JPH0533091B2 - - Google Patents
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- JPH0533091B2 JPH0533091B2 JP3618085A JP3618085A JPH0533091B2 JP H0533091 B2 JPH0533091 B2 JP H0533091B2 JP 3618085 A JP3618085 A JP 3618085A JP 3618085 A JP3618085 A JP 3618085A JP H0533091 B2 JPH0533091 B2 JP H0533091B2
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は瀘過性能ならびに機械的性質ともに優
れたポリサルホン系樹脂製精密瀘過膜の製造方法
に関するものである。
れたポリサルホン系樹脂製精密瀘過膜の製造方法
に関するものである。
膜分離技術は、その省エネルギー性、コンパク
ト性といつた面で注目され、めざましく進展して
きた。このようなシステムに用いられる選択透過
性分離膜の膜素材としては多種類のポリマーが研
究開発され、セルロース系、ポリアミド系、ポリ
アクリロニトリル系、ポリサルホン系ポリマーな
どが使用されている。なかでもポリサルホン系ポ
リマーは、元来エンジニアリングプラスチツクと
して使用されているものであるが、その耐熱性、
耐酸性、耐アルカリ性などの耐薬品性が良好であ
ることから分離膜の素材としても使用されるよう
になつてきている。
ト性といつた面で注目され、めざましく進展して
きた。このようなシステムに用いられる選択透過
性分離膜の膜素材としては多種類のポリマーが研
究開発され、セルロース系、ポリアミド系、ポリ
アクリロニトリル系、ポリサルホン系ポリマーな
どが使用されている。なかでもポリサルホン系ポ
リマーは、元来エンジニアリングプラスチツクと
して使用されているものであるが、その耐熱性、
耐酸性、耐アルカリ性などの耐薬品性が良好であ
ることから分離膜の素材としても使用されるよう
になつてきている。
特に蒸気滅菌処理が可能であり、食品処理用、
医療用、製薬用に注目され始めている。
医療用、製薬用に注目され始めている。
しかし、ポリサルホン系樹脂はセルロースアセ
テート等に比較し、分子間凝集力が強すぎ、孔径
を制御するのが困難である。特に本発明で目的と
している様なスキン層で被覆されていない精密瀘
過膜即ち、表面および裏面とも電子顕微鏡で観察
し得る程度の多孔構造を有している膜について
は、従来より知られている製造方法はいくつかの
問題点を有している。
テート等に比較し、分子間凝集力が強すぎ、孔径
を制御するのが困難である。特に本発明で目的と
している様なスキン層で被覆されていない精密瀘
過膜即ち、表面および裏面とも電子顕微鏡で観察
し得る程度の多孔構造を有している膜について
は、従来より知られている製造方法はいくつかの
問題点を有している。
なお、本発明でいる電子顕微鏡で観察し得る程
度の多孔構造を有している膜というのは一般的に
は100Å以上の孔径の孔を有しているマイクロフ
イルターまたは精密瀘過膜のことであり、実用的
なものでは1000Å(0.1μ)以上の孔径のものが多
数上市されている。
度の多孔構造を有している膜というのは一般的に
は100Å以上の孔径の孔を有しているマイクロフ
イルターまたは精密瀘過膜のことであり、実用的
なものでは1000Å(0.1μ)以上の孔径のものが多
数上市されている。
(従来技術)
例えば、特開昭57−35906では膜形成液(以下
ドープと記す)に多量のポリエチレングリコール
(以下PEGと記す)を添加し、製膜後にPEGを抽
出して多孔質化する方法が開示されている。
ドープと記す)に多量のポリエチレングリコール
(以下PEGと記す)を添加し、製膜後にPEGを抽
出して多孔質化する方法が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、この方法ではPEGの抽出を完
全に行うには多大の労力と時間を要し、また多量
のPEGを添加した場合には過度の多孔質化が起
こり、膜の機械的性質が著しく損われることにな
る。
全に行うには多大の労力と時間を要し、また多量
のPEGを添加した場合には過度の多孔質化が起
こり、膜の機械的性質が著しく損われることにな
