JPH0523272B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0523272B2 JPH0523272B2 JP60106998A JP10699885A JPH0523272B2 JP H0523272 B2 JPH0523272 B2 JP H0523272B2 JP 60106998 A JP60106998 A JP 60106998A JP 10699885 A JP10699885 A JP 10699885A JP H0523272 B2 JPH0523272 B2 JP H0523272B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bisthiazole
- diaminobenzo
- thiourea
- bromine
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明はビスチアゾール系化合物の製造法に関
する。更に詳しくは臭素及び/又は臭化水素の存
在下、硫酸中でp−フエニレンビス(チオ尿素)
を酸化閉環することによる2,6−ジアミノベン
ゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾール
の製造法に関する。 従来の技術 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,
5−d′〕−ビスチアゾール(目的化合物)は染料、
顔料等の中間体として重要であり、又ポリベンゾ
ビスチアゾール等の耐熱性高分子に誘導される
2,5−ジアミノ−1,4−ベンゼンジチオール
の原料としても重要な化合物である。 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,
5−d′〕−ビスチアゾールはJ.K.Landquist(J.
Chem.Soc.(C)2212(1967)、(S.L.Solar(J.
OrgChem.332132(1968))等によつてその合成法
が見出されている。即ちそれらの方法はp−フエ
ニレンビス(チオ尿素)にクロロホルム中、2倍
モル以上の臭素を室温で反応させ、引き続き16〜
24時間加熱還流して閉環し、2,6−ジアミノベ
ンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾー
ルを得るというものである。更にこれと同様な製
法はMacromolecules.915.(1981)にも記載され
ている。これらの従来法は、2倍モル以上もの臭
素を用いる点、クロロホルムの様な有機溶媒を使
用する点、更には全体の反応時間が非常に長い点
など、工業的には極めて不利な方法である。 発明が解決しようとする問題点 p−フエニレンビス(チオ尿素)から、2,6
−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−
ビスチアゾールを製造する方法においてクロロホ
ルムの様な有機溶剤及び2モル当量以上というよ
うな多量の臭素を用いずしかも短かい反応時間で
効率よく目的化合物を得る方法の開発が望まれて
いる。 問題点を解決するための手段 本発明者らは前記したような問題点を解決すべ
く、鋭意検討の結果本発明に至つたものである。
即ち、本発明はp−フエニレンビス(チオ尿素)
を臭素及び/又は臭化水素の存在下、硫酸中で酸
化閉環する事を特徴とする2,6−ジアミノベン
ゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾール
の製造法を提供するものである。 前記したようにp−フエニレンビス(チオ尿
素)を酸化閉環すると次のように2つの型の閉環
が起こり反応条件によつては目的物以外の化合物
(異性体)が多量に副生する。 本発明の方法による収率(1回再結晶)が70%
と従来法(Macromole cules915,(1981))の40
〜55%に比べてはるかにすぐれその純度も98.9%
(液体クロマトグラフイー)と極めて高く前記
〔〕式の異性体は全く含まれていない。このよ
うな工業的にすぐれた効果をもたらす本発明の製
法は従来の方法からは全く予想しえなかつたもの
である。 本発明の方法において反応系に存在せしめる臭
素、臭化水素のうち臭化水素は臭化水素そのもの
を反応に先だつて加えてもよく、又溶媒として用
いられる硫酸中で臭化水素を生成するような臭化
水素の塩例えば、アルカリ金属塩(臭化ナトリウ
ム、臭化カリウム等)、アルカリ土類金属塩(臭
化カルシウム、臭化マグネシウム等)又はアンモ
ニウム塩を反応に先だつて加えて反応系で臭化水
素を生成せしめてもよい。これらの臭化水素の塩
は硫酸と定量的に反応をおこし臭化水素に転換さ
れる。本発明の製法において使用する臭素、臭化
水素又は臭化水素を生成する前記したような臭化
水素の塩の総量は臭素換算値でp−フエニレンビ
ス(チオ尿素)に対し当モル未満が好ましく通常
は0.05〜0.3倍モルであり最も好ましい量は0.1〜
0.25倍モルである。 本発明の製法においては硫酸が溶媒として用い
られ、この硫酸は前記したように臭化水素の酸化
剤としても働くものである。硫酸濃度としては75
〜100%(重量)の範囲のものが好ましく殊に85
〜100%(重量)のものが好ましい。なお臭化水
素、臭化水素を生成する前記したような臭化水素
