JPH0543792A - ポリアミノ酸ウレタン樹脂及びそれを用いた製品 - Google Patents
ポリアミノ酸ウレタン樹脂及びそれを用いた製品Info
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- JPH0543792A JPH0543792A JP3205257A JP20525791A JPH0543792A JP H0543792 A JPH0543792 A JP H0543792A JP 3205257 A JP3205257 A JP 3205257A JP 20525791 A JP20525791 A JP 20525791A JP H0543792 A JPH0543792 A JP H0543792A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】日光、紫外線、熱、窒素酸化物等によって変
色、劣化することを少なくしたポリアミノ酸ウレタン樹
脂組成物及び、これを加工して耐摩耗性、防水性、柔軟
性を満足する透湿性防水布等の製品を得ることを目的と
するものである。 【構成】ポリアミノ酸ウレタン樹脂調製時に、容易に入
手できるヒドラジド化合物を含有せしめ、該樹脂組成物
を加工して透湿性防水布等を得る。 【効果】日光、紫外線、熱、窒素酸化物等による変色、
劣化に対する耐久性を保持しつつ、かつ、ポリアミノ酸
ウレタン樹脂との相溶性を改善でき、また、優れた耐摩
耗性、防水性を有する透湿性防水布等を得ることができ
る。
色、劣化することを少なくしたポリアミノ酸ウレタン樹
脂組成物及び、これを加工して耐摩耗性、防水性、柔軟
性を満足する透湿性防水布等の製品を得ることを目的と
するものである。 【構成】ポリアミノ酸ウレタン樹脂調製時に、容易に入
手できるヒドラジド化合物を含有せしめ、該樹脂組成物
を加工して透湿性防水布等を得る。 【効果】日光、紫外線、熱、窒素酸化物等による変色、
劣化に対する耐久性を保持しつつ、かつ、ポリアミノ酸
ウレタン樹脂との相溶性を改善でき、また、優れた耐摩
耗性、防水性を有する透湿性防水布等を得ることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリアミノ酸ウレタ
ン樹脂組成物及びそれを用いた布はくに係り、ポリアミ
ノ酸ウレタン樹脂を素材として、透湿性防水布等を製造
する際に、これらの樹脂の利点である透湿性などの好適
な特性を損なわずに、優れた耐候性、耐摩耗性、防水性
(耐水性、耐洗濯性)、柔らかさを与えるポリアミノ酸
ウレタン樹脂組成物及び、それを用いて得られた製品に
関する。
ン樹脂組成物及びそれを用いた布はくに係り、ポリアミ
ノ酸ウレタン樹脂を素材として、透湿性防水布等を製造
する際に、これらの樹脂の利点である透湿性などの好適
な特性を損なわずに、優れた耐候性、耐摩耗性、防水性
(耐水性、耐洗濯性)、柔らかさを与えるポリアミノ酸
ウレタン樹脂組成物及び、それを用いて得られた製品に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、透湿性防水布用の樹脂の開発が活
発に行われており、特にポリアミノ酸ウレタン樹脂は、
合成皮革、人工皮革、透湿性防水布等の素材として多用
されている。しかし、日光、紫外線、熱、窒素酸化物等
によって、徐々に黄変するという問題点がある。また、
耐摩耗性、防水性、柔軟性等にも問題がある。
発に行われており、特にポリアミノ酸ウレタン樹脂は、
合成皮革、人工皮革、透湿性防水布等の素材として多用
されている。しかし、日光、紫外線、熱、窒素酸化物等
によって、徐々に黄変するという問題点がある。また、
耐摩耗性、防水性、柔軟性等にも問題がある。
【0003】耐候性を改善する方法としては、セミカル
バジド化合物(特開昭52-15548、15549)、ホスファイ
ト重合体とセミカルバジド化合物(特開昭62-25155)、
トリアジン誘導体(特開昭53-144957)などを添加する
方法が提案されているが、これらの添加物は、ポリアミ
ノ酸ウレタン樹脂との相溶性が悪かったり、あるいは、
添加後しみだしたり揮散したりする等の問題点があっ
た。また、これらの添加物は合成する工程が長く煩雑で
あるという問題点があった。
バジド化合物(特開昭52-15548、15549)、ホスファイ
ト重合体とセミカルバジド化合物(特開昭62-25155)、
トリアジン誘導体(特開昭53-144957)などを添加する
方法が提案されているが、これらの添加物は、ポリアミ
ノ酸ウレタン樹脂との相溶性が悪かったり、あるいは、
添加後しみだしたり揮散したりする等の問題点があっ
た。また、これらの添加物は合成する工程が長く煩雑で
あるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、上
述の問題に鑑みて行われたもので、相溶性の問題を解決
し、日光、紫外線、熱、窒素酸化物等によって変色、劣
化することを少なくしたポリアミノ酸ウレタン樹脂組成
物及び、これを加工して耐摩耗性、防水性、柔軟性を満
足する透湿性防水布等の製品を得ることを目的とするも
のである。
述の問題に鑑みて行われたもので、相溶性の問題を解決
し、日光、紫外線、熱、窒素酸化物等によって変色、劣
化することを少なくしたポリアミノ酸ウレタン樹脂組成
物及び、これを加工して耐摩耗性、防水性、柔軟性を満
足する透湿性防水布等の製品を得ることを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題を解決するためにポリアミノ酸ウレタン樹脂について
鋭意研究を行った結果、ポリアミノ酸ウレタン樹脂調製
時に、容易に入手できるヒドラジド化合物を含有せしめ
ることにより、ヒドラジド化合物の持つ日光、紫外線、
熱、窒素酸化物等による変色、劣化に対する耐久性を保
持しつつ、かつ、ポリアミノ酸ウレタン樹脂との相溶性
を解決できることを見いだし、また、驚くことに、この
ポリアミノ酸ウレタン樹脂組成物を加工して得られる透
湿性防水布等が優れた耐摩耗性、防水性を有することを
見いだし、この発明を完成するに至ったものである。
題を解決するためにポリアミノ酸ウレタン樹脂について
鋭意研究を行った結果、ポリアミノ酸ウレタン樹脂調製
時に、容易に入手できるヒドラジド化合物を含有せしめ
ることにより、ヒドラジド化合物の持つ日光、紫外線、
