JPH0489496A - 新規物質l53―18bおよびその製造法 - Google Patents

新規物質l53―18bおよびその製造法

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JPH0489496A
JPH0489496A JP20139290A JP20139290A JPH0489496A JP H0489496 A JPH0489496 A JP H0489496A JP 20139290 A JP20139290 A JP 20139290A JP 20139290 A JP20139290 A JP 20139290A JP H0489496 A JPH0489496 A JP H0489496A
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JP
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reaction
substance
chloroform
saccharopolyspora
culture
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JP20139290A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yaginuma
柳沼 慧
Sakae Murojiyou
室状 栄
Atsuki Morishita
森下 篤機
Naoki Muto
武藤 直紀
Kenya Ishizawa
石澤 謙哉
Mitsuo Hayashi
林 満男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Jozo KK
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyo Jozo KK
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (Saccharopolyspora  sp、) 
L 53−18によって産生される新規な物質L53−
18B及びその製造法に関するものである。
従来の 術、発明が解決しようとする課題細菌によって
惹起される疾病は、抗生物質の投与による治療法の発達
によってかなり克服されている。しかし、従来−の抗生
物質を長期間あるいは大量に投与することによる起因菌
の変化は、現在の感染症治療医薬分野で大きな問題とさ
れている。
このような問題を克服するために、当分野では常に新規
骨格を有し、新しい生物活性を示す抗生物質、あるいは
これを合成するための中間原料が求められている。
本発明者らは、先に、このような要請を満たすべく、鋭
意研究を重ね、土壌中から分離された多数の微生物につ
いて、それらが産生ずる抗生物質を単離して、これを探
索した処、有用な新規な物質を発見し、これを「抗生物
質L53−18AJと命名した(特願平1−9647号
、米国特許出願番号07/457255)。
なお、この新規な物質と同様な物質の化学的合成法につ
いては”Twenty−Ninth Intersci
enceConference on Antimic
robial Agent andChemother
apy (1989年9月17−20日)パにおいてエ
リスロマイシンAを出発原料として多工程にて合成する
方法が発表されている。
本発明者らは、このL53−18A物質についての研究
をさらに続行している間で、このL5318A物質とは
異る新規物質が、微生物学的方法によって得られること
を見い出し、本新規物質をL53−18Cと命名し、こ
のL53−18C物質は単工程にてL53−18A物質
を合成し得る有用な中間体であることを見い出し、これ
らの新知見に基いて才発明を完成しすでに特許出願した
(特願平2−11752)。
しかして、前記の抗生物質L53−18Aは下記の構造
式で示される物質である。
本発明者らは、どれらの物質について、鋭意研究を続行
した結果、L53−18AおよびL53−18Cと異る
新規物質が微生物学的方法によって得られることを見出
し、この新規物質L53−18Bと命名した。
問題点を解決するための手 ミ作用 本発明は新規物質L53−18Bまたはその医す・ンカ
ロポリスポラ・エスピー(Saccharopolys
pora肚、)L53−18株(FERM  BP−2
231)を培地に培養し、培養物中に該物質(以下L5
3−18Bと記す)を生成蓄積せしめ、採取することを
特徴とする新規物質L53−18Bまたはその医薬的に
許容される塩の製造方法に関するものである。
本発明抗生物質L53−18Bは下記の物理化学的性質
を有する。
(1)色・性状:白色粉末 (2)推定分子式: Cs6Hth+NO+□(3)元
素分析値(%): 実測値   計算値 C61,6B  、  61.78 H8,578,78 N   2.04    2.00 (4)分子量(FAB−MS法)  ニア00 (M+
H)”(5)酸・塩基性の区別 :塩基性 (6)比旋光度:(cx)22・−一29・  、10
゜(C= 0.7%、クロロホルム) (7)紫外線吸収スペクトル:第1図参照メタノール溶
液において極大吸収は、 λ、、、 =276±2nm (E′″=140±20
)(8)赤外線吸収スペクトル:第2図参照臭化カリウ
ム錠中の主な波数(cm −’ )は次のとおりである
3450、2980.2940.1740.1690.
1620.1460.1380.1170.1115.
