを
得た。 次にジメチルテレフタレート100重量部とEG70
重量部を酢酸マンガン4水和物0.035重量部を触
媒として常法通りエステル交換を行なつた。その
際、上記で得られた炭酸カルシウムのスラリーを
撹拌下添加した。エステル交換反応終了後、エチ
レングリコール共存下加熱還流されたトリメチル
ホスフエートをジメチルテレフタレートに対し
0.015モル%添加し、さらに、三酸化アンチモン
をジメチルテレフタレートに対し0.030モル%添
加し、1Torr以下の高真空下で重縮合反応を行な
つた。重縮合反応終了後ポリマーを水冷、切断し
て、炭酸カルシウム粒子が分散含有されたポリエ
チレンテレフタレートペレツトを得た[以下、ポ
リエステルという]。 また、炭酸カルシウム粒子のエチレングリコー
ルスラリーの代りに前以つて調製しておいた二酸
化チタン粒子のエチレングリコールスラリーを添
加する以外は上記と同様にエステル交換反応及び
重縮合反応を行ない、二酸化チタン粒子が分散さ
れたポリエチレンテレフタレートペレツトを得た
[以下、ポリエステルという]。 更にまた、ポリエステルの製法において不活
性粒子を添加せずにエステル交換反応及び重縮合
反応を行ない、外部府活性粒子の添加されていな
いポリエチレンテレフタレートペレツトを得た
[以下、ポリエステルという]。 更にまた、炭酸カルシウムのエチレングリコー
ルスラリーの代りに、平均一次粒径(以下、単に
平均粒径という)0.06μmのカーボンブラツクの
エチレングリコールスラリーを添加する以外は上
記と同様にエステル交換反応および重縮合反応を
行ない、カーボンブラツク粒子が分散されたポリ
エチレンテレフタレートペレツトを得た[以下、
ポリエステルという]。 ポリエステル、ポリエステル、ポリエステ
ルおよびポリエステルをカーボンブラツク含
量が1.4重量%に、炭酸カルシウム粒子含量が
0.20重量%に、かつ二酸化チタン粒子含量が0.06
重量%になるように混合してブレンド物Aを得
た。 得られたブレンド物Aを常法により溶融押出し
て未延伸フイルムを得、さらにこの未延伸フイル
ムを縦延伸温度105℃、縦延伸倍率3.4倍、横延伸
温度110℃、横延伸倍率3.6倍で逐次二軸延伸を行
ない、さらに215℃で熱処理を施した。 このようにして得られた厚み14μmのポリエス
テルフイルムの特性を表−1に示す。 この二軸配向ポリエステルフイルムをベースフ
イルムとして前述の方法で1/2インチ巾のビデオ
用テープを作成した。その特性を表−1に示す。 表−1から明らかな如く、ベースフイルムの波
長900nmでの光透過率が低く、テープ化後の信
号検知トラブルを発生していない。更にベースフ
イルムの表面粗さも低く、テープの電磁変換特性
も良好で、ドロツプアウトも少なく、総合評価と
しても良好であつた。 実施例 2、3 カーボンブラツクの含有量、二酸化チタン
(TiO2)の含有量を表−1に示すように変更し、
更に炭酸カルシウムの代りに平均粒径0.55μmの
カオリンクレーを使用する以外は、実施例1と同
様にして厚み14μmの二軸延伸ポリエステルフイ
ルムを得、さらにビデオ用磁気記録テープを得
た。この特性は表−1に示す。 表−1から明らかな如く、ベースフイルムの光
透過率が低く、表面粗さも低く、磁気テープとし
ても電気変換特性が良好であり、ドロツプアウト
の少なく、走行性もよく、総合評価としも良好で
あつた。 比較例 1、2 ポリエステル、、、の混合比率を変え
ること以外は実施例1と同様の方法で厚み14μm
の二軸延伸ポリエステルフイルムを得、さらにビ
デオ用磁気記録テープを得た。この特性は表−1
に示す。 表−1から明らかな如く、光学的屈折率の高い
不活性固体微粒子を使用しない比較例1において
は、カーボンブラツクの含有量を増加させること
により光透過率は低下するが、ベースフイルムの
表面粗さが粗くなり、テープとしても電磁変換特
性が悪く、ドロツプアウトも多く、総合評価不良
であつた。 またカーボンブラツクと光学的屈折率の高い不
活性固体微粒子であるTiO2との添加量比を1.33
と高くした比較例2においては、ベースフイルム
の表面粗さは低いが、光透過率が高く、テープと
