JPH0468370B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0468370B2 JPH0468370B2 JP63319852A JP31985288A JPH0468370B2 JP H0468370 B2 JPH0468370 B2 JP H0468370B2 JP 63319852 A JP63319852 A JP 63319852A JP 31985288 A JP31985288 A JP 31985288A JP H0468370 B2 JPH0468370 B2 JP H0468370B2
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- JP
- Japan
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- copper
- yttrium
- oxygen
- alkaline earth
- earth metals
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は銅合金よりなる高導電性金属材料に関
する。 (従来の技術) 導電用金属材料の導電率は、IACS
(International Annealed Copper Standard国際
焼なまし銅基準)によつて規定され、20℃におけ
る値が採用されており、完全焼なましした銅の値
を導電率100%としている。 従来、一般に電線用などに使用されている純銅
材料の上記IACSの値は100〜101.5%であり、そ
れ以上の値は見出されていない。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は上記に鑑みなされたもので、銅を主体
とし若干の他の元素を添加し、従来の純銅材料よ
りIACSの値が優れ、しかも塑性加工性を損なう
ことのない高導電性金属材料を提供することを課
題とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明においては、上記課題を解決するため、
重量基準で、イツトリウムを0.02%〜1.00%、酸
素を0.001%〜0.1%含有させ、残部を銅及び通常
認められる不純物として、高導電性金属材料を構
成し、またイツトリウムを0.02%〜1.00%、酸素
を0.001%〜0.1%、アルカリ土類金属を0.02%〜
1.00%含有させ、残部が銅及び通常認められる不
純物として高導電性金属材料を構成し、さらにイ
ツトリウムを0.02%〜1.00%、酸素を0.001%〜
0.1%、アルカリ土類金属、希土類金属を合計で
0.02%〜1.00含有させ、残部を銅及び通常認めら
れる不純物として高導電性金属材料を構成した。 (作 用) ここで、イツトリウムを0.02%〜1.00%と限定
したのはイツトリウム0.02%以下では、純銅の場
合を導電率は変わらず、1.00%以上で塑性加工性
を害するためである。酸素、アルカリ土類金属、
希土類金属の含有量を上記のように限定したの
も、同様に下限値以下では純銅の場合と導電率は
変わりなく、上限値以上では塑性加工特性、特に
伸び率を害し、線引き加工が困難になるためであ
る。純銅に他の元素を微量に添加すると導電率
(IACS)が低下すると言われていたが、イツトリ
ウム、アルカリ土類金属、希土類金属を少量添加
し、酸素の量を調整すると純銅を上回る高い導電
率が得られること本発明者は実験において確認し
た。 これは近年イツトリウム−バリウム−銅−酸素
系セラミツクスが臨界温度の高い超伝導体となる
ことが実験的に確認されているのと関連があるも
のと思われる。 (実施例) つぎに本発明の実施例について説明する。試料
となる材料として、電解銅、金属イツトリウム
粒、金属ランタン粒、バリウム粒を所定の割合に
配合した材料500gを黒鉛ルツボに入れ、10-3mm
Hg真空度にした後、アルゴンガスを0.5atm程度
封入して溶解し、溶湯中に少量の空気を導入して
酸素量の調整を行なつた後、20×20mmの銅製鋳型
に鋳造した。鋳造された材料を面削り後、熱間加
工により径3mmとし、冷間線引きにより径1mmの
線材とした。この線材を100℃〜700℃の間を100
℃間隔で30分間焼なましして、引つ張り強さ、伸
び率、導電率を測定した。比較のために純銅を真
空溶解鋳造した材料を同様に加工し、引つ張り強
さ、伸び率、導電率を測定した。 試料は、純銅を含めて28種類作成した。各試料
の化学成分は第1表に示す通りである。
する。 (従来の技術) 導電用金属材料の導電率は、IACS
(International Annealed Copper Standard国際
焼なまし銅基準)によつて規定され、20℃におけ
る値が採用されており、完全焼なましした銅の値
を導電率100%としている。 従来、一般に電線用などに使用されている純銅
材料の上記IACSの値は100〜101.5%であり、そ
れ以上の値は見出されていない。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は上記に鑑みなされたもので、銅を主体
とし若干の他の元素を添加し、従来の純銅材料よ
りIACSの値が優れ、しかも塑性加工性を損なう
ことのない高導電性金属材料を提供することを課
題とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明においては、上記課題を解決するため、
