JPH048282Y2 - - Google Patents
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- JPH048282Y2 JPH048282Y2 JP1984179201U JP17920184U JPH048282Y2 JP H048282 Y2 JPH048282 Y2 JP H048282Y2 JP 1984179201 U JP1984179201 U JP 1984179201U JP 17920184 U JP17920184 U JP 17920184U JP H048282 Y2 JPH048282 Y2 JP H048282Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- injection
- cylinder
- engine
- fuel injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(技術分野)
本考案は、燃料噴射制御装置、に関し、詳細に
は、フユエルカツト解除時に気筒グループ毎の同
期噴射に加えて非同期噴射を行う燃料噴射制御装
置に関する。
は、フユエルカツト解除時に気筒グループ毎の同
期噴射に加えて非同期噴射を行う燃料噴射制御装
置に関する。
(従来技術)
一般に、多気筒エンジンの燃料噴射方式のひと
つであるグループ燃料噴射方式には、気筒グルー
プのなかで最初に吸気行程に入る気筒(以下、先
行気筒)の吸気行程初期を、グループ噴射のタイ
ミングとして同期噴射するものがあり、このもの
は、噴射燃料が速やかに気筒内に取り込まれるの
で、トルク発生の応答性が優れている。
つであるグループ燃料噴射方式には、気筒グルー
プのなかで最初に吸気行程に入る気筒(以下、先
行気筒)の吸気行程初期を、グループ噴射のタイ
ミングとして同期噴射するものがあり、このもの
は、噴射燃料が速やかに気筒内に取り込まれるの
で、トルク発生の応答性が優れている。
このような同期噴射を行うとともに所定の運転
状態でエンジンへの燃料の供給を遮断する、いわ
ゆるフユエルカツトを行う燃料噴射制御装置とし
ては、例えば、「整備要領書、VG系エンジン
(VG20型、VG30型)」(昭和58年6月:日産自動
車(株)発行)に記載されたものが知られてい
る。
状態でエンジンへの燃料の供給を遮断する、いわ
ゆるフユエルカツトを行う燃料噴射制御装置とし
ては、例えば、「整備要領書、VG系エンジン
(VG20型、VG30型)」(昭和58年6月:日産自動
車(株)発行)に記載されたものが知られてい
る。
この従来の燃料噴射制御装置は、第6図のよう
に示すことができる。第6図において、1は6気
筒エンジンのクランクシヤフトの回転角を検出す
るクランク角センサであり、クランク角センサ1
はクランク角120°毎に所定パルス幅の120°信号を
出力するとともに、クランク角720°毎に120°信号
よりパルス幅の広い720°信号(720°信号は第1気
筒#1の圧縮上死点前70°に発生する。)を出力す
る。2はエンジンの吸入空気の流量(吸気量)を
検出するエアフロメータであり、3はエンジンの
回転数Nを検出する回転数センサである。4はエ
ンジンの吸気通路に設けられたスロツトルバルブ
の全閉状態を検出するスロツトルスイツチであ
り、5はコントロールユニツトである。コントロ
ールユニツト5はCPU6、メモリ7およびI/
Oポート8により構成されており、I/Oポート
8には前記クランク角センサ1、エアフロメータ
2、回転数センサ3およびスロツトルスイツチ4
からの各信号が入力されている。また、I/Oポ
ート8からはパワートランジスタ9,10に噴射
信号が出力され、パワートランジスタ9のコレク
タにはエンジンの第1気筒#1、第2気筒#2お
よび第3気筒#3の吸気通路にそれぞれ設けられ
た燃料噴射弁11,12,13が共通接続され、
パワートランジスタ10のコレクタにはエンジン
の第4気筒#4、第5気筒#5および第6気筒
#6の吸気通路にそれぞれ設けられた燃料噴射弁
14,15,16が共通接続されている。また、
これら各燃料噴射弁11〜16にはバツテリ17
より所定の電圧が供給されている。
に示すことができる。第6図において、1は6気
筒エンジンのクランクシヤフトの回転角を検出す
るクランク角センサであり、クランク角センサ1
はクランク角120°毎に所定パルス幅の120°信号を
出力するとともに、クランク角720°毎に120°信号
よりパルス幅の広い720°信号(720°信号は第1気
筒#1の圧縮上死点前70°に発生する。)を出力す
る。2はエンジンの吸入空気の流量(吸気量)を
検出するエアフロメータであり、3はエンジンの
回転数Nを検出する回転数センサである。4はエ
ンジンの吸気通路に設けられたスロツトルバルブ
の全閉状態を検出するスロツトルスイツチであ
り、5はコントロールユニツトである。コントロ
ールユニツト5はCPU6、メモリ7およびI/
Oポート8により構成されており、I/Oポート
8には前記クランク角センサ1、エアフロメータ
2、回転数センサ3およびスロツトルスイツチ4
からの各信号が入力されている。また、I/Oポ
ート8からはパワートランジスタ9,10に噴射
信号が出力され、パワートランジスタ9のコレク
タにはエンジンの第1気筒#1、第2気筒#2お
よび第3気筒#3の吸気通路にそれぞれ設けられ
た燃料噴射弁11,12,13が共通接続され、
パワートランジスタ10のコレクタにはエンジン
の第4気筒#4、第5気筒#5および第6気筒
#6の吸気通路にそれぞれ設けられた燃料噴射弁
14,15,16が共通接続されている。また、
これら各燃料噴射弁11〜16にはバツテリ17
より所定の電圧が供給されている。
この燃料噴射制御装置においては、燃料噴射弁
11〜16を第1気筒#1、第2気筒#2および
第3気筒#3に燃料を供給する第1グループと第
4気筒#4、第5気筒#5および第6気筒#6に
燃料を供給する第2グループとに分類し、各グル
ープ毎にまとめて所定のクランク角に同期して燃
料を噴射させている。すなわち、所定のクランク
角において、パワートランジスタ9に噴射信号を
出力することにより、燃料噴射弁11,12,1
3が同時に駆動されて第1気筒#1から第3気筒
#3の吸気通路に同時に燃料が噴射される。そし
て、所定のクランク角において、パワートランジ
スタ10に噴射信号を出力することにより、燃料
噴射弁14,15,16が同時に駆動されて第4
気筒#4から第6気筒#6の吸気通路に同時に燃
料が噴射される。したがつて、各気筒には、第7
図に示すように、各グループ毎にA,B,Cの斜
線で表示するクランクタイミングで同時に燃料が
噴射される。
11〜16を第1気筒#1、第2気筒#2および
第3気筒#3に燃料を供給する第1グループと第
4気筒#4、第5気筒#5および第6気筒#6に
燃料を供給する第2グループとに分類し、各グル
ープ毎にまとめて所定のクランク角に同期して燃
料を噴射させている。すなわち、所定のクランク
角において、パワートランジスタ9に噴射信号を
出力することにより、燃料噴射弁11,12,1
3が同時に駆動されて第1気筒#1から第3気筒
#3の吸気通路に同時に燃料が噴射される。そし
て、所定のクランク角において、パワートランジ
スタ10に噴射信号を出力することにより、燃料
噴射弁14,15,16が同時に駆動されて第4
気筒#4から第6気筒#6の吸気通路に同時に燃
料が噴射される。したがつて、各気筒には、第7
図に示すように、各グループ毎にA,B,Cの斜
線で表示するクランクタイミングで同時に燃料が
噴射される。
また、この燃料噴射制御装置は、エンジン回転
数Nが、第8図に示す第1フユエルカツト回転数
N1より高く(N≧N1)、かつ、スロツトルスイ
ツチがON(スロツトルバルブが全閉)のとき、
および、エンジン回転数Nが、第8図に示す第2
フユエルカツト回転数N2より高く(N≧N2)、
スロツトルスイツチがOFFからONに切り換わつ
たとき(スロツトルバルブが全閉に切り換わつた
とき)、パワートランジスタ9,10への噴射信
号の出力を停止し、エンジンへの燃料の供給を遮
断して、いわゆるフユエルカツトを行う。第7図
において、斜線Aで示す噴射タイミング以前がこ
のフユエルカツトの状態を示している。