る。
さらに、非溶剤が多量に添加された不安定なド
ープを用いて製膜する方法が、例えば特開昭56−
154051や特開昭59−58041に開示されている。し
かし工業化を考えた場合、ドープの性状を一定に
維持することが不安定なドープの場合には著しく
困難で、従つてこのようなドープを用いて製造さ
れた膜の品質を常に一定に保持することは非常に
困難である。
ープを用いて製膜する方法が、例えば特開昭56−
154051や特開昭59−58041に開示されている。し
かし工業化を考えた場合、ドープの性状を一定に
維持することが不安定なドープの場合には著しく
困難で、従つてこのようなドープを用いて製造さ
れた膜の品質を常に一定に保持することは非常に
困難である。
そこで本発明者らは鋭意検討した結果、上記の
ような問題を解消して、瀘過性能ならびに機械的
性質の優れたポリサルホン系樹脂製精密瀘過膜の
製造方法を見出し、本発明に到達した。
ような問題を解消して、瀘過性能ならびに機械的
性質の優れたポリサルホン系樹脂製精密瀘過膜の
製造方法を見出し、本発明に到達した。
(発明の構成)
即ち、本発明は「ポリサルホン系樹脂の溶液を
用いて湿式製膜法により精密瀘過膜を製造する方
法において、ポリサルホン系樹脂の溶液中に平均
分子量10万以上100万以下のポリエチレンオキサ
イドが溶液の総重量に対し1重量%以上10重量%
以下含有されており、かつ製膜用ゲル化浴として
ポリサルホン系樹脂の良溶剤が50重量%以上80重
量%以下混合されている水溶液を用いることを特
徴とする精密瀘過膜の製造方法」である。
用いて湿式製膜法により精密瀘過膜を製造する方
法において、ポリサルホン系樹脂の溶液中に平均
分子量10万以上100万以下のポリエチレンオキサ
イドが溶液の総重量に対し1重量%以上10重量%
以下含有されており、かつ製膜用ゲル化浴として
ポリサルホン系樹脂の良溶剤が50重量%以上80重
量%以下混合されている水溶液を用いることを特
徴とする精密瀘過膜の製造方法」である。
本発明でいうポリサルホン系樹脂としては、下
記式(1)〜(3)の構造を有する芳香族ポリサルホン系
樹脂が代表的なものである。
記式(1)〜(3)の構造を有する芳香族ポリサルホン系
樹脂が代表的なものである。
本発明に用いられる良溶剤としては、2ピロリ
ドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2ピ
ロリドン等の少なくとも1種が用いられるが、そ
の中でも2ピロリドンが好適に用いられる。
ドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2ピ
ロリドン等の少なくとも1種が用いられるが、そ
の中でも2ピロリドンが好適に用いられる。
本発明に用いる製膜用ドープは上記良溶剤を主
成分とし、ポリサルホン系樹脂を5〜30重量%、
好ましくは10〜20重量%含有している。これはさ
らにポリサルホン系樹脂の非溶剤等を該樹脂と等
重量%以下含有していてもよい。
成分とし、ポリサルホン系樹脂を5〜30重量%、
好ましくは10〜20重量%含有している。これはさ
らにポリサルホン系樹脂の非溶剤等を該樹脂と等
重量%以下含有していてもよい。
また通常、半透膜の多孔層を形成させるために
上記溶剤の他に膨潤剤を用いるが、本発明ではこ
の膨潤剤としてポリエチレンオキサイドを用い
る。ポリエチレンオキサイドを添加することによ
り得られる効果は膜表面の平滑性の向上と膜の機
械的性質、特に伸度の向上あるいはプリーツ加工
等における折り曲げ性の向上、さらには成膜時の
ドープの粘度を上昇させることによる成膜性の向
上である。添加量は1〜10%、望ましくは1〜2
%である。用いるポリエチレンオキサイドの分子
量は10万から100万、望ましくは50万から100万で
ある。従つて本発明に用いるドープは実質的に安
定状態であり、工業化においてはドープの性状を
容易に管理できる利点がある。
上記溶剤の他に膨潤剤を用いるが、本発明ではこ
の膨潤剤としてポリエチレンオキサイドを用い
る。ポリエチレンオキサイドを添加することによ
り得られる効果は膜表面の平滑性の向上と膜の機
械的性質、特に伸度の向上あるいはプリーツ加工
等における折り曲げ性の向上、さらには成膜時の
ドープの粘度を上昇させることによる成膜性の向
上である。添加量は1〜10%、望ましくは1〜2