重量基準で、イツトリウムを0.02%〜1.00%、酸
素を0.001%〜0.1%含有させ、残部を銅及び通常
認められる不純物として、高導電性金属材料を構
成し、またイツトリウムを0.02%〜1.00%、酸素
を0.001%〜0.1%、アルカリ土類金属を0.02%〜
1.00%含有させ、残部が銅及び通常認められる不
純物として高導電性金属材料を構成し、さらにイ
ツトリウムを0.02%〜1.00%、酸素を0.001%〜
0.1%、アルカリ土類金属、希土類金属を合計で
0.02%〜1.00含有させ、残部を銅及び通常認めら
れる不純物として高導電性金属材料を構成した。 (作 用) ここで、イツトリウムを0.02%〜1.00%と限定
したのはイツトリウム0.02%以下では、純銅の場
合を導電率は変わらず、1.00%以上で塑性加工性
を害するためである。酸素、アルカリ土類金属、
希土類金属の含有量を上記のように限定したの
も、同様に下限値以下では純銅の場合と導電率は
変わりなく、上限値以上では塑性加工特性、特に
伸び率を害し、線引き加工が困難になるためであ
る。純銅に他の元素を微量に添加すると導電率
(IACS)が低下すると言われていたが、イツトリ
ウム、アルカリ土類金属、希土類金属を少量添加
し、酸素の量を調整すると純銅を上回る高い導電
率が得られること本発明者は実験において確認し
た。 これは近年イツトリウム−バリウム−銅−酸素
系セラミツクスが臨界温度の高い超伝導体となる
ことが実験的に確認されているのと関連があるも
のと思われる。 (実施例) つぎに本発明の実施例について説明する。試料
となる材料として、電解銅、金属イツトリウム
粒、金属ランタン粒、バリウム粒を所定の割合に
配合した材料500gを黒鉛ルツボに入れ、10-3mm
Hg真空度にした後、アルゴンガスを0.5atm程度
封入して溶解し、溶湯中に少量の空気を導入して
酸素量の調整を行なつた後、20×20mmの銅製鋳型
に鋳造した。鋳造された材料を面削り後、熱間加
工により径3mmとし、冷間線引きにより径1mmの
線材とした。この線材を100℃〜700℃の間を100
℃間隔で30分間焼なましして、引つ張り強さ、伸
び率、導電率を測定した。比較のために純銅を真
空溶解鋳造した材料を同様に加工し、引つ張り強
さ、伸び率、導電率を測定した。 試料は、純銅を含めて28種類作成した。各試料
の化学成分は第1表に示す通りである。
【表】
試料No.0は、比較材の純銅、No.1〜8は、イツ
トリウム及び酸素を含有するもの、No.9〜13は、
イツトリウム、酸素に加えて、アルカリ土類金属
としてバリウムを含有するもの、No.14〜21は、イ
ツトリウム、酸素、アルカリ土類金属としてのバ
リウムに加えて、希土類金属としてランタンをさ
らに含有するもの、No.22,23は、イツトリウム、
酸素に加えて、アルカリ土類金属としてカルシウ
ムをさらに含有するもの、No.24,25は、イツトリ
ウム、酸素に加えて、アルカリ土類金属としてバ
リウム及びカルシウムを含有するもの、No.26′は、
イツトリウム、酸素に加えて、アルカリ土類金属
としてカルシウム、希土類金属としてランタムを
さらに含有するもの、No.27,28は、イツトリウ
ム、酸素に加えて、アルカリ土類金属としてバリ
ウム及びカルシウム、希土類金属としてランタン
をさらに含有するものである。 次に、第1表に示す各試料を500℃で焼なまし
した場合の引つ張り強さ、伸び率、導電率を第2
表に示す。
トリウム及び酸素を含有するもの、No.9〜13は、
イツトリウム、酸素に加えて、アルカリ土類金属
としてバリウムを含有するもの、No.14〜21は、イ
ツトリウム、酸素、アルカリ土類金属としてのバ
リウムに加えて、希土類金属としてランタンをさ
らに含有するもの、No.22,23は、イツトリウム、
酸素に加えて、アルカリ土類金属としてカルシウ
ムをさらに含有するもの、No.24,25は、イツトリ
ウム、酸素に加えて、アルカリ土類金属としてバ
リウム及びカルシウムを含有するもの、No.26′は、
イツトリウム、酸素に加えて、アルカリ土類金属
としてカルシウム、希土類金属としてランタムを
さらに含有するもの、No.27,28は、イツトリウ
ム、酸素に加えて、アルカリ土類金属としてバリ
ウム及びカルシウム、希土類金属としてランタン
をさらに含有するものである。 次に、第1表に示す各試料を500℃で焼なまし
した場合の引つ張り強さ、伸び率、導電率を第2
表に示す。
【表】
【表】
第2表から見て、アルカリ土類金属を所定量含
有する場合及びアルカリ土類金属と希土類金属を
所定量含有する場合は、引つ張り強さの増加をも
たらし、これが機械的特性の改善に有効であるこ
とがわかる。また本発明の実施例の試料No.1〜
5、9〜12、14〜19、22〜24、26、27は、最低
102.7%、最高105.3%の導電率を示し、比較試料
No.0における101.3%より優れていることが明ら
かである。一方塑性加工性に関する伸び率は、試
料試料No.1〜5、9〜12、14〜19、22〜24、26、
27において19.2〜46.8%、引つ張り強さにおいて
は、22.6〜25.8kgf/mm2と相当に高い値を示して
おり、実用上の障害は何ら見出せない。なお、上
記試料の軟化温度も、純銅より200℃〜250℃高
く、耐熱用銅材料としても優れている。 (発明の効果) 以上のように、本発明においては、銅にイツト
リウム、酸素を含有させ、あるいはさらにアルカ
リ土類金属を含有させ、またはさらに希土類金属
を添加することにより、純銅より高い導電率を示
