JPH0556309U - 切削工具保持装置およびその取付治具 - Google Patents

切削工具保持装置およびその取付治具

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JPH0556309U
JPH0556309U JP504492U JP504492U JPH0556309U JP H0556309 U JPH0556309 U JP H0556309U JP 504492 U JP504492 U JP 504492U JP 504492 U JP504492 U JP 504492U JP H0556309 U JPH0556309 U JP H0556309U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピンドルの中心穴に複雑な加工を施すこと
なく着脱補助部を取り付け得る切削工具保持装置および
その取付治具を得る。 【構成】 取付治具119の取付部126に補助部20
の係合部106を軸方向移動不能に係合させるととも
に、係合切欠100に第一スリーブ150の係合突起1
52を係合させて治具本体120と補助部20との相対
回転を阻止した状態でスピンドル10の中心穴14に挿
入し、治具本体120を回転させれば、第二スリーブ1
64の係合突起168がスピンドル10の係合切欠70
に係合して両者の相対回転が阻止される。この状態でね
じ部材110を螺進させれば、コレット90が拡開させ
られて中心穴14の内周面に密着し、補助部20が相対
回転不能に固定される。スピンドル10の中心穴14に
位置決めおよび相対回転防止用の偏心穴等を設ける必要
がなく、加工が簡単となる。取付治具119を取り外し
た後、工具保持体をスピンドル10に挿入し、補助部2
0に係合させて取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スピンドルに取り付けられて切削工具を保持する切削工具保持装置 およびその取付治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
切削工具保持装置の一種に、先端に開口する中心穴を備えたスピンドルに取り 付けられて切削工具を保持するものがある。例えば、本出願人が開発した実公昭 63−17601号公報に記載の切削工具保持装置は、固定手段によりスピン ドルの中心穴内に固定される係合部材と、一端に切削工具を保持する工具保持 部を備えるともに、他端に前記係合部材と特定の位相で軸方向の離脱不能に係合 可能な取付部を備えた工具保持体と、その工具保持体が係合部材に前記特定の 位相で係合した状態で工具保持体とスピンドルとの相対回転を阻止する相対回転 阻止手段とを含むように構成される。
【0003】 スピンドルの中心穴の底部に形成された係合部材取付穴と、係合部材の取付突 部とは、スピンドルの中心線に対して偏心するとともに左右非対称に形成されて いる。これら取付穴と取付突部とが嵌合された状態で、雄ねじ部材が係合部材を 貫通して取付穴の底面に形成された雌ねじ穴に締め込まれることにより、係合部 材のスピンドルに対する相対回転が阻止される。これら取付穴,取付突部,雄ね じ部材,雌ねじ穴等が固定手段を構成しているのである。
【0004】 固定手段によって係合部材がスピンドルの中心穴に固定された後、工具保持部 に切削工具を保持した工具保持体が中心穴に挿通され、その取付部が係合部材に 特定の位相で係合されることにより、工具保持体の軸方向移動が防止される。そ して、相対回転阻止手段により工具保持体とスピンドルとの相対回転が阻止され ることにより、工具保持体がスピンドルに対してあらゆる方向に相対移動不能と なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記切削工具保持装置においては、スピンドルの中心穴の底部 に偏心した取付穴を形成し、さらにその取付穴の底部に雌ねじ穴を形成しなけれ ばならず、これらの加工が面倒であり、コストが上昇するという問題があった。
