JPH0519121B2 - - Google Patents
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- JPH0519121B2 JPH0519121B2 JP58021636A JP2163683A JPH0519121B2 JP H0519121 B2 JPH0519121 B2 JP H0519121B2 JP 58021636 A JP58021636 A JP 58021636A JP 2163683 A JP2163683 A JP 2163683A JP H0519121 B2 JPH0519121 B2 JP H0519121B2
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- JP
- Japan
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- acrylic ester
- plastic
- ester resin
- lens
- film
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D11/00—Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
- B29D11/00865—Applying coatings; tinting; colouring
- B29D11/00894—Applying coatings; tinting; colouring colouring or tinting
- B29D11/00903—Applying coatings; tinting; colouring colouring or tinting on the surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D11/00—Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
- B29D11/00009—Production of simple or compound lenses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、ビデオカメラなどの光学機器のレン
ズとして、好適な反射防止膜を施こしたプラスチ
ツクレンズの製造方法に関する。
ズとして、好適な反射防止膜を施こしたプラスチ
ツクレンズの製造方法に関する。
近年、ビデオカメラなどの光学機器のレンズと
して、プラスチツクレンズが使用されるようにな
つてきた。これは、従来のプラスチツク成形法に
より所望の曲率半径のプラスチツクレンズを容易
に製造することができ、このために、レンズのコ
ストダウンを図れること、また、レンズの軽量化
が図れることなどによるものである。
して、プラスチツクレンズが使用されるようにな
つてきた。これは、従来のプラスチツク成形法に
より所望の曲率半径のプラスチツクレンズを容易
に製造することができ、このために、レンズのコ
ストダウンを図れること、また、レンズの軽量化
が図れることなどによるものである。
ところで、かかるプラスチツクレンズにおいて
も、ガラスレンズと同様に、その表面に反射防止
膜が施こされるものであるが、MgF2、ZrO2、
Al2O3、SiOなどからなる無機質の反射防止膜は
プラスチツクとの付着力が弱いために、一般に、
オルガノポリシロキサン系樹脂やアクリルエステ
ル系樹脂などの樹脂膜を予じめプラスチツクレン
ズの表面に形成し、この樹脂膜上に無機質の反射
防止膜を施こするようにしている。かかる樹脂膜
は、また、プラスチツク表面の傷付き防止や硬度
の向上、プラスチツクの耐衝撃性の向上などにも
役立つものであるが、さらに、樹脂膜と反射防止
膜との間に厚さ1〜5μmのSiO2あるいはガラス
などの層を設けることにより、プラスチツクの傷
付き防止、表面硬度、耐衝撃性をより向上させる
ことも提案されている。
も、ガラスレンズと同様に、その表面に反射防止
膜が施こされるものであるが、MgF2、ZrO2、
Al2O3、SiOなどからなる無機質の反射防止膜は
プラスチツクとの付着力が弱いために、一般に、
オルガノポリシロキサン系樹脂やアクリルエステ
ル系樹脂などの樹脂膜を予じめプラスチツクレン
ズの表面に形成し、この樹脂膜上に無機質の反射
防止膜を施こするようにしている。かかる樹脂膜
