JPH0447677B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0447677B2 JPH0447677B2 JP59019248A JP1924884A JPH0447677B2 JP H0447677 B2 JPH0447677 B2 JP H0447677B2 JP 59019248 A JP59019248 A JP 59019248A JP 1924884 A JP1924884 A JP 1924884A JP H0447677 B2 JPH0447677 B2 JP H0447677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- organic solvent
- extract
- lipid
- components
- brain tissue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/96—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
- A61K8/98—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution of animal origin
- A61K8/981—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution of animal origin of mammals or bird
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Synthetic bilayered vehicles, e.g. liposomes or liposomes with cholesterol as the only non-phosphatidyl surfactant
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Birds (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
Description
本発明は、新規な脳組織よりの脂質成分の製造
法に関するものである。さらに詳しく言えば、本
発明は、哺乳動物の脳組織中に含まれる諸成分の
中から、特に油性成分に対する溶解性が良好で、
酸化に対する安定性が高く、更には防腐保存性に
も優れた成分を取り出すことによりなる新規な脂
質成分を提供するものである。 従来、食品、化粧品、外用剤を始めとして乳化
を利用した各種剤型においては様々な活性剤(ま
たは、乳化剤)が使用されてきていた。このよう
な活性剤に要求される特性としては、その製品に
必要な界面活性能を有していることは勿論である
が、更に物理化学的に安定であり、また安全性の
高いことが必要である。従来中心的に使用されて
いた活性剤としてはスパン系、ツイーン系に代表
される合成非イオン活性剤などがあつた。しか
し、これら合成非イオン活性剤は、界面活性能と
してはそれなりに十分であり、また安定性におい
ても比較的良好と言えるが、安全性面では多くの
問題を抱えていた。一方、近年は世の中の自然志
向や安全性に対する配慮から、蛋白質またはその
分解物やレシチンに代表されるリン脂質など天然
系の活性剤が多用されるようになつた。然しなが
ら、これら天然物は安全性には優れるものの熱や
光に対する安定性が悪く、また微生物に対しても
不安定であり、更には微生物安定性を図る為に防
腐剤を加えた場合でも、防腐剤を不活性化してし
まうと言う致命的な欠陥を有していた。 そこで本発明者は、前述の様な問題に鑑み、安
全性上問題の少ない天然物の中で且つ溶解性、安
定性や徴生物保存性に優れた物質を見出すべく、
鋭意研究したところ、本発明により、哺乳動物の
脳組織を原料として乳化能を有する脂質成分を得
ることに成功した。 本発明は、哺乳動物の脳組織より脂質成分を得
るに際し、初めに前処理として脳組織を水と混和
性のある有機溶媒とともにホモゲネートしその可
溶成分を抽出除去し、その後抽出残渣を極性の低
い有機溶媒単独または極性の低い有機溶媒と低級
アルコールとの混合溶媒(但し、低級アルコール
