JPH0511203U - 自動車用前照灯照射角調整装置の角度検出機構 - Google Patents

自動車用前照灯照射角調整装置の角度検出機構

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JPH0511203U JP5969191U JP5969191U JPH0511203U JP H0511203 U JPH0511203 U JP H0511203U JP 5969191 U JP5969191 U JP 5969191U JP 5969191 U JP5969191 U JP 5969191U JP H0511203 U JPH0511203 U JP H0511203U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドランプの上下動に伴って分圧取出電圧
が変化するヘッドランプアクチュエータと、複数の分圧
取出端子を有する手動操作スイッチとを有する前照灯の
角度検出機構を改良して、電源電圧の過渡的変動による
誤動作を防止する。 【構成】 上記手動操作スイッチの接点が浮いたときに
前照灯上下駆動モータの暴走(無制御状態の作動)を防
止する暴走防止回路を設け、かつ、電源電圧が異常上昇
したとき上記暴走防止回路をOFFさせるトランジスタ
とツエナダイオードとよりなる誤動作防止回路S2を設
ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用前照灯の光軸方向を上下に調整するための駆動機構に用い られる角度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用前照灯は、原則としてその光軸を水平ならしめて車体に設置される。 このため、自動車用前照灯には、その光軸方向を上下に調整するための手動式調 節機構(エーミング機構)が設けられ、自動車製造工場又は自動車整備工場にお いて光軸方向を正しく調整される。 ところが、標準状態で光軸方向が水平になっていても、積荷の状態が変わると 、懸架スプリングが撓んで車体が傾動し、前記の調整状態が狂ってしまう。この ため、自動車用前照灯には、前記の手動式エーミング機構の他に電動式リモート コントロール形の光軸調整機構(レベリング機構)が設けられる。自動車用前照 灯の光軸調整装置は上に述べた理由により、手動式の(多くは送りネジ式の)エ ーミング機構と電動式(リモートコントロール形の)レベリング機構とを備えて いる。 図3は光軸の上下方向調節を説明するための2面図である。図3(A)は正面 図を示し、1はランプハウジング、2は前面レンズである。上記ランプハウジン グ1内には、リフレクタ(図示省略)が固定的に設置されており、矢印Zはその 光軸である。上記ランプハウジング1の上部で、左右2個所に球継手3a,3b により該ランプハウジングを回動自在に支承する。上記ランプハウジング1の下 方にブラケット4を固着し、図示しない駆動手段により紙面と直角方向に往復動 せしめる。これを側面図により示すと図3(B)の如くであり、ブラケット4は 円弧状往復矢印a−bの如く駆動される。これによりランプハウジング1は本図 (B)に実線で示した姿勢と鎖線で示した姿勢との間で傾動せしめられ、光軸Z が上下に振れる。 図4は従来例の駆動機構の説明図であって、本図(A)は前記図3と類似の図 面で、駆動機構を省略してある。図4(B)は側面図で、5は駆動部である。図 5は底面図で、上記の駆動部5が現われている。上記図4(B)に示されている ように、駆動部5は雄ネジ部材5aを有し、この雄ネジ部材5aに対して、雌ネ ジ孔を有する受歯車5bが螺合されている。この受歯車5bは、ケース5c内に 設けられたモータにより、減速歯車(共に図示せず)を介して回動せしめられる 。 前記の雄ネジ部材5aには、軸心回りの回転を係止する機構(図示せず)が設 けられており、受歯車5bの回転に伴って前後方向(図において左右方向)にネ ジ送りされる。上記雄ネジ部材5aの先端にナツト部材6が取り付けられている 。そして、ブラケット4に取りつけられたエーミングネジ7が上記のナット6に 螺合している。これにより、エーミングネジ7を手で回してナット部材6を(相 対的に)ネジ送りすると、ランプハウジング1は球継手3a,3bの回りに回動 せしめられる。 また、駆動部5のモータ(図示せず)によって受歯車5bを回転させると、雄 ネジ部材5aが前後進(図において左右方向)せしめられ、ランプハウジング1 が球継手3a,3bの回りに回動せしめられて光軸Zが上下に傾動する。この従 来例は、以上のようにして、エーミングネジによるエーミングと、駆動部5によ るレベリングとが行われる。 駆動部による前照灯のレベリング(上下傾動調整)は、例えば図6に示すよう な制御方式によって行われる。図6に示した前照灯7はモータ8の正,逆転によ って上下に傾動せしめられる。この上下傾動は、モータ8を、リレー9a,9b を介してウインドコンパレータ11によって行われる。 一方、10は手動操作スイッチであって、分圧抵抗器R1,R2,R3に接続さ れた分圧端子に対する接続をロータリスイッチで切り替えるようになっている。 上記の分圧抵抗器R1,R2,R3は直列に接続されており、固定抵抗器R4を介し て電圧Vzが印加される。上記の電圧Vzは、電源からの入力電圧Vcをツエナダ イオードZdで定電圧化して得られる。 上記の電圧Vzは、ポテンショメータ12を介して接地される。 