数Nが、第8図に示す第1フユエルカツト回転数
N1より高く(N≧N1)、かつ、スロツトルスイ
ツチがON(スロツトルバルブが全閉)のとき、
および、エンジン回転数Nが、第8図に示す第2
フユエルカツト回転数N2より高く(N≧N2)、
スロツトルスイツチがOFFからONに切り換わつ
たとき(スロツトルバルブが全閉に切り換わつた
とき)、パワートランジスタ9,10への噴射信
号の出力を停止し、エンジンへの燃料の供給を遮
断して、いわゆるフユエルカツトを行う。第7図
において、斜線Aで示す噴射タイミング以前がこ
のフユエルカツトの状態を示している。
そして、フユエルカツト中にエンジン回転数N
が第8図に示すリカバ回転数Nr以下に低下(N
<Nr)するか、あるいは、スロツトルスイツチ
がOFF(加速操作)となると、フユエルカツトが
解除され、通常の同期噴射のクランクタイミン
グ、例えば第7図における斜線Aの噴射タイミン
グに噴射信号が出力されて燃料の供給が再開され
る。
が第8図に示すリカバ回転数Nr以下に低下(N
<Nr)するか、あるいは、スロツトルスイツチ
がOFF(加速操作)となると、フユエルカツトが
解除され、通常の同期噴射のクランクタイミン
グ、例えば第7図における斜線Aの噴射タイミン
グに噴射信号が出力されて燃料の供給が再開され
る。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような従来の燃料噴射制御
装置にあつては、フユエルカツト中、加速操作が
行われると、フユエルカツトを解除して燃料の供
給を再開するが、その再噴射の噴射タイミングが
通常の同期噴射のクランクタイミングに設定され
ていたため、加速操作が行われてから、燃料が噴
射され出力トルクが得られるまでに長時間を要す
る場合があり、加速応答性が低下するおそれがあ
つた。また、この時間にエンジン回転数が低くな
りすぎてエンストや大きなトルク変動が発生する
おそれがある。
装置にあつては、フユエルカツト中、加速操作が
行われると、フユエルカツトを解除して燃料の供
給を再開するが、その再噴射の噴射タイミングが
通常の同期噴射のクランクタイミングに設定され
ていたため、加速操作が行われてから、燃料が噴
射され出力トルクが得られるまでに長時間を要す
る場合があり、加速応答性が低下するおそれがあ
つた。また、この時間にエンジン回転数が低くな
りすぎてエンストや大きなトルク変動が発生する
おそれがある。
(考案の目的)
そこで、本考案は、フユエルカツトリカバ時
に、非同期噴射を行うとともに、非同期噴射の対
象期間を所定期間に限定することにより、リカバ
応答性を向上しつつ、空燃比のオーバリツチ化を
防ぎエミツシヨン悪化を回避することを目的とし
ている。
に、非同期噴射を行うとともに、非同期噴射の対
象期間を所定期間に限定することにより、リカバ
応答性を向上しつつ、空燃比のオーバリツチ化を
防ぎエミツシヨン悪化を回避することを目的とし
ている。
(問題点を解決するための手段)
本考案の燃料噴射制御装置は、その全体構成図
を第1図に示すように、 a 多気筒エンジンの各気筒ごとに燃料を供給す
る燃料噴射弁と、 b 運転状態を検出する運転状態検出手段と、 c 運転状態に基づいて燃料の噴射量を演算する
噴射量演算手段と、 d 燃料噴射弁を気筒グループごとに分割し、任
意気筒グループのなかで最初に吸気行程に入る
先行気筒の当該吸気行程開始直前で、当該気筒
グループに同期燃料噴射信号を出力する噴射信
号出力手段と、 e 所定の減速運転状態で前記同期燃料噴射信号
の出力を停止し、エンジンへの燃料の供給を遮
断するフユエルカツト手段と、 f 前記先行気筒の吸気行程開始直前から当該吸
気行程終了直前までの期間を気筒グループごと
に予め定め、フユエルカツト中で加速動作が行
われたタイミングが前記期間内の場合には、そ
の加速操作タイミングを含む期間の属する気筒
グループに非同期燃料噴射信号を出力する一
方、前記加速操作タイミングが前記期間外の場
合には、いずれの気筒グループにも非同期燃料
噴射信号を出力しない非同期噴射制御手段と、 を備えたことを特徴とする。
を第1図に示すように、 a 多気筒エンジンの各気筒ごとに燃料を供給す
る燃料噴射弁と、 b 運転状態を検出する運転状態検出手段と、 c 運転状態に基づいて燃料の噴射量を演算する
噴射量演算手段と、 d 燃料噴射弁を気筒グループごとに分割し、任
意気筒グループのなかで最初に吸気行程に入る
先行気筒の当該吸気行程開始直前で、当該気筒
グループに同期燃料噴射信号を出力する噴射信
号出力手段と、 e 所定の減速運転状態で前記同期燃料噴射信号
の出力を停止し、エンジンへの燃料の供給を遮
断するフユエルカツト手段と、 f 前記先行気筒の吸気行程開始直前から当該吸
気行程終了直前までの期間を気筒グループごと
に予め定め、フユエルカツト中で加速動作が行
われたタイミングが前記期間内の場合には、そ
の加速操作タイミングを含む期間の属する気筒
グループに非同期燃料噴射信号を出力する一
方、前記加速操作タイミングが前記期間外の場
合には、いずれの気筒グループにも非同期燃料
噴射信号を出力しない非同期噴射制御手段と、 を備えたことを特徴とする。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第2図〜第5図は本考案の一実施例を示す図で
あり、本実施例は6気筒エンジンに設けられた6
個の燃料噴射弁を3個づつ2つのグループに分類
して各グループ毎に同期噴射する燃料噴射制御装
置に適用したものである。
あり、本実施例は6気筒エンジンに設けられた6
個の燃料噴射弁を3個づつ2つのグループに分類
して各グループ毎に同期噴射する燃料噴射制御装
置に適用したものである。
まず、構成を説明すると、第2図において、2
1は6気筒エンジンであり、エンジン21の各気
筒#1〜#6には吸気管22を通して吸入空気が
供給される。吸気管22には各気筒#1〜#6毎
に燃料を噴射する燃料噴射弁23,24,25,
26,27,28が取り付けられており、エンジ
ン21へ供給される吸入空気の流量(吸気量)は
吸気管23の集合部に設けられたスロツトル弁2
9により制御される。スロツトル弁29は車両の
アクセルペダルと連動しており、スロツトル弁2
9の全閉状態はスロツトルスイツチ30により検
出される。また、エンジン21のクランクシヤフ
トの回転はクランク角センサ31により検出さ
れ、クランク角センサ31はエンジン21のクラ
ンクシヤフトに取り付けられ外周に突起の設けら
れたシグナルデイスクプレート31aと、シグナ
ルデイスクプレート31aの突起を検出する磁気
デツキ31bと、を有している。クランク角セン
サ31は、エンジン21の回転数Nおよび角度を
表示する1°信号と、各気筒#1〜#6のピストン
上死点前70°で発生する120°毎の120°信号と、を出
力するとともに、120°信号のうち、第1気筒#1
の120°信号であることを表示するために、720°毎
に120°信号よりパルス幅の広い(10°以上のパル
ス幅)720°信号を出力する。また、エンジン21
の冷却水の温度は水温センサ32により検出され
る。上記スロツトルスイツチ30、クランク角セ
ンサ31、水温センサ32および図示しないエア
フロメータ(吸気量を検出する)等の各種センサ
は全体として車両の運転状態を検出する運転状態
検出手段33を構成している。
1は6気筒エンジンであり、エンジン21の各気
筒#1〜#6には吸気管22を通して吸入空気が
供給される。吸気管22には各気筒#1〜#6毎
に燃料を噴射する燃料噴射弁23,24,25,
26,27,28が取り付けられており、エンジ
ン21へ供給される吸入空気の流量(吸気量)は
吸気管23の集合部に設けられたスロツトル弁2
9により制御される。スロツトル弁29は車両の
アクセルペダルと連動しており、スロツトル弁2
9の全閉状態はスロツトルスイツチ30により検
出される。また、エンジン21のクランクシヤフ
トの回転はクランク角センサ31により検出さ
れ、クランク角センサ31はエンジン21のクラ
ンクシヤフトに取り付けられ外周に突起の設けら
れたシグナルデイスクプレート31aと、シグナ
ルデイスクプレート31aの突起を検出する磁気
デツキ31bと、を有している。クランク角セン
サ31は、エンジン21の回転数Nおよび角度を
