JPH05184393A - 1,5−アンヒドログルシトールの定量法 - Google Patents

1,5−アンヒドログルシトールの定量法

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JPH05184393A
JPH05184393A JP8658892A JP8658892A JPH05184393A JP H05184393 A JPH05184393 A JP H05184393A JP 8658892 A JP8658892 A JP 8658892A JP 8658892 A JP8658892 A JP 8658892A JP H05184393 A JPH05184393 A JP H05184393A
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恒郎 中村
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宏史 赤沼
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正彦 薮内
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昭 高橋
Shigeru Tajima
茂 田島
Tadashi Hashiba
正 橋場
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Abstract

(57)【要約】 【目的】体液中の1,5−アンヒドログルシトールの濃
度を簡便に定量する方法の開発 【構成】髄液、血漿、血清又は尿を、1,5−アンヒド
ログルシトール濃度を測定しやすいように処理し、その
処理液に、電子受容体の存在下、1,5−アンヒドログ
ルシトールに対し脱水素による酸化能を有する酵素を作
用させ、試料中の酸素の消費量を測定するか、又は生成
する過酸化水素もしくは電子受容体の還元体を定量する
ことを特徴とする1,5−アンヒドログルシトールの定
量法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の糖尿病の診断マーカーと
して期待される1,5−アンヒドログルシトール(以下
「1,5−AG」という)の定量方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,5−AGはヒト髄液及び血漿中に存
在しある種の疾患、特に糖尿病において血漿中の量が低
下することが報告されている化合物である。この1,5
−AGを酸化する酵素の存在は知られておらず、従来、
1,5−AGの測定は主にガスクロマトグラフィーによ
りおこなわれていた。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかし、従来の方法で試料の
前処理及び分析機器の維持、管理に高度の技術を必要と
し、簡便な1,5−AGの測定法が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは1,5−A
Gの簡便な測定法を鋭意研究した結果、ピクノポラス
(Pycnoporus) 属又はコリオラス(Coriolus) 属に属す
る微生物及び土壌より分離したシュードモナス(Pseudo
monas)属のある種の菌株より得た酵素が1,5−AGに
作用し、1,5−AGが下記式(1)
【0005】
【化1】
【0006】で表わされる化合物に酸化され、又この化
合物は水中で容易に下記式(2)
【0007】
【化2】
【0008】で表わされる化合物になることを見い出し
た。本発明は上記知見に基づいて完成されたものであ
る。即ち本発明は前記酵素が次の反応(a)を行うこと
に基づいている。
【0009】
【化3】
【0010】本反応は脱水素による酸化反応であり反応
液中の酵素濃度の変化を酸素電極その他により測定する
ことにより、又、脱水素による酸化反応により生成した
過酸化水素の量を、過酸化水素電極による方法、ペルオ
キシダーゼを用いる比色法その他の方法により測定する
ことにより、あるいは反応液中にフエリシアニドなどの
電子受容体を共存させその還元体の量を測定することに
より1,5−AGの量を測定することが出来る。又本反
応で生成する式(1)の化合物はカルボニル基を有する
ため種々のカルボニル試薬例えば2,4−ジニトロフエ
ニルヒドラジンなどと反応してヒドラゾンを生成するの
でそのヒドラゾン量を測定することにより、1,5−A
G量を測定することが出来る。さらに、本反応で生成す
る式(1)又はその水付加体である式(2)の化合物量
を測定することによっても1,5−AG量を測定するこ