上記のポテンショメータ12は、前照灯7の上下傾動に伴って回転し、傾動角 に応じた電圧Vpが取り出される。 前記のスイッチ10の切り替え操作に伴って変化する取り出し電圧Vsと、前 照灯7の傾動角に従って変化する取り出し電圧Vpとの合成電圧がウインドコン パレータ11に入力される。上記双方の電圧VsとVpとの間にアンバランスが 有れば、これを解消する方向にモータ8が正転もしくは逆転せしめられる。 本考案においてバランスとは、VsとVpとの合成電圧Vkがウインドコンパ レータ11のVa,Vbの範囲内にあることをいい、アンバランスとはVa,V bの範囲から外れることをいう。そして双方の電圧VsとVpとがバランスした 処でモータ8は停止する。このようにして、運転者がスイッチ10を切り替える と、その指示に従った角度に前照灯7が傾動せしめられる。 この場合、図6に示したスイッチ10の各切替位置0′,1′,〜3′につい ては、例えば空荷のときは0′位置,半載のときは1′位置、全装備重量時は2 ′位置、後荷(積荷の重心が後方に傾った状態)のときは3′位置というように 予め設定されている。 前掲の図6は、左,右いずれか一方の前照灯7の制御系統を示したものである が、実際には図7のように右前照灯の制御系統と左前照灯の制御系統とを設けな ければならない。図7は、図6の回路を簡略化して描いてある。右側のヘッドラ ンプアクチュエータと左側のヘッドランプアクチュエータとは手動操作用の分圧 形スイッチ10を共用し、接地を共用し、(+)端子を共用している。図7に示 したr1,r2は、図6における抵抗R4に対応し、r1は右側回路の抵抗,r2は 左側回路の抵抗である。 図7において左,右のヘッドランプアクチュエータのそれぞれは、コネクタ付 きのワイヤハーネス21L,21Rを介して(+)電源,(−)電源および手動 操作スイッチに接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図6および図7に示した従来例においてスイッチ10を切り換える操作の際、 可動接点が固定接点から離れる瞬間を生じる。これが瞬時で済めば良いのである が、何らかの事情で若干の時間を生じて、いわゆるスイッチ端子が浮いた状態と なるおそれが有る。 スイッチ端子が浮くと、スイッチ10の取出電圧Vsが上昇し、その結果モー タ8が無制限状態で作動(暴走)するおそれが有る。このような現象を防止する ため、図8に示したように暴走防止回路S1を設けると有効である。 この暴走防止回路S1は、モータ8を含むヘッドランプアクチュエータの電源 回路中にトランジスタTr1を挿入するとともに、スイッチ10が浮いて取出電 圧Vsが上昇したとき前記のトランジスタTr1をOFFさせるトランジスタT r2を設けたものである。この暴走防止回路S1は本出願人によって別途出願中 の未公知の考案である。
【0004】 上記暴走防止回路S1を設けると、スイッチ10の接点が浮いた場合にモータ 8が暴走することを防止できるが、なお、電源電圧Vcが何らかの事情によって 瞬間的ないし過渡的に上昇したときモータ8が誤動作するおそれが有る。 次に、上記誤動作のメカニズムについて図9を参照しつつ説明する。 図9(A),(B),(C)は電圧の経時的変化を示す図表である。 いま、図6においてスイッチ10が0′ポジションであるとすると、ウインド コンパレータ11の入力電圧Viは次のようになる。 Vi=〔(Rq×Vs)+(Rp×Vz)〕/(Rq+Rp)………(1) 上記の入力電圧Viと、ウインドコンパレータの基準電圧Va,Vbは、図9 (A)に示すように、 Va>Vi>Vb …………………(2) なる関係を保っている。
【0005】 ところが、電源電圧Vcが何らかの過渡的な原因によって図9(B)のように 変動した場合、前記の基準電圧Va,Vbは電源電圧Vcに比例して変化する。 しかし、ウインドコンパレータ入力電圧Viは電源電圧Vcの変化に伴って比例 的に変化せず、例えば、 Vi=(Vs+Vz)/2 ………(3) となる。すなわち、ウインドコンパレータ入力電圧Viの変動率は基準電圧Va ,Vbの変動率の1/2となる。 その結果、図9(C)に示すように基準電圧Vbが一時的に入力電圧Viより も高くなる場合を生じる。このようにして、 Vi<Vb …………………………(4) になると、比較器BがONしてモータ8が誤作動してしまう。
【0006】 本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、電源電圧が一時的に変動しても ヘッドランプアクチュエータのモータが誤動作するおそれの無い角度検出機構を 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本考案は前照灯の上下傾動角度に伴って分圧取出電 圧が変化するように構成されたヘッドランプアクチュエータが設けられており、 かつ該ヘッドランプアクチュエータは、複数の分圧取出端子を有する手動操作用 スイッチ手段に接続されるスイッチ信号入力端子を備えており、 前記の前照灯の上下傾動角度に伴って変化する分圧取出電圧と、前記スイッチ 手段からの分圧取出電圧との合成電圧をウインドコンパレータに入力して、リレ ー手段を介して前照灯のレベリング用電動機を正,逆転せしめる角度検出機構に おいて、 前記ヘッドランプアクチュエータの電源回路に介挿接続された第1のトランジ スタと、前記手動操作用スイッチの切換過渡期間中に上記第1のトランジスタを OFFさせる第2のトランジスタとよりなるモータ暴走防止回路を設け、かつ、 前記直流電源に過渡的な高電圧を生じたとき、前記第2のトランジスタをOF Fさせることによって第1のトランジスタをOFFさせる第3のトランジスタ、 および、該第3のトランジスタと直流電源との間に介挿接続されたツエナダイオ ードとよりなる誤動作防止回路を具備していることを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記の構成によれば、電源電圧に過渡的な変動を生じたとき、 誤動作防止回路の第3のトランジスタが、暴走防止回路の第1のトランジスタ をOFFさせる。 