JPH0557971B2 - - Google Patents
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- JPH0557971B2 JPH0557971B2 JP59041929A JP4192984A JPH0557971B2 JP H0557971 B2 JPH0557971 B2 JP H0557971B2 JP 59041929 A JP59041929 A JP 59041929A JP 4192984 A JP4192984 A JP 4192984A JP H0557971 B2 JPH0557971 B2 JP H0557971B2
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- JP
- Japan
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- halogenated
- zeolite
- catalyst
- chloride
- acylating agent
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は、ハロゲン化ベンゼン類の製造方法、
さらに詳しくいえば新規な触媒を用いて核置換ベ
ンゼン類をハロゲン化し、良好な選択率でp−ハ
ロゲン化核置換ベンゼン類を製造する方法に関す
るものである。 ベンゼン類の核ハロゲン化物は、医薬、農薬な
どの製造原料として使用されているが、その中で
特に需要が多いのは置換基に対してp位がハロゲ
ン化された核置換ベンゼン類であるので、p−ハ
ロゲン化の選択率を上げるために種々の研究が行
われている。 従来、アルキルベンゼン類のハロゲン化方法と
しては、塩化アンチモン、塩化第二鉄、塩化アル
ミニウムなどのルイス酸触媒の存在下で、塩素ガ
スのようなハロゲンを用いてハロゲン化する方法
が一般に行われているが、この方法によると主と
してo−クロロアルキルベンゼンが生成し、さら
にm−クロロ化物、多クロロ化物なども副生する
ため、p−クロロアルキルベンゼンの収率を40%
以上にすることは不可能であつた。そのため、p
−クロロアルキルベンゼンの選択率を増大させる
べく、種々の触媒の開発研究が行われ、これまで
にもいくつか提案されている。 例えばルイス酸と硫黄又はセレンから成る触媒
を用いて45〜52%の収率でp−クロロ化物を得る
方法、ルイス酸とチアンスレンから成る触媒を用
いて55〜60%の収率でp−クロロ化物を得る方法
(特開昭52−19630号公報)、ルイス酸とフエノキ
サチン化合物から成る触媒系を用いて52〜60%の
収率でp−クロロ化物を得る方法(特開昭57−
175133号公報)などが知られている。 他方、クロロベンゼンの塩素化に関しては、硫
化鉄触媒の存在下、塩素を作用させて60〜70%の
収率でp−ジクロロベンゼンを得る方法(特開昭
50−64231号公報)、セレン又はセレン化合物を触
媒として塩素を作用させ、72%の収率でp−ジク
ロロベンゼンを得る方法(特公昭50−34010号公
報)などが知られている。 しかしながら、これらの方法はいずれもp−ハ
ロゲン化物に対する選択率は低く、p−ハロゲン
化ベンゼン類の製造方法としては必ずしも満足し
うるものとはいえなかつた。 本発明者らは、このような従来方法の欠点を克
服し、高い選択率でp−ハロゲン化核置換ベンゼ
ン類を製造しうる方法を開発するために、鋭意研
究を重ねた結果、ある種のゼオライトを特定のア
シル化剤で処理したものを触媒として用いること
によりその目的を達成しうることを見出し、この
知見に基づいて本発明をなすに至つた。 すなわち、本発明は、触媒の存在下、一般式 (式中のRは低級アルキル基、低級アルコキシ
基又はハロゲン原子である) で表わされる核置換ベンゼン類を液相でハロゲン
化して、一般式 (式中のRは前記と同じ意味をもち、Xはハロ
ゲン原子である) で表わされるハロゲン化ベンゼン類を製造するに
当り、触媒として、低級脂肪族カルボン酸又はハ
ロゲン化低級脂肪族カルボン酸の官能性誘導体か
らなるアシル化剤(以下低級アシル化剤というこ
ともある)で処理した、SiO2/Al2O3モル比3〜
8、細孔径6〜10Åのゼオライトを用いることを
特徴とするハロゲン化核置換ベンゼン類の製造方
法を提供するものである。 本発明方法における一般式(1)で示される原料化
