JPH05249634A - 高カプリング反応性と低カラー現像液pH感受性を有するカラー写真材料 - Google Patents

高カプリング反応性と低カラー現像液pH感受性を有するカラー写真材料

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JPH05249634A
JPH05249634A JP4349567A JP34956792A JPH05249634A JP H05249634 A JPH05249634 A JP H05249634A JP 4349567 A JP4349567 A JP 4349567A JP 34956792 A JP34956792 A JP 34956792A JP H05249634 A JPH05249634 A JP H05249634A
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JP
Japan
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group
coupler
formula
photographic material
chemical
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Pending
Application number
JP4349567A
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English (en)
Inventor
Paul Leo Zengerle
レオ ゼンガール ポール
Richard K Rothrock
ケント ロスロック リチャード
Chris J Johnson
ジェイムス ジョンソン クリス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • G—PHYSICS
    • G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/388—Processes for the incorporation in the emulsion of substances liberating photographically active agents or colour-coupling substances; Solvents therefor
    • G03C7/3885—Processes for the incorporation in the emulsion of substances liberating photographically active agents or colour-coupling substances; Solvents therefor characterised by the use of a specific solvent

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像液のpHに対する感受性が低下したカラー
写真材料を提供する。 【構成】 支持体ならびにその上に担持された、長鎖不
飽和アルコールからなるカプラー溶媒に溶解したピラゾ
ロアゾール色素生成性カプラーを含む親水性コロイド粒
子分散体を含んでなる緑感性層を包含する複数感光性層
から構成されるハロゲン化銀感光性写真材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を提供でき
る多層カラー写真感光性材料および、特にカプラーの反
応性を高め、かつカラー現像液のpH可変性に対する低感
受性を示すカラーカプラー用のカプラー溶媒の使用に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的には、ハロゲン化銀カラー写真材
料は、支持体上に、それぞれ青色光、緑色光および赤色
光に感光性を各層が示すように選択的に増感された3種
のハロゲン化銀乳剤層を含んでなる多層構造の感光性フ
ィルムを有する。
【0003】カラー写真画像を形成するには、イエロ
ー、マゼンタおよびシアンの3色用の写真カプラーが感
光性層に組み入れられる。露光後の写真材料が、いわゆ