しても電磁変換特性は信号トラブル発生が多く、
総合評価不良であつた。 実施例 4 光学的屈折率の高い不活性固体微粒子として
TiO2の代りに酸化亜鉛を使用し、さらに不活性
粒子として炭酸カルシウムとカオリンクレーの2
種類を使用する以外は実施例2と同様にして厚み
14μmの二軸延伸ポリエステルフイルムを得、さ
らに1/2インチ巾磁気記録テープを得た。この特
性を表−1に示す。 表−1から明らかな如く、ベースフイルムの光
透過率は低く、表面粗さも低いレベルであり、テ
ープとしても電磁変換特性が良好であり、信号ト
ラブルも少なく、総合評価として良好であつた。 【表】
ルムに関し、更に詳しくは優れた電磁変換性、表
面平坦性及び走行性に加え、光透過率の低い磁気
記録用二軸延伸ポリエステルフイルムに関する。 <従来技術> ポリエステルフイルムは、磁気テープ用途、電
気用途など種々な用途に用いられる。磁気テープ
用途、就中ビデオテープ用途においては、近年、
高密度記録に向い、電磁変換特性を向上させるた
めに平滑なフイルム表面が要求されると共に、デ
ツキにおけるテープの走行性、耐摩耗性及び耐久
性の向上のために摩擦係数の低いことが要求され
ている。これと同時に、これら磁気テープに用い
る強磁性粉末はますます微粉末化している。磁性
粉が微粉末化されると、波長の長い光は磁性粉に
よつて散乱されにくくなり光透過率が高くなる。
このため、非磁性支持体と磁気記録層の光透過率
の差を利用して終端検出を行なう磁気記録媒体で
は、光透過率を下げる必要がある。従来、磁気記
録層中に帯電防止剤、研磨剤等の有色の無機微粉
末を含有させて、光透過率を下げていたが、この
方法は他方で電磁変換特性、ヘツド摩耗等の面で
限界があつた。 そこで、ベースフイルムの光透過率を下げるこ
とが検討され、ポリエステルフイルムにカーボン
ブラツク等の遮光剤を含有させることが提案され
ている。しかし、光透過率を低くするのに充分な
量のカーボンブラツクを用いるとポリエステルフ
イルムの表面が粗面化し、該粗面化に起因して磁
気塗料を塗布後の表面が粗れ、電磁変換特性が悪
化する傾向がある等の問題が新たに生じる。この
問題を改善する方法としてカーボンブラツクの分
散を良くするための分散剤が検討されている。し
かし、フイルム表面の平坦性を満足できるものは
未だ見出されていないのが現状である。 <発明の目的> 本発明者は、表面平坦性が更に改善され、かつ
遮光性に優れた二軸延伸ポリエステルフイルムを
得るべく研究した結果、光吸収能の高い、特定一
次粒径のカーボンブラツクと光学的屈折率の高い
不活性固体微粒子とを組合せて用いると、これら
の相乗作用によつてカーボンブラツク量を少なく
しても充分な遮光性を発現できることを見出し、
本発明に到達した。 本発明の目的は、優れた電磁変換特性、表面平
坦性及び走行性に加え、光透過率の低い磁気記録
用二軸延伸ポリエステルフイルムを提供すること
にある。 <発明の構成・効果> 本発明の目的は、本発明によれば、平均一次粒
径0.04〜0.2μmのカーボンブラツク(A)0.5〜2.5重
量%と平均粒径0.1〜0.5μmの、光学的屈折率1.8
以上の不活性固定微粒子(B)0.05〜2.0重量%を分
散含有せしめた二軸延伸ポリエステルフイルムで
あつて、該フイルムの波長900nmにおける光線
透過率が30%以下であり、かつ表面粗さが0.007
〜0.024μmであることを特徴とする磁気記録用二
軸延伸ポリエステルフイルムによつて達成され
る。 本発明におけるポリエステルとは芳香族ジカル
ボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを
主たるグルコール成分とするポリエステルであ
る。かかるポリエステルは実質的に線状であり、
そしてフイルム形成性特に溶融成形によるフイル
ム形成性を有する。芳香族ジカルボン酸として
は、例えばテレフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、イソフタル酸、ジフエニルエタンジカルボン
酸、ジフエニルジカルボン酸、ジフエニルエーー
テルジカルボン酸、ジフエニルスルホンジカルボ