%である。用いるポリエチレンオキサイドの分子
量は10万から100万、望ましくは50万から100万で
ある。従つて本発明に用いるドープは実質的に安
定状態であり、工業化においてはドープの性状を
容易に管理できる利点がある。
本発明では前記のポリサルホン系樹脂の良溶剤
をさらにゲル化浴にも用いる。すなわちポリエチ
レンオキサイドを膨潤剤とし、さらにゲル化浴と
して良溶剤を50〜80重量%含有する水溶液を用い
ることが本発明の特徴である。50重量%未満であ
ると、水単独のゲル化浴で製膜した場合とほとん
ど同じ膜性能、機械的性質を有する、すなわち性
能の低い膜しか製造できない。また80重量%を越
えると膜が不均一になつたり、極端な場合は膜を
形成しない。50〜80重量%の範囲においてのみ本
発明の目的とする精密瀘過膜の製造が可能であ
る。膜の形状は平膜、円筒状膜、中空糸状膜等通
常の湿式製膜法でい作られるものはいづれでも可
能である。
をさらにゲル化浴にも用いる。すなわちポリエチ
レンオキサイドを膨潤剤とし、さらにゲル化浴と
して良溶剤を50〜80重量%含有する水溶液を用い
ることが本発明の特徴である。50重量%未満であ
ると、水単独のゲル化浴で製膜した場合とほとん
ど同じ膜性能、機械的性質を有する、すなわち性
能の低い膜しか製造できない。また80重量%を越
えると膜が不均一になつたり、極端な場合は膜を
形成しない。50〜80重量%の範囲においてのみ本
発明の目的とする精密瀘過膜の製造が可能であ
る。膜の形状は平膜、円筒状膜、中空糸状膜等通
常の湿式製膜法でい作られるものはいづれでも可
能である。
本発明の方法を用いて製膜した場合と従来の方
法を用いて製膜した場合の最も大きな違いを示す
1例として平板状膜表面および断面の走査型電子
顕微鏡、写真を第1図〜第4図に示す。
法を用いて製膜した場合の最も大きな違いを示す
1例として平板状膜表面および断面の走査型電子
顕微鏡、写真を第1図〜第4図に示す。
第1図は本発明のドープ組成とゲル化浴との組
合せを用いて製膜された精密瀘過膜の膜表面、第
2図は同膜の断面図、第3図は同じドープ組成
で、水単独ゲル化浴で製膜された精密瀘過膜の膜
表面を、第4図は同断面をそれぞれ示している、
明らかに第1図の方が単位面積あたりの孔数、す
なわち開孔率が第3図と比べ著しく高くなつてい
ることがわかる。しかも孔径は第1図の方が第3
図よりも全体的に小さくなつている。また、第4
図には膜の欠陥部となる大空孔、いわゆるボイド
が存在しているのに対し、第2図には全く認めら
れず、極めて均一な構造を有する精密瀘過膜を形
成している。このような電子顕微鏡写真の観察結
果は膜の実際の瀘過性能とも合致しており、瀘過
性能を以下に示す透水係数Lpとバブルポイント
B.P.によつて評価したところ、第1図の膜がLp
=19.0 B.P.=2.3であるのに対し、第3図の膜は
Lp=10.5、B.P.=1.9であつた。
合せを用いて製膜された精密瀘過膜の膜表面、第
2図は同膜の断面図、第3図は同じドープ組成
で、水単独ゲル化浴で製膜された精密瀘過膜の膜
表面を、第4図は同断面をそれぞれ示している、
明らかに第1図の方が単位面積あたりの孔数、す
なわち開孔率が第3図と比べ著しく高くなつてい
ることがわかる。しかも孔径は第1図の方が第3
図よりも全体的に小さくなつている。また、第4
図には膜の欠陥部となる大空孔、いわゆるボイド
が存在しているのに対し、第2図には全く認めら
れず、極めて均一な構造を有する精密瀘過膜を形
成している。このような電子顕微鏡写真の観察結
果は膜の実際の瀘過性能とも合致しており、瀘過
性能を以下に示す透水係数Lpとバブルポイント
B.P.によつて評価したところ、第1図の膜がLp
=19.0 B.P.=2.3であるのに対し、第3図の膜は
Lp=10.5、B.P.=1.9であつた。
Lp=純水の透水量(ml)/有効膜面積(cm2
)×透水時間(min)×瀘過圧力(Kg/cm2) B.P.:ASTM−E128のバブルポイント法により、
純水を用いて測定した。単位はKg/cm2である。
実施例においては推定最大孔径DM(μm)を
次式から求めた。
)×透水時間(min)×瀘過圧力(Kg/cm2) B.P.:ASTM−E128のバブルポイント法により、
純水を用いて測定した。単位はKg/cm2である。
実施例においては推定最大孔径DM(μm)を
次式から求めた。
DM=0.0408γcosθ/B.P.
