JPH0526271Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0526271Y2 JPH0526271Y2 JP1986199276U JP19927686U JPH0526271Y2 JP H0526271 Y2 JPH0526271 Y2 JP H0526271Y2 JP 1986199276 U JP1986199276 U JP 1986199276U JP 19927686 U JP19927686 U JP 19927686U JP H0526271 Y2 JPH0526271 Y2 JP H0526271Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- governor
- lever
- speed
- fulcrum
- spring
- Prior art date
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、デイーゼルエンジンの調速装置に関
し、ガバナスプリングの係止箇所を変更調節する
ことにより、ガバナスプリングがガバナレバーを
引つ張る引き角を調整し、もつて所望のガバナ差
を選定できるものを提供する。
し、ガバナスプリングの係止箇所を変更調節する
ことにより、ガバナスプリングがガバナレバーを
引つ張る引き角を調整し、もつて所望のガバナ差
を選定できるものを提供する。
〈従来技術1〉
本考案の対象となるデイーゼルエンジンの調速
装置の基本構造は、例えば第1,8,9、又は1
1図に示すように、デイーゼルエンジンEのガバ
ナGのガバナスプリング2の一端をガバナレバー
1との従動側係合点6に係合するとともに、他端
を調速レバー3との主動側係合点7に係合してガ
バナレバー1を調速レバー3に連動連結してなる
形式のものである。
装置の基本構造は、例えば第1,8,9、又は1
1図に示すように、デイーゼルエンジンEのガバ
ナGのガバナスプリング2の一端をガバナレバー
1との従動側係合点6に係合するとともに、他端
を調速レバー3との主動側係合点7に係合してガ
バナレバー1を調速レバー3に連動連結してなる
形式のものである。
この形式の従来技術1としては、第9図に示す
ように、ガバナレバー1が無負荷位置に位置する
状態において、調速レバー3の支点4をガバナス
プリング2の長手方向が区切る上・下空間に関し
ガバナレバー1の支点5と同じ側に位置させ、こ
のガバナレバー支点5と上記の従動側係合点6と
を結ぶ仮想線分と、ガバナスプリング2の中心軸
線との夾角に形成される、ガバナスプリング2が
ガバナレバー1を引つ張る引き角θを低速運転位
置Bから高速運転位置Cにかけて略90度に設定し
たものがある。
ように、ガバナレバー1が無負荷位置に位置する
状態において、調速レバー3の支点4をガバナス
プリング2の長手方向が区切る上・下空間に関し
ガバナレバー1の支点5と同じ側に位置させ、こ
のガバナレバー支点5と上記の従動側係合点6と
を結ぶ仮想線分と、ガバナスプリング2の中心軸
線との夾角に形成される、ガバナスプリング2が
ガバナレバー1を引つ張る引き角θを低速運転位
置Bから高速運転位置Cにかけて略90度に設定し
たものがある。
〈従来技術1の問題点〉
一般に、ガバナフオースは、横軸に回転数を、
また、縦軸に力を各々とる場合、第10図に示す
ように、二次曲線的に変化するが、一方のガバナ
スプリングの張力はリニアー的にしか変化しない
ため、ガバナフオース曲線の高速側の変化率に合
致したスプリングを選択して、高速回転側のガバ
ナの応答感度を高めている。
また、縦軸に力を各々とる場合、第10図に示す
ように、二次曲線的に変化するが、一方のガバナ
スプリングの張力はリニアー的にしか変化しない
ため、ガバナフオース曲線の高速側の変化率に合
致したスプリングを選択して、高速回転側のガバ
ナの応答感度を高めている。
従つて、低速側ではガバナフォース曲線の変化
率とスプリング直線の傾きとの間にずれを生じ、
所定の運転状態から負荷が軽減した場合、ガバナ
フオースに対してガバナスプリングの張力が強く
なりすぎ、速度変動率を大きくしてしまう。
率とスプリング直線の傾きとの間にずれを生じ、