ン酸、ジフエニルケトンジカルボン酸、アンスラ
センジカルボン酸等をあげることができる。脂肪
族グリコールとしては、例えばエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレング
リコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメ
チレングリコール、デカメチレングリコールの如
き炭素数2〜10のポリメチレングリコールあるい
はシクロヘキサンジメタノールの如き脂環族ジオ
ール等をあげることができる。 本発明において、ポリエステルとしては例えば
アルキレンテレフタレート及び/又はアルキレン
ナフタレートを主たる構成成分とするものが好ま
しく用いられる。 かかるポリエステルのうちでも例えばポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
はもちろんのこと、例えば全ジカルボン酸成分の
80モル%以上がテレフタル酸及び/又はナフタレ
ンジカルボン酸であり、全グリコール成分の80モ
ル%以上がエチレングリコールである共重合体が
特に好ましい。その際全酸成分の20モル%以下の
ジカルボン酸は上記芳香族ジカルボン酸であるこ
とができ、また例えばアジピン酸、セバチン酸の
如き脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサン−1,
4−ジカルボン酸の如き脂環族ジカルボン酸等で
あることができる。また、全グリコール成分の20
モル%以下は、エチレングリコール以外の上記グ
リコールであることができ、あるいは例えばハイ
ドロキノン、レゾルシン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフエニル)プロパンの如き芳香族ジオー
ル;1,4−ジヒドロキシメチルベンゼンの如き
芳香環を含む脂肪族ジオール;ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラ
メチレングリコールの如きポリアルキレングリコ
ール(ポリオキシアルキレングリコール)等であ
ることもできる。 また、本発明におけるポリエステルには、例え
ばヒドロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸;ω
−ヒドロキシカプロン酸の如き脂肪族オキシ酸等
のオキシカルボン酸に由来する成分を、ジカルボ
ン酸成分およびオキシカルボン酸成分の総量に対
し20モル%以下で含有するものも包含される。さ
らに本発明におけるポリエステルには実質的に線
状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2モル
%以下の量で、3官能以上のポリカルボン酸又は
ポリヒドロキシ化合物、例えばトリメリツト酸、
ペンタエリスリトール等を共重合したものをも包
含される。 かかるポリエステルとしては、O−クロロフエ
ノール中の溶液として35℃で測定して求めた固有
粘度0.4〜0.8のものが好ましい。 本発明においては、ポリエステル中に平均一次
粒径0.04〜0.2μmのカーボンブラツク(A)を0.5〜
2.5重量%、および平均粒径0.1〜0.5μmの屈折率
1.8以上の不活性固体微粒子(B)を0.05〜2.0重量%
均一に分散含有させる。これにより、カーボンブ
ラツク含有量が少ない場合でも充分な遮光性を得
ることができる。この充分な遮光性を発現する理
由は明瞭ではないが、光学的屈折率の高い不活性
固体微粒子は光散乱能が高く、これと光吸収能の
高いカーボンブラツクとの相乗作用によるものと
考えられる。 このカーボンブラツク(A)は、時に限定はされな
いが、ケツチエンブラツク、サーマルブラツク、
チヤンネルブラツク、フアーネスブラツク、アセ
チレンブラツク等が好ましい。また、カーボンブ
ラツクは凝集が起き易いので分散剤を添加し、ボ
ールミル、サンドミル等により均一分散さてて用
いることが好ましい。分散剤としてはポリビニル
ピロリドンが好ましく用いられる。 カーボンブラツクの平均一次粒径が0.2μmを越