(ただし
γ:25℃の水の表面張力72dyhe/cm
θ:ポリサルホン系樹脂と水との接触角、(1)式の
樹脂では78°) 従つて瀘過性能の結果からも本発明の製造方法
による膜の方が従来法に比べて最大孔径が小さ
く、しかもLpが大きい。従つて開孔率の高いも
のとなつていることがわかる。高いLpを維持し
つつ最大孔径が小さくなるという現象がもたらす
効果としては、例えば精密瀘過膜を除菌に用いた
場合迅速な完全除菌が行えること等が期待でき
る。また機械的性質も、例えば破断点における伸
度と引張強度で比べてみると第1図の膜が伸度28
%、引張強度229g/mm2に対し、第3図の膜は伸
度24%、引張強度170g/mm2であり、本発明の製
造法による膜の方が瀘過性能のみならず機械的性
質の上でも大巾に改善されている。
樹脂では78°) 従つて瀘過性能の結果からも本発明の製造方法
による膜の方が従来法に比べて最大孔径が小さ
く、しかもLpが大きい。従つて開孔率の高いも
のとなつていることがわかる。高いLpを維持し
つつ最大孔径が小さくなるという現象がもたらす
効果としては、例えば精密瀘過膜を除菌に用いた
場合迅速な完全除菌が行えること等が期待でき
る。また機械的性質も、例えば破断点における伸
度と引張強度で比べてみると第1図の膜が伸度28
%、引張強度229g/mm2に対し、第3図の膜は伸
度24%、引張強度170g/mm2であり、本発明の製
造法による膜の方が瀘過性能のみならず機械的性
質の上でも大巾に改善されている。
(発明の効果)
このように本発明の製造方法を用いれば瀘過性
能ならびに機械的性質ともに優れたポリサルホン
系樹脂製精密瀘過膜の製造が可能となる。かくし
て得られた膜は除菌用、蛋白質等の有価物の分離
精製等に用いられる精密瀘過膜として、あるいは
血漿分離等、血液から特定成分を分離する血液処
理膜として用いることができる。またポリサルホ
ン系樹脂という耐熱性・耐薬品性素材を用いてい
る為、従来の酢酸セルロースの精密瀘過膜では耐
えられないような過酷な使用条件にも充分耐える
精密瀘過膜を製造することができる。
能ならびに機械的性質ともに優れたポリサルホン
系樹脂製精密瀘過膜の製造が可能となる。かくし
て得られた膜は除菌用、蛋白質等の有価物の分離
精製等に用いられる精密瀘過膜として、あるいは
血漿分離等、血液から特定成分を分離する血液処
理膜として用いることができる。またポリサルホ
ン系樹脂という耐熱性・耐薬品性素材を用いてい
る為、従来の酢酸セルロースの精密瀘過膜では耐
えられないような過酷な使用条件にも充分耐える
精密瀘過膜を製造することができる。
次に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例 1
(1)式のポリエーテルサルホン(商品名
Victrex4800P ICI社製)12重量部、平均分子量
90万のポリエチレンオキサイド(Aldvich社製)
2重量部を2−ピロリドンを主とする混合溶剤86
重量部に溶解し、16000センチポイズ(25℃)の
粘度を有するドープを得た。これをガラス板上に
厚み300μmに流延し、室温雰囲気中で100秒間放
置後、2ピロリドン50重量部の水溶液のゲル化浴
に浸漬した後水洗して平滑な精密瀘過膜を得た。
得られた膜のLpは19.0ml/cm2・min・Kg/cm2(25
℃)、B.P.は2.3Kg/cm2従つてDMは0.27μmであつ
た。またこの膜の破断点伸度は28%、引張強度は
229g/mm2であつた。第1図および第2図は本実
施例で得られた膜の表面と断面の写真である。
Victrex4800P ICI社製)12重量部、平均分子量
90万のポリエチレンオキサイド(Aldvich社製)
2重量部を2−ピロリドンを主とする混合溶剤86
重量部に溶解し、16000センチポイズ(25℃)の
粘度を有するドープを得た。これをガラス板上に
厚み300μmに流延し、室温雰囲気中で100秒間放
置後、2ピロリドン50重量部の水溶液のゲル化浴
に浸漬した後水洗して平滑な精密瀘過膜を得た。
得られた膜のLpは19.0ml/cm2・min・Kg/cm2(25
