JPH0448214B2 - - Google Patents
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- JPH0448214B2 JPH0448214B2 JP27179584A JP27179584A JPH0448214B2 JP H0448214 B2 JPH0448214 B2 JP H0448214B2 JP 27179584 A JP27179584 A JP 27179584A JP 27179584 A JP27179584 A JP 27179584A JP H0448214 B2 JPH0448214 B2 JP H0448214B2
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/05—Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0532—Macromolecular bonding materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
- G03G5/0542—Polyvinylalcohol, polyallylalcohol; Derivatives thereof, e.g. polyvinylesters, polyvinylethers, polyvinylamines
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は機能分離型電子写真感光体に関し、詳
しくは電子写真特性を向上させうる電荷発生層の
改良に関する。 〔従来技術〕 近年感光層を電荷発生層と電荷輸送層に機能分
離させた積層構造体とした電子写真感光体が提案
されている。これらは可視光に対する感度、電荷
保持力、表面強度などの点で改良されてきた(例
えばでは米国特許第3837851号、同第3871882号な
ど)。 このような機能分離型感光体は少くとも電荷発
生層と電荷輸送層の2層から構成される。電荷発
生層の光吸収で生じた電荷キヤリアが電荷輸送層
に注入され、表面まで移動し、感光体表面電荷を
中和し、静電コントラストを生ぜしめる。 この過程において電荷発生層が担う役割は極め
て重要である。即に電荷キヤリアをいかに多く、
均一に発生させるか、発生した電荷キヤリアをい
かに効率よく電荷輸送層に注入するか、また逆電
荷キヤリアをいかにスムースに支持体に流すかな
ど電子写真特性は電荷発生層に負うところが多
い。電荷発生層は基本的には電荷発生物質である
有機顔料と結着剤であるバインダーから構成され
るが、バインダーの有機顔料に対する重量比率は
一般的には25〜100wt%と決して低くはない。従
つてバインダーは電荷発生層内にあつて発生電荷
キヤリアの移動に関して極めて重大な影響を与え
る。即ちバインダーの基本構造、官能基、分子
量、純度、等は感度、電位特性、耐久性等の如き
感光体の電子写真特性に係わるところ大である。 しかるに、文献、特許等で考察されるところで
は、従来の電荷発生層のバインダーに対する見方
は、電荷発生物質たる有機顔料の助剤であつて、
分散性、決着性が付与できれば充分であるとの考
え方を出ていないようである。 その結果、従来の機能分離型電子写真感光体に
おいては残留電位、電位変動、フオトメモリー等
の電位特性の欠陥が多く認められている。また感
度も十分ではない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らはバインダーを電荷発生層のもう一
つの主剤の電子材料として把握し、構造、分子
量、純度など分子としての面からバインダーを研
究した結果、本発明に到達したものである。 本発明の目的は新規な電荷発生層用のバインダ
ーを提供することであり、また改良された帯電特
性を有する電子写真感光体を提供することであ
る。 本発明の別の目的は実用的な高感度特性と繰返
し使用における安定な電位特性を有する電子写真
感光体を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に従つて、導電性支持体上に少なくとも
電荷発生層と電荷輸送層とを設けた電子写真感光
体において、該電荷発生層にバインダーとしてポ
リビニルアルコールと下記一般式のアルデヒドと
のアセタール化反応により得られるポリビニルア
セタール樹脂を含有させてなる電子写真感光体: RCHO (式中Rは炭素数1〜3個のアルキル基を示
す、アルキル基はハロゲンで置換されてもよい)
が提供される。 上記一般式におけアルキル基はハロゲン(フツ
素、塩素、臭素、沃素)によつて置換されてもか
わまない。 本発明において使用されるポリビニルアセター
ル樹脂は重量平均分子量が10000〜200000の範囲
が適当であり、とくに30000〜80000の範囲が好ま
しい。又アセタール化度は50モル%以上が適当で
あるが、とくに65〜90モル%が好ましい。更に原
料としてのポリビニルアルコールに由来する残存
酢酸ビニル成分の含有率は低い程有効であるが、
ポリビニルアルコールのケン化度が85%以上のも
のを原料として使用することが好ましい。 上記ポリビニルアセタール樹脂を含有する電荷
発生層を有する電子写真感光体の電位特性が改善
される理由は明らかではないが、顔料粒子間をキ
ヤリアが移動する際、粒子間を埋めるバインダー
が上記の如き特定の構造のためその形成するバリ
ヤーが弱く、従つてキヤリアの移動をあまり阻害
しないためと考えられる。即ち上記アセタールの
アルキル基が小さいため形成されるバリヤーが小
さくなつていると考えられる。また、アセタール
のアルキル基が小さいために分散性が向上し、良
好な塗膜が得られ、特性が向上すると考えられ
る。 以下に本発明で使用されるポリビニルアセター
ル樹脂の代表例をそのアセタール構造部分につい
て例示する。 次に本発明に用いられるポリビニルアセタール
樹脂の合成例を示す。 合成例 1 樹脂例No.1の合成方法: 3角フラスコ中に重合度600のポリビニルアル
コール(ケン化度98.5%)5.0gとアセトアルデ
ヒド35ml、更にエタノール50ml、精製水5mlを加
えて、濃縮酸1mlを添加し撹拌下40℃で18時間反
応させた。反応後水酸化ナトリウムを含む大量の
水に反応液を添加しポリマーを回収した。得られ
たポリマーはアセトン−水系で再沈精製を2回行
なつた後減圧乾燥した。この合成したポリビニル
アセタール樹脂はGPCによる重量平均分子量
99000であつた。またそのアセタール化度はJIS
(K−6728)法によつて測定した結果72モル%で
あつた。 また本発明で使用される他のポリビニルアセタ
ール樹脂も上記の方法と同様にして合成される。 電荷発生層のバインダーは層内で発生したキヤ
