JPH0517519B2 - - Google Patents
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- JPH0517519B2 JPH0517519B2 JP57218394A JP21839482A JPH0517519B2 JP H0517519 B2 JPH0517519 B2 JP H0517519B2 JP 57218394 A JP57218394 A JP 57218394A JP 21839482 A JP21839482 A JP 21839482A JP H0517519 B2 JPH0517519 B2 JP H0517519B2
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Description
本発明は、放射線像変換方法に関するものであ
る。さらに詳しくは、本発明は、二価のユーロピ
ウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体を使用する放
射線像変換方法に関するものである。 従来、放射線像を画像として得る方法として
は、銀塩感光材料からなる乳剤層を有する放射線
写真フイルムと増感紙(増感スクリーン)とを組
合わせた、いわゆる放射線写真法が利用されてい
る。上記従来の放射線写真法にかわる方法の一つ
として、たとえば、米国特許第3859527号明細書
および特開昭55−12145号公報等に記載されてい
るような輝尽性蛍光体を利用する放射線像変換方
法が知られている。この方法は、被写体を透過し
た放射線、あるいは被検体から発せられた放射線
を輝尽性蛍光体に吸収させ、そののちにこの蛍光
体を可視光線、赤外線などの電磁波(励起光)で
時系列的に励起することにより、蛍光体中に蓄積
されている放射線エネルギーを蛍光(輝尽発光)
として放出させ、この蛍光を光電的に読取つて電
気信号を得、この電気信号を画像化するものであ
る。 上記の放射線像変換方法において使用される輝
尽性蛍光体としては、前者の米国特許第3859527
号明細書には、セリウムおよびサマリウム賦活硫
化ストロンチウム蛍光体(SrS:Ce,Sm)、ユー
ロピウムおよびサマリウム賦活硫化ストロンチウ
ム蛍光体(SrS:Eu,Sm)、エルビウム賦活二酸
化トリウム蛍光体(ThO2:Er)、およびユーロ
ピウムおよびサマリウム賦活酸硫化ランタン蛍光
体(La2O2S:Eu,Sm)等の輝尽性蛍光体が開
示されている。 また、後者の特開昭55−12145号公報には、使
用される輝尽性蛍光体として、アルカリ土類金属
弗化ハロゲン化物系蛍光体(Ba1-x,M2+x)
FX:yA(ただし、M2+はMg,Ca,Sr,Zn、お
よびCdのうちの少なくとも一つ、XはC,Br、
およびIのうちの少なくとも一つ、AはEu,
Tb,Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,Nd,Yb、および
Erのうちの少なくとも一つ、そしてxは、0≦
x≦0.6,yは、0≦y≦0.2である)が開示され
ている。 上記放射線像変換方法によれば、従来の放射線
写真法を利用した場合に比較して、はるかに少な
い被曝線量で情報量の豊富なX線画像を得ること
ができるとの利点がある。従つて、この放射線像
変換方法は、特に医療診断を目的とするX線撮影
などの直接医療用放射線撮影において利用価値が
非常に高いものである。 ところで、上記放射線像変換方法は、上述のよ
うに非常に有利な画像形成方法であるが、この方
法においても人体の被曝線量を更に低減させるた
めに、その感度のより一層の向上が望まれる。た
だし、放射線の照射対象が特に人体である場合に
は、感度の向上の程度は必ずしも飛躍的である必
要はなく、その程度が大幅でなくとも感度の実質
的な向上は、人体に与える影響を考えると大きな
意味がある。 放射線像変換方法において感度は、基本的には
使用する蛍光体の輝尽発光強度に依存するもので
ある。一般には、励起光の励起波長を、用いる蛍
光体の輝尽励起スペクトルのピーク波長に近づけ
るほど得られる感度は高くなるが、これに対して
鮮鋭度は、励起波長を輝尽励起スペクトルのピー
ク波長から遠ざけるほど高くなる傾向にある。従
つて、高感度の放射線像変換方法を得るために
は、輝尽発光強度の大きな蛍光体を用い、かつこ
の輝尽性蛍光体と組み合わせて用いる励起光とし
て、その励起波長が輝尽励起スペクトルのピーク
波長にできる限り近いような励起光を利用するこ
とが望まれる。 たとえば、放射線像変換方法に利用される輝尽
性蛍光体として代表的な二価のユーロピウム賦活
弗化臭化バリウム蛍光体(BaFBr:Eu2+;上記
特開昭55−12145号公報に開示されている蛍光体
で、その組成式においてx=0である蛍光体)
は、390nm付近に放射される蛍光(輝尽発光)の
輝度が高く、実用性の非常に高いものである。従
来より、この蛍光体の輝尽励起スペクトルは、
600nm付近で発光強度が最大となることが知られ
ている。 上記蛍光体を利用する放射線像変換方法におい
ては、前述のように感度を高めることによつて被
写体の被曝線量をできる限り低くするために、通
常、輝尽励起スペクトルのピーク波長に近い励起
波長、すなわち600nm前後の励起波長を有する励
起光が用いられている。 放射線像変換方法において輝尽性蛍光体は、通
常、放射線像変換パネルに含有された形態で用い
られる。この放射線像変換パネルは、実質的に支
持体と、その片面に設けられた蛍光体層とからな
るものである。 この方法で使用される放射線像変換パネル自体
は、放射線による照射、および励起光の照射によ
つても殆ど変質することがないため、長期間にわ
たつて繰り返し使用することができる。ただし、
たとえば特開昭56−11392号公報に開示されてい
るように、実際の使用においては励起光の走査だ
けではパネルに蓄積している放射線エネルギーが
充分に放出し尽されないので、残存する放射線エ
ネルギーを消去するために走査後に(あるいは、
次に使用する前に)用いる蛍光体の輝尽発光の励
起波長領域の光をパネルに照射することが行なわ
れている。 しかしながら、前記の500nmの励起波長におけ
る発光強度が600nmの励起波長における発光強度
よりも小さい輝尽励起スペクトルを有する従来の
二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体
を用いた場合には、放射線像変換パネルに残存し
ている放射線エネルギーは、上記のような消去操
作を施しても完全に消去されず、未消去の放射線
エネルギーが時間の経過とともに再び励起光の照
射によつて読み出し可能となる傾向がある。この
現象の発生の理由としては、次に述べるような理
由が考えられる。 すなわち、放射線像変換パネルの蛍光体に放射
線エネルギーが蓄積されている状態は、換言すれ
ば、蛍光体のなかの多数の電子がいくつかの捕獲
準位(trap level)に捕らえられた状態にあるこ
とを意味する。このような準安定状態にある電子
の大部分は、励起光および消去用の光の照射によ
り光を放出しながら基底状態に戻るが、一部の電
子は、励起光および消去用の光の照射によつても
容易に基底状態などに戻りにくい捕獲準位(trap
level)に捕らえられているため、そのような光
の照射を受けたのちも依然として準安定状態に維
持される。しかしながら、そのような捕獲準位に
ある電子も、時間が経過するにつれて、励起光の
照射によつてエネルギーが放出されやすい捕獲準
位に移動するため、光を放出して基底状態に戻る
ことが容易になり、前記のような現象が発生する
ものと考えられる。 上記のような現象が発生した場合には、放射線
像変換パネルに消去操作を施しても、そのパネル
を次に使用したときに、残存していた放射エネル
ギーが新たにパネルに蓄積された放射線エネルギ
ーと一緒に放出されるとの現象、すなわち、いわ
ゆる「残像の浮き上がり」が生じるとの問題があ
る。この残像の浮き上がりは、次に同じパネルを
使用する際にノイズを生じる原因となるため、そ
の発生をできるだけ防ぐ必要があるが、通常の消
去操作のみではその充分な回避は困難である。従
つて、残像の浮き上がりを消去操作のみによつて
防ぐためには、たとえば、繰り返し消去操作を行
なうなどの複雑な作業が必要となり、放射線像変
換方法の有効性を減じる結果となる。 従つて、一度の消去操作によつて、パネルに残
存している放射線エネルギーがのちに実質的に残
像の浮き上がりを発生させない程度に消去される
ことが望ましい。すなわち、蛍光体に蓄積されて
いるエネルギーの全部もしくは少なくとも大部分
が、蛍光体の輝尽発光の励起波長領域の光によつ
て容易に放出されることが望ましい。 前記の放射線像変換方法において、放射線像変
換パネルに蓄積されている放射線像を電気信号と
して得るためには、この放射線像を有する蛍光の
光電的読取り操作を行なうが、この光電的読取り
操作は一般に、先読み操作と本読み操作とから構
成される。すなわち、先読み操作において、パネ
ルを弱い光で走査して蓄積されている放射線像の
一部を読み出すことにより、本読み操作で適切な
濃度およびコントラストを有する画像が得られる
ように信号処理条件を設定する。この信号処理条
件設定のための制御回路には、すでに先読み操作
と本読み操作におけるレーザー光の強度比、それ
に対してパネルから放射される輝尽発光の光量比
などの値が入力されている。次に、本読み操作に
おいて、パネルを強い光で走査することにより、
蓄積されている放射線像を読み出して得られる電
気信号をこの条件に従つて自動的に信号処理する
ことが一般的に行なわれている。 以上のような操作においては、前記の従来の二