の含有比率は50Vol%以下)で抽出し、得られた
抽出物を更に水もしくは塩水溶液により洗浄し非
脂質成分を除去することを特徴とする脂質成分の
製造法に関するものである。 以下に本発明を詳細に説明する。 まず、本発明方法の原料となる哺乳動物の脳組
織としては、幅広い哺乳動物の中から選択し得る
が、原料供給面等から勘案して、主として牛、
馬、豚、犬、猿等よりの新鮮な脳組織が好ましく
て適用される。 そして、上述の脳組織より脂質成分を得るに当
つては、まず脳組織を水と混和性のある例えばメ
タノール、エタノール、アセトン等の有機溶媒と
ともにホモゲネートし、原料中の有機溶媒可溶成
分を抽出除去する。この前処理により脳組織中の
水分とともに多糖類、蛋白質、アミノ酸等の水性
成分が除かれ、以後の目的とする脂質成分の抽出
効率を高めるばかりか、油性成分に対する溶解性
の良い脂質成分を得ることが可能となる。ここ
で、通常行なわれる凍結乾燥等の前処理の場合に
は、脱水効果による抽出効率向上には寄与するも
のの、油性成分に対する溶解性の良い脂質成分を
得ることは困難となる。 次に、この抽出残渣を極性の低い有機溶媒単独
または極性の低い有機溶媒と低級アルコールとの
混合有機溶媒で充分に抽出する。ここで用いられ
る極性の低い有機溶媒として例えばn−ヘキサ
ン、n−ペンタン、シクロヘキサン、石油エーテ
ル、エチルエーテル、クロロホルムなどにより選
択される1種以上が挙げられ、また低級アルコー
ルとしては例えばエタノール、メタノールなどが
使用されるが、混合有機溶媒を用いる場合には低
級アルコールの含有比率が混合有機溶媒全量に対
して50Vol%を越えない範囲に留めることが有利
である。 更に抽出液と残渣をロ過等により分離後、抽出
液を水もしくは塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化ナトリウム等の水溶液で洗浄し、抽出液中の
非脂質成分を除去することにより目的の脂質成分
を得るものである。 以上のようにして、本発明の方法により、哺乳
動物の脳組織より得られた脂質成分は、通常淡黄
色又至は黄色のロウ状及至は固体状の物質であ
り、組成的にはリン脂質、糖脂質(セレブロシ
ド)、コレステロール等を主成分とする複雑な混
合物となつている。 次に本発明の方法によつて得られた脂質成分
が、優れた油性成分に対する溶解性、酸化に対す
る安定性、防腐保存性を有していることを証明す
るために、本発明者は、牛脳組織より各種条件下
抽出した脂質成分を用い、下記の(1)、(2)、(3)の方
法により溶解性、安定性、保存性を検定した。そ
の結果については表−1、表−2及び表−3に示
す。 (1) 油性成分に対する溶解性 Γ試料:前処理を行なわない比較品No.1〜2と
前処理を行なつた本発明品No.3〜10の牛脳組
織抽出物を使用。尚、表−1中の前処理の記
号Nは前処理なし、Aはアセトン処理、Mは
メタノール処理、Eはエタノール処理を示
し、また抽出溶媒(SoL)のC/Mはクロロ
ホルム:メタノール=2:1、H/Eはヘキ
サン:エタノール=4:1、Hexはヘキサン
をそれぞれ示すものである。 Γ方法:上記の試料を、それぞれ流動パラフイ
ン(C−70)、2−エチルヘキサン酸トリグ
リセライド(TIO)、ミリスチン酸オクチル
ドデジル(MOD)の3種の油性成分に対し
て1、3、10重量%の濃度となるよう調整
し、80℃に加熱して溶解状態を評価した。 (2) 光酸化安定性試験 Γ試料:前記溶解性試験に用いたものと同一の
本発明品No.1〜8の牛脳組織抽出物と比較品
として大豆レシチン、卵黄レシチン、ラノリ
ンを使用。尚、表−2中の前処理及び抽出溶
媒の記号は表−1に同じである。 Γ方法:上記の試料各々0.5gを、キセノンラ
ンプで16hrs(温度40℃下)照射した時の
POV値を測定した。尚、表−2中のPOV値
はサンプル数n=5の平均値である。 (1) 防腐保存性試験 Γ試料:後記製造例2で得られた牛脳脂質(本
発明品)及び大豆レシチン(比較品)を用い
て、下記に示した乳液ベース処方の油相中
に、各々0.5wt%ずつ配合した。尚、無添加
(コトトロール)のものは、水を0.5wt%増量