えると、カーボンブラツクによりフイルム表面が
著しく粗れるようになり、好ましくない。またカ
ーボンブラツクの平均一次粒径が0.04μmより小
さくなると、分散剤を使用しても凝集が起き易く
なり、これによる表面粗れが発生して好ましくな
い。これらの点から、カーボンブラツクの平均一
次粒径は0.06〜0.2μmであることが好ましい。 また、カーボンブラツクの添加量が0.5重量%
より少なくなると遮光性が不充分となり、また
2.5重量%を越えると、凝集が発生するようにな
り、更に凹凸が正起され表面が粗くなるので、好
ましくない。カーボンブラツクの添加量は0.7〜
2.0重量%が好ましく、0.8〜1.5重量%が特に好ま
しい。 さらに、光学的屈折率1.8以上の不活性固体微
粒子(B)としては、特に限定はされないが、二酸化
チタン、黒色酸化鉄(四三酸化鉄)、酸化亜鉛、
カドミウムイエロー、リトポン(硫化亜鉛、硫酸
パリウム共沈混合体)などが好ましく例示され
る。かかる不活性固体微粒子の平均粒径は0.10〜
0.50μmの範囲、さらに0.15〜0.40μmの範囲、特
に0.20〜0.35μmの範囲にあると好ましい。 不活性固体微粒子の平均粒径が大きすぎると、
フイルム表面の粗さが大となり、例えば磁気テー
プとしたときの電磁変換特性が悪くなり、またカ
ーボンブラツクとの相乗効果による遮光性向上も
充分でないので、好ましくない。また平均粒径が
小さすぎると、凝集が発生し易くなり、粗大突起
が生じて、例えばテープとしたときにドロツプア
ウト(信号欠落)となる原因になるので、好まし
くない。 本発明においては、カーボンブラツク(A)の含有
量に対する光学的屈折率1.8以上の不活性固体微
粒子(B)の含有量の比(重量比:B/A)が下記式 0.05≦(B/A)≦0.8 を満足することが好ましい。この重量比(B/
A)が大きくなりすぎても、小さくなりすぎて
も、光学的屈折率の高い不活性固体微粒子(B)とカ
ーボンブラツク (A)との相互作用が小さくなるた
めか、充分な遮光性を得るためには(A+B)の
合計の含有量が多くなつてしまい、表面が粗れて
好ましくない。重量比(B/A)は0.1以上0.6以
下が好ましく、0.15以上0.4以下がさらに好まし
い。 本発明においては、ポリエステルフイルムに、
磁気テープとしたときの走行性、耐久性等を賦与
する目的で、カーボンブラツク(A)及び光学的屈折
率1.8以上の不活性固体微粒子(B)の他に、滑剤と
しての不活性粒子(C)を含有させることが好まし
い。かかる不活性粒子は平均粒径0.1〜1.2μmの
ものが好ましく、この量は0.03〜1重量%が好ま
しい。 ここで言う“不活性粒子”はカーボンブラツク
(A)及び光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子
(B)以外の常温で固体のもの、例えば有機酸の金属
塩、無機物等を意味する。好ましい不活性粒子(C)
としては、二酸化ケイ素(水和物、ケイ藻土、
ケイ砂、石英等を含む)、アルミナ、SiO2分
を30重量%以上含有するケイ酸塩(例えば非晶質
或いは結晶質の粘土鉱物、アルミノシリケート化
合物(焼成物や水和物を含む)、温石綿、ジルコ
ン、フライアツシユ等)、Mg、Zn及びZrの酸
化物、Ca及びBaの硫酸塩、Li、Na及びCa
のリン酸塩(1水素塩や2水素塩を含む)、Li、
Na及びKの安息香酸塩、Ca、Ba、Zn及びMn
のテレフタル酸塩、Mg、Ca、Ba、Zn、Cd、
Pb、Sr、Mn、Fe、Co及びNiのチタン酸塩、
Ba及びPbのクロム酸塩、Ca及びMgの炭酸塩、
ガラス(例えばガラス粉、ガラスビーズ等)、
ホタル石、およびZnSが例示される。特に好
ましく用いられるものとして、無水ケイ酸、含水
ケイ酸、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム
(焼成物、水和物等を含む)、燐酸1リチウム、燐
酸3リチウム、燐酸ナトリウム、燐酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、安息香酸ナトリウム、これら
の化合物の複塩(水和物を含む)、ガラス粉、粘