熱、窒素酸化物等による変色、劣化に対する耐久性を保
持しつつ、かつ、ポリアミノ酸ウレタン樹脂との相溶性
を解決できることを見いだし、また、驚くことに、この
ポリアミノ酸ウレタン樹脂組成物を加工して得られる透
湿性防水布等が優れた耐摩耗性、防水性を有することを
見いだし、この発明を完成するに至ったものである。
【0006】即ち本発明は、ヒドラジド化合物を含有す
ることを特徴とするポリアミノ酸ウレタン樹脂および、
ヒドラジド化合物を含有するポリアミノ酸ウレタン樹脂
からなる樹脂組成物を繊維基材に塗工してなる布はくを
要旨とするものである。以下本発明を詳細に説明する。
ることを特徴とするポリアミノ酸ウレタン樹脂および、
ヒドラジド化合物を含有するポリアミノ酸ウレタン樹脂
からなる樹脂組成物を繊維基材に塗工してなる布はくを
要旨とするものである。以下本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明でいうポリアミノ酸ウレタン樹脂と
は、アミノ酸とウレタンとからなる共重合樹脂、あるい
はポリアミノ酸樹脂とポリウレタン樹脂との混合樹脂で
ある。
は、アミノ酸とウレタンとからなる共重合樹脂、あるい
はポリアミノ酸樹脂とポリウレタン樹脂との混合樹脂で
ある。
【0008】共重合樹脂は、イソシアネート及びポリオ
ールの成分からなる末端OH基、末端イソシアネート
基、もしくは末端イソシアネート基を有するウレタンプ
レポリマーをジアミンで鎖長延長して得られる末端アミ
ノ基を有するウレタンプレポリマーとアミノ酸N−カル
ボン酸無水物(以下、N−カルボン酸無水物をNCAと
いう。)との反応によって得られる共重合体である。ア
ミノ酸としては、アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸
性アミノ酸及びその誘導体、グリシン、DL−アラニ
ン、シスチン、メチオニン、ロイシン等の中性アミノ酸
が挙げられ、これらの光学活性体、ラセミ体のいずれを
用いても良く、これらは単独または混合して用いてもよ
い。末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ーとの共重合は、ウレタンプレポリマー溶液にアミノ酸
NCAを添加したのちにヒドラジン、アミン類、アルコ
ール類を添加して得られる。そのアミン類としてはエチ
レンジアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン等が
用いられる。又、末端OH基、アミノ基を有するウレタ
ンプレポリマーとの共重合においては、ウレタンプレポ
リマー溶液にアミノ酸NCAを添加することにより合成
できる。ウレタンプレポリマーとアミノ酸NCAとの重
量比は90:10〜10:90である。この比率は目的
とする製品物性に応じて決定され、例えば、風合い、透
湿性の優れた人工皮革銀面を与える場合はアミノ酸NC
Aが多い方が好ましく、又、人工皮革、不織布バインダ
ーにおける弾性、接着性を重視する場合にはウレタンプ
レポリマー成分が多い方が好ましい。
ールの成分からなる末端OH基、末端イソシアネート
基、もしくは末端イソシアネート基を有するウレタンプ
レポリマーをジアミンで鎖長延長して得られる末端アミ
ノ基を有するウレタンプレポリマーとアミノ酸N−カル
ボン酸無水物(以下、N−カルボン酸無水物をNCAと
いう。)との反応によって得られる共重合体である。ア
ミノ酸としては、アスパラギン酸、グルタミン酸等の酸
性アミノ酸及びその誘導体、グリシン、DL−アラニ
ン、シスチン、メチオニン、ロイシン等の中性アミノ酸
が挙げられ、これらの光学活性体、ラセミ体のいずれを
用いても良く、これらは単独または混合して用いてもよ
い。末端イソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ーとの共重合は、ウレタンプレポリマー溶液にアミノ酸
NCAを添加したのちにヒドラジン、アミン類、アルコ
ール類を添加して得られる。そのアミン類としてはエチ
レンジアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン等が
用いられる。又、末端OH基、アミノ基を有するウレタ
ンプレポリマーとの共重合においては、ウレタンプレポ
リマー溶液にアミノ酸NCAを添加することにより合成
できる。ウレタンプレポリマーとアミノ酸NCAとの重
量比は90:10〜10:90である。この比率は目的
とする製品物性に応じて決定され、例えば、風合い、透
湿性の優れた人工皮革銀面を与える場合はアミノ酸NC
Aが多い方が好ましく、又、人工皮革、不織布バインダ
ーにおける弾性、接着性を重視する場合にはウレタンプ
レポリマー成分が多い方が好ましい。
【0009】イソシアネート成分として芳香族ジイソシ
アネート、脂肪族ジイソシアネート、及び脂環族ジイソ
シアネートの単独またはこれらの混合物が用いられ、例
えば、トリレンジイソシアネート、4・4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアナート、1・6−ヘキサメチレンジ
イソシアネート、1・4−シクロヘキサンジイソシアネ
ート等が挙げられる。ポリオール成分としては、ポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリオールが使用され
る。ポリエーテルポリオールには、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール等が挙げられ、また、ポリエステルポリオー
ルとしてはエチレングリコール、プロピレングリコール
等のジオールとアジピン酸、セバチン酸等の二塩基酸と
の反応生成物やカプロラクトン等の開環重合物が挙げら
れる。
アネート、脂肪族ジイソシアネート、及び脂環族ジイソ
シアネートの単独またはこれらの混合物が用いられ、例
えば、トリレンジイソシアネート、4・4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアナート、1・6−ヘキサメチレンジ
イソシアネート、1・4−シクロヘキサンジイソシアネ
ート等が挙げられる。ポリオール成分としては、ポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリオールが使用され
