JPH0476482B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0476482B2 JPH0476482B2 JP61079985A JP7998586A JPH0476482B2 JP H0476482 B2 JPH0476482 B2 JP H0476482B2 JP 61079985 A JP61079985 A JP 61079985A JP 7998586 A JP7998586 A JP 7998586A JP H0476482 B2 JPH0476482 B2 JP H0476482B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- total amount
- ppm
- voltage nonlinear
- water
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は電圧非直線抵抗体の製造法に関し、更
に詳しくは、電気的特性の変動が少ない避雷素子
に適した電圧非直線抵抗体の製造法に関するもの
である。 (従来の技術) 従来、電圧安定素子、サージアブソーバ、アレ
スタ等に広く利用されている通常は絶縁体で過大
電流が流れたとき導電体として作用する特性を有
する電圧非直線抵抗体の製造においては、原料の
湿式粉砕工程等で大量の水を使用している。この
水としては、従来のコスト等の面から水道水を使
用するのが一般的であつた。 (発明が解決しようとする問題点) 上述したように水道水を使用して電圧非直線抵
抗体を作成すると、電圧非直線性、課電寿命、雷
サージ耐量等の電気的諸特性が各電圧非直線抵抗
体間で変動する欠点があつた。 これは、水道水中にはCa2+、Mg2+、K-、Na+
等の陽イオンとともに、Cl-、CO3 2-、SO4 2-、
SO3 2-等の陰イオンも多く含まれている。最近に
なつて、これら各種イオンのうち、Ca2+等の陽
イオンの総量が増加すると電圧非直線性を低下さ
せるとともに、Cl-等の陰イオンの総量が増加す
ると混合物スラリーの粘度を高めボイドの原因と
なることが究明され、これらが前記電気的諸特性
の変動に関係があることが判明した。 本発明の目的はこれらの知見に基づき上述した
不具合を解消して、電圧非直線性、課電寿命、雷
サージ耐量等の電気的諸特性が良好でかつ変動の
少ない電圧非直線抵抗体の製造法を提供しようと
するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の電圧非直線抵抗体の製造法は、酸化亜
鉛を主成分とする原料に、電圧非直線性を生じさ
せる金属酸化物よりなる各種の添加物を添加混合
し、混合物を造粒成形した後焼成し、得られた焼
結体の側面に絶縁層よりなる高抵抗層を形成する
電圧非直線低抗体の製造法において、少なくとも
湿式粉砕時または湿式混合時のいずれかの工程で
使用する水として、Ca2+、Mg2+、K+、Na+の各
イオンの総量が10ppm未満である水を使用するこ
とを特徴とするものである。 (作用) 上述したように、製造工程で使用する水中の陽
イオンは電圧非直線性に悪影響を与えるととも
に、陰イオンは課電寿命および雷サージ耐量特性
に悪影響をおよぼすボイド発生の原因となるた
め、陽イオン及び陰イオンの含有量の総量の上限
をそれぞれ10ppmと規定することにより、電圧非
直線性を低下させることなく課電寿命及び雷サー
ジ耐量特性の向上が可能となるとともに、これら
諸特性の変動を少なくできる。なお、陽イオン及
び陰イオンの総量をそれぞれ2ppm未満とすると
さらに電気的諸特性の向上が図られて好ましい。 次に本発明の製造法について詳しく述べる。 酸化亜鉛を主成分とする電圧非直線性抵抗体を
得るには、所定の粒度に調整した酸化亜鉛原料に
所定の粒度に粉砕したBi2O3、Co2O3、MnO2、
Sb2O3、Cr2O3、SiO2、NiO、Al2O3、B2O3、
Ag2O等よりなる添加物の所定量をボールミルを
用いかつ、本発明で規定した水を用いて湿式粉砕
により50時間粉砕混合した。しかる後、粉砕物を
乾燥し、仮焼を行つた後所定粒度に粉砕し、この
原料粉末に対して、本発明で規定した水およびポ
リビニルアルコールを所定量加えてスプレードラ
イヤで造粒した後、成形圧力800Kg/cm2の下で所
定の形状に成形し、その成形体を昇降温速度60
℃/hrで900℃保持時間2時間という条件で仮焼