所定の運転状態から負荷が軽減した場合、ガバナ
フオースに対してガバナスプリングの張力が強く
なりすぎ、速度変動率を大きくしてしまう。
逆に、負荷が増大した場合には、ガバナフオー
スに対してガバナスプリングの張力が弱くなりす
ぎて回転低下が大きく、出力を充分に発揮し得な
くなつてしまう。
スに対してガバナスプリングの張力が弱くなりす
ぎて回転低下が大きく、出力を充分に発揮し得な
くなつてしまう。
〈従来技術2〉
第11図は、低速側での速度変動率の増大を抑
制できる従来技術2を示す。
制できる従来技術2を示す。
即ち、ガバナレバー1が無負荷位置に位置する
状態において、調速レバー3の支点4をガバナス
プリング2を中にしてガバナレバー1の支点5と
は反対側に位置させる。
状態において、調速レバー3の支点4をガバナス
プリング2を中にしてガバナレバー1の支点5と
は反対側に位置させる。
そして、ガバナスプリング2がガバナレバー1
を引つ張る前記の引き角θを鋭角に設定するとと
もに、調速レバー3が低速運転位置Bから高速運
転位置Cに近づくにつれて前記引き角θの値が大
きくなるように設定する。
を引つ張る前記の引き角θを鋭角に設定するとと
もに、調速レバー3が低速運転位置Bから高速運
転位置Cに近づくにつれて前記引き角θの値が大
きくなるように設定する。
調速レバー3の支点4がガバナスプリング2と
ガバナレバー1との従動側係合点6から離れる離
間距離を、調速レバー3の支点4からガバナス
プリング2と調速レバー3との主動側係合点7ま
での腕長さrよりも、可成り小さい寸法に設定す
る。
ガバナレバー1との従動側係合点6から離れる離
間距離を、調速レバー3の支点4からガバナス
プリング2と調速レバー3との主動側係合点7ま
での腕長さrよりも、可成り小さい寸法に設定す
る。
そして、調速レバー支点4と従動側係合点6と
を結ぶ仮想直線Pと直交し且つ調速レバー支点4
を通る仮想基準線Sを想定し、調速レバーの低速
運転位置Bと高速運転位置Cとの間の調速揺動領
域Tを仮想基準線Sよりも高速側の領域に位置さ
せたものである。
を結ぶ仮想直線Pと直交し且つ調速レバー支点4
を通る仮想基準線Sを想定し、調速レバーの低速
運転位置Bと高速運転位置Cとの間の調速揺動領
域Tを仮想基準線Sよりも高速側の領域に位置さ
せたものである。
この構造によれば、ガバナスプリング2の張力
F0のうち、揺動運動に作用する分力F1は、ガバ
ナレバー1とガバナスプリング2とのガバナレバ
ー支点5側の夾角θを用いて表わせば、 F1=F0sinθとなる。
F0のうち、揺動運動に作用する分力F1は、ガバ
ナレバー1とガバナスプリング2とのガバナレバ
ー支点5側の夾角θを用いて表わせば、 F1=F0sinθとなる。
従つて、この揺動分力F1は調速レバー3の設
定回転数に対し、sin曲線を描いて変化し、ガバ
ナフオースの二次曲線的な変化に近似する。
定回転数に対し、sin曲線を描いて変化し、ガバ
ナフオースの二次曲線的な変化に近似する。
このため、調速レバー3が高速及び低速運転位
置のいずれに来ても、揺動分力F1の変化率はガ
バナフオースの変化率に近似するので、当該揺動
分力F1はガバナフオースに狭い回転領域で釣り
合うことができ、従来技術1の問題点であつた低
速運転時における速度変動率が大きくなる事を抑
制できる。
置のいずれに来ても、揺動分力F1の変化率はガ
バナフオースの変化率に近似するので、当該揺動
分力F1はガバナフオースに狭い回転領域で釣り
合うことができ、従来技術1の問題点であつた低
速運転時における速度変動率が大きくなる事を抑
制できる。
〈従来技術2の問題点〉
その反面、ガバナスプリング2の張力F0のう
ち、揺動分力F1に直交する求心分力F2はF0cosθ
の値でガバナレバーを支点5に押付けるため、ガ
バナレバー1が揺動するのを妨げる摩擦抵抗とな
る。
ち、揺動分力F1に直交する求心分力F2はF0cosθ
の値でガバナレバーを支点5に押付けるため、ガ
バナレバー1が揺動するのを妨げる摩擦抵抗とな
る。
即ち、上記従来技術2においては、離間距離
が小さいうえ、調速揺動領域Tが仮想基準線Sよ
りも高速側に偏るので、低速運転位置Bと高速運
転位置Cとの間におけるガバナスプリング2の長