リアの移動をなるべく阻害しないものでなければ
ならない。そのため必然的に電荷発生層内のバイ
ンダーの含有重量%は低い方が好ましいが、実用
上は結着性を付与し、更には顔料分散時の安定性
の確実ならしめる為、20重量%以上は必要で、通
常は25〜90重量%、更に好ましくは28〜50重量%
の範囲で用いる。 また本発明のバインダーは他の既知のバインダ
ーと混合して使用してもかまわない。 本発明で用いる電荷発生層はセレン、セレン−
テルル、アモルフアスシリコン、ピリリウム、チ
オピリリウム、アズレニウム系染料、フタロシア
ニン系顔料、アントアントロン顔料、ジベンズピ
レンキノン顔料、ピラントロン顔料、トリスアゾ
顔料、ジスアゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、
キナクリドン系顔料、非対称キノシアニン系染
料、キノシアニン系染料などの電荷発生物質から
選ばれる無機顔料又は有機顔料を前記バインダー
に分散させたものである。かかる電荷発生物質と
して具体的に例示すれば次のとおりである。 (1)アモルフアスシリコン、(2)セレン−テルル、
(3)セレン−ヒ素、(4)硫化カドミウム、 (63) スクエアリツク酸メチル染料 (64) インジゴ染料(C.I.No.78000) (65) チオインジゴ染料(C.I.No.78800) (66) 銅フタロシアニン (67) アズレニウム塩染料 電荷発生物質は本発明になるバインダーと共に
分散して塗工液を形成するが、その際有機溶剤と
してはアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノンなどのケトン類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの
アミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチ
レングリコールモノメチルエーテルなどのエーテ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル
類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチ
ルン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂
肪族ハロゲ化炭化水素類あるいはベンゼン、トル
エン、キシレン、リグロイン、モノクロルベンゼ
ン、ジクロルベンゼンなどの芳香族類などを用い
ることができる。 分散は上記溶剤、電荷発生物質、バインダーを
サンドミル、ボールミル、ロールミルやアトライ
ター等を用いて所定の粒子サイズになるまで破砕
して行なう。粒子サイズ、バインダー量は分散液
の安定性、感光体の特性に大きな影響を有してお
り十分な吟味が必要である。 塗工は、浸漬コーテイング法、スプレーコーテ
イング法、スピンナーコーテイング法、ビードコ
ーテイング法、マイヤーバーコーテイング法、ブ
レードコーテイング法、ローラーコーテイング
法、カーテンコーテイング法などのコーテイング
法を用いて行なうことができる。 塗工後の塗膜の乾燥は室温における指触乾燥後
加熱乾燥する方法が好ましい。加熱乾燥は30°〜
200℃で5分〜2時間行なうのが好ましい。 電荷発生層は、十分な吸光度を得るために、で
きる限り多くの前記電荷発生物質を含有し、且つ
発生した電荷キヤリアの飛躍を短かくするため
に、薄膜層、例えば5ミクロン以下、好ましくは
0.01ミクロン〜1ミクロンの膜厚をもつ薄膜層と
することが好ましい。このことは、入射光量の大
部分が電荷発生層で吸収されて、多くの電荷キヤ
リアを生成すること、さらに発生した電荷キヤリ
アを再結合や補獲(トラツプ)により失活するこ
となく電荷輸送層に注入する必要があることに帰
因している。 電荷輸送層は、前述の電荷発生層と電気的に接
触されており、電界の存在下で電荷発生層から注
入された電荷キヤリアを受け取るとともにこれら
の電荷キヤリアを表面まで輸送できる機能を有し
ている。この際、この電荷輸送層は、電荷発生層
の上に積層されていてもよく、またその下に積層
されていてもよい。しかし、電荷輸送層は、電荷
発生層の上に積層されていることが望ましい。 光導電体は、一般に電荷キヤリアを輸送する機
能を有しているので、電荷輸送層はこの光導電体
によつて形成できる。 電荷輸送層における電荷キヤリアを輸送する物
質(以下、単に電荷輸送物質という)は、前述の
電荷発生層が感応する電磁波の波長域に実質的に
非感応性であることが好ましい。ここで言う「電
磁波」とは、r線、X線、紫外線、可視光線、近
赤外線、赤外線、遠赤外線などを包含する広義の
「光線」の定義を包含する。電荷輸送層の光感応
性波長域が電荷発生層のそれと一致またはオーバ
ーラツプする時には、両者で発生した電荷キヤリ
アが相互に補獲し合い、結果的には感度の低下の
原因となる。 電荷輸送物質としては電子輸送性物質と正孔輸
送性物質があり、電子輸送性物質としては、クロ
ルアニル、プロモアニル、テトラシアノエチレ
ン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−ト
リニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−
テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,7−
トリニトロ−9−ジシアノメチレンフルオレノ
ン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン等の電子
吸引性物質やこれら電子吸引物質を高分子化した
もの等がある。 正孔輸送性物質としては、ピレン、N−エチル
カルバゾール、N−イソプロピルカルバゾール、
N−メチル−N−フエニルヒドラジノ−3−メチ
リデン−9−エチルカルバゾール、N,N−ジフ
エニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチル
カルバゾール、N,N−ジフエニルヒドラジノ−
3−メチリデン−10−エチルフエノチアジン、
N,N−ジフエニルヒドラジノ−3−メチリデン
−10−エチルフエノキサジン、p−ジエチルアミ
ノベンズアルデヒド−N,N−ジフエニルヒドラ
ゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N
−α−ナフチル−N−フエニルヒドラゾン、p−
ピロリジノベンズアルデヒド−N,N−ジフエニ
ルヒドラゾン、1,3,3−トリメチルインドレ
ニン−ω−アルデヒド−N,N−ジフエニルヒド
ラゾン、p−ジエチルベンズアルデヒド−3−メ
チルベンズチアゾリノン−2−ヒドラゾン等のヒ
ドラゾン類、2,5−ビス(p−ジエチルアミノ
