JPH0514332B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0514332B2 JPH0514332B2 JP58098363A JP9836383A JPH0514332B2 JP H0514332 B2 JPH0514332 B2 JP H0514332B2 JP 58098363 A JP58098363 A JP 58098363A JP 9836383 A JP9836383 A JP 9836383A JP H0514332 B2 JPH0514332 B2 JP H0514332B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- fine particles
- thin film
- metal thin
- magnetic recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/73—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
- G11B5/739—Magnetic recording media substrates
- G11B5/73923—Organic polymer substrates
- G11B5/73927—Polyester substrates, e.g. polyethylene terephthalate
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は磁気テープ、磁気デイスク等の磁気記
録媒体に関する。 従来例の構成とその問題点 コバルト、ニツケル、鉄、またはそれらを主成
分とする合金、あるいは、それらの酸化物薄膜を
真空蒸着、スパツタリング、イオンプレーテイン
グ等の真空中製膜法でポリエステルフイルム基板
上に形成した磁気性金属薄膜型磁気記録媒体は、
従来の塗付型磁気記録媒体に比べて記録密度を飛
躍的に向上せしめることが可能であるが、この高
密度化のためには、磁気記録媒体の表面を平滑化
せしめてスペーシングロスを極力減少せしめる必
要がある。しかし、あまり表面を平坦化しすぎる
と、ヘツドタツチ、走行面で支障をきたす。とく
に、回転ヘツド型ビデオテープレコーダーシステ
ムにおいて磁気テープ記録密度を一段と向上せし
めんとする場合に特に要求される磁気記録媒体の
実用性能としては、ヘツドタツチ、ヘツド耐摩耗
性が良好であつて、ヘツド目づまりを生じ難く、
かつ、回転ヘツド用シリンダー、テープガイドポ
スト、オーデイオ用固定ヘツド等との接触部にお
ける安定した走行性(低摩擦、耐摩耗性良好)が
得られることが掲げられる、強磁性金属薄膜型磁
気記録媒体の表面性は磁性層の厚さが0.04〜0.5μ
mm程度と非常に小さいためほとんどすべて基板で
あるポリエステルフイルムの表面形状に依存す
る、したがつて従来、フイルムの表面性に関して
種々の提案がなされてきた。それらの中で、特開
昭56−10455号公報で代表される表面にミミズ状
微細突起を有するポリエステルフイルムを基板と
して用いた場合には、常温、常湿でのヘツドタツ
チ、ヘツド走行性等の良好な磁気記録媒体を得る
ことができるが、しかし、そのようにして得られ
たものは、ガイドポストに対する摩擦係数が比較
的高く、かつ、30℃80%…90%R・Hといつた高
湿中で回転ヘツドのシリンダー部分で鳴きを生じ
やすいという欠点を有している。本発明者らは上
記ミミズ状微細突起の突部にさらに微細な突起を
付加形成せしめれば上記の問題を解決できると考
えて種々検討を行なつた結果本発明に到達した。 発明の目的 本発明は、良好なヘツドタヅチ、ヘツド走行性
に加えて、ガイドポストに対する摩擦係数が低く
かつ高湿中で鳴きを生じにくいビデオ画質の改善
された高密度記録用金属薄膜型磁気記録媒体の製
造方法に関する。 発明の構成 本発明は、表面にシリコーン、ステレンブタジ
エンゴムの少なくとも一つと水溶性高分子を主成
分とするミミズ状皮膜構造が形成されているポリ
エステルフイルムにグロー放電処理を施し、つい
で、無機コロイド微粒子を含む樹脂液をその表面
に塗付したのち、その上に強磁性金属薄膜を形成