土(カオリン、ベントナイト、白土等を含む)、
タルク、ケイ藻土等が例示される。 不活性粒子(C)、カーボンブラツク(A)及び不活性
固体微粒子(B)の含有は、それぞれ従来から微粒子
の含有法として知られている方法によつて行なう
ことができる。例えば不活性粒子(C)、カーボンブ
ラツク(A)及び不活性固体微粒子(B)をそれぞれのポ
リエステル製造の反応系例えば反応前、反応中ま
たは反応後に添加することができる。 本発明の二軸延伸ポリエステルフイルムは、そ
の表面粗さ(Ra)が0.007〜0.024μmである必要
がある。この表面粗さ(Ra)が0.024μmを越え
ると、磁気テープとした際の電磁変換特性が悪化
するので好ましくなく、一方0.007μmより小さく
なると、平坦になりすぎて滑り性が悪く、ベース
フイルムの巻取時および加工時にシワが発生した
りするので好ましくない。フイルムの表面粗さ
(Ra)は0.018μm以下0.008μm以上が好ましく、
0.014μm以下0.009μm以上が特に好ましい。 本発明における二軸延伸ポリエステルフイルム
は、波長900nmにおける光線透過率が30%以下
である必要がある。フイルムの光線透過率が高く
なり、遮光性が悪くなると、これを用いて磁気テ
ープとした場合にも光透過率が高くなり、このた
め非磁性支持体と磁気記録層部との光透過率の差
を利用して終端検出を行なう方式では光透過率の
差が小さく、終端検出の検知トラブルを起し易く
なる。波長900nmにおける光線透過率は20%以
下が好ましく、10%以下が特に好ましい。 本発明の二軸延伸ポリエステルフイルムの製造
は、従来から蓄積された製造法に準じて製造する
ことができる。例えば、カーボンブラツク(A)、不
活性固体微粒子(B)及び不活性粒子(C)をそれぞれ所
定量含有するポリエステルを溶融製膜して非晶質
の未延伸フイルムとし、次いで該未延伸フイルム
の二軸方向に延伸し、熱固定し、必要であれば弛
緩熱処理することによつて製造できる。その際、
フイルム表面特性は、例えば不活性固体微粒子
(B)、不活性粒子(C)等の形状、粒径、量等によつ
て、また延伸条件によつて変化するので適宜選択
する。例えば、延伸温度は、1段目延伸温度(例
えば縦方向延伸温度:T1)が(Tg−10)〜(Tg
+45)℃の範囲(但し、Tg:ポリエステルのガ
ラス転移温度)から、2段目延伸温度(例えば横
方向延伸温度:T2)は(T1+10)〜(T1+40)
℃の範囲から選択するとよい。また、延伸倍率は
縦方向の延伸倍率が3.0以上、特に3.5倍以上でか
つ面積倍率が10倍以上、特に12倍以上となる範囲
から選択するとよい。更にまた、熱固定温度は
180〜250℃、更には200〜230℃の範囲から選択す
るとよい。 本発明の二軸延伸ポリエステルフイルムは磁気
記録媒体用、特に高級磁気テープ用として優秀な
特性を有する。 <実施例> 以下、実施例を掲げて本発明を更に説明する。 なお、本発明における種々の物性値及び特性は
以下の如くして測定されたものであり且つ定義さ
れる。 (1) 粒子の平均粒径 (1‐1) カーボンブラツクの平均一次粒径カー
ボンブラツク粉体にクロロホルムを加え、超
音波洗浄機で振動して分散させた後、メツシ
ユにのせて透過型電子顕微鏡で8万倍の倍率
で観察し、一次粒径を読みとり、その平均値
を求める。 (1‐2) カーボンブラツク以外の粒子の平均粒
径 島津製作所CP−50型セントリフユグルパ
テイクル・サイズ・アナライザー
(Centrifugal particle Size Analycer)を
用いて測定した。得れらた遠心沈降曲線を基
に算出した各粒径の粒子とその存在量との累
積曲線から、50マスパーセント(mass
persent)に相当する粒径を読み取り、この
値を上記平均粒子とした(「粒度測定技術」
日刊工業新聞社発行、1975年、頁242〜247参
照)。 (2) 光透過率 島津マルチパーパス自記分光光度計(MPS
−5000)を用い、ベースフイルムの波長900n
mにおける光透過率を測定した。 (3) フイルム表面粗さ(Ra) 中心線平均粗さ:Ra(単位μm)としてJIS
