JPH0560846U - インパクトドットマトリクスプリンタ - Google Patents
インパクトドットマトリクスプリンタInfo
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- Impact Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、インパクトドットマトリクスプリン
タの摺動部材の紙粉による耐摩耗特性を向上させること
を目的とする。 【構成】インパクトドットマトリクスプリンタの摺動部
材をセラミック粉末入りプラスチック材料で構成する。 【効果】セラミック粉末入りプラスチックで構成される
部品が印字時に発生する紙粉中のSiO2 やAl2O3に
耐えることができるため、摩耗を抑制することができ、
耐久における印字品質や機能部品の信頼性を向上させる
ことができる。
タの摺動部材の紙粉による耐摩耗特性を向上させること
を目的とする。 【構成】インパクトドットマトリクスプリンタの摺動部
材をセラミック粉末入りプラスチック材料で構成する。 【効果】セラミック粉末入りプラスチックで構成される
部品が印字時に発生する紙粉中のSiO2 やAl2O3に
耐えることができるため、摩耗を抑制することができ、
耐久における印字品質や機能部品の信頼性を向上させる
ことができる。
Description
【0001】
本考案はコンピュータ端末、キャッシュレジスタ、計測機に使用し、インパク トドットヘッドによりインクリボンを介して印字紙を打撃、印字するインパクト ドットマトリクスプリンタに関する。
【0002】
従来インパクトドットマトリクスプリンタの摺動部材の材質は、鉄系を中心と して熱処理を施し使用していた。また近年プラスチック材料が開発されてきたこ とにより摺動性の良いポリアセタール、含油プラスチックを使用していた。さら に耐摩耗性を向上させるためセラミック材料を用いることがよく知られている。 また、日本市場における印字紙の紙質は良いが最近東欧圏の市場解放にともない 、印字紙中にSiO2 やAl2O3が多量に含まれた紙質の印字紙が世界市場に出 回るようになってきた。しかしこのような印字紙に対し摩耗対策はほとんど取ら れていないのが実状である。
【0003】
従来用いられているインパクトドットマトリクスプリンタの摺動部材は図9, 図10に示すものがある。
【0004】 図9のインパクトドットヘッドを例にとる。コイル104に通電することにより 鉄芯103を励磁し、作動板107に固定されたプランジャー106を吸引する 。さらに作動板107の先端部がワイヤーピン112を打撃することにより、ワ イヤー109は飛行する。ワイヤー109はワイヤーピン112と固定されてい る。
【0005】 また、飛行したワイヤー109は中間ガイドA110と中間ガイドB111で誘 導されながら先端ガイド101で位置決めされリボン116、印字紙117を介 してプラテン118を打撃し印字する。この際、印字紙117より多量の紙粉1 14が発生し、先端ガイド101とワイヤー109の間隙部に入る。さらにコイ ル104の通電が停止すると作動板バネ105とワイヤー復帰バネ108により ワイヤー109は待機状態に復帰する。この動作がインパクトドットヘッドの場 合、2億ストロークが繰り返される。図3に初期状態の先端ガイド101とワイ ヤーの位置関係を示す。この先端ガイド101の材質は高炭素鋼に熱処理を施し たものや摺動性の良いプラスチック材料が使用されている。また、図4は初期状 態の印字サンプルでドット113で文字が正常に構成されている。図5は先端ガ イド101の先端ガイド孔115に紙粉114が入り先端ガイド孔115が摩耗 変形しているものである。これは紙粉中に介在するSiO2 (シリカ)やAl2 O3 (アルミナ)が研磨剤の役目をし、高炭素鋼や摺動性プラスチックを摩耗さ せたものである。図6は図5の状態で印字したサンプルである。このようにドッ ト113の位置にバラツキが生ずるため文字が正常に書けないという課題を有し ていた。また図9の先端ガイド101の材質をセラミックにしたものもあるが、 硬く高精度であるため加工が難しく複雑という課題を有していた。