せしめたことを特徴とする磁気記録媒体の製造方
法に関する。 上記ポリエステルフイルムは、基本的には特開
昭56−10455号公報に記載のもののすべてを包含
するもので表面にミミズ状突起の現われているも
のを指す。ミミズ状突起のとくに好ましい状態と
しては、その長径0.5〜15μmm、矩径0.01〜0.1μmm、
密度1×106〜109個/cm2の構造を有するもので、
材質としては真空中での加熱で容易に蒸気となる
低分子有機化合物、たとえば、天然ワツクスを多
量に含まないものであることが掲げられる。 グロー放電処理は、大気中におけるものでも可
能であるが、好ましくは、真空中のものが適当で
ある。その条件として、真空度:1×10-1〜
10-4Torr、周波数直流〜44MHz、電圧:10V〜
3KVPP、電流密度:1〜600μA/電極単位面積、
雰囲気:残流空気、酸素、アルゴン、窒素、二酸
化炭素、あるいはこれらの混合体等が良好である
が必らずしもこれに限定されるものではない。そ
の後、グロー放電処理された表面に無機コロイド
微粒子を含む樹脂液を塗付すると、無機コロイド
微粒子がポリエステルフイルム上のミミズ状突起
の突出部分に選択的に付着してそこに微小な二次
突起を形成することが明らかになつた。この選択
的付着現象はポリスチレン、ポリカーボネート等
の有機高分子から成るコロイド微粒子を含む樹脂
液においてはとくに見られないことから、無機コ
ロイド微粒子特有のものと考えられる。 本発明に使用する無機コロイド微粒子としては
直径30〜500Åさらに好ましくは50〜300Åの単分
散粒子が適当で、材質的には、アルミナ、シリ
カ、酸化チタン、酸化鉛、酸化鉄等各種の酸化
物、あるいはそれらの水和物、カルシウム、バリ
ウム、ストロンチウム等の炭酸塩、硫酸塩等が適
当である。 直径が30Å以下では高湿中での鳴き防止効果が
得られ難く、500Å以上ではエンベロープの乱れ
を生じやすくなる。 無機コロイド微粒子をポリエステルフイルム上
に強固に接着せしめるために、これらの微粒子を
樹脂液中に分散せしめ、樹脂により接着せしめ
る。これに適した樹脂としては、ポリエステル、
ポリアミド、ポリスチレン、ポリカーボネート、
ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリアクリレート、ポリ塩化ビニール、
ポリ塩化ビニリデン、ポリビニールブチラール、
ポリフエンレンオキサイド、フエノキシ樹脂等の
各種樹脂の単体、混合体、または共重合体が使用
でき、また、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリ
コン樹脂、フエノール樹脂等の架橋性樹脂も使用
できる。これらの樹脂を、エステル系、エーテル
系、アルコール系、ケトン系、芳香族炭化水素系
等の各種溶剤またはそれらの混合溶剤中に溶解せ
しめることにより樹脂液とし、その中に無機コロ
イド微粒子を混合分散せしめたものを上記ポリエ
ステルフイルム上に塗付する。 塗付され乾燥された塗膜の厚さとしては、平均
膜厚で10〜300Å、さらに好ましくは10〜100Åが
適当である。10Å以下であると無機コロイド微粒
子とフイルムとの間の付着強度が劣り、また300
Å以上であると、ミミズ状突起が平滑化されるの
で具合が悪い。無機コロイド微粒子を核とするミ
ミズ状突起上の微細突起の密度としては、1×
106ケ/cm2〜1×1010ケ/cm2、さらに好ましくは、
2.5×106〜1×109ケ/cm2が適当である。 強磁性金属薄膜の形成は、真空中斜め蒸着、あ
るいは垂直蒸着、スパツタリング等によりCo、
Ni、Fe等を主成分とする金属、それらの合金を
主成分とする金属(たとえば、CoNi合金、CoCr
合金等)を薄膜化せしめることにより行なうこと
ができるが、これらの場合、得られる薄膜の耐食
性、耐摩耗性、基板への付着強度等の向上の目的
で真空中に微量の酸素ガスを導入しつつ製膜する
ことが望ましい。また、強磁性金属薄膜形成に先
立ち、Ti、Cr、Ni等の金属薄膜、Al2O3、SiO2
等の酸化物薄膜より成る下地層を必要に応じて形
成させることもできる。強磁性金属膜の膜厚は
0.04〜0.5μmmさらに好ましくは0.04〜0.20μmmが適
当である。0.04μmm以下ではスチル寿命が急激に
低下する。また0.5μmm以上では可とう性が問題と
なる。 強磁性金属薄膜形成後、その表面に各種滑剤を
付着せしめることにより、ミミズ状突起とその上
に形成された無機コロイド微粒子を核とする微細
突起から得られる走行性改善効果をさらに高める
ことが可能である。これにより、高湿中での鳴き
防止をさらに完全なものにすることができる。こ
れらの滑剤を付着せしめる方法としては、強磁性
金属薄膜上に直接塗付、あるいは蒸着する方法以
外に磁気記録媒体の裏面に塗付、あるいは蒸着せ
しめておき磁気記録媒体の積層時(捲回時)に強
磁性金属薄膜表面に転写せしめる方法も可能であ
る。これらに使用する滑剤としては、各種脂肪
酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、金属石ケ
ン、脂肪族アルコール、パラフイン、シリコー
ン、フツ素系界面活性剤、無機滑剤等が使用で
き、滑剤を強固に表面に固着せしめるために樹脂
結合剤等を併用することもできる、強磁性金属薄
膜表面における滑剤の存在量としては表面1m2当
り0.5〜500mg、さらに好ましくは5〜200gが適
当である。 実施例の説明 (実施例) 重合触媒残査等に起因する内部粒子をほとんど
含まないポリエチレンテレフタレートを用いて延
伸製膜途上で両表面にエポキシ化ポリジメチルシ
ロキサンとメチルセルロースを主成分とするエマ
ルジヨンを塗付乾燥することにより得られた全面
に平均突起高さ150Å、平均突起密度1×107個/
cm2のミミズ状突起を有するポリエステルフイルム
(厚さ12μmm)の片面を、真空度1×10-2Torrの
酸素中でSUS電極間に500VPPの60Hz交流を印加
して生じるグロー放電中を通過せしめることによ
りグロー放電処理を行ない、続いて、その面に下
記組成液を未乾燥状態で10μmmの厚さとなるよう
に塗付したのち乾燥しミミズ状突起の突部にシリ
カコロイド微粒子を核とする微小突起(平均突起
高さ約150Å、平均突起密度5×107個/cm2)を有
する表面を得た。 オルガノシリカゾル ……0.1重量部 メチルエチルケトン ……1000重量部 トルエン ……500重量部 飽和ポリエステル樹脂(バイロン200東洋紡(株)製)
……0.1重量部 なお、上記オルガノシリカゾルは、シリカ粒子
径150Åの水性コロイダルシリカをイオン交換後
イソプロピルアルコールと共に加温して過剰の水
を留去させて得られたもので、シリカ含量30重量
%のイソプソピルアルコール液である。 続いて、このフイルム表面に連続真空斜め蒸着
法により酸素含有CoNi強磁性金属薄膜(Ni=20
重量%、膜厚1200Å)を微量の酸素ガスを導入し
つつ形成させた。磁性層の酸素含有量は金属に対
する原子数比で5%であつた。 また、比較例として上記においてグロー放電処
理およびオルガノシリカゾル分散液塗付を行なわ
ずにミミズ状突起上に直接上記と同じ条件で強磁
性金属薄膜を形成せしめた試料も作成した。 これら2種類の試料の表面に濃度100ppmのス
テアリン酸のトルエン溶液を塗付したのち所定巾
に切断して磁気テープ試料とした。 これらの試料を30℃90%R・Hの環境下で試作
ビデオレコーダーに掛けて回転ヘツドシリンダー
部での鳴きの状態とエンベロープの状態、およ
び、スチル寿命を測定した。また、同じ環境下で
5mmφSUSポスト状を繰り返し走行せしめたとき
の摩擦係数を測定した。それらの結果を別表に示
す。
録媒体に関する。 従来例の構成とその問題点 コバルト、ニツケル、鉄、またはそれらを主成
分とする合金、あるいは、それらの酸化物薄膜を
真空蒸着、スパツタリング、イオンプレーテイン
グ等の真空中製膜法でポリエステルフイルム基板
上に形成した磁気性金属薄膜型磁気記録媒体は、
従来の塗付型磁気記録媒体に比べて記録密度を飛
躍的に向上せしめることが可能であるが、この高
密度化のためには、磁気記録媒体の表面を平滑化
せしめてスペーシングロスを極力減少せしめる必
要がある。しかし、あまり表面を平坦化しすぎる
と、ヘツドタツチ、走行面で支障をきたす。とく
に、回転ヘツド型ビデオテープレコーダーシステ
ムにおいて磁気テープ記録密度を一段と向上せし
めんとする場合に特に要求される磁気記録媒体の
実用性能としては、ヘツドタツチ、ヘツド耐摩耗
性が良好であつて、ヘツド目づまりを生じ難く、
かつ、回転ヘツド用シリンダー、テープガイドポ
スト、オーデイオ用固定ヘツド等との接触部にお
ける安定した走行性(低摩擦、耐摩耗性良好)が
得られることが掲げられる、強磁性金属薄膜型磁
気記録媒体の表面性は磁性層の厚さが0.04〜0.5μ
mm程度と非常に小さいためほとんどすべて基板で
あるポリエステルフイルムの表面形状に依存す
る、したがつて従来、フイルムの表面性に関して
種々の提案がなされてきた。それらの中で、特開
昭56−10455号公報で代表される表面にミミズ状
微細突起を有するポリエステルフイルムを基板と
して用いた場合には、常温、常湿でのヘツドタツ
チ、ヘツド走行性等の良好な磁気記録媒体を得る
ことができるが、しかし、そのようにして得られ
たものは、ガイドポストに対する摩擦係数が比較
的高く、かつ、30℃80%…90%R・Hといつた高
湿中で回転ヘツドのシリンダー部分で鳴きを生じ
やすいという欠点を有している。本発明者らは上
記ミミズ状微細突起の突部にさらに微細な突起を
付加形成せしめれば上記の問題を解決できると考
えて種々検討を行なつた結果本発明に到達した。 発明の目的 本発明は、良好なヘツドタヅチ、ヘツド走行性
に加えて、ガイドポストに対する摩擦係数が低く
かつ高湿中で鳴きを生じにくいビデオ画質の改善
された高密度記録用金属薄膜型磁気記録媒体の製
造方法に関する。 発明の構成 本発明は、表面にシリコーン、ステレンブタジ
エンゴムの少なくとも一つと水溶性高分子を主成
分とするミミズ状皮膜構造が形成されているポリ
エステルフイルムにグロー放電処理を施し、つい
で、無機コロイド微粒子を含む樹脂液をその表面
に塗付したのち、その上に強磁性金属薄膜を形成
せしめたことを特徴とする磁気記録媒体の製造方
法に関する。 上記ポリエステルフイルムは、基本的には特開
昭56−10455号公報に記載のもののすべてを包含
するもので表面にミミズ状突起の現われているも
のを指す。ミミズ状突起のとくに好ましい状態と
しては、その長径0.5〜15μmm、矩径0.01〜0.1μmm、
密度1×106〜109個/cm2の構造を有するもので、
材質としては真空中での加熱で容易に蒸気となる
低分子有機化合物、たとえば、天然ワツクスを多
量に含まないものであることが掲げられる。 グロー放電処理は、大気中におけるものでも可
能であるが、好ましくは、真空中のものが適当で
ある。その条件として、真空度:1×10-1〜
10-4Torr、周波数直流〜44MHz、電圧:10V〜
3KVPP、電流密度:1〜600μA/電極単位面積、
雰囲気:残流空気、酸素、アルゴン、窒素、二酸
化炭素、あるいはこれらの混合体等が良好である
が必らずしもこれに限定されるものではない。そ
の後、グロー放電処理された表面に無機コロイド
微粒子を含む樹脂液を塗付すると、無機コロイド
微粒子がポリエステルフイルム上のミミズ状突起
の突出部分に選択的に付着してそこに微小な二次
突起を形成することが明らかになつた。この選択
的付着現象はポリスチレン、ポリカーボネート等
の有機高分子から成るコロイド微粒子を含む樹脂
液においてはとくに見られないことから、無機コ
ロイド微粒子特有のものと考えられる。 本発明に使用する無機コロイド微粒子としては
直径30〜500Åさらに好ましくは50〜300Åの単分
散粒子が適当で、材質的には、アルミナ、シリ
カ、酸化チタン、酸化鉛、酸化鉄等各種の酸化
物、あるいはそれらの水和物、カルシウム、バリ
ウム、ストロンチウム等の炭酸塩、硫酸塩等が適
当である。 直径が30Å以下では高湿中での鳴き防止効果が
得られ難く、500Å以上ではエンベロープの乱れ
を生じやすくなる。 無機コロイド微粒子をポリエステルフイルム上
に強固に接着せしめるために、これらの微粒子を
樹脂液中に分散せしめ、樹脂により接着せしめ
る。これに適した樹脂としては、ポリエステル、
ポリアミド、ポリスチレン、ポリカーボネート、
ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリアクリレート、ポリ塩化ビニール、
ポリ塩化ビニリデン、ポリビニールブチラール、
ポリフエンレンオキサイド、フエノキシ樹脂等の
各種樹脂の単体、混合体、または共重合体が使用
でき、また、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリ
コン樹脂、フエノール樹脂等の架橋性樹脂も使用
できる。これらの樹脂を、エステル系、エーテル
系、アルコール系、ケトン系、芳香族炭化水素系
等の各種溶剤またはそれらの混合溶剤中に溶解せ
しめることにより樹脂液とし、その中に無機コロ
イド微粒子を混合分散せしめたものを上記ポリエ
ステルフイルム上に塗付する。 塗付され乾燥された塗膜の厚さとしては、平均
膜厚で10〜300Å、さらに好ましくは10〜100Åが
適当である。10Å以下であると無機コロイド微粒
子とフイルムとの間の付着強度が劣り、また300
Å以上であると、ミミズ状突起が平滑化されるの
で具合が悪い。無機コロイド微粒子を核とするミ
ミズ状突起上の微細突起の密度としては、1×
106ケ/cm2〜1×1010ケ/cm2、さらに好ましくは、
2.5×106〜1×109ケ/cm2が適当である。 強磁性金属薄膜の形成は、真空中斜め蒸着、あ
るいは垂直蒸着、スパツタリング等によりCo、
Ni、Fe等を主成分とする金属、それらの合金を
主成分とする金属(たとえば、CoNi合金、CoCr
合金等)を薄膜化せしめることにより行なうこと
ができるが、これらの場合、得られる薄膜の耐食
性、耐摩耗性、基板への付着強度等の向上の目的
で真空中に微量の酸素ガスを導入しつつ製膜する
ことが望ましい。また、強磁性金属薄膜形成に先
立ち、Ti、Cr、Ni等の金属薄膜、Al2O3、SiO2
等の酸化物薄膜より成る下地層を必要に応じて形
成させることもできる。強磁性金属膜の膜厚は
0.04〜0.5μmmさらに好ましくは0.04〜0.20μmmが適
当である。0.04μmm以下ではスチル寿命が急激に
低下する。また0.5μmm以上では可とう性が問題と
なる。 強磁性金属薄膜形成後、その表面に各種滑剤を
付着せしめることにより、ミミズ状突起とその上
に形成された無機コロイド微粒子を核とする微細
突起から得られる走行性改善効果をさらに高める
ことが可能である。これにより、高湿中での鳴き
防止をさらに完全なものにすることができる。こ
れらの滑剤を付着せしめる方法としては、強磁性
金属薄膜上に直接塗付、あるいは蒸着する方法以
外に磁気記録媒体の裏面に塗付、あるいは蒸着せ
しめておき磁気記録媒体の積層時(捲回時)に強
磁性金属薄膜表面に転写せしめる方法も可能であ
る。これらに使用する滑剤としては、各種脂肪
酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、金属石ケ
ン、脂肪族アルコール、パラフイン、シリコー
ン、フツ素系界面活性剤、無機滑剤等が使用で
き、滑剤を強固に表面に固着せしめるために樹脂
結合剤等を併用することもできる、強磁性金属薄
膜表面における滑剤の存在量としては表面1m2当
り0.5〜500mg、さらに好ましくは5〜200gが適
当である。 実施例の説明 (実施例) 重合触媒残査等に起因する内部粒子をほとんど
含まないポリエチレンテレフタレートを用いて延
伸製膜途上で両表面にエポキシ化ポリジメチルシ
ロキサンとメチルセルロースを主成分とするエマ
ルジヨンを塗付乾燥することにより得られた全面
に平均突起高さ150Å、平均突起密度1×107個/
cm2のミミズ状突起を有するポリエステルフイルム
(厚さ12μmm)の片面を、真空度1×10-2Torrの
酸素中でSUS電極間に500VPPの60Hz交流を印加
して生じるグロー放電中を通過せしめることによ
りグロー放電処理を行ない、続いて、その面に下
記組成液を未乾燥状態で10μmmの厚さとなるよう
に塗付したのち乾燥しミミズ状突起の突部にシリ
カコロイド微粒子を核とする微小突起(平均突起
高さ約150Å、平均突起密度5×107個/cm2)を有
する表面を得た。 オルガノシリカゾル ……0.1重量部 メチルエチルケトン ……1000重量部 トルエン ……500重量部 飽和ポリエステル樹脂(バイロン200東洋紡(株)製)
……0.1重量部 なお、上記オルガノシリカゾルは、シリカ粒子
径150Åの水性コロイダルシリカをイオン交換後
イソプロピルアルコールと共に加温して過剰の水
を留去させて得られたもので、シリカ含量30重量
%のイソプソピルアルコール液である。 続いて、このフイルム表面に連続真空斜め蒸着
法により酸素含有CoNi強磁性金属薄膜(Ni=20
重量%、膜厚1200Å)を微量の酸素ガスを導入し
つつ形成させた。磁性層の酸素含有量は金属に対
する原子数比で5%であつた。 また、比較例として上記においてグロー放電処
理およびオルガノシリカゾル分散液塗付を行なわ
ずにミミズ状突起上に直接上記と同じ条件で強磁
性金属薄膜を形成せしめた試料も作成した。 これら2種類の試料の表面に濃度100ppmのス
テアリン酸のトルエン溶液を塗付したのち所定巾
に切断して磁気テープ試料とした。 これらの試料を30℃90%R・Hの環境下で試作
ビデオレコーダーに掛けて回転ヘツドシリンダー
部での鳴きの状態とエンベロープの状態、およ
び、スチル寿命を測定した。また、同じ環境下で
5mmφSUSポスト状を繰り返し走行せしめたとき
の摩擦係数を測定した。それらの結果を別表に示
す。
【表】
発明の効果
以上から明らかなように本発明の方法によれば
高湿度中においても安定した走行性を示す磁気記
録媒体を得ることができる。
高湿度中においても安定した走行性を示す磁気記
録媒体を得ることができる。
Claims (1)
- 1 表面にシリコーン、スチレンブタジエンゴム
の少なくとも一つと水溶性高分子を主成分とする
ミミズ状皮膜構造が形成されているポリエステル
フイルムにグロー放電処理を施し、ついで、直径
30〜500Åの無機コロイド微粒子を含む樹脂液を
同フイルムの表面に塗布することにより前記ミミ
ズ状皮膜構造の突起の突出部分に前記無機コロイ
ド微粒子を選択的に固着せしめたのち、その上に
強磁性金属薄膜を形成せしめたことを特徴とする
磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58098363A JPS59223932A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58098363A JPS59223932A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59223932A JPS59223932A (ja) | 1984-12-15 |
| JPH0514332B2 true JPH0514332B2 (ja) | 1993-02-24 |
Family
ID=14217793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58098363A Granted JPS59223932A (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59223932A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6459628A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Production of magnetic recording medium |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS605183B2 (ja) * | 1979-07-09 | 1985-02-08 | 東レ株式会社 | ポリエステルフイルム |
| JPS57164420A (en) * | 1981-03-31 | 1982-10-09 | Hitachi Maxell Ltd | Magnetic recording medium |
| JPS5877030A (ja) * | 1981-10-31 | 1983-05-10 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
-
1983
- 1983-06-02 JP JP58098363A patent/JPS59223932A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59223932A (ja) | 1984-12-15 |
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