る。ポリエーテルポリオールには、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール等が挙げられ、また、ポリエステルポリオー
ルとしてはエチレングリコール、プロピレングリコール
等のジオールとアジピン酸、セバチン酸等の二塩基酸と
の反応生成物やカプロラクトン等の開環重合物が挙げら
れる。
【0010】ポリアミノ酸樹脂とポリウレタン樹脂の混
合樹脂としては、ポリアミノ酸樹脂とポリウレタン樹脂
とを重量比99:1〜10:90で機械的に混合したも
のである。
合樹脂としては、ポリアミノ酸樹脂とポリウレタン樹脂
とを重量比99:1〜10:90で機械的に混合したも
のである。
【0011】ここでいうポリアミノ酸樹脂は、上記のア
ミノ酸NCAを常法通り活性水素を有する化合物により
溶媒中で重縮合することによって得られる。アミノ酸N
CAの重縮合や前述のアミノ酸NCAとウレタンプレポ
リマーとを共重合する場合、必要に応じて触媒として3
級アミンを添加するとよい。
ミノ酸NCAを常法通り活性水素を有する化合物により
溶媒中で重縮合することによって得られる。アミノ酸N
CAの重縮合や前述のアミノ酸NCAとウレタンプレポ
リマーとを共重合する場合、必要に応じて触媒として3
級アミンを添加するとよい。
【0012】ポリウレタン樹脂は、上記有機ジイソシア
ネ−トとジオ−ルとを溶媒中で反応させたものの反応生
成物及び必要に応じてジアミンで鎖長延長したものが用
いられる。
ネ−トとジオ−ルとを溶媒中で反応させたものの反応生
成物及び必要に応じてジアミンで鎖長延長したものが用
いられる。
【0013】ヒドラジド化合物を含有せしめる方法とし
ては、上記のポリアミノ酸樹脂もしくはポリウレタン樹
脂の合成時、または、ポリアミノ酸ウレタン樹脂を合成
する際のアミノ酸NCAとウレタンプレポリマーの共重
合時に、ヒドラジド化合物を同時に反応させればよい。
ては、上記のポリアミノ酸樹脂もしくはポリウレタン樹
脂の合成時、または、ポリアミノ酸ウレタン樹脂を合成
する際のアミノ酸NCAとウレタンプレポリマーの共重
合時に、ヒドラジド化合物を同時に反応させればよい。
【0014】本発明に用いられるヒドラジド化合物とし
ては分子内にヒドラジドを有する化合物であればよく、
例えば、シュウ酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジ
ド、セバシン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、
ドデカン二酸ジヒドラジド、エイコサン二酸ジヒドラジ
ド、ヘキサデカン二酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒ
ドラジド、7,11−オクタデカジエン−1,18−ジ
カルボヒドラジド、1,3−ビス(ヒドラジノカルボエ
チル)−5−イソプロピルヒダントイン等の二塩基酸ジ
ヒドラジド、アセトヒドラジド、プロピオン酸ヒドラジ
ド、酪酸ヒドラジド、ラウリン酸ヒドラジド等の脂肪酸
ヒドラジド、N,N−ジメチルグリシンヒドラジド、ニ
コチン酸ヒドラジド、イソニコチン酸ヒドラジド、サリ
チル酸ヒドラジド等があげられる。また、これらの混合
物でもよい。
ては分子内にヒドラジドを有する化合物であればよく、
例えば、シュウ酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジ
ド、セバシン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、
ドデカン二酸ジヒドラジド、エイコサン二酸ジヒドラジ
ド、ヘキサデカン二酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒ
ドラジド、7,11−オクタデカジエン−1,18−ジ
カルボヒドラジド、1,3−ビス(ヒドラジノカルボエ
チル)−5−イソプロピルヒダントイン等の二塩基酸ジ
ヒドラジド、アセトヒドラジド、プロピオン酸ヒドラジ
ド、酪酸ヒドラジド、ラウリン酸ヒドラジド等の脂肪酸
ヒドラジド、N,N−ジメチルグリシンヒドラジド、ニ
コチン酸ヒドラジド、イソニコチン酸ヒドラジド、サリ
チル酸ヒドラジド等があげられる。また、これらの混合
物でもよい。
【0015】これらのヒドラジド化合物の使用量として
は、得られる樹脂固形分100部に対して0.05〜3
0部、好ましくは1〜10部の割合で使用することが望
ましい。使用量が0.05部未満であれば日光や紫外線
等による黄変や機械特性の劣化防止の効果に乏しく、3
0部を越えるとポリアミノ酸ウレタン樹脂の特性に影響
を与えるので好ましくない。
は、得られる樹脂固形分100部に対して0.05〜3
0部、好ましくは1〜10部の割合で使用することが望
ましい。使用量が0.05部未満であれば日光や紫外線
等による黄変や機械特性の劣化防止の効果に乏しく、3
0部を越えるとポリアミノ酸ウレタン樹脂の特性に影響
を与えるので好ましくない。
【0016】上述したポリアミノ酸ウレタン共重合樹
脂、またはポリアミノ酸及びポリウレタン混合樹脂の樹
脂組成物に用い得る溶媒としては、これらのポリアミノ
酸ウレタン樹脂を溶解または懸濁状とし、合成シートや
布はくを工業的に加工できる溶媒であれば何ら制限はな
く、代表例を挙げれば、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、イソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド系溶
媒、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール
等のアルコール系溶媒の単独もしくは混合物であっても
良い。
脂、またはポリアミノ酸及びポリウレタン混合樹脂の樹
脂組成物に用い得る溶媒としては、これらのポリアミノ
酸ウレタン樹脂を溶解または懸濁状とし、合成シートや
布はくを工業的に加工できる溶媒であれば何ら制限はな
く、代表例を挙げれば、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、イソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド系溶