す金属材料を得ることができた。そして、この金
属材料は、線引き加工も容易であり、また耐熱用
銅材料としても優れている。
有する場合及びアルカリ土類金属と希土類金属を
所定量含有する場合は、引つ張り強さの増加をも
たらし、これが機械的特性の改善に有効であるこ
とがわかる。また本発明の実施例の試料No.1〜
5、9〜12、14〜19、22〜24、26、27は、最低
102.7%、最高105.3%の導電率を示し、比較試料
No.0における101.3%より優れていることが明ら
かである。一方塑性加工性に関する伸び率は、試
料試料No.1〜5、9〜12、14〜19、22〜24、26、
27において19.2〜46.8%、引つ張り強さにおいて
は、22.6〜25.8kgf/mm2と相当に高い値を示して
おり、実用上の障害は何ら見出せない。なお、上
記試料の軟化温度も、純銅より200℃〜250℃高
く、耐熱用銅材料としても優れている。 (発明の効果) 以上のように、本発明においては、銅にイツト
リウム、酸素を含有させ、あるいはさらにアルカ
リ土類金属を含有させ、またはさらに希土類金属
を添加することにより、純銅より高い導電率を示
す金属材料を得ることができた。そして、この金
属材料は、線引き加工も容易であり、また耐熱用
銅材料としても優れている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量基準で、イツトリウムを0.02%〜1.00
%、酸素を0.001%〜0.1%含有し、残部が銅及び
通常認められる不純物よりなる高導電性金属材
料。 2 重量基準で、イツトリウムを0.02%〜1.00
%、酸素を0.001%〜0.1%、アルカリ土類金属を
0.02%〜1.00%含有し、残部が銅及び通常認めら
れる不純物よりなる高導電性金属材料。 3 重量基準で、イツトリウムを0.02%〜1.00
%、酸素を0.001%〜0.1%、アルカリ土類金属、
希土類金属を合計で0.02%〜1.00%含有し、残部
が銅及び通常認められる不純物よりなる高導電性
金属材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31985288A JPH01283333A (ja) | 1987-12-25 | 1988-12-19 | 高導電性金属材料 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-327334 | 1987-12-25 | ||
| JP32733487 | 1987-12-25 | ||
| JP31985288A JPH01283333A (ja) | 1987-12-25 | 1988-12-19 | 高導電性金属材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01283333A JPH01283333A (ja) | 1989-11-14 |
| JPH0468370B2 true JPH0468370B2 (ja) | 1992-11-02 |
Family
ID=26569852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31985288A Granted JPH01283333A (ja) | 1987-12-25 | 1988-12-19 | 高導電性金属材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01283333A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0866883A4 (en) * | 1996-02-09 | 1998-12-23 | Brush Wellman | C11004 ALLOY |
| JP5652741B2 (ja) * | 2009-11-24 | 2015-01-14 | 住友電気工業株式会社 | 銅線材及びその製造方法 |
| CN111455210A (zh) * | 2020-04-17 | 2020-07-28 | 金川集团股份有限公司 | 一种超高导电率微合金化铜材料及其加工方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6148544A (ja) * | 1984-08-16 | 1986-03-10 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 軟化温度の低い高導電用銅合金 |
| JPS62243727A (ja) * | 1986-04-16 | 1987-10-24 | Hitachi Cable Ltd | プリント基板用圧延銅箔 |
| JPS63136537A (ja) * | 1986-11-27 | 1988-06-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体用テ−プ状リ−ド |
-
1988
- 1988-12-19 JP JP31985288A patent/JPH01283333A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01283333A (ja) | 1989-11-14 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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