1090.1075.1050(9)核磁気共鳴(’H
−N?lR)スペクトル:第3図参照(重クロロホルム
中、300 MHz)GO)  核磁気共鳴(I3C−
NMR)スペクトル二重クロロホルム中、1/’OOM
)lzでのシグナル(δppm)は、下記に認められる
204.78 (s)    77.99 (d)  
42.50 (d)  21.04 軸)192.53
 (s)    76.44 (d)  41.61 
(t)  20.77 (q)175.61 (s) 
   74.77 (s)  40.64 (t)  
20.55 (q)108.67 (s)    70
.48 (d)  40.38 (q)  18.08
 (q)106.01 (d)    70.10 (
d)  31.92 (d)  14.07 (q)9
8.33  (d) 87.22(S)または(d) 87.13 (d)または(s) 80.74−(d) 69.54  (s)  28゜81 66.36  (d)  26.49 65.17  (d)  25.68 46.30  (d)  21.30 (t)  10.87  (q) (q)  10.61  (q) (q)   5.92  (q) (s:シングレット、d:ダブレット、tニトリプレッ
ト、q:クワルテット)00  溶解性:メタノール、
エタノール、アセトン、酢酸エチル、クロロホルム、ベ
ンゼン、酸性水に可溶。
02)呈色反応: 陽性 過マンガン酸カリウム反応、ヨード反応、濃硫酸
反応、モーリッシュ反応、ドラーゲンドルフ反応; 陰性 ニンヒドリン反応、坂口反応、塩化第2鉄反応 ■薄膜クロマトグラフィー(TLC)ニスポットフィル
ム、シリカゲルf(東京化成工業株式会社製)。
溶媒系             Rf値り四ロホルム
ーメタノールー 濃アンモニア水(10: 0.5 : 0.05)  
0.18酢酸エチル−メタノール 濃アンモニア水(10: 0.5 : 0.1)   
0.12ベンゼン−アセトン− 濃アンモニア水(5: 5 : 0.1)    0.
14(14)  高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)  :担体:日立ゲル#3056(日立製作断裂)
移動相ニアセトニトリル−メタノール−1/15M酢酸
アンモニウム (50: 25 : 35) 流速: 0.8 td / win 検出:275nwl To= 5.03 (min) 05)構造式 %式%() 各種微生物に対する抗菌スペクトルは第1表に示すとお
りである。
07)急性毒性 300■/kg(ip)マウス生存(1群3匹)C:+
JbJO+□の分子式を有するマクロライド系抗生物質
は今までに報告されていない。また分子量699を示す
物質として、MA−1443、(アンスラサイクリン系
物質)(J、八ntibiotics30 :683−
687.1977年)およびAntrimycinB(
J、 Antibiotics 35 : 378 3
80.1982年)が知られているが、何れの化合物も
276nm近辺には、紫外部極大吸収がなく、本化合物
L53−18Bとはこれらの構造を明らかに区別できる
さらに、本発明の化合物L53−18Bも、配糖体であ
り、前記のL53−18AおよびL53−180とは同
一のアグリコンを有してはいるが、これに結合している
糖が異る点で、両者とは相違する。すなわち、アグリコ
ンに結合する糖は本発明のL53−18BではD−デソ
サミン(Ddesosamine)およびL−マイカロ
ース(L−mycarose)であるのに対し、L53
−18AではD−デソサミンおよびL−クラデイノース
(L−cladinose。
3−0−Methylmycarose)である。また
、L5318Cは本発明化合物におけるD−デソサミン
の−N(CH3)Zを−NHCH:lに、またL−マイ
カロースの第3位のヒドロキシル基をメトキシ基に変え
たものである。
以上により、本発明の化合物L 53−18 Bは新規
な化合物であると判断した。
本L53−18B産生に使用するに好適な微生物は放線
菌L53−18株は鹿児島県大島郡瀬戸内町(奄美大島
)の畑土壌より分離されたもので、菌株同定の結果、サ