した。 〔乳液ベース処方(PH6.0)〕 wt% 油相流動パラフイン モノステアリン酸POE(20)ソルビタン モノステアリン酸ソルビタン ブチルパラベン 20 2 0.5 0.1 水相プロピレングリコール メチルパラベン リン酸バツフアー 水 5 0.2 7.2 64.5 計99.5 Γ方法:上記の試験乳液(3種)中に各種試験
菌液を加え、温度30℃、湿度90〜100%
(RH)の恒温湿下に試験乳液をセツトし、
0日(セツト時)、1日後、2日後、5日後、
7日後、14日後に試験乳液の一定量を取り出
し、培地に接種して培養後、コロニーカウン
トを測定し、試験乳液1g当りの生菌数を算
出した。
法に関するものである。さらに詳しく言えば、本
発明は、哺乳動物の脳組織中に含まれる諸成分の
中から、特に油性成分に対する溶解性が良好で、
酸化に対する安定性が高く、更には防腐保存性に
も優れた成分を取り出すことによりなる新規な脂
質成分を提供するものである。 従来、食品、化粧品、外用剤を始めとして乳化
を利用した各種剤型においては様々な活性剤(ま
たは、乳化剤)が使用されてきていた。このよう
な活性剤に要求される特性としては、その製品に
必要な界面活性能を有していることは勿論である
が、更に物理化学的に安定であり、また安全性の
高いことが必要である。従来中心的に使用されて
いた活性剤としてはスパン系、ツイーン系に代表
される合成非イオン活性剤などがあつた。しか
し、これら合成非イオン活性剤は、界面活性能と
してはそれなりに十分であり、また安定性におい
ても比較的良好と言えるが、安全性面では多くの
問題を抱えていた。一方、近年は世の中の自然志
向や安全性に対する配慮から、蛋白質またはその
分解物やレシチンに代表されるリン脂質など天然
系の活性剤が多用されるようになつた。然しなが
ら、これら天然物は安全性には優れるものの熱や
光に対する安定性が悪く、また微生物に対しても
不安定であり、更には微生物安定性を図る為に防
腐剤を加えた場合でも、防腐剤を不活性化してし
まうと言う致命的な欠陥を有していた。 そこで本発明者は、前述の様な問題に鑑み、安
全性上問題の少ない天然物の中で且つ溶解性、安
定性や徴生物保存性に優れた物質を見出すべく、
鋭意研究したところ、本発明により、哺乳動物の
脳組織を原料として乳化能を有する脂質成分を得
ることに成功した。 本発明は、哺乳動物の脳組織より脂質成分を得
るに際し、初めに前処理として脳組織を水と混和
性のある有機溶媒とともにホモゲネートしその可
溶成分を抽出除去し、その後抽出残渣を極性の低
い有機溶媒単独または極性の低い有機溶媒と低級
アルコールとの混合溶媒(但し、低級アルコール
の含有比率は50Vol%以下)で抽出し、得られた
抽出物を更に水もしくは塩水溶液により洗浄し非
脂質成分を除去することを特徴とする脂質成分の
製造法に関するものである。 以下に本発明を詳細に説明する。 まず、本発明方法の原料となる哺乳動物の脳組
織としては、幅広い哺乳動物の中から選択し得る
が、原料供給面等から勘案して、主として牛、
馬、豚、犬、猿等よりの新鮮な脳組織が好ましく
て適用される。 そして、上述の脳組織より脂質成分を得るに当
つては、まず脳組織を水と混和性のある例えばメ
タノール、エタノール、アセトン等の有機溶媒と
ともにホモゲネートし、原料中の有機溶媒可溶成
分を抽出除去する。この前処理により脳組織中の
水分とともに多糖類、蛋白質、アミノ酸等の水性
成分が除かれ、以後の目的とする脂質成分の抽出
効率を高めるばかりか、油性成分に対する溶解性
の良い脂質成分を得ることが可能となる。ここ
で、通常行なわれる凍結乾燥等の前処理の場合に
は、脱水効果による抽出効率向上には寄与するも
のの、油性成分に対する溶解性の良い脂質成分を
得ることは困難となる。 次に、この抽出残渣を極性の低い有機溶媒単独
または極性の低い有機溶媒と低級アルコールとの
混合有機溶媒で充分に抽出する。ここで用いられ
る極性の低い有機溶媒として例えばn−ヘキサ
ン、n−ペンタン、シクロヘキサン、石油エーテ
ル、エチルエーテル、クロロホルムなどにより選
択される1種以上が挙げられ、また低級アルコー
ルとしては例えばエタノール、メタノールなどが
使用されるが、混合有機溶媒を用いる場合には低
級アルコールの含有比率が混合有機溶媒全量に対
して50Vol%を越えない範囲に留めることが有利
である。 更に抽出液と残渣をロ過等により分離後、抽出