さの変化幅が小さくなるので、その張力の変化が
少ない。
が小さいうえ、調速揺動領域Tが仮想基準線Sよ
りも高速側に偏るので、低速運転位置Bと高速運
転位置Cとの間におけるガバナスプリング2の長
さの変化幅が小さくなるので、その張力の変化が
少ない。
これにより、低速運転時には、第10図に示す
ようにガバナフオースが2次曲線的に大幅に低下
するのに対し、ガバナスプリング2の張力F0が
高速運転時に、近似した大きい値になる。
ようにガバナフオースが2次曲線的に大幅に低下
するのに対し、ガバナスプリング2の張力F0が
高速運転時に、近似した大きい値になる。
従つて、大幅に低下したガバナフォースから見
て、ガバナスプリングのガバナレバー支点側への
求心分力F2が相対的に大きくなつて、ガバナレ
バー1はその支点5で大きな摩擦抵抗を受けるた
め、低速回転時の弱いガバナフオースの変化に対
してガバナレバー1がスムースに揺動されにくく
なる。
て、ガバナスプリングのガバナレバー支点側への
求心分力F2が相対的に大きくなつて、ガバナレ
バー1はその支点5で大きな摩擦抵抗を受けるた
め、低速回転時の弱いガバナフオースの変化に対
してガバナレバー1がスムースに揺動されにくく
なる。
この結果、エンジンの低速運転時の回転数のバ
ラ付きが大きくなり、ハンチングも起り易くな
る。
ラ付きが大きくなり、ハンチングも起り易くな
る。
〈先行技術〉
そこで、本考案者はこの回転数のバラ付きを小
さくするとともに、ハンチングを起りにくくする
技術を、本考案に先立つて開発した。
さくするとともに、ハンチングを起りにくくする
技術を、本考案に先立つて開発した。
即ち、第8図を用いて以下に説明すると、ガバ
ナレバー1が無負荷位置に位置するときの上記の
従動側係合点6と調速レバー支点4との離間距離
を、調速レバー支点4から前記の主動側係合点
7までの腕長さrと略等しい寸法に設定し、調速
レバー支点4と従動側係合点6とを結ぶ仮想直線
Pと直交し且つ調速レバー支点4を通る仮想基準
線Sを想定し、調速レバー3の低速運転位置Bと
高速運転位置Cとの間の調速揺動領域Tを仮想基
準線Sより低速側と高速側との両方にまたがらせ
て位置させたものである。
ナレバー1が無負荷位置に位置するときの上記の
従動側係合点6と調速レバー支点4との離間距離
を、調速レバー支点4から前記の主動側係合点
7までの腕長さrと略等しい寸法に設定し、調速
レバー支点4と従動側係合点6とを結ぶ仮想直線
Pと直交し且つ調速レバー支点4を通る仮想基準
線Sを想定し、調速レバー3の低速運転位置Bと
高速運転位置Cとの間の調速揺動領域Tを仮想基
準線Sより低速側と高速側との両方にまたがらせ
て位置させたものである。
この先行技術では、離間距離を腕長さrと同
程度に大きくするうえ、調速揺動領域Tを仮想基
準線Sより低速側と高速側との両方にまたがらせ
て位置させた事から、低速運転位置Bと高速運転
位置Cとの間におけるガバナスプリング2の長さ
の変化幅が大きくなり、その張力の変化が大きく
なる。
程度に大きくするうえ、調速揺動領域Tを仮想基
準線Sより低速側と高速側との両方にまたがらせ
て位置させた事から、低速運転位置Bと高速運転
位置Cとの間におけるガバナスプリング2の長さ
の変化幅が大きくなり、その張力の変化が大きく
なる。
これにより、低速運転時には、ガバナスプリン
グ2の張力F0が高速運転のときよりも遥かに弱
い小さい値になる。
グ2の張力F0が高速運転のときよりも遥かに弱
い小さい値になる。
従つて、これに伴い求心分力F2が小さくなる
ので、ガバナレバー1と支点5との摩擦抵抗を小
さくでき、ガバナレバー1を軽く揺動できるよう
になる。
ので、ガバナレバー1と支点5との摩擦抵抗を小
さくでき、ガバナレバー1を軽く揺動できるよう
になる。
この結果、回転数のバラ付きが小さくなるう
え、ハンチングも起りにくくなる。
え、ハンチングも起りにくくなる。
〈考案が解決しようとする問題点〉
一般に、実際のエンジンにおいては、例えば、
発動発電機用にはヘルツの変動を小さくする必要
から、速度変動率、即ち、ガバナ差の小さなもの
を使用せねばならない。
発動発電機用にはヘルツの変動を小さくする必要
から、速度変動率、即ち、ガバナ差の小さなもの
