JPH0551270B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0551270B2 JPH0551270B2 JP57014895A JP1489582A JPH0551270B2 JP H0551270 B2 JPH0551270 B2 JP H0551270B2 JP 57014895 A JP57014895 A JP 57014895A JP 1489582 A JP1489582 A JP 1489582A JP H0551270 B2 JPH0551270 B2 JP H0551270B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eggshell
- particle size
- pass
- paste
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fish Paste Products (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Noodles (AREA)
Description
本発明は、卵殻微粉末から成る練製品用の物性
改良剤に関する。 本発明に於いて練製品とは、摺漬した魚肉に調
味料等を混ぜて、蒸したり焼いたりしたカマボコ
等のことをいう。また練製品の物性とは、これ等
練製品のゲル強度のことである。 近時、鶏卵が加工食品の原料として多量に使用
され、その時に派生する炭酸カルシウムを主成分
とした卵殻の有効利用が望まれているが、従来は
家畜等のカルシウム補給用飼料として利用されて
いるにすぎない。しかしながら卵殻は、鳥という
生体を経て産出されたものであり、またその成分
は、前述の如く炭酸カルシウムを主成分としてい
ることから、本発明者はこれ等の特徴を生かして
有効な利用方法を種々検討した。尚、卵殻の主成
分である炭酸カルシウムは1000〜1200℃等の非常
に高い温度で強熱すると、酸化カルシウム(白色
灰化物)と二酸化炭素に解離する。そして従来、
この卵殻変性物である酸化カルシウムが食品中の
水分を吸収し、強アルカリ剤である水酸化カルシ
ウムに変わることを利用して食品の品質改良剤と
して使用する方法が知られる。 一方、本発明は、このような卵殻の変性物の利
用とは本質的に異なるものであり、卵殻自体の自
然の主成分である炭酸カルシウムを利用するもの
である。 そこで研究の結果、卵殻を粉砕して粒度約300
メツシユ(以下m/sと略す)パスの微粉末とす
ると、これを添加して製した練製品はゲル強度が
向上するという物性の改良が知見された。すなわ
ち、卵殻微粉末を練製品に0.05〜0.2%程度添加
すると、その微粉末が練製品のゲル組織中に何ら
かの形で関与するためか、対照の卵殻微粉末無添
加の練製品に比較して約2割のゲル強度の向上を
みる効果があつた。従つて本発明は、上記の知見
に基づきなされたもので、従来有効利用されてい
ない卵殻の新規な利用用途を提供しようとするも
のである。 すなわち本発明は、炭酸カルシウムを主成分と
する粒度が約300m/sパスの卵殻微粉末からな
る練製品の物性改良剤である。 本発明で用いる炭酸カルシウムを主成分とする
粒度が約300m/sパスの卵殻微粉末を製造する
には、通常まず割卵して内容卵液を除去した後卵
殻を粗粉砕しよく洗浄して更に殺菌をするか、又
はせずして、次に約300〜400℃程度に約4〜5分
間加熱して乾燥する。乾燥後の卵殻の水分含量は
約5%以下になるようにするのが望ましい。水分
含量が約5%を越えると、次工程の篩通しがし難
くなりやすい。次いでハンマーミル等の粉砕機で
粉砕後、粒度約300m/sパスの所望粒度の篩通
しを行つて微粉砕物を調製する。なお、ハンマー
ミル等で粉砕後空気分級機等を使用して粉級した
ものをバツグフイルター等の濾過機で回収して製
してもよい。 上記の方法で製した粒度が約300m/sパスの
卵殻微粉末を練製品の物性改良剤として用いる場
合には、常法の練製品製造工程中のいずれかの時
期に添加すればよいが、好ましい添加時期は、荒
摺り以降の塩摺り、又は本摺り工程中である。添
加する量は、原料すり身に対して0.05〜0.2%程
度でよく、0.05%未満になるとゲル強度強化の効
