JPH0530001B2 - - Google Patents
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- JPH0530001B2 JPH0530001B2 JP62272651A JP27265187A JPH0530001B2 JP H0530001 B2 JPH0530001 B2 JP H0530001B2 JP 62272651 A JP62272651 A JP 62272651A JP 27265187 A JP27265187 A JP 27265187A JP H0530001 B2 JPH0530001 B2 JP H0530001B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- composition
- chlorine
- transparent conductive
- alkoxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Liquid Crystal (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、基板上に透明導電性膜を形成せしめ
る際に用いられる組成物、および透明性導電性膜
の形成方法に関し、さらに詳しくは帯電防止膜
(液晶用)、太陽電池、ECD等の電極としての用
途に有用な透明導電性膜用の溶液組成物、および
その膜の形成方法に関するものである。 [従来の技術] 近年、種々の基板表面上を薄膜で被覆し、基板
上に所望の導電特性を付与させる試みがなされて
いる。その中で酸化インジウムと酸化スズの混合
組成の膜はITO膜(以下ITO膜と称す)といわ
れ、透明性が良好でかつ導電性を有する皮膜であ
り、通常はPVD、真空蒸着、スパツター、CVD
(プラズマCVD、熱CVD)等により成膜される。
現状では、PVDやCVDが主流であり、PVDスパ
ツタリングが盛んに行われている。しかし、上記
方法においては、成膜速度が遅い、成膜装置が大
がかりで高価、大面積化や大量生産が難しい等の
問題があつた。 そこで生産性、均質性、作業性、経済性等のか
かる欠点の解消を考慮し、分解熱処理によりITO
膜とし、しかも優れた電気的特性を与える方法と
して、インジウム化合物およびスズ化合物を含む
有機溶剤を使用してのスプレー法、ロールコート
法、スピンコート法、浸漬法によるITO膜の形成
法が提案されている。例えば、特開昭59−198606
号公報では塩素を含有したインジウムアルコキシ
ドとスズ化合物と、適当な有機溶剤と、水とから
なる組成物が開示されており、これを使つた成膜
方法としては、浸漬法が用いられている。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、前記発明においては、スズ化合物とし
て、実質的には完全置換型のテトラエトキシスズ
使つており、しかもアルコキシドの系に水を添加
しているため、保存寿命(ポツトライフ)の長い
組成を製造するのは非常に難しく、また再現性の
あるデータを得るのがきわめて困難である。ま
た、成膜した際も膜厚も不均一になり、白濁など
を生じる場合が多いことがわかつた。従つて、本
発明においては広い組成範囲にわたつてポツトラ
イフが長く、導電特性のよい薄膜が再現性よく得
られる組成物および導電性膜の形成方法を提供す
ることを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明者らは鋭意検
討を行つた結果、特定組成の塩素含有アルコキシ
ドを組合せることにより、ポツトライフが非常に
長く、かつ再現性よく導電特性の優れた透明導電
性膜が形成したことを見いだし、本発明に到達し
たものである。すなわち、本発明は一般式In
(OR1)xCl3-x(ただし、R1は炭素数1〜10のアル
キル基またはアルコキシアルキル基を示し、1.0
≦x≦2.5)で示される塩素含有インジウムアル
コキシドと、一般式Sn(OR2)yClo-y(ただし、R2
は炭素数1〜10のアルキル基またはアルコキシア
ルキル基を示し、nは2または4であり、n=2
の場合1.0≦y≦1.8、n=4の場合 2.5≦y≦
3.5)で示される塩素含有スズアルコキシドを、
In/Snのモル比で98/2≧In/Sn≧70/30の割
合で混合することを特徴とする透明導電性膜用組
成物および上記組成物を用い、基板に塗布し、室
温〜200℃で乾燥し、400〜600℃で焼成すること
を特徴とする透明導電性膜の形成方法である。 本発明で用いられるアルキル基は炭素数1〜10