表示する1°信号と、各気筒#1〜#6のピストン
上死点前70°で発生する120°毎の120°信号と、を出
力するとともに、120°信号のうち、第1気筒#1
の120°信号であることを表示するために、720°毎
に120°信号よりパルス幅の広い(10°以上のパル
ス幅)720°信号を出力する。また、エンジン21
の冷却水の温度は水温センサ32により検出され
る。上記スロツトルスイツチ30、クランク角セ
ンサ31、水温センサ32および図示しないエア
フロメータ(吸気量を検出する)等の各種センサ
は全体として車両の運転状態を検出する運転状態
検出手段33を構成している。
34は、噴射量演算手段、噴射信号出力手段、
フユエルカツト手段、フユエルカツト解除手段、
非同期噴射制御手段としての機能を有するコント
ロールユニツトであり、コントロールユニツト3
4はCPU35、ROM36、RAM37、および
I/Oポート38により構成されている。CPU
35はROM36に書き込まれているプログラム
に従つてI/Oポート38より必要とする外部デ
ータを取り込んだり、また、RAM37との間で
データの授受を行つたりしながら演算処理し、必
要に応じて処理したデータをI/Oポート38へ
出力する。ROM36はCPU35を制御するプロ
グラムを格納しており、RAM37は例えば、不
揮発性メモリにより構成されて演算に使用するデ
ータをマツプ等の形で記憶するとともに、その記
憶内容をエンジン21停止後も保持する。I/O
ポート38には前記スロツトルスイツチ30、ク
ランク角センサ31、水温センサ32、エアフロ
メータ等からの各信号が入力され、アナログで入
力される信号はデイジタルに変換される。また、
I/Oポート38からは、第1気筒#1から第3
気筒#3用の燃料噴射弁23,24,25に同時
に噴射信号S1を出力し、また、第4気筒#4から
第6気筒#6用の燃料噴射弁26,27,28に
同時に噴射信号S2を出力する。すなわち、燃料噴
射弁23〜28は、第1気筒#1から第3気筒
#3用の燃料噴射弁23,24,25のグループ
(第1グループ)と、第4気筒#4から第6気筒
#6用の燃料噴射弁26,27,28のグループ
(第2グループ)の2つのグループに分類され、
各グループ毎にそれぞれ所定のクランク角に同期
して噴射信号S1,S2が入力される。
フユエルカツト手段、フユエルカツト解除手段、
非同期噴射制御手段としての機能を有するコント
ロールユニツトであり、コントロールユニツト3
4はCPU35、ROM36、RAM37、および
I/Oポート38により構成されている。CPU
35はROM36に書き込まれているプログラム
に従つてI/Oポート38より必要とする外部デ
ータを取り込んだり、また、RAM37との間で
データの授受を行つたりしながら演算処理し、必
要に応じて処理したデータをI/Oポート38へ
出力する。ROM36はCPU35を制御するプロ
グラムを格納しており、RAM37は例えば、不
揮発性メモリにより構成されて演算に使用するデ
ータをマツプ等の形で記憶するとともに、その記
憶内容をエンジン21停止後も保持する。I/O
ポート38には前記スロツトルスイツチ30、ク
ランク角センサ31、水温センサ32、エアフロ
メータ等からの各信号が入力され、アナログで入
力される信号はデイジタルに変換される。また、
I/Oポート38からは、第1気筒#1から第3
気筒#3用の燃料噴射弁23,24,25に同時
に噴射信号S1を出力し、また、第4気筒#4から
第6気筒#6用の燃料噴射弁26,27,28に
同時に噴射信号S2を出力する。すなわち、燃料噴
射弁23〜28は、第1気筒#1から第3気筒
#3用の燃料噴射弁23,24,25のグループ
(第1グループ)と、第4気筒#4から第6気筒
#6用の燃料噴射弁26,27,28のグループ
(第2グループ)の2つのグループに分類され、
各グループ毎にそれぞれ所定のクランク角に同期
して噴射信号S1,S2が入力される。
次に作用を説明する。
本実施例の場合、燃料噴射弁23〜26を第1
グループと第2グループの2つのグループに分類
し、各グループ毎に所定のクランク角に同期して
噴射信号S1,S2を出力するが、どのクランク角に
同期してどのグループに噴射信号S1,S2を出力す
るか、すなわち、噴射信号出力手段としての作用
は、第3図に示す割込み用のプログラムによつて
行われる。
グループと第2グループの2つのグループに分類
し、各グループ毎に所定のクランク角に同期して
噴射信号S1,S2を出力するが、どのクランク角に
同期してどのグループに噴射信号S1,S2を出力す
るか、すなわち、噴射信号出力手段としての作用
は、第3図に示す割込み用のプログラムによつて
行われる。
第3図に基づいて割込み用のプログラムについ
て説明する。なお、第3図中、P1〜P11はフロー
の各ステツプを示している。ステツプP1で、120°
信号がONか否かを判別し、120°信号がONのと
きには、ステツプP2でコントロールユニツト3
4に内蔵された第1カウンタのカウント値C1に
1を加算する。この第1カウンタは120°信号が入
力される毎にカウントするもので、後述するよう
に、噴射する燃料噴射弁23〜28のグループの
選択と噴射時期を決定するカウンタである。ステ
ツプP3でカウント値C1が6か否か判別し、C1=
6のときには、ステツプP4で第1カウンタのカ
ウント値C1を0にリセツトしてステツプP5に進
み、C1≠6のときには、そのままステツプP5に
進む。すなわち、本実施例の場合、6気筒エンジ
ン21を対象としているため、カウント値C1が
6になつたところで、0にリセツトして次のプロ
グラム実行時にカウント値C1が第1気筒#1を
表示するようにしている。ステツプP5でカウン
ト値C1が3か否か判別し、C1=3のときには、
ステツプP3で噴射信号S1を第1グループの燃料
噴射弁23,24,25に出力する。したがつ
て、第4図に斜線DあるいはFで表示する噴射時
期に同期して燃料噴射弁23,24,25から第
1気筒#1から第3気筒#3の吸気管22内に燃
料が噴射され、次の吸入行程で速やかにそれぞれ
の気筒#1〜#3に空気と混合されて吸入され
る。ステツプP5でC1≠3のときにはステツプP7
に進んでカウント値C1が0か否かを判別し、C1
=0のときには、ステツプP8で噴射信号S2を第
2グループの燃料噴射弁26,27,28に出力
する。したがつて、第4図に斜線Eで表示する噴
射時期に同期して燃料噴射弁26,27,28か
ら第4気筒#4から第6気筒#6の吸気管22内
に燃料が噴射され、次の吸入行程で速やかにそれ
ぞれの気筒#4〜#6に空気と混合されて吸入さ
れる。ステツプP7でC1≠0のときには、そのま
ま本フローは終了する。
て説明する。なお、第3図中、P1〜P11はフロー
の各ステツプを示している。ステツプP1で、120°
信号がONか否かを判別し、120°信号がONのと
きには、ステツプP2でコントロールユニツト3
4に内蔵された第1カウンタのカウント値C1に
1を加算する。この第1カウンタは120°信号が入
力される毎にカウントするもので、後述するよう
に、噴射する燃料噴射弁23〜28のグループの
選択と噴射時期を決定するカウンタである。ステ
ツプP3でカウント値C1が6か否か判別し、C1=
6のときには、ステツプP4で第1カウンタのカ
ウント値C1を0にリセツトしてステツプP5に進
み、C1≠6のときには、そのままステツプP5に
進む。すなわち、本実施例の場合、6気筒エンジ
ン21を対象としているため、カウント値C1が
6になつたところで、0にリセツトして次のプロ
グラム実行時にカウント値C1が第1気筒#1を
表示するようにしている。ステツプP5でカウン
ト値C1が3か否か判別し、C1=3のときには、
ステツプP3で噴射信号S1を第1グループの燃料
噴射弁23,24,25に出力する。したがつ
て、第4図に斜線DあるいはFで表示する噴射時
期に同期して燃料噴射弁23,24,25から第
1気筒#1から第3気筒#3の吸気管22内に燃
料が噴射され、次の吸入行程で速やかにそれぞれ
の気筒#1〜#3に空気と混合されて吸入され
る。ステツプP5でC1≠3のときにはステツプP7
に進んでカウント値C1が0か否かを判別し、C1
=0のときには、ステツプP8で噴射信号S2を第