果が出にくくなり、0.2%を越えると、喫食時ザ
ラツキを感じる等食味上の問題が出てくる。該微
粉末を添加した後は、常法に従つて成型加熱して
練製品を製すればよい。なお練製品に添加する場
合の卵殻微粉末の粒度は、約300m/sパスであ
る必要がある。約300m/sパスしない粒度にな
れば効果も出にくい他に、喫食時にザラツキを感
じる場合があり使用に適さない。 このように、粒度が約300m/sパスの卵殻微
粉末を練製品に添加すると微粉末粒子の細かさと
も関連してか物性(練製品のゲル強度)がかなり
向上し強化されるという効果が生ずる。従つて本
発明は卵殻の新規で有効な利用用途を提供するも
のである。 以下、本発明の効果を例示する試験例及び実施
例を説明する。 試験例 試験方法 冷凍助宗鱈のすり身1Kgに清水300gを加えて、
摺漬機にて粗摺漬後食塩25gを加え本摺漬した。
次いでこの原料すり身で三辺が3cmのすり身の固
りを製し常法に従つて蒸煮し練製品を製造した。 一方上記と同一の原料を使用して練製品を製造
する工程中の本摺漬時に粒度100〜200m/s、
200〜300m/s、300〜400m/s、及び400m/
sパスの卵殻微粉末を原料すり身に対して0.05
%、0.1%、0.15%、0.2%、及び0.25%ずつ添加
して20種類のすり身を製して夫々を三辺が3cmの
すり身の固りとして、これを常法に従つて蒸煮し
練製品を製造した。次いで試料の夫々についてレ
オメーターを使用してゲル強度(抗張力)を測定
したところ下表に示すとおりとなつた。なおレオ
メーターのプランジヤーは、球型で直径8mm、上
昇速度毎分6cmで測定した。 試験結果
改良剤に関する。 本発明に於いて練製品とは、摺漬した魚肉に調
味料等を混ぜて、蒸したり焼いたりしたカマボコ
等のことをいう。また練製品の物性とは、これ等
練製品のゲル強度のことである。 近時、鶏卵が加工食品の原料として多量に使用
され、その時に派生する炭酸カルシウムを主成分
とした卵殻の有効利用が望まれているが、従来は
家畜等のカルシウム補給用飼料として利用されて
いるにすぎない。しかしながら卵殻は、鳥という
生体を経て産出されたものであり、またその成分
は、前述の如く炭酸カルシウムを主成分としてい
ることから、本発明者はこれ等の特徴を生かして
有効な利用方法を種々検討した。尚、卵殻の主成
分である炭酸カルシウムは1000〜1200℃等の非常
に高い温度で強熱すると、酸化カルシウム(白色
灰化物)と二酸化炭素に解離する。そして従来、
この卵殻変性物である酸化カルシウムが食品中の
水分を吸収し、強アルカリ剤である水酸化カルシ
ウムに変わることを利用して食品の品質改良剤と
して使用する方法が知られる。 一方、本発明は、このような卵殻の変性物の利
用とは本質的に異なるものであり、卵殻自体の自
然の主成分である炭酸カルシウムを利用するもの
である。 そこで研究の結果、卵殻を粉砕して粒度約300
メツシユ(以下m/sと略す)パスの微粉末とす
ると、これを添加して製した練製品はゲル強度が
向上するという物性の改良が知見された。すなわ
ち、卵殻微粉末を練製品に0.05〜0.2%程度添加
すると、その微粉末が練製品のゲル組織中に何ら
かの形で関与するためか、対照の卵殻微粉末無添
加の練製品に比較して約2割のゲル強度の向上を
みる効果があつた。従つて本発明は、上記の知見
に基づきなされたもので、従来有効利用されてい
ない卵殻の新規な利用用途を提供しようとするも
のである。 すなわち本発明は、炭酸カルシウムを主成分と
する粒度が約300m/sパスの卵殻微粉末からな
る練製品の物性改良剤である。 本発明で用いる炭酸カルシウムを主成分とする
粒度が約300m/sパスの卵殻微粉末を製造する
には、通常まず割卵して内容卵液を除去した後卵
殻を粗粉砕しよく洗浄して更に殺菌をするか、又
はせずして、次に約300〜400℃程度に約4〜5分
間加熱して乾燥する。乾燥後の卵殻の水分含量は
約5%以下になるようにするのが望ましい。水分
含量が約5%を越えると、次工程の篩通しがし難
くなりやすい。次いでハンマーミル等の粉砕機で
粉砕後、粒度約300m/sパスの所望粒度の篩通
しを行つて微粉砕物を調製する。なお、ハンマー
ミル等で粉砕後空気分級機等を使用して粉級した
ものをバツグフイルター等の濾過機で回収して製