は、また、プラスチツク表面の傷付き防止や硬度
の向上、プラスチツクの耐衝撃性の向上などにも
役立つものであるが、さらに、樹脂膜と反射防止
膜との間に厚さ1〜5μmのSiO2あるいはガラス
などの層を設けることにより、プラスチツクの傷
付き防止、表面硬度、耐衝撃性をより向上させる
ことも提案されている。
上記の樹脂膜を形成するためには、浸漬塗り、
スピンコートなどの方法がとられ、このような方
法でプラスチツク表面に塗布された樹脂膜は、加
熱あるいは紫外線照射により硬化される。オルガ
ノポリシロキサン系樹脂膜を形成する場合には、
樹脂膜の硬化に80℃〜100℃で2〜3時間の加熱
処理作業が必要であり、これに対して、アクリル
エステル系樹脂膜を形成する場合には、10秒程度
の紫外線照射でもつて樹脂膜の硬化が可能であ
る。このために、作業性、プラスチツクの加熱に
よる歪の防止の点から、アクリルエステル系樹脂
膜を用いる方が有利である。
スピンコートなどの方法がとられ、このような方
法でプラスチツク表面に塗布された樹脂膜は、加
熱あるいは紫外線照射により硬化される。オルガ
ノポリシロキサン系樹脂膜を形成する場合には、
樹脂膜の硬化に80℃〜100℃で2〜3時間の加熱
処理作業が必要であり、これに対して、アクリル
エステル系樹脂膜を形成する場合には、10秒程度
の紫外線照射でもつて樹脂膜の硬化が可能であ
る。このために、作業性、プラスチツクの加熱に
よる歪の防止の点から、アクリルエステル系樹脂
膜を用いる方が有利である。
アクリルエステル系樹脂膜は、たとえば、アク
リルウレタンなどのモノマーあるいはオリゴマー
と紫外線吸収剤、紫外線増感剤を含む溶液(以
下、アクリルエステル溶液という)をプラスチツ
クレンズに塗布し、紫外線照射によつて硬化して
得られるものである。
リルウレタンなどのモノマーあるいはオリゴマー
と紫外線吸収剤、紫外線増感剤を含む溶液(以
下、アクリルエステル溶液という)をプラスチツ
クレンズに塗布し、紫外線照射によつて硬化して
得られるものである。
ところで、プラスチツクレンズは曲率を有し、
その表面は曲面をなすものであるから、レンズ表
面にアクリルエステル系樹脂膜を均一な厚さで塗
布することは困難である。このために、塗布膜厚
の分布が2〜4倍となるのは常識とされており、
メガネレンズなどにおいては、レンズの中央部し
か使用しないこと、また、表面精度は左程要求さ
れないことなどのために、上記膜厚分布のもとで
も充分使用に耐え得るものであるが、光学機器に
使用するプラスチツクレンズにおいては、光学的
な歪みの発生を防止する上から高い表面精度が要
求され、アクリルエステル系樹脂膜が上記の膜厚
分布を有すると、レンズの表面精度が劣化して使
用困難となる。
その表面は曲面をなすものであるから、レンズ表
面にアクリルエステル系樹脂膜を均一な厚さで塗
布することは困難である。このために、塗布膜厚
の分布が2〜4倍となるのは常識とされており、
メガネレンズなどにおいては、レンズの中央部し
か使用しないこと、また、表面精度は左程要求さ
れないことなどのために、上記膜厚分布のもとで
も充分使用に耐え得るものであるが、光学機器に
使用するプラスチツクレンズにおいては、光学的
な歪みの発生を防止する上から高い表面精度が要
求され、アクリルエステル系樹脂膜が上記の膜厚
分布を有すると、レンズの表面精度が劣化して使
用困難となる。
従来の浸漬塗布法によりアクリルエステル系樹
脂膜を形成する方法として、レンズの曲率に合わ
せてアクリルエステル溶液からのプラスチツクレ
ンズの引上げ速度をコントロールし、均一な膜厚
のアクリルエステル系樹脂膜を得るようにする方
法が提案されているが、この方法では、膜厚のコ
ントロールが非常に難かしく、形成されたアクリ
ルエステル系樹脂膜の膜厚も均一とはならない
し、また、この方法は両凹、両凸レンズにしか適
用することができず、結局、光学機器に用いられ
るプラスチツクレンズは、反射防止膜を施こす
と、その表面精度が低下するという欠点があつ
た。
脂膜を形成する方法として、レンズの曲率に合わ
せてアクリルエステル溶液からのプラスチツクレ
ンズの引上げ速度をコントロールし、均一な膜厚
のアクリルエステル系樹脂膜を得るようにする方
法が提案されているが、この方法では、膜厚のコ
ントロールが非常に難かしく、形成されたアクリ
ルエステル系樹脂膜の膜厚も均一とはならない
し、また、この方法は両凹、両凸レンズにしか適
用することができず、結局、光学機器に用いられ