2グループの燃料噴射弁26,27,28に出力
する。したがつて、第4図に斜線Eで表示する噴
射時期に同期して燃料噴射弁26,27,28か
ら第4気筒#4から第6気筒#6の吸気管22内
に燃料が噴射され、次の吸入行程で速やかにそれ
ぞれの気筒#4〜#6に空気と混合されて吸入さ
れる。ステツプP7でC1≠0のときには、そのま
ま本フローは終了する。
前記ステツプP1において、120°信号がOFFのと
きにはステツプP9でコントロールユニツト34
に内蔵された第2カウンタのカウント値C2を10
と比較し、C2<10のときにはそのまま本フロー
は終了する。ステツプP9でC2≧10のときには、
ステツプP10で第1カウンタのカウント値C1が0
か否か判別し、C1=0のときには本フローは終
了するが、C1≠0のときには、ステツプP11でカ
ウント値C1を0にリセツトする。この第2カウ
ンタは1°信号が入力される毎にインクリメントさ
れる1°信号のカウンタであり、また、120°信号の
うち、720°毎に入力される720°信号は10°以上のパ
ルス幅を有している。したがつて、ステツプP9
からステツプP11は120°信号がONの時間内にカウ
ントされた第2カウンタのカウント値C2をチエ
ツクすることにより、該120°信号が720°信号か否
か判別し、720°信号のときには第1カウンタのカ
ウント値C1を0にセツトして、第1気筒#1に
対応する120°信号であることを表示している。そ
の結果、ノイズによる第1カウンタのカウント値
C1が変動するのを防止でき、噴射時間と噴射す
べき燃料噴射弁23〜28のグループを確実に選
定することができる。
きにはステツプP9でコントロールユニツト34
に内蔵された第2カウンタのカウント値C2を10
と比較し、C2<10のときにはそのまま本フロー
は終了する。ステツプP9でC2≧10のときには、
ステツプP10で第1カウンタのカウント値C1が0
か否か判別し、C1=0のときには本フローは終
了するが、C1≠0のときには、ステツプP11でカ
ウント値C1を0にリセツトする。この第2カウ
ンタは1°信号が入力される毎にインクリメントさ
れる1°信号のカウンタであり、また、120°信号の
うち、720°毎に入力される720°信号は10°以上のパ
ルス幅を有している。したがつて、ステツプP9
からステツプP11は120°信号がONの時間内にカウ
ントされた第2カウンタのカウント値C2をチエ
ツクすることにより、該120°信号が720°信号か否
か判別し、720°信号のときには第1カウンタのカ
ウント値C1を0にセツトして、第1気筒#1に
対応する120°信号であることを表示している。そ
の結果、ノイズによる第1カウンタのカウント値
C1が変動するのを防止でき、噴射時間と噴射す
べき燃料噴射弁23〜28のグループを確実に選
定することができる。
次に、噴射量演算手段、フユエルカツト手段、
フユエルカツト解除手段および非同期噴射制御手
段の作用を、第5図に示すフローチヤートに基づ
いて説明する。なお、このプログラム10ms毎に
実行され、第5図中P101〜P122はフローの各ステ
ツプを示している。
フユエルカツト解除手段および非同期噴射制御手
段の作用を、第5図に示すフローチヤートに基づ
いて説明する。なお、このプログラム10ms毎に
実行され、第5図中P101〜P122はフローの各ステ
ツプを示している。
まず、ステツプP101でスロツトルスイツチが
ONか否か判別し、スロツトルスイツチがOFFの
ときには、ステツプP102でフユエルフラツグが0
か否かを判別する。このフユエルフラツグは、0
で燃料供給中、1で燃料遮断中、すなわち、フユ
エルカツト中を表示する。ステツプP102でフユエ
ルフラツグが0のとき、すなわち、前回実行時燃
料供給中であつたときには、ステツプP103に進
み、フユエルフラツグを0としてステツプP104に
進んで燃料噴射量を演算する。燃料噴射量は、例
えば、エンジン回転数Nと吸入空気量に基づいて
基本噴射量を演算し、この基本噴射量に冷却水温
に基づく補正、およびスロツトル全開補正や始動
補正等の各種補正を行つて求める。この演算結果
の燃料噴射量を前記噴射時期にグループ毎に同期
噴射される。
ONか否か判別し、スロツトルスイツチがOFFの
ときには、ステツプP102でフユエルフラツグが0
か否かを判別する。このフユエルフラツグは、0
で燃料供給中、1で燃料遮断中、すなわち、フユ
エルカツト中を表示する。ステツプP102でフユエ
ルフラツグが0のとき、すなわち、前回実行時燃
料供給中であつたときには、ステツプP103に進
み、フユエルフラツグを0としてステツプP104に
進んで燃料噴射量を演算する。燃料噴射量は、例
えば、エンジン回転数Nと吸入空気量に基づいて
基本噴射量を演算し、この基本噴射量に冷却水温
に基づく補正、およびスロツトル全開補正や始動
補正等の各種補正を行つて求める。この演算結果
の燃料噴射量を前記噴射時期にグループ毎に同期
噴射される。
ステツプP102でフユエルフラツグが1のとき、
すなわち、前回プログラム実行時フユエルカツト
中で、今回スロツトルスイツチがOFFとなり、
フユエルカツト中に所定の加速操作が行われたと
きには、ステツプP105で加速時に行う非同期噴射
の燃料噴射量を運転状態に基づいて演算し、ステ
ツプP106で前記第1カウンタのカウント値C1をチ
エツクする。ステツプP106で、第1カウンタのカ
ウント値C1が3,4のうちのいずれかであると
きには、ステツプP107で噴射信号S1を非同期噴射
信号として燃料噴射弁23,24,25に出力
し、非同期噴射を行つて加速操作が行われると同
時に燃料を供給する。ステツプP106で、第1カウ
ンタのカウント値C1が0,1のうちのいずれか
であるときには、ステツプP108で噴射信号S2を非
同期噴射信号として燃料噴射弁26,27,28
に出力し、フユエルカツト中、加速操作が行われ
ると同時に非同期噴射を行つて燃料を供給する。
そして、ステツプP106で、第1カウンタのカウン
ト値C1が2,5のうちのいずれかであるときに
は、非同期噴射は行わずに、そのままステツプ
P109に進み、ステツプP109で、スロツトルフラツ
グおよびフユエルフラツグを0にセツトして本フ
ローを終了する。
すなわち、前回プログラム実行時フユエルカツト
中で、今回スロツトルスイツチがOFFとなり、
フユエルカツト中に所定の加速操作が行われたと
きには、ステツプP105で加速時に行う非同期噴射
の燃料噴射量を運転状態に基づいて演算し、ステ
ツプP106で前記第1カウンタのカウント値C1をチ
エツクする。ステツプP106で、第1カウンタのカ
ウント値C1が3,4のうちのいずれかであると
きには、ステツプP107で噴射信号S1を非同期噴射
信号として燃料噴射弁23,24,25に出力
し、非同期噴射を行つて加速操作が行われると同
時に燃料を供給する。ステツプP106で、第1カウ
ンタのカウント値C1が0,1のうちのいずれか
であるときには、ステツプP108で噴射信号S2を非
同期噴射信号として燃料噴射弁26,27,28
に出力し、フユエルカツト中、加速操作が行われ
ると同時に非同期噴射を行つて燃料を供給する。
そして、ステツプP106で、第1カウンタのカウン
ト値C1が2,5のうちのいずれかであるときに
は、非同期噴射は行わずに、そのままステツプ
P109に進み、ステツプP109で、スロツトルフラツ
グおよびフユエルフラツグを0にセツトして本フ
ローを終了する。
したがつて、フユエルカツト中に、第4図に破
線で囲んで示す領域G1で、加速操作が行われる
と、次の同期噴射時期である斜線Hまで待つこと
なく、加速操作が行われると同時に、噴射信号S1
を非同期噴射信号として出力して燃料噴射弁2
3,24,25に非同期噴射を行わせる。その結
果、出力トルクは、第4図で×印で示すg1の時点
で得ることができ、同期噴射時期である斜線Hの
時期に噴射した場合に出力トルクの得られる時点
g2に比較して、クランク角度で360°早く出力トル
クを得ることができる。また、フユエルカツト中
に、第4図に破線で囲んで示す領域G2で加速操
作が行われると、次の同期噴射時期である斜線D
まで待つことなく、加速操作が行われると同時
に、噴射信号S2を非同期噴射信号として出力して
燃料噴射弁26,27,28に非同期噴射を行わ
