JPH051390Y2 - - Google Patents

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JPH051390Y2
JPH051390Y2 JP18181485U JP18181485U JPH051390Y2 JP H051390 Y2 JPH051390 Y2 JP H051390Y2 JP 18181485 U JP18181485 U JP 18181485U JP 18181485 U JP18181485 U JP 18181485U JP H051390 Y2 JPH051390 Y2 JP H051390Y2
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resin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は比較的低坪量の建材用化粧紙に使用さ
れるもので、表面印刷適性及び裏面接着剤貼り適
正を有する樹脂強化紙に関するものである。
(従来技術) 従来、紙間強度を改良すると共に隠ぺい性を持
たせた化粧紙用強化紙としては、大別するとチタ
ン又は着色顔料を含む原紙に樹脂を含浸させたも
の、及びチタンや着色顔料を含まない原紙に樹脂
を含浸又は内添させてから表面に顔料を多量に含
む樹脂を塗工したものがある。
また表裏の性質を変えるために表裏から異なる
樹脂を含浸させた化粧紙用強化紙も数多く考案さ
れており、出願人も特開昭60−119296号公報に開
示している。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の隠ぺい性を有する化粧紙用強化紙のうち
前者の場合には原紙中の顔料含有量と含浸樹脂の
含浸性が相反するものであるという製造上の理由
の為に得られる強化紙は不透明性(隠ぺい性)又
は紙間強度のいずれかが不満足なものとなつてお
り、しかも原紙表面自体も荒れたものとなつてお
り印刷適性も非常に悪いものであつた。また後者
は紙間強度は十分なものであるが、表面樹脂の密
着性及び耐熱性に問題があり、特に高温がかかつ
た場合には剥離が起こりやすく、最終製品として
充分な物性を有するものが得られないという問題
点がある。
また表裏から異なる樹脂を含浸させた化粧紙用
強化紙は、紙間強度を十分にするため少なくとも
片方を熱架橋性樹脂にする必要があり、どうして
も使用する接着剤が制限されたり、印刷適性が不
十分であつたりする。また熱架橋性樹脂の上に熱
可塑性樹脂を塗布することも考えられるが、密着
性が悪く剥離しやすいという問題点がある。
そこで本考案は上記の問題点を解決し、紙間強
度が十分に強化されると同時に表面が印刷、トツ
プコート等の後加工に対して適切な平滑性、イン
キ密着性を有し、かつ裏面が通常用いられる接着
剤に対し選択範囲が広く、しかも十分な隠ぺい性
を有する物理的に優れた化粧紙用強化紙を提示す
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の構成を図面に従つて説明する。第1図
は本考案になる化粧紙用強化紙の断面図を示した
ものであり、原紙1の紙層上層部にポリアミド・
エピクロルヒドリン系樹脂を主成分とする樹脂組
成物2を含有しており、紙層下層部には熱可塑性
樹脂を主成分とする樹脂組成物3を含有し、更に
原紙1表面に、樹脂100重量部に対して酸化チタ
ンを100〜600重量部含む熱可塑性樹脂組成物層4
を設けてある。
第2図、第3図、は本考案の化粧紙用強化紙の
構成を製造段階順に裁断面にあらわしたものであ
る。原紙1の裏面に熱可塑性樹脂を主成分とする
樹脂組成物3を塗布含浸して更にポリアミド・エ
ピクロルヒドリン系樹脂を主成分とする樹脂組成
物2を原紙1の表面より塗布含浸し、更に表面
に、樹脂100重量部に対して酸化チタンを100〜
600重量部含む樹脂組成物4を塗布することによ
り目的とする化粧紙用強化紙が得られる。
次に本考案の構成について詳細を記す。原紙1