るプラスチツクレンズは、反射防止膜を施こす
と、その表面精度が低下するという欠点があつ
た。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、
反射防止膜が施こされ、高い表面精度のプラスチ
ツクレンズが得られるプラスチツクレンズ製造方
法を提供することにある。
反射防止膜が施こされ、高い表面精度のプラスチ
ツクレンズが得られるプラスチツクレンズ製造方
法を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、プラス
チツク表面と反射防止膜との間にアクリルエステ
ル系樹脂膜を設けたプラスチツクレンズ製造方法
において、プラスチツクレンズを光軸とほぼ直交
する方向でアクリルエステル系樹脂溶液に一度浸
漬した後引き上げて、プラスチツク表面に被着し
たアクリルエステル系樹脂を紫外線照射して半硬
化させ、然る後、プラスチツクレンズを先とは上
下を逆にしてアクリルエステル系樹脂溶液に再度
浸漬した後引き上げて、プラスチツク表面に被着
したアクリルエステル系樹脂を紫外線照射して完
全に硬化させることにより、プラスチツクレンズ
表面にアクリルエステル系樹脂膜を設けることを
特徴とし、これによつてクリルエステル系樹脂膜
の膜厚分布を均一にしたものである。
チツク表面と反射防止膜との間にアクリルエステ
ル系樹脂膜を設けたプラスチツクレンズ製造方法
において、プラスチツクレンズを光軸とほぼ直交
する方向でアクリルエステル系樹脂溶液に一度浸
漬した後引き上げて、プラスチツク表面に被着し
たアクリルエステル系樹脂を紫外線照射して半硬
化させ、然る後、プラスチツクレンズを先とは上
下を逆にしてアクリルエステル系樹脂溶液に再度
浸漬した後引き上げて、プラスチツク表面に被着
したアクリルエステル系樹脂を紫外線照射して完
全に硬化させることにより、プラスチツクレンズ
表面にアクリルエステル系樹脂膜を設けることを
特徴とし、これによつてクリルエステル系樹脂膜
の膜厚分布を均一にしたものである。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明によつて得られるプラスチツクレンズ
は、その表面全体にアクリルエステル系樹脂膜が
形成され、この樹脂膜上に直接あるいはSiO2、
ガラスなどの層を介して無機質の反射防止膜が施
こされたものであるが、アクリルエステル系樹膜
の膜厚は0.5μm以上とし、また、その膜厚分布は
2倍未満となるようにしている。これら膜厚およ
び膜厚分布は、後述する方法により実現すること
ができるものであつて、このために、反射防止膜
を施こしたプラスチツクレンズの表面精度は大幅
に向上し、光学的な歪みが軽減される。
は、その表面全体にアクリルエステル系樹脂膜が
形成され、この樹脂膜上に直接あるいはSiO2、
ガラスなどの層を介して無機質の反射防止膜が施
こされたものであるが、アクリルエステル系樹膜
の膜厚は0.5μm以上とし、また、その膜厚分布は
2倍未満となるようにしている。これら膜厚およ
び膜厚分布は、後述する方法により実現すること
ができるものであつて、このために、反射防止膜
を施こしたプラスチツクレンズの表面精度は大幅
に向上し、光学的な歪みが軽減される。
次に、本発明によるプラスチツクレンズにおけ
るアクリルエステル系樹脂膜の形成方法について
説明する。
るアクリルエステル系樹脂膜の形成方法について
説明する。
この形成方法は浸漬塗布法をとるものである
が、2度塗りを特徴としている。さらに詳しく
は、プラスチツクレンズをアクリルエステル溶液
に浸漬して引上げ、これによつて1回目のアクリ
ルエステル系樹脂膜の塗布を行なつて紫外線によ
り硬化処理を施こし、次に、プラスチツクレンズ
の浸漬状態を上下逆転させて同様の2回目の塗布
を行ない、塗布されたアクリルエステル系樹脂膜
を紫外線で硬化処理するものであつて、プラスチ
ツクレンズのアクリルエステル溶液からの引上げ
速度は、1回目と2回目とで100mm/min以下の
同一速度とするものである。
が、2度塗りを特徴としている。さらに詳しく
は、プラスチツクレンズをアクリルエステル溶液
に浸漬して引上げ、これによつて1回目のアクリ
ルエステル系樹脂膜の塗布を行なつて紫外線によ
り硬化処理を施こし、次に、プラスチツクレンズ
の浸漬状態を上下逆転させて同様の2回目の塗布
を行ない、塗布されたアクリルエステル系樹脂膜
を紫外線で硬化処理するものであつて、プラスチ
ツクレンズのアクリルエステル溶液からの引上げ
速度は、1回目と2回目とで100mm/min以下の
同一速度とするものである。
本発明者等は、プラスチツク板へのアクリルエ
ステル系樹脂の浸漬塗布について実験を行なつた
が、まず、この実験結果について説明する。
ステル系樹脂の浸漬塗布について実験を行なつた
が、まず、この実験結果について説明する。
第1図はかかる実験を概略的に示す説明図であ
つて、1はアクリルエステル溶液、2はプラスチ
ツク板、3は容器である。
つて、1はアクリルエステル溶液、2はプラスチ
ツク板、3は容器である。
この実験は、アクリルエステル溶液1としてセ
イカビームAC−201−P(大日精化工業製の商品
名)を、また、プラスチツク板2としてアクリル
板を用い、プラスチツク板2のアクリルエステル
溶液からの引上げ速度を20mm/minとし、プラス
チツク板2のアクリルエステル溶液1の液面対す
る傾きを変えて、この傾きに対するプラスチツク
板2に塗布され、紫外線で硬化処理がなされたア
クリルエステル系樹脂膜の膜厚を測定したもので
ある。
イカビームAC−201−P(大日精化工業製の商品
名)を、また、プラスチツク板2としてアクリル
板を用い、プラスチツク板2のアクリルエステル
溶液からの引上げ速度を20mm/minとし、プラス
チツク板2のアクリルエステル溶液1の液面対す
る傾きを変えて、この傾きに対するプラスチツク
板2に塗布され、紫外線で硬化処理がなされたア
クリルエステル系樹脂膜の膜厚を測定したもので
ある。
第1図において、プラスチツク板2の引上げ方
向は、アクリルエステル溶液1の液面に垂直な方
向(矢印p)であり、測定しようとするプラスチ
ツク板2の面が上方にあるときには、プラスチツ
ク板2の浸漬状態が(+)状態であるとし、逆
に、下方にあるときには、(−)状態であるとす
る。そして、プラスチツク板2のアクリルエステ
ル溶液1の液面に対する傾きは、引上げ方向pと
測定しようとする面とのなす角度θで表わし、
(+)状態では+θ、(−)状態では−θとする。
向は、アクリルエステル溶液1の液面に垂直な方
向(矢印p)であり、測定しようとするプラスチ
ツク板2の面が上方にあるときには、プラスチツ
ク板2の浸漬状態が(+)状態であるとし、逆
に、下方にあるときには、(−)状態であるとす
る。そして、プラスチツク板2のアクリルエステ
ル溶液1の液面に対する傾きは、引上げ方向pと
測定しようとする面とのなす角度θで表わし、
(+)状態では+θ、(−)状態では−θとする。
第2図は第1図に示す実験で得られた測定結果
を表わすものであつて、角度θが−17度付近で塗
布膜厚が最低となり、零度では塗布膜厚は0.6μm
であつた。また、塗布膜厚は、引上げ速度および
アクリルエステル溶液の粘度によつて異なるが、
実用範囲内では、角度θと塗布膜厚との関係は第
2図に示すような傾向となることがわかつた。
を表わすものであつて、角度θが−17度付近で塗
布膜厚が最低となり、零度では塗布膜厚は0.6μm
であつた。また、塗布膜厚は、引上げ速度および
アクリルエステル溶液の粘度によつて異なるが、
実用範囲内では、角度θと塗布膜厚との関係は第
2図に示すような傾向となることがわかつた。
そこで、プラスチツクレンズにアクリルエステ
ル系樹脂を浸漬塗布する場合、第3図に示すよう
にプラスチツクレンズ4をアクリルエステル溶液
1に浸漬し、矢印p方向に引上げると、プラスチ
ツクレンズ4の表面が曲面をなすものであるか
ら、その表面の傾き角度θが変化し、このため
に、プラスチツクレンズ4の表面にはアクリルエ
ステル系樹脂膜が均一に塗布されない。たとえ
ば、角度θが最大20度まで変化するような場合、
プラスチツクレンズの塗布膜厚の分布は最大2倍
となり、また、40度まで変化するような場合に
は、最大3.5倍にも達する。
ル系樹脂を浸漬塗布する場合、第3図に示すよう
にプラスチツクレンズ4をアクリルエステル溶液
1に浸漬し、矢印p方向に引上げると、プラスチ
ツクレンズ4の表面が曲面をなすものであるか
ら、その表面の傾き角度θが変化し、このため
に、プラスチツクレンズ4の表面にはアクリルエ
ステル系樹脂膜が均一に塗布されない。たとえ
ば、角度θが最大20度まで変化するような場合、
プラスチツクレンズの塗布膜厚の分布は最大2倍
となり、また、40度まで変化するような場合に
は、最大3.5倍にも達する。
先にも述べたように、アクリルエステル系樹脂
の塗布膜厚は少なくとも0.5μm以上必要であるた
めに、このときの膜厚分布は、角度θが最大20度
まで変化するプラスチツクレンズでは1〜2μm、
40度まで変化するプラスチツクレンズでは、1〜
3.5μmとなり、レンズ表面の精度が著しく劣化す
ることになる。
の塗布膜厚は少なくとも0.5μm以上必要であるた
めに、このときの膜厚分布は、角度θが最大20度
まで変化するプラスチツクレンズでは1〜2μm、
40度まで変化するプラスチツクレンズでは、1〜
3.5μmとなり、レンズ表面の精度が著しく劣化す
ることになる。
しかしながら、プラスチツクレンズの両面は該
レンズの中心軸を含む任意の平面に関して対称を
なし、このことおよび上記の定量的な実験から、
プラスチツクレンズの表面に膜厚が均一なアクリ
ルエステル系樹脂膜を形成することができ、した
がつて、本発明による反射防止膜を施こした表面
精度の高いプラスチツクレンズを得ることができ
る。
レンズの中心軸を含む任意の平面に関して対称を
なし、このことおよび上記の定量的な実験から、
プラスチツクレンズの表面に膜厚が均一なアクリ
ルエステル系樹脂膜を形成することができ、した
がつて、本発明による反射防止膜を施こした表面
精度の高いプラスチツクレンズを得ることができ
る。
すなわち、第3図に示すように、プラスチツク
レンズ4を、まず、そのa側を下にして光軸と直
交する方向でアクリルエステル溶液1に浸漬し、
矢印p方向に引き上げて表面に紫外線照射し、次
に先とは上下を逆にして、b側を下にして光軸と
直交する方向で同様にプラスチツクレンズ2をア
クリルエステル溶液1に浸漬し、引上げてその表
面を再度紫外線照射する。このように、2度塗布
すると、プラスチツクレンズ4の表面に付着した
アクリルエステル系樹脂の塗布膜厚の分布精度が
向上する。
レンズ4を、まず、そのa側を下にして光軸と直
交する方向でアクリルエステル溶液1に浸漬し、
矢印p方向に引き上げて表面に紫外線照射し、次
に先とは上下を逆にして、b側を下にして光軸と
直交する方向で同様にプラスチツクレンズ2をア
クリルエステル溶液1に浸漬し、引上げてその表
面を再度紫外線照射する。このように、2度塗布
すると、プラスチツクレンズ4の表面に付着した
アクリルエステル系樹脂の塗布膜厚の分布精度が
向上する。
第4図は、この様子を定量的に示したものであ
つて、曲線7は1回目の塗布でプラスチツクレン
ズの表面各所に付着した塗布膜厚を示し、曲線8
は2回目の塗布でプラスチツクレンズの表面の各
所に付着した塗布膜厚を示し、曲線9は2回の塗
布でプラスチツクレンズの表面の各所に付着した
全塗布膜厚を示すものである。この方法によれ
ば、塗布膜厚さは著しく均一になり、レンズ表面
と液面とのなす角度が最大20度であるレンズでの
塗布膜厚分布は、従来の1回塗りで2倍であつた
のに対し、1.2倍となることがわかる。
つて、曲線7は1回目の塗布でプラスチツクレン
ズの表面各所に付着した塗布膜厚を示し、曲線8
は2回目の塗布でプラスチツクレンズの表面の各
所に付着した塗布膜厚を示し、曲線9は2回の塗
布でプラスチツクレンズの表面の各所に付着した
全塗布膜厚を示すものである。この方法によれ
ば、塗布膜厚さは著しく均一になり、レンズ表面
と液面とのなす角度が最大20度であるレンズでの
塗布膜厚分布は、従来の1回塗りで2倍であつた
のに対し、1.2倍となることがわかる。
さらに、この2度塗りの浸漬塗布方法について
具体的に説明すると、第3図に示すように、アク
リルエステル溶液1に、アクリルレンズ4を、a
側を下にし、レンズ表面と液面とのなす角度θが
最大20度となるように浸漬し、引上げ速度20mm/
minで液面に垂直な矢印p方向に引上げ、その
後、このアクリルレンズ4を10cm離れた80W/cm
の高圧水銀灯で2〜3秒紫外線照射し、アクリル
レンズ4の表面のアクリルエステル系樹脂膜を完
全には硬化しない半硬化状態とした。次に、この
アクリルレンズ4を上下逆転させ、第5図に示す
ように、b側を下にして上記と同一条件でアクリ
ルレンズ4の浸漬、引上げを行ない、紫外線照射
時間を10秒として塗布されたアクリルエステル系
樹脂膜を完全に硬化させた。
具体的に説明すると、第3図に示すように、アク
リルエステル溶液1に、アクリルレンズ4を、a
側を下にし、レンズ表面と液面とのなす角度θが
最大20度となるように浸漬し、引上げ速度20mm/
minで液面に垂直な矢印p方向に引上げ、その
後、このアクリルレンズ4を10cm離れた80W/cm