℃)、B.P.は2.3Kg/cm2従つてDMは0.27μmであつ
た。またこの膜の破断点伸度は28%、引張強度は
229g/mm2であつた。第1図および第2図は本実
施例で得られた膜の表面と断面の写真である。
比較例 1
純水をゲル化浴とする以外は実施例1と同様の
方法で製膜した。得られた膜のLpは10.5ml/cm2・
min・Kg/cm2、B.P.は1.9Kg/cm2従つてDMは0.32μ
mであり、最大孔径が実施例1の膜より大きいに
もかかわらず透水速度は低かつた。またこの膜の
破断点伸度は24%、引張強度は170g/mm2で、機
械的性質も劣つていた。第3図および第4図は本
比較例で得られた精密瀘過膜の表面および断面の
電子顕微鏡写真である。
方法で製膜した。得られた膜のLpは10.5ml/cm2・
min・Kg/cm2、B.P.は1.9Kg/cm2従つてDMは0.32μ
mであり、最大孔径が実施例1の膜より大きいに
もかかわらず透水速度は低かつた。またこの膜の
破断点伸度は24%、引張強度は170g/mm2で、機
械的性質も劣つていた。第3図および第4図は本
比較例で得られた精密瀘過膜の表面および断面の
電子顕微鏡写真である。
比較例 2
ポリエチレンオキサイドを全く加えず、2−ピ
ロリドンを主とする混合溶剤を88重量部とする以
外は実施例1と同様の方法で製膜した。得られた
膜はしわと凹凸の多いものとなつた。またLpは
23.5ml/cm2・min・Kg/cm2であつたがB.P.は0.9
Kg/cm2従つてDMは0.68μmであり、最大孔径が大
きすぎる膜であつた。
ロリドンを主とする混合溶剤を88重量部とする以
外は実施例1と同様の方法で製膜した。得られた
膜はしわと凹凸の多いものとなつた。またLpは
23.5ml/cm2・min・Kg/cm2であつたがB.P.は0.9
Kg/cm2従つてDMは0.68μmであり、最大孔径が大
きすぎる膜であつた。
実施例 2
2−ピロリドン80重量部の水溶液をゲル化浴と
して用いる以外は実施例1と同様の方法で製膜し
た。得られた膜のLpは24.0ml/cm2・min・Kg/
cm2、B.P.は3.7Kg/cm2従つてDMは0.17μmであつ
た。また破断点伸度は46%、引張強度は340g/
mm2であつた。
して用いる以外は実施例1と同様の方法で製膜し
た。得られた膜のLpは24.0ml/cm2・min・Kg/
cm2、B.P.は3.7Kg/cm2従つてDMは0.17μmであつ
た。また破断点伸度は46%、引張強度は340g/
mm2であつた。
実施例 3
ジメチルホルムアミド80重量部の水溶液をゲル
化浴として用いる以外は実施例1と同様の方法で
製膜した。得られた膜のLpは17.1ml/cm2・min・
Kg/cm2、B.P.は3.0Kg/cm2従つてDMは0.20μmであ
つた。また破断点伸度は21%、引張強度は270
g/mm2であつた。
化浴として用いる以外は実施例1と同様の方法で
製膜した。得られた膜のLpは17.1ml/cm2・min・
Kg/cm2、B.P.は3.0Kg/cm2従つてDMは0.20μmであ
つた。また破断点伸度は21%、引張強度は270
g/mm2であつた。
実施例 4
製膜用ドープとして(1)式の樹脂14重量部と実施
例1のポリエチレンオキサイド2重量部、2−ピ
ロリドンを主とする混合溶剤84重量部とから成る
ドープを用いる以外は実施例1と同様の方法で製
膜した。得られた膜を1%のグリセリン水溶液に
15分間浸漬後60℃で熱風乾燥して乾燥膜を作製し
た。この膜のLpは27.4ml/cm2・min・Kg/cm2、B.
P.は2.3Kg/cm2、従つてDMは0.27μmであつた。ま
た破断点伸度は30%、引張強度は420g/mm2であ
つた。
例1のポリエチレンオキサイド2重量部、2−ピ
ロリドンを主とする混合溶剤84重量部とから成る
ドープを用いる以外は実施例1と同様の方法で製
膜した。得られた膜を1%のグリセリン水溶液に
15分間浸漬後60℃で熱風乾燥して乾燥膜を作製し
た。この膜のLpは27.4ml/cm2・min・Kg/cm2、B.