せる。その結果、出力トルクは、第4図に×印で
示すg2の時点で得ることができ、同期噴射時期で
ある斜線Dの時期に噴射した場合に出力トルクの
得られるg3に比較して、クランク角度で360°早く
出力トルクを得ることができる。さらに、フユエ
ルカツト中に、第4図に破線で囲んで示す領域
P1および領域P2で加速操作が行われた場合には、
非同期噴射を行わず、次の同期噴射時期である斜
線HあるいはDまで待つて同期噴射する。すなわ
ち、領域P1および領域P2で非同期噴射をした場
合には、第1気筒#1や第2気筒#2および第4
気筒#4や第5気筒#5においては、吸入行程の
終期あるいは中後期で噴射されることとなり、噴
射された燃料が十分気筒内に吸入されずに吸気管
22内に残留する。したがつて、残留した燃料は
次の同期噴射時期(斜線Dおよび斜線E)に噴射
された燃料とともに次の吸入行程で各気筒内に吸
入され、過濃混合気となる。その結果、かえつて
エンストやトルク変動が発生して加速性能が悪化
するおそれが多くなるとともに排気性能が悪化す
る。しかしながら、本実施例においては領域P1
および領域P2で加速操作が行われても非同期噴
射を行わず、次の同期噴射時期まで待つて噴射し
ているので、エンストやトルク変動の発生を防止
して加速性能を向上できるとともに排気性能を良
好なものとすることができる。このように、本考
案にあつては、フユエルカツト中に、加速操作が
行われると、運転状態に基づいて非同期噴射を行
うか否かを判別するとともに、非同期噴射を行う
場合には、運転状態に基づいて噴射気筒を選別し
て即座に非同期噴射を行わせることができるの
で、排気性能を悪化させることなく、加速操作が
行われてから出力トルクを得ることができるまで
の時間を短縮することができ、この時間内におけ
るエンジン回転数の低下を小さくすることができ
る。したがつて、加速応答性を向上させることが
でき、加速性能を向上させることができる。
線で囲んで示す領域G1で、加速操作が行われる
と、次の同期噴射時期である斜線Hまで待つこと
なく、加速操作が行われると同時に、噴射信号S1
を非同期噴射信号として出力して燃料噴射弁2
3,24,25に非同期噴射を行わせる。その結
果、出力トルクは、第4図で×印で示すg1の時点
で得ることができ、同期噴射時期である斜線Hの
時期に噴射した場合に出力トルクの得られる時点
g2に比較して、クランク角度で360°早く出力トル
クを得ることができる。また、フユエルカツト中
に、第4図に破線で囲んで示す領域G2で加速操
作が行われると、次の同期噴射時期である斜線D
まで待つことなく、加速操作が行われると同時
に、噴射信号S2を非同期噴射信号として出力して
燃料噴射弁26,27,28に非同期噴射を行わ
せる。その結果、出力トルクは、第4図に×印で
示すg2の時点で得ることができ、同期噴射時期で
ある斜線Dの時期に噴射した場合に出力トルクの
得られるg3に比較して、クランク角度で360°早く
出力トルクを得ることができる。さらに、フユエ
ルカツト中に、第4図に破線で囲んで示す領域
P1および領域P2で加速操作が行われた場合には、
非同期噴射を行わず、次の同期噴射時期である斜
線HあるいはDまで待つて同期噴射する。すなわ
ち、領域P1および領域P2で非同期噴射をした場
合には、第1気筒#1や第2気筒#2および第4
気筒#4や第5気筒#5においては、吸入行程の
終期あるいは中後期で噴射されることとなり、噴
射された燃料が十分気筒内に吸入されずに吸気管
22内に残留する。したがつて、残留した燃料は
次の同期噴射時期(斜線Dおよび斜線E)に噴射
された燃料とともに次の吸入行程で各気筒内に吸
入され、過濃混合気となる。その結果、かえつて
エンストやトルク変動が発生して加速性能が悪化
するおそれが多くなるとともに排気性能が悪化す
る。しかしながら、本実施例においては領域P1
および領域P2で加速操作が行われても非同期噴
射を行わず、次の同期噴射時期まで待つて噴射し
ているので、エンストやトルク変動の発生を防止
して加速性能を向上できるとともに排気性能を良
好なものとすることができる。このように、本考
案にあつては、フユエルカツト中に、加速操作が
行われると、運転状態に基づいて非同期噴射を行
うか否かを判別するとともに、非同期噴射を行う
場合には、運転状態に基づいて噴射気筒を選別し
て即座に非同期噴射を行わせることができるの
で、排気性能を悪化させることなく、加速操作が
行われてから出力トルクを得ることができるまで
の時間を短縮することができ、この時間内におけ
るエンジン回転数の低下を小さくすることができ
る。したがつて、加速応答性を向上させることが
でき、加速性能を向上させることができる。
例えば、本実施例の場合、加速操作が行われて
から出力トルクが得られるまで最も長時間を要す
るのは、第4図のt1あるいはt2の時点で加速操作
が行われた場合であるが、この場合、出力トルク
が得られるのはg2あるいはg3の時点である。時点
t1から時点g2、あるいは時点t2から時点g3までの
クランク角は550°であり、エンジン回転数が
1600rpmのときに加速操作が行われたとすると、
550°回転するのに、0.057secである。また、エン
ジン回転数が1200rpmのときでは、0.076secであ
る。すなわち、加速操作が行われてから出力トル
クが得られるまでに、0.057secあるいは0.076sec
である。これに対して、従来のように加速操作が
行われて後、正規の同期噴射時期まで待つてから
噴射する場合には、例えば、時点t3で加速操作さ
れ、時点Hで噴射され、時点g2で出力トルクが発
生するか、あるいは、時点t4で加速操作され、時
点Dで噴射され、時点g3で出力トルクが発生する
こととなる。この時点t3から時点g2あるいは、時
点t4から時点g3まではクランク角で790°である。
エンジン回転数が1600rpmのときに加速操作が行
われたとすると、790°回転するのに、0.082secと
なる。したがつて、本考案によれば、加速操作が
行われてから出力トルクが得られるまでの時間を
大幅に短縮することができ、加速性能を向上させ
ることができる。
から出力トルクが得られるまで最も長時間を要す
るのは、第4図のt1あるいはt2の時点で加速操作
が行われた場合であるが、この場合、出力トルク
が得られるのはg2あるいはg3の時点である。時点
t1から時点g2、あるいは時点t2から時点g3までの
クランク角は550°であり、エンジン回転数が
1600rpmのときに加速操作が行われたとすると、
550°回転するのに、0.057secである。また、エン
ジン回転数が1200rpmのときでは、0.076secであ
る。すなわち、加速操作が行われてから出力トル
クが得られるまでに、0.057secあるいは0.076sec
である。これに対して、従来のように加速操作が
行われて後、正規の同期噴射時期まで待つてから
噴射する場合には、例えば、時点t3で加速操作さ
れ、時点Hで噴射され、時点g2で出力トルクが発
生するか、あるいは、時点t4で加速操作され、時
点Dで噴射され、時点g3で出力トルクが発生する
こととなる。この時点t3から時点g2あるいは、時
点t4から時点g3まではクランク角で790°である。
エンジン回転数が1600rpmのときに加速操作が行
われたとすると、790°回転するのに、0.082secと
なる。したがつて、本考案によれば、加速操作が
行われてから出力トルクが得られるまでの時間を
大幅に短縮することができ、加速性能を向上させ
ることができる。
ステツプP101で、スロツトルスイツチがONの
ときには、ステツプP110でスロツトルフラツグが
1か否か判別し、スロツトルフラツグが0のと
き、すなわち、前回プログラム実行時にスロツト
ルスイツチOFFで今回実行時にONに切り換わつ
たときには、ステツプP111でスロツトルフラツグ
を1にセツトしてステツプP112でエンジン回転数
Nを前記第8図に示す第2フユエルカツト回転数
N2と比較する。ステツプP112でN<N2のときに
は、前記ステツプP103、P104を経由して本フロー
は終了し、N≧N2のときには、ステツプP113で
フユエルフラツグを1にセツトしてステツプP114
で燃料噴射量を0にする。すなわち、スロツトル