【0006】 本考案はこの問題に鑑み、スピンドルの中心穴に複雑な加工を施すことなく、 係合部材を容易かつ確実に取り付け得る切削工具保持装置を得ることを課題とし て為されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第一考案の要旨は、前記係合部材,工具保持体および相対回転阻止手段 を含む切削工具保持装置において、係合部材の固定手段を、スピンドルの中心 穴と同心のテーパ穴を有するコレットと、そのコレットのテーパ穴に対応した テーパ軸部とそのテーパ軸部と同心の第一ねじ部とを有する拡開部材と、スピ ンドルまたはコレットに設けられ、第一ねじ部と螺合する第二ねじ部とを含むも のとしたことにある。
【0008】 また、第二考案の要旨は、前記係合部材であって任意の位相でスピンドルの中 心穴内に固定可能なものをスピンドルに取り付けるための取付治具を、(a)係 合部材と特定の位相で軸方向に離脱不能に係合可能な取付部を有する治具本体と 、(b)その治具本体が係合部材に前記特定の位相で係合した状態で治具本体と スピンドルとの相対回転を阻止するとともにその相対回転阻止を解除可能な第一 相対回転阻止手段と、(c)前記治具本体と前記係合部材との間に、それら両者 が前記特定の位相で係合した状態において両者の相対回転を阻止するとともに、 前記治具本体が前記スピンドルに挿入された状態において相対回転阻止を解除可 能な第二相対回転阻止手段とを含むものとしたことにある。
【0009】
【作用】 第一考案にかかる切削工具保持装置において、係合部材がコレットに一体的に 保持された状態でスピンドルの中心穴内に挿入される。そして、拡開部材のテー パ軸部がコレットのテーパ穴に嵌合されるとともに、拡開部材の第一ねじ部がス ピンドルまたはコレットに設けられた第二ねじ部に螺合されることにより、コレ ットが拡開してその外周面が中心穴の内周面に密着させられ、係合部材がスピン ドルの中心穴に相対回転不能に強固に固定される。
【0010】 第二考案に係る取付治具において、治具本体と係合部材とが特定の位相で係合 した状態で、第二相対回転阻止手段により両者の相対回転が阻止される。この状 態で、治具本体がスピンドルの中心穴に挿入され、第一相対回転阻止手段により 治具本体とスピンドルとの相対回転が阻止される。その結果、治具本体を介して 係合部材とスピンドルとの相対回転が阻止され、係合部材がスピンドルの中心穴 内に特定の位相で位置決めされる。この状態で係合部材がスピンドルに固定され た後、第二相対回転阻止手段の相対回転阻止が解除されることにより、治具本体 が係合部材に対して相対回転可能となり、係合部材を中心穴内に残して治具本体 をスピンドルから抜き出すことができる。
【0011】
【考案の効果】
上記のように、第一考案によれば、スピンドルの中心穴の底部に偏心穴を形成 することなく、係合部材を中心穴内に強固に固定することができるため、加工が 容易となり、コストを低減させることができる。
【0012】 特に、第二ねじ部をコレットに設ける場合には、スピンドルにはねじ部も設け る必要がなく、加工がさらに容易となる効果が得られる。係合部材がコレットと 一体的に保持され、拡開部材によるコレットの拡開により強固にスピンドルに固 定されるため、ねじ部により係合部材をスピンドルに固定しなくても、十分に係 合部材の回転および軸方向の移動を防止することができるのである。
【0013】 また、第二考案によれば、第一および第二相対回転阻止手段により、係合部材 ,治具本体およびスピンドルの位相合わせが行われるため、係合部材とスピンド ルとの位相合わせを偏心した取付穴と取付突部との嵌合で行う必要がなく、スピ ンドルおよび係合部材の加工が容易となる。
【0014】
【実施例】
以下、第一考案および第二考案に共通の実施例を図面に基づいて詳細に説明す る。 図1および図2において、10は工作機械のスピンドルである。スピンドル1 0の先端面12からは、その軸心と同心に後端側に向かって延びる有底の中心穴 14が形成されており、この中心穴14に切削工具保持装置16が取り付けられ る。切削工具保持装置16は、繰り返しスピンドル10に着脱される主要部18 と、スピンドル10に恒久的に取り付けられて主要部18の着脱を補助する補助 部20とから成っている。