フエニル)−1,3,4−オキサジアゾール、1
−フエニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリ
ン、1−〔キノリル(2)〕−3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−ジエチルアミノフエニル)ピ
ラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−(p−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフ
エニル)ピラゾリン、1−〔6−メトキシ−ピリ
ジル(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−
5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、
1−〔ピリジル(3)〕−3−(p−ジエチルアミノス
チリル)−5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピ
ラゾリン、1−〔レピジル(2)〕−3−(p−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフ
エニル)ピラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−
(p−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5
−(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、
1−〔ピリジル(2)〕−3−(α−メチル−p−ジエ
チルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン、1−フエニル−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−
(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、1
−フエニル−3−(α−ベンジル−p−ジエチル
アミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフエ
ニル)ピラゾリン、スピロピラゾリンなどのピラ
ゾリン類、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−
6−ジエチルアミノベンズオキサゾール、2−
(p−ジエチルアミノフエニル)−4−(p−ジメ
チルアミノフエニル)−5−(2−クロロフエニ
ル)オキサゾール等のオキサゾール系化合物、2
−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチル
アミノベンゾチアゾール系化合物、ビス(4−ジ
エチルアミノ−2−メチルフエニル)−フエニル
メタン等のトリアリールメタン系化合物、1,1
−ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチ
ルフエニル)ヘプタン、1,1,2,2−テトラ
キス(4−N,N−ジメチルアミノ−2−メチル
フエニル(エタン等のポリアリールアルカン類、
トリフエニルアミン、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセ
ン、ポリビニルアクリジン、ポリ−9−ビニルフ
エニルアントラセン、ピレン−ホルムアルデヒド
樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド樹脂
等がある。 これらの有機電荷輸送物質の他に、セレン、セ
レン−テルル、アモルフアスシリコン、硫化カド
ミウムなどの無機材料も用いることができる。 また、これらの電荷輸送物質は、1種または2
種以上組合せて用いることができる。 電荷輸送物質に成膜性を有していない時には、
適当なバインダーを選択することによつて被膜形
成できる。バインダーとして使用できる樹脂は、
例えばアクリル樹脂ポリアリレート、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレンコポリマー、アクリロニトリ
ル−ブタジエンコポリマー、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルホルマール、ポリスルホンポリア
クリルアミド、ポリアミド、塩素化ゴムなどの絶
縁性樹脂、あるいはポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン
などの有機光導電性ポリマーを挙げることができ
る。 電荷輸送層は、電荷キヤリアを輸送できる限界
があるので、必要以上に膜厚を厚くすることがで
きない。一般的には、5ミクロン〜30ミクロンで
あるが、好ましい範囲は8ミクロン〜20ミクロン
である。塗工によつて電荷輸送層を形成する際に
は、前述した様な適当なコーテイング法を用いる
ことができる。 この様な電荷発生層と電荷輸送層の積層構造か
らなる感光層は、導電層を有する基体の上に設け
られる。導電層を有する基体としては、基体自体
が導電性をもつもの、例えばアルミニウム、アル
ミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、バナジウ
ム、モリブデン、クロム、チタン、ニツケル、イ
ンジウム、金や白金などを用いることができ、そ
の他にアルミニウム、アルミニウム合金、酸化イ
ンジウム、酸化錫、酸化インジウム−酸化錫合金
などを真空蒸着法によつて被膜形成された層を有
するプラスチツク(例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレ
フタレート、アクリル樹脂、ポリフツ化エチレン
など)、あるいは導電性粒子(例えば、カーボン
ブラツク、銀粒子など)を適当なバインダーとと
もにプラスチツクの上に被覆した基体、導電性粒
子をプラスチツクや紙に含浸した基体や導電性ポ
リマーを有するプラスチツクなどを用いることが
できる。 導電層と感光層の中間に、バリヤー機能と接着
機能をもつ下引層を設けることもできる。下引層
は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセ
ルロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ポ
リアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、共重合体ナイロン、アルコキシメチル化ナ
イロンなど)、ポリウレタン、ゼラチン、酸化ア