を使用せねばならない。
逆に、耕耘機等の農作業機では、些細な負荷変
動でガバナが過敏に作動しないようにするため、
安定性を重視してガバナ差のある程度大きなもの
を使用する方が好ましい。
動でガバナが過敏に作動しないようにするため、
安定性を重視してガバナ差のある程度大きなもの
を使用する方が好ましい。
しかしながら、上記先行技術では、ガバナスプ
リングの張力はsin曲線的に変化するものの、ガ
バナスプリングの張力変化幅及び、ガバナレバー
1を引つ張るガバナスプリング2の引き角θの値
の変化幅は一定なので、ガバナ差も一義的に決定
される。
リングの張力はsin曲線的に変化するものの、ガ
バナスプリングの張力変化幅及び、ガバナレバー
1を引つ張るガバナスプリング2の引き角θの値
の変化幅は一定なので、ガバナ差も一義的に決定
される。
このため、発電機用等のガバナ差の小さいエン
ジンと農機用等のガバナ差の大き目のエンジンと
では、調速装置を個別に設計・製造しなければな
らない。
ジンと農機用等のガバナ差の大き目のエンジンと
では、調速装置を個別に設計・製造しなければな
らない。
本考案は、ガバナ差の異なる各種エンジンの調
速装置を共通化することにより、生産性を高める
ことを技術的課題とする。
速装置を共通化することにより、生産性を高める
ことを技術的課題とする。
〈問題点を解決するための手段〉
上記課題を解決するための手段を、実施例に対
応する第1図乃至第7図を用いて以下に示す。
応する第1図乃至第7図を用いて以下に示す。
即ち、本考案は、前述の先行技術にさらに改良
を加え、調速レバー3とガバナレバー1との少な
くとも一方において、そのレバー支点4,5から
ガバナスプリング2の係止箇所Hまでの腕長さR
を腕長さ調節手段8により引き角θが変る方向に
変更調節可能に構成した事を特徴とするものであ
る。
を加え、調速レバー3とガバナレバー1との少な
くとも一方において、そのレバー支点4,5から
ガバナスプリング2の係止箇所Hまでの腕長さR
を腕長さ調節手段8により引き角θが変る方向に
変更調節可能に構成した事を特徴とするものであ
る。
〈作用〉
腕長さ調節手段8でガバナスプリング2の主動
側係合点7或いは従動側係合点6の係止箇所Hを
変位させることにより、変位させた側のレバー支
点4,5から当該係止箇所Hまでの腕長さRを
増・減できるので、これに合わせてガバナスプリ
ング2の引き角θを自在に変更できる。
側係合点7或いは従動側係合点6の係止箇所Hを
変位させることにより、変位させた側のレバー支
点4,5から当該係止箇所Hまでの腕長さRを
増・減できるので、これに合わせてガバナスプリ
ング2の引き角θを自在に変更できる。
例えば、第3図に示すように、腕長さ調節手段
8を調速レバー3の側に設け、ガバナスプリング
2の主動側係合点7を調速レバー3の遊端部の係
止箇所Hに位置付けると、調速レバー支点4から
当該係止箇所Hまでの腕長さRを大きくし、ガバ
ナスプリング2の引き角θ1を小さくできる。
8を調速レバー3の側に設け、ガバナスプリング
2の主動側係合点7を調速レバー3の遊端部の係
止箇所Hに位置付けると、調速レバー支点4から
当該係止箇所Hまでの腕長さRを大きくし、ガバ
ナスプリング2の引き角θ1を小さくできる。
このため、ガバナスプリング2の張力曲線の勾
配は低速運転位置で小さくなり、当該スプリング
の張力曲線とガバナフオース曲線とのズレが小さ
くなるので、ガバナ差は小さくなる。
配は低速運転位置で小さくなり、当該スプリング
の張力曲線とガバナフオース曲線とのズレが小さ
くなるので、ガバナ差は小さくなる。
また、一方、ガバナスプリング2の主動側係合
点7を調速レバー3の支点4に寄つた中途部の係
止箇所Hに位置付けると(第3図の破線を参照)、
調速レバー支点4から係止箇所Hまでの腕長さR
を小さくし、引き角θ2を逆に大きくできる。
点7を調速レバー3の支点4に寄つた中途部の係
止箇所Hに位置付けると(第3図の破線を参照)、
調速レバー支点4から係止箇所Hまでの腕長さR
を小さくし、引き角θ2を逆に大きくできる。
このため、ガバナスプリング2の張力曲線の勾
配は低速運転時で逆に大きくなり、当該ガバナス
プリングの張力曲線とガバナフオース曲線とのズ