成して結合剤を飛散除去する。 次に、仮焼成した仮焼体の側面に絶縁被覆層を
形成する。本発明では、Bi2O3、Sb2O3、SiO2の
所定量に有機結合剤としてエチルセルロース、ブ
チルカルビトール、酢酸nブチル等を加えた酸化
物ペーストを、30〜100μmの厚さ仮焼体の側面
に塗布する。次にこれを昇降温速度50℃/hr、
1200℃5時間という条件で本焼成して、電圧非直
線抵抗体を得る。 さらに、ガラス粉末に有機結合剤としてエチル
セルロース、ブチルカルビトール、酢酸nブチル
等を加えたガラスペーストを前記絶縁被覆層上に
100〜200μmの厚さに塗布し、空気中で昇降温速
度150℃/hr、500℃保持時間1時間という条件で
熱処理することによりガラス相を形成すると好ま
しい。そして最後に電圧非直線抵抗体の両端面を
平滑に研磨し、アルミニウム電極を溶射により設
ける。 (実施例) 上述した電圧非直線抵抗体の製造方法に従つ
て、直径47mm、厚さ20mmの電圧非直線抵抗体を作
成した。この際、湿式粉砕時および混合時に使用
する水としては、イオン交換樹脂器で予じめ陽イ
オンおよび陰イオンの総量を本発明範囲内に調節
した水および本発明範囲外のイオン総量を有する
水を使用して試料No.1〜5の電圧非直線抵抗体を
得た。その後、得られた電圧非直線抵抗体の各々
に対して電圧非直線指数、雷サージ後のΔV1nA、
漏洩電流を測定し、それらの平均値および標準偏
差を求めた。なお、これらすべての試料の絶縁被
覆層の厚さは約30〜100μmとするとともに、絶
縁被覆層上に約50〜100μmの厚さのガラス層を
設けた。結果を第1表に示す。第1表中電圧非直
線指数αはI=KV〓(I:電流、V:電圧、K:
比例定数)に基いてV1nAとV100〓Aとの値から求め
た。また、雷サージ後のΔV1nAは4×10μsの電流
波形で40KAの電流を10回印加した後のV1nAの低
下率を示す。さらに、漏洩電流の比は素子の周囲
温度130℃、課電率95%で課電し、課電直後に対
する課電100時間後の電流比I100時間/Io時間から
求めた。
に詳しくは、電気的特性の変動が少ない避雷素子
に適した電圧非直線抵抗体の製造法に関するもの
である。 (従来の技術) 従来、電圧安定素子、サージアブソーバ、アレ
スタ等に広く利用されている通常は絶縁体で過大
電流が流れたとき導電体として作用する特性を有
する電圧非直線抵抗体の製造においては、原料の
湿式粉砕工程等で大量の水を使用している。この
水としては、従来のコスト等の面から水道水を使
用するのが一般的であつた。 (発明が解決しようとする問題点) 上述したように水道水を使用して電圧非直線抵
抗体を作成すると、電圧非直線性、課電寿命、雷
サージ耐量等の電気的諸特性が各電圧非直線抵抗
体間で変動する欠点があつた。 これは、水道水中にはCa2+、Mg2+、K-、Na+
等の陽イオンとともに、Cl-、CO3 2-、SO4 2-、
SO3 2-等の陰イオンも多く含まれている。最近に
なつて、これら各種イオンのうち、Ca2+等の陽
イオンの総量が増加すると電圧非直線性を低下さ
せるとともに、Cl-等の陰イオンの総量が増加す
ると混合物スラリーの粘度を高めボイドの原因と
なることが究明され、これらが前記電気的諸特性
の変動に関係があることが判明した。 本発明の目的はこれらの知見に基づき上述した
不具合を解消して、電圧非直線性、課電寿命、雷
サージ耐量等の電気的諸特性が良好でかつ変動の
少ない電圧非直線抵抗体の製造法を提供しようと
するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の電圧非直線抵抗体の製造法は、酸化亜
鉛を主成分とする原料に、電圧非直線性を生じさ
せる金属酸化物よりなる各種の添加物を添加混合
し、混合物を造粒成形した後焼成し、得られた焼
結体の側面に絶縁層よりなる高抵抗層を形成する
電圧非直線低抗体の製造法において、少なくとも
湿式粉砕時または湿式混合時のいずれかの工程で
使用する水として、Ca2+、Mg2+、K+、Na+の各
イオンの総量が10ppm未満である水を使用するこ
とを特徴とするものである。 (作用) 上述したように、製造工程で使用する水中の陽
イオンは電圧非直線性に悪影響を与えるととも
に、陰イオンは課電寿命および雷サージ耐量特性
に悪影響をおよぼすボイド発生の原因となるた
め、陽イオン及び陰イオンの含有量の総量の上限
をそれぞれ10ppmと規定することにより、電圧非