P.は2.3Kg/cm2、従つてDMは0.27μmであつた。ま
た破断点伸度は30%、引張強度は420g/mm2であ
つた。
実施例 5
実施例4の乾燥膜をミリポア社製の除菌用瀘過
器にセツトし121℃、15分間の蒸気滅菌の後、Ps
−diminuta1.9×166コ/mlの水溶液を用いて瀘過
除菌を行つた。Ps−diminutaは膜面に1.1×107
コ/cm2の割合で供給されたが、瀘液中には全く
Ps−diminutaが検出されず、完全除菌が達成さ
れた。
器にセツトし121℃、15分間の蒸気滅菌の後、Ps
−diminuta1.9×166コ/mlの水溶液を用いて瀘過
除菌を行つた。Ps−diminutaは膜面に1.1×107
コ/cm2の割合で供給されたが、瀘液中には全く
Ps−diminutaが検出されず、完全除菌が達成さ
れた。
実施例 6
(1)式のポリエーテルサルホン12重量部、平均分
子量10万のポリエチレンオキサイド8重量部、を
N−メチル−2ピロリドンを主とする溶剤80重量
部に溶解し製膜用ドープを得た。これをガラス板
上に厚み350μmに流延し、室温雰囲気中で120秒
間放置後、2ピロリドン80重量部の水溶液のゲル
化浴に浸漬した後水洗して平滑な精密瀘過膜を得
た。得られた膜のLpは79.5ml/cm2・min・Kg/
cm2、B.P.は1.0Kg/cm2従つてDMは0.61μmであつ
た。またこの膜の破断点伸度は36%、引張強度は
370g/mm2であつた。
子量10万のポリエチレンオキサイド8重量部、を
N−メチル−2ピロリドンを主とする溶剤80重量
部に溶解し製膜用ドープを得た。これをガラス板
上に厚み350μmに流延し、室温雰囲気中で120秒
間放置後、2ピロリドン80重量部の水溶液のゲル
化浴に浸漬した後水洗して平滑な精密瀘過膜を得
た。得られた膜のLpは79.5ml/cm2・min・Kg/
cm2、B.P.は1.0Kg/cm2従つてDMは0.61μmであつ
た。またこの膜の破断点伸度は36%、引張強度は
370g/mm2であつた。
第1図、第2図は各々実施例1で得られた膜の
表面(3000倍)と断面(200倍)の走査型電子顕
微鏡写真である。一方第3図、第4図は各々比較
例1で得られた膜の表面(3000倍)と断面(200
倍)の電子顕微鏡写真である。
表面(3000倍)と断面(200倍)の走査型電子顕
微鏡写真である。一方第3図、第4図は各々比較
例1で得られた膜の表面(3000倍)と断面(200
倍)の電子顕微鏡写真である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリサルホン系樹脂の溶液を用いて湿式製膜
法により精密瀘過膜を製造する方法において、ポ
リサルホン系樹脂の溶液中に平均分子量10万以上
100万以下のポリエチレンオキサイドが溶液の総
重量に対し1重量%以上10重量%以下含有されて
おり、かつ製膜用ゲル化浴としてポリサルホン系
樹脂の良溶剤が50重量%以上80重量%以下混合さ
れている水溶液を用いることを特徴とする精密瀘
過膜の製造方法。 2 良溶剤が2ピロリドンである特許請求の範囲
第1項記載の精密瀘過膜の製造方法。 3 良溶剤がジメチルホルムアミド、N−メチル
−2ピロリドンジメチルアセトアミド、ジメチル
スルホキシドから選ばれる少なくとも1種である
特許請求の範囲第1項記載の精密瀘過膜の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3618085A JPS61197006A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 精密濾過膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3618085A JPS61197006A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 精密濾過膜の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61197006A JPS61197006A (ja) | 1986-09-01 |
| JPH0533091B2 true JPH0533091B2 (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=12462534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3618085A Granted JPS61197006A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 精密濾過膜の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61197006A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4219218A1 (de) * | 1992-06-12 | 1994-01-13 | Gambro Dialysatoren | Membran und Verfahren zu deren Herstellung |
-
1985
- 1985-02-25 JP JP3618085A patent/JPS61197006A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61197006A (ja) | 1986-09-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |