JPH0545685Y2 - - Google Patents

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JPH0545685Y2
JPH0545685Y2 JP1988085273U JP8527388U JPH0545685Y2 JP H0545685 Y2 JPH0545685 Y2 JP H0545685Y2 JP 1988085273 U JP1988085273 U JP 1988085273U JP 8527388 U JP8527388 U JP 8527388U JP H0545685 Y2 JPH0545685 Y2 JP H0545685Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は所定の隙間を隔てて隣接する建造物
の屋根躯体と壁躯体との間に装着されるエキスパ
ンシヨンジヨイントに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のエキスパンシヨンジヨイントに
は、例えば特開昭61−36550号公報に開示された
ものがある。これにおいては、所定の隙間を隔て
て隣接する建造物の屋根躯体と壁躯体との相互に
取付けられる両支持部材の間に、ホルダ部材が弾
性体によつて支持部材に対し弾発された状態で摺
動可能に架設され、前記ホルダ部材には前記両躯
体間の隙間及び屋根躯体を覆うカバー部材が装着
される構造となつている。このような構造にあつ
ては、エキスパンシヨンジヨイントの構成部品の
点数が少なくて済み、構造が簡単で安価に提供す
ることができるなどの利点を有する。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記したものにおいては、壁躯体側
に位置するホルダ部材の端部とカバー部材の上向
き側板とは、結合されておらず、カバー部材の上
向き側板が壁躯体側の支持部材に対して掛止めさ
れる構造となつている。
このため、ホルダ部材によるカバー部材の保持
力を高めることが困難となり、屋根躯体と壁躯体
とが相対的に変移したとき、あるいはカバー部材
の背面に向けて風か吹き上げたときには、ホルダ
部材に対してカバー部材が浮上がつてガタ付く等
の不具合が生じる。
この考案の目的は、上記従来の問題点に鑑み、
ホルダ部材によるカバー部材の保持力を高めて、
同カバー部材の浮上りを積極的に防止することが
できるエキスパンシヨンジヨイントを提供するこ
とである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、所定
の隙間を隔てて隣接する建造物の屋根躯体と壁躯
体との相互に取付けられる両支持部材の間には、
ホルダ部材を弾性体によつて支持部材に対し弾発
した状態で傾動並びに摺動可能に架設し、前記ホ
ルダ部材には前記両躯体間の隙間及び屋根躯体を
覆うカバー部材を装着したエキスパンシヨンジヨ
イントであつて、前記ホルダ部材の両端には係止
体をそれぞれ設け、これらの係止体のうち、屋根
躯体側に位置する係止体には前記カバー部材一側
の側板を係止するための係止脚を設け、壁躯体側
に位置する係止体は、前記カバー部材他端の上向
き側板に沿つて上方に延びその延出端部に前記上
向き側板の上縁と係合して前記カバー部材の浮上
がりを阻止するための係止片を有する係止脚と、
前記壁躯体に固定の支持部材に向けて係合可能に
延出された下係止脚とを備えている。
(作用) 上記したように構成されるエキスパンシヨンジ
ヨイントにおいて、所定の隙間を隔てて隣接する
建造物の屋根躯体と壁躯体とが相対的に変位した
ときには、ホルダ部材が弾性体の弾発力を受けた
状態で、摺動あるいは傾動することで、前記相対
的な変位に対処することができるため、カバー部
材にねじれや損傷が発生する事故を防止すること
ができる。
また前記ホルダ部材の屋根躯体側に位置する係
止体に設けた係止脚によつてカバー部材一側の側
板を係止する一方、壁躯体側に位置する係止体に
設けた係止脚の係止片が同カバー部材の上向き側
板の上縁に係合することで、ホルダ部材によるカ
バー部材の保持力が高められるとともに、ホルダ
部材に対するカバー部材の浮上がりが防止され
る。
さらに、壁躯体側に位置する係止体の下係止脚
が壁躯体に固定の支持部材に係合することで、壁
躯体に固定の支持部材に対し、ホルダ部材が過大
に移動して外れる不具合が防止される。
(実施例 1) この考案の実施例1を第1図〜第5図に従つて
説明する。
