JPH054195B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH054195B2 JPH054195B2 JP29024789A JP29024789A JPH054195B2 JP H054195 B2 JPH054195 B2 JP H054195B2 JP 29024789 A JP29024789 A JP 29024789A JP 29024789 A JP29024789 A JP 29024789A JP H054195 B2 JPH054195 B2 JP H054195B2
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- Japan
- Prior art keywords
- brazing
- flux
- present
- naf
- lif
- Prior art date
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Description
(技術分野)
本発明は、アルミニウム(Al)若しくはその
合金からなるAl材料のろう付けに用いられるフ
ラツクス組成物に係り、特に、500℃以下の低温
度でろう付けが可能なフラツクス組成物に関する
ものである。 (背景技術) Al材料のろう付けにおいては、材料の表面に
形成されている酸化皮膜(Al2O3)がろうの濡れ
及び流動を妨害することとなるところから、適当
なフラツクスを用いて、かかる酸化皮膜を除去す
ることが必要とされ、そして、かかる酸化皮膜が
緻密で強固なものであるところから、従来から、
NaCl−KCl−LiCl系のアルカリ金属の塩化物を
主成分とする塩化物系のフラツクスが用いられて
いる。しかしながら、この塩化物系のフラツクス
を用いた場合においては、ろう付け後に残留した
フラツクスがAl材料に対して強い腐食性を有す
るために、ろう付けを行なつた後、フラツクス残
渣を除去しなければならず、面倒なものであつ
た。 このため、非腐食性のフツ化物フラツクスを用
いたAl材料のろう付け手法が種々検討され、例
えば、特公昭58−27037号公報には、KAlF4とK3
AlF6の混合物からなるフラツクス組成物が提案
されているが、そのようなフラツクスにあつて
は、その溶融点が560℃程度とかなり高いところ
から、必然的にろう付け温度が高くなり、それに
よつてろう付けし得るAl材料(母材)に制限を
受ける等の問題を内在していたのである。例え
ば、母材の材質上、特に溶融点から制限を受ける
こととなり、また、寸法の点からも、特に薄肉化
が出来ない等の問題が生じているのである。加え
て、高温に加熱しなければならないところから、
ろう付け設備が高価なものとなつたり、ろう付け
時のエネルギー消費が大きい等の欠点も内在する
ものであつた。 (解決課題) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景に
して為されたものであつて、その課題とするとこ
ろは、低温度下でのAl材料のろう付けを可能と
する、新規なフラツクス組成物を提供することに
ある。 (解決手段) そして、本発明は、かかる課題解決のために、
10〜37mol%のLiFと25〜52mol%のNaFと27〜
45mol%のZrF4とから構成されてなるAl材料ろ
う付け用フラツクス組成物を、その特徴とするも
のである。 なお、このようなフラツクス組成物は、有利に
は、LiFとNaFとZrF4とが粉末形態において混合
せしめられることによつて与えられ、またそれら
LiFとNaFとZrF4との粉末混合物が溶融、凝固せ
しめられることによつて形成されることとなる。 (具体的構成) このように、本発明に従うフラツクス組成物
は、LiFとNaFとZrF4との所定割合から構成され
てなるものであり、そしてそのような割合を採用
して初めて、その溶融温度が500℃以下となつて、
ろう付け温度を500℃以下することが出来たもの
である。従つて、フラツクス組成物を構成する
LiFとNaFやZrF4の割合が上記範囲外となると、
その溶融温度が高くなり、本発明の目的を充分に
達成し得なくなるものである。 ところで、かかるLiFとNaFとZrF4とからなる
本発明に従うフラツクス組成物は、公知の各種の
配合手法に従つて調製されるものであるが、一般
に、次のような手法が有利に採用されるのであ
る。即ち、その一つは、LiFとNaFとZrF4とを粉
末状態において均一に混合せしめる方法であり、
また他の一つは、それらLiFとNaFとZrF4の粉末
混合物を作製した後、それを溶融せしめ、均一化
した後、冷却・凝固させる方法であり、その得ら
れた溶融凝固物は、一般に粉末に粉砕して用いら
れることとなる。 そして、このようにして得られた本発明に従う
フラツクス組成物は、従来と同様にして、ろう付
けされるべきAl若しくはその合金からなるAl材
料に対して適用されて、ろう付けが行なわれるの
であるが、その際、本発明に従うフラツクス組成
物は、その溶融温度が500℃以下と低いものであ
るところから、ろう付け温度を500℃以下の低温
とすることが出来、それによつてろう付けされる
べきAl材料の溶融点による制限がなくなり、全
てのAl材料のろう付けが可能となるのである。 また、そのような低温ろう付けが可能となるこ
とによつて、高強度Al合金からなるAl材料のろ
う付けが出来ることとなり、構成素材の薄肉化、
軽量化を有効に図り得ることとなつたのであり、
更にはろう付け温度が低いところから、ろう付け
加熱によるAl材料(母材)の強度低下も少ない
等の特徴を発揮し得るのである。 そして、本発明に従うフラツクス組成物にあつ
ては、当然のことながら、Al材料に対して非腐
食性であるところから、ろう付け後のフラツクス
除去が不要であることは、言うまでもないところ
である。 (実施例) 以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発
明を更に具体的に明らかにすることとするが、本
発明が、そのような実施例の記載によつて、何等
の制約をも受けるものでないことは、言うまでも
ないところである。 また、本発明には、以下の実施例の他にも、更
には上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を
逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づい
て種々なる変更、修正、改良等を加え得るもので
あることが、理解されるべきである。 先ず、JIS−A−3003合金からなるAl板(厚
さ:1mm)を準備し、下記第1表に示されるLiF
とNaFとZrF4の種々なる割合のフラツクスを用
いて、かかるAl板を逆T字型継手構造に組み付
けて、ろう付けを行なつた。なお、それぞれのフ
ラツクスは、水:フラツクス=1:1(重量比)
で希釈され、その希釈物がそれぞれのAl板のろ
う付け部に塗布された。また、接合部には、ろう
材としてAl−Znはんだの1mm□ のものが配置さ
れ、そして加熱温度:400〜500℃にて、ろう付け
が行なわれた。 下記第1表にフラツクス成分の割合とろう付け
結果を示すが、本発明に従う割合のLiFとNaFと
ZrF4からなるフラツクスを用いた場合にあつて
は、500℃以下の低温度下においても良好なろう
付け継手を得ることが出来たが、比較例として示
される本発明範囲外の割合のフラツクスを用いた
場合にあつては、500℃以下ではフラツクスが溶
融せず、そのために有効なろう付けを行なうこと
が出来なかつた。
合金からなるAl材料のろう付けに用いられるフ
ラツクス組成物に係り、特に、500℃以下の低温
度でろう付けが可能なフラツクス組成物に関する
ものである。 (背景技術) Al材料のろう付けにおいては、材料の表面に
形成されている酸化皮膜(Al2O3)がろうの濡れ
及び流動を妨害することとなるところから、適当
なフラツクスを用いて、かかる酸化皮膜を除去す
ることが必要とされ、そして、かかる酸化皮膜が
緻密で強固なものであるところから、従来から、
NaCl−KCl−LiCl系のアルカリ金属の塩化物を
主成分とする塩化物系のフラツクスが用いられて
いる。しかしながら、この塩化物系のフラツクス
を用いた場合においては、ろう付け後に残留した
フラツクスがAl材料に対して強い腐食性を有す
るために、ろう付けを行なつた後、フラツクス残
渣を除去しなければならず、面倒なものであつ
た。 このため、非腐食性のフツ化物フラツクスを用
いたAl材料のろう付け手法が種々検討され、例
えば、特公昭58−27037号公報には、KAlF4とK3
AlF6の混合物からなるフラツクス組成物が提案
されているが、そのようなフラツクスにあつて
は、その溶融点が560℃程度とかなり高いところ
から、必然的にろう付け温度が高くなり、それに
よつてろう付けし得るAl材料(母材)に制限を
受ける等の問題を内在していたのである。例え
ば、母材の材質上、特に溶融点から制限を受ける
こととなり、また、寸法の点からも、特に薄肉化
が出来ない等の問題が生じているのである。加え
て、高温に加熱しなければならないところから、
ろう付け設備が高価なものとなつたり、ろう付け
時のエネルギー消費が大きい等の欠点も内在する
ものであつた。 (解決課題) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景に
して為されたものであつて、その課題とするとこ
ろは、低温度下でのAl材料のろう付けを可能と
する、新規なフラツクス組成物を提供することに
ある。 (解決手段) そして、本発明は、かかる課題解決のために、
10〜37mol%のLiFと25〜52mol%のNaFと27〜
45mol%のZrF4とから構成されてなるAl材料ろ
う付け用フラツクス組成物を、その特徴とするも
のである。 なお、このようなフラツクス組成物は、有利に
は、LiFとNaFとZrF4とが粉末形態において混合
せしめられることによつて与えられ、またそれら
LiFとNaFとZrF4との粉末混合物が溶融、凝固せ
しめられることによつて形成されることとなる。 (具体的構成) このように、本発明に従うフラツクス組成物
は、LiFとNaFとZrF4との所定割合から構成され
てなるものであり、そしてそのような割合を採用
して初めて、その溶融温度が500℃以下となつて、
ろう付け温度を500℃以下することが出来たもの
である。従つて、フラツクス組成物を構成する
LiFとNaFやZrF4の割合が上記範囲外となると、
その溶融温度が高くなり、本発明の目的を充分に
達成し得なくなるものである。 ところで、かかるLiFとNaFとZrF4とからなる
本発明に従うフラツクス組成物は、公知の各種の
配合手法に従つて調製されるものであるが、一般
に、次のような手法が有利に採用されるのであ
る。即ち、その一つは、LiFとNaFとZrF4とを粉
末状態において均一に混合せしめる方法であり、
また他の一つは、それらLiFとNaFとZrF4の粉末
混合物を作製した後、それを溶融せしめ、均一化
した後、冷却・凝固させる方法であり、その得ら
れた溶融凝固物は、一般に粉末に粉砕して用いら
れることとなる。 そして、このようにして得られた本発明に従う
フラツクス組成物は、従来と同様にして、ろう付
けされるべきAl若しくはその合金からなるAl材
料に対して適用されて、ろう付けが行なわれるの
であるが、その際、本発明に従うフラツクス組成
物は、その溶融温度が500℃以下と低いものであ
るところから、ろう付け温度を500℃以下の低温
とすることが出来、それによつてろう付けされる
べきAl材料の溶融点による制限がなくなり、全
てのAl材料のろう付けが可能となるのである。 また、そのような低温ろう付けが可能となるこ
とによつて、高強度Al合金からなるAl材料のろ
う付けが出来ることとなり、構成素材の薄肉化、
軽量化を有効に図り得ることとなつたのであり、
更にはろう付け温度が低いところから、ろう付け
加熱によるAl材料(母材)の強度低下も少ない
等の特徴を発揮し得るのである。 そして、本発明に従うフラツクス組成物にあつ
ては、当然のことながら、Al材料に対して非腐
食性であるところから、ろう付け後のフラツクス
除去が不要であることは、言うまでもないところ
である。 (実施例) 以下に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発
明を更に具体的に明らかにすることとするが、本
発明が、そのような実施例の記載によつて、何等
の制約をも受けるものでないことは、言うまでも
ないところである。 また、本発明には、以下の実施例の他にも、更
には上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を
逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づい
て種々なる変更、修正、改良等を加え得るもので
あることが、理解されるべきである。 先ず、JIS−A−3003合金からなるAl板(厚
さ:1mm)を準備し、下記第1表に示されるLiF
とNaFとZrF4の種々なる割合のフラツクスを用
いて、かかるAl板を逆T字型継手構造に組み付
けて、ろう付けを行なつた。なお、それぞれのフ
ラツクスは、水:フラツクス=1:1(重量比)
で希釈され、その希釈物がそれぞれのAl板のろ
う付け部に塗布された。また、接合部には、ろう
材としてAl−Znはんだの1mm□ のものが配置さ
れ、そして加熱温度:400〜500℃にて、ろう付け
が行なわれた。 下記第1表にフラツクス成分の割合とろう付け
結果を示すが、本発明に従う割合のLiFとNaFと
ZrF4からなるフラツクスを用いた場合にあつて
は、500℃以下の低温度下においても良好なろう
付け継手を得ることが出来たが、比較例として示
される本発明範囲外の割合のフラツクスを用いた
場合にあつては、500℃以下ではフラツクスが溶
融せず、そのために有効なろう付けを行なうこと
が出来なかつた。
【表】
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明に従う
フラツクス組成物を使用すれば、500℃以下の低
温でのろう付けが可能となるのであり、それによ
つて全てのAl材料が、溶融点により制限される
ことなく、ろう付けされ得ることとなるのであ
る。従つて、高強度Al合金のろう付けも出来る
ようになり、構成素材の薄肉化や軽量化が図れ、
またろう付け温度が低いところから、ろう付け加
熱によるAl材料の強度低下も少ない等の効果も
奏し得たのである。 また、本発明に従うフラツクス組成物の使用に
より、ろう付け温度が低下せしめられるため、ろ
う付け加熱炉等の諸設備費が安価となる他、ろう
付け加熱時のエネルギー消費量も少なくすること
が出来、それによつてろう付けコストの低減に寄
与し得ることとなつたのである。
フラツクス組成物を使用すれば、500℃以下の低
温でのろう付けが可能となるのであり、それによ
つて全てのAl材料が、溶融点により制限される
ことなく、ろう付けされ得ることとなるのであ
る。従つて、高強度Al合金のろう付けも出来る
ようになり、構成素材の薄肉化や軽量化が図れ、
またろう付け温度が低いところから、ろう付け加
熱によるAl材料の強度低下も少ない等の効果も
奏し得たのである。 また、本発明に従うフラツクス組成物の使用に
より、ろう付け温度が低下せしめられるため、ろ
う付け加熱炉等の諸設備費が安価となる他、ろう
付け加熱時のエネルギー消費量も少なくすること
が出来、それによつてろう付けコストの低減に寄
与し得ることとなつたのである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 10〜37mol%のLiFと25〜52mol%のNaFと
27〜45mol%のZrF4とから構成されてなるAl材
料ろう付け用フラツクス組成物。 2 前記LiFとNaFとZrF4とが粉末形態において
混合されている請求項1記載のAl材料ろう付け
用フラツクス組成物。 3 前記LiFとNaFとZrF4との粉末混合物の溶
融・凝固物によつて形成されている請求項1記載
のAl材料ろう付け用フラツクス組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29024789A JPH03151195A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | Al材料ろう付け用フラックス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29024789A JPH03151195A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | Al材料ろう付け用フラックス組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03151195A JPH03151195A (ja) | 1991-06-27 |
| JPH054195B2 true JPH054195B2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=17753667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29024789A Granted JPH03151195A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | Al材料ろう付け用フラックス組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03151195A (ja) |
-
1989
- 1989-11-08 JP JP29024789A patent/JPH03151195A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03151195A (ja) | 1991-06-27 |
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