とが出来る。
【0011】従って本発明は髄液、血漿、血清又は尿を
1,5−AG濃度を測定しやすいように処理し、その処
理的に電子受容体の存在下、1,5−アンヒドログルシ
トールに対し脱水素による酸化能を有する酵素を作用さ
せ、試料中の酸素の消費量を測定するか、又は生成する
過酸化水素もしくは電子受容体の還元体を定量すること
を特徴とする1,5−アンヒドログルシトールの定量法
に関する。
【0012】本発明で用いられる試料としては、1,5
−AGの濃度を測定したいものであれば特に制限はな
く、例えば髄液、血漿、血清や尿及び1,5−AG濃度
を測定しやすいようにこれらの試料を処理した処理液な
どがあげられる。その処理法としては、例えば過塩素酸
水溶液処理や、ホウ酸型強塩基性樹脂処理などがあげら
れる。前者は試料中のタンパク質を消去する処理であ
り、後者は試料中のグルコースを消去する処理である。
本発明で用いられる電子受容体としては、1,5−AG
の脱水素による酸化反応に関与するものであれば、特に
制限なく、例えば、酸素、フエナジンメトサルフエー
ト、ジクロルフエノールインドフエノール、フエリシア
ン化カリウム、フエリシアン化ナトリウムなどのフエリ
シアン化化合物、チトクロムC、NAD+ 、NAD
+ 、FMNなどの補酵素などがあげられる。
【0013】本発明で用いられる、1,5−AGを「式
(1)の化合物等」に脱水素により酸化する能力を有す
る酵素(以下「1,5−AG酸化酵素」という)は、そ
れを産生する微生物より得られる。そのような微生物と
しては、例えばシュードモナス(Pseudomonas) sp.NK
−85001 〔微工研条寄第1037号(FermBP-1037) 〕、ピク
ノポラス・コクシネウス(Pycnoporus coccineus) IFO4
923 、同 IFO6490や、コリオラス・コンソルス(Coriol
us consors)IFO9087などがあげられる。これらの微生物
のうち、シュードモナス属に属する微生物は本発明者ら
が昭和58年6月に埼玉県大宮市吉野町で採取した土壌中
より分離した新菌株でありその菌学的性質は下記のとお
りである。
【0014】1.形態(肉汁寒天培地27℃、16時間培
養) (1)細胞の大きさ 0.7〜0.8 ×1.0 〜1.7 μm、桿状 (2)細胞の多形性 認められない (3)運動性 極毛を有し運動性有り (4)胞子の有無 認められない (5)グラム染色性 陰性 (6)抗酸性 陰性 2.各種培地における生育状態 (1)肉汁寒天平培養:ユロニーは光沢のある不透明の
円形で辺縁は全縁で色は茶白を示す。 (2)肉汁寒天斜面位培養:培地の表面を拡散増殖し不
透明で光沢のある発育を示す。色は茶白 (3)肉汁液体培養:培養1日目で全体が濁り3日間で
試験管底部に菌体が沈澱する。菌膜が認められる。 (4)肉汁ゼラチン穿刺培養:20℃で培養で表面にのみ
生育を認め20日間の培養でゼラチンの液化を認めず。 (5)リトマスミルク:変化を認めず。
【0015】3.生理的性質(27℃培養) (1)硝酸塩の還元 陽性 (2)脱窒反応 陽性 (3)MRテスト 陰性 (4)VPテスト 陰性 (5)インドールの生成 陰性 (6)硫化水素の生成 陰性 (7)デンプンの加水分解 陰性 (8)クエン酸の利用 クリステンセン及びシモンの培
地でクエン酸を利用するがコーザーの培地では利用しな
い (9)無機窒素源の利用 アンモニア利用するが硝酸塩
を利用しない。 (10) 色素の生成 陰性 (11) ウレアーゼ 陽性 (12) オキシターゼ 陽性 (13) カタラーゼ 陽性 (14) 生育の範囲 10〜37℃ pH7−8.5 (15) 酸素に対する態度 好気性
【0016】(16) O−Fテスト 酸化性 (17) 炭水化物の利用 グルコース、グリセリン、コハ
ク酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムを利用し酢酸ナト
リウムパラヒドロキシ安息香酸を利用しなかった。 (18) 糖類からの酸及びガスの生成 酸の生成 ガスの生成 L−アラビノース + − D−キシロース + − C−グルコース + − D−フラクトース + − D−ガラクトース + − グリセリン + − ラムノース + − D−マンノース − − 麦芽糖 − − 庶 糖 − − 乳 糖 − − トレハロース − − D−ソルビット − − D−マンニット − − イノシット − − ラフイノース − − デンプン − −
【0017】(19) 塩化ナトリウムの耐性 トリプトン10g 、蒸溜水1リットルpH7.0 の基礎培地へ
それぞれ2%、5%、7%濃度となるよう塩化ナトリウ
ムを加え菌液を接種後静置培養した。2%、5%の培地