所定の隙間Sを隔てて隣接する建造物の屋根躯
体K1と壁躯体K2の間に装着されるエキスパン
シヨンジヨイント1を縦断面で表した第1図にお
いて、屋根躯体K1上面の躯体面K1aには、そ
の長手方向に沿つて長尺の止水板取付部材2がビ
ス4等によつて固着されている。止水板取付部材
2の端部には止水板用の嵌着溝2aが形成されて
いる。
前記屋根躯体K1の躯体面K1aには前記止水
板取付部材2と接して隣接し(又は躯体K1が幅
広の場合には離隔する)かつ屋根躯体K1の長手
方向に沿つて長尺又は短尺の支持部材7がそれぞ
れボルト9等によつて固着されている。前記支持
部材7には、相対する側壁と上板とを備えて断面
逆U字状をなす支持部7aが突設されている。ま
た、支持部7aの上板7b上面の支持面は断面凸
円弧状に形成されている。前記支持部7aの上板
7bには、その長手方向に所定間隔を隔ててナツ
ト取付孔が貫設されており、これら各ナツト取付
孔には後述する弾性体18の締付ボルト17に対
するナツト11が圧入によつて固着されている。
すなわち、ナツト11は、第3図に示すように、
六角形のナツト部11aと小径の圧入部11bと
を一体に備え、その圧入部11b外周面にはナツ
ト取付孔に対する圧入による嵌着力を増大させる
ためのローレツト加工が施されている。また、前
記支持部7a一側の側壁7cの壁面下部には、後
述するシール部材22を保持するためのあり溝状
の嵌着溝7eが支持部材7の長手方向に凹設され
ている。
壁躯体K2外壁面の躯体面K2aには、前記支
持部材7に対応する長尺の支持部材8がボルト1
0等によつて固着されている。この支持部材8の
下縁には、下突縁8bが略水平状に突設され、該
下突縁8bの先端には支持部8aが上向きに突設
されている。また、下突縁8bの基部下面には止
水板用の嵌着溝8fが形成されている。そして、
合成樹脂、ゴム等よりなる止水板6の一端縁の嵌
込み部6aが屋根躯体K1側の止水板取付部材2
の嵌着溝2aに嵌着され、同止水板6他端縁の嵌
込み部6aが前記下突縁8bの嵌着溝8fに嵌着
される。前記支持部材8の上部には上突縁8cが
略水平状突設され、該上突縁8cの先端には保持
縁8dが下向きに突設されている。
前記両支持部材7,8の間には、その長手方向
に所定間隔を隔てて所定数のホルダ部材12がそ
れぞれ弾性体18の弾発力の作用を受けた状態で
傾動並びに左右方向へ摺動可能に架設されてい
る。前記ホルダ部材12は基材13と左右の係止
体14,15とを備えている。基材13は両支持
部材7,8の支持部7a,8aの支持面上の間に
わたつて架設できるだけの長さを有し、かつ底板
13cと両側板13d,13bとを備えて上方開
口する断面略U字状に形成されている。前記側板
13a,13bの対向面には、第3図と第5図に
示すように、これら側板13a,13bの略中央
高さ位置において、係止突片13d,13eがそ
れぞれ突設されている。さらに、前記基材13
は、弾性体18の弾発力の作用を受けてその底板
13c下面が両支持部材7,8の支持部7a,8
a上に接した状態で傾動並びに摺動可能に架設さ
れる。すなわち、基材13の底板13cにはその
長手方向(第1図では左右方向)に沿つて長孔1
6が貫設され、締付ボルト17を弾性体18と前
記長孔16を通して前記支持部材7の支持部7a
のナツト11に締付けることで、両支持部材7,
8の間に、ホルダ部材12の基材13が組付けら
れる。前記弾性体18は締付ボルト17の締付け
によつてそのボルト頭部17aと前記基材13の
底板13cとの間において所定量だけ圧縮され、
これによつて基材13を支持部材7,8に対して
弾発するばね力が発生するようになつている。
この実施例1において、弾性体18は、第1
図、第3図及び第4図に示すように、一枚の板ば
ね材を折曲げ加工することで構成されるもので、
締付ボルト17が挿通される貫通孔19を中央部
に有する四角形状の座板18aと、この座板18
aの一方で対向する側縁から下方へ略ハの字状に
延出されかつ前記基材13の両係止突片13d,
13eの間に挿入可能な板幅を有し下縁が基材1
3の底板13cに当接するばね片18bとを備え
ている。さらに、座板18aの他方で対向する両
側縁には同座板18aと略同一面上において規制
片20が延出されている。そして、この規制片2
0が第3図に示すように、前記係止突片13d,
13eの上面に当接した状態において、締付ボル
ト17の締付け量を制限することで、ばね片18
bの弾性変形を所定量になし、このバネ片18b
の弾発力を一定値に保持するようになつている。
なお、座板18aと規制片20には、撓み防止
用のリブ18cが形成されている。
前記ホルダ部材12の長手方向両端部には、係
止体14,15がその各取付片14a,15aに
おいて固着されている。すなわち、各係止体1
4,15の取付片14a,15aは、第1図と第
5図に示すように、基材13の底板13c、両側
板13a,13b及び係止突片13d,13eに
よつて囲まれる空間部に挿入された後、係止突片
13d,13eの一部が前記各取付片14a,1
5aに対して凹凸にかしめられることで、前記基
材13の両端部に係止体14,15がそれぞれ固
着される。
そして、前記両係止体14,15のうち、屋根
躯体K1側の係止体14にはその取付片14aか
ら上下方向に一体状にかつその上端から下端に向
けて逐次に拡開されて傾斜状をなす係止脚14b
が形成されている。
壁躯体K3側の係止体15には、その取付片1
5aから下方向へ短く延出された下係止脚15f
と、同取付片15aから上方へ長く延出された係
止脚15bとが形成されている。そして係止脚1
5bの上端には壁躯体K2側の支持部材8上部の
保持溝8e内にその下方から挿入され、かつ上下
方向へ摺動可能並びに回動可能に保持されるかぎ
形状の係止片15cが形成されている。この係止
片15cには次に述べるカバー部材21の上向き
側板21cが挿入される溝15dが下開口状に形
成されている。
前記基材13と左右の両係止体14,15とに
より構成されるホルダ部材12に対して両躯体K
1,K2間の隙間S及び屋根躯体K1を覆うカバ
ー部材21が装着される。前記カバー部材21は
天板21aと、この天板21aの一側に下向きに
形成された下向き側板21bと、天板21aの他
側に上向きに形成された上向き側板21cとを備
え、下向き側板21bの下縁には係止片21dが
内側に向けて直角状に形成されている。そして、
カバー部材21の上向き側板21cの先端部を壁
躯体K2側の係止体15先端の係止片15cの溝
15d内に挿入してから同カバー部材21の側板
21bの係止片21dを屋根躯体K1側の係止体
14の係止脚14bの傾斜面に沿つて滑走させな
がらカバー部材21を押込むことで、カバー部材
21がホルダ部材12に装着されるようになつて
いる。そして、この装着状態ではカバー部材21
の天板21aの背面がホルダ部材12の基材13
の上縁に接して受承され、同カバー部材21の上
向き側板21cの上縁部が前記係止体15の係止
片15cの先端部と隙間なく当接して係合され、
同カバー部材21の下向き側板21bの係止片2
1dが前記係止体14の係止脚14b下縁と弾性
的に圧接係合している。
また、この実施例1において、壁躯体K2側の
支持部材8には、化粧カバー板25が装着され
る。この化粧カバー板25の上縁部には前記支持
部材8の上縁に形成された係合突縁8gと係着す
る係着縁25aが形成され、同化粧カバー板25
の背面には、第2図に示すように、前記支持部材
8の保持縁8dの基部に形成された場合溝8h内
に弾性クリツプ26によつて係着される係止突起
25bが突設されている。さらに、化粧カバー板
25の下縁にはカバー部材21の天板21a上面
に密接するパツキン27が嵌着される嵌着溝25
cが形成されている。
屋根躯体K1側の支持部材7の支持部7aの側
壁7cに形成された嵌着溝7eには、軟質合成樹
脂、ゴム等よりなる可撓性を有するシール部材2
2が、その背面側下部に突設された突片22aに
おいて嵌着されている。前記シール部材22は、
屋根躯体K1上面の躯体面K1aからカバー部材
21の天板21a背面にわたつて気密・水密性を
保持するためのもので、シール部材22の下縁は
屋根躯体K1の躯体面K1aに接し、同シール部
材22の先端部22bは先細状に形成されて湾曲
状に弾性変形された状態でカバー部材21の天板
21a背面並びにホルダ部材12の基材13外面
に圧接している。すなわち、シール部材22の先
端部22bの一部はホルダ部材12が配設される
位置においては、第5図に示すように、その基材
13の側板13a及び底板13cに沿つて弾性変
形される。また、シール部材22の下縁には屋根
躯体K1の側壁面に接するシール突片22cが先
細状に形成されている。
なお、上記した止水板取付部材2、支持部材
7,8、ホルダ部材12の基材13、係止体1
4,15及びカバー部材21はアルミ合金等の軽
合金の押出成形による型材を用いることもでき、
また、アルミ、ステンレス、銅板等の金属板によ
る折曲げ加工等によつて形成することもできる。