−B0601で定義される値である。(株)小坂研究所
の触針式表面粗さ計(SURFCORDER SE−
30C)を用いて、触針半径:2(μm、測定
圧:0.03g、カツトオフ値:0.25mmの条件下に
フイルム表面粗さ曲線ををかかせ、該フイルム
表面粗さ曲線からその中心線の方向に測定長さ
Lの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心
線をX軸とし、縦倍率の方向をY軸として、粗
さ曲線をY=f(x)で表わしたとき、次の式
で与えられる値(Ra:μm)をフイルム表面
粗さとして定義する。 Ra=1/L∫L 0|f(x)|dx 本発明では、基準長を2.5mmとして5個測定
し、値の大きい方から1個除いた4個の平均値
としてRaを表わした。 (4) 磁気コーテイングフイルムの電磁変換特性
(クロマS/N) フイルム上に、下記組成 Co含有酸化鉄粉末 100重量部 エスレツクA(積水化学製品塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体) 10重量部 ニツポラン2304(日本ポリウレタン製ポリウレ
タンエラストマー) 10重量部 コロネートL(日本ポリウレタン製ポリイソシ
アネート) 5重量部 レシチン 1重量部 メチルエチルケトン 75重量部 メチルイソブチルケトン 75重量部 トルエン 75重量部 添加剤(潤滑剤、シリコン樹脂) 0.15重量部 カーボンブラツク 別途所定量 を持つ磁性粉末塗料をグラビアロールにより塗
布し、ドクターナイフにより磁性塗料層をスム
ージングし、磁性塗料の未だ乾かぬ間に常法に
より磁気配向させ、しかる後オーブンに導いて
乾燥キユアリングする。更にカレンダー加工し
て塗布表面に均一にし、スリツトして約5μの
磁性層を形成した1/2インチ巾の磁気コーテイ
ングテープを作成する。この磁気コーテイング
テープの電磁変換特性(クロマS/N)を下記
の方法において測定する。 市販の家庭用VTRを用いて50%白レベル信
号(100%白レベル信号はピーク;ツー;ピー
クの電圧が0.714ボルトである)に、100%クロ
マレベル信号を重した信号を記録し、その再生
信号をシバソクノイズメーター:タイプ925R
を用いて測定を行なう。クロマS/Nの定義は
シバソクの定義に従い次の通りである。 クロマS/N(dB) =20log{ES(p−p)/EN(rms)} ここでES(p−p)は白レベル信号の再生信
号のピーク ツ ピークの電圧差(p−p)で
ある。 RS(p−p)=0.714V(p−p) また、EN(rms)はクロマレベル信号の再生
信号のピークの電圧の平方根値である。 EN(rms)=AMノイズ実行値電圧(V) (5) ドロツプアウト 上記(4)にて磁性粉末塗料を塗布処理したテー
プ(1/2インチ巾)を市販のドロツプアウトカ
ウンター(例えばシバソクVHO1BZ型)にて
5μsec×10dBのドロツプアウトをカウントし1
分間のカウント数を算出した。 (6) 信号トラブル ポリエステルフイルムをベースとし、常法に
より磁気テープ化し、市販のVHSビデオレコ
ーダにより信号、検知トラブル発生の有′
(○)、無(×)で評価した。 (7) 走行性 前記(4)にて作成したテープを同所に記載の方
法で電磁変換特性を評価すると同時にテープと
走行状態を観察した。 ○……走行状態は良好で問題なし。 △……走行状態に若干斑が見られ、張力も高め
であるが、何とか使用できる。 ×……走行状態が悪く、張力も高く走行に耐え
ない。 実施例 1 エチレングリコール(以下EGと略称する)85
重量部に平均粒径0.58μmの炭酸カルシウム15重
量部を添加した後、混合撹拌を行ないスラリーを
得た。 次にジメチルテレフタレート100重量部とEG70
重量部を酢酸マンガン4水和物0.035重量部を触
媒として常法通りエステル交換を行なつた。その
際、上記で得られた炭酸カルシウムのスラリーを
撹拌下添加した。エステル交換反応終了後、エチ
レングリコール共存下加熱還流されたトリメチル
ホスフエートをジメチルテレフタレートに対し
0.015モル%添加し、さらに、三酸化アンチモン