では生育を認めたが7%の培地では生育を認めなかっ
た。 (20) フエニルピルビン酸試験 陰性 (21) チロシン溶解性試験 陰性 以上の性状をもとに本菌の分類学的性質を「バージー
ズ、マニュアル・オブ・デイターミネーテイブ・、バク
テリオロジー」第8版(1974年) の分類と対比すると22
0 頁シュードモナス属のシュードモナス・スタトゼリ
(Pseudomonas stu-tzeri)が近縁の種として挙げられ
る。しかし、本菌株はデンプンを加水分解せず、又麦芽
糖より酸を生成しないという性質を有しており、これら
の点でシュードモナス・スタトリゼリと異なっている。
以上の理由から本菌をシュードモナス・sp. NK−8500
1 と命名した。
【0018】上記菌体を培養する培地としては1,5−
AG、無機窒素源、無機塩を含む培地が用いられるが生
成を促進する目的で有機栄養源を添加することができ
る。無機窒素源としては硫酸アンモニウム、塩化アンモ
ニウム等が、無機塩としてはナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛等の塩類が、有機栄
養源としてペプトン、カザミノ酸、肉エキス、コーンス
チープリカー、酵母エキス等が使用できる。培養は振盪
あるいは通気攪拌など好気的条件が良くpH6〜8、温度
25〜35℃で行われる。本発明で使用するシュードモナス
属由来の1,5−AG酸化酵素は次の方法により単離さ
れる。即ちこの酵素は菌体の膜画分に存在するので、ま
ず培養物から菌体を分離し適当な緩衝液中で菌体を破壊
してその処理液から膜画分を得る。
【0019】菌体破壊の方法はダイノミル、フレンチプ
レス、超音波等の物理的方法や、トリトンX−100 、E
DTA等の化学的方法、リゾチーム等の酵素的方法を単
独又は併用して用いることができる。膜画分は菌体破壊
液から異なる遠心力を複数回利用することにより細胞壁
成分、核酸、菌体内可溶性蛋白質等から分離したサスペ
ンジョンの状態で得ることができる。
【0020】次いでトリトンX−100 (ポリオキシエチ
レンオクチルフエニルエーテル)、コール酸、デオキシ
コール酸等の膜成分可溶化剤などにより活性成分を抽出
し不溶分を遠心分離により除去して、1,5−AG酸化
酵素抽出液を得、この抽出液からポリエチレングリコー
ル分画や硫安分画などの酵素の精製に一般に使われてい
る方法を用いて、1,5−AG酸化酵素を単離すること
ができる。
【0021】次にシユードモナス属由来の1,5−AG
酸化酵素の諸性質について述べる。 1 作用 1,5−AGを酸化し、上記式(1)の化合物を生成す
る。 2 基質特異性 1,5−AGに特異的に作用する。 3 至適pH pH6〜7.5 4 至適温度 25〜41℃ 5 安定pH 6.5 〜8
【0022】又、本発明で使用するピクノポラス属及び
コリオラス属由来の1,5−AG酸化酵素は、次の方法
により単離される。即ち、この酵素は菌体の細胞質画分
に存在するので、まず培養物から菌体を分離し、適当な
緩衝液中で菌体を破壊して、その処理液から細胞質画分
を得る。菌体破壊の方法としては、前記のシュードモナ
ス属菌の場合と同様の操作により行うことができる。細
胞質画分は菌体破壊液を遠心することにより、沈澱物と
して膜画分及び細胞壁成分等から分離し得ることができ
る。
【0023】次に、この遠心上澄液をポリエチレングリ
コール分画や硫安分画など一般に酵素の精製に使われて
いる方法を用いて、1,5−AG酸化酵素を単離するこ
とができる。さらに、高純度の酵素を必要とする場合
は、必要に応じて通常用いられているイオン交換クロマ
トグラフィー及びゲルろ過等のカラムクロマトグラフィ
ーにより精製することができる。次にピクノポラス属及
びコリオラス属に属する微生物から得られる1,5−A
G酸化酵素の諸性質を示す。
【0024】
【0025】本発明では、単離した1,5−AG酸化酵
素のみならず、1,5−AG酸化酵素抽出液や膜画分の
サスペンジョンなどの菌体処理物も利用しうる。また、
これらを樹脂又は膜等の担体に固定化されたものも利用
しうる。次に1,5−AG酸化酵素又はそれを含む膜画
分サスペンジヨンあるいは1,5−AG酸化酵素抽出液
に1,5−AGを添加して反応させ反応液中に生成する
物質について述べる。
【0026】シュードモナス属に属する微生物の膜画分
サスペンジヨン(蛋白質濃度10mg/ml 、トリス・塩酸緩
衝液0.05M pH7)中へ1,5−AGを2mg/ml 程度添
加し30℃、16時間振盪しながら反応すると1,5−AG
は消失し物質(A)が生成蓄積する。これはTLC分析
により確認出来る。反応液をシリカゲルプレート上へス