【0015】 主要部18は円筒状の工具保持体24を備え、その先端部に大径の工具保持部 28が設けられ、後端部には取付部30が一体形成されている。工具保持体24 内には軸方向に雌ねじ穴32が形成されるとともに、その雌ねじ穴32の軸線に 平行に延びる一対の長穴34が相対向して形成されている。一対の長穴34には 、トルク伝達部材36に圧入されたドライブピン38の両端部が摺動可能に嵌入 させられており、このドライブピン38を介してトルク伝達部材36が軸方向に 移動可能に保持されている。トルク伝達部材36の工具保持部28側の端面には 、図示しない切削工具の軸部側端面に形成されたタングと係合可能な係合溝40 が形成されている。また、雌ねじ穴32にはナット42が螺合されており、取付 部30側からナット42の六角穴44に工具を係合させてナット42を回転操作 することにより、ナット42およびトルク伝達部材36が軸方向に移動し、切削 工具の工具保持体24からの突出量が調整される。
【0016】 工具保持部28は、工具保持体24の先端のテーパ内周面に対応するテーパ外 周面を備えたコレット46を備えている。コレット46の工具保持体24から突 出した部分にはクランプナット48が螺合されており、クランプナット48は、 工具保持体24との間に設けられた多数のボール50によって回転のみ可能に工 具保持体24に取り付けられている。したがって、クランプナット48が回転操 作されれば、コレット46が工具保持体24内へ押し込まれて縮径し、切削工具 の軸部を締め付けて保持する。
【0017】 一方、取付部30は、工具保持体24の後端面52から突出させられており、 大径の係合頭部54が形成されている。係合頭部54は、両側に平面取りが施さ れることにより、図2に示すような小判形を成している。
【0018】 また、工具保持体24の先端側には、半径方向外向きのフランジ58が形成さ れており、このフランジ58とクランプナット48との間には、工具保持体24 とスピンドル10との相対回転を防止する回り止めスリーブ(以下、単にスリー ブという)60が設けられている。スリーブ60の後端面からは一対の係合突起 62が延び出させられており、フランジ58に形成された一対の係合切欠64を 経てスピンドル10の先端面12に形成された係合切欠70に係合・離脱可能と されている。クランプナット48とスリーブ60との間にはスプリング72が配 設されており、常には、スリーブ60がフランジ58に当接して、係合突起62 が係合切欠64を経てスピンドル10の係合切欠70に係合した状態が保たれる ようになっている。係合突起62と係合切欠64,70とが係合した状態では、 スリーブ60およびフランジ58を介して工具保持体24とスピンドル10との 相対回転が阻止され、両者が離脱した状態では、相対回転が許容される。本実施 例においては、フランジ58,スリーブ60,係合突起62,係合切欠64,7 0,スプリング72等によって相対回転阻止手段が構成されているのである。
【0019】 スピンドル10の中心穴14の底部には、補助部20が恒久的に装着されるよ うになっている。この補助部20はコレット90を備えており、このコレット9 0が円板状のスペーサ88を介して中心穴14の底部に装着されるようになって いるのである。スペーサ88には中心穴14と同心の貫通穴92が形成されてい る。コレット90の外径は中心穴14の内径よりわずかに小径とされており、図 4〜図6に示すように、コレット90の中心部には中心穴14と同心のテーパ穴 94が形成されるとともに、軸方向に延びるすりわり溝96が等角度間隔に4本 形成されている。
【0020】 また、図5に示すように、コレット90の先端面98には半径方向に延びる矩 形の係合切欠100が一対形成されるとともに、テーパ穴94と同心に軸方向に 延びる嵌合穴102が形成されている。係合切欠100の幅は、工具保持体24 の取付部30に形成された係合頭部54および後に詳述する取付治具119の第 一スリーブ150の係合突起152がちょうど嵌入し得る大きさとされている。 一方、嵌合穴102は段付きとされ、大径部においてテーパ穴94と連通してい る。図1に示すように、工具保持体24の後端面52がコレット90の先端面9 8に当接させられた状態で、工具保持体24が90度回転させられることにより 、係合頭部54も嵌合穴102内で90度回転させられて大径部の両肩面104 に係合し、取付部30がコレット90に軸方向移動不能に係合させられる。
【0021】 本実施例においては、コレット90の嵌合穴102周辺部が、コレット90と 一体形成された係合部材として機能するようになっている。以下、この部分を係 合部106と称する。
【0022】 コレット90のテーパ穴94には、拡開部材たるねじ部材110が嵌合される 。ねじ部材110は、テーパ穴94に対応したテーパ面を有するテーパ軸部11 2と、そのテーパ軸部112と同心の第一ねじ部たる雄ねじ部114とを備えて いる。テーパ軸部112の先端面115には、工具係合部としての六角穴116 が形成されている。