また、前記化粧カバー板25の上縁と、壁躯体
K2の躯体面K2aのモルタル層のような外装材
Mとの間にはコーキング材30が充填される。
この実施例1は上述したように構成される。従
つて屋根躯体K1と壁躯体K2とが左右あるいは
上下方向へ相対変位したときには、屋根躯体K1
の支持部材7に対してはホルダ部材12が弾性体
18の弾発力を受けた状態で、その基材13の長
孔16と締付ボルト17との移動許容量の範囲内
において、傾動並びに摺動する。さらに、壁躯体
K2の支持部材8に対しては、その保持溝8e内
に係合された状態でホルダ部材12の係止体15
がその係止片15cにおいて上下動あるいは回動
することで前記ホルダ部材12の傾動が許容され
る。そして、ホルダ部材12に装着されたカバー
部材21もホルダ部材12と一体に傾動すること
で、同カバー部材21にねじれや損傷が生じるこ
とが防止される。このため、壁躯体K2と屋根躯
体K1との間の隙間Sが前記カバー部材21によ
つて常に良好に覆蓋保持される。
さて、前記ホルダ部材12の屋根躯体K1側に
位置する係止体14に設けた係止脚14bによつ
てカバー部材21の下向き側板21bを係止し、
壁躯体K2側に位置する係止体15に設けた係止
脚15b上端の係止片15cの溝15d内に同カ
バー部材21の上向き側板21cの上縁部を挿入
して係止することで、ホルダ部材12によるカバ
ー部材21の保持力を高めることができるととも
に、常に一定の設定値となし、ホルダ部材12に
対するカバー部材21の浮上がりを防止すること
ができる。
しかも、ホルダ部材12に対し、カバー部材2
1を装着する場合、カバー部材21の上向き側板
21cの先端部を壁躯体K2側の係止体15先端
の係止片15cの溝15d内に挿入してから同カ
バー部材21の側板21bの係止片21dを屋根
躯体K1側の係止体14の係止脚14bの傾斜面
に沿つて滑走させながらカバー部材21を押込む
ことで、同カバー部材21の上向き側板21cの
上縁部が前記係止体15の係止片15cに係合保
持された状態において、同カバー部材21の下向
き側板14bの係止片21dが前記係止体14の
係止脚14b下縁と弾性的に圧接係合し、これに
よつてホルダ部材12に対しカバー部材21を容
易にかつ手早く、確実に装着することができる。
また、この実施例1においては、前記支持部材
7,8とカバー部材21の天板21a背面との間
に向けて雨水などが風とともに吹込んだときに
は、両支持部材7の側壁7cの下部に形成した嵌
着溝7eにおいて取付けられ、先端部22bがカ
バー部材21の天板21a背面に圧接状態で当接
し、下縁のシール突片22aが屋根躯体K1の躯
体面K1a並びに躯体側面に当接するシール部材
22によつて前記雨水や風が遮断され、これによ
り内部に雨水や風が侵入することが防止される。
さらに、この実施例1においては、ホルダ部材
12を支持部材7,8に対し弾発する弾性体18
において、その座板18aに規制片20を設け、
この規制片20が基材13の係止突片13d,1
3e上に当接した状態において、締付ボルト17
の締付け量を制限することで、弾性体18の弾発
力を一定値に保持するようになつている。このた
め、締付ボルト17の締付け過ぎによつて弾性体
18の弾発力が過大となり、ホルダ部材12の摺
動性が低下されたり、あるいは締付ボルト17の
締付け不足によつて弾性体18の弾発力が不足し
てホルダ部材12とともにカバー部材21がガタ
付いたり、浮上る不具合が防止される。さらに前
述したようにホルダ部材12及びカバー部材21
のガタ付きや浮き上がりを防止することで、前記
シール部材22の先端部22bを、カバー部材2
1の天板21a背面やホルダ部材12の基材13
外面に適切に当接させることができ、気密・水密
性が一層良好となる。
次に、上記した実施例1の変更例について説明
する。
上記実施例1において、シール部材22はホル
ダ部材12が配設される位置においては、その基
材13の側板13a,13bと底板13cに沿つ
て弾性変形されるようになつているが、これに限
るものではない。例えば、第6図に示すように、
基材13の幅両端部に対応するシール部材22の
位置に切込み部22dを形成してもよい。
また、実施例1においては弾性体18を一枚の
板ばね材によつて構成したが、これに限るもので
はない。例えば、第7図に示すように、折曲げ加
工等によつて両端にリブ18cを上向きに備えた
四角形状の座板18aの下面に圧縮コイルスプリ
ング18bを設けて弾性体18を構成してもよ
い。また、第8図に示すように、フランジ状の座