してもよい。 上記の方法で製した粒度が約300m/sパスの
卵殻微粉末を練製品の物性改良剤として用いる場
合には、常法の練製品製造工程中のいずれかの時
期に添加すればよいが、好ましい添加時期は、荒
摺り以降の塩摺り、又は本摺り工程中である。添
加する量は、原料すり身に対して0.05〜0.2%程
度でよく、0.05%未満になるとゲル強度強化の効
果が出にくくなり、0.2%を越えると、喫食時ザ
ラツキを感じる等食味上の問題が出てくる。該微
粉末を添加した後は、常法に従つて成型加熱して
練製品を製すればよい。なお練製品に添加する場
合の卵殻微粉末の粒度は、約300m/sパスであ
る必要がある。約300m/sパスしない粒度にな
れば効果も出にくい他に、喫食時にザラツキを感
じる場合があり使用に適さない。 このように、粒度が約300m/sパスの卵殻微
粉末を練製品に添加すると微粉末粒子の細かさと
も関連してか物性(練製品のゲル強度)がかなり
向上し強化されるという効果が生ずる。従つて本
発明は卵殻の新規で有効な利用用途を提供するも
のである。 以下、本発明の効果を例示する試験例及び実施
例を説明する。 試験例 試験方法 冷凍助宗鱈のすり身1Kgに清水300gを加えて、
摺漬機にて粗摺漬後食塩25gを加え本摺漬した。
次いでこの原料すり身で三辺が3cmのすり身の固
りを製し常法に従つて蒸煮し練製品を製造した。 一方上記と同一の原料を使用して練製品を製造
する工程中の本摺漬時に粒度100〜200m/s、
200〜300m/s、300〜400m/s、及び400m/
sパスの卵殻微粉末を原料すり身に対して0.05
%、0.1%、0.15%、0.2%、及び0.25%ずつ添加
して20種類のすり身を製して夫々を三辺が3cmの
すり身の固りとして、これを常法に従つて蒸煮し
練製品を製造した。次いで試料の夫々についてレ
オメーターを使用してゲル強度(抗張力)を測定
したところ下表に示すとおりとなつた。なおレオ
メーターのプランジヤーは、球型で直径8mm、上
昇速度毎分6cmで測定した。 試験結果
【表】
以上の試験例結果から理解できるように、卵殻
微粉末を添加した場合に、無添加のもに比べて練
製品のゲル強度が0.2%の添加でも約2割方強化
される。また、卵殻微粉末の粒度が300m/sパ
スしないものの場合は上記効果が比較的低いのに
対して粒度300m/sパスの場合は効果はかなり
高くなつていることが理解される。 尚、上表中の*印を付した測定値に該当する製
品では、喫食した場合いずれもザラツキが感じら
れた。 実施例 割卵して内容卵液を除去した鶏卵卵殻10Kgを水
で洗浄後、ドラム式乾燥機に入れて、350℃で5
分間乾燥し水分含量約4%とした。 次いで乾燥した卵殻をハンマーミル式の粉砕機
で粉砕後、400m/sの篩通しを行い粒度400m/
sパスの卵殻微粉末9.8Kgを製造した。 これとは別に、冷凍助宗鱈すり身100Kgに清水
30Kgを加えて、摺漬機で粗摺漬後、食塩2.5Kg、
馬鈴薯澱粉5Kg、砂糖1Kg、みりん4Kg及びグル
タミン酸ソーダ1Kgを加え本摺漬する工程中に、
上記方法で得られた卵殻微粉末を150g添加し、
常法に従つて1個当り平均200gの練製品(かま
ぼこ)を550個製造した。
微粉末を添加した場合に、無添加のもに比べて練
製品のゲル強度が0.2%の添加でも約2割方強化
される。また、卵殻微粉末の粒度が300m/sパ
スしないものの場合は上記効果が比較的低いのに
対して粒度300m/sパスの場合は効果はかなり
高くなつていることが理解される。 尚、上表中の*印を付した測定値に該当する製
品では、喫食した場合いずれもザラツキが感じら
れた。 実施例 割卵して内容卵液を除去した鶏卵卵殻10Kgを水
で洗浄後、ドラム式乾燥機に入れて、350℃で5
分間乾燥し水分含量約4%とした。 次いで乾燥した卵殻をハンマーミル式の粉砕機
で粉砕後、400m/sの篩通しを行い粒度400m/
sパスの卵殻微粉末9.8Kgを製造した。 これとは別に、冷凍助宗鱈すり身100Kgに清水
30Kgを加えて、摺漬機で粗摺漬後、食塩2.5Kg、
馬鈴薯澱粉5Kg、砂糖1Kg、みりん4Kg及びグル
タミン酸ソーダ1Kgを加え本摺漬する工程中に、
上記方法で得られた卵殻微粉末を150g添加し、
常法に従つて1個当り平均200gの練製品(かま
ぼこ)を550個製造した。
Claims (1)
- 1 炭酸カルシウムを主成分とする粒度が約
300m/sパスの卵殻微粉末からなる練製品の物
性改良剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57014895A JPS58134967A (ja) | 1982-02-03 | 1982-02-03 | 練製品の物性改良剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57014895A JPS58134967A (ja) | 1982-02-03 | 1982-02-03 | 練製品の物性改良剤 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2402272A Division JPH0685697B2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 麺類の物性改良剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58134967A JPS58134967A (ja) | 1983-08-11 |
| JPH0551270B2 true JPH0551270B2 (ja) | 1993-08-02 |
Family
ID=11873724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57014895A Granted JPS58134967A (ja) | 1982-02-03 | 1982-02-03 | 練製品の物性改良剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58134967A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6087746A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-17 | Hakubakumai Kk | 即席麺ないしは焼そば用蒸し麺の製造方法 |
| US7374790B2 (en) * | 2004-08-09 | 2008-05-20 | Tieh-Ken Yen | Method of processing granulated soft-shelled turtle eggs |
| JP5559708B2 (ja) * | 2011-01-06 | 2014-07-23 | 株式会社ドーモコーポレーション | 卵殻と卵殻膜との分離回収方法及びその装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5118708A (ja) * | 1974-08-06 | 1976-02-14 | Kyoko Kamei | |
| JPS5244266A (en) * | 1975-10-03 | 1977-04-07 | Kasuke Hasegawa | Method of improving stickness of paste of marine product |
| JPS5910179B2 (ja) * | 1976-09-30 | 1984-03-07 | 大四郎 藤島 | カルシウム分に富む食品組成物 |
| JPS56158064A (en) * | 1980-05-07 | 1981-12-05 | Shimadaya Honten:Kk | Preparation of food like chinese noodle |
| JPS5826306B2 (ja) * | 1981-01-16 | 1983-06-02 | 和光堂株式会社 | めん類の品質改良剤 |
-
1982
- 1982-02-03 JP JP57014895A patent/JPS58134967A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58134967A (ja) | 1983-08-11 |
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