としては、坪量60g/m2以下の無サイズ紙が浸透
性の点から望ましい。ポリアミド・エピクロルヒ
ドリン系樹脂を主成分とする樹脂組成物2として
は一般に紙製造時にパルプに混合され湿潤紙力増
強剤として多用されているポリアミド・エピクロ
ルヒドリン系の樹脂単独又はメラミン、アクリ
ル、エポキシ等の水性樹脂との混合物を使用し、
熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂組成物3はアク
リル、酢酸ビニル、ラテツクス等の水性熱可塑性
樹脂単独又はメラミン、尿素、エポキシ、ポリア
ミド等の水性熱硬化性樹脂との混合物が使用でき
る。熱硬化性樹脂の含有量は50重量%以下である
ことが可どう性を保持する為に必要である。
表面に塗布する、樹脂100重量部に対して酸化
チタンを100〜600重量部含む樹脂組成物4は、前
記熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂組成物3と同
様な樹脂に、樹脂100重量部に対して酸化チタン
又は酸化チタンと着色顔料とを混合したものを
100〜600重量部添加したものが適当である。酸化
チタンが100重量部以下では不透明性が不十分で
あり、逆に600重量部以上では紙間強度が弱くな
る。また必要に応じて表面をカレンダープレスに
より平滑にするとよい。
本考案の化粧紙用強化紙を作製するには前記し
た構成の処方に基づいてロールコート、キスコー
ト、ナイフコート、エアナイフコート等の通常用
いられる塗布方法で塗布含浸すればよい。
ここで本考案のいうポリアミド・エピクロルヒ
ドリン系樹脂とは、ポリアミドアミン・エピクロ
ルヒドリン樹脂に代表されるエポキシ化ポリアミ
ド系樹脂のことで、以下に示すような特徴をも
つ。つまり、カチオン性であるため紙との密着が
すぐれ、定着剤がいらないこと、弱酸性からアル
カリ性までの広範囲に使用できること、ホルマリ
ンを含まないこと、エポキシ環を側鎖にもつので
熱架橋性をもつこと、等があげられる。
(作用) 本考案による、樹脂100重量部に対して酸化チ
タン100〜600重量部含む樹脂組成物4は、酸化チ
タンにより不透明性が優れており、また熱可塑性
であるので表面のカレンダープレスにより平滑が
出やすく優れた印刷適性を有する。
またポリアミド・エピクロルヒドリン系樹脂を
主成分とする樹脂組成物2は造膜性が無く、紙へ
の浸透後得られた表面は多孔質である。そのため
その上に樹脂を塗布する場合に樹脂が内部へ入り
易く、はじき等の現象もみられない。また投錨効
果を期待でき、すぐれた密着性を示す。メラミン
系樹脂等一般の熱硬化性樹脂の場合は表面に造膜
するので、その上から塗ると比較的はじきやす
く、樹脂の含浸も期待できない。従つて十分に密
着させることは難しい。
さらにポリアミド・エピクロルヒドリン系樹脂
は紙への浸透性が優れ、しかも熱硬化性であるの
で紙間強度を十分に強化することができる。
熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂組成物3は紙
間強度のみならず、ポリアミド・エピクロルヒド
リン系樹脂の最大の欠点であり、そのために化粧
紙用強化紙の含浸樹脂として使用できなかつた、
印刷インキ乾燥時に水分を失つて非常にもろくな
り、印刷機を通らないという点、及び高湿時に吸
湿してやわらかくなつてしまい、合板又はパーチ
クルボードに水性接着剤での貼り合わせる時に目
やせが激しくなるという点を補う役割を果す。す
なわち熱可塑性を有するので印刷インキ乾燥時に
は可塑性が出てポリアミド・エピクロルヒドリン
系樹脂のもろさを補い、また水性接着剤での貼合
わせ時には水分に直接ポリアミド・エピクロルヒ
ドリン系樹脂が接触するのを防ぎ、使用可能な接
着剤も水性、油性、ホツトメルト等選択範囲が広
い。
(実施例) 坪量40g/m2の無サイズ紙の裏面にポリアクリ
ルエマルジヨン、ポリ酢酸ビニルエマルジヨン、
メラミンホルムアルデヒド樹脂を固型比50:45:
5の割合で含む樹脂組成物を濃度30%に調整し、