スイツチがOFFからONに切り換わり、かつ、エ
ンジン回転数Nが所定の第2フユエルカツト回転
数N2より高いときには、フユエルフラツグを1
にセツトして後、燃料噴射量を0にセツトして噴
射信号S1,S2の出力を停止し、エンジン21への
燃料の供給を遮断して、いわゆるフユエルカツト
を行う。
ときには、ステツプP110でスロツトルフラツグが
1か否か判別し、スロツトルフラツグが0のと
き、すなわち、前回プログラム実行時にスロツト
ルスイツチOFFで今回実行時にONに切り換わつ
たときには、ステツプP111でスロツトルフラツグ
を1にセツトしてステツプP112でエンジン回転数
Nを前記第8図に示す第2フユエルカツト回転数
N2と比較する。ステツプP112でN<N2のときに
は、前記ステツプP103、P104を経由して本フロー
は終了し、N≧N2のときには、ステツプP113で
フユエルフラツグを1にセツトしてステツプP114
で燃料噴射量を0にする。すなわち、スロツトル
スイツチがOFFからONに切り換わり、かつ、エ
ンジン回転数Nが所定の第2フユエルカツト回転
数N2より高いときには、フユエルフラツグを1
にセツトして後、燃料噴射量を0にセツトして噴
射信号S1,S2の出力を停止し、エンジン21への
燃料の供給を遮断して、いわゆるフユエルカツト
を行う。
前記ステツプP110で、スロツトルフラツグが1
のときには、ステツプP115で、フユエルフラツグ
が1か否かを判別し、フユエルフラツグが0のと
きには、ステツプP116でエンジン回転数Nを、前
記第8図に示す、所定の第1フユエルカツト回転
数N1と比較する。ステツプP116で、N≧N1のと
きには、前記ステツプP113、およびステツプP114
に進んでフユエルカツトを行い、N<N1のとき
には、前記ステツプP103およびステツプP104に進
んで燃料噴射を継続する。すなわち、スロツトル
スイツチのONの状態が継続されたままエンジン
回転数Nが第1フユエルカツト回転数N1より高
くなつたとき、例えば、アクセルペダルを離した
状態で坂を下つているとき等は、フユエルカツト
を行つて燃費の節減を図つている。
のときには、ステツプP115で、フユエルフラツグ
が1か否かを判別し、フユエルフラツグが0のと
きには、ステツプP116でエンジン回転数Nを、前
記第8図に示す、所定の第1フユエルカツト回転
数N1と比較する。ステツプP116で、N≧N1のと
きには、前記ステツプP113、およびステツプP114
に進んでフユエルカツトを行い、N<N1のとき
には、前記ステツプP103およびステツプP104に進
んで燃料噴射を継続する。すなわち、スロツトル
スイツチのONの状態が継続されたままエンジン
回転数Nが第1フユエルカツト回転数N1より高
くなつたとき、例えば、アクセルペダルを離した
状態で坂を下つているとき等は、フユエルカツト
を行つて燃費の節減を図つている。
ステツプP115において、フユエルフラツグが1
のときには、ステツプP117で、エンジン回転数N
を所定のリカバ回転数Nrと比較し、N≧Nrのと
きには、ステツプP113、およびステツプP114に進
んでフユエルカツトを続行する。ステツプP117
で、N<Nrのときには、ステツプP118で非同期
噴射時の燃料噴射量を運転状態に基づいて演算
し、ステツプP119で前記第1カウンタのカウント
値C1をチエツクする。ステツプP119で、第1カウ
ンタのカウント値C1が3あるいは4のうちのい
ずれかであるときには、ステツプP120で噴射信号
S1を非同期噴射信号として燃料噴射弁23,2
4,25に出力し、非同期噴射を行つてエンジン
回転数Nがリカバ回転数Nr以下に低下すると同
時に燃料を供給する。ステツプP119で、第1カウ
ンタのカウント値C1が0あるいは1のうちのい
ずれかであるときには、ステツプP121で噴射信号
S1を非同期噴射信号として燃料噴射弁26,2
7,28に出力し、非同期噴射を行つてエンジン
回転数Nがリカバ回転数Nr以下に低下すると同
時に燃料を供給する。ステツプP119で、第1カウ
ンタのカウント値C1が2あるいは5であるとき
には、非同期噴射を行わずに、そのままステツプ
P112に進む。そして、ステツプP122でフユエルフ
ラツグを0にセツトして本フローを終了する。し
たがつて、フユエルカツト中に、第4図に破線で
囲んで示す領域G1で、エンジン回転数Nがリカ
バ回転数Nr以下に低下すると、次の同期噴射時
期である斜線Hまで待つことなく、エンジン回転
数Nがリカバ回転数Nr以下に低下すると同時に、
噴射信号S2を非同期噴射信号として出力して燃料
噴射弁23,24,25に非同期噴射を行わせ
る。その結果、出力トルクは、第4図に×印で示
すg1の時点で得ることができ、同期噴射時期であ
る斜線Hの時期に噴射した場合に出力トルクの得
られる時点g1に比較して、クランク角度で360°早
く出力トルクを得ることができる。また、フユエ
ルカツト中に、第4図に破線で囲んで示す領域
G1でエンジン回転数Nがリカバ回転数Nr以下に
低下すると、次の同期噴射時期である斜線Dまで
待つことなく、エンジン回転数Nがリカバ回転数
Nr以下に低下すると同時に、噴射信号S2を非同
期噴射信号として出力して燃料噴射弁26,2
7,28に非同期噴射を行わせる。この結果、出
力トルクは、第4図に×印で示すg2の時点で得る
ことができ、同期噴射時期である斜線Dの時期に
噴射した場合に出力トルクの得られるg3に比較し
て、クランク角度で360°早く出力トルクを得るこ
とができる。さらに、フユエルカツト中に、第4
図に破線で囲んで示す領域P1および領域P2でエ
ンジン回転数Nがリカバ回転数Nr以下に低下し
た場合には、非同期噴射を行わず、次の同期噴射
時期である斜線Hあるいは斜線Dまで待つて同期
噴射する。すなわち、領域P1および領域P2で非
同期噴射をした場合には、第1気筒#1や第2気
筒#2および第4気筒#4や第5気筒#5におい
ては、吸入行程の終期あるいは中後期で噴射され
ることとなり、噴射された燃料が十分気筒内に吸
入されずに吸気管22内に残留する。したがつ
て、残留した燃料は次の同期噴射時期(斜線Dお
よび斜線E)に噴射された燃料とともに次の吸入
行程で各気筒内に吸入され、過濃混合気となる。
その結果、かえつてエンストやトルク変動が発生
するおそれが多くなるとともに排気性能が悪化す
る。しかしながら、本実施例においては、領域
P1および領域P2でエンジン回転数Nがリカバ回
転数Nr以下に低下しても非同期噴射を行わず、
次の同期噴射時期まで待つて噴射しているので、
エンストやトルク変動の発生を防止できるととも
に排気性能を良好なものとすることができる。こ
のように本考案にあつては、フユエルカツト中
に、エンジン回転数Nがリカバ回転数Nrより低
くなると、運転状態に基づいて非同期噴射を行う
か否かを判別するとともに、非同期噴射を行う場
合には、運転状態に基づいて噴射気筒を選別して
即座に非同期噴射を行わせることができるので、
排気性能を悪化させることなく、エンジン回転数
Nがリカバ回転数Nr以下に低下してから出力ト
ルクを得ることができるまでの時間を短縮するこ
とができ、この時間内におけるエンジン回転数の
低下を小さくすることができる。したがつて、エ
ンストや大きなトルク変動の発生をまた、リカバ
回転数より一層低く設定することができ、燃費を
より一層節減することができる。
のときには、ステツプP117で、エンジン回転数N
を所定のリカバ回転数Nrと比較し、N≧Nrのと
きには、ステツプP113、およびステツプP114に進
んでフユエルカツトを続行する。ステツプP117
で、N<Nrのときには、ステツプP118で非同期
噴射時の燃料噴射量を運転状態に基づいて演算
し、ステツプP119で前記第1カウンタのカウント
値C1をチエツクする。ステツプP119で、第1カウ
ンタのカウント値C1が3あるいは4のうちのい
ずれかであるときには、ステツプP120で噴射信号
S1を非同期噴射信号として燃料噴射弁23,2
4,25に出力し、非同期噴射を行つてエンジン
回転数Nがリカバ回転数Nr以下に低下すると同
時に燃料を供給する。ステツプP119で、第1カウ
ンタのカウント値C1が0あるいは1のうちのい
ずれかであるときには、ステツプP121で噴射信号
S1を非同期噴射信号として燃料噴射弁26,2