ルミニウムなどによつて形成できる。 下引層の膜厚は、0.1ミクロン〜5ミクロン、
好ましくは0.5ミクロン〜3ミクロンが適当であ
る。 導電層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層し
た感光体を使用する場合において電荷輸送物質が
電子輸送性物質からなるときは、電荷輸送層表面
を正に帯電する必要があり、帯電後露光すると露
光部では電荷発生層において生成した電子が電荷
輸送層に注入され、そのあと表面に達して正電荷
を中和し、表面電位の減衰が生じ未露光部との間
に静電コントラストが生じる。この様にしてでき
た静電潜像を負荷電性のトナーで現象すれば可視
像が得られる。これを直接定着するか、あるいは
トナー像を紙やプラスチツクフイルム等に転写
後、現像し定着することができる。 また、感光体上の静電潜像の転写紙の絶縁層上
に転写後現象し、定着する方法もとれる。現像剤
の種類や現像方法、定着方法は公知のものや公知
の方法のいずれを採用しても良く、特定のものに
限定されるものではない。 一方、電荷輸送物質が正孔輸送物質からなる場
合、電荷輸送層表面を負に帯電する必要があり、
帯電後、露光すると露光部では電荷発生層におい
て生成した正孔が電荷輸送層に注入され、その後
表面に達して負電荷を中和し、表面電位の減衰が
生じ未露光部との間に静電コントラストが生じ
る。現象時には電子輸送物質を用いた場合とは逆
に正電荷性トナーを用いる必要がある。 正負いずれの帯電の電子写真感光体においても
帯電前に光照射を受けると光の照射された部分の
電子写真特性が光の照射のない部分の特性と異な
る、いわゆるフオトメモリー性が現れることが多
い。 本発明によれば、高感度の電子写真感光体を与
えることができ、また繰り返し帯電および露光を
行なつた時の明部電位と暗部電位の変動が小さ
く、しかもフオトメモリー性を有効に改善できる
利点を有している。 以下、本発明を実施例に従つて説明する。 実施例 1 アルミ板上にカゼインのアンモニア水溶液(カ
ゼイン11.2g、28%アンモニア水1gを水222ml
に溶解)をワイヤーラウンドバーで、乾燥後の膜
厚が1.0ミクロンとなる様に塗布し、乾燥した。 次に下記構造のジスアゾ顔料(製造方法は公開
特許公報56−116039参照) 5gを、前記樹脂例No.1の3gをメチルエチル
ケトン90mlに溶かした液に加え、アトライターで
2時間分散した。この分散液を先に形成したカゼ
イン層の上に乾燥後の膜厚が0.3ミクロンとなる
様にワイヤー・ラウンドバーで塗布し、70℃で乾
燥して電荷発生層を形成した。 次に下記構造のヒドラノン化合物(製造方法は
公開特許公報57−101844参照) 5gとポリメチルメタクレート樹脂(数平均分
子量100000)5gをトルエン70mlに溶解し、これ
を電荷発生層上に乾燥後の膜厚が15ミクロンとな
る様にワイヤーラウンドバーで塗布し、乾燥して
電荷輸送層を形成し実施例1試料とした。 次に比較例として上記のポリビニルアセタール
樹脂No.1の代りに積水化学工業株式会社製のブチ
ラール樹脂エスレツクBM−2を用いて上記と全
く同様の処理により電子写真感光体比較試料−1
を作成した。 この様にして作成した電子写真感光体を川口電
機(株)製静電複写紙試験装置Model SP−428を用
いてスタチツク方式で−5kVでコロナ帯電し、暗
所で10秒間保持した後、照度5luxで露光し帯電特
性を調べた。 帯電特性としては表面電位(VO)と暗所で10
秒間減衰させた時の電位を1/2に減衰するのに必
要な露光量(E1/2)を測定した。更に電子写真感
光体を照度600luxで3分間露光した後、暗所で1
分経過後再び帯電特性を調べ、その時の表面電位
V′Oと初期のVOの差、即ちVO−V′Oをもつてフオ
トメモリー性を評価した。この結果を第1表に示
す。
しくは電子写真特性を向上させうる電荷発生層の
改良に関する。 〔従来技術〕 近年感光層を電荷発生層と電荷輸送層に機能分
離させた積層構造体とした電子写真感光体が提案
されている。これらは可視光に対する感度、電荷
保持力、表面強度などの点で改良されてきた(例
えばでは米国特許第3837851号、同第3871882号な
ど)。 このような機能分離型感光体は少くとも電荷発
生層と電荷輸送層の2層から構成される。電荷発
生層の光吸収で生じた電荷キヤリアが電荷輸送層
に注入され、表面まで移動し、感光体表面電荷を
中和し、静電コントラストを生ぜしめる。 この過程において電荷発生層が担う役割は極め
て重要である。即に電荷キヤリアをいかに多く、
均一に発生させるか、発生した電荷キヤリアをい
かに効率よく電荷輸送層に注入するか、また逆電
荷キヤリアをいかにスムースに支持体に流すかな
ど電子写真特性は電荷発生層に負うところが多
い。電荷発生層は基本的には電荷発生物質である
有機顔料と結着剤であるバインダーから構成され
るが、バインダーの有機顔料に対する重量比率は
一般的には25〜100wt%と決して低くはない。従
つてバインダーは電荷発生層内にあつて発生電荷
キヤリアの移動に関して極めて重大な影響を与え
る。即ちバインダーの基本構造、官能基、分子
量、純度、等は感度、電位特性、耐久性等の如き
感光体の電子写真特性に係わるところ大である。 しかるに、文献、特許等で考察されるところで
は、従来の電荷発生層のバインダーに対する見方
は、電荷発生物質たる有機顔料の助剤であつて、
分散性、決着性が付与できれば充分であるとの考
え方を出ていないようである。 その結果、従来の機能分離型電子写真感光体に
おいては残留電位、電位変動、フオトメモリー等
の電位特性の欠陥が多く認められている。また感
度も十分ではない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らはバインダーを電荷発生層のもう一
つの主剤の電子材料として把握し、構造、分子
量、純度など分子としての面からバインダーを研
究した結果、本発明に到達したものである。 本発明の目的は新規な電荷発生層用のバインダ
ーを提供することであり、また改良された帯電特
性を有する電子写真感光体を提供することであ
る。 本発明の別の目的は実用的な高感度特性と繰返
し使用における安定な電位特性を有する電子写真
感光体を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に従つて、導電性支持体上に少なくとも
電荷発生層と電荷輸送層とを設けた電子写真感光
体において、該電荷発生層にバインダーとしてポ
リビニルアルコールと下記一般式のアルデヒドと
のアセタール化反応により得られるポリビニルア
セタール樹脂を含有させてなる電子写真感光体: RCHO (式中Rは炭素数1〜3個のアルキル基を示
す、アルキル基はハロゲンで置換されてもよい)
が提供される。 上記一般式におけアルキル基はハロゲン(フツ