ポットしisoPrOH-H2O(95:5) の溶媒で展開後良く乾燥し
アニスアルデヒド硫酸試薬を噴霧して90〜100 ℃にて5
〜10分加熱すると物質(A)はRf0.4 付近に青色スポッ
トとして観察出来る。反応終了液から超遠心により膜画
分を除き、上澄液を凍結真空乾燥して白色粉末を得る。
白色粉末を少量のエタノールに溶解し不溶物を除去した
ろ液へ2,4−ジニトロフエニルヒドラジン飽和エタノ
ール溶液と微量の濃塩酸を添加し熱湯中で加熱後冷却し
水を濁りの出るまで加え放置すると褐色沈澱が得られ
る。この沈澱をろ取しエタノール水から再結晶し必要な
場合はシリカゲルクロマトにより精製すると黄褐色針状
結晶が得られる。
【0027】この結晶の物理化学的性状は次の通りであ
る。 1 融点 192℃ 2 分子量 342 (マススペクトル) 3 分子式 C12H14N4O8 マススペクトルによる実測値 343(M+H) + 計算値 342 、272 4 UVスペクトル max ・n m (E1cm 1% ) (メタノール中) 231(416.2)、255sh(313.5)、28
0sh(178.4)、364(659.4) 5 IRスペクトル 赤外線スペクトルは試料をKBr による錠剤法を用いて測
定する。 3600〜3000cm-1(ブロード)、1622、1584、1518、150
4、1415、1333、1273、1224、1137、1073、1050、102
8、993 、925 、878 、740
【0028】6 13CNMR化学シフト スペクトルはDMSO−d6溶媒中で測定する。化学シフ
トはテトラメチルシランを内部基準としてOppmとし、こ
れとの比較値、実験条件下で溶媒DMSO−d6のシグナ
ルは40.40ppmに発現。マススペクトルのデーターと一致
して12個の炭素が観察された。 61.9(t)、71.2(t) 、73.6(d) 、78.4(d) 、82.3(d) 、1
16.2(d)、124.0(d)、130.1(s) 、130.8(d)、137.6(s)、
145.5(s)、153.2(s) 7 1HNMR スペクトル スペクトルはDMSO−d6中で測定。化学シフトはテト
ラメチルシランを内部基準としてOppmとしてこれとの比
較値。 3.69ppm(1H、dd) 、4.14〜4.15(2H 、ABq)、4.62〜4.65
(2H 、t 、d)、5.63〜5.65(1H 、d)、7.24(1H 、broa
d)、7.87-7.90(1H、d)、8.33〜8.37(1H 、dd) 、8.86〜
8.87(1H 、d)、4.62〜4.65(H 、t-O)、5.63〜5.65
(1H 、d-O)、7.24(1H、brN) これらの値から前記の黄色針状結晶は次の化学式(3)
を有すると推定され、
【0029】
【化4】
【0030】このことから物質(A)の前記式(1)の
化学式を有するものと推定した。又、ピクノポラス属及
びコリオラス属に属する微生物から得られる酵素を用い
て前記シュードモナス属に属する微生物の膜画分サスペ
ンジョンの場合と同様に1,5−AGを処理しても上記
式(3)の化合物が得られた。
【0031】次に、生成物の構造を確認するため、式
(1)の化合物を化学的に合成したところ、式(1)の
化合物は、水存在下において容易に水和し、式(2)で
表わされる化合物になることを見い出した。この化学的
に合成した式(1)の化合物の水和物式(2)を、前記
1,5−AGのシュードモナス属に属する微生物膜画分
サスペンジョン処理物に2,4−ジニトロフェニルヒド
ラジンを反応させた場合と同様の操作により反応させた
ところ、上記式(3)と全く同一の化合物が得られた。
このことにより、1,5−AG酸化酵素の生成物式
(1)の化合物は、水和物式(2)となって存在してい
るものと推定された。そこで、ガスクロマトグラフィー
により、1,5−AG酸化酵素の生成物と化学合成した
水和物式(2)の同定を行った。両化合物をトリメチル
シリル(TMS)化しカラムにより分析したことろ、両
者は全く同一の保持時間に検出された。また、ガスクロ
マトグラフィー・マススペクトロメトリ−(GC−M
S)により、ピーク化合物のフラグメントパターンを分
析したところ、全く同一のパターンであった。以上のこ
とから上記の推定は正しいものと考えられた。従って本
発明で用いられる酵素あるいは膜画分サスペンジョンは
下の反応を触媒していると考えられる。
【0032】
【化5】
【0033】又、本発明における反応は前記(a)の反
応式で示される反応をおこなうと考えられる。なお、化
学的に合成した水和物式(2)の物理化学的性状は次の
通りである。 1 熱分析(窒素気流中) ・脱水温度 86℃(水1分子の重量減少有り) ・融 点 63〜74℃ 2 分子量 180 (マススペクトル) 3 分子式 C6H12O6 マススペクトルによる実測値 4 IRスペクトル νKBr cm-1:3400、2950、2875、1090、1040、840 5 13C-NMR(100MHz) δppm D20 :93.45(s)、81.47(d)、77.75(d)、72.56
(t)、69.85(d)、62.03(t) 6 1H-NMR(400MHz) δppm D20 :3.89(1H 、dd) 、3.75(1H 、d)、3.67(1H
、dd) 、3.56(1H 、d)、3.45(1H、d)、3.44(1H 、t)、
3.40(1H 、m) 7 結晶形 無定形白色粉末 式(1)及び式(2)の化合物は新規化合物であり、又
1,5−AGが脱水素され式(1)の化合物を与える反
応も新規反応である。
【0034】本発明の1,5−AGの測定法は上の反応
に基づいており、反応過程あるいは反応生成物を利用し
て各種の測定法が可能であり次にその内容を説明する。 (1)酸素消費に基づく方法 密閉型反応容器に0.05Mトリス−塩酸緩衝液・(pH7)1
ml、30 m Mフエナジンメトサルフエート20μl 、1,
5−AG酸化酵素又は膜画分スペンジョンあるいは1,
5−AG酸化酵素抽出液0.3 mlを加え酸素電極を挿入し
反応容器内を34℃で攪拌しながらこれに1,5−AG溶
液50μl を加えて反応を開始し経時的に酸素の消費量を
オキシゲンモニター測定する。既知濃度の1,5−AG
溶液で検量線を作成しておき試料の酸素消費量から1,
5−AGの濃度を算出する。
【0035】(2)電子受容体の着色度変化を利用する
方法 トリスー塩酸緩衝液(0.05MpH7)0.7 ml、0.1 Mフエリ
シアン化カリウム溶液0.1ml 、シュードモナス属に属す
る微生物より得られる1,5−AG酸化酵素又はその抽
出液 0.1ml及び1,5−AG溶液0.1ml を容器に入れ34
℃で10分間反応させた後、硫酸第二鉄−デュバノール試
薬(硫酸第二鉄5g、ラウリル硫酸ナトリウム3g、85
%リン酸95ml、蒸溜水900ml)0.5ml 、蒸溜水3.5ml を加
え10分間放置して660nm における吸光度を測定する。既
知濃度の1,5−AG溶液で検量線を作成しておき試料
の吸光度より1,5−AGの濃度を算出する。電子受容
体としては上記のフエリシアン化カリウムやフエリシア
ン化ナトリウム、フエリシアン化アンモニウムなどのフ
エリシアニドの他ジクロルフエノールインドフエノール
などが利用出来る。
【0036】(3)H2O2を検出する方法 リン酸ナトリウム緩衝液(1/15M、pH5.6)0.3ml 、4
m M、2,2′−アジノジ〔3−エチルベンツチアゾリ
ンスルホネイト(6)〕(ABTS)と12u/mlのホース
ラデイッシュペルオキシダーゼを含む発色液0.5ml 、
1,5−AG酸化酵素又はその抽出液0.1ml 及び1,5
−AG溶液0.1ml を容器に入れ、37℃で30分間反応させ
た後、氷冷下に反応を止め、405nm における吸光度を測
定する。既知濃度の1,5−AG溶液で検量線を作成し
ておき、試料の吸光度より1,5−AGの濃度を算出す
る。ホースラディッシュペルオキシダーゼの基質として
は、ABTSの外、5−アミノサリチル酸、4−アミノ
アンチピリンとフェノール、o−トルイジン等の発色基
質や、p−ヒドロキシ酢酸、p−ヒドロキシプロピオン
酸等のケイ光基質が利用できる。また、1,5−AGの
酸化反応により生成したH2O2の検出法としては、この他
に、H2O2電極を用いて直接測定する方法や、ルミノール
化合物、ルシゲニン、アリルシュウ酸エステル類のH2O2
酸化による化学発光を利用する方法なども利用し得る。
【0037】(4)式(1)又は式(2)の化合物を分
析する方法 1,5−AG溶液にシュードモナス菌由来の膜画分サス
ペンジョンを加え30℃、16時間反応する。反応終了後超
遠心により膜画分を除き、上澄液を凍結真空乾燥して白
色粉末を得る。この粉末をカルボニル基のラベル化剤又
は水酸基の保護剤で処理することにより、分析すること
ができる。たとえばカルボニル基のラベル化剤として
2,4−ジニトロフェニルヒドラジンを用いる場合に
は、凍結乾燥した粉末を少量のエタノールに溶解し、不
溶物を除去したろ液へ2,4−ジニトロフェニルヒドラ
ジン飽和エタノール溶液と微量の濃塩酸を添加し熱湯中
で加熱反応させる。この生成物を逆相系のHPLC(液
体クロマドグラフィー)により分析することにより、生
成物式(1)を検出することができる。また、水酸基の
保護剤としてトリメチルシリルクロライド(TMS)を
用いる場合には、凍結乾燥した粉末を少量のピリジンに
溶解後、TMSを添加し、室温下に攪拌することによ