7,28に出力し、非同期噴射を行つてエンジン
回転数Nがリカバ回転数Nr以下に低下すると同
時に燃料を供給する。ステツプP119で、第1カウ
ンタのカウント値C1が2あるいは5であるとき
には、非同期噴射を行わずに、そのままステツプ
P112に進む。そして、ステツプP122でフユエルフ
ラツグを0にセツトして本フローを終了する。し
たがつて、フユエルカツト中に、第4図に破線で
囲んで示す領域G1で、エンジン回転数Nがリカ
バ回転数Nr以下に低下すると、次の同期噴射時
期である斜線Hまで待つことなく、エンジン回転
数Nがリカバ回転数Nr以下に低下すると同時に、
噴射信号S2を非同期噴射信号として出力して燃料
噴射弁23,24,25に非同期噴射を行わせ
る。その結果、出力トルクは、第4図に×印で示
すg1の時点で得ることができ、同期噴射時期であ
る斜線Hの時期に噴射した場合に出力トルクの得
られる時点g1に比較して、クランク角度で360°早
く出力トルクを得ることができる。また、フユエ
ルカツト中に、第4図に破線で囲んで示す領域
G1でエンジン回転数Nがリカバ回転数Nr以下に
低下すると、次の同期噴射時期である斜線Dまで
待つことなく、エンジン回転数Nがリカバ回転数
Nr以下に低下すると同時に、噴射信号S2を非同
期噴射信号として出力して燃料噴射弁26,2
7,28に非同期噴射を行わせる。この結果、出
力トルクは、第4図に×印で示すg2の時点で得る
ことができ、同期噴射時期である斜線Dの時期に
噴射した場合に出力トルクの得られるg3に比較し
て、クランク角度で360°早く出力トルクを得るこ
とができる。さらに、フユエルカツト中に、第4
図に破線で囲んで示す領域P1および領域P2でエ
ンジン回転数Nがリカバ回転数Nr以下に低下し
た場合には、非同期噴射を行わず、次の同期噴射
時期である斜線Hあるいは斜線Dまで待つて同期
噴射する。すなわち、領域P1および領域P2で非
同期噴射をした場合には、第1気筒#1や第2気
筒#2および第4気筒#4や第5気筒#5におい
ては、吸入行程の終期あるいは中後期で噴射され
ることとなり、噴射された燃料が十分気筒内に吸
入されずに吸気管22内に残留する。したがつ
て、残留した燃料は次の同期噴射時期(斜線Dお
よび斜線E)に噴射された燃料とともに次の吸入
行程で各気筒内に吸入され、過濃混合気となる。
その結果、かえつてエンストやトルク変動が発生
するおそれが多くなるとともに排気性能が悪化す
る。しかしながら、本実施例においては、領域
P1および領域P2でエンジン回転数Nがリカバ回
転数Nr以下に低下しても非同期噴射を行わず、
次の同期噴射時期まで待つて噴射しているので、
エンストやトルク変動の発生を防止できるととも
に排気性能を良好なものとすることができる。こ
のように本考案にあつては、フユエルカツト中
に、エンジン回転数Nがリカバ回転数Nrより低
くなると、運転状態に基づいて非同期噴射を行う
か否かを判別するとともに、非同期噴射を行う場
合には、運転状態に基づいて噴射気筒を選別して
即座に非同期噴射を行わせることができるので、
排気性能を悪化させることなく、エンジン回転数
Nがリカバ回転数Nr以下に低下してから出力ト
ルクを得ることができるまでの時間を短縮するこ
とができ、この時間内におけるエンジン回転数の
低下を小さくすることができる。したがつて、エ
ンストや大きなトルク変動の発生をまた、リカバ
回転数より一層低く設定することができ、燃費を
より一層節減することができる。
例えば、本実施例の場合、エンジン回転数Nが
リカバ回転数Nr以下に低下してから出力トルク
が得られるまで最も長時間を要するのは、第4図
のt1あるいはt2の時点でエンジン回転数Nがリカ
バ回転数Nr以下に低下した場合であるが、この
場合、エンジン回転数Nが642rpmのときに出力
トルクを発生するようにするには、すなわち、g2
あるいはg3におけるエンジン回転数Nを642rpm
とするためには、リカバ回転数Nrは981rpmであ
ればよい。すなわち、フユエルカツト後のエンジ
ン急減速時のエンジン回転の減速度は、一般に、
3000rpm/sec(=100πradian/sec)であり、こ
の減速度においてエンジン回転数Nが642rpmで
あると、21.4πradian/secとなる。また、減速度
3000rpm/sec(=100πradian/sec)のとき、リ
カバ回転数Nr(=ωoradian/sec)と出力トルク
が発生する時点(g2またはg3)でのエンジン回転
数Np(=ωpradian/sec)の関係は次式で与えら
れる。
リカバ回転数Nr以下に低下してから出力トルク
が得られるまで最も長時間を要するのは、第4図
のt1あるいはt2の時点でエンジン回転数Nがリカ
バ回転数Nr以下に低下した場合であるが、この
場合、エンジン回転数Nが642rpmのときに出力
トルクを発生するようにするには、すなわち、g2
あるいはg3におけるエンジン回転数Nを642rpm
とするためには、リカバ回転数Nrは981rpmであ
ればよい。すなわち、フユエルカツト後のエンジ
ン急減速時のエンジン回転の減速度は、一般に、
3000rpm/sec(=100πradian/sec)であり、こ
の減速度においてエンジン回転数Nが642rpmで
あると、21.4πradian/secとなる。また、減速度
3000rpm/sec(=100πradian/sec)のとき、リ
カバ回転数Nr(=ωoradian/sec)と出力トルク
が発生する時点(g2またはg3)でのエンジン回転
数Np(=ωpradian/sec)の関係は次式で与えら
れる。
ωp=21.4π=ωo−100πt ……(1)
そして、時点t1から時点g2あるいは時点t2から
時点g3までのクランク角は550度(≒
3.06πradian)であるので、次式が得られる。
時点g3までのクランク角は550度(≒
3.06πradian)であるので、次式が得られる。
∫ωpdt=ωot−1/2・100πt2=3.06π ……(2)
これを解くと、
t=0.113sec
ωo=32.7πradian/sec=981rpm
となる。したがつて、トルク発生時のエンジン回
転数Npを642rpmとするためには、リカバ回転数
Nrを981rpmに設定すればよい。
転数Npを642rpmとするためには、リカバ回転数
Nrを981rpmに設定すればよい。
これに対して、従来のようなエンジン回転数N
がリカバ回転数Nr以下に低下して後、正規の同
期噴射時期まで待つてから噴射する場合には、例
えば、時点t3でリカバ回転数Nr以下となり時点
Hで噴射され、時点g2で出力トルクが発生する
か、あるいは、時点t4でリカバ回転数Nr以下と
なり、時点Dで噴射され、時点g3で出力トルクが
発生することとなる。この時点t3から時点g2、お
よび時点t4から時点g3まではクランク角で790°(≒
4.39πradian)となる。したがつて、時点g2ある
いは時点g3でのエンジン回転数Nrが642rpmであ
るためには、次式より、 ωp=21.4π=ωo−100πt ……(3) ∫ωpdt=ωot−1/2・100πt2=4.39π ……(4) t=0.131sec ωo=34.5radian/sec=1035rpm である必要がある。その結果、従来においては、
トルク発生時のエンジン回転数Npを642rpmとす
るためには、リカバ回転数Nrを本考案による場
合(981rpm)より高く(1035rp)設定する必要
がある。したがつて、本考案によれば、リカバ回
転数Nrをより一層低く設定することができ、燃
費をより一層節減することができる。
がリカバ回転数Nr以下に低下して後、正規の同
期噴射時期まで待つてから噴射する場合には、例
えば、時点t3でリカバ回転数Nr以下となり時点
Hで噴射され、時点g2で出力トルクが発生する
か、あるいは、時点t4でリカバ回転数Nr以下と
なり、時点Dで噴射され、時点g3で出力トルクが
発生することとなる。この時点t3から時点g2、お
よび時点t4から時点g3まではクランク角で790°(≒
4.39πradian)となる。したがつて、時点g2ある
いは時点g3でのエンジン回転数Nrが642rpmであ
るためには、次式より、 ωp=21.4π=ωo−100πt ……(3) ∫ωpdt=ωot−1/2・100πt2=4.39π ……(4) t=0.131sec ωo=34.5radian/sec=1035rpm である必要がある。その結果、従来においては、
トルク発生時のエンジン回転数Npを642rpmとす
るためには、リカバ回転数Nrを本考案による場
合(981rpm)より高く(1035rp)設定する必要
がある。したがつて、本考案によれば、リカバ回
転数Nrをより一層低く設定することができ、燃
費をより一層節減することができる。
なお、上記実施例においては、6気筒エンジン
に適用した場合について述べたが、これに限るも
のではない。また、燃料噴射弁を2つのグループ
に分割した場合について述べたが、これに限るも
のではなく、3つのグループでも4つのグループ
であつてもよい。さらに、同期噴射を行うクラン
クタイミングも上記実施例の時期に限るものでは
ない。
に適用した場合について述べたが、これに限るも
のではない。また、燃料噴射弁を2つのグループ
に分割した場合について述べたが、これに限るも
のではなく、3つのグループでも4つのグループ
であつてもよい。さらに、同期噴射を行うクラン
クタイミングも上記実施例の時期に限るものでは
ない。
(考案の効果)
本考案によれば、フユエルカツト中、加速操作
が行われると、運転状態に基づいて非同期噴射を
行うか否か判別するとともに、非同期噴射を行う
場合には、非同期噴射を行う気筒のグループを選
別し、即刻、非同期噴射を行うことにより、不必
要な非同期噴射による過濃空燃比の発生を防止す
るとともに、加速操作が行われてから出力トルク
が得られるまでの時間を短縮することができるの
で、排気性能を悪化させることなく加速性能を向
上させることができるとともに、エンストや大幅
なトルク変動の発生を防止して運転性能を向上さ
せることができる。
が行われると、運転状態に基づいて非同期噴射を
行うか否か判別するとともに、非同期噴射を行う
場合には、非同期噴射を行う気筒のグループを選
別し、即刻、非同期噴射を行うことにより、不必
要な非同期噴射による過濃空燃比の発生を防止す
るとともに、加速操作が行われてから出力トルク
が得られるまでの時間を短縮することができるの
で、排気性能を悪化させることなく加速性能を向
上させることができるとともに、エンストや大幅
なトルク変動の発生を防止して運転性能を向上さ
せることができる。
また、上記実施例によれば、フユエルカツト
中、エンジン回転数がリカバ回転数以下に低下し
てから出力トルクが発生するまでの時間を短縮す
ることができるので、エンストの発生やトルクの
大幅変動を防止でき、運転性能を向上させること
ができる。また、リカバ回転数をより一層低く設
定することができ、燃費をより一層節減すること
ができる。
中、エンジン回転数がリカバ回転数以下に低下し
てから出力トルクが発生するまでの時間を短縮す
ることができるので、エンストの発生やトルクの
大幅変動を防止でき、運転性能を向上させること
ができる。また、リカバ回転数をより一層低く設
定することができ、燃費をより一層節減すること
ができる。
第1図は本考案の全体構成図である。第2図〜
第5図は本考案の一実施例を示す図であり、第2
図はその概略構成図、第3図はその同期噴射の割
込プログラムを示すフローチヤート、第4図はそ
の噴射タイミングを示す図、第5図はメインプロ
グラムを示すフローチヤートである。第6図〜第
8図は従来例を示す図であり、第6図はその概略
構成図、第7図はその噴射タイミングを示す図、
第8図はそのフユエルカツト回転数およびリカバ
回転数と冷却水温度との関係を示す図である。 23,24,25,26,27,28……燃料
噴射弁、33……運転状態検出手段、34……コ
ントロールユニツト(噴射量演算手段、フユエル
カツト手段、フユエルカツト解除手段、非同期噴
射制御手段)。
第5図は本考案の一実施例を示す図であり、第2
図はその概略構成図、第3図はその同期噴射の割
込プログラムを示すフローチヤート、第4図はそ
の噴射タイミングを示す図、第5図はメインプロ
グラムを示すフローチヤートである。第6図〜第
8図は従来例を示す図であり、第6図はその概略
構成図、第7図はその噴射タイミングを示す図、
第8図はそのフユエルカツト回転数およびリカバ
回転数と冷却水温度との関係を示す図である。 23,24,25,26,27,28……燃料
噴射弁、33……運転状態検出手段、34……コ
ントロールユニツト(噴射量演算手段、フユエル
カツト手段、フユエルカツト解除手段、非同期噴
射制御手段)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 a 多気筒エンジンの各気筒ごとに燃料を供給す
る燃料噴射弁と、 b 運転状態を検出する運転状態検出手段と、 c 運転状態に基づいて燃料の噴射量を演算する
噴射量演算手段と、 d 燃料噴射弁を気筒グループごとに分割し、任
意気筒グループのなかで最初に吸気行程に入る
先行気筒の当該吸気行程開始直前で、当該気筒
グループに同期燃料噴射信号を出力する噴射信
号出力手段と、 e 所定の減速運転状態で前記同期燃料噴射信号
の出力を停止し、エンジンへの燃料の供給を遮
断するフユエルカツト手段と、 f 前記先行気筒の吸気行程開始直前から当該吸
気行程終了直前までの期間を気筒グループごと
に予め定め、フユエルカツト中で加速動作が行
われたタイミングが前記期間内の場合には、そ
の加速操作タイミングを含む期間の属する気筒
グループに非同期燃料噴射信号を出力する一
方、前記加速操作タイミングが前記期間外の場
合には、いずれの気筒グループにも非同期燃料
噴射信号を出力しない非同期噴射制御手段と、 を備えたことを特徴とする燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984179201U JPH048282Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984179201U JPH048282Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6194257U JPS6194257U (ja) | 1986-06-18 |
| JPH048282Y2 true JPH048282Y2 (ja) | 1992-03-03 |
Family
ID=30736763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984179201U Expired JPH048282Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH048282Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2808658B2 (ja) * | 1989-04-28 | 1998-10-08 | スズキ株式会社 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59108868A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-23 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の電子制御燃料噴射方法 |
| JPS59138739A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-09 | Toyota Motor Corp | 多気筒内燃機関の燃料噴射制御方法 |
| JPS59203833A (ja) * | 1983-05-04 | 1984-11-19 | Toyota Motor Corp | 自動車用多気筒内燃機関の燃料噴射制御方法 |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP1984179201U patent/JPH048282Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6194257U (ja) | 1986-06-18 |
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