JPH0460982B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0460982B2 JPH0460982B2 JP11810283A JP11810283A JPH0460982B2 JP H0460982 B2 JPH0460982 B2 JP H0460982B2 JP 11810283 A JP11810283 A JP 11810283A JP 11810283 A JP11810283 A JP 11810283A JP H0460982 B2 JPH0460982 B2 JP H0460982B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- dimethoxycinnamoyl
- anthranilic acid
- compound
- trans
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は下記式
で示されるN−(トランス−3,4−ジメトキシ
シンナモイル)アントラニル酸の新規な製造方法
に関する。
シンナモイル)アントラニル酸の新規な製造方法
に関する。
上記式()のN−(トランス−3,4−ジメ
トキシシンナモイル)アントラニル酸は一般名を
「トラニラスト」と呼ぶ融点が211〜213℃の物質
で、経口投与が可能な抗アレルギー剤として最近
注目を浴びている。
トキシシンナモイル)アントラニル酸は一般名を
「トラニラスト」と呼ぶ融点が211〜213℃の物質
で、経口投与が可能な抗アレルギー剤として最近
注目を浴びている。
このトラニラストを包含する一連のアントラニ
ル酸誘導体の製造法は、特開昭50−140413号公
報、特開昭52−65279号公報及び特開昭52−83429
号公報に開示されている。
ル酸誘導体の製造法は、特開昭50−140413号公
報、特開昭52−65279号公報及び特開昭52−83429
号公報に開示されている。
本発明者らはトラニラストの別途合成法につき
種々研究を行なつた結果、今回、下記式 で示される2−メチル−3,1−ベンズオキサジ
ン−4−オンを下記式 で示される3,4−ジメトキシベンズアルデヒド
と無溶媒下に溶融状態で反応させることにより直
接、前記式()で示されるN−(トランス−3,
4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸、
すなわちトラニラストを製造しうることを見い出
した。
種々研究を行なつた結果、今回、下記式 で示される2−メチル−3,1−ベンズオキサジ
ン−4−オンを下記式 で示される3,4−ジメトキシベンズアルデヒド
と無溶媒下に溶融状態で反応させることにより直
接、前記式()で示されるN−(トランス−3,
4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸、
すなわちトラニラストを製造しうることを見い出
した。
上記式()の化合物と式()の化合物の反
応は、溶媒を使わずに溶融状態で行なわれる。
応は、溶媒を使わずに溶融状態で行なわれる。
しかして、反応温度は上記式()の化合物及
び式()の化合物を溶融状態に保持するのに必
要な温度、通常約150〜約220℃、好ましくは約
200℃前後の温度である。上記反応はこのように
高温での反応であるので、必要に応じて、還流装
置を備えた反応器中で行なうことができる。
び式()の化合物を溶融状態に保持するのに必
要な温度、通常約150〜約220℃、好ましくは約
200℃前後の温度である。上記反応はこのように
高温での反応であるので、必要に応じて、還流装
置を備えた反応器中で行なうことができる。
式()の化合物に対する式()の化合物の
使用量は特に制限されないが、一般には式()
の化合物1モル当り式()の化合物を0.5〜2
モル、好ましくは1〜1.5モル使用するのが有利
である。
使用量は特に制限されないが、一般には式()
の化合物1モル当り式()の化合物を0.5〜2
モル、好ましくは1〜1.5モル使用するのが有利
である。
また、この反応に要する時間は約0.5〜約5時
間、好ましくは約3時間であり、反応終了後、反
応混合物を室温まで冷却して固化し、含水エタノ
ールやクロロホルム等より再結晶すると、目的と
するN−(トランス−3,4−ジメトキシシンナ
モイル)アントラニル酸(トラニラスト)が好収
率で得られる。
間、好ましくは約3時間であり、反応終了後、反
応混合物を室温まで冷却して固化し、含水エタノ
ールやクロロホルム等より再結晶すると、目的と
するN−(トランス−3,4−ジメトキシシンナ
モイル)アントラニル酸(トラニラスト)が好収
率で得られる。
かくして得られるトラニラストは、既に知られ
ているように、優れた抗アレルギー作用を有し且
つ毒性が低く、気管支喘息治療薬、じんま疹、ア
トピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎等の治療薬な
どの抗アレルギー剤として使用することができ
る。
ているように、優れた抗アレルギー作用を有し且
つ毒性が低く、気管支喘息治療薬、じんま疹、ア
トピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎等の治療薬な
どの抗アレルギー剤として使用することができ
る。
或いは、該トラニラストは、メタノール、エタ
ノール、アセトン、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、クロロホルム、塩化メチレン又はこれらの
混合物のような溶媒中に溶解した後、少なくとも
310〜315nm及び/又は360〜370nmの波長の紫
外線を含む光を照射することにより、トラニラス
トよりはるかに強力な抗アレルギー作用を有する
下記式 で示されるN−(シス−3,4−ジメトキシシン
ナモイル)アントラニル酸に異性化することもで
きる(特開昭57−179976号明細書参照)。
ノール、アセトン、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、クロロホルム、塩化メチレン又はこれらの
混合物のような溶媒中に溶解した後、少なくとも
310〜315nm及び/又は360〜370nmの波長の紫
外線を含む光を照射することにより、トラニラス
トよりはるかに強力な抗アレルギー作用を有する