【0023】 一方、スピンドル10の中心穴14の底面117には、第二ねじ部たる雌ねじ 穴118が同心に形成されている。スペーサ88およびコレット90が中心穴1 4に嵌合された状態で、ねじ部材110がコレット90およびスペーサ88に挿 入され、六角穴116に六角レンチ146(図9参照)が係合されてねじ部材1 10が回転させられることにより、コレット90がスペーサ88を介して中心穴 14の底面117に押し付けられるとともに、コレット90が拡開させられてそ の外周面が中心穴14の内周面に密着させられる。したがって、図3に示すよう にコレット90が中心穴14に相対回転不能に強固に固定される。 本実施例においては、コレット90,ねじ部材110および雌ねじ穴118に より係合部106の固定手段が構成されているのである。
【0024】 上記係合部106をスピンドル10に取り付けるための取付治具119を図7 〜図10に示す。取付治具119は治具本体120を備えている。治具本体12 0は、段付中空軸状の本体部122および後端部に形成された取付部126から 成っている。本体部122の先端は大径部124とされており、大径部124に は一対の平面取部(図8,図9参照)128が形成されている。また、取付部1 26は、本体部122の後端面130から突出させられており、大径の係合頭部 134が形成されている。係合頭部134は、両側に平面取りが施されることに より、図10に示すような小判形を成している。
【0025】 図8に示すように、本体部122は中心を貫通する貫通穴136を備え、概し て筒状を成しているが、その周壁の直径方向に隔たった2箇所には軸方向に延び る長穴138が形成されている。また、長穴138と90度隔たった位置には、 図7に示す半径方向穴140が形成されており、ピン142が立設されている。 治具本体120の貫通穴136には、大径部124側から、図9に二点鎖線で示 す六角レンチ146が挿通されるようになっている。
【0026】 治具本体120の外側には第一スリーブ150が軸方向に相対移動可能に嵌合 されている。第一スリーブ150の後端面からは一対の係合突起152が延び出 させられている。これら係合突起152は、図10から明らかなように、工具保 持体120の係合頭部134の平面取り部の両側に位置させられている。図7お よび図8に示すように、第一スリーブ150の周壁には、治具本体120の長穴 138および半径方向穴140に対応する位置にそれぞれ長穴154,156が 形成されている。長穴154は長穴156よりも短く、図7に示すように、半径 方向穴140に立設されたピン142が長穴154に係合させられることにより 、治具本体120と第一スリーブ150との相対回転が防止されている。
【0027】 治具本体120の肩面160と第一スリーブ150の先端面との間にはスプリ ング162が配設されており、常には、第一スリーブ150を係合突起152が 治具本体120の取付部126側へ突出する向きに付勢している。
【0028】 第一スリーブ150の外側にはさらに第二スリーブ164が軸方向に相対移動 可能に嵌合されている。第二スリーブ164には半径方向穴165が形成されて おり、図7に示すように、この半径方向穴165に圧入されたピン166が第一 スリーブ150の長穴156を貫通して治具本体120の長穴138に嵌入させ られている。ピン142およびピン166により、治具本体120,第一スリー ブ150および第二スリーブ164の相対回転が防止されているのである。
【0029】 第二スリーブ164の後端面からは一対の係合突起168が延び出させられて おり、スピンドル10の前記係合切欠70に係合・離脱可能とされている。治具 本体120の肩面178と第二スリーブ164の先端面との間にはスプリング1 80が配設されており、常には、第二スリーブ164の係合突起168がスピン ドル10の係合切欠70に係合する向きに付勢されている。係合突起168と係 合切欠70とが係合した状態では、第二スリーブ164,第一スリーブ150お よびピン142,166を介して治具本体120とスピンドル10との相対回転 が阻止され、両者が離脱した状態では、相対回転が許容されるようになっている のである。