直線性を低下させることなく課電寿命及び雷サー
ジ耐量特性の向上が可能となるとともに、これら
諸特性の変動を少なくできる。なお、陽イオン及
び陰イオンの総量をそれぞれ2ppm未満とすると
さらに電気的諸特性の向上が図られて好ましい。 次に本発明の製造法について詳しく述べる。 酸化亜鉛を主成分とする電圧非直線性抵抗体を
得るには、所定の粒度に調整した酸化亜鉛原料に
所定の粒度に粉砕したBi2O3、Co2O3、MnO2、
Sb2O3、Cr2O3、SiO2、NiO、Al2O3、B2O3、
Ag2O等よりなる添加物の所定量をボールミルを
用いかつ、本発明で規定した水を用いて湿式粉砕
により50時間粉砕混合した。しかる後、粉砕物を
乾燥し、仮焼を行つた後所定粒度に粉砕し、この
原料粉末に対して、本発明で規定した水およびポ
リビニルアルコールを所定量加えてスプレードラ
イヤで造粒した後、成形圧力800Kg/cm2の下で所
定の形状に成形し、その成形体を昇降温速度60
℃/hrで900℃保持時間2時間という条件で仮焼
成して結合剤を飛散除去する。 次に、仮焼成した仮焼体の側面に絶縁被覆層を
形成する。本発明では、Bi2O3、Sb2O3、SiO2の
所定量に有機結合剤としてエチルセルロース、ブ
チルカルビトール、酢酸nブチル等を加えた酸化
物ペーストを、30〜100μmの厚さ仮焼体の側面
に塗布する。次にこれを昇降温速度50℃/hr、
1200℃5時間という条件で本焼成して、電圧非直
線抵抗体を得る。 さらに、ガラス粉末に有機結合剤としてエチル
セルロース、ブチルカルビトール、酢酸nブチル
等を加えたガラスペーストを前記絶縁被覆層上に
100〜200μmの厚さに塗布し、空気中で昇降温速
度150℃/hr、500℃保持時間1時間という条件で
熱処理することによりガラス相を形成すると好ま
しい。そして最後に電圧非直線抵抗体の両端面を
平滑に研磨し、アルミニウム電極を溶射により設
ける。 (実施例) 上述した電圧非直線抵抗体の製造方法に従つ
て、直径47mm、厚さ20mmの電圧非直線抵抗体を作
成した。この際、湿式粉砕時および混合時に使用
する水としては、イオン交換樹脂器で予じめ陽イ
オンおよび陰イオンの総量を本発明範囲内に調節
した水および本発明範囲外のイオン総量を有する
水を使用して試料No.1〜5の電圧非直線抵抗体を
得た。その後、得られた電圧非直線抵抗体の各々
に対して電圧非直線指数、雷サージ後のΔV1nA、
漏洩電流を測定し、それらの平均値および標準偏
差を求めた。なお、これらすべての試料の絶縁被
覆層の厚さは約30〜100μmとするとともに、絶
縁被覆層上に約50〜100μmの厚さのガラス層を
設けた。結果を第1表に示す。第1表中電圧非直
線指数αはI=KV〓(I:電流、V:電圧、K:
比例定数)に基いてV1nAとV100〓Aとの値から求め
た。また、雷サージ後のΔV1nAは4×10μsの電流
波形で40KAの電流を10回印加した後のV1nAの低
下率を示す。さらに、漏洩電流の比は素子の周囲
温度130℃、課電率95%で課電し、課電直後に対
する課電100時間後の電流比I100時間/Io時間から
求めた。
【表】
【表】
第1表から明らかなように、電圧非直線抵抗体
の製造時に本発明範囲内のイオン総量の水を使用
した試料No.1〜5は、比較例No.6〜8に比べて高
い電圧非直線指数および少ない雷サージ後の
ΔV1nA、少ない漏洩電流を達成でき、その結果電
圧非直線性、課電寿命、雷サージ耐量等の諸特性
が良好であるとともに、それらの標準偏差値も小
さく特性の変動が少ないことが確認された。 (発明の効果) 以上詳細に説明したところから明らかなよう
に、本発明の電圧非直線抵抗体の製造法によれ
ば、使用する水中の陽イオンおよび陰イオンの総
量の上限をそれぞれ10ppmと規定することによ
り、電圧非直線性、課電寿命、雷サージ耐量等の
電気的諸特性が良好でかつそれらの変動も少ない
電圧非直線抵抗体を得ることができる。
の製造時に本発明範囲内のイオン総量の水を使用
した試料No.1〜5は、比較例No.6〜8に比べて高
い電圧非直線指数および少ない雷サージ後の
ΔV1nA、少ない漏洩電流を達成でき、その結果電
圧非直線性、課電寿命、雷サージ耐量等の諸特性
が良好であるとともに、それらの標準偏差値も小
さく特性の変動が少ないことが確認された。 (発明の効果) 以上詳細に説明したところから明らかなよう
に、本発明の電圧非直線抵抗体の製造法によれ