第1のトランジスタがOFFすると第2のトランジスタがOFFされて、モー タを含むヘッドランプアクチュエータの電源回路が断たれるので該モータの誤動 作が防止される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の1実施例を示す接続図である。この実施例は図9に示した未公 知の先行技術に係る角度検出機構に本考案を適用して更に改良したものである。 次に、図9に比して異なる点を説明する。 暴走防止回路S1の第1のトランジスタTr1の電源側に、ツエナダイオード ZD1を介してNPN形の第3のトランジスタTr3のベースを接続するとともに 該トランジスタTr3のエミッタを接地し、かつ、そのコレクタを第2のトラン ジスタTr2のベースに接続して誤動作防止回路S2を構成する。 上記のツエナダイオードZD1は、電源電圧Vcが正常値であるときはONし ないように特性値を選定してある。 図2は上記実施例における作用の説明図である。時刻t1電源電圧Vcが急激 に上昇した後に下降し、時刻t2で正常値になった場合同図(A)について考え る。 図8のように暴走防止回路S1のみを設けてある場合のVzの値Vz1は同図 (B)のように電源電圧Vcと同様に変化する。 図1のように誤動作防止回路S2が設けられていると、時刻t1の電源電圧上 昇に伴ってツエナダイオードZD1がONし、抵抗Rtを介して第3のトランジ スタTr3のベースに電流が流れこみ、該第3のトランジスタTr3がONして、 暴走防止回路S2の第2のトランジスタTr2をOFFさせる。これに伴って該 暴走防止回路S2の第1のトランジスタTr1がOFFされる。 このため、本実施例(図1)における暴走防止回路S1の出力(第1のトラン ジスタTr1のコレクタ電圧)Vzの値Vz2は図2(C)のように時刻t1で0 となり、時刻t2で正常値に復元する。 このようにして、電源電圧が異常に上昇している期間中、ヘッドランプアクチ ュエータは電源との導通を遮断させるので誤動作するおそれが無い。 また、誤動作によって誘発される2次的な損耗(例えばリレー接点の焼損)は 未然に防止される。
【0010】
【考案の効果】
本考案の角度検出機構によれば、電源電圧が一時的に異常に上昇しても、ヘッ ドランプアクチュエータが誤動作するおそれが無くて安全であり、誤動作に起因 する構成部材の損傷が未然に防止されるという優れた実用的高価を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す接続図
【図2】本考案の基本的作用を説明するための図表
【図3】光軸調節の説明図
【図4】従来例の駆動機構の説明図
【図5】従来例の駆動機構の説明図
【図6】従来例の角度検出機構を示す接続図
【図7】従来例の角度検出機構の全体的接続図
【図8】未公知の従来例の角度検出機構における技術的
課題の説明図
【図9】従来例の角度検出機構における技術的課題の説
明図
【符号の説明】
7…前照灯、8…モータ、9a,9b…リレー、10…
手動操作スイッチ、12…ポテンショメータ、Z…光
軸、S1…暴走防止回路、S2…誤動作防止回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 前照灯の上下傾動角度に伴って分圧取出
    電圧が変化するように構成されたヘッドランプアクチュ
    エータが設けられており、かつ該ヘッドランプアクチュ
    エータは、複数の分圧取出端子を有する手動操作用スイ
    ッチ手段に接続されるスイッチ信号入力端子を備えてお
    り、前記の前照灯の上下傾動角度に伴って変化する分圧
    取出電圧と、前記スイッチ手段からの分圧取出電圧との
    合成電圧をウインドコンパレータに入力して、リレー手
    段を介して前照灯のレベリング用電動機を正,逆転せし
    める角度検出機構において、 前記ヘッドランプアクチュエータの電源回路に介挿接続
    された第1のトランジスタと、前記手動操作用スイッチ
    の切換過渡期間中に上記第1のトランジスタをOFFさ
    せる第2のトランジスタとよりなるモータ暴走防止回路
    を設け、かつ、 前記直流電源に過渡的な高電圧を生じたとき、前記第2
    のトランジスタをOFFさせることによって第1のトラ
    ンジスタをOFFさせる第3のトランジスタ、および、
    該第3のトランジスタと直流電源との間に介挿接続され
    たツエナダイオードとよりなる誤動作防止回路を具備し
    ていることを特徴とする、自動車用前照灯照射角調整装
    置の角度検出機構。
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