【0030】 本実施例においては、係合突起168,係合切欠70,第二スリーブ164, 第一スリーブ150,ピン142,166,スプリング180等によって第一相 対回転阻止手段が構成されている。なお、図10に示すように、係合突起168 は第一スリーブ150の係合突起152と同じ位相とされており、両係合突起1 52,168が同時に同角度だけ回転させられる。
【0031】 図7に示すように、治具本体120の後端面130がコレット90の先端面9 8に当接させられた状態で、取付治具119が90度回転させられることにより 、係合頭部34も嵌合穴102内で90度回転させられて大径部の肩面104に 係合し、取付部126がコレット90に軸方向移動不能に係合させられる。
【0032】 以上のように構成された取付治具119により、補助部20をスピンドル10 に固定する作業について説明する。 まず、コレット90のテーパ穴94にねじ部材110を挿入する。そして、治 具本体120の大径部124を保持し、取付部126の係合頭部134をコレッ ト90の係合切欠100を経て嵌合穴102に挿入する。この状態では、第一ス リーブ150の係合突起152がコレット90の先端面98に当接し、スプリン グ162の付勢力に抗して第一スリーブ150が前進させられる。
【0033】 次に、治具本体120をコレット90に対して相対回転させれば、係合頭部1 34が嵌合穴102の大径部の肩面104と係合すると同時に、係合突起152 が係合切欠100に嵌入する。それにより、係合部106が係合頭部134と後 端面130との間に挟まれ、治具本体120とコレット90との軸方向の相対移 動が防止される。また、係合突起152が係合切欠100に係合することにより 、第一スリーブ150,ピン142,長穴154等を介して治具本体120とコ レット90との相対回転が阻止される。
【0034】 上記のようにして治具本体120にコレット90を取り付けた後、ねじ部材1 10の雄ねじ部114にスペーサ88を挿入し、それらをスピンドル10の中心 穴14に任意の位相で挿入し、治具本体120を中心穴14内で回転させる。最 初は、スピンドル10の係合切欠70と第二スリーブ164の係合突起168と の位相が合わないため、係合突起168がスピンドル10の先端面12に当接し 、スプリング180の付勢力に抗して第二スリーブ164が一定距離前進させら れるが、第一スリーブ150は軸方向に移動させられず、係合突起152とコレ ット90の係合切欠100との係合が解除されることはない。各長穴156の長 さがそのように決められているのである。
【0035】 治具本体120を回転させるうちに係合切欠70と第二スリーブ164の係合 突起168との位相が一致すれば、スプリング180の付勢力により第二スリー ブ164が後退して係合突起168が係合切欠70に係合し、スピンドル10と 治具本体120との相対回転が阻止される。
【0036】 次に、図9に示すように、治具本体120の貫通穴136へ六角レンチ146 を挿入し、ねじ部材110の六角穴116に係合させる。そして、六角レンチ1 46の操作によりねじ部材110を回転させれば、コレット90がスペーサ88 を介して中心穴14の底面117に押し付けられるとともに、コレット90が拡 開させられてその外周面が中心穴14の内周面に密着させられ、コレット90が スピンドル10の中心穴14に相対回転および軸方向移動不能に強固に固定され る。
【0037】 本実施例においては、治具本体120が補助部20とスピンドル10との相対 位相を合わせるのである。
【0038】 取付治具119をスピンドル10から取り外す場合には、スプリング180の 付勢力に抗して第二スリーブ164を長距離前進させれば、係合突起168がス ピンドル10の係合切欠70から離脱して治具本体120とスピンドル10とが 相対回転可能とされるとともに、ピン166が第一スリーブ150の長穴156 の端に当接することにより、スプリング162の付勢力に抗して第一スリーブ1 50が第二スリーブ164と共に前進させられる。したがって、係合突起152 がコレット90の係合切欠100から離脱して治具本体120と補助部20とが 相対回転可能となる。
【0039】 この状態で治具本体120を90度回転させれば取付部126と係合部106 との係合が解除され、係合頭部134が嵌合穴102から離脱可能となるため、 補助部20を図3に示すようにスピンドル10内に残して、取付治具119のみ を抜き出すことができる。 本実施例においては、係合突起152,係合切欠100,第一スリーブ150 ,第二スリーブ164,ピン142,166およびスプリング162,180等 により、治具本体120と補助部20とが特定の位相で係合した状態において両 者の相対回転を阻止するとともに、治具本体120がスピンドル10の中心穴1 4に挿入された状態において相対回転阻止を解除可能な第二相対回転阻止手段が 構成されているのである。
【0040】 補助部20のスピンドル10への固定後、主要部18のスピンドル10への取 付けが行われる。主要部18の工具保持体24には、予めドリル等の切削工具を 突出量を調整した状態で保持させておき、スピンドル10の中心穴14内へ任意 の位相で挿入する。最初は、工具保持体24の取付部30の係合頭部54がコレ ット90の先端面98に当接して工具保持体24のそれ以上の挿入が阻止される ため、回り止めスリーブ60の係合突起62がスピンドル10の係合切欠70に 係合せず、工具保持体24とスピンドル10との相対回転が許容される。この状 態で工具保持体24を任意の量回転させれば、係合頭部54が係合切欠100に 嵌入して係合頭部54が嵌合穴102内に嵌入するとともに、係合突起62がス ピンドル10の先端面12に当接する。さらに、スプリング72の付勢力に抗し て工具保持体24を押し込みつつ90度回転させれば、係合切欠70と係合突起 62との位相が一致し、スプリング72の付勢力によりスリーブ60の係合突起 62が係合切欠70に係合し、スピンドル10と工具保持体24との相対回転が 阻止されるとともに、係合頭部54がコレット90の嵌合穴102の大径部の肩 面104に係合して工具保持体24のスピンドル10からの抜け出しが阻止され 、工具保持体24が容易にスピンドル10に取り付けられる。
【0041】 また、工具保持体24をスピンドル10から取り外す場合には、スプリング7 2の付勢力に抗してスリーブ60を係合突起62を係合切欠70から離脱させた 状態で、工具保持体24を90度回転させればよく、切削工具のスピンドル10 への着脱を迅速かつ容易に行うことができる。
【0042】 このように、補助部20が恒久的にスピンドル10の底部に装着されることに より、主要部18を複数個準備し、それぞれの主要部18の工具保持体24に適 宜の切削工具を保持させ、必要に応じて主要部18ごと切削工具の交換を行うこ とが可能となる。
【0043】 なお、切削加工中、スピンドル10の回転トルクは回り止めスリーブ60から 工具保持体24へ伝達され、ドライブピン38からトルク伝達部材36を介して 切削工具へ伝達される。
【0044】 本実施例の工具保持装置16においては、コレット90がスピンドル10の中 心穴14と同径かつ同心とされるため、スピンドル10の中心穴14の底面11 7に偏心した取付穴等を設ける必要がなく、中心穴14の加工を容易かつ安価に 行うことができる。
【0045】 また、本実施例の工具保持装置16においては、コレット90に係合部106 が一体的に設けられているため、部品点数が少なくて済む利点があるが、コレッ ト90とは別に係合部材を製作し、後に両者を固定してもよい。
【0046】 さらに、本実施例の工具保持装置16においては、拡開部材たるねじ部材11 0に雄ねじ部114が、スピンドル10の中心穴14に雌ねじ穴118がそれぞ れ形成されていたが、コレットに雌ねじ部または雄ねじ部を設けて、雄ねじ部ま たは雌ねじ部を設けたねじ部材をコレットに締め込むようにしてもよい。このよ うにしても、コレットの拡開力により十分にスピンドル10とコレットとの相対 回転を防止することができるのである。この場合には、中心穴14に雌ねじ穴1 18を設ける必要がなくなるため、中心穴14の加工がさらに容易となる。
【0047】 一方、本実施例の取付治具119においては、第一スリーブ150と第二スリ ーブ164とが別体とされていたが、係合突起152と係合突起168との両方 を有する一体の部材とすることも可能である。係合突起152を係合突起168 より長くし、一体部材が付勢力に抗して前進させられるとき先ず後者の係合が外 れ、後に前者の係合が外れるようにすればよいのである。
【0048】 また、本実施例の取付治具119においては、補助部20のスピンドル10に 対する位相合わせが治具本体120により行われるため、補助部20はそれ自体 が位相合わせ手段を有する必要がなく、コレット90とねじ部材110との組み 合わせ以外に種々の固定手段の採用が可能である。
