JPH0478663B2 - - Google Patents
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- JPH0478663B2 JPH0478663B2 JP62153891A JP15389187A JPH0478663B2 JP H0478663 B2 JPH0478663 B2 JP H0478663B2 JP 62153891 A JP62153891 A JP 62153891A JP 15389187 A JP15389187 A JP 15389187A JP H0478663 B2 JPH0478663 B2 JP H0478663B2
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Description
〔技術分野〕
この発明は、たとえば、耐候性や硬度の有る塗
膜が要求される塗装面に用いられるケイ素アルコ
キシド系コーテイング剤に関する。 〔背景技術〕 ケイ素アルコキシド系コーテイング剤は、耐候
性があり、かつ、高硬度な塗膜が得られることか
ら、化学的に弱い欠点を有するプラスチツク、木
材、セメントなどからなる基体表面に塗布して基
体を保護することが行われている。このケイ素ア
ルコキシド系コーテイング剤は、ケイ素アルコキ
シドが加水分解や縮合を起こしてMnやMw/Mn
がある範囲の値になつていないと、均一で良質の
塗膜を得ることができない。ここに、Mwは重量
平均分子量、Mnは数平均分子量である。 ケイ素アルコキシド系コーテイング剤として
は、ケイ素アルコキシドに触媒や硬化剤などを、
あらかじめ添加して使用できるような状態で保存
されている一液タイプのケイ素アルコキシド系コ
ーテイング剤のほか、モノマーと触媒、硬化剤と
を分けた二液タイプのものがある。一液タイプの
ものは、使用時は簡単であるが、貯蔵安定性が悪
く、よくても冷暗所保存で1ヶ月程度である。一
方、二液タイプのものは、たとえば、ケイ素アル
コキシドを主剤とするA液に、使用時、硬化剤や
触媒を含むB液を適当量混合して所望のMwや
Mw/Mnにするようになつているため、貯蔵安
定性はあるが、前記A液にB液を混合してから
MwやMw/Mnが所望の値になるまでにかなり
の時間(これを「熟成時間」と言う)がかかり、
作業性が非常に悪い。この場合、熟成時間を短く
しようとして混合する触媒の量などを増量する
と、縮合は反応のすすむ速度が速すぎてMwや
Mw/Mnが所望の値に保たれている時間(これ
を「ライフ」と言う)が短くなるという問題があ
つた。さらに建材用途では使用量が多く、したが
つて保管量も多いので、冷暗所保管すること自体
難しいという問題もある。 〔発明の目的〕 この発明は、このような事情に鑑みて、不使用
時における貯蔵安定性がよく、使用時における熟
成時間が短く、しかも、ライフが長いケイ素アル
コキシド系コーテイング剤を提供することを目的
としている。 〔発明の開示〕 この発明は、このような目的を達成するため
に、ケイ素アルコキシドに触媒および硬化剤が添
加されてなるケイ素アルコキシド系コーテイング
剤において、 RoSi(OR′)4-o 〔式中、n=0〜2、Rは炭素数1〜4のアルキ
ル基、R′は炭素数1〜4のアルキル基〕 なる化学式であらわされるケイ素アルコキシドと
シリカゾルに触媒および硬化剤を添加してシロキ
サンプレポリマーのMw(重量平均分分子量)が
200〜400、Mw/Mn(数平均分子量)が1.0〜1.2
になるように調整しておいたA液と、使用時にこ
のA液に添加されてコーテイング剤の調製をする
ための硬化剤または硬化剤と触媒とを含むB液と
の組み合わせからなることを特徴とするケイ素ア
ルコキシド系コーテイング剤を要旨としている。 以下に、この発明を、詳しく説明する。 この発明では、ケイ素アルコキシドとして、
RNSi(OR′)4-o〔式中、n=0〜2、Rは炭素数
1〜4のアルキル基、R′は炭素数1〜4のアル
キル基〕なる化学式であらわされるケイ素アルコ
キシドと適切なフイラーであるシリカゾルを主成
分としており、これに添加される他のフイラーと
してTiO2等の無機物が挙げられる。具体的には、
たとえば、 SiO2成分としてSi(OR′)4、あるいは、シルカ
ゾル(オルガノシリカゾル、水分散シリカゾルの
いずれでもよい)が30〜200重量部(シリカゾル
の場合は固形分量)、 RSiO3/2成分としてRSi(OR′)3が100重量部、 R2SiO成分としてR2Si(OR′)2が13〜50重量部、 に配合したものが好ましい。この配合の場合、5
〜10μm程度(顔料等が加われば20〜40μm程度
まで厚くすることも可能)の厚い建材用途に適し
た塗膜が得やすくなる。さらに、界面活性剤、増
粘剤、着色剤等を目的に応じて添加してもよい。 A液は、上記ケイ素アルコキシドに希釈用のア
ルコール、硬化剤(水)と触媒を加えて混合する
ことにより得られるプレポリマー(主鎖がシロキ
サン結合で構成されているため、以下、「シロキ
サンプレポリマー」と記す)で形成されている。
シロキサンプレポリマーは、Mw(重量平均分子
量)が200〜400、Mw/Mn(数平均分子量)が
1.0〜1.2となるように調製されている。このよう
に調製されたA液は、密栓しておけば常温で数ヶ
月以上保存できる。Mwが200を下回ると、貯蔵
安定性はあるが、使用時に熟成時間がかかりすぎ
る。400を越えると、貯蔵安定性が低下したり、