液を水もしくは塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化ナトリウム等の水溶液で洗浄し、抽出液中の
非脂質成分を除去することにより目的の脂質成分
を得るものである。 以上のようにして、本発明の方法により、哺乳
動物の脳組織より得られた脂質成分は、通常淡黄
色又至は黄色のロウ状及至は固体状の物質であ
り、組成的にはリン脂質、糖脂質(セレブロシ
ド)、コレステロール等を主成分とする複雑な混
合物となつている。 次に本発明の方法によつて得られた脂質成分
が、優れた油性成分に対する溶解性、酸化に対す
る安定性、防腐保存性を有していることを証明す
るために、本発明者は、牛脳組織より各種条件下
抽出した脂質成分を用い、下記の(1)、(2)、(3)の方
法により溶解性、安定性、保存性を検定した。そ
の結果については表−1、表−2及び表−3に示
す。 (1) 油性成分に対する溶解性 Γ試料:前処理を行なわない比較品No.1〜2と
前処理を行なつた本発明品No.3〜10の牛脳組
織抽出物を使用。尚、表−1中の前処理の記
号Nは前処理なし、Aはアセトン処理、Mは
メタノール処理、Eはエタノール処理を示
し、また抽出溶媒(SoL)のC/Mはクロロ
ホルム:メタノール=2:1、H/Eはヘキ
サン:エタノール=4:1、Hexはヘキサン
をそれぞれ示すものである。 Γ方法:上記の試料を、それぞれ流動パラフイ
ン(C−70)、2−エチルヘキサン酸トリグ
リセライド(TIO)、ミリスチン酸オクチル
ドデジル(MOD)の3種の油性成分に対し
て1、3、10重量%の濃度となるよう調整
し、80℃に加熱して溶解状態を評価した。 (2) 光酸化安定性試験 Γ試料:前記溶解性試験に用いたものと同一の
本発明品No.1〜8の牛脳組織抽出物と比較品
として大豆レシチン、卵黄レシチン、ラノリ
ンを使用。尚、表−2中の前処理及び抽出溶
媒の記号は表−1に同じである。 Γ方法:上記の試料各々0.5gを、キセノンラ
ンプで16hrs(温度40℃下)照射した時の
POV値を測定した。尚、表−2中のPOV値
はサンプル数n=5の平均値である。 (1) 防腐保存性試験 Γ試料:後記製造例2で得られた牛脳脂質(本
発明品)及び大豆レシチン(比較品)を用い
て、下記に示した乳液ベース処方の油相中
に、各々0.5wt%ずつ配合した。尚、無添加
(コトトロール)のものは、水を0.5wt%増量
した。 〔乳液ベース処方(PH6.0)〕 wt% 油相流動パラフイン モノステアリン酸POE(20)ソルビタン モノステアリン酸ソルビタン ブチルパラベン 20 2 0.5 0.1 水相プロピレングリコール メチルパラベン リン酸バツフアー 水 5 0.2 7.2 64.5 計99.5 Γ方法:上記の試験乳液(3種)中に各種試験
菌液を加え、温度30℃、湿度90〜100%
(RH)の恒温湿下に試験乳液をセツトし、
0日(セツト時)、1日後、2日後、5日後、
7日後、14日後に試験乳液の一定量を取り出
し、培地に接種して培養後、コロニーカウン
トを測定し、試験乳液1g当りの生菌数を算
出した。
【表】
【表】
【表】
【表】
表−1、表−2及び表−3の結果が示す様に、
哺乳動物の脳組織より脂質成分を抽出するに当
り、前処理を行なわない場合には油性成分に対す
る溶解性に問題があるが、本発明の方法によれ
ば、油性成分に対する溶解性に優れるばかりか、
従来のリン脂質等の脂質成分と比較して格段の酸
化安定性、防腐保存性を有していることが明白に
なつた。 本発明の方法は、哺乳動物の脳組織より溶解
性、酸化安定性、防腐保存性に優れた脂質成分を
取り出す方法に係るものであり、得られた脂質成
分は従来食品、化粧品、外用剤等に乳化剤やその
他の用法を目的として繁用されていたリン脂質等
の脂質成分と同等及至はそれ以上の効果を有し、
且つ安定的に配合し得るものである。 以下、さらに詳細に説明するために製造例を示
す。 製造例 1 新鮮な牛脳100gを15gの95%エタノールとホ
モゲナイズした後、95%エタノール250mlを加え
て混合撹拌した。これをロ過して抽出液と残渣を
分離した後、残渣にエーテル−エタノール(5:
1V/V)混合有機溶媒400mlを加えて混合撹拌し
充分に抽出した。これをロ過して得られた抽出液
を更に0.04%CaCl2水溶液80mlで水洗した。そし