【0049】 その他、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で、本考案を 実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である切削工具保持装置がス
ピンドルに取り付けられた状態を示す正面断面図であ
る。
【図2】上記装置の主要部の右側面図である。
【図3】上記装置の補助部がスピンドルに取り付けられ
た状態を示す正面断面図である。
【図4】上記装置の補助部を示す正面断面図である。
【図5】図4の補助部の左側面図である。
【図6】図4の補助部の右側面図である。
【図7】本考案の一実施例である取付治具により係合部
材をスピンドルに取り付ける状態を示す正面断面図であ
る。
【図8】上記取付治具の正面断面図である。
【図9】上記取付治具の正面図である。
【図10】図9の取付治具の右側面図である。
【符号の説明】
10 スピンドル 14 中心穴 16 切削工具保持装置 18 主要部 20 補助部 24 工具保持体 28 工具保持部 30 取付部 60 回り止めスリーブ 62 係合突起 64 係合切欠 70 係合切欠 90 コレット 94 テーパ穴 100 係合切欠 102 嵌合穴 106 係合部 110 ねじ部材 112 テーパ軸部 114 雄ねじ部 118 雌ねじ穴 119 取付治具 120 治具本体 126 取付部 134 係合頭部 142 ピン 150 第一スリーブ 152 係合突起 164 第二スリーブ 166 ピン 168 係合突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に開口する中心穴を備えたスピンド
    ルに取り付けられて切削工具を保持する切削工具保持装
    置であって、 固定手段により前記スピンドルの中心穴内に固定される
    係合部材と、 一端に前記切削工具を保持する工具保持部を備えるとも
    に、他端に前記係合部材と特定の位相で軸方向の離脱不
    能に係合可能な取付部を備えた工具保持体と、 その工具保持体が係合部材に前記特定の位相で係合した
    状態で工具保持体とスピンドルとの相対回転を阻止する
    相対回転阻止手段とを含む切削工具保持装置において、 前記固定手段を、 前記スピンドルの中心穴と同心のテーパ穴を有するコレ
    ットと、 そのコレットのテーパ穴に対応したテーパ軸部とそのテ
    ーパ軸部と同心の第一ねじ部とを有する拡開部材と、 前記スピンドルまたは前記コレットに設けられ、前記第
    一ねじ部と螺合する第二ねじ部とを含むものとしたこと
    を特徴とする切削工具保持装置。
  2. 【請求項2】 一端に切削工具を保持する工具保持部を
    備えるともに他端に取付部を備えて取付部側からスピン
    ドルの中心穴内に挿入される工具保持体のスピンドルか
    らの抜け出しを防止するために前記取付部と特定の位相
    で軸方向の離脱不能に係合可能であり、かつ、スピンド
    ルの中心穴内に任意の位相で固定可能な係合部材をスピ
    ンドルに取り付けるための取付治具であって、 前記係合部材と特定の位相で軸方向に離脱不能に係合可
    能な取付部を有する治具本体と、 その治具本体が係合部材に前記特定の位相で係合した状
    態で治具本体とスピンドルとの相対回転を阻止するとと
    もにその相対回転阻止を解除可能な第一相対回転阻止手
    段と、 前記治具本体と前記係合部材との間に、それら両者が前
    記特定の位相で係合した状態において両者の相対回転を
    阻止するとともに、前記治具本体が前記スピンドルに挿
    入された状態において相対回転阻止を解除可能な第二相
    対回転阻止手段とを含むものとしたことを特徴とする取
    付治具。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4734678U (ja) * 1971-05-19 1972-12-18
JPS6254613A (ja) * 1985-07-01 1987-03-10 マホ アクチエンゲゼルシャフト 工作機械用工具検査装置

Patent Citations (2)

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