ライフが短くなつたり、あるいは、望む高硬度な
塗膜が得られない。また、Mw/Mnが1.2を越え
ると、貯蔵安定性が低下する。 A液は、シロキサンプレポリマー末端の80%以
上、好ましくは90%以上がアルコキシドであるこ
とが好ましい。つまり、シロキサンプレポリマー
の末端をアルコキシドにし、残存水分をなくす事
により、 ≡Si−OR+H2O→≡Si−OH+ROH ≡Si−OR+HO−Si≡→≡Si−O−Si≡+ROH ≡Si−OH+HO−Si≡→≡Si−O−Si≡+H2O の3つの反応が起きないようにし、貯蔵安定性を
高めるようにすることが好ましい。80%以下の場
合、貯蔵中に反応が進み高分子化してしまつた
り、塗装後の塗膜の硬度が十分でない場合があ
る。そして、このようにシロキサンプレポリマー
の末端を上記のように調製しておいて、使用時に
B液を添加し、速やかに上記3つの反応を起こさ
せて、所定のコーテイング剤を迅速に得て、かつ
ライフが長くとれるようにする。 Mw、Mw/Mn、および、シロキサンプレポ
リマー末端のアルコキシドの割合は、硬化剤とし
ての水、触媒の添加量をコントロールしてなされ
るが、なかでも水の影響が強くあらわれる。水の
添加量は、ケイ素アルコキシドに対して、1wt%
以上12wt%以下が好ましい。1wt%を下回ると、
貯蔵安定性はよいが、熟成時間が長くなる。一
方、12wt%を越えると、貯蔵安定性に問題が生
じる。 触媒としては、たとえば、硫酸、塩酸、硫酸、
リン酸、過塩素酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
シユウ酸、クエン酸、マロン酸、トリクロル酢酸
等を単独あるいは併用した無機酸および/または
有機酸の希薄溶液などの酸性触媒のうちの少なく
とも一種類のものを用いる。 酸性触媒を用いる場合の添加量は、A液および
B液に含まれる量がケイ素アルコキシドに対して
50ppm〜5000ppm、より好ましくは50ppm〜
1000ppmである。50ppmを下回ると、熟成時間が
非常に長くなる。5000ppmを越えると、貯蔵安定
性およびライフに悪影響をおよぼす傾向がみられ
る。なお、上記50〜5000ppmの範囲の酸性触媒を
用いた場合、コーテイング液の固形分に対し硬化
剤としての水を最低20wt%以上加えるのが好ま
しい。そうしないと十分な造膜性が得られない傾
向がみられる。 希釈溶液としては、メタノール、エタノール等
の低級アルコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、酢酸エステルなどを単独あるいは混合して
用いる。 使用時には、A液に対してB液を加えてMwが
400〜1600、より好ましくは500〜1600、Mw/
Mnが1.1〜1.8、より好ましくは、1.2〜1.8となる
ように調製する。B液は少なくとも水などの硬化
剤からなり、必要に応じて、触媒および溶剤等が
添加されている。 Mwが400を下回ると、造膜時にクラツクが入
りやすく重ね塗りがしにくく、さらには剥がれを
生じやすい。一方、1600を越えると、光沢、透明
性が低下したり、あるいは、塗膜硬度が低下した
り、重ね塗りがしにくくなる。Mw/Mnが1.1を
下回ると、塗膜にクラツクが入つたり、剥がれを
生じやすくなる傾向がでてくる。Mw/Mnが1.8
を越えると、塗膜の光沢、透明性および硬度が十
分でない傾向がみられる。 なお、上記のMwおよびMw/Mnの値は、コ
ーテイング剤中にフイラーが含まれる場合は、こ
のフイラーに結合したプレポリマーを除外した場
合のものである。 B液は少なくとも水などの硬化剤からなり、必
要に応じて、触媒および溶剤が添加されている。 この場合、硬化剤として加える水の量は、添加
量がコーテイング剤の固形分に対して30〜200wt
%の範囲、好ましくは、40〜170wt%の範囲であ
る。ここにいう固形分とは、最終的に塗膜として
残る分をいう。添加量が30wt%を下回ると、シ
ロキサンプレポリマーの末端がアルコキシドのま
まで高分子化が進み難くて塗膜を形成した場合、
造膜性の低下・クラツクの発生を招来する傾向が
でてくる。また、200wt%を上回ると、逆に高分
子化が進みすぎてライフが短くなる傾向がでてく
る。 A液、B液に用いる触媒として上記のもの以外
につぎのようなものを用いてもよい。 たとえば、(C5H5)oMeX4-o(以下、「シクロペ
ンタジエン系触媒」と記す)を用いることができ
る。具体的には、ジシクロペンタジエニルジルコ
ニウムジクロリド、ジシクロペンタジエニルチタ
ニウムジクロリド等がある。この触媒の添加量
は、ケイ素アルコキシドに対して130ppm〜
13000ppm以下、特に400〜7000ppmが好ましい。
130ppmを下回ると、触媒効果が殆どない。
13000ppmを越えると、触媒効果の増大が期待で
きず、ライフの短縮傾向がある。酸性触媒とシク
ロペンタジエン系触媒を併用しても上記の添加量
の適性な値は変わらない。 また、触媒としてアミノシランを用いることも
できる。アミノシランの添加量は、酸性触媒の添
加量に関係なく、ケイ素アルコキシドに対して、
100ppm〜10000ppm以下、とくに200〜7000ppm
が好ましい。添加量が100ppmを下回ると、触媒
効果が殆どない。10000ppmを越えると、液のラ
イフの短縮や塗膜硬度の低下傾向がみられる。 アミノシランとしては、γ−アミトプロピルト