の塩類を水溶液の形で反応系に加える場合には発
煙硫酸を使用することもできる。前記濃度の硫酸
及び発煙硫酸の使用量は通常p−フエニレンビス
(チオ尿素)に対して3〜10倍(重量)より好ま
しくは5〜9倍(重量)である。反応温度は20℃
〜120℃の温度で実施できるが、20℃ぐらいで所
定濃度、所定値の硫酸中に原料のp−フエニレン
ビス(チオ尿素)を溶解させ、臭素及び/又は臭
化水素又は前記したような臭化水素の塩の所定量
を3時間ぐらいで滴下し、80℃〜90℃で3時間〜
5時間反応させるのが好ましい。 反応終了後は、反応液を水で希釈し、苛性アル
カリでPH10〜11まで中和し、析出した2,6−ジ
アミノベンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビス
チアゾール粗結晶を分離、乾燥する。粗収率はほ
ぼ定量的である。粗結晶は若干の異性体を含有す
るので、必要により精製する事もできる。精製法
としては酢酸中での再結晶法、ジメチルホルムア
ミドを用いる精製法等前掲の文献等に記載されて
いる公知方法で精製することができる。本発明の
方法でえられた粗結晶を例えば酢酸で1回再結晶
した場合、2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−
d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの純度は、98
%(液体クロマトグラフによる)でありこれは実
用上充分な純度である。 Macromole cules915(1981)に記載された方法
で加水分解を行うと、2,5−ジアミノ−1,4
−ベンゼンチオール・2塩酸塩が良好な収率及び
純度で得られる。 実施例 本発明の方法を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 フラスコに、98%硫酸182gを仕込み攪拌しつ
つ徐々に水13.1gを滴下した。40〜50℃でp−フ
エニレンビス(チオ尿素)22.6gを仕込み、昇温
して82℃とした。次いで臭素3.52gを内温80〜85
℃に保ちながら2.5時間で滴下した。臭素のモル
比はp−フエニレンビス(チオ尿素)1に対し、
0.22である。その後82〜88℃を保ち4時間反応さ
せた。 次いで反応液を1ビーカーに移し、砕氷200
gを加え40℃以下を保ちながら371mlの28%苛性
ソーダ水溶液で中和した。PHを約10に調整し、30
℃で別し、水洗して2,6−ジアミノベンゾ−
〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの粗
結晶21.8gを得た。粗収率は98.2%であつた。 これを260gの酢酸と共に80℃に加熱し完溶さ
せた。少量の活性炭で処理し熱時過して得た熱
い液を20℃まで冷却し析出した結晶を分離し
た。 この結晶をビーカー中で水150ml中に分散せし
め苛性ソーダ水溶液でPHを約10とした後、過、
水洗、乾燥し15.5gの2,6−ジアミノベンゾ−
〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの精
製結晶を得た。通算収率は70.0%であり、この精
製品の液体クロマトグラフによる純度は98.9%で
あつた。 実施例 2 フラスコに1671gの98%硫酸を仕込み、攪拌、
冷却しつつ徐々に水77.3gを滴下した。室温でp
−フエニレンビス(チオ尿素)200gを仕込み、
昇温して92℃とした。 次いで67.1gの47%臭化水素酸を内温92〜95℃
に保ちながら、2.5時間で滴下した。使用臭化水
素酸のモル比はp−フエニレンビス(チオ尿素)
1に対し0.44(即ち臭素換算すれば0.22)である。
その後9.2〜95℃を保ち4時間反応させた。反応
終了後、実施例1と同様に処理して196.8gの粗
2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,5
−d′〕−ビスチアゾールを得た。これを12重量倍
の酢酸で再結晶して143.7gの精製品を得た。 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,
5−d′〕−ビスチアゾールの通算収率は73.0%で
あり、この精製品の液体クロマトグラフによる純
度は98.3%であり、異性体はほとんど含まれてい
なかつた。 なおこの精製品の元素分析結果は下記の通りで
あつた。
する。更に詳しくは臭素及び/又は臭化水素の存
在下、硫酸中でp−フエニレンビス(チオ尿素)
を酸化閉環することによる2,6−ジアミノベン
ゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾール
の製造法に関する。 従来の技術 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,
5−d′〕−ビスチアゾール(目的化合物)は染料、
顔料等の中間体として重要であり、又ポリベンゾ
ビスチアゾール等の耐熱性高分子に誘導される
2,5−ジアミノ−1,4−ベンゼンジチオール
の原料としても重要な化合物である。 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,
5−d′〕−ビスチアゾールはJ.K.Landquist(J.
Chem.Soc.(C)2212(1967)、(S.L.Solar(J.
OrgChem.332132(1968))等によつてその合成法
が見出されている。即ちそれらの方法はp−フエ
ニレンビス(チオ尿素)にクロロホルム中、2倍
モル以上の臭素を室温で反応させ、引き続き16〜
24時間加熱還流して閉環し、2,6−ジアミノベ
ンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾー
ルを得るというものである。更にこれと同様な製
法はMacromolecules.915.(1981)にも記載され
ている。これらの従来法は、2倍モル以上もの臭
素を用いる点、クロロホルムの様な有機溶媒を使
用する点、更には全体の反応時間が非常に長い点
など、工業的には極めて不利な方法である。 発明が解決しようとする問題点 p−フエニレンビス(チオ尿素)から、2,6
−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−
ビスチアゾールを製造する方法においてクロロホ
ルムの様な有機溶剤及び2モル当量以上というよ
うな多量の臭素を用いずしかも短かい反応時間で
効率よく目的化合物を得る方法の開発が望まれて
いる。 問題点を解決するための手段 本発明者らは前記したような問題点を解決すべ
く、鋭意検討の結果本発明に至つたものである。
即ち、本発明はp−フエニレンビス(チオ尿素)
を臭素及び/又は臭化水素の存在下、硫酸中で酸
化閉環する事を特徴とする2,6−ジアミノベン
ゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾール
の製造法を提供するものである。 前記したようにp−フエニレンビス(チオ尿
素)を酸化閉環すると次のように2つの型の閉環
が起こり反応条件によつては目的物以外の化合物
(異性体)が多量に副生する。 本発明の方法による収率(1回再結晶)が70%
と従来法(Macromole cules915,(1981))の40
〜55%に比べてはるかにすぐれその純度も98.9%
(液体クロマトグラフイー)と極めて高く前記
〔〕式の異性体は全く含まれていない。このよ
うな工業的にすぐれた効果をもたらす本発明の製
法は従来の方法からは全く予想しえなかつたもの
である。 本発明の方法において反応系に存在せしめる臭
素、臭化水素のうち臭化水素は臭化水素そのもの
を反応に先だつて加えてもよく、又溶媒として用
いられる硫酸中で臭化水素を生成するような臭化
水素の塩例えば、アルカリ金属塩(臭化ナトリウ
ム、臭化カリウム等)、アルカリ土類金属塩(臭
化カルシウム、臭化マグネシウム等)又はアンモ
ニウム塩を反応に先だつて加えて反応系で臭化水
素を生成せしめてもよい。これらの臭化水素の塩
は硫酸と定量的に反応をおこし臭化水素に転換さ
れる。本発明の製法において使用する臭素、臭化
水素又は臭化水素を生成する前記したような臭化
水素の塩の総量は臭素換算値でp−フエニレンビ
ス(チオ尿素)に対し当モル未満が好ましく通常
は0.05〜0.3倍モルであり最も好ましい量は0.1〜
0.25倍モルである。 本発明の製法においては硫酸が溶媒として用い
られ、この硫酸は前記したように臭化水素の酸化
剤としても働くものである。硫酸濃度としては75
〜100%(重量)の範囲のものが好ましく殊に85
〜100%(重量)のものが好ましい。なお臭化水
素、臭化水素を生成する前記したような臭化水素
の塩類を水溶液の形で反応系に加える場合には発
煙硫酸を使用することもできる。前記濃度の硫酸
及び発煙硫酸の使用量は通常p−フエニレンビス
(チオ尿素)に対して3〜10倍(重量)より好ま
しくは5〜9倍(重量)である。反応温度は20℃
〜120℃の温度で実施できるが、20℃ぐらいで所
定濃度、所定値の硫酸中に原料のp−フエニレン
ビス(チオ尿素)を溶解させ、臭素及び/又は臭
化水素又は前記したような臭化水素の塩の所定量
を3時間ぐらいで滴下し、80℃〜90℃で3時間〜
5時間反応させるのが好ましい。 反応終了後は、反応液を水で希釈し、苛性アル
カリでPH10〜11まで中和し、析出した2,6−ジ
アミノベンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビス
チアゾール粗結晶を分離、乾燥する。粗収率はほ
ぼ定量的である。粗結晶は若干の異性体を含有す
るので、必要により精製する事もできる。精製法
としては酢酸中での再結晶法、ジメチルホルムア
ミドを用いる精製法等前掲の文献等に記載されて
いる公知方法で精製することができる。本発明の
方法でえられた粗結晶を例えば酢酸で1回再結晶