【0006】 図10はインパクトドットマトリクスプリンタのリボン駆動の機構を示す図で ある。モータ120に通電することにより回転し、モータ歯車121を駆動する 。また、モータ歯車121から減速歯車122、リボン駆動歯車123に伝達し リボンと直結になっているリボン歯車124を駆動する。前記歯車の材質はプラ スチックの中でも摺動性の良いポリアセタールが使用されている。図7はモータ 歯車121と減速歯車122の正常な状態の噛合を示す図である。歯車外径の小 さいモータ歯車121から歯車外径の大きい減速歯車122に伝達する場合、歯 車外径の小さいモータ歯車に駆動時の負荷がかかる。そこに紙粉114が入り込 むためモータ歯車121は図8に示すように大きく摩耗し、歯厚が細くなり伝達 不良が発生するという課題を有していた。
【0007】 本考案はこのような印字紙から発生する紙粉に起因する摩耗による印字不良や 伝達不良という課題を解決するためになされたものであり、耐久における印字品 質や機能部品の信頼性の高いインパクトドットマトリクスプリンタを提供するこ とにある。
【0008】
本考案のインパクトドットマトリクスプリンタは、印字紙を打撃し印字するも のにおいて、その摺動部材がセラミック粉末入りプラスチック材料で構成される ことを特徴とする。
【0009】
本考案の上記の構成によれば、インパクトドットマトリクスプリンタの摺動部 材(先端ガイドや歯車)の材料をセラミック入りプラスチックを使用していると ころである。インパクトマトリクスプリンタの紙粉による摩耗はアブレシブ摩耗 がほとんどで、その原因は紙粉中に介在するSiO2 (シリカ)やAl2O3(ア ルミナ)が研磨材の役目をし、相手材を切削的に摩耗させている。これはSiO 2 やAl2O3の硬度が高く(ビッカース硬度で2000以上)摺動中に相手材を 削り取るものである。前記セラミック粉末は紙粉の中に介在するSiO2 やAl 2O3の硬度と同等である。素地はプラスチックでも中にセラミックスの粉末を介 在させることによりその粉末の1粒1粒が紙粉中に介在するSiO2 やAl2O3 の粒子に削り取られることがなく、アブレシブ摩耗に対して非常に強くなる。ま た高精度部品でもプラスチック材料とセラミックスの粉末を混練し通常の成形加 工で製造できるため作り易いことが確認されている。
【0010】
図1は本考案のインパクトドットマトリクスプリンタに使用されているインパ クトドットヘッドの実施例である。コイル4に通電することにより鉄芯3を励磁 し、作動板7に固定されたプランジャー6を吸引する。さらに作動板7の先端部 がワイヤーピン12を打撃することにより、ワイヤー9は中間ガイドA10、中 間ガイドB11及び先端ガイド1を介して飛行する。そしてリボン16、印字紙 17を介してプラテン18を打撃し印字するものである。この際紙粉が発生し先 端ガイド1とワイヤー9の間隙に侵入する。先端ガイド1はドットを印字するた めの最終的な位置決めの部材であり、摩耗するとドット間の位置にバラツキを生 じ正確な文字形成ができなくなる。前記先端ガイド1はジルコニア(セラミック の1種)の粉末を入れてあるため、紙粉中のSiO2 による摩耗に耐えることが できる。
【0011】 図2は本考案のインパクトドットマトリクスプリンタに使用されているリボン 駆動機構部品の実施例である。モータ20に通電することにより、モータ歯車2 1を駆動する。またモータ歯車21から減速歯車22、リボン駆動歯車23に伝 達しリボンと直結になっているリボン歯車24を駆動する。これらの伝達動作の 際にも印字による紙粉が歯車と歯車の間隙に侵入する。とくに駆動側の歯車外径 が従動側歯車外径より小さい場合、駆動側の歯車に負荷が増加する。この負荷増 と紙粉中のSiO2 によりいっそう摩耗が進行する。そのため、モータ歯車21 の材質をAl2O3(アルミナ)入りのプラスチックにすることにより、摩耗に耐 えることができる。
【0012】 セラミック粉末は前記ジルコニアやアルミナの他にも窒化珪素や炭化珪素を入 れても同様な効果を得ることができることが確認されている。セラミック粉末は アトマイズ法により簡単に作ることができ、粒径についても現在0.1ミクロン から製造されている。粉末形状については球状の粉末が相手材に傷をつけずらく 、摩耗させずらい。またプラスチック材料についても熱可塑性樹脂には入れるこ とが可能であり、セラミック粉末とプラスチック粉末とを混練し成形機に投入し 製造する。セラミック粉末の混合比はジルコニアの場合重量比で約80パーセン トまで入れることができる。前記セラミックの種類、粉末粒径の大きさ、混合比 、粉末形状、プラスチック種類を使いわけることにより、紙粉による耐摩耗性を 向上させることができ、耐久における印字品質や機能部品の信頼性を向上させる ものである。また、セラミック入りプラスチックの成形は、現状のプラスチック 成形と同様の加工でできるため、高精度部品でも容易に製造できる。