価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体
が、退行性(フエーデイング)現象を示す傾向が
あることが問題となる。すなわち、蛍光体に放射
線を照射したのち時間が経過するにつれて、その
輝尽励起スペクトルの形状が変化する傾向があ
る。この経時変化した輝尽励起スペクトルでは、
特に600nmより長波長側における発光強度の低下
が大きくなる。それと同時に、時間が経過するに
つれて、先読み操作と本読み操作に対する輝尽発
光の光量比が異なつてくる。 すなわち、退行性現象により、上述の先読み操
作で電気信号に変換される輝尽発光量(読み出し
値)と本読み操作で電気信号に変換される輝尽発
光量との比率が時間の経過とともに変化し、その
結果、撮影時間が入力されなかつた場合または予
め想定した時間と異なる時間に読出操作を行なつ
た場合には信号処理が適切に行なわれないことが
あり、この理由により好適な濃度およびコントラ
ストを有する画像が得られない結果が発生する。
従つて、放射線像変換方法に使用される輝尽性蛍
光体としては、先読み操作における発光量と本読
み操作における発光量との比率ができる限り経時
変化を起さないものであることが望まれる。 従つて、本発明は、感度の向上した放射線像変
換方法を提供することをその目的とするものであ
る。 また、本発明は、残像の浮き上がりが実質的に
発生することのない放射線像変換方法を提供する
こともその目的とするものである。 さらに、本発明は、その他の画像特性が向上し
た放射線像変換方法を提供することもその目的と
するものである。 上記の目的は、 被写体を透過した、あるいは被検体から発せ
られた放射線を、500nmの励起波長における発
光強度が600nmの励起波長における発光強度よ
りも大きい輝尽励起スペクトルを有する二価の
ユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体を
含有する放射線像変換パネルに吸収させる工
程; 該パネルに、470nm〜550nm(ただし、
550nmは含まない)の波長領域の電磁波を照射
することにより、該パネルに蓄積されている放
射線エネルギーを蛍光として放出させる工程; この蛍光を検出する工程; を含むことを特徴とする本発明の放射線像変換方
法により達成することができる。 すなわち、本発明者の検討によれば、500nmの
励起波長における発光強度が600nmの励起波長に
おける発光強度よりも大きいような輝尽励起スペ
クトルを有する二価のユーロピウム賦活弗化臭化
バリウム系蛍光体を使用し、かつ励起光として
470nm〜550nm(ただし、550nmは含まない)の
波長領域の電磁波を用いる放射線像変換方法は、
従来の二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム
蛍光体を用いた放射線像変換方法に比較して高感
度であることが判明した。 また、本発明の放射線像変換方法においては、
パネルに残存している放射線エネルギーを消去し
たのち残像の浮き上がりが実質的に発生すること
がない。すなわち、一度の消去操作で実質的な影
響が出ない程度に、パネルに残存している放射線
エネルギーを除去することができるため、次にこ
のパネルを使用する場合に予め残像の消去操作を
行なうことなくとも、残像によるノイズの発生が
殆ど見られない。 さらに、本発明の放射線像変換方法に用いられ
る蛍光体は、撮影後の経時変化によつてその輝尽
励起スペクトルの形状が変わることがない。また
退行によつて輝尽発光強度が変化することもあま
りない。従つて、得られた情報を画像化した場合
に、退行性現象の発生によつて先読み操作におけ
る発光量と本読み操作における発光量との比率が
異なることにより、蛍光を読み取つて得られた電
気信号が最適な信号処理条件で信号処理されない
ことに起因して生じる画質の低下を防ぐことがで
きる。 次に本発明を詳しく説明する。 本発明は、輝尽性蛍光体を利用する放射線像変
換方法における輝尽性蛍光体として、500nmの励
起波長における発光強度が600nmの励起波長にお
ける発光強度よりも大きい輝尽励起スペクトルを
有する二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム
系蛍光体を使用し、さらに励起光として、470nm
〜550nm(ただし、550nmは含まない)の波長領
域の電磁波を用いることにより、放射線像変換方
法における上記諸特性の顕著な向上を実現するも
のである。 上記のような諸特性の向上した本発明の放射線
像変換方法を、第1図に示す概略図を用いて具体
的に説明する。 第1図において、11はX線などの放射線発生
装置、12は被写体、13は二価のユーロピウム
賦活弗化臭化バリウム系蛍光体を含有する放射線
像変換パネル、14は放射線像変換パネル13上
の放射線エネルギーの蓄積像を蛍光として放射さ
せるための励起源としての光源、15は放射線像
変換パネル13より放射された蛍光を検出する光
電変換装置、16は光電変換装置15で検出され
た光電変換信号を画像として再生する装置、17
は再生された画像を表示する装置、18は光源1
4からの反射光を透過させないで放射線像変換パ
ネル13より放射された蛍光のみを透過させるた
めのフイルター、そして19は放射線像変換パネ
ル13に残存している放射線エネルギーを除去す
るための光源である。 なお、第1図は被写体の放射線透過像を得る場
合の例を示しているが、被写体12自体が放射線
を発するもの(本明細書においてはこれを被検体
という)である場合には、上記の放射線発生装置
11は特に設置する必要はない。また、光電変換
装置15〜画像表示装置17までは、放射線像変
換パネル13から蛍光として放射される情報を何
らかの形で画像として再生できる他の適当な装置
に変えることもできる。 第1図に示されるように、被写体12に放射線
発生装置11からX線などの放射線を照射する
と、その放射線は被写体12をその各部の放射線
透過率に比例して透過する。被写体12を透過し
た放射線は、次に放射線像変換パネル13に入射
し、その放射線の強弱に比例して放射線像変換パ
ネル13の蛍光体層に吸収される。すなわち、放
射線像変換パネル13上には放射線透過像に相当
する放射線エネルギーの蓄積像(一種の潜像)が
形成される。 次に、放射線像変換パネル13に光源14を用
いて470nm〜550nm(ただし、550nmは含まない)
の波長領域の電磁波を照射すると、放射線像変換
パネル13上に形成された放射線エネルギーの蓄
積像は、蛍光として放射される。この放射される
蛍光は、放射線像変換パネル13の蛍光体層に吸
収された放射線エネルギーの強弱に比例してい
る。この蛍光の強弱で構成される光信号を、たと
えば、光電子増倍管などの光電変換装置15で電
気信号に変換し、画像再生装置16によつて画像
として再生し、画像表示装置17によつてこの画
像を表示する。一方、蛍光を放射した放射線像変
換パネル13には、光源19からの光を照射して
パネル13に残存している放射線エネルギーを除
去する。なお、放射線像変換パネル13への光源
19からの光の照射は次にパネル13を使用する
前に行なわれればよい。 本発明の放射線像変換方法において、被写体の
放射線透過像を得る場合に用いる被写体を照射す
るための放射線としては、上記蛍光体がこの放射
線の照射を受けた後、さらに上記電磁波で励起さ
れた時に輝尽発光を示しうるものであればいかな
る放射線であつてもよく、たとえば、X線、電子
線、紫外線など一般によく知られている放射線を
用いることができる。また、被検体の放射線像を
得る場合に直接に被検体から発せられる放射線
は、同様に上記蛍光体に吸収されて輝尽発光のエ
ネルギー源となるものであればいかなる放射線で
あつてもよく、その例としてはγ線、α線、β線
などの放射線を挙げることができる。 上記のようにして被写体もしくは被検体からの
放射線を吸収した蛍光体を励起する電磁波の光源
としては、470nm〜550nm(ただし、550nmは含
まない)の波長領域にバンドスペクトル分布をも
つ光を放射する光源のほかに、Arイオンレーザ
ー(488.0,514.5nm等)などの単一波長の光を放
射する光源を使用することもできる。特にレーザ
ー光は、単位面積当りのエネルギー密度の高いレ
ーザービームを放射線像変換パネルに照射するこ
とができるため、本発明において用いる励起用光
源として好ましい。特に好ましいレーザー光は
Arイオンレーザー光である。Arイオンレーザー
光は、その発振波長が本発明に用いられる蛍光体
の輝尽励起スペクトルのピーク波長に近い、レー
ザー光の出力が大きいためパネルからの蛍光(輝
尽発光)の読み出し操作が短縮できるなどの利点
をもつている。 また、放射線像変換パネルに残存している放射
線エネルギーを除去するための光源としては、上
記蛍光体の励起波長領域に含まれる光を少なくと
も放射する光源が用いられる。たとえば、上記光
源のほかに、蛍光灯、タングステンランプ、ハロ
ゲンランプ、メタルハライドランプ、水銀ラン
プ、および高圧ナトリウムランプなどを使用する
ことができる。 次に、本発明の放射線像変換方法に用いられる
輝尽性蛍光体について説明する。 本発明に使用される輝尽性の二価のユーロピウ
ム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体は、390nm付近
に高輝度の蛍光(輝尽発光)を示すものである
が、その輝尽励起スペクトルにおいて、500nmの
励起波長における発光強度が600nmの励起波長に
おける発光強度よりも大きいことが要求される。 上記のような輝尽励起スペクトルを有する二価
のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体
は、たとえば、二価のユーロピウム賦活弗化臭化
バリウム蛍光体(BaFBr:Eu2+)の製造の際に
おいて、臭素を上記化学量論量よりも多く導入す
る(BaFBr:Eu2+1モルに対し、Brを1グラム
当量より多く導入する)ことにより得ることがで
きる。その一例として、次のような従来公知の製
造方法を用い、臭素の導入量を化学量論量よりも
多くすることにより製造することができる。 すなわち、所定量の弗化バリウムおよび三価の
ユーロピウム化合物、さらに化学量論量より多い
量のハロゲン化バリウム(ただし、弗化バリウム
は含まない)を主成分とする蛍光体原料を用い
て、蛍光体原料混合物を調製した後、この蛍光体
原料混合物を焼成し、次いで所望により粉砕、分
級などを行なう。なお、上記の蛍光体原料混合物
を均一な混合物として得るためには、この混合物
を水系分散物として調製するのが好ましく、この
場合にはその分散物を乾燥したのち、上記の焼成
を行なう。 本発明の放射線像変換方法に用いられる蛍光体
の一例として、BaFBr:0.001Eu2+1モル当り
0.525モルのBaBr2を用いて、上記の製造方法に
よつて製造された二価のユーロピウム賦活弗化臭
化バリウム蛍光体は、第2図のaに示すような輝
尽励起スペクトルを有する。 第2図のaは、上記のようにして製造された蛍
光体に管電圧80KVpのX線を照射したのち、波
長の異なる光エネルギー(蓄積されたエネルギー
のうちのほんの一部を読み出すためのごく弱い光
量、〜6μJ/cm2)を与えた時の390nmの発光波長
において放射される蛍光の強度変化を示すスペク
トル(輝尽励起スペクトル)である。すなわち、
横軸に励起波長をとり、縦軸に相対発光強度をと
つてある。第2図のaから明らかなように、
500nmの励起波長において発光強度はピークを有
し最大となるが、一方600nmの励起波長において
はわずかに肩が現われているだけである。 なお、第2図のcは、従来公知の二価のユーロ
ピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体の輝尽励起ス
ペクトルとしてよく知られているスペクトルであ
る。すなわち、BaFBr:0.001Eu2+1モル当り0.5
モルのBaBr2を用いて、同様の製造方法によつて
製造された二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリ
ウム蛍光体の輝尽励起スペクトルを示すものであ
る。 導入した臭素量が異る二種の二価のユーロピウ
ム賦活弗化臭化バリウム蛍光体における上述のよ
うな輝尽励起スペクトルの相違は、おそらく、第
2図においてスペクトルaを有する本発明の放射
線像変換方法に用いられる蛍光体がBr過剰の状
態であるのに対し、スペクトルcを有する蛍光体
は、Br不足の状態であることによるものと考察
される。すなわち、後者においては、蛍光体を製
造するための焼成工程において臭素が弗素よりも
蒸発しやすいために、スペクトルcを有する蛍光
体は、Br不足の状態であると推察される。さら
に詳しくいえば、スペクトルcを示す蛍光体にお
いては、二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウ
ム蛍光体の母体であるBaFBrの結晶内部に生じ
たBr-イオンの空格子点が着色中心(color
center)を作り、このBr-空格子点に捕らえられ
た電子によつて蛍光(輝尽発光)が生じるが、一
方スペクトルaを有する本発明に用いられる蛍光
体においては、蛍光体の製造時にBrを過剰に導
入することによつて着色中心がBr-空格子点から
F-空格子点に替わり、このF-空格子点に捕らえ
られた電子を介して蛍光が生じると考えられる。 本発明の放射線像変換方法に使用される二価の
ユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体は、
上記の蛍光体に限られるものではなく、500nmの
励起波長における発光強度が600nmの励起波長に
おける発光強度よりも大きい輝尽励起スペクトル
を有するものであればいかなる組成式を有するも
のであつてもかまわない。ただし、臭素の導入量
は、BaFBr:0.001Eu2+1モル当り1.1グラム当量
を越えない範囲であることが好ましい。また、臭
素の50%未満を塩素および/または沃素で置換す
ることもできる。 本発明の放射線像変換方法において、上記二価
のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体は
放射線像変換パネルに含有された形態で用いられ
る。放射線像変換パネルは、前述のように、実質
的に支持体と、この支持体上に設けられた上記蛍
光体からなる蛍光体層とから構成される。 上記の構成を有する放射線像変換パネルは、た
とえば、次に述べるような方法により製造するこ
とができる。 まず上記輝尽性蛍光体粒子と結合剤とを適当な
溶剤(たとえば、低級アルコール、塩素原子含有
炭化水素、ケトン、エステル、エーテル)に加
え、これを充分に混合して、結合剤溶液中に輝尽
性蛍光体が均一に分散した塗布液を調製する。 結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、ポ
リ酢酸ビニル、ニトロセルロース、ポリウレタ
ン、ポリビニルアルコール、線状ポリエステルな
どような合成高分子物質などにより代表される結
合剤を挙げることができる。 塗布液における結合剤と輝尽性蛍光体との混合
比は、通常1:8乃至1:40(重量比)の範囲か
ら選ばれる。 次に、この塗布液を支持体の表面に均一に塗布
することにより塗布液の塗膜を形成する。この塗
膜を徐々に加熱することにより乾燥して、支持体
上への蛍光体層の形成を完了する。蛍光体層の層
厚は、一般に50乃至500μmである。 支持体としては、従来の放射線写真法における
増感紙(または増感スクリーン)の支持体として
用いられている各種の材料から任意に選ぶことが
できる。そのような材料の例としては、セルロー
スアセテート、ポリエチレンテレフタレートなど
のプラスチツク物質のフイルム、アルミニウム箔
などの金属シート、通常の紙、バライタ紙、レジ
ンコート紙などを挙げることができる。 なお、支持体の蛍光体層が設けられる側の表面
には、接着性付与層、光反射層、光吸収層などが
設けられていてもよい。 さらに、蛍光体層の支持体に接する側とは反対
側の表面に、蛍光体層を物理的および化学的に保
護するための透明な保護膜が設けられていてもよ
い。透明保護膜に用いられる材料の例としては、
酢酸セルロース、ポリメチルメタクリレート、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンを挙げ
ることができる。透明保護膜の膜厚は、通常約3
乃至20μmである。 次に本発明の実施例および比較例を記載する。
ただし、これらの各例は本発明を制限するもので
はない。 [実施例 1] 弗化バリウム(BaF2)175.4gおよび臭化バリ
ウム(BaBr2・2H2O)336.6gを、アルミナ乳鉢
を用いて30分間充分に混合し、この混合物を150
℃の温度で2時間加熱した。生成した弗化臭化バ
リウムに、酸化ユーロピウム(Eu2O3)0.352g
を臭化水素酸(HBr;47重量%)に溶かした溶
液を添加し充分に混練した。得られた懸濁液を
130℃の温度で2時間減圧乾燥した後、高純度ア
ルミナ製自動乳鉢を用いて1時間粉砕混合して、
弗化臭化バリウムと臭化ユーロピウムとからなる
蛍光体原料混合物を調製した。なお、この蛍光体
原料混合物は、Ba1.005FBr1.01:0.001Euで表わさ
れる化学量論量を有するものであつた。 この蛍光体原料混合物100gを取り、石英ボー
トに充填し、これをチユーブ炉に入れて焼成を行
なつた(一次焼成)。焼成は、3重量%の水素ガ
スを含む窒素ガスを300ml/分の流速で流しなが
ら900℃の温度で2時間かけて行なつた。焼成が
完了した後、一次焼成物を炉外に取り出して冷却
した。 次に、一次焼成物をアルミナボールミルを用い
て20時間粉砕した後、再び石英ボートに充填して
チユーブ炉に入れ二次焼成を行なつた。焼成は、
一次焼成と同様に水素ガスを含む窒素ガスを流し
ながら、600℃の温度で2時間行なつた。二次焼
成後、焼成物を炉外に取り出し冷却して、粉末状
の二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光
体を得た。 次に、得られた蛍光体を用いて以下のようにし
て放射線像変換パネルを製造した。 蛍光体粒子と線状ポリエステル樹脂との混合物
にメチルエチルケトンを添加し、さらに硝化度
11.5%のニトロセルロースを添加して蛍光体粒子
を分散状態で含有する分散液を調製した。次に、
この分散液に燐酸トリクレジル(可塑剤)、n−
ブタノール、メチルエチルケトンを添加したの
ち、プロペラミキサーを用いて充分に攪拌混合し
て、蛍光体粒子が均一に分散し、かつ結合剤と蛍
光体との混合比が1:20(重量比)、粘度が25〜
35PS(25℃)の塗布液を調製した。 次いで、ガラス板上に置いた二酸化チタン練り
込みポリエチレンテレフタレート(支持体、厚
み:250μm)の上に塗布液をドクターブレードを
用いて均一に塗布した。そして塗布後に、塗膜が
形成された支持体を乾燥器内に入れ、この乾燥器
の内部の温度を25℃から100℃に徐々に上昇させ
て、塗膜の乾燥を行なつた。このようにして、支
持体上に層厚が200μmの蛍光体層を形成した。 そして、この蛍光体層の上にポリエチレンテレ
フタレートの透明フイルム(厚み:12μm、ポリ
エステル系接着剤が付与されているもの)を接着
剤層側を下に向けて置いて接着することにより、
透明保護膜を形成し、支持体、蛍光体層、および
透明保護膜から構成された放射線像変換パネルを
製造した。 [実施例 2] 実施例1において、臭化バリウム(BaBr2・
2H2O)350.0gを導入すること以外は、実施例
1の方法と同様な操作を行なうことにより、弗化
臭化バリウムと臭化ユーロピウムとからなる蛍光
体原料混合物を調製した。なお、この蛍光体原料
混合物は、Ba1.025FBr1.05:0.001Euで表わされる
化学量論量を有するものであつた。 次いで、実施例1の方法と同様な焼成および粉
砕処理を行なうことにより粉末状の二価のユーロ
ピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体を得た。 次に、この蛍光体を用いて実施例1の方法と同
様な処理を行なうことにより、支持体、蛍光体
層、および透明保護膜から構成された放射線像変
換パネルを製造した。 [比較例 1] 実施例1において、臭化バリウム(BaBr2・
2H2O)333.3gを導入すること以外は、実施例
1の方法と同様な操作を行なうことにより、弗化
臭化バリウムと臭化ユーロピウムとからなる蛍光
体原料混合物を調製した。なお、この蛍光体原料
混合物は、BaFBr:0.001Euで表わされる化学量
論量を有するものであつた。 次いで、実施例1の方法と同様な焼成および粉
砕処理を行なうことにより粉末状の二価のユーロ
ピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体を得た。 次に、この蛍光体を用いて実施例1の方法と同
様な処理を行なうことにより、支持体、蛍光体
層、および透明保護膜から構成された放射線像変
換パネルを製造した。 [比較例 2] 実施例1において、臭化バリウム(BaBr2・
2H2O)316.6gを導入すること以外は、実施例
1の方法と同様な操作を行なうことにより、弗化
臭化バリウムと臭化ユーロピウムとからなる蛍光
体原料混合物を調製した。なお、この蛍光体原料
混合物は、Ba0.975FBr0.95:0.001Euで表わされる
化学量論量を有するものであつた。 次いで、実施例1の方法と同様な焼成および粉
砕処理を行なうことにより粉末状の二価のユーロ
ピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体を得た。 次に、この蛍光体を用いて実施例1の方法と同
様な処理を行なうことにより、支持体、蛍光体
層、および透明保護膜から構成された放射線像変
換パネルを製造した。 上記のようにして得られた各々の蛍光体の輝尽
励起スペクトルを第2図に示す。 第2図は、蛍光体に管電圧80KVpのX線を照
射したのち直ちに400nm〜900nmの波長領域の光
で励起した時の、390nmの発光波長における輝尽
励起スペクトルを示す。また、第2図には、X線
を照射後24時間放置(温度25℃)した以外は同一
条件で測定した輝尽励起スペクトルも示す。すな
わち、 a:実施例1および実施例2の蛍光体におけるX
線照射直後の輝尽励起スペクトル、 b:実施例1および実施例2の蛍光体におけるX
線を照射して24時間後の輝尽励起スペクトル c:比較例1および比較例2の蛍光体におけるX
線照射直後の輝尽励起スペクトル、および、 d:比較例1および比較例2の蛍光体におけるX
線を照射して24時間後の輝尽励起スペクトル をそれぞれ示している。 第2図から明らかなように、本発明の放射線像
変換方法に用いられる、500nmの励起波長におけ
る発光強度が600nmの励起波長における発光強度
よりも大きい輝尽励起スペクトルを有する蛍光体
(実施例1および2の蛍光体)は、その輝尽励起
スペクトルが殆ど経時変化を起こさない。一方、
500nmの励起波長における発光強度が600nmの励
起波長における発光強度よりも小さい輝尽励起ス
ペクトルを有する蛍光体(比較例1および2の蛍
光体)は、その輝尽励起スペクトルが著しい経時
変化を起こした。 次に、上記のようにして得られた各々の放射線
像変換パネルに、以下に記載する退行性(フエー
デイング)現象試験、感度試験、および残像の浮
き上がり試験を行ない、それにより放射線像変換
方法についての評価を行なつた。 (1) 退行性(フエーデイング)現象試験 放射線像変換パネルに管電圧80KVpのX線を
照射した後直ちに、先読み操作(1×10-5J/cm2
のエネルギー強度のArイオンレーザー光
(514.5nm)で励起)における輝尽発光の光量、
および本読み操作(2.4×10-4J/cm2のエネルギ
ー強度のArイオンレーザー光で励起)における
輝尽発光の光量を測定し、その光量比(本読み/
先読み)を計算した。また、X線照射して24時間
放置(25℃の温度下)後、同様にして先読み操作
および本読み操作における輝尽発光の光量をそれ
ぞれ測定し、その光量比を求めた。 得られた結果を第1表に示す。 第1表 X線照射直後 24時間後 実施例1 17.0 17.2 比較例2 16.0 16.7 (2) 感度試験 放射線像変換パネルに管電圧80KVpのX線を
照射した後、Arイオンレーザー光(514.5nm)で
励起して、パネルの感度を測定した。 得られた結果を第2表に示す。 次いで、同様にして実施例1及び2の放射線像
変換パネルに管電圧80KVpのX線を照射した後、
比較のために、今度はHe−Neレーザー光
(632.8nm)で励起して、パネルの感度を測定し
た。この測定値も第2表に示す。
る。さらに詳しくは、本発明は、二価のユーロピ
ウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体を使用する放
射線像変換方法に関するものである。 従来、放射線像を画像として得る方法として
は、銀塩感光材料からなる乳剤層を有する放射線
写真フイルムと増感紙(増感スクリーン)とを組
合わせた、いわゆる放射線写真法が利用されてい
る。上記従来の放射線写真法にかわる方法の一つ
として、たとえば、米国特許第3859527号明細書
および特開昭55−12145号公報等に記載されてい
るような輝尽性蛍光体を利用する放射線像変換方
法が知られている。この方法は、被写体を透過し
た放射線、あるいは被検体から発せられた放射線
を輝尽性蛍光体に吸収させ、そののちにこの蛍光
体を可視光線、赤外線などの電磁波(励起光)で
時系列的に励起することにより、蛍光体中に蓄積
されている放射線エネルギーを蛍光(輝尽発光)
として放出させ、この蛍光を光電的に読取つて電
気信号を得、この電気信号を画像化するものであ
る。 上記の放射線像変換方法において使用される輝
尽性蛍光体としては、前者の米国特許第3859527
号明細書には、セリウムおよびサマリウム賦活硫
化ストロンチウム蛍光体(SrS:Ce,Sm)、ユー
ロピウムおよびサマリウム賦活硫化ストロンチウ
ム蛍光体(SrS:Eu,Sm)、エルビウム賦活二酸
化トリウム蛍光体(ThO2:Er)、およびユーロ
ピウムおよびサマリウム賦活酸硫化ランタン蛍光
体(La2O2S:Eu,Sm)等の輝尽性蛍光体が開
示されている。 また、後者の特開昭55−12145号公報には、使
用される輝尽性蛍光体として、アルカリ土類金属
弗化ハロゲン化物系蛍光体(Ba1-x,M2+x)
FX:yA(ただし、M2+はMg,Ca,Sr,Zn、お
よびCdのうちの少なくとも一つ、XはC,Br、
およびIのうちの少なくとも一つ、AはEu,
Tb,Ce,Tm,Dy,Pr,Ho,Nd,Yb、および
Erのうちの少なくとも一つ、そしてxは、0≦
x≦0.6,yは、0≦y≦0.2である)が開示され
ている。 上記放射線像変換方法によれば、従来の放射線
写真法を利用した場合に比較して、はるかに少な
い被曝線量で情報量の豊富なX線画像を得ること
ができるとの利点がある。従つて、この放射線像
変換方法は、特に医療診断を目的とするX線撮影
などの直接医療用放射線撮影において利用価値が
非常に高いものである。 ところで、上記放射線像変換方法は、上述のよ
うに非常に有利な画像形成方法であるが、この方
法においても人体の被曝線量を更に低減させるた
めに、その感度のより一層の向上が望まれる。た
だし、放射線の照射対象が特に人体である場合に
は、感度の向上の程度は必ずしも飛躍的である必
要はなく、その程度が大幅でなくとも感度の実質
的な向上は、人体に与える影響を考えると大きな
意味がある。 放射線像変換方法において感度は、基本的には
使用する蛍光体の輝尽発光強度に依存するもので
ある。一般には、励起光の励起波長を、用いる蛍
光体の輝尽励起スペクトルのピーク波長に近づけ
るほど得られる感度は高くなるが、これに対して
鮮鋭度は、励起波長を輝尽励起スペクトルのピー
ク波長から遠ざけるほど高くなる傾向にある。従
つて、高感度の放射線像変換方法を得るために
は、輝尽発光強度の大きな蛍光体を用い、かつこ
の輝尽性蛍光体と組み合わせて用いる励起光とし
て、その励起波長が輝尽励起スペクトルのピーク
波長にできる限り近いような励起光を利用するこ
とが望まれる。 たとえば、放射線像変換方法に利用される輝尽
性蛍光体として代表的な二価のユーロピウム賦活
弗化臭化バリウム蛍光体(BaFBr:Eu2+;上記
特開昭55−12145号公報に開示されている蛍光体
で、その組成式においてx=0である蛍光体)
は、390nm付近に放射される蛍光(輝尽発光)の
輝度が高く、実用性の非常に高いものである。従
来より、この蛍光体の輝尽励起スペクトルは、
600nm付近で発光強度が最大となることが知られ
ている。 上記蛍光体を利用する放射線像変換方法におい
ては、前述のように感度を高めることによつて被
写体の被曝線量をできる限り低くするために、通
常、輝尽励起スペクトルのピーク波長に近い励起
波長、すなわち600nm前後の励起波長を有する励
起光が用いられている。 放射線像変換方法において輝尽性蛍光体は、通
常、放射線像変換パネルに含有された形態で用い
られる。この放射線像変換パネルは、実質的に支
持体と、その片面に設けられた蛍光体層とからな
るものである。 この方法で使用される放射線像変換パネル自体
は、放射線による照射、および励起光の照射によ
つても殆ど変質することがないため、長期間にわ
たつて繰り返し使用することができる。ただし、
たとえば特開昭56−11392号公報に開示されてい
るように、実際の使用においては励起光の走査だ
けではパネルに蓄積している放射線エネルギーが
充分に放出し尽されないので、残存する放射線エ
ネルギーを消去するために走査後に(あるいは、
次に使用する前に)用いる蛍光体の輝尽発光の励
起波長領域の光をパネルに照射することが行なわ
れている。 しかしながら、前記の500nmの励起波長におけ
る発光強度が600nmの励起波長における発光強度
よりも小さい輝尽励起スペクトルを有する従来の
二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体
を用いた場合には、放射線像変換パネルに残存し
ている放射線エネルギーは、上記のような消去操
作を施しても完全に消去されず、未消去の放射線
エネルギーが時間の経過とともに再び励起光の照
射によつて読み出し可能となる傾向がある。この
現象の発生の理由としては、次に述べるような理
由が考えられる。 すなわち、放射線像変換パネルの蛍光体に放射
線エネルギーが蓄積されている状態は、換言すれ
ば、蛍光体のなかの多数の電子がいくつかの捕獲
準位(trap level)に捕らえられた状態にあるこ
とを意味する。このような準安定状態にある電子
の大部分は、励起光および消去用の光の照射によ
り光を放出しながら基底状態に戻るが、一部の電
子は、励起光および消去用の光の照射によつても
容易に基底状態などに戻りにくい捕獲準位(trap
level)に捕らえられているため、そのような光
の照射を受けたのちも依然として準安定状態に維
持される。しかしながら、そのような捕獲準位に
ある電子も、時間が経過するにつれて、励起光の
照射によつてエネルギーが放出されやすい捕獲準
位に移動するため、光を放出して基底状態に戻る
ことが容易になり、前記のような現象が発生する
ものと考えられる。 上記のような現象が発生した場合には、放射線
像変換パネルに消去操作を施しても、そのパネル
を次に使用したときに、残存していた放射エネル
ギーが新たにパネルに蓄積された放射線エネルギ
ーと一緒に放出されるとの現象、すなわち、いわ
ゆる「残像の浮き上がり」が生じるとの問題があ
る。この残像の浮き上がりは、次に同じパネルを
使用する際にノイズを生じる原因となるため、そ
の発生をできるだけ防ぐ必要があるが、通常の消
去操作のみではその充分な回避は困難である。従
つて、残像の浮き上がりを消去操作のみによつて
防ぐためには、たとえば、繰り返し消去操作を行
なうなどの複雑な作業が必要となり、放射線像変
換方法の有効性を減じる結果となる。 従つて、一度の消去操作によつて、パネルに残
存している放射線エネルギーがのちに実質的に残
像の浮き上がりを発生させない程度に消去される
ことが望ましい。すなわち、蛍光体に蓄積されて
いるエネルギーの全部もしくは少なくとも大部分
が、蛍光体の輝尽発光の励起波長領域の光によつ
て容易に放出されることが望ましい。 前記の放射線像変換方法において、放射線像変
換パネルに蓄積されている放射線像を電気信号と
して得るためには、この放射線像を有する蛍光の
光電的読取り操作を行なうが、この光電的読取り
操作は一般に、先読み操作と本読み操作とから構
成される。すなわち、先読み操作において、パネ
ルを弱い光で走査して蓄積されている放射線像の
一部を読み出すことにより、本読み操作で適切な
濃度およびコントラストを有する画像が得られる
ように信号処理条件を設定する。この信号処理条
件設定のための制御回路には、すでに先読み操作
と本読み操作におけるレーザー光の強度比、それ
に対してパネルから放射される輝尽発光の光量比
などの値が入力されている。次に、本読み操作に
おいて、パネルを強い光で走査することにより、
蓄積されている放射線像を読み出して得られる電
気信号をこの条件に従つて自動的に信号処理する
ことが一般的に行なわれている。 以上のような操作においては、前記の従来の二
価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体
が、退行性(フエーデイング)現象を示す傾向が
あることが問題となる。すなわち、蛍光体に放射
線を照射したのち時間が経過するにつれて、その
輝尽励起スペクトルの形状が変化する傾向があ
る。この経時変化した輝尽励起スペクトルでは、
特に600nmより長波長側における発光強度の低下
が大きくなる。それと同時に、時間が経過するに
つれて、先読み操作と本読み操作に対する輝尽発
光の光量比が異なつてくる。 すなわち、退行性現象により、上述の先読み操
作で電気信号に変換される輝尽発光量(読み出し
値)と本読み操作で電気信号に変換される輝尽発
光量との比率が時間の経過とともに変化し、その
結果、撮影時間が入力されなかつた場合または予
め想定した時間と異なる時間に読出操作を行なつ
た場合には信号処理が適切に行なわれないことが
あり、この理由により好適な濃度およびコントラ
ストを有する画像が得られない結果が発生する。
従つて、放射線像変換方法に使用される輝尽性蛍
光体としては、先読み操作における発光量と本読
み操作における発光量との比率ができる限り経時
変化を起さないものであることが望まれる。 従つて、本発明は、感度の向上した放射線像変
換方法を提供することをその目的とするものであ
る。 また、本発明は、残像の浮き上がりが実質的に
発生することのない放射線像変換方法を提供する
こともその目的とするものである。 さらに、本発明は、その他の画像特性が向上し
た放射線像変換方法を提供することもその目的と
するものである。 上記の目的は、 被写体を透過した、あるいは被検体から発せ
られた放射線を、500nmの励起波長における発
光強度が600nmの励起波長における発光強度よ
りも大きい輝尽励起スペクトルを有する二価の
ユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体を
含有する放射線像変換パネルに吸収させる工
程; 該パネルに、470nm〜550nm(ただし、
550nmは含まない)の波長領域の電磁波を照射
することにより、該パネルに蓄積されている放
射線エネルギーを蛍光として放出させる工程; この蛍光を検出する工程; を含むことを特徴とする本発明の放射線像変換方
法により達成することができる。 すなわち、本発明者の検討によれば、500nmの
励起波長における発光強度が600nmの励起波長に
おける発光強度よりも大きいような輝尽励起スペ
クトルを有する二価のユーロピウム賦活弗化臭化
バリウム系蛍光体を使用し、かつ励起光として
470nm〜550nm(ただし、550nmは含まない)の
波長領域の電磁波を用いる放射線像変換方法は、
従来の二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム
蛍光体を用いた放射線像変換方法に比較して高感
度であることが判明した。 また、本発明の放射線像変換方法においては、
パネルに残存している放射線エネルギーを消去し
たのち残像の浮き上がりが実質的に発生すること
がない。すなわち、一度の消去操作で実質的な影
響が出ない程度に、パネルに残存している放射線
エネルギーを除去することができるため、次にこ
のパネルを使用する場合に予め残像の消去操作を
行なうことなくとも、残像によるノイズの発生が
殆ど見られない。 さらに、本発明の放射線像変換方法に用いられ
る蛍光体は、撮影後の経時変化によつてその輝尽
励起スペクトルの形状が変わることがない。また
退行によつて輝尽発光強度が変化することもあま
りない。従つて、得られた情報を画像化した場合
に、退行性現象の発生によつて先読み操作におけ
る発光量と本読み操作における発光量との比率が
異なることにより、蛍光を読み取つて得られた電
気信号が最適な信号処理条件で信号処理されない
ことに起因して生じる画質の低下を防ぐことがで
きる。 次に本発明を詳しく説明する。 本発明は、輝尽性蛍光体を利用する放射線像変
換方法における輝尽性蛍光体として、500nmの励
起波長における発光強度が600nmの励起波長にお
ける発光強度よりも大きい輝尽励起スペクトルを
有する二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム
系蛍光体を使用し、さらに励起光として、470nm
〜550nm(ただし、550nmは含まない)の波長領
域の電磁波を用いることにより、放射線像変換方
法における上記諸特性の顕著な向上を実現するも
のである。 上記のような諸特性の向上した本発明の放射線
像変換方法を、第1図に示す概略図を用いて具体
的に説明する。 第1図において、11はX線などの放射線発生
装置、12は被写体、13は二価のユーロピウム
賦活弗化臭化バリウム系蛍光体を含有する放射線
像変換パネル、14は放射線像変換パネル13上
の放射線エネルギーの蓄積像を蛍光として放射さ