ツカロポリスポラ (Saccharopolys ora )属に属する
ものと同定した。その形態的性状、各培地における生育
状態、及び生理的性質を以−下に示す。
■、形態的性状 スターチ無機塩寒天培地(ISP4)  (Inter
J、System、 Bacteriol、  16 
: 313−340(1966))上で、30°C11
0−14日間培養し観察した所見を示す。グリセリンア
スパラギン寒天、チロシン寒天、オートミール寒天又は
イースト麦芽エキス寒天の各培地上でも、はぼ同様の形
態が観察された。
基生菌糸は曲線状又は直線状で分岐を伴って伸長し、菌
糸の部分により、あるいは培養後期に分断を生じ、直径
0.4〜0.6μmであり、胞子は着生しない。
基生菌糸より生じた気菌糸は曲線状又は直線状で単純分
岐をなし、直径0.5〜0.7μmであり、のとがある
、気菌糸は分節してビーズ様に多数連鎖(通常10個以
上)した胞子、を形成し、しばしば胞子と胞子との間に
空の部分が認められる。
胞子は卵形又は短円筒形で、大きさは(0,5〜0.7
)X(0,7〜1.3)μmであり、透過型電子顕微鏡
で観察すると、表面に長い刺状突起の多数生えた殻によ
り覆われている。
基生菌糸又は気菌糸に胞子のう、菌核又は鞭毛胞子を形
成しない。
■、染色性 ダラム染色は陽性で、抗酸性染色は陰性。
■、菌体成分 1)ジアミノピメリン酸及び糖 5taneck等の方法(Appl、 Microbi
ol、 28 :226−231 (1974))に従
って分析した。ジアミノピメリン酸はメソ−型が検出さ
れ、LL−型は検出されなかった。糖の分析においては
アラビノース及びガラクトースが検出され、キシロース
は検出されなかったことより、環パターン(Inter
、 J、 System。
Bacteriol、20 : 435−443 (1
970) )はAタイプに属する。
2)リン脂質 Minnikin等の一方法(Inter、  J、 
 System。
Bacteriol、27 : 104−117 (1
977) )に従って分析した。ホスファチジルコリン
が検出されたことより、リン脂質タイプ (Biochem、System、Ecol  5 :
 249 260(1977))はpm型に属する。
3)ミコール酸 Mordarska等の方法(J、 Gen、 Mic
robiol。
1土:17−86 (1972))による脂質の分析に
おいて、LCN−Aは検出されず、又、Minniki
n等の方法〔J、 Gen、 Microbiol。
88:200−204 (1975))による分析にお
いて、ノカルドミコール酸又はミコール酸は検出されな
かった。
4)メナキノン Co11ins等の方法(J、 Appl、 Bact
eriol。
48:277−282 (1980))により分析した
。メナキノン(MK)はMK−9(H4)及びMK−1
0(H,)が主成分として検出された。
■、培養性状 各種培地上で、30°Cl2O日間培養し観察した所見
を第2表に示す。ただし、色の表示はカラーハーモニー
マニュアル(Color harmony manua
l)第4版1958年(Container Corp
oration ofAmerica)に従った。
■、生理的性状 1) 生育温度範囲:24〜45″C1至適28〜35
°C 2) ゼラチンの液化:陽性 3) スターチの加水分解:陽性 メラニン様色素の生成 チロシン寒天培地上:陰性 ペプトン・イーストエキス・鉄寒天培地上:陰性 酸素の要求性:好気性 硫化水素の生成:陽性 リゾチームに対する耐性度:感受性 (Inter、 J、 System、 Bacter
iol、 27 :塩化ナトリウムに対する耐性度:0
−10%で生育し、11%以上では生育しない。
〔基礎培地としてISP培地2を用いた〕抗生物質に対
する耐性度:第3表参照 (Gray等編、Ecology of 5oil b
acteria。
p293−321、Liverpool  Unive
rsityPress、 1967、J、 Gen、 
Microbiol、 69 :33−38 (197
1)及びJ、 Gen。
Microbiol、88ニア5  85  (197
5)に従った〕 炭素源の利用性: 糖類(基礎培地としてISP培地9を 用いた) a) (J、^ntibiot、 32 : 180 186