板18aを外周に備えた筒状のばね受筒18eに
圧縮コイルスプリング18bを内設して弾性体1
8を構成してもよい。さらに、第9図に示すよう
に、折曲げ加工等によつて両端にリブ18cを下
向きに備えて四角形状の座板18aの下面に弾性
伸縮するゴム材18bを設けて弾性体18を構成
してもよい。ただし、上記した各弾性体18にお
いては、その座板18aに実施例1の座板18a
に設けた規制片20と同様に作用する規制片20
が設けられる。
また、上記した実施例1において、支持部材7
の支持部7aの上板7bに締付ボルト17に対す
るナツト11を圧入によつて固着したがこれに限
るものではない。例えば、第10図に示すよう
に、支持部材7の支持部7aに上下方向の厚肉部
分を形成し、この厚肉部分に締付ボルト17に対
応するめねじ又は溝状11を形成してもよい。ま
た、第11図に示すように、支持部材7の上面に
中実状の突出部を突設し、この突出部を支持部7
aとするとともに、該支持部7aに締付ボルト1
7に対するめねじ又は溝状11を形成してもよ
い。さらに、第12図に示すように、支持部材7
の支持部7aを片側壁7dと上板7bとを備えた
L字状に形成し、その上板7bに締付ボルト17
が挿通される貫通孔7fを形成し、上板7b下面
側に締付ボルト17に対応するナツト11を固着
又は分離可能に設けてもよい。
また、上記実施例においては、支持部材7と止
水板取付部材2とを別部材で構成し、屋根躯体K
1の躯体幅が幅広となつたものにも対応できるよ
うに構成したが、これに限るものではない。例え
ば第11図に示すように、支持部材7に止水板6
端部の嵌込み部6aが嵌着される嵌着溝7g形成
してもよい。
(実施例 2) 次に、この考案の実施例2を第13図に従つて
説明する。
この実施例2においては、壁躯体K2外壁面の
躯体面K2aに取付けられる支持部材8に、実施
例2のものとは異なり、化粧カバー板25を取付
けない構造としたものである。また、前記支持部
材8の上突縁8cには段差面8jが形成され、そ
の段差面8jと躯体面K2aのモルタル層のよう
な外装材Mとの間にはコーキング材30が充填さ
れ、シール性が確保されている。なお、他の端部
は実施例1とほぼ同様にして構成される。従つ
て、この実施例2は実施例1とほぼ同様に作用す
る。
(実施例 3) 次に、この考案の実施例3を第14図に従つて
説明する。
この実施例3においては、壁躯体K2の躯体面
K2aに取付けられる支持部材8とホルダ部材1
2の基材13端部に固着される係止体15及び化
粧カバー板25の構造を変更したものである。す
なわち、前記係止体15にはその取付片15aか
ら上方へ向けて延びる係止脚15bと、前記支持
部材8に向けて延びる下係止脚15fとが二又状
に形成されている。係止脚15bの上端にはカバ
ー部材21の垂壁21c上縁がパツキン31を介
して嵌挿されるかぎ形状の係止片15cが形成さ
れている。またパツキン31には化粧カバー板2
5の背面に接するシール片31aが形成されてい
る。
前記下係止脚15fは前記支持部材8に形成さ
れた下向きかぎ形状の係止突部8fに掛止めされ
ている。
さらに、前記支持部材8の上端には化粧カバー
板25の基部背面に突設された係止突起25bが
ばねクリツプ等を介して嵌着される嵌着溝8iが
形成される。そして化粧カバー板25をその掛止
突起25bがばねクリツプ等を介して前記支持部
材8の嵌着溝8i上方から嵌込まれるとともに、
その下部背面がパツキン31のシール片31aと
当接した状態で取付けられる。なお、他の部分は
実施例1とほぼ同様に構成される。従つて、この
実施例3は実施例1とほぼ同様に作用する。
(実施例 4) 次に、この考案の実施例4を第15図に従つて
説明する。
この実施例4においては、カバー部材21の上
向き側板21cと係止体15の係止脚15bとの
相互に設けられる係止手段の構造を変更したもの
である。すなわち、ホルダ部材12の基材13の
端部に、取付片15aにおいて固着された係止体
15には、その取付片15aから上方へ向けて延
びる係止脚15bと、壁躯体K2の支持部材8に
形成された掛止突部8fに掛止めされる下係止脚
15fとが二又状に形成されている。前記係止脚
15bの上縁には、係止片15cが壁躯体K2の
躯体面K2aに向けて直角状に形成されている。
これに対し、カバー部材21の上向き側板21c
の上縁には、前記係止脚15bの係止片15cが
挿入される下開口状の溝21dを有する断面かぎ
形状の係合片21eが形成されている。そして、
前記係止片15cと係合片21eとの係合作用に
よつて、カバー部材21の上向き側板21cを係
止保持するようになつている。なお、他の部分は
実施例1とほぼ同様にして構成される。従つて、
この実施例4も実施例1とほぼ同様に作用する。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、所定の
隙間を隔てて隣接する建造物の屋根躯体と壁躯体
とが相対的に変位したときには、ホルダ部材が弾
性体の弾発力を受けた状態で、摺動あるいは傾動
することで、前記相対的な変位に対処することが
できるため、カバー部材にねじれや損傷が発生す
る事故を防止することができる。
特に、前記ホルダ部材の屋根躯体側に位置する
係止体に設けた係止脚によつてカバー部材一側の
側板を係止し、壁躯体に位置する係止体に設けた
係止片によつてカバー部材の上向き側板の上縁を
係止することで、ホルダ部材によるカバー部材の
保持力を高めることができるとともに、ホルダ部
材に対するカバー部材のガタ付きや浮上がりを積
極的に防止することができるためカバー部材がホ
ルダ部材より外れて離脱する等の不具合を防止す
ることができる。
さらに、壁躯体側に位置する係止体の下係止脚
が壁躯体に固定の支持部材に係合することで、壁
躯体に固定の支持部材に対しホルダ部材が過大に
移動して外れる不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第12図はこの考案の実施例1
を示すもので、第1図はエキスパンシヨンジヨイ
ントの縦断面図、第2図は化粧カバー板の取付け
部分を拡大して示す断面図、第3図は第1図の
−線断面図、第4図は弾性体と締付ボルトとを
示す斜視図、第5図は第1図のV−V線断面図、
第6図はシール部材の変更例を示す断面図、第7
図は弾性体の第1変更例を示す斜視図、第8図は
弾性体の第2変更例を示す断面図、第9図は弾性
体の第3変更例を示す斜視図、第10図は屋根躯
体側の支持部材における支持部の第1変更例を示
す断面図、第11図は同じく第3変更例を示す断
面図、第12図は同じく第3変更例を示す断面
図、第13図はこの考案の実施例2のエキスパン
シヨンジヨイントの一部を示す縦断面図、第14
図はこの考案の実施例3のエキスパンシヨンジヨ
イントの一部を示す縦断面図、第15図はこの考
案の実施例4のエキスパンシヨンジヨイントの一
部を示す縦断面図である。 7,8……支持部材、12……ホルダ部材、1
4,15……係止体、14b,15b……係止
脚、15c……係止片(係止手段)、18……弾
性体、21……カバー部材、21a……天板、2
1b……下向き側板、21c……上向き側板、K
1……屋根躯体、K2……壁躯体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の隙間を隔てて隣接する建造物の屋根躯体
    と壁躯体との相互に取付けられる両支持部材の間
    には、ホルダ部材を弾性体によつて支持部材に対
    し弾発した状態で傾動並びに摺動可能に架設し、
    前記ホルダ部材には前記両躯体間の隙間及び屋根
    躯体を覆うカバー部材を装着したエキスパンシヨ
    ンジヨイントであつて、前記ホルダ部材の両端に
    は係止体をそれぞれ設け、これらの係止体のう
    ち、屋根躯体側に位置する係止体には前記カバー
    部材一側の側板を係止するための係止脚を設け、
    壁躯体側に位置する係止体は、前記カバー部材他
    端の上向き側板に沿つて上方に延びその延出端部
    に前記上向き側板の上縁と係合して前記カバー部
    材の浮上がりを阻止するための係止片を有する係
    止脚と、前記壁躯体に固定の支持部材に向けて係
    合可能に延出された下係止脚とを備えていること
    を特徴とするエキスパンシヨンジヨイント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889506U (ja) * 1981-12-10 1983-06-17 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
JPS6363841A (ja) * 1986-09-04 1988-03-22 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント

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