レが大きくなるので、ガバナ差は大きくなる。
配は低速運転時で逆に大きくなり、当該ガバナス
プリングの張力曲線とガバナフオース曲線とのズ
レが大きくなるので、ガバナ差は大きくなる。
〈考案の効果〉
(1) 本考案は、第1に揺動分力をsin曲線的に変
化させ、低速運転時での速度変動率を小さく抑
制して、従来技術1の問題点を解消することが
できる。
化させ、低速運転時での速度変動率を小さく抑
制して、従来技術1の問題点を解消することが
できる。
(2) 調速レバーの調速揺動領域Tを仮想基準線S
の低速側と高速側との両方にまたがらせて位置
させたので、調速レバーを低速運転位置に設定
した場合におけるガバナスプリングの張力が高
速運転位置に設定した場合の張力から大幅に小
さくなつて、このガバナスプリングのガバナレ
バー支点側への求心分力が大幅に低下し、ガバ
ナレバーの支点での摩擦抵抗が充分に低下し
て、低速回転時の弱いガバナフオースの変化に
対してもガバナレバーが高感度でスムースに揺
動するので、エンジンの低速運転時の回転数の
バラ付きが小さくなり、ハンチングも起りにく
くなり、従来技術2の問題点をも解消すること
ができる。
の低速側と高速側との両方にまたがらせて位置
させたので、調速レバーを低速運転位置に設定
した場合におけるガバナスプリングの張力が高
速運転位置に設定した場合の張力から大幅に小
さくなつて、このガバナスプリングのガバナレ
バー支点側への求心分力が大幅に低下し、ガバ
ナレバーの支点での摩擦抵抗が充分に低下し
て、低速回転時の弱いガバナフオースの変化に
対してもガバナレバーが高感度でスムースに揺
動するので、エンジンの低速運転時の回転数の
バラ付きが小さくなり、ハンチングも起りにく
くなり、従来技術2の問題点をも解消すること
ができる。
(3) 腕長さ調節手段によつてガバナスプリングの
係止箇所を変更調節することにより、当該スプ
リングの引き角を簡便に変化させることができ
るので、スプリング張力の揺動分力の変化曲線
とガバナフオース曲線とのズレを調節して、ガ
バナ差を増減できる。
係止箇所を変更調節することにより、当該スプ
リングの引き角を簡便に変化させることができ
るので、スプリング張力の揺動分力の変化曲線
とガバナフオース曲線とのズレを調節して、ガ
バナ差を増減できる。
従つて、このガバナ差の増減により、ガバナ
差の小さいことが要求される発電機用等と、安
定性が重視される農作業機用等とのいずれに対
しても、調速装置を共通化することができ、生
産性を高める事ができる。
差の小さいことが要求される発電機用等と、安
定性が重視される農作業機用等とのいずれに対
しても、調速装置を共通化することができ、生
産性を高める事ができる。
〈実施例〉
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第1図は第1実施例を示すガバナの概略正面
図、第2図はデイーゼルエンジンのガバナ周辺の
縦断正面図、第3図はその作動原理図であつて、
デイーゼルエンジンEの燃料噴射ポンプ収容室1
0に燃料噴射カム軸11及びガバナ軸12を上・
下並列状に軸架し、各々ギヤを介してクランク軸
に連動する。
図、第2図はデイーゼルエンジンのガバナ周辺の
縦断正面図、第3図はその作動原理図であつて、
デイーゼルエンジンEの燃料噴射ポンプ収容室1
0に燃料噴射カム軸11及びガバナ軸12を上・
下並列状に軸架し、各々ギヤを介してクランク軸
に連動する。
燃料噴射カム軸11に燃料噴射ポンプ14を連
動し、当該ポンプ14を燃焼室に臨ませた燃料噴
射ノズルに接続する。
動し、当該ポンプ14を燃焼室に臨ませた燃料噴
射ノズルに接続する。
上記ガバナ軸12にウエイト基盤15を固定
し、ウエイト基盤15にフライウエイト16を揺
動自在に枢支し、フライウエイトの出力端17を
ガバナ軸12に摺動自在に挿嵌したガバナスリー
ブ18の左端面19に接当する。
し、ウエイト基盤15にフライウエイト16を揺
動自在に枢支し、フライウエイトの出力端17を
ガバナ軸12に摺動自在に挿嵌したガバナスリー
ブ18の左端面19に接当する。
燃料噴射ポンプ室10に支点5を介して揺動自
在に枢支したガバナレバー1を主レバー1aと副
レバー1bから構成し、主レバー1aの下方を逆
U字状に分岐してガバナ軸12に股がらせ、当該
U字部21の先端に転動自在にローラ22を枢支
して、前記ガバナスリーブ18の右端面23に当
該ローラ22を接当可能に構成する。
在に枢支したガバナレバー1を主レバー1aと副
レバー1bから構成し、主レバー1aの下方を逆
U字状に分岐してガバナ軸12に股がらせ、当該
U字部21の先端に転動自在にローラ22を枢支
して、前記ガバナスリーブ18の右端面23に当
該ローラ22を接当可能に構成する。
上記主レバー1aの上端に係合溝24を切欠
き、燃料噴射ポンプ14の燃料噴射ラツクのラツ
クピン25をこの係合溝24に嵌合し、当該上端
部26の右端に始動スプリング27を懸架し、そ
の左端に被接当部28を設けて、副レバー1bの
接当部29を当該被接当部28に接当せしめる。
き、燃料噴射ポンプ14の燃料噴射ラツクのラツ
クピン25をこの係合溝24に嵌合し、当該上端
部26の右端に始動スプリング27を懸架し、そ
の左端に被接当部28を設けて、副レバー1bの
接当部29を当該被接当部28に接当せしめる。
副レバー1bはその基端部30を支点5に枢支
し、その上端部31に係合孔32を空けて、ガバ
ナスプリング2の一端を当該係合孔32に懸架し
(この懸架部を従動側係合点6とする)、その他端
を燃料噴射ポンプ室10に枢支した調速レバー3
の先端に懸架する(この懸架部を主動側係合点7
とする)。
し、その上端部31に係合孔32を空けて、ガバ
ナスプリング2の一端を当該係合孔32に懸架し
(この懸架部を従動側係合点6とする)、その他端
を燃料噴射ポンプ室10に枢支した調速レバー3
の先端に懸架する(この懸架部を主動側係合点7
とする)。
この場合、調速レバー3の支点4を、ガバナス
プリング2を中にしてガバナレバー1の支点5と
は反対側に位置させ、ガバナスプリング2がガバ
ナレバー1を引つ張る引き角(即ち、ガバナレバ
ー支点5と上記の従動側係合点6とを結ぶ仮想線
分と、ガバナスプリング2の中心軸線とで形成さ
れる夾角)θを鋭角に設定し、調速レバー3が低
速運転位置Bから高速運転位置Cに近づくにつれ
て前記引き角θの値が大きくなるように設定す
る。
プリング2を中にしてガバナレバー1の支点5と
は反対側に位置させ、ガバナスプリング2がガバ
ナレバー1を引つ張る引き角(即ち、ガバナレバ
ー支点5と上記の従動側係合点6とを結ぶ仮想線
分と、ガバナスプリング2の中心軸線とで形成さ
れる夾角)θを鋭角に設定し、調速レバー3が低
速運転位置Bから高速運転位置Cに近づくにつれ
て前記引き角θの値が大きくなるように設定す
る。
また、調速レバー3の支点4が従動側係合点6
から離れる離間距離を大きくし、調速レバー支
点4と従動側係合点6とを結ぶ仮想直線Pと直交
し、且つ、調速レバー支点4を通る仮想基準線S
に対して、調速レバー3の低速運転位置Bと高速
運転位置Cとの間の調速揺動領域Tをまたがらせ
る。
から離れる離間距離を大きくし、調速レバー支
点4と従動側係合点6とを結ぶ仮想直線Pと直交
し、且つ、調速レバー支点4を通る仮想基準線S
に対して、調速レバー3の低速運転位置Bと高速
運転位置Cとの間の調速揺動領域Tをまたがらせ
る。
調速レバー3の遊端部3aからその中央部3b
までの調速レバーの長さ方向に亘つて6個の係止
孔100を空け、これらの係止孔100を腕長さ
調節手段8とする。
までの調速レバーの長さ方向に亘つて6個の係止
孔100を空け、これらの係止孔100を腕長さ
調節手段8とする。
ガバナスプリング2の一端2aをガバナレバー
1bの上端部に空けた開口101、即ち前記係合
孔32に係止して従動側係合点6と成し、ガバナ
スプリング2の他端2bを調速レバー3の係止孔
100に係止して主動側係合点7とする。
1bの上端部に空けた開口101、即ち前記係合
孔32に係止して従動側係合点6と成し、ガバナ
スプリング2の他端2bを調速レバー3の係止孔
100に係止して主動側係合点7とする。
この場合、スプリング他端2bを、調速レバー
3の遊端部から中央部にかけての係止孔100に
掛け変えると、調速レバーの支点4から当該係止
箇所Hまでの腕長さRを任意に変化させて、ガバ
ナスプリング2の引き角θを増減できる。
3の遊端部から中央部にかけての係止孔100に
掛け変えると、調速レバーの支点4から当該係止
箇所Hまでの腕長さRを任意に変化させて、ガバ
ナスプリング2の引き角θを増減できる。
第4図は、本考案の第2実施例を示し、調速レ
バー3の先端に、別途独立の腕長さ調節部材8を
ボルト102で着脱自在に固定したもので、調速
レバー3に空けた係止孔100に対するボルト2
の締結箇所を変更することで、上記腕長さRを増
減させることができる。
バー3の先端に、別途独立の腕長さ調節部材8を
ボルト102で着脱自在に固定したもので、調速
レバー3に空けた係止孔100に対するボルト2
の締結箇所を変更することで、上記腕長さRを増
減させることができる。
第5図は、本考案の第3実施例を示し、調速レ
バー3の横幅方向に2列に亘つて計12個の係止孔
100を空けて、腕長さR(ひいては引き角θ)
の変化幅を細かくできるように設定したものであ
る。
バー3の横幅方向に2列に亘つて計12個の係止孔
100を空けて、腕長さR(ひいては引き角θ)
の変化幅を細かくできるように設定したものであ
る。
第6図は、本考案の第4実施例を示し、ガバナ
レバー1bの長さ方向に亘つて5個の係止孔10
3を空け、これらを腕長さ調節手段8としたもの
である。
レバー1bの長さ方向に亘つて5個の係止孔10
3を空け、これらを腕長さ調節手段8としたもの
である。
即ち、本実施例においては、ガバナスプリング
2の従動側の係止箇所Hをガバナレバー1bの側
で変更調節すれば、ガバナレバー支点5から当該
係止箇所Hまでの腕長さRを自在に変化できる。
2の従動側の係止箇所Hをガバナレバー1bの側
で変更調節すれば、ガバナレバー支点5から当該
係止箇所Hまでの腕長さRを自在に変化できる。
第7図は、本考案の第5実施例を示し、ガバナ
レバー1bの横幅方向に2列に亘つて計12個の係
止孔103を空けたもので、上記第3実施例と同
じく、ガバナスプリング2の従動側係止箇所Hを
掛け変えることにより、腕長さR(ひいては引き
角θ)を細かく変化させることができる。
レバー1bの横幅方向に2列に亘つて計12個の係
止孔103を空けたもので、上記第3実施例と同
じく、ガバナスプリング2の従動側係止箇所Hを
掛け変えることにより、腕長さR(ひいては引き
角θ)を細かく変化させることができる。
第1図乃至第7図は本考案の実施例を示し、第
1図は第1実施例を示すガバナの概略正面図、第
2図はデイーゼルエンジンのガバナ周辺の縦断正
面図、第3図は変位調節を行なつた場合の調速レ
バー周辺の作動原理図、第4図は第2実施例を示
す調速レバー周辺の概略正面図、第5図は第3実
施例を示す第4図相当図、第6図は第4実施例を
示す第4図相当図、第7図は第5実施例を示す第
4図相当図、第8図は先行技術を示す第3図相当
図、第9図は従来技術1を示す第3図相当図、第
10図はガバナフオース及びガバナスプリングの
張力曲線図、第11図は従来技術2を示す第3図
相当図である。 1……ガバナレバー、2……ガバナスプリン
グ、3……調速レバー、4……調速レバー支点、
5……ガバナレバー支点、6……ガバナスプリン
グの従動側係合点、7……ガバナスプリングの主
動側係合点、8……腕長さ変更手段、B……調速
レバーの低速運転位置、C……調速レバーの高速
運転位置、H……ガバナスプリングの係止箇所、
E……デイーゼルエンジン、G……ガバナ、P…
…調速レバー支点と従動側係合点を結ぶ仮想直
線、S……仮想基準線、T……調速揺動領域、θ
……ガバナスプリングのガバナレバーを引つ張る
引き角。
1図は第1実施例を示すガバナの概略正面図、第
2図はデイーゼルエンジンのガバナ周辺の縦断正
面図、第3図は変位調節を行なつた場合の調速レ
バー周辺の作動原理図、第4図は第2実施例を示
す調速レバー周辺の概略正面図、第5図は第3実
施例を示す第4図相当図、第6図は第4実施例を
示す第4図相当図、第7図は第5実施例を示す第
4図相当図、第8図は先行技術を示す第3図相当
図、第9図は従来技術1を示す第3図相当図、第
10図はガバナフオース及びガバナスプリングの
張力曲線図、第11図は従来技術2を示す第3図
相当図である。 1……ガバナレバー、2……ガバナスプリン
グ、3……調速レバー、4……調速レバー支点、
5……ガバナレバー支点、6……ガバナスプリン
グの従動側係合点、7……ガバナスプリングの主
動側係合点、8……腕長さ変更手段、B……調速
レバーの低速運転位置、C……調速レバーの高速
運転位置、H……ガバナスプリングの係止箇所、
E……デイーゼルエンジン、G……ガバナ、P…
…調速レバー支点と従動側係合点を結ぶ仮想直
線、S……仮想基準線、T……調速揺動領域、θ
……ガバナスプリングのガバナレバーを引つ張る
引き角。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 デイーゼルエンジンEのガバナGのガバナスプ
リング2の一端をガバナレバー1との従動側係合
点6に係合するとともに、他端を調速レバー3と
の主動側係合点7に係合してガバナレバー1を調
速レバー3に連動連結してなるデイーゼルエンジ
ンの調速装置において、 調速レバー3の支点4をガバナスプリング2を
中にしてガバナレバー1の支点5とは反対側に位
置させ、 このガバナレバー支点5と上記の従動側係合点
6とを結ぶ仮想線分と、ガバナスプリング2の中
心軸線との夾角に形成される、ガバナスプリング
2がガバナレバー1を引つ張る引き角θを鋭角に
設定するとともに、調速レバー3が低速運転位置
Bから高速運転位置Cに近づくにつれて前記引き
角θの値が大きくなるように設定し、 調速レバー支点4と従動側係合点6とを結ぶ仮
想直線Pと直交し且つ調速レバー支点4を通る仮
想基準線Sを想定し、調速レバー3の低速運転位
置Bと高速運転位置Cとの間の調速揺動領域Tを
仮想基準線Sより低速側と高速側との両方にまた
がらせて位置させ、 調速レバー3とガバナレバー1との少なくとも
いずれか一方に腕長さ調節手段8を設けて、この
レバー1,3のレバー支点4,5からガバナスプ
リング2の係止箇所Hまでの腕長さRを、上記腕
長さ調節手段8により前記引き角θが変る方向に
変更調節可能に構成した事を特徴とするデイーゼ
ルエンジンの調速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986199276U JPH0526271Y2 (ja) | 1986-12-30 | 1986-12-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986199276U JPH0526271Y2 (ja) | 1986-12-30 | 1986-12-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63108532U JPS63108532U (ja) | 1988-07-13 |
| JPH0526271Y2 true JPH0526271Y2 (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=31160749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986199276U Expired - Lifetime JPH0526271Y2 (ja) | 1986-12-30 | 1986-12-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0526271Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59131537U (ja) * | 1983-02-24 | 1984-09-04 | 株式会社小松製作所 | 噴射ポンプのガバナ装置 |
| JPS6061451U (ja) * | 1983-10-04 | 1985-04-30 | 富士重工業株式会社 | エンジンの始動補助装置 |
-
1986
- 1986-12-30 JP JP1986199276U patent/JPH0526271Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63108532U (ja) | 1988-07-13 |
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