リエトキシシラン〔H2N(CH2)3Si(OC2H5)3〕、
N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン〔H2N(CH2)2NH(CH2)3Si
(OCH3)3〕、N−(β−アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン〔H2N
(CH2)2NH(CH2)3SiCH3(OCH3)2〕などが挙げ
られる。 さらに、触媒として、つぎのようなものも用い
ることができる。 無機酸の金属塩、有機酸の金属塩、無機酸の第
4級アンモニウム塩、有機酸の第4級アンモニウ
ム塩が、無機酸のアミン塩、有機酸のアミン塩が
触媒として用いることができる。この場合、酸の
種類は、塩酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸等があり、金属の種類としては、Pb、
Fe、Co、Mn、Zn等がある。アミンの種類とし
ては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、n
−ブチルアミン等がある。また、上記各塩の複分
解塩も触媒として用いることができる。添加量
は、ケイ素アルコキシドに対し、50〜15000ppm
の範囲が好ましい。50ppmを下回ると、触媒作用
が過少であり添加する意味が薄く、15000ppmを
越えると、触媒作用の増大が見られないだけでな
く、ライフの短縮や塗膜硬度低下の傾向がみられ
る。 有機スズ化合物も触媒として用いることができ
る。例えば、ジブチル錫メトキシド、ジブチル錫
ジラウレート、ジブチル錫ジオクテート等があ
る。添加量は、ケイ素アルコキシドに対し、50〜
15000ppmの範囲が好ましい。50ppmを下回ると、
触媒作用が過少であり添加する意味が薄く、
15000ppmを越えると、触媒作用の増大が見られ
ないだけでなく、ライフの短縮や塗膜硬度低下の
傾向がみられる 以上に挙げた各触媒を複数併用する時は、それ
ぞれ単独で用いる好ましい添加量範囲で使用する
ことが望ましい。 以上の調製は、80℃以下の温度で行うことが好
ましい。 このようにして調製したケイ素アルコキシド系
コーテイング剤は、被塗装物の塗布され加熱され
ることにより、被塗装物の表面に塗膜を形成する
ことができる。 加熱条件は、50〜200℃が好ましい。50℃を下
回ると、硬化しにくく、200℃越えるとクラツク
が入りやすくなる傾向がみられる。塗装方法は、
とくに限定されないが、スプレー塗装、ロール塗
装、フローコーター塗装、浸漬塗装などが挙げら
れる。 つぎに実施例1〜29および比較例1〜3を説明
する。 主剤となるケイ素アルコキシドと溶剤を、下記
の割合で配合した。 メチルトリメトキシシラン 100重量部 テトラエトキシシラン 20重量部 IPA−シリカゾル(OSCAL1432、SiO230%)
105重量部 ジメチルジメトキシシラン 30重量部 イソプロパノール(IPA) 100重量部 (注)IPA−シリカゾルは触媒化成(株)製であ
る。 このケイ素アルコキシドに第1表にみるような
種類の触媒および水を表の添加量で配合し、A液
を調製した。なお、配合は、25℃の雰囲気下で、
1000rpmまたは500rpmで10〜30分間撹拌を行つ
た。 このA液を25℃で1週間以上密栓状態で保存し
たのち、液の増粘性、ゲル化、分子量の変化、お
よび、シロキサンプレポリマー末端のアルコキシ
ドの様子をみた。その結果を第1表に示した。な
お、分子量は、GPC(ゲル浸透クロマトグラフイ
東洋ソーダ(株)製)を用いて測定し、プレポリマー
末端のアルコキシドの様子は、FT(フーリエ変
換)−IR(日本電子(株)社製)、FT(フーリエ変換)
−NMR(日本電子(株)社製)を用いて測定した。 つぎに、第1表にみるような添加量の水および
触媒をA液に加え、コーテイング液を調製した。
なお、配合は、25℃の雰囲気下で、1000rpmで10
分間撹拌を行つた。 この調製の際、コーテイング液がMwが400以
上、Mw/Mnが1.1以上になるまでの時間(熟成
時間)、Mwが400以上、Mw/Mnが1.2以上にな
つてからMwが1600を、Mw/Mnが1.8を越える
までの時間(ライフ)を測定し、その結果を第1
表に示した。なお、第1表における触媒のEは塩
酸、Gはジシクロペンタジエニルジルコニウムジ
クロリド、Tはジシクロペンタジエニルチタニウ
ムジクロリド、NはN−(β−アミノエチル)−γ
−アミトプロピルトリメトキシシラン、Zは
(C2H5)2ZrCl2、GAはギ酸アンモニウム、Dはジ
ブチル錫ジラウレート、γはγ−アミノプロピル
トリエトキシシランである。 続いて、実施例30〜32および比較例4、5を説
明する。 主剤となるケイ素アルコキシドや溶剤などを下
記の割合で配合した。 メチルトリメトキシシラン 100重量部 IPA−シリカゾル(OSCAL1432、SiO230%)
60重量部 イソプロパノール(IPC) 100重量部 そして、さらに第1表(その5)にみるよう
に、触媒および水を表に示す添加量で配合し、A
液を調製した。なお、配合は、25℃の雰囲気下
で、1000rpmまたは500rpmで10〜30分間撹拌を
行つた。 このA液を25℃で1週間以上密栓状態で保存し
たのち、前記の実施例1等と同様にして、液の増
粘性、ゲル化、分子量の変化、および、シロキサ
ンプレポリマー末端のアルコキシドの様子をみ