であるが、特に炭素数2〜5が好ましく、さらに
はアルコキシアルキル基がこのましい。 また、Snについてはnが2と4のばあいがあ
り、2通りの組合せが考えられるが、いずれの場
合でもよい。本発明組成物の濃度は、塩素含有ス
ズアルコキシドと塩素含有インジウムアルコキシ
ドの合計が0.1〜1.0mol/が好ましい。 両者の濃度合計が0.1mol/未満の場合、1
回で塗布する膜の厚さが薄すぎるため、重ね塗り
する回数が多くなりすぎ、膜自体の透明性や導電
特性が劣る。一方、濃度が1.0mol/を越える
場合、一回で形成される塗膜の厚さが厚すぎるた
め、塗膜がひび割れを起こしやすく、導電特性の
優れた膜を得ることが難しい。 このような組成、濃度の導電膜用組成物は非常
にポツトライフが長く、普通の保存状態では6カ
月以上、加水分解を起こさず、沈殿等を生じな
い。 これらの溶液は溶媒によつて希釈してもよく、
希釈溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン等の炭化
水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、n−プロパノール、i−プロパノー
ル、n−ブタノール、i−ブタノール等のアルコ
ール、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステ
ル、ジエチルケトン、アセトン等のケトン類、エ
チレングリコールモノエチルエーテル等のエーテ
ル、THF、クロロホルム等が挙げられ、これら
の溶剤で希釈した後種々の条件で成膜することが
できる。 塗布する方法としては、スプレー法、ロールコ
ート法、スクリーン印刷、スピンコート法、浸漬
法を用いて成膜することができるが、浸漬法、ス
ピンコート法が好ましい。 また、塗布時の温度、湿度などの条件は、加水
分解速度に大きく影響されるので厳重な管理が必
要である。 上記方法で成膜した後、約5分〜1時間室温放
置し、空気中の水分で充分アルコキシドをゲル化
させる。その後、室温〜200℃で10分〜1時間乾
燥することによりフリーの有機物、残りの溶媒、
および水分を飛散せしめる。その際、急激に200
℃以上の温度で乾燥すると、表面と内部の乾燥速
度の差により膜の白濁、収縮が生じやすい。 最後に、400〜600℃で焼成することにより、有
機物が酸化分解により飛散し、金属も酸化物とな
る。 この乾燥、焼成工程において、昇温速度は非常
に重要であり、10℃/min以内にゆつくり加熱す
れば緻密で透明な膜が得られるが、昇温速度が早
すぎる場合、微細クラツクの原因となり易い。ま
た、焼成温度によつても膜の導電特性が大きく変
り、470〜520℃が最も低い抵抗値を示し、より好
ましい。 さらに、焼成する時の雰囲気も導電特性に大き
く影響を及ぼす。通常は、酸化雰囲気で焼成する
が、400〜600℃で焼成する際に、外部より水素、
窒素等のガスを流入させることにより、系内が還
元性雰囲気になり、酸素欠陥の多い膜が得られ、
さらに抵抗値を下げることが可能となる。 また膜厚を調整するためには、2回以上塗布す
る必要があるが、一旦乾燥、焼成して膜を基板上
に固定した後、必要な回数塗布、乾燥、焼成を繰
り返す。この場合、最終焼成処理の後、約300℃
付近で1〜6時間ゆつくりアニールする工程が必
要となる。この際、同様に還元性雰囲気で行うと
より抵抗値の減少が可能になる。 以上複数回の工程において、塗布する溶液の濃
度、塗布回数をうまく設定することにより、膜厚
をコントロールできる。 本発明で使用される基板としては、各種のガラ
スの他、アルミナ等のセラミツクスでもよい。 なお、本発明においてソーダライムガラスを使
用する場合は、ネサ膜を形成させる前、アルカリ
の膜への拡散を防止するため、シリカのアンダー
コートが必要である。 [実施例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。 実施例 1 2の三ツ口フラスコに、In(O−i−Pr)2Cl
を0.3molとSn(O−n−Bu)3をClを0.033molをと
り、これにエチレングリコールモノエチルエーテ
ルを加えて、1溶液として成膜工程にもちい
た。 この溶液は、通常の保存状態では、6カ月以上
安定でゲル化等を起こさなかつた。 さらにこの溶液を使用し、基板としてソーダラ
イムガラス(100×100)を用い、表面を充分に洗
浄した後、予めシリカコート(約1000Å)した
後、浸漬法により引き上げ速度0.3cm/secで塗布
した。その後10分間内放置し、10℃/minの昇温
速度で昇温させた後、200゜で10分間乾燥させ、同
様に10℃/minで昇温した後560℃で30分間焼成
を行つた。 使用した溶液の液組成、および得られた膜の物
性を表−1に示す。 膜の特性については、透光性、強度、密着性に
ついての試験を行い、特性の良好なものについて
は○、ひび割れ、白濁、剥がれ等がみられたもの
については、具体的に記述した。これは比較例
(表−2)についても同様である。 実施例 2 塗膜用組成物の調整は実施例1と全く同様に行
つた。使用した溶液については、表1に示す。 この溶液5mlをとり、基板としてソーダライム
ガラス(100×100)を用い、実施例1と同様に前
処理した後、スピンコート法により膜の塗布を行
つた。塗布条件としては、最初回転数が
1000rpm/minで滴下した後、さらに2000rpm/
minに回転数を上げ、塗膜を形成せしめた。成膜
後、室温で30分放置して加水分解を行わせた後、
10℃/minの昇温速度で200℃に昇温、15分間保
持した。その後、同様に10℃/minで520℃に昇
温し、1時間焼成した。膜の物性を実施例と同様
に表−1に示す。 実施例 3〜8 インジウムアルコキシド、スズアルコキシド組
成、モル比(In/Sn)、希釈溶媒の種類、濃度を
変化させ、その他の条件は同様にして、膜用組成
物を調整を行つた。 用いた希釈溶媒が2種類の場合、1対1の混合
溶液であり、これは比較例についても同様であ
る。 この溶液を用い、浸漬法またはスピンコート法
により、成膜を行つた。その条件は実施例1また
は2と同様である。 本実験の条件および結果を、表−1に示す。本
実施例で用いた溶液においても、ポツトライフは
6カ月以上であつた。 比較例 1〜6 変化させた条件、および表の表わし方は実施例
と全く同様である。前記条件、結果を表−2に示
す。 比較例1、2、6のポツトライフは非常にみじ
かく、1カ月以内に溶液は白濁、または沈殿を生
成した。一方、比較例3、4、5については、溶
液のポツトライフは6カ月以上と充分であつた
が、膜の特性は不良であつた。
る際に用いられる組成物、および透明性導電性膜
の形成方法に関し、さらに詳しくは帯電防止膜
(液晶用)、太陽電池、ECD等の電極としての用
途に有用な透明導電性膜用の溶液組成物、および
その膜の形成方法に関するものである。 [従来の技術] 近年、種々の基板表面上を薄膜で被覆し、基板
上に所望の導電特性を付与させる試みがなされて
いる。その中で酸化インジウムと酸化スズの混合
組成の膜はITO膜(以下ITO膜と称す)といわ
れ、透明性が良好でかつ導電性を有する皮膜であ
り、通常はPVD、真空蒸着、スパツター、CVD
(プラズマCVD、熱CVD)等により成膜される。
現状では、PVDやCVDが主流であり、PVDスパ
ツタリングが盛んに行われている。しかし、上記
方法においては、成膜速度が遅い、成膜装置が大
がかりで高価、大面積化や大量生産が難しい等の
問題があつた。 そこで生産性、均質性、作業性、経済性等のか
かる欠点の解消を考慮し、分解熱処理によりITO
膜とし、しかも優れた電気的特性を与える方法と
して、インジウム化合物およびスズ化合物を含む
有機溶剤を使用してのスプレー法、ロールコート
法、スピンコート法、浸漬法によるITO膜の形成
法が提案されている。例えば、特開昭59−198606
号公報では塩素を含有したインジウムアルコキシ
ドとスズ化合物と、適当な有機溶剤と、水とから
なる組成物が開示されており、これを使つた成膜
方法としては、浸漬法が用いられている。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、前記発明においては、スズ化合物とし
て、実質的には完全置換型のテトラエトキシスズ
使つており、しかもアルコキシドの系に水を添加
しているため、保存寿命(ポツトライフ)の長い
組成を製造するのは非常に難しく、また再現性の
あるデータを得るのがきわめて困難である。ま
た、成膜した際も膜厚も不均一になり、白濁など
を生じる場合が多いことがわかつた。従つて、本
発明においては広い組成範囲にわたつてポツトラ
イフが長く、導電特性のよい薄膜が再現性よく得
られる組成物および導電性膜の形成方法を提供す
ることを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明者らは鋭意検
討を行つた結果、特定組成の塩素含有アルコキシ
ドを組合せることにより、ポツトライフが非常に
長く、かつ再現性よく導電特性の優れた透明導電
性膜が形成したことを見いだし、本発明に到達し
たものである。すなわち、本発明は一般式In
(OR1)xCl3-x(ただし、R1は炭素数1〜10のアル
キル基またはアルコキシアルキル基を示し、1.0
≦x≦2.5)で示される塩素含有インジウムアル
コキシドと、一般式Sn(OR2)yClo-y(ただし、R2
は炭素数1〜10のアルキル基またはアルコキシア
ルキル基を示し、nは2または4であり、n=2
の場合1.0≦y≦1.8、n=4の場合 2.5≦y≦
3.5)で示される塩素含有スズアルコキシドを、
In/Snのモル比で98/2≧In/Sn≧70/30の割
合で混合することを特徴とする透明導電性膜用組
成物および上記組成物を用い、基板に塗布し、室
温〜200℃で乾燥し、400〜600℃で焼成すること
を特徴とする透明導電性膜の形成方法である。 本発明で用いられるアルキル基は炭素数1〜10
であるが、特に炭素数2〜5が好ましく、さらに
はアルコキシアルキル基がこのましい。 また、Snについてはnが2と4のばあいがあ
り、2通りの組合せが考えられるが、いずれの場
合でもよい。本発明組成物の濃度は、塩素含有ス
ズアルコキシドと塩素含有インジウムアルコキシ
ドの合計が0.1〜1.0mol/が好ましい。 両者の濃度合計が0.1mol/未満の場合、1
回で塗布する膜の厚さが薄すぎるため、重ね塗り
する回数が多くなりすぎ、膜自体の透明性や導電
特性が劣る。一方、濃度が1.0mol/を越える
場合、一回で形成される塗膜の厚さが厚すぎるた
め、塗膜がひび割れを起こしやすく、導電特性の
優れた膜を得ることが難しい。 このような組成、濃度の導電膜用組成物は非常
にポツトライフが長く、普通の保存状態では6カ
月以上、加水分解を起こさず、沈殿等を生じな
い。 これらの溶液は溶媒によつて希釈してもよく、
希釈溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン等の炭化
水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、n−プロパノール、i−プロパノー
ル、n−ブタノール、i−ブタノール等のアルコ
ール、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステ
ル、ジエチルケトン、アセトン等のケトン類、エ
チレングリコールモノエチルエーテル等のエーテ
ル、THF、クロロホルム等が挙げられ、これら
の溶剤で希釈した後種々の条件で成膜することが
できる。 塗布する方法としては、スプレー法、ロールコ
ート法、スクリーン印刷、スピンコート法、浸漬
法を用いて成膜することができるが、浸漬法、ス
ピンコート法が好ましい。 また、塗布時の温度、湿度などの条件は、加水
分解速度に大きく影響されるので厳重な管理が必
要である。 上記方法で成膜した後、約5分〜1時間室温放
置し、空気中の水分で充分アルコキシドをゲル化
させる。その後、室温〜200℃で10分〜1時間乾
燥することによりフリーの有機物、残りの溶媒、
および水分を飛散せしめる。その際、急激に200
℃以上の温度で乾燥すると、表面と内部の乾燥速
度の差により膜の白濁、収縮が生じやすい。 最後に、400〜600℃で焼成することにより、有
機物が酸化分解により飛散し、金属も酸化物とな
る。 この乾燥、焼成工程において、昇温速度は非常
に重要であり、10℃/min以内にゆつくり加熱す
れば緻密で透明な膜が得られるが、昇温速度が早
すぎる場合、微細クラツクの原因となり易い。ま
た、焼成温度によつても膜の導電特性が大きく変
り、470〜520℃が最も低い抵抗値を示し、より好
ましい。 さらに、焼成する時の雰囲気も導電特性に大き
く影響を及ぼす。通常は、酸化雰囲気で焼成する
が、400〜600℃で焼成する際に、外部より水素、
窒素等のガスを流入させることにより、系内が還
元性雰囲気になり、酸素欠陥の多い膜が得られ、
さらに抵抗値を下げることが可能となる。 また膜厚を調整するためには、2回以上塗布す
る必要があるが、一旦乾燥、焼成して膜を基板上
に固定した後、必要な回数塗布、乾燥、焼成を繰
り返す。この場合、最終焼成処理の後、約300℃
付近で1〜6時間ゆつくりアニールする工程が必
要となる。この際、同様に還元性雰囲気で行うと
より抵抗値の減少が可能になる。 以上複数回の工程において、塗布する溶液の濃
度、塗布回数をうまく設定することにより、膜厚
をコントロールできる。 本発明で使用される基板としては、各種のガラ
スの他、アルミナ等のセラミツクスでもよい。 なお、本発明においてソーダライムガラスを使
用する場合は、ネサ膜を形成させる前、アルカリ
の膜への拡散を防止するため、シリカのアンダー
コートが必要である。 [実施例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。 実施例 1 2の三ツ口フラスコに、In(O−i−Pr)2Cl
を0.3molとSn(O−n−Bu)3をClを0.033molをと
り、これにエチレングリコールモノエチルエーテ
ルを加えて、1溶液として成膜工程にもちい
た。 この溶液は、通常の保存状態では、6カ月以上
安定でゲル化等を起こさなかつた。 さらにこの溶液を使用し、基板としてソーダラ
イムガラス(100×100)を用い、表面を充分に洗
浄した後、予めシリカコート(約1000Å)した
後、浸漬法により引き上げ速度0.3cm/secで塗布
した。その後10分間内放置し、10℃/minの昇温
速度で昇温させた後、200゜で10分間乾燥させ、同
様に10℃/minで昇温した後560℃で30分間焼成
を行つた。 使用した溶液の液組成、および得られた膜の物
性を表−1に示す。 膜の特性については、透光性、強度、密着性に
ついての試験を行い、特性の良好なものについて
は○、ひび割れ、白濁、剥がれ等がみられたもの
については、具体的に記述した。これは比較例
(表−2)についても同様である。 実施例 2 塗膜用組成物の調整は実施例1と全く同様に行
つた。使用した溶液については、表1に示す。 この溶液5mlをとり、基板としてソーダライム
ガラス(100×100)を用い、実施例1と同様に前
処理した後、スピンコート法により膜の塗布を行
つた。塗布条件としては、最初回転数が
1000rpm/minで滴下した後、さらに2000rpm/
minに回転数を上げ、塗膜を形成せしめた。成膜
後、室温で30分放置して加水分解を行わせた後、
10℃/minの昇温速度で200℃に昇温、15分間保
持した。その後、同様に10℃/minで520℃に昇
温し、1時間焼成した。膜の物性を実施例と同様
に表−1に示す。 実施例 3〜8 インジウムアルコキシド、スズアルコキシド組
成、モル比(In/Sn)、希釈溶媒の種類、濃度を
変化させ、その他の条件は同様にして、膜用組成
物を調整を行つた。 用いた希釈溶媒が2種類の場合、1対1の混合
溶液であり、これは比較例についても同様であ
る。 この溶液を用い、浸漬法またはスピンコート法
により、成膜を行つた。その条件は実施例1また
は2と同様である。 本実験の条件および結果を、表−1に示す。本
実施例で用いた溶液においても、ポツトライフは
6カ月以上であつた。 比較例 1〜6 変化させた条件、および表の表わし方は実施例
と全く同様である。前記条件、結果を表−2に示
す。 比較例1、2、6のポツトライフは非常にみじ
かく、1カ月以内に溶液は白濁、または沈殿を生
成した。一方、比較例3、4、5については、溶
液のポツトライフは6カ月以上と充分であつた
が、膜の特性は不良であつた。
【表】
【表】
【表】
【表】
[発明の効果]
本発明に組成物は、従来の薬液に比べポツトラ
イフが非常に長く、塗布液として使用し、成膜し
た場合、再現性よく導電特性、透光性、膜強度等
の優れた透明性導電性を得ることができる。ま
た、他の金属を含むアルコキシドと組合せること
により、さらに膜強度等の特性を改善することが
できる。
イフが非常に長く、塗布液として使用し、成膜し
た場合、再現性よく導電特性、透光性、膜強度等
の優れた透明性導電性を得ることができる。ま
た、他の金属を含むアルコキシドと組合せること
により、さらに膜強度等の特性を改善することが
できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式In(OR1)xCl3-x(ただし、R1は炭素数
1〜10のアルキル基またはアルコキシアルキル基
を示し、1.0≦x≦2.5)で示される塩素含有イン
ジウムアルコキシドと、一般式Sn(OR2)yClo-y
(ただし、R2は炭素数1〜10のアルキル基または
アルコキシアルキル基を示し、nは2または4で
あり、n=2の場合、1.0≦y≦1.8、n=4の場
合 2.5≦y≦3.5)で示される塩素含有スズアル
コキシドを、In/Snのモル比で98/2≧In/Sn
≧70/30の割合で混合することを特徴とする透明
導電性膜用組成物。 2 一般式In(OR1)xCl3-x(ただし、R1は炭素数
1〜10のアルキル基またはアルコキシアルキル基
を示し、1.0≦x≦2.5)で示される塩素含有イン
ジウムアルコキシドと、一般式Sn(OR2)yClo-y
(ただし、R2は炭素数1〜10のアルキル基または
アルコキシアルキル基を示し、nは2または4で
あり、n=2の場合、1.0≦y≦1.8、n=4の場
合 2.5≦y≦3.5)で示される塩素含有スズアル
コキシドを、In/Snのモル比で98/2≧In/Sn
≧70/30の割合で混合した透明導電性膜用組成物
を、基板に塗布し、室温〜200℃で乾燥し、400〜
600℃で焼成することを特徴とする透明導電性膜
の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62272651A JPH01115010A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | 透明導電性膜用組成物およびその膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62272651A JPH01115010A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | 透明導電性膜用組成物およびその膜の形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01115010A JPH01115010A (ja) | 1989-05-08 |
| JPH0530001B2 true JPH0530001B2 (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17516890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62272651A Granted JPH01115010A (ja) | 1987-10-28 | 1987-10-28 | 透明導電性膜用組成物およびその膜の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01115010A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4893377B2 (ja) * | 2007-03-06 | 2012-03-07 | パナソニック電工株式会社 | 電動ベッド |
| DE102009054997B3 (de) * | 2009-12-18 | 2011-06-01 | Evonik Degussa Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Indiumoxid-haltigen Schichten, nach dem Verfahren hergestellte Indiumoxid-haltige Schichten und ihre Verwendung |
| DE102009054998A1 (de) | 2009-12-18 | 2011-06-22 | Evonik Degussa GmbH, 45128 | Verfahren zur Herstellung von Indiumchlordialkoxiden |
| DE102010043668B4 (de) * | 2010-11-10 | 2012-06-21 | Evonik Degussa Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Indiumoxid-haltigen Schichten, nach dem Verfahren hergestellte Indiumoxid-haltige Schichten und ihre Verwendung |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59198606A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-10 | 三菱マテリアル株式会社 | 透明導電膜形成用組成物 |
| JPS59198608A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-10 | 三菱マテリアル株式会社 | 透明導電膜形成用組成物 |
-
1987
- 1987-10-28 JP JP62272651A patent/JPH01115010A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01115010A (ja) | 1989-05-08 |
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