【0013】
以上述べたように本考案によれば、インパクトドットマトリクスプリンタの摺 動部材がセラミック粉末入りプラスチックで構成されることにより、印字中に発 生する紙粉に介在するSiO2 やAl2O3による摩耗に耐えることを可能にする ことができ、製造方法も現有技術であるプラスチック成形と同等で簡単に高精度 部品の製造ができる。そのため容易に耐摩耗性を向上させることができ、耐久に おける印字品質や機能部品の信頼性を向上させることができるという効果を有す る。
【図1】本考案の一実施例を示すインパクトドットヘッ
ドの半断面図。
ドの半断面図。
【図2】本考案の他の実施例を示すインパクトドットマ
トリクスプリンタのリボン駆動部の機構図。
トリクスプリンタのリボン駆動部の機構図。
【図3】従来技術の例を示す先端ガイド初期状態の平面
図。
図。
【図4】従来技術の例を示す先端ガイド初期状態の印字
サンプル図。
サンプル図。
【図5】従来技術の例を示す先端ガイド摩耗状態の平面
図。
図。
【図6】従来技術の例を示す先端ガイド摩耗状態の印字
サンプル図。
サンプル図。
【図7】従来技術の例を示すリボン駆動部の初期状態の
歯車噛合図。
歯車噛合図。
【図8】従来技術の例を示すリボン駆動部の摩耗状態の
歯車噛合図。
歯車噛合図。
【図9】従来技術の例を示すインパクトドットヘッドの
半断面図。
半断面図。
【図10】従来技術の例を示すリボン駆動部の機構図。
1,101 先端ガイド 2,102 ノーズ 3,103 鉄芯 4,104 コイル 5,105 作動板バネ 6,106 プランジャー 7,107 作動板 8,108 復帰バネ 9,109 ワイヤー 10,110 中間ガイドA 11,111 中間ガイドB 12,112 ワイヤーピン 113 ドット 114 紙粉 115 先端ガイド孔 16,116 リボン 17,117 印字紙 18,118 プラテン 20,120 モータ 21,121 モータ歯車 22,122 減速歯車 23,123 リボン駆動歯車 24,124 リボン歯車
Claims (1)
- 【請求項1】 印字紙を打撃し印字をするものにおい
て、その摺動部材がセラミック粉末入りプラスチック材
料で構成されることを特徴とするインパクトドットマト
リクスプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP347792U JPH0560846U (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | インパクトドットマトリクスプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP347792U JPH0560846U (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | インパクトドットマトリクスプリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560846U true JPH0560846U (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11558421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP347792U Pending JPH0560846U (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | インパクトドットマトリクスプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0560846U (ja) |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP347792U patent/JPH0560846U/ja active Pending
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