素、塩素、臭素、沃素)によつて置換されてもか
わまない。 本発明において使用されるポリビニルアセター
ル樹脂は重量平均分子量が10000〜200000の範囲
が適当であり、とくに30000〜80000の範囲が好ま
しい。又アセタール化度は50モル%以上が適当で
あるが、とくに65〜90モル%が好ましい。更に原
料としてのポリビニルアルコールに由来する残存
酢酸ビニル成分の含有率は低い程有効であるが、
ポリビニルアルコールのケン化度が85%以上のも
のを原料として使用することが好ましい。 上記ポリビニルアセタール樹脂を含有する電荷
発生層を有する電子写真感光体の電位特性が改善
される理由は明らかではないが、顔料粒子間をキ
ヤリアが移動する際、粒子間を埋めるバインダー
が上記の如き特定の構造のためその形成するバリ
ヤーが弱く、従つてキヤリアの移動をあまり阻害
しないためと考えられる。即ち上記アセタールの
アルキル基が小さいため形成されるバリヤーが小
さくなつていると考えられる。また、アセタール
のアルキル基が小さいために分散性が向上し、良
好な塗膜が得られ、特性が向上すると考えられ
る。 以下に本発明で使用されるポリビニルアセター
ル樹脂の代表例をそのアセタール構造部分につい
て例示する。 次に本発明に用いられるポリビニルアセタール
樹脂の合成例を示す。 合成例 1 樹脂例No.1の合成方法: 3角フラスコ中に重合度600のポリビニルアル
コール(ケン化度98.5%)5.0gとアセトアルデ
ヒド35ml、更にエタノール50ml、精製水5mlを加
えて、濃縮酸1mlを添加し撹拌下40℃で18時間反
応させた。反応後水酸化ナトリウムを含む大量の
水に反応液を添加しポリマーを回収した。得られ
たポリマーはアセトン−水系で再沈精製を2回行
なつた後減圧乾燥した。この合成したポリビニル
アセタール樹脂はGPCによる重量平均分子量
99000であつた。またそのアセタール化度はJIS
(K−6728)法によつて測定した結果72モル%で
あつた。 また本発明で使用される他のポリビニルアセタ
ール樹脂も上記の方法と同様にして合成される。 電荷発生層のバインダーは層内で発生したキヤ
リアの移動をなるべく阻害しないものでなければ
ならない。そのため必然的に電荷発生層内のバイ
ンダーの含有重量%は低い方が好ましいが、実用
上は結着性を付与し、更には顔料分散時の安定性
の確実ならしめる為、20重量%以上は必要で、通
常は25〜90重量%、更に好ましくは28〜50重量%
の範囲で用いる。 また本発明のバインダーは他の既知のバインダ
ーと混合して使用してもかまわない。 本発明で用いる電荷発生層はセレン、セレン−
テルル、アモルフアスシリコン、ピリリウム、チ
オピリリウム、アズレニウム系染料、フタロシア
ニン系顔料、アントアントロン顔料、ジベンズピ
レンキノン顔料、ピラントロン顔料、トリスアゾ
顔料、ジスアゾ顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、
キナクリドン系顔料、非対称キノシアニン系染
料、キノシアニン系染料などの電荷発生物質から
選ばれる無機顔料又は有機顔料を前記バインダー
に分散させたものである。かかる電荷発生物質と
して具体的に例示すれば次のとおりである。 (1)アモルフアスシリコン、(2)セレン−テルル、
(3)セレン−ヒ素、(4)硫化カドミウム、 (63) スクエアリツク酸メチル染料 (64) インジゴ染料(C.I.No.78000) (65) チオインジゴ染料(C.I.No.78800) (66) 銅フタロシアニン (67) アズレニウム塩染料 電荷発生物質は本発明になるバインダーと共に
分散して塗工液を形成するが、その際有機溶剤と
してはアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノンなどのケトン類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどの
アミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチ
レングリコールモノメチルエーテルなどのエーテ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル
類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチ
ルン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂
肪族ハロゲ化炭化水素類あるいはベンゼン、トル
エン、キシレン、リグロイン、モノクロルベンゼ
ン、ジクロルベンゼンなどの芳香族類などを用い
ることができる。 分散は上記溶剤、電荷発生物質、バインダーを
サンドミル、ボールミル、ロールミルやアトライ
ター等を用いて所定の粒子サイズになるまで破砕
して行なう。粒子サイズ、バインダー量は分散液
の安定性、感光体の特性に大きな影響を有してお
り十分な吟味が必要である。 塗工は、浸漬コーテイング法、スプレーコーテ
イング法、スピンナーコーテイング法、ビードコ
ーテイング法、マイヤーバーコーテイング法、ブ
レードコーテイング法、ローラーコーテイング
法、カーテンコーテイング法などのコーテイング
法を用いて行なうことができる。 塗工後の塗膜の乾燥は室温における指触乾燥後
加熱乾燥する方法が好ましい。加熱乾燥は30°〜
200℃で5分〜2時間行なうのが好ましい。 電荷発生層は、十分な吸光度を得るために、で
きる限り多くの前記電荷発生物質を含有し、且つ
発生した電荷キヤリアの飛躍を短かくするため
に、薄膜層、例えば5ミクロン以下、好ましくは
0.01ミクロン〜1ミクロンの膜厚をもつ薄膜層と
することが好ましい。このことは、入射光量の大
部分が電荷発生層で吸収されて、多くの電荷キヤ
リアを生成すること、さらに発生した電荷キヤリ
アを再結合や補獲(トラツプ)により失活するこ
となく電荷輸送層に注入する必要があることに帰
因している。 電荷輸送層は、前述の電荷発生層と電気的に接
触されており、電界の存在下で電荷発生層から注
入された電荷キヤリアを受け取るとともにこれら
の電荷キヤリアを表面まで輸送できる機能を有し
ている。この際、この電荷輸送層は、電荷発生層
の上に積層されていてもよく、またその下に積層
されていてもよい。しかし、電荷輸送層は、電荷
発生層の上に積層されていることが望ましい。 光導電体は、一般に電荷キヤリアを輸送する機
能を有しているので、電荷輸送層はこの光導電体
によつて形成できる。 電荷輸送層における電荷キヤリアを輸送する物
質(以下、単に電荷輸送物質という)は、前述の
電荷発生層が感応する電磁波の波長域に実質的に
非感応性であることが好ましい。ここで言う「電
磁波」とは、r線、X線、紫外線、可視光線、近