て抽出液は減圧下、40℃以下で有機溶媒を留去し
て淡黄色固体の牛脳脂質9.4gを得た。 製造例 2 新鮮な牛脳100gを15gの95%エタノールとホ
モゲナイズした後、95%エタノール250mlを加え
て混合撹拌した。これをロ過して抽出液残渣を分
離した後、と残渣にn−ヘキサン300mlを加えて
混合撹拌し充分に抽出した。これをロ過して得ら
れた抽出液を0.75%KCl水溶液60mlで水洗した。
この操作を2回繰り返した後、抽出液を減圧下、
40℃以下で有機溶媒を留去して淡黄色固体の牛脳
脂質9.6gを得た。 製造例 3 新鮮な牛脳100gを10gのメタノールとホモゲ
ナイズした後、メタノール250mlを加えて混合撹
拌した。これをロ過して抽出液と残渣を分離した
後、残渣にクロロホルム−メタノール(2:
1V/V)混合有機溶媒300mlを加えて混合撹拌し
充分に抽出した。これをロ過して得られた抽出液
を0.75%KCl水溶液60mlで水洗した。この繰作を
2回繰り返した後、抽出液を減圧下、40℃以下で
有機溶媒を留去して淡黄色固体の牛脳脂質9.2g
を得た。 製造例 4 新鮮な馬脳100gを15mlのアセトンとホモゲナ
イズした後、アセトン300mlを加えて混合撹拌し
た。これをロ過して抽出液と残渣を分離した後、
残渣にエチルエーテル400mlを加えて混合撹拌し
充分に抽出した。これをロ過して得られた抽出液
を水70mlで2回水洗した。そして抽出液は減圧
下、40℃以下で有機溶媒を留去して淡黄色及至は
黄色固体の馬脳脂質8.0を得た。 製造例 5 新鮮な豚の脳100gを15gの95%エタノールと
ホモゲナイズした後、95%エタノール250mlを加
えて混合撹拌した。これをロ過して抽出液と残渣
を分離した後、残渣にヘキサン−エーテル(4:
1V/V)混合有機溶媒350mlを加えて混合撹拌し
充分に抽出した。これをロ過して得られた抽出液
を、0.3%NaCl水溶液70mlで水洗した。この操作
を2回繰り返した後、抽出液を減圧下、40℃で有
機溶媒を留去して淡黄色ロウ状の豚脳脂質8.5g
を得た。
哺乳動物の脳組織より脂質成分を抽出するに当
り、前処理を行なわない場合には油性成分に対す
る溶解性に問題があるが、本発明の方法によれ
ば、油性成分に対する溶解性に優れるばかりか、
従来のリン脂質等の脂質成分と比較して格段の酸
化安定性、防腐保存性を有していることが明白に
なつた。 本発明の方法は、哺乳動物の脳組織より溶解
性、酸化安定性、防腐保存性に優れた脂質成分を
取り出す方法に係るものであり、得られた脂質成
分は従来食品、化粧品、外用剤等に乳化剤やその
他の用法を目的として繁用されていたリン脂質等
の脂質成分と同等及至はそれ以上の効果を有し、
且つ安定的に配合し得るものである。 以下、さらに詳細に説明するために製造例を示
す。 製造例 1 新鮮な牛脳100gを15gの95%エタノールとホ
モゲナイズした後、95%エタノール250mlを加え
て混合撹拌した。これをロ過して抽出液と残渣を
分離した後、残渣にエーテル−エタノール(5:
1V/V)混合有機溶媒400mlを加えて混合撹拌し
充分に抽出した。これをロ過して得られた抽出液
を更に0.04%CaCl2水溶液80mlで水洗した。そし
て抽出液は減圧下、40℃以下で有機溶媒を留去し
て淡黄色固体の牛脳脂質9.4gを得た。 製造例 2 新鮮な牛脳100gを15gの95%エタノールとホ
モゲナイズした後、95%エタノール250mlを加え
て混合撹拌した。これをロ過して抽出液残渣を分
離した後、と残渣にn−ヘキサン300mlを加えて
混合撹拌し充分に抽出した。これをロ過して得ら
れた抽出液を0.75%KCl水溶液60mlで水洗した。
この操作を2回繰り返した後、抽出液を減圧下、
40℃以下で有機溶媒を留去して淡黄色固体の牛脳
脂質9.6gを得た。 製造例 3 新鮮な牛脳100gを10gのメタノールとホモゲ
ナイズした後、メタノール250mlを加えて混合撹
拌した。これをロ過して抽出液と残渣を分離した
後、残渣にクロロホルム−メタノール(2:
1V/V)混合有機溶媒300mlを加えて混合撹拌し
充分に抽出した。これをロ過して得られた抽出液
を0.75%KCl水溶液60mlで水洗した。この繰作を
2回繰り返した後、抽出液を減圧下、40℃以下で