媒、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール
等のアルコール系溶媒の単独もしくは混合物であっても
良い。
【0017】更に本発明では、ポリアミノ酸ウレタン樹
脂の皮膜と基材との接着性を向上する目的で、必要に応
じて架橋剤を併用してもよい。その架橋剤としては、イ
ソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤等が挙げられ
る。架橋剤の使用量としては樹脂固形分に対して0.0
5〜10%、好ましくは0.1〜5%の割合で使用する
ことが望ましい。使用量が0.05%未満であれば、基
布に対する樹脂の接着力が乏しく、10%を越えると風
合いが硬化するので好ましくない。
脂の皮膜と基材との接着性を向上する目的で、必要に応
じて架橋剤を併用してもよい。その架橋剤としては、イ
ソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤等が挙げられ
る。架橋剤の使用量としては樹脂固形分に対して0.0
5〜10%、好ましくは0.1〜5%の割合で使用する
ことが望ましい。使用量が0.05%未満であれば、基
布に対する樹脂の接着力が乏しく、10%を越えると風
合いが硬化するので好ましくない。
【0018】また、風合いを改善するために、必要に応
じ、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトー
ル、ポリエチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナ
トリウム、乳酸ナトリウム、水溶性キチンなどの保湿材
やカップリング剤、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、液
状ゴムを適宜添加してもよい。
じ、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトー
ル、ポリエチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナ
トリウム、乳酸ナトリウム、水溶性キチンなどの保湿材
やカップリング剤、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、液
状ゴムを適宜添加してもよい。
【0019】本発明のポリアミノ酸ウレタン樹脂を水溶
性溶媒に溶解し繊維基材に塗布または含浸させて水中で
脱溶媒させることにより防水性高透湿布はくを製造する
ことができる。あるいは、ポリアミノ酸ウレタン樹脂の
油中水型エマルジョンを繊維基材に塗布または含浸させ
て、加熱乾燥で脱溶剤、脱水することによって製造する
ことも出来る。
性溶媒に溶解し繊維基材に塗布または含浸させて水中で
脱溶媒させることにより防水性高透湿布はくを製造する
ことができる。あるいは、ポリアミノ酸ウレタン樹脂の
油中水型エマルジョンを繊維基材に塗布または含浸させ
て、加熱乾燥で脱溶剤、脱水することによって製造する
ことも出来る。
【0020】繊維基材は、綿、麻、木材、人絹等の繊維
素やそれらの誘導体、絹、羊毛、天然皮革、合成皮革、
人工皮革、ポリアミド類、ポリウレタン類、ポリエステ
ル類やそれらの誘導体、天然ゴム、合成ゴムあるいはこ
れらの混合物等や各種プラスチック類であり用途に合わ
せて用いられる。得られた防水性高透湿布はくを用いた
成形品の例としては、手袋、ウィンドブレーカー、レイ
ンコート、靴、ハンドルカバー、シート、家具等のカバ
ーなどがあげられる。
素やそれらの誘導体、絹、羊毛、天然皮革、合成皮革、
人工皮革、ポリアミド類、ポリウレタン類、ポリエステ
ル類やそれらの誘導体、天然ゴム、合成ゴムあるいはこ
れらの混合物等や各種プラスチック類であり用途に合わ
せて用いられる。得られた防水性高透湿布はくを用いた
成形品の例としては、手袋、ウィンドブレーカー、レイ
ンコート、靴、ハンドルカバー、シート、家具等のカバ
ーなどがあげられる。
【0021】本発明は、以上の構成を有するものである
が、何故に本発明において相溶性の問題が解決されたか
については、いうまでもないことであるが、ヒドラジド
化合物をポリアミノ酸ウレタン分子内に反応せしめるこ
とにより、相溶性の問題自体がなくなることによる。ま
た、本発明のヒドラジド化合物を含むポリアミノ酸樹脂
を用いて得られた布はくが耐摩耗性、防水性、柔軟性に
優れるのかについて、その理由はさだかでないが、分子
内にヒドラジド骨格を有することにより、強度が増し、
耐摩耗性、耐熱性が改善され、これに伴い防水性も改善
されるものと考えられる。
が、何故に本発明において相溶性の問題が解決されたか
については、いうまでもないことであるが、ヒドラジド
化合物をポリアミノ酸ウレタン分子内に反応せしめるこ
とにより、相溶性の問題自体がなくなることによる。ま
た、本発明のヒドラジド化合物を含むポリアミノ酸樹脂
を用いて得られた布はくが耐摩耗性、防水性、柔軟性に
優れるのかについて、その理由はさだかでないが、分子
内にヒドラジド骨格を有することにより、強度が増し、
耐摩耗性、耐熱性が改善され、これに伴い防水性も改善
されるものと考えられる。
【0022】
【実施例】以下、実施例によりこの発明を詳細に説明す
るが、この実施例により規制されるものではない。
又、評価は以下に示す評価方法を用いた。尚、部数は重
量部を示す。
るが、この実施例により規制されるものではない。
又、評価は以下に示す評価方法を用いた。尚、部数は重
量部を示す。
【0023】1.耐光性試験:カーボンアークメーター
「スガ試験機(株)製」により、試料に50、100時
間光を照射し、試料の変色を目視により評価する。 2.耐熱性試験:試料を120゜Cのギヤオーブン中に
100時間放置し、試料の変色を目視により評価する。 3.耐窒素酸化物性試験:JIS−L−0855に基づ
き二酸化窒素ガス雰囲気中に3ユニット暴露し、試料の
変色を目視により評価する。 尚、上記各試験の目視に
よる評価基準は以下のごとくである。 ◎:極めて良好(変色無し) ○:良好(淡黄色) △:やや不良(黄色) ×:不良(褐色) 4.耐摩耗性試験:学振型摩擦堅牢度試験機(JIS
L 0823)を用い、JIS L 1084(摩擦試
験機法)に準じて荷重200gで1000回の摩擦を行
い、皮膜の外観状態を観察して次の3段階評価を行っ