せるための励起源としての光源、15は放射線像
変換パネル13より放射された蛍光を検出する光
電変換装置、16は光電変換装置15で検出され
た光電変換信号を画像として再生する装置、17
は再生された画像を表示する装置、18は光源1
4からの反射光を透過させないで放射線像変換パ
ネル13より放射された蛍光のみを透過させるた
めのフイルター、そして19は放射線像変換パネ
ル13に残存している放射線エネルギーを除去す
るための光源である。 なお、第1図は被写体の放射線透過像を得る場
合の例を示しているが、被写体12自体が放射線
を発するもの(本明細書においてはこれを被検体
という)である場合には、上記の放射線発生装置
11は特に設置する必要はない。また、光電変換
装置15〜画像表示装置17までは、放射線像変
換パネル13から蛍光として放射される情報を何
らかの形で画像として再生できる他の適当な装置
に変えることもできる。 第1図に示されるように、被写体12に放射線
発生装置11からX線などの放射線を照射する
と、その放射線は被写体12をその各部の放射線
透過率に比例して透過する。被写体12を透過し
た放射線は、次に放射線像変換パネル13に入射
し、その放射線の強弱に比例して放射線像変換パ
ネル13の蛍光体層に吸収される。すなわち、放
射線像変換パネル13上には放射線透過像に相当
する放射線エネルギーの蓄積像(一種の潜像)が
形成される。 次に、放射線像変換パネル13に光源14を用
いて470nm〜550nm(ただし、550nmは含まない)
の波長領域の電磁波を照射すると、放射線像変換
パネル13上に形成された放射線エネルギーの蓄
積像は、蛍光として放射される。この放射される
蛍光は、放射線像変換パネル13の蛍光体層に吸
収された放射線エネルギーの強弱に比例してい
る。この蛍光の強弱で構成される光信号を、たと
えば、光電子増倍管などの光電変換装置15で電
気信号に変換し、画像再生装置16によつて画像
として再生し、画像表示装置17によつてこの画
像を表示する。一方、蛍光を放射した放射線像変
換パネル13には、光源19からの光を照射して
パネル13に残存している放射線エネルギーを除
去する。なお、放射線像変換パネル13への光源
19からの光の照射は次にパネル13を使用する
前に行なわれればよい。 本発明の放射線像変換方法において、被写体の
放射線透過像を得る場合に用いる被写体を照射す
るための放射線としては、上記蛍光体がこの放射
線の照射を受けた後、さらに上記電磁波で励起さ
れた時に輝尽発光を示しうるものであればいかな
る放射線であつてもよく、たとえば、X線、電子
線、紫外線など一般によく知られている放射線を
用いることができる。また、被検体の放射線像を
得る場合に直接に被検体から発せられる放射線
は、同様に上記蛍光体に吸収されて輝尽発光のエ
ネルギー源となるものであればいかなる放射線で
あつてもよく、その例としてはγ線、α線、β線
などの放射線を挙げることができる。 上記のようにして被写体もしくは被検体からの
放射線を吸収した蛍光体を励起する電磁波の光源
としては、470nm〜550nm(ただし、550nmは含
まない)の波長領域にバンドスペクトル分布をも
つ光を放射する光源のほかに、Arイオンレーザ
ー(488.0,514.5nm等)などの単一波長の光を放
射する光源を使用することもできる。特にレーザ
ー光は、単位面積当りのエネルギー密度の高いレ
ーザービームを放射線像変換パネルに照射するこ
とができるため、本発明において用いる励起用光
源として好ましい。特に好ましいレーザー光は
Arイオンレーザー光である。Arイオンレーザー
光は、その発振波長が本発明に用いられる蛍光体
の輝尽励起スペクトルのピーク波長に近い、レー
ザー光の出力が大きいためパネルからの蛍光(輝
尽発光)の読み出し操作が短縮できるなどの利点
をもつている。 また、放射線像変換パネルに残存している放射
線エネルギーを除去するための光源としては、上
記蛍光体の励起波長領域に含まれる光を少なくと
も放射する光源が用いられる。たとえば、上記光
源のほかに、蛍光灯、タングステンランプ、ハロ
ゲンランプ、メタルハライドランプ、水銀ラン
プ、および高圧ナトリウムランプなどを使用する
ことができる。 次に、本発明の放射線像変換方法に用いられる
輝尽性蛍光体について説明する。 本発明に使用される輝尽性の二価のユーロピウ
ム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体は、390nm付近
に高輝度の蛍光(輝尽発光)を示すものである
が、その輝尽励起スペクトルにおいて、500nmの
励起波長における発光強度が600nmの励起波長に
おける発光強度よりも大きいことが要求される。 上記のような輝尽励起スペクトルを有する二価
のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体
は、たとえば、二価のユーロピウム賦活弗化臭化
バリウム蛍光体(BaFBr:Eu2+)の製造の際に
おいて、臭素を上記化学量論量よりも多く導入す
る(BaFBr:Eu2+1モルに対し、Brを1グラム
当量より多く導入する)ことにより得ることがで
きる。その一例として、次のような従来公知の製
造方法を用い、臭素の導入量を化学量論量よりも
多くすることにより製造することができる。 すなわち、所定量の弗化バリウムおよび三価の
ユーロピウム化合物、さらに化学量論量より多い
量のハロゲン化バリウム(ただし、弗化バリウム
は含まない)を主成分とする蛍光体原料を用い
て、蛍光体原料混合物を調製した後、この蛍光体
原料混合物を焼成し、次いで所望により粉砕、分
級などを行なう。なお、上記の蛍光体原料混合物
を均一な混合物として得るためには、この混合物
を水系分散物として調製するのが好ましく、この
場合にはその分散物を乾燥したのち、上記の焼成
を行なう。 本発明の放射線像変換方法に用いられる蛍光体
の一例として、BaFBr:0.001Eu2+1モル当り
0.525モルのBaBr2を用いて、上記の製造方法に
よつて製造された二価のユーロピウム賦活弗化臭
化バリウム蛍光体は、第2図のaに示すような輝
尽励起スペクトルを有する。 第2図のaは、上記のようにして製造された蛍
光体に管電圧80KVpのX線を照射したのち、波
長の異なる光エネルギー(蓄積されたエネルギー
のうちのほんの一部を読み出すためのごく弱い光
量、〜6μJ/cm2)を与えた時の390nmの発光波長
において放射される蛍光の強度変化を示すスペク
トル(輝尽励起スペクトル)である。すなわち、
横軸に励起波長をとり、縦軸に相対発光強度をと
つてある。第2図のaから明らかなように、
500nmの励起波長において発光強度はピークを有
し最大となるが、一方600nmの励起波長において
はわずかに肩が現われているだけである。 なお、第2図のcは、従来公知の二価のユーロ
ピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体の輝尽励起ス
ペクトルとしてよく知られているスペクトルであ
る。すなわち、BaFBr:0.001Eu2+1モル当り0.5
モルのBaBr2を用いて、同様の製造方法によつて
製造された二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリ
ウム蛍光体の輝尽励起スペクトルを示すものであ
る。 導入した臭素量が異る二種の二価のユーロピウ
ム賦活弗化臭化バリウム蛍光体における上述のよ
うな輝尽励起スペクトルの相違は、おそらく、第
2図においてスペクトルaを有する本発明の放射
線像変換方法に用いられる蛍光体がBr過剰の状
態であるのに対し、スペクトルcを有する蛍光体
は、Br不足の状態であることによるものと考察
される。すなわち、後者においては、蛍光体を製
造するための焼成工程において臭素が弗素よりも
蒸発しやすいために、スペクトルcを有する蛍光
体は、Br不足の状態であると推察される。さら
に詳しくいえば、スペクトルcを示す蛍光体にお
いては、二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウ
ム蛍光体の母体であるBaFBrの結晶内部に生じ
たBr-イオンの空格子点が着色中心(color
center)を作り、このBr-空格子点に捕らえられ
た電子によつて蛍光(輝尽発光)が生じるが、一
方スペクトルaを有する本発明に用いられる蛍光
体においては、蛍光体の製造時にBrを過剰に導
入することによつて着色中心がBr-空格子点から
F-空格子点に替わり、このF-空格子点に捕らえ
られた電子を介して蛍光が生じると考えられる。 本発明の放射線像変換方法に使用される二価の
ユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体は、
上記の蛍光体に限られるものではなく、500nmの
励起波長における発光強度が600nmの励起波長に
おける発光強度よりも大きい輝尽励起スペクトル
を有するものであればいかなる組成式を有するも
のであつてもかまわない。ただし、臭素の導入量
は、BaFBr:0.001Eu2+1モル当り1.1グラム当量
を越えない範囲であることが好ましい。また、臭
素の50%未満を塩素および/または沃素で置換す
ることもできる。 本発明の放射線像変換方法において、上記二価
のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光体は
放射線像変換パネルに含有された形態で用いられ
る。放射線像変換パネルは、前述のように、実質
的に支持体と、この支持体上に設けられた上記蛍
光体からなる蛍光体層とから構成される。 上記の構成を有する放射線像変換パネルは、た
とえば、次に述べるような方法により製造するこ
とができる。 まず上記輝尽性蛍光体粒子と結合剤とを適当な
溶剤(たとえば、低級アルコール、塩素原子含有
炭化水素、ケトン、エステル、エーテル)に加
え、これを充分に混合して、結合剤溶液中に輝尽
性蛍光体が均一に分散した塗布液を調製する。 結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、ポ
リ酢酸ビニル、ニトロセルロース、ポリウレタ
ン、ポリビニルアルコール、線状ポリエステルな
どような合成高分子物質などにより代表される結
合剤を挙げることができる。 塗布液における結合剤と輝尽性蛍光体との混合
比は、通常1:8乃至1:40(重量比)の範囲か
ら選ばれる。 次に、この塗布液を支持体の表面に均一に塗布
することにより塗布液の塗膜を形成する。この塗
膜を徐々に加熱することにより乾燥して、支持体
上への蛍光体層の形成を完了する。蛍光体層の層
厚は、一般に50乃至500μmである。 支持体としては、従来の放射線写真法における
増感紙(または増感スクリーン)の支持体として
用いられている各種の材料から任意に選ぶことが
できる。そのような材料の例としては、セルロー
スアセテート、ポリエチレンテレフタレートなど
のプラスチツク物質のフイルム、アルミニウム箔
などの金属シート、通常の紙、バライタ紙、レジ
ンコート紙などを挙げることができる。 なお、支持体の蛍光体層が設けられる側の表面
には、接着性付与層、光反射層、光吸収層などが
設けられていてもよい。 さらに、蛍光体層の支持体に接する側とは反対
側の表面に、蛍光体層を物理的および化学的に保
護するための透明な保護膜が設けられていてもよ
い。透明保護膜に用いられる材料の例としては、
酢酸セルロース、ポリメチルメタクリレート、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンを挙げ
ることができる。透明保護膜の膜厚は、通常約3
乃至20μmである。 次に本発明の実施例および比較例を記載する。
ただし、これらの各例は本発明を制限するもので
はない。 [実施例 1] 弗化バリウム(BaF2)175.4gおよび臭化バリ
ウム(BaBr2・2H2O)336.6gを、アルミナ乳鉢
を用いて30分間充分に混合し、この混合物を150
℃の温度で2時間加熱した。生成した弗化臭化バ
リウムに、酸化ユーロピウム(Eu2O3)0.352g
を臭化水素酸(HBr;47重量%)に溶かした溶
液を添加し充分に混練した。得られた懸濁液を
130℃の温度で2時間減圧乾燥した後、高純度ア
ルミナ製自動乳鉢を用いて1時間粉砕混合して、
弗化臭化バリウムと臭化ユーロピウムとからなる
蛍光体原料混合物を調製した。なお、この蛍光体
原料混合物は、Ba1.005FBr1.01:0.001Euで表わさ
れる化学量論量を有するものであつた。 この蛍光体原料混合物100gを取り、石英ボー
トに充填し、これをチユーブ炉に入れて焼成を行
なつた(一次焼成)。焼成は、3重量%の水素ガ
スを含む窒素ガスを300ml/分の流速で流しなが
ら900℃の温度で2時間かけて行なつた。焼成が
完了した後、一次焼成物を炉外に取り出して冷却
した。 次に、一次焼成物をアルミナボールミルを用い
て20時間粉砕した後、再び石英ボートに充填して
チユーブ炉に入れ二次焼成を行なつた。焼成は、
一次焼成と同様に水素ガスを含む窒素ガスを流し
ながら、600℃の温度で2時間行なつた。二次焼
成後、焼成物を炉外に取り出し冷却して、粉末状
の二価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光
体を得た。 次に、得られた蛍光体を用いて以下のようにし
て放射線像変換パネルを製造した。 蛍光体粒子と線状ポリエステル樹脂との混合物
にメチルエチルケトンを添加し、さらに硝化度
11.5%のニトロセルロースを添加して蛍光体粒子
を分散状態で含有する分散液を調製した。次に、
この分散液に燐酸トリクレジル(可塑剤)、n−
ブタノール、メチルエチルケトンを添加したの
ち、プロペラミキサーを用いて充分に攪拌混合し
て、蛍光体粒子が均一に分散し、かつ結合剤と蛍
光体との混合比が1:20(重量比)、粘度が25〜
35PS(25℃)の塗布液を調製した。 次いで、ガラス板上に置いた二酸化チタン練り
込みポリエチレンテレフタレート(支持体、厚
み:250μm)の上に塗布液をドクターブレードを
用いて均一に塗布した。そして塗布後に、塗膜が
形成された支持体を乾燥器内に入れ、この乾燥器
の内部の温度を25℃から100℃に徐々に上昇させ
て、塗膜の乾燥を行なつた。このようにして、支
持体上に層厚が200μmの蛍光体層を形成した。 そして、この蛍光体層の上にポリエチレンテレ
フタレートの透明フイルム(厚み:12μm、ポリ
エステル系接着剤が付与されているもの)を接着
剤層側を下に向けて置いて接着することにより、
透明保護膜を形成し、支持体、蛍光体層、および
透明保護膜から構成された放射線像変換パネルを
製造した。 [実施例 2] 実施例1において、臭化バリウム(BaBr2・
2H2O)350.0gを導入すること以外は、実施例
1の方法と同様な操作を行なうことにより、弗化
臭化バリウムと臭化ユーロピウムとからなる蛍光
体原料混合物を調製した。なお、この蛍光体原料
混合物は、Ba1.025FBr1.05:0.001Euで表わされる
化学量論量を有するものであつた。 次いで、実施例1の方法と同様な焼成および粉
砕処理を行なうことにより粉末状の二価のユーロ
ピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体を得た。 次に、この蛍光体を用いて実施例1の方法と同
様な処理を行なうことにより、支持体、蛍光体
層、および透明保護膜から構成された放射線像変
換パネルを製造した。 [比較例 1] 実施例1において、臭化バリウム(BaBr2・
2H2O)333.3gを導入すること以外は、実施例
1の方法と同様な操作を行なうことにより、弗化
臭化バリウムと臭化ユーロピウムとからなる蛍光
体原料混合物を調製した。なお、この蛍光体原料
混合物は、BaFBr:0.001Euで表わされる化学量
論量を有するものであつた。 次いで、実施例1の方法と同様な焼成および粉
砕処理を行なうことにより粉末状の二価のユーロ
ピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体を得た。 次に、この蛍光体を用いて実施例1の方法と同
様な処理を行なうことにより、支持体、蛍光体
層、および透明保護膜から構成された放射線像変
換パネルを製造した。 [比較例 2] 実施例1において、臭化バリウム(BaBr2・
2H2O)316.6gを導入すること以外は、実施例
1の方法と同様な操作を行なうことにより、弗化
臭化バリウムと臭化ユーロピウムとからなる蛍光
体原料混合物を調製した。なお、この蛍光体原料
混合物は、Ba0.975FBr0.95:0.001Euで表わされる
化学量論量を有するものであつた。 次いで、実施例1の方法と同様な焼成および粉
砕処理を行なうことにより粉末状の二価のユーロ
ピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体を得た。 次に、この蛍光体を用いて実施例1の方法と同
様な処理を行なうことにより、支持体、蛍光体
層、および透明保護膜から構成された放射線像変
換パネルを製造した。 上記のようにして得られた各々の蛍光体の輝尽
励起スペクトルを第2図に示す。 第2図は、蛍光体に管電圧80KVpのX線を照
射したのち直ちに400nm〜900nmの波長領域の光
で励起した時の、390nmの発光波長における輝尽
励起スペクトルを示す。また、第2図には、X線
を照射後24時間放置(温度25℃)した以外は同一
条件で測定した輝尽励起スペクトルも示す。すな
わち、 a:実施例1および実施例2の蛍光体におけるX
線照射直後の輝尽励起スペクトル、 b:実施例1および実施例2の蛍光体におけるX
線を照射して24時間後の輝尽励起スペクトル c:比較例1および比較例2の蛍光体におけるX
線照射直後の輝尽励起スペクトル、および、 d:比較例1および比較例2の蛍光体におけるX
線を照射して24時間後の輝尽励起スペクトル をそれぞれ示している。 第2図から明らかなように、本発明の放射線像
変換方法に用いられる、500nmの励起波長におけ
る発光強度が600nmの励起波長における発光強度
よりも大きい輝尽励起スペクトルを有する蛍光体
(実施例1および2の蛍光体)は、その輝尽励起
スペクトルが殆ど経時変化を起こさない。一方、
500nmの励起波長における発光強度が600nmの励
起波長における発光強度よりも小さい輝尽励起ス
ペクトルを有する蛍光体(比較例1および2の蛍
光体)は、その輝尽励起スペクトルが著しい経時
変化を起こした。 次に、上記のようにして得られた各々の放射線
像変換パネルに、以下に記載する退行性(フエー
デイング)現象試験、感度試験、および残像の浮
き上がり試験を行ない、それにより放射線像変換
方法についての評価を行なつた。 (1) 退行性(フエーデイング)現象試験 放射線像変換パネルに管電圧80KVpのX線を
照射した後直ちに、先読み操作(1×10-5J/cm2
のエネルギー強度のArイオンレーザー光
(514.5nm)で励起)における輝尽発光の光量、
および本読み操作(2.4×10-4J/cm2のエネルギ
ー強度のArイオンレーザー光で励起)における
輝尽発光の光量を測定し、その光量比(本読み/
先読み)を計算した。また、X線照射して24時間