下記式 で示されるN−(シス−3,4−ジメトキシシン
ナモイル)アントラニル酸に異性化することもで
きる(特開昭57−179976号明細書参照)。
次に実施例により本発明をさらに説明する。
実施例 1
2−メチル−3,1−ベンズオキサジン−4−
オン102gと3,4−ジメトキシベンズアルデヒ
ド105gをフラスコ中で200℃にて撹拌下に2時間
加熱溶融する。冷却後、少量のエタノールを加え
て結晶化した後、含水エタノール溶液から再結晶
し、N−(トランス−3,4−ジメトキシシンナ
モイル)アントラニル酸54.7gを淡黄色針状晶の
結晶として得る。
オン102gと3,4−ジメトキシベンズアルデヒ
ド105gをフラスコ中で200℃にて撹拌下に2時間
加熱溶融する。冷却後、少量のエタノールを加え
て結晶化した後、含水エタノール溶液から再結晶
し、N−(トランス−3,4−ジメトキシシンナ
モイル)アントラニル酸54.7gを淡黄色針状晶の
結晶として得る。
融点:211〜213℃
赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1値):
〓NH 3530
〓CO 1690、1655
核磁気共鳴スペクトル(90MHz,DMSO−d6,
δ値): 3.81、3.85(それぞれs、メトキシ水素:6H) 6.78(d、J=15Hz、オレフイン水素:1H) 6.95〜8.71(m、オレフイン水素および芳香環水
素:8H) 元素分析値:C18H17NO5 C% H% N% 理論値: 66.05 5.24 4.28 測定値: 66.25 5.21 4.22 実施例 2 2−メチル−3,1−ベンズオキサジン−4−
オン2.91Kgと3,4−ジメトキシベンズアルデヒ
ド3.00Kgを反応器に仕込み、200〜210℃で撹拌下
に還流状態で約2.5時間加熱溶融する。冷却後、
固化した反応物を粉砕し、クロロホルムを加え室
温で撹拌することにより洗浄処理し、粗結晶2.94
Kgを得る。この粗結晶を含水イソプロパノールか
ら再結晶して、N−(トランス−3,4−ジメト
キシシンナモイル)アントラニル酸1.76Kgを淡黄
色針状結晶として得る。得られた結晶の融点、赤
外線吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトルはす
べて実施例1で得た生成物と一致した。
δ値): 3.81、3.85(それぞれs、メトキシ水素:6H) 6.78(d、J=15Hz、オレフイン水素:1H) 6.95〜8.71(m、オレフイン水素および芳香環水
素:8H) 元素分析値:C18H17NO5 C% H% N% 理論値: 66.05 5.24 4.28 測定値: 66.25 5.21 4.22 実施例 2 2−メチル−3,1−ベンズオキサジン−4−
オン2.91Kgと3,4−ジメトキシベンズアルデヒ
ド3.00Kgを反応器に仕込み、200〜210℃で撹拌下
に還流状態で約2.5時間加熱溶融する。冷却後、
固化した反応物を粉砕し、クロロホルムを加え室
温で撹拌することにより洗浄処理し、粗結晶2.94
Kgを得る。この粗結晶を含水イソプロパノールか
ら再結晶して、N−(トランス−3,4−ジメト
キシシンナモイル)アントラニル酸1.76Kgを淡黄
色針状結晶として得る。得られた結晶の融点、赤
外線吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトルはす
べて実施例1で得た生成物と一致した。
参考例 1
前記実施例1又は2の如くして得た2−(トラ
ンス−3,4−ジメトキシシンナモイル)アント
ラニル酸15gをアセトン1.5に溶解し、高圧水
銀灯(Riko UVL−100、波長310〜370nm)を
用いて1時間光照射した後、溶媒を留去する。残
留物をエタノールに溶解し、これに水を加えて析
出した結果を取する(この析出した結晶は、出
発原料のN−(トランス−3,4−ジメトキシシ
ンナモイル)アントラニル酸である)。液を溶
媒留去した後、ベンゼンに溶解し、ベンゼン−酢
酸(20:1)混液を溶出液としてシリカゲルクロ
マトグラフイーにかけるとN−(シス−3,4−
ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸が粗結
晶として得られる。この粗結晶をジイソプロピル
エーテルから再結晶すると微黄白色の針状晶4g
が得られる。
ンス−3,4−ジメトキシシンナモイル)アント
ラニル酸15gをアセトン1.5に溶解し、高圧水
銀灯(Riko UVL−100、波長310〜370nm)を
用いて1時間光照射した後、溶媒を留去する。残
留物をエタノールに溶解し、これに水を加えて析
出した結果を取する(この析出した結晶は、出
発原料のN−(トランス−3,4−ジメトキシシ
ンナモイル)アントラニル酸である)。液を溶
媒留去した後、ベンゼンに溶解し、ベンゼン−酢
酸(20:1)混液を溶出液としてシリカゲルクロ
マトグラフイーにかけるとN−(シス−3,4−
ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸が粗結
晶として得られる。この粗結晶をジイソプロピル
エーテルから再結晶すると微黄白色の針状晶4g
が得られる。
融点:138〜139℃
赤外線吸収スペクトル(KBr,cm-1値):第1図
参照 〓NH:3310、3270 〓CO:1690、1675 核磁気共鳴スペクトル(90MHz、DMSO−d6、
δ値):第2図参照 3.65、3.77(それぞれs、メトキシ水素:6H) 6.70、6.84(それぞれd、J=13Hz、オレフイ
ン水素:2H) 6.88〜8.68(m、芳香環水素:7H) 元素分析値;C18H17NO5 C% H% N% 理論値: 66.05 5.24 4.28 測定値: 66.32 5.33 4.16
参照 〓NH:3310、3270 〓CO:1690、1675 核磁気共鳴スペクトル(90MHz、DMSO−d6、
δ値):第2図参照 3.65、3.77(それぞれs、メトキシ水素:6H) 6.70、6.84(それぞれd、J=13Hz、オレフイ
ン水素:2H) 6.88〜8.68(m、芳香環水素:7H) 元素分析値;C18H17NO5 C% H% N% 理論値: 66.05 5.24 4.28 測定値: 66.32 5.33 4.16
第1図は参考例1で製造されたN−(シス−3,
4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸の