た。その結果は表に示した通りである。 つぎに、第1表(その5)にみるような添加量
の水をA液に加え、コーテイング液を調製した。
なお、配合は、25℃の雰囲気下で、1000rpmで10
分間撹拌を行つた。 また、調製の際、熟成時間およびライフも、先
の場合と同様にして測定し、その結果を第1表
(その5)に示した。なお、第1表(その5)中
の触媒のEは塩酸である。
膜が要求される塗装面に用いられるケイ素アルコ
キシド系コーテイング剤に関する。 〔背景技術〕 ケイ素アルコキシド系コーテイング剤は、耐候
性があり、かつ、高硬度な塗膜が得られることか
ら、化学的に弱い欠点を有するプラスチツク、木
材、セメントなどからなる基体表面に塗布して基
体を保護することが行われている。このケイ素ア
ルコキシド系コーテイング剤は、ケイ素アルコキ
シドが加水分解や縮合を起こしてMnやMw/Mn
がある範囲の値になつていないと、均一で良質の
塗膜を得ることができない。ここに、Mwは重量
平均分子量、Mnは数平均分子量である。 ケイ素アルコキシド系コーテイング剤として
は、ケイ素アルコキシドに触媒や硬化剤などを、
あらかじめ添加して使用できるような状態で保存
されている一液タイプのケイ素アルコキシド系コ
ーテイング剤のほか、モノマーと触媒、硬化剤と
を分けた二液タイプのものがある。一液タイプの
ものは、使用時は簡単であるが、貯蔵安定性が悪
く、よくても冷暗所保存で1ヶ月程度である。一
方、二液タイプのものは、たとえば、ケイ素アル
コキシドを主剤とするA液に、使用時、硬化剤や
触媒を含むB液を適当量混合して所望のMwや
Mw/Mnにするようになつているため、貯蔵安
定性はあるが、前記A液にB液を混合してから
MwやMw/Mnが所望の値になるまでにかなり
の時間(これを「熟成時間」と言う)がかかり、
作業性が非常に悪い。この場合、熟成時間を短く
しようとして混合する触媒の量などを増量する
と、縮合は反応のすすむ速度が速すぎてMwや
Mw/Mnが所望の値に保たれている時間(これ
を「ライフ」と言う)が短くなるという問題があ
つた。さらに建材用途では使用量が多く、したが
つて保管量も多いので、冷暗所保管すること自体
難しいという問題もある。 〔発明の目的〕 この発明は、このような事情に鑑みて、不使用
時における貯蔵安定性がよく、使用時における熟
成時間が短く、しかも、ライフが長いケイ素アル
コキシド系コーテイング剤を提供することを目的
としている。 〔発明の開示〕 この発明は、このような目的を達成するため
に、ケイ素アルコキシドに触媒および硬化剤が添
加されてなるケイ素アルコキシド系コーテイング
剤において、 RoSi(OR′)4-o 〔式中、n=0〜2、Rは炭素数1〜4のアルキ
ル基、R′は炭素数1〜4のアルキル基〕 なる化学式であらわされるケイ素アルコキシドと
シリカゾルに触媒および硬化剤を添加してシロキ
サンプレポリマーのMw(重量平均分分子量)が
200〜400、Mw/Mn(数平均分子量)が1.0〜1.2
になるように調整しておいたA液と、使用時にこ
のA液に添加されてコーテイング剤の調製をする
ための硬化剤または硬化剤と触媒とを含むB液と
の組み合わせからなることを特徴とするケイ素ア
ルコキシド系コーテイング剤を要旨としている。 以下に、この発明を、詳しく説明する。 この発明では、ケイ素アルコキシドとして、
RNSi(OR′)4-o〔式中、n=0〜2、Rは炭素数
1〜4のアルキル基、R′は炭素数1〜4のアル
キル基〕なる化学式であらわされるケイ素アルコ
キシドと適切なフイラーであるシリカゾルを主成
分としており、これに添加される他のフイラーと
してTiO2等の無機物が挙げられる。具体的には、
たとえば、 SiO2成分としてSi(OR′)4、あるいは、シルカ
ゾル(オルガノシリカゾル、水分散シリカゾルの
いずれでもよい)が30〜200重量部(シリカゾル
の場合は固形分量)、 RSiO3/2成分としてRSi(OR′)3が100重量部、 R2SiO成分としてR2Si(OR′)2が13〜50重量部、 に配合したものが好ましい。この配合の場合、5
〜10μm程度(顔料等が加われば20〜40μm程度
まで厚くすることも可能)の厚い建材用途に適し
た塗膜が得やすくなる。さらに、界面活性剤、増
粘剤、着色剤等を目的に応じて添加してもよい。 A液は、上記ケイ素アルコキシドに希釈用のア
ルコール、硬化剤(水)と触媒を加えて混合する
ことにより得られるプレポリマー(主鎖がシロキ
サン結合で構成されているため、以下、「シロキ
サンプレポリマー」と記す)で形成されている。
シロキサンプレポリマーは、Mw(重量平均分子
量)が200〜400、Mw/Mn(数平均分子量)が
1.0〜1.2となるように調製されている。このよう
に調製されたA液は、密栓しておけば常温で数ヶ
月以上保存できる。Mwが200を下回ると、貯蔵
安定性はあるが、使用時に熟成時間がかかりすぎ
る。400を越えると、貯蔵安定性が低下したり、
ライフが短くなつたり、あるいは、望む高硬度な
塗膜が得られない。また、Mw/Mnが1.2を越え
ると、貯蔵安定性が低下する。 A液は、シロキサンプレポリマー末端の80%以
上、好ましくは90%以上がアルコキシドであるこ
とが好ましい。つまり、シロキサンプレポリマー
の末端をアルコキシドにし、残存水分をなくす事
により、 ≡Si−OR+H2O→≡Si−OH+ROH ≡Si−OR+HO−Si≡→≡Si−O−Si≡+ROH ≡Si−OH+HO−Si≡→≡Si−O−Si≡+H2O の3つの反応が起きないようにし、貯蔵安定性を