放置(25℃の温度下)後、同様にして先読み操作
および本読み操作における輝尽発光の光量をそれ
ぞれ測定し、その光量比を求めた。 得られた結果を第1表に示す。 第1表 X線照射直後 24時間後 実施例1 17.0 17.2 比較例2 16.0 16.7 (2) 感度試験 放射線像変換パネルに管電圧80KVpのX線を
照射した後、Arイオンレーザー光(514.5nm)で
励起して、パネルの感度を測定した。 得られた結果を第2表に示す。 次いで、同様にして実施例1及び2の放射線像
変換パネルに管電圧80KVpのX線を照射した後、
比較のために、今度はHe−Neレーザー光
(632.8nm)で励起して、パネルの感度を測定し
た。この測定値も第2表に示す。
【表】
(3) 残像の浮き上がり試験
放射線像変換パネルに、管電圧80KVpのX線
を照射した後、Arイオンレーザー光(514.5nm)
を10line/mmの走査密度で走査して蛍光体粒子
を励起し、輝尽発光を得た。さらに、このパネル
に輝尽発光強度を初期値の10-6〜10-5まで低下さ
せるだけの一定量の白色蛍光灯を照射して、残存
しているX線エネルギーを消去した。そして、こ
のパネルを25℃の温度下で72時間放置した後、再
びArイオンレーザー光で走査して輝尽発光強度
を測定した。 得られた結果を第3表に示す。第3表は、各放
射線像変換パネルの輝尽発光強度の初期値に対す
る比率で表示されている。
を照射した後、Arイオンレーザー光(514.5nm)
を10line/mmの走査密度で走査して蛍光体粒子
を励起し、輝尽発光を得た。さらに、このパネル
に輝尽発光強度を初期値の10-6〜10-5まで低下さ
せるだけの一定量の白色蛍光灯を照射して、残存
しているX線エネルギーを消去した。そして、こ
のパネルを25℃の温度下で72時間放置した後、再
びArイオンレーザー光で走査して輝尽発光強度
を測定した。 得られた結果を第3表に示す。第3表は、各放
射線像変換パネルの輝尽発光強度の初期値に対す
る比率で表示されている。
第1図は、本発明の放射線像変換方法の概略を
示す説明図である。 11……放射線発生装置、12……被写体、1
3……放射線像変換パネル、14……光源、15
……光電変換装置、16……画像再生装置、17
……画像表示装置、18……フイルター、19…
…ノイズ除去用光源。 第2図は、本発明の放射線像変換方法に用いら
れる蛍光体の輝尽励起スペクトルおよびその経時
変化(スペクトルa,b)、並びに比較のための
蛍光体の輝尽励起スペクトルおよびその経時変化
(スペクトルc,d)を示す図である。
示す説明図である。 11……放射線発生装置、12……被写体、1
3……放射線像変換パネル、14……光源、15
……光電変換装置、16……画像再生装置、17
……画像表示装置、18……フイルター、19…
…ノイズ除去用光源。 第2図は、本発明の放射線像変換方法に用いら
れる蛍光体の輝尽励起スペクトルおよびその経時
変化(スペクトルa,b)、並びに比較のための
蛍光体の輝尽励起スペクトルおよびその経時変化
(スペクトルc,d)を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被写体を透過した、あるいは被検体から
発せられた放射線を、500nmの励起波長におけ
る発光強度が600nmの励起波長における発光強
度よりも大きい輝尽励起スペクトルを有する二
価のユーロピウム賦活弗化臭化バリウム系蛍光
体を含有する放射線像変換パネルに吸収させる
工程; 該パネルに、470nm〜550nm(ただし、
550nmは含まない)の波長領域の電磁はを照射
することにより、該パネルに蓄積されている放
射線エネルギーを蛍光として放出させる工程; この蛍光を検出する工程; を含むことを特徴とする放射線像変換方法。 2 上記電磁波が、Arイオンレーザーである特
許請求の範囲第1項記載の放射線像変換方法。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP57218394A JPS59109000A (ja) | 1982-12-15 | 1982-12-15 | 放射線像変換方法 |
| US06/560,815 US4535238A (en) | 1982-12-15 | 1983-12-13 | Radiation image recording and reproducing method |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57218394A JPS59109000A (ja) | 1982-12-15 | 1982-12-15 | 放射線像変換方法 |
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| Country | Link |
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| EP (1) | EP0111893B2 (ja) |
| JP (1) | JPS59109000A (ja) |
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| IT1233432B (it) * | 1987-12-22 | 1992-03-31 | Minnesota Mining & Mfg | Metodo per registrare e riprodurre l'immagine di una radiazione, apparato usante detto metodo, pannello per la memorizzazione della immagine di una radiazione e fosfori fotostimolabili |
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| IT1255622B (it) * | 1992-10-05 | 1995-11-09 | Minnesota Mining & Mfg | Metodo per registrare e riprodurre l'immagine di una radiazione, apparato impiegante detto metodo,pannello per memorizzare l'immagine di una radiazione e fosforo fotostimolabile. |
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| CN100340090C (zh) * | 2002-10-14 | 2007-09-26 | 西安西邮双维通信技术有限公司 | 双网ip电话的实现方法及双网ip电话集线器 |
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| US4080306A (en) * | 1976-05-05 | 1978-03-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Preparation of BaFCl:Eu phosphors |
| JPS5944333B2 (ja) * | 1978-07-12 | 1984-10-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 放射線像変換方法 |
| JPS5723675A (en) * | 1980-07-16 | 1982-02-06 | Kasei Optonix Co Ltd | Fluorescent substance and radiation image conversion panel using the same |
| JPS5889245A (ja) * | 1981-11-25 | 1983-05-27 | 富士写真フイルム株式会社 | 放射線画像情報読取方法 |
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- 1982-12-15 JP JP57218394A patent/JPS59109000A/ja active Granted
-
1983
- 1983-12-13 US US06/560,815 patent/US4535238A/en not_active Expired - Lifetime
- 1983-12-14 DE DE8383112596T patent/DE3381828D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1983-12-14 EP EP83112596A patent/EP0111893B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| EP0111893A2 (en) | 1984-06-27 |
| DE3381828D1 (de) | 1990-09-27 |
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| EP0111893A3 (en) | 1987-03-25 |
| EP0111893B1 (en) | 1990-08-22 |
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|---|---|---|
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