る発色現像主薬を用いるカラー現像にかけられる。芳香
族第一アミンの酸化生成物とカプラーとの間のカプリン
グ反応が着色色素の生成をもたらす。カプリング反応速
度は可能な限り高いことが好ましく、カプラー類は限定
された現像時間内により高濃度のカラーが得られるよう
な高い着色適正を有することが好ましい。
【0004】さらに、イエロー、マゼンタおよびシアン
カプラーは、色汚染を防ぐようにそれぞれ青色光、緑色
光または赤色光に選択的な感受性を示す各対応するハロ
ゲン化銀乳剤層に個別に固定されることが必要である。
従って、実用カプラーは抗拡散性基として長鎖脂肪族基
を有する。
【0005】このような疎水性の抗拡散性基を有するカ
プラーの現実的な使用に際しては、これらの物質を高沸
点溶媒と低沸点または部分的に水溶性の補助溶媒とに溶
解し、次いでこの溶液を、通常、ゼラチンのような親水
性バインダーと界面活性剤とを含む水性媒体に分散す
る。低沸点補助溶媒の除去後、疎水性物質は水性媒体中
に小粒子または疎水性物質を含有する油状形成体の液滴
状で存在する。この方法は、米国特許第2,322,0
27号明細書に初めて記載された。
【0006】疎水性物質を分散するこの方法は、実質的
にこの態様のまま今日まで固執されてきたが、別のタイ
プの各種物質について油状形成体としての使用が提案さ
れてきた。有用な油状形成体またはカプラー溶媒の例
は、例えば、ジェリー(Jelley)ら、米国特許第
2,322,027号、サウデェイ(Sawdey)
ら、米国特許第2,533,514号、フィールケ(F
ierke)ら、米国特許第2,801,171号、ス
ミス(Smith)、米国特許第3,748,141号
およびクリシナマーシィ(Krishnamurth
y)、米国特許第4,540,657号および同4,6
84,606号明細書に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来提案されたカラー
写真材料は、各種の処理液を通してこれらの写真材料を
多量に処理する間期を通じて変ることのないカラー画像
を提供することが望まれている。すなわち、商業上多量
の物質を処理することにより必然的に起こる処理液の組
成やpH変化に対して低感受性を示すカラー写真材料が必
要とされている。
【0008】カラー画像はカラー現像液により形成され
るので、その組成やpHの変動は一貫して高品質のカラー
画像を提供する上で非常に重大である。二次吸収性が少
ないかまったく存在しない色素を生成するマゼンタカプ
ラーの使用によるカラー再現性の向上方法は、米国特許
第3,725,067号明細書および特開昭58−42
045号、同59−171956号、同60−4365
9号および同60−190779号公報をはじめとする
従来技術文献に記載されている。ピラゾロアゾールマゼ
ンタカプラー類がカラー再現性を有意に向上する。
【0009】しかし、これらのカプラー類に付随する主
な問題点は、処理条件、特にカラー現像液のpHが変化す
る場合に形成された色素画像濃度が、高い可変性を示す
ことにある。この問題点は、水酸基とエステル基を有す
る化合物とピラゾロアゾールマゼンタカプラーとを組み
合わせて使用することを教示するヨーロッパ特許出願公
開第422595A1号に記載されている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記現
像液pHに対する感受性がピラゾロアゾールマゼンタカプ
ラーを長鎖不飽和アルコールと組み合わせて使用するこ
とで著しく低下できることが見い出された。また、この
組み合わせがカプリング反応性を予想外に高めることも
見い出された。
【0011】従って、本発明の一の態様は、支持体なら
びにその上に担持された少なくとも1つの緑感性層を包
含する複数の感光性層を含んでなり、前記少なくとも1
つの緑感性層が下記式M−Iで示されるマゼンタカプラ
ーと下記式S−Iで示される化合物を含むハロゲン化銀
感光性材料を提供する。
【0012】
【化2】
【0013】上式中、Zは窒素含有複素環式環を形成す
る一群の非金属原子を表し、Xは水素原子または現像主
薬の酸化生成物との反応により開裂可能な置換基を表
し、そしてRは水素原子または置換基を表す。
【0014】式S−I R′−OH 上式中、R′は炭素原子8〜32個を有し、そして隣接
脂肪族炭素原子を結合する少なくとも1つの二重結合を
有する脂肪族ヒドロカルビル基を表す。脂肪族基は、シ
スまたはトランス異性配置のいずれかを有する直鎖また
は分岐鎖であってもよい。
【0015】式M−IにおけるRにより表される置換基
の具体的なものとしては、アリール基、アニリノ基、ア
シルアミノ基、スルホナミド基、アルキルチオ基、アリ
ールチオ基、アルケニル基、シクロアルキル基、ハロゲ
ン原子、シクロアルケニル基、アルキニル基、複素環式
基、スルホニル基、スルフィニル基、ホスホニル基、ア
シル基、カルバモイル基、スルファモイル基、シアノ
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ
基、シロキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ
基、アミノ基、アルキルアミノ基、イミノ基、ウレイド
基、スルファモイル基、アルコキシカルボニルアミノ
基、アリールオキシカルバモイルアミノ基、アルコキシ
カルボニル基、アリールオキシカルボニル基、複素環チ
オ基、スピロ化合物残基および架橋炭化水素残基が挙げ
られる。
【0016】Rで表される対応する基は以下のとおりで
ある。すなわち、アルキル基は好ましくは炭素原子1〜
32個を有し、そして直鎖もしくは分岐鎖であってもよ
く、アリール基は好ましくはフェニルであり、アシルア
ミノ基の例はアルキルカルボニルアミノおよびアリール
カルボニルアミノであり、スルホナミド基の例はアルキ
ルスルホナミドおよびアリールスルホナミドであり、ア
ルキルチオおよびアリールチオ基のアルキルおよびアリ
ール部分は上記アルキル基およびアリール基と同じであ
ってもよく、アルケニル基は、好ましくは炭素原子2〜
32個を有し、そして直鎖もしくは分岐鎖であってもよ
く、各シクロアルキルおよびシクロアルケニルは、好ま
しくは炭素原子3〜12個、より好ましくは炭素原子5
〜7個を有し、スルホニル基の例はアルキルスルホニル
およびアリールスルホニルであり、スルフィニル基の例
はアルキルスルフィニルおよびアリールスルフィニルで
あり、ホスホニル基の例はアルキルホスホニル、アルコ
キシホスホニル、アリールオキシホスホニルおよびアリ
ールホスホニルであり、アシル基の例はアルキルカルボ
ニルおよびアリールカルボニルであり、カルバモイル基
の例はアルキルカルバモイルおよびアリールカルバモイ
ルであり、スルファモイルの例はアルキルスルファモイ
ルおよびアリールスルファモイルであり、アシルオキシ
基の例はアルキルカルボニルオキシおよびアリールカル
ボニルオキシであり、カルバモイルオキシの例はアルキ
ルカルバモイルオキシおよびアリールカルバモイルオキ
シであり、ウレイド基の例はアルキルウレイドおよびア
リールウレイドであり、スルファモイルアミノ基の例は
アルキルスルファモイルアミノおよびアリールスルファ
モイルアミノであり、複素環式基は、好ましくは5〜7
員環、例えば2−フリル、2−チエニル、2−ピリジル
および2−ベンゾチアゾリルであり、複素環オキシ基
は、好ましくは5〜7員環、例えば3,4,5,6−テ
トラヒドロピラニル−2−オキシおよび1−フェニルテ
トラゾール−5−オキシであり、複素環チオ基は、好ま
しくは5〜7員環、例えば2−ピリジルチオ、2−ベン
ゾチアゾリルチオおよび2,4−ジフェノキシ−1,
3,5−トリアゾール−6−チオであり、シロキシ基の
例はトリメチルシロキシ、トリエチルシロキシおよびジ
メチルブチルシロキシであり、イミド基の例はスクシン
イミド、3−ヘプタデシルスクシンイミド、フタルイミ
ドおよびグルタールイミドであり、スピロ化合物残基に
はスピロ〔3.3〕ヘプタン−1−イルが包含され、架
橋炭化水素化合物残基の例はビシクロ〔2.2.1〕ヘ
プタン−1−イル、トリシクロ〔3.3.1.13.
7〕デセン−1−イルおよび7,7−ジメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−1−イルである。
【0017】Xで表される基の具体例としては、ハロゲ
ン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキ
シ基、アシルオキシ基、スルホニルオキシ基、アルコキ
シカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキ
シ基、アルキルオキサリルオシ基、アルキルオキシオキ
サリル基、アルキルチオ基、アリールチオ基、複素環チ
オ基、アルキルオキシチオカルボニルチオ基、アシルア
ミノ基、スルホナミド基、窒素原子に結合部位を有する
窒素含有複素環式基、アルキルオキシカルボニルアミノ
基、アリールオキシカルボニルアミノ基、カルボキシル
基が挙げられる。
【0018】
【化3】
【0019】上式中、R1 ′およびZ′は、それぞれ式
M−IのRおよびZについて定義したものと同じ基であ
り、そして各R2 ′およびR3 ′は水素原子、アリール
基、アルキル基および複素環式基を表す。これらのう
ち、ハロゲン原子、特に塩素が好ましい。
【0020】ZおよびZ′により形成される窒素含有複
素環は、ピラゾール環、イミダゾール環、トリアゾール
環およびテトラゾール環であり、Rについて定義したも
のと同じ置換基を有していてもよい。
【0021】式M−Iで示されるマゼンタカプラーは、
以下の式M−II〜M−VII で示される。
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】
【0024】上記各式中、R1 〜R4 およびXは、それ
ぞれ式M−IのRおよびXについて定義したものと同じ
基である。
【0025】式M−Iにより示されるマゼンタカプラー
は、好ましくは、式M−III により示される。
【0026】
【化6】
【0027】上式中、R1 ,XおよびZ1 は、それぞれ
式M−IのR,XおよびZについて定義したものと同じ
基を表す。
【0028】式M−II〜M−VII により示されるマゼン
タカプラーのうち、好ましいものは式M−IIで示され
る。感光性材料をポジ画像を形成するのに使用する場合
には、式M−I〜M−IIIのRおよびR1 は好ましくは
次式により示される。
【0029】
【化7】
【0030】上式中、各R9 ,R10およびR11は、
R9 ,R10およびR11の2つが組み合わさって飽和もし
くは不飽和の環、例えばシクロアルカン、シクロアルケ
ンおよび複素環を形成してもよく、そしてR9 またはR
11は組み合わさって架橋炭化水素残基を形成してもよい
ことを前提とするが、R1 について定義したものと同じ
基を表す。
【0031】R9 〜R11の少なくとも2つが表す置換基
のうち、好ましいものは、アルキル基であり、またはR
9 〜R11の少なくとも1つは水素原子でありそして残り
の2つの基は組み合わさってシクロアルキル基を形成す
る。前者の場合には、R9 〜R11の2つがアルキル基で
残りの1つが水素原子またはアルキル基のいずれかであ
るものが好ましい。
【0032】感光性材料がネガ画像を形成するのに使用
される場合には、式M−I〜M−III のRおよびR1 は
R12−CH2 −(ここで、R12はRについて定義したも
のと同じ基である)であることが好ましい。R12は、水
素原子またはアルキル基であることが好ましい。
【0033】上記マゼンタカプラーの具体例としては、
次の式で示されるものが挙げられる。
【0034】
【化8】
【0035】
【化9】
【0036】
【化10】
【0037】
【化11】
【0038】
【化12】
【0039】
【化13】
【0040】
【化14】
【0041】
【化15】
【0042】
【化16】
【0043】
【化17】
【0044】
【化18】
【0045】
【化19】
【0046】
【化20】
【0047】
【化21】
【0048】
【化22】
【0049】
【化23】
【0050】
【化24】
【0051】
【化25】
【0052】
【化26】
【0053】
【化27】
【0054】
【化28】
【0055】
【化29】
【0056】
【化30】
【0057】本発明で有用なマゼンタカプラーの他の例
は、特願昭53−9791号明細書に記載されている。
上記マゼンタカプラーは、Journal of the Chemical So
ciety, Perkin I (1977), 2047〜2052ページ、米国特許
第3,725,067号明細書、特開昭59−9943
7号、同58−42045号、同59−162548
号、同59−171956号、同60−33552号、
同60−43659号、同60−172982号および
同60−190779号公報に記載されている。
【0058】上記マゼンタカプラーは、ハロゲン化銀1
モル当り通常、1×10-3〜1モル、好ましくは1×1
0-2〜8×10-1モルの量で加えられる。
【0059】次に、式S−Iで示される化合物について
下記に説明する。
【0060】R′により表される脂肪族基は、炭素原子
8〜32個を有し、かつ少なくとも1つの二重結合を有
し、そしてシスまたはトランス異性配置のいずれかを有
する直鎖または分岐鎖のいずれかであることができる。
「脂肪族基」の語は、芳香族置換基をもたない開鎖炭化
水素基を意味する。
【0061】式S−Iで示される化合物の具体例として
は、次の式で示されるものが挙げられる。
【0062】
【化31】
【0063】
【化32】
【0064】本発明では、式M−Iで示されるマゼンタ
カプラー(以下、「マゼンタカプラーM−I」という)
と式S−Iで示されるカプラー溶媒(以下、「カプラー
溶媒S−I」という)を、少なくとも1つの緑感性層に
組み入れる。
【0065】マゼンタカプラーM−Iとカプラー溶媒S
−Iは、既知方法、例えば、マゼンタカプラーM−Iを
カプラー溶媒S−Iと酢酸エチル、酢酸ブチルまたは酢
酸2−(2−ブトキシエトキシ)エチルのような補助溶
媒との混合液(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノ
ール、ジブチルフタレートまたはトリクレジルホスフェ
ートのような追加のカプラー溶媒を含むかまたは含まな
い)に溶解し、次いでこの溶液を高速ロータリーミキサ
ー、コロイドミル、ホモジナイザーまたは超音波装置に
より、界面活性剤を含有するゼラチン水溶液中に分散さ
せた後、蒸発によって補助溶剤を除去し、洗浄し、また
は透析することにより実施される。
【0066】次に、得られた分散体をハロゲン化銀乳剤
に加える。カプラー溶媒の量は、マゼンタカプラーM−
Iの1g当り、好ましくは0.01〜10.0g、より
0.1〜4.0gである。カプラー溶媒S−Iは、単に
滞留溶媒として単独で使用するか、または他の滞留溶媒
と組み合わせて使用してもよい。
【0067】本発明で使用するハロゲン化銀乳剤は、従
来のまたは新規な乳剤であってもよく、そして立方晶粒
子、八面体粒子または平板状粒子を有していてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、常法により、化学増感することが
でき、さらに予想された波長領域の増感色素で分光増感
することもできる。ハロゲン化銀乳剤は、カブリ防止剤
または安定化剤などの添加剤を含むことができる。好ま
しくは、ゼラチンがバインダーとして使用される。乳剤
層および他の親水性コロイド層は硬化してもよい。
【0068】また、発色カプラー、競争カプラーおよ
び、現像主薬の酸化生成物とのカプリング反応により写
真上有用な基(例えば、現像促進剤、漂白促進剤、現像
主薬、ハロゲン化銀溶媒、調色剤、硬化剤、カブラせ
剤、カブリ防止剤、化学増感剤および減感剤)を放出す
る化合物も使用できる。
【0069】フィルター層、紫外線吸収層およびハレー
ション防止層のような補助層を供給してもよい。これら
の層および/または乳剤層は、処理中に感光性材料また
は漂白液から除去できる色素を含んでもよい。感光性材
料は、ホルマリンスキャベンジャー、酸化された現像主
薬スキャベンジャー、漂白剤、マット剤、滑剤、画像安
定化剤、界面活性剤、カブリ防止剤、現像促進剤、現像
抑制剤および漂白促進剤を含んでもよい。
【0070】使用可能な支持体の具体的なものとして
は、ポリエチレンラミネート紙、ポリエチレンテレフタ
レートフィルム、バリタ紙および三酢酸セルロースフィ
ルムが挙げられる。色素画像は露光された感光性材料を
常法により処理することにより得ることができる。
【0071】
【実施例】例1 マゼンタカプラー分散体を下記のように調製した。50
℃で蒸留水270.0gに50%タイプIVゼラチン8
0.0gとアルカノール(Alkanol)−XC(D
upont)30.0gを溶解した。トリクレジルホス
フェート15.0gと酢酸2−(2−ブトキシエトキ
シ)エチル60.0gに125℃で化合物M−130.
0gを溶解し、次いでゼラチン/界面活性剤水溶液に加
えた。得られた混合物をガラス棒で撹拌し、ゴーリン
(Gaulin)コロイドミルに5分間通した。次に、
分散体を冷却凝固し、ヌードルを8時間洗浄して補助カ
プラー溶媒酢酸2−(2−ブトキシエトキシ)エチルを
除去した。
【0072】分散体を再溶融した後、撹拌し、次いで冷
却凝固した。この分散体を分散体Aと称する。分散体B
は、トリクレジルホスフェートをオレイルアルコール
7.5gとトリクレジルホスフェート7.5gで置き換
えた以外は上記のように調製した。分散体Cは、トリク
レジルホスフェートをオレイルアルコール15.0gで
置き換えた以外は上記のように調製した。分散体Dはト
リクレジルホスフェート30.0gを油相として使用
し、そして蒸留水255.0gを水相として使用したこ
と以外、上記のように調製した。分散体Eは、トリクレ
ジルホスフェートをオレイルアルコール15gとトリク
レジルホスフェート15.0gで置き換えた以外、分散
体Dと同様に調製した。分散体Fは、トリクレジルホス
フェートをオレイルアルコール30.0gで置き換えた
以外、分散体Dと同様に調製した。
【0073】カプラーの反応性に対する総カプラー溶媒
レベルとオレイルアルコールの重量比変動の効果は、図
1に示される結果から明らかにされる。カプリング速度
定数(kc)(dm3 m-1s-1)は、亜硫酸イオンとの
水性競争試験を使用して測定した。結果は総カプラー溶
媒レベルにおけるオレイルアルコールの重量比が高まる
につれて実質的に反応性が高まることを示した。
【0074】例2 マゼンタカプラー分散体を以下のように調製した。滞留
溶媒(トリクレジルホスフェートまたはオレイルアルコ
ール)40.0gと酢酸エチル60.0gとに60℃で
カプラーM−2 40.0gを溶解した。これを、50
%タイプIVゼラチン80.0g、アルカノール−XC
(Dupont)の10%溶液20.0gおよび蒸留水
300.0gからなる水性相に加えた。得られた混合物
をガラス棒で撹拌し、ゴーリンコロイドミルに5分間通
した。次に、ロータリーエバポレーターを使用して60
℃で15分間酢酸エチルを留去した。
【0075】次に、これらの分散体を表Iに記載する多
層カラーフィルムパッケージの高感度および低感度緑感
性記録層中に塗布した。
【0076】 表I 層 主要組成 量(g/m2) UV吸収層 ゼラチン 1.23 UV−1 0.11 UV−2 0.11 AgBr乳剤0.06μm 0.22 ─────────────────────────────────── 高感度青感性層 ゼラチン 0.80 Y−1 0.19 Y−2 0.05 AgBrI乳剤(3%I)2.0μm 0.65 ─────────────────────────────────── 低感度青感性層 ゼラチン 1.65 Y−2 0.05 Y−3 0.86 AgBrI乳剤(3%I)1.0μm 0.24 AgBrI乳剤(3%I)0.4μm 0.27 ─────────────────────────────────── イエローフィルター層 ゼラチン 0.086 Carey-Lea銀 0.04 I−1 0.05 ─────────────────────────────────── 高感度緑感性層 ゼラチン 1.24 M−2 0.14 M−3 0.03 AgBrI乳剤(3%I)1.2μm 0.97 ─────────────────────────────────── 低感度緑感性層 ゼラチン 1.90 M−2 0.14 M−4 0.03 AgBrI乳剤(3%I)1.2μm 0.22 AgBrI乳剤(3%I) 0.95μm 0.54 AgBrI乳剤(1.5%I) 0.45μm 0.54 ─────────────────────────────────── 中間層 ゼラチン 1.29 I−1 0.05 ─────────────────────────────────── 高感度赤感性層 ゼラチン 1.29 C−1 0.20 C−2 0.09 C−3 0.03 AgBrI乳剤(6%I)1.2μm 0.97 ─────────────────────────────────── 低感度赤感性層 ゼラチン 2.51 C−1 1.01 C−2 0.11 C−4 0.01 AgBrI乳剤(6%I)1.0μm 1.42 AgBrI乳剤(1%I) 0.36μm 0.93 ─────────────────────────────────── ハレーション防止層 ゼラチン 2.69 フィラメントAg° 0.32 ───────────────────────────────────
【0077】これらのフィルム試料を、1/25秒間2
1段階0〜4の試験片とラッテンC−7フィルターを介
して3000K色温光源を用いるセンシトメーターで段
階的に露光した。その後、これらの試料を、現像液中の
CD濃度と、臭化ナトリウム濃度、ならびに現像液のpH
を中央点で2反復する23 要因分析法を使用して変化さ
せたC−41プロセスで処理した。レベルは下記のよう
に選択した。
【0078】 変動要因 低 中央 高 CD−4 3.5 4.5 5.5 NaBr 0.9 1.4 1.9 pH 9.9 10.0 10.1
【0079】対数露曲線(グリーンガンマ)に対する濃
度勾配を標準的なステータスMデンシトメトリーにより
測定した。これらのガンマ値からそれぞれの従属変動に
対する推定パラメーターを多重直線回帰分析法で算出し
た。推定値の高い値は、現像剤pHのような示された従属
変動に対する応答(グリーンガンマ)の感受性が大きい
ことを示す。これらの感受性値を、回帰係数から計算し
た場合の現像剤の単位pH当りのグリーンガンマにおける
変化として示す。結果を表IIにまとめる。
【0080】 表II 現像液pH感受性に対する滞留溶媒の効果 カプラー溶媒 単位pH当りのガンマ変化 トリクレジルホスフェート(従来技術) 0.71 トリクレジルホスフェート 0.72 オレイルアルコール(本発明) 0.54
【0081】意外にも、これらの結果は、本発明の滞留
溶媒がマゼンタカプラーM−2と共に使用される場合に
は、カラー現像液pHの変化に対する感受性が低下するこ
とを示す。
【0082】例3 別の組み合わせからなるマゼンタカプラー分散体を調製
し、例2に記載した多層フィルムパッケージで塗布し
た。また、これらを例2に記載したのと同じ露光および
処理条件にかけたところ、以下の結果が得られた。
【0083】 表 III 現像液pH感受性に対する滞留溶媒の効果 カプラー溶媒 単位pH当りのガンマ変化 トリクレジルホスフェート(従来技術) 1.15 オレイルアルコール 0.74 オレイルアルコール(本発明) 0.61
【0084】結果は、先に例2で示したものと同様であ
った。本発明の滞留溶媒中に分散させたマゼンタカプラ
ーM−2を含有するフィルムは、カラー現像剤pHの変化
に対する感受性がかなり低い。
【0085】例4 2,4−ジ−tert−ペンチルフェノール20gとオ
レイルアルコール20gを滞留液として使用したこと以
外は、例2を繰り返した。また、同様な結果が得られ
た。これが好ましい例である。
【0086】
【化33】
【0087】
【化34】
【0088】
【化35】
【0089】
【化36】
【0090】
【化37】
【0091】
【発明の効果】現像液のpHに対する感受性が低下したカ
ラー写真材料が提供される。この前記pH感受性の低下
は、ピラゾロアゾールマゼンタカプラーを滞留性カプラ
ー溶媒としての長鎖不飽和アルコールと組み合わせて使
用することで達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】マゼンタカプラー分散体の反応性に対するオレ
イルアルコールの効果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリス ジェイムス ジョンソン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14618, ロチェスター,サウス セント リッジス 66

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体ならびにその上に担持された、次
    式 【化1】 (上式中、Zは窒素含有複素環式環を形成する一群の原
    子を表し、Xは水素原子または現像主薬の酸化生成物と
    の反応により開裂可能な置換基を表し、そしてRは水素
    原子または置換基を表す)で示されるマゼンタカプラー
    と、次式 R′−OH (上式中、R′は炭素原子8〜32個を有し、そして隣
    接脂肪族炭素原子を結合する少なくとも1つの二重結合
    を有する脂肪族ヒドロカルビル基を表す)で示されるカ
    プラー溶媒とを含む緑感性層を包含する複数の感光性層
    を含んでなるハロゲン化銀感光性写真材料。
  2. 【請求項2】 前記カプラー溶媒がマゼンタカプラー1
    g当り0.01〜10gの量で存在する請求項1記載の
    写真材料。
  3. 【請求項3】 前記カプラー溶媒がオレイルアルコール
    である請求項1記載の写真材料。
  4. 【請求項4】 前記材料が、さらに2,4−ジ−ter
    t−ペンチルフェノール、ジブチルフタレートおよびト
    リクレジルホスフェートから選ばれる第二カプラー溶媒
    を含んでなる請求項1記載の写真材料。
JP4349567A 1991-12-30 1992-12-28 高カプリング反応性と低カラー現像液pH感受性を有するカラー写真材料 Pending JPH05249634A (ja)

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