(1979)に従った〕 各種物質の分解能: b)有機酸(J、 Bacteriol。
(1957)に従った〕 73: 第6表 前記の様に、L53−18株の特徴は、■ 形態におい
て、分断性のある基体菌糸より多数の胞子連鎖を形成す
る気菌糸を生じ、鞭毛胞子や胞子のうを形成せず、 ■ 菌体成分において、ジアミノピメリン酸はメソ−型
、垢パターンはA型、リン脂質はP■型、ノカルドミコ
ール酸又はミコール酸を含有せず、メナキノン(MK)
はMK−9(H4)及びMK−10(I(4)が主成分
である。
なお、糖パターンおよびリン脂質は、それぞれLech
eva l ie等(Inter、 J、 Syste
m、 Bacteriol、。
20 : 435−443 (1970)″)の分類お
よびLecheva 1 ie等(Biochem、 
5yst−Ecol、、 5 :249−260 (1
977)〕の分類に準拠した。
これらの特徴より、L53−18株はサツカロポリスポ
ラ属(Saccharopolyspora  Lan
cy andGoodfellow)  (J、 Ge
n、 Microbiol、 8 B、7585 (1
975))に属するものと判断し、サッカロポリスポラ
・エスピー(Saccharo ol s ora肚、
)L 53−18と命名した。尚本菌株は微工研に微工
研条寄第2231号(FERM  BP2231)とし
て寄託されている。
本物質L53−18Bは下記の如くして得られる。即ち
、一般抗生−物質の製造法に準じて、サツカロポリスポ
ラ属に属し、物質L53−18Bを生産する能力を有す
る微生物で、採取しうる量で本物質L53−18Bを生
産し得る能力を有する変異株または変種を、通常の微生
物の培養に使用する培地成分を含む培地中で好気的に培
養すればよく、培養の形式は通常液体培養でよく、工業
的には深部通気撹拌培養を行うのが有利であり、その培
養物中に上記物質を生成蓄積せしめ、培養液より該物質
を採取する。液体培養の場合には、静置培養、撹拌培養
、振盪培養および通気培養のいずれにすることができる
が、就中、通気撹拌培養が好ましい。
また、固体培養することを妨げない。
培地の栄養源としては微生物の培養に通常用いられるも
のが広く使用され、例えば炭素源としてはグルコース、
デキストリン、シュークロース、澱粉、グリセリン、フ
ラクトース、マルトース、廃糖蜜、油脂類、有機酸類な
どを使用できる。油脂類の代表例として大豆油およびオ
リーブ油などが挙げられる。また−1有機酸類の代表例
としてはクエン酸、コハク酸、プロピオン酸および酢酸
などが挙げられる。窒素源としては大豆粉、綿実粉、コ
ーンステイープリカー、グルテンミール、陶工塩化ナト
リウム、塩化カリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグネシ
ウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム
、硫酸(第一)鉄、硫酸銅、硫酸亜鉛、塩化コバルトな
どの塩類、重金属類、ビタミンB1およびビオチンなど
のビタミン類、その他、シリコンオイルやポリアルキレ
ングリコールエーテルなどの消泡剤、界面活性剤、アミ
ノ酸類などを必要に応じて使用しても良い。
培養条件は、本菌が発育して上記物質を生産しる う鐙範囲内で適宜選択し得るが、例えば培養温度は24
°C乃至45°C程度、好ましくは28°C乃至35°
C程度であり、pHは通常は5乃至9.5程度、7付近
が好ましく、培養日数は2日乃至10日程度で、通常4
日乃至7日である。
本発明の物質L53−18Bを培養物から分離、採取す
る一態様は、本物質が塩基性、脂溶性で、場ゝう 主として濾液中に含まれるので、先ず培養液壱濾過又は
遠心分離などの通常の固液分離手段によって菌体を除去
し、得られた濾液を非水溶性溶媒でアルカリ性下で抽出
物が得られる。なお、濾過による菌体分離の際には、た
とえばケイソウ土のような濾過助剤を使用することがで
き、かつ、好ましい。この抽出に用いる非水溶性溶媒と
しては、酢酸エチル、酢酸ブチル、ブタノール、クロロ
ホルムなどを使用する。
この抽出物を酸性下で水および水性緩衝液などの水性液
に転溶させ、次いでアルカリ性下で前記のような非水溶
性溶媒にて再転溶し、得られた溶媒層を回収し、これを
濃縮して粗物質が得られる。
また前記のようにして得られた培養液中の物質L53−
18Bを合成吸着剤、例えばダイヤイオンHP−20(
商品名 三菱化成■)等の樹脂に吸着させた後、含水ア
ルコール、含水アセトン等で溶出し、濃縮することによ
って粗物質が得られる。
更に精製する場合−には、シリカゲル、活性アルミナ、
ダイヤイオンHP−20(商品名 三菱化成株)および
アンバーライトXADIIおよび同LH−20(廓=#
#商品名 ロームアンドハース社)等を用いるカラムク
ロマトグラフィーが好適である。溶出溶媒としては、ク
ロロホルム、酢酸エチル、ベンゼン、メタノール、アセ
トン、アンモニア水および水等を単独あるいは適宜組み
合わせて使用する。
さらに精製する場合には、分取用高速液体クロマトグラ
フィ(HPLC)が好適に使用される。
このときに担体としては、たとえば、TSKゲル(商品
名 東ソー■)およびYMCゲル(商品名山村化学研究
所)などの逆相系樹脂などが使用される。また、移動相
としては、緩衝液と、たとえばメタノールおよびアセト
ニトリルなどの水?容性有機溶媒との混合物などが使用
される。
本物質L53−18B物質の検定法は、本物質が抗菌活
性を有するため、一般の抗生物質に用いられるごとく適
当な検定菌、例えばサルシナ・ルティアを用いるバイオ
アッセイによって抗菌活性を測定し、その定量を実施す
ることができる。必要により、常法に従って医薬的に許
容し得る無毒性の塩、例えば塩酸、硫酸等の無機酸、酢
酸、リンゴ酸、グルコン酸、クエン酸、グルタミン酸、
アスパラギン酸等の有機酸との塩とすることができる。
本発明の新規物質L53−18Bおよびその薬理的に許
容し得る塩は、それぞれグラム陽性細菌に強い抗菌活性
を示すので、一般の抗生物質と同様に常法によって製剤
して、たとえば人、家畜、家禽、魚類等に経口的または
非経口的に投与することにより、これらの細菌感染症の
治療用薬剤として使用することができる。
さらに本発明の新規物質L53−18Bは医薬として使
用される可能性があるほかに、本発明者がさきに発見し
た抗生物質L53−18Aの中間原料として使用するこ
ともできる。
z旌炎 以下の実施例で本発明をさらに具体的に説明するが、本
発明はこれらによって回答限定されるものではない。
実施例において、%は特に記さない限り重量%である。
実施例1゜ 種培地として、グルコース1.0%、デキストリン1.
0%、カゼイン氷解物0.5%、イーストエキス0.5
%、炭酸カルシウム0.1%を含む培地(殺菌前pH6
,5)を用いた。また、生産培地としてグルコース3.
0%、コーンステイープリカー1.0%、乾燥酵母0.
6%、塩化コバルト(CoCl 2  ・6HzO)0
、0 O1%および消泡剤FS−アンチフオーム028
0.04%を含む培地(殺菌前pH7,0)を用いた。
オートミール寒天スラント上で充分生育したサッカロポ
リスポラ・エスピーL53−18株(FERM  BP
−2231)を、前記殺菌済の種培地100−を分注し
た500d容三角フラスコ2本にそれぞれ1白金耳接種
し、28°Cで3日間振盪し第一「種培養液」とした。
ついで2Ofの殺−菌済種培地を含む30!容のジャー
ファーメンタ−1基に、前記の第一「種培養液J200
1nlを接種し、28°Cで2日間通気撹拌培養(通気
量201!、/分、回転数20Orpm)し、これを第
二「種培養液」とした。
ついで、この第二「種培養液」51.を200!の殺菌
済生産培地を含む2501容培養タンク1培養終了後、
ケイソウ土を用いて濾過し、培養濾液1801を得た。
実施例2゜ 実施例1で得られた濾液1801を水酸化ナトリウム溶
液でpH9,0に調整し、90fの酢酸エチルで目的物
を抽出した。この抽出液にpH4,0の0.1Mリン酸
緩衝液45!を加え、目的物を水層に転溶した。ついで
この水溶液にクロロホルム24!を加え、濃アンモニア
水でpH9,0に調整して撹拌すると、目的物は、クロ
ロホルム層に転溶された。
これを減圧濃縮し、黄褐色粗粉末約60gを得た。
実施例3゜ 実施例2で得られた粗粉末60gを20tdのクロロホ