赤外線吸収スペクトルであり、第2図は同化合物
の核磁気共鳴スペクトルである。
4−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸の
赤外線吸収スペクトルであり、第2図は同化合物
の核磁気共鳴スペクトルである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で示される2−メチル−3,1−ベンズオキサジ
ン−4−オンを式 で示される3,4−ジメトキシベンズアルデヒド
と無溶媒下に溶融状態で反応させることを特徴と
する式 で示されるN−(トランス−3,4−ジメトキシ
シンナモイル)アントラニル酸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11810283A JPS5970655A (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | アントラニル酸誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11810283A JPS5970655A (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | アントラニル酸誘導体の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17997682A Division JPS5970654A (ja) | 1982-10-15 | 1982-10-15 | アントラニル酸誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5970655A JPS5970655A (ja) | 1984-04-21 |
| JPH0460982B2 true JPH0460982B2 (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=14728053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11810283A Granted JPS5970655A (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | アントラニル酸誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5970655A (ja) |
-
1983
- 1983-07-01 JP JP11810283A patent/JPS5970655A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5970655A (ja) | 1984-04-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS60231681A (ja) | クロマン誘導体の製法 | |
| JPS61251650A (ja) | (z)−1−フエニル−1−ジエチルアミノカルボニル−2−アミノメチルシクロプロパン塩酸塩の製造方法 | |
| JPH01211567A (ja) | 新規なスルホンアミド化合物 | |
| CA2134630A1 (en) | 1-[2h-1-benzopyran-2-one-8-yl]-piperazine derivatives | |
| JPH02138266A (ja) | 6‐フェニル‐3‐(ピペラジニルアルキル)‐2,4(1h,3h)‐ピリミジンジオン誘導体 | |
| JPH0460982B2 (ja) | ||
| CA1078395A (en) | Anti-inflammatory 1-oxo-isoindoline derivatives and processes for their preparation | |
| SU810080A3 (ru) | Способ получени производных дибензо/ / /1,3,6/ диОКСАзОциНАили иХ КиСлОТНО-АддиТиВНыХ СОлЕй | |
| JP2001521498A (ja) | O−(3−アミノ−2−ヒドロキシ−プロピル)−ヒドロキシミック酸ハロゲン化物の製造方法 | |
| JPS5824575A (ja) | テトラヒドロナフトオキサゾ−ル類 | |
| CN107698501A (zh) | 5,6‑二甲基‑2‑羟基烟酸的制备工艺 | |
| JPH07121931B2 (ja) | ベンゾ〔b〕フラン誘導体 | |
| JP2009539849A (ja) | ピペラジン−ピペリジン化合物の合成方法 | |
| US6063784A (en) | Heteroaryloxyethylamines, method of preparation, application as medicine and pharmaceutical compositions containing them | |
| JPH0459754A (ja) | アミド誘導体 | |
| JPS6353984B2 (ja) | ||
| JPS62187467A (ja) | 4−アセチルイソキノリノン化合物の新規製造法 | |
| JP5279449B2 (ja) | 5−{4−[2−(5−エチル−2−ピリジル)エトキシ]ベンジル}−2,4−チアゾリジンジオン塩酸塩の製造方法 | |
| JPH03246287A (ja) | ピペラジン誘導体 | |
| JPH0357896B2 (ja) | ||
| JPS6045626B2 (ja) | 新規な1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン誘導体 | |
| JPH02145572A (ja) | N−置換アミド類 | |
| JPS61143339A (ja) | アニリン類とその製造方法 | |
| JPS62132870A (ja) | N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−3−カルボン酸アミド−キノキサリン−1,4−ジ−n−オキシドの精製法 | |
| JPS61152656A (ja) | ピペラジン誘導体 |