有機溶媒を留去して淡黄色固体の牛脳脂質9.2g
を得た。 製造例 4 新鮮な馬脳100gを15mlのアセトンとホモゲナ
イズした後、アセトン300mlを加えて混合撹拌し
た。これをロ過して抽出液と残渣を分離した後、
残渣にエチルエーテル400mlを加えて混合撹拌し
充分に抽出した。これをロ過して得られた抽出液
を水70mlで2回水洗した。そして抽出液は減圧
下、40℃以下で有機溶媒を留去して淡黄色及至は
黄色固体の馬脳脂質8.0を得た。 製造例 5 新鮮な豚の脳100gを15gの95%エタノールと
ホモゲナイズした後、95%エタノール250mlを加
えて混合撹拌した。これをロ過して抽出液と残渣
を分離した後、残渣にヘキサン−エーテル(4:
1V/V)混合有機溶媒350mlを加えて混合撹拌し
充分に抽出した。これをロ過して得られた抽出液
を、0.3%NaCl水溶液70mlで水洗した。この操作
を2回繰り返した後、抽出液を減圧下、40℃で有
機溶媒を留去して淡黄色ロウ状の豚脳脂質8.5g
を得た。
Claims (1)
- 1 哺乳動物の脳組織より脂質成分を得るに際
し、初めに前処理として脳組織を水と混和性のあ
る有機溶媒とともにホモゲネートしその可溶成分
を抽出除去し、その後抽出残渣を極性の低い有機
溶媒単独または極性の低い有機溶媒と低級アルコ
ールとの混合有機溶媒(但し、低級アルコールの
含有比率は50Vol%以下)で抽出し、得られた抽
出物を更に水もしくは塩水溶液により洗浄し非脂
質成分を除去することを特徴とする脂質成分の製
造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59019248A JPS60163888A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 脂質成分の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59019248A JPS60163888A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 脂質成分の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60163888A JPS60163888A (ja) | 1985-08-26 |
| JPH0447677B2 true JPH0447677B2 (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=11994107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59019248A Granted JPS60163888A (ja) | 1984-02-03 | 1984-02-03 | 脂質成分の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60163888A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62263192A (ja) * | 1986-05-09 | 1987-11-16 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | 卵黄レシチンの製造方法 |
| JPS6416708A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-20 | Ichimaru Pharcos Inc | Composition for extracting sphingolipid and method for extraction thereof |
| AU2190692A (en) * | 1991-06-07 | 1993-01-12 | Martek Corporation | Brain lipid extracts and method for the production and use thereof |