高めるようにすることが好ましい。80%以下の場
合、貯蔵中に反応が進み高分子化してしまつた
り、塗装後の塗膜の硬度が十分でない場合があ
る。そして、このようにシロキサンプレポリマー
の末端を上記のように調製しておいて、使用時に
B液を添加し、速やかに上記3つの反応を起こさ
せて、所定のコーテイング剤を迅速に得て、かつ
ライフが長くとれるようにする。 Mw、Mw/Mn、および、シロキサンプレポ
リマー末端のアルコキシドの割合は、硬化剤とし
ての水、触媒の添加量をコントロールしてなされ
るが、なかでも水の影響が強くあらわれる。水の
添加量は、ケイ素アルコキシドに対して、1wt%
以上12wt%以下が好ましい。1wt%を下回ると、
貯蔵安定性はよいが、熟成時間が長くなる。一
方、12wt%を越えると、貯蔵安定性に問題が生
じる。 触媒としては、たとえば、硫酸、塩酸、硫酸、
リン酸、過塩素酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
シユウ酸、クエン酸、マロン酸、トリクロル酢酸
等を単独あるいは併用した無機酸および/または
有機酸の希薄溶液などの酸性触媒のうちの少なく
とも一種類のものを用いる。 酸性触媒を用いる場合の添加量は、A液および
B液に含まれる量がケイ素アルコキシドに対して
50ppm〜5000ppm、より好ましくは50ppm〜
1000ppmである。50ppmを下回ると、熟成時間が
非常に長くなる。5000ppmを越えると、貯蔵安定
性およびライフに悪影響をおよぼす傾向がみられ
る。なお、上記50〜5000ppmの範囲の酸性触媒を
用いた場合、コーテイング液の固形分に対し硬化
剤としての水を最低20wt%以上加えるのが好ま
しい。そうしないと十分な造膜性が得られない傾
向がみられる。 希釈溶液としては、メタノール、エタノール等
の低級アルコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、酢酸エステルなどを単独あるいは混合して
用いる。 使用時には、A液に対してB液を加えてMwが
400〜1600、より好ましくは500〜1600、Mw/
Mnが1.1〜1.8、より好ましくは、1.2〜1.8となる
ように調製する。B液は少なくとも水などの硬化
剤からなり、必要に応じて、触媒および溶剤等が
添加されている。 Mwが400を下回ると、造膜時にクラツクが入
りやすく重ね塗りがしにくく、さらには剥がれを
生じやすい。一方、1600を越えると、光沢、透明
性が低下したり、あるいは、塗膜硬度が低下した
り、重ね塗りがしにくくなる。Mw/Mnが1.1を
下回ると、塗膜にクラツクが入つたり、剥がれを
生じやすくなる傾向がでてくる。Mw/Mnが1.8
を越えると、塗膜の光沢、透明性および硬度が十
分でない傾向がみられる。 なお、上記のMwおよびMw/Mnの値は、コ
ーテイング剤中にフイラーが含まれる場合は、こ
のフイラーに結合したプレポリマーを除外した場
合のものである。 B液は少なくとも水などの硬化剤からなり、必
要に応じて、触媒および溶剤が添加されている。 この場合、硬化剤として加える水の量は、添加
量がコーテイング剤の固形分に対して30〜200wt
%の範囲、好ましくは、40〜170wt%の範囲であ
る。ここにいう固形分とは、最終的に塗膜として
残る分をいう。添加量が30wt%を下回ると、シ
ロキサンプレポリマーの末端がアルコキシドのま
まで高分子化が進み難くて塗膜を形成した場合、
造膜性の低下・クラツクの発生を招来する傾向が
でてくる。また、200wt%を上回ると、逆に高分
子化が進みすぎてライフが短くなる傾向がでてく
る。 A液、B液に用いる触媒として上記のもの以外
につぎのようなものを用いてもよい。 たとえば、(C5H5)oMeX4-o(以下、「シクロペ
ンタジエン系触媒」と記す)を用いることができ
る。具体的には、ジシクロペンタジエニルジルコ
ニウムジクロリド、ジシクロペンタジエニルチタ
ニウムジクロリド等がある。この触媒の添加量
は、ケイ素アルコキシドに対して130ppm〜
13000ppm以下、特に400〜7000ppmが好ましい。
130ppmを下回ると、触媒効果が殆どない。
13000ppmを越えると、触媒効果の増大が期待で
きず、ライフの短縮傾向がある。酸性触媒とシク
ロペンタジエン系触媒を併用しても上記の添加量
の適性な値は変わらない。 また、触媒としてアミノシランを用いることも
できる。アミノシランの添加量は、酸性触媒の添
加量に関係なく、ケイ素アルコキシドに対して、
100ppm〜10000ppm以下、とくに200〜7000ppm
が好ましい。添加量が100ppmを下回ると、触媒
効果が殆どない。10000ppmを越えると、液のラ
イフの短縮や塗膜硬度の低下傾向がみられる。 アミノシランとしては、γ−アミトプロピルト
リエトキシシラン〔H2N(CH2)3Si(OC2H5)3〕、
N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン〔H2N(CH2)2NH(CH2)3Si
(OCH3)3〕、N−(β−アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン〔H2N
(CH2)2NH(CH2)3SiCH3(OCH3)2〕などが挙げ
られる。 さらに、触媒として、つぎのようなものも用い
ることができる。 無機酸の金属塩、有機酸の金属塩、無機酸の第
4級アンモニウム塩、有機酸の第4級アンモニウ
ム塩が、無機酸のアミン塩、有機酸のアミン塩が
触媒として用いることができる。この場合、酸の
種類は、塩酸、硝酸、リン酸、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸等があり、金属の種類としては、Pb、
Fe、Co、Mn、Zn等がある。アミンの種類とし
ては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、n
−ブチルアミン等がある。また、上記各塩の複分
解塩も触媒として用いることができる。添加量
は、ケイ素アルコキシドに対し、50〜15000ppm
の範囲が好ましい。50ppmを下回ると、触媒作用
が過少であり添加する意味が薄く、15000ppmを
越えると、触媒作用の増大が見られないだけでな
く、ライフの短縮や塗膜硬度低下の傾向がみられ
る。 有機スズ化合物も触媒として用いることができ
る。例えば、ジブチル錫メトキシド、ジブチル錫
ジラウレート、ジブチル錫ジオクテート等があ
る。添加量は、ケイ素アルコキシドに対し、50〜
15000ppmの範囲が好ましい。50ppmを下回ると、
触媒作用が過少であり添加する意味が薄く、
15000ppmを越えると、触媒作用の増大が見られ
ないだけでなく、ライフの短縮や塗膜硬度低下の
傾向がみられる 以上に挙げた各触媒を複数併用する時は、それ
ぞれ単独で用いる好ましい添加量範囲で使用する
ことが望ましい。 以上の調製は、80℃以下の温度で行うことが好
ましい。 このようにして調製したケイ素アルコキシド系
コーテイング剤は、被塗装物の塗布され加熱され
ることにより、被塗装物の表面に塗膜を形成する
ことができる。 加熱条件は、50〜200℃が好ましい。50℃を下
回ると、硬化しにくく、200℃越えるとクラツク
が入りやすくなる傾向がみられる。塗装方法は、
とくに限定されないが、スプレー塗装、ロール塗
装、フローコーター塗装、浸漬塗装などが挙げら
れる。 つぎに実施例1〜29および比較例1〜3を説明
する。 主剤となるケイ素アルコキシドと溶剤を、下記
の割合で配合した。 メチルトリメトキシシラン 100重量部 テトラエトキシシラン 20重量部 IPA−シリカゾル(OSCAL1432、SiO230%)
105重量部 ジメチルジメトキシシラン 30重量部 イソプロパノール(IPA) 100重量部 (注)IPA−シリカゾルは触媒化成(株)製であ
る。 このケイ素アルコキシドに第1表にみるような
種類の触媒および水を表の添加量で配合し、A液
を調製した。なお、配合は、25℃の雰囲気下で、
1000rpmまたは500rpmで10〜30分間撹拌を行つ
た。 このA液を25℃で1週間以上密栓状態で保存し
たのち、液の増粘性、ゲル化、分子量の変化、お
よび、シロキサンプレポリマー末端のアルコキシ
ドの様子をみた。その結果を第1表に示した。な
お、分子量は、GPC(ゲル浸透クロマトグラフイ
東洋ソーダ(株)製)を用いて測定し、プレポリマー
末端のアルコキシドの様子は、FT(フーリエ変
換)−IR(日本電子(株)社製)、FT(フーリエ変換)
−NMR(日本電子(株)社製)を用いて測定した。 つぎに、第1表にみるような添加量の水および
触媒をA液に加え、コーテイング液を調製した。
なお、配合は、25℃の雰囲気下で、1000rpmで10
分間撹拌を行つた。 この調製の際、コーテイング液がMwが400以
上、Mw/Mnが1.1以上になるまでの時間(熟成
時間)、Mwが400以上、Mw/Mnが1.2以上にな
つてからMwが1600を、Mw/Mnが1.8を越える
までの時間(ライフ)を測定し、その結果を第1
表に示した。なお、第1表における触媒のEは塩
酸、Gはジシクロペンタジエニルジルコニウムジ
クロリド、Tはジシクロペンタジエニルチタニウ
ムジクロリド、NはN−(β−アミノエチル)−γ
−アミトプロピルトリメトキシシラン、Zは
(C2H5)2ZrCl2、GAはギ酸アンモニウム、Dはジ
ブチル錫ジラウレート、γはγ−アミノプロピル
トリエトキシシランである。 続いて、実施例30〜32および比較例4、5を説
明する。 主剤となるケイ素アルコキシドや溶剤などを下
記の割合で配合した。 メチルトリメトキシシラン 100重量部 IPA−シリカゾル(OSCAL1432、SiO230%)
60重量部 イソプロパノール(IPC) 100重量部 そして、さらに第1表(その5)にみるよう
に、触媒および水を表に示す添加量で配合し、A
液を調製した。なお、配合は、25℃の雰囲気下
で、1000rpmまたは500rpmで10〜30分間撹拌を
行つた。 このA液を25℃で1週間以上密栓状態で保存し
たのち、前記の実施例1等と同様にして、液の増
粘性、ゲル化、分子量の変化、および、シロキサ
ンプレポリマー末端のアルコキシドの様子をみ
た。その結果は表に示した通りである。 つぎに、第1表(その5)にみるような添加量
の水をA液に加え、コーテイング液を調製した。
なお、配合は、25℃の雰囲気下で、1000rpmで10
分間撹拌を行つた。 また、調製の際、熟成時間およびライフも、先
の場合と同様にして測定し、その結果を第1表
(その5)に示した。なお、第1表(その5)中
の触媒のEは塩酸である。
【表】
【表】
【表】
【表】
第1表にみるように、各実施例のものは、比較
例のものに比べて、貯蔵安定性にすぐれ、熟成時
間が短く、しかも、ライフが長かつた。 さらに、A液に水や触媒を配合してMwが400、
Mw/Mnが1.1になるまでの状態(第1状態)の
コーテイング液、Mwが400以上、Mw/Mnが1.1
以上になつてからMwが1600に、Mw/Mnが1.8
になるまでの状態(第2状態)のコーテイング
液、Mwが1600を、Mw/Mnが1.8を越えた状態
(第3状態)のコーテイング液のそれぞれについ
て、基材となる10cm角で厚み1mmのアルミナ基板
にスプレー塗布し、2分間室温でセツテイングを
とつたのち、20分間130℃の乾燥器中に入れ加熱
処理行い、1コートにつき、実施例1〜25の場合
は10μm、実施例30〜32の場合は5μmの厚みの塗
膜を得た。その時の造膜性および塗膜の状態を調
べ、その結果を第2表に示した。重ね塗りする場
合には、同様の条件で行つた。 JISA5403の石綿スレート系のフレキシブル板
(厚み6mm、12cm×18cm)を用意し、第4表に示
した実施例の場合について、第2表(その1〜
3)では10μmの厚みで第2表(その4)では5μ
mの厚みで塗膜を上記と同様にして形成し、塗膜
形成したフレキシブル板を60℃の温水に浸漬し、
クラツクの発生状況等を調べた。テストを行つ
た。結果を第4表に示す。なお、この板にはプラ
イマー層として、予め5μmの厚みのプライマー
層を形成しておいた。プライマー層形成用の材料
は、シリコン変成ウレタン系材料(東芝シリコー
ン社製)を用いた。 また、上記各実施例および比較例の一部につい
て行つた各状態(第1〜第3状態)のコーテイン
グ液から得た塗膜の硬度を第3表に示す。なお、
硬度は、JIS K−5400に従つて行つた鉛筆硬度で
ある。
例のものに比べて、貯蔵安定性にすぐれ、熟成時
間が短く、しかも、ライフが長かつた。 さらに、A液に水や触媒を配合してMwが400、
Mw/Mnが1.1になるまでの状態(第1状態)の
コーテイング液、Mwが400以上、Mw/Mnが1.1
以上になつてからMwが1600に、Mw/Mnが1.8
になるまでの状態(第2状態)のコーテイング
液、Mwが1600を、Mw/Mnが1.8を越えた状態
(第3状態)のコーテイング液のそれぞれについ
て、基材となる10cm角で厚み1mmのアルミナ基板
にスプレー塗布し、2分間室温でセツテイングを
とつたのち、20分間130℃の乾燥器中に入れ加熱
処理行い、1コートにつき、実施例1〜25の場合
は10μm、実施例30〜32の場合は5μmの厚みの塗
膜を得た。その時の造膜性および塗膜の状態を調
べ、その結果を第2表に示した。重ね塗りする場
合には、同様の条件で行つた。 JISA5403の石綿スレート系のフレキシブル板
(厚み6mm、12cm×18cm)を用意し、第4表に示
した実施例の場合について、第2表(その1〜
3)では10μmの厚みで第2表(その4)では5μ
mの厚みで塗膜を上記と同様にして形成し、塗膜
形成したフレキシブル板を60℃の温水に浸漬し、
クラツクの発生状況等を調べた。テストを行つ
た。結果を第4表に示す。なお、この板にはプラ
イマー層として、予め5μmの厚みのプライマー
層を形成しておいた。プライマー層形成用の材料
は、シリコン変成ウレタン系材料(東芝シリコー
ン社製)を用いた。 また、上記各実施例および比較例の一部につい
て行つた各状態(第1〜第3状態)のコーテイン
グ液から得た塗膜の硬度を第3表に示す。なお、
硬度は、JIS K−5400に従つて行つた鉛筆硬度で
ある。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
この発明にかかるケイ素アルコキシド系コーテ
イング剤は、以上のような構成を有しているの
で、建材用途のような大量保管にも適するほどに
不使用時の貯蔵安定性がよく、使用時には熟成時
間が短く、しかも、ライフが長くなり、光沢があ
り高硬度な塗膜が安定して得られる。
イング剤は、以上のような構成を有しているの
で、建材用途のような大量保管にも適するほどに
不使用時の貯蔵安定性がよく、使用時には熟成時
間が短く、しかも、ライフが長くなり、光沢があ
り高硬度な塗膜が安定して得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ケイ素アルコキシドに触媒および硬化剤が添
加されてなるケイ素アルコキシド系コーテイング
剤において、 RoSi(OR′)4-o 〔式中、n=0〜2、Rは炭素数1〜4のアルキ
ル基、R′は炭素数1〜4のアルキル基〕 なる化学式であらわされるケイ素アルコキシドと
シリカゾルに触媒および硬化剤を添加してシロキ
サンプレポリマーのMw(重量平均分分子量)が
200〜400、Mw/Mn(数平均分子量)が1.0〜1.2
になるように調整しておいたA液と、使用時にこ
のA液に添加されてコーテイング剤の調製をする
ための硬化剤または硬化剤と触媒とを含むB液と
の組み合わせからなることを特徴とするケイ素ア
ルコキシド系コーテイング剤。 2 コーテイング剤の調製が、Mwが400〜1600、
Mw/Mnが1.1〜1.8になるように行われる特許請
求の範囲第1項記載のケイ素アルコキシド系コー
テイング剤。 3 シロキサンプレポリマーの末端の80%以上が
アルコキシドになつている特許請求の範囲第1項
または第2項記載のケイ素アルコキシド系コーテ
イング剤。 4 A液に添加される硬化剤が水であつて、添加
量がコーテイング剤の固形分に対して30〜200wt
%の範囲である特許請求の範囲第1項から第3項
までのいずれかに記載のケイ素アルコキシドコー
テイング剤。 5 触媒として(C5H5)oMeX4-o〔ただし、C5H5
はシクロペンタジエン、Meは周期律表第族の
4〜6周期の元素、Xはハロゲン元素、nは1〜
3である。〕、アミノシラン、無機酸、有機酸、無
機酸の金属塩、有機酸の金属塩、無機酸の第4級
アンモニウム塩、有機酸の第4級アンモニウム
塩、無機酸のアミン塩、有機酸のアミン塩および
有機スズ化合物からなる群のうちの少なくともひ
とつが用いられる特許請求の範囲第1項から第4
項までのいずれかに記載のケイ素アルコキシド系
コーテイング剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15389187A JPS64168A (en) | 1987-02-24 | 1987-06-19 | Silicon alkoxide coating agent |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-41702 | 1987-02-24 | ||
| JP4170287 | 1987-02-24 | ||
| JP15389187A JPS64168A (en) | 1987-02-24 | 1987-06-19 | Silicon alkoxide coating agent |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01168A JPH01168A (ja) | 1989-01-05 |
| JPS64168A JPS64168A (en) | 1989-01-05 |
| JPH0478663B2 true JPH0478663B2 (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=26381349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15389187A Granted JPS64168A (en) | 1987-02-24 | 1987-06-19 | Silicon alkoxide coating agent |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS64168A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012188665A (ja) * | 2004-03-23 | 2012-10-04 | Sika Technology Ag | 2成分接着促進剤組成物および2つの区画を備えたパッケージの使用 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5877345A (en) | 1997-02-07 | 1999-03-02 | Rohm And Haas Company | Process for producing butyl acrylate |
| JP5403847B2 (ja) * | 2005-01-05 | 2014-01-29 | 株式会社カネカ | 耐汚染性付与組成物、塗料組成物および該塗料組成物から得られる塗膜 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52152425A (en) * | 1976-06-15 | 1977-12-17 | Daicel Chem Ind Ltd | Coating compositions |
| JPS52154837A (en) * | 1976-06-18 | 1977-12-22 | Daicel Chem Ind Ltd | Coating compositions |
| JPS583494B2 (ja) * | 1976-08-23 | 1983-01-21 | 旭化成株式会社 | 被膜形成用組成物 |
| JPS53144959A (en) * | 1977-05-23 | 1978-12-16 | Daicel Chem Ind Ltd | Curing composition |
| US4246038A (en) * | 1978-05-01 | 1981-01-20 | General Electric Company | Silicone abrasion resistant coatings for plastics |
-
1987
- 1987-06-19 JP JP15389187A patent/JPS64168A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012188665A (ja) * | 2004-03-23 | 2012-10-04 | Sika Technology Ag | 2成分接着促進剤組成物および2つの区画を備えたパッケージの使用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS64168A (en) | 1989-01-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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