り、生成物式(2)の全ての水酸基を保護した化合物に
することかができる。この溶液の一部を、ガスクロマト
グラフィーで分析すれば式(2)の化合物を検出するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】次に本発明の効果について説明する。 実験例1 (基質特異性)後記参考例1で得られる1,5−AG酸
化酵素抽出液を用い前記フエリシアニド法のうち基質を
糖及び糖アルコールに置きかえて反応させ基質特異性を
調べた結果、シュードモナス属に属する微生物の産生す
る1,5−AG酸化酵素は表2に示される如く1,5−
AGに対し高い特異性を示す。
【0039】
【0040】実験例2 (反応至適pH、温度条件)後記参考例1で得られる抽
出液を用いて、シュードモナス属に属する微生物の産生
する1,5−AG酸化酵素の1,5−AG変換反応にお
ける至適pH及び至適温度を調べ図1及び図2に示される
結果を得る。これらの図より至適pHはpH6〜pH7.5 至適
温度は25〜41℃程度である。又pH安定性を調べる為異っ
たpH値を有するリン酸バツファー(pH6〜7)トリスー
塩酸バッファー(pH7.2 〜9)中へ抽出液を加え4℃で
一日保存した後変換活性を調べたところpH6.5 〜8の範
囲で安定であった。
【0041】実験例3 (1,5−AGの測定) (1)損素電極法の検量線 後記参考例1で得た抽出液(蛋白質濃度5mg/ml)を用い
た。酸素濃度計(米国ギルソル社製オキシグラフ)の反
応容器中へ次の反応液を加え攪拌しつつ34℃とした。 トリスー塩酸緩衝液(0.05M pH7) 1ml 可溶化液(蛋白量5mg/ml) 0.3ml 30m Mフエナジメトサルフェート 20μl 反応器に栓をして密閉した後マイクロシリンジを用いて
既知濃度の1,5−AG溶液50μl を反応器中へ注入し
て酸素消費速度を記録した。その結果図3に示す如く
1,5−AG濃度と酸素消費速度の間に比例関係が認め
られた。 (2)フェリシアニドを電子受容体として用いる方法の
検量線 後記参考例1で得た抽出液(蛋白質5mg/ml)を用いる。
次の組成の反応液を試験管中で34℃10分間反応させる。 トリスー塩酸緩衝液(0.05M pH8) 0.7ml フェリシアン化カリウム溶液(0.1 M) 0.1ml 抽出液 0.1ml 1,5−AG溶液 0.1ml (ブランクには蒸溜水を使用) 反応後硫酸第二鉄−デエバノール試薬0.5ml 及び蒸溜水
3.5ml を加えて反応を停止させる。10分間放置すると緑
色に呈色するので660nm で吸光度を測定する。既知濃度
の1,5−AG溶液につき試験すると1,5−AG濃度
と660nm における吸光度の間には図4に示す如く比例関
係が認められた。
【0042】(3)ジクロルフェノールインドフェノー
ル (DCIP)を電子受容体として用いる方法の検量線後
記参考例1で用いた抽出液(蛋白質5mg/ml)を用いる。
次の組成の反応液を分光光度計のセル中へ入れ34℃に保
つ トリスー塩酸緩衝液(0.05M pH8) 1.8ml 1m MDCIP 0.3ml 10m MKCN 0.3ml 抽出液 0.3ml 34℃に保温した1,5−AG溶液をセル中に添加し攪拌
して600nm における吸光度を経時的に記録する。既知濃
度の1,5−AGにつき試験すると1,5−AG濃度と
600nm における吸光度変化速度、即ちDCIPの還元速
度には図5に示す如く比例関係が認められた。 (4)H2O2を発色により検出する方法の検量線 後記参考例6で得た酵素(3.2u/ml)を用いる。次の組成
の反応液を試験管中で37℃2時間反応させる。 ・リン酸ナトリウム緩衝液(1/15M、pH5.6) 0.3ml ・発色試験 0.5ml 4m M ABTS 12u/ml ペルオキダーゼ を含む上記リン酸緩衝液 ・酵素 0.1ml ・1,5−AG溶液(ブランクには蒸溜水を使用)
0.1ml 反応後、氷冷して反応を止め、405nm における吸光度を
測定する。既知濃度の1,5−AG溶液につき試験する
と、1,5−AG濃度と405nm における吸光度の間に
は,図6に示す如く比例関係が認められた。
【0043】(5)H2O2をケイ光により検出する方法の
検量線 後記参考例6で得た酵素(1.5u/ml)を用いる。次の組成
の反応液を試験管中で37℃2時間反応させる。 ・ケイ光試薬 0.2ml 0.1% p−ヒドロキシフエニルプロピオン酸 4u/ml ペルオキシダーゼ を含む 酢酸ナトリウム緩衝液(0.05M、pH5.0) ・酵素 0.1ml ・1,5−AG溶液 0.1ml (ブランクには蒸溜水を使用) 反応後、グリシン・ナトリウム緩衝液(0.1 M、pH10.