| JP4503263B2 (ja) * | 2003-10-20 | 2010-07-14 | 日本甜菜製糖株式会社 | スフィンゴ糖脂質の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55315A (en) * | 1978-06-15 | 1980-01-05 | Toyama Chem Co Ltd | Novel preparation of natural lysolecithin |
| JPS6033410B2 (ja) * | 1981-08-13 | 1985-08-02 | 武夫 羽根田 | 海蛇脂質類の抽出分離法 |
-
1984
- 1984-02-03 JP JP59019248A patent/JPS60163888A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60163888A (ja) | 1985-08-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU632402B2 (en) | Functional decholesterolized egg yolks | |
| DE2552663C3 (de) | Verfahren zur herstellung von wasser und oel emulsionen | |
| EP0475451B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von cholesterinreduziertem Eigelb | |
| JPH078215A (ja) | ドコサヘキサエン酸含有海洋性微細藻類食品素材およびその製造方法 | |
| US5302405A (en) | Method for removing cholesterol and fat from egg yolk by chelation and reduced-cholesterol egg product | |
| EP0328789B1 (en) | Heat-sterilizable water and oil emulsion | |
| DE69011408T2 (de) | Ein Verfahren zum Modifizieren der Eigenschaften des Eigelbes. | |
| JPS6333387A (ja) | 中性脂質含量が減らされたリゾリン脂質含有リン脂質の製造法 | |
| JPS63253092A (ja) | Lpc以外のリゾ型リン脂質をほとんど含まないリゾリン脂質の製造方法 | |
| JPS60163888A (ja) | 脂質成分の製造法 | |
| US2380418A (en) | Treatment of fat-soluble vitamincontaining materials | |
| CN113475719B (zh) | 肌浆蛋白-黄原胶复合乳液及其制备方法和应用 | |
| Lea et al. | The relative rates of oxidation of lipovitellin and of its lipid constituent | |
| AU647167B2 (en) | Liquid lipase from animal origin and method of preparation | |
| JP3751134B2 (ja) | 低コレステロールマヨネーズ | |
| JP6701461B1 (ja) | プラズマローゲン含有組成物 | |
| JPH0725888A (ja) | レシチンの精製法 | |
| JPH1052237A (ja) | 組成物 | |
| JPS6354926A (ja) | 界面活性剤組成物 | |
| JP3616700B2 (ja) | 卵黄リン脂質組成物 | |
| JPH0148320B2 (ja) | ||
| JPH0439375B2 (ja) | ||
| BR102023013496A2 (pt) | Composição biotecnológica, processo de aplicação, e, utilização da composição | |
| JP2005040041A (ja) | 食品用抗酸化剤及び酸化安定性に優れた水中油型エマルジョン食品 | |
| JP2995441B2 (ja) | 血漿粉末の脱臭法 |