をジメチルテレフタレートに対し0.030モル%添
加し、1Torr以下の高真空下で重縮合反応を行な
つた。重縮合反応終了後ポリマーを水冷、切断し
て、炭酸カルシウム粒子が分散含有されたポリエ
チレンテレフタレートペレツトを得た[以下、ポ
リエステルという]。 また、炭酸カルシウム粒子のエチレングリコー
ルスラリーの代りに前以つて調製しておいた二酸
化チタン粒子のエチレングリコールスラリーを添
加する以外は上記と同様にエステル交換反応及び
重縮合反応を行ない、二酸化チタン粒子が分散さ
れたポリエチレンテレフタレートペレツトを得た
[以下、ポリエステルという]。 更にまた、ポリエステルの製法において不活
性粒子を添加せずにエステル交換反応及び重縮合
反応を行ない、外部府活性粒子の添加されていな
いポリエチレンテレフタレートペレツトを得た
[以下、ポリエステルという]。 更にまた、炭酸カルシウムのエチレングリコー
ルスラリーの代りに、平均一次粒径(以下、単に
平均粒径という)0.06μmのカーボンブラツクの
エチレングリコールスラリーを添加する以外は上
記と同様にエステル交換反応および重縮合反応を
行ない、カーボンブラツク粒子が分散されたポリ
エチレンテレフタレートペレツトを得た[以下、
ポリエステルという]。 ポリエステル、ポリエステル、ポリエステ
ルおよびポリエステルをカーボンブラツク含
量が1.4重量%に、炭酸カルシウム粒子含量が
0.20重量%に、かつ二酸化チタン粒子含量が0.06
重量%になるように混合してブレンド物Aを得
た。 得られたブレンド物Aを常法により溶融押出し
て未延伸フイルムを得、さらにこの未延伸フイル
ムを縦延伸温度105℃、縦延伸倍率3.4倍、横延伸
温度110℃、横延伸倍率3.6倍で逐次二軸延伸を行
ない、さらに215℃で熱処理を施した。 このようにして得られた厚み14μmのポリエス
テルフイルムの特性を表−1に示す。 この二軸配向ポリエステルフイルムをベースフ
イルムとして前述の方法で1/2インチ巾のビデオ
用テープを作成した。その特性を表−1に示す。 表−1から明らかな如く、ベースフイルムの波
長900nmでの光透過率が低く、テープ化後の信
号検知トラブルを発生していない。更にベースフ
イルムの表面粗さも低く、テープの電磁変換特性
も良好で、ドロツプアウトも少なく、総合評価と
しても良好であつた。 実施例 2、3 カーボンブラツクの含有量、二酸化チタン
(TiO2)の含有量を表−1に示すように変更し、
更に炭酸カルシウムの代りに平均粒径0.55μmの
カオリンクレーを使用する以外は、実施例1と同
様にして厚み14μmの二軸延伸ポリエステルフイ
ルムを得、さらにビデオ用磁気記録テープを得
た。この特性は表−1に示す。 表−1から明らかな如く、ベースフイルムの光
透過率が低く、表面粗さも低く、磁気テープとし
ても電気変換特性が良好であり、ドロツプアウト
の少なく、走行性もよく、総合評価としも良好で
あつた。 比較例 1、2 ポリエステル、、、の混合比率を変え
ること以外は実施例1と同様の方法で厚み14μm
の二軸延伸ポリエステルフイルムを得、さらにビ
デオ用磁気記録テープを得た。この特性は表−1
に示す。 表−1から明らかな如く、光学的屈折率の高い
不活性固体微粒子を使用しない比較例1において
は、カーボンブラツクの含有量を増加させること
により光透過率は低下するが、ベースフイルムの
表面粗さが粗くなり、テープとしても電磁変換特
性が悪く、ドロツプアウトも多く、総合評価不良
であつた。 またカーボンブラツクと光学的屈折率の高い不
活性固体微粒子であるTiO2との添加量比を1.33
と高くした比較例2においては、ベースフイルム
の表面粗さは低いが、光透過率が高く、テープと
しても電磁変換特性は信号トラブル発生が多く、
総合評価不良であつた。 実施例 4 光学的屈折率の高い不活性固体微粒子として
TiO2の代りに酸化亜鉛を使用し、さらに不活性
粒子として炭酸カルシウムとカオリンクレーの2
種類を使用する以外は実施例2と同様にして厚み
14μmの二軸延伸ポリエステルフイルムを得、さ
らに1/2インチ巾磁気記録テープを得た。この特
性を表−1に示す。 表−1から明らかな如く、ベースフイルムの光