赤外線、赤外線、遠赤外線などを包含する広義の
「光線」の定義を包含する。電荷輸送層の光感応
性波長域が電荷発生層のそれと一致またはオーバ
ーラツプする時には、両者で発生した電荷キヤリ
アが相互に補獲し合い、結果的には感度の低下の
原因となる。 電荷輸送物質としては電子輸送性物質と正孔輸
送性物質があり、電子輸送性物質としては、クロ
ルアニル、プロモアニル、テトラシアノエチレ
ン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−ト
リニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−
テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,7−
トリニトロ−9−ジシアノメチレンフルオレノ
ン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン等の電子
吸引性物質やこれら電子吸引物質を高分子化した
もの等がある。 正孔輸送性物質としては、ピレン、N−エチル
カルバゾール、N−イソプロピルカルバゾール、
N−メチル−N−フエニルヒドラジノ−3−メチ
リデン−9−エチルカルバゾール、N,N−ジフ
エニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチル
カルバゾール、N,N−ジフエニルヒドラジノ−
3−メチリデン−10−エチルフエノチアジン、
N,N−ジフエニルヒドラジノ−3−メチリデン
−10−エチルフエノキサジン、p−ジエチルアミ
ノベンズアルデヒド−N,N−ジフエニルヒドラ
ゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N
−α−ナフチル−N−フエニルヒドラゾン、p−
ピロリジノベンズアルデヒド−N,N−ジフエニ
ルヒドラゾン、1,3,3−トリメチルインドレ
ニン−ω−アルデヒド−N,N−ジフエニルヒド
ラゾン、p−ジエチルベンズアルデヒド−3−メ
チルベンズチアゾリノン−2−ヒドラゾン等のヒ
ドラゾン類、2,5−ビス(p−ジエチルアミノ
フエニル)−1,3,4−オキサジアゾール、1
−フエニル−3−(p−ジエチルアミノスチリル)
−5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリ
ン、1−〔キノリル(2)〕−3−(p−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−ジエチルアミノフエニル)ピ
ラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−(p−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフ
エニル)ピラゾリン、1−〔6−メトキシ−ピリ
ジル(2)〕−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−
5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、
1−〔ピリジル(3)〕−3−(p−ジエチルアミノス
チリル)−5−(p−ジエチルアミノフエニル)ピ
ラゾリン、1−〔レピジル(2)〕−3−(p−ジエチ
ルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフ
エニル)ピラゾリン、1−〔ピリジル(2)〕−3−
(p−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5
−(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、
1−〔ピリジル(2)〕−3−(α−メチル−p−ジエ
チルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノ
フエニル)ピラゾリン、1−フエニル−3−(p
−ジエチルアミノスチリル)−4−メチル−5−
(p−ジエチルアミノフエニル)ピラゾリン、1
−フエニル−3−(α−ベンジル−p−ジエチル
アミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノフエ
ニル)ピラゾリン、スピロピラゾリンなどのピラ
ゾリン類、2−(p−ジエチルアミノスチリル)−
6−ジエチルアミノベンズオキサゾール、2−
(p−ジエチルアミノフエニル)−4−(p−ジメ
チルアミノフエニル)−5−(2−クロロフエニ
ル)オキサゾール等のオキサゾール系化合物、2
−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチル
アミノベンゾチアゾール系化合物、ビス(4−ジ
エチルアミノ−2−メチルフエニル)−フエニル
メタン等のトリアリールメタン系化合物、1,1
−ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−メチ
ルフエニル)ヘプタン、1,1,2,2−テトラ
キス(4−N,N−ジメチルアミノ−2−メチル
フエニル(エタン等のポリアリールアルカン類、
トリフエニルアミン、ポリ−N−ビニルカルバゾ
ール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセ
ン、ポリビニルアクリジン、ポリ−9−ビニルフ
エニルアントラセン、ピレン−ホルムアルデヒド
樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド樹脂
等がある。 これらの有機電荷輸送物質の他に、セレン、セ
レン−テルル、アモルフアスシリコン、硫化カド
ミウムなどの無機材料も用いることができる。 また、これらの電荷輸送物質は、1種または2
種以上組合せて用いることができる。 電荷輸送物質に成膜性を有していない時には、
適当なバインダーを選択することによつて被膜形
成できる。バインダーとして使用できる樹脂は、
例えばアクリル樹脂ポリアリレート、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロ
ニトリル−スチレンコポリマー、アクリロニトリ
ル−ブタジエンコポリマー、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルホルマール、ポリスルホンポリア
クリルアミド、ポリアミド、塩素化ゴムなどの絶
縁性樹脂、あるいはポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン
などの有機光導電性ポリマーを挙げることができ
る。 電荷輸送層は、電荷キヤリアを輸送できる限界
があるので、必要以上に膜厚を厚くすることがで
きない。一般的には、5ミクロン〜30ミクロンで
あるが、好ましい範囲は8ミクロン〜20ミクロン
である。塗工によつて電荷輸送層を形成する際に
は、前述した様な適当なコーテイング法を用いる
ことができる。 この様な電荷発生層と電荷輸送層の積層構造か
らなる感光層は、導電層を有する基体の上に設け
られる。導電層を有する基体としては、基体自体
が導電性をもつもの、例えばアルミニウム、アル
ミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、バナジウ
ム、モリブデン、クロム、チタン、ニツケル、イ
ンジウム、金や白金などを用いることができ、そ
の他にアルミニウム、アルミニウム合金、酸化イ
ンジウム、酸化錫、酸化インジウム−酸化錫合金
などを真空蒸着法によつて被膜形成された層を有
するプラスチツク(例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレ
フタレート、アクリル樹脂、ポリフツ化エチレン
など)、あるいは導電性粒子(例えば、カーボン
ブラツク、銀粒子など)を適当なバインダーとと
もにプラスチツクの上に被覆した基体、導電性粒
子をプラスチツクや紙に含浸した基体や導電性ポ
リマーを有するプラスチツクなどを用いることが
できる。 導電層と感光層の中間に、バリヤー機能と接着
機能をもつ下引層を設けることもできる。下引層
は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセ
ルロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ポ
リアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、共重合体ナイロン、アルコキシメチル化ナ
イロンなど)、ポリウレタン、ゼラチン、酸化ア
ルミニウムなどによつて形成できる。 下引層の膜厚は、0.1ミクロン〜5ミクロン、
好ましくは0.5ミクロン〜3ミクロンが適当であ
る。 導電層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層し
た感光体を使用する場合において電荷輸送物質が
電子輸送性物質からなるときは、電荷輸送層表面
を正に帯電する必要があり、帯電後露光すると露
光部では電荷発生層において生成した電子が電荷
輸送層に注入され、そのあと表面に達して正電荷
を中和し、表面電位の減衰が生じ未露光部との間
に静電コントラストが生じる。この様にしてでき
た静電潜像を負荷電性のトナーで現象すれば可視
像が得られる。これを直接定着するか、あるいは
トナー像を紙やプラスチツクフイルム等に転写
後、現像し定着することができる。 また、感光体上の静電潜像の転写紙の絶縁層上
に転写後現象し、定着する方法もとれる。現像剤
の種類や現像方法、定着方法は公知のものや公知
の方法のいずれを採用しても良く、特定のものに
限定されるものではない。 一方、電荷輸送物質が正孔輸送物質からなる場
合、電荷輸送層表面を負に帯電する必要があり、
帯電後、露光すると露光部では電荷発生層におい
て生成した正孔が電荷輸送層に注入され、その後
表面に達して負電荷を中和し、表面電位の減衰が
生じ未露光部との間に静電コントラストが生じ
る。現象時には電子輸送物質を用いた場合とは逆
に正電荷性トナーを用いる必要がある。 正負いずれの帯電の電子写真感光体においても
帯電前に光照射を受けると光の照射された部分の
電子写真特性が光の照射のない部分の特性と異な
る、いわゆるフオトメモリー性が現れることが多
い。 本発明によれば、高感度の電子写真感光体を与
えることができ、また繰り返し帯電および露光を
行なつた時の明部電位と暗部電位の変動が小さ
く、しかもフオトメモリー性を有効に改善できる
利点を有している。 以下、本発明を実施例に従つて説明する。 実施例 1 アルミ板上にカゼインのアンモニア水溶液(カ
ゼイン11.2g、28%アンモニア水1gを水222ml
に溶解)をワイヤーラウンドバーで、乾燥後の膜
厚が1.0ミクロンとなる様に塗布し、乾燥した。 次に下記構造のジスアゾ顔料(製造方法は公開
特許公報56−116039参照) 5gを、前記樹脂例No.1の3gをメチルエチル
ケトン90mlに溶かした液に加え、アトライターで
2時間分散した。この分散液を先に形成したカゼ
イン層の上に乾燥後の膜厚が0.3ミクロンとなる
様にワイヤー・ラウンドバーで塗布し、70℃で乾
燥して電荷発生層を形成した。 次に下記構造のヒドラノン化合物(製造方法は
公開特許公報57−101844参照) 5gとポリメチルメタクレート樹脂(数平均分
子量100000)5gをトルエン70mlに溶解し、これ
を電荷発生層上に乾燥後の膜厚が15ミクロンとな
る様にワイヤーラウンドバーで塗布し、乾燥して
電荷輸送層を形成し実施例1試料とした。 次に比較例として上記のポリビニルアセタール
樹脂No.1の代りに積水化学工業株式会社製のブチ
ラール樹脂エスレツクBM−2を用いて上記と全
く同様の処理により電子写真感光体比較試料−1
を作成した。 この様にして作成した電子写真感光体を川口電
機(株)製静電複写紙試験装置Model SP−428を用
いてスタチツク方式で−5kVでコロナ帯電し、暗
所で10秒間保持した後、照度5luxで露光し帯電特
性を調べた。 帯電特性としては表面電位(VO)と暗所で10
秒間減衰させた時の電位を1/2に減衰するのに必
要な露光量(E1/2)を測定した。更に電子写真感
光体を照度600luxで3分間露光した後、暗所で1
分経過後再び帯電特性を調べ、その時の表面電位
V′Oと初期のVOの差、即ちVO−V′Oをもつてフオ
トメモリー性を評価した。この結果を第1表に示
す。
【表】
第1表から明らかなように実施例1の試料は比
較とした市販のバインダーを用いた試料に比べ、
感度、フオトメモリー共に良好である。 更に繰り返し使用時と安定性を評価する為、本
実施例で作成した感光体をキヤノン(株)製PPC複
写機NP−150Zの感光ドラム用シリンダ−に貼り
付けて、同機で10000枚複写を行ない、初期と
10000枚複写後の明部電位(VL)、及び暗部電位
(VD)の変動を測定した。比較資料についても同
様の操作を行なつた。結果を第2表に示す。
較とした市販のバインダーを用いた試料に比べ、
感度、フオトメモリー共に良好である。 更に繰り返し使用時と安定性を評価する為、本
実施例で作成した感光体をキヤノン(株)製PPC複
写機NP−150Zの感光ドラム用シリンダ−に貼り
付けて、同機で10000枚複写を行ない、初期と
10000枚複写後の明部電位(VL)、及び暗部電位
(VD)の変動を測定した。比較資料についても同
様の操作を行なつた。結果を第2表に示す。