3) を2.5ml 加えて反応を止め、レイ起波長315nm 、ケ
イ光波長405nm で相対ケイ光強度を測定する。既知濃度
の1,5−AG溶液につき試験すると1,5−AG濃度
と相対ケイ光強度の間には、図7に示す如く比例関係が
認められた。
【0044】(6)H2O2電極法の検量線 後記参考例7で得た1,5−AGの酸化酵素固定化カラ
ムの上流にポンプ、インジェクター、下流にH2O2電極
(石川製作所、BH型)を接続する。H2O2電極には過酸
化水素計(石川製作所、モデルAI−1006型)とレコー
ダーをセットする。1,5−AG固定化カラムとH2O2
極部を37℃に保った恒温槽に漬ける。ポンプから1ml/
分の流速でリン酸緩衝液(1/15M、pH5.6)を流し、安
定化させる。この流路系へインジェクターから1,5−
AG溶液50μl を流し、1,5−AG酸化反応によって
生じたレコーダー上のピーク面積を測定する。既知濃度
の1,5−AG溶液につき試験すると、1,5−AG濃
度とピーク面積の間には、図8に示す様な検量線が得ら
れた。以上から明らかなように本発明の方法によると
1,5−AGが極めて簡便に定量しうる。
【0045】実施例1 次の組成の試料を実験例3に示した3種の方法で1,5
−AGの含量を測定したところ下に示す如くそれぞれの
方法で1,5−AGの測定が可能であった。 試料液組成 1,5−AG 100μg/ml グルコース 1000μg/ml ソルビトール 1000μg/ml 表3 測定方法 1,5−AG実測値 酸素電極法 109μg/ml フエリシアニド法 107μg/ml DCIP法 98μg/ml
【0046】実施例2 ヒト血清0.4ml へ過塩素系酸水溶液(60%w/v)30μl を
加え、振盪の後遠心分離(除タンパク)して得た上澄液
0.2ml をホウ酸型強塩基性樹脂AG1−X8(Bio-Rad
社製)0.8ml を充填した前処理カラムへ通し(グルコー
ス消去)、水3mlで洗浄して通過液3mlを得た。このカ
ラム通過液3mlを濃縮乾固してから、蒸溜水を加え、正
確に0.5ml に調整した。この様にして得られた除タンパ
ク質と前処理を施した試料を、前記、実験例3に示した
3種のH2O2を検出する方法で測定したところ下に示す如
く、それぞれの方法で、血清中の1,5−AGの測定が
可能であった。なお、検量線は、既知濃度の1,5−A
Gを含む標準溶液を用いて前記と全く同一の処理を施
し、それぞれの方法で測定して作成した。 表4 測定方法 血清の1,5-AG実測値* H2O2の発色検出 28.0μg/ml H2O2のケイ光検出 27.6μg/ml H2O2の電極法 30.4μg/ml *ガスクロ法での実測値は28.5μg/mlであった。
【0047】参考例1 (シュードモナス属に属する微生物由来の1,5−AG
変換活性微生物処理物の取得) カザミノ酸 1%、1,5−AG0.2 %、(NH4)2SO4
0.1%、K2HPO4 0.1%、NaCl 0.1%、MgSO4 ・7H2O 0.02
%、酵母エキス0.1 %、pH7蒸溜水から成る培地100ml
宛を500ml 容三角フラスコに分注し115 ℃、15分間殺
菌しPseudomonassp.NK-85001 〔微工研菌寄第8100号(F
erm p-8100)〕の斜面培養物の一白金耳を接種し30℃で
回転振盪培養機(220rpm)上で16時間培養する。培養液か
ら遠心分離により菌体を分離しトリス・塩酸緩衝液(0.
05M、pH7)で洗浄して出発液量の1/10容の菌体けんだ
く液とする。この菌体けんだく液を冷却してフレンチプ
レスにより菌体破壊液を得、これを10分間遠心分離(100
00×g)して、沈澱する細胞壁を除去した後、さらに1時
間遠心分離(100000×g)して沈澱物を得、トリス塩酸緩
衝液(0.05M、pH7)で洗浄し、同緩衝液中に懸濁して
膜画分懸濁液を得る。この懸濁液にトリトンX−100 を
1%(w/v)となるように添加し、4℃で1時間攪拌した
後、不溶物を遠心分離(100000×g)して除去し、1,5
−AG酸化酵素抽出液を得る。
【0048】参考例2 参考例1で得られる活性成分可溶化液を冷却しつつ硫酸
アンモニウム粉末を加え析出する蛋白質を遠心分離(10
000 ×g 、10分)で分離し本文記載のフェリシアニド法
で活性を測定すると活性は硫酸アンモニウム40%飽和区
分に主に回収されることが分る。 *酵素一単位をフェリシアニド2μmoles を10分間に還
元する活性とし、蛋白1mg当り換算した値
【0049】参考例3 (ピクノボラスIFO 4923由来の1,5−AG酸化酵素の
取得)1,5−AG0.3 %、酵母エキス0.4 %、麦芽エ
キス0.5 %、水道水からなる培地100ml 宛を500ml 容三
角フラスコに分注し、115 ℃、15分間殺菌しピクノボラ
ス・コクシネウス(IFO 4923) の斜面培養物の一白金耳
を接種し27℃で回転振盪培養機(220rpm) 上で6日間培
養する。培養液から遠心分離により菌体を分離し、リン
酸ナトリウム緩衝液(0.1 M、pH6)で洗浄して、湿菌
体重量の7.5 倍容の菌体けんだく液とする。この菌体け