の高圧水銀灯で2〜3秒紫外線照射し、アクリル
レンズ4の表面のアクリルエステル系樹脂膜を完
全には硬化しない半硬化状態とした。次に、この
アクリルレンズ4を上下逆転させ、第5図に示す
ように、b側を下にして上記と同一条件でアクリ
ルレンズ4の浸漬、引上げを行ない、紫外線照射
時間を10秒として塗布されたアクリルエステル系
樹脂膜を完全に硬化させた。
このように得られたアクリルレンズ4の表面の
アクリルエステル系樹脂膜の塗布膜厚分布を干渉
計で測定したところ、表面精度の変化を0.3μm以
内にすることができることが確認した。第4図に
より塗布膜分布を推定すると、1.2μm〜1.5μmで
あつた。
アクリルエステル系樹脂膜の塗布膜厚分布を干渉
計で測定したところ、表面精度の変化を0.3μm以
内にすることができることが確認した。第4図に
より塗布膜分布を推定すると、1.2μm〜1.5μmで
あつた。
以上のように、この2度塗りの浸漬方法による
と、プラスチツクレンズの表面に、塗布膜厚が均
一なアクリルエステル系樹脂膜を簡単に得ること
ができる。
と、プラスチツクレンズの表面に、塗布膜厚が均
一なアクリルエステル系樹脂膜を簡単に得ること
ができる。
この浸漬塗布方法の重要なポイントは、(1)1回
目の塗布後塗布膜を紫外線照射により硬化させ、
次に、上下を逆転して2回目の同様の塗布を行な
い。塗布膜を紫外線照射により硬化させること、
(2)一回目の塗布後の紫外線照射時間は短かくし、
塗布膜を半硬化状態にして2回目の塗布後の紫外
線照射で塗布膜を完全に硬化させること、(3)プラ
スチツクレンズのアクリルエステル溶液からの引
上げ速度を100mm/min以下、好ましくは、10
mm/min〜100mm/minとすること、(4)アクリル
エステル溶液の粘度を1〜100cpとすることであ
る。
目の塗布後塗布膜を紫外線照射により硬化させ、
次に、上下を逆転して2回目の同様の塗布を行な
い。塗布膜を紫外線照射により硬化させること、
(2)一回目の塗布後の紫外線照射時間は短かくし、
塗布膜を半硬化状態にして2回目の塗布後の紫外
線照射で塗布膜を完全に硬化させること、(3)プラ
スチツクレンズのアクリルエステル溶液からの引
上げ速度を100mm/min以下、好ましくは、10
mm/min〜100mm/minとすること、(4)アクリル
エステル溶液の粘度を1〜100cpとすることであ
る。
もし、1回目の塗布後に紫外線照射による塗布
膜の硬化処理を施こさずに2回目の塗布を行なう
と、1回目の塗布による塗布膜がアクリルエステ
ル溶液中に逆に溶け出してしまい、所望の塗布膜
厚を得ることができない。
膜の硬化処理を施こさずに2回目の塗布を行なう
と、1回目の塗布による塗布膜がアクリルエステ
ル溶液中に逆に溶け出してしまい、所望の塗布膜
厚を得ることができない。
また、1回目の塗布後の紫外線による塗布膜の
硬化処理で、この塗布膜を完全に硬化させると、
2回の塗布による塗布膜との密着性が悪く、簡単
に剥離することがあつた。
硬化処理で、この塗布膜を完全に硬化させると、
2回の塗布による塗布膜との密着性が悪く、簡単
に剥離することがあつた。
さらに、アクリルエステル溶液からのプラスチ
ツクレンズの引上げ速度を100mm/min以上とす
ると、レンズ表面で塗布溶液が流れ、塗布膜厚分
布が悪化することになる。
ツクレンズの引上げ速度を100mm/min以上とす
ると、レンズ表面で塗布溶液が流れ、塗布膜厚分
布が悪化することになる。
以上説明したように、本発明によれば、所定の
膜厚でかつ膜厚分布も均一なアクリルエステル系
樹脂膜を介して反射防止膜を形成したものである
から、任意の表面形状、曲率に対して表面精度が
向上して光学的な歪みの発生を抑制し、また、製
造時におけるアクリルエステル系樹脂の硬化処理
時間も非常に短かくて作業性に優れ、硬化処理に
ともなう変形もなく、上記従来技術の欠点の欠点
を除いて優れた機能のプラスチツクレンズを低コ
ストで提供することができる。また、プラスチツ
クレンズを光軸とほぼ直交する方向でアクリルエ
ステル系樹脂溶液に上下を逆にして2度浸漬する
ことで、任意の表面形状、曲率をもつプラスチツ
クレンズの表面に均一なアクリルエステル系樹脂
膜を、容易・確実に形成することができ、歩留ま
りも向上する。
膜厚でかつ膜厚分布も均一なアクリルエステル系
樹脂膜を介して反射防止膜を形成したものである
から、任意の表面形状、曲率に対して表面精度が
向上して光学的な歪みの発生を抑制し、また、製
造時におけるアクリルエステル系樹脂の硬化処理
時間も非常に短かくて作業性に優れ、硬化処理に
ともなう変形もなく、上記従来技術の欠点の欠点
を除いて優れた機能のプラスチツクレンズを低コ
ストで提供することができる。また、プラスチツ
クレンズを光軸とほぼ直交する方向でアクリルエ
ステル系樹脂溶液に上下を逆にして2度浸漬する
ことで、任意の表面形状、曲率をもつプラスチツ
クレンズの表面に均一なアクリルエステル系樹脂
膜を、容易・確実に形成することができ、歩留ま
りも向上する。
第1図はプラスチツク板へのアクリルエステル
系樹脂の浸漬塗布実験を概略的に示す説明図、第
2図は第1図の実験による測定結果を示す曲線
図、第3図、第5図は本発明によるプラスチツク
レンズのアクリルエステル系樹脂膜の形成方法を
概略的に示す説明図、第4図は第3図、第5図に
示す形成方法で得られるアクリルエステル系樹脂
膜の膜厚を示す曲線図である。 1……アクリルエステル溶液、3……容器、4
……プラスチツクレンズ。
系樹脂の浸漬塗布実験を概略的に示す説明図、第
2図は第1図の実験による測定結果を示す曲線
図、第3図、第5図は本発明によるプラスチツク
レンズのアクリルエステル系樹脂膜の形成方法を
概略的に示す説明図、第4図は第3図、第5図に
示す形成方法で得られるアクリルエステル系樹脂
膜の膜厚を示す曲線図である。 1……アクリルエステル溶液、3……容器、4
……プラスチツクレンズ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プラスチツク表面と反射防止膜との間にアク
リルエステル系樹脂膜を設けたプラスチツクレン
ズの製造方法において、 プラスチツクレンズを光軸とほぼ直交する方向
でアクリルエステル系樹脂溶液に一度浸漬した後
引き上げて、プラスチツク表面に被着したアクリ
ルエステル系樹脂を紫外線照射して半硬化させ、
然る後、プラスチツクレンズを先とは上下を逆に
してアクリルエステル系樹脂溶液に再度浸漬した
後引き上げて、プラスチツク表面に被着したアク
リルエステル系樹脂を紫外線照射して完全に硬化
させることにより、プラスチツクレンズ表面にア
クリルエステル系樹脂膜を設けることを特徴とす
るプラスチツクレンズの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58021636A JPS59148001A (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | プラスチツクレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58021636A JPS59148001A (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | プラスチツクレンズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59148001A JPS59148001A (ja) | 1984-08-24 |
| JPH0519121B2 true JPH0519121B2 (ja) | 1993-03-15 |
Family
ID=12060552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58021636A Granted JPS59148001A (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | プラスチツクレンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59148001A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5675601A (en) * | 1979-11-26 | 1981-06-22 | Nisshin Koki Kk | Plastic optical parts |
-
1983
- 1983-02-14 JP JP58021636A patent/JPS59148001A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59148001A (ja) | 1984-08-24 |
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