合物中の、核置換基Rの例としては、直鎖状及び
分枝鎖状アルキル基あるいはこのアルキル基を含
むアルコキシ基を挙げることができるが、特に炭
素数1〜4のアルキル基又はそれを含む低級アル
コキシ基が好ましい。またRがハロゲン原子の例
としては、フツ素原子、塩素原子、臭素原子を挙
げることができる。 次に、本発明方法においては、触媒として、
SiO2/Al2O3のモル比が3〜8の範囲にあり、細
孔径が6〜10Åの範囲にあるゼオライトを、低級
アシル化剤で処理したものを用いることが必要で
ある。SiO2/Al2O3のモル比や細孔径が前記の範
囲外にあるゼオライトを用いた場合は、p−ハロ
ゲン化物の選択率が著しく低下する。 このような条件に適合したゼオライトの代表的
なものとしてはL型ゼオライトがあるが、これは
酸化ケイ素(SiO2):酸化アルミニウム(Al2O3)
のモル比が4:1ないし8:1の組成を有し、細
孔径約7〜10Åの結晶性アルミナシリケートであ
る。前記の条件に適合したゼオライトの他の例と
しては、SiO2:Al2O3のモル比が3:1ないし
7:1の組成を有し、細孔径約6〜9ÅのY型ゼ
オライトを挙げることができる。 本発明における触媒としては、これらと同一の
X線回折スペクトルを有する合成ゼオライト、天
然ゼオライトも用いることができる。また、これ
らのゼオライト中に含まれるイオン交換可能なカ
チオンは、通常ナトリウム又はカリウムである
が、それ以外のカチオンを含むものでもよい。こ
のようなカチオンとしては、例えば周期表A
族、A族、A族、A族、A族の金属イオ
ン又はプロトンを挙げることができる。これらの
カチオンは1種含まれていてもよいし、また2種
以上含まれていてもよい。 本発明方法においては、このゼオライトを低級
脂肪族カルボン酸又はハロゲン化低級脂肪族カル
ボン酸の官能性誘導体からなるアシル化剤(低級
アシル化剤)で処理したものが用いられるが、こ
の処理はハロゲン化での使用に先立つてあらかじ
め施してもよいし、またハロゲン化反応時に反応
系内に低級アシル化剤とゼオライトを同時に添加
して行つてもよい。 あらかじめ処理する場合には、例えばゼオライ
ト粉末を溶媒に懸濁させ、低級アシル化剤を加え
たのち、溶媒及び過剰の低級アシル化剤を留去
し、減圧乾燥することによつて行われる。この
際、溶媒を用いずに、低級アシル化剤の中に直接
ゼオライト粉末を加え、過剰分を留去してもよ
い。 他方、反応時に処理する場合には、ハロゲン化
装置内に装入した原料の核置換ベンゼン類にゼオ
ライト粉末を懸濁させ、これに低級アシル化剤を
加えて、沸点以下の温度、好ましくは室温から
100℃までの温度でかきまぜたのち、そのまま後
続のハロゲン化を行う。 これらの低級アシル化剤の処理は、いずれか一
方を行うだけで十分であるが、所望ならばその両
方を行うこともできる。 この際に低級アシル化剤として用いられる低級
脂肪族カルボン酸又はハロゲン化低級脂肪族カル
ボン酸の官能性誘導体としては、無水酢酸、酢酸
ハライド例えばアセチルクロリド、アセチルブロ
ミドなど、ハロゲン化酢酸ハライド例えばクロロ
アセチルクロリド、ジクロロアセチルクロリド、
トリクロロアセチルクロリド及び対応するブロミ
ドなど、トリフルオロ酢酸無水物、ギ酸誘導体例
えばオルソギ酸メチルなどを挙げることができ
る。このアシル化剤として塩化ベンゾイルのよう
な大きい分子のものを用いた場合には、p−ハロ
ゲン化物の選択率の向上は得られない。このアシ
ル化剤の使用量としては、ゼオライトに基づき1
重量%以上あれば十分である。 本発明方法に従つて核置換ベンゼンのハロゲン
化を行うには、例えば低級アシル化剤で処理した
ゼオライトを原料化合物1モル当り0.01〜10g好
ましくは0.1〜7gの割合で混合し、沸点以下の
温度でかきまぜながら液相でハロゲン化剤を導入
する。この際、所望に応じ反応溶媒を使用するこ
ともできる。ハロゲン化剤としては、芳香環のハ
ロゲン化に慣用されているものが用いられるが、
好ましいのは塩素、臭素、スルフリルクロリドな
どである。これらは、所望に応じ窒素のような不
活性ガスで希釈して用いることもできる。また、
ハロゲン化の実用的な反応温度は0℃以上、反応
混合物の沸点以下の温度である。この反応は減圧
下、加圧下のいずれでで行つてもよいが通常は常
圧下で行われる。 本発明方法によれば、核置換ベンゼン類のハロ
ゲン化において、o−位のハロゲン化を抑制し、
p−位のハロゲン化を選択的かつ効率よく行うこ
とができる上に、側鎖ハロゲン化物や多核ハロゲ
ン化物のような副生物の生成を極めて少量に抑え
ることができ、利用度の高いp−ハロゲン化核置
換ベンゼン類を高い収率で得ることができるとい
う利点がある。 また、本発明方法によれば、モノハロゲン化ベ
ンゼンを原料としてp−ジハロゲン化ベンゼンを
製造する場合に、ベンゼンからモノハロゲン化ベ
ンゼンを製造し、これをさらにハロゲン化してp
−ジハロゲン化ベンゼンとする工程を同一反応装
置内で連続して行うことができるので有利であ
る。 さらに、本発明方法は、反応及びその後に行う
後処理操作が簡単であり、触媒の再使用も可能で
あるなどp−ハロゲン化核置換ベンゼン類の工業
的製法として好適である。 次に実施例によつて本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 冷却管、温度計、かきまぜ機及び吹込み管を備
えた200ml容量の反応フラスコに、L型ゼオライ
ト(東洋曹達〓製、商品名TSZ−504)5gとト
ルエン92.1g(1モル)を入れ、クロロアセチル
クロリド0.5gを加えて、50℃に維持し、窒素ガ
スを導入しながら30分間かきまぜる。続いて、反
応温度を50℃に保ち、塩素ガスを毎時0.25モルの
割合で4時間吹き込んで反応させる。反応終了
後、得られた反応生成物を、ガスクロマトグラフ
イーにより分析したところ、トルエンの反応率98
%、o−クロロトルエン/p−クロロトルエン生
成比(以下o/p比と略す)0.312であつた。 実施例 2 クロロアセチルクロリドの添加量を0.25gとす
る以外は実施例1と同様の実験を繰り返したとこ
ろ、トルエンの反応率は90.1%、o/p比は
0.338であつた。 実施例 3 原料としてトルエンの代りに種々のベンゼン類
を用い、実施例1と同様にして70℃においてハロ
ゲン化を行つた。その結果を第1表に示す。
さらに詳しくいえば新規な触媒を用いて核置換ベ
ンゼン類をハロゲン化し、良好な選択率でp−ハ
ロゲン化核置換ベンゼン類を製造する方法に関す
るものである。 ベンゼン類の核ハロゲン化物は、医薬、農薬な
どの製造原料として使用されているが、その中で
特に需要が多いのは置換基に対してp位がハロゲ
ン化された核置換ベンゼン類であるので、p−ハ
ロゲン化の選択率を上げるために種々の研究が行
われている。 従来、アルキルベンゼン類のハロゲン化方法と
しては、塩化アンチモン、塩化第二鉄、塩化アル
ミニウムなどのルイス酸触媒の存在下で、塩素ガ
スのようなハロゲンを用いてハロゲン化する方法
が一般に行われているが、この方法によると主と
してo−クロロアルキルベンゼンが生成し、さら
にm−クロロ化物、多クロロ化物なども副生する
ため、p−クロロアルキルベンゼンの収率を40%
以上にすることは不可能であつた。そのため、p
−クロロアルキルベンゼンの選択率を増大させる
べく、種々の触媒の開発研究が行われ、これまで
にもいくつか提案されている。 例えばルイス酸と硫黄又はセレンから成る触媒
を用いて45〜52%の収率でp−クロロ化物を得る
方法、ルイス酸とチアンスレンから成る触媒を用
いて55〜60%の収率でp−クロロ化物を得る方法
(特開昭52−19630号公報)、ルイス酸とフエノキ
サチン化合物から成る触媒系を用いて52〜60%の
収率でp−クロロ化物を得る方法(特開昭57−
175133号公報)などが知られている。 他方、クロロベンゼンの塩素化に関しては、硫
化鉄触媒の存在下、塩素を作用させて60〜70%の
収率でp−ジクロロベンゼンを得る方法(特開昭
50−64231号公報)、セレン又はセレン化合物を触
媒として塩素を作用させ、72%の収率でp−ジク
ロロベンゼンを得る方法(特公昭50−34010号公
報)などが知られている。 しかしながら、これらの方法はいずれもp−ハ
ロゲン化物に対する選択率は低く、p−ハロゲン
化ベンゼン類の製造方法としては必ずしも満足し
うるものとはいえなかつた。 本発明者らは、このような従来方法の欠点を克
服し、高い選択率でp−ハロゲン化核置換ベンゼ
ン類を製造しうる方法を開発するために、鋭意研
究を重ねた結果、ある種のゼオライトを特定のア
シル化剤で処理したものを触媒として用いること
によりその目的を達成しうることを見出し、この
知見に基づいて本発明をなすに至つた。 すなわち、本発明は、触媒の存在下、一般式 (式中のRは低級アルキル基、低級アルコキシ
基又はハロゲン原子である) で表わされる核置換ベンゼン類を液相でハロゲン
化して、一般式 (式中のRは前記と同じ意味をもち、Xはハロ
ゲン原子である) で表わされるハロゲン化ベンゼン類を製造するに
当り、触媒として、低級脂肪族カルボン酸又はハ
ロゲン化低級脂肪族カルボン酸の官能性誘導体か
らなるアシル化剤(以下低級アシル化剤というこ
ともある)で処理した、SiO2/Al2O3モル比3〜
8、細孔径6〜10Åのゼオライトを用いることを
特徴とするハロゲン化核置換ベンゼン類の製造方
法を提供するものである。 本発明方法における一般式(1)で示される原料化
合物中の、核置換基Rの例としては、直鎖状及び
分枝鎖状アルキル基あるいはこのアルキル基を含
むアルコキシ基を挙げることができるが、特に炭
素数1〜4のアルキル基又はそれを含む低級アル
コキシ基が好ましい。またRがハロゲン原子の例
としては、フツ素原子、塩素原子、臭素原子を挙
げることができる。 次に、本発明方法においては、触媒として、
SiO2/Al2O3のモル比が3〜8の範囲にあり、細
孔径が6〜10Åの範囲にあるゼオライトを、低級
アシル化剤で処理したものを用いることが必要で
ある。SiO2/Al2O3のモル比や細孔径が前記の範
囲外にあるゼオライトを用いた場合は、p−ハロ
ゲン化物の選択率が著しく低下する。 このような条件に適合したゼオライトの代表的
なものとしてはL型ゼオライトがあるが、これは
酸化ケイ素(SiO2):酸化アルミニウム(Al2O3)
のモル比が4:1ないし8:1の組成を有し、細
孔径約7〜10Åの結晶性アルミナシリケートであ
る。前記の条件に適合したゼオライトの他の例と
しては、SiO2:Al2O3のモル比が3:1ないし
7:1の組成を有し、細孔径約6〜9ÅのY型ゼ
オライトを挙げることができる。 本発明における触媒としては、これらと同一の
X線回折スペクトルを有する合成ゼオライト、天
然ゼオライトも用いることができる。また、これ
らのゼオライト中に含まれるイオン交換可能なカ
チオンは、通常ナトリウム又はカリウムである
が、それ以外のカチオンを含むものでもよい。こ
のようなカチオンとしては、例えば周期表A
族、A族、A族、A族、A族の金属イオ
ン又はプロトンを挙げることができる。これらの
カチオンは1種含まれていてもよいし、また2種
以上含まれていてもよい。 本発明方法においては、このゼオライトを低級
脂肪族カルボン酸又はハロゲン化低級脂肪族カル
ボン酸の官能性誘導体からなるアシル化剤(低級
アシル化剤)で処理したものが用いられるが、こ
の処理はハロゲン化での使用に先立つてあらかじ
め施してもよいし、またハロゲン化反応時に反応
系内に低級アシル化剤とゼオライトを同時に添加
して行つてもよい。 あらかじめ処理する場合には、例えばゼオライ
ト粉末を溶媒に懸濁させ、低級アシル化剤を加え
たのち、溶媒及び過剰の低級アシル化剤を留去
し、減圧乾燥することによつて行われる。この
際、溶媒を用いずに、低級アシル化剤の中に直接
ゼオライト粉末を加え、過剰分を留去してもよ
い。 他方、反応時に処理する場合には、ハロゲン化
装置内に装入した原料の核置換ベンゼン類にゼオ
ライト粉末を懸濁させ、これに低級アシル化剤を
加えて、沸点以下の温度、好ましくは室温から
100℃までの温度でかきまぜたのち、そのまま後
続のハロゲン化を行う。 これらの低級アシル化剤の処理は、いずれか一
方を行うだけで十分であるが、所望ならばその両
方を行うこともできる。 この際に低級アシル化剤として用いられる低級
脂肪族カルボン酸又はハロゲン化低級脂肪族カル
ボン酸の官能性誘導体としては、無水酢酸、酢酸
ハライド例えばアセチルクロリド、アセチルブロ
ミドなど、ハロゲン化酢酸ハライド例えばクロロ
アセチルクロリド、ジクロロアセチルクロリド、
トリクロロアセチルクロリド及び対応するブロミ
ドなど、トリフルオロ酢酸無水物、ギ酸誘導体例
えばオルソギ酸メチルなどを挙げることができ
る。このアシル化剤として塩化ベンゾイルのよう
な大きい分子のものを用いた場合には、p−ハロ
ゲン化物の選択率の向上は得られない。このアシ
ル化剤の使用量としては、ゼオライトに基づき1
重量%以上あれば十分である。 本発明方法に従つて核置換ベンゼンのハロゲン
化を行うには、例えば低級アシル化剤で処理した
ゼオライトを原料化合物1モル当り0.01〜10g好
ましくは0.1〜7gの割合で混合し、沸点以下の
温度でかきまぜながら液相でハロゲン化剤を導入
する。この際、所望に応じ反応溶媒を使用するこ