んだく液を冷却してフレンチプレスにより菌体破壊液を
得、冷却下にこれを10分間遠心分離(10000×g)して、沈
澱する細胞壁を除去した後、さらに1時間遠心分離(10
0000×g)して膜画分を除き、細胞質上清を得る。冷却
下、この上清に硫酸アンモニウム粉末を加えて攪拌しな
がら溶解する。この時析出するタンパク質を遠心分離
(10000 ×g 、10分)で分離し、各硫酸アンモニウム画
分を本文記載のH2O2を検出する方法(1,5−AG溶液
として1%濃度のものを使用)で1,5−AG酸化活性
を測定すると、活性は、主に40〜60%飽和画分に存在す
る。酵素一単位を、1分間当り1,5−AGを酸化して
H2O21μmoleを発生する量と定義すると、この硫安画分
の比活性は4.0 である。湿菌体1g当りから11単位の酵
素を得る。
【0050】参考例4 参考例3において、菌株をピクノボラス・コクシネウス
(IFO 6490) に変え、参考例3と同じ培地組成を有する
培地で4日間培養する。参考例3と同様の精製操作をへ
て、比活性3.6 の1,5−AG酸化酵素を得る。 参考例5 (コリオラス・コンソルス(IFO 9078)由来1,5−AG
酸化酵素の取得)参考例3において菌株をコリオラス・
コンソルス(IFO 9078) に変え、参考例3と同じ培地組
成を有する培地で10日間培養する。参考例3と同様の精
製操作をへて、比活性2.8.の1,5−AG酸化酵素を得
る。
【0051】参考例6 (高純度酵素の取得)参考例3で得られた1,5−AG
酸化酵素の60%飽和硫安沈澱物を蒸溜水に溶解したもの
を用い、全操作を4℃に冷却下にDEAE−トヨバール
(東洋ソーダ社製)クロマトを行い精製した。酵素4100
単位/20ml溶液を100 倍容のリン酸緩衝液(0.01 M、pH
6.0)で透析し、同緩衝液で平衡化されたDEAE−Toyo
pearlカラム(2.5cm ×40cm) にチャージする。カラム
をリン酸緩衝液(0.01M、pH6.0)で十分洗浄の後、リン
酸緩衝液で0.01Mから0.5 M(pH6.0)の濃度勾配を付け
溶出する。活性は0.1 Mから0.2 M濃度の間に溶出され
るので、活性フラクションを集めPM10限外ろ過膜(ア
ミコン社製)を用いて濃縮すると、比活性18の酵素溶液
(360単位/ml) 6.5mlが得られる。
【0052】参考例7 (固定化カラムの製法)■多孔質ガラスCPG−10(200
/400メッシュ、平均ポアサイズ 500Å、エレクトロヌク
レオニック社製)0.5gをγ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン0.5gにて、常法によりカップリング処理し、続
いて無水コハク酸0.5gにてカルボキシル化を行う。乾燥
した多孔質ガラスは、クロロホルム中で、過剰のチオニ
ルクロライドにてカルボキシル基を酸クロライドとす
る。得られた酸クロライド化多孔質ガラス1g に前記参
考例6で作成した1,5−AG酸化酵素溶液2.5ml を加
え、pHを6〜7に保ちながら25℃にて12時間ゆっくり攪
拌しながら反応させ、縮合反応を完結させる。得られた
1,5−AG酸化酵素固定化多孔質ガラスを内径2.3mm
×長さ70mmのカラム(1mlの注射筒)に充填する。1M
食塩を含有するリン酸緩衝液(1/15M、pH5.6)20mlを
流し、共有結合していない酵素を除き、さらにリン酸緩
衝液(1/15M、pH5.6)を流して洗浄し、1,5−AG
酸化酵素固定化カラムを得る。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明で使用する酵素の至適pHを示す曲線であ
り、図2は該酵素の至適温度を示す曲線であり、図3は
酵素電極法における検量線を、図4はフェリシアニド法
における検量線を、図5はジクロルフェノールインドフ
ェノール法における検量線を、図6はH2O2の発色法によ
る検量線を、図7はH2O2のケイ光法による検量線を、図
8はH2O2電極法による検量線をそれぞれ示したものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 昭 東京都北区志茂2−16−16 (72)発明者 田島 茂 群馬県藤岡市藤岡675−11 (72)発明者 橋場 正 群馬県新田郡笠懸村阿左美804−12 (72)発明者 加藤 和夫 埼玉県浦和市辻8−21−15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】髄液、血漿、血清又は尿を、1,5−アン
    ヒドログルシトール濃度を測定しやすいように処理し、
    その処理液に、電子受容体の存在下、1,5−アンヒド
    ログルシトールに対し脱水素による酸化能を有する酵素
    を作用させ、試料中の酸素の消費量を測定するか、又は
    生成する過酸化水素もしくは電子受容体の還元体を定量
    することを特徴とする1,5−アンヒドログルシトール
    の定量法。
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