【表】
第2表から実施例1の試料は比較例の試料に比
べ耐久安定性においても優れていることが明らか
である。 実施例 2〜5 無水フタル酸148g、尿素180g、無水塩化第1
銅2.5g、モリブテン酸アンモニウム0.3gと安息
香酸370gを190℃で3.5時間加熱撹拌下で反応さ
せた。反応終了後安息香酸を減圧蒸留した後、水
洗過、酸洗過、水洗過を順次行ない粗製銅
フタロシアニン130gを得た。 この粗製フタロシアニンを濃硫酸1300gに溶解
し、常温で2時間撹拌した後、多量の氷水中に注
入し、析出した顔料を別した後、中性になるま
で水洗した。 次にDMF2.6で6回撹拌過し、更に
MEK2.6で2回撹拌過した後、水2.6で2
回撹拌過し、真空乾燥して精製銅フタロシアニ
ン115gを得た。 上記銅フタロシアニン顔料5gを用いて、第3
表に示す樹脂1.7gをバインダーとして、実施例
1と同様の操作でまず、電荷発生層を作成した。
次に実施例1のヒドラゾン化合物の代りに下記構
造のピラゾリン化合物を用いて15ミクロンの電荷
輸送層を積層して電子写真感光体とした。 各感光体の帯電特性と耐久性を実施例1と同様
の方法によつて測定した。これらの結果を第3表
にまとめて示す。
べ耐久安定性においても優れていることが明らか
である。 実施例 2〜5 無水フタル酸148g、尿素180g、無水塩化第1
銅2.5g、モリブテン酸アンモニウム0.3gと安息
香酸370gを190℃で3.5時間加熱撹拌下で反応さ
せた。反応終了後安息香酸を減圧蒸留した後、水
洗過、酸洗過、水洗過を順次行ない粗製銅
フタロシアニン130gを得た。 この粗製フタロシアニンを濃硫酸1300gに溶解
し、常温で2時間撹拌した後、多量の氷水中に注
入し、析出した顔料を別した後、中性になるま
で水洗した。 次にDMF2.6で6回撹拌過し、更に
MEK2.6で2回撹拌過した後、水2.6で2
回撹拌過し、真空乾燥して精製銅フタロシアニ
ン115gを得た。 上記銅フタロシアニン顔料5gを用いて、第3
表に示す樹脂1.7gをバインダーとして、実施例
1と同様の操作でまず、電荷発生層を作成した。
次に実施例1のヒドラゾン化合物の代りに下記構
造のピラゾリン化合物を用いて15ミクロンの電荷
輸送層を積層して電子写真感光体とした。 各感光体の帯電特性と耐久性を実施例1と同様
の方法によつて測定した。これらの結果を第3表
にまとめて示す。
【表】
実施例 6
実施例1で用いたジアスアゾ顔料の代りにクロ
ロジアンブルー5gを用い、ポリビニルアセター
ル樹脂例No.を2.5g用いた他は全く同様の方法に
より、電荷発生層を作成した。その電荷発生層の
上に、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノ
ン5gとポリ−4,4′−ジオキシジフエニル−
2,2′−プロパンカーボネート(分子量300000)
5gをテトラヒドロフラン70mllに溶解して作成
した塗布液を乾燥後の塗工量が10g/m2となる様
に塗布し、乾燥した。 こうして作成した電子写真感光体を実施例1と
同様の方法で帯電測定を行なつた。この時、帯電
極性はとなるように静電複写紙試験装置は設定
を変え、またNP−150Zは改造を加えた。この結
果を第4表に示す。
ロジアンブルー5gを用い、ポリビニルアセター
ル樹脂例No.を2.5g用いた他は全く同様の方法に
より、電荷発生層を作成した。その電荷発生層の
上に、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノ
ン5gとポリ−4,4′−ジオキシジフエニル−
2,2′−プロパンカーボネート(分子量300000)
5gをテトラヒドロフラン70mllに溶解して作成
した塗布液を乾燥後の塗工量が10g/m2となる様
に塗布し、乾燥した。 こうして作成した電子写真感光体を実施例1と
同様の方法で帯電測定を行なつた。この時、帯電
極性はとなるように静電複写紙試験装置は設定
を変え、またNP−150Zは改造を加えた。この結
果を第4表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電
荷輸送層とを設けた電子写真感光体において、該
電荷発生層にバインダーとしてポリビニルアルコ
ールと下記一般式のアルデヒドとのアセタール化
反応により得られるポリビニルアセタール樹脂を
含有させてなる電子写真感光体: RCHO (式中Rは炭素数1〜3個のアルキル基を示す、
アルキル基はハロゲンで置換されてもよい)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27179584A JPS61149960A (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27179584A JPS61149960A (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 電子写真感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61149960A JPS61149960A (ja) | 1986-07-08 |
| JPH0448214B2 true JPH0448214B2 (ja) | 1992-08-06 |
Family
ID=17504955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27179584A Granted JPS61149960A (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61149960A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62160455A (ja) * | 1986-01-09 | 1987-07-16 | Canon Inc | 電子写真感光体 |
| JPS63303361A (ja) * | 1987-06-03 | 1988-12-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用感光体 |
| JP2512098B2 (ja) * | 1988-08-24 | 1996-07-03 | 三菱化学株式会社 | 電子写真感光体 |
-
1984
- 1984-12-25 JP JP27179584A patent/JPS61149960A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61149960A (ja) | 1986-07-08 |
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