透過率は低く、表面粗さも低いレベルであり、テ
ープとしても電磁変換特性が良好であり、信号ト
ラブルも少なく、総合評価として良好であつた。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 平均一次粒径0.04〜0.2μmのカーボンブラツ
ク(A)0.5〜2.5重量%と平均粒径0.1〜0.5μmの、光
学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(B)0.05〜
2.0重量%を分散含有せしめた二軸延伸ポリエス
テルフイルムであつて、該フイルムの波長900n
mにおける光線透過率が30%以下でありかつ表面
粗さが0.007〜0.024μmであることを特徴とする
磁気記録用二軸延伸ポリエステルフイルム。 2 カーボンブラツク(A)に対する光学的屈折率
1.8以上の不活性固体微粒子(B)の重量比(B/A)
が0.05〜0.8である特許請求の範囲第1項記載の
ポリエスエルフイルム。 3 光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(B)
が二酸化チタンである特許請求の範囲第1項記載
のポリエステルフイルム。 4 光学的屈折率1.8以上の不活性固体微粒子(B)
が黒色酸化鉄、酸化亜鉛、リトポンのいずれかで
ある特許請求の範囲第1項記載のポリエステルフ
イルム。
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|---|---|---|---|
| JP24734986A JPS63101432A (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | 二軸延伸ポリエステルフイルム |
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|---|---|---|---|
| JP24734986A JPS63101432A (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | 二軸延伸ポリエステルフイルム |
Publications (2)
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|---|---|
| JPS63101432A JPS63101432A (ja) | 1988-05-06 |
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|---|---|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| MY127653A (en) * | 1996-05-16 | 2006-12-29 | Toray Industries | Biaxially stretched polyester film for forming container and method of producing the film |
| TWI855222B (zh) * | 2021-01-29 | 2024-09-11 | 南亞塑膠工業股份有限公司 | 聚酯黑膜及其製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6343931A (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-25 | Diafoil Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム |
-
1986
- 1986-10-20 JP JP24734986A patent/JPS63101432A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63101432A (ja) | 1988-05-06 |
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