エアーナイフコーターにて固型分で10g/m2塗布
し、150℃で30秒乾燥した後表面にポリアミド・
エピクロルヒドリン樹脂、エポキシ樹脂を固型比
70:30の割合で含む樹脂組成物を濃度40%に調整
し、エアーナイフコーターにて固型分で7g/m2
塗布し、150℃で更に30秒乾燥した後、表面にポ
リアクリルエマルジヨン、酸化チタン、体質顔料
を固型比50:120:40の割合で含む樹脂組成物を
同じくエアーナイフコーターを用いて固型分で
15g/m2塗布し、150℃で20秒乾燥し、次いで表
面をカレンダープレスにより平滑化した後、セル
ロース系インキを用いてグラビア印刷機にて木目
柄を印刷し、アクリルウレタン系トツプコート樹
脂を同じくグラビア印刷機にて塗布し、170℃で
30秒乾燥して化粧シートを作製した。
さらにこの化粧シートを酢酸ビニル系の接着剤
を用いてパーチクルボードにプレス貼りし、化粧
板も作製した。
この化粧板は物性面では粘着テープでの剥離試
験においてトツプコート層、インキ層、紙層、接
着剤層の各々、及びそれらの界面で剥離せず、極
めて耐粘着テープ剥離性の良好な化粧板となり、
意匠面においても従来の樹脂含浸紙では得られな
い深みのあるものとなつた。
比較としてポリアミド・エピクロルヒドリン樹
脂/エポキシ樹脂組成物(実施例と同配合)単独
で塗布含浸したもの、及びポリアクリル/ポリ酢
酸ビニル/メラミンホルムアルデヒド樹脂組成物
(実施例と同配合)単独で塗布含浸したものを実
施例と同方法で作製したところ、前者は印刷時に
紙切れが激しく印刷困難であり、後者は酸化チタ
ンを含む樹脂の塗布時に塗布面にひび割れ現象が
起こり、均一に塗布できなかつた。又高温の熱に
より、酸化チタンを含む樹脂層のふくれが発生し
た。
(考案の効果) ポリアミド・エピクロルヒドリン系樹脂は浸
透性の優れた熱硬化性樹脂で、しかも熱可塑性
樹脂との密着性が良く、表裏両面に異なる熱可
塑性樹脂層を設けることができるので、紙間強
度が十分であるのと同時に表面の印刷インキ受
理性、及び裏面の接着剤受理性がともに優れて
いる。
表面の熱可塑性樹脂組成物に酸化チタンを大
量に含有しているので、紙間強度が十分である
のと同時に隠ぺい性が優れている。
ポリアミド・エピクロルヒドリン系樹脂は密
着性が良いので、層間剥離する必要がなく、耐
熱性が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の化粧紙用強化紙の断面図をあ
らわし、第2図、第3図、は本考案の化粧紙用強
化紙の断面図を製造段階順にあらわしたものであ
る。 1……原紙、2……ポリアミド、エピクロルヒ
ドリン系樹脂を主成分とする樹脂組成物、3……
熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂組成物、4……
樹脂100重量部に対して酸化チタンを100〜600重
量部含む熱可塑性樹脂組成物層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原紙の紙層上層部にポリアミド・エピクロルヒ
    ドリン系樹脂を成分とする樹脂組成物を含有し、
    紙層下層部には熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂
    組成物を含有し、更に表面に樹脂100重量部に対
    して酸化チタンを100〜600重量部含む熱可塑性樹
    脂組成物層を設けたことを特徴とする化粧紙用強
    化紙。
JP18181485U 1985-11-26 1985-11-26 Expired - Lifetime JPH051390Y2 (ja)

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JPS6290122U JPS6290122U (ja) 1987-06-09
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