ともできる。ハロゲン化剤としては、芳香環のハ
ロゲン化に慣用されているものが用いられるが、
好ましいのは塩素、臭素、スルフリルクロリドな
どである。これらは、所望に応じ窒素のような不
活性ガスで希釈して用いることもできる。また、
ハロゲン化の実用的な反応温度は0℃以上、反応
混合物の沸点以下の温度である。この反応は減圧
下、加圧下のいずれでで行つてもよいが通常は常
圧下で行われる。 本発明方法によれば、核置換ベンゼン類のハロ
ゲン化において、o−位のハロゲン化を抑制し、
p−位のハロゲン化を選択的かつ効率よく行うこ
とができる上に、側鎖ハロゲン化物や多核ハロゲ
ン化物のような副生物の生成を極めて少量に抑え
ることができ、利用度の高いp−ハロゲン化核置
換ベンゼン類を高い収率で得ることができるとい
う利点がある。 また、本発明方法によれば、モノハロゲン化ベ
ンゼンを原料としてp−ジハロゲン化ベンゼンを
製造する場合に、ベンゼンからモノハロゲン化ベ
ンゼンを製造し、これをさらにハロゲン化してp
−ジハロゲン化ベンゼンとする工程を同一反応装
置内で連続して行うことができるので有利であ
る。 さらに、本発明方法は、反応及びその後に行う
後処理操作が簡単であり、触媒の再使用も可能で
あるなどp−ハロゲン化核置換ベンゼン類の工業
的製法として好適である。 次に実施例によつて本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 冷却管、温度計、かきまぜ機及び吹込み管を備
えた200ml容量の反応フラスコに、L型ゼオライ
ト(東洋曹達〓製、商品名TSZ−504)5gとト
ルエン92.1g(1モル)を入れ、クロロアセチル
クロリド0.5gを加えて、50℃に維持し、窒素ガ
スを導入しながら30分間かきまぜる。続いて、反
応温度を50℃に保ち、塩素ガスを毎時0.25モルの
割合で4時間吹き込んで反応させる。反応終了
後、得られた反応生成物を、ガスクロマトグラフ
イーにより分析したところ、トルエンの反応率98
%、o−クロロトルエン/p−クロロトルエン生
成比(以下o/p比と略す)0.312であつた。 実施例 2 クロロアセチルクロリドの添加量を0.25gとす
る以外は実施例1と同様の実験を繰り返したとこ
ろ、トルエンの反応率は90.1%、o/p比は
0.338であつた。 実施例 3 原料としてトルエンの代りに種々のベンゼン類
を用い、実施例1と同様にして70℃においてハロ
ゲン化を行つた。その結果を第1表に示す。
【表】
実施例 4
塩素ガスの代りにスルフリルクロリド35.2g
(1.002モル)を4時間で滴下し、3時間熟成する
ことにより、実施例1と同様にして70℃において
ハロゲン化を行つたところ、トルエンの反応率は
99.4%、o/p比は0.293であつた。 実施例 5 種々の異なつたアシル化剤を用い、反応温度を
70℃とした以外は実施例1と同様にしてハロゲン
化を行つた。その結果を第2表に示す。 なお、比較のために、無処理ゼオライト及びベ
ンゾイルクロリドで処理したゼオライトを用いた
場合の結果も併記した。
(1.002モル)を4時間で滴下し、3時間熟成する
ことにより、実施例1と同様にして70℃において
ハロゲン化を行つたところ、トルエンの反応率は
99.4%、o/p比は0.293であつた。 実施例 5 種々の異なつたアシル化剤を用い、反応温度を
70℃とした以外は実施例1と同様にしてハロゲン
化を行つた。その結果を第2表に示す。 なお、比較のために、無処理ゼオライト及びベ
ンゾイルクロリドで処理したゼオライトを用いた
場合の結果も併記した。
【表】
実施例 6
実施例1の終了後反応混合物から触媒を回収
し、それを用いて実施例1と同様の実験を繰り返
したところ、反応は正常に行われ、この場合の反
応率は98.2%、o/p比は0.320であつた。
し、それを用いて実施例1と同様の実験を繰り返
したところ、反応は正常に行われ、この場合の反
応率は98.2%、o/p比は0.320であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 触媒の存在下、一般式 (式中のRは低級アルキル基、低級アルコキシ
基又はハロゲン原子である) で表わされる核置換ベンゼン類を液相でハロゲン
化して、一般式 (式中のRは前記と同じ意味をもち、Xはハロ
ゲン原子である) で表わされるハロゲン化ベンゼン類を製造いする
に当り、触媒として、低級脂肪族カルボン酸又は
ハロゲン化低級脂肪族カルボン酸の官能性誘導体
からなるアシル化剤で処理した、SiO2/Al2O3モ
ル比3〜8、細孔径6〜10Åのゼオライトを用い
ることを特徴とするハロゲン化核置換ベンゼン類
の製造方法。 2 アシル化剤が、無水酢酸、アセチルクロリ
ド、クロロアセチルクロリド、ジクロロアセチル
クロリド、トリフルオロ酢酸無水物又はオルソギ
酸メチルである特許請求の範囲第1項記載の方
法。 3 ゼオライトがL型ゼオライト又はY型ゼオラ
イトである特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59041929A JPS60188333A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | ハロゲン化ベンゼン類の製造方法 |
| EP85101707A EP0154236B1 (en) | 1984-03-07 | 1985-02-15 | Process for producing a halobenzene |
| DE8585101707T DE3561389D1 (en) | 1984-03-07 | 1985-02-15 | Process for producing a halobenzene |
| CA000474550A CA1262920A (en) | 1984-03-07 | 1985-02-18 | Process for producing a halobenzene |
| KR1019850001359A KR900003295B1 (ko) | 1984-03-07 | 1985-03-05 | 할로겐화 핵치환 벤젠류의 제조방법 |
| US07/057,650 US4831199A (en) | 1984-03-07 | 1987-06-09 | Process for producing a halobenzene |
| US07/323,845 US4942268A (en) | 1984-03-07 | 1989-03-15 | Process for producing a halobenzene |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59041929A JPS60188333A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | ハロゲン化ベンゼン類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60188333A JPS60188333A (ja) | 1985-09-25 |
| JPH0557971B2 true JPH0557971B2 (ja) | 1993-08-25 |
Family
ID=12621924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59041929A Granted JPS60188333A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | ハロゲン化ベンゼン類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60188333A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2598581B2 (ja) * | 1991-06-17 | 1997-04-09 | 株式会社トクヤマ | 芳香族ハロゲン化物の製造方法 |
| BRPI0714671B8 (pt) * | 2006-07-24 | 2023-03-21 | Janssen Pharmaceutica Nv | Preparação de (2r,3r)-3-(3-metoxifenil)-n,n,2-trimetilpentanamina e compostos intermediários |
-
1984
- 1984-03-07 JP JP59041929A patent/JPS60188333A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60188333A (ja) | 1985-09-25 |
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