した場合、2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−
d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの純度は、98
%(液体クロマトグラフによる)でありこれは実
用上充分な純度である。 Macromole cules915(1981)に記載された方法
で加水分解を行うと、2,5−ジアミノ−1,4
−ベンゼンチオール・2塩酸塩が良好な収率及び
純度で得られる。 実施例 本発明の方法を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例 1 フラスコに、98%硫酸182gを仕込み攪拌しつ
つ徐々に水13.1gを滴下した。40〜50℃でp−フ
エニレンビス(チオ尿素)22.6gを仕込み、昇温
して82℃とした。次いで臭素3.52gを内温80〜85
℃に保ちながら2.5時間で滴下した。臭素のモル
比はp−フエニレンビス(チオ尿素)1に対し、
0.22である。その後82〜88℃を保ち4時間反応さ
せた。 次いで反応液を1ビーカーに移し、砕氷200
gを加え40℃以下を保ちながら371mlの28%苛性
ソーダ水溶液で中和した。PHを約10に調整し、30
℃で別し、水洗して2,6−ジアミノベンゾ−
〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの粗
結晶21.8gを得た。粗収率は98.2%であつた。 これを260gの酢酸と共に80℃に加熱し完溶さ
せた。少量の活性炭で処理し熱時過して得た熱
い液を20℃まで冷却し析出した結晶を分離し
た。 この結晶をビーカー中で水150ml中に分散せし
め苛性ソーダ水溶液でPHを約10とした後、過、
水洗、乾燥し15.5gの2,6−ジアミノベンゾ−
〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの精
製結晶を得た。通算収率は70.0%であり、この精
製品の液体クロマトグラフによる純度は98.9%で
あつた。 実施例 2 フラスコに1671gの98%硫酸を仕込み、攪拌、
冷却しつつ徐々に水77.3gを滴下した。室温でp
−フエニレンビス(チオ尿素)200gを仕込み、
昇温して92℃とした。 次いで67.1gの47%臭化水素酸を内温92〜95℃
に保ちながら、2.5時間で滴下した。使用臭化水
素酸のモル比はp−フエニレンビス(チオ尿素)
1に対し0.44(即ち臭素換算すれば0.22)である。
その後9.2〜95℃を保ち4時間反応させた。反応
終了後、実施例1と同様に処理して196.8gの粗
2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,5
−d′〕−ビスチアゾールを得た。これを12重量倍
の酢酸で再結晶して143.7gの精製品を得た。 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,
5−d′〕−ビスチアゾールの通算収率は73.0%で
あり、この精製品の液体クロマトグラフによる純
度は98.3%であり、異性体はほとんど含まれてい
なかつた。 なおこの精製品の元素分析結果は下記の通りで
あつた。
【表】
実施例 3
フラスコに1671gの98%硫酸を仕込み、攪拌、
冷却しつつ徐々に水51.9gを滴下した。室温でp
−フエニレンビス(チオ尿素)200gを仕込み、
昇温して92℃とした。 次いで133.7gの30%臭化ソーダ水溶液を内温
92〜95℃に保ちながら、3時間で滴下した。臭化
ソーダのモル比はp−フエニレンビス(チオ尿
素)1に対し0.44(即ち、臭素換算すれば0.22)
である。その後92〜95℃を保ち4時間反応させ
た。反応終了後、実施例1と同様に処理して
191.5gの粗2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−
d:4,5−d′〕−ビスチアゾールを得た。 これを12重量倍の酢酸で再結晶して139.5gの
精製品を得た。2,6−ジアミノベンゾ−〔1,
2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの通算収
率は70.9%であり、この精製品の液体クロマトグ
ラフによる純度は98.4%であり、異性体はほとん
ど含まれていなかつた。 発明の効果 有機溶媒を用いることなく触媒量の臭素又は臭
化水素の存在で比較的短かい反応時間で純度の良
好な2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,
5−d′〕−ビスチアゾールを収率よく製造する事
が出来る。
冷却しつつ徐々に水51.9gを滴下した。室温でp
−フエニレンビス(チオ尿素)200gを仕込み、
昇温して92℃とした。 次いで133.7gの30%臭化ソーダ水溶液を内温
92〜95℃に保ちながら、3時間で滴下した。臭化
ソーダのモル比はp−フエニレンビス(チオ尿
素)1に対し0.44(即ち、臭素換算すれば0.22)
である。その後92〜95℃を保ち4時間反応させ
た。反応終了後、実施例1と同様に処理して
191.5gの粗2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−
d:4,5−d′〕−ビスチアゾールを得た。 これを12重量倍の酢酸で再結晶して139.5gの
精製品を得た。2,6−ジアミノベンゾ−〔1,
2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの通算収
率は70.9%であり、この精製品の液体クロマトグ
ラフによる純度は98.4%であり、異性体はほとん
ど含まれていなかつた。 発明の効果 有機溶媒を用いることなく触媒量の臭素又は臭
化水素の存在で比較的短かい反応時間で純度の良
好な2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,
5−d′〕−ビスチアゾールを収率よく製造する事
が出来る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 p−フエニレンビス(チオ尿素)を臭素及
び/又は臭化水素の存在下、硫酸中で酸化閉環す
る事を特徴とする2,6−ジアミノベンゾ−〔1,
2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾールの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10699885A JPS61268688A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾ−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10699885A JPS61268688A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾ−ルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61268688A JPS61268688A (ja) | 1986-11-28 |
| JPH0523272B2 true JPH0523272B2 (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=14447886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10699885A Granted JPS61268688A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 2,6−ジアミノベンゾ−〔1,2−d:4,5−d′〕−ビスチアゾ−ルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61268688A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014101316A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Toyobo Co Ltd | ベンゾ[1,2−d;4,5−d’]ビスチアゾール化合物の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS579774A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-19 | Nippon Kayaku Co Ltd | Production of 2-aminobenzothiazole |
-
1985
- 1985-05-21 JP JP10699885A patent/JPS61268688A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61268688A (ja) | 1986-11-28 |
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