ルムに溶解後、ヘキサン180戚を加えると沈澱物が生
じた。
この沈澱物を濾過により除き、濾液を濃縮後、酢酸エチ
ルを添加すると、L53−18A物質を含有する白色結
晶が生じた。この結晶を濾過により除き、濾液を濃縮し
、この濃縮物を約20dのクロロホルムに溶解し、さら
にヘキサン約130dを加えて放置すると沈澱物が生じ
た。
この沈澱物を濾過により除き、濾液を濃縮すると淡黄色
粉末18.3 gが得られた。この粉末を少量のクロロ
ホルムに溶解し、予めクロロホルムメタノール−濃アン
モニア水(10: 0.3 : 0.02)にて作製し
たシリカゲルカラム(400d)に付し、前記の混合溶
媒で展開を行ない50dずつ分画を行なった。
サルシナ・ルティアATCC9341を用いた抗菌活性
及びクロロホルム−メタノール−濃アンモニア水(10
: 0.5 : 0.05)を展開溶媒としたシリカゲ
ルTLCにて目的物を確認し、L5318B物質を含有
する画分Nα55〜No、 79を集め減圧濃縮し、4
.8gの粉末を得た。
この粉末を少量の酢酸エチルに溶解し、予め酢酸エチル
−濃アンモニア水(10:0.2)にて作製したシリカ
ゲルカラム(300d)に付し、同混合溶媒で溶出し、
20dずつ分画した。
抗菌活性及び酢酸エチル−メタノール−濃アンモニア水
(10:1.5:0.1)を展開溶媒としたシリカゲル
TLCにて目的物を確認し、L53−18B物質を含有
する両分No、 91〜No、150(なお画分NαL
51〜No、 230はL53−18Cが多く含まれて
いる)を集め減圧濃縮(約50mfりすると、白色結晶
が生じた。この結晶を濾過により除き濾液を濃縮乾固し
てL53−18Bを含有する白色粗粉末260■を得た
実施例4゜ 実施例3で得られた粗粉末260■を少量のメタノール
に溶解し、予め1/20Mリン酸−力リーアセトニトリ
ルーメタノール(7:2:1)混合溶液で充填した逆相
ODS分取カラム(東ソー社製、TSKゲル120T)
100戚に供給した。
カラムを前記の混合溶媒を用いて溶出し、溶出液を20
dずつ分取し、フラクションNo、45〜Nα79を集
め、減圧下で濃縮し、溶媒を除去した。アンモニア水で
pH9,0に調整し、クロロホルム抽出を行ない脱塩し
、クロロホルム層を減圧濃縮乾固して80■のL53−
18B物質の白色粉末を単一物として得た。
又里■四果 本発明の新規物質L53−18Bおよびその薬理的に許
容し得る塩はそれぞれグラム陽性細菌に強い抗菌活性を
示すので、一般抗生物質と同様に製剤の上、例えば、人
、家畜、家禽等に経口的又は非経口的に投与することに
よってこれら細菌感染症の治療用抗生物質として利用で
き、また、抗生物質L53−18Aの原料とてし使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の新−親物質L53−18Bの物性を示す
ものであって、第1〜3図はそれぞれ紫外吸収スペクト
ル線図、赤外吸収スペクトル線区および核磁気共鳴スペ
クトル線図(’HNMRスペクトル線図)である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記構造式にて示される新規物質L53−18B
    またはその医薬的に許容される塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼
  2. (2)サッカロポリスポラ属に属する物質L53−18
    B生産菌を培養し、次いでその培養物から物質L53−
    18Bを採取することを特徴とする物質L53−18B
    の製造法。
  3. (3)サッカロポリスポラ属に属する物質L53−18
    B生産菌が、サッカロポリスポラ・エスピー(Sacc
    haropolyspora sp.)L53−18微
    工研条寄第2231号(FERMBP−2231)であ
    る請求項(2)記載の製造法。
JP20139290A 1990-07-31 1990-07-31 新規物質l53―18bおよびその製造法 Pending JPH0489496A (ja)

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