ば、使用する水中の陽イオンおよび陰イオンの総
量の上限をそれぞれ10ppmと規定することによ
り、電圧非直線性、課電寿命、雷サージ耐量等の
電気的諸特性が良好でかつそれらの変動も少ない
電圧非直線抵抗体を得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 酸化亜鉛を主成分とする原料に、電圧非直線
性を生じさせる金属酸化物よりなる各種の添加物
を添加混合し、混合物を造粒成形した後焼成し、
得られた焼結体の側面に絶縁層よりなる高抵抗層
を形成する電圧非直線低抗体の製造法において、
少なくとも湿式粉砕時または湿式混合時のいずれ
かの工程で使用する水として、Ca2+、Mg2+、
K+、Na+の各イオンの総量が10ppm未満である
水を使用することを特徴とする電圧非直線抵抗体
の製造法。 2 前記Ca2+、Mg2+、K+、Na+の総量が2ppm
未満で、かつCl-、CO3 2-、SO4 2-、SO3 2-の総量
も2ppm未満である特許請求の範囲第1項記載の
電圧非直線抵抗体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61079985A JPS62237705A (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | 電圧非直線抵抗体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61079985A JPS62237705A (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | 電圧非直線抵抗体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62237705A JPS62237705A (ja) | 1987-10-17 |
| JPH0476482B2 true JPH0476482B2 (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=13705605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61079985A Granted JPS62237705A (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | 電圧非直線抵抗体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62237705A (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5852932B2 (ja) * | 1976-06-30 | 1983-11-26 | 株式会社東芝 | 光通信用光学ガラスの製造方法 |
| JPS5548442A (en) * | 1978-10-04 | 1980-04-07 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Forging method by vertically retaining substance to be forged and its device |
| JPS56134704A (en) * | 1980-03-26 | 1981-10-21 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of producing nonlinear resistor |
| JPS5975604A (ja) * | 1982-10-25 | 1984-04-28 | 株式会社東芝 | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
| JPS6033282A (ja) * | 1983-08-04 | 1985-02-20 | 株式会社箱根屋商店 | 汚泥堆肥化方法 |
-
1986
- 1986-04-09 JP JP61079985A patent/JPS62237705A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62237705A (ja) | 1987-10-17 |
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