た。 ×:完全摩耗 △:部分摩耗 ○:異常なし 5.耐水圧 JIS L 1092(低水圧法)に準じ
た。洗濯条件は、試料布はくを含む布82.5gを40
゜Cの水30リットルにつけ、洗剤として液体トップ
(ライオン(株)製)44mlを加えた後、洗濯機にて
100分洗濯した。常温の水30リットルで20分間す
すぎを3回行った。脱水3分、流しすすぎ6分、脱水3
分後、試料を風乾した。 6.透湿度 JIS L 1099(塩化カルシウム
法)に準じた。
「スガ試験機(株)製」により、試料に50、100時
間光を照射し、試料の変色を目視により評価する。 2.耐熱性試験:試料を120゜Cのギヤオーブン中に
100時間放置し、試料の変色を目視により評価する。 3.耐窒素酸化物性試験:JIS−L−0855に基づ
き二酸化窒素ガス雰囲気中に3ユニット暴露し、試料の
変色を目視により評価する。 尚、上記各試験の目視に
よる評価基準は以下のごとくである。 ◎:極めて良好(変色無し) ○:良好(淡黄色) △:やや不良(黄色) ×:不良(褐色) 4.耐摩耗性試験:学振型摩擦堅牢度試験機(JIS
L 0823)を用い、JIS L 1084(摩擦試
験機法)に準じて荷重200gで1000回の摩擦を行
い、皮膜の外観状態を観察して次の3段階評価を行っ
た。 ×:完全摩耗 △:部分摩耗 ○:異常なし 5.耐水圧 JIS L 1092(低水圧法)に準じ
た。洗濯条件は、試料布はくを含む布82.5gを40
゜Cの水30リットルにつけ、洗剤として液体トップ
(ライオン(株)製)44mlを加えた後、洗濯機にて
100分洗濯した。常温の水30リットルで20分間す
すぎを3回行った。脱水3分、流しすすぎ6分、脱水3
分後、試料を風乾した。 6.透湿度 JIS L 1099(塩化カルシウム
法)に準じた。
【0024】実施例1 ポリウレタン樹脂 数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコールを各々 900部、200
部、エチレングリコール58.3部、アジピン酸ヒドラ
ジド15.6部にメチルエチルケトン3000部を加
え、50℃で溶解させ、触媒として10%ジブチル錫ジ
ラウレートのメチルエチルケトン溶液2部を加えた後、
4,4’ージフェニルメタンジイソシアネートを40
0部加えた。この混合溶液をメチルエチルケトンの還流
下、反応を続け、反応液の粘度が10万cPs/30℃
を示した時点でモルホリンを加え反応を停止した。この
反応液にメチルエチルケトン1600部加え、ポリウレ
タン樹脂溶液(イ)を得た。
ル、ポリエチレングリコールを各々 900部、200
部、エチレングリコール58.3部、アジピン酸ヒドラ
ジド15.6部にメチルエチルケトン3000部を加
え、50℃で溶解させ、触媒として10%ジブチル錫ジ
ラウレートのメチルエチルケトン溶液2部を加えた後、
4,4’ージフェニルメタンジイソシアネートを40
0部加えた。この混合溶液をメチルエチルケトンの還流
下、反応を続け、反応液の粘度が10万cPs/30℃
を示した時点でモルホリンを加え反応を停止した。この
反応液にメチルエチルケトン1600部加え、ポリウレ
タン樹脂溶液(イ)を得た。
【0025】実施例2 ポリアミノ酸ウレタン共重合樹
脂 数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコールを各々 900部、200
部、エチレングリコール63.86部にメチルエチルケ
トン3000部を加え、50℃で溶解させ、触媒として
10%ジブチル錫ジラウレートのメチルエチルケトン溶
液2部を加えた後、 4,4’ージフェニルメタンジイ
ソシアネートを400部加えた。この混合溶液をメチル
エチルケトンの還流下、反応を続け、反応液の粘度が1
0万cPs/30℃を示した時点でモルホリンを加え反
応を停止した。この反応液にメチルエチルケトン160
0部加え、ポリウレタン樹脂溶液を得た。こうして得ら
れたポリウレタン樹脂溶液500部にアジピン酸ジヒド
ラジド2.5部を加え、30℃で10分間撹拌したの
ち、メチルイソブチルケトン90部、トルエン120
部、メチルエチルケトン80部の混合溶液にγ−メチル
−L−グルタミン酸NCA34.5部を溶解させて、上
記樹脂溶液中に加えて、30〜40℃で3時間重合させ
ポリアミノ酸ウレタン共重合樹脂(ロ)をえた。
脂 数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコールを各々 900部、200
部、エチレングリコール63.86部にメチルエチルケ
トン3000部を加え、50℃で溶解させ、触媒として
10%ジブチル錫ジラウレートのメチルエチルケトン溶
液2部を加えた後、 4,4’ージフェニルメタンジイ
ソシアネートを400部加えた。この混合溶液をメチル
エチルケトンの還流下、反応を続け、反応液の粘度が1
0万cPs/30℃を示した時点でモルホリンを加え反
応を停止した。この反応液にメチルエチルケトン160
0部加え、ポリウレタン樹脂溶液を得た。こうして得ら
れたポリウレタン樹脂溶液500部にアジピン酸ジヒド
ラジド2.5部を加え、30℃で10分間撹拌したの
ち、メチルイソブチルケトン90部、トルエン120
部、メチルエチルケトン80部の混合溶液にγ−メチル
−L−グルタミン酸NCA34.5部を溶解させて、上
記樹脂溶液中に加えて、30〜40℃で3時間重合させ
ポリアミノ酸ウレタン共重合樹脂(ロ)をえた。
【0026】実施例3 ポリアミノ酸とポリウレタンの
混合樹脂 トルエン80部、N,N−ジメチルホルムアミド20部
の混合溶液にL−ロイシンNCA9部、γ−メチル−L
−グルタミン酸NCA12部の混合NCAを加え溶解さ
せたのちエチレンジアミン0.5部添加し25℃で1時
間撹拌後、60℃で5時間重合させた。この重合溶液1
00部に対し実施例1で得たウレタン樹脂溶液(イ)を
40部加え均一に混合しポリアミノ酸とポリウレタンの
混合樹脂(ハ)を得た。
混合樹脂 トルエン80部、N,N−ジメチルホルムアミド20部
の混合溶液にL−ロイシンNCA9部、γ−メチル−L
−グルタミン酸NCA12部の混合NCAを加え溶解さ
せたのちエチレンジアミン0.5部添加し25℃で1時
間撹拌後、60℃で5時間重合させた。この重合溶液1
00部に対し実施例1で得たウレタン樹脂溶液(イ)を
40部加え均一に混合しポリアミノ酸とポリウレタンの
混合樹脂(ハ)を得た。
【0027】実施例4 実施例2において、アジピン酸ジヒドラジドの代わり
に、セバシン酸ジヒドラジドを用いて樹脂溶液(ニ)を
得た。
に、セバシン酸ジヒドラジドを用いて樹脂溶液(ニ)を
得た。
【0028】実施例5 実施例2において、アジピン酸ジヒドラジドの代わり
に、シュウ酸ジヒドラジドを用いて樹脂溶液(ホ)を得
た。
に、シュウ酸ジヒドラジドを用いて樹脂溶液(ホ)を得
た。
【0029】実施例6 実施例2において、アジピン酸ジヒドラジドの代わり
に、エイコサン二酸ジヒドラジドを用いて樹脂溶液
(ヘ)を得た。
に、エイコサン二酸ジヒドラジドを用いて樹脂溶液
(ヘ)を得た。
【0030】実施例7 (A)実施例2で得られた樹脂溶液(ロ)を離型紙上に
塗布し、80゜Cで3分間、ついで120゜Cで3分間
乾燥して乾式法で作成した厚さ0.06mmの透明なフ
ィルムを得た。
塗布し、80゜Cで3分間、ついで120゜Cで3分間
乾燥して乾式法で作成した厚さ0.06mmの透明なフ
ィルムを得た。
【0031】(B)実施例4で得られた樹脂溶液(ニ)
を用い、(A)と同様にしてフィルムを得た。
を用い、(A)と同様にしてフィルムを得た。
【0032】(C)実施例5で得られた樹脂溶液(ホ)
を用い、(A)と同様にしてフィルムを得た。
を用い、(A)と同様にしてフィルムを得た。
【0033】(D)実施例6で得られた樹脂溶液(ヘ)
を用い、(A)と同様にしてフィルムを得た。
を用い、(A)と同様にしてフィルムを得た。
【0034】(E)実施例3で得られた樹脂溶液(ハ)
を離型紙上に塗布し、80゜Cで3分間、ついで120
゜Cで3分間乾燥して乾式法で作成した厚さ0.06m
mの透明なフィルムを得た。
を離型紙上に塗布し、80゜Cで3分間、ついで120
゜Cで3分間乾燥して乾式法で作成した厚さ0.06m
mの透明なフィルムを得た。
【0035】(A)〜(E)のフィルムの耐光性、耐熱
性、耐窒素酸化物性試験の結果を表1に示す。
性、耐窒素酸化物性試験の結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】比較例1 (F)実施例2において、アジピン酸ジヒドラジドを添
加しないで、反応を行い樹脂溶液(ト)を得た。この樹
脂溶液を実施例7(A)と同様にしてフィルムを得た。
このフィルムの耐光性、耐熱性、耐窒素酸化物性試験の
結果を表−1に示す。
加しないで、反応を行い樹脂溶液(ト)を得た。この樹
脂溶液を実施例7(A)と同様にしてフィルムを得た。
このフィルムの耐光性、耐熱性、耐窒素酸化物性試験の
結果を表−1に示す。
【0038】実施例8 実施例2、4、5、6で得られた樹脂溶液を用い、表2
に示した添加剤の組成で樹脂組成物をえた。この樹脂組
成物の固形分100部に対し水30部、界面活性剤 E
MALEX103(日本エマルジョン(株)製)1部、
C−2298 10部を加え高速撹はんさせたエマルジョン
溶液を、ナイロンタフタ(剛軟度48mm)に10g/
m2になるようにロールコーターでコーティングし、8
0゜C×5分、120゜C×5分の2段乾燥を行い溶媒
と水を除去して多孔質高透湿布はくを得た。これらの布
はくの耐摩耗性、耐洗濯性、透湿度を評価した結果を表
3に示した。
に示した添加剤の組成で樹脂組成物をえた。この樹脂組
成物の固形分100部に対し水30部、界面活性剤 E
MALEX103(日本エマルジョン(株)製)1部、
C−2298 10部を加え高速撹はんさせたエマルジョン
溶液を、ナイロンタフタ(剛軟度48mm)に10g/
m2になるようにロールコーターでコーティングし、8
0゜C×5分、120゜C×5分の2段乾燥を行い溶媒
と水を除去して多孔質高透湿布はくを得た。これらの布
はくの耐摩耗性、耐洗濯性、透湿度を評価した結果を表
3に示した。
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】比較例2 (D)実施例2において、アジピン酸ジヒドラジドを添
加しないで、反応を行い樹脂溶液を得た。この樹脂溶液
を実施例8と同様にして布はくを得た。この布はくの対
摩耗性、耐洗濯性、透湿度を評価した結果を表3に示し
た。
加しないで、反応を行い樹脂溶液を得た。この樹脂溶液
を実施例8と同様にして布はくを得た。この布はくの対
摩耗性、耐洗濯性、透湿度を評価した結果を表3に示し
た。
【0042】
【発明の効果】ポリアミノ酸ウレタン樹脂調製時に、容
易に入手できるヒドラジド化合物を反応せしめることに
より、ヒドラジド化合物の持つ日光、紫外線、熱、窒素
酸化物等による変色、劣化に対する耐久性を保持しつ
つ、かつ、該樹脂との相溶性を解決でき、また、このポ
リアミノ酸ウレタン樹脂組成物を加工して優れた耐摩耗
性、防水性を有する透湿性防水布等を得ることができ
る。
易に入手できるヒドラジド化合物を反応せしめることに
より、ヒドラジド化合物の持つ日光、紫外線、熱、窒素
酸化物等による変色、劣化に対する耐久性を保持しつ
つ、かつ、該樹脂との相溶性を解決でき、また、このポ
リアミノ酸ウレタン樹脂組成物を加工して優れた耐摩耗
性、防水性を有する透湿性防水布等を得ることができ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】近年、透湿性防水布用の樹脂の開発が活
発に行なわれており、特にポリアミノ酸ウレタン樹脂
は、ポリアミノ酸の構造が天然蛋白質の構造と類似して
おり、触感、風合いが天然皮革様であるため、合成皮
革、人工皮革、透湿性防水布等の素材として多用されて
いる。しかし、ポリアミノ酸ウレタン樹脂のウレタン結
合部分が日光、紫外線、熱、窒素酸化物等によって劣化
し、徐々に黄変するという問題点がある。また、耐摩耗
性、防水性、柔軟性等にも問題がある。
発に行なわれており、特にポリアミノ酸ウレタン樹脂
は、ポリアミノ酸の構造が天然蛋白質の構造と類似して
おり、触感、風合いが天然皮革様であるため、合成皮
革、人工皮革、透湿性防水布等の素材として多用されて
いる。しかし、ポリアミノ酸ウレタン樹脂のウレタン結
合部分が日光、紫外線、熱、窒素酸化物等によって劣化
し、徐々に黄変するという問題点がある。また、耐摩耗
性、防水性、柔軟性等にも問題がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】更に本発明では、ポリアミノ酸ウレタン樹
脂の皮膜と基材との接着性を向上する目的で、必要に応
じて架橋剤を併用してもよい。その架橋剤としては、イ
ソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤等が挙げられ
る。架橋剤の使用量としては樹脂に対して0.05〜1
0%、好ましくは0.1〜5%の割合で使用することが
望ましい。使用量が0.05%未満であれば、基布に対
する樹脂の接着力が乏しく、10%を越えると風合いが
固くなるので好ましくない。
脂の皮膜と基材との接着性を向上する目的で、必要に応
じて架橋剤を併用してもよい。その架橋剤としては、イ
ソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤等が挙げられ
る。架橋剤の使用量としては樹脂に対して0.05〜1
0%、好ましくは0.1〜5%の割合で使用することが
望ましい。使用量が0.05%未満であれば、基布に対
する樹脂の接着力が乏しく、10%を越えると風合いが
固くなるので好ましくない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】実施例1 ポリウレタン樹脂 数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコールを各々900部、200
部、エチレングリコール58.3部、アジピン酸ヒドラ
ジド15.6部にメチルエチルケトン3000部を加
え、50℃で溶解させ、触媒として10%ジブチル錫ジ
ラウレートのメチルエチルケトン溶液2部を加えた後、
4、4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを400
部を加えた。この混合溶液をメチルエチルケトンの還流
下、反応を続け、反応液の粘度が10万cps/30℃
を示した時点でモルホリンを加え反応を停止した。この
反応液にメチルエチルケトン1600部加え、ポリウレ
タン樹脂溶液(イ)を得た。
ル、ポリエチレングリコールを各々900部、200
部、エチレングリコール58.3部、アジピン酸ヒドラ
ジド15.6部にメチルエチルケトン3000部を加
え、50℃で溶解させ、触媒として10%ジブチル錫ジ
ラウレートのメチルエチルケトン溶液2部を加えた後、
4、4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを400
部を加えた。この混合溶液をメチルエチルケトンの還流
下、反応を続け、反応液の粘度が10万cps/30℃
を示した時点でモルホリンを加え反応を停止した。この
反応液にメチルエチルケトン1600部加え、ポリウレ
タン樹脂溶液(イ)を得た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】実施例2 ポリアミノ酸ウレタン共重合樹
脂 数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコールを各々900部、200
部、エチレングリコール63.86部にメチルエチルケ
トン3000部を加え、50℃で溶解させ、触媒として
10%ジブチル錫ジラウレートのメチルエチルケトン溶
液2部を加えた後、4、4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネートを400部加えた。この混合溶液をメチルエ
チルケトンの還流下、反応を続け、反応液の粘度が10
万cps/30℃を示した時点でモルホリンを加え反応
を停止した。この反応液にメチルエチルケトン1600
部を加え、ポリウレタン樹脂溶液を得た。こうして得ら
れたポリウレタン樹脂溶液500部にアジピン酸ジヒド
ラジド2.5部を加え、30℃で10分間攪拌したの
ち、メチルイソブチルケトン90部、トルエン120
部、メチルエチルケトン80部の混合溶液にγ−メチル
−L−グルタミン酸NCA34.5部を溶解させて、上
記樹脂溶液中に加えて、30〜40℃で3時間重合させ
ポリアミノ酸ウレタン共重合樹脂(ロ)を得た。
脂 数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコールを各々900部、200
部、エチレングリコール63.86部にメチルエチルケ
トン3000部を加え、50℃で溶解させ、触媒として
10%ジブチル錫ジラウレートのメチルエチルケトン溶
液2部を加えた後、4、4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネートを400部加えた。この混合溶液をメチルエ
チルケトンの還流下、反応を続け、反応液の粘度が10
万cps/30℃を示した時点でモルホリンを加え反応
を停止した。この反応液にメチルエチルケトン1600
部を加え、ポリウレタン樹脂溶液を得た。こうして得ら
れたポリウレタン樹脂溶液500部にアジピン酸ジヒド
ラジド2.5部を加え、30℃で10分間攪拌したの
ち、メチルイソブチルケトン90部、トルエン120
部、メチルエチルケトン80部の混合溶液にγ−メチル
−L−グルタミン酸NCA34.5部を溶解させて、上
記樹脂溶液中に加えて、30〜40℃で3時間重合させ
ポリアミノ酸ウレタン共重合樹脂(ロ)を得た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】実施例8 実施例2、4、5、6で得られた樹脂溶液を用い、表2
に示した添加剤の組成で樹脂組成物をえた。この樹脂組
成物の固形分100部に対し水30部、界面活性剤 E
MALEX103(日本エマルジョン(株)製)1部、
C−229810部を加え高速攪拌させたエマルジョン
溶液を、ナイロンタフタ(剛軟度48mm)に乾燥後の
塗工量が10g/m2になるようにロールコーターでコ
ーティングし、80℃×5分、120℃×5分の2段乾
燥を行い溶媒と水を除去して多孔質高透湿布はくを得
た。これらの布はくの耐摩耗性、耐洗濯性、透湿度を評
価した結果を表3に示した。
に示した添加剤の組成で樹脂組成物をえた。この樹脂組
成物の固形分100部に対し水30部、界面活性剤 E
MALEX103(日本エマルジョン(株)製)1部、
C−229810部を加え高速攪拌させたエマルジョン
溶液を、ナイロンタフタ(剛軟度48mm)に乾燥後の
塗工量が10g/m2になるようにロールコーターでコ
ーティングし、80℃×5分、120℃×5分の2段乾
燥を行い溶媒と水を除去して多孔質高透湿布はくを得
た。これらの布はくの耐摩耗性、耐洗濯性、透湿度を評
価した結果を表3に示した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】
【表3】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】
【発明の効果】ポリアミノ酸ウレタン樹脂調製時に、容
易に入手できるヒドラジド化合物を反応せしめることに
より、日光、紫外線、熱、窒素酸化物等による変色、劣
化に対する耐久性を保持しつつ、かつ、該樹脂との相溶
性を解決でき、また、このポリアミノ酸ウレタン樹脂組
成物を加工して優れた耐摩耗性、防水性を有する透湿性
防水布等を得ることができる。
易に入手できるヒドラジド化合物を反応せしめることに
より、日光、紫外線、熱、窒素酸化物等による変色、劣
化に対する耐久性を保持しつつ、かつ、該樹脂との相溶
性を解決でき、また、このポリアミノ酸ウレタン樹脂組
成物を加工して優れた耐摩耗性、防水性を有する透湿性
防水布等を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 雅穂 兵庫県神戸市西区伊川谷町潤和字有久1109 セイコ−化成株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ヒドラジド化合物を含有することを特徴
とするポリアミノ酸ウレタン樹脂。 - 【請求項2】 ヒドラジド化合物を含有するポリアミノ
酸ウレタン樹脂からなる樹脂組成物を繊維基材に塗工し
てなる布はく。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3205257A JPH0543792A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | ポリアミノ酸ウレタン樹脂及びそれを用いた製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3205257A JPH0543792A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | ポリアミノ酸ウレタン樹脂及びそれを用いた製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543792A true JPH0543792A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16503995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3205257A Withdrawn JPH0543792A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | ポリアミノ酸ウレタン樹脂及びそれを用いた製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543792A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07166359A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-06-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | プラズマ処理方法 |
| CN104031383A (zh) * | 2014-04-30 | 2014-09-10 | 中国科学院化学研究所 | 一种3d打印改性聚氨基酸材料及其制备方法 |
| JP2016217986A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 三菱電機株式会社 | 延命装置、診断方法、及びプログラム |
| CN112778498A (zh) * | 2019-11-05 | 2021-05-11 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种水性改性聚氨酯分散体及其用途与其制备的头发调理剂 |
| WO2023162303A1 (ja) * | 2022-02-24 | 2023-08-31 | Dic株式会社 | ポリエステル、及び、ポリウレタン |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP3205257A patent/JPH0543792A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07166359A (ja) * | 1994-06-06 | 1995-06-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | プラズマ処理方法 |
| CN104031383A (zh) * | 2014-04-30 | 2014-09-10 | 中国科学院化学研究所 | 一种3d打印改性聚氨基酸材料及其制备方法 |
| CN104031383B (zh) * | 2014-04-30 | 2015-10-21 | 中国科学院化学研究所 | 一种3d打印改性聚氨基酸材料及其制备方法 |
| JP2016217986A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 三菱電機株式会社 | 延命装置、診断方法、及びプログラム |
| CN112778498A (zh) * | 2019-11-05 | 2021-05-11 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种水性改性聚氨酯分散体及其用途与其制备的头发调理剂 |
| WO2023162303A1 (ja) * | 2022-02-24 | 2023-08-31 | Dic株式会社 | ポリエステル、及び、ポリウレタン |
| JPWO2023162303A